JP4927667B2 - シート積載装置・画像形成装置 - Google Patents
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Description
短手方向のサイズに対して長手方向のサイズが2倍以上ある長尺シートを使用する場合には、長尺シートを積載するための専用のトレイ(以下、「長尺シート用積載トレイ」という)を画像形成装置本体に備えられた手差し搬送部(手差しトレイ)に取り付けるようになっている。
手差し搬送部は使用する際に画像形成装置から展開するが、未使用時には画像形成装置内に収納するのが一般的である。
そのため、長尺シート積載用トレイを使用しない時でも手差し搬送部を展開した状態にする必要があり、設置面積が大きくなるだけでなく、廻りのユーザの歩行や作業の妨げになっていた。
一方、手差し搬送部を画像形成装置内に収納するために長尺シート積載用トレイを取り外すと、ユーザが長尺シート積載用トレイを収納・保管するためのスペースを別途設ける必要があり、且つ、使用するたびに取り付け作業が発生するという煩わしさがあった。
このトレイは、引用文献1の図10に示すように、装置側面に回動自在に設けられた第1保持部71と、該第1保持部71にヒンジ構造を介して回動自在に支持されたガイド部72を備え、使用しないときはガイド部72を回動して第1保持部71の下面側に折り畳み、折り畳んだ状態で第1保持部71を上方に回動して装置側面に沿うように収納することができる。
特許文献1に記載のトレイ構造は、第1保持部100に相当する第1保持部71と、ガイド部72とをヒンジ部を介して折り畳み自在としているので、不使用時の収納性に優れる。
ところで、長尺シートは一般に複数枚を同時に積載するため、第1保持部100には大きな重量荷重Wが掛かるだけでなく、長尺シートのコシの強さに起因する反り力Fが加わる。長尺シートがコート紙やプラスチックシートの場合には重量W、反り力Fは共に大きく、顕著である。
このような大きな荷重が掛かる長尺シート積載用トレイにおいて、ヒンジ部を介した折り畳み構造とした場合、荷重がヒンジ部に集中的に作用し、耐久性の観点から問題があった。
具体的には、請求項1記載の発明では、装置側面に上下方向に回動自在に支持され、シートの長手方向一端部側を保持する第1のガイド部と、該第1のガイド部に回動手段を介して上下方向に回動自在に支持され、シートの他端部側が湾曲して立ち上がるように保持する第2のガイド部とを有し、前記第1のガイド部と前記第2のガイド部とを折り畳んだ状態で前記装置側面に沿うように収納可能なシート積載装置において、
前記第2のガイド部が、前記第1のガイド部のシート載置面に略平行なベース面部と、立ち上がり面部とを有し、前記第2のガイド部は前記第1のガイド部により、前記ベース面部を介した面当接状態で支持され、前記回動手段は、前記ベース面部を摺動させながら前記第2のガイド部をシート長手方向にずらした後に回動を可能とする構成を有していることを特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項2記載のシート積載装置において、前記案内凹部が、前記第1のガイド部の両側面に形成された長穴であり、前記凸部が、前記第2のガイド部の両側面に固定された軸ピンであることを特徴とする。
請求項5記載の発明では、請求項4記載のシート積載装置において、前記垂直穴部の下端部が、前記軸ピンの上方への戻りを阻止可能な形状を有していることを特徴とする。
請求項6記載の発明では、請求項3〜5のいずれか1つに記載のシート積載装置において、前記第2のガイド部の回動時、前記第2のガイド部の定点と前記軸ピンの中心間の距離が略一定となるように、前記第1のガイド部の両側面と、前記長穴の寸法が設定されていることを特徴とする。
請求項8記載の発明では、請求項3〜7のいずれか1つに記載のシート積載装置において、前記第2のガイド部の前記軸ピンの部位の側面が、前記第1のガイド部の前記長穴の部位の側面の外側を覆い、前記第2のガイド部の前記ベース面部には、前記第2のガイド部を回動して折り畳んだときに、前記第1のガイド部の前記長穴の部位の側面との干渉を回避する切り欠き部が形成されていることを特徴とする。
