JP4925621B2 - 電源電位制御回路、半導体集積回路装置、フラッシュメモリ、及び電源電位の調整方法 - Google Patents

電源電位制御回路、半導体集積回路装置、フラッシュメモリ、及び電源電位の調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体集積回路装置に関する。特に、本発明は、半導体集積回路装置の電源電位を制御するための回路、及びその電源電位の調整方法に関する。
半導体集積回路装置では、チャージポンプ等を用いることにより、装置内部で特定の電位を生成する必要がしばしばある。例えば、フラッシュメモリでは、書き換えに用いられる特定の電位が内部で生成される。その電位(以下、電源電位または内部電位と参照される)を生成するための基準電位は、製造される半導体チップ毎にばらつく可能性がある。従って、半導体チップ毎に、内部電位を微調整する必要がある。その内部電位の調整は「トリミング」と呼ばれている。
図1は、従来の半導体集積回路装置の構成を示している。チャージポンプ101は、第1ノードN1に内部電位V1を供給する。第1ノードN1には分圧抵抗104が接続されており、第2ノードN2の電位V2は、内部電位V1と分圧抵抗104の分圧比によって決定される値になる。比較器105は、第2ノードN2の電位V2と所定の基準電位VREFとの比較を行う。比較結果はチャージポンプ101にフィードバックされる。これにより、チャージポンプ101は、電位V2と基準電位VREFが等しくなるような内部電位V1を出力する。
ここで、例えば、基準電位VREFが半導体チップ毎にばらつく可能性がある。よって、分圧抵抗104の分圧比を半導体チップ毎に調整し、製造される全ての半導体チップで内部電位V1を揃える必要がある。その分圧比の調整を行うために、トリミングデコーダ103が設けられている。トリミングデコーダ103は、「トリミングコード」と呼ばれるコードをデコードし、分圧抵抗104の分圧比をそのトリミングコードに応じた値に設定する。トリミングコードを変更することによって、分圧比が変わり、それによって内部電位V1も変わる。半導体チップ毎にトリミングコードを調節することにより、内部電位V1を所望の値に揃えることができる、すなわち、基準電位VREFのばらつきを吸収することが可能となる。
具体的には、トリミング時、スイッチ開閉信号SWによりスイッチ106がONされ、電圧モニタ用パッド107には内部電位V1が現れる。また、トリミングデコーダ103には、外部テスタから複数種類のトリミングコードが与えられる。トリミングコードを切り替えながら、電圧モニタ用パッド107から出力される内部電位V1をモニタすることにより、所望の内部電位V1に対応したトリミングコード(最適トリミングコード)を決定することができる。このようなトリミングが、製造された半導体チップのそれぞれに対して行われる。トリミングの目的は、製造される半導体チップ毎に、最適トリミングコードを決定することである。通常動作時には、トリミングで決定された最適トリミングコードが用いられればよい。これにより、各半導体チップのチャージポンプ101は、所望の内部電位V1を出力するように動作する。
上記従来技術によれば、電圧モニタ用パッド107からの出力をモニタしながらトリミングコードを切り替える必要があり、それはトリミングにかかる時間の増大を招く。トリミングを容易にし、トリミング時間を抑制することを目的とした技術が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に記載された技術によれば、内蔵CPUが、内蔵プログラムに従って、自己完結的にトリミングを実行する。
トリミングを容易にすることを目的とした他の技術として、特許文献2に開示された半導体装置が知られている。図2は、特許文献2に記載されたトリミング用回路(チューニング用回路)の構成を示している。内部電位IntVCCは、内部電源電位発生回路201により生成される。その内部電位IntVCCのレベルは、4ビットのトリミングコード(P0〜P3)に応じて変動する。トリミング時、内蔵の信号発生回路202は、複数のトリミングコードを1つずつ順番に内部電源電位発生回路201に与える。比較回路203は、内部電位IntVCCと基準電位VRを比較し、比較結果を示す信号φをメモリ回路204に出力する。メモリ回路204は、全てのトリミングコードに対する信号φを格納する。メモリ回路204に格納されたデータφTを解析することによって、所望の内部電位IntVCCが生成される最適トリミングコードを決定することが可能となる。
特開2002−318265号公報 特開2002−368113号公報
本願発明者は、次の点に初めて着目した。図2に示された従来技術によれば、信号発生回路202は、トリミング時、全種類のトリミングコードを内部電源電位発生回路201に順番に与える。比較回路203は、全種類のトリミングコードに応じた内部電位IntVCCを、基準電位VRと比較する。このように、内部電源電位発生回路201、信号発生回路202、及び比較回路203は、トリミングのたびに、全種類のトリミングコードに対して動作する必要がある。トリミングの目的は、1つの最適トリミングコードを決定することであり、従来のトリミング方法では電力が無駄に消費される可能性がある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号を用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明に係る電源電位制御回路は、出力端子(N3)と、入力端子(N1)と、制御部(20,40,50)とを備える。出力端子(N3)は、出力電位制御信号に応じて電源電位を出力する電源発生装置(10)へ、その出力電位制御信号を出力するための端子である。入力端子(N1)は、電源発生装置(10)が出力する出力電位を受け取るための端子である。制御部(20,40,50)は、その出力電位に基づいた調整電位(V2)と所定の基準電位(VREF)との比較を行い、当該比較の結果に応じて出力電位制御信号(COMP)を出力する。更に、トリミング動作モードにおいて、制御部(20,40,50)は、上記比較の結果に基づいて調整電位(V2)を変更する。
その制御部(20,40,50)は、トリミングコード生成回路(20)と比較回路(50)とを備える。トリミングコード生成回路(20)は、上記出力電位を調整するためのトリミングコード(TC)を生成する。上記調整電位(V2)は、出力電位とトリミングコード(TC)に応じて変動する。比較回路(50)は、調整電位(V2)と基準電位(VREF)との比較を行い、当該比較の結果を表す比較結果信号(COMP)を出力する。例えば、基準電位(VREF)が調整電位(V2)より大きい場合、比較回路(50)は、第1信号を比較結果信号(COMP)として出力する。また、基準電位(VREF)が調整電位(V2)より小さい場合、比較回路(50)は、第2信号を比較結果信号(COMP)として出力する。
その比較結果信号(COMP)は、出力電位制御信号として電源発生装置(10)に入力されるだけでなく、トリミングコード生成回路(20)にもフィードバックされる。そして、トリミング動作モードにおいて、トリミングコード生成回路(20)は、比較結果信号(COMP)に応じてトリミングコード(TC)を変更あるいは保持する。例えば、トリミングコード生成回路(20)は、第1信号を受け取った場合、調整電位(V2)が増加するようにトリミングコード(TC)を変更する。調整電位(V2)が徐々に増加するうち、比較結果信号(COMP)は、第1信号から第2信号に切り替わる。そして、トリミングコード生成回路(20)は、第2信号を受け取った場合、第2信号を受け取った時点のトリミングコード(TC)を保持する。
