JP2008121864A - ハブユニット軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハブユニット軸受の状態で検知部におけるエンコーダとセンサーの間隙寸法の管理が容易であり、回転速度信号検査も行うことが出来ると同時に、異物に対する耐久性をも向上したハブユニット軸受を提供する。
【解決手段】第1密封シール部材はヨークと該ヨークと摺接する弾性体からなるシールリップを含み、前記ヨークは内側円筒部と、外側円筒部と、前記内側円筒部と前記外側円筒部とを連結している平面部と、前記内側円筒部と前記外側円筒部と前記平面部とで形成する内側空間とを有しており、前記外側円筒部の外周面にエンコーダを取付けて、該エンコーダと前記エンコーダの径方向外方で外輪に設けたセンサーとを対向させて回転速度検出器を構成したハブユニット軸受による。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転速度検出器を備えた車輪用のハブユニット軸受に関する。
車輪用のハブユニット軸受は、ABS(アンチ・ブレーキ・システム)の普及に伴い、車輪の回転速度検出器として、多極磁石製のエンコーダとホール素子またはMR素子などを利用したアクティブ式センサーが装着されることが多くなってきた。
多極磁石製のエンコーダは、例えば、特開2002−333033に見られるように軸受の密封シールに一体的に製作されて、ハブユニット軸受にエンコーダ付き密封シールとして装着される構造のものが多くなっている。
しかし、駆動輪用のハブユニット軸受の場合には、ハブユニット軸受に隣接して、車両中心側に車輪を駆動する等速ジョイントが存在するために、センサーを設置するスペースが少ないという問題がある。この問題に対応するための提案がある。(例えば、特許文献1を参照)
特開2001−301590号公報
特許文献1に関して、同文献の用語と符号を用いて考察する。
特許文献1は等速自在継ぎ手3の外周に、エンコーダ29を取付け、センサー35を固定部材1にエンコーダ29に対向させて取付けて検知部としている。この検知部は、固定部材1の内径面と等速自在継ぎ手3の外径面間の隙間を通じて車体内方に開放され、泥水などが浸入しやすい部分であるから、車体内方においてその隙間をシールするようにしている。すなわち、車体中心側に密封機構を設けている構造である。
しかしながら、この構造では、検知部に関係する各部品の供給先が異なるため、供給先からの部品を、最終的に車両の組立てラインで組立てねばならず、その際に、検知部が固定部材1の内方にあるために、エンコーダ29とセンサー35との間隙寸法の管理が難しく、また、組立ての後でないと回転速度信号検査を確実に行うことが出来ない構造なので、回転速度検出器として、信頼性の保証に問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、ハブユニット軸受の状態で検知部におけるエンコーダとセンサーの間隙寸法の管理が容易であり、回転速度信号検査も行うことが出来ると同時に、異物に対する耐久性をも向上したハブユニット軸受を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明は、
内周面に内周軌道を有する外輪と、
車両外端側にハブフランジを有し、前記ハブフランジから車両中心側に、前記外輪の内周軌道に対向する外周軌道を外周に有する内輪と、
前記内周軌道と前記外周軌道との間に介装されている転動体と、
車両外端側に第1密封シール部材と車両中心側に第2密封シール部材と、
を有するハブユニット軸受において、
前記第1密封シール部材はヨークと該ヨークと摺接する弾性体からなるシールリップを含み、
前記ヨークは前記内輪と嵌合する内側円筒部と、該内側円筒部の径方向外方にある外側円筒部と、車両外端側前記内側円筒部と前記外側円筒部とを連結している平面部とからなり、前記内側円筒部と前記外側円筒部と前記平面部とで内側空間を形成しており、前記外側円筒部の外周面にエンコーダを取付けて、該エンコーダと前記エンコーダの径方向外方で前記外輪に設けたセンサーとを対向させて回転速度検出器を構成すると共に、前記内側空間を軸受内方に向けて前記内輪に取付けて、前記内側空間内で前記ヨークと前記シールリップとを摺接させていることを特徴とするハブユニット軸受を提供する。
