JP4928123B2 - 電池式加熱器具の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電池式はんだごてに代表される電池式加熱器具の制御装置に関し、より詳細には無負荷時には電池の消耗を含む電力消費を抑制し、電池寿命を延長することができると共に、負荷時には速やかに電力を供給する電池式加熱器具の制御装置に関する。
加熱器具のひとつであるはんだごては、はんだを溶融し、その溶融はんだで回路の配線や電気部品等を互いに接着させ、強固な電気的接続を得るために用いられる。多種多様のはんだごてが、広範囲かつ長年に亘って利用されてきた。
また、はんだごて以外の加熱器具として、はんだ除去装置がある。はんだ除去装置は、はんだ付けされた接続部を溶融して電気部品を取り外したり、さらにそれを交換したりするために使用される。
これらの加熱器具は、その殆どが電気式であり、特に工業用途では電源として交流電源が多く用いられる。これに対し、特許文献1乃至5に示すように、電池を電源とするものが提案されている。またさらに、特許文献6および7に示されているように、例えば気体燃料を用い、触媒または直火を利用して先端チップを加熱する加熱器具も提案されている。
なお本願出願人は、米国特許出願第10/892,780号において、カートリッジ式の電池パックを備えた加熱器具を提案している。
米国特許第2,973,422号明細書 米国特許第3,141,087号明細書 米国特許第3,141,956号明細書 米国特許第4,064,447号明細書 米国特許第5,446,262号明細書 米国特許第5,799,648号明細書 米国特許第5,921,231号明細書
しかしながら、上記従来技術の各種加熱器具は、必ずしも充分な性能を有しているとは言えない状況である。これらの加熱器具は、コードレスではんだ取扱い作業ができるという利点を有するものの、例えば電池式のものにおいて、電力消費量を抑制して電池の寿命を延長させるという点に関しては配慮が不充分であった。例えば装置がオン状態であって実際には作業中でない場合(待機中)に、徒に多くの電力を消費し、電池の消耗を速めてしまうという問題があった。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、電力の無駄な消費を抑制することによって電池寿命を延長させることができる電池式加熱器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は無負荷時には電力の無駄な消費を抑制し、負荷時には必要な電力を速やかに供給するものである。
請求項1に係る発明は、電気抵抗が自身の温度とともに変化するヒータと、上記ヒータに電力を供給する電池とを備える電池式加熱器具の制御装置であって、上記ヒータに電力を供給して上記ヒータを加熱するヒータ電力供給手段と、上記ヒータの電気抵抗を検出するヒータ抵抗検出手段と、所定の制御プログラムを有するマイクロプロセッサとを備え、上記ヒータ抵抗検出手段は、上記ヒータの電気抵抗を含む電気抵抗によって変化する電圧を検出するヒータ電圧検知回路を備え、上記マイクロプロセッサは、上記ヒータの温度に応じて変動する所定のX−ポイントでの電圧であるX−ポイント電圧を測定し、さらに所定の演算処理後、上記X−ポイント電圧をX−ポイント電圧保存値として保存するように構成され、上記所定の演算処理は、その演算処理時点におけるX−ポイント電圧とX−ポイント電圧保存値とを比較するものであり、上記所定の演算処理の結果に基づいて、上記ヒータの温度変化状態が、スタンバイ期間に係る状態と、実際にはんだ付けに使用されている期間に係る状態と、使用直後の冷却期間に係る状態との何れに相当するかを判定する判定手段と、上記判定手段が判定した上記ヒータの温度変化状態に係る電力の供給条件を選択する選択手段とを構成し、上記判定手段が判定した結果に基づいて上記選択手段の選択した電力の供給条件により上記ヒータ電力供給手段を制御して上記ヒータに電力を供給するものであることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項記載の電池式加熱器具の制御装置において、上記マイクロプロセッサは、上記ヒータの温度を上昇させる第1の電力制御手段と、上記ヒータの温度を維持する第2の電力制御手段と、上記ヒータの温度を低下させる第3の電力制御手段とを構成し、上記選択手段は、上記ヒータの温度が低下しつつある場合は上記第1の電力制御手段を選択し、上記ヒータの温度が一定の場合は上記第2の制御手段を選択し、上記ヒータの温度が上昇しつつある場合は上記第3の電力制御手段を選択することを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1または2に記載の電池式加熱器具の制御装置において、上記ヒータの抵抗に応じた信号を生成するための検知電力供給手段と、上記ヒータ電力供給手段および上記検知電力供給手段を上記ヒータに選択的に接続するための選択器とを備えることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項記載の電池式加熱器具の制御装置において、上記検知電力供給手段が、上記ヒータに印加すべき定電圧を生成するための定電圧生成手段を含むことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項または記載の電池式加熱器具の制御装置において、電源電圧検知回路を備え、上記ヒータ電力供給手段がヒータ電力供給回路を備え、上記ヒータ抵抗検出手段がヒータ電圧検知回路を備え、上記検知電力供給手段が定電圧回路を備えており、上記マイクロプロセッサは、上記電源電圧検知回路からの電源電圧信号と上記ヒータ電圧検知回路からのヒータ電圧信号とを受信するように接続されているとともに、上記定電圧回路と上記ヒータ電力供給回路とを制御して上記制御プログラムに従って上記ヒータに電力を供給することを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