JP2008109210A - 路車間通信の判定システム及び方法とこれに用いる判定装置及び車載機 - Google Patents

路車間通信の判定システム及び方法とこれに用いる判定装置及び車載機 Download PDF

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Abstract

【課題】 路車間通信の異常を自動的に把握できるようにして、システム管理者やドライバが光ビーコンや車載機のメンテナンスの要否を容易に判断することができる路車間通信の判定システムを提供する。
【解決手段】 本発明の路車間通信の判定システムは、道路Rを走行する車両Cの車載機2と、道路Rの所定範囲に通信領域Aが設定された投受光器16を有し、車載機2との間で路車間通信を行う光ビーコン4と、路車間通信の通信状態を判定する判定装置3とを備えている。車載機2は、通信領域の車両進行方向における通信範囲(ダウンリンク情報44を車載機2が実際に受信できた車両進行方向の範囲)に関する実測情報36を生成する車載制御機28と、その実測情報36を判定装置3に送信するための通信部29とを有する。判定装置3は、受信した実測情報36に基づいて路車間通信の適否を判定する判定部10を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、路側に設置した光ビーコンと車両に搭載された車載機との間で光信号による双方向通信を行う、路車間通信の判定システム及び方法とこれに用いる判定装置、及び、車載機に関するものである。
路車間通信システムを利用した交通情報サービスとして、光ビーコン、電波ビーコン又はFM多重放送を用いたいわゆるVICS(Vehicle Information and Communication System)が既に展開されている。このうち、光ビーコンは近赤外線を通信媒体とした光通信を採用しており、車載機との双方通信が可能となっている。
具体的には、車両の保持するビーコン間の旅行時間情報等を含むアップリンク情報が車載機からインフラ側の光ビーコンに送信され、逆に、渋滞情報、区間旅行時間情報、事象規制情報及び車線通知情報等を含むダウンリンク情報が光ビーコンから車載機に送信されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
上記光ビーコンは、車載機との間で双方向通信を行う投受光器(ビーコンヘッド)を備えており、この投受光器は、ダウンリンク情報を送出する発光ダイオード(LED)と、車載機からのアップリンク情報を受信するフォトセンサとを備えている。
他方、上記車載機も、光ビーコンの投受光器との間で双方向通信を行うために、LEDとフォトセンサを有する投受光器(車載ヘッド)を備えている。
特開2005−268925号公報
上記光ビーコンを用いた路車間通信システムにおいて、車載機が光ビーコンからのダウンリンク情報を適切に受信できず、所定のサービスを享受できないことがある。
その原因としては、光ビーコンの投受光器のLEDの経年劣化によりその光量が低下した場合、光ビーコンの投受光器の発光パネルが汚れて光の透過率が低下した場合、車載機側の投受光器のフォトセンサの経年劣化によりその受光感度が低下した場合、及び、車両のフロントガラスの汚れや周辺環境(降雨や霧等)によって車載機の投受光器の手前で信号が反射される場合等が考えられる。
しかし、現状の路車間通信システムでは、光ビーコンは、自身が車載機に対して送信する各種の交通情報を含むダウンリンク情報(図5の第二のダウンリンク情報44)に対応する応答を車載機から受信することがなく、このため、車載機がダウンリンクフレームをすべて正常に受信したか否かを検討することができない。
換言すると、従来の路車間通信システムでは、光ビーコンからのダウンリンク情報は言わば送りっぱなしの状態になっており、光ビーコンと車載機との間の路車間通信が正常か否かを自己判断する機能を備えていない。
このため、光ビーコンの投受光器の異常により所定のダウンリンク情報が適切に送信されない場合でも、当該光ビーコンの送信異常を自動的に発見することが不可能であり、その送信異常を発見するには、システムを構成する全ての光ビーコンを、作業員が現地まで赴いて人力で一斉に点検する必要があった。
また、光ビーコン側の異常や車載機側の異常により所定のダウンリンク情報を車載機が適切に受信できていない場合には、ドライバがそれに気付かないまま適切な交通情報サービスが得られているものとして、車両走行を継続することになる。
一方、光ビーコンからのダウンリンク情報として信号情報や停止線までの距離情報を含めるようにし、この情報を利用して車両のブレーキ制御や減速指示等を行う安全運転支援システムが提案されている(例えば、特願2006−121692号、特願2006−121700号)。
かかる安全運転支援のための情報をダウンリンク情報が含んでいる場合には、適切なダウンリンク情報が受信されていないことをドライバが気付かずに車両走行を継続すると、不完全な状態で安全運転支援システムが続行されることになり、却って危険となる可能性もある。
本発明は、このような実情に鑑み、路車間通信の適否を自動的に把握できるようにして、システム管理者やドライバが光ビーコンや車載機のメンテナンスの要否を容易に判断することができる路車間通信の判定システム及び方法とこれに用いる判定装置及び車載機を提供することを目的とする。
本発明の路車間通信の判定システムは、道路を走行する車両の車載機と、前記道路の所定範囲に通信領域が設定された投受光器を有し、前記車載機との間で路車間通信を行う光ビーコンと、前記路車間通信の通信状態を判定する判定装置とを備えた路車間通信の判定システムであって、前記車載機は、前記通信領域の車両進行方向における通信範囲に関する実測情報を生成する車載制御機と、その実測情報を前記判定装置宛に送信するための通信部とを有し、前記判定装置は、受信した前記実測情報に基づいて前記路車間通信の適否を判定する判定部を有することを特徴とする。
この判定システムによれば、車載機の車載制御機が、通信領域の車両進行方向における通信範囲に関する実測情報を生成し、車載機の通信部が、その実測情報を判定装置に送信し、判定装置の判定部が、受信した実測情報に基づいて路車間通信の適否を判定するので、判定装置において路車間通信の適否を自動的に把握することができる。
このため、上記判定部が判定した通信状態の適否をシステム管理者に報知する出力部を判定装置に設けたり、異常通知情報を車載機に送信するようにしてその情報をドライバに報知する出力部を当該車載機に設けたりすることにより、システム管理者やドライバが光ビーコンや車載機のメンテナンスの要否を容易に判断することができる。
