JP6613613B2 - 自動壁紙糊付機 - Google Patents

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Description

本発明は、壁紙(クロス)の裏面に、例えば、天井、壁面に貼着するための糊を、所定の量で、所定の長さの壁紙に自動的に塗布するための自動壁紙糊付機に関する。
従来より、このような壁紙に自動的に塗布するための自動壁紙糊付機として、特許文献1(特開2013−248751号公報)に開示されるような自動壁紙糊付機が提案されている。
図6は、従来の自動壁紙糊付機100の斜視図、図7は、図6の自動壁紙糊付機100のA−A方向の概略断面図である。
図6〜図7に示したように、従来の自動壁紙糊付機100は、自動壁紙糊付機本体102を備えている。また、自動壁紙糊付機本体102は、上部が開放した状態の略箱体形状の本体フレーム104を備えている。さらに、本体フレーム104の左右の側部の両端には、下方に固定された一対の脚部フレーム106を備えている。
この本体フレーム104は、図7に示したように、上部フレーム108と、下部フレーム110とから構成されている。そして、上部フレーム108の上部には、左右方向に離間して配置された一対の把手108cを備えている。
この把手108cを把持して操作することによって、後述するように、壁紙Gを自動壁紙糊付機本体102に配置したり、メンテナンスのために、下部フレーム110に対して、図示しないピボット軸を回動中心として、図6〜図7の矢印Bで示したように、開閉可能なように構成されている。
なお、図7に示したように、上部フレーム108と、下部フレーム110には、上部フレーム108を下部フレーム110に対して閉じた状態で固定するために、例えば、いわゆる「パチン錠」などの係止具112が設けられている。
また、上部フレーム108は、左右の側部を構成する、側板部108a、108bを備えている。
一方、図6に示したように、脚部フレーム106の下端には、係止可能なローラー114が設けられており、これにより、自動壁紙糊付機100を所望の位置に移動、配置することが可能になっている。
さらに、図6に示したように、下部フレーム110は、左右の側部を構成する、側板部110a、110bを備えている。この下部フレーム110の一方の側板部110aには、駆動モーター、歯車連結機構などの駆動装置を内蔵するとともに、自動壁紙糊付機100を制御するための制御装置が内蔵された駆動部116が設けられている。
また、この駆動部116の下流側、すなわち、図6において手前側には、測定された壁紙の長さ(測長結果)を表示したり、駆動モーターを駆動制御したり、壁紙Gの種類などの情報を入力するための表示・操作パネル部118が設けられている。なお、この駆動部116は、下部フレーム110の一方の側板部110aに脱着自在に構成されているか、または、固着されている。
また、図6に示したように、一対の脚部フレーム106の間には、図6の点線で示したように、傾斜した略板形状の壁紙受け部120が設けられている。この壁紙受け部120は、自動壁紙糊付機100の下部フレーム110の下流側、図6において手前側の壁紙排出部119から排出された糊付けされた壁紙Gを受けるためのものである。
さらに、図6〜図7に示したように、一対の脚部フレーム106には、壁紙Gが巻かれた壁紙原反ロール122を回転可能に、かつ、脱着自在に装着するための原反装着架台124が設けられている。
そして、図7に示したように、壁紙原反ロール122から送り出された壁紙Gは、下部フレーム110の上流側に、すなわち、図7において左側に、スリット部125に送り出されるようになっている。
壁紙Gは、このスリット部125のテンションバー126を経て、ガイド板128で案内された後、裁断部130で、壁紙の不要な耳部が切断されるように構成されている。すなわち、裁断部130は、一対の回転する上刃132と下刃134から構成されており、これらの上刃132と下刃134の間を通過することによって、壁紙Gの両端の耳部が切断され、壁紙が一定幅となるようになっている。
また、上刃132と下刃134の位置を調整して、壁紙Gの裁断幅を所望の寸法に調整できるようになっている。
このスリット部125を通過した壁紙Gは、下部フレーム110の左右の側板部110a、110bの間で固定された下部ステー136に、壁紙Gの裏面GBが接触するように案内されて、送り出しローラー138と、検尺ローラー140との間に挟持されるように搬送される。
送り出しローラー138は、下部フレーム110の左右の側板部110a、110bに回転可能に装着されているとともに、図示しない、複数の歯車機構を介して、駆動部116の駆動モーターの駆動が伝達されるように構成されている。
また、図7に示したように、検尺ローラー140の回転軸142が、検尺ローラーアーム144の先端側に回転可能に装着されている。そして、検尺ローラーアーム144の基端側のアーム支点146が、自動壁紙糊付機100の上部フレーム108の左右の側板部108a、108bに回動可能に装着されている。
これにより、図7の矢印Cで示したように、検尺ローラーアーム144が、アーム支点146を回動中心として回動可能に構成されている。
そして、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー138に当接するとともに、検尺ローラー140が、壁紙Gの表面GAに当接して、送り出しローラー138により搬送される壁紙Gに従動して回転するように構成されている。
また、図7に示したように、検尺ローラーアーム144には、検尺ローラー140と送り出しローラー138との圧接力を微調整するために、自動壁紙糊付機100の上部フレーム108に装着された調整装置148が連結されている。
すなわち、この調整装置148には、バネ150が介装されており、このバネ150をバネ調整ネジ152で調整することによって、検尺ローラー140が送り出しローラー138ーに圧接する圧接力を微調整することができるようになっている。なお、この調整装置148は、検尺ローラー140の回転軸142の軸方向の両端側に2つ設けられており、これにより、壁紙Gが蛇行しないように調整されるようになっている。
また、図7に示したように、検尺ローラー140の回転軸142の端部には、複数の外周方向に突設するスリット板154が設けられている。また、検尺ローラーアーム144には、このスリット板154と対峙するように、フォトマイクロセンサー156が設けられている。
このフォトマイクロセンサー156からの赤外線を、検尺ローラー140の回転軸142が回転することにより、スリット板154の凹凸が、投光または遮光して、検尺パルスが発生する。これによって、検尺ローラー140の回転に応じて、搬送される壁紙Gの長さを測定することができるようになっている。
すなわち、例えば、検尺パルスの1周期(山+谷)が壁紙Gの長さ1.0cmで、山1個、または、谷1個が、0.5cmとしている。
そして、糊付け作業者によって、糊を付けて排出する壁紙の長さが、300cmに設定された場合、自動壁紙糊付機100の駆動部116の制御部は、後述する複数のローラーを回転させた瞬間から、検尺パルスを計数し、検尺パルスを300周期分計数すると、複数のローラーの回転を停止するようになっている。これにより、長さ300cmの壁紙Gが排出されるように構成されている。
このように、送り出しローラー138と、検尺ローラー140との間に挟持されるように搬送された壁紙Gは、図7に示したように、壁紙Gの裏面GBに対して、糊を塗布する糊付装置158に搬送される。
この糊付装置158では、壁紙Gの表面GAが、ハイテンションローラー160に当接するように壁紙Gが通過するとともに、壁紙Gの裏面GBが糊付ローラー162と接触するように構成されている。
また、図7に示したように、糊付ローラー162と接触するように、糊付ローラー162の下方側に、糊上ローラー164が設けられており、図示しない糊収容タンク(糊箱)に収容した糊を糊上ローラー164から、糊付ローラー162に転写するように構成されている。