項記載の電池式加熱器具の制御装置において、上記制御プログラムは検知サブルーチンを有し、該検知サブルーチンにおいて、上記定電圧回路がオンとされた所定の検知期間に、上記X−ポイント電圧が測定され、その後、上記定電圧回路がオフとされることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1乃至の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制御装置において、上記電池の電圧を検出するための電源電圧検出手段と、上記ヒータ電力供給手段による電力供給の継続時間を制御するための時間制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1乃至の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制御装置において、上記制御プログラムは、上記制御装置への電力供給をオンにした直後のステージ1と、上記ヒータの温度を維持するステージ2と、上記ヒータに熱負荷をかけるステージ3と、上記ヒータを冷却するステージ4とを含み、上記マイクロプロセッサは、上記ステージ1乃至4の何れかひとつを、上記制御プログラムに定められた所定の演算結果に応じて選択的に実行することを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項に記載の電池式加熱器具の制御装置において、上記ステージ1において、上記ヒータ電力供給回路は上記ヒータ電力供給手段の電源電圧に基づいて上記マイクロプロセッサによって演算される加熱期間オンとされ、その後、上記ヒータ電力供給回路は所定期間オフとされることを特徴とする。
請求項10に係る発明は請求項または記載の電池式加熱器具の制御装置において、上記ステージ2において、上記ヒータ電力供給回路が上記ステージ1における加熱期間よりも短い期間でオンおよびオフされて上記ヒータの温度を所定の目標設定値に維持し、上記ステージ3において、上記ヒータ電力供給回路が、予め設定された所定の平均作業時間の間オンとされ、その後、上記ヒータ電力供給回路が所定期間オフとされ、上記ステージ4において、上記ヒータ電力供給回路が所定期間オフとされて上記ヒータを冷却させることを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項10記載の電池式加熱器具の制御装置において、上記所定の平均作業時間が5s乃至10sであることを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項乃至11記載の電池式加熱器具の制御装置において、上記マイクロプロセッサは、上記所定の演算処理において、上記X−ポイント電圧が上記X−ポイント電圧保存値と等しい場合には次のステージとして上記ステージ2を選択し、上記X−ポイント電圧が上記X−ポイント電圧保存値より高い場合には次のステージとして上記ステージ3を選択し、上記X−ポイント電圧が上記X−ポイント電圧保存値より低い場合には次のステージとして上記ステージ4を選択することを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項乃至12の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制御装置において、上記ステージ2において、上記ヒータ電力供給回路は300ms乃至400msの間オンとされ、続いて600ms乃至700msの間オフとされることを特徴とする。
請求項14に係る発明は、請求項乃至13の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制御装置において、上記ステージ2において、上記ヒータ電力供給回路の上記オン−オフのサイクルが繰り返されることを特徴とする。
請求項15に係る発明は、請求項1乃至14の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制御装置において、上記マイクロプロセッサに接続された可変抵抗を備え、該可変抵抗の抵抗値を調節することによって上記ヒータの目標設定温度を変動することができるように構成されていることを特徴とする。
請求項16に係る発明は、請求項1乃至15の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制
御装置において、上記ヒータ電力供給手段の電源電圧が所定の下限値よりも低いときには、当該加熱器具の電源をオフにすることを特徴とする。
請求項17に係る発明は、請求項1乃至16の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制御装置において、当該加熱器具が使用可能状態であることを視覚的に表示する表示手段を備えることを特徴とする。
請求項18に係る発明は、請求項1乃至17の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制御装置において、当該加熱器具ははんだごてであり、該はんだごては、作業時に把持されるハンドルと、上記ハンドルに着脱自在に設けられたカートリッジ式先端部とを備え、上記電池が上記ハンドルに着脱自在に設けられていることを特徴とする。
本発明の構成によれば無負荷時には電力の無駄な消費を抑制し、負荷時には必要な電力を速やかに供給することができる。
例えば、ヒータの温度を上昇させるときには第1の電力制御手段、ヒータの温度を維持するときには第2の電力制御手段、ヒータの温度を低下させるときには第3の電力制御手段というようにヒータの温度変化状態に応じた電力制御を行うようにすることにより、それぞれの場合に最適かつ必要最小限の電力供給を行うことができる。
例えば、電源はオンではあるが実際には作業をしていないスタンバイ状態の時には、例えば加熱期間と加熱停止期間とを交互に繰り返すような第2の電力制御手段によって、ヒータの温度を目標設定温度に維持し得る最小限の電力消費とすることができる。
