JP4925805B2 - 通信端末 - Google Patents

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Description

この発明は通信端末に関し、特にIP網に接続可能な通信端末に関する。
近年、公衆電話回線網の代わりにインターネットなどのIP(インターネットプロトコル)網を利用したIP電話機が登場している。また、IP網は、無線通信を利用したローカルエリアネットワーク(以下「無線LAN」という)で実現することが可能である。この無線LANに対応した通信回路をPDC(Personal Digital Cellular)またはPHS(Personal Handyphone System)などの携帯電話機に搭載すれば、携帯電話機をIP電話として利用することが可能となる。
一方、携帯電話機をIP電話として使用する場合、一般的に通信媒体に無線を用いた無線LAN(Local Area Network)が採用される。この無線LANは、通信可能範囲が比較的狭いために、携帯電話を携帯するユーザが通信不可能な圏外に異動すると、通信を継続できなくなってしまう。
特開平6−216835号公報には、識別手段がサービス圏外と識別しているときに、操作手段により電話番号が入力されると、前記電話番号を記憶手段に記憶し、移動後、識別手段がサービス圏内にいると識別すると、発呼手段が前記記憶手段に記憶された電話番号に自動的に発呼するように発呼制御手段が制御する無線電話装置が記載されている。
しかしながら、特開平6−216835号公報に記載の技術を用いたとしても、無線LANの圏外に位置するときは、通話できないといった問題がある。無線LANの圏外に位置する場合であっても、携帯電話機の通信可能範囲に位置すれば携帯電話網を用いて通話することができる。しかしながら、携帯電話網に接続するためには、ユーザは相手の電話番号を入力する、または電話帳から選択する必要があり、操作が煩雑となるといった問題があった。
特開平6−216835号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、通話中の操作を簡単にした通信端末を提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面に従えば、通信端末は、複数種類の通信手段と、通信する対象を識別するための対象識別情報と、複数種類の通信手段それぞれに対応し、通話のための複数のアクセス情報とを関連付けたアドレステーブルを記憶する記憶手段と、複数種類の通信手段のうちの第1の通信手段が通信対象と通信中に通信不能となった場合、アドレステーブルを検索し、通信対象を識別するための対象識別情報に関連し、かつ、複数種類の通信手段のうち第1の通信手段とは別の第2の通信手段に対応するアクセス情報を抽出する抽出手段と、抽出されたアクセス情報を用いて、第2の通信手段で通信対象に接続要求を送信する再接続手段と、を備え、アドレステーブルは、さらに、対象識別情報と、複数種類の通信手段それぞれに対応し、データを送信するための複数のアドレス情報とを関連付け、抽出手段は、アドレステーブルを検索し、通信対象を識別するための対象識別情報に関連し、かつ、複数種類の通信手段のうち第1の通信手段とは別の第2の通信手段に対応するアドレス情報を抽出するアドレス情報抽出手段を含み、再接続手段が接続要求を送信する前に、抽出されたアドレス情報を用いて、第2の通信手段で通信対象に切換えることを示す切換情報を送信するための切換通知手段を、さらに備える。
この局面に従えば、通信する対象を識別するための対象識別情報と、複数のアクセス情報とを関連付けたアドレステーブルが記憶されており、第1の通信手段が通信対象と通信中に通信不能となった場合、アドレステーブルが検索され、通信対象を識別するための対象識別情報に関連し、かつ、第2の通信手段に対応するアクセス情報が抽出され、抽出されたアクセス情報を用いて、第2の通信手段で通信対象に接続要求が送信される。これにより、通信対象と第2の通信手段で通信が可能となる。このため、通信手段を切換える操作、発呼する操作が不要となり、利便性が向上する。その結果、通話中の操作を簡単にした通信端末を提供することができる。
また、第1の通信手段が通信対象と通信中に通信不能となった場合、アドレステーブルが検索され、通信対象を識別するための対象識別情報に関連し、かつ、第2の通信手段に対応するアドレス情報が抽出され、接続要求が送信される前に、抽出されたアドレス情報を用いて、第2の通信手段で切換情報が送信される。切換信号が送信された後に、接続要求が送信されるので通信対象が第2の通信手段を用いた通信に切換えることができ、第2の通信手段を用いた通信にスムーズに切換えることができる。このため、切換の待ち時間を短くすることができる。
好ましくは、第1の通信手段により通信対象と通信中に、第2の通信手段が通信対象から切換情報を受信すると、第1の通信手段による通信を切断する切断手段を、さらに備える。
好ましくは、切断手段が通信を切断した後に第2の通信手段が通信対象から接続要求を受信すると、第2の通信手段による通信を開始する自動着信手段を、さらに備える。