光ビーコンを用いた路車間通信においては、その通信領域の車両進行方向における通信範囲は、一般に、アップリンク領域の上流端からダウンリンク領域の下流端までの範囲で特定される。そこで、車載機の車載制御機が生成する前記実測情報としては、具体的には、次の(1)及び(2)の実測数値を含んだ情報として構成することができる。
(1) 車載機が車両ID情報の受信後に受信したダウンリンクフレームの数(=N)
(2) ダウンリンクフレームの受信中における車両の走行速度(=V)
この場合には、前記判定装置の判定部において、受信した前記実測数値とダウンリンクフレームの送信間隔に基づいて通信範囲の推定距離を算出し、この推定距離が所定範囲内にあるか否かによって路車間通信の適否を判定することができる。
また、本発明の判定システムにおいて、上記推定距離を車載機側で算出し、この推定距離を実測情報として判定装置に提供するようにしてもよい。
すなわち、前記車載機として、前記(1)及び(2)の実測数値とダウンリンクフレームの送信間隔に基づいて前記通信範囲の推定距離を算出する算出部と、その推定距離を前記実測情報として送信する前記通信部とを有するものを採用することもでき、この場合には、前記判定装置の判定部において、受信した前記推定距離が所定範囲内にあるか否かによって路車間通信の適否を判定するだけでよい。
本発明の判定システムにおいて、前記判定装置は、前記判定部の判定結果から通信異常と見なし得る前記光ビーコンを特定する識別部と、この識別部で特定された前記光ビーコンに運用停止情報を送信する停止部を備えたものを採用することが好ましい。
この場合、判定装置の停止部が、通信異常が発生している或いはその可能性が高い光ビーコンに運用停止情報を送信するので、当該光ビーコンの運用の停止を迅速に行うことができる。なお、この場合の運用停止とは、光ビーコンが全く動作しないように制御することが含まれるは勿論のこと、単に車載機との路車間通信を停止するだけの場合や、特定の情報(例えば、停止線までの距離情報や信号情報)を車載機に送信するのを停止するだけの場合も含まれる。
また、本発明の判定システムにおいて、前記判定装置に、前記識別部で特定された前記光ビーコンをシステム管理者に報知する出力部を設けるようにすれば、システム管理者が当該光ビーコンのメンテナンスの要否を容易に判断することができる。
なお、上記出力部としては、通信状態の異常があり得る光ビーコンをシステム管理者に視覚で注意喚起するディスプレイや、その光ビーコンを音声で注意喚起するスピーカ装置等を採用することができる。
更に、本発明の判定システムにおいて、前記判定装置は、前記判定部の判定結果から通信異常と見なし得る前記車載機を特定する識別部と、この識別部で特定された前記車載機に異常通知情報を送信するための通信部を備えていることが好ましい。
この場合、判定装置の通信部が、通信異常が発生している或いはその可能性が高い車載機に異常通知情報を送信するので、当該異常通知情報を車載機に迅速に通知することができる。
そして、この場合、前記車載機に、前記異常通知情報を受信した場合にその情報をドライバに報知する出力部を設けるようにすれば、ドライバが当該車載機のメンテナンスの要否を容易に判断することができる。
なお、上記出力部としては、異常通知情報をドライバに視覚で注意喚起するディスプレイや、その異常を音声で注意喚起するスピーカ装置等を採用することができる。
また、本発明の判定システムにおいて、前記車載機が、受信したダウンリンク情報に含まれる支援情報に基づいてドライバに対する安全運転支援の制御を行う支援制御部を備えている場合には、前記異常通知情報を受信した場合に前記支援制御部による安全運転支援を停止させる停止部を当該車載機に設けることが好ましい。
この停止部を有する車載機によれば、車載機の通信状態に異常があり得る場合に、停止部が安全運転支援を停止させるので、路車間通信が不完全な状態で安全運転支援システムが続行されるのを未然に防止することができる。
なお、この場合にも、前記車載機に、前記停止部が作動して安全運転支援が停止したことをドライバに報知する出力部を設けるようにすれば、ドライバがメンテナンスの要否を即座に判断することができる。
本発明の路車間通信の判定方法は、道路を走行する車両の車載機と、前記道路の所定範囲に通信領域が設定された光ビーコンの投受光器との間で行われる路車間通信の判定方法であって、前記通信領域の車両進行方向における通信範囲に関する実測情報に基づいて前記路車間通信の適否を判定することを特徴とする。
また、本発明の路車間通信の判定装置は、道路を走行する車両の車載機と、前記道路の所定範囲に通信領域が設定された光ビーコンの投受光器との間で行われる路車間通信の判定装置であって、前記通信領域の車両進行方向における通信範囲に関する実測情報に基づいて前記路車間通信の適否を判定する判定部を有することを特徴とする。
これらの判定方法及び装置によれば、通信領域の車両進行方向における通信範囲に関する実測情報に基づいて路車間通信の通信状態の適否を判定するので、路車間通信の適否を自動的に把握することができる。
また、本発明の車載機は、道路を走行する車両の車載機に搭載され、前記道路の所定範囲に通信領域が設定された投受光器を有する光ビーコンとの間で光信号による路車間通信を行う車載機であって、前記通信領域の車両進行方向における通信範囲に関する実測情報を生成する車載制御機と、前記実測情報に基づいて前記路車間通信の適否を判定する判定装置に当該実測情報を送信するための通信部とを有することを特徴とする。
この車載機によれば、車載制御機が、通信領域の車両進行方向における通信範囲に関する実測情報を生成し、この実測情報を通信部が判定装置に送信し、この判定装置が当該実測情報に基づいて路車間通信の適否を判定するので、路車間通信の適否を自動的に把握することができる。
更に、本発明の他の車載機は、道路を走行する車両の車載機に搭載され、前記道路の所定範囲に通信領域が設定された投受光器を有する光ビーコンとの間で光信号による路車間通信を行う車載機であって、前記通信領域の車両進行方向における通信範囲に関する実測情報を生成する車載制御機と、前記実測情報に基づいて前記通信範囲の推定距離を算出する算出部と有することを特徴とする。
この場合、前記算出部によって算出された推定距離が所定の範囲内にあるか否かによって前記路車間通信の適否を判定する判定部を当該車載機に設けるようにすれば、路車間通信の適否を当該車載機側において自動的に把握することができる。
すなわち、本発明の判定システムは、実測情報(実測数値又は推定距離)に基づく路車間通信の判定を、車載機とは別に設けられたインフラ側の判定装置(後述する中央装置等)において行う場合はもとより、その判定を当該車載機側で行う場合も包含する。
そして、路車間通信の適否判断を行う車載機においても、光ビーコンから受信したダウンリンク情報に含まれる支援情報に基づいてドライバに対する安全運転支援の動作を行う支援制御部を備えている場合には、前記判定部が路車間通信を不適と判定した場合に前記支援制御部による安全運転支援を停止させる停止部を設けることにより、路車間通信が不完全な状態で安全運転支援システムが続行されるのを未然に防止することができる。
