JP4925635B2 - オートテンショナ - Google Patents

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この発明は、主として、カム軸を駆動するチェーンや歯付きベルトの張力を一定に保持するオートテンショナに関するものである。
一般に、クランク軸の端部に取付けられたスプロケットとカム軸の端部に取付けられたスプロケット間にチェーンをかけ渡したカム軸駆動用のチェーン伝動装置においては、チェーンの弛み側に揺動可能なチェーンガイドを接触し、そのチェーンガイドにオートテンショナの調整力を負荷してチェーンの張力を一定に保つようにしている。
上記チェーン伝動装置に採用されるオートテンショナとして、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。このオートテンショナにおいては、ボディ内にロッドを先端に有するナット部材をスライド自在に挿入し、そのナット部材の内周に形成された鋸歯状の雌ねじにボルト部材の外周に形成された鋸歯状の雄ねじをねじ係合し、上記ナット部材をボディの内部に組込まれたリターンスプリングによって外方への突出性を付与し、チェーンからチェーンガイドを介してナット部材のロッドに負荷される押し込み力を鋸歯状ねじの圧力側フランクで受けてナット部材の後退動を阻止し、上記押し込み力がリターンスプリングの押圧力より大きい場合に、その押し込み力とリターンスプリングのばね力とが釣り合う位置までナット部材を回転させつつ後退動させてチェーンの張力を一定に保つようにしている。
また、チェーンに弛みが生じた場合に、リターンスプリングの押圧力により、ナット部材を回転させつつ前進動させてチェーンの弛みを吸収するようにしている。
実開平1−41755号公報
ところで、上記従来のオートテンショナにおいては、揺動可能に支持されたチェーンガイドにナット部材に設けられたロッドの先端を当接させる組付けであり、その組付け誤差等により、上記当接部にずれが生じると、ナット部材に回転力が負荷される。
また、チェーンガイドは揺動自在の支持であり、そのチェーンガイドの揺動によってチェーンの振動を吸収するため、チェーンガイドに先端のロッドが当接されたナット部材には回転モーメントが負荷され、その回転モーメントはナット部材とボルト部材のねじ係合部に直接作用することになる。
ここで、ナット部材に回転力が負荷されると、ナット部材は回転しつつ軸方向に移動することになり、チェーンの緊張時には、チェーンの振動を抑制する抵抗力が減少し、鋸歯状ねじの作動特性を有効に発揮させることができず、チェーンの張力を一定に保持することができなくなる。
また、ナット部材に負荷される回転モーメントが鋸歯状ねじに直接作用すると、鋸歯状ねじ部に噛み込みが生じてナット部材が動かなくなるという不都合を発生する可能性がある。
さらに、上記従来のオートテンショナにおいては、ボディの開口端部をシールしてボディ内に封入された潤滑油の外部への漏洩を防止するようにしているが、シール構造が複雑でコストが高いという不都合がある。
この発明の課題は、鋸歯状ねじによってチェーンの張力を一定に保つようにしたオートテンショナにおいて、揺動可能なチェーンガイドとの当接によって回転力や回転モーメントが負荷されても、その回転力や回転モーメントが鋸歯状ねじ部に作用されないようにして常に安定した動作が得られるようにすること、およびシール構造を簡素化してコストの低減を図ることである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、一端が開口するシリンダ室が形成されたハウジングと、そのハウジングのシリンダ室内に組込まれたナット部材と、そのナット部材の内周の雌ねじにねじ係合される雄ねじを後端部の外周に有するロッド部材と、そのロッド部材に外方向への突出性を付与するリターンスプリングとから成り、前記ロッド部材を前記リターンスプリングのばね力が負荷される軸方向に移動可能なプッシュロッドと、そのプッシュロッドと同軸上の配置とされて雄ねじを外周に有するアジャストスクリュとに分割し、前記プッシュロッドを、その後端部に設けられてシリンダ室の内径面に沿ってスライド可能なスライド部材とシリンダ室の嵌合面およびシリンダ室の開口部内に圧入されてプッシュロッドをスライド自在に支持するウェアリングとプッシュロッドの嵌合面の2箇所においてスライド自在に支持し、前記スライド部材に前記リターンスプリングのばね力を負荷し、前記ウェアリングの内径面に形成されたリング溝内にシリンダ室内に封入された潤滑油の外部への漏洩を防止するシールリングを組み込み、前記ナット部材の内側にはアジャストスクリュをプッシュロッドに向けて付勢してアジャストスクリュの先端面をプッシュロッドの後端面に押し付けるコイルスプリングを組込み、そのプッシュロッドの後端面とアジャストスクリュの先端面における一方を球面として点接触し、前記ナット部材の雌ねじとアジャストスクリュの雄ねじを、アジャストスクリュに負荷される押し込み力を受ける圧力側フランクのフランク角が遊び側フランクのフランク角より大きい鋸歯状ねじとした構成を採用している。
上記の構成から成るオートテンショナは、プッシュロッドの先端が揺動可能なチェーンガイドに当接する組付けとする。その組付け状態でチェーンに弛みが生じると、リターンスプリングの押圧によりプッシュロッドが前進し、チェーンガイドをチェーンに押し付けてチェーンの弛みを吸収する。
また、チェーンが緊張し、そのチェーンからチェーンガイドを介してプッシュロッドに押し込み力が負荷されると、その押し込み力は鋸歯状ねじの圧力側フランクで支持され、プッシュロッドは後退動しない。上記押し込み力がリターンスプリングのばね力より大きい場合、その押し込み力とばね力とが釣り合う位置までアジャストスクリュは回転しつつ後退動してチェーンの張力を一定に保つ。
上記のようなチェーンの張力調整時、チェーンガイドが揺動すると、そのチェーンガイドとプッシュロッドの接触部にずれ動きが生じてプッシュロッドに回転モーメントが負荷される。このとき、プッシュロッドの後端部に設けたスライド部材がシリンダ室の内径面に沿って摺動自在に支持され、またシリンダ室の開口端部に設けたウェアリングはプッシュロッドをスライド自在に支持しているため、プッシュロッドに負荷される回転モーメントをスライド部材とシリンダ室の嵌合面およびウェアリングとプッシュロッドの嵌合面の2箇所で受けられることになる。このため、アジャストスクリュに回転モーメントが負荷されることはなく、雌ねじと雄ねじのねじ係合部に噛み込みが発生することはないので、チェーンの張力変化に応じてプッシュロッドは軸方向にスムーズに移動する。
上記のようなオートテンショナの組付け時、組付け誤差等により、プッシュロッドの先端面中心に対する偏心位置がチェーンガイドと接触する場合がある。このとき、チェーンガイドの揺動によってプッシュロッドに回転力が負荷されるが、プッシュロッドとアジャストスクリュは分離されて同軸上に配置されているため、アジャストスクリュに回転力が負荷されることはない。このため、アジャストスクリュが回転して軸方向に移動するという不都合の発生はなく、チェーンの緊張時に、チェーンの振動を抑制する抵抗力の減少を防止し、鋸歯状ねじの作動特性を有効に発揮させることができる。
この発明のように、プッシュロッドの後端面とアジャストスクリュの先端面における一方を球面とすると、プッシュロッドからアジャストスクリュへの回転力の伝達をより確実に防止することができる。
この発明にかかるオートテンショナにおいて、ウェアリングをリング溝の一方の内側面に沿って軸方向に分割することによって、一方の分割リングの側面内周部に凹部を形成し、その凹部形成面に他方の分割リングを衝合することによってリング溝を形成することができるため、ウェアリングの製作が容易であるとともに、リング溝に対してシールリングを簡単に組み込むことができる。
上記のように、チェーンガイドに調整力を負荷するロッド部材をプッシュロッドとアジャストスクリュとに分割したことにより、上記チェーンガイドからプッシュロッドに回転力や回転モーメントが負荷されても、これらの回転力や回転モーメントがアジャストスクリュに伝達されることはなく、チェーンの緊張時に、チェーンの振動を抑制する抵抗力が減少したり、鋸歯状ねじ部に噛み込みが生じる等の不都合の発生を防止し、チェーンの張力を常に一定に保持することができる。