このように、トリミングコード生成回路(20)は、トリミングコード(TC)を順次変更していくが、比較回路(50)から第2信号を受け取った時点で、トリミングコード(TC)の変更を停止する。従って、全種類のトリミングコード(TC)は必ずしも生成されず、全種類のトリミングコード(TC)について調整電位(V2)を生成する必要も無くなる。その結果、トリミング時の消費電力が削減される。これは、比較結果信号(COMP)がトリミングコード生成回路(20)にフィードバックされるからこその効果である。尚、第2信号に応答して保持されるトリミングコード(TC)が、最適トリミングコード(OTC)である。通常動作モードにおいては、その最適トリミングコード(OTC)が用いられ、その最適トリミングコード(OTC)に応じた所望の電源電位が生成される。
本発明に係る半導体集積回路装置によれば、内部電位のトリミング時の消費電力が低減される。
添付図面を参照して、本発明による半導体集積回路装置を説明する。
1.第1の実施の形態
1−1.概略構成・動作
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路装置の構成を示す回路ブロック図である。図3においては、特に、内部電位(電源電位)を供給するための電源ユニットに関連した構成が示されている。この半導体集積回路装置は、チャージポンプ10、トリミングコード生成回路20、調整回路40、比較器50、スイッチ60、及び電圧印加・モニタ用パッド70を備えている。
チャージポンプ10は、内部電位を生成し、その内部電位を第1ノードN1に供給する。トリミングコード生成回路20は、トリミングコードTCを生成し、そのトリミングコードTCを調整回路40に出力する。調整回路40は、第1ノードN1とトリミングコード生成回路20に接続されている。調整回路40は、第1ノードN1の電位V1とトリミングコードTCに基づいて、第2ノードN2の電位V2を調整する。具体的には、調整回路40は、トリミングコードTCに応じて、第2ノードの電位V2を、電位V1とグランド電位GNDとの間で変化させる。この第2ノードN2の電位は、以下「調整電位V2」と参照される。調整電位V2は、トリミングコードTCと第1ノードN1の電位V1に応じて変動する。
比較器(比較回路)50は、第2ノードN2の調整電位V2と所定の基準電位VREFとの比較を行う。そして、比較器50は、その比較の結果を表す比較結果信号COMPを、第3ノードN3に出力する。例えば、基準電位VREFが調整電位V2より大きい場合、比較結果信号COMPは“Low(第1信号)”であり、基準電位VREFが調整電位V2より小さい場合、比較結果信号COMPは“High(第2信号)”である。その比較結果信号COMPは、チャージポンプ10にフィードバックされる。チャージポンプ10は、受け取った比較結果信号COMPに応じて、昇圧の実行・停止を行う。例えば、比較結果信号COMPが“Low”の場合、チャージポンプ10は昇圧を行う。一方、比較結果信号COMPが“High”の場合、チャージポンプ10は昇圧を停止する。これにより、チャージポンプ10は、調整電位V2と基準電位VREFが等しくなるような内部電位を第1ノードN1に供給する。
ここで、例えば基準電位VREFは、製造される半導体チップ毎にばらつく可能性があり、その基準電位VREFのばらつきは、チャージポンプ10の出力電位、すなわち内部電位のばらつきの原因となる。その基準電位VREFのばらつきを吸収するためには、半導体チップ毎にトリミングコードTCが調節されればよい。トリミングコードTCは、例えば4ビットのバイナリコードである。その場合、4ビットのトリミングコードTC[3:0]により、チャージポンプ10の出力電位を16段階で調整することが可能である。トリミングコードTCは、内部電位V1をトリミング(調整)するためのコードであると言える。
トリミングにおいては、所望の内部電位V1を実現することができる1つのトリミングコードTCが、半導体チップ毎に決定される。その1つのトリミングコードTCは、以下「最適トリミングコードOTC」と参照される。つまり、トリミングとは、複数種類のトリミングコードTCから、所望の内部電位V1に対応する最適トリミングコードOTCをチップ毎に選択するための動作であるとも言える。
トリミングコードTCを出力するトリミングコード生成回路20の動作は、トリミング動作時と通常動作時とで異なる。トリミング動作時には最適トリミングコードOTCを決定する必要があるため、トリミングコード生成回路20は、複数種類のトリミングコードTCを生成し出力する。一方の通常動作時、トリミングコード生成回路20は、決定された最適トリミングコードOTCだけを出力すればよい。トリミングコード生成回路20の動作モードは、モードセレクト信号MODで選択可能である。例えば、モードセレクト信号MODが“High”に設定された場合、トリミングコード生成回路20は、「トリミング動作モード」で動作する。一方、モードセレクト信号MODが“Low”に設定された場合、トリミングコード生成回路20は、「通常動作モード」で動作する。
まず、トリミング動作モードの概略について説明を行う。上述の通り、トリミング時には、所望の内部電位V1に対応する最適トリミングコードOTCが決定されればよい。その場合に、第1ノードN1の電位V1をモニタしながらトリミングコードOTCを変更する(従来技術:図1参照)必要はなく、第1ノードN1の電位V1を予め所望の値に設定しておけばよい。チャージポンプ10の出力電位は時間的に変動してしまうので、第1ノードN1の電位V1は、他の手段により強制的に固定されればよい。そのために、本実施の形態によれば、第1ノードN1は、スイッチ60を介して電圧印加・モニタ用パッド70に接続されている。トリミング時、スイッチ60はスイッチ開閉信号SWによりONされる。電圧印加・モニタ用パッド70はテスタに接続され、第1ノードN1の電位V1は、電圧印加・モニタ用パッド70を通して、所望の値に設定される。これにより、トリミングにおいて、チャージポンプ10の動作を考慮する必要はなくなる。最適トリミングコードOTCさえ決定されれば、通常動作時、チャージポンプ10の出力電位は上記所望の値に自動的に制御される。
トリミング動作モード時、トリミングコード生成回路20は、複数種類のトリミングコードTCを調整回路40に出力することが可能である。上述の通り、調整回路40が出力する調整電位V2は、トリミングコードTCと第1ノードN1の電位V1の両方に依存する。しかしトリミング時、第1ノードN1の電位V1は固定されているため、調整電位V2は、トリミングコードTCの変化だけに応じて変動する。比較器50は、変動する調整電位V2と所定の基準電位VREFとの比較を行い、比較結果信号COMPを第3ノードN3に出力する。
本実施の形態によれば、トリミングコード生成回路20は第3ノードN3に接続されており、比較結果信号COMPはトリミングコード生成回路20に供給される。すなわち、本実施の形態によれば、比較結果信号COMPは、チャージポンプ10だけでなく、トリミングコード生成回路20にもフィードバックされる。そして、トリミングコード生成回路20は、比較結果信号COMPに応じて、トリミングコードTCを変更あるいは保持する。トリミングコードTCの変更に伴い、調整電位V2は再び変動する。
例えば、トリミングコード生成回路20は、トリミングコードTCの値を初期値から段階的に増加させる。調整回路40は、トリミングコードTCの値が大きくなるにつれて、調整電位V2を増加させる。ここで、初期状態において、調整電位V2は基準電位VREFより小さいとする。また、基準電位VREFが調整電位V2より大きい場合、比較結果信号COMPは“Low(第1信号)”であり、基準電位VREFが調整電位V2より小さい場合、比較結果信号COMPは“High(第2信号)”であるとする。