請求項10記載の発明では、請求項9記載のシート積載装置において、前記固定手段は、前記第2のガイド部を下方に引き下げるだけで固定状態が解除される構成を有していることを特徴とする。
請求項11記載の発明では、請求項1〜10のいずれか1つに記載のシート積載装置において、前記第2のガイド部を回動操作するための取手を有していることを特徴とする。
請求項13記載の発明では、画像形成装置において、請求項1〜11のいずれか1つに記載のシート積載装置をシート排出側に有することを特徴とする。
請求項15記載の発明では、請求項14記載のシート積載装置において、前記第1のガイド部には、装着位置で前記手差しトレイに係合する凹部又は凸部が設けられていることを特徴とする。
請求項16記載の発明では、請求項14又は15記載のシート積載装置において、前記第1のガイド部を前記手差しトレイに装着したときに、前記第2のガイド部の前記ベース面部の一部が前記手差しトレイの下面に入り込むことを特徴とする。
請求項17記載の発明では、請求項14〜16のいずれか1つに記載のシート積載装置において、前記手差しトレイがシート長手方向に引き出し自在な延長トレイを有し、前記第1のガイド部は、前記手差しトレイに装着したときに前記延長トレイの操作部が露出する形状を有していることを特徴とする。
請求項19記載の発明では、画像形成装置において、請求項14〜17のいずれか1つに記載のシート積載装置をシート排出側に有することを特徴とする。
まず、第1の実施形態を図1乃至図10に基づいて説明する。図1に本実施形態に係る画像形成装置としてのタンデム型直接転写方式のカラープリンタの概略構成を示す。
このカラープリンタは、1つの手差しトレイ20と、2つの給紙カセット21、22からなるの3つの給紙トレイを有しており、手差しトレイ20より給紙されたシート状記録媒体としての図示しない転写紙は給紙手段23により最上のものから順に1枚ずつ分離され、レジストローラ対8へ向けて搬送される。給紙カセット21又は22から給紙された転写紙Pは、給紙手段24により最上のものから順に1枚ずつ分離され、搬送ローラ対25を介してレジストローラ対8へ向けて搬送される。
転写紙Pは、転写ベルト52とこれに当接した図示しない紙吸着ローラとで構成される紙吸着ニップを通過する際、紙吸着ローラに印加されるバイアスにより転写ベルト52に静電力で吸着され、所定のプロセス線速にて搬送される。
予め両面印刷モードが選択されている場合には、定着装置30を出た転写紙Pは、図示しない反転ユニットへ送られ、該ユニットにて表裏を反転されてから転写ユニット34の下部に位置する両面搬送ユニット35に搬送される。転写紙Pは該両面搬送ユニット35から再給紙され、搬送ローラ対36、25を経てレジストローラ対8へ搬送される。以降は、片面印刷モード時と同様の動作を経て定着装置30を通過し、排紙トレイ33へと排出される。
感光体ドラム1M、1C、1Y、1Bkは、転写ベルト52に当接し、転写ベルト52を挟んで感光体ドラム1M、1C、1Y、1Bkにそれぞれ対応する位置に転写ローラ51M、51C、51Y、51Bkが配置されている。
転写ベルト52は複数の支持部材としての支持ローラ26、27、28、29間に掛け回されて張架されている。本実施形態では、転写バイアス印加部材51として転写ローラを採用したが、ブラシ、ブラシローラ、ブレード等他の形状であってもよい。
長尺シート給紙トレイ70の第1保持部71は、画像形成装置本体に予め設置された上記手差しトレイ(手差し搬送部)20に着脱自在にセットされたものである。手差しトレイ20は、長尺シートLP以外のJIS寸法のA列やB列等の種々の定型サイズやはがきサイズといった種々の記録媒体を保持できるように構成されており、回動軸91を中心に回動することによって、画像形成装置本体内に収納することができる。
第2のガイド部73は、第1のガイド部72の保持面よりも、鉛直方向に起立するような角度で配置されている。これにより、第2のガイド部73は、長尺シートLPの中部LPbが第1のガイド部72の上方で湾曲するように長尺シートLPをガイドすることになる。