本発明によれば、ハブユニット軸受の状態で検知部におけるエンコーダとセンサーの間隙寸法の管理が容易であり、回転速度信号検査も行うことが出来ると同時に、異物に対する耐久性をも向上したハブユニット軸受を提供することができる。
以下、本発明に係わる実施形態を図面を参照しつつ説明する。
なお、以下の説明に当たり、説明の簡略化のため、車両外端側を外端側と、車両中心側を中心側という。
(実施形態1)
図1、図2、図3(a)、図3(b)を参照して本発明の実施形態1を説明する。
図1は、本実施形態の中心線 X−Xより上半分の断面図であり、図2は、図1のA部拡大図である。図3(a)、図3(b)は後述するセンサーの説明図であり、図3(b)は図3(a)のY方向から見た平面図である。
本実施形態は、本件発明のハブユニット軸受Hを車両の駆動輪用として実施したものである。
ハブユニット軸受Hは外端側の内周に第1内周軌道11と中心側の内周に第2内周軌道12を有する外輪1と、外端側に車輪取付け用のハブフランジ2fを有し、外周に外輪1の内周軌道に対向する外周軌道を有する内輪2と、外輪1と内輪2との間に介装されたボール3,3と、ボール3,3を保持する保持器4,4と、外輪1の外端側および中心側に取付けられ、外輪1と内輪2との軸受空間を密封する第1密封シール5aおよび第2密封シール5bと、外輪1の外端側端部に設けられている回転速度検知器7とから構成されている。
次に、それぞれの構成部品に関して説明をする。
外輪1は、前述のように、内周面に第1内周軌道11と第2内周軌道12を有している。外周面に、車体への取付け用鍔1fが設けられている。取付け用鍔1fには車体への取付け用ボルト穴1gが形成されている。
外輪1の外端側端部13および中心側端部14にそれぞれ第1密封シール5a,第2密封シール5bを取付ける外周面もしくは内周面を有している。
内輪2は、外端側に車輪取付け用のハブフランジ2fを有し、ハブフランジ2fから中心側に向かって、円筒部2mが形成され、円筒部2mに一体に形成されている第1外周軌道2aと、円筒部2mから段部2cを介して連設されている小径部2nとが軸方向に順に形成されているハブ軸2ahと、小径部2nに嵌合固定されている内輪要素2bとからなっている。
第1外周軌道2aは外輪の第1内周軌道11に対向している。
内輪要素2bはハブ軸2ahの小径部2nに、圧入嵌合され、段部2cに突き当てられている。
内輪要素2bの外周には、外輪1の第2内周軌道12に対向する第2外周軌道2bが形成されている。
ハブ軸2ahの内周面には、等速ジョイントJsの駆動軸Jsと結合するスプライン2sが形成されている。
内輪2は駆動軸Jsに嵌合し、等速ジョイントJsと駆動軸Jsの端部に螺合してあるナットJsnとによって固定されている。
ハブフランジ2fは中心側平面部2fと外端側平面部2fと、これら両平面部を貫通する貫通穴2fとが設けられ、この貫通穴2fに車輪取付け用ハブボルトHbが所定数取付けられている。
ハブフランジ2fの外端側平面部2fはブレーキロータBrとホイルWrとがハブボルトHbとハブナットHnとの螺合によって締結されている。
第1密封シール5aは、外輪1の外端側端部13に取付けられ、ハブ軸2ahと外輪1間を密封する。
第2密封シール5bは外輪1の中心側端部14に取付けられ、内輪要素2bと外輪1間を密封する。
ボール3,3は外輪1および内輪2の各軌道間に介装されている転動体で、外内輪の相対回転を可能に支持している。
保持器4,4はボール3,3を保持している。
次に、回転速度検知器7に関して、図2、図3(a)、図3(b)をも参照しながら第1密封シール5aと関連して説明する。
回転速度検出器7は、以下に説明するように、エンコーダとセンサーとで構成する。
先ず、第1密封シール5aとエンコーダとの関連において説明する。
第1密封シール5aはヨーク5aと芯金5aと、芯金5aに加硫焼付けされているゴムなどの弾性材からなるシールリップ5aとからなっている。
ヨーク5aは内側円筒部5a11と外側円筒部5a12と、これら両円筒部を連結している平面部5a13と、内側円筒部5a11と外側円筒部5a12と平面部5a13とで形成する内側空間5a17とを有している。
内側円筒部5a11の内周面は内輪2のハブ軸2ahと嵌合固定されている。
外側円筒部5a12の外周面には、エンコーダ75が取付けられている。平面部5a13はハブフランジ2fの中心側平面部2fとは所定寸法の間隙8だけ離隔している。ヨーク5aはハブ軸2ahに内側空間5a17を軸受内方に向けて取付けられている。