また、路車間通信の適否判断を行う車載機において、前記車載制御機によって生成された実測情報、前記算出部によって算出された推定距離、前記判定部によって判定された路車間通信の適否に関する情報、及び、前記安全運転支援が停止したことに関する情報のうちの少なくとも一つをドライバに報知する出力部を設けるようにすれば、ドライバがメンテナンスの要否を即座に判断することができる。
以上の通り、本発明によれば、路車間通信の適否を自動的に把握することができる。このため、その通信状態の異常をシステム管理者やドライバに報知することにより、システム管理者やドライバが光ビーコンや車載機のメンテナンスの要否を容易に判断することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
〔システムの全体構成〕
図1は、本発明の路車間通信の判定システムの全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、この路車間通信の判定システムは、インフラ側の交通管制システム1と、道路Rを走行する各車両Cに搭載された車載機2とから構成されている。交通管制システム1は、管制室に設けられた判定装置としての機能を併有する中央装置3と、道路Rの各所に多数設置された光ビーコン(光学式車両感知器)4とから構成されており、光ビーコン4は、近赤外線を通信媒体とした光通信によって車載機2との間で双方向通信を行う。なお、中央装置3は交通管制室に設けられている。
〔中央装置の構成〕
中央装置3は、電話回線等の通信回線5を介して各光ビーコン4と接続された通信インタフェースである通信部6と、この通信部6が接続された管理コンピュータ7と、管制室のシステム管理者に対するヒューマンインタフェースとしてのディスプレイ8及びスピーカ装置9とを備えている。
上記管理コンピュータ7は、CPU、メモリ(RAM)及び記憶装置(ROM)を有する汎用大型コンピュータ(メインフレーム)よりなり、各種の交通情報の収集・処理・記録、信号制御及び情報提供を統括的に行っている。
管理コンピュータ7は、通信部6を介して光ビーコン4との双方向通信を行う通信制御部としても機能しており、渋滞情報や規制情報を各光ビーコン4に対して常時送信し、車両Cの通行情報や後述する実測情報36を各光ビーコン4から常時受信している。また、管理コンピュータ7は、ディスプレイ8及びスピーカ装置9の駆動制御部としても機能している。
ディスプレイ8は、管理コンピュータ7が管理する全ての信号機や光ビーコン4等の道路地図上での位置が表示された表示画面を有しており、異常があった光ビーコン4に対応するランプを点滅させることにより、システム管理者に当該光ビーコン4の異常とその位置を報知するようになっている。また、スピーカ装置9は、光ビーコン4の異常発生を同時に音声でシステム管理者に報知する。
更に、管理コンピュータ7は、本発明に関連する所定の各機能を実行するプログラムを記憶装置に格納しており、このプログラムが実行する機能部として判定部10、識別部11及び停止部12を備えている。なお、これらの各機能部10,11,12の処理内容については後述する。
〔光ビーコンの構成〕
光ビーコン4は、電話回線等の通信回線5を介して中央装置3と接続された通信インタフェースである通信部14と、この通信部14が接続されたビーコン制御機15と、この制御機15のセンサ用インタフェースに接続された複数(図例では4つ)の投受光器(ビーコンヘッド)16とを備えている。
各投受光器16は、筐体17の内部に発光ダイオード(LED)18とフォトセンサ19を収納して構成されている(図3参照)。このうち、LED18は、近赤外線よりなるダウンリンク情報42,44を後述する通信領域Aに発光し、フォトセンサ19は、車載機2からの近赤外線よりなるアップリンク情報43を受光する。
図2は、上記光ビーコン4の平面図である。
図2に示すように、本実施形態の光ビーコン4は、同じ方向の複数(図例では4つ)の車線R1〜R4を有する道路Rに設置されており、各車線R1〜R4に対応して設けられた前記複数の投受光器8と、これらの投受光器8を一括制御する制御部である一台の前記ビーコン制御機15とを備えている。
上記ビーコン制御機15は、CPU、メモリ(RAM)及び記憶装置(ROM)を有するプログラマブルなマイコンよりなり、通信部14による中央装置3との双方向通信と、各投受光器16による車載機2との路車間通信の制御を行う通信制御部として機能する。なお、このビーコン制御機15による路車間通信の内容については後述する。
ビーコン制御機15は、道路脇に立設した支柱20に設置されており、各投受光器16は、支柱20から道路R側に水平に架設した架設バー21に取り付けられ、道路Rの各車線R1〜R4の直上に配置されている。
各投受光器16のLED18は、各車線R1〜R4の直下よりも上流側に向けて近赤外線を発光しており、これにより、車載機2との間で路車間通信を行うための通信領域Aが当該投受光器16の上流側(図2の右側)に設定されている。
図3は、光ビーコン4の通信領域Aを示す側面図である。
図3に示すように、この通信領域Aは、後述する車載機2の投受光器29がダウンリンク情報を受信することができるダウンリンク領域(図3において実線のハッチングを設けた領域)DAと、光ビーコン4の投受光器16がアップリンク情報を受信することができるアップリンク領域(図3において破線のハッチングを設けた領域)UAとからなる。
光ビーコン(光学式車両感知器)4の「近赤外線式インタフェース規格」では、アップリンク領域UAは、ダウンリンク領域DAの車両進行方向の上流部分(図3の右側部分)と重複しており、ダウンリンク領域DAとアップリンク領域UAの上流端cは互いに一致している。
従って、ダウンリンク領域DAの車両進行方向長さは通信領域A全体の同方向長さと一致する。
また、上記規格では、一般道向けの光ビーコン4の場合で、ダウンリンク領域DAの下流端aは、投受光器8の直下の1.0〜1.3m上流側に位置し、ダウンリンク領域DAの下流端aからアップリンク領域UAの下流端bまでの距離は2.1mと規定され、アップリンク領域UAの下流端bから同領域UAの上流端cまでの距離は1.6mと規定されている。この場合、通信領域Aの車両進行方向の全長は3.7mとなる。
もっとも、各領域DA,UAの車両進行方向長さは上記各数値に限定されない。また、図3に仮想線で示すように、ダウンリンク領域DAの上流端c’をアップリンク領域の上流端cよりも更に上流側(図3の右側)に位置させる場合もある。
〔車載機及び車両の構成〕
図4は、光ビーコン4と通信する前記車載機2と、この車載機2が搭載された車両Cの概略構成図である。