好ましくは、複数種類の通信手段それぞれは、通信中に受信する電波の電波強度を検出する電波強度検出手段と、検出された電波強度に基づいて、通信が不能となったか否かを検出する通信状態検出手段と、を含む。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態における通信システムの概要を示す図である。図1を参照して、通信システム10は、携帯電話システム200と、無線LANシステム300とを含む。携帯電話システム200は、通信事業者が提供するシステムであり、ここではその一例として、通信網202と、その通信網202に接続された基地局装置201と、基地局装置201と無線通信する通信端末としての携帯電話機1とを含む。ここでは、説明のために1つの基地局装置201を示しているが、台数は1以上あればよく、台数を限定するものではない。基地局装置201は、通信網202の中継器として機能する無線局装置である。携帯電話機1は、基地局装置201の通信可能領域内に位置するときに、基地局装置201と無線通信して、通信網202に接続される。ここでは、通信事業者が提供する通信網202を第1のネットワーク(携帯網)と呼ぶ。
無線LANシステム300は、携帯電話機1と、3台のアクセスポイント(AP)100〜102と、VoIP(Voice over Internet Protocol)サーバ112と、ゲートウェイ(G/W)111とを含む。AP100〜102と、VoIPサーバ112と、G/W111とは、LANケーブル110にそれぞれ接続され、それらによって互いにデータの送受信が可能な第2のネットワーク(無線LAN)を構成する。ここでは、説明のために3台のアクセスポイント100〜102を示しているが、台数は1以上あればよく台数を限定するものではない。アクセスポイント100〜102は、LANの中継器として機能する無線局装置である。携帯電話機1は、アクセスポイント100〜102のいずれか1つと無線通信することが可能であり、アクセスポイント100〜102のいずれか1つと無線通信すると、携帯電話機1が無線LANに接続され、VoIPサーバ112、G/W111と通信することが可能となる。
無線LANは、G/W111を介して、インターネット115と接続される。このため、携帯電話機1は、無線LANに接続されている間、インターネット115に接続された他の通信端末と通信することが可能となる。
VoIPサーバ112は、それぞれが第2のネットワークに接続された携帯電話機1と、相手方装置との間の通信を仲介する。相手方装置は、第2のネットワークに接続されたコンピュータ、IP電話機、およびアクセスポイント100〜102のいずれかと通信する別の携帯電話機を含む。VoIPサーバ112は、予め携帯電話機1を識別するための装置識別情報と、その携帯電話機1に予め割当てられた内線番号とを関連付けたユーザテーブルを記憶しており、携帯電話機1が無線LANに接続された段階で、その携帯電話機1に割当てられたIPアドレスと、携帯電話機1に割当てられた内線番号とを関連付ける。例えば、第1の携帯電話機に、第1の装置識別情報および第1の内線番号が割当てられており、第2の携帯電話機に第2の装置識別情報および第2の内線番号が割当てられている場合について説明する。第1の携帯電話機は、第2のネットワークに接続されると、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバにより第1のIPアドレスが割当てられ、DHCPサーバから第1のIPアドレスを取得する。その後、第1の携帯電話機が第1のIPアドレスをVoIPサーバ112に登録要求すると、VoIPサーバ112は、第1の内線番号と第1のIPアドレスとを関連付ける。同様に第2の携帯電話機は、第2のネットワークに接続されると、DHCPサーバにより第2のIPアドレスが割当てられ、DHCPサーバから第2のIPアドレスを取得する。その後、第2の携帯電話機が第2のIPアドレスをVoIPサーバ112に登録要求すると、VoIPサーバ112は、第2の内線番号と第2のIPアドレスとを関連付ける。第1の携帯電話機1は、第2の内線番号をVoIPサーバ112に送信すれば、VoIPサーバは、第1および第2の携帯電話機との間を仲介して、第1および第2の携帯電話機との間でIPパケットを送受信する通信を可能とする。これにより、第1および第2の携帯電話機それぞれがIP電話機として機能し、通話が可能となる。また、第1の携帯電話機が、第2の内線番号をVoIPサーバ112に送信して、VoIPサーバ112から第2の携帯電話機に割当てられた第2のIPアドレスを取得し、第1の携帯電話機と第2の携帯電話機との間で直接IPパケットを送受信するようにしてもよい。
図2は、本発明の実施の形態の一つにおける携帯電話機の外観を示す斜視図である。図2(A)は、オープンスタイルの携帯電話機の外観を示し、図2(B)はクローズスタイルの携帯電話機の外観を示す。図2(A)および図2(B)を参照して、携帯電話機1は、操作側部3と、表示側部2とを含む。操作側部3は、電源キー14A、テンキーおよび通話キー等を含む操作キー14と、マイク13とが内側面に配置され、マイク端子16およびイヤホン端子17が右側面に配置される。表示側部2は、液晶表示装置(LCD)15と、レシーバを構成する第1スピーカ11と、カメラ24とが内側面に配置され、第2スピーカ12が外側面に配置される。なお、ここでは携帯電話機1がLCD15を備える例を示すが、LCD15に代えて、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイを用いてもよい。操作側部3と表示側部2とは、ヒンジ機構で回転可能に連結され、操作側部3と表示側部2とは開閉自在である。携帯電話機1を折りたたんで、操作側部3と表示側部2とが閉状態にあるときの携帯電話機1の状態がクローズスタイルであり、携帯電話機1を開いて、操作側部3と表示側部2とが開状態にあるときの携帯電話機1の状態がオープンスタイルである。
