JP3456969B2 - 机の天板昇降装置 - Google Patents
机の天板昇降装置Info
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- JP3456969B2 JP3456969B2 JP2000360389A JP2000360389A JP3456969B2 JP 3456969 B2 JP3456969 B2 JP 3456969B2 JP 2000360389 A JP2000360389 A JP 2000360389A JP 2000360389 A JP2000360389 A JP 2000360389A JP 3456969 B2 JP3456969 B2 JP 3456969B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は机の天板昇降装置に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から主机の下に格納されている脇机
を主机から引き出して、脇机の天板の高さを主机の天板
の高さに揃えるべく脇机の天板を昇降自在にしたものが
種々知られている。
を主机から引き出して、脇机の天板の高さを主机の天板
の高さに揃えるべく脇机の天板を昇降自在にしたものが
種々知られている。
【0003】その一例として、脇机の上端にリンク機構
により天板を昇降自在にしたものがあるが、このリンク
機構を採用した昇降装置は天板の高さ調整が困難である
ことから、脇机に取り付けられた案内部材に対し昇降自
在な昇降部材を設け、この昇降部材を案内部材に対しラ
ッチ機構により係脱するように構成したものが提案され
ている。しかしながら、このラッチ機構を採用して昇降
部材の高さ調整を行なう際、ラッチ機構の係脱を行なわ
せるための操作機構が複雑なものとなり、コストが高く
なりがちで、コストダウンが強く望まれている。
により天板を昇降自在にしたものがあるが、このリンク
機構を採用した昇降装置は天板の高さ調整が困難である
ことから、脇机に取り付けられた案内部材に対し昇降自
在な昇降部材を設け、この昇降部材を案内部材に対しラ
ッチ機構により係脱するように構成したものが提案され
ている。しかしながら、このラッチ機構を採用して昇降
部材の高さ調整を行なう際、ラッチ機構の係脱を行なわ
せるための操作機構が複雑なものとなり、コストが高く
なりがちで、コストダウンが強く望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、天板の高さ調整が容易に行なえる
昇降装置を安価に提供することを目的とするものであ
る。
題を解決するもので、天板の高さ調整が容易に行なえる
昇降装置を安価に提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、机の上端に昇降自在に天板を支持するよう
にした昇降装置であって、机の側板部の内面に取り付け
られた案内部材と、この案内部材と前記側板部との間に
昇降自在に差し込まれて案内され昇降する昇降部材とか
らなり、前記案内部材には係止部材をその爪片が昇降部
材側に突出するようにばねにより付勢して取り付け、前
記昇降部材は案内部材と前記側板部との間に昇降自在に
差し込まれ前記案内部材に対向する板部に鉛直方向に適
当間隔おきに上下幅が同じ孔部が多数形成されてなる鉛
直部材と、この鉛直部材の上端に水平に支持されて天板
を載せて取り付けるための天板取り付け用部材と、前記
鉛直部材の内部において前記係止部材の爪片と前記孔部
との係止を解除するために前記孔部の上下幅と同幅で鉛
直方向に動作するよう設けられた係止解除部材とからな
り、この係止解除部材は弾性体により下向きに付勢さ
れ、係止解除部材を持ち上げることにより前記係止部材
の爪片を前記鉛直部材の孔部より押し出す方向に動作さ
せて案内部材に対する鉛直部材の係止を解除するように
構成したことを要旨とするものである。また本発明は、
係止解除部材には鉛直部材の孔部に合致するように孔部
の上下幅と同幅の凹部が鉛直方向に多数形成されてお
り、係止解除部材を持ち上げることにより係止解除部材