また、糊付ローラー162の上流側には、糊付ローラー162と当接するように、ドクターローラー166が設けられている。このドクターローラー166と糊付ローラー162との間の距離を調整することによって、糊上ローラー164から、糊付ローラー162に転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整するように構成されている。
さらに、糊付ローラー162の下流側には、押えローラー168が設けられており、押えローラー168が、壁紙Gの表面GAと当接するように構成されている。
また、押えローラー168の下流側には、壁紙Gの裏面GBと当接するナラシーローラー170が設けられている。
なお、ハイテンションローラー160と押えローラー168は、それぞれ上部フレーム108の左右の側板部108a、108bに回動可能に装着されている。一方、糊付ローラー162、ドクターローラー166、および、ナラシーローラー170は、それぞれ下部フレーム110の左右の側板部110a、110bに回動可能に装着されている。
糊上ローラー164は、図示しない糊収容タンク(糊箱)に回動可能に装着されている。また、糊収容タンク(糊箱)は、自動壁紙糊付機本体102に脱着可能に設けられている。
従って、図6〜図7の矢印Bで示したように、上部フレーム108の把手108cを把持して操作することによって、下部フレーム110に対して、ピボット軸を回動中心として開く。これによって、上部フレーム108に装着されたハイテンションローラー160と押えローラー168が、上部フレーム108とともに上方に移動する。
これにより、壁紙Gを自動壁紙糊付機本体102(糊付ローラー162、ナラシーローラー170など)に配置したり、メンテナンスすることができるようになっている。
このように構成される糊付装置158では、送り出しローラー138と、検尺ローラー140との間に挟持されるように搬送された壁紙Gは、ハイテンションローラー160と押えローラー168によって、糊付ローラー162に対して、所定のテンションで、糊上ローラー164に接触するように構成されている。
そして、図示しない糊収容タンク(糊箱)に収容した糊が、糊上ローラー164から、糊付ローラー162に転写される。この際、ドクターローラー166により、糊上ローラー164から、糊付ローラー162に転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整される。
そして、糊付ローラー162によって、壁紙Gの裏面GBに糊が塗布された後、ナラシーローラー170によって、均一の厚さになるように処理される。
その後、ナラシーローラー170によって、均一の厚さになるように処理された壁紙Gは、ナラシーローラー170の下流側に複数個配置された案内シュート172から、壁紙排出部119から排出され、図6の点線で示したように、壁紙受け部120に送られて、糊付けされた壁紙Gを受けるように構成されている。
そして、前述したように、自動壁紙糊付機100の駆動部116の制御部は、後述する複数のローラーを回転させた瞬間から、検尺パルスを計数し、検尺パルスを300周期分計数すると、複数のローラーの回転を停止するようになっている。これにより、例えば、長さ300cmの壁紙が排出されるように構成されている。
そして、壁紙の搬送が停止された状態で、糊付け作業者が、別途図示しないが、自動壁紙糊付機100に設けられた切断装置、または、カッターナイフなどで、壁紙排出部119から排出され糊付けされた壁紙Gを、切断するように構成されている。
特開2013−248751号公報
ところで、従来の自動壁紙糊付機100では、図8(A)に示したように、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー138に接触し始める点Aと、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー138から離れ始める点Dとの間に、壁紙Gの表面GAが、検尺ローラー140と接触し始める点Bが位置する。
すなわち、図9に示したように、壁紙Gの厚さが厚い壁紙の場合(例えば、壁紙の厚みが1.5mm程度の厚い壁紙)にも、図10に示したように、壁紙Gの厚さが薄い壁紙の場合(壁紙の厚みが0mmに近い薄い壁紙)にも、壁紙Gの表面GAが、検尺ローラー140と接触し始める点Bが、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー138に接触し始める点Aと、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー138から離れ始める点Dとの間に位置することになる。
従って、図8(A)に示したように、検尺ローラー140によって、壁紙Gの長さを測定している状態では、壁紙Gの表面GA側の長さL1と、壁紙Gの裏面GB側の長さL2が相違している状態(L1>L2)である。そして、自動壁紙糊付機100で糊付けした実際の壁紙Gでは、図8(B)に示したように、壁紙Gの裏面GB側の長さL2の長さを測定している状態であり、測定長さのバラツキが生じることになる。
実際に、以下の4種類の壁紙について、従来の自動壁紙糊付機100を用いて、壁紙Gの長さを測定した結果(測定試験1)、誤差範囲が1.293%とバラツキが大きくなった。
(1)「WEN5260」東リ株式会社製、厚み0.60mm
(2)「RE−2438」株式会社サンゲツ製、厚み0.90mm
(3)「SG−1712」株式会社サンゲツ製、厚み1.00mm
(4)「SG−6003」株式会社サンゲツ製、厚み0.30mm
なお、この測定試験1の結果は、3回測定した平均値であり、平均の誤差率は、平均/300(電気ボックスのパルス表示値)である。
また、測定試験1において、最大誤差は、壁紙(1)〜(4)のうち、平均の誤差率が、最も大きい値であり、最小誤差は、壁紙(1)〜(4)のうち、平均の誤差率が、最も小さい値である。
さらに、誤差範囲は、最大誤差−最小誤差であり、壁紙(1)〜(4)毎の検尺誤差のバラツキを示している。
なお、従来から、自動壁紙糊付機100では、壁紙の長さの測定誤差を補正する、検尺補正という機能がある。これは、検尺パルスの総数に対して、+0.2%から+2.0%、あるいは、−0.2%から−2.0%を乗算した値を、真の検尺値とする方法である。
しかしながら、従来の自動壁紙糊付機100で壁紙の種類(厚みの相違)で生じるこのような大きな誤差(バラツキ)は、この方法では補正することができない。
本発明は、このような現状に鑑み、壁紙の種類(厚みの違い)により生じる検尺誤差(壁紙の長さの測定誤差)を低減することができ、壁紙の種類(厚みの違い)にかかわらず、正確な壁紙の長さを測定することが可能な自動壁紙糊付機を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の自動壁紙糊付機は、
壁紙の裏面に当接するとともに、回転駆動される送り出しローラーと、
壁紙の表面に当接するとともに、前記送り出しローラーにより搬送される壁紙に従動して回転する検尺ローラーと、
前記送り出しローラーと検尺ローラーとの間に挟持され、下流側に搬送される壁紙の裏面に対して、糊を塗布する糊付装置とを備え、
前記検尺ローラーの回転に応じて、搬送される壁紙の長さを測定するように構成した自動壁紙糊付機であって、
所定の基準の厚さHの壁紙を搬送する際には、
前記壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aと、前記壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bが、前記送り出しローラーの回転軸中心O1と検尺ローラーの回転軸中心O2とを結ぶ線分M上に位置し、
前記基準の厚さHよりも厚さが厚い壁紙を搬送する際には、
前記壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bが、壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aよりも上流側に位置し、
