JP4924728B2 - 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット - Google Patents

回転速度検出装置付転がり軸受ユニット Download PDF

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Description

この発明に係る回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する為に利用する。
自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持するのに、転がり軸受ユニットを使用する。又、アンチロックブレーキシステム(ABS)やトラクションコントロールシステム(TCS)を制御する為には、上記車輪の回転速度を検出する必要がある。この為、上記転がり軸受ユニットに回転速度検出装置を組み込んだ回転速度検出装置付転がり軸受ユニットにより、上記車輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する事が、近年広く行なわれる様になっている。
図12〜13は、この様な目的で使用される回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの従来構造の1例として、特許文献1に記載されたものを示している。この回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、使用時にも回転しない静止輪である外輪1の内径側に、使用時に回転する回転輪であるハブ2及び内輪3を回転自在に支持している。そして、このハブ2の一部に固定したエンコーダ4の回転速度を、上記外輪1に支持したセンサ5により検出自在としている。
即ち、上記外輪1の内周面には複列の外輪軌道6、6を、外周面には結合フランジ7を、それぞれ形成している。これに対し、上記ハブ2の外周面の一部で、上記外輪1の外端開口(特に示す場合を除き、軸方向に関して「外」とは、自動車への組み付け状態で車両の幅方向外側となる、図1、6、7、11、12の左側を言う。反対に、自動車への組み付け状態で車両の幅方向中央側となる、図1、6、7、11、12の右側を「内」と言う。本明細書全体で同じ。)から突出した部分には、取付フランジ8を形成している。又、上記ハブ2の中間部外周面、及びこのハブ2の内端部に外嵌固定した上記内輪3の外周面には、内輪軌道9、9を形成している。そして、これら各内輪軌道9、9と上記各外輪軌道6、6との間に転動体10、10を、それぞれ複数個ずつ、転動自在に設けている。尚、図示の例では、これら各転動体10、10として玉を使用しているが、重量が嵩む自動車用のハブユニットの場合には、テーパころを使用する場合もある。又、上記外輪1の外端部内周面と上記ハブ2の中間部外周面との間には、シールリング11を設けて、上記各転動体10、10を設置した空間の外端開口を密閉している。
上述の様な転がり軸受ユニットに回転速度検出装置を組み込むべく、上記内輪3の内端部には、前記エンコーダ4を外嵌固定している。図示の例の場合、このエンコーダ4は、軟鋼板等の磁性金属板に塑性加工を施す事により、断面L字形で全体を円環状に構成している。そして、このエンコーダ4の円輪部12に多数の透孔を、円周方向に関して等間隔に形成する事により、この円輪部12の磁気特性を、円周方向に関して交互に且つ等間隔に変化させている。
又、上記外輪1の内端開口部にはカバー13を嵌合固定して、この外輪1の内端開口部を塞いでいる。金属板を塑性加工して成る、このカバー13は、上記外輪1の内端開口部に内嵌固定自在な嵌合筒部14と、この内端開口部を塞ぐ塞ぎ板部15とを有する。又、前記センサ5は、合成樹脂製のセンサホルダ16を構成する挿入部17の先端寄り部分に包埋している。そして、この挿入部17を上記カバー13の内側(転がり軸受ユニットの内部空間)に、上記塞ぎ板部15の外周寄り部分に形成した挿入孔18を通じて挿入している。これと共に、上記センサホルダ16の中間部外周面に固設したフランジ部19の片側面(図12の左側面)を、上記塞ぎ板部15の外面(転がり軸受ユニットの外部空間側の面)に当接させている。この状態で、上記センサ5を、上記エンコーダ4を構成する円輪部12の内側面に、微小隙間を介して対向させている。