一方、電源オンの始動時や、スタンバイ状態から実際に作業を行い、熱負荷がかかった場合には、第1の電力制御手段によって速やかな電力供給(熱供給)を行わせることができる。
結局、始動時のスタートアップ時間の遅れや、作業中、特に連続はんだ付け等の熱負荷が高いときの温度復帰性低下等の弊害を効果的に抑制しつつ、全体として電力の無駄な消費を抑制し、電池寿命を延長させることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態を含むはんだごて10の側面図である。はんだごて10(電池式加熱器具の一例)はハンドル12を備えており、その先端側にはカートリッジ式先端部14が取付けられ、固定ナット16で固定されている。はんだごて10は、着脱自在の電源カートリッジ20を備えている。電源カートリッジ20は、電池22と電気回路24とを備えている。電源カートリッジ20をハンドル12から取外すことにより、電池22の充電または交換が可能となっている。電気回路24は、電池22に接続し、電力の出力を制御し、電力をカートリッジ式先端部14の加熱部に伝達するよう構成されている。カートリッジ式先端部14は一般にはその先端チップを加熱するコイル抵抗型のヒータ14a(図2に示す)を備えている。
図2は、はんだごて10の概略電気制御回路図である。図2に示すように、電池22はコネクタ26において電気回路24と接続されている。電気回路24の出力はコネクタ28においてカートリッジ式先端部14と接続されている。電気回路24は、回路基板に各
種電気部品が取付けられて構成されている。
コネクタ26は電池22の正負各極に接続されるプラス端子32およびマイナス端子34を有している。マイナス端子34は接地部36でアースされている。プラス端子32は定電圧回路40に接続され、またそれとは並列に加熱用の電界効果トランジスタ42(以下加熱用FET42と略称する)に接続されている。これらの接続はすべて電気回路24の基板のトレースを介してなされている。
プラス端子32はまた電源電圧測定回路44にも接続されている。電源電圧測定回路44は、電気回路24に搭載されているマイクロプロセッサ50(以下MPU50と略称する)への出力部を有している。MPU50は、電源電圧測定回路44を介して電源電圧Vbを連続的にモニタしており、電源電圧Vbが低下して所定のレベルを下回るとはんだごて10をオフにする。また、後述するように、電源電圧Vbはカートリッジ式先端部14を最初に加熱して動作温度とするための初期の加熱期間T1(図3(a)参照)の長さを決定するための演算に影響するので、MPU50は電源電圧測定回路44によって始動時の電源電圧Vbを測定する。
定電圧回路40は検知用ライン52に一定の電圧(3.3V)で直流の電気を供給する。この電気は検知用の電界効果トランジスタ54(以下検知用FET54と略称する)に導かれる。加熱用FET42および検知用FET54は、それぞれライン56,58を介してMPU50からの制御信号を受信する。加熱用FET42および検知用FET54の出力は合流点60で合流し、コネクタ28のプラス端子62を介してカートリッジ式先端部14に供給される。従って、電池22から加熱用FET42を経由してヒータ14aに導かれる回路はヒータ電力供給回路(ヒータ電力供給手段)となっている。
MPU50はまた2つの出力70,72を有しており、これらは多色発光ダイオード(赤色LED74と緑色LED76とからなる)に接続され、はんだごて10がオン状態にあることや準備完了状態であることが点灯表示されるように構成されている。
MPU50は、加熱用FET42や検知用FET54を介して、カートリッジ式先端部14への加熱のための電力供給や、カートリッジ式先端部14の温度検知のための電力供給を制御する。全体として、MPU50は電池22の電圧降下レベルや設定温度に応じて調整される所定のシーケンスに従って各電力の供給を制御するようにプログラムされている。そのシーケンスについては図3以降の図を参照して後述する。
電気回路24はまた電圧増幅回路66を備えている。これはコネクタ28のマイナス極に接続され、抵抗68を介して接地部36でアースされているポイント64(以下X−ポイント64ともいう)の信号を検知し、MPU50に伝達する。MPU50は、その信号に基づいてX−ポイント64における電圧(X−ポイント電圧Vn)を検知することができ、さらにこれからカートリッジ式先端部14の温度を演算(推定)することができる。
従って、定電圧回路40から、検知用FET54、ヒータ14a、電圧増幅回路66、抵抗68、接地部36を経由してMPU50に至る回路はヒータ抵抗検出手段(ヒータ温度検出手段)としてのヒータ電圧検知回路となっている。
また電気回路24には可変抵抗80が設けられている。そしてMPU50には、可変抵抗80の抵抗値に応じて変動する温度設定用電圧Vcが入力される。可変抵抗80の抵抗値を変動させることにより、各種のカートリッジ式先端部14に応じてその設定温度を適値に調節することができる。従って、多種多様のカートリッジ式先端部14に対し、それぞれ先端チップ等の温度を所定の設定温度に維持しつつ、消費電力を必要最小限に抑制することができる。
図3ははんだごて10の制御のタイムチャートであり、(a)は図2に示す合流点60の電圧変化を、(b)はX−ポイント64におけるX−ポイント電圧Vnの連続的な変化を、(c)は所定のタイミングで定義されるX−ポイント電圧Vnの変化を、それぞれ示す。(b)、(c)の電圧特性は上限が3.3Vでカットされている。(a)、(b)および(c)は、何れもX軸に時間、Y軸に電圧を示す。時間軸(X軸)は、さらにステージ1〜5の5ステージに区分される。各ステージにおいて、はんだごて10の動作に応じた特定の制御が行われる。
