JP4925043B2 - 係合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主に家具の部材同士を連結する用途に供される係合装置に関する。
この種の係合装置として、一方の家具の部材に回動可能な係合爪を配設し、他方の家具の部材にこの係合爪を受ける引掛部を配設して、双方の部材を隣接させた状態で係合爪を回動操作して被係合部に引っ掛けるものが周知である(例えば、下記特許文献を参照)。
特開2003−105899号公報
上記例の如き係合装置を用いる場合、係合爪の軸受部におけるがたつきや、係合爪及び/または引掛部の配設位置、形状若しくは寸法等の誤差によって、連結が必要十分に強固にならないおそれがある。
以上に鑑みてなされた本発明は、操作が簡便でありながら連結の強度を必要十分に確保できるような係合装置を実現することを所期の目的としている。
本発明では、所定の被係合部に係合する動作可能な係合爪と、前記係合爪を駆動操作するための単一の操作体と、前記操作体に加えられる操作力によって前記係合爪を前記被係合部に略係合する係合位置と前記被係合部から退避する退避位置との間で回動させる作動機構と、前記操作体に加えられる操作力によって前記係合位置にある前記係合爪を前記被係合部に圧接させる緊締機構とを具備し、前記操作体に従動するカム部と、前記操作体が操作されて前記係合爪が前記係合位置に回動した際に前記カム部が近接ないし当接する係合時当接部とを備えており、前記係合爪が前記係合位置にある状態で前記操作体が回動操作されることで前記カム部が前記係合時当接部に緊密に係合し、反作用で操作体が係合時当接部から離反する方向に変位し、この操作体の変位に伴って前記係合爪が前記被係合部に圧接する方向に変位するものであり、前記操作体が操作されて前記係合爪が前記退避位置に回動した際に前記カム部が近接ないし当接する退避時当接部を備えており、前記係合爪が前記退避位置にある状態で前記操作体が回動操作されることで前記カム部が前記退避時当接部に緊密に係合し、反作用で操作体が退避時当接部から離反する方向に変位し、この操作体の変位に伴って操作体及び前記係合爪が保定される係合装置を構成した。
即ち、単一の操作体を操作することで、係合爪を退避位置から係合位置まで作動させ、かつその係合爪を被係合部に圧接させ得るものとしたのである。本係合装置によれば、操作が簡便でありながら連結の強度を必要十分に確保できる。
前記操作体に従動するカム部と、前記操作体が操作されて前記係合爪が前記係合位置に回動した際に前記カム部が近接ないし当接する係合時当接部とを備えており、前記係合爪が前記係合位置にある状態で前記操作体が回動操作されることで前記カム部が前記係合時当接部に緊密に係合し、反作用で操作体が係合時当接部から離反する方向に変位し、この操作体の変位に伴って前記係合爪が前記被係合部に圧接する方向に変位するようにすれば、梃子によって係合爪を被係合部に強力に圧接することができ、しかもそのときの操作も容易である。
前記操作体が操作されて前記係合爪が前記退避位置に回動した際に前記カム部が近接ないし当接する退避時当接部を備えており、前記係合爪が前記退避位置にある状態で前記操作体が回動操作されることで前記カム部が前記退避時当接部に緊密に係合し、反作用で操作体が退避時当接部から離反する方向に変位し、この操作体の変位に伴って操作体及び前記係合爪が保定されるようにすれば、係合装置の非使用時に操作体または係合爪が不用意に動き出してしまうおそれを低減できる。
また、本発明では、所定の被係合部に係合する動作可能な係合爪と、前記係合爪を駆動操作するための単一の操作体と、前記操作体に加えられる操作力によって前記係合爪を前記被係合部に略係合する係合位置と前記被係合部から退避する退避位置との間で回動させる作動機構と、前記操作体に加えられる操作力によって前記係合位置にある前記係合爪を前記被係合部に圧接させる緊締機構とを具備し、前記操作体と前記係合爪とを接続する単一のリンクメンバと、前記係合爪の所定箇所に設けた第一の突出部と、前記係合爪における前記被係合部に直接接触する接触部位により近い箇所に設けた第二の突出部と、前記第一の突出部に係合して第一の突出部の変位の軌跡を規定する第一の係合爪用ガイド溝と、前記第二の突出部に係合して第二の突出部の変位の軌跡を規定する第二の係合爪用ガイド溝とを備えており、前記第一の係合爪用ガイド溝の延伸方向と前記第二の係合爪用ガイド溝の延伸方向とを相異させることで前記係合爪の回動の軌跡を規定する係合装置を構成した。このようなものであれば、リンクメンバの個数を増やすことなく係合爪の回動動作を実現でき、機構が徒に複雑化しない。