トリミングコード生成回路20は、第1信号(Low)を受け取った場合、トリミングコードTCを増加させる。これにより、調整電位V2も増加する。つまり、第1信号(Low)を受け取った場合、トリミングコード生成回路20は、調整電位V2が増加するようにトリミングコードTCを変更する。このような動作が繰り返され、調整電位V2が徐々に増加する。そして、あるトリミングコードTCが出力された時、調整電位V2が基準電位VREFより大きくなる。これにより、比較結果信号COMPは、第1信号(Low)から第2信号(High)に切り替わる。第2信号(High)を受け取った場合、トリミングコード生成回路20は、トリミングコードTCの変更は行わず、その時点のトリミングコードTCを保持する。この保持されたトリミングコードTCが、所望の電位V1に対応した最適トリミングコードOTCである。
あるいは、トリミングコード生成回路20は、トリミングコードTCの値を初期値から段階的に減少させてもよい。この場合、調整回路40は、トリミングコードTCの値が小さくなるにつれて、調整電位V2を減少させる。ここで、初期状態において、調整電位V2は基準電位VREFより大きいとする。また、基準電位VREFが調整電位V2より小さい場合、比較結果信号COMPは“Low(第1信号)”であり、基準電位VREFが調整電位V2より大きい場合、比較結果信号COMPは“High(第2信号)”であるとする。
トリミングコード生成回路20は、第1信号(Low)を受け取った場合、トリミングコードTCを減少させる。これにより、調整電位V2も減少する。つまり、第1信号(Low)を受け取った場合、トリミングコード生成回路20は、調整電位V2が減少するようにトリミングコードTCを変更する。このような動作が繰り返され、調整電位V2が徐々に減少する。そして、あるトリミングコードTCが出力された時、調整電位V2が基準電位VREFより小さくなる。これにより、比較結果信号COMPは、第1信号(Low)から第2信号(High)に切り替わる。第2信号(High)を受け取った場合、トリミングコード生成回路20は、トリミングコードTCの変更は行わず、その時点のトリミングコードTCを保持する。この保持されたトリミングコードTCが、所望の電位V1に対応した最適トリミングコードOTCである。
このように、最適トリミングコードOTCは、LSI内部で自己整合的に決定される。ここで、トリミングコード生成回路20は、トリミングコードTCを順次変更していくが、比較器50から第2信号を受け取った時点で、トリミングコードTCの変更を停止する。従って、全種類のトリミングコードTCは必ずしも生成されず、全種類のトリミングコードTCについて調整電位V2を生成する必要も無くなる。その結果、トリミング時の消費電力が削減される。これは、比較結果信号COMPがトリミングコード生成回路20にフィードバックされるからこその効果である。
次に、通常動作モードの概略について説明を行う。通常動作時、電圧印加・モニタ用パッド70からノイズが入らないように、スイッチ60はOFFされる。よって、第1ノードN1の電位V1は、チャージポンプ10の出力電位である。また、モードセレクト信号MODが“Low”に設定され、トリミングコード生成回路20は、通常動作モードに設定される。この時、トリミングコード生成回路20は、上記トリミングで決定された最適トリミングコードOTCを調整回路40に出力する。最適トリミングコードOTCは、例えば、図示されないメモリに格納されていればよい。
通常動作モード時、トリミングコードTCは、最適トリミングコードOTCに固定される。従って、調整回路40が出力する調整電位V2は、第1ノードN1の電位V1の変化だけに応じて変動する。比較器50は、調整電位V2と所定の基準電位VREFとの比較を行い、比較結果信号COMPを第3ノードN3に出力する。この比較結果信号COMPは、チャージポンプ10にフィードバックされる。そして、チャージポンプ10は、調整電位V2が基準電位VREFと等しくなるように、第1ノードN1の電位V1を調整する。調整電位V2が基準電位VREFと等しくなった時、第1ノードN1の電位V1は、上述の“所望の値”となっている。このように、チャージポンプ10は、所望の内部電位を第1ノードN1に供給する。
1−2.詳細な回路構成例
上述のトリミング動作及び通常動作を実現するための、各回路の具体的な構成が以下に例示される。尚、下記の例において、トリミングコードTCは4ビットのバイナリコード[3:0]であるとする。また、基準電位VREFが調整電位V2より大きい場合、比較結果信号COMPは“Low(第1信号)”であり、基準電位VREFが調整電位V2より小さい場合、比較結果信号COMPは“High(第2信号)”であるとする。
(チャージポンプ10)
図4は、チャージポンプ10の構成例を示している。このチャージポンプ10は、発振器11、インバータ12、13、複数のNMOS14、及び複数のキャパシタ15を有している。NMOS14a〜14fは、電源と第1ノードN1との間に直列で接続されている。NMOS14a〜14fのそれぞれのゲートは、キャパシタ15a〜15fのそれぞれに接続されている。キャパシタ15b、15d、15fは、インバータ12を介して、発振器11の出力に接続されている。キャパシタ15a、15c、15eは、インバータ12及び13を介して、発振器11の出力に接続されている。
このようなチャージポンプ10において、発振器11が発振することにより、電流は、NMOS14a側からNMOS14f側に流れていく。これにより、第1ノードN1の電位V1が昇圧される。ここで、発振器11は、第3ノードN3に接続されており、比較結果信号COMPを受け取る。そして、比較結果信号COMPが“Low(第1信号)”の場合、発振器11は発振を行う。つまり、チャージポンプ10は、昇圧を行う。一方、比較結果信号COMPが“High”の場合、発振器11は発振を停止する。つまり、チャージポンプ10は昇圧を停止する。
(トリミングコード生成回路20)
図3に示されるように、本実施の形態に係るトリミングコード生成回路20は、カウンタ30とセレクタ21を有している。カウンタ30は、クロック信号CLKに応じてカウントを行い、カウント値cout[3:0]をセレクタ21に出力する。トリミング動作モード時、セレクタ21は、そのカウント値cout[3:0]を、トリミングコードTC[3:0]として調整回路40に出力する。一方、通常動作モード時、セレクタ21は、所定の記憶領域に格納された最適トリミングコードOTCを、調整回路40に出力する。モードの切り替えは、モードセレクト信号MODにより行われる。
図5は、本実施の形態に係るカウンタ30の構成例を示している。このカウンタ30は、インバータ31、AND32、フリップフロップ33−0〜33−3、AND34、36、EXOR35、37、及びセレクタ38を有している。フリップフロップ33−0〜33−3、AND34、36、EXOR35、37、及びセレクタ38は、周知のカウンタと同様に接続されている。フリップフロップ33−0〜33−3の出力Qは、カウント値cout(0)〜cout(3)のそれぞれに対応する。
リセット信号RSTは、各フリップフロップ33のリセット端子に入力される。このリセット信号RSTに応答して、各フリップフロップ33の出力Qは“0”にセットされる。これにより、カウント値cout[3:0]は、“0000”にリセットされる。また、クロック信号CLKは、AND32を通して、各フリップフロップ33のクロック入力端子に入力される。このクロック信号CLKに同期して、各フリップフロップ33はラッチを行う。これにより、カウンタ30はカウントを行い、カウント値[3:0]はクロック信号CLKに同期して1ずつ増加する。すなわち、トリミングコードTC[3:0]は、クロック信号CLKに同期して1ずつ増加する。例えば、クロック信号CLKが4回入力された場合、トリミングコードTC[3:0]は“0100”になる。
