JP4930043B2 - 路車間通信システム及び距離認識方法とこれに用いる光ビーコン、車載機 - Google Patents
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Description
具体的には、車両を特定するための車両ID等を含むアップリンク情報が車載機からインフラ側の光ビーコンに送信され、逆に、渋滞情報、区間旅行時間情報、及び車線通知情報等を含むダウンリンク情報が光ビーコンから車載機に送信されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
例えば図3に示すように、光ビーコン4の投受光器8は、その直下よりも上流側よりに通信領域Aが設定されている。光ビーコン(光学式車両感知器)4の「近赤外線式インタフェース規格」によれば、アップリンク領域UAは、ダウンリンク領域DAの車両進行方向の上流部分(図3の右側部分)と重複しており、ダウンリンク領域DAとアップリンク領域UAの上流端は互いに一致するものとされている。
ある車線のダウンリンク領域を車両が通過することで、その車両に搭載された車載機の投受光器(車載ヘッド)が第一のダウンリンク情報を受信すると、当該車載機は、自己の車両IDを格納した車線通知情報を含むアップリンク情報の送信を開始する。
すなわち、通信領域が規格で定められた寸法よりも広く設定した場合や、設置場所によって通信領域の領域寸法がまちまちとなっている場合には、その通信領域から所定位置までの距離に関する情報の始点を正確に定義できず、光ビーコンから車載機に対して提供される距離情報の精度が低下し、ドライバに対して適切な安全運転支援を行えない場合がある。
すなわち、本発明の路車間通信システムでは、前記距離を取得するために、光ビーコンが車両感知器から出力される車両感知信号を受け取った時を基準とした経時情報に基づいているので、たとえ光ビーコンによる通信領域が規格通りの所定の値に設定されていないとしても、車両感知器による車両感知信号の出力、及び、経時情報を含んだダウンリンク情報の車載機による受信が行われれば、通信領域の広狭に依存することなく、現状の位置から所定位置までの距離を高い精度で取得することができる。
通常、車両感知器の感知領域は所定の範囲に制限されているため、前記距離情報の基準点として用いても高い距離精度を得ることができる。そのため、本発明は、情報の送受信の確実性向上のために路車間通信領域を前記規格値よりも広く設定しても、適用することが可能であり大変有用である。
この点、前者の超音波感知方式の場合には、車両を斜め方向から検出できないため、車両のほぼ真上に設置する必要があり、センサがアクティブあるため消費電力が大きいという欠点がある。これに対して、後者の赤外線感知方式の場合には、車両を斜め方向からでも検出できるため、設置場所の制約が少なく、センサがパッシブであるため消費電力が小さいという利点がある。
この場合、車両感知器の感知センサと投受光器の投受光センサ(LEDやフォトダイオード)を一つの筐体に纏めて収納できるので、車両感知器の感知センサを設置するための専用の支柱や梁を設ける必要がなく、システムを安価に構成できるという利点がある。
〔システムの全体構成〕
図1は、光ビーコンを含む路車間通信システムの全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、この路車間通信システムは、インフラ側の交通管制システム1と、道路Rを走行する各車両Cに搭載された車載機2とから構成されている。
光ビーコン4は、電話回線等の通信回線3aを介して中央装置3と接続された通信インタフェースである通信部6と、この通信部6が接続されたビーコン制御機7と、この制御機7のセンサ用インタフェースに接続された複数の投受光器8とを備えている。
各投受光器8は、筐体9の内部に発光ダイオード(LED)10、フォトセンサ11を収納して構成されている(図3参照)。このうち、LED10は、近赤外線よりなるダウンリンク情報を後述する通信領域Aに発光し、フォトセンサ11は、車載機2からの近赤外線よりなるアップリンク情報を受光する。
図2に示すように、本実施形態の光ビーコン4は、同じ方向の複数(図例では4つ)の車線R1〜R4を有する道路Rに設置されており、各車線R1〜R4に対応して設けられた複数の投受光器8と、これら投受光器8を一括制御する制御部である一台の前記ビーコン制御機7とを備えている。