前記第二の係合爪用ガイド溝には、内外方向に拡張するように延伸した回動領域と、回動領域の外方端部に連なる圧接領域とを形成しており、前記回動領域に沿って前記第二の突出部が変位することを通じて前記係合爪が回動しながら内外に突没し、かつ前記圧接領域に前記第二の突出部が到達した段階で前記係合爪が前記被係合部に圧接する方向に変位するものとすれば、係合装置の非使用時に係合爪を当該係合装置を配設している(家具の)部材の内方に退避させ、使用時にのみ係合爪を部材の外方に進出させることが可能となる。
前記圧接領域は、前記回動領域の外方端部から距離が離れるにつれてその縁辺が内方に偏倚する形状をなしており、前記圧接領域に沿って前記第二の突出部が変位することを通じて前記係合爪が内外方向に変位し、以て前記被係合部に圧接しまたは被係合部から離反するものとすれば、係合爪を介して、被係合部を配設している側の家具または部材を、当該係合装置を配設している側の家具または部材に引き付けることが可能となる。これにより、両者の連結構造がより強固になる。
また、前記第一の係合爪用ガイド溝には、前記回動領域の延伸方向とは相異する方向に延伸した作動領域と、作動領域の前記回動領域の外方端部から遠い側の端部に連なる緊締領域とを形成しており、前記作動領域に沿って前記第一の突出部が変位することを通じて前記係合爪が回動しながら内外に突没し、かつ前記緊締領域に前記第一の突出部が到達した段階で前記係合爪が前記被係合部に圧接する方向に変位するものとする。
その上で、前記緊締領域は、前記作動領域の端部から内方に拡張した形状をなしており、前記緊締領域に沿って前記第一の突出部が変位することを通じて前記係合爪が内外方向に変位し、以て前記被係合部に圧接しまたは被係合部から離反するものとすれば、係合爪全体を内方に変位させながら被係合部に圧接することができ、連結構造の安定性の向上に資する。
前記操作体の所定箇所に設けた突出部と、前記操作体の突出部に係合してこの突出部の変位の軌跡を規定する操作体用ガイド溝とを備えており、前記操作体用ガイド溝が前記第一の係合爪用ガイド溝に略相似な形状をなし、第一の係合爪用ガイド溝に略平行に存在しているならば、係合爪の第一の突出部の変位の軌跡が操作体の突出部の変位の軌跡に略対応することとなる。このことは、係合装置のコンパクト化に寄与する。
本発明に係る係合装置は、二基の家具のうち少なくとも一方に配設し、他方に配設した被係合部に対して前記係合爪を係合、圧接させることで両家具を連結する用途に好適である。本係合装置を二基の家具の各々に配設し、互いに相手方の家具に配設した被係合部に対して前記係合爪を係合、圧接させるようにした場合には、両家具の連結の強度、安定性が一層増進する。
本発明によれば、操作が簡便でありながら連結の強度を必要十分に確保できる係合装置が実現される。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1ないし図4に示すものは、本実施形態の係合装置を配設した家具たるデスク1である。このデスク1は、ベース支持体(または、デスク1の脚体)3と、ベース支持体3に横架させた幅方向に延伸するベース2と、ベース2に沿ってスライド移動可能な天板支持体4と、天板支持体4に基端側を支持させた天板5と、天板5の先端側を支持する床面に接地した天板脚6とを具備する。但し、図1は、デスク1を二基連結して構築したオフィス構成システムを示しており、原則として両デスク1の各部材2、3、4、5、6は略同等である。
図2ないし図4に示すように、ベース2は、直線的な四角柱状の概形をなし、床面から浮上しており、その前後の起立面部21に天板支持体4のスライド移動を案内する天板用ガイド2aを設けている。天板用ガイド2aは、ベース2の略全幅に亘って形成したレール211を利用してなる。図示例では、各起立面部21に、上下方向に離間し互いに略平行な複数本(二本)の凹溝状のレール211を形成しており、これらを以て天板用ガイド2aとしている。ベース2の上面部22には、オプション部材用ガイド2bを設けている。オプション部材用ガイド2bは、ベース2の略全幅に亘って形成したレール221を利用してなる。図示例では、上面部22に、前後方向に離間し互いに略平行な複数本(四本)の凹溝状のレール221を形成しており、これらを以てオプション部材用ガイド2bとしている。ベース2の両側端部には、ベース2の側方を閉塞するエンドキャップ23を装着する。エンドキャップ23は、ベース2から取り外すことができる。
図1に示すように、ベース支持体3は、左右に一対が存在し、ベース2の両側端部をそれぞれ支持している。ベース支持体3は、前後寸法がベース2のそれと略同一で幅寸法がそれよりも薄い扁平形状をなす。ベース支持体3の前端部及び/または後端部には、前後方向に伸長した補助支持体34、35を剛結することができる。
図2ないし図4に示すように、天板支持体4は、天板5を支持する天板受け部41と、ベース2の天板用ガイド2aに案内される被ガイド部42とを備えている。