また、プッシュロッドをスライド自在に支持するウェアリングの内径面にリング溝を形成し、そのリング溝に潤滑油の外部への漏洩を防止するシールリングを組み込むようにしたので、シール構造が簡単であり、コストの低減を図ることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、カム軸駆動用チェーンの張力調整装置を示す。図示のように、クランク軸1の端部に取付けられたスプロケット2と、カム軸3の端部に取付けられたスプロケット4間にはチェーン5がかけ渡され、そのチェーン5の弛み側にチェーンガイド6が設けられている。
チェーンガイド6は、その下端部に設けられた軸7を中心として揺動可能とされている。このチェーンガイド6はオートテンショナ10から負荷される調整力によりチェーン5に押し付けられている。
図2に示すように、オートテンショナ10はハウジング11を有し、そのハウジング11の外周にはエンジンブロックにボルト止めされる複数の取付片12が設けられている。また、ハウジング11には一端が開口するシリンダ室13が形成されている。
シリンダ室13内にはナット部材14が組込まれ、そのナット部材14の内周に雌ねじ15が形成されている。また、シリンダ室13内にはロッド部材16と、そのロッド部材16に外方向への突出性を付与するリターンスプリング17とが組込まれている。
ロッド部材16は、プッシュロッド16aと、アジャストスクリュ16bとに分割されている。プッシュロッド16aのシリンダ室13内に位置する後端部にはシリンダ室13の内径面に沿って摺動可能なスライド部材18が設けられ、そのスライド部材18にリターンスプリング17の押圧力が負荷されている。
一方、シリンダ室13の開口部には、上記プッシュロッド16aをスライド自在に支持するウェアリング19が圧入されている。ウェアリング19は、内径面にリング溝20を有し、そのリング溝20内にシリンダ室13内に封入された潤滑油の外部への漏洩を防止するシールリング21が組み込まれている。図2および図5では、シールリング21としてXリングを示したが、図6に示すように、Oリングを用いるようにしてもよい。
アジャストスクリュ16bは、雄ねじ22を外周に有し、その雄ねじ22がナット部材14の雌ねじ15にねじ係合している。その雄ねじ22と雌ねじ15のねじ係合部およびスライド部材18とシリンダ室13の摺動面間は、シリンダ室13内に封入された潤滑油によって潤滑される。
アジャストスクリュ16bには、その後端面で開口するスプリング収容孔23が形成され、そのスプリング収容孔23の開口端部の内周に係合部としての雌ねじ24が形成されている。一方、ハウジング11には、シリンダ室13の閉塞端壁にねじ孔25が設けられ、そのねじ孔25はプラグ26のねじ込みによって閉塞されている。
プラグ26と上記スプリング収容孔23の閉塞端面間にはコイルスプリング27と、ピンから成るスプリングシート28とが組込まれている。スプリングシート28は頭部28aを有し、その頭部28aに形成された球形表面28bがスプリング収容孔23の閉塞端に押し付けられて点接触している。
コイルスプリング27は、アジャストスクリュ16bをプッシュロッド16aに向けて付勢し、その付勢によってアジャストスクリュ16bの先端面に設けられた突軸部29の先端の球面29aがプッシュロッド16aの後端面に押し付けられている。
図3に示すように、ナット部材14の内周に形成された雌ねじ15とアジャストスクリュ16bの外周に形成された雄ねじ22のねじ山は、アジャストスクリュ16bが押し込まれた際の押し込み力を受ける圧力側フランク30のフランク角が遊び側フランク31のフランク角より大きい鋸歯状とされ、その鋸歯状ねじ山にコイルスプリング27の押圧力によってアジャストスクリュ16bが回転しつつ軸方向に移動するリード角が設けられている。
実施の形態で示すチェーンの張力調整装置は上記の構造から成り、図1および図2に示すチェーン5の張力調整状態において、カム軸3の回転によるトルク変動等によりチェーン5が振動し、そのチェーン5の弛み側チェーンに弛みが生じると、リターンスプリング17の押圧力によりプッシュロッド16aが外方に移動してチェーンガイド6を押圧し、その押圧によってチェーン5の弛みが吸収される。
