JP4925905B2 - 電子部品内蔵基板 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子などの電子部品を内蔵した電子部品内蔵基板に関するものである。
従来より、電子部品内蔵基板としては、図14および図15に示したものがある(たとえば特許文献1参照)。図14および図15に示した電子部品内蔵基板9は、コア基板90の内部に半導体素子91を収容するとともに、コア基板90の両面に、ビルドアップ配線層92,93を形成したものである。ビルドアップ配線層92は、半導体素子などの電子部品(図示略)が実装されるものである。ビルドアップ配線層93は、バンダボールなどが形成されて、所望の回路基板(図示略)などと接続されるものである。コア基板90は、ビルドアップ配線層92,93相互の導通を図るためのものであり、ビルドアップ配線層92に実装された電子部品(図示略)は、ビルドアップ配線層92、コア基板90およびビルドアップ配線層93を介して回路基板(図示略)などと導通させられる。
特開2001−339165号公報
しかしながら、電子部品内蔵基板9では、半導体素子91がコア基板90に設けられた直方体状の空間94に収容されている。また、空間94は、半導体素子91の大きさと略同程度とされており、空間94を規定する面95の面積が極力小さくなるように形成されている。空間94を規定する面95は、半導体素子91を駆動したときに発生する熱をコア基板90に放熱するための界面として機能するものである。そのため。面95の面積が小さい場合には、コア基板90に伝達される熱量が小さくなるため、半導体素子91で発生した熱を十分に放熱することができない。その結果、半導体素子91の温度が上昇しやすく、半導体素子91の動作が不安定となる可能性が高くなる。
そこで、本発明は、電子部品を内蔵した基板において、電子部品の駆動時に発生した熱を効率良く放熱させ、電子部品の動作を安定させることを課題としている。
本発明の第1の側面では、電子部品と、前記電子部品を収容するための空間を規定する貫通孔を有する1以上の絶縁層と、を備えた電子部品内蔵基板であって、前記貫通孔内面は、平面視において凹凸を有しており、前記貫通孔には、無機フィラーを含有した樹脂が、前記貫通孔の前記内面に接するように充填されていることを特徴とする、電子部品内蔵基板が提供される。
前記絶縁層は、繊維束に樹脂を含浸させたものであり、前記繊維束は、前記貫通孔の内面から露出しているのが好ましい。
また、前記内面は、平面視において、複数の円弧が連なった形状に形成するのが好ましい。
前記複数の円弧は、たとえば曲率半径をR、隣接する円弧同士のピッチをPとしたとき、1.2≦(P/R)≦2.0の関係に形成される。曲率半径Rは、たとえば1μm以上200μm以下、隣接するものどうしのピッチPは、たとえば1.2μm以上400μm以下とされる。
前記1以上の絶縁層は、それぞれ前記貫通孔を有する複数の絶縁層を含んでおり、前記
貫通孔は、それぞれテーパー状に形成されていることが好ましい。
また、前記1以上の絶縁層は、たとえば互いに開口面積の異なる複数の絶縁層を含んでいるのが好ましい。
前記貫通孔は、たとえば平面視において、矩形の各辺を凹凸状とした形状に形成される。その一方で、前記繊維束は、たとえば前記各辺に直交または略直交する方向に延びるように配置される。
また、前記繊維束は、軸方向を一方向に揃えて配列されており、前記絶縁層は、それぞれ前記繊維束を具備する第1層領域および第2層領域を有し、前記第1層領域の前記繊維束と前記第2層領域の前記繊維束とは、前記軸方向が互いに直交しているのが好ましい。
前記空間には、樹脂が充填しておくのが好ましい。前記樹脂は、たとえば非金属無機フィラーを30wt%以上85wt%以下含有するエポキシ樹脂である。前記非金属無機フィラーは、たとえばシリカあるいは金属粉末である。
本発明の電子部品内蔵基板によれば、電子部品を収容する空間を規定する面が凹凸状をなしていることから、絶縁層に対して熱を伝えるため伝熱界面の面積が大きく確保されている。そのため、本発明では、電子部品から発生する熱を効率よく絶縁層へ放出することができ、電子部品の動作を安定化させることができる。
とくに、前記内面を、平面視において、連続した凹凸状、たとえば複数の円弧が連なった形状にすれば、伝熱界面の面積を適切に大きくできるため、より一層確実に、電子部品からの熱を絶縁層に伝達することができる。
本発明の電子部品内蔵基板において、1以上の絶縁層を互いに開口面積の異なる複数の絶縁層を含んでいれば、絶縁層の間に段差が形成されるため、より一層、伝熱界面の面積を大きく確保することができる。