本実施の形態において、インバータ31の入力は第3ノードN3に接続されており、その出力はAND32の入力の一方に接続されている。これにより、比較結果信号COMPの反転信号がAND32の一方に入力される。比較結果信号COMPが“Low(第1信号)”の場合、クロック信号CLKは、そのまま各フリップフロップ33に供給される。従って、カウンタ30はカウントを行う。すなわち、トリミングコード生成回路20は、クロック信号CLKに基づいてトリミングコードTC[3:0]を変更する。一方、比較結果信号COMPが“High(第2信号)”の場合、クロック信号CLKはAND32でマスクされる。つまり、クロック信号CLKが変化したとしても、その変化はフリップフロップ33には入力されない。従って、カウンタ30はカウントを停止する。すなわち、第2信号に応答して、カウンタ30は非活性化され、トリミングコード生成回路20はトリミングコードTCの変更を停止する。
(調整回路40)
図3に示されるように、調整回路40は、分圧抵抗44とトリミングデコーダ45を有する。トリミングデコーダ45は、トリミングコード生成回路20から、トリミングコードTC[3:0]を受け取る。そして、トリミングデコーダ45は、トリミングコードTC[3:0]をデコードし、16ビットのデコード信号dout[15:0]を生成する。そのデコード信号dout[15:0]は、分圧抵抗44の分圧比を決定する。
図6は、分圧抵抗44を示している。この分圧抵抗44は、固定抵抗41と可変抵抗42を有している。固定抵抗41は、第1ノードN1と中間ノード43の間に接続されている。可変抵抗42は、中間ノード43とグランドとの間に接続されている。中間ノード43は、第2ノードN2に接続されており、中間ノード43の電位が調整電位V2として出力される。この中間ノード43の電位V2は、第1ノードN1の電位V1、分圧抵抗44の総抵抗値R1、及び可変抵抗42の抵抗値R2を用いて、次の式(1)で表される。
V2=(R2/R1)×V1=αV1 …(1)
上記式(1)を変形することにより、次の式(2)が得られる。
V1=(R1/R2)×V2=βV2 …(2)
上記式(1)において、係数αは分圧比と呼ばれ、上記式(2)において、係数βは抵抗倍率と呼ばれる。本実施の形態において、可変抵抗42の抵抗値R2は、デコード信号dout[15:0]に応じて変化する。つまり、分圧比αや抵抗倍率βは、デコード信号dout[15:0]に応じて変化する。
図7は、可変抵抗42の構成例を示している。この可変抵抗42は、直列接続された抵抗46−0〜46−16を有している。抵抗46−0は中間ノード43に接続され、抵抗46−16はグランドに接続されている。また、抵抗間の複数のノードとグランドとの間には、それぞれ複数のNMOSが設けられている。例えば、抵抗46−3と抵抗46−4の間のノード47は、NMOS48を介してグランドに接続されている。複数のNMOSのそれぞれのゲートには、デコード信号dout[15:0]のそれぞれが供給される。例えば、トリミングコードTC[3:0]が“0011”である場合、デコード信号dout(3)だけが“High”である。よって、NMOS48がONし、ノード47がグランドに接続される。トリミングコードTC[3:0]の値が大きくなるにつれ、抵抗値R2や分圧比αは大きくなり、抵抗倍率βは小さくなる。
このように、分圧比αや抵抗倍率βは、トリミングコードTC[3:0]に応じて変化する。よって式(1)から明らかなように、調整電位V2は、トリミングコードTCと第1ノードN1の電位V1に依存している。また、総抵抗値R1は抵抗値R2より大きいため、分圧比αは1より小さい。よって、調整電位V2は、トリミングコードTCに応じて、電位V1とグランド電位GNDとの間で変化する。
トリミング動作時、電位V1は固定される。そして、中間ノード43の電位V2が基準電位VREFと等しくなるように、分圧比αや抵抗倍率βがトリミングコード生成回路20により調整される。その結果、最適トリミングコードOTCが決定する。一方、通常動作時、最適トリミングコードOTCが与えられ、分圧比αや抵抗倍率βが固定される。そして、中間ノード43の電位V2が基準電位VREFと等しくなるように、第1ノードN1の電位V1がチャージポンプ10によって調整される。その結果、チャージポンプ10は、最適トリミングコードOTCに応じた内部電位V1を出力する。
1−3.トリミング動作モード
図8は、本実施の形態に係るトリミングを示すタイミングチャートである。図8には、モードセレクト信号MOD、第1ノード電位V1、リセット信号RST、クロック信号CLK、トリミングコードTC[3:0]、デコード信号dout[15:0]、調整電位V2、及び比較結果信号COMPが示されている。
時刻t0において、モードセレクト信号MODが“High”になる。これにより、トリミングコード生成回路20は、トリミング動作モードに設定される。トリミング時、第1ノード電位V1は、所望の電位に固定される。また、モードセレクト信号MODに同期して、リセット信号RSTが入力される。これにより、カウンタ30がリセットされ、トリミングコードTCは“0000”にセットされる。デコード信号dout(0)が“High”になり、可変抵抗42の抵抗値R2は最小値をとる(図7参照)。分圧比αも最小となり、その分圧比αと第1ノード電位V1により決定される調整電位V2が、ノードN2に出力される。この時点で調整電位V2は、基準電位VREFより小さいとする。よって、比較結果信号COMPは、“Low(第1信号)”である。
時刻t1において、1回目のクロック信号CLKが入力される。比較結果信号COMPが“Low”なので、カウンタ30はカウントを行い、トリミングコードTCは“0001”にセットされる。その結果、デコード信号dout(1)が“High”になり、抵抗値R2や分圧比αが増加する。調整電位V2も増加するが、まだ基準電位VREFより小さい。よって、比較結果信号COMPは、“Low”のままである。
同様に、時刻t2、t3においてクロック信号CLKが入力され、トリミングコードTCが増加していく。それに伴い、調整電位V2も増加していく。そして、時刻t4におけるカウントの結果、調整電位V2が基準電位VREFより大きくなる。これにより、比較結果信号COMPは、“High(第2信号)”に切り替わる。この時のトリミングコードTCは“0100”である。
時刻t5において、5回目のクロック信号CLKが入力される。しかしながら、比較結果信号COMPが“High”なので、カウンタ30はカウントを行わない。従って、トリミングコードTCは“0100”のままである。それ以降、クロック信号CLKが入力されてもトリミングコードTCは変わらない。
本例において、トリミングコードTC[3:0]は、16種類の値(0000〜1111)を表すことができる。この場合、トリミングコードTCの切り替えは、最大で15回行われ得る。従って、トリミング用のクロック信号CLKは、15回入力されればよい。時刻t15において、15回目のクロック信号が入力される。そして、時刻t16において、モードセレクト信号MODが“Low”にセットされる。これにより、トリミングコード生成回路20のトリミング動作モードは終了する。時刻t16においてカウンタ30が保持しているカウンタ値“0100”が、最適トリミングコードOTCである。
図9は、本実施の形態に係るトリミングを要約的に示すフローチャートである。トリミング時、第1ノードN1の電位V1は、電圧印加・モニタ用パッド70を通して、所望の値に固定される(ステップS1)。次に、リセット信号RSTが入力され、カウンタ30がリセットされる(ステップS2)。基準電位VREFが調整電位V2より大きい場合(ステップS3;No)、クロック信号CLKはマスクされず、クロック入力に応答してカウンタ30はカウントを行う(ステップS5)。基準電位VREFより調整電位V2が大きくなると(ステップS3;Yes)、クロック信号CLKはマスクされ、カウンタ30は非活性化される(ステップS4)。その後は、クロックが入力されても(ステップS5)、カウントは行われない。クロック数が15より大きくなると(ステップS6;Yes)、トリミングは終了する。カウンタ30により最後にカウントされた最終カウント値が、最適トリミングコードOTCである(ステップS7)。その最適トリミングコードOTCは、メモリ等の記憶領域に格納されればよい。