の前記凹部と凹部との間の凸部が前記孔部を内側より塞
ぎ、そのとき凸部の上端のエッジで前記孔部に係止して
いる係止部材の爪片を孔部の内方より押し出し、孔部に
対する爪片の係止を解除するように構成したことを要旨
とするものである。
に本発明は、机の上端に昇降自在に天板を支持するよう
にした昇降装置であって、机の側板部の内面に取り付け
られた案内部材と、この案内部材と前記側板部との間に
昇降自在に差し込まれて案内され昇降する昇降部材とか
らなり、前記案内部材には係止部材をその爪片が昇降部
材側に突出するようにばねにより付勢して取り付け、前
記昇降部材は案内部材と前記側板部との間に昇降自在に
差し込まれ前記案内部材に対向する板部に鉛直方向に適
当間隔おきに上下幅が同じ孔部が多数形成されてなる鉛
直部材と、この鉛直部材の上端に水平に支持されて天板
を載せて取り付けるための天板取り付け用部材と、前記
鉛直部材の内部において前記係止部材の爪片と前記孔部
との係止を解除するために前記孔部の上下幅と同幅で鉛
直方向に動作するよう設けられた係止解除部材とからな
り、この係止解除部材は弾性体により下向きに付勢さ
れ、係止解除部材を持ち上げることにより前記係止部材
の爪片を前記鉛直部材の孔部より押し出す方向に動作さ
せて案内部材に対する鉛直部材の係止を解除するように
構成したことを要旨とするものである。また本発明は、
係止解除部材には鉛直部材の孔部に合致するように孔部
の上下幅と同幅の凹部が鉛直方向に多数形成されてお
り、係止解除部材を持ち上げることにより係止解除部材
の前記凹部と凹部との間の凸部が前記孔部を内側より塞
ぎ、そのとき凸部の上端のエッジで前記孔部に係止して
いる係止部材の爪片を孔部の内方より押し出し、孔部に
対する爪片の係止を解除するように構成したことを要旨
とするものである。
【0006】この構成により、机の天板を上昇させる場
合は、天板を持ち上げるだけで案内部材に設けた係止部
材の爪片と昇降部材の鉛直部材に形成した孔部との係止
が解除されて天板を自在に上昇させることができる。ま
た、机の天板を下降させる場合は、鉛直部材の内部に設
けられている係止解除部材を鉛直部材に対して持ち上げ
るように操作することにより係止解除部材に鉛直方向に
形成された凹部と凹部との間の凸部が前記孔部を内側よ
り塞ぎ、そのとき凸部の上端のエッジで前記孔部に係止
している係止部材の爪片を孔部の内方より押し出す方向
に動作させ、孔部に対する爪片の係止を解除させ、かか
る状態で天板を必要な高さまで下降させることができ
る。
合は、天板を持ち上げるだけで案内部材に設けた係止部
材の爪片と昇降部材の鉛直部材に形成した孔部との係止
が解除されて天板を自在に上昇させることができる。ま
た、机の天板を下降させる場合は、鉛直部材の内部に設
けられている係止解除部材を鉛直部材に対して持ち上げ
るように操作することにより係止解除部材に鉛直方向に
形成された凹部と凹部との間の凸部が前記孔部を内側よ
り塞ぎ、そのとき凸部の上端のエッジで前記孔部に係止
している係止部材の爪片を孔部の内方より押し出す方向
に動作させ、孔部に対する爪片の係止を解除させ、かか
る状態で天板を必要な高さまで下降させることができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。先ず、図1〜図11に示
す第1の実施の形態について説明すると、1は主机(図
示せず)の下に格納される脇机で、この脇机1には複数
段の引き出し2,2,2が設けられている。そして、こ
の脇机1の上端に昇降装置3により昇降自在に天板4が
設けられている。この天板4は脇机1の上端板部5の上
側に位置し、脇机1の両側の側板部6の内面に取り付け
られた案内部材7に案内されて昇降する昇降部材8の上
端に取り付けられている。5aは前記各昇降部材8、詳
しくは昇降部材8の鉛直部材(後述する)を昇降可能に
挿通させるべく脇机1の上端板部5に形成された挿通孔
である。
て、図面に基づいて説明する。先ず、図1〜図11に示
す第1の実施の形態について説明すると、1は主机(図
示せず)の下に格納される脇机で、この脇机1には複数
段の引き出し2,2,2が設けられている。そして、こ
の脇机1の上端に昇降装置3により昇降自在に天板4が