更に、この状態で、上記フランジ部19を上記塞ぎ板部15に、それぞれがボルト相当部であるボルト20、20、及びナット21、21を用いて固定している。この為に図示の例の場合、上記カバー13と上記フランジ部19との互いに整合する部分に、それぞれ軸方向(図12の左右方向)に貫通する通孔22、23を形成している。そして、これら各通孔22、23に上記各ボルト20、20の杆部24、24を、上記塞ぎ板部15の内面側(転がり軸受ユニットの内部空間側)から挿通すると共に、これら各杆部24、24の先端部のうち上記フランジ部19の他側面(図12の右側面)から突出した部分に上記各ナット21、21を螺合し、更に締め付けている。これにより、上記フランジ部19を上記カバー13に結合固定している。尚、上記各ボルト20、20の頭部25の周縁部と上記塞ぎ板部15の内面(平面)との間の周方向複数個所(例えば、2、3個所)には、それぞれ溶接26、26を施して、上記各頭部25を上記塞ぎ板部15の内面に固定している。但し、この様な各頭部25の固定作業は、上記各杆部24、24を上記フランジ部19に形成した各通孔23に挿通する以前に行なう。
尚、図示の例では、上記各ボルト20、20を上記各通孔22、23に、上記カバー13の内面側から挿通している。但し、上記各ボルト20、20は上記各通孔22、23に、上記フランジ部19の他側面側から挿入する事もできる。この場合には、上記各ナット21、21を、上記カバー13の内面のうち上記通孔22と整合する部分に溶接固定する。
上述の様に構成する回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの使用時には、上記外輪1の外周面に設けた結合フランジ7を懸架装置に結合固定すると共に、前記ハブ2の外周面に設けた取付フランジ8に車輪を支持固定する。この状態で、この車輪と共に上記エンコーダ4が回転すると、このエンコーダ4の回転速度に応じて、前記センサ5の出力信号の周波数が変化する。従って、このセンサ5の出力信号を図示しない制御器に送れば、ABSやTCSを適切に制御できる。又、上記転がり軸受ユニットと上記センサホルダ16とのうちの何れか一方の修理・交換を行なう際には、上記ナット21、21を緩めて、このセンサホルダ16を上記カバー13から取り外す。この様に、図示の構造の場合には、転がり軸受ユニットとセンサホルダ16とを容易に分離できる為、上記何れか一方の修理・交換を行なう際の手間を軽減できる。
ところが、上述した従来構造の場合、上記各ボルト20、20の杆部24、24とナット21、21との螺合部、これら各ナット21、21と前記フランジ部19との当接部、上記各通孔22、23に対する上記各杆部24、24の挿通部、並びに上記各ボルト20、20の頭部25と上記カバー13との当接部には、それぞれ微小隙間が存在している。この為、これら各微小隙間を通じて、転がり軸受ユニットの外部空間から内部空間に、泥水等の異物が進入する可能性がある。そして、進入した場合には、前記各転動体10、10と前記外輪、内輪各軌道6、9とが腐食する事により、転がり軸受ユニットの耐久性が損なわれる。更には、前記エンコーダ4が腐食したり、或はこのエンコーダ4に磁性を帯びた異物が付着する事により、回転速度の検出精度が低下する可能性がある。
これらの不都合の発生を防止すべく、特許文献2には、カバーの外面に形成した凹部にナットを挿入し、且つ、これら凹部の内周面とナットの外周面とを溶接固定すると共に、センサホルダのフランジ部に形成した通孔に挿通したボルトの先端部を、上記ナットに螺合し更に締め付ける構造が記載されている。この特許文献2に記載された構造の場合には、上記カバーにボルトを挿通する為の通孔を設けていない為、この通孔を通じて転がり軸受ユニットの内部空間に泥水等の異物が進入すると言った不都合が生じる事はない。但し、この特許文献2に記載された構造の場合には、上記ボルトの締め付け力によって上記凹部の内周面と上記ナットの外周面との間に形成した溶接部が破壊されると、上記カバーに対する上記センサホルダの結合力が著しく低下若しくは喪失し、このセンサホルダが上記カバーから不用意に脱落する可能性がある。従って、この様な不都合が生じない様にすべく、上記溶接部の強度を十分に確保する必要がある。そして、この為には、上記凹部に上記ナットを挿入した状態で、これら凹部の内周面とナットの外周面とが密接する様にする必要がある。ところが、この様に密接させるべく、上記凹部の加工精度を良好にするのが困難である為、上記カバーの歩留まりが悪くなる可能性がある。