天板5は、天板本体51と、天板本体51の下方に設けた旋回機構52とを備えている。旋回機構52は、例えばスラストベアリング等を用いてなり、天板本体51を天板支持体4に対し略垂直な軸回りに回動可能とする機構である。旋回機構52は、天板本体51が天板支持体4に対して水平旋回することを許容する状態と、天板本体51が水平旋回することを禁止する状態とを切り替えることができ、水平旋回を禁ずる状態では天板本体51を天板受け部41に圧接して両者間の摩擦により天板本体51を保定する。天板本体51は、平面視中間部の両縁がややくびれた略長円状をなす板状体で、その長手寸法はベース2の幅寸法に略等しいかまたはベース2の幅寸法よりも若干小さい。図3及び図4に示すように、天板本体51の基端側の周縁は、平面視天板本体51の回動中心Aを中心とした略半円弧状に成形してある。
天板脚6は、天板5の先端側を支持する脚本体61と、脚本体61の下端部に取り付けたキャスタ62とを備えている。尤も、キャスタ62は必須でない。
デスク1の天板5は、被ガイド部42を介して天板支持体4とともにベース2に沿った幅方向にスライド移動させることができ、旋回機構52を介し基端側に回動中心Aを設定して先端側を略鉛直な軸回りに回動させることもできる。つまるところ、天板5のベース2及びベース支持体3に対する相対的な位置や向きを任意に変更可能である。天板5のスライド移動時、並びに回動時に、天板5の基端側がベース2の上面部22にあるオプション部材用ガイド2bに平面視重なることはない。
デスク1のベース2には、各種のオプション部材を取り付けることができる。オプション部材は、例えばデスクトップパネル、収納庫や棚、トレー、照明装置、電源コンセント、配線収納具、電話載置台、ディスプレイを支持するディスプレイアーム、等々である。図示例のオプション部材7は、デスクトップパネルである。
図2に示すように、デスクトップパネル7は、その下端部に、ベース2のオプション部材用ガイド2bに案内される被ガイド部71を設けてあるもので、被ガイド部71を介してベース2の上面部22への取り付けが可能である。図示例では、オプション部材7に被ガイド部71を一体的に設けているが、オプション部材と被ガイド部とを別体とし、被ガイド部を共通化しつつその被ガイド部に各種のオプション部材を選択的に装着できるようにする態様を妨げない。
オプション部材7は、被ガイド部71を介してベース2に沿った幅方向にスライド移動させることができる。つまるところ、オプション部材7のベース2及びベース支持体3に対する相対的な位置を任意に変更可能である。従って、天板5の位置や向きに応じて、オプション部材7を、ワーカの作業性を向上せしめる最適位置に配置できる。
しかして、各デスク1のベース支持体3には係合装置9及び被係合部8を配設しており、係合装置9と被係合部8との結合によって二基のデスク1を相互連結できるようにしている。
図5ないし図14に示すように、係合装置9は、前後方向に対向する対向板911を備える基体91と、被係合部8に係合する動作可能な係合爪92と、係合爪92を駆動操作するための単一の操作体93と、係合爪92と操作体93とを接続して連動させるリンクメンバ94とを具備する。
基体91は、対向板911の下端部同士を連接板912で連接した側面視略Π字型をなし、その対向板911間に係合爪92及び操作体93を可動に支持させている。具体的には、対向板911に係合爪用ガイド溝913、914及び操作体用ガイド溝915を形成する一方、係合爪92及び操作体93にそれぞれ突出部921、922、931を設け、係合爪92の突出部921、922を係合爪用ガイド溝913、914に挿入し、操作体93の突出部931を操作体用ガイド溝915に挿入して、突出部921、922、931をガイド溝913、914、915に案内させている。
係合爪92は、正面視略Γ字型をなし、その先端部に被係合部8に直接接触する部位である鉤爪923を備えている。そして、対向板911に近接する端面即ち前後端面に、円柱状の第一の突出部921及び第二の突出部922を設けている。第一の突出部921の突設箇所は係合爪92の基端部、第二の突出部922の突設箇所は第一の突出部921と比較してより鉤爪923に近い箇所、より詳しくは正面視略Γ字型の角部分にある。
操作体93は、幅寸法が前後寸法よりも薄い扁平なレバー932と、レバー932の基端部に一体的に設けたカム部933とを備えている。カム部933は、正面視レバー932の延伸方向に略垂直な方向に突出しており、その先方にカム面を有する。カム面は、レバー932の延伸方向に略平行な面933aを含んでいる。また、操作体93における、対向板911に近接する端面即ち前後端面に、円柱状の突出部931を設けている。突出部931の突設箇所は、操作体93(レバー932)の基端部にある。