前記基準の厚さHよりも厚さが薄い壁紙を搬送する際には、
前記壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bが、壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aよりも下流側に位置するように構成したことを特徴とする。
このように構成することによって、所定の基準の厚さHの壁紙を搬送する際には、壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aと、壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bが、送り出しローラーの回転軸中心O1と検尺ローラーの回転軸中心O2とを結ぶ線分M上にある。
すなわち、壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aにおいて、検尺ローラーを壁紙の表面に接触させて、検尺ローラーの回転によって、搬送される壁紙の長さを測定している。
従って、壁紙がこの位置にある状態では、壁紙の表面が壁紙の裏面に対して伸びていない状態であるので、壁紙の表面の長さと壁紙の裏面の長さが等しいので、搬送される壁紙の長さを正確に測定することができる。
また、基準の厚さHよりも厚さが厚い壁紙を搬送する際には、壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bが、壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aよりも上流側に位置するように構成されている。
基準の厚さHよりも厚さが厚い壁紙では、壁紙がこの位置にある状態では、壁紙の表面が壁紙の裏面に対して伸びていない状態の位置、または、やや縮んだ状態の位置(壁紙の表面が検尺ローラーに少し巻き付いた状態)において、検尺ローラーを壁紙の表面に接触させて、検尺ローラーの回転によって、搬送される壁紙の長さを測定していることになる。
これにより、壁紙の表面の長さと壁紙の裏面の長さが等しいので、搬送される壁紙の長さを正確に測定することができる。壁紙の表面が壁紙の裏面に対してやや縮んだ状態となったときは、壁紙を検尺ローラーに巻き付けた状態であり、この際には、やや縮んだ状態で測長するために長めの測定値となる。しかしながら、この場合、検尺ローラーと接触し始める点Bを点Aに近いところに位置させることで測長誤差は小さくでき、許容範囲に収めることができる。
また、基準の厚さHよりも厚さが薄い壁紙を搬送する際には、壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bが、壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aよりも下流側に位置するように構成されている。
基準の厚さHよりも厚さが薄い壁紙では、壁紙がこの位置にある状態では、壁紙の表面が壁紙の裏面に対して伸びている状態の位置において、検尺ローラーを壁紙の表面に接触させて、検尺ローラーの回転によって、搬送される壁紙の長さを測定していることになるので、マイナスの誤差が生じるが、厚みが薄いので表面の長さと裏面の長さの差が小さい(図8−AのL1とL2の差が小さい)ため、許容範囲の誤差となる。
これにより、基準の厚さを市販され市場に出回っている壁紙のうち、最も厚い壁紙の厚み付近と定めることで、誤差を許容範囲内におさめることができる。
このように、壁紙の種類(厚みの違い)により生じる検尺誤差(壁紙の長さの測定誤差)を低減することができ、壁紙の種類(厚みの違い)にかかわらず、正確な壁紙の長さを測定することが可能な自動壁紙糊付機を提供することができる。
また、本発明の自動壁紙糊付機は、
前記所定の基準の厚さHの壁紙を搬送する際には、
前記壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aにおける接線LAと、
前記壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bにおける接線LBとが平行になるように構成され、
前記基準の厚さHよりも厚さが厚い壁紙を搬送する際には、
前記壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aにおける接線LAと、
前記壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bにおける接線LBとの交点Kが、前記壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aより下流側に位置し、
前記基準の厚さHよりも厚さが薄い壁紙を搬送する際には、
前記壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aにおける接線LAと、
前記壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bにおける接線LBとの交点Kが、前記壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aより上流側に位置するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、壁紙がこの位置にある状態では、壁紙の表面が壁紙の裏面に対して伸びていない状態の位置において、検尺ローラーを壁紙の表面に接触させて、検尺ローラーの回転によって、搬送される壁紙の長さを測定していることになる。
これにより、壁紙の表面の長さと壁紙の裏面の長さが等しいので、搬送される壁紙の長さを正確に測定することができる。
このように、壁紙の種類(厚みの違い)により生じる検尺誤差(壁紙の長さの測定誤差)を低減することができ、壁紙の種類(厚みの違い)にかかわらず、正確な壁紙の長さを測定することが可能な自動壁紙糊付機を提供することができる。
また、本発明の自動壁紙糊付機は、
前記検尺ローラーの回転軸が、検尺ローラーアームの先端側に回転可能に装着され、
前記検尺ローラーアームの基端側のアーム支点が、自動壁紙糊付機のフレームに回動可能に装着され、
前記検尺ローラーアームが、アーム支点を回動中心として回動可能に構成されており、
前記前記所定の基準の厚さHの壁紙を搬送する際に、検尺ローラーが、送り出しローラーと当接した状態で、
前記検尺ローラーの回転軸の中心と検尺ローラーアームのアーム支点とを結ぶ軸線Nと水平軸線Pとが角度αを有するように構成されていることを特徴とする。
このように検尺ローラーアームが、アーム支点を回動中心として回動可能に構成されており、所定の基準の厚さHの壁紙を搬送する際に、検尺ローラーが、送り出しローラーと当接した状態で、検尺ローラーの回転軸の中心と検尺ローラーアームのアーム支点とを結ぶ軸線Nと水平軸線Pとが角度αを有するように構成されている。
このように構成することにより、前述したように、所定の基準の厚さHの壁紙を搬送する際には、壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aと、壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bが、送り出しローラーの回転軸中心O1と検尺ローラーの回転軸中心O2とを結ぶ線分M上に位置し、
基準の厚さHよりも厚さが厚い壁紙を搬送する際には、壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bが、壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aよりも上流側に位置し、
基準の厚さHよりも厚さが薄い壁紙を搬送する際には、
壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bが、壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aよりも下流側に位置するようにすることができる。