本発明の電子部品内蔵基板において、貫通孔をテーパ状に形成すれば、貫通孔の内面の面積をより一層確保することができるため、伝熱界面の面積を大きく確保することができる。
本発明の電子部品内蔵基板において、貫通孔の内面から繊維束を露出させれば、繊維束を介して外部に熱が伝わり易くなり、効率的に放熱することができる。とくに、貫通孔の平面視形状を矩形の各辺を凹凸状とした形状とするとともに、繊維束を前記各辺に直交または略直交する方向に延びるように配置すれば、繊維束を介して、繊維束の延びる方向に沿って熱が伝わり易くなるため、より効率的に電子部品から発生した熱を伝達することができる。
本発明の電子部品内蔵基板において、空間に樹脂が充填しておけば、樹脂を介して熱を効率良く絶縁層に伝えることができる。とくに、樹脂として無機フィラー(たとえばシリカあるいは金属粉末)を含有したものを使用すれば、無機フィラーによって、より効率的に絶縁層に熱を伝えることができる。
本発明の製造方法では、電子部品を収容するための空間を規定する貫通孔が、平面視において連続した凹凸を有する電子部品内蔵基板が製造される。この電子部品内蔵基板では、電子部品を収容する空間を規定する面が凹凸状をなしていることから、絶縁層に対して熱を伝えるため伝熱界面の面積が大きく確保される。そのため、本発明では、電子部品から発生する熱を効率よく絶縁層へ放出することができ、電子部品の動作を安定化させることができる。
本発明の製造方法において、たとえばレーザスポットの径を2μm以上400μm以下に、レーザスポットの照射ピッチを1.2μm以上400μm以下に設定し、一定時間ごとにレーザスポットを出射して貫通孔を形成するようにすれば、貫通孔における平面視形状が連続した円弧状となる。そのため、本発明の製造方法では、伝熱界面の面積が適切に大きくされ、より一層確実に、電子部品からの熱を絶縁層に伝達することができる電子部品内蔵基板が提供される。
本発明の製造方法において、複数の絶縁シートにおける貫通孔を、互いに開口面積の異なるものとして形成すれば、複数の絶縁層の間に段差が形成される。そのため、本発明の製造方法では、伝熱界面の面積が適切に大きくされ、より一層確実に、電子部品からの熱を絶縁層に伝達することができる電子部品内蔵基板が提供される。
本発明の製造方法において、貫通孔を形成するときに貫通孔の内面から絶縁シートの繊維束を露出させようにすれば、繊維束を介して外部に熱が伝わり易く、効率的に放熱することができる電子部品内蔵基板が提供される。とくに、貫通孔の平面視形状を矩形の各辺を凹凸状とした形状とするとともに、繊維束を前記各辺に直交または略直交する方向に延びるように配置したものを使用すれば、繊維束を介して、繊維束の延びる方向に沿って熱が伝わり易くなるため、より効率的に電子部品から発生した熱を伝達することができる電子部品内蔵基板が提供される。
以下に、本発明について、図面を参照しつつ説明する。
図1に本発明に係る電子部品内蔵基板の一例である半導体素子内蔵基板1を示す。図1に示した半導体素子内蔵基板1は、コア基板2の内部に半導体素子3を収容するとともに、コア基板2の両面に、ビルドアップ配線層4,5を形成したものである。
半導体素子3は、IC、LSI等のシリコンチップであり、複数のバンプ30を有している。複数のバンプ30は、配線基板2に導通接続されるものであり、たとえば半導体素子3の主面31における周縁部において、周縁に沿って並ぶように配置されている。半導体素子3は、全体での熱膨張率は、たとえば3〜4ppm/℃とされている。ここで、半導体素子3の熱膨張率は、JIS K7197に準拠して測定した値であり、たとえば「SSC/5200」(セイコーインスツルメンツ社製)を用いて測定することができる。
コア基板2は、全体での熱膨張率は、たとえば半導体素子3と同程度である3〜4ppm/℃とされており、好ましくは半導体素子3との間の熱膨張率の差が±5ppm/℃以下に形成されている。ここで、コア基板2の熱膨張率は、半導体素子3と同様にJIS K7197に準拠して測定した値であり、たとえば「SSC/5200」(セイコーインスツルメンツ社製)を用いて測定することができる。
コア基板2における熱膨張率を半導体素子3における熱膨張率の±5ppm/℃以下とすれば、半導体素子内蔵基板1の製造時や駆動時においてコア基板2および半導体素子3が加熱されたときにコア基板2および半導体素子3が同程度に熱膨張し、その後の温度低下において同程度に熱収縮する。そのため、熱収縮時あるいは熱膨張時の応力を緩和する目的で、多量のハンダなどを用いて半導体素子3を実装する必要がなくなる。その結果、使用するハンダ量などを低減でき、あるいはハンダを使用する必要がなくなるため、たとえ半導体素子3における電極(バンプ30)のピッチが200μm以下に狭小化される場合であっても、隣接する電極(バンプ30)間がショートすることを適切に抑制することができる。