以上に説明されたように、本実施の形態に係るトリミングによれば、トリミングコードTCが順次変更されていく途中で、最適トリミングコードOTCを自己整合的に決定することが可能である。最適トリミングコードOTCが決定された後は、トリミングコードTCは変更されない(図8参照)。つまり、トリミングコード生成回路20は、全種類のトリミングコードTCを生成する必要はない。最適トリミングコードOTCが決定された後は、カウンタ30は非活性化されるので、消費電力が低減される。また、最適トリミングコードOTCが決定された後は、調整電位V2も変わらないので、調整回路40や比較器50の消費電力も低減される。このような動作は、比較器50による比較結果信号COMPを、カウンタ30にフィードバックすることで実現される。つまり、従来技術よりも簡単な回路構成で、本実施の形態に係る効果が得られる。
1−4.通常動作モード
図10は、本実施の形態に係る通常動作を示すグラフ図である。図10には、第1ノードN1の電位V1、第2ノードの電位(調整電位)V2、及び第3ノードN3の電位(比較結果信号COMP)が示されている。通常動作モードに設定された場合、トリミングコード生成回路20は、最適トリミングコードOTC(“0100”)を調整回路40に出力する。調整回路40は、その最適トリミングコードOTCと電位V1により決定される調整電位V2を出力する。
最初、第1ノードN1の電位V1はほぼグランドレベルであり、調整電位V2は基準電位VREFより小さい。従って、比較結果信号COMPは、“Low(第1信号)”である。この場合、チャージポンプ10の発振器11は発振を行い、チャージポンプ10は昇圧を行う。その結果、第1ノードN1の電位V1は徐々に上昇し、それに伴って調整電位V2も徐々に増加する。ある時間において、調整電位V2は基準電位VREFより大きくなり、比較結果信号COMPが“High(第2信号)”に変わる。第2信号を受け取ると、発振器11は発振を停止し、チャージポンプ10は昇圧を停止する。この時点で、第1ノードN1の電位V1は、所望の内部電位とほぼ等しくなっている。
その後、分圧抵抗44を通したディスチャージにより、第1ノードN1の電位V1は徐々に減少する。それに伴い、調整電位V2も徐々に減少する。ある時間において、調整電位V2は再び基準電位VREFより小さくなり、比較結果信号COMPが再び“Low”に変わる。その結果、チャージポンプ10は昇圧を再び開始する。以後、同じ動作が繰り返し行われる。このように、チャージポンプ10の出力電位は、所望の内部電位近傍で維持される。
尚、チャージポンプ10が壊れている場合、第1ノードN1には所望の内部電位が供給されない。トリミング時には、第1ノードN1の電位V1が外部から固定されるため、チャージポンプ10が壊れていたとしても、1つの最適トリミングコードOTCが決定される。チャージポンプ10が正常か否かを検出するためには、トリミング後に第1ノードN1の電位V1が測定されればよい。電位V1の測定には、電圧印加・モニタ用パッド70が用いられる。具体的には、スイッチ開閉信号SWによりスイッチ60がONされ、外部テスタが、電圧印加・モニタ用パッド70を通して第1ノードN1の電位V1を検出する。
上述のトリミングコード生成回路20、調整回路40、及び比較器50は、チャージポンプ10が出力する電源電位を制御するための「電源電位制御回路」を構成していると言える。電源電位制御回路の入力端子は、第1ノードN1に相当し、その出力端子は、第3ノードN3に相当する。電源電位制御回路は、その入力端子を通して、チャージポンプ10が出力する出力電位を受けとる。出力端子からチャージポンプ10に出力される比較結果信号COMPは、そのチャージポンプ10の出力電位を制御する「出力電位制御信号」の役割を果たしている。トリミングコード生成回路20、調整回路40、及び比較器50は、(1)トリミングコードTCとチャージポンプ10の出力電位(第1ノードN1の電位V1)に基づいて、調整電位V2を生成すること、(2)調整電位V2と基準電位VREFとを比較すること、(3)比較結果に応じて出力電位制御信号を出力すること、及び(4)比較結果に基づいて調整電位V2を変更・調整すること、を担う電源電位制御部であるとも言える。
このような電源電位制御回路が適用される電源発生装置は、上記説明で例示されたチャージポンプ10に限られない。本発明に係る電源電位制御回路は、出力電位制御信号に応じて電源電位を出力する電源発生装置であれば、いかなるものにも適用され得る。そのような電源発生装置の他の例として、例えば、バンドギャップレギュレータ(BGR)等のレギュレータが挙げられる。
2.第2の実施の形態
トリミングコード生成回路20の構成は、第1の実施の形態で示されたものに限られない。図11は、第2の実施の形態に係るトリミングコード生成回路20の構成を示す回路ブロック図である。図11において、第1の実施の形態と同様の構成には同一の符号が付され、その説明は適宜省略される。
本実施の形態によれば、トリミングコード生成回路20は、カウンタ30’とラッチ回路22を備えている。ラッチ回路22は、カウンタ30’の後段に設けられている。具体的には、ラッチ回路22は、カウント値cout(0)〜cout(3)のそれぞれをラッチするためのレベルラッチ22−0〜22−3を含んでいる。レベルラッチ22−0〜22−3のそれぞれは、フリップフロップ33−0〜33−3のそれぞれの出力とセレクタ21の間に設けられている。本実施の形態において、これらレベルラッチ22−0〜22−3は、第3ノードN3に接続されており、比較器50から比較結果信号COMPを受け取る。比較結果信号COMPは、ラッチを制御する制御信号の役割を果たす。
トリミング時、リセット信号RSTが、各フリップフロップ33のリセット端子に入力される。これにより、カウント値cout[3:0]は、“0000”にリセットされる。また、クロック信号CLKが、各フリップフロップ33のクロック入力端子に入力される。このクロック信号CLKに同期して、カウンタ30はカウントを行う。カウント値cout[3:0]は、トリミングコードTC[3:0]としてラッチ回路22に出力される。
ラッチ回路22は、比較結果信号COMPとして第1信号(Low)を受け取る間、トリミングコードTC[3:0]を通過させる。この場合、トリミングコード生成回路20は、クロック信号CLKに同期して、トリミングコードTC[3:0]を1ずつ増加させる。一方、比較結果信号COMPとして第2信号(High)を受け取った場合、ラッチ回路22は、トリミングコードTC[3:0]をラッチする。つまり、ラッチ回路22は、第2信号に応答してトリミングコードTC[3:0]をラッチする。これにより、トリミングコード生成回路20が出力するトリミングコードTC[3:0]は、ラッチ時の値に固定される。カウンタ30’がカウントを進めても、トリミングコードTC[3:0]は変わらない。
図12は、本実施の形態に係るトリミングを要約的に示すフローチャートである。トリミング時、第1ノードN1の電位V1は、電圧印加・モニタ用パッド70を通して、所望の値に固定される(ステップS11)。次に、リセット信号RSTが入力され、カウンタ30’がリセットされる(ステップS12)。基準電位VREFが調整電位V2より大きい場合(ステップS13;No)、クロック入力に応答してトリミングコードTCは増加する(ステップS15)。基準電位VREFより調整電位V2が大きくなると(ステップS13;Yes)、ラッチ回路22がカウント値をラッチする(ステップS14)。その後はカウントがマスクされ、クロックが入力されても、トリミングコードTCは変化しない。クロック数が15より大きくなると(ステップS16;Yes)、トリミングは終了する。ラッチ回路22によりラッチされたカウント値が、最適トリミングコードOTCである(ステップS17)。本実施の形態に係る構成によっても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