設けられている。この天板4は脇机1の上端板部5の上
側に位置し、脇机1の両側の側板部6の内面に取り付け
られた案内部材7に案内されて昇降する昇降部材8の上
端に取り付けられている。5aは前記各昇降部材8、詳
しくは昇降部材8の鉛直部材(後述する)を昇降可能に
挿通させるべく脇机1の上端板部5に形成された挿通孔
である。
【0008】前記昇降装置3を構成する案内部材7と昇
降部材8との関係について述べると、昇降部材8は脇机
1の側板部6の内面に取り付けられる案内部材7と側板
部6との間に昇降自在に差し込まれ鉛直方向に向く断面
ほぼC型の鉛直部材9と、この鉛直部材9の上端にビス
止めにより水平に支持されて天板4を載せて取り付ける
ための天板取り付け用部材10とからなり、前記鉛直部
材9と天板取り付け用部材10とによりほぼT字状を呈
している。そして、前記案内部材7の上端外面には水平
方向に向く軸11により回動自在に支持された係止部材
12が取り付けられている。この係止部材12は両端に
爪片12a,12aを備え、案内部材7に形成された孔
部7a,7aに爪片12a,12aが嵌まり込んで、爪
片12a,12aの先端が案内部材7の内側に突出する
ように構成されている。13は爪片12a,12aの先
端が案内部材7の内側に突出する方向に係止部材12を
付勢するばねである。一方、前記鉛直部材9は前記側板
部6の内面側に位置する板部14と、この板部14の両
側に板部14に対して直角となるように連設された幅の
狭い板部15,15と、この板部15,15の先端に前
記板部14に対して平行となり先端が向き合うように連
設された幅の狭い板部16,16とを備えて断面ほぼC
型に形成され、前記板部16,16にはそれぞれ鉛直方
向に適当間隔おきに上下幅が同じ角型の孔部16a,1
6aが多数形成されている。そして、板部16,16の
同高さ位置にある2つの孔部16a,16aで前記係止
部材12の両端の爪片12a,12aが同時に係止する
1つの段の係止部を形成することから、鉛直部材9には
多数段の係止部が形成されていることになる。
降部材8との関係について述べると、昇降部材8は脇机
1の側板部6の内面に取り付けられる案内部材7と側板
部6との間に昇降自在に差し込まれ鉛直方向に向く断面
ほぼC型の鉛直部材9と、この鉛直部材9の上端にビス
止めにより水平に支持されて天板4を載せて取り付ける
ための天板取り付け用部材10とからなり、前記鉛直部
材9と天板取り付け用部材10とによりほぼT字状を呈
している。そして、前記案内部材7の上端外面には水平
方向に向く軸11により回動自在に支持された係止部材
12が取り付けられている。この係止部材12は両端に
爪片12a,12aを備え、案内部材7に形成された孔
部7a,7aに爪片12a,12aが嵌まり込んで、爪
片12a,12aの先端が案内部材7の内側に突出する
ように構成されている。13は爪片12a,12aの先
端が案内部材7の内側に突出する方向に係止部材12を
付勢するばねである。一方、前記鉛直部材9は前記側板
部6の内面側に位置する板部14と、この板部14の両
側に板部14に対して直角となるように連設された幅の
狭い板部15,15と、この板部15,15の先端に前
記板部14に対して平行となり先端が向き合うように連
設された幅の狭い板部16,16とを備えて断面ほぼC
型に形成され、前記板部16,16にはそれぞれ鉛直方
向に適当間隔おきに上下幅が同じ角型の孔部16a,1
6aが多数形成されている。そして、板部16,16の
同高さ位置にある2つの孔部16a,16aで前記係止
部材12の両端の爪片12a,12aが同時に係止する
1つの段の係止部を形成することから、鉛直部材9には
多数段の係止部が形成されていることになる。
【0009】ところで、前記昇降部材8の鉛直部材9の
内部には前記係止部材12の爪片12a,12aと孔部
16a,16aとの係止を解除するための係止解除部材
17が前記孔部16aの上下幅と同幅で鉛直方向に動作
するように設けられている。さらに詳しくは、この係止
解除部材17の上端には鉛直部材9の前記板部14の上
端切り欠き部14aより外側に突出する操作用レバー1