これに対し、前述の図12〜13に示した構造(特許文献1に記載された構造)の場合には、前記溶接26、26を、前記各ボルト20、20を構成する頭部25の周縁部と前記カバー13の内面との間に施している。このカバー13の内面は平面であり、精度良く加工できる為、上記各溶接26、26の強度を十分に確保できる。又、仮に前記ナット21、21の締め付け力によって、上記各溶接26、26が破壊された場合でも、上記カバー13に対する前記センサホルダ16の結合力は、殆ど低下しない。
又、特許文献3には、センサを保持した合成樹脂製のセンサホルダを、カバーの内面に支持固定した構造が記載されている。この構造の場合も、上記カバーにボルトを挿通する為の通孔を設けていない為、この通孔を通じて転がり軸受ユニットの内部空間に泥水等の異物が進入すると言った不都合が生じる事はない。但し、この特許文献3に記載された構造の場合には、転がり軸受ユニットと上記センサホルダとを分離するのが難しく、大抵の場合、分離する為に上記カバーを破壊する必要が生じる。この為、上記転がり軸受と上記センサとのうちの何れか一方のみを修理・交換する事は難しい。
実開平7−31539号公報 特開平11−183493号公報 特開平9−21823号公報
本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、上述の様な事情に鑑み、転がり軸受ユニットとセンサホルダとを容易に分離できると共に、カバーとボルト又はナットとの溶接部の強度を十分に確保できる(更に、この溶接部が破壊された場合でも、上記カバーに対する上記センサホルダの結合力が殆ど低下しない)構造で、これらカバーとボルト及びナットとの結合部の密封性を確保できる構造を実現すべく発明したものである。
本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、静止輪と、回転輪と、複数個の転動体と、エンコーダと、カバーと、センサホルダとを備える。
このうちの静止輪は、静止側周面に静止側軌道を有し、使用時にも回転しない。
又、上記回転輪は、上記静止側周面と対向する回転側周面に回転側軌道を有し、使用時に回転する。
又、上記各転動体は、上記静止側軌道と上記回転側軌道との間に転動自在に設けられている。
又、上記エンコーダは、上記回転輪に嵌合固定されている。
又、上記カバーは、上記静止輪に嵌合固定されている。
又、上記センサホルダは、上記カバーに支持されており、上記エンコーダが回転する事に伴って出力を変化させるセンサを保持している。
この様なセンサホルダは、上記カバーの一部に形成した挿入孔を通じてこのカバーの内側に挿入した、上記センサを保持した挿入部と、この挿入部の基端部に設けられて、側面を上記カバーの外面に当接させたフランジ部と、このフランジ部の一部を貫通する状態で設けられた第一の通孔とを有するものである。
又、上記カバーの一部でこの第一の通孔と整合する部分にこのカバーを貫通する状態で形成した第二の通孔の内側、若しくは上記カバーの内面のうちこの第二の通孔と整合する部分には、ボルト相当部若しくはナット相当部が設けられている。
そして、上記センサホルダは、上記第一の通孔に挿通した上記ボルト相当部とナットとの螺合、又は、この第一の通孔に挿通したボルトと上記ナット相当部との螺合に基づいて、上記カバーに結合されている。
特に、本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに於いては、上記静止輪を、内周面に外輪軌道を有する外輪としている。そして、この外輪の内端部に、金属板を塑性加工する事により全体を円環状に構成した上記カバーを嵌合固定している。
このカバーは、上記外輪の内端部に外嵌固定自在な第一円筒部と、この第一円筒部の内端縁から直径方向内方に折れ曲がった円輪状の第一側壁部と、この第一側壁部の内周縁から軸方向内方に延出した第二円筒部と、この第二円筒部の内端縁から直径方向内方に折れ曲がった略円輪状の第二側壁部とを備えている。