係合爪92と操作体93とは、単一のリンクメンバ94によって接続する。リンクメンバ94は、一端部を係合爪92の基端部に枢着し、他端部を操作体93の基端部に枢着している。具体的には、図14に示すように、係合爪92の基端部、操作体93の基端部のそれぞれの前後寸法の中間部分にスリットを形成し、そのスリット内にリンクメンバ94の両端部を差し入れ、前後方向に延伸する円柱状のピン921、931を挿通している。リンクメンバ94の係合爪92に対する回動中心は正面視第一の突出部921の突設箇所に略等しく、操作体93に対する回動中心は正面視突出部931の突設箇所に略等しい。換言すれば、ピンと突出部921、931とが略同心軸上にある。図示例では、ピン921、931の端部を係合爪92、操作体93の前後端面から突出させて突出部921、931としている。因みに、係合爪93の第二の突出部922についても、前後方向に延伸する円柱状のピン922を係合爪93に挿通し、その端部を係合爪92の前後端面から突出させることによって構成している。
図7に示すように、基体91に形成している係合爪用ガイド溝は、係合爪92の第一の突出部921を受け入れる第一の係合爪用ガイド溝913と、第二の突出部922を受け入れる第二の係合爪用ガイド溝914とを内包する。第一の係合爪用ガイド溝913は、略上下方向に延伸し、その上下端部において内側方に拡張するように切り欠いてある。以後、上下方向に延伸した領域を作動領域913b、作動領域の下端部で内側方に拡張した領域を緊締領域913a、作動領域の上端部で内側方に拡張した領域を退避領域913cと呼称する。第二の係合爪用ガイド溝914は、最上端から外側方に向かって斜め下方に延伸し、その外方端部で折り返して逆に内側方に向かうように若干傾きつつ下方に延伸しており、最下端で第一の係合爪用ガイド溝913の上端部に連通する。以後、外側方に向かって斜行する上方領域を回動領域914b、内側方に向かって斜行する下方領域を圧接領域914aと呼称する。
基体91に形成している操作体用ガイド溝915は、操作体93の突出部を受け入れる。操作体用ガイド溝915は、第一の係合爪用ガイド溝913に略相似な形状をなしており、第一の係合爪用ガイド溝913よりも内側方にあって、第一の係合爪用ガイド溝913に略平行に存在している。操作体用ガイド溝915についても、以後、上下方向に延伸した領域を作動領域915b、作動領域の下端部で内側方に拡張した領域を緊締領域915a、作動領域の上端部で内側方に拡張した領域を退避領域915cと呼称する。操作体用ガイド溝915の緊締領域915a、退避領域915cの高さは、第一の係合爪用ガイド溝913の緊締領域913a、退避領域913cの高さに略等しい。
加えて、図8ないし図13に示すように、基体91における、操作体用ガイド溝915よりも外側方の箇所に、当接部916を設けている。当接部916は、正面視ちょうど第一の係合爪用ガイド溝913と操作体用ガイド溝915との間に起立し、内側方に面した略鉛直な当接面を有している。当接面の下端部は操作体用ガイド溝915の緊締領域と略同等の高さまたはそれよりも下方にあり、当接面の上端部は操作体用ガイド溝915の退避領域と略同等の高さまたはそれよりも上方にある。以後、緊締領域913a、915a付近の部位を係合時当接部916a、退避領域913c、915c付近の部位を退避時当接部916bと呼称する。当接部916の前後寸法の中間部分にはスリットを形成しており、リンクメンバ94はこのスリットを通過する。
基体91に組み込んだ係合爪92は、先端部が上方、基端部が下方に位置し、先端部に設けた鉤爪923が外側方に延出している。基体91に組み込んだ操作体93は、レバー932の先端部が上方、基端部が下方に位置し、基端部に設けたカム部933が当接部916に臨んでいる。
被係合部8は、略鉛直に立ち上がり内外方向即ち幅方向を向く被係合板81と、被係合板81の前後縁部に略直交して連接した補強板82とが平面視略コ字型をなすものである。係合装置9の係合爪92(の鉤爪923)は、この被係合部8の被係合板81の上端部に上方から噛み込む。
ベース支持体3は、前後に離間して前後端部を形作っている一対の立柱部32と、両立柱部32の間隙の外側縁近傍にあって間隙を外側方から遮蔽する外壁部33とを備えている。立柱部32及び外壁部33は、例えば板金材を折曲加工して作製され、立柱部32内の空間と外壁部33の内外面板間の空間とが一体化した内部空間を包有する、上下方向に延伸した多角形筒状をなしている。係合装置9及び被係合部8は、両立柱部32間に配設する。具体的には、図5及び図6に示すように、外周形状が平面視立柱部32及び外壁部33の内周形状に略等しい基板95に、係合装置9の基体91を組み付け、被係合部8を基板95の上面に接合した上、その基板95を立柱部32及び外壁部33の内部空間に嵌挿し、さらに下方から底板31をあてがい内部空間を閉塞して基板95、基体91及び底板31を固定するようにしている。ベース支持体3の外壁部33には、幅方向に貫通して内外を連通する貫通窓を穿ってあり、この貫通窓を介して係合装置9の係合爪92を内外に突没させることができ、並びにこの貫通窓を介して外側方から被係合部8を見通すことができる。係合装置9及び被係合部8は前後方向に隣接し、側面視係合装置9の係合爪92の位置と被係合部8の被係合板81の位置とがベース支持体3の前後寸法の中心軸に略対称となっている。