図4に示すように、この車両Cは、ドライバの搭乗席(図示せず)を有する車体23と、この車体23に搭載された前記車載機2と、車両Cの各部を統合制御する電子制御装置(ECU)24と、車体23を駆動するエンジン25と、車体23を制動するブレーキ装置26と、車両Cの現時の速度を常時検出している速度検出器27とを備えている。ECU24は、ドライバのアクセル操作に基づくエンジン25の駆動制御や、ブレーキ操作に基づく制動制御等、車両Cに対する各種の制御を行う。
車載機2は、車載コンピュータ28と、このコンピュータ28のセンサ用インタフェースに接続された投受光器(車載ヘッド)29と、搭乗席のドライバに対するヒューマンインタフェースとしてのディスプレイ30及びスピーカ装置31とを備えている。
車載機2の投受光器29も、光ビーコンの投受光器16と同様に、発光ダイオード(LED)とフォトセンサを備えている(図示せず)。このうち、LEDは、近赤外線よりなるアップリンク情報43を発光し、フォトセンサは、通信領域Aに発光された近赤外線よりなるダウンリンク情報42,44を受光する。
車載コンピュータ28は、CPU、メモリ(RAM)及び記憶装置(ROM)を有するプログラマブルなマイコンよりなり、投受光器29による光ビーコン4との路車間通信の制御処理を行う。
また、車載コンピュータ28は、本発明に関連する所定の各機能を実行するプログラムを記憶装置に格納しており、このプログラムが実行する機能部として情報生成部32、支援制御部33及び停止部34を備えている。
〔車載コンピュータによる実測情報の生成〕
情報生成部32は、通信領域Aの車両進行方向における通信範囲、すなわち、後述する第二のダウンリンク情報(ダウンリンク切替後のダウンリンク情報:図5参照)44を、投受光器29が実際に受信できた車両進行方向の範囲(図6の推定距離D)に関する実測情報36を生成する。
図6は、上記推定距離Dの算出方法を示す図である。
図6に示すように、第二のダウンリンク情報44の受信フレーム数をN、このダウンリンク情報44を受信している間の車両Cの走行速度(平均)をV、及び、車載機2の投受光器29の設置高さをHとすると、この投受光器29が実際に受信した車両進行方向の推定距離Dは、D=V×N×Δtの式で算出することができる。なお、この式のΔtは、ダウンリンク情報44の受信フレームの送信間隔(送信周期)である。
そこで、車載コンピュータ28の情報生成部32は、第二のダウンリンク情報44を実際に受信した推定距離Dに関連する実測数値として、上記受信フレーム数Nをカウントし、その間の走行速度(平均)Vを速度検出器7から取得し、これらの実測数値を当該車載コンピュータ28の記憶装置又はメモリに記憶させる。なお、投受光器29の設置高さHは一定値として予め記憶装置に記憶されている。
また、情報生成部32は、上記受信フレーム数Nがどの光ビーコン4のものかを特定するための特定情報37を生成し、この特定情報37についても車載コンピュータ28の記憶装置又はメモリに記憶させる。
なお、情報生成部32は、前記光ビーコンから車線通知情報によって通知される車線番号を前記特定情報37に格納するようにしても良い。前記車線番号によって、光ビーコン4が複数の投受光器16を有する場合に、どの投受光器16に関する情報であるかを特定することができる。
ダウンリンク情報44に光ビーコン4の識別番号が含まれている場合には、上記特定情報37として当該光ビーコン4の識別番号を利用することができる。
また、ダウンリンク情報44に光ビーコン4の識別番号が含まれていない場合には、情報生成部32は、ダウンリンク情報44に含まれるビーコン設置位置に関する経緯度情報、受信時の経緯度情報、受信時に自身が存在している道路のVICSリンク番号のうちの少なくとも1つを、光ビーコン4の特定情報37として記憶装置又はメモリに記憶させる。
〔管理コンピュータの処理内容〕
〔実測情報の判定処理〕
図1に示すように、車載機2の車載コンピュータ28は、ある特定の光ビーコン4について生成した実測情報36とこれに対応する特定情報37を、当該車載機2が次の光ビーコン4と路車間通信を行う際に、自身の車両IDとともにその次の光ビーコン4に対するアップリンク情報43の中に格納する。このアップリンク情報43に含まれる実測情報36と特定情報37は、当該次の光ビーコン4のビーコン制御機15により、中央装置3の管理コンピュータ7に送信される。
従って、中央装置3の管理コンピュータ7は、自己が管理するすべての光ビーコン4について、各車載機2による実測情報36とその実測が行われた光ビーコン4の特定情報37とを常時収集している。
また、管理コンピュータ7の判定部10は、実測情報36に含まれる受信フレーム数N、走行速度V及び設置高さHから、当該設置高さHにおける推定距離D(すなわち、車載機2が実際にダウンリンク情報44を受信できた車両進行方向の範囲)を演算し、この推定距離Dと予め設定した所定の閾値とを比較する。
そして、管理コンピュータ7の判定部10は、推定距離Dが所定範囲外の場合には、路車間通信の通信状態が不良(異常)であると判定し、逆に所定範囲内の場合には、路車間通信の通信状態が良好であると判定する。
より具体的には、管理コンピュータ7は、光ビーコン設置時の実測値又は前記「近赤外線式インタフェース規格」で定められた基準値として、車載ヘッド29の設置高さHにおけるダウンリンク領域44の正規の距離Lを記憶しており、判定部10は、推定距離Dが例えば次の不等式の範囲内であれば良好と判定し、その範囲外であれば異常と判定する。もっとも、正規の距離Lに対する係数は、下記の0.8や1.2に限定されるものではない。
0.8×L<D(=V×N×Δt)<1.2×L
上記のように、推定距離Dの適否判定に上限値と下限値の双方を採用しているのは、推定距離Dが余りに大き過ぎると、通信領域Aから所定位置までの距離情報をダウンリンク情報44に含めて安全運転支援を行う場合(例えば、特願2006−121692号や特願2006−121700号の場合)に、その距離情報の精度が低下するからであり、逆に、推定距離Dが小さすぎると、ダウンリンク領域DAが狭すぎて本来提供されるべき情報量を車両Cに送信できない恐れがあるからである。
なお、車載ヘッド29の設置高さHは、通常1mか2mであり、それぞれの高さでのダウンリンク領域DAの基準距離は、前記「近赤外線インタフェース規格」に規定されている。従って、車載機2からの実測情報36には、車載ヘッド29の設置高さHが含まれていなくてもよく、この場合には、車載ヘッド29の設置高さHが1mか2mであると仮定して、推定距離Dを求めることにすればよい。
また、例えば同一の道路上に、通過する車両Cの車種を特定することが可能な車両感知器が設置されている場合には、当該車両感知器の情報と組み合わせて、普通車については設置高さHが1m、大型車については設置高さHが2mなどと判断するようにしても良いし、大型車の混入率が分かっているような場合には、当該大型車混入率から推定しても良い。