ステージ1ははんだごて10がオンにされたときのスタートアップ期間である。ステージ2ははんだごて10がオンとされているが実際には使用されておらず、カートリッジ式先端部14の温度が所定のレベルに維持されているスタンバイ期間である。ステージ3ははんだごて10が、実際にはんだ付けに使用されている期間である。ステージ4は使用直後の冷却期間である。ステージ5はステージ2と同様のスタンバイ期間であり、はんだごて10がオンとされているが実際には使用されておらず、カートリッジ式先端部14の温度が所定のレベルに調整された後維持されている期間である。
図3(a)に示す電源電圧Vbは、電池22からの直接的な電源電圧であり、通常、電池22の消耗によって次第に低下する。図3(b)、(c)に示すX−ポイント電圧Vnは、上述のようにX−ポイント64における電圧である。カートリッジ式先端部14の温度変化に応じてヒータ14aの抵抗値が変動するが、X−ポイント電圧Vnはその抵抗値の関数であり、電圧増幅回路66を介して検知される。また、所定のタイミング(図3(b)、(c)に示す検知期間S1)におけるX−ポイント電圧Vnの値が最初にX−ポイント電圧保存値Vpとして保存される。そして順次検知期間S2、S3、S4・・・において測定されるX−ポイント電圧Vnの値が、新たなX−ポイント電圧保存値Vpとして更新される。つまり図3(b)、(c)に示される「X−ポイント電圧保存値Vp」は、直近の検知期間(S1,S2、S3・・・等)におけるX−ポイント電圧Vnの値である。
電池22は、好ましくはリチウムイオン電池であるが、他のいかなるタイプの電池であっても、また充電式であっても非充電式であっても良い。当実施形態ではリチウムイオン電池が用いられている。電源電圧Vbは、完全充電状態の約7.2Vから約5.8Vまで低下し得る。MPU50は、電源電圧Vbが低下して5.8V未満になると加熱のための電力供給を停止する(はんだごて10をオフにする)ようにプログラムされている。また、カートリッジ式先端部14の温度を検知するための定電圧回路40の設定電圧は3.3Vに設定されている。定電圧回路40を変更することによってこの定電圧値を変更しても良い。
図3(a)に示す加熱期間T1は、はんだごて10のメインスイッチがオンされた直後のスタートアップ期間(ステージ1)のうち、加熱のための電力がヒータ14aに供給されている期間である。加熱期間T1の長さは、電源電圧Vbに基づいてMPU50によって決定される。
また加熱期間T2は、上記スタートアップ状態の後、またはカートリッジ式先端部14に熱負荷がかけられた後のスタンバイ期間(ステージ2)のうち、加熱のための電力が継続的に供給されている1単位期間である。加熱期間T2の長さも電源電圧Vbに基づいてMPU50によって演算、決定される。
また加熱期間T3は、カートリッジ式先端部14が実際にはんだ付け作業を行っているとき、すなわちカートリッジ式先端部14に熱負荷がかかっているとき(ステージ3)の、加熱のための電力が供給されている期間である。加熱期間T3の長さは、予め実験等により平均的な作業時間(はんだごて10においては1回のはんだ付けに要する時間、その他、例えばはんだ除去装置であれば、1回のはんだ除去作業に要する時間)として求められる。加熱期間T3は一般的には5〜10s程度であり、MPU50に記憶されている。
また合計停止期間T4は、カートリッジ式先端部14が加熱された後に冷却されるとき(ステージ4)の、加熱のための電力が供給されていない期間の合計である。
また加熱期間T5は、加熱期間T2と同様、スタンバイ期間(ステージ5)のうち、加熱のための電力が継続的に供給されている1単位期間である。
図3(b)、(c)に示す検知期間S1〜S11は、順次カートリッジ式先端部14の温度検知を行うタイミングを示す。各検知期間中、カートリッジ式先端部14に定電圧(3.3V)で電力が供給される。各検知時間S1〜S11の長さは、所定の継続時間、例えば25msに設定されている。但し必ずしも25msでなくても良く、好適範囲は20msから50ms程度である。
図3(c)には、電圧変化dV(dV1〜dV4)を示している。電圧変化dVは、各検知期間S1〜S11において測定されたX−ポイント電圧Vnと、そのときのX−ポイント電圧保存値Vpとの差である。電圧変化dVはMPU50によって、簡潔な数式dV=Vn−Vpを用いて算出される。
図4は、各ステージ1〜5を遷移するはんだごて10の、カートリッジ式先端部14の温度および消費電力を制御するためにMPU50によって実行される制御の概略フローチャート(メインルーチン)である。はんだごて10のメインスイッチがオンとされる(ステップS100)と、ステージ1用サブルーチンS110に移行する。詳細は後述するが、ステージ1用サブルーチンS110では、カートリッジ式先端部14にスタートアップのためのフルパワー電力が供給され、その先端部の温度が作業可能レベルにまで高められる。
ステージ1用サブルーチンS110からリターンすると、ステップS112にて、このステップへの移行が、電源オン後の初回であるか否かが判定される。初回である(YES)場合、ステージ2用サブルーチンS120に移行する。詳細は後述するが、ステージ2用サブルーチンS120では、カートリッジ式先端部14に熱負荷がかかっていないスタンバイ状態において、電池22の消耗を抑制しつつカートリッジ式先端部14の温度維持を行う。
ステージ2用サブルーチンS120からリターンされた場合、およびステップS112の判定がNOの場合、検知サブルーチンS114に移行する。詳細は後述するが、検知サブルーチンS114では、電源電圧Vbの確認と、その結果の表示、およびX−ポイント電圧Vnの測定を行う。
検知サブルーチンS114からリターン後、ステップS116に移行し、MPU50がその時点のX−ポイント電圧Vnと、X−ポイント電圧保存値Vp(X−ポイント電圧Vnが更新される直前の値であって、更新前に保存されている)とを比較する。ここでX−ポイント電圧保存値Vp=X−ポイント電圧Vnであれば、ステージ2用サブルーチンS120に移行する(直前のステージがステージ2の場合、ステージ2のスタンバイ状態を継続する)。またステップS116でX−ポイント電圧保存値Vp<X−ポイント電圧Vnであれば、ステージ3用サブルーチンS122(詳細は後述するが、カートリッジ式先