このコア基板2は、絶縁体20、貫通孔21、スルーホール導体22、充填樹脂23および空間24を備えている。
絶縁体20は、繊維束や繊維束を平織りした織布に熱硬化性樹脂を含浸させた複数の絶縁シートを積層し、硬化させたものであり、複数の絶縁層25,26,27,28,29を有している。この絶縁体20は、たとえば厚みが0.3mm以上1.5mm以下に形成されている。
貫通孔21は、スルーホール導体22が形成される部分であり、コア基板2の厚み方向に貫通している。貫通孔21の直径は、たとえば20μm以上100μm以下に設定されている。貫通孔21は、たとえばドリル加工やレーザ加工によって形成することができる。
スルーホール導体22は、ビルドアップ配線層4とビルドアップ配線層5との間の導通を図るためのものである。このスルーホール導体22は、貫通孔21の内面において、たとえば金、銀、銅、錫、ニッケルなどの金属材料により、たとえば厚みが3μm以上50μm以下に膜形成されている。
充填樹脂23は、貫通孔21の残存空間を埋めるためのものである。充填樹脂23は、たとえばポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シアネート樹脂、テフロン(登録商標)樹脂、シリコン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂あるいはビスマレイミドトリアジン樹脂により形成されている。
空間24は、半導体素子3を収容するための空間である。空間24は、半導体素子3と同程度あるいは、半導体素子3の大きさよりも若干広めの大きさに設定される。具体的には、空間24を規定する貫通孔25A〜27Aと半導体素子3の側面との距離が0mm〜0.5mmとなるように形成されている。この空間24は、半導体素子3を覆うように樹脂24Aが充填されている。樹脂24Aとしては、エポキシ樹脂あるいはポリイミド樹脂などを使用することができる。樹脂24Aには、樹脂24Aの放熱性を高める目的で、無機フィラーを含有させておくのが好ましい。無機フィラーとしては、たとえばシリカあるいは金属粉末を使用することができる。無機フィラーの含有量は、たとえば30wt%以上85wt%以下とされる。
このような空間24は、絶縁層25〜29によって規定されている。
図2に示したように、絶縁層25〜27は、貫通孔25A,26A,27Aを有するものである。貫通孔25A〜27Aは、平面視において、全体として矩形状とされているともに、矩形の各辺が複数の円弧25A′,26A′,27A′が連結されることにより形成される凹凸状とされている。そのため、空間24は、貫通孔25A〜27Aの周縁が直線状に形成される場合に比べて、内周面の面積が大きく確保される。図3に示したように、各円弧は、円弧の曲率半径をR、隣接する円弧同士のピッチをPとしたとき、1.2≦(P/R)≦2.0の関係を満たすように形成されている。(P/R)を1.2以上とすることで凹凸の起伏が大きくなり、十分な放熱効果を得ることができる。逆に(P/R)が1.2より小さいと、凹凸の輪郭が直線に近くなるため放熱効果は小さい。一方、(P/R)が2.0より大きいと円弧同士が連結されない状態となり、空間24を規定する貫通孔25A〜27Aを形成することができない。したがって、各円弧は、1.2≦(P/R)≦2.0の関係を満たすように形成することが好ましい。より具体的には、曲率半径Rは1μm以上200μm以下とされ、隣接するものどうしのピッチPは1.2μm以上400μm以下されている。
図1および図2に示したように、絶縁層25〜27における貫通孔25A〜27Aは、互いに開口面積が異なっている。より具体的には、上層の絶縁層25から下層の絶縁層27に向うほど、開口面積が大きくなっている。その結果、図4に示したように絶縁層25〜27が積層された状態では、空間24の周縁部は段状に形成される。これにより、空間24は、貫通孔25A〜27Aの開口面積が同一にされる場合に比べて、内周面の面積が大きく確保される。
図1および図2に示したように、絶縁層28,29は、空間24を閉鎖するためのものである。絶縁層28は、半導体素子3が実装されるものである。半導体素子3は、絶縁層28に対してフリップチップ実装されており、半導体素子3の主面31と絶縁層25との間には樹脂が充填されてアンダーフィル32が形成されている。各バンプ30は、異方性導電接着剤の導体成分により導通接続してもよく、この場合には、半導体素子3の主面31と絶縁層28との間に異方性導電接着剤の樹脂成分が介在するため、半導体素子3の主面31と絶縁層28との間に樹脂を充填してアンダーフィル32を別途形成する必要はない。