従って、壁紙の種類(厚みの違い)による検尺誤差のバラツキが小さくなるとともに、直動機構(検尺ローラーが送り出しローラーに対して垂直に移動する機構)のように複雑な構成が不要で、円弧状に動くアーム機構で安価に実現でき、従来からの検尺補正という機能も有効に使うことができる。
また、本発明の自動壁紙糊付機は、前記検尺ローラーアームには、検尺ローラーと送り出しローラーとの圧接力を微調整するために、自動壁紙糊付機のフレームに装着された調整装置が連結されていることを特徴とする。
このように構成することによって、検尺ローラーアームに、検尺ローラーと送り出しローラーとの圧接力を微調整するために、自動壁紙糊付機のフレームに装着された調整装置が連結されているので、壁紙の種類(厚みの違い)にかかわらず、正確な壁紙の長さを測定することが可能な自動壁紙糊付機を提供することができる。
また、本発明の自動壁紙糊付機は、前記調整装置が、検尺ローラーの回転軸の軸方向の両端側に設けられていることを特徴とする。
このように構成することによって、調整装置が、検尺ローラーの回転軸の軸方向の両端側に設けられているので、壁紙の種類(厚みの違い)にかかわらず、壁紙が蛇行するのを防止することができ、正確な壁紙の長さを測定することが可能な自動壁紙糊付機を提供することができる。
本発明によれば、所定の基準の厚さHの壁紙を搬送する際には、壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aと、壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bが、送り出しローラーの回転軸中心O1と検尺ローラーの回転軸中心O2とを結ぶ線分M上にある。
すなわち、壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aにおいて、検尺ローラーを壁紙の表面に接触させて、検尺ローラーの回転によって、搬送される壁紙の長さを測定している。
従って、壁紙がこの位置にある状態では、壁紙の表面が壁紙の裏面に対して伸びていない状態であるので、壁紙の表面の長さと壁紙の裏面の長さが等しいので、搬送される壁紙の長さを正確に測定することができる。
また、基準の厚さHよりも厚さが厚い壁紙を搬送する際には、壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bが、壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aよりも上流側に位置するように構成されている。
基準の厚さHよりも厚さが厚い壁紙では、壁紙がこの位置にある状態では、壁紙の表面が壁紙の裏面に対して伸びていない状態の位置、または、やや縮んだ状態の位置(壁紙の表面が検尺ローラーに少し巻き付いた状態)において、検尺ローラーを壁紙の表面に接触させて、検尺ローラーの回転によって、搬送される壁紙の長さを測定していることになる。
これにより、壁紙の表面の長さと壁紙の裏面の長さが等しいので、搬送される壁紙の長さを正確に測定することができる。壁紙の表面が壁紙の裏面に対してやや縮んだ状態となったときは、壁紙を検尺ローラーに巻き付けた状態であり、この際には、やや縮んだ状態で測長するために長めの測定値となる。しかしながら、この場合、検尺ローラーと接触し始める点Bを点Aに近いところに位置させることで測長誤差は小さくでき、許容範囲に収めることができる。
また、基準の厚さHよりも厚さが薄い壁紙を搬送する際には、壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bが、壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aよりも下流側に位置するように構成されている。
基準の厚さHよりも厚さが薄い壁紙では、壁紙がこの位置にある状態では、壁紙の表面が壁紙の裏面に対して伸びている状態の位置において、検尺ローラーを壁紙の表面に接触させて、検尺ローラーの回転によって、搬送される壁紙の長さを測定していることになるので、マイナスの誤差が生じるが、厚みが薄いので表面の長さと裏面の長さの差が小さい(図8−AのL1とL2の差が小さい)ため、許容範囲の誤差となる。
これにより、基準の厚さを市販され市場に出回っている壁紙のうち、最も厚い壁紙の厚み付近と定めることで、誤差を許容範囲内におさめることができる。
このように、壁紙の種類(厚みの違い)により生じる検尺誤差(壁紙の長さの測定誤差)を低減することができ、壁紙の種類(厚みの違い)にかかわらず、正確な壁紙の長さを測定することが可能な自動壁紙糊付機を提供することができる。
図1は、本発明の自動壁紙糊付機の斜視図である。 図2は、図1の自動壁紙糊付機のA−A方向の概略断面図である。 図3は、所定の基準の厚さHの壁紙を搬送する際の、壁紙G、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との位置関係を示す概略図である。 図4は、基準の厚さHよりも厚さが厚い壁紙を搬送する際の、壁紙G、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との位置関係を示す概略図である。 図5は、基準の厚さHよりも厚さが薄い壁紙を搬送する際の、壁紙G、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との位置関係を示す概略図である。 図6は、従来の自動壁紙糊付機100の斜視図である。 図7は、図6の自動壁紙糊付機100のA−A方向の概略断面図である。 図8(A)は、従来の自動壁紙糊付機100において、壁紙G、送り出しローラー138と、検尺ローラー50との位置関係を示す概略図、図8(B)は、自動壁紙糊付機100で糊付けした実際の壁紙Gの測長状態を説明する概略図である。 図9は、従来の自動壁紙糊付機100において、厚さが厚い壁紙Gを搬送する際の、壁紙G、送り出しローラー138と、検尺ローラー140との位置関係を示す概略図である。 図10は、従来の自動壁紙糊付機100において、厚さが薄い壁紙Gを搬送する際の、壁紙G、送り出しローラー138と、検尺ローラー140との位置関係を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の自動壁紙糊付機の斜視図、図2は、図1の自動壁紙糊付機のA−A方向の概略断面図、図3は、所定の基準の厚さHの壁紙を搬送する際の、壁紙G、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との位置関係を示す概略図、図4は、基準の厚さHよりも厚さが厚い壁紙を搬送する際の、壁紙G、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との位置関係を示す概略図、図5は、基準の厚さHよりも厚さが薄い壁紙を搬送する際の、壁紙G、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との位置関係を示す概略図である。
図1〜図5において、符号10は、全体で本発明の自動壁紙糊付機を示している。
図1〜図2に示したように、自動壁紙糊付機10は、自動壁紙糊付機本体12を備えている。また、自動壁紙糊付機本体12は、上部が開放した状態の略箱体形状の本体フレーム14を備えている。さらに、本体フレーム14の左右の側部の両端には、下方に固定された一対の脚部フレーム16を備えている。
この本体フレーム14は、図2に示したように、上部フレーム18と、下部フレーム20とから構成されている。そして、上部フレーム18の上部には、左右方向に離間して配置された一対の把手18cを備えている。
この把手18cを把持して操作することによって、後述するように、壁紙Gを自動壁紙糊付機本体12に配置したり、メンテナンスのために、下部フレーム20に対して、図示しないピボット軸を回動中心として、図1〜図2の矢印Bで示したように、開閉可能なように構成されている。
なお、図2に示したように、上部フレーム18と、下部フレーム20には、上部フレーム18を下部フレーム20に対して閉じた状態で固定するために、例えば、いわゆる「パチン錠」などの係止具22が設けられている。