プッシュロッド16aが外方向に移動するとき、コイルスプリング27の押圧力によりアジャストスクリュ16bが回転しつつプッシュロッド16a側に向けて移動して突軸部29の先端の球面29aがプッシュロッド16aの後端面に当接する。
一方、チェーン5の弛み側チェーンの張力が増大し、そのチェーン5からチェーンガイド6を介してプッシュロッド16aに押し込み力が負荷されると、上記押し込み力はアジャストスクリュ16bにも負荷される。このため、ナット部材14の雌ねじ15とアジャストスクリュ16bの雄ねじ22の圧力側フランク30が互に密着し、その密着する圧力側フランク30によって上記押し込み力が受けられる。
上記押し込み力がリターンスプリング17の押圧力より強い場合、互に密着する圧力側フランク30の接触面で滑りが生じ、アジャストスクリュ16bは上記押し込み力とリターンスプリング17の押圧力とが釣り合う位置までゆっくりと回転しつつ後退してチェーン5の張力を一定に保持する。
このとき、アジャストスクリュ16bとスプリングシート28、およびアジャストスクリュ16bとプッシュロッド16aとは点接触であるため、アジャストスクリュ16bの回転抵抗は小さく、アジャストスクリュ16bはスムーズに回転し、チェーン5の張力変化にスムーズに追従する。
ここで、オートテンショナ10の調整力が負荷されるチェーンガイド6は軸7を中心として揺動自在に支持されているため、チェーンガイド6からプッシュロッド16aに押し込み力が負荷されるとき、プッシュロッド16aに回転モーメントが負荷される。
このとき、プッシュロッド16aの後端部に設けられたスライド部材18はシリンダ室13の内径面に沿って摺動自在とされ、また、シリンダ室13の開口部に設けられたウェアリング19はプッシュロッド16aをスライド自在に支持しているため、プッシュロッド16aに負荷される回転モーメントは、シリンダ室13とスライド部材18の嵌合面およびプッシュロッド16aとウェアリング19の嵌合面の2箇所で支持されることになる。
このため、アジャストスクリュ16bに回転モーメントが負荷されることはなく、雌ねじ15と雄ねじ22のねじ係合部に噛み込みが生じるという不都合の発生はない。
オートテンショナ10の組付け時、その取付け誤差等により、プッシュロッド16aの先端面中心に対する偏心位置がチェーンガイド6に当接する組付けとされる場合がある。このとき、チェーンガイド6の揺動によってプッシュロッド16aに回転力が負荷されることになるが、そのプッシュロッド16aとアジャストスクリュ16bは同軸上の配置であって、アジャストスクリュ16bの突軸部29の先端の球面29aがプッシュロッド16aの後端面に点接触しているため、アジャストスクリュ16bに上記回転力が負荷されることはない。
このため、アジャストスクリュ16bが回転して軸方向に移動するという不都合の発生はなく、チェーン5の緊張時に、チェーン5の振動を抑制する鋸歯状ねじ部での摩擦抵抗力の減少を防止し、鋸歯状ねじの作動特性を有効に発揮させることができる。
エンジン周りのメンテナンスにおいて、チェーン5やオートテンショナ10が取り除かれると、リターンスプリング17の押圧によってプッシュロッド16aが外方に移動し、また、コイルスプリング27の押圧によりアジャストスクリュ16bが回転しつつプッシュロッド16aに向けて移動して、オートテンショナ10は伸長状態となる。
このため、メンテナンス後のオートテンショナ10の再組付けに際しては、オートテンショナ10を収縮状態にして組付けを行なう必要がある。
オートテンショナ10の収縮に際しては、プラグ26を取外し、コイルスプリング27およびスプリングシート28をねじ孔25から外部に取り出したのち、ねじ孔25にボルトを挿入してスプリング収容孔23の内周の雌ねじ24にねじ係合し、そのボルトに回転力を負荷してアジャストスクリュ16bをナット部材14の内側に納まる位置まで後退させる。