第1のガイド部72及び手差しトレイ20は、その保持面が画像形成装置本体側に下方に傾斜するように配置されている。すなわち、図2において、第1のガイド部72及び手差しトレイ20の右端が左端よりも高くなるように配置されている。これにより、長尺シート給紙トレイ70にセットされた長尺シートLPは、第1のガイド部72及び手差しトレイ20の傾斜に沿うように、画像形成装置本体の給紙口(搬送口)を介して給紙手段23にスムーズに導かれることになる。
第2保持部76は、第1保持部71の上方であって、その保持面が第1保持部71の保持面に対してほぼ平行になるように配置されている。第2保持部76は、長尺シートLPの後部LPcを保持することになる。
第1保持部71に設けられている第1のガイド部72と第2のガイド部73は、第1のガイド部72に設けられている案内凹部としての長穴81と、第2のガイド部73に設けられている軸ピン82を介して連結されている。
本実施形態では、図3に示すように、両側の軸ピン82が第1のガイド部72に対して内側に挿入されることによって長穴81と連結されている。
第1のガイド部72は、手差しトレイ20を包み込むようなボックス形状を有し、その装着方向前部の上面は切り抜かれている。残りの面はシート載置面87としてなる。
前部の両側には、手差しトレイ20の両側上方角部に係合する装着片85が形成されている。装着片85の下端には、手差しトレイ20を装置側面101に係止するために設けられている出没自在な凸部20aに装着位置で係合する凸部85aが形成されている。この装着位置での仮止構成は、一方に設けられた凸部が他方に設けられた凹部に係合する方式でもよい。
第1のガイド部72の底面86はボックス領域を超えて後側に延びており、第2のガイド部73に対する支持面86bとしてなる。支持面86bの両側にはそれぞれ略垂直に延びる側面88が形成されており、側面88には長穴81が形成されている。
底面86の前部には、手差しトレイ20との摺動磨耗を低減するとともに摩擦による装着安定性を得るための軟質シート(例えばゴム質系)89が固定されている。
ベース面部90の両側には、それぞれ略垂直に延びる側面92が形成されており、側面92には軸ピン82が固定されている。軸ピン82は側面88に側面92を合わせた後、側面92のネジ穴に螺合する構成でもよい。
立ち上がり面部91の両側には、サイドフェンス91aが形成されており、サイドフェンス91a間の幅は、手差しトレイ20の可動サイドフェンス20bの最大幅に対応している。
ベース面部90の下面には、支持面86bとの摺動磨耗を低減するための軟質シート93が固定されている。軟質シート93は手差しトレイ20に対する高さ方向の位置調整の役割も有している。
第1のガイド部72の側面88及び長穴81と、第2のガイド部73の側面92及び軸ピン82とにより回動手段が構成されている。
図4以下の図面では、第1のガイド部72及び第2のガイド部73等を簡略化して表示している。
使用状態では、図5に示すように、第2のガイド部73のベース面部90はその一部が手差しトレイ20の下面に入り込んでいる。
換言すれば、ベース面部90は手差しトレイ20により、第1のガイド部72の支持面86bに面当接状態(面接触状態)に押さえ付けられている。これにより立ち上がり面部91が受ける長尺シートLPの荷重は面で受けることになり、ヒンジ構成に比べて荷重集中を回避できる。
ここで、「面当接」とは、一般的な緻密な面だけでなく、格子状等の開口を有する不連続面による当接も含み、要するに平面状に広がった領域による当接を意味する。
本実施形態ではベース面部90を手差しトレイ20の下面に入り込ませる構成としたが、支持面86b上にベース面部90を収容するガイド部ないしポケット部を形成してもよい。
図5において、符号Sは軸ピン82間の軸心ラインを示している。本実施形態ではベース面部90を手差しトレイ20等で押さえ付ける構成としたが、ベース面部90における軸心ラインSから立ち上がり面部91側の面積を大きくすれば押さえ付け構成を要することなく、荷重に対する面受け構成が可能である。