端部14を積極的に加熱する。)に移行する。さらにステップS116でX−ポイント電圧保存値Vp>X−ポイント電圧Vnであれば、ステージ4用サブルーチンS124(詳細は後述するが、カートリッジ式先端部14への電力供給を停止して冷却する)に移行する。ステージ2、ステージ3、またはステージ4用の各サブルーチンの各リターン後、再び検知サブルーチンS114に戻る。以降、電源がオフとされるまで、このメインルーチンが繰り返される。
なお、ステップS116におけるX−ポイント電圧VnとX−ポイント電圧保存値Vpとの比較は、同一の装置(はんだごて10)内でなされるので、異なる装置間の小さなバラツキは無視することができる。さらに、この判定はX−ポイント電圧VnとX−ポイント電圧保存値Vpとの大小比較という簡単な判定なので、簡単な制御回路で行うことができる。
図5は図4に示す検知サブルーチンS114の詳細な概略フローチャートである。検知サブルーチンS114が開始すると、まず電源電圧Vbが測定される(ステップS130)。その後、電源電圧Vbが所定の下限値(当実施形態では5.8V)よりも低いか否かが判定される(ステップS132)。ステップS132でYES、つまり電源電圧Vbが所定の下限値よりも低い場合、多色LED(赤色LED74)を赤色に点灯させ、はんだごて10をオフにするとともに検知サブルーチンS114を終了する。このように、電源電圧Vbが所定の下限値よりも低下した場合、はんだごて10が作動不可状態となるので、電池22を交換するか再充電する必要がある。
一方、ステップS132でNO、つまり電源電圧Vbが所定の下限値以上であると判定された場合、多色LED(緑色LED76)を緑色に点灯させ、使用可能状態であることを表示する(ステップS138)。そして現在記憶されているX−ポイント電圧保存値Vpの値が、現在記憶されているX−ポイント電圧Vnの値で上書き保存される(ステップS140)。つまりX−ポイント電圧保存値Vpが1段階新しい値に更新される。
次に検知用FET54がオン(加熱用FET42がオフ)とされ(ステップS142)、X−ポイント電圧Vnの測定が行われる(ステップS144)。X−ポイント電圧Vnの測定は、図3(b)に示す検知期間S1(またはS2、S3・・の何れか)で行われる。X−ポイント電圧Vnの測定は、詳しくは、図2に示す定電圧回路40から3.3Vの定電圧でカートリッジ式先端部14に電力が供給され、電圧増幅回路66、抵抗68および接地部36を含むヒータ抵抗検出手段によってX−ポイント64の電圧を測定することによってなされる。測定されたX−ポイント電圧Vnの値は、新たな値として更新、記憶される。
X−ポイント電圧Vnの測定後、検知用FET54がオフとされる(ステップS146)。そして図2に示す可変抵抗80を含む回路を用いて温度設定用電圧Vcが測定され(ステップS148)、リターンされる。
図6は図4に示すステージ1用サブルーチンS110の詳細な概略フローチャートである。このフローがスタートすると、まず図5で示す検知サブルーチンS114が実行される。このステップS114でのX−ポイント電圧Vnの測定は、図3(b)に示すステージ1における検知期間S1(電源オン後の最初の検知期間)でなされる。
次に、検知サブルーチンS114で測定された電源電圧Vbに基づいて、加熱期間T1(図3(a)参照)が演算される(ステップS160)。加熱期間T1は、電源オン後の初期状態(スタートアップ状態)においてカートリッジ式先端部14に電力を継続して供給する期間である。加熱期間T1の長さは、作業が迅速に開始できるように、最短時間で
カートリッジ式先端部14の温度を高めるために充分な長さとされる。加熱期間T1の長さが算出されると、加熱用FET42がオンにされ(ステップS162)、加熱期間T1の間、カートリッジ式先端部14(ヒータ14a)に電力が供給される(ステップS164)。
加熱期間T1が経過すると、加熱用FET42がオフとされ(ステップS166)、MPU50に予め設定された所定期間、カートリッジ式先端部14(ヒータ14a)への電力供給が停止され(ステップS168)、リターンする。
図7は図4に示すステージ2用サブルーチンS120の詳細な概略フローチャートである。このフローがスタートすると、検知サブルーチンS114で測定された電源電圧Vbと温度設定用電圧Vcとに基づいて、加熱期間T2(図3(a)参照)の長さと、それに続く加熱停止期間の長さとが演算される(ステップS180)。これらが算出されると、加熱用FET42がオンにされ(ステップS182)、加熱期間T2の間、カートリッジ式先端部14(ヒータ14a)に電力が供給される(ステップS184)。
加熱期間T2が経過すると、加熱用FET42がオフとされ(ステップS186)、ステップS180で算出された加熱停止期間だけ、カートリッジ式先端部14(ヒータ14a)への電力供給が停止され(ステップS188)、リターンする。
図4に示すメインルーチンから明らかなように、ステージ2用サブルーチンS120は、1回以上、X−ポイント電圧保存値Vp=X−ポイント電圧Vnである間は何回でも繰り返される。つまり加熱期間T2と、それに続く加熱停止期間とを1セット含む期間を1サイクルとすると、このサイクルが繰り返される(図3(a)では3サイクル繰り返されている)。こうすることにより、カートリッジ式先端部14が、温度設定用電圧Vcに対応する所望の温度(目標温度)に維持される。なお図3(c)に示すように、ステージ2の継続中においては、電圧変化dV1=Vn−Vb=0である。
このように、ステージ2はカートリッジ式先端部14がスタンバイ状態にある期間である。ステージ2では、カートリッジ式先端部14でのはんだ付け作業が行われていない、すなわち熱負荷がかけられていない状態にあり、カートリッジ式先端部14の温度は目標温度に一定に維持されている。カートリッジ式先端部14の温度は、加熱期間T2と、それに続く加熱停止期間との長さを適宜調節することにより、熱供給と熱放散のバランスを取ることで維持される。必要な熱供給量は電源電圧Vbと温度設定用電圧Vcとに基づいて演算された加熱期間T2によって決定される。