本実施形態の係合装置9の動作を説明する。係合装置9の非使用時、操作体93の突出部は操作体用ガイド溝915の退避領域915cにある。係合爪92の第一の突出部921は第一の係合爪用ガイド溝913の退避領域913cにあり、第二の突出部922は第二の係合爪用ガイド溝914の回動領域914bの上端部近傍にあって、係合爪92は退避位置をとる。退避位置では、係合爪92の鉤爪923が上向いて内側方に退避し、係合爪92の略全体がベース支持体3内に収まっている。また、操作体93は起立姿勢をとっており、カム部933のカム面933aが退避時当接部916bに緊密に係合して、その反作用で操作体93の突出部が退避領域915c内で退避時当接部916bから離反する内側方に変位する。同時に、リンクメンバ94を介して接続している係合爪92の第一の突出部921も退避領域913c内で内側方に変位する。これらの作用により、操作体93及び係合爪92が基体91ひいてはベース支持体3に対して保定される。この状態を、図8示す。
係合装置9を使用してデスク1を連結するにあたっては、二基のデスク1を幅方向に配列し、両デスク1のベース支持体3の外側面同士を隣接させる。このとき、一方のデスク1の係合装置9が他方のデスク1の被係合部8に臨み、他方のデスク1の係合装置9が一方のデスク1の被係合部8に臨む。しかる後、ベース支持体3の内側方から操作体93のレバー932を把持してこれを内側方に倒す操作を行う。すると、操作体93及びカム部933が突出部931を中心に図中時計回りに回動し、退避時当接部916bに緊密に係合していたカム面933cが退避時当接部916bから離脱して、操作体93の突出部931が外側方に変位して作動領域915bに進入することが許容され、係合爪92の第一の突出部921もまた作動領域913bに進入することが許容される。この状態を、図9に示す。
次に、倒した操作体93をそのままの姿勢で下方に押し下げる操作を行うと、操作体93の突出部と係合爪92の第一の突出部921とがともにガイド溝915、913の作動領域915b、913bに沿って下降する。同時に、係合爪92の第二の突出部922が、ガイド溝914の回動領域914bに沿って外側方に変位する。結果、係合爪92が退避位置から図中反時計回りに回動し、上向いていた鉤爪923が降下しながらベース支持体3から外側方に突き出してくる。この状態を、図10に示す。
引き続き操作体93を押し下げると、係合爪92の第二の突出部922が回動領域914bの外方端部に至り、鉤爪923が略完全に突き出し、その先端が相手方のデスク1のベース支持体3の外壁部33及び被係合板81を越えてベース支持体3内に入り込む。さらに操作体93を押し下げると、操作体93の突出部931及び係合爪92の第一の突出部921がガイド溝915、913の作動領域915b、913bの下端部に近づくとともに、係合爪92の第二の突出部922がガイド溝914の圧接領域914aに進入してこの圧接領域914aに沿って下降する。結果、鉤爪923が降下しつつ徐々に内側方に変位し、相手方のデスク1の被係合部8に係合する寸前となる。この状態を、図11に示す。
操作体93の突出部931及び係合爪92の第一の突出部921がガイド溝915、913の作動領域915b、913bの下端部に至ったとき、係合爪92は係合位置をとる。係合位置では、鉤爪923が相手方のデスク1の被係合部8の被係合板81の上端部に略係合する。この状態を、図12に示す。
最後に、レバー932を起こす操作を行う。すると、操作体93及びカム部933が突出部931を中心に図中反時計回りに回動して、再び操作体93が起立し、カム部933のカム面933aが係合時当接部916aに緊密に係合し、その反作用で操作体93の突出部931がガイド溝915の緊締領域915aに進入、緊締領域915aに沿って係合時当接部916aから離反するように内側方に変位する。同時に、係合爪92の第一の突出部921もガイド溝913の緊締領域913aに進入し、緊締領域913aに沿って内側方に変位する。並びに、第二の突出部922がガイド溝914の圧接領域914aに沿って若干下降する。これらの作用により、係合位置にある係合爪92の鉤爪923が相手方のデスク1の被係合部8の被係合板81に圧接する。そして、相手方のデスク1の被係合部8、ひいてはベース支持体3を自方へ強く引き寄せ、両デスク1のベース支持体3の外側面同士が略隙間なく当接する。また、操作体93及び係合爪92が基体91ひいてはベース支持体3に対して保定される。この状態を、図13示す。
以上の手順に則り、図14に示すように、一方のデスク1の係合爪92を他方のデスク1の被係合部8に圧接係合させ、他方のデスク1の係合爪92を一方のデスク1の被係合部8に圧接係合させれば、係合装置9を使用した両デスク1(のベース支持体3同士)の連結がなる。