図6は、軸ピン82が長穴81の右端部81bに位置した状態の側面図、図7は図6の平面図である。軸ピン82が長穴81の右端部81bに位置した際、図7に示すように、支持面86bの搬送方向と反対方向の端部86b−1の位置は軸心ラインSに対して左側に位置し、第2のガイド部73が回動可能となる。
図6に示すように、第2のガイド部73を矢印B方向に引っ張ると、軸ピン82が長穴81の右端部81bを中心に第1のガイド部72または手差しトレイ20とほぼ平行になるまで回動し、第2のガイド部73は第1のガイド部72に対して折り畳まれた状態になる。
そのため、第1保持部71を含んだ手差しトレイ20を画像形成装置本体内に干渉することなく収納することが可能となる。
図8は、第2のガイド部73が第1のガイド部72に対して折り畳まれた状態の側面図である。
図9は、長尺シート給紙トレイ70を取り付けたまま手差しトレイ20が画像形成装置本体内に収納された状態の側面図である。収納動作にあたっては、まず回動軸96を中心に第2保持部76を上方に回動し、続いて折り畳まれた長尺シート給紙トレイ70を有する手差しトレイ20を上方に回動して収納する。
切り欠き部90aを設けずに、第2のガイド部73の側面92を第1のガイド部72の側面88の内側に配置して回動手段を構成してもよい。
従来技術では荷重受け機能と回動機能を共にヒンジ部に担わせているので、ヒンジ部における荷重集中を避けられないが、本発明では機能分離により荷重集中の問題を回避することができる。
本実施形態における第1のガイド部72の側面94には、図12に示すように、L字状の長穴95が形成されている。長穴95は、水平穴部95Aと垂直穴部95Bとから構成されている。水平穴部95Aと垂直穴部95Bの境界部は突縁94aにより狭められており(d1>d2)、垂直穴部95Bは釣針状の内面形状を有している。
第2ガイド部73を回動する際に、軸ピン82は水平穴部95Aの左端95aから右端95bに移動し、垂直穴部95Bに軸ピン82が落ち込み、垂直穴部95Bを中心に第2ガイド部を回動することが可能となる。
そのため、第2ガイド部73の回動動作中に軸ピン82が水平穴部95Aを逆移動することはなく、滑らかに垂直穴部95Bへ移動する。このメリットは垂直穴部95Bが釣針状に形成されていなくても得られる。垂直穴部95Bが上記のように釣針状に形成されている場合には、さらに軸ピン82が上方に戻りにくく、垂直穴部95Bでの回動も滑らかとなる。
図14に示すように、第1のガイド部72の側面94の外縁と長穴95との間は等距離tに設定されており、第2のガイド部73の回動動作において、ベース面部90は側面94の外縁に接触しながら移動する。
軸ピン82はベース面部90に一体に形成された側面92に固定されているので、ベース面部90の接触移動過程のおいて、軸ピン82と長穴95の周面との距離は一定に保たれる。
これにより、軸ピン82が長穴95に摩擦等により引っ掛かって動作が止まることなくスムーズに第2のガイド部73を回動できる。すなわち、長穴95の周面にバリ等が存在してもその影響を受けることなくスムーズに回動できる。
本実施形態における長尺シート給紙トレイ70は、延長トレイを有する手差しトレイ20に対応したものである。
図16に示すように、手差しトレイ20には延長トレイ96がシートの長手方向に引き出し自在に設けられており、延長トレイ96を引き出すことにより、手差しトレイ本体では対応できないサイズのシートにも対応できるようになっている。
長尺シート給紙トレイ70を手差しトレイ20に装着したときに、延長トレイ96の引き出し操作部96aが露出するように、第1のガイド部72のシート載置面87の後端部には湾曲開口部87aが形成されている。
図15に示すように、第2のガイド部73が完全に折り畳まれた状態ではその存在は延長トレイ96の引き出しに支障を来たさない。この状態でユーザは湾曲開口部87aに露出する延長トレイ96の操作部96aを掴んで容易に延長トレイ96を引き出す(展開する)ことができる。
すなわち、本実施形態では、長尺シート給紙トレイ70を手差しトレイ20に装着したままの状態で、手差しトレイ20の本来の機能を十分に活かすことができる。
