JP4985197B2 - 光ビーコン - Google Patents

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Description

本発明は、道路側に設置された光ビーコンと車両に搭載された車載機との間で光信号による双方向通信を行う路車間通信システムに用いることができる光ビーコンに関する。
路車間通信システムを利用した交通情報サービスとして、光ビーコン、電波ビーコン又はFM多重放送を用いたいわゆるVICS(Vehicle Information and Communication System)が既に展開されている。このうち、光ビーコンは近赤外線を通信媒体とした光通信を採用しており、車載機との双方通信が可能となっている。
具体的には、車両の保持するビーコン間の旅行時間情報等を含むアップリンク情報が車載機からインフラ側の光ビーコンに送信され、逆に、渋滞情報、区間旅行時間情報、事象規制情報及び車線通知情報等を含むダウンリンク情報が光ビーコンから車載機に送信されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
光ビーコンは、車載機との間で双方向通信を行う投受光器を道路上方の所定位置に備えている。この投受光器は、ダウンリンク情報を送信する発光部と、車載機からのアップリンク情報を受信する受光部とを備えている。
図5に示すように、光ビーコン4の投受光器8は、その直下よりも車両進行方向の上流側に通信領域Aを設定している。この通信領域Aは、アップリンク情報を受信可能なアップリンク領域UA(点線のハッチングで示す範囲)と、ダウンリンク情報を送信するダウンリンク領域DA(実線のハッチングで示す範囲)とからなる。このアップリンク領域UAやダウンリンク領域DAの車両進行方向の寸法や位置は、光ビーコン(光学式車両感知器)の「近赤外線式インタフェース規格」によって所定に規定されている。
そして、通信領域Aにおいて、光ビーコン4と車載機2との間では次のような通信が行われる。光ビーコン4の投受光器8は、まず、第1の情報として車線通知情報(車両ID、車線番号無し)を含む第1のダウンリンク情報(ダウンリンク光DO)を道路のダウンリンク領域DAに所定の送信周期で常時送信する。車両Cがダウンリンク領域DAを通過すると、その車両Cに搭載された車載機2が第1のダウンリンク情報を受信し、当該車載機2は、自己の車両IDを格納したアップリンク情報(アップリンク光UO)の送信を開始する。
光ビーコン4の投受光器8は、アップリンク領域UAにおいて前記アップリンク情報を受信すると、車載機2に対して、前記車両IDと車線番号とを含む第2のダウンリンク情報の送信を開始し、この第2のダウンリンク情報の送信を所定時間内において可能な限り繰り返す。車載機2は、当該第2のダウンリンク情報に、自己の車両IDが格納されていることを確認すると、当該第2のダウンリンク情報が自身に対して送信されていると認識し、当該第2のダウンリンク情報から必要な情報を得ることができる。車載機2は、第2のダウンリンク情報に、自己の車両IDが格納されていることを確認するまで、アップリンク情報を繰り返し送信する。
特開2005−268925号公報
上記従来の光ビーコンを用いた路車間通信システムにおいて、例えば、通信領域Aからその下流側の所定位置P0(例えば、停止線40)までの距離情報を第2のダウンリンク情報に含ませておき、この距離情報を受信した車載機2により、当該距離情報を利用して、停止線40の手前で強制停止するように車両を制動させたり、ドライバに停止や減速を促す報知を行ったりして、ドライバに対して安全運転支援を行う場合がある(例えば、本出願人が提案した特願2006−121692号及び特願2006−121700号)。
このような安全運転支援を精度よく行うためには、当該距離情報の起点となる通信領域Aを設計通りに正確に設定することが要求される。しかし、従来は、通信領域Aを正確に設定するために非常に煩雑で面倒な調整作業を行う必要があった。
例えば、通信領域Aを構成するアップリンク領域UAの調整作業は次のように行われていた。まず、高所作業車等を用いて道路Rから5〜6メートルの高さに架設された架設バー14に対して投受光器8を設置する。この際、水準器等を用いることによって投受光器8の姿勢や位置を大まかに設定しておく。道路R側では別の作業員がアップリンク光に相当する光を発光器により発光し、当該光を投受光器8の受光部11が受信できる範囲を測定することによってアップリンク領域UAの位置を確認する。アップリンク領域UAの位置が設計通りに設定されていない場合、高所作業車上の作業員は投受光器8の傾きや位置を変えることによってアップリンク領域UAの位置を調整する。そして、このようなアップリンク領域UAの確認作業と調整作業とを繰り返し行うことによって、アップリンク領域UAを正確に設定することができる投受光器8の姿勢や位置を特定し、投受光器8が位置ズレしてしまわないように当該投受光器8を架設バー14に強固に固定する。
以上のように、従来の通信領域Aの調整作業には、投受光器8側(高所側)と道路R側とに最低でも二人の作業員が必要である。また、各作業員は、離れた場所で互いに連携しながら作業を行わなければならないので、より多くの手間と作業時間とを要する。そのため、光ビーコン設置のための作業コストが増大する結果となっていた。
なお、投受光器8の受光部11がアップリンク光を受信できる範囲の測定は、通常、道路R側で発せられたアップリンク光の受光レベル値を受光部11側で測定することによって行われる。この測定レベル値が所定の閾値を超えた場合に受信可能、閾値以下の場合は受信不可能と判断する。これは、僅かなアップリンク光しか受光できないと、当該光信号を電気信号に正しく変換できないケースが生じるからである。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、アップリンク領域を短時間で簡単に調整することを可能にし、作業コストを低減することができる光ビーコンを提供することを目的とする。
本発明は、車載機から送信されたアップリンク情報を受信可能なアップリンク領域を道路の所定範囲に設定する受光部と、この受光部からの電気信号が出力される制御部とを備えている光ビーコンであって、
前記受光部が、並列して配置された複数の受光素子により構成され、
前記複数の受光素子のうち、少なくとも並列方向の端部側に配置された1又は複数の受光素子は、前記アップリンク領域を調整するために、当該受光素子から前記制御部への電気信号を遮断するか否かによる当該受光素子の使用の可否及び、当該受光素子の受光レベルのうち少なくとも1つの設定が変更可能に構成された調整用受光素子とされていることを特徴とする。