また、上部フレーム18は、左右の側部を構成する、側板部18a、18bを備えている。
一方、図1に示したように、脚部フレーム16の下端には、係止可能なローラー24が設けられており、これにより、自動壁紙糊付機10を所望の位置に移動、配置することが可能になっている。
さらに、図1に示したように、下部フレーム20は、左右の側部を構成する、側板部20a、20bを備えている。この下部フレーム20の一方の側板部20aには、駆動モーター、歯車連結機構などの駆動装置を内蔵するとともに、自動壁紙糊付機10を制御するための制御装置が内蔵された駆動部26が設けられている。
また、この駆動部26の下流側、すなわち、図1において手前側には、測定された壁紙の長さ(測長結果)を表示したり、駆動モーターを駆動制御したり、壁紙Gの種類などの情報を入力するための表示・操作パネル部28が設けられている。なお、この駆動部26は、下部フレーム20の一方の側板部20aに脱着自在に構成されているか、または、固着されている。
また、図1に示したように、一対の脚部フレーム16の間には、図1の点線で示したように、傾斜した略板形状の壁紙受け部30が設けられている。この壁紙受け部30は、自動壁紙糊付機10の下部フレーム20の下流側、図1において手前側の壁紙排出部29から排出された糊付けされた壁紙Gを受けるためのものである。
さらに、図1〜図2に示したように、一対の脚部フレーム16には、壁紙Gが巻かれた壁紙原反ロール32を回転可能に、かつ、脱着自在に装着するための原反装着架台34が設けられている。
そして、図2に示したように、壁紙原反ロール32から送り出された壁紙Gは、下部フレーム20の上流側に、すなわち、図2において左側に、スリット部35に送り出されるようになっている。
壁紙Gは、このスリット部35のテンションバー36を経て、ガイド板38で案内された後、裁断部40で、壁紙の不要な耳部が切断されるように構成されている。すなわち、裁断部40は、一対の回転する上刃42と下刃44から構成されており、これらの上刃42と下刃44の間を通過することによって、壁紙Gの両端の耳部が切断され、壁紙が一定幅となるようになっている。
また、上刃42と下刃44の位置を調整して、壁紙Gの裁断幅を所望の寸法に調整できるようになっている。
このスリット部35を通過した壁紙Gは、下部フレーム20の左右の側板部20a、20bの間で固定された下部ステー46に、壁紙Gの裏面GBが接触するように案内されて、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との間に挟持されるように搬送される。
なお、送り出しローラー48の回転によって壁紙を搬送する際に、壁紙Gの滑りを少なくするために、壁紙Gの一定の長さ分を、送り出しローラー48に巻き付けている。
また、送り出しローラー48は、下部フレーム20の左右の側板部20a、20bに回転可能に装着されているとともに、図示しない、複数の歯車機構を介して、駆動部26の駆動モーターの駆動が伝達されるように構成されている。
また、図2に示したように、検尺ローラー50の回転軸52が、検尺ローラーアーム54の先端側に回転可能に装着されている。そして、検尺ローラーアーム54の基端側のアーム支点56が、自動壁紙糊付機10の上部フレーム18の左右の側板部18a、18bに回動可能に装着されている。
これにより、図2の矢印Cで示したように、検尺ローラーアーム54が、アーム支点56を回動中心として回動可能に構成されている。
そして、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー48に当接するとともに、検尺ローラー50が、壁紙Gの表面GAに当接して、送り出しローラー48により搬送される壁紙Gに従動して回転するように構成されている。
また、図2に示したように、検尺ローラーアーム54には、検尺ローラー50と送り出しローラー48との圧接力を微調整するために、自動壁紙糊付機10の上部フレーム18に装着された調整装置58が連結されている。
すなわち、この調整装置58には、バネ60が介装されており、このバネ60をバネ調整ネジ62で調整することによって、検尺ローラー50が送り出しローラー48ーに圧接する圧接力を微調整することができるようになっている。なお、この調整装置58は、検尺ローラー50の回転軸52の軸方向の両端側に2つ設けられており、これにより、壁紙Gが蛇行しないように調整されるようになっている。
また、図2に示したように、検尺ローラー50の回転軸52の端部には、複数の外周方向に突設するスリット板64が設けられている。また、検尺ローラーアーム54には、このスリット板64と対峙するように、フォトマイクロセンサー66が設けられている。
このフォトマイクロセンサー66からの赤外線を、検尺ローラー50の回転軸52が回転することにより、スリット板64の凹凸が、投光または遮光して、検尺パルスが発生する。これによって、検尺ローラー50の回転に応じて、搬送される壁紙Gの長さを測定することができるようになっている。
すなわち、例えば、検尺パルスの1周期(山+谷)が壁紙Gの長さ1.0cmで、山1個、または、谷1個が、0.5cmとしている。
そして、糊付け作業者によって、糊を付けて排出する壁紙の長さが、300cmに設定された場合、自動壁紙糊付機10の駆動部26の制御部は、後述する複数のローラーを回転させた瞬間から、検尺パルスを計数し、検尺パルスを300周期分計数すると、複数のローラーの回転を停止するようになっている。これにより、長さ300cmの壁紙Gが排出されるように構成されている。
このように、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との間に挟持されるように搬送された壁紙Gは、図2に示したように、壁紙Gの裏面GBに対して、糊を塗布する糊付装置68に搬送される。
この糊付装置68では、壁紙Gの表面GAが、ハイテンションローラー70に当接するように壁紙Gが通過するとともに、壁紙Gの裏面GBが、糊付ローラー72と接触するように構成されている。
また、図2に示したように、糊付ローラー72と接触するように、糊付ローラー72の下方側に、糊上ローラー74が設けられており、図示しない糊収容タンク(糊箱)に収容した糊を糊上ローラー74から、糊付ローラー72に転写するように構成されている。
また、糊付ローラー72の上流側には、糊付ローラー72と当接するように、ドクターローラー76が設けられている。このドクターローラー76と糊付ローラー72との間の距離を調整することによって、糊上ローラー74から、糊付ローラー72に転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整するように構成されている。
さらに、糊上ローラー72の下流側には、押えローラー78が設けられており、押えローラー78が、壁紙Gの表面GAと当接するように構成されている。
また、押えローラー78の下流側には、壁紙Gの裏面GBと当接するナラシーローラー80が設けられている。
なお、ハイテンションローラー70と押えローラー78は、それぞれ上部フレーム18の左右の側板部18a、18bに回動可能に装着されている。一方、糊付ローラー72、ドクターローラー76、および、ナラシーローラー80は、それぞれ下部フレーム20の左右の側板部20a、20bに回動可能に装着されている。
糊上ローラー74は、図示しない糊収容タンク(糊箱)に回動可能に装着されている。また、糊収容タンク(糊箱)は、自動壁紙糊付機本体12に脱着可能に設けられている。
従って、図1〜図2の矢印Bで示したように、上部フレーム18の把手18cを把持して操作することによって、下部フレーム20に対して、ピボット軸を回動中心として開く。これによって、上部フレーム18に装着されたハイテンションローラー70と押えローラー78が、上部フレーム18とともに上方に移動する。
これにより、壁紙Gを自動壁紙糊付機本体12(糊付ローラー72、ナラシーローラー80など)に配置したり、メンテナンスすることができるようになっている。