エンコーダ75は磁性ゴムからなっていて、円周方向にN極、S極が交互に多極に形成されている多極磁石である。
芯金5aは外側円筒部5a21と、外側円筒部5a21の所定位置から径方向内方に折れ曲がっている平面部5a24と平面部5a24の径方向所定位置から外側円筒部5a21と同方向に折れ曲がっている内側円筒部5a22と、内側円筒部5a22の軸方向所定位置から径方向内方へ折れ曲がっている鍔部5a23とから形成されている。
外側円筒部5a21は、外輪1の外端側端部13の外周面16に、嵌合固定されている。
また、内側円筒部5a22が、外輪1の外端側端部13の内周面1cに、嵌合固定されても実施できる。
シールリップ5aは芯金5aに加硫焼付けされている。芯金5aを軸受に取付けた状態で、軸受外方側で径方向外方から内方にかけて第1シーリップ5a31、第2シールリップ5a32、第3シールリップ5a33が順に形成されている。
第1シールリップ5a31および第2シールリップ5a32はアキシャルリップであり、第3シールリップ5a33はラジアルリップである。
取付けた状態で、第1シールリップ5a31および第2シールリップ5a32はヨーク5aの平面部5a13と、また、第3シールリップ5a33はヨーク5aの内側円筒部5a11と内側空間5a17内で摺接した構成としている。
上記の構成を採らずに、シールリップ5aのうち、とくに、アキシャルリップとハブフランジ2fの根元部分2fとが、長期間にわたって摺接したとすると、根元部分2fに磨耗痕を生じる場合があって、このことは、根元部分2fに応力集中が起きることとなるので好ましくない。本実施形態のように、ヨーク5aとシールリップ5aを摺接させる構成により、根元部分2fとの摺接が避けられて、磨耗痕を発生せず、ハブフランジの強度上有利になる。
次に、センサー71に関して説明する。
ヨーク5aの外側円筒部5a12に取付けられているエンコーダ75の径方向外方で、エンコーダ75とは円周方向任意の関係位置に、エンコーダ75からの信号を検知するセンサー71が設けられている。センサー71はアクティブ型であり、円周方向一箇所でエンコーダ75からの信号を検知する。センサー71はセンサーケース711に内蔵され、センサー71から電極E、Eによって信号が取出される。
センサーケース711は円環状で、中心側端部の一部に取付け部712を有し、取付け部712によって、外輪1の外周に取付けられる。取付け部712の内方には、外輪1の外周面17に設けられている位置決め用のスリット18に挿入される突出し部715が形成されている。また、センサーケース711の取付け部712には、取付け状態においての円周方向に、貫通穴713が設けられており、貫通穴713には、鋼製のバンド714が挿入されて、外輪1外周面17を巻き、バンド714の一箇所で結合部716を形成して、センサーケース711を外輪1に固定する。
この固定方法によると、センサー71が故障した場合でも、交換が容易になる。
センサー71を外輪1に確実に取付けて、エンコーダ75と径方向に対向させて検知部76を形成して、検知部76の間隙寸法dを正確に設定する。
以上説明したように、本実施形態は、第1密封シール5aの一部位であるヨーク5aにエンコーダ75を取付け,第1密封シール5aがエンコーダの機能を兼用する形式であり、エンコーダ75の径方向外方で対向するセンサー71を内蔵するセンサーケース711を外輪1に設置して回転速度検知器7を構成し、ハブフランジ2fと外輪1の取付け鍔1fとの間に設けているので、ハブユニット軸受Hの状態で検知部76におけるエンコーダ75とセンサー71の間隙寸法dの管理が容易であり、回転速度信号検査も行うことが出来る。
また、円環状のセンサーケース711がエンコーダ75の径方向外方に設けられているので、磁性体の塵埃などの異物の付着をも防止して検知部76の耐久性を向上する。
また、回転速度検知器7はハブフランジ2fと外輪1の取付け鍔1fとの間でハブユニット軸受に設けられているので、回転速度検知器7の取付け寸法の自由度が取付け鍔1fの中心側に比べて高く、設定寸法が決めやすいし、さらに、ブレーキロータやバッキングプレート(図示略)によってもカバーされている部位に設けてあるので、取扱い上のミスによる損傷も防止できる。