第2のガイド部73の立ち上がり面部91に延長トレイ96と同様のシート長手方向に引き出し自在な補助トレイを設け、第2のガイド部73を図2に示す使用位置に設定したまま、手差しトレイ20と同様に使用してもよい。この場合、延長トレイ96を引き出した状態では長さが足りないシートサイズに対応することができる。
第2のガイド部73を折り畳んだときに、そのまますぐに手差しトレイ20を収納する場合には問題はないが、手差しトレイ20を使用する場合又は第2のガイド部73を折り畳んだ状態で一時的に放置する場合等には、第2のガイド部73は自重で回動して垂れ下がった状態となる。
本実施形態では、第2のガイド部73が垂れ下がって邪魔になることを防止するために、第2のガイド部73の折り畳み状態を維持する固定手段97を有している。
本実施形態における固定手段97は、マグネットキャッチ構造を有している。固定手段97としては磁力固定方式に限定されず、機械的係合方式でもよい。いずれの場合においても第2のガイド部73の立ち上がり面部91を引き下げることにより容易に係合が解除される、いわゆるワンタッチ操作構造が望ましい。
本実施形態では、長穴81の左端部81aからLの位置に突起98が形成されており、長穴81の上端に突起98a、下端に突起98bが配置されている。
ここで、長穴81の左端部81aと突起98の距離Lは軸ピン82の直径とほぼ同等、突起98aと突起98bの先端部間の幅は軸ピン82の直径とほぼ同等が望ましい。軸ピン82が例えば突起98の図中右側から左側に移動する際、軸ピン82と突起98a、突起98bの先端部が摺動するので、ユーザにクリック感覚を与えることができる。
これにより、ユーザは第2のガイド部73がシート保持位置に確実にセットされたことを感覚的に認識することができる。
本実施形態では第2のガイド部73の回動操作の容易化を図ることを目的としている。
第2のガイド部73の立ち上がり面部91の裏面には、取手99が設けられている。ユーザは取手99を持ちながら、第2のガイド部73を矢印A方向に摺動(スライド)させ、その後回動させる。
取手99は第2のガイド部73を摺動させる場合に第1のガイド部72との係合関係から最も小さな力で摺動できる位置に設けられており、これにより第2のガイド部73の回動操作をスムーズに行うことができる。
取手99が無い場合には、ユーザの持つ位置が一定せず、不要な労力を要したり、引っ張り力の付与方向が不安定でスムーズな摺動が得られない懸念があるが、取手99を設けることによりこれらの懸念を一掃できる。
図20に示すように、取手99は、第2のガイド部73の立ち上がり面部91に固定される一対の取付片99aと、取付片99a間に支持された丸棒状の取手本体99bから構成されている。
勿論、取手99の大きさは、図9に示す手差しトレイ20と第2のガイド部73の立ち上がり面部91間の空間部に収まる大きさに設定されている。
上記空間部が小さい場合、あるいは確保できない場合には、立ち上がり面部91の上端部に指を入れる長穴を設けて取手の代わりとすればよい。
また、手差しトレイに装着して使用するタイプを例示したが、画像形成装置等の装置本体(画像形成装置以外の長尺シート取扱装置を含む)に直接設けるタイプにおいても同様に実施することができる。
73 第2のガイド部
81、95 案内凹部としての長穴
82 凸部としての軸ピン
88、92 側面
90 ベース面部
90a 切り欠き部
91 立ち上がり面部
95A 水平穴部
95B 垂直穴部
97 固定手段
99 取手
101 装置側面
LP シートとしての長尺シート
Claims (19)
- 装置側面に上下方向に回動自在に支持され、シートの長手方向一端部側を保持する第1のガイド部と、該第1のガイド部に回動手段を介して上下方向に回動自在に支持され、シートの他端部側が湾曲して立ち上がるように保持する第2のガイド部とを有し、前記第1のガイド部と前記第2のガイド部とを折り畳んだ状態で前記装置側面に沿うように収納可能なシート積載装置において、
前記第2のガイド部が、前記第1のガイド部のシート載置面に略平行なベース面部と、立ち上がり面部とを有し、前記第2のガイド部は前記第1のガイド部により、前記ベース面部を介した面当接状態で支持され、前記回動手段は、前記ベース面部を摺動させながら前記第2のガイド部をシート長手方向にずらした後に回動を可能とする構成を有していることを特徴とするシート積載装置。 - 請求項1記載のシート積載装置において、