絶縁層25〜29は、図5(a)および図5(b)参照すれば分かるように、たとえば繊維束61A,61Bに樹脂62A,62Bを含浸させたものとして構成されている。より具体的には、絶縁層25〜29は、繊維束61A,61Bを一方向に揃えた2枚の樹脂シート(以下、UDプリプレグともいう)60A,60Bを、それらの繊維束61A,61Bの軸方向が互いに直交するように接合したものを用いて形成されている。繊維束61A,61Bは、全体として矩形状の貫通孔25A〜27Aの各辺に直交または略直交する方向に延びるように配置されている。そのため、図2に示した絶縁層25〜27では、貫通孔25A〜27Aの内面から繊維束61A,61B(図5(a)参照)が露出している。貫通孔25A〜27Aの内面は、半導体素子3(図1参照)において発生した熱を、絶縁層25〜27に導入するための伝熱界面となるものである。そのため、貫通孔25A〜27Aの内面(伝熱界面)において繊維束61A,61Bが露出していれば、繊維束61A,61Bにおいて熱を移動させることができるため、コア基板2における放熱性を高めることができる。
絶縁層25〜29は、繊維束を平織りした織布に樹脂を含浸させたものであってもよい。この場合において、繊維束が縦横に配列されているため、貫通孔25A〜27Aの内面(伝熱界面)において繊維束が露出させることができ、コア基板2における放熱性を高めることができる。
ここで、コア基板2の全体での熱膨張を半導体素子3と同程度(半導体素子3との間の熱膨張率の差が±5ppm/℃以下)とするためには、絶縁層25〜29における繊維束61A,61Bの体積比率を45%以上55%以下とするとともに、繊維束61A,61Bを構成する単繊維としては、繊維の軸方向の熱膨張率が−10ppm/℃以下5ppm/℃以上のもの、たとえば全芳香族ポリエステル繊維、全芳香族ポリアミド、ポリパラフェニレンベゾビスオキサゾールおよび液晶ポリマーを主成分とする有機繊維、あるいはSガラスやTガラスなどの無機繊維を用いるのが好ましい。一方、コア基板2の熱膨張率を上述のものとするためには、熱硬化性樹脂としては、熱膨張率が20ppm/℃以上60ppm/℃以下のもの、たとえばエポキシ樹脂に非金属無機フィラー(たとえば球状シリカ)を20wt%以上80%以下含有させたものを用いるのが好ましい。
図1に示したように、ビルドアップ配線層4,5は、複数の導体層40,50および絶縁層41,51を交互に積層したものであり、ビア導体42,52をさらに含んでいる。
導体層40,50は、導電性を有するものであり、電気信号を伝達するための伝達路としての機能を備えている。この導体層40,50は、たとえば銅、銀、金、アルミニウム、ニッケルあるいはクロムの金属材料により形成されている。
絶縁層41,51は、貫通孔41A,51Aを有するものであり、たとえばポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シアネート樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂あるいはビスマレイミドトリアジン樹脂などの樹脂材料により形成されている。貫通孔41A,51Aは、ビア導体42,52を形成するための部分である。
ビア導体42,52は、上下の導体層40,50を電気的に接続するためのものであり、貫通孔41A,51Aにおいて絶縁層41,51を厚み方向に貫通するように、絶縁層41,51の上下の導体層40,50の間に形成されている。ビア導体42,52は、たとえば銅、銀、金、アルミニウム、ニッケルあるいはクロムの金属材料により形成されている。ビア導体42,52は、貫通孔41A,51Aを埋めるように形成されている。もちろん、ビア導体42,52は、貫通孔41A,51Aの内面を覆う膜状に形成してもよい。
なお、ビア導体42,52と貫通孔41A,51Aとの間には、導体層40,50とビア導体42,52との間の密着性を高め、あるいは貫通孔41A,51Aの内面とビア導体42,52との密着性を高めるために下地層を設けてもよい。この場合の下地層は、たとえば銅、ニッケル、クロムあるいはチタン金属材料により形成されている。