この構成によれば、並列方向の端部側に配置された受光素子について、使用するか否かあるいは受光レベルの設定を変更することによって、当該受光素子に対応するアップリンク領域の端部(境界)の位置を調整することができる。すなわち、道路上方に設置された受光部の傾きや位置を変えることなくアップリンク領域の調整を行うことが可能となる。そのため、道路側で受光素子の使用可否又は受光レベルの設定の変更作業を行うことによって、受光部側(高所側)には作業員が不要となり、高所作業車を用いることなく少ない人手で簡単かつ短時間にアップリンク領域の調整を行うことが可能となる。
複数の受光素子の並列方向(アップリンク領域の位置調整方向)は、車両進行方向とすることもできるし、道路幅方向とすることもできる。また、車両進行方向及び道路幅方向の両方向とすることもできる。また、並列方向の一端側或いは両端側、又は全ての受光素子が調整用受光素子とされていてもよい。
なお、複数の受光素子の並列方向(アップリンク領域の位置調整方向)を道路幅方向とした場合には、アップリンク領域の道路幅方向の寸法を車線毎に正確に設定できるので、ある車線を走行している車両の車載機から送信されたアップリンク情報をその車線に設置してある受光部によって確実に受光することができる。通常、光ビーコンと車載機との間で行われる路車間通信では、アップリンク情報を受けた後、光ビーコンから送信された車両IDと車線番号によって車載機は自車両が走行している車線を認識することが可能であるため、受光部がアップリンク情報を正確に受信することは、車載機における車線認識精度を高めることになる。
上記調整用受光素子の受光レベルは、当該調整用受光素子とその並列方向に隣接する他の受光素子との合計受光量と、前記アップリンク領域の境界位置を規定する所定の閾値との比較によって設定されることが好ましい。
本発明は、車載機から送信されたアップリンク情報を受信可能なアップリンク領域を道路の所定範囲に設定する受光部を備えている光ビーコンであって、
前記受光部が、並列して配置された複数の受光素子により構成され、
前記複数の受光素子のうち、少なくとも並列方向の端部側に配置された1又は複数の受光素子は、その使用の可否及び受光レベルのうち少なくとも1つの設定が変更可能に構成された調整用受光素子とされ、
前記調整用受光素子は、その他の受光素子に比べて並列方向の寸法小さく形成されていることを特徴とする
この構成によれば、並列方向の端部側に配置された受光素子について、使用するか否かあるいは受光レベルの設定を変更することによって、当該受光素子に対応するアップリンク領域の端部(境界)の位置を調整することができる。すなわち、道路上方に設置された受光部の傾きや位置を変えることなくアップリンク領域の調整を行うことが可能となる。そのため、道路側で受光素子の使用可否又は受光レベルの設定の変更作業を行うことによって、受光部側(高所側)には作業員が不要となり、高所作業車を用いることなく少ない人手で簡単かつ短時間にアップリンク領域の調整を行うことが可能となる。また、調整用受光素子は、その他の受光素子に比べて並列方向の寸法が小さく形成されているので、アップリンク領域をより細かく調整することができ、より正確にアップリンク領域を設定することが可能となる。
本発明の光ビーコンは、ダウンリンク情報を送信する発光部と、前記複数の受光素子のいずれかによってアップリンク情報を受信したあと前記発光部に所定のダウンリンク情報を送信させる通信制御部とを更に備えており、
前記複数の受光素子が、車両進行方向に対応する方向に並列して配置され、
前記所定のダウンリンク情報が、前記アップリンク領域内の位置からその車両進行方向の下流側の所定位置までの距離に関する距離情報を含んでいることを特徴とする。
この構成によれば、アップリンク領域内の位置からその下流側の所定位置までの距離情報をダウンリンク情報に含ませることによって、車載機に、当該所定位置までの距離を認識させることが可能となる。この場合、アップリンク領域の車両進行方向の位置が所定よりもずれて設定されていたり、同方向の寸法が大きく設定されていたりすると、前記距離情報の起点位置が正確に定まらず、車載機における距離認識精度が低下する可能性があるが、この発明では、車両進行方向に対応する方向に受光素子を並列しておくことによって、同方向に関するアップリンク領域の位置や寸法を正確に設定することができるので、距離情報の起点位置が正確になり、車載機における距離の認識精度を高めることができ、この距離情報を用いた安全運転支援を精度よく行うことが可能となる。
また、路車間通信は、通常アップリンク領域の上流端付近で完了するため、距離情報の起点位置をアップリンク領域の上流端とすることが多いが、このような場合に、本発明のようにアップリンク領域の車両進行方向の位置や寸法が正確に設定されると、当然にアップリンク領域の上流端も正確に設定されるため、車載機における距離認識精度を一層高めることができる。
本発明の光ビーコンは、ダウンリンク情報を送信する発光部と、前記複数の受光素子のいずれかによってアップリンク情報を受信したあと前記発光部に所定のダウンリンク情報を送信させる通信制御部とを更に備えており、
前記複数の受光素子が、前記アップリンク領域を車両進行方向に複数の分割領域に区分けするように並列して配置され、
前記所定のダウンリンク情報が、前記アップリンク情報を受信した受光素子に対応する分割領域内の位置からその車両進行方向の下流側の所定位置までの距離に関する距離情報を含んでいることを特徴とする。
この構成によれば、複数の受光素子が、アップリンク領域を車両進行方向に複数の分割領域に区分けするように並列して配置されているので、アップリンク情報を受信した受光素子を特定することによって、車載機が車両進行方向のどの分割領域からアップリンク情報を送信したかを判別することができる。そして、アップリンク情報を送信した分割領域内の位置からその下流側の所定位置までの距離情報をダウンリンク情報に含ませることによって、車載機に、当該所定位置までのより正確な距離を認識させることが可能となり、この距離情報を用いた安全運転支援を精度よく行うことが可能となる。
したがって、この発明は、通常アップリンク領域の上流端付近で完了する路車間通信が、悪天候による雨滴や霧、或いはワイパ動作等のために完了せず、アップリンク領域内の下流側で完了するような場合(アップリンク領域内の下流側で送信されたアップリンク光が受光部で受光されるような場合)に、より正確な距離を車載機に認識させることができる点で、非常に有用である。
記構成において、複数の受光素子のうち並列方向の中央側に配置された受光素子は、常時使用される常用受光素子とすることができる。並列方向の中央側に配置される受光素子は、アップリンク領域の中央側に対応するため、受光部が道路上方に大きく位置ずれした状態で設置されないかぎり必ず使用されるものとなる。したがって、このような受光素子については使用可否や受光レベルの設定の変更を不要とし、使用可否等を変更可能にする受光素子の数を減らすことによって、使用可否等の変更のための電気回路の構造や受光素子の制御構造等を簡素化することができる。