図3は、本実施の形態における携帯電話機の機能の一例を示す機能ブロック図である。図3を参照して、携帯電話機1は、携帯電話機1の全体を制御するための制御部21と、アンテナ22Aと接続された無線回路22と、アンテナ23Aと接続された無線LAN回路23と、音声データを処理するためのコーデック部28と、コーデック部28の入出力を切換えるための音声切換部29と、それぞれが音声切換部29に接続されたマイク13、第1スピーカ11、第2スピーカ12、マイク端子16およびイヤホン端子17と、カメラ24と、ユーザの操作の入力を受付ける操作キー14と、振動部26と、LCD15の表示を制御するための表示制御部30と、制御部21で実行するためのプログラム、アドレス帳データおよび電子メール等を記憶するためのフラッシュROM(Read Only Memory)31と、制御部21の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)32と、カードインターフェース(I/F)27とを含む。
無線回路22は、制御部21により制御され、通信網202に接続された基地局装置201と無線通信する。基地局装置201がアンテナから送信する無線信号は、アンテナ22Aにより受信される。無線回路22は、アンテナ22Aにより受信された無線信号が入力され、無線信号を復調した音声信号をコーデック部28に出力する。また、無線回路22は、コーデック部28から音声信号が入力され、音声信号を変調した無線信号をアンテナ22Aに出力する。アンテナ22Aから送信される無線信号は、基地局装置201のアンテナで受信され、基地局装置201に出力される。
無線LAN回路23は、制御部21により制御され、アクセスポイント100〜102のいずれか1つと無線通信する。アクセスポイント100〜102のいずれかが送信する無線信号は、アンテナ23Aにより受信される。無線LAN回路23は、アンテナ23Aにより受信された無線信号が入力され、無線信号を復調した音声信号をコーデック部28に出力する。また、無線LAN回路23は、コーデック部28から音声信号が入力され、音声信号を変調した無線信号をアンテナ23Aに出力する。アンテナ23Aから送信される無線信号は、アクセスポイント100〜102のいずれかで受信される。無線LAN回路23とアクセスポイント100〜102それぞれとの間の通信は、電磁波を通信媒体とするものであってもよいし、赤外線等を通信媒体とするものであってもよい。
コーデック部28は、無線回路22または無線LAN回路23から入力される音声信号を復号し、復号したデジタルの音声信号をアナログに変換し、増幅し、そして音声切換部29に出力する。また、コーデック部28は、音声切換部29を介してマイク13またはマイク端子16からアナログの音声信号が入力され、音声信号をデジタルに変換し、符号化し、そして符号化した音声信号を無線回路22または無線LAN回路23に出力する。
音声切換部29は、制御部21により制御され、コーデック部28への音声信号の入出力を切換える。音声切換部29は、コーデック部28から受け付けた音声信号を、イヤホン端子17、第1スピーカ11および第2スピーカ12のいずれかに出力する。イヤホン端子17にイヤホンが接続されている場合には、コーデック部28から受け付けた音声信号をイヤホン端子17に出力する。イヤホン端子17にイヤホンが接続されていない場合、携帯電話機1がハンズフリーモードであれば、コーデック部28から受け付けた音声信号を第2スピーカ12に出力し、携帯電話機1がハンズフリーモードでなければ、コーデック部28から受け付けた音声信号を第1スピーカ11に出力する。ユーザが操作キー14を操作することにより、携帯電話機1がハンズフリーモードに設定される。また、携帯電話機1がオープンスタイルで通話状態のときハンズフリーモードに設定されていなくても、携帯電話機1の状態がクローズスタイルに変化すると、制御部21は、ハンズフリーモードに設定する。このため、音声切換部29は、携帯電話機1がオープンスタイルで通話状態のときハンズフリーモードに設定されていなければ、コーデック部28から受け付けた音声信号を第1スピーカ11に出力するが、携帯電話機1の状態がクローズスタイルに変化するとコーデック部28から受け付けた音声信号を第2スピーカ12に出力する。
音声切換部29は、マイク13またはマイク端子16のいずれかが出力する音声信号をコーデック部28に出力する。音声切換部29は、マイク端子16にマイクが接続されている場合は、マイク端子16から受け付けた音声信号をコーデック部28に出力し、マイク端子16にマイクが接続されていない場合は、マイク13から受け付けた音声信号をコーデック部28に出力する。
表示制御部30は、制御部21により制御され、制御部21から入力される指示に従ってLCD15を制御して、LCD15に操作画面または画像を表示させる。LCD15に表示させる画像は、動画像と静止画像とを含む。
カードI/F27には、着脱可能なメモリカード27Aが装着される。メモリカード27Aは、例えば、CompactFlash、SmartMedia(登録商標)、SD(Secure Digital)メモリカード、メモリースティック、MMC(MultiMedia Card)、xDピクチャーカードなどである。