係合装置9を使用した連結を解除するためには、上記と真逆の手順を踏めばよい。即ち、図13に示している状態から、操作体93を倒せば、操作体93及び係合爪92の外側方への変位が許容され、係合爪92の被係合部8への圧接が解かれる図12の状態へ遷移する。次いで、操作体93を持ち上げれば、係合位置にあった係合爪92が被係合部8から離反するように上動し、かつベース支持体3内に没入するように内側方に回動する。即ち、図11に示している状態から図10に示している状態、さらには図9に示している状態へと遷移する。最後に、操作体93を再び起こせば、係合爪92が退避位置に退避し、図8に示している状態で操作体93及び係合爪92が保定される。
本実施形態の係合装置9は、所定の被係合部8に係合する動作可能な係合爪92と、前記係合爪92を駆動操作するための単一の操作体93と、前記操作体93に加えられる操作力によって前記係合爪92を前記被係合部8に略係合する係合位置と前記被係合部8から退避する退避位置との間で回動させる作動機構と、前記操作体93に加えられる操作力によって前記係合位置にある前記係合爪92を前記被係合部8に圧接させる緊締機構とを具備する。つまり、リンクメンバ94、操作体93の突出部931、操作体用ガイド溝915の作動領域915b、係合爪92の第一の突出部921、第二の突出部922、第一の係合爪用ガイド溝913の作動領域913b及び第二の係合爪用ガイド溝914の回動領域914bが作動機構の構成要素となり、リンクメンバ94、操作体93のカム部933、基体91の当接部916、操作体93の突出部931、操作体用ガイド溝915の緊締領域915a、係合爪92の第一の突出部921、第二の突出部922、第一の係合爪用ガイド溝913の緊締領域913a及び第二の係合爪用ガイド溝914の圧接領域914aが緊締機構の構成要素となる。本係合装置9によれば、単一の操作体93を操作することで、係合爪92を退避位置から係合位置まで作動させ、かつその係合爪92を被係合部8に圧接させ得る。そして、操作が簡便でありながら連結の強度を必要十分に確保できる。
前記操作体93に従動するカム部933と、前記操作体93が操作されて前記係合爪92が前記係合位置に回動した際に前記カム部933が近接ないし当接する係合時当接部916aとを備えており、前記係合爪92が前記係合位置にある状態で前記操作体93が回動操作されることで前記カム部933が前記係合時当接部916aに緊密に係合し、反作用で操作体93が係合時当接部916aから離反する方向に変位し、この操作体93の変位に伴って前記係合爪92が前記被係合部8に圧接する方向に変位するようにしたため、梃子によって係合爪92を被係合部8に強力に圧接することができ、しかもそのときの操作も容易である。
前記操作体93が操作されて前記係合爪92が前記退避位置に回動した際に前記カム部933が近接ないし当接する退避時当接部916bを備えており、前記係合爪92が前記退避位置にある状態で前記操作体93が回動操作されることで前記カム部933が前記退避時当接部916bに緊密に係合し、反作用で操作体93が退避時当接部916bから離反する方向に変位し、この操作体93の変位に伴って操作体93及び前記係合爪92が保定されるようにしたため、係合装置9の非使用時に操作体93または係合爪92が不用意に動き出してしまうおそれを低減できる。
前記操作体93と前記係合爪92とを接続する単一のリンクメンバ94と、前記係合爪92の所定箇所に設けた第一の突出部921と、前記係合爪92における前記被係合部8に直接接触する接触部位により近い箇所に設けた第二の突出部922と、前記第一の突出部921に係合して第一の突出部921の変位の軌跡を規定する第一の係合爪用ガイド溝913と、前記第二の突出部922に係合して第二の突出部922の変位の軌跡を規定する第二の係合爪用ガイド溝914とを備えており、前記第一の係合爪用ガイド溝913の延伸方向と前記第二の係合爪用ガイド溝914の延伸方向とを相異させることで前記係合爪92の回動の軌跡を規定するようにしたため、リンクメンバ94の個数を増やすことなく係合爪92の回動動作を実現でき、機構が徒に複雑化しない。
前記第二の係合爪用ガイド溝914には、内外方向に拡張するように延伸した回動領域914bと、回動領域914bの外方端部に連なる圧接領域914aとを形成しており、前記回動領域914bに沿って前記第二の突出部922が変位することを通じて前記係合爪92が回動しながら内外に突没し、かつ前記圧接領域914aに前記第二の突出部922が到達した段階で前記係合爪92が前記被係合部8に圧接する方向に変位するものとしたため、係合装置9の非使用時に係合爪92を当該係合装置9を配設している家具1の部材3の内方に退避させ、使用時にのみ係合爪92を部材3の外方に進出させることが可能となる。