上記ビーコン制御機7は、CPU、メモリ(RAM)及び記憶装置(ROM)を有するマイコンにより構成されており、通信部6による中央装置3との双方向通信と、投受光器8による車載機2との路車間通信のための通信制御を行う。なお、このビーコン制御機7による路車間通信の内容については後述する。
各投受光器8のLED10は、各車線R1〜R4の直下よりも上流側に向けて近赤外線を発光しており、これにより、車載機2との間で路車間通信を行うための通信領域Aが当該ヘッド8の上流側に設定されている。
また、ビーコン制御機7は、所定の各機能を実行するプログラムを記憶装置に格納しており、このプログラムが実行する機能部として、制御部7aと、経時情報取得部7bとを備えている(図4参照)。なお、これら各機能部7a,7bは、後述するように車載機2が車両前方の所定位置までの距離を認識するために必要な処理を行うためのものであり、その処理内容については後述する。
図3に示すように、光ビーコン4が設定する通信領域Aは、後述する車載機2の投受光器である車載ヘッド27(図4参照)がダウンリンク情報を受信することができるダウンリンク領域(図3において実線のハッチングを設けた領域)DAと、光ビーコン4の投受光器8がアップリンク情報を受信することができるアップリンク領域(図3において破線のハッチングを設けた領域)UAとからなる。
また、上記規格では、一般道向けの光ビーコン4の場合で、ダウンリンク領域DAの正式な下流端aは、投受光器8の直下の1.0〜1.3m上流側に位置し、ダウンリンク領域DAの正式な下流端aからアップリンク領域UAの正式な下流端bまでの距離は2.1mと規定されている。また、アップリンク領域UAの正式な下流端bから同領域UAの正式な上流端cまでの距離は1.6mと規定されている。この場合、正式な通信領域Aの車両進行方向の全長(ac間の長さ)は3.7mとなる。もっとも、各領域DA,UAの車両進行方向長さは上記各数値に限定されない。
図1及び図2を参照して、前記車両感知器5は、通信領域Aの上流側における車両Cの存在を感知して、その車両感知信号sをビーコン制御機7に送信するものであり、各車線R1〜R4に対応して設けられた複数の感知センサ15と、これらのセンサ15を一括制御する制御部である一台のセンサ制御機16とを備えている。
センサ制御機16は、道路脇に立設した支柱17に設置されており、各感知センサ15は、支柱17から道路R側に水平に架設した架設バー18に取り付けられ、道路Rの各車線R1〜R4の直上に配置されている。
この感知センサ15は、各車線R1〜R4の直下に向けて超音波を送出しており、これにより、前記通信領域Aよりも、やや上流側寄りの位置に、当該感知センサ15の感知領域Kを設定している(図2及び図3参照)。車線R1〜R4ごとに設けられた各感知センサ15は、各車線R1〜R4に対応する感知領域Kを車両Cが通過することで、当該車両Cの存在を感知する。
このセンサ制御機16は、各感知センサ15の直下に車両Cが存在する場合にONの信号(車両感知信号s)をビーコン制御機7に出力し、存在しない場合にはOFFの信号を出力する。そして、センサ制御機16は、車線R1〜R4ごとに設けられた複数の感知センサ15のうちいずれか1つが車両Cを感知すると、その車線R1〜R4にそれぞれ対応した車両感知信号sをビーコン制御機7に出力するようになっている。
図4は、光ビーコン4、及びこれと路車間通信する車載機2が搭載された車両Cの概略構成図である。
図4に示すように、この車両Cは、ドライバの搭乗席(図示せず)を有する車体21と、この車体21に搭載された前記車載機2と、車両Cの各部を統合制御する電子制御装置(ECU)22と、車体21を駆動するエンジン23と、車体21を制動するブレーキ装置24と、車両Cの現時の速度を常時検出している速度検出器25とを備えている。ECU22は、ドライバのアクセル操作に基づくエンジン23の駆動制御や、ブレーキ操作に基づく制動制御等、車両Cに対する各種の制御を行う。
上記車載ヘッド27は、光ビーコンの投受光器8と同様に、発光ダイオード(LED)とフォトセンサを備えている(図示せず)。このうち、LEDは、近赤外線よりなるアップリンク情報を発光し、フォトセンサは、通信領域Aに発光された近赤外線よりなるダウンリンク情報を受光する。
また、車載コンピュータ26は、所定の各機能を実行するプログラムを記憶装置に格納しており、このプログラムが実行する機能部として、演算部26aと、支援制御部26bとを備えている。演算部26aは、後述するように車両前方の所定位置までの距離を算出するものであり、その処理内容については後述する。