振動部26は、制御部21により制御され、重心とは異なる位置がモータの軸に固定された振動板を回転させることにより、振動を発生する。制御部21は、例えば、無線回路22または無線LAN回路23において着信信号を受信したときに、振動部26を駆動させることにより、振動による着信報知動作を実行する。
制御部21は、カードI/F27を介して、メモリカード27Aにアクセスが可能である。なお、ここでは制御部21で実行するためのプログラムをフラッシュROM31に記憶しておく例を説明するが、プログラムをメモリカード27Aに記憶しておき、メモリカード27Aからプログラムを読み出して、制御部21で実行するようにしてもよい。プログラムを記憶する記録媒体としては、メモリカード27Aに限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc
−ROM)/MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、光カード、マスクROM、EPROMなどの半導体メモリ等でもよい。また、携帯電話機1をインターネットに無線回路22または無線LAN回路23を介して接続し、インターネットに接続されたコンピュータからプログラムをダウンロードして、制御部21で実行するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、制御部21により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
カメラ24は、レンズおよびCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の光電変換素子を備え、レンズで集光した光をCMOSセンサに結像し、CMOSセンサは受光した光を光電変換して画像データを制御部21に出力する。カメラ24は、制御部21により制御され、制御部21からの指示により撮像を開始して、得られる静止画データまたは動画データを制御部21に出力する。カメラ24は、画像データの画質を向上させるための画像処理を実行する画像処理回路、画像データをアナログからデジタルに変換するA/D変換回路を備えている。制御部21は、カメラ24が出力する静止画データまたは動画データを表示制御部30に出力し、LCD15に表示させる、または、圧縮符号化方式で静止画データまたは動画データを符号化して、フラッシュROM31またはカードI/F27に装着されたメモリカード27Aに記憶する。カメラ24は、携帯電話機1がテレビ電話として機能する際に、携帯電話機1のユーザを撮像する。
本実施の形態における携帯電話機1は、フラッシュROM31に電話帳データ(アドレステーブル)を記憶している。図4は、電話帳データの一例を示す図である。図4を参照して、電話帳データは、通話の相手を識別するための氏名(ユーザ識別情報)と、携帯網において割当てられた携帯電話番号と、無線LAN網において割当てられた内線番号とを関連付ける。また、電話帳データは、通話の相手の氏名(ユーザ識別情報)と、携帯網におけるショートメッセージサービス(SMS)でデータを送信するためのメッセージアドレスと、無線LAN網において割当てられた電子メールでデータを送信するための電子メールアドレスとを関連付ける。なお、携帯電話番号と内線番号とはいずれか一方でもよい。例えば、ユーザ識別情報「中山」に対しては、無線LAN網において割当てられた内線番号と、無線LAN網において割当てられた電子メールでデータを送信するための電子メールアドレスとが関連付けられているが、携帯網において割当てられた携帯電話番号と、携帯網におけるショートメッセージサービス(SMS)でデータを送信するためのメッセージアドレスとは関連付けられていない。
図5は、制御部で実行される通話処理の一例を示すフローチャートである。通話処理は、制御部21がフラッシュROM31に記憶されたプログラムを実行することにより、制御部21により実行される処理である。通話処理は、携帯電話機1に電源が投入されると、制御部21により実行される。図4を参照して、制御部21は、電源が投入された後、無線回路22への電力供給を開始し、無線回路22を起動する(ステップS01)。これにより、無線回路22は、基地局装置201をサーチし(1xサーチという)、基地局装置201と通信可能な範囲に携帯電話機1が存在すれば、待ち受け状態となる。次に、無線LAN回路23への電力供給を開始し、無線LAN回路23を起動する(ステップS02)。これにより、無線LAN回路23は、アクセスポイント100,101,102のいずれかをサーチし、アクセスポイント100,101,102のいずれかと通信可能な範囲に携帯電話機1が存在すれば、待ち受け状態となる。また、無線LAN回路23においては、制御部21により例えばWebページを閲覧するためのブラウザプログラム、ナビゲーションプログラム、電子メールの送受信および編集プログラム、ファイルのダウンロードプログラム等が実行されることによって、無線LAN回路23により通信が実行される。
ステップS03においては、発信指示を受け付けたか否かを判断する。発信指示を受け付けたならば処理をステップS04に進め、そうなければ処理をステップS11に進める。発信指示は、通信網の選択と、発信先番号の選択とを含む。携帯電話機1のユーザが操作キーを操作して、携帯網または無線LANのいずれかを選択し、さらに内線番号または携帯電話番号を入力することにより制御部21が発信指示を受け付ける。また、フラッシュROM31から電話帳データを読出し、LCD15に一覧表示し、一覧表示された内線番号および携帯電話番号のうちからユーザが操作キー14を操作していずれかを選択するようにしてもよい。内線番号が選択された場合には、無線LANを選択し、携帯電話番号が選択された場合には携帯網を選択する。