前記回動手段が、前記第1のガイド部と前記第2のガイド部のうちいずれか一方に設けられ一部がシート長手方向に延びる案内凹部と、他方に設けられ前記案内凹部に係合する凸部とを有していることを特徴とするシート積載装置。 - 請求項2記載のシート積載装置において、
前記案内凹部が、前記第1のガイド部の両側面に形成された長穴であり、前記凸部が、前記第2のガイド部の両側面に固定された軸ピンであることを特徴とするシート積載装置。 - 請求項3記載のシート積載装置において、
前記長穴が、シート長手方向に延びる水平穴部と、該水平穴部のシートの他端部側の端部から略垂直に下方に延びる垂直穴部とからなるL字形状を有していることを特徴とするシート積載装置。 - 請求項4記載のシート積載装置において、
前記垂直穴部の下端部が、前記軸ピンの上方への戻りを阻止可能な形状を有していることを特徴とするシート積載装置。 - 請求項3〜5のいずれか1つに記載のシート積載装置において、
前記第2のガイド部の回動時、前記第2のガイド部の定点と前記軸ピンの中心間の距離が略一定となるように、前記第1のガイド部の両側面と、前記長穴の寸法が設定されていることを特徴とするシート積載装置。 - 請求項3〜6のいずれか1つに記載のシート積載装置において、
前記長穴に突起が形成され、前記軸ピンが前記突起を乗り越えることによる操作上の感触から、前記第2のガイド部の位置を確認できるようにしたことを特徴とするシート積載装置。 - 請求項3〜7のいずれか1つに記載のシート積載装置において、
前記第2のガイド部の前記軸ピンの部位の側面が、前記第1のガイド部の前記長穴の部位の側面の外側を覆い、前記第2のガイド部の前記ベース面部には、前記第2のガイド部を回動して折り畳んだときに、前記第1のガイド部の前記長穴の部位の側面との干渉を回避する切り欠き部が形成されていることを特徴とするシート積載装置。 - 請求項1〜8のいずれか1つに記載のシート積載装置において、
前記第2のガイド部を回動して折り畳んだときに、折り畳み状態を維持する固定手段が設けられていることを特徴とするシート積載装置。 - 請求項9記載のシート積載装置において、
前記固定手段は、前記第2のガイド部を下方に引き下げるだけで固定状態が解除される構成を有していることを特徴とするシート積載装置。 - 請求項1〜10のいずれか1つに記載のシート積載装置において、
前記第2のガイド部を回動操作するための取手を有していることを特徴とするシート積載装置。 - 請求項1〜11のいずれか1つに記載のシート積載装置をシート給送側に有する画像形成装置。
- 請求項1〜11のいずれか1つに記載のシート積載装置をシート排出側に有する画像形成装置。
- 請求項1〜11のいずれか1つに記載のシート積載装置において、
画像形成装置に設けられ、前記第1のガイド部は画像形成装置の装置側面に回動自在に設けられた手差しトレイに着脱自在に装着されることを特徴とするシート積載装置。 - 請求項14記載のシート積載装置において、
前記第1のガイド部には、装着位置で前記手差しトレイに係合する凹部又は凸部が設けられていることを特徴とするシート積載装置。 - 請求項14又は15記載のシート積載装置において、
前記第1のガイド部を前記手差しトレイに装着したときに、前記第2のガイド部の前記ベース面部の一部が前記手差しトレイの下面に入り込むことを特徴とするシート積載装置。 - 請求項14〜16のいずれか1つに記載のシート積載装置において、
前記手差しトレイがシート長手方向に引き出し自在な延長トレイを有し、前記第1のガイド部は、前記手差しトレイに装着したときに前記延長トレイの操作部が露出する形状を有していることを特徴とするシート積載装置。 - 請求項14〜17のいずれか1つに記載のシート積載装置をシート給送側に有する画像形成装置。
- 請求項14〜17のいずれか1つに記載のシート積載装置をシート排出側に有する画像形成装置。
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