次に、実施形態1の変形例を図4を参照しながら説明する。
なお、以下の変形例の説明では、実施形態1との同一部位、同一符号についての説明は省略する。
まず、図4を参照しながら、本実施形態の変形例1を説明する。図4は、図2相当図である。
本変形例は図2に対して、以下の点で異なる。
本変形例では、ハブフランジ2fの中心側平面部2fに加えて、段部2fによって小径平面部2fを設け、第1密封シール5aのヨーク5aの平面部5a13を、小径平面部2fと当接させてある。
この構造にすることによって、ヨーク5aの軸方向取付け位置の確保が容易になり、一方シールリップ5aを加硫焼付けしてある芯金5aの外輪1への取付けた後、シールリップ5aとヨーク5aの平面部5a13との関係位置が容易に設定でき、リップシメシロの精度が高くなる。
次に、図5を参照しながら、本実施形態の変形例2を説明する。図5は、図2相当図である。
本図は図4に対して以下の点で異なる。
ヨーク5aの外側円筒部5a12の外周面に取付けてあるエンコーダ75の外端側端部を外端側に延長してシールリップ751を形成して、ハブフランジ2fの中心側平面部2fの段部2fに摺接させてある。本変形例のように、段部2fに限らず、中心側平面部2fに摺接しても実施するものである。ハブフランジ2fの中心側平面部2fの小径平面部2fとヨーク5aの平面部5a13との当接部分は両面の平坦度などの仕上げ状態にも関係してくるが、毛細管現象で、微小な隙間に浸水しやすく、その結果として錆が発生する場合があり、錆発生防止に効果がある。
また、センサーケース711の外輪1への固定は、ねじ718による周知の手段で実施できる。
次に、図6、図7(a)、図7(b)を参照しながら、変形例3を説明する。図6は、図5相当図である。
図7(a)、図7(b)は後述するセンサーの説明図であり、図7(b)は図7(a)のY方向から見た平面図である。
本変形例は、以下の点で変形例2(図5参照)と異なる。
本変形例のセンサーケース711は、二つの半円環718,719からなり、それぞれの一方の箇所をヒンジKで連結し、他方の箇所718a、719aを突合せ部とし,突合せたのち、円環とするものである。突合せ部718a、719aにはそれぞれフックK、Kを設け、センサーケース711を外輪1の外周面17に取付けて、フックK,Kで、円周方向に弾性的に締結して、円環状にする。
外輪1との軸方向の位置決めは、センサーケース711の内周に設けた円環状の突出し部715を、外輪1外周面17に設けてある周溝18と嵌合して行うものである。
次に、図8を参照しながら、変形例4を説明する。
本変形例は、変形例2(図5参照)と以下の点において異なる。
本変形例のセンサーケース711は内周面711aが円筒面であり、外輪1の外周面17を研削仕上げしてある。センサーケース711の内周面711aは外輪1の外周面17と嵌合固定される。
外輪1の外周面17は、研削して内周軌道11,12を仕上げる際の基準面にするので、内周軌道11,12との偏心量は小さい。回転する内輪2も、外周軌道2a、2bに対してヨーク5aの内側円筒部5a11との嵌合する外周面の偏心量は小さく管理されている。従って、内輪2のハブ軸2ahに固定されているヨーク5aの外側円筒部5a12の外周面の偏心量を小さくして、外側円筒部5a12に取付けられているエンコーダ75の偏心量も小さく出来るので、検知部76の間隙寸法dを小さくすることが出来る。その結果、センサー75は強い信号を得ることが出来る。
また、エンコーダ75の外端側端部にシールリップ751を設け、径方向外方に向けて拡開して、ハブフランジ2fの中心側平面部2fに当接させている。
この構造によって、図5、図6で説明した変形例2、変形例3と同様な効果を奏する。
次に、本発明の実施形態2に関し、図9を参照しながら説明する。
(実施形態2)
図9は、実施形態1の図2相当図である。
図2に比べて、異なる点は以下の点である。
外輪1の外端側端部13に外周面16と内周面1cとをつなぐ連通穴131を設け、連通穴131にセンサー71を挿入している。外端側端部13の内方には第1密封シール5aを設けている。
シールリップ5aを加硫焼付けしてある芯金5aの円筒部5a21を外輪1内周面1cに嵌合し、外側円筒部5a12にエンコーダ75を取付けてあるヨーク5aを内側円筒部5a11で内輪2と嵌合し、外側円筒部5a12と内側円筒部5a11を連結する平面部5a13をハブフランジ2fの小径平面部2fに当接してある。