前記圧接領域914aは、前記回動領域914bの外方端部から距離が離れるにつれてその縁辺が内方に偏倚する形状をなしており、前記圧接領域914aに沿って前記第二の突出部922が変位することを通じて前記係合爪92が内外方向に変位し、以て前記被係合部8に圧接しまたは被係合部8から離反するものとしたため、係合爪92を介して、被係合部8を配設している側の家具1または部材3を、当該係合装置9を配設している側の家具1または部材3に引き付けることが可能となる。これにより、両者の連結構造がより強固になる。
また、前記第一の係合爪用ガイド溝913には、前記回動領域914bの延伸方向とは相異する方向に延伸した作動領域913bと、作動領域913bの前記回動領域914bの外方端部から遠い側の端部に連なる緊締領域913aとを形成しており、前記作動領域913bに沿って前記第一の突出部921が変位することを通じて前記係合爪92が回動しながら内外に突没し、かつ前記緊締領域913aに前記第一の突出部921が到達した段階で前記係合爪92が前記被係合部8に圧接する方向に変位するものとしている。
その上で、前記緊締領域913aは、前記作動領域913bの端部から内方に拡張した形状をなしており、前記緊締領域913aに沿って前記第一の突出部921が変位することを通じて前記係合爪92が内外方向に変位し、以て前記被係合部8に圧接しまたは被係合部8から離反するものとしたため、係合爪92全体を内方に変位させながら被係合部8に圧接することができ、連結構造の安定性の向上に資する。
前記操作体93の所定箇所に設けた突出部931と、前記操作体93の突出部931に係合してこの突出部931の変位の軌跡を規定する操作体用ガイド溝915とを備えており、前記操作体用ガイド溝915が前記第一の係合爪用ガイド溝913に略相似な形状をなし、第一の係合爪用ガイド溝913に略平行に存在するため、係合爪92の第一の突出部921の変位の軌跡が操作体93の突出部931の変位の軌跡に略対応することとなる。このことは、係合装置9のコンパクト化に寄与する。
本係合装置9は、二基の家具1のうち少なくとも一方に配設し、他方に配設した被係合部8に対して前記係合爪92を係合、圧接させることで両家具1を連結する用途に好適である。本実施形態では、係合装置9を二基の家具1の各々に配設し、互いに相手方の家具1に配設した被係合部8に対して前記係合爪92を係合、圧接させるようにしており、両家具1の連結の強度、安定性が一層増進する。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。特に、本発明の適用対象は複数基のデスクの連結用途には限られず、種々の家具または家具用部材に本発明に係る係合装置を実装することが許される。
その他各部の具体的構成は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態の係合装置を適用した家具を示す斜視図。 同家具の要部側面図。 同家具の要部平面図。 同家具の要部平面図。 本実施形態の係合装置を示す要部分解斜視図。 同係合装置を示す要部斜視図。 同係合装置のガイド溝の詳細を説明する図。 同係合装置の動作を説明する要部正断面図。 同係合装置の動作を説明する要部正断面図。 同係合装置の動作を説明する要部正断面図。 同係合装置の動作を説明する要部正断面図。 同係合装置の動作を説明する要部正断面図。 同係合装置の動作を説明する要部正断面図。 同係合装置の動作を説明する要部平断面図。
符号の説明
1…家具
3…家具の部材
8…被係合部
9…係合装置
92…係合爪
921…第一の突出部
922…第二の突出部
923…接触部位
93…操作体
931…突出部
933…カム部
94…リンクメンバ
913…第一の係合爪用ガイド溝
913a…緊締領域
913b…作動領域
914…第二の係合爪用ガイド溝
914a…圧接領域
914b…回動領域
915…操作体用ガイド溝
915a…緊締領域
915b…作動領域
916a…係合時当接部
916b…退避時当接部

Claims (11)

  1. 所定の被係合部に係合する動作可能な係合爪と、
    前記係合爪を駆動操作するための単一の操作体と、
    前記操作体に加えられる操作力によって前記係合爪を前記被係合部に略係合する係合位置と前記被係合部から退避する退避位置との間で回動させる作動機構と、
    前記操作体に加えられる操作力によって前記係合位置にある前記係合爪を前記被係合部に圧接させる緊締機構と
    を具備し、
    前記操作体に従動するカム部と、
    前記操作体が操作されて前記係合爪が前記係合位置に回動した際に前記カム部が近接ないし当接する係合時当接部とを備えており、
    前記係合爪が前記係合位置にある状態で前記操作体が回動操作されることで前記カム部が前記係合時当接部に緊密に係合し、反作用で操作体が係合時当接部から離反する方向に変位し、この操作体の変位に伴って前記係合爪が前記被係合部に圧接する方向に変位するものであり、