上述のように、半導体素子内蔵基板1では、半導体素子3を収容する空間24を規定する貫通孔25A〜27Aの内面(伝熱界面)が連続した円弧25A′〜27A′を有する凹凸状をなしていることから、絶縁層25〜27に対して熱を伝えるため伝熱界面の面積が大きく確保されている。また、貫通孔25A〜27Aを開口面積の異なるものとすることにより、絶縁層25〜27の間に段差が形成されるため、より一層、伝熱界面の面積を大きく確保することができる。そのため、半導体素子内蔵基板1では、半導体素子3から発生する熱を効率よく絶縁層25〜27へ放出することができ、半導体素子3の動作を安定化させることができる。
また、半導体素子内蔵基板1では、貫通孔25A〜27Aの内面から繊維束61A,61Bが露出しているとともに、全体として平面視矩形状の貫通孔25A〜27Aの各辺に直交または略直交する方向に繊維束61A,61Bが延びるように配置されている。そのため、半導体素子内蔵基板1では、繊維束61A,61Bを介して、繊維束61A,61Bの延びる方向に沿って熱が伝わり易くなるため、より効率的に半導体素子3から発生した熱を伝達することができる。
半導体素子内蔵基板1ではさらに、空間24に樹脂24Aが充填されているために、樹脂24Aを介して熱を効率良く絶縁層25〜27に伝えることができる。とくに、樹脂24Aとして無機フィラー(たとえばシリカあるいは金属粉末)を含有したものを使用すれば、無機フィラーによって、より効率的に絶縁層25〜27に熱を伝えることができる。
次に、電子部品内蔵基板1の製造方法を説明する。
まず、コア基板2の製造方法を説明する。コア基板2を製造するためには、図5(a)および図5(b)に示したような複数の樹脂シート60,60′,60″を準備する。樹脂シート60,60′,60″としては、繊維束61A,61Bに未硬化状態の樹脂62A,62Bを含浸させたものを使用することができる。より具体的には、樹脂シート60,60′,60″は、繊維束60A〜61Bを一方向に揃えた2枚のUDプリプレグ60A,60Bを、それらの繊維束61A,61Bの軸方向が互いに直交するように接合したものを用いて形成されている。
樹脂シートとしては、繊維束を平織りした織布に樹脂を含浸させたものを使用することもできる。
次いで、樹脂シート60に対して貫通孔25A〜27Aを形成する(図2参照)。貫通孔25A〜27Aは、図6に示したように樹脂シート60にレーザ発振装置62を用いてレーザ光を照射するとともに、レーザ光を矩形状(図中の二点鎖線)に走査させることにより形成される。図7に示したように、レーザ光は、スポットの径をDs、レーザースポットの照射ピッチをPとしたとき、0.6≦(P/Ds)≦1.0の関係を満たすように形成されている。(P/Ds)を0.6以上とすることで凹凸の起伏が大きくなり、十分な放熱効果を得ることができる。逆に(P/Ds)が0.6より小さいと、凹凸の輪郭が直線に近くなるため放熱効果は小さい。一方、(P/Ds)が1.0より大きいと円弧同士が連結されない状態となり、空間24を規定する貫通孔25A〜27Aを形成することができない。したがって、各円弧は、0.6≦(P/Ds)≦1.0の関係を満たすように形成することが好ましい。具体的には、スポットの径Dsが2μm以上400μm以下とされ、レーザスポットの照射ピッチPは、たとえば1.2μm以上400μm以下に設定される。レーザ発振装置62としては、たとえばCOレーザ発振装置、エキシマレーザ発振装置、YAGレーザ発振装置、窒素レーザ発振装置などを用いることができる。レーザ発振装置62におけるレーザ発振条件は、レーザ装置の種類に応じて、例えば、以下のように設定される。
〔COレーザ発振装置〕
波長:1064nm、発振器:パワー50〜300W、発振周波数:1〜10kHz、パルスあたりのエネルギー:20〜100J(ジュール)、パルス幅:100μsec
〔エキシマレーザ発振装置〕
波長:248nm、発振器パワー:100〜500W、発振周波数:0.2〜1kHz、パルスあたりのエネルギー:1000J、パルス幅:10〜100nsec
〔YAGレーザ発振装置〕
波長:200〜400nm、発振器パワー:0.1〜50W、発振周波数:1〜50kHz、パルスあたりのエネルギー:20〜300μJ、パルス幅:10〜100nsec
その一方で、図8(a)に示したように、樹脂シート60′に対して半導体素子3を実装する。半導体素子3は、樹脂シート60′とバンプ30との間にハンダを介在させた状態で樹脂シート60′に対してフェイスダウンでマウントし、ハンダをリフローさせることにより実装される。
さらに、半導体素子3の主面31と樹脂シート60′との間に樹脂を充填してアンダーフィル32を形成する。アンダーフィル32のための樹脂としては、たとえばエポキシ樹脂あるいはポリイミド樹脂を使用することができる。