本発明によれば、光ビーコンの受光部によって設定されるアップリンク領域を短時間で簡単に調整することができる。
〔第1の実施形態〕
〔システムの全体構成〕
図1は、第1実施形態に係る路車間通信システムの全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、この路車間通信システムは、インフラ側の交通管制システム1と、道路を走行する各車両に搭載された車載機2とを備えて構成されている。
交通管制システム1は、管制室に設けられた中央装置3と、道路の各所に多数設置された光ビーコン(光学式車両感知器)4と、を有している。光ビーコン4は、近赤外線を通信媒体とした光通信によって車載機2との間で双方向通信を行う。なお、中央装置3は交通管制室に設けられている。
〔光ビーコンの構成〕
光ビーコン4は、電話回線等の通信回線5を介して中央装置3と接続された通信インタフェースである通信部6と、この通信部6が接続されたビーコン制御機7と、このビーコン制御機7のセンサ用インタフェースに接続された複数(図例では4つ)のビーコンヘッド(投受光器)8とを備えている。
図2(a)は、上記光ビーコン4の平面図である。同図に示すように、本実施形態の光ビーコン4は、複数(図例では4つ)の車線R1〜R4を有する道路Rに設置されており、各車線R1〜R4に対応して設けられた前記複数のビーコンヘッド8と、これらビーコンヘッド8を一括制御する制御部である一台の前記ビーコン制御機7とを備えている。
ビーコン制御機7は、道路R脇に立設された支柱13に取り付けられている。ビーコン制御機7は、CPU、メモリ(RAM)及び記憶装置(ROM)を有するプログラマブルなマイコンよりなり、通信部6(図1)による中央装置3との双方向通信と、ビーコンヘッド8による車載機2との路車間通信を行う通信制御部としての機能を有する。
各ビーコンヘッド8は、支柱13から道路R側に水平に架設した架設バー14に取り付けられ、道路Rの各車線R1〜R4の直上に配置されている。そして、各ビーコンヘッド8は、車両進行方向の上流側に車載機2との間で通信を行うための通信領域Aを設定する。
図2(b)は、ビーコンヘッドの側面図である。ビーコンヘッド8は、その外郭をなす筐体8aの上面が架設バー14に固定され、筐体8aの内部には発光部10(図3)及び受光部11(図3)を実装した基板19が設けられている。また、そのほかに筐体8aの内部には車両検知部20が設けられている。
図3は、ビーコンヘッド8の筐体8a内部の部品を下方(図2(b)の矢印M方向)から見た斜視図である。ビーコンヘッド8の基板19上には、発光部10を構成する多数のLED(発光素子)16と、受光部11を構成するフォトダイオード等の受光素子17とが設けられている。
LED16は、道路R上の通信領域A(図2(a))に近赤外線からなる光信号を送信する。受光素子17は、通信領域Aにおいて車載機2から送信された近赤外線からなる光信号を受信する。LED16から送信される光信号は、後述するダウンリンク情報を含むダウンリンク光DO(図2(a))であり、受光素子17が受信する光信号は、後述するアップリンク情報を含むアップリンク光UO(図2(a))である。
図4は、ビーコンヘッド8のブロック図である。ビーコンヘッド8は、発光部10及び受光部11と、発光部10及び受光部11に接続されてこれらの制御を行うとともにビーコン制御機7に接続された制御部9を備えている。また制御部9と受光部11との間にはアンプ(増幅回路)15が介在している。
受光部11がアップリンク光UOを受光すると、その光信号に応じて発生した電気信号がアンプ15により増幅されて制御部9に出力される。制御部9は、この増幅された信号に対して信号処理を行うことによりアップリンク光UOに含まれるアップリンク情報を取得し、取得した情報をビーコン制御機7に出力する。ビーコン制御機7は、制御部9から出力された情報に応じて、発光部10に所定のダウンリンク情報を発信させるための指令を制御部9に与える。
なお、ビーコンヘッド8に設けられた車両検知部20は、ビーコンヘッド8の直下における車両Cの有無を検知するためのものであり、図3に示すように、直下に向けて光を発光する発光部20aと、当該光が車両に当たることによる反射光を受光する受光部20bとを備え、この受光部20bが反射光を受光するか否かによって車両の有無を検知する。
〔光ビーコン及び車載機の通信領域〕
図5は、光ビーコン4及び車載機の通信領域Aを示す側面図である。
図5に示すように、光ビーコン4と車載機2との通信領域Aは、車載機2の投受光器である車載ヘッド27がダウンリンク情報(ダウンリンク光DO)を受信することができるダウンリンク領域(図5において実線のハッチングを設けた領域)DAと、光ビーコン4のビーコンヘッド8が車載ヘッド27からのアップリンク情報(アップリンク光UO)を受信することができるアップリンク領域(図5において破線のハッチングを設けた領域)UAとからなる。
本実施形態のダウンリンク領域DAは、ビーコンヘッド8の後下部位置(投受光位置)d、道路R上の位置a及びcを頂点とする△dacで示された範囲に設定されている。また、アップリンク領域UAは、前記位置d、道路R上の位置b及びcを頂点とする△dbcで示された範囲に設定されている。したがって、ダウンリンク領域DAとアップリンク領域UAの上流端cは互いに一致し、アップリンク領域UAは、ダウンリンク領域DAの車両進行方向の上流部分(図5の右側部分)と重複している。また、ダウンリンク領域DAの車両進行方向長さは通信領域A全体の同方向長さと一致している。
〔車載機及び車両の構成〕
図8は、光ビーコン4と路車間通信する前記車載機2と、この車載機2が搭載された車両Cの概略構成図である。
図8に示すように、この車両Cは、ドライバの搭乗席(図示せず)を有する車体21と、この車体21に搭載された前記車載機2と、車両Cの各部を統合制御する電子制御装置(ECU)22と、車体21を駆動するエンジン23と、車体21を制動するブレーキ装置24と、車両Cの現時の速度を常時検出している速度検出器25とを備えている。ECU22は、ドライバのアクセル操作に基づくエンジン23の駆動制御や、ブレーキ操作に基づく制動制御等、車両Cに対する各種の制御を行う。
車載機2は、車載コンピュータ26と、このコンピュータ26のセンサ用インタフェースに接続された車載ヘッド(投受光器)27と、搭乗席のドライバに対するヒューマンインタフェースとしてのディスプレイ28及びスピーカ装置29とを備えている。
上記車載ヘッド27は、光ビーコンの投受光器8と同様に、LED等の発光素子とフォトダイオード等の受光素子を備えている(図示せず)。このうち、LEDは、近赤外線よりなるアップリンク光UOを発光し、フォトダイオードは、通信領域Aに発光された近赤外線よりなるダウンリンク光DOを受信する。