8が設けられており、この操作用レバー18が上端切り
欠き部14a上に載ることにより係止解除部材17の下
向きの動作を止めるようになっている。19は係止解除
部材17を下向きに付勢するために係止解除部材17の
下端と係止解除部材17の下方位置における鉛直部材9
の前記板部14との間に介在されたばねである。さら
に、前記係止解除部材17には前記孔部16aに合致す
るように孔部16aの上下幅と同幅の凹部20が鉛直方
向に多数形成されており、係止解除部材17を前記操作
用レバー18を指で摘まんで係止解除部材17の上端が
鉛直部材9の上端部に設けたストッパーピン21に当接
するまで持ち上げることにより係止解除部材17の前記
凹部20と凹部20との間の凸部22が前記孔部16a
を内側より塞ぎ、そのとき凸部22の上端のエッジ22
aで前記孔部16a,16aに係止している係止部材1
2の爪片12a,12aを孔部16a,16aの内方よ
り押し出す方向に回転させ、孔部16a,16aに対す
る爪片12a,12aの係止を解除させることができ
る。つまり、孔部16aの内側に係止解除部材17の凹
部20が位置するときは係止部材12の爪片12a,1
2a、詳しくは爪片12a,12aの上端水平部12
a′,12a′が何れかの段の孔部16a,16aの上
端部16a′,16a′に係止しており、脇机1の側板
部6の内面に取り付けられた案内部材7に対し昇降部材
8が停止した状態にあり、前記操作用レバー18の持ち
上げにより孔部16a,16aに対する爪片12a,1
2aの係止を解除させることができ、天板4を下降させ
ることができる。
内部には前記係止部材12の爪片12a,12aと孔部
16a,16aとの係止を解除するための係止解除部材
17が前記孔部16aの上下幅と同幅で鉛直方向に動作
するように設けられている。さらに詳しくは、この係止
解除部材17の上端には鉛直部材9の前記板部14の上
端切り欠き部14aより外側に突出する操作用レバー1
8が設けられており、この操作用レバー18が上端切り
欠き部14a上に載ることにより係止解除部材17の下
向きの動作を止めるようになっている。19は係止解除
部材17を下向きに付勢するために係止解除部材17の
下端と係止解除部材17の下方位置における鉛直部材9
の前記板部14との間に介在されたばねである。さら
に、前記係止解除部材17には前記孔部16aに合致す
るように孔部16aの上下幅と同幅の凹部20が鉛直方
向に多数形成されており、係止解除部材17を前記操作
用レバー18を指で摘まんで係止解除部材17の上端が
鉛直部材9の上端部に設けたストッパーピン21に当接
するまで持ち上げることにより係止解除部材17の前記
凹部20と凹部20との間の凸部22が前記孔部16a
を内側より塞ぎ、そのとき凸部22の上端のエッジ22
aで前記孔部16a,16aに係止している係止部材1
2の爪片12a,12aを孔部16a,16aの内方よ
り押し出す方向に回転させ、孔部16a,16aに対す
る爪片12a,12aの係止を解除させることができ
る。つまり、孔部16aの内側に係止解除部材17の凹
部20が位置するときは係止部材12の爪片12a,1
2a、詳しくは爪片12a,12aの上端水平部12
a′,12a′が何れかの段の孔部16a,16aの上
端部16a′,16a′に係止しており、脇机1の側板
部6の内面に取り付けられた案内部材7に対し昇降部材
8が停止した状態にあり、前記操作用レバー18の持ち
上げにより孔部16a,16aに対する爪片12a,1
2aの係止を解除させることができ、天板4を下降させ
ることができる。
【0010】上記構成において、脇机1の両側の側板部
6の内面に取り付けられた案内部材7に案内されて昇降
する昇降部材8の上端の天板取り付け用部材10に取り
付けられて下がった状態にある脇机1の天板4を上昇さ
せる場合は、天板4を持ち上げる方向に力を与えること
により各昇降部材8の鉛直部材9も上昇する方向に力が
掛かり、この鉛直部材9の最上段の孔部16a,16a
に係止していた爪片12a,12aは前記ばね13の力
に抗して最上段の孔部16a,16aの下端のエッジ1
6a″,16a″に爪片12a,12aの下端のテーパ
ー部12a″,12a″が接しながら最上段の孔部16