ステップS04においては、ステップS03で受け付けた発信指示で選択された通信網により処理を分岐させる。無線LANが選択されたならば処理をステップS05に進め、携帯網が選択されたならば処理をステップS23に進める。ステップS05においては、無線LANで発信する。具体的には、無線LAN回路23に発呼信号を送信させる。発呼信号は、ステップS03で受け付けた発信指示に含まれる内線番号を含む。次のステップS06においては、無線LAN通話中処理を実行する。無線LAN通話中処理については、その詳細を後述するが、無線LANの回線の状態によって回線の接続を維持するか切断するかを判断する処理である。ステップS07においては、無線LAN通話中処理の結果により処理を分岐させる。回線を切断すると判断された場合には処理をステップS21に進め、回線を維持すると判断された場合には処理をステップS08に進める。
ステップS08においては、通話が終了したか否かを判断する。通話が終了していなければ処理をステップS09に進めるが、終了したならば処理を終了する。ユーザが通話終了の操作キー14を押下した場合、または、無線LANから回線切断指示を受信したならば、通話が終了したと判断する。ステップS09においては、切換信号を受信したか否かを判断する。ここでは、無線回路22が切換信号を受信したか否かを判断する。切換信号については後述するが、ステップS09で切換信号を受信する場合は、通信していた相手方の携帯電話機が、無線LANで通信不可能となった場合に、相手方の携帯電話機が携帯網を介して送信する切換信号であり、これを携帯電話機1の無線回路22が受信する。切換信号を受信したならば処理をステップS10に進め、受信しなければ処理をステップS06に戻す。
ステップS10においては、無線LANの回線を切断し、処理をステップS03に戻す。処理をステップS03に戻す場合、制御部21は、無線LAN回路23にアクセスポイント100,101,102をサーチするサーチ動作を開始させ、無線回路22を待ち受け状態とする。
一方、ステップS21においては、無線LAN切断時処理を実行する。無線LAN切断時処理は、その詳細を後述するが、無線LANで回線を接続していた相手方の携帯電話機1との間で携帯網を介した回線の接続が可能か否かを判断する処理である。無線LAN切断時処理の処理結果は、携帯網を介した回線の接続が不可能であればエラーとなる。次のステップS22においては、無線LAN切断時処理の処理結果がエラーか否かを判断する。無線LAN切断時処理の処理結果がエラーであれば、無線LANおよび携帯網のいずれでも通話することができないので、通話処理を終了し、そうでなければ処理をステップS23に進める。
ステップS23においては、携帯網で回線を接続するために、無線LANで通話していた相手先の携帯電話機の携帯電話番号に発信する。具体的には、無線回路22に発呼信号を送信させる。発呼信号は、ステップS21で実行した無線LAN切断滋処理において取得される携帯電話番号を含む。なお、処理をステップS04からステップS23に進める場合、ステップS23においては、無線回路2222に発信指示に含まれる携帯電話番号を含む発呼信号を送信させる。
次のステップS24においては、携帯網通話中処理を実行する。携帯網通話中処理については、その詳細を後述するが、携帯網の回線の状態によって回線を維持するか切断するかを判断する処理である。ステップS25においては、携帯網通話中処理の結果により処理を分岐させる。回線を切断すると判断された場合には処理をステップS29に進め、携帯網の回線を維持すると判断された場合には処理をステップS26に進める。
ステップS26においては、通話が終了したか否かを判断する。通話が終了していなければ処理をステップS27に進めるが、終了したならば通話処理を終了する。ユーザが通話終了の操作キー14を押下した場合、または、携帯網から回線切断指示を受信したならば、通話が終了したと判断する。ステップS27においては、切換信号を受信したか否かを判断する。ここでは、無線LAN回路23が切換信号を受信したか否かを判断する。切換信号については後述するが、ステップS24で切換信号を受信する場合は、通信していた相手方の携帯電話機が、携帯網で通信不可能となった場合に、相手方の携帯電話機が無線LANを介して送信する切換信号を、携帯電話機1の無線LAN回路23が受信する。切換信号を受信したならば処理をステップS28に進め、受信しなければ処理をステップS24に戻す。
ステップS28においては、携帯網の回線を切断し、処理をステップS03に戻す。処理をステップS03に戻す場合、制御部21は、無線回路22に1Xサーチ動作を開始させ、無線LAN回路23を待ち受け状態にする。
一方、ステップS29においては、携帯網切断時処理を実行する。携帯網切断時処理は、その詳細を後述するが、携帯網で回線を接続していた相手方の携帯電話機1との間で無線LANを介した回線の接続が可能か否かを判断する処理である。携帯網切断時処理の処理結果は、無線LANを介した回線の接続が不可能であればエラーとなる。ステップS30においては、携帯網切断時処理の処理結果がエラーか否かを判断する。携帯網切断時処理の処理結果がエラーであれば、無線LANおよび携帯網のいずれでも通話することができないので、通話処理を終了し、そうでなければ処理をステップS06に戻す。