例えば加熱期間T2は300ms〜400ms程度とされる。ステージ2における1サイクルの長さは1,000ms程度とされる。これには25msの検知期間S2(S3、S4も同様)と、上記加熱期間T2と、残りの600ms〜700ms程度の加熱停止期間が含まれる。このような制御を行うことにより、ステージ2における電力消費が効果的に抑制されるので、電池22の消耗が少なく、電池22の寿命を従来の電池式はんだごてに比べ、延長することができる。
なお、カートリッジ式先端部14の目標温度は、図2に示す可変抵抗80の抵抗値を変える(温度設定用電圧Vcを変える)ことによって調整することができる。
図8は図4に示すステージ3用サブルーチンS122の詳細な概略フローチャートである。このフローがスタートすると、予めMPU50に記憶されている所定の加熱期間T3と、それに続く所定の加熱停止期間とを設定する(ステップS200)。これらが設定されると、加熱用FET42がオンにされ(ステップS202)、加熱期間T3の間、カートリッジ式先端部14(ヒータ14a)に電力が供給される(ステップS204)。
加熱期間T3が経過すると、加熱用FET42がオフとされ(ステップS206)、上記所定の加熱停止期間だけ、カートリッジ式先端部14(ヒータ14a)への電力供給が停止され(ステップS208)、リターンする。
ステージ3は、カートリッジ式先端部14がはんだ付け作業を実際に行っている場合、すなわち熱負荷がかかっている状態にある期間である。図4のステップS116において、X−ポイント電圧保存値Vp<X−ポイント電圧Vnと判定されたとき、これはまた図3(c)において、電圧変化dV2=Vn−Vb>0であることを意味するが、このとき、ステージ3に移行してステージ3用サブルーチンS122が実行される。
電圧変化dV2>0であるということは、ヒータ14aの抵抗値が低下したこと、すなわちカートリッジ式先端部14の温度が低下したことを意味する。つまりこれを以ってカートリッジ式先端部14に熱負荷がかかっていることを検知することができるのである。
加熱期間T3の長さは、例えば5s〜10s、或いはそれ以上、或いは平均的なはんだ付けの作業時間として予め求められた時間が設定される。このように好適な加熱期間T3が設定されているので、はんだごて10は良好な熱回復性能を持っており、連続はんだ付け作業等を支障なく行うことができる。
図9は図4に示すステージ4用サブルーチンS124の詳細な概略フローチャートである。このフローがスタートすると、まず直前に完了したサブルーチンがステージ3用サブルーチンS122であるか否かの判定がなされる(ステップS220)。ここでYESと判定されると、所定の最大加熱停止期間が設定される(ステップS222)。そして所定の1サイクル期間(例えば図3(b)の検知期間S6からS7までの期間)、カートリッジ式先端部14(ヒータ14a)への電力供給が停止される(ステップS224)。
1サイクル期間の電力供給停止を行った後、電力供給停止期間の合計T4(初回は1サイクル期間の長さに等しい)がステップS222で設定した最大加熱停止期間より長いか否かが判定される(ステップS226)。ここでNOと判定されると、検知サブルーチンS114を実行した後、再びステップS224を繰り返す。
こうしてステップS226でYESと判定されるまではステップS224が繰り返される。その繰り返しの度に電力供給停止期間が累積されるので、合計停止期間T4が1サイクル期間づつ長くなってゆく。そして合計停止期間T4が最大加熱停止期間以上となったとき(ステップS226でYESと判定されたとき)、リターンしてステージ4を完了する。例えば図3(a)の例では、電力供給停止期間を4サイクル繰り返した時点で合計停止期間T4が最大加熱停止期間以上となり、ステージ4を完了している。
なお、ステップS220でNOと判定されたときには直ちにリターンし、ステージ4を完了させる。
ステージ4は、カートリッジ式先端部14に熱負荷がかかった直後(ステージ3の直後)であり、先端部の温度が過度に加熱されている場合である。このとき、上記のように比較的長い電力供給停止期間を設けて、カートリッジ式先端部14の温度を低下させる。上記最大加熱停止期間は例えば5s程度に設定される。図4のステップS116において、X−ポイント電圧保存値Vp>X−ポイント電圧Vnと判定されたとき、これはまた図3(c)において、電圧変化dV3=Vn−Vb<0であることを意味するが、このとき、ステージ4に移行してステージ4用サブルーチンS124が実行される。
電圧変化dV3<0であるということは、ヒータ14aの抵抗値が増大したこと、すなわちカートリッジ式先端部14の温度が上昇したことを意味する。つまりこれを以ってカートリッジ式先端部14の冷却の必要性を検知することができるのである。
ステージ4の1サイクル期間は25msの検知期間S6(、S7、S8・・・)およびそれに引き続く約1sからなっている。また最大加熱停止期間は例えば5s程度に設定される。図3(b)の検知時間S7およびS8において検知されたX−ポイント電圧Vnは、次のステージに移行するための判断には使用されない。ステージ4の完了後に、次にどのステージに移行するかの判定は図3(c)に示すdV4に対応するX−ポイント電圧VnおよびX−ポイント電圧保存値Vpによって判定される。このdV4はステージ4の完了直前のX−ポイント電圧保存値Vpと完了直後のX−ポイント電圧Vnから計算されるものである。
図4のメインチャートに示すように、図3(a)、(b)および(c)の各タイムチャートに示す各ステージの遷移は、必ずしもステージ1からステージ4へと順次移行するというわけではなく、ステージ2の最初の加熱期間T2を含む1サイクルが経過した後、ステップS116の判定によって適宜何れかのステージが選択され、そのステージ用サブルーチンが実行される。