このように構成される糊付装置68では、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との間に挟持されるように搬送された壁紙Gは、ハイテンションローラー70と押えローラー78によって、糊付ローラー72に対して、所定のテンションで、糊上ローラー74に接触するように構成されている。
そして、図示しない糊収容タンク(糊箱)に収容した糊が、糊上ローラー74から、糊付ローラー72に転写される。この際、ドクターローラー76により、糊上ローラー74から、糊付ローラー72に転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整される。
そして、糊付ローラー72によって、壁紙Gの裏面GBに糊が塗布された後、ナラシーローラー80によって、均一の厚さになるように処理される。
その後、ナラシーローラー80によって、均一の厚さになるように処理された壁紙Gは、ナラシーローラー80の下流側に複数個配置された案内シュート82から、壁紙排出部29から排出され、図1の点線で示したように、壁紙受け部30に送られて、糊付けされた壁紙Gを受けるように構成されている。
そして、前述したように、自動壁紙糊付機10の駆動部26の制御部は、後述する複数のローラーを回転させた瞬間から、検尺パルスを計数し、検尺パルスを300周期分計数すると、複数のローラーの回転を停止するようになっている。これにより、例えば、長さ300cmの壁紙が排出されるように構成されている。
そして、壁紙の搬送が停止された状態で、糊付け作業者が、別途図示しないが、自動壁紙糊付機10に設けられた切断装置、または、カッターナイフなどで、壁紙排出部29から排出され糊付けされた壁紙Gを、切断するように構成されている。
ところで、前述したように、従来の自動壁紙糊付機100では、図8(A)、図9、図10に示したように、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー138に接触し始める点Aと、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー138から離れ始める点Dとの間に、壁紙Gの表面GAが、検尺ローラー140と接触し始める点Bが位置する。
このため、測定試験1に示したように、壁紙の長さを測定した結果、誤差範囲が1.293%とバラツキが大きくなる。
このため、本発明の自動壁紙糊付機10では、図3の所定の基準の厚さHの壁紙を搬送する際の、壁紙G、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との位置関係を示す概略図に示したような位置関係となるように構成されている。
すなわち、検尺ローラーアーム54に設けたアーム支点56から検尺ローラーの回転軸軸52までの長さが、従来技術の自動壁紙糊付機100と本発明の自動壁紙糊付機10とでは異なっている。
また、本発明の自動壁紙糊付機10では、アーム支点56が上部フレーム18に取り付けられている位置が、従来技術の自動壁紙糊付機100と異なっている。
すなわち、設定された壁紙Gの基準のHの値に基づいて、壁紙G、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との位置関係を下記のように決定している。
先ず、所定の基準の厚さH(例えば、2.0mmの厚さ)の壁紙Gを搬送する際には、図3に示したように、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー48に接触し始める点Aと、壁紙Gの表面GAが、検尺ローラー50と接触し始める点Bが、送り出しローラー48の回転軸中心O1と検尺ローラー50の回転軸中心O2とを結ぶ線分M上に位置するように構成されている。
この際、図3に示したように、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー48に接触し始める点Aにおける接線LAと、壁紙Gの表面GAが、検尺ローラー50と接触し始める点Bにおける接線LBとが平行になるように構成されている。
すなわち、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー48に接触し始める点Aにおいて、検尺ローラー50を壁紙Gの表面GAに接触させて、検尺ローラー50の回転によって、搬送される壁紙Gの長さを測定している。
従って、壁紙Gがこの位置にある状態では、壁紙Gの表面GAが壁紙Gの裏面GBに対して伸びていない状態であるので、壁紙Gの表面GAの長さと壁紙Gの裏面GBの長さが等しいので、搬送される壁紙Gの長さを正確に測定することができる。
また、図3に示したように、所定の基準の厚さHの壁紙Gを搬送する際に、検尺ローラー50が、送り出しローラー48と当接した状態で、検尺ローラー50の回転軸52と検尺ローラーアーム54のアーム支点56とを結ぶ軸線Nと水平軸線Pとが角度αを有するように構成されている。なお、この角度αとしては、特に限定されるものではなく、壁紙Gの所定の基準の厚さHに応じて、決定すればよい。
なお、このように構成することによって、壁紙G、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との位置関係を、本発明の自動壁紙糊付機10の位置関係とすることができるようになっている。
一方、図4に示したように、基準の厚さH(例えば、2.0mmの厚さ)よりも厚さが厚い壁紙Gを搬送する際には、壁紙Gの表面GAが、検尺ローラー50と接触し始める点Bが、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー48に接触し始める点Aよりも上流側に位置するように構成されている。
この際、図4に示したように、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー48に接触し始める点Aにおける接線LAと、壁紙Gの表面GAが、検尺ローラー50と接触し始める点Bにおける接線LBとの交点Kが、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー48に接触し始める点Aより下流側に位置するように構成されている。
基準の厚さHよりも厚さが厚い壁紙Gでは、壁紙Gがこの位置にある状態では、壁紙Gの表面GAが壁紙Gの裏面GBに対して伸びていない状態の位置状態の位置、または、やや縮んだ状態の位置(壁紙Gの表面GAが検尺ローラー50に少し巻き付いた状態)において、検尺ローラー50を壁紙Gの表面GAに接触させて、検尺ローラー50の回転によって、搬送される壁紙Gの長さを測定していることになる。
これにより、壁紙Gの表面GAの長さと壁紙Gの裏面GBの長さが等しいので、搬送される壁紙の長さを正確に測定することができる。壁紙Gの表面GAが壁紙Gの裏面GBに対してやや縮んだ状態となったときは、壁紙Gを検尺ローラー50に巻き付けた状態であり、この際には、やや縮んだ状態で測長するために長めの測定値となる。しかしながら、この場合、検尺ローラー50と接触し始める点Bを点Aに近いところに位置させることで測長誤差は小さくでき、許容範囲に収めることができる。
さらに、図5に示したように、基準の厚さH(例えば、2.0mmの厚さ)よりも厚さが薄い壁紙Gを搬送する際には、壁紙Gの表面GAが、検尺ローラー50と接触し始める点Bが、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー48に接触し始める点Aよりも下流側に位置するように構成されている。
この際、図5に示したように、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー48に接触し始める点Aにおける接線LAと、壁紙Gの表面GAが、検尺ローラー50と接触し始める点Bにおける接線LBとの交点Kが、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー48に接触し始める点Aより上流側に位置するように構成されている.