そして、上記第二円筒部の円周方向一部分に形成した、この第二円筒部の中心軸に平行な平板部に形成した上記挿入孔を通じて、上記センサホルダの挿入部を上記カバーの内側に挿入し、この挿入部の基端部に一体的に設けた上記フランジ部の片側面を上記平板部の外面に当接させると共に、このフランジ部に形成した上記第一の通孔とこの平板部に形成した上記第二の通孔とを整合させている。
又、上記カバーの内面に開口する上記第二の通孔の端部を、上記ボルト相当部若しくはナット相当部のうちこの第二の通孔の端部から露出した部分と共に、上記カバーの内面に加硫固定したゴムにより一括して覆っている。且つ、このゴムの一部で上記挿入孔の周囲部分に全周に亙り形成したシールリップの先端縁を、上記センサホルダの挿入部の外周面に全周に亙り弾性的に当接させている。
上述の様に、本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合には、カバーの内面に開口する第二の通孔の端部を、ボルト相当部若しくはナット相当部のうちこの第二の通孔の端部から露出した部分と共に、上記カバーの内面に加硫固定したゴムにより一括して覆っている。この為、上記第二の通孔を通じて、外部から上記カバーの内側に泥水等の異物が進入する事を防止できる。従って、本発明の場合には、転がり軸受ユニットの耐久性と回転速度の検出精度とに関して、信頼性の高い構造を実現できる。
しかも、本発明の場合には、上記ゴムにより、カバーに形成した挿入孔とセンサホルダを構成する挿入部との間を密封する為のシールリップを構成している
この様な構成を採用するので、上記挿入孔と上記挿入部との間を密封する為の独立したシール構造を設ける必要がなくなり、製造コストの低減を図れる。
本発明に関する参考例の第1例を示す断面図。 図1のA部拡大図。 カバーの斜視図。 センサホルダの斜視図。 本発明に関する参考例の第2例を示す部分断面図。 本発明の実施の形態の1例を示す断面図。 図6のB部拡大図。 図7のC−C断面図。 カバーの斜視図。 センサホルダの斜視図。 本発明に関する参考例の第3例を示す、図7と同様の図。 従来構造の1例を示す、図13のD−O−E断面図。 図12の右側から見た図。
本発明に関する参考例の第1例
図1〜4は、本発明に関する参考例の第1例を示している。尚、本参考例の特徴は、カバー13aとセンサホルダ16aとの結合部分の構造にある。転がり軸受ユニットの基本構造等、その他の部分の構造及び作用に就いては、前述の図12〜13に示した従来構造とほぼ同様である為、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略若しくは簡略にし、以下、本参考例の特徴部分並びに上記従来構造と異なる部分を中心に説明する。
本参考例の場合、ハブ2aの内端部に外嵌した内輪3の内端面は、このハブ2aの内端部を径方向外方に塑性変形して形成したかしめ部27により抑え付けている。又、上記内輪3の内端部に、磁性金属板により円環状に構成した芯金28を外嵌固定している。そして、この芯金28の円輪部29の内側面に、ゴム磁石製で円輪状のエンコーダ30を添着固定している。このエンコーダ30の内側面にはS極とN極とを、円周方向に関して交互に配置している。
又、外輪1の内端部にはカバー13aを嵌合固定して、この外輪1の内端開口を塞いでいる。金属板を塑性加工して成る、このカバー13aは、上記外輪1の内端開口部に外嵌固定自在な嵌合筒部31と、この内端開口部を塞ぐ塞ぎ板部32とを有する。又、この塞ぎ板部32の中央部には、有底円筒状の第一膨出部33を設けており、更にこの第一膨出部33の円周方向一部分に、有底筒状の第二膨出部34を設けている。
又、センサ5は、合成樹脂製のセンサホルダ16aを構成する挿入部17aの先端寄り部分に包埋している。そして、この挿入部17aを上記カバー13aの内側(転がり軸受ユニットの内部空間)に、上記第二膨出部34を構成する平板状の底部35に形成した挿入孔18を通じて挿入している。これと共に、上記挿入部17aの基端部に一体的に設けたフランジ部19aの片側面(図1、2の左側面)を、上記底部35の外面(外部空間側の面)に当接させている。そして、この状態で、上記センサ5を、上記エンコーダ30の内側面に、微小隙間を介して対向させている。更に、この状態で本参考例の場合には、上記挿入部17aの基端寄り部外周面に全周に亙り形成した凹溝36の底面と、上記底部35の内面(転がり軸受の内部空間側の面)のうち上記挿入孔18の周囲部分に形成した円筒部37の内周面との間で、Oリング38を弾性的に圧縮している。これにより、上記挿入部17aの外周面と上記円筒部37の内周面との間を密封している。