車載コンピュータ26は、CPU、メモリ(RAM)及び記憶装置(ROM)を有するプログラマブルなマイコンよりなり、車載ヘッド27による光ビーコン4との路車間通信の制御処理を行う。
また、車載コンピュータ26は、所定の機能を実行するプログラムを記憶装置に格納しており、このプログラムが実行する機能部として、距離認識部30及び支援制御部32を備えている。これらの各機能部30,32の処理内容については後述する。
〔路車間通信の内容〕
図9は、通信領域Aにおいて、ビーコンヘッド8と車載ヘッド27との間で行われる双方向での路車間通信の手順を示している。以下、図9を参照しつつ、本実施形態の路車間通信の内容を説明する。
まず、光ビーコン4のビーコン制御機7は、各車線R1〜R4に対応するビーコンヘッド8から、ダウンリンクの切り替え前の第1情報として、車線通知情報を含む第1のダウンリンク情報34を、各車線R1〜R4のダウンリンク領域DAに所定の送信周期で常に送信し続けている(図9のF1)。なお、この段階では、車線通知情報には未だ車両IDや車線番号は格納されていない。
車載機2を搭載した車両Cが実際のダウンリンク領域DAに進入すると、車載機2の車載ヘッド27が車線通知情報(車両ID、車線番号無し)を含む第1のダウンリンク情報34を受信する。
この際、車載機2の車載コンピュータ26は、当該車両Cが実際の通信領域A内に存在していることを認識する。その後、車載コンピュータ26は、アップリンク情報35の送信を開始し(図9のF2)、このアップリンク情報35をビーコンヘッド8に対して所定の送信周期(アップリンク送信周期)で送信する(図9のF3)。
車載コンピュータ26は、車両Cに特定の車両IDを上記アップリンク情報35に格納して当該アップリンク情報35を送信し、ビーコン間の旅行時間情報を有している場合には、この情報もアップリンク情報35に含ませる。また、車載コンピュータ26は、光ビーコン4のビーコン制御機7がダウンリンクの切り替えを行ったことを認識するまで、当該アップリンク情報35を送信し続ける。
一方、光ビーコン4のビーコンヘッド8がアップリンク情報35を受信すると(図9のF4)、ビーコン制御機7は、ダウンリンクの切り替えを行い、第2情報として、車両ID情報を有する車線通知情報を含む第2のダウンリンク情報36の送信を開始し(図9のF5)、この第2のダウンリンク情報36の送信を所定時間内において可能な限り繰り返す(図9のF6)。第2のダウンリンク情報36は、ヘッダ部38及びデータ部39を含む1又は複数のフレーム37で構成される。
上記車線通知情報には、車線R1〜R4(図2(a))ごとに車両IDを格納するフィールドがあり、各車両IDに対して車線番号を付与することができる。このため、異なる車線R1〜R4を走行する各車両Cの車載コンピュータ26は、その格納フィールド内のいずれに自車両の車両IDが含まれるかを判断することにより、自車両がどの車線R1〜R4を走行しているかを認識できる。
第2のダウンリンク情報36には、車両IDを含む車線通知情報の他に、渋滞情報、区間旅行時間情報、事象規制情報、及び、ドライバに対する安全運転支援のための支援情報等が含まれている。この支援情報には、図5に示すように、光ビーコン4より下流側の信号機38の灯色が変わるタイミング情報である信号情報の他、通信領域Aからその下流側の所定位置P0(例えば、停止線40)までの長さ情報である距離情報等が含まれている。
車載機2の車載コンピュータ26は、第2のダウンリンク情報36を受信した時点(図9のF7)で光ビーコン4でのダウンリンクの切り替えを認識し、この時点でアップリンク情報35の送信を停止する。また、車載コンピュータ26は、支援情報を含む第2のダウンリンク情報36を受信すると、この支援情報に基づいてドライバに対する各種の安全運転支援を行うようになっている。
〔アップリンク領域UA及び受光素子17の詳細な構成〕
以上のように、ビーコンヘッド8が車載ヘッド27からのアップリンク情報35を受信することができるアップリンク領域UAは、ビーコンヘッド8の受光部11によってその位置や大きさが設定されている。図6に示すように、受光部11は、基板19上に固定された受光素子17と、この受光素子17に対して間隔をあけて対向配置された集光レンズ18とを備えている。集光レンズ18の光軸FLは、後斜め下方に向くように設定されている。集光レンズ18の焦点FPは、光軸FL上で集光レンズ18の後斜め下方に位置するように配置されている。
集光レンズ18は、車載ヘッド27からのアップリンク光UOを透過すると、当該アップリンク光UOを受光素子17の受光面17aに垂直な方向に屈折させ、受光素子17は、集光レンズ18を通過したアップリンク光UOを受光面17aで受光する。したがって、受光素子17がアップリンク光UOを受光可能なアップリンク領域UAは、集光レンズ18を介して受光素子17の受光面17aの輪郭形状を上下、左右に180°反転させた形状で道路R上に投影した範囲となる。従って、図6に示す例では、受光面17aの上端(上流端)17a1が、アップリンク領域UAの下流端bに対応し、受光面17aの下流端17a2が、アップリンク領域UAの上流端cに対応する。
図7は、受光部11の受光素子17を示す正面図である。本実施形態の受光素子17は、1つのチップ上に実質的に独立する複数の受光素子(以下、「分割受光素子」という)171〜175を備えることによって構成されている。この複数の分割受光素子171〜175は、それぞれ道路幅方向に細長く形成され、車両進行方向に並列して配置されている。また、複数の分割受光素子171〜175は、互いに車両進行方向に同じ寸法に形成されている。なお、図7に示す例では、受光素子17が5つの分割受光素子171〜175により構成されており、以下これらの分割受光素子171〜175を第1〜第5分割受光素子と呼称する。
第1〜第5分割受光素子171〜175は、それぞれ第1〜第5アンプ151〜155を介して個別に制御部9に接続されている。そして、第1〜第5分割受光素子171〜175はそれぞれ独立してアップリンク光UOを受信可能であり、受信した信号をそれぞれ第1〜第5アンプ151〜155を介して制御部9に出力することができる。
また、第1〜第5分割受光素子171〜175は、それぞれ使用の可否を変更する(切換える)ことができるように構成されている。そして、どの分割受光素子171〜175を使用するかを選択することによって、アップリンク領域UAの車両進行方向の位置や長さを調整することができるようになっている。第1〜第5分割受光素子171〜175の使用可否の切換えは、例えば、第1〜第5分割受光素子171〜175からの電気信号の流れを遮断するスイッチ等をビーコン制御機7に設け、このスイッチを道路側で操作することによって行うようにする。