シールリップ5aは平面部5a13と当接している。
本実施形態は、外輪1の外端側端部13の内方に、エンコーダ75を設け、センサー71を外輪1に径方向外方より取付けてある構造にしたので、エンコーダ75とセンサー71が対向している検知部76への異物の侵入を軽減できると共に、センサー71の取付けも簡単な構造になっているので、回転速度検知器7はコンパクトな構造となる。
次の、本実施形態の変形例1を図10を参照しながら、説明する。
本変形例は、以下の点が、図9とは異なる。
本変形例は、外輪1の外端側外端部13の外周面16に円筒部材9を嵌合固定し、円筒部材9にセンサー71を取付けている。センサー71は円筒部材9の径方向内方で、第1密封シール5aのヨーク5a外側円筒部5a12の外周面に取付けられているエンコーダ75と間隙寸法dで対向して検知部76を形成している。
図9に比べて、円筒部材9の径寸法が外輪1の外周面16よりも大きい分だけエンコーダ75の直径を大きく出来るので、電極を増やせて、発生する磁気を強くすることができる。
以上、実施形態ならびに各変形例の説明では、転動体としてボールを使用しているが、円すいころ、円筒ころでも実施するものである。
以上、実施形態1およびその各変形例ならびに実施形態2およびその変形例を説明したが、これら、各実施形態、各変形例に限定することなく、本発明の思想の範囲内で実施するものである。
本発明の実施形態1を示し、中心線X−Xから上半分の断面図である。 図1のA部の拡大図である。 (a)実施形態1のセンサーの説明図である。(b)実施形態1のセンサーの説明図である。 変形例1を示す要部拡大図である。 変形例2を示す要部拡大図である。 変形例3を示す要部拡大図である。 (a)変形例3のセンサーの説明図である。(b)変形例3のセンサーの説明図である。 変形例4を示す要部拡大図である。 本発明の実施形態2の要部拡大図である。 実施形態2の変形例を示す要部拡大図である。
符号の説明
:ハブユニット軸受
1:外輪
11、12:内周軌道
13:外端側外輪端部
14:中心側外輪端部
1f:取付け用鍔
2:内輪
2a、2b:内輪要素
2a、2b:外周軌道
2ah:ハブ軸
2c:段部
2f:ハブフランジ
2f:中心側平面部
2f:外端側平面部
2f: 段部
2f:小径平面部
2m:円筒部
2n:小径部
3:ボール
4:保持器
5a:第1密封シール
5a:ヨーク
5a:芯金
5a:シールリップ
5b:第2密封シール
7:回転速度検知器
71:センサー
711:センサーケース
75:エンコーダ
76:検知部
:間隙寸法

Claims (1)

  1. 内周面に内周軌道を有する外輪と、
    車両外端側にハブフランジを有し、前記ハブフランジから車両中心側に、前記外輪の内周軌道に対向する外周軌道を外周に有する内輪と、
    前記内周軌道と前記外周軌道との間に介装されている転動体と、
    車両外端側に第1密封シール部材と車両中心側に第2密封シール部材と、
    を有するハブユニット軸受において、
    前記第1密封シール部材はヨークと該ヨークと摺接する弾性体からなるシールリップを含み、
    前記ヨークは前記内輪と嵌合する内側円筒部と、該内側円筒部の径方向外方にある外側円筒部と、車両外端側で前記内側円筒部と前記外側円筒部とを連結している平面部とからなり、前記内側円筒部と前記外側円筒部と前記平面部とで内側空間を形成しており、前記外側円筒部の外周面にエンコーダを取付けて、該エンコーダと前記エンコーダの径方向外方で前記外輪に設けたセンサーとを対向させて回転速度検出器を構成すると共に、前記内側空間を軸受内方に向けて前記内輪に取付けて、前記内側空間内で前記ヨークと前記シールリップとを摺接させていることを特徴とするハブユニット軸受。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101404786B1 (ko) * 2012-07-09 2014-06-12 주식회사 일진글로벌 휠 베어링용 실링 구조
KR101411615B1 (ko) * 2012-07-04 2014-06-25 주식회사 일진글로벌 씰링 장치 및 이를 이용한 휠 베어링 조립체

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