〔光ビーコンの運用停止処理〕
上記の通り、管理コンピュータ7の判定部10により、特定の光ビーコン4の路車間通信の適否が判定されるが、複数の車載機2から得た複数の実測情報36を用いることによって、路車間通信状態を一層正確に判定することが可能となる。
すなわち、本実施形態では、管理コンピュータ7の識別部11は、複数の車載機2から得られた実測情報36及び特定情報37に基づいて、その特定情報37に係る光ビーコン4に関するトータルの通信異常の割合が、所定期間内で所定の閾値以上であれば、当該光ビーコン4を通信異常のある光ビーコン4として特定する。
この場合、光ビーコン4による路車間通信は近赤外線による光通信であるため、昼間の太陽光の影響を受けて、昼間だけエラーの頻度が高くなり、正常に送受信されるフレーム数が現象するケースもある。従って、時間帯ごとに判定部10による通信の適否判定を行い、その時間帯ごとの判定履歴を記憶装置に蓄積しておくことが好ましい。
また、気象庁の天候情報配信サーバ(図示せず)や路上に設置した天候を検知するセンサ(図示せず)から天候に関する情報を受信しておき、当該情報を一緒に蓄積しておくこともできる。例えば、雨天時にドライバがワイパーを動作させていると、当該ワイパーによって路車間通信における光信号が一時的に遮断される場合があるため、晴天時に比べて車載機2が受信できるフレーム数が減少する可能性があると考えられる。
更に、濃霧等が発生した場合にも、光信号が車載機2まで到達する率が低くなると考えられるから、車載機2が受信できるフレーム数が減少する可能性があると考えられる。このように、天候に関する情報を同時に記憶しておくことで、実測情報36の変化の根拠を詳細に分析することが可能となり、有用である。
管理コンピュータ7は、上記識別部11で特定された通信異常のある光ビーコン4の位置を、中央装置3のディスプレイ8に表示させたり、スピーカ装置9から音声出力させたりして、当該通信異常と見なされた光ビーコン4の存在とその位置をシステム管理者に報知する。
また、管理コンピュータ7の停止部12は、上記識別部11で特定された通信異常のある光ビーコン4に対して、通信部6を介して運用停止情報39(図1参照)を送信する。この運用停止情報39を受信した光ビーコン4のビーコン制御機15は、投受光器16の発光及び受光を終了させ、当該光ビーコン4の運用を即座に停止させる。
もっとも、運用停止情報39を受けた場合に、上記のように光ビーコン4が全く動作しないように制御すること以外に、単に車載機2との路車間通信を停止するだけにしたり、特定の情報(例えば、停止線までの距離情報や信号情報)を車載機2に送信するのを停止するだけにしたりすることもできる。
〔車載機への異常通知処理〕
また、管理コンピュータ7の識別部11は、車両IDで特定される同じ車載機2から得られた複数の光ビーコン4についての実測情報36に基づいて、その車載機2に関するトータルの通信異常の割合が、所定期間内で所定の閾値以上であれば、当該車載機2を通信異常のある車載機2として特定する。
すなわち、より具体的には、(1)特定の車載機2が所定割合以上の光ビーコン4との路車間通信で異常となっている場合や、(2)正常と判断された所定割合以上の光ビーコン4との通信で異常となっている場合には、識別部11は、車載機2の投受光器29(特にフォトセンサ)に異常があると判断する。
そして、管理コンピュータ7は、上記識別部11で特定された通信異常のある車載機2に対して、光ビーコン4を利用して異常通知情報40(図1参照)を送信する。すなわち、管理コンピュータ7は、異常通知情報40とこれに対応する車載機2の車両IDを通信部6から各光ビーコン4に送信する。
上記異常通知情報40と車両IDを光ビーコン4が受信すると、そのビーコン制御機15は当該車両IDをメモリにいったん記憶させる。その後、ビーコン制御機15は、上記車両IDを含むアップリンク情報43を受信した時に、そのアップリンク情報43を送信した車両Cの車載機2に対するダウンリンク情報44に当該異常通知情報40を格納する。これにより、当該車両Cに異常通知情報40が送信される。
〔車載コンピュータのその他の処理内容〕
車載コンピュータ28は、上記異常通知情報(ダウンリンク受信が不良である可能性を示唆する情報)40を投受光器29が受信すると、その旨の注意喚起表示をディスプレイ30に表示させたり、或いは、その旨の音声出力をスピーカ装置31から発声させたりして、ドライバに報知する。なお、ディスプレイ30とスピーカ装置31の双方で、通信状態の異常をドライバに報知することにしてもよい。
支援制御部33は、ダウンリンク情報44に含まれる支援情報に基づいてドライバに対する安全運転支援の制御を行う。この安全運転支援としては、例えば、信号情報や距離情報等の支援情報に基づく車両Cの減速制御やドライバへの報知制御が含まれる。
この信号情報は、光ビーコン4の下流側の信号が変わるタイミング情報であり、上記距離情報は、ダウンリンク領域DAから光ビーコン4の下流側の所定位置(例えば、停止線)までの長さ情報である。
これらの信号情報及び距離情報がダウンリング情報に含まれている場合、支援制御部33は、信号が赤に変わる時点で車両Cが交差点内に進入していないように、ECU24にブレーキ装置26を作動させて車両Cを減速したり、信号が赤に変わることを前記ディスプレイ30やスピーカ装置31によってドライバに報知する。
なお、本出願人が既に提案した特願2006−121692号には、通信領域Aを通常よりも狭めることで距離情報の精度を向上することが記載され、特願2006−121700号には、距離情報を車載機2側で補正することで当該距離情報の精度を向上することが記載されている。
本実施形態の支援制御部33にもこれらの技術を適用して距離情報を高精度化すれば、車両Cを所定位置で正確に停止させることができる。
車載コンピュータ28の停止部34は、異常通知情報(ダウンリンク受信が不良である可能性を示唆する情報)40を投受光器29が受信した場合に、上記支援制御部33による安全運転支援を停止させるものである。
また、車載コンピュータ28は、この停止部34が作動して安全運転支援が停止されると、その旨の注意喚起表示をディスプレイ30に表示させたり、或いは、その旨の音声出力をスピーカ装置31から発声させたりして、ドライバに報知する。なお、ディスプレイ30とスピーカ装置31の双方で、安全運転支援の停止をドライバに報知することにしてもよい。
ディスプレイ30は、ナビゲーション装置やテレビジョン装置の画像表示部を構成する車載ディスプレイや、車体23のフロントガラス面に図形を架空表示するヘッドアップディスプレイ等よりなる。また、スピーカ装置31は、搭乗席の車体23のフロントパネルやドア等に設けられたスピーカよりなる。
これらのディスプレイ30及びスピーカ装置31は、通信状態の異常やそれに伴う安全運転支援の停止をドライバに報知する出力部として機能する。