ここで、本実施形態では、受光部11の受光素子17を構成する複数の分割受光素子171〜175の使用可否をスイッチ等によって選択的に切換可能とする構成が、アップリンク領域UAの位置や長さを調整する調整手段を構成している。
本実施形態では、5つの分割受光素子171〜175のうち4つの分割受光素子を用いることによって、車両進行方向に所定の長さのアップリンク領域UAが設定されるように、各分割受光素子171〜175の並列方向の寸法が設定されている。したがって、図7に示すように、連続して並ぶ4つの第1〜第4分割受光素子171〜174を使用可とし、残りの第5分割受光素子175を使用不可とするパターンAと、連続して並ぶ4つの第2〜第5分割受光素子172〜175を使用可とし、残りの第1分割受光素子171を使用不可とするパターンBとの2つのパターンでアップリンク領域UAを設定することができる。つまり、パターンA、Bを切換えることによって、例えば図5に△dbcで示す領域と△db′c′で示す領域とにアップリンク領域UAの車両進行方向の位置を切換えて設定することができる。
そのため、従来のように架設バー14に設置したビーコンヘッド8の傾きを変えることによってアップリンク領域UAの位置を調整する必要が無く、ビーコン制御機7におけるスイッチ操作だけでアップリンク領域UAの位置調整を行うことができる。したがって、一旦ビーコンヘッド8を架設バー14に設置した後は、高所作業車等を用いてビーコンヘッド8の傾き調整等を行わなくても、道路上でアップリンク領域UAの位置設定が可能となり、少ない人手により簡単に短時間で調整作業を行うことができる。
また、ビーコンヘッド8内における発光部10と受光部11とは、製造の段階で互いの相対位置が固定された状態にあるが、上記のようにアップリンク領域UAの位置を調整することによって、ダウンリンク領域DAとの相対位置をも調整することが可能となる。したがって、例えば、アップリンク領域UAの車両進行方向の上流端をダウンリンク領域DAの上流端よりも上流側に設定したり、逆に、下流側に設定したりするようなことも可能となる。
第1〜第5分割受光素子171〜175は、その全てを使用の可否を切換可能にした調整用受光素子とするに限らず、並列方向(車両進行方向)の両端に相当する第1,第5分割受光素子171,175を調整用受光素子として構成し、並列方向中央側の第2〜第4分割受光素子172〜174を使用可否の切換えができない(常に使用される)常用受光素子として構成することができる。このように、使用可否の切換えが可能な分割受光素子を制限することによって、使用可否の切換えに用いるスイッチ等の数を少なくし、電気回路の構造或いは分割受光素子の制御構造等を簡素化することができる。また、本実施形態では、5つの分割受光素子171〜175によって受光素子17を構成しているが、分割受光素子の車両進行方向の寸法をより小さくするとともに分割受光素子の数をより多くすることによって、より細かいアップリンク領域UAの位置調整を行うことができる。
また、本実施形態では、5つの分割受光素子171〜175のうち4つを用いてアップリンク領域UAを設定しているが、3つ又はそれ以下の分割受光素子を用いてアップリンク領域UAを設定することができる。使用可とする分割受光素子の数を変えることによってアップリンク領域UAの車両進行方向の長さ寸法を調整することができる。
また、並列方向の両端部ではなく片方の端部に配置された第1分割受光素子171又は第5分割受光素子175のみによって調整用受光素子を構成することができる。この場合、アップリンク領域UAの上流端又は下流端の位置を調整しつつ、アップリンク領域UAの車両進行方向の長さを変更することができる。
さらに、以上の説明では、第1〜第5分割受光素子171〜175の使用の可否を切換えることによって、アップリンク領域の位置等の調整を行っているが、第1〜第5分割受光素子171〜175の受光レベルの設定を変更(調整)することによって、アップリンク領域UAの位置等を調整するようにしてもよい。この場合について以下に説明する。なお、第1〜第5分割受光素子171〜175の受光レベルを調整するには、それぞれに接続された第1〜第5アンプ151〜155のゲインを調整するなどの方法を採用することができる。
車載ヘッド27から発せられるアップリンク光は、集光レンズ18(図6)によって集光され、原則として5つの分割受光素子171〜175のいずれか1つに照射される。しかし、アップリンク光UOを発した車載ヘッド27の位置によっては、分割受光素子171〜175のうち隣接する2つの分割受光素子の境界付近に照射されることもある。この場合、2つの分割受光素子が受けた受光量の合計が受光部11に対するアップリンク光の到達光量となる。
そして、例えば図7に示すように、隣接する2つの分割受光素子171と172との境界にアップリンク光が照射(符号Qで示す)された場合、アップリンク光が発せられた位置がアップリンク領域UAの上流側になるほど上流側に相当する分割受光素子171の光量が大きくなり、アップリンク光が発せられた位置がアップリンク領域UAの下流側になるほど下流側に相当する分割受光素子172の光量が大きくなる。
そのため、分割受光素子171の受光レベルを段階的に下げることによって、アップリンク領域UAの上流端の位置を微調整することが可能となる。すなわち、分割受光素子171と172との境界に相当する地点でアップリンク領域UAの上流端を設定する場合(図3に示すc′の地点で当該上流端を設定する場合)、c′の地点と、それよりも僅かに上流側の地点とからそれぞれ作業員によってアップリンク光に相当する光信号を発光し、前者の地点で発光した場合の受信部11への到達光量(分割受光素子171,172の合計受光量)が所定の閾値以上となり、且つ、後者の地点で発光した場合の受光部11への到達光量が所定の閾値以下となるように、分割受光素子171の受光レベルを設定すればよい。このようにすることで、各分割受光素子の使用の可否を切換える場合よりもさらにきめ細かいアップリンク領域UAの設定調整をすることができる。
以上説明したように、アップリンク領域UAは、第1〜第5分割受光素子171〜175の受光面が道路Rに投影される範囲として設定される。また、第1〜第5分割受光素子171〜175は、それぞれ独立してアップリンク光UOを受信することができる。そのため、アップリンク領域UAは、各分割受光素子171〜175が道路に投影される範囲で車両進行方向に複数の領域(分割領域)に区分けされることになる。
例えば、図5に△dbcで示すアップリンク領域UAは、当該アップリンク領域UAを設定する4つの分割受光素子171〜174(図7)に応じた4つの分割領域UA1〜UA4に境界Kで区分けされる。そして、各分割領域UA1〜UA4において車載機2から送信されたアップリンク光UOは、それぞれ対応する分割受光素子171〜174によって受信される。