そして、この状態で、上記フランジ部19aを上記底部35に、ボルト20及びナット相当部である袋ナット39を用いて固定している。この為に、本参考例の場合、上記底部35と上記フランジ部19aとの互いに整合する部分に、それぞれ軸方向(図1〜4の左右方向)に貫通する通孔22、23を設けている。このうちの通孔23は、上記フランジ部19aにモールドした、金属製で円筒状の補強スリーブ40の中心部に設けている。又、上記底部35の内面のうち上記通孔22と整合する部分に、上記袋ナット39を、これら通孔22の開口部と袋ナット39の開口部とを互いに対向させた状態で、溶接26、26により固定している。本参考例の場合、これら各溶接26、26は、上記袋ナット39の周縁部と上記底部35の内面との間の周方向複数個所(例えば、2〜3個所)に施している。そして、この状態で、上記ボルト20の杆部24を上記各通孔22、23に、転がり軸受ユニットの外部空間側から挿通すると共に、この杆部24の先端部を上記袋ナット39に螺合し、更に締め付ける事により、上記フランジ部19aを上記底部35に結合固定している。
更に、本参考例の場合、上記袋ナット39の外面と、上記底部35の内面のうちこの袋ナット39の周囲部分とを、被覆材であるゴム41により一括して覆っている。これにより、上記袋ナット39の側面(図1、2の右側面)と上記底部35の内面との間を密封している。尚、本参考例の場合、上記ボルト20に螺合させるナットとして、上記袋ナット39を使用している。この袋ナット39の中心部に設けたねじ孔の両端部のうち、上記ボルト20と反対側の端部は、塞がれている。従って、本参考例の場合、上記袋ナット39の外面を上記ゴム41により覆うべく、このゴム41を加硫する際に、このゴム41の一部がこの袋ナット39のねじ孔内に流れ込む事はない。
上述の様に、本参考例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合には、上記袋ナット39の側面と上記底部35の内面との間を、上記ゴム41により密封している。この為、外部からこの間部分を通じて前記カバー13aの内側(転がり軸受の内部空間)に、泥水等の異物が進入する事を防止できる。尚、上記間部分を密封する方法としては、上記袋ナット39の周縁部と上記底部35の内面との間に、全周に亙って溶接を施す方法も考えられるが、この方法では密封作業が面倒になる。これに対して本参考例の場合には、上記間部分を上記ゴム41により密封している為、この密封作業が面倒になる事はない。又、本参考例の場合には、前記挿入孔18と前記挿入部17aとの間も、前記Oリング38により密封している為、この間部分を通じて上記カバー13aの内側に泥水等の異物が進入する事もない。この結果、本参考例の場合には、転がり軸受ユニットの耐久性と回転速度の検出精度とに関して、信頼性を十分に確保できる。
本発明に関する参考例の第2例
次に、図5は、本発明に関する参考例の第2例を示している。本参考例の場合、カバー13aを構成する第二膨出部34の底部35の内面に溶接固定するナット21として、一般的なもの、即ち、中心部に設けたねじ孔の両端部がこのナット21の両端面中央部にそれぞれ開口したものを使用している。これに伴い、本参考例の場合には、上記ナット21の両端開口部のうち、ボルト20と反対側の開口部を、このナット21の側面に接着等により固定した金属製の円板42により塞いでいる。これにより、上記ナット21の外面をゴム41により覆うべく、このゴム41を加硫する際に、このゴム41がこのナット21のねじ孔の内側に流れ込む事を防止している。尚、本参考例を実施する場合、このナット21を上記底部35の内面に溶接固定する作業と、このナット21の側面に上記円板42を固定する作業とは、何れを先に行なっても良い。何れにしても、上述の様に構成する本参考例の場合、上記ナット21として高価な袋ナットを使用せず、安価である一般的なものを使用する分、低廉化を図れる。その他の部分の構成及び作用は、上述の図1〜4に示した参考例の第1例の場合と同様である。