a,16aより押し出されて最上段の孔部16a,16
aから外れ、鉛直部材9が上昇することによりその下側
の孔部16a,16aも同様に下端のエッジ16a″,
16a″が作用して、孔部16a,16aと係止部材1
2の爪片12a,12aとが係止することなく鉛直部材
9とともに天板4を上昇させることができる。そして、
天板4の上昇を必要な高さで止めるとその高さで鉛直部
材9の孔部16a,16aに係止部材12の爪片12
a,12aが係止して天板4から手を離しても天板4が
下降することがない。
6の内面に取り付けられた案内部材7に案内されて昇降
する昇降部材8の上端の天板取り付け用部材10に取り
付けられて下がった状態にある脇机1の天板4を上昇さ
せる場合は、天板4を持ち上げる方向に力を与えること
により各昇降部材8の鉛直部材9も上昇する方向に力が
掛かり、この鉛直部材9の最上段の孔部16a,16a
に係止していた爪片12a,12aは前記ばね13の力
に抗して最上段の孔部16a,16aの下端のエッジ1
6a″,16a″に爪片12a,12aの下端のテーパ
ー部12a″,12a″が接しながら最上段の孔部16
a,16aより押し出されて最上段の孔部16a,16
aから外れ、鉛直部材9が上昇することによりその下側
の孔部16a,16aも同様に下端のエッジ16a″,
16a″が作用して、孔部16a,16aと係止部材1
2の爪片12a,12aとが係止することなく鉛直部材
9とともに天板4を上昇させることができる。そして、
天板4の上昇を必要な高さで止めるとその高さで鉛直部
材9の孔部16a,16aに係止部材12の爪片12
a,12aが係止して天板4から手を離しても天板4が
下降することがない。
【0011】脇机1の天板4を下降させる場合は、前記
鉛直部材9の内部に設けられている前記係止解除部材1
7の上端の操作用レバー18を指で摘まんで係止解除部
材17の上端が鉛直部材9の上端部に設けたストッパー
ピン21に当接するまで持ち上げることにより係止解除
部材17の前記凹部20と凹部20との間の凸部22が
前記孔部16aを内側より塞ぎ、そのとき凸部22の上
端のエッジ22aで前記孔部16a,16aに係止して
いる係止部材12の爪片12a,12aを孔部16a,
16aの内方より押し出す方向に回転させ、孔部16
a,16aに対する爪片12a,12aの係止を解除さ
せ、かかる状態で天板4を必要な高さまで下降させるこ
とができる。
鉛直部材9の内部に設けられている前記係止解除部材1
7の上端の操作用レバー18を指で摘まんで係止解除部
材17の上端が鉛直部材9の上端部に設けたストッパー
ピン21に当接するまで持ち上げることにより係止解除
部材17の前記凹部20と凹部20との間の凸部22が
前記孔部16aを内側より塞ぎ、そのとき凸部22の上
端のエッジ22aで前記孔部16a,16aに係止して
いる係止部材12の爪片12a,12aを孔部16a,
16aの内方より押し出す方向に回転させ、孔部16
a,16aに対する爪片12a,12aの係止を解除さ
せ、かかる状態で天板4を必要な高さまで下降させるこ
とができる。
【0012】なお、上記実施の形態では脇机1の両側の
側板部6の内面に取り付けられた案内部材7に案内され
て昇降する昇降部材8の案内部材7に対するロック解除
を両昇降部材8の鉛直部材9の内部に設けられている前
記係止解除部材17の上端の操作用レバー18を同時に
指で摘まんで行なうものであるが、2つの係止解除部材
17を連動させるようにして1個所の操作で係止解除を
行なうようにすることも可能である。また、係止解除部
材17を下向きに付勢するために係止解除部材17の下
端と係止解除部材17の下方位置における鉛直部材9の
前記板部14との間にばね19を介在させているが、係
止解除部材17を下向きに付勢するために係止解除部材
17の上端にばねを設けて上から押し付けるようにして
も良く、あるいは別部材としてのばねを用いずに、係止
解除部材17の上端に係止解除部材17と一体に弾性爪
を設けるなどしても良く、要は係止解除部材17を下向
きに付勢するための弾性体を備えれば良い。また、係止
解除部材17を持ち上げたとき、係止解除部材17の上