本実施形態では、アップリンク領域UAが複数の分割領域UA1〜UA4に区分けされることを利用して、アップリンク光UOを送信した車載機2の位置を精度よく認識し、これを安全運転支援に役立てるようにしている。以下、安全運転支援の詳細な内容について説明する。
〔安全運転支援〕
図9を参照して説明したように、ビーコンヘッド8から送信される第2のダウンリンク情報36には、通信領域Aからその下流側の所定位置P0(図5)までの距離情報が含まれる。車載機2は、この第2のダウンリンク情報36を受信すると、所定位置P0までの距離を認識して位置標定を行い(図9のF8)、これに基づいてドライバに対する安全運転支援を行う。距離情報の起点となる地点は、アップリンク領域UAの上流端(図5の線分cd上の位置)とすることができる。通常、上述の路車間通信はアップリンク領域UAの上流端付近で完了し、車載機2は、たいていの場合、前記距離情報をアップリンク領域UAの上流端付近で受信するからである。
しかしながら、本実施形態では、受光素子17が複数の分割受光素子171〜174に応じてアップリンク領域UAが複数の分割領域UA1〜UA4に区分けされているので、これを有効に利用して以下のようにして距離情報を設定することもできる。
光ビーコン4のビーコン制御機7は、図5に示すように、前記距離情報として通信領域Aの所定位置P1〜P4からその下流側の所定位置P0までの距離L1〜L4の数値を予め記憶装置に記憶している。そして、この距離L1〜L4についての距離情報のいずれかを第2のダウンリンク情報36の送信フレームに格納して、当該フレームをビーコンヘッド8から繰り返し送出する。
各距離L1〜L4の上流端(起点)P1〜P4は、アップリンク領域UAの各分割領域UA1〜UA4に応じて4カ所設定されている。本実施形態では、車載機2の高さhにおける各分割領域UA1〜UA4の車両進行方向の上流端を、各距離L1〜L4の上流端P1〜P4に設定している。ただし、各分割領域UA1〜UA4の車両進行方向の中央位置や下流端に距離L1〜L4の上流端P1〜P4を設定することも可能である。
ビーコン制御機7は、予め記憶した複数の距離L1〜L4についての距離情報のうちいずれかを選択し、第2のダウンリンク情報36の送信フレームに格納する。そして、どの距離L1〜L4を選択するかは、ダウンリンクの切換え前にアップリンク情報を受信した分割受光素子171〜174(図7)に基づいて決定される。
例えば、最上流側の分割領域UA1において、道路R上を走行している車両Cの車載ヘッド27がアップリンク情報35を送信し、この分割領域UA1に対応する分割受光素子171が当該アップリンク情報35を受信した場合、ビーコン制御機(ダウンリンク切り替え制御部)7は、アップリンク情報35を受信した分割受光素子171を特定し、それに対応する距離情報L1を選択するとともに、ダウンリンクを切換え、発光部10を介して距離L1についての距離情報を含む第2のダウンリンク情報36を送信する。
他の分割領域UA2〜UA4に対応する分割受光素子172〜174のいずれかがアップリンク情報35を受信した場合は、ビーコン制御機7は、上流点がP2〜P4となるいずれかの距離L2〜L4を選択し、当該距離L2〜L4についての距離情報を含む第2のダウンリンク情報36を送信する。
図8に示すように、上記距離情報を含む第2のダウンリンク情報36を車載ヘッド27が受信すると、車載コンピュータ26の距離認識部30は、そのダウンリンク情報36のフレームに含まれている距離情報を抽出して、前記距離L1〜L4を認識する。
そして、車載コンピュータ26の支援制御部32は距離L1〜L4を利用して、ドライバに対する安全運転支援を行う。
支援制御部32は、例えば、停止線40までの距離L1〜L4と現時点の車両Cの走行速度とから、その停止線40の手前で停止するための減速度(負の加速度)を算出し、その減速度をECU22に通知する。ECU22は、当該減速度となるようにブレーキ装置24を作動させ、これにより、車両Cを停止線40の手前で自動停止させることができる。
また、支援制御部32の安全運転支援としては、ディスプレイ28やスピーカ装置29を用いたドライバに対する注意喚起であってもよい。例えば、支援制御部32により、停止線40までの距離L1〜L4をディスプレイ28に表示させてもよい。また、現時の車両Cの走行速度が速すぎる場合には、支援制御部32により、停車や減速を促す注意喚起をディスプレイ28に表示させたり、その注意喚起をスピーカ装置29から音声出力させたりしてもよい。
また、支援制御部32は、前記距離情報と共に、第2のダウンリンク情報に含まれる信号情報(現在又は将来の信号灯色に関する情報、各信号灯色の表示継続予定期間や表示する順序等に関する情報(表示予定情報)等)を用いて安全運転支援を行うこともできる。
この信号情報を受信した車載コンピュータ27の支援制御部32は、停止線40までの距離L1〜L4と車両Cの走行速度や加速度等から、停止線40に到着するまでの所要時間を推定した上で、当該所要時間経過後の信号灯色を推定することができる。そして、例えば、現在の信号灯色は青信号であるが、停止線40に到着する時点で信号灯色が赤信号と予測されるような場合には、安全に停止線40の手前で停止することができるように、車両Cを制動するための制御を行う。逆に、減速しなければ安全に交差点を通過できると判断できるような場合には、車両Cの速度を維持するための制御を行うことができる。
車両Cを制動したり速度を維持したりするため、支援制御部32は、車両のブレーキ装置24(図4)やアクセルに対して直接的に制御を行ってもよい。また、支援制御部32では単に制動や速度維持に関する情報を生成し、その情報をECU22に通知することによってECU22でブレーキ装置24やアクセルを制御するものであってもよい。すなわち、支援制御部32は、間接的な制御を行うものであってもよい。また、支援制御部32は、車載装置の主導による制御のみならず、ブレーキアシストなど、ドライバの運転動作を補助する動作をしても良い。
以上のように本実施形態では、ビーコンヘッド8の受光素子17が複数の分割受光素子171〜174に分割され、各分割受光素子171〜174に応じてアップリンク領域UAが複数の分割領域UA1〜UA4に区分けされており、アップリンク情報35を受信した分割受光素子171〜175に応じて各分割領域UA1〜UA4から所定位置P0までの距離L1〜L4を選択し、その距離情報を第2のダウンリンク情報36に含ませているので、距離情報の起点(車両進行方向の上流端)と実際の車両(車載機2)の位置とが大きく離れてしまうことはほとんど無く、車載機2において所定位置P0までの距離を正確に認識させることができる。これにより、ドライバに対する安全運転支援を精度よく行うことができる。
また、本実施形態では、路車間通信の確実性が低い条件、例えばアップリンク光がビーコンヘッド8まで到達しにくくなるような雨天や濃霧等の気象条件やワイパーを作動させているような条件でも、精度良く所定位置P0までの距離を認識することが可能となる。