上記のようにドライバに報知するための出力部としてのディスプレイ28は、ナビゲーション装置やテレビジョン装置の画像表示部を構成する車載ディスプレイや、車体21のフロントガラス面に図形を架空表示するヘッドアップディスプレイ等より構成される。また、同じく出力部としてのスピーカ装置29は、搭乗席の車体21のフロントパネルやドア等に設けられたスピーカ等より構成される。
図5は、通信領域Aにおいて光ビーコン4の投受光器8と車載機2の車載ヘッド27との間で行われる双方向での路車間通信の手順を示している。以下、図5を参照しつつ、この路車間通信の内容を説明する。
まず、光ビーコン4のビーコン制御機7は、各車線R1〜R4に対応する各投受光器8から、ダウンリンクの切り替え前の第一情報として、車線通知情報を含む第一のダウンリンク情報34を、各車線R1〜R4のダウンリンク領域DAに所定の送信周期で常に送信し続けている(図5のF1)。なお、この段階では、車線通知情報には未だ車両IDは格納されていない。
その後、車両Cが、ダウンリンク領域DAの上流側部分に進入すると、車載機2の車載ヘッド27が車線通知情報(車両ID無し)を含む第一のダウンリンク情報34を受信する。この際、車載機2の車載コンピュータ26は、当該車両Cが通信領域A内に存在していることを認識する。その後、車載コンピュータ26はアップリンク情報35の送信を開始し(図5のF3)、このアップリンク情報35を光ビーコン4の投受光器8に対して所定の送信周期で送信する(図5のF4)。
第二のダウンリンク情報36には、車載コンピュータ26に自車両が走行する車線を認識させるための車線通知情報の他、経時情報、距離情報、渋滞情報、及び、ドライバに対する安全運転支援のための支援情報等が含まれている。
上記車線通知情報には、車線R1〜R4ごとに車両IDを格納するフィールドがあり、各車両IDに対して車線番号を付与することができる。このため、異なる車線R1〜R4を走行する各車両Cの車載コンピュータ26は、その格納フィールド内のいずれに自車両の車両IDが含まれるかを判断することにより、自車両がどの車線R1〜R4を走行しているかを認識できる。
上記経時情報には、図5のF2でビーコン制御機7が車両感知信号sを受信したときから、当該ダウンリンク情報36を送信したときまでの経過時間等が含まれる。また、距離情報には、車両感知器5の感知領域Kから光ビーコン4の下流側の所定位置(例えば、前方の交差点手前にある停止線)までの基準距離等が含まれる。
なお、これら経時情報、及び距離情報については、後に詳述する。
最小フレーム37の送信周期は約1msである。従って、例えば、三つの最小フレーム37で一つのダウンリンク情報36を構成する場合には、ダウンリンク情報36の送信周期は約3msになるので、当該ダウンリンク情報36は所定の送信可能時間(250m)の間に約80回繰り返して送信されることになる。
このように、車載機2の車載コンピュータ26は、第二のダウンリンク情報36を受け、この第二のダウンリンク情報36に含まれる経時情報、距離情報、及び支援情報に基づいて、現状の位置から下流側の所定位置までの距離を認識し(図5のF10)、安全運転支援の制御を開始する。
以下、この安全運転支援について詳述する。
上記安全運転支援は、光ビーコン4の投受光器8よりも車両走行方向の下流側にある所定位置において、車両Cを所定の速度に自動的に減速させたり、車両Cを自動的に停止させたりすることができる操作である。
図3を参照して、以下の説明では、本実施形態のシステムが、道路R上において、走行する車両Cの前方に位置する信号機40の灯色に応じて車両を自動的に減速させ、信号機40の手前に設けられている停止線Pに従って車両Cを自動的に停止させる場合について説明する。
このとき、ビーコン制御機7の経時情報取得部7bは、車両感知信号sを受け取った時から第二のダウンリンク情報36の送信時までの経過時間Tを取得する。また、第二のダウンリンク情報36は、上述のように送信可能な時間の範囲内に繰り返して送信されるが、経時情報取得部7bは、これら繰り返し送信される第二のダウンリンク情報36それぞれに関する経過時間Tを随時取得する。
上記距離情報には、図3中、車両感知器5の感知領域Kからその下流側の所定位置としての停止線Pまでの基準距離D1が含まれており、この基準距離D1は予め実測することで得られる。また、第二のダウンリンク情報36には、上記経時情報と距離情報の他、前方の信号機40の灯色の情報及びその信号機40が赤になるまでの時間の情報を有する信号機情報等の支援情報も含まれている。