図6は、無線LAN通話中処理の流れの一例を示すフローチャートである。無線LAN通話中処理は、図5のステップS06において実行される処理である。図6を参照して、無線LAN回路23が受信する電波の電波強度を検出する(ステップS41)。次のステップS42においては、検出された電波強度が予め定めたしきい値T1より大きいか否かを判断する。電波強度がしきい値T1より大きければ処理をステップS43に進めるが、そうでなければ処理をステップS44に進める。ステップS43においては、返り値に「正常」を設定し、処理を通信処理に戻す。
ステップS44においては、無線LANで確立していた回線を切断し、処理をステップS45に進める。ステップS45においては、返り値に「無線LAN切断」を設定し、処理を通信処理に戻す。
無線LAN回路23が受信する電波の電波強度が弱くなくと、通話できなくなる。このため、電波強度が強い間は通話を継続させるために無線LANを介して接続していた回線を維持するが、電波強度が弱くなると無線LANを介して接続していた回線を切断する。なお、ここでは、電波強度を用いて通話可能か否かを判断するようにしたが、アクセスポイント100,101,102それぞれが送出するビーコンを受信できたか否かにより、通話可能か否かを判断するようにしてもよい。さらに、エラービットレートをしきい値と比較することによって、通話可能か否かを判断するようにしてもよい。
図7は、無線LAN切断時処理の流れの一例を示すフローチャートである。無線LAN切断時処理は、図5のステップS21において実行される処理である。図7を参照して、電話帳データを検索する(ステップS51)。無線LAN切断時処理が実行される場合、携帯電話機1は、それまでは相手方の携帯電話機と無線LANを介して接続されている。このため、相手方の携帯電話機に無線LANで割り当てられた内線番号をキーにして、携帯網で割り当てられた携帯電話番号を取得する。具体的には、相手方の携帯電話機に無線LANで割り当てられた内線番号をキーにして、フラッシュROM113に記憶されている電話帳データを検索し、電話帳データを抽出する。
次のステップS52においては、相手方の携帯電話機に携帯網で割当てられた携帯電話番号が存在するか否かを判断する。具体的には、内線番号を含む電話帳データを抽出できたか否か、さらに、抽出できた場合には、その抽出した電話帳データに携帯電話番号が定義されていれるか否かを判断する。電話帳データを抽出できない場合には、処理をステップS56に進める。電話帳データを抽出できた場合、その抽出した電話帳データに携帯電話番号が定義されていれば処理をステップS53に進めるが、携帯電話番号が定義されていなければ処理をステップS56に進める。
ステップS53においては、携帯網に切換信号を送信する。具体的には、切換信号を含むメッセージを生成し、ステップS52で抽出した電話帳データに定義されているメッセージアドレス宛に、メッセージを送信する。切換信号は、相手方の携帯電話機に、無線LANで確立している回線を切断し、待ち受け状態に遷移させる指示を含む。携帯電話網に携帯電話番号で発信する前に、切換指示を送信するので、相手方の携帯電話機は、いつまでも無線LANで確立された回線を接続した状態とならず、次に携帯電話機1が発信する発呼に応じることが可能な待ち受け状態となる。
次のステップS54においては、切換信号の送信が成功したか否かを判断する。送信に成功したならば処理をステップS55に進め、送信に失敗したならば処理をステップS56に進める。ステップS55においては、返り値に「正常」を設定し、処理を通話処理に戻す。
ステップS56においては、エラー処理を実行し、処理をステップS57に進める。メッセージを送信できない場合には、携帯網において回線を確立することができないので、通話を終了させる。エラー処理は、たとえば、通話できないことをユーザに知らせるメッセージをLCD15に表示する処理である。ステップS57においては、返り値に「エラー」を設定し、処理を通話処理に戻す。
図8は、携帯網通話中処理の流れの一例を示すフローチャートである。携帯網通話中処理は、図5のステップS24において実行される処理である。図8を参照して、無線回路22が受信する電波の電波強度を検出する(ステップS61)。次のステップS62においては、検出された電波強度が予め定めたしきい値T2より大きいか否かを判断する。電波強度がしきい値T2より大きければ処理をステップS63に進めるが、そうでなければ処理をステップS64に進める。ステップS63においては、返り値に「正常」を設定し、処理を通信処理に戻す。
ステップS64においては、携帯網で確立していた回線を切断し、処理をステップS65に進める。ステップS65においては、返り値に「携帯網切断」を設定し、処理を通信処理に戻す。
無線回路22が受信する電波の電波強度が弱くなくと、通話できなくなる。このため、電波強度が強い間は通話を継続させるために携帯網で確立している回線を維持するが、電波強度が弱くなると携帯網で確立している回線を切断する。なお、ここでは、電波強度を用いて通話可能か否かを判断するようにしたが、エラービットレートをしきい値と比較することによって、通話可能か否かを判断するようにしてもよい。
図9は、携帯網切断時処理の流れの一例を示すフローチャートである。携帯網切断時処理は、図5のステップS29において実行される処理である。図9を参照して、電話帳データを検索する(ステップS71)。携帯網切断時処理が実行される場合、携帯電話機1は、それまでは相手方の携帯電話機と携帯網を介して接続されている。このため、相手方の携帯電話機に携帯網で割り当てられた携帯電話番号をキーにして、無線LANで割り当てられた内線番号を取得する。具体的には、相手方の携帯電話機に携帯網で割り当てられた形態電話番号をキーにして、フラッシュROM113に記憶されている電話帳データを検索し、電話帳データを抽出する。