実施の形態の1例
次に、図6〜10は、本発明の実施の形態の1例を示している。上述した参考例の第1〜2例が、従動輪(FF車の後輪、FR車及びRR車の前輪)用の転がり軸受ユニットを対象としていたのに対し、本例の場合には、駆動輪(FF車の前輪、FR車及びRR車の後輪、4WD車の全車輪)用の転がり軸受ユニットを対象としている。この為、本例の場合には、ハブ2bの中心部に、等速ジョイント用外輪43の外端面に固設した駆動軸であるスプライン軸(図示せず)を挿入自在な、スプライン孔44を設けている。
又、本例の場合、外輪1の内端部内周面と、内輪3の内端部外周面との間を、図示の様な組み合わせシールリング45により塞いでいる。本例の場合には、この組み合わせシールリング45を構成する、磁性金属板製で断面L字形のスリンガ46を、上記内輪3の内端部に外嵌固定している。そして、このスリンガ46の円輪部の内側面に、前述した参考例の第1例の場合と同様の円輪状のエンコーダ30を添着固定している。
又、本例の場合、上記外輪1の内端部に嵌合固定するカバー13bは、金属板を塑性加工する事により、全体を円環状に構成している。この様なカバー13bは、上記外輪1の内端部に外嵌固定自在な第一円筒部47と、この第一円筒部47の内端縁から直径方向内方に折れ曲がった円輪状の第一側壁部48と、この第一側壁部48の内周縁から軸方向内方に延出した第二円筒部49と、この第二円筒部49の内端縁から直径方向内方に折れ曲がった略円輪状の第二側壁部50とを備える。又、この第二側壁部50の内周縁には、ゴム製のシール環51を固定しており、このシール環51を構成する複数本のシールリップの先端縁を、それぞれ上記等速ジョイント用外輪43の外端部外周面及びこの外端寄り部に存在する段差面52に、全周に亙り摺接させている。尚、図示の例では、上記第二側壁部50の内周寄り部分に、径方向内方に向かう程軸方向外側に向かう方向に傾斜する傾斜部53を設けている。これにより、上記第二側壁部50の内周縁部分を上記段差面52から軸方向に遠ざけて、これら第二側壁部50の内周縁部分と段差面52との間に、上記シール環51を配置できる十分なスペースを確保している。
又、上記第二円筒部49の円周方向一部分に、この第二円筒部49の中心軸に平行な平板部54を形成している。そして、センサ5を保持したセンサホルダ16bの挿入部17bを、上記平板部54に形成した挿入孔18を通じて上記カバー13bの内側に挿入している。これと共に、この挿入部17bの基端部に一体的に設けたフランジ部19bの片側面(図6〜8の下側面)を、上記平板部54の外面(図6〜8の上面)に当接させている。そして、この状態で、上記センサ5を上記エンコーダ30の内側面に、微小隙間を介して対向させている。
又、この状態で、上記平板部54と上記フランジ部19bとの互いに整合する部分に形成した通孔22、23に、ボルト相当部であるボルト20の杆部24を、上記平板部54の内面(図6〜8の下面)側から挿通すると共に、この杆部24の先端部のうち上記フランジ部19bの他側面(図6〜8の上面)から突出した部分にナット21を螺合し、更に締め付けている。これにより、上記フランジ部19bを上記カバー13bに結合固定している。尚、上記ボルト20の頭部25の周縁部と上記平板部54の内面(平面)との間の周方向複数個所(例えば、2、3個所)には、それぞれ溶接26、26を施して、上記頭部25を上記平板部54の内面に固定している。但し、この様な頭部25の固定作業は、上記杆部24を上記フランジ部19bに形成した通孔23に挿通する以前に行なう。