なお、図3の例では、ステージ4の後にステージ5に移行しているが、これはステージ2と同様のスタンバイ状態であって、ステージ2用サブルーチンS120によって行われる。
以上説明したことから明らかなように、MPU50を含む電気回路24は、ヒータ14aの温度が低下しつつある場合はヒータ14aの温度を上昇させる第1の電力制御手段として作用し、ヒータ14aの温度が一定の場合はヒータ14aの温度を維持する第2の電力制御手段として作用し、ヒータ14aの温度が上昇しつつある場合はヒータ14aの温度を低下させる第3の電力制御手段として作用する。そしてまた、ヒータ14aの温度(温度に対応して変化する電気抵抗)に従って第1、第2、および第3の電力制御手段という複数のヒータ電力供給制御手段から、何れかひとつを選択する選択手段ともなっている。
ヒータ14aの温度を上昇させるときには第1の電力制御手段、該温度を維持するときには第2の電力制御手段、該温度を低下させるときには第3の電力制御手段というようにヒータ14aの温度変化状態に応じた電力制御が行われるので、それぞれの場合に最適かつ必要最小限の電力供給を行うことができる。
結局、始動時のスタートアップ時間の遅れや、作業中、特に連続はんだ付け等の熱負荷が高いときの温度復帰性低下等の弊害を効果的に抑制しつつ、全体として電力の無駄な消費を抑制し、電池寿命を延長させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定するものではなく、特許請求の範囲内で適宜変形しても良い。
例えば当実施形態では、代表的な加熱器具として、はんだごて10を挙げたが、その他にもはんだ除去装置、ホビー用スチロールカッター(例えば白光(株)製のHAKKO250)、家畜用尻尾切り器(いわゆるDocking Tool)及びホビー用電熱ペン(例えば白光(株)製のHAKKO513B)等に適用しても良い。
また、当実施形態のはんだごて10は、電気回路24を主とする制御装置が本体内に内蔵されているが、この制御回路の主要部(例えばMPU50に相当するもの)が装置の外部(例えば別途コントローラ等)に設けられているように構成しても良い。
本発明に係る電池式加熱器具の制御装置を含むはんだごての側面図である。 図1に示すはんだごての概略電気制御回路図である。 図1に示すはんだごての制御のタイムチャートであり、(a)は図2に示す合流点60の電圧変化を、(b)はX−ポイント電圧Vnの連続的な変化を、(c)は所定のタイミングで定義されるX−ポイント電圧Vnの変化を、それぞれ示す。 各ステージを遷移するはんだごての、制御の概略フローチャート(メインルーチン)である。 図4に示す検知サブルーチンの詳細な概略フローチャートである。 図4に示すステージ1用サブルーチンの詳細な概略フローチャートである。 図4に示すステージ2用サブルーチンの詳細な概略フローチャートである。 図4に示すステージ3用サブルーチンの詳細な概略フローチャートである。 図4に示すステージ4用サブルーチンの詳細な概略フローチャートである。
10 はんだごて(電池式はんだ取扱い器具)
12 ハンドル
14 カートリッジ式先端部
14a ヒータ
22 電池
24 電気回路(電池式はんだ取扱い器具の制御装置)
40 定電圧回路(定電圧生成手段、検知電力供給手段)
44 電源電圧測定回路(電源電圧検出手段)
50 マイクロプロセッサ(選択手段、時間制御手段)
76 緑色LED(表示手段)
80 可変抵抗
S1,S2,・・・,S11 検知期間
S110 ステージ1用サブルーチン
S114 検知サブルーチン
S116 ステップS116(所定の演算処理)
S120 ステージ2用サブルーチン
S122 ステージ3用サブルーチン
S124 ステージ4用サブルーチン
T1,T2,・・・,T5 加熱期間(ヒータ電力供給回路オン期間)
Vb 電源電圧
Vn X−ポイント電圧
Vp X−ポイント電圧保存値

Claims (18)

  1. 電気抵抗が自身の温度とともに変化するヒータと、上記ヒータに電力を供給する電池とを備える電池式加熱器具の制御装置であって、
    上記ヒータに電力を供給して上記ヒータを加熱するヒータ電力供給手段と、
    上記ヒータの電気抵抗を検出するヒータ抵抗検出手段と、
    所定の制御プログラムを有するマイクロプロセッサと
    を備え、
    上記ヒータ抵抗検出手段は、上記ヒータの電気抵抗を含む電気抵抗によって変化する電圧を検出するヒータ電圧検知回路を備え、
    上記マイクロプロセッサは、
    上記ヒータの温度に応じて変動する所定のX−ポイントでの電圧であるX−ポイント電圧を測定し、
    さらに所定の演算処理後、上記X−ポイント電圧をX−ポイント電圧保存値として保存するように構成され、
    上記所定の演算処理は、その演算処理時点におけるX−ポイント電圧とX−ポイント電圧保存値とを比較するものであり、
    上記所定の演算処理の結果に基づいて、上記ヒータの温度変化状態が、スタンバイ期間に係る状態と、実際にはんだ付けに使用されている期間に係る状態と、使用直後の冷却期間に係る状態との何れに相当するかを判定する判定手段と、上記判定手段が判定した上記ヒータの温度変化状態に係る電力の供給条件を選択する選択手段とを構成し、上記判定手段が判定した結果に基づいて上記選択手段の選択した電力の供給条件により上記ヒータ電力供給手段を制御して上記ヒータに電力を供給するものである
    ことを特徴とする電池式加熱器具の制御装置。
  2. 上記マイクロプロセッサは、上記ヒータの温度を上昇させる第1の電力制御手段と、上記ヒータの温度を維持する第2の電力制御手段と、上記ヒータの温度を低下させる第3の電力制御手段とを構成し、
    上記選択手段は、上記ヒータの温度が低下しつつある場合は上記第1の電力制御手段を選択し、上記ヒータの温度が一定の場合は上記第2の制御手段を選択し、上記ヒータの温度が上昇しつつある場合は上記第3の電力制御手段を選択することを特徴とする請求項記載の電池式加熱器具の制御装置。
  3. 上記ヒータの抵抗に応じた信号を生成するための検知電力供給手段と、