端を当てるべく鉛直部材9の上端部にストッパーピン2
1を設けているが、係止解除部材17の上端を前記天板
4の裏面に当てるようにしても良い。
側板部6の内面に取り付けられた案内部材7に案内され
て昇降する昇降部材8の案内部材7に対するロック解除
を両昇降部材8の鉛直部材9の内部に設けられている前
記係止解除部材17の上端の操作用レバー18を同時に
指で摘まんで行なうものであるが、2つの係止解除部材
17を連動させるようにして1個所の操作で係止解除を
行なうようにすることも可能である。また、係止解除部
材17を下向きに付勢するために係止解除部材17の下
端と係止解除部材17の下方位置における鉛直部材9の
前記板部14との間にばね19を介在させているが、係
止解除部材17を下向きに付勢するために係止解除部材
17の上端にばねを設けて上から押し付けるようにして
も良く、あるいは別部材としてのばねを用いずに、係止
解除部材17の上端に係止解除部材17と一体に弾性爪
を設けるなどしても良く、要は係止解除部材17を下向
きに付勢するための弾性体を備えれば良い。また、係止
解除部材17を持ち上げたとき、係止解除部材17の上
端を当てるべく鉛直部材9の上端部にストッパーピン2
1を設けているが、係止解除部材17の上端を前記天板
4の裏面に当てるようにしても良い。
【0013】また、前記昇降部材8の鉛直部材9が案内
部材7に対して昇降するとき、前記係止部材12の爪片
12a,12aが孔部16a,16aが形成された鉛直
部材9の板部16,16の表面と擦れ合い、板部16,
16の表面に傷付けるということが考えられるが、この
傷付き防止を考慮して爪片12a,12aを合成樹脂に
よりコートするようにしても良い。また、板部16,1
6の表面の傷付き防止のために、前述のように爪片12
a,12aを合成樹脂によりコートする他、図12〜図
14に示す第2の実施の形態のように、係止部材12を
支持する軸11に回動自在に合成樹脂製の補助部材23
を支持して、この補助部材23により板部16,16の
表面の傷付き防止を行なうようにすることも可能であ
る。詳しくは、前記補助部材23は係止部材12の何れ
か一方の爪片12aの内面に重なり先端23aが爪片1
2aの先端12bから突出するように接着剤により固定
され、昇降部材8の鉛直部材9が案内部材7に対して昇
降するとき、合成樹脂製の補助部材23の先端23aが
鉛直部材9の板部16,16の表面に当たることにな
り、板部16,16の表面の傷付き防止を行なうことが
できるようにした。
部材7に対して昇降するとき、前記係止部材12の爪片
12a,12aが孔部16a,16aが形成された鉛直
部材9の板部16,16の表面と擦れ合い、板部16,
16の表面に傷付けるということが考えられるが、この
傷付き防止を考慮して爪片12a,12aを合成樹脂に
よりコートするようにしても良い。また、板部16,1
6の表面の傷付き防止のために、前述のように爪片12
a,12aを合成樹脂によりコートする他、図12〜図
14に示す第2の実施の形態のように、係止部材12を
支持する軸11に回動自在に合成樹脂製の補助部材23
を支持して、この補助部材23により板部16,16の
表面の傷付き防止を行なうようにすることも可能であ
る。詳しくは、前記補助部材23は係止部材12の何れ
か一方の爪片12aの内面に重なり先端23aが爪片1
2aの先端12bから突出するように接着剤により固定
され、昇降部材8の鉛直部材9が案内部材7に対して昇
降するとき、合成樹脂製の補助部材23の先端23aが
鉛直部材9の板部16,16の表面に当たることにな
り、板部16,16の表面の傷付き防止を行なうことが
できるようにした。
【0014】さらに、上記2つの実施の形態では脇机1
の上端に設けられる天板4を昇降させるようになってい
るが、脇机1以外の机の天板を昇降させるようにしても
良い。
の上端に設けられる天板4を昇降させるようになってい
るが、脇机1以外の机の天板を昇降させるようにしても
良い。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、机の天板
を上昇させる場合は、天板を持ち上げるだけで案内部材