〔路車間通信〕
図5は、通信領域Aにおいて光ビーコン4の投受光器16と車載機2の投受光器29との間で行われる双方向での路車間通信の手順を示している。以下、図5を参照しつつ、この路車間通信の内容を説明する。
まず、光ビーコン4のビーコン制御機15は、各車線R1〜R4に対応する各投受光器16から、ダウンリンクの切り替え前の第一情報として、車線通知情報を含む第一のダウンリンク情報42を、各車線R1〜R4のダウンリンク領域DAに所定の送信周期で常に送信し続けている(図5のF1)。なお、この段階では、車線通知情報には未だ車両IDは格納されていない。
車載機2を搭載した車両Cがダウンリンク領域DAの上流側部分に進入すると、車載機2の投受光器29が車線通知情報(車両ID無し)を含む第一のダウンリンク情報42を受信する。
このさい、車載機2の車載コンピュータ28は、当該車両Cが通信領域A内に存在していることを認識する。その後、車載コンピュータ28はアップリンク情報43の送信を開始し(図5のF2)、このアップリンク情報43を光ビーコン4の投受光器16に対して所定の送信周期で送信する(図5のF3)。
車載コンピュータ28は、アップリンク情報43の送信をアップリンク領域UA(図3参照)において行い、そのアップリンク情報43に当該車両Cに特定の車両IDを格納して当該アップリンク情報43を送信する。
なお、車載コンピュータ28は、ビーコン間の旅行時間情報を有している場合には、この情報もアップリング情報43に含ませる。また、車載コンピュータ28は、光ビーコン4のビーコン制御機15がダウンリンクの切り替えを行ったことを認識するまで、当該アップリンク情報43を送信し続ける。
一方、光ビーコン4の投受光器15がアップリンク情報43を受信すると(図5のF4)、ビーコン制御機15は、ダウンリンクの切り替え後の第二情報として、上記車両ID情報を有する車載機2のための車線通知情報を含む、第二のダウンリンク情報44の送信を開始し(図5のF5)、このダウンリンク情報44の送信を所定時間内において可能な限り繰り返す(図5のF6)。
上記車線通知情報には、車線R1〜R4ごとに車両IDを格納するフィールドがあり、各車両IDに対して車線番号を付与することができる。このため、異なる車線R1〜R4を走行する各車両Cの車載コンピュータ28は、その格納フィールド内のいずれに自車両の車両IDが含まれるかを判断することにより、自車両がどの車線R1〜R4を走行しているかを認識できる。
第二のダウンリンク情報44には、車両IDを含む車線通知情報の他に、渋滞情報、区間旅行時間情報、事象規制情報、ドライバに対する安全運転支援のための前記支援情報、及び、当該光ビーコン4を特定する識別番号等が含まれている。
上記支援情報には、光ビーコン4の下流側の信号が変わるタイミング情報である前記信号情報や、ダウンリンク領域DAから光ビーコン4の下流側の所定位置(例えば、停止線)までの長さ情報である距離情報等が含まれる。
図5に示すように、第二のダウンリンク情報44は、単一又は複数の最小フレーム45で構成されている。前記「近赤外線式インタフェース規格」によれば、この最小フレーム45のデータ量は合計128バイトと規定され、ヘッダ部46に5バイト、実データ部47に123バイトが割り当てられている。
前記規格によれば、第二のダウンリンク情報44は、1〜80個の最小フレーム31で構成することができ、送信可能時間は250msに設定されている。また、このダウンリンク情報44は送信すべき情報量に対応した任意数の最小フレーム45で構成され、上記送信可能時間の範囲内で繰り返し送信される。
最小フレーム45の送信周期は約1msである。従って、例えば、三つの最小フレーム45で一つのダウンリンク情報44を構成する場合には、ダウンリンク情報44の送信周期は約3msになるので、当該ダウンリンク情報44は所定の送信可能時間(250m)の間に約80回繰り返して送信されることになる。
車載機2の車載コンピュータ28は、第二のダウンリンク情報44を受信した時点(図5のF7)で光ビーコン4でのダウンリンクの切り替えを認識し、この時点でアップリンク情報43の送信を停止する。
そして、車載コンピュータ28は、情報生成部32において前記実測情報36と特定情報37を生成し、記憶装置又はメモリに記憶させる(図5のF8)。
すなわち、車載コンピュータ28の情報生成部32は、光ビーコン4でのダウンリンクの切り替えを認識した時点(図5のF7:自身がアップリンクで送信した車両IDを車線通知情報で受信した時点)から、所定のカウント時間T内に受信できた第二のダウンリンク情報44の受信フレーム数Nをカウントし、その間の車両Cの走行速度(平均)Vを速度検出器27から取得して、車載コンピュータ28の記憶装置又はメモリに記憶させる。
なお、車載コンピュータ28における上記カウント時間Tの設定方法としては、車両Cが通信領域Aから退出するまでに十分な時間を予め固定値として与えるか、または、走行速度Vに応じて当該カウント時間Tを延長・短縮する方法が考えられる。
また、通信領域Aを退出した後は、次に遭遇する光ビーコン4と通信するまで車載機2がダウンリンク情報44を受信することがないので、ダウンリンク情報44を受信しなくなってから所定時間が経過した時点で通信領域Aから退出したと見なし、ダウンリンクの切り替え認識時からその時点までの時間をカウント時間Tに設定する方法でも良い。
更に、車両Cの加速又は制動が激しくて走行速度Vの変化が大きい場合や、通信領域Aで車両Cが停止した場合には、前記した推定距離Dの算出式(D=V×N×Δt)によってダウンリンク領域DAの長さを正確に算出できない恐れがあるので、そのような場合には、実測情報36を破棄する機能を車載コンピュータ28に設けることが好ましい。
そして、車載コンピュータ28は、1つの光ビーコン4との間の路車間通信において実測情報36とこれに対応する特定情報37を生成・記憶したあと、前述の通り、当該車載機2が次の光ビーコン4と路車間通信を行う際に、その実測情報36と特定情報37を自身の車両IDとともに次の光ビーコン4に対するアップリンク情報43の中に格納する。
このアップリンク情報43に含まれる実測情報36と特定情報37は、当該次の光ビーコン4のビーコン制御機15により中央装置3の管理コンピュータ7に送信され、この管理コンピュータ7の判定部10において、路車間通信の適否判定のための前記推定距離Dの演算に利用されることになる。
上記の通り、本実施形態の判定システムによれば、車載機2の車載コンピュータ28が、光ビーコン4の投受光器16からのダウンリンク情報44を当該車載機2が実際に受信できた車両進行方向の範囲(通信領域の車両進行方向における通信範囲)に関する実測情報36を生成し、車載機2の通信部として機能する投受光器16が、その実測情報36を次の光ビーコン4を介して中央装置3に送信するようになっている。その上で、当該中央装置3の判定部10において、受信した実測情報36に基づいて路車間通信の適否を判定するようにしたので、中央装置3において路車間通信の適否を自動的に把握することができる。