    前記操作体が操作されて前記係合爪が前記退避位置に回動した際に前記カム部が近接ないし当接する退避時当接部を備えており、
    前記係合爪が前記退避位置にある状態で前記操作体が回動操作されることで前記カム部が前記退避時当接部に緊密に係合し、反作用で操作体が退避時当接部から離反する方向に変位し、この操作体の変位に伴って操作体及び前記係合爪が保定される係合装置。
  2. 所定の被係合部に係合する動作可能な係合爪と、
    前記係合爪を駆動操作するための単一の操作体と、
    前記操作体に加えられる操作力によって前記係合爪を前記被係合部に略係合する係合位置と前記被係合部から退避する退避位置との間で回動させる作動機構と、
    前記操作体に加えられる操作力によって前記係合位置にある前記係合爪を前記被係合部に圧接させる緊締機構と
    を具備し、
    前記操作体と前記係合爪とを接続する単一のリンクメンバと、前記係合爪の所定箇所に設けた第一の突出部と、前記係合爪における前記被係合部に直接接触する接触部位により近い箇所に設けた第二の突出部と、前記第一の突出部に係合して第一の突出部の変位の軌跡を規定する第一の係合爪用ガイド溝と、前記第二の突出部に係合して第二の突出部の変位の軌跡を規定する第二の係合爪用ガイド溝とを備えており、
    前記第一の係合爪用ガイド溝の延伸方向と前記第二の係合爪用ガイド溝の延伸方向とを相異させることで前記係合爪の回動を具現している係合装置。
  3. 前記操作体に従動するカム部と、
    前記操作体が操作されて前記係合爪が前記係合位置に回動した際に前記カム部が近接ないし当接する係合時当接部とを備えており、
    前記係合爪が前記係合位置にある状態で前記操作体が回動操作されることで前記カム部が前記係合時当接部に緊密に係合し、反作用で操作体が係合時当接部から離反する方向に変位し、この操作体の変位に伴って前記係合爪が前記被係合部に圧接する方向に変位する請求項1または2記載の係合装置。
  4. 前記操作体が操作されて前記係合爪が前記退避位置に回動した際に前記カム部が近接ないし当接する退避時当接部を備えており、
    前記係合爪が前記退避位置にある状態で前記操作体が回動操作されることで前記カム部が前記退避時当接部に緊密に係合し、反作用で操作体が退避時当接部から離反する方向に変位し、この操作体の変位に伴って操作体及び前記係合爪が保定される請求項3記載の係合装置。
  5. 前記第二の係合爪用ガイド溝には、内外方向に拡張するように延伸した回動領域と、回動領域の外方端部に連なる圧接領域とを形成しており、
    前記回動領域に沿って前記第二の突出部が変位することを通じて前記係合爪が回動しながら内外に突没し、かつ前記圧接領域に前記第二の突出部が到達した段階で前記係合爪が前記被係合部に圧接する方向に変位する請求項2、3または4記載の係合装置。
  6. 前記圧接領域は、前記回動領域の外方端部から距離が離れるにつれてその縁辺が内方に偏倚する形状をなしており、
    前記圧接領域に沿って前記第二の突出部が変位することを通じて前記係合爪が内外方向に変位し、以て前記被係合部に圧接しまたは被係合部から離反する請求項5記載の係合装置。
  7. 前記第一の係合爪用ガイド溝には、前記回動領域の延伸方向とは相異する方向に延伸した作動領域と、作動領域の前記回動領域の外方端部から遠い側の端部に連なる緊締領域とを形成しており、
    前記作動領域に沿って前記第一の突出部が変位することを通じて前記係合爪が回動しながら内外に突没し、かつ前記緊締領域に前記第一の突出部が到達した段階で前記係合爪が前記被係合部に圧接する方向に変位する請求項5または6記載の係合装置。
  8. 前記緊締領域は、前記作動領域の端部から内方に拡張した形状をなしており、
    前記緊締領域に沿って前記第一の突出部が変位することを通じて前記係合爪が内外方向に変位し、以て前記被係合部に圧接しまたは被係合部から離反する請求項7記載の係合装置。
  9. 前記操作体の所定箇所に設けた突出部と、前記操作体の突出部に係合してこの突出部の変位の軌跡を規定する操作体用ガイド溝とを備えており、
    前記操作体用ガイド溝が前記第一の係合爪用ガイド溝に略相似な形状をなし、第一の係合爪用ガイド溝に略平行に存在している請求項7または8記載の係合装置。
  10. 二基の家具のうち少なくとも一方に配設され、他方に配設された被係合部に対して前記係合爪を係合、圧接させることで両家具を連結する請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の係合装置。
  11. 二基の家具の各々に配設され、互いに相手方の家具に配設された被係合部に対して前記係合爪を係合、圧接させる請求項10記載の係合装置。
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