なお、半導体素子3は、異方性導電接着剤により樹脂シート60′に接続してもよく、この場合には、半導体素子3の主面31と絶縁層28との間に異方性導電接着剤の樹脂成分が介在するため、半導体素子3の主面31と絶縁層28との間に樹脂を充填してアンダーフィル32を別途形成する必要はない。
次いで、図8(b)に示したように、樹脂シート60′に対して、貫通孔25A〜27Aを形成した樹脂シート60を、半導体素子3を囲むように(貫通孔25A〜27Aに収容させるように)、積層する。この状態において、貫通孔25A〜27Aによって半導体素子3の周囲に空間24が形成される。
さらに、図8(c)に示したように、空間24に対して、樹脂を充填する。樹脂の充填は、ディスペンサなどを用いて樹脂をポッティングすることにより行うことができる。空間24に充填するための樹脂24Aとしては、エポキシ樹脂あるいはポリイミド樹脂などを使用することができる。樹脂24Aには、樹脂24Aの放熱性を高める目的で、無機フィラーを含有させておくのが好ましい。無機フィラーとしては、たとえばシリカあるいは金属粉末を使用することができる。無機フィラーの含有量は、たとえば30wt%以上85wt%以下とされる。
次いで、図8(d)に示したように、空間24を覆うように樹脂シート60を積層し、樹脂シート60,60′,60″を熱圧着させるとともに、各樹脂シート60,60′,60″の樹脂成分を硬化させる。これにより、絶縁体20(絶縁層25〜29)が形成される。
次いで、図9(a)に示したように、絶縁体20の所定箇所に厚み方向に貫通する貫通孔21を形成する。貫通孔21は、たとえば従来周知のドリル加工あるいはレーザ加工によって行なわれる。貫通孔21は、たとえば直径が0.1mm以上1.0mm以下に形成される。レーザ加工は、たとえばYAGレーザ装置あるいはCOレーザ装置を用いて行なうことができる。
さらに、図9(b)に示したように、貫通孔21の内面にスルーホール導体22を形成する。スルーホール導体22は、たとえば電解めっきにより貫通孔21の内面に導体層を膜形成することにより行なわれる。電解めっき液としては、たとえば金、銀、銅、錫、ニッケルなどの被着金属イオンを含むものが使用される。スルーホール導体22の厚みは、たとえば厚みが3μm以上50μm以下とされる。
次いで、図9(c)に示したように、貫通孔21の内部における残存空間に樹脂材料23を充填する。樹脂材料の充填は、たとえばポリイミド樹脂などを用いたスクリーン印刷などにより行なうことができる。
次に、コア基板2の上面および下面に、図1に示したビルドアップ配線層4,5を形成する。ビルドアップ配線層4,5は、従来公知の手法により、導体層40,50の形成、絶縁層41,51の形成、絶縁層41,51に貫通孔41A,51Aを形成および貫通孔41A,51Aのへのビア導体42,52の形成を所定数繰り返し行なうことにより形成される。
導体層40,50は、たとえば従来周知の蒸着法、CVD法又はスパッタリング法等によって金属材料を被着させた後、フォトリソグラフィ法によりパターン形成することにより形成される。導体層40,50の厚みは、たとえば3μm以上50μm以下とされる。
絶縁層41,51は、たとえば従来周知のスピンコート法等によって、樹脂層を形成した後に、樹脂層を加熱・固化させることにより形成することができる。絶縁層41,51の厚みは、たとえば7μm以上50μm以下とされる。
貫通孔41A,51Aは、たとえばレーザ加工により形成することができる。レーザ加工としては、たとえばエキシマレーザ、YAGレーザ (5倍高調波、4倍高調波、3倍高調波)あるいは炭酸ガスレーザを採用することができる。
ましい。
ビア導体42,52は、たとえばスパッタリング法、電解めっきにより金属材料を被着させた後、フォトリソグラフィ法によりパターン形成することにより形成される。ビア導体52は、たとえば銅、銀、金、アルミニウム、ニッケルおよびクロム、またはこれらの合金により形成される。
また、ビア導体42,52を形成する前に、ビア導体42,52と導体層40,50や貫通孔41A,51Aとの密着性を高めるために、下地層を形成してもよい。このような下地層は、たとえばスパッタリング法、無電解めっき法あるいは蒸着法により金属材料を被着させた後、フォトリソグラフィ法によりパターン形成することにより、たとえば銅、ニッケル、クロムおよびチタン、またはこれらの合金として形成される。下地層は、必ずしも一層として形成する必要はなく、複数の層として形成してもよい。たとえば、下地層は、導体層40,50とビア導体52との密着性を高めるための第1層と、貫通孔41A,51Aとビア導体52との密着性を高めるための第2層と、を含んでいてもよい。第1層は、たとえば銅を用いたスパッタリングにより、厚みが100nm以上1000nm以下に形成される。スパッタ圧力は、たとえば0.01Pa以上10Pa以下、スパッタ時の電力はスパッタされる合金の単位面積当たり3W/cm以上20W/cm以下とされる。第2層は、たとえばニッケル−クロム合金を用いたスパッタリングにより、厚みが3nm以上100nm以下に形成される。ニッケルークロム合金におけるクロムの含有量は、たとえば10%重量以上30%重量%以下とされる。スパッタ圧力は、たとえば0.01Pa以上10Pa以下、スパッタ時の電力はスパッタされる合金の単位面積当たり0.5W/cm以上3W/cm以下とされる。