又、上記頭部25の外面と、上記平板部54の内面のうちこの頭部25の周囲部分とを、被覆材であるゴム41aにより一括して覆っている。これにより、上記頭部25の側面と上記平板部54の内面との間を密封し、この間部分を通じて外部から上記カバー13bの内側に泥水等の異物が進入する事を防止している。更に、本例の場合には、上記ゴム41aの一部により、上記平板部54の内面のうち上記挿入孔18の周囲部分に、全周に亙りシールリップ55を形成している。このシールリップ55は、上記カバー13bの径方向内方に向かう程上記挿入孔18の径方向内方に向かう方向に傾斜している。そして、図7〜8に詳示する様に、この挿入孔18に上記挿入部17bを、上記カバー13bの径方向外側から挿入した状態で、上記シールリップ55の先端縁を、この挿入部17bの基端寄り部外周面に全周に亙り弾性的に当接させている。これにより、この挿入部17bと上記挿入孔18との間を密封している。更に、図示の例では、この挿入孔18の内周縁を、上記ゴム41aの一部により被覆している。これにより、上記挿入部17bをこの挿入孔18の内側に挿入する際、この挿入部17bの外周面がこの挿入孔18の内周縁により傷付けられるのを防止し、上記シールリップ55による密封性能が低下しない様にしている。
上述の様に構成する本例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合には、上記頭部25の側面と上記平板部54の内面との間を密封する為のゴム41aにより、上記挿入孔18と上記挿入部17bとの間を密封する為のシールリップ55を構成している。この為、これら2個所のシール構造を同時に形成する事ができ、製造コストの低減を図れる。又、本例の場合、上記カバー13bに対して上記ゴム41aと前記シール環51とを同時に形成する様にすれば、更なる製造コストの低減を図れる。
尚、前述の特許文献3に記載された従来構造の場合には、金属板製で円環状のカバーの内周縁にゴム製のシール環を、このカバーの内面に合成樹脂製のセンサホルダを、それぞれ一体的に形成している。この様な構造の場合、上記カバーに対して上記シール環を形成(ゴムを加硫)する作業と、同じく上記センサホルダを形成(合成樹脂を射出成形)する作業とを、前後して行なう。ところが、何れの形成作業を先に行なった場合でも、後から行なう形成作業の際に発生する熱により、先に形成した部材が熱劣化する可能性がある。これに対し、上述した実施の形態の第1例の場合には、上記カバー13bに合成樹脂製の部材を一体的に形成していない。又、上述した様に、上記カバー13bに対して上記ゴム41aと上記シール環51とを同時に形成できる為、これら各部材41a、51が熱劣化すると言った不都合が生じる事はない。
本発明に関する参考例の第3例
次に、図11は、本発明に関する参考例の第3例を示している。本参考例の場合、外輪1の内端部に外嵌固定したカバー13cのうち、センサホルダ16cを支持固定する部分である平板部54aを、このカバー13cの中心軸に対して傾斜させている。これに伴い、図示の様に、上記センサホルダ16cを上記平板部54aに支持固定した状態で、このセンサホルダ16cを構成する挿入部17cに包埋したセンサ5がエンコーダ30の内側面に近接対向する様に、この挿入部17cの先端部の形状を工夫している。その他の部分の構造及び作用は、上述した実施の形態の1例の場合と同様である。
尚、被覆材としては、以上の参考例及び実施の形態の1例で述べた加硫固定するゴムに限らず、例えば、非流動型であって常温で放置すれば固まる、シリコーンゴムやフッ素ゴム等を主成分とする耐熱性に優れたコーキング材を使用する事もできる。
又、カバーに対するナット又はボルトの頭部の固定方法としては、以上の参考例及び実施の形態の1例で述べた溶接による方法に限らず、例えば、カバーに形成した通孔の周囲部分にバーリング加工や深絞り加工を行なって円筒部を形成し、この円筒部に上記ナット又は頭部を圧入固定する方法や、或はこの円筒部にこれらナット又は頭部を内嵌した後、この円筒部をこれらナット又は頭部の外周面にかしめ付けて固定する方法を採用する事もできる。
更に、本発明は、上記円筒部の内周面に直接ねじ溝(ナット相当部)を形成すると共に、このねじ溝に上記ボルトの杆部を螺合し、更に締め付ける構造にも適用できる。この様な構造に適用する場合も、前述した参考例の第2例の場合と同様、上記円筒部の内端開口部(上記カバーの内部空間側の開口部)を円板により塞ぎ、この円板の上からゴムを施す様にすれば、このゴムが上記円筒部の内側に流れ込む事を防止できる。
1 外輪
2、2a、2b ハブ
3 内輪
4 エンコーダ
5 センサ
6 外輪軌道
7 結合フランジ
8 取付フランジ
9 内輪軌道
10 転動体
11 シールリング
12 円輪部
13、13a、13b、13c カバー
14 嵌合筒部
15 塞ぎ板部
16、16a、16b、16c センサホルダ