次のステップS72においては、相手方の携帯電話機に無線LANで割当てられた内線番号が存在するか否かを判断する。具体的には、携帯電話番号を含む電話帳データを抽出できたか否か、さらに、抽出できた場合には、その抽出した電話帳データに内線番号が定義されていれるか否かを判断する。電話帳データを抽出できない場合には、処理をステップS76に進める。電話帳データを抽出できた場合、その抽出した電話帳データに内線番号が定義されていれば処理をステップS73に進めるが、内線番号が定義されていなければ処理をステップS76に進める。
ステップS73においては、無線LANに切換信号を送信する。具体的には、切換信号を含む電子メールを生成し、ステップS72で抽出した電話帳データに定義されている電子メールアドレス宛に、電子メールを送信する。切換信号は、相手方の携帯電話機に、携帯網で確立している回線を切断し、待ち受け状態に遷移させる指示を含む。相手方の携帯電話機に無線LANを介して内線番号で発信する前に切換指示を送信するので、相手方の携帯電話機は、いつまでも携帯網で確立された回線を接続した状態とならず、次に携帯電話機1が発信する発呼に応じることが可能な待ち受け状態となる。
次のステップS74においては、切換信号の送信が成功したか否かを判断する。送信に成功したならば処理をステップS75に進め、送信に失敗したならば処理をステップS76に進める。ステップS75においては、返り値に「正常」を設定し、処理を通話処理に戻す。
ステップS76においては、エラー処理を実行し、処理をステップS77に進める。電子メールを送信できない場合には、無線LANにおいて通話のための回線を確立することができないので、通話を終了させる。エラー処理は、たとえば、通話できないことをユーザに知らせるメッセージをLCD15に表示する処理である。ステップS77においては、返り値に「エラー」を設定し、処理を通話処理に戻す。
一方、ステップS11においては、着信を受け付けたか否かを判断し、着信を受け付けたならば着信処理を実行し(ステップS12)、着信がなければ処理をステップS03に戻す。
図10は、着信処理の流れの一例を示すフローチャートである。着信処理は、相手側からの発呼の検出(着信)に応答して、通話のための回線を接続する処理である。ステップS81においては、着信のあった通信網を判断する。無線LAN回路が着信を検出した場合には処理をステップS82に進め、無線回路22が着信を検出した場合には処理をステップS85に進める。ステップS82においては、図5に示した通信処理のステップS27において、無線LAN回路23が切換信号を受信したか否かを判断する。ステップS27において、無線LAN回路23が受信した切換信号を送信してきた携帯電話機からの着信(接続要求の受信)であれば処理をステップS84に進め、そうでなければ処理をステップS83に進める。ステップS83においては、操作キー14の通話キーが押下されたか否かを判断する。通話キーの押下を検出したならば処理をステップS84に進め、そうでなければ処理を、通話処理のステップS03に戻す。ステップS84においては、無線LAN回路23に回線を確立させる。これにより、無線LAN回路23で通話が可能となる。
ステップS85においては、図5に示した通信処理のステップS09において無線回路22が切換信号を受信したか否かを判断する。ステップS09において無線回路22が受信した切換信号を送信してきた携帯電話機からの着信(接続要求の受信)であれば処理をステップS87に進め、そうでなければ処理をステップS86に進める。ステップS86においては、操作キー14の通話キーが押下されたか否かを判断する。通話キーの押下を検出したならば処理をステップS87に進め、そうでなければ処理を、通話処理のステップS03に戻す。ステップS87においては、無線回路22に回線を確立させる。これにより、無線回路22で通話が可能となる。
無線LAN回路23が切換信号を受信した後に、その切換信号を送信してきた携帯電話機からの着信を検出した場合には、自動的に通話のための回線が接続される。また、無線回路22が切換信号を受信した後に、その切換信号を送信してきた携帯電話機からの着信を検出した場合には、自動的に通話のための回線が接続される。このため、ユーザは、着信のための操作、例えば通信網を切り換えるための操作、着信に応じる操作等をする必要がなく、操作を簡略化することができる。
以上説明したように本実施の形態における携帯電話機1は、通話相手のユーザの氏名(ユーザ識別情報)と、携帯電話番号および内線番号を関連付けた電話帳データを記憶しており、通話の相手先が携帯する携帯電話機と無線LANで回線を確立中に通信不能となった場合、電話帳データが検索され、通話しているユーザのユーザ識別情報に関連し、かつ、携帯網に対応する携帯電話番号が抽出され、携帯電話番号で相手方の携帯電話機に発呼する。これにより、相手先の携帯電話機と、無線LANで通話できなくなったとしても、自動的に携帯網で発呼されるので、通話のための回線が自動的に確立される。このため、無線LANから携帯網に切換える操作、携帯電話番号で発呼する操作が不要となり、利便性が向上する。