先に説明した製造方法では、半導体素子3を収容するための空間24を規定する貫通孔25A〜27Aが、平面視において複数の円弧25A′〜27A′が連続して形成された凹凸状とされ、伝熱界面の面積が適切に大きく確保された半導体素子内蔵基板1が製造される。また、複数の絶縁シート60に形成される各々の貫通孔25A〜27Aの開口面積の異なるように形成することにより、複数の絶縁層25〜27の間に段差が形成される。そのため、上述の製造方法では、段差においても伝熱界面の面積が大きく確保すること
が可能な半導体素子内蔵基板1を提供することできる。
また、上述の製造方法においては、全体として平面視矩形状の貫通孔25A〜27Aを形成することにより、貫通孔の平面視形状における矩形の各辺に直交または略直交する方向に延びるように繊維束61A,61Bが配置されるとともに、貫通孔25A〜27Aの内面において繊維束61A,61Bが露出させられる。そのため、繊維束を介して、繊維束の延びる方向に沿って熱が伝わり易く、放熱性に優れた電子部品内蔵基板が提供される。
上述の製造方法においてはさらに、コア基板2の空間24に樹脂24Aが充填されるため、半導体素子3において発生した熱を、樹脂24Aを介して絶縁層25〜27に伝達することができる半導体素子内蔵基板1を提供することができる。とくに、非金属無機フィラーを含有させた樹脂24Aを用いた場合には、半導体素子内蔵基板1において、半導体素子3において発生した熱を、より一層効率良く絶縁層25〜27に伝達することができる。
したがって、上述の製造方法では、半導体素子3から発生する熱を効率よく絶縁層25〜27へ放出することができる放熱性に優れたコア基板2を提供でき、半導体素子3の動作が安定化された半導体素子内蔵基板1を提供することができる。
次に、本発明の他の例を、図10ないし図13を参照して説明する。これらの図においては、図1ないし図5を参照して先に説明した半導体素子内蔵基板1と同様な要素については同一の符号を付してあり、重複説明は省略する。
図10(a)および図10(b)に示した例は、絶縁層25〜27における貫通孔25Aa,26Aa,27Aa,25Ab,26Ab,27Abをテーパ状に形成したものである。このようにして、貫通孔25Aa〜27Aa,25Ab〜27Abをテーパ状に形成すれば、貫通孔25Aa〜27Aa,25Ab〜27Abの内面積を大きく確保することができる。
図11(a)および図11(b)に示したコア基板7は、先に説明した半導体素子内蔵基板1のコア基板2(図1参照)とは逆に、貫通孔70,71,72の開口面積が下層にある絶縁層25〜27ほど小さくなるように形成されたものである。
このようなコア基板2を備えた半導体素子内蔵基板においても、絶縁層25〜27の間が段状とされるため、放熱面積を大きく確保することができる。また樹脂24の充填時に、気泡が溜まりにくく、空間24に残存する気泡の量を少なくすることができるという利点もある。
図12(a)および図12(b)に示した例は、図11(a)および図11(b)に示したコア基板7において、貫通孔73,74,75,76,77,78をテーパ状に形成したものである。このようにして、貫通孔73〜75,76〜78をテーパ状に形成すれば、貫通孔73〜75,76〜78の内面積を大きく確保することができるため、絶縁層25〜27への放熱性を高めることができる。
図13(a)および図13(b)に示した例は、貫通孔80,81,82(83,84,85)を同一の開口形状とするとともに、貫通孔80〜82,83〜85をテーパ状に形成したものである。このようにして、貫通孔80〜82,83〜85をテーパ状に形成すれば、貫通孔80〜82,83〜85の内面積を大きく確保することができるため、絶縁層25〜27への放熱性を高めることができる。
図10ないし図13に示した例においては、貫通孔25Aa〜27Aa,25Ab〜27Ab,70〜78,80〜85は、平面視形状を、図2に示したしたように複数の円弧25A′〜27A′が連続する凹凸状に形成してもよいし、矩形(各辺が凹凸を有しないストレート)に形成してもよいし、円形に形成してもよい。