    上記ヒータ電力供給手段および上記検知電力供給手段を上記ヒータに選択的に接続するための選択器とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電池式加熱器具の制御装置。
  4. 上記検知電力供給手段が、上記ヒータに印加すべき定電圧を生成するための定電圧生成手段を含むことを特徴とする請求項記載の電池式加熱器具の制御装置。
  5. 電源電圧検知回路をさらに備え、上記ヒータ電力供給手段がヒータ電力供給回路を備え、上記ヒータ抵抗検出手段がヒータ電圧検知回路を備え、上記検知電力供給手段が定電圧回路を備えており、
    上記マイクロプロセッサは、上記電源電圧検知回路からの電源電圧信号と上記ヒータ電圧検知回路からのヒータ電圧信号とを受信するように接続されているとともに、上記定電圧回路と上記ヒータ電力供給回路とを制御して上記制御プログラムに従って上記ヒータに電力を供給することを特徴とする請求項またはに記載の電池式加熱器具の制御装置。
  6. 上記制御プログラムは検知サブルーチンを有し、
    該検知サブルーチンにおいて、上記定電圧回路がオンとされた所定の検知期間に、上記X−ポイント電圧が測定され、その後、上記定電圧回路がオフとされることを特徴とする請求項記載の電池式加熱器具の制御装置。
  7. 上記電池の電圧を検出するための電源電圧検出手段と、
    上記ヒータ電力供給手段による電力供給の継続時間を制御するための時間制御手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制御装置。
  8. 上記制御プログラムは、上記制御装置への電力供給をオンにした直後のステージ1と、上記ヒータの温度を維持するステージ2と、上記ヒータに熱負荷をかけるステージ3と、上記ヒータを冷却するステージ4とを含み、
    上記マイクロプロセッサは、上記ステージ1乃至4の何れかひとつを、上記制御プログラムに定められた所定の演算結果に応じて選択的に実行することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制御装置。
  9. 上記ステージ1において、上記ヒータ電力供給回路は上記ヒータ電力供給手段の電源電圧に基づいて上記マイクロプロセッサによって演算される加熱期間オンとされ、その後、上記ヒータ電力供給回路は所定期間オフとされることを特徴とする請求項記載の電池式加熱器具の制御装置。
  10. 上記ステージ2において、上記ヒータ電力供給回路が上記ステージ1における加熱期間よりも短い期間でオンおよびオフされて上記ヒータの温度を所定の目標設定値に維持し、
    上記ステージ3において、上記ヒータ電力供給回路が、予め設定された所定の平均作業時間の間オンとされ、その後、上記ヒータ電力供給回路が所定期間オフとされ、
    上記ステージ4において、上記ヒータ電力供給回路が所定期間オフとされて上記ヒータを冷却させることを特徴とする請求項または記載の電池式加熱器具の制御装置。
  11. 上記所定の平均作業時間が5s乃至10sであることを特徴とする請求項10記載の電池式加熱器具の制御装置。
  12. 上記マイクロプロセッサは、上記所定の演算処理において、上記X−ポイント電圧が上記X−ポイント電圧保存値と等しい場合には次のステージとして上記ステージ2を選択し、
    上記X−ポイント電圧が上記X−ポイント電圧保存値より高い場合には次のステージとして上記ステージ3を選択し、
    上記X−ポイント電圧が上記X−ポイント電圧保存値より低い場合には次のステージとして上記ステージ4を選択することを特徴とする請求項乃至11の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制御装置。
  13. 上記ステージ2において、上記ヒータ電力供給回路は300ms乃至400msの間オンとされ、続いて600ms乃至700msの間オフとされることを特徴とする請求項乃至12の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制御装置。
  14. 上記ステージ2において、上記ヒータ電力供給回路の上記オン−オフのサイクルが繰り返されることを特徴とする請求項乃至13の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制御装置。
  15. 上記マイクロプロセッサに接続された可変抵抗を備え、該可変抵抗の抵抗値を調節することによって上記ヒータの目標設定温度を変動することができるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至14の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制御装置。
  16. 上記ヒータ電力供給手段の電源電圧が所定の下限値よりも低いときには、当該加熱器具の電源をオフにすることを特徴とする請求項1乃至15の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制御装置。
  17. 当該加熱器具が使用可能状態であることを視覚的に表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1乃至16の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制御装置。
  18. 当該加熱器具ははんだごてであり、該はんだごては、
    作業時に把持されるハンドルと、
    上記ハンドルに着脱自在に設けられたカートリッジ式先端部とを備え、
    上記電池が上記ハンドルに着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1乃至17の何れか1項に記載の電池式加熱器具の制御装置。
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