また、本実施形態の判定システムによれば、中央装置3の判定部10が判定した通信状態の異常を、中央装置3のディスプレイ8やスピーカ装置9(出力部)によってシステム管理者に報知するようにしたので、システム管理者が光ビーコン4のメンテナンスの要否を容易に判断することができる。
更に、本実施形態の判定システムによれば、中央装置3から異常通知情報40を車載機2に送信し、その情報40を車載機2のディスプレイ30やスピーカ装置9(出力部)によってドライバに報知するようにしたので、車両Cのドライバも車載機2のメンテナンスの要否を容易に判断することができる。
更に、本実施形態の車載機2によれば、第二のダウンリンク情報44に含まれる支援情報に基づいてドライバに対する安全運転支援の制御を行う支援制御部33と、異常通知情報40を受信した場合に支援制御部33による安全運転支援を停止させる停止部34とを備えているので、路車間通信が不完全な状態で安全運転支援システムが続行されるのを未然に防止することができる。
前記した通り、路車間通信を行う光ビーコン4は、通常、車載機2からのアップリンク情報43に応じて車両IDの送出を開始してダウンリンクの切替を行い、車載機2に対して送信したい第二のダウンリンク情報44の送信を所定時間だけ行う(現状の規格では250ms)。すなわち、路車間通信においては、図3に示すアップリンク領域UAの上流端cからダウンリンク領域DAの下流端aまでの間に、上記通信手順が実行される。
そして、通常の路車間通信では、車載機2がダウンリンク領域UA(図3)において送信した初回のアップリンク情報43が、非常に高い確率(おおむね9割以上)で光ビーコン4に正常に受信されるため、アップリンク領域UAの上流端cの近辺で車載機2に対して車両IDの送出を開始することになる。
このため、本実施形態では、車載機2が車両ID情報の受信後に受信したダウンリンクフレームの数を測定する手順を含む一連の動作によって、図3におけるアップリンク領域UAの上流端cからダウンリンク領域DAの下流端aまでの距離を精度よく推定することができる。
従って、図3に示すように、ダウンリンク領域DAの上流端を正規の上流端cよりも上流側の地点c´に位置させた場合であっても、前記一連の動作によって推定されるのは地点aからcまでの距離である。
もっとも、車載機2が第一のダウンリンク情報42を最初に受信してから、ダウンリンク情報(第一/第二に無関係)42,44を受信し終えるまでのトータルのダウンリンクフレーム数を計測するようにすれば、図3におけるダウンリンク領域DAの範囲全体の距離を推定することもできる。すなわち、本来のダウンリンク領域DAとして確保されるべき距離と前記推定距離との差異が所定値以上となった場合に、路車間通信が異常であると判定させることもできる。
〔他の実施形態〕
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、車載機3側から得た実測数値(受信フレーム数Nや走行速度V)に基づいて中央装置3の管理コンピュータ7が推定距離Dを算出しているが、この推定距離Dの算出までを車載機3の車載コンピュータ28の情報生成部32において行い、車載機2側で算出した当該推定距離Dを実測情報36として車載機3から送信するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、車載機2と中央装置3との間での実測情報36や異常通知情報40のやり取りを光ビーコン4を介在させて行っているが、その間の通信は、例えば、信号機に内蔵した無線通信装置や携帯電話機による通信網等、その他のインフラ通信設備によって行うこともできる。
更に、車載コンピュータ28の各機能部32,33,34は、車両Cの電子制御装置(ECU)24に組み込むこともできる。
また、上記実施形態では、路車間通信の適否を判定する判定装置として交通管制システム1の中央装置3を採用しているが、当該判定装置は、単一又は複数の光ビーコン4と通信可能なその他のインフラ側の制御装置(信号制御機等)を採用することもできる。
ところで、路車間通信が適切に行われているか否かを正確に把握し、メンテナンスを行うためには、所定の期間、光ビーコン4を設置した道路Rにおいて車線規制等を実施し、光ビーコン4からの到達光量を測定する必要がある。しかし、車線規制等を行うことは交通渋滞の原因となる上に、多大なコストを要する。
そこで、実測情報36を収集することを主たる目的としたメンテナンス用の車両C(メンテナンスカーMC)を提供し、車線規制等を行うことなく、当該メンテナンスカーMCが適否の判定対象となる光ビーコン4の投受光器8の下を通過し、路車間通信の適否を判定することができれば大変有用である。
図7は、上記メンテナンスカーMCとして使用可能な車両Cの概略構成図である。
このメンテナンスカーMCが図4に示す車両Cと異なる点は、管理コンピュータ7が行っていた路車間通信の適否判定を車載機2側において行う点にあり、その他の構成及び機能は図4に示す車両Cと同様である。従って、図4の車両Cと同じ部材については、図7に同一符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態のメンテナンスカーMCの車載コンピュータ28は、受信したダウンリンクフレーム数Nや走行速度V等に関する実測情報36を、ディスプレイ30等に表示してドライバに報知させる機能を有しており、このため、メンテナンスカーMCの搭乗者は、当該ディスプレイ30の表示から、路車間通信を行った光ビーコン4の適否を判断することが可能である。
また、図7に示すメンテナンスカーMCの車載コンピュータ28に、情報生成部32が生成した実測情報36に基づいて路車間通信の適否を判定する判定部49を設けることにしてもよい。この場合には、推定距離Dを算出して路車間通信の適否に関する判定を行った上で、当該推定距離Dや判定結果をディスプレイ30に表示することにより、路車間通信を行った光ビーコン4の適否を、メンテナンスカーMCの搭乗者がより簡単に判断することが可能となる。
本発明の路車間通信の判定システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の光ビーコンの平面図である。 上記光ビーコンの通信領域を示す側面図である。 光ビーコンと通信する車載機と、この車載機が搭載された車両の概略構成図である。 通信領域で行われる路車間通信の手順とデータ内容を示す概念図である。 ダウンリンク情報の受信フレーム数(N)、車両の走行速度(V)、車載ヘッドの設置高さ(H)及び推定距離(D)の関係を示す説明図である。 他の実施形態に係る車載機と、この車載機が搭載された車両の概略構成図である。