基準の厚さHよりも厚さが薄い壁紙Gでは、壁紙Gがこの位置にある状態では、壁紙Gの表面GAが壁紙Gの裏面GBに対して伸びている状態の位置において、検尺ローラー50を壁紙Gの表面GAに接触させて、検尺ローラー50の回転によって、搬送される壁紙Gの長さを測定していることになるので、誤差は生じるが、厚みが薄いので表面GAの長さと裏面GBの長さの差が小さい(図8−AのL1とL2の差が小さい)ので、許容範囲の誤差となる。
基準の厚さHを例えば2.0mmと定めているのはこのためである。
このように、壁紙Gの種類(厚みの違い)により生じる検尺誤差(壁紙Gの長さの測定誤差)を低減することができ、壁紙Gの種類(厚みの違い)にかかわらず、正確な壁紙Gの長さを測定することが可能な自動壁紙糊付機10を提供することができる。
また、本発明の自動壁紙糊付機10では、検尺ローラーアーム54が、アーム支点56を回動中心として回動可能に構成されており、所定の基準の厚さHの壁紙を搬送する際に、検尺ローラー50が、送り出しローラー48と当接した状態で、検尺ローラー50の回転軸52と検尺ローラーアーム54のアーム支点56とを結ぶ軸線Nと水平軸線Pとが角度αを有するように構成されている。
従って、壁紙Gの種類(厚みの違い)による検尺誤差のバラツキが小さくなるとともに、直動機構(検尺ローラー50が送り出しローラー48に対して垂直に移動する機構)のように複雑な構成が不要で、円弧状に動くアーム機構で安価に実現でき、従来からの検尺補正という機能も有効に使えることができる。
また、本発明の自動壁紙糊付機10では、検尺ローラーアーム54に、検尺ローラー50と送り出しローラー48との圧接力を微調整するために、自動壁紙糊付機10のフレーム(上部フレーム18)に装着された調整装置58が連結されているので、壁紙Gの種類(厚みの違い)にかかわらず、正確な壁紙Gの長さを測定することが可能な自動壁紙糊付機10を提供することができる。
さらに、本発明の自動壁紙糊付機10では、調整装置58が、検尺ローラー50の回転軸52の軸方向の両端側に設けられているので、壁紙Gの種類(厚みの違い)にかかわらず、壁紙Gが蛇行するのを防止することができ、正確な壁紙Gの長さを測定することが可能な自動壁紙糊付機10を提供することができる。
(実施例2)
このように構成される本発明の自動壁紙糊付機10を用いて、測定試験1と同様に、壁紙を用いて、壁紙Gの長さを測定した結果(測定試験2)、誤差範囲が0.235%とバラツキが小さくなった。また、蛇行、最大揺れ幅とも従来の自動壁紙糊付機100を用いた測定試験1と比較して格段と小さくなった。
(1)「WEN5260」東リ株式会社製、厚み0.60mm
(2)「RE−2438」株式会社サンゲツ製、厚み0.90mm
(3)「SG−1712」株式会社サンゲツ製、厚み1.00mm
(4)「SG−6003」株式会社サンゲツ製、厚み0.30mm
なお、この測定試験2の結果は、3回測定した平均値であり、平均の誤差率は、平均/300(電気ボックスのパルス表示値)である。
また、測定試験2において、最大誤差は、壁紙(1)〜(4)のうち、平均の誤差率が、最も大きい値であり、最小誤差は、壁紙(1)〜(4)のうち、平均の誤差率が、最も小さい値である。
さらに、誤差範囲は、最大誤差−最小誤差であり、壁紙(1)〜(4)毎の検尺誤差のバラツキを示している。
なお、従来から、自動壁紙糊付機では、壁紙Gの長さの測定誤差を補正する、検尺補正という機能がある。これは、検尺パルスの総数に対して、+0.2%から+2.0%、あるいは、−0.2%から−2.0%を乗算した値を、真の検尺値とする方法である。
この補正機能により、本発明の自動壁紙糊付機10では、長年使い込んだことによる検尺ローラー50のゴムの摩耗による直径の小径化による測長誤差、または、ゴム劣化による壁紙Gと検尺ローラー50の滑りによる測長誤差は、補正することができる。
従って、本発明の自動壁紙糊付機10では、新品の状態から約十年使い込んだ状態でも、経年変化要因誤差と、壁紙Gの種類要因誤差の両方を合算した場合でも、誤差の大きさを許容範囲内に収めることができる。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、壁紙Gの基準の厚さHは、2.0mm以外の数値としても良い。
壁紙Gの基準の厚さHの厚みよりも薄い壁紙であれば、誤差は短い測長結果になるマイナスの誤差が発生しやすくなり、壁紙Gの基準の厚さHの厚みよりも厚い壁紙であれば、誤差は長い測長結果になるプラスの誤差が発生しやすくなる。
そのため、例えば、基準厚さHを1.5mmとした場合は、厚みが1.5mm以上で2.0mm未満の壁紙では、誤差はプラスの誤差となる。一方、厚みが0.0mm以上1.5mm未満の厚みの壁紙では、誤差はマイナスの誤差となる。
基準の厚さHは、いくらの厚みの壁紙を誤差0とし、その厚み以上の厚みの壁紙をプラスの誤差とし、その厚み以下の厚みの壁紙をマイナスの誤差として、使用される全ての壁紙での誤差が許容誤差範囲に収まるかで考えて決定すれば良い。
また、例えば、3.0mmの厚みの壁紙が市場に出回ってた場合には、基準の厚さHを2.6mmに大きくすれば良い。また、厚みが厚い壁紙が市場において減少し、例えば1.4mm以上の壁紙が主流となれば、基準の厚さHを1.0mmに設定した糊付機の提供をすれば良い。
このように、厚さ基準Hは、市場に出回っている壁紙の厚みに応じて決めればよく、そして、この設定された壁紙Gの基準の厚さHの値に基づいて、壁紙G、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との位置関係を決定して設計するようにすれば良い。
また、壁紙G、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との位置関係が正しいものになっているかどうかは、実際に各種の壁紙Gを本発明の自動壁紙糊付機10で糊付けするとともに、壁紙Gの搬送長さを測定して、バラツキが設定範囲内にあるかどうかで判断すればよい。
さらに、検尺ローラー50の直径を変更した場合や、送り出しローラー48の直径を変更した場合などには、検尺ローラーアーム54のアーム支点56を上部フレーム18に取り付ける位置の変更、アーム支点56から検尺ローラー50の回転軸52までの長さの変更などをして、本発明の壁紙G、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との位置関係となるように設計変更すればよい。
なお、図示しないが、例えば、アーム支点56を上部フレーム18に取り付ける位置を、スライドできるような機構としたり、アーム支点56から検尺ローラー50の回転軸52までの長さを、例えば、入れ子式で長さを変更できる検尺ローラーアーム54を採用するなどして変更可能にすることもできるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、壁紙(クロス)の裏面に、例えば、天井、壁面に貼着するための糊を、所定の量で、所定の長さの壁紙に自動的に塗布するための自動壁紙糊付機に適用することができる。