3.第3の実施の形態
図13は、第3の実施の形態に係る半導体集積回路装置の構成を示している。図13において、第1の実施の形態と同様の構成には同一の符号が付され、その説明は適宜省略される。本実施の形態に係るトリミングコード生成回路20’は、カウンタ30の代わりにラッチ回路23を備えている。比較器50から出力される比較結果信号COMPは、ラッチを制御する制御信号として、このラッチ回路23に入力される。また、トリミングコードTC[3:0]は、外部テスタからポートを通して、このラッチ回路23に順次供給される。
ラッチ回路23は、比較結果信号COMPとして第1信号(Low)を受け取る間、トリミングコードTC[3:0]を通過させる。この場合、トリミングコードTC[3:0]は順番に変更される。一方、比較結果信号COMPとして第2信号(High)を受け取った場合、ラッチ回路23は、トリミングコードTC[3:0]をラッチする。つまり、ラッチ回路23は、第2信号に応答してトリミングコードTC[3:0]をラッチする。これにより、トリミングコードTC[3:0]は、ラッチ時の値に固定される。本実施の形態に係る構成によっても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
4.第4の実施の形態
本発明は、半導体チップに複数のチャージポンプ10が搭載されている場合にも有用である。図14は、第4の実施の形態に係る半導体集積回路装置の構成を示している。図14に示されるように、1つのチャージポンプ10とそのチャージポンプ10に対するトリミングを担う回路群は、まとめて「内部電源ユニット80」と参照される。つまり、本実施の形態に係る半導体集積回路装置は、複数の内部電源ユニット80を含んでいる。図14において、各々の内部電源ユニット80は、第1の実施の形態で示された回路群と同じ回路群を含んでいる。第1の実施の形態と同様の構成には同一の符号が付され、その説明は適宜省略される。尚、各々の内部電源ユニット80は、第2又は第3の実施の形態と同様の回路群を含んでいてもよい。
図14において、内部電源ユニット80Aの第1ノードN1は、スイッチ60Aを介して、電圧印加モニタ用パッド70に接続されている。同様に、内部電源ユニット80Bの第1ノードN1は、スイッチ60Bを介して、電圧印加・モニタ用パッド70に接続されている。つまり、複数の内部電源ユニット80のそれぞれの第1ノードN1は、一つの電圧印加モニタ用パッド70に接続されている。
複数の内部電源ユニット80が同じ半導体チップに含まれる場合であっても、内部電源ユニット80間で第1ノードN1の電位V1はばらつく可能性がある。その原因の1つは、調整回路40内の分圧抵抗の製造ばらつきである。また、各内部電源ユニット80における基準電位VREFも、製造時にばらつく可能性がある。第1ノードN1の電位V1は、調整電位V2の抵抗倍率倍の大きさとなるため、基準電位VREFのばらつきは、他の製造ばらつきと比較して、第1ノードN1の電位V1のばらつきに特に影響を与える。従って、トリミングが必要である。
トリミング時、スイッチ開閉信号SWによりスイッチ60A及び60BはONする。また、電圧印加・モニタ用パッド70には、外部テスタから“所望の電位”が印加される。これにより、各内部電源ユニット80中の第1ノードN1の電位V1は、その所望の電位に固定される。そして、それぞれの内部電源ユニット80においてトリミングが行われ、それぞれのチャージポンプ10に対して最適トリミングコードOTCが決定される。
本実施の形態によれば、既出の実施の形態と同様の効果が得られる。更に、トリミングに要する時間が短縮されるという追加的な効果が得られる。それは、複数の内部電源ユニット80に対するトリミングが一括して実行されるからである。
例えば図1に示された従来技術の場合、電圧モニタ用パッド107を用いて電位V1をモニタしながら、トリミングを行う必要がある。従って、半導体チップに複数のチャージポンプが搭載されている場合、トリミング対象の1つのチャージポンプだけを順番に選択する必要がある。全てのチャージポンプに対してトリミングを行うためには、かなりの時間が必要である。一方、本発明によれば、各内部電源ユニット80のトリミングは自己整合的に行われるため、パッド70を通して第1ノードN1の電位V1をモニタする必要はない。その代わり、パッド70には“所望の電位”が印加される。各内部電源ユニット80はパッド70に接続されており、各内部電源ユニット80中の第1ノードN1の電位V1は、その所望の電位に固定される。これにより、複数の内部電源ユニット80に対するトリミングが一括して行われる。その結果、トリミングに要する時間が短縮される。
5.第5の実施の形態
本発明の第5の実施の形態においても、半導体チップに複数のチャージポンプ10が搭載されている。図15は、そのような半導体チップが製造された後、製品として完成するまでのフローを示している。
まず、第4の実施の形態で示された方法で、複数のチャージポンプ10に対するトリミングが実行される(ステップS21)。これにより、それぞれのチャージポンプ10に対する最適トリミングコードOTCが決定される(ステップS22)。次に、それぞれのチャージポンプ10の出力能力の検証が行われる(ステップS23)。具体的には、チャージポンプ10が最適トリミングコードOTCに応じた内部電位を供給しているかどうかの検証が行われる。つまり、チャージポンプ10が正常かどうかチェックされる。所望の出力が得られている場合(ステップS24;Yes)、その半導体チップは製品となる。一方、所望の内部電位を出力していないチャージポンプ10が1つでも存在する場合(ステップS24;No)、その半導体チップは不良品として判定される。
本発明の第5の実施の形態は、上記ステップS23に要する時間を短縮するための技術を提供する。
図16は、第5の実施の形態に係る半導体集積回路装置の構成を示している。図16において、第4の実施の形態と同様の構成には同一の符号が付され、その説明は適宜省略される。この半導体集積回路装置は、内部電源ユニット80A、80B、及び電圧印加・モニタ用パッド70を備えている。内部電源ユニット80Aの第1ノードN1は、スイッチ60Aを介して、電圧印加モニタ用パッド70に接続されている。同様に、内部電源ユニット80Bの第1ノードN1は、スイッチ60Bを介して、電圧印加・モニタ用パッド70に接続されている。
更に、本実施の形態に係る半導体集積回路装置は、電流印加用パッド71と、カレントミラー回路90A及び90Bを備えている。カレントミラー回路90A及び90Bは、電流印加用パッド71に接続されている。また、カレントミラー回路90A及び90Bは、内部電源ユニット80A及び80Bのそれぞれに対して設けられている。
図16に示されるように、カレントミラー回路90Aは、NMOS91、92A、PMOS93A及び94Aから構成されている。NMOS91、92Aが1つのカレントミラー回路を構成し、PMOS93A、94Aが1つのカレントミラー回路を構成し、それら2つのカレントミラー回路が接続されている。また、NMOS91は電流印加用パッド71に接続され、PMOS94Aは、内部電源ユニット80Aの第1ノードN1と電圧印加モニタ用パッド70との間に設けられている。このように、カレントミラー回路90Aは、電流印加用パッド71に供給される電流のミラー電流がPMOS94Aに流れるように配置されている。つまり、カレントミラー回路90Aは、内部電源ユニット80Aの第1ノードN1と電圧印加モニタ用パッド70との間に、そのミラー電流が流れるように配置されている。