本発明は、多層配線基板に半導体素子を実装した実装構造体には限定されない。たとえば 半導体素子に代えて、積層コンデンサやマルチチップモジュールを内蔵した基板として構成してもよい。
本発明に係る電子部品内蔵基板の一例を示す断面図である。 図1の要部を拡大して示した断面図である。 図1に示した電子部品内蔵基板の分解斜視図である。 図4(a)は図1に示した電子部品内蔵基板における配線基板に用いる絶縁層を形成するため直交UDプリプレグを説明するための分解斜視図であり、図4(b)はその要部を示す断面図である。 絶縁層の貫通孔における内周面の平面視形状を説明するための要部を示す平面図である。 絶縁層の貫通孔を形成する方法を説明するための斜視図である。 絶縁層の貫通孔を形成する方法を説明するための要部を示す斜視図である。 コア基板を形成する方法を説明するための断面図である。 コア基板を形成する方法を説明するための断面図である。 配線基板(絶縁層における貫通孔)の他の例を説明するための図2に相当する断面図である。 図11(a)は配線基板のさらに他の例を説明するための断面図であり、図11(b)はその要部を拡大して示した図2に相当する断面図である。 配線基板(絶縁層における貫通孔)のさらに他の例を説明するための図2に相当する断面図である。 配線基板(絶縁層における貫通孔)のさらに他の例を説明するための図2に相当する断面図である。 従来の電子部品内蔵基板の一例を示す断面図である。 図14に示した電子部品内蔵基板の要部を示す断面図である。
符号の説明
1 半導体素子内蔵基板(電子部品内蔵基板)
3 半導体素子(電子部品)
24 空間
24A (空間の)樹脂
25,26,27 絶縁層
25A,26A,27A (絶縁層の)貫通孔
25Aa,26Aa,27Aa (絶縁層の)貫通孔
25Ab,26Ab,27Ab (絶縁層の)貫通孔
25A′,26A′,27A′ (貫通孔の)円弧
60 絶縁シート
61A,61B (絶縁層の)繊維束
70〜78,80〜85 (絶縁層の)貫通孔
Sp レーザスポット

Claims (12)

  1. 電子部品と、
    前記電子部品を収容するための空間を規定する貫通孔を有する1以上の絶縁層と、
    を備えた電子部品内蔵基板であって、
    前記貫通孔内面は、平面視において凹凸を有しており、
    前記貫通孔には、無機フィラーを含有した樹脂が、前記貫通孔の前記内面に接するように充填されていることを特徴とする電子部品内蔵基板。
  2. 前記絶縁層は、繊維束に樹脂を含浸させたものであり、
    前記繊維束は、前記貫通孔の内面から露出している、請求項に記載の電子部品内蔵基板。
  3. 前記内面は、平面視において、複数の円弧が連なった形状を有している、請求項2に記載の電子部品内蔵基板。
  4. 前記複数の円弧は、前記円弧の曲率半径をR、隣接する円弧同士のピッチをPとしたとき、1.2≦(P/R)≦2.0の関係に形成されている、請求項3に記載の電子部品内蔵基板。
  5. 前記複数の円弧は、曲率半径が1μm以上200μm以下である、請求項3に記載の電子部品内蔵基板。
  6. 前記複数の円弧は、隣接するものどうしのピッチが1.2μm以上400μm以下である、請求項3に記載の電子部品内蔵基板。
  7. 前記1以上の絶縁層は、それぞれ前記貫通孔を有する複数の絶縁層を含んでおり、
    前記貫通孔は、それぞれテーパー状に形成されている、請求項1に記載の電子部品内蔵基板。
  8. 前記複数の絶縁層は、互いに前記貫通孔の開口面積が異なる、請求項に記載の電子部品内蔵基板。
  9. 前記貫通孔は、平面視において、矩形の各辺を凹凸状とした形状に形成されており、
    前記繊維束は、前記各辺に直交または略直交する方向に延びるように配置されている、
    請求項に記載の電子部品内蔵基板。
  10. 前記繊維束は、軸方向を一方向に揃えて配列されており、
    前記絶縁層は、それぞれ前記繊維束を具備する第1層領域および第2層領域を有し、
    前記第1層領域の前記繊維束と前記第2層領域の前記繊維束とは、前記軸方向が互いに直交している、請求項9に記載の電子部品内蔵基板。
  11. 前記樹脂は、無機フィラーを30wt%以上85wt%以下含有するエポキシ樹脂である、請求項に記載の電子部品内蔵基板。
  12. 前記無機フィラーは、シリカあるいは金属粉末である、請求項11に記載の電子部品内蔵基板。
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