つまり、路車間通信の確実性が高い条件であれば、最初にアップリンク領域UA内で送信されたアップリンク情報35はビーコンヘッド8の受光素子17に正確に受信され、車載コンピュータ26がダウンリンクの切り替えを認識する(第2のダウンリンク情報を受信する)時点の車両Cの位置は、概ねアップリンク領域UAの最上流端位置P1付近になると考えられる。しかし、路車間通信の確実性が低い条件では、最初にアップリンク領域UA内で送信されたアップリンク情報35が受光素子17に正確に受信されない場合があり、車載コンピュータ26がダウンリンクの切り替えを認識できるまで、アップリンク送信周期ごとにアップリンク情報35を繰り返し送信することになる。このため、ダウンリンクの切り替えを認識した時点における車載機2の位置は、アップリンク領域UAの最上流端P1よりも、アップリンク情報35を繰り返し送信する間に走行した距離の分だけ下流側に離れた地点となる(例えば、図5に点線で示す車両C2の車載機2の位置P3)。
この際、仮に、第2のダウンリンク情報に含ませる距離情報の起点位置がアップリンク領域UAの上流端P1のみであると、当該上流端P1と、実際の車載機の位置P3とが大きく離れ、距離認識精度は低下する。特に、車両の走行速度が大きい場合やアップリンク送信周期が長く設定されている場合は、距離認識精度が一層低下する可能性がある。
本実施形態の場合、アップリンク領域UAが分割領域UA1〜UA4に区分けされているので、最初のアップリンク情報35が、例えば最上流側の分割領域UA1で受信されなかったとしても、アップリンク情報を受信した他の分割領域UA2〜UA4内の位置P2〜P4を起点とした距離情報を第2のダウンリンク情報に含ませることができ、距離認識精度の低下を抑制することができる。
なお、アップリンク領域UAの2つの分割領域の境界K付近で車載機2からアップリンク情報が送信された場合、当該2つの分割領域に対応する2つの分割受光素子によって同時にアップリンク情報が受信される場合がある。この場合、距離情報の起点を、当該2つの分割領域の境界K上の位置P2〜P4とすることができる。
また、距離情報は、所定位置P0までの直接的な距離とするに限られず、所定位置P0までの距離を一意に決定しうる情報であれば、どのような形式であってもよい。例えば、分割領域UA1の上流端P1から下流側の所定位置P0までの距離L1にかかる第1の距離情報と、分割領域UA1の上流端P1から他の分割領域UA2〜UA4の上流端P2〜P4までの距離L2′〜L4′にかかる第2の距離情報とによって距離情報を構成することができる。この場合、距離L1にかかる第1の距離情報と、アップリンク情報を受信した分割受光素子に対応する分割領域UA2〜UA4についての距離L2′〜L4′にかかる第2の距離情報とを第2のダウンリンク情報36に含ませる。この第2のダウンリンク情報36を車載ヘッド27が受信したとき、車載コンピュータ26の距離認識部30によって、そのダウンリンク情報36に含まれる第1の距離情報と第2の距離情報とから実距離L2〜L4を演算させればよい。
距離情報にかかる距離L1〜L4の下流端については、停止線40のほか、信号機38の設置位置や車両感知器の位置としてもよい。
〔他の実施形態〕
図10は、受光素子を構成する分割受光素子の他の実施形態を示す概略図である。図10(a)に示す受光素子17′は、第1実施形態と同様に5つの分割受光素子171′〜175′により構成されているが、並列方向(車両進行方向)の両端側に配置された第1,第2,第4,第5分割受光素子171′,172′,174′,175′の同方向の寸法が、並列方向の中央側の第3分割受光素子173′の寸法よりも狭く形成されている。図7に示した第1実施形態と比較すると、並列方向の中央側の第3分割受光素子173′が、第1実施形態における第2〜第4分割受光素子172〜174に相当し、並列方向の一端側の第1,第2分割受光素子171′,172′が、第1実施形態における第1分割受光素子171に、同他端側の第4,第5分割受光素子174′,175′が、第1実施形態における第5分割受光素子175に相当している。
そして、本実施形態では、第1〜第3分割受光素子171′〜173′を使用可に設定し、他の第4,第5分割受光素子174′,175′を使用不可に設定するパターンAと、第2〜第4分割受光素子172′〜174′を使用可に設定し、第1,第5分割受光素子171′,175′を使用不可に設定するパターンBと、第3〜第5分割受光素子173′,〜175′を使用可に設定し、第1,第2分割受光素子171′,172′を使用不可に設定するパターンCの3つのパターンでアップリンク領域UAの位置を調整することが可能となる。したがって、本実施形態では、第1実施形態よりも細かくアップリンク領域UAの位置を調整することが可能である。
なお、パターンA〜Cのいずれにも使用される第3分割受光素子173′については、使用可否を切換不能とした常用受光素子として構成してもよい。また、調整用受光素子は、第1実施形態で説明したように受光レベルの設定を変更可能に構成したものであってもよい。
なお、この実施形態や前述の第1実施形態において、アップリンク領域UAの上流端の調整が特に重要であるため、調整用受光素子は、アップリンク領域UAの上流端に対応した並列方向一端部の分割受光素子のみとしてもよい。また、並列方向両端部の分割受光素子を調整用受光素子とする場合であっても、上流端側の受光素子の並列方向の寸法のみを小さくするように形成しておいてもよい。
図10(b)に示す受光素子17は、車両進行方向ではなく道路幅方向に並列して配置された複数の第1〜第3分割受光素子171″〜173″により構成されている。そして、第1,第2分割受光素子171″,172″を使用可とし、第3分割受光素子173″を使用不可にするパターンDと、第2,第3分割受光素子172″,173″を使用可とし、第1分割受光素子171″を使用不可とするパターンEとの2つのパターンでアップリンク領域UAの道路幅方向の位置調整を行うことができる。
また、全ての分割受光素子171″〜173″を使用するパターンと、並列する第1,第2分割受光素子171″,172″又は第2,第3分割受光素子172″,173″を使用するパターンと、幅方向中央の第2分割受光素子172″のみを使用するパターンとの3つのパターンでアップリンク領域UAの道路幅方向の寸法を調整することも可能である。
以上のようにアップリンク領域UAの道路幅方向の位置や寸法の調整を行うことによって、各車線R1〜R4(図2(a))の幅内に収まるようにアップリンク領域UAを設定することが可能となる。