17、17a、17b、17c 挿入部
18 挿入孔
19、19a、19b フランジ部
20 ボルト
21 ナット
22 通孔
23 通孔
24 杆部
25 頭部
26 溶接
27 かしめ部
28 芯金
29 円輪部
30 エンコーダ
31 嵌合筒部
32 塞ぎ板部
33 第一膨出部
34 第二膨出部
35 底部
36 凹溝
37 円筒部
38 Oリング
39 袋ナット
40 スリーブ
41、41a ゴム
42 円板
43 等速ジョイント用外輪
44 スプライン孔
45 組み合わせシールリング
46 スリンガ
47 第一円筒部
48 第一側壁部
49 第二円筒部
50 第二側壁部
51 シール環
52 段差面
53 傾斜部
54、54a 平板部
55 シールリップ

Claims (2)

  1. 静止側周面に静止側軌道を有し、使用時にも回転しない静止輪と、上記静止側周面と対向する回転側周面に回転側軌道を有し、使用時に回転する回転輪と、上記静止側軌道と上記回転側軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、上記回転輪に嵌合固定されたエンコーダと、上記静止輪に嵌合固定されたカバーと、このカバーに支持された、上記エンコーダが回転する事に伴って出力を変化させるセンサを保持したセンサホルダとを備え、このセンサホルダは、上記カバーの一部に形成した挿入孔を通じてこのカバーの内側に挿入した、上記センサを保持した挿入部と、この挿入部の基端部に設けられて、側面を上記カバーの外面に当接させたフランジ部と、このフランジ部の一部を貫通する状態で設けられた第一の通孔とを有するものであり、上記カバーの一部でこの第一の通孔と整合する部分にこのカバーを貫通する状態で形成した第二の通孔の内側若しくは上記カバーの内面のうちこの第二の通孔と整合する部分には、ボルト相当部若しくはナット相当部が設けられており、上記センサホルダは、上記第一の通孔に挿通した上記ボルト相当部とナットとの螺合、又は、この第一の通孔に挿通したボルトと上記ナット相当部との螺合に基づいて、上記カバーに結合されている回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに於いて、
    上記静止輪が内周面に外輪軌道を有する外輪であり、この外輪の内端部に、金属板を塑性加工する事により全体を円環状に構成した上記カバーを嵌合固定しており、このカバーは、上記外輪の内端部に外嵌固定自在な第一円筒部と、この第一円筒部の内端縁から直径方向内方に折れ曲がった円輪状の第一側壁部と、この第一側壁部の内周縁から軸方向内方に延出した第二円筒部と、この第二円筒部の内端縁から直径方向内方に折れ曲がった略円輪状の第二側壁部とを備えたものであり、上記第二円筒部の円周方向一部分に形成した、この第二円筒部の中心軸に平行な平板部に形成した上記挿入孔を通じて上記センサホルダの挿入部を上記カバーの内側に挿入し、この挿入部の基端部に一体的に設けた上記フランジ部の片側面を上記平板部の外面に当接させると共に、このフランジ部に形成した上記第一の通孔とこの平板部に形成した上記第二の通孔とを整合させており、
    上記カバーの内面に開口する上記第二の通孔の端部を、上記ボルト相当部若しくはナット相当部のうちこの第二の通孔の端部から露出した部分と共に、上記カバーの内面に加硫固定したゴムにより一括して覆っており、且つ、このゴムの一部で上記挿入孔の周囲部分に全周に亙り形成したシールリップの先端縁を、上記センサホルダの挿入部の外周面に全周に亙り弾性的に当接させている事を特徴とする回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  2. カバーの内面のうち第二の通孔と整合する部分にナット相当部が設けられており、センサホルダは、第一の通孔に挿通したボルトとこのナット相当部との螺合に基づいて上記カバーに結合されており、このナット相当部は、その中心部に設けたねじ孔の両端部のうち、上記ボルトと反対側の端部が塞がれた袋ナットである、請求項1に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
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