車載コンピュータ26の演算部26aは、第二のダウンリンク情報36に格納された経時情報に含まれる経過時間T、及び距離情報に含まれる基準距離D1に基づいて、前記各情報を受信した現状の位置から停止線Pに従って停止したときの位置までの距離を算出する。
車両Cが、車両感知器5により感知された位置c1から、第二のダウンリンク情報36を受信した位置c2まで移動するのに要した時間は、ビーコン制御機7の経時情報取得部7bによって取得される、車両感知信号sを受け取った時から当該第二のダウンリンク情報36の送信時までの経過時間Tとほぼ一致する。
その理由は、車両感知器5による車両Cの感知時と、当該車両Cの感知に応じて出力される車両感知信号sを経時情報取得部7bが受け取る時とは、信号の授受によって行われるため、車両Cの走行速度との関係では、ほぼ同時とみなすことができ、さらに、光ビーコン4による第二のダウンリンク情報36の送信時と、車載機2による当該第二のダウンリンク情報36の受信時とについても、上記同様、ほぼ同時とみなすことができるからである。
すなわち、位置c1から位置c2まで移動したときの車両Cの移動距離D3は、下記式(1)で表される。
D3=V×T ・・・(1)
D2=D1−D3 ・・・(2)
なお、車載コンピュータ26は、送信可能な時間の範囲内で繰り返し送信される第二のダウンリンク情報36から、距離D2の算出に用いる経過時間Tを繰り返して取得するが、演算部26aは、距離D2を算出するに当たって、繰り返して得られる経過時間Tの内、いずれの経過時間Tを用いてもよい。繰り返して得られる経過時間Tは、上述のように、当該経過時間Tを含む第二のダウンリンク情報36の送信のタイミングに応じて随時更新された経過時間Tとして送信されるからである。
すなわち、本発明の路車間通信システムでは、距離D2を取得するために、光ビーコン4が車両感知器5から出力される車両感知信号sを受け取った時を基準とした経時情報に基づいているので、たとえ投受光器8による通信領域Aが規格通りの所定の値に設定されていないとしても、車両感知器5による車両感知信号sの出力、及び、経時情報を含んだ第二のダウンリンク情報36の車載機による受信が行われれば、通信領域Aの広狭に依存することなく、現状の位置から停止線Pまでの残りの距離D2を高い精度で取得することができる。
従って、車載機2は、現状の位置から停止線Pまでの残りの距離D2をより正確に認識することができ、ドライバに対して適切な安全運転支援を行うことができる。
さらに、車両感知器5、ビーコン制御機7、及び車載機2それぞれが行う処理や、相互間の通信において、算出される距離D2の誤差要因となるパラメータ等がある場合にも、上記同様、演算部26aに、予めその誤差要因を考慮して補正を行うようにすることもできる。
また、第二のダウンリンク情報36に格納される経時情報に、経過時間Tの他、上記のような補正を行うためのパラメータ等を含めて、車載機2に送信し、車載コンピュータ26が、距離D2を算出する際に、このパラメータを用いて補正を行うようにすることもできる。
図6は、本発明の第二実施形態の路車間通信システムの側面図である。本実施形態のシステムが第一実施形態(図3)のシステムと異なる点は、ダウンリンク領域の上流側において車両Cを感知する車両感知器5として、赤外線感知方式のものが採用されている点にある。また、本実施形態では、車両感知器5を構成する感知センサ41が、投受光器8の筐体9に収納されているとともに、ビーコン制御機7のセンサ用インタフェースに接続されている。その他の点については、第一実施形態と同様なので説明を省略する。
このサーモパイル素子は、放射温度計測に使用する赤外線検出素子の一種であり、原理は熱電対と同じであり、入射する赤外線に応じて温接点と冷接点の間に生じる温度差により定常的な出力電圧を自発的に発生させる。このため、自己消費電流がなく、小型化及び低消費電力化に適するという特徴があり、太陽電池で駆動することができる。
このため、本実施形態では、LED10やフォトセンサ11とともに投受光器8の筐体9内に感知センサ41を収納し、この状態で、感知領域Kがアップリンク領域UAの上流側となるように、当該感知センサ41の向きを設定するようにしている。従って、本実施形態では、車両感知器5の感知センサ41を設置するための専用の支柱や梁(図2の支柱17及び架設バー18)を設ける必要がなく、システムを安価に構成することができる。