同様に、カレントミラー回路90Bは、NMOS91、92B、PMOS93B及び94Bから構成されている。NMOS91は電流印加用パッド71に接続され、PMOS94Bは、内部電源ユニット80Bの第1ノードN1と電圧印加モニタ用パッド70との間に設けられている。このように、カレントミラー回路90Bは、電流印加用パッド71に供給される電流のミラー電流が、内部電源ユニット80Bの第1ノードN1と電圧印加モニタ用パッド70との間に流れるように配置されている。
本実施の形態において、トリミングは第4の実施の形態と同様に行われる。すなわち、スイッチ開閉信号SWによりスイッチ60A及び60BがONし、電圧印加・モニタ用パッド70に外部テスタから“所望の電位”が印加される。これにより、各内部電源ユニット80中の第1ノードN1の電位V1が、その所望の電位に固定される。そして、それぞれの内部電源ユニット80においてトリミングが行われ、それぞれのチャージポンプ10に対して最適トリミングコードOTCが決定される(ステップS21、S22)。トリミングが一括して実行されるため、トリミング時間が短縮される。
次に、内部電源ユニット80A、80Bの出力能力の検証が行われる(ステップS23)。このステップS23において、電流印加用パッド71には、外部テスタから所定の電流I1が供給される。電流印加用パッド71に供給された電流I1は、カレントミラー回路90A及び90Bに印加される。この時、PMOS94Aや94Bには、NMOS91を流れる電流I1のミラー電流Imが流れようとする。典型的には、ミラー電流Imの大きさは、電流I1の大きさと同じである。尚、内部電源ユニット80A(80B)がPMOS94A(94B)にミラー電流Im以上の電流を供給できる場合でも、PMOS94A(94B)にはミラー電流Im以上の電流は流れない。つまり、電流印加用パッド71に印加される電流I1は、PMOS94Aや94Bを流れる電流量をコントロールしている。
内部電源ユニット80AがPMOS94Aにミラー電流Imを供給できる能力を有している場合、PMOS94Aを流れる電流Iaの大きさは、ミラー電流Imの大きさと同じになる。同様に、内部電源ユニット80BがPMOS94Bにミラー電流Imを供給できる能力を有している場合、PMOS94Bを流れる電流Ibの大きさは、ミラー電流Imの大きさと同じになる。一方、内部電源ユニット80AがPMOS94Aにミラー電流Imを供給できる能力を有さない場合、PMOS94Aを流れる電流Iaの大きさは、ミラー電流Imの大きさより小さくなる。また、内部電源ユニット80BがPMOS94Bにミラー電流Imを供給できる能力を有さない場合、PMOS94Bを流れる電流Ibの大きさは、ミラー電流Imの大きさより小さくなる。
出力能力の検証において、電圧印加・モニタ用パッド70には外部テスタが接続される。その外部テスタは、ミラー電流Imの2倍の大きさの電流が電圧印加・モニタ用パッド70を流れるように制御する。内部電源ユニット80A及び80Bの両方が正常な場合、PMOS94A及びPMOS94Bにはミラー電流Imが流れるので、電圧印加・モニタ用パッド70において電圧降下は発生しない。
次に、内部電源ユニット80Aのチャージポンプ10が故障しており、内部電源ユニット80AがPMOS94Aにミラー電流Imを供給できない場合を考える。この場合、PMOS94Aを流れる電流Iaは、ミラー電流Imより小さくなる。ここで、PMOS94Bに流れる電流Ibは、電流印加用パッド71に印加される電流I1によってコントロールされており、ミラー電流Imより大きくなり得ない。従って、電圧印加・モニタ用パッド70における電圧降下が検出される。このように、一方あるいは両方の内部電源ユニット80に異常がある場合、電圧印加・モニタ用パッド70において電圧降下が発生する。
以上に説明されたように、異常なチャージポンプ10が1つでも存在する場合、電圧印加・モニタ用パッド70において電圧降下が発生する。それは、カレントミラー回路90によって、各内部電源ユニットの出力能力が制限されるからである。本実施の形態によれば、半導体チップに複数のチャージポンプ10が搭載されている場合でも、それらチャージポンプ10の出力能力を1つずつ確かめる必要はない。異常なチャージポンプ10が存在するか否かを、電圧降下の有無により判定することが可能である。異常なチャージポンプ10が1つでも存在する場合、その半導体チップは不良品として処分される(ステップS24;No)。このように、上記ステップS23に要する時間が短縮される。
本実施の形態によれば、第4の実施の形態と同様の効果が得られる。更に、複数のチャージポンプが搭載された半導体チップの検査時間が短縮されるという追加的な効果が得られる。
図1は、従来の半導体集積回路装置の構成を示す回路ブロック図である。 図2は、他の従来の半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係るチャージポンプの構成を示す回路図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係るカウンタの構成を示す回路図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態に係る分圧抵抗の構成を示す回路図である。 図7は、本発明の第1の実施の形態に係る可変抵抗の構成を示す回路図である。 図8は、本発明の第1の実施の形態に係るトリミング動作を示すタイミングチャートである。 図9は、本発明の第1の実施の形態に係るトリミング動作を示すフローチャートである。 図10は、本発明の第1の実施の形態に係る通常動作を示すグラフ図である。 図11は、本発明の第2の実施の形態に係るトリミングコード生成回路の構成を示す回路ブロック図である。 図12は、本発明の第2の実施の形態に係るトリミング動作を示すフローチャートである。 図13は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。 図14は、本発明の第4の実施の形態に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。 図15は、本発明に係る半導体集積回路装置のテスト方法を示すフローチャートである。 図16は、本発明の第5の実施の形態に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 チャージポンプ
11 発振器
20 トリミングコード生成回路
21 セレクタ
22 ラッチ回路
23 ラッチ回路
30 カウンタ
31 インバータ
32 AND
33 フリップフロップ
40 調整回路
41 固定抵抗
42 可変抵抗
43 中間ノード
44 分圧抵抗
45 トリミングデコーダ
50 比較器
60 スイッチ
70 電圧印加・モニタ用パッド
71 電流印加用パッド
80 内部電源ユニット
90 カレントミラー回路
N1 第1ノード
N2 第2ノード
N3 第3ノード
SW スイッチ開閉信号
TC トリミングコード
OTC 最適トリミングコード
CLK クロック信号
RST リセット信号
MOD モードセレクト信号
COMP 比較結果信号

Claims (20)

  1. 源発生装置へ前記電源発生装置の出力電位を制御する制御信号を出力する第1の端子と、
    前記電源発生装置の出力に接続された第2の端子と、
    前記第2の端子の電位とトリミングコードとに応じて調整される調整電位と所定の基準電位との比較を行い、前記比較の結果に応じて前記制御信号を出力する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記トリミングコードを生成するトリミングコード生成回路と、
    前記調整電位と前記基準電位との前記比較を行い、前記比較の結果を表す比較結果信号を出力する比較回路と
    を備え、
    前記比較回路は、
    前記基準電位と前記調整電位との一方が大きい場合、第1信号を前記比較結果信号として出力し、