また、通話の相手先が所有する携帯電話機と携帯網で回線を確立中に通信不能となった場合、電話帳データが検索され、通話しているユーザのユーザ識別情報に関連し、かつ、無線LANに対応する内線番号が抽出され、内線番号で相手方の携帯電話機に発呼する。これにより、相手先の携帯電話機と、携帯網で通話できなくなったとしても、自動的に無線LANで発呼されるので、通話のための回線が自動的に確立される。このため、携帯網から無線LANに切換える操作、内線番号で発呼する操作が不要となり、利便性が向上する。
また、無線LANで回線が確立されている間に通信不能となった場合、電話帳データが検索され、通話しているユーザのユーザ識別情報に関連し、かつ、携帯網で割当てられたメッセージアドレスが抽出され、携帯電話番号で発呼する前に、メッセージアドレス宛に切換信号を送信する。切換信号を送信した後に、携帯電話番号に発呼するので、切換信号を受信した相手方の携帯電話機は、待ち受け状態となることができ、携帯電話機1の発呼に自動的に応呼することができる。また、携帯網で回線が確立されている間に通信不能となった場合、電話帳データが検索され、通話しているユーザのユーザ識別情報に関連し、かつ、無線LANで割当てられた電子メールアドレスが抽出され、内線番号で発呼する前に、電子メールアドレス宛に切換信号を送信する。切換信号を送信した後に、内戦番号に発呼するので、切換信号を受信した相手方の携帯電話機は、待ち受け状態となることができ、携帯電話機1の発呼に自動的に応呼することができる。このため、切換の待ち時間を短くすることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態における通信システムの概要を示す図である。 本発明の実施の形態の一つにおける携帯電話機の外観を示す斜視図である。 本実施の形態における携帯電話機の機能の一例を示す機能ブロック図である。 電話帳データの一例を示す図である。 制御部で実行される通話処理の一例を示すフローチャートである。 無線LAN通話中処理の流れの一例を示すフローチャートである。 無線LAN切断時処理の流れの一例を示すフローチャートである。 携帯網通話中処理の流れの一例を示すフローチャートである。 携帯網切断時処理の流れの一例を示すフローチャートである。 着信処理の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話機、2 表示側部、3 操作側部、10 通信システム、11 第1スピーカ、12 第2スピーカ、13 マイク、14 操作キー、14A 電源キー、15 LCD、16 マイク端子、17 イヤホン端子、21 制御部、22 無線回路、23 無線LAN回路、24 カメラ、26 振動部、27 カードI/F、27A メモリカード、28 コーデック部、29 音声切換部、30 表示制御部、41 バッテリ、43 電力切換部、100〜102 アクセスポイント、110 LANケーブル、111 G/W、112 VoIPサーバ、115 インターネット、200 携帯電話システム、201 基地局装置、202 通信網、300 無線LANシステム。

Claims (4)

  1. 複数種類の通信手段と、
    通信する対象を識別するための対象識別情報と、前記複数種類の通信手段それぞれに対応し、通話のための複数のアクセス情報とを関連付けたアドレステーブルを記憶する記憶手段と、
    前記複数種類の通信手段のうちの第1の通信手段が通信対象と通信中に通信不能となった場合、前記アドレステーブルを検索し、前記通信対象を識別するための前記対象識別情報に関連し、かつ、前記複数種類の通信手段のうち前記第1の通信手段とは別の第2の通信手段に対応するアクセス情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出されたアクセス情報を用いて、前記第2の通信手段で前記通信対象に接続要求を送信する再接続手段と、を備え、
    前記アドレステーブルは、さらに、前記対象識別情報と、前記複数種類の通信手段それぞれに対応し、データを送信するための複数のアドレス情報とを関連付け、
    前記抽出手段は、前記アドレステーブルを検索し、前記通信対象を識別するための前記対象識別情報に関連し、かつ、前記複数種類の通信手段のうち前記第1の通信手段とは別の第2の通信手段に対応するアドレス情報を抽出するアドレス情報抽出手段を含み、
    前記再接続手段が前記接続要求を送信する前に、前記抽出されたアドレス情報を用いて、前記第2の通信手段で前記通信対象に切換えることを示す切換情報を送信するための切換通知手段を、さらに備えた通信端末。
  2. 前記第1の通信手段により前記通信対象と通信中に、前記第2の通信手段が前記通信対象から前記切換情報を受信すると、前記第1の通信手段による通信を切断する切断手段を、さらに備えた請求項に記載の通信端末。
  3. 前記切断手段が通信を切断した後に前記第2の通信手段が前記通信対象から前記接続要求を受信すると、前記第2の通信手段による通信を開始する自動着信手段を、さらに備えた請求項に記載の通信端末。
  4. 前記複数種類の通信手段それぞれは、通信中に受信する電波の電波強度を検出する電波強度検出手段と、
    前記検出された電波強度に基づいて、通信が不能となったか否かを検出する通信状態検出手段と、を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の通信端末。
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