また、上記実施形態では、安全運転支援として、車両Cを停止線Pに従って停止させる場合について説明したが、大きく減速しなければならないシチュエーション、例えば、見通しの悪い急カーブの手前を所定位置に設定し、車両Cの走行速度を前記急カーブを安全に通過できる程度にまで減速させるといった支援を行うこともできるし、必ず一時停止をしなければならない地点(例えば、踏切の手前等)に所定位置を設定し、車両Cを強制的に一時停止させる制御を行うこともできる。
また、上記実施形態では、第二のダウンリンク情報にのみ距離情報や経時情報等を格納する例を示したが、第一のダウンリンク情報にこれらの情報を格納しても良い。
2 車載機
4 光ビーコン
5 車両感知器
7 ビーコン制御機
7a 制御部
7b 経時情報取得部
8 投受光器
26 車載コンピュータ
26a 演算部
26b 支援制御部
34 第一のダウンリンク情報
35 アップリンク情報
36 第二のダウンリンク情報
41 感知センサ
C 車両
K 感知領域
R 道路
Claims (6)
- 道路を走行する車両の車載機と、前記道路の所定範囲に通信領域を設定し、前記通信領域において前記車載機に対してダウンリンク情報を送信する光ビーコンとを備えた路車間通信システムであって、
前記道路上に感知領域を設定し、前記車両を感知したことに応じて車両感知信号を前記光ビーコンに対して出力する車両感知器をさらに備え、
前記光ビーコンは、
前記車両感知信号を受け取った時からの経過時間に関する経時情報を取得する経時情報取得部と、
前記ダウンリンク情報に、前記経時情報、及び前記感知領域からその下流側の所定位置までの距離に関する距離情報を格納して送信する制御部とを有し、
前記車載機は、前記経時情報及び前記距離情報に基づいて、前記経時情報及び前記距離情報を受信した現状の位置から前記所定位置までの距離を取得する演算部を備えていることを特徴とする路車間通信システム。 - 前記車両感知器は、検知対象が発する赤外線をパッシブに検出して車両を感知する赤外線感知方式のものである請求項1に記載の路車間通信システム。
- 前記赤外線感知方式の車両感知器の感知センサが、前記光ビーコンの投受光器の筺体に収納されている請求項2に記載の路車間通信システム。
- 道路の所定範囲に通信領域を設定する光ビーコンの投受光器が、前記道路を走行する車両に搭載された車載機に対してダウンリンク情報を送信することで、前記車載機と前記光ビーコンとの間で双方向通信を行う路車間通信システムによる距離認識方法であって、
前記道路上に感知領域を設定した車両感知器から出力される車両感知信号を前記光ビーコンが受け取った時からの経過時間に関する経時情報を取得し、
前記車載機が、前記経時情報と、前記感知領域からその下流側の所定位置までの距離に関する距離情報とに基づいて、前記車両の現状の位置から前記所定位置までの距離を取得することを特徴とする路車間通信システムによる距離認識方法。 - 通信領域を道路の所定範囲に設定する投受光器を有し、前記道路を走行する車両の車載機にダウンリンク情報を繰り返し送信する光ビーコンであって、
前記道路上に感知領域を設定した車両感知器から出力される車両感知信号を受け取った時からの経過時間に関する経時情報を取得する経時情報取得部と、
前記ダウンリンク情報に、前記経時情報、及び前記感知領域からその下流側の所定位置までの距離に関する距離情報を格納し、前記経時情報及び前記距離情報に基づいて、前記車両の現状の位置から前記所定位置までの距離を取得する前記車載機に、当該ダウンリンク情報を送信する制御部とを備えていることを特徴とする光ビーコン。 - 道路を走行する車両に搭載され、前記道路の所定範囲に通信領域を設定する投受光器を有する光ビーコンから送信されるダウンリンク情報を受信する車載機であって、
前記ダウンリンク情報には、前記道路上に感知領域を設定した車両感知器から出力される車両感知信号を前記光ビーコンが受け取った時からの経過時間に関する経時情報と、前記感知領域からその下流側の所定位置までの距離に関する距離情報とが格納されており、
受信した前記経時情報及び前記距離情報に基づいて、前記各情報を受信した現状の位置から前記所定位置までの距離を取得する演算部を備えていることを特徴とする車載機。
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