符号の説明
1 交通管制システム
2 車載機
3 中央装置(判定装置)
4 光ビーコン
6 中央装置の通信部
7 管理コンピュータ
8 ディスプレイ(出力部)
9 スピーカ装置(出力部)
10 判定部
11 識別部
12 停止部
14 光ビーコンの通信部
15 ビーコン制御機(通信制御部)
16 投受光器(ビーコン側)
23 車体
24 電子制御装置(ECU)
28 車載コンピュータ(車載制御機)
29 投受光器(車載機側)
30 ディスプレイ(出力部)
31 スピーカ装置(出力部)
32 情報生成部
33 支援制御部
34 停止部
36 実測情報
37 特定情報
39 運用停止情報
40 異常通知情報
42 第一のダウンリンク情報
43 アップリンク情報
44 第二のダウンリンク情報
49 判定部
A 通信領域
C 車両
R 道路
DA ダウンリンク領域
UA アップリンク領域
N 受信フレーム数
V 走行速度
H 設置高さ

Claims (17)

  1. 道路を走行する車両の車載機と、前記道路の所定範囲に通信領域が設定された投受光器を有し、前記車載機との間で路車間通信を行う光ビーコンと、前記路車間通信の通信状態を判定する判定装置とを備えた路車間通信の判定システムであって、
    前記車載機は、前記通信領域の車両進行方向における通信範囲に関する実測情報を生成する車載制御機と、その実測情報を前記判定装置宛に送信するための通信部とを有し、
    前記判定装置は、受信した前記実測情報に基づいて前記路車間通信の適否を判定する判定部を有することを特徴とする路車間通信の判定システム。
  2. 前記通信範囲は、アップリンク領域の上流端からダウンリンク領域の下流端までの範囲であり、前記実測情報は次の(1)及び(2)の実測数値を含んでいる請求項1に記載の路車間通信の判定システム。
    (1) 前記車載機が車両ID情報の受信後に受信したダウンリンクフレームの数
    (2) 前記ダウンリンクフレームの受信中における前記車両の走行速度
  3. 前記判定装置の判定部は、受信した前記実測数値とダウンリンクフレームの送信間隔に基づいて前記通信範囲の推定距離を算出し、この推定距離が所定範囲内にあるか否かによって前記路車間通信の適否を判定する請求項2に記載の路車間通信の判定システム。
  4. 前記通信範囲は、アップリンク領域の上流端からダウンリンク領域の下流端までの範囲であり、前記車載機は、次の(1)及び(2)の実測数値とダウンリンクフレームの送信間隔に基づいて前記通信範囲の推定距離を算出する算出部と、その推定距離を前記実測情報として送信する前記通信部とを有しており、
    前記判定装置の判定部は、受信した前記推定距離が所定範囲内にあるか否かによって前記路車間通信の適否を判定する請求項1に記載の路車間通信の判定システム。
    (1) 前記車載機が車両ID情報の受信後に受信したダウンリンクフレームの数
    (2) 前記ダウンリンクフレームの受信中における前記車両の走行速度
  5. 前記判定装置は、前記判定部の判定結果から通信異常と見なし得る前記光ビーコンを特定する識別部と、この識別部で特定された前記光ビーコンに運用停止情報を送信する停止部を備えている請求項1〜4のいずれかに記載の路車間通信の判定システム。
  6. 前記判定装置は、前記識別部で特定された前記光ビーコンをシステム管理者に報知する出力部を備えている請求項5に記載の路車間通信の判定システム。
  7. 前記判定装置は、前記判定部の判定結果から通信異常と見なし得る前記車載機を特定する識別部と、この識別部で特定された前記車載機に異常通知情報を送信するための通信部を備えている請求項1〜4のいずれかに記載の路車間通信の判定システム。
  8. 前記車載機は、前記異常通知情報を受信した場合にその情報をドライバに報知する出力部を備えている請求項7に記載の路車間通信の判定システム。
  9. 前記車載機は、受信したダウンリンク情報に含まれる支援情報に基づいてドライバに対する安全運転支援の制御を行う支援制御部と、前記異常通知情報を受信した場合に前記支援制御部による安全運転支援を停止させる停止部とを備えている請求項7又は8に記載の路車間通信の判定システム。
  10. 前記車載機は、前記停止部が作動して安全運転支援が停止したことをドライバに報知する出力部を備えている請求項9に記載の路車間通信の判定システム。
  11. 道路を走行する車両の車載機と、前記道路の所定範囲に通信領域が設定された光ビーコンの投受光器との間で行われる路車間通信の判定方法であって、
    前記通信領域の車両進行方向における通信範囲に関する実測情報に基づいて前記路車間通信の適否を判定することを特徴とする路車間通信の判定方法。
  12. 道路を走行する車両の車載機と、前記道路の所定範囲に通信領域が設定された光ビーコンの投受光器との間で行われる路車間通信の判定装置であって、
    前記通信領域の車両進行方向における通信範囲に関する実測情報に基づいて前記路車間通信の適否を判定する判定部を有することを特徴とする路車間通信の判定装置。
  13. 道路を走行する車両の車載機に搭載され、前記道路の所定範囲に通信領域が設定された投受光器を有する光ビーコンとの間で光信号による路車間通信を行う車載機であって、
    前記通信領域の車両進行方向における通信範囲に関する実測情報を生成する車載制御機と、前記実測情報に基づいて前記路車間通信の適否を判定する判定装置に当該実測情報を送信するための通信部とを有することを特徴とする車載機。
  14. 道路を走行する車両の車載機に搭載され、前記道路の所定範囲に通信領域が設定された投受光器を有する光ビーコンとの間で光信号による路車間通信を行う車載機であって、
    前記通信領域の車両進行方向における通信範囲に関する実測情報を生成する車載制御機と、前記実測情報に基づいて前記通信範囲の推定距離を算出する算出部と有することを特徴とする車載機。
  15. 前記算出部によって算出された推定距離が所定の範囲内にあるか否かによって前記路車間通信の適否を判定する判定部を有する請求項14に記載の車載機。
  16. 光ビーコンから受信したダウンリンク情報に含まれる支援情報に基づいてドライバに対する安全運転支援の動作を行う支援制御部と、前記判定部が路車間通信を不適と判定した場合に前記支援制御部による安全運転支援を停止させる停止部とを有する請求項15に記載の車載機。
  17. 前記車載制御機によって生成された実測情報、前記算出部によって算出された推定距離、前記判定部によって判定された路車間通信の適否に関する情報、及び、前記安全運転支援が停止したことに関する情報のうちの少なくとも一つをドライバに報知する出力部を有する請求項14〜17のいずれか1項に記載の車載機。
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