に設けた係止部材の爪片と昇降部材の鉛直部材に形成し
た孔部との係止が解除されて天板を自在に上昇させるこ
とができる。また、机の天板を下降させる場合は、鉛直
部材の内部に設けられている係止解除部材を鉛直部材に
対して持ち上げるように操作することにより係止解除部
材に鉛直方向に形成された凹部と凹部との間の凸部が前
記孔部を内側より塞ぎ、そのとき凸部の上端のエッジで
前記孔部に係止している係止部材の爪片を孔部の内方よ
り押し出す方向に動作させ、孔部に対する爪片の係止を
解除させ、かかる状態で天板を必要な高さまで下降させ
ることができる。
を上昇させる場合は、天板を持ち上げるだけで案内部材
に設けた係止部材の爪片と昇降部材の鉛直部材に形成し
た孔部との係止が解除されて天板を自在に上昇させるこ
とができる。また、机の天板を下降させる場合は、鉛直
部材の内部に設けられている係止解除部材を鉛直部材に
対して持ち上げるように操作することにより係止解除部
材に鉛直方向に形成された凹部と凹部との間の凸部が前
記孔部を内側より塞ぎ、そのとき凸部の上端のエッジで
前記孔部に係止している係止部材の爪片を孔部の内方よ
り押し出す方向に動作させ、孔部に対する爪片の係止を
解除させ、かかる状態で天板を必要な高さまで下降させ
ることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における昇降装置に
より昇降自在な天板が上端に設けられた脇机の斜視図で
ある。
より昇降自在な天板が上端に設けられた脇机の斜視図で
ある。
【図2】同昇降装置を構成する昇降部材と、案内部材
と、昇降部材の上端に取り付けられる天板の斜視図であ
る。
と、昇降部材の上端に取り付けられる天板の斜視図であ
る。
【図3】同脇机の側板部の内面に対する昇降装置の取り
付け状態を示す斜視図である。
付け状態を示す斜視図である。
【図4】同昇降部材の一方の側から見た拡大斜視図であ
る。
る。
【図5】同昇降部材の他方の側から見た拡大斜視図であ
る。
る。
【図6】同昇降部材の縦断面図である。
【図7】同案内部材の一方の側から見た拡大斜視図であ
る。
る。
【図8】同案内部材の他方の側から見た拡大斜視図であ
る。
る。
【図9】同案内部材に対する昇降部材の係止状態を示す
要部拡大断面図である。
要部拡大断面図である。
【図10】同案内部材に対し昇降部材を上昇させる状態を
示す要部拡大断面図である。
示す要部拡大断面図である。
【図11】同昇降部材を下降させるために案内部材に対し
昇降部材の係止を解除する状態を示す要部拡大断面図で
ある。
昇降部材の係止を解除する状態を示す要部拡大断面図で
ある。
【図12】本発明の第2の実施の形態における案内部材の
拡大斜視図である。
拡大斜視図である。
【図13】同案内部材に対する昇降部材の係止状態を示す
要部拡大断面図である。
要部拡大断面図である。
【図14】同案内部材に対し昇降部材を上昇させる状態を
示す要部拡大断面図である。
示す要部拡大断面図である。
1 脇机
2 引き出し
3 昇降装置
4 天板
5 上端板部
6 側板部
7 案内部材
8 昇降部材
9 鉛直部材
10 天板取り付け用部材
11 軸
12 係止部材
12a 爪片
12a′ 上端水平部
12a″ テーパー部
12b 先端
13 ばね
14,15,16 板部
16a 孔部
16a′ 上端部
16a″ エッジ
17 係止解除部材
18 操作用レバー
19 ばね
20 凹部
21 ストッパーピン
22 凸部
22a エッジ
23 補助部材
23a 先端
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A47B 17/00
A47B 9/00
F16B 12/10
F16B 12/44
Claims (2)
- 【請求項1】 机の上端に昇降自在に天板を支持するよう
にした昇降装置であって、机の側板部の内面に取り付け
られた案内部材と、この案内部材と前記側板部との間に
昇降自在に差し込まれて案内され昇降する昇降部材とか
らなり、前記案内部材には係止部材をその爪片が昇降部
材側に突出するようにばねにより付勢して取り付け、前
記昇降部材は案内部材と前記側板部との間に昇降自在に