    前記基準電位と前記調整電位との他方が大きい場合、第2信号を前記比較結果信号として出力し、
    前記トリミングコード生成回路は、
    前記トリミング動作モードにおいて、
    前記第1信号を受け取った場合、前記基準電位と前記調整電位との大小関係が逆転する方向に前記トリミングコードを変更し、
    前記第2信号を受け取った場合、前記第2信号を受け取った時点の前記トリミングコードを保持する
    電源電位制御回路。
  2. 請求項1に記載の電源電位制御回路であって、
    前記トリミングコード生成回路は、
    前記比較結果信号を受け取るラッチ回路
    を備え、
    前記ラッチ回路は、前記第1信号を受け取る間は前記トリミングコードを通過させ、前記第2信号に応答して前記トリミングコードをラッチする
    電源電位制御回路。
  3. 請求項2に記載の電源電位制御回路であって、
    前記トリミングコード生成回路は、
    クロック信号に基づいてカウントを行い、カウント値を前記トリミングコードとして前記ラッチ回路に出力するカウンタ
    を更に備える
    電源電位制御回路。
  4. 請求項3に記載の電源電位制御回路であって、
    前記トリミングコードは、外部テスタから前記ラッチ回路に順次供給される
    電源電位制御回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の電源電位制御回路であって、
    前記基準電位が前記調整電位より大きい場合、前記比較回路は、前記第1信号を前記比較結果信号として出力し、
    前記基準電位が前記調整電位より小さい場合、前記比較回路は、前記第2信号を前記比較結果信号として出力し、
    前記トリミング動作モードにおいて、
    前記トリミングコード生成回路は、前記第1信号を受け取った場合、前記調整電位が増加するように前記トリミングコードを変更する
    電源電位制御回路。
  6. 請求項1乃至4のいずれかに記載の電源電位制御回路であって、
    前記基準電位が前記調整電位より小さい場合、前記比較回路は、前記第1信号を前記比較結果信号として出力し、
    前記基準電位が前記調整電位より大きい場合、前記比較回路は、前記第2信号を前記比較結果信号として出力し、
    前記トリミング動作モードにおいて、
    前記トリミングコード生成回路は、前記第1信号を受け取った場合、前記調整電位が減少するように前記トリミングコードを変更する
    電源電位制御回路。
  7. 請求項3に記載の電源電位制御回路であって、
    前記カウンタは、前記第1信号を受け取る間はクロック信号に基づいてカウントを行い、前記第2信号に応答して前記カウントを停止する
    電源電位制御回路。
  8. 請求項乃至7のいずれかに記載の電源電位制御回路であって、
    前記調整電位を前記比較回路に出力する調整回路
    を更に具備し、
    前記調整回路は、前記第2の端子とグランドとの間に接続され、前記調整電位を前記第2の端子の電位とグランド電位との間で前記トリミングコードに応じて変化させ、
    前記トリミング動作モードにおいて、
    前記第2の端子の電位は、前記第2の端子に接続された第1パッドを通して、所望の値に設定される
    電源電位制御回路。
  9. 請求項8に記載の電源電位制御回路であって、
    前記調整回路は、
    前記第2の端子と中間ノードとの間に接続された固定抵抗と、
    前記中間ノードと前記グランドとの間に接続された可変抵抗と
    を含み、
    前記可変抵抗の抵抗値は、前記トリミングコードに応じて変化し、
    前記中間ノードの電位が、前記調整電位として出力される
    電源電位制御回路。
  10. 請求項8又は9に記載の電源電位制御回路であって、
    記憶素子
    を更に備え、
    前記トリミングコード生成回路は、
    通常動作モード時、
    前記記憶素子に格納されたコードをトリミングコードとして前記調整回路に出力する
    電源電位制御回路。
  11. 請求項8又は9に記載の電源電位制御回路であって、
    前記トリミング動作モード時に前記トリミングコード生成回路により保持される前記トリミングコードは、最適トリミングコードであり、
    通常動作モード時、前記トリミングコード生成回路は、前記最適トリミングコードを前記調整回路に出力する
    電源電位制御回路。
  12. 請求項1乃至10のいずれかに記載の電源電位制御回路であって、
    前記電源発生装置は、チャージポンプである
    電源電位制御回路。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載の電源電位制御回路を備えた
    フラッシュメモリ。
  14. 請求項1乃至12のいずれかに記載の電源電位制御回路を備えた
    半導体集積回路装置。
  15. 請求項1乃至12のいずれかに記載の電源電位制御回路と、前記電源発生回路とを備えた複数の電源ユニットと
    1パッドと
    を具備し、
    前記電源ユニット各々の前記第2の端子が、前記第1のパッドに接続された
    半導体集積回路装置。
  16. 請求項15に記載の半導体集積回路装置であって、
    前記電源ユニット各々の前記第2の端子が、スイッチを介して前記第1のパッドに接続された
    半導体集積回路装置。
  17. 請求項15又は16に記載の半導体集積回路装置であって、
    トリミング動作モード時、
    前記複数の電源ユニットの各々の前記第2の端子の電位は、前記第1パッドを通して所望の値に設定され、
    前記複数の電源ユニットの各々の前記トリミングコード生成回路は、前記複数の電源ユニットの各々の前記比較結果信号に応じて前記複数の電源ユニットの各々の前記トリミングコードを変更する
    半導体集積回路装置。
  18. 請求項15乃至17のいずれかに記載の半導体集積回路装置であって、
    所定の電流が供給される第2パッドと、
    前記第2パッドに接続された複数のカレントミラー回路と
    を更に具備し、
    前記複数のカレントミラー回路のそれぞれは、前記複数の電源ユニットのそれぞれの前記第2の端子と前記第1パッドとの間に前記所定の電流のミラー電流が流れるように配置された
    半導体集積回路装置。
  19. 請求項18に記載の半導体集積回路装置であって、
    前記複数の電源ユニットの能力測定時、前記ミラー電流の前記複数の電源ユニットの数倍の電流が前記第1パッドを流れるように、外部テスタにより制御される
    半導体集積回路装置。
  20. 電源発生装置が出力する電源電位の調整方法であって、
    (A)通常動作時において前記電源発生装置が出力する出力電位が印加されるノードに、電圧調整動作時に第1の電位を印加するステップと、
    (B)前記印加された第1の電位とトリミングコードとに基づいて調整される第2の電位を生成するステップと、
    (C)前記第2の電位と所定の基準電位とを比較するステップと、
    (D)前記(C)ステップにおける比較の結果に応じて、前記第2の電位を調整するステップと
    を有し、
    前記(D)ステップは、
    (D1)前記比較の結果が第1結果である場合、前記基準電位と前記第2の電位との大小関係が逆転する方向に前記トリミングコードを変更するステップと、
    (D2)前記印加された第1の電位と変更された前記トリミングコードとに基づいて、前記第2の電位を変更するステップと、
    (D3)前記比較の結果が前記第1結果と反対の第2結果である場合、前記比較結果を受け取った時点の前記トリミングコードに保持するステップと
    を有する
    電源電位の調整方法。
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