アジャストスクリュ16bの後退後、プッシュロッド16aをリターンスプリング17の弾性に抗して押し込むようにする。なお、プッシュロッド16aの押し込みによってオートテンショナを収縮状態としたのちは、ねじ孔25から内部にコイルスプリング27およびスプリングシート28を組込むと共に、ねじ孔25にプラグ26をねじ係合してねじ孔25を閉塞して収縮状態のオートテンショナ10の再組付けを行なう。
図2に示すように、プッシュロッド16aをスライド自在に支持するウェアリング19の内径面にリング溝20を形成し、そのリング溝20内にXリングやOリング等のシールリング21を組み込んでシリンダ室13内の潤滑油の外部への漏洩を防止することにより、シール構造の簡素化を図り、コストの低減化を図ることができる。
ここで、図7に示すように、ウェアリング19を軸方向に分割して2枚の分割リング19a、19bを形成し、一方の分割リング19aの分割面の内周部に凹部を形成して、2枚の分割リング19a,19bを互いに重ね合わせることにより、その衝合面間にリング溝20を形成することができるため、ウェアリング19の製作が容易であり、コストのより低減化を図ることができると共に、リング溝20に対してシールリング21を簡単に組み込むことができる。
図3に示す例においては、プッシュロッド16aの後端面を平面とし、その後端面にアジャストスクリュ16bの突軸部29の球面29aを接触させるようにしたが、図4に示すように、突軸部29の先端面を平面とし、プッシュロッド16aの後端に球面32を設けるようにしてもよい。
この発明に係るオートテンショナを採用したチェーンの張力調整装置の概略図 この発明に係るオートテンショナの縦断正面図 アジャストスクリュの組込み部を拡大して示す断面図 アジャストスクリュの他の例を示す断面図 プッシュロッドとウェアリングの嵌合面間のシール部を拡大して示す断面図 シールリングの他の例を示す断面図 ウェアリングの他の例を示す断面図
符号の説明
11 ハウジング
13 シリンダ室
14 ナット部材
15 雌ねじ
16 ロッド部材
16a プッシュロッド
16b アジャストスクリュ
17 リターンスプリング
18 スライド部材
19 ウェアリング
20 リング溝
21 シールリング
22 雄ねじ
27 コイルスプリング
29a 球面
30 圧力側フランク
31 遊び側フランク
32 球面

Claims (2)

  1. 一端が開口するシリンダ室が形成されたハウジングと、そのハウジングのシリンダ室内に組込まれたナット部材と、そのナット部材の内周の雌ねじにねじ係合される雄ねじを後端部の外周に有するロッド部材と、そのロッド部材に外方向への突出性を付与するリターンスプリングとから成り、前記ロッド部材を前記リターンスプリングのばね力が負荷される軸方向に移動可能なプッシュロッドと、そのプッシュロッドと同軸上の配置とされて雄ねじを外周に有するアジャストスクリュとに分割し、前記プッシュロッドを、その後端部に設けられてシリンダ室の内径面に沿ってスライド可能なスライド部材とシリンダ室の嵌合面およびシリンダ室の開口部内に圧入されてプッシュロッドをスライド自在に支持するウェアリングとプッシュロッドの嵌合面の2箇所においてスライド自在に支持し、前記スライド部材に前記リターンスプリングのばね力を負荷し、前記ウェアリングの内径面に形成されたリング溝内にシリンダ室内に封入された潤滑油の外部への漏洩を防止するシールリングを組み込み、前記ナット部材の内側にはアジャストスクリュをプッシュロッドに向けて付勢してアジャストスクリュの先端面をプッシュロッドの後端面に押し付けるコイルスプリングを組込み、そのプッシュロッドの後端面とアジャストスクリュの先端面における一方を球面として点接触し、前記ナット部材の雌ねじとアジャストスクリュの雄ねじを、アジャストスクリュに負荷される押し込み力を受ける圧力側フランクのフランク角が遊び側フランクのフランク角より大きい鋸歯状ねじとしたオートテンショナ。
  2. 前記ウェアリングを、リング溝の一方の内側面に沿って軸方向に2分割した請求項に記載のオートテンショナ。
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