10 自動壁紙糊付機
12 自動壁紙糊付機本体
14 本体フレーム
16 脚部フレーム
18 上部フレーム
18a、18b 側板部
18c 把手
20 下部フレーム
20a、20b 側板部
22 係止具
24 ローラー
26 駆動部
28 表示・操作パネル部
29 壁紙排出部
30 壁紙受け部
32 壁紙原反ロール
34 原反装着架台
35 スリット部
36 テンションバー
38 ガイド板
40 裁断部
42 上刃
44 下刃
46 下部ステー
48 送り出しローラー
50 検尺ローラー
52 回転軸
54 検尺ローラーアーム
56 アーム支点
58 調整装置
60 バネ
62 バネ調整ネジ
64 スリット板
66 フォトマイクロセンサー
68 糊付装置
70 ハイテンションローラー
72 糊付ローラー
74 糊上ローラー
76 ドクターローラー
78 押えローラー
80 ナラシーローラー
82 案内シュート
100 自動壁紙糊付機
102 自動壁紙糊付機本体
104 本体フレーム
106 脚部フレーム
108 上部フレーム
108a、108b 側板部
108c 把手
110 下部フレーム
110a、110b 側板部
112 係止具
114 ローラー
116 駆動部
118 表示・操作パネル部
119 壁紙排出部
120 壁紙受け部
122 壁紙原反ロール
124 原反装着架台
125 スリット部
126 テンションバー
128 ガイド板
130 裁断部
132 上刃
134 下刃
136 下部ステー
138 送り出しローラー
140 検尺ローラー
142 回転軸
144 検尺ローラーアーム
146 アーム支点
148 調整装置
150 バネ
152 バネ調整ネジ
154 スリット板
156 フォトマイクロセンサー
158 糊付装置
160 ハイテンションローラー
162 糊付ローラー
164 糊上ローラー
166 ドクターローラー
168 押えローラー
170 ナラシーローラー
172 案内シュート
G 壁紙
GA 表面
GB 裏面
K 交点
LA 接線
LB 接線
M 線分
N 軸線
P 水平軸線
O1 回転軸中心
O2 回転軸中心
α 角度

Claims (5)

  1. 壁紙の裏面に当接するとともに、回転駆動される送り出しローラーと、
    壁紙の表面に当接するとともに、前記送り出しローラーにより搬送される壁紙に従動して回転する検尺ローラーと、
    前記送り出しローラーと検尺ローラーとの間に挟持され、下流側に搬送される壁紙の裏面に対して、糊を塗布する糊付装置とを備え、
    前記検尺ローラーの回転に応じて、搬送される壁紙の長さを測定するように構成した自動壁紙糊付機であって、
    所定の基準の厚さHの壁紙を搬送する際には、
    前記壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aと、前記壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bが、前記送り出しローラーの回転軸中心O1と検尺ローラーの回転軸中心O2とを結ぶ線分M上に位置し、
    前記基準の厚さHよりも厚さが厚い壁紙を搬送する際には、
    前記壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bが、壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aよりも上流側に位置し、
    前記基準の厚さHよりも厚さが薄い壁紙を搬送する際には、
    前記壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bが、壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aよりも下流側に位置するように構成したことを特徴とする自動壁紙糊付機。
  2. 前記所定の基準の厚さHの壁紙を搬送する際には、
    前記壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aにおける接線LAと、
    前記壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bにおける接線LBとが平行になるように構成され、
    前記基準の厚さHよりも厚さが厚い壁紙を搬送する際には、
    前記壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aにおける接線LAと、
    前記壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bにおける接線LBとの交点Kが、前記壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aより下流側に位置し、
    前記基準の厚さHよりも厚さが薄い壁紙を搬送する際には、
    前記壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aにおける接線LAと、
    前記壁紙の表面が、検尺ローラーと接触し始める点Bにおける接線LBとの交点Kが、前記壁紙の裏面が、送り出しローラーに接触し始める点Aより上流側に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動壁紙糊付機。
  3. 前記検尺ローラーの回転軸が、検尺ローラーアームの先端側に回転可能に装着され、
    前記検尺ローラーアームの基端側のアーム支点が、自動壁紙糊付機のフレームに回動可能に装着され、
    前記検尺ローラーアームが、アーム支点を回動中心として回動可能に構成されており、
    前記所定の基準の厚さHの壁紙を搬送する際に、検尺ローラーが、送り出しローラーと当接した状態で、
    前記検尺ローラーの回転軸中心と検尺ローラーアームのアーム支点とを結ぶ軸線Nと水平軸線Pとが角度αを有するように構成されていることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の自動壁紙糊付機。
  4. 前記検尺ローラーアームに、検尺ローラーと送り出しローラーとの圧接力を微調整するために、自動壁紙糊付機のフレームに装着された調整装置が連結されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の自動壁紙糊付機。
  5. 前記調整装置が、検尺ローラーの回転軸の軸方向の両端側に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の自動壁紙糊付機。
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