各車線R1〜R4に設定されるアップリンク領域UAが隣の車線R1〜R4にまではみ出して設定されていると、ある車線を走行している車両Cの車載機2から送信されたアップリンク情報がその車線のビーコンヘッド8だけでなく隣の車線のビーコンヘッド8によっても受信されてしまう可能性が生じる。この場合、光ビーコン4は、車両が走行している車線の車線番号が対応づけられた車両IDと、隣接する車線の車線番号が対応づけられた同じ車両IDとを車線通知情報の中に格納し、第2のダウンリンク情報に含ませて送信する。そして、この第2のダウンリンク情報を車載機2が受信すると、当該車載機2は、車線通知情報内の自身の車両IDを確認することはできるが、自車両Cがどちらの車線を走行しているかを認識できなくなるという不都合が生じる。
したがって、本実施形態のように、アップリンク領域UAの道路幅方向の位置や寸法の調整を可能にすることは路車間通信を適切に行ううえで非常に有用である。
上記各実施形態では、受光部11を構成する受光素子17,17′,17″を、車両進行方向或いは道路幅方向に並列して配置された分割受光素子によって構成する例を説明したが、車両進行方向及び道路幅方向の双方に並列して配置された複数の分割受光素子、すなわち、碁盤目状(例えば8×8等)に並列して配置された複数の分割受光素子によって受光素子を構成し、それぞれの分割受光素子の使用の可否を切換えたり、受光レベルの設定を変更したりすることができる。この場合、車両進行方向と、道路幅方向との双方についてアップリンク領域UAをより一層厳密に調整することができる。そのため、例えば、投受光器8が垂直方向に対して所定の角度だけ歪んで固定され、これによって道路R上に投影されるアップリンク領域UAも垂直方向に対してある程度だけ歪んで設定され、アップリンク領域UAの角部が隣接する車線にはみ出してしまったような場合に、当該角部に対応する分割受光素子を使用しないようにしたり、受光レベルの設定値を小さくしたりすることで、隣接する車線において発せられたアップリンク光を受信しないように微調整することが可能となる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく適宜設計変更可能である。
上記実施形態では、受光部11の受光素子17を複数の分割受光素子で構成し、分割受光素子の全て又は端部側の一部について使用可否を切換可能に構成しているが、この構成に加えて、発光部10を構成する多数のLED16(図3)の全て又は端部側の一部について、使用の可否を切換可能に構成したり、又は、発光レベルの設定値を変更(調整)可能に構成したりすることもできる。
この場合、アップリンク領域UAだけでなくダウンリンク領域UAの車両進行方向又は道路幅方向の位置調整や大きさの調整をすることができ、また、アップリンク領域UAとダウンリンク領域UAとの相対位置をも個別に調整することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る路車間通信システムの全体構成を示すブロック図である。 光ビーコンの平面図である。 ビーコンヘッドの内部を下側から見た場合の斜視図である。 光ビーコンのブロック図である。 光ビーコン及び車載機の通信領域を示す側面図である。 受光部の受光素子と集光レンズとを示す側面図である。 受光部を構成する受光素子の正面図である。 光ビーコンと路車間通信する車載機と、この車載機が搭載された車両の概略構成図である。 通信領域で行われる路車間通信の手順とデータ内容を示す概念図である。 他の実施形態に係る受光部を構成する受光素子の正面図である。
符号の説明
2 車載機
4 光ビーコン
7 ビーコン制御機(通信制御部)
8 ビーコンヘッド(投受光器)
10 発光部
11 受光部
17 受光素子
30 距離認識部
35 アップリンク情報
36 第2のダウンリンク情報
A 通信領域
C 車両
R 道路
P0 所定位置(停止線)
DA ダウンリンク領域
UA アップリンク領域
UA1〜UA4 分割領域

Claims (6)

  1. 車載機から送信されたアップリンク情報を受信可能なアップリンク領域を道路の所定範囲に設定する受光部と、この受光部からの電気信号が出力される制御部とを備えている光ビーコンであって、
    前記受光部が、並列して配置された複数の受光素子により構成され、
    前記複数の受光素子のうち、少なくとも並列方向の端部側に配置された1又は複数の受光素子は、前記アップリンク領域を調整するために、当該受光素子から前記制御部への電気信号を遮断するか否かによる当該受光素子の使用の可否、及び、当該受光素子の受光レベルのうち少なくとも1つの設定が変更可能に構成された調整用受光素子とされていることを特徴とする光ビーコン。
  2. 調整用受光素子の受光レベルが、当該調整用受光素子とその並列方向に隣接する他の受光素子との合計受光量と、前記アップリンク領域の境界位置を規定する所定の閾値との比較によって設定される、請求項1に記載の光ビーコン。
  3. 車載機から送信されたアップリンク情報を受信可能なアップリンク領域を道路の所定範囲に設定する受光部を備えている光ビーコンであって、
    前記受光部が、並列して配置された複数の受光素子により構成され、
    前記複数の受光素子のうち、少なくとも並列方向の端部側に配置された1又は複数の受光素子は、その使用の可否及び受光レベルのうち少なくとも1つの設定が変更可能に構成された調整用受光素子とされ、
    前記調整用受光素子は、その他の受光素子に比べて並列方向の寸法が小さく形成されていることを特徴とする光ビーコン。
  4. ダウンリンク情報を送信する発光部と、前記複数の受光素子のいずれかによってアップリンク情報を受信したあと前記発光部に所定のダウンリンク情報を送信させる通信制御部とを更に備えており、
    前記複数の受光素子が、車両進行方向に対応する方向に並列して配置され、
    前記所定のダウンリンク情報が、前記アップリンク領域内の位置からその車両進行方向の下流側の所定位置までの距離に関する距離情報を含んでいることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の光ビーコン。
  5. ダウンリンク情報を送信する発光部と、前記複数の受光素子のいずれかによってアップリンク情報を受信したあと前記発光部に所定のダウンリンク情報を送信させる通信制御部とを更に備えており、
    前記複数の受光素子が、前記アップリンク領域を車両進行方向に複数の分割領域に区分けするように並列して配置され、
    前記所定のダウンリンク情報が、前記アップリンク情報を受信した受光素子に対応する分割領域内の位置からその車両進行方向の下流側の所定位置までの距離に関する距離情報を含んでいることを特徴とする請求項乃至4のいずれか1つに記載の光ビーコン。
  6. 前記複数の受光素子のうち、並列方向の中央側に配置された受光素子が常時使用される常用受光素子とされている請求項乃至5のいずれか1つに記載の光ビーコン。
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