差し込まれ前記案内部材に対向する板部に鉛直方向に適
当間隔おきに上下幅が同じ孔部が多数形成されてなる鉛
直部材と、この鉛直部材の上端に水平に支持されて天板
を載せて取り付けるための天板取り付け用部材と、前記
鉛直部材の内部において前記係止部材の爪片と前記孔部
との係止を解除するために前記孔部の上下幅と同幅で鉛
直方向に動作するよう設けられた係止解除部材とからな
り、この係止解除部材は弾性体により下向きに付勢さ
れ、係止解除部材を持ち上げることにより前記係止部材
の爪片を前記鉛直部材の孔部より押し出す方向に動作さ
せて案内部材に対する鉛直部材の係止を解除するように
構成したことを特徴とする机の天板昇降装置。 - 【請求項2】 係止解除部材には鉛直部材の孔部に合致す
るように孔部の上下幅と同幅の凹部が鉛直方向に多数形
成されており、係止解除部材を持ち上げることにより係
止解除部材の前記凹部と凹部との間の凸部が前記孔部を
内側より塞ぎ、そのとき凸部の上端のエッジで前記孔部
に係止している係止部材の爪片を孔部の内方より押し出
し、孔部に対する爪片の係止を解除するように構成した
ことを特徴とする請求項1記載の机の天板昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000360389A JP3456969B2 (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 机の天板昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000360389A JP3456969B2 (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 机の天板昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002159346A JP2002159346A (ja) | 2002-06-04 |
JP3456969B2 true JP3456969B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=18832005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000360389A Expired - Fee Related JP3456969B2 (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 机の天板昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3456969B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4691678B2 (ja) * | 2005-09-15 | 2011-06-01 | コクヨ株式会社 | 操作部、昇降天板付ワゴン |
JP4696267B2 (ja) * | 2005-10-28 | 2011-06-08 | コクヨ株式会社 | 家具 |
JP5242504B2 (ja) * | 2009-06-17 | 2013-07-24 | プラス株式会社 | 天板昇降机 |
JP6715034B2 (ja) * | 2016-02-29 | 2020-07-01 | ミネベアミツミ株式会社 | 便座昇降装置 |
CN114483730A (zh) * | 2022-03-21 | 2022-05-13 | 浙江铭品装饰工程有限公司 | 家具组装用连接组件 |
-
2000
- 2000-11-28 JP JP2000360389A patent/JP3456969B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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---|---|
JP2002159346A (ja) | 2002-06-04 |
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