JP2002206547A - シールリング及びシールリング付車輪用軸受ユニット - Google Patents

シールリング及びシールリング付車輪用軸受ユニット

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outer ring
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昌禎 棚橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 別途Oリング等を用意する事なく、取付孔2
と外輪4との嵌合面に雨水等が入り込まない様にして、
この嵌合面が錆び付くのを防止する。 【解決手段】 スリンガ27と共にシールリング24を
構成するシールリング素子26の弾性材29に、第二の
シールリップ31を設ける。上記外輪4を上記取付孔2
に嵌合させた状態で、このシールリップ31の先端縁を
上記取付孔2の内端部に設けた段差面23に、全周に亙
って当接させる。この構成により、上記課題を解決す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の車輪を
懸架装置に対し回転自在に支持する車輪用軸受ユニット
に組み込むシールリングの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪を構成するホイールは、例
えば図3に示す様な構造により、懸架装置を構成する、
請求項に記載したハウジング部材に相当するナックル1
に回転自在に支承している。即ち、このナックル1に形
成した円形の取付孔2部分に、車輪用軸受ユニット3を
構成する外輪4を、複数本のボルト5により固定してい
る。一方、上記車輪用軸受ユニット3を構成するハブ6
に、車輪を構成するホイール7及びディスクブレーキを
構成するロータ8を、複数本のスタッド9とナット10
とにより結合固定している。
【0003】上記外輪4の内周面には複列の外輪軌道1
1、11を、外周面には結合フランジ12を、それぞれ
形成している。この様な外輪4は、この結合フランジ1
2を上記ナックル1に、上記各ボルト5で結合する事に
より、このナックル1に対し固定している。これに対し
て、上記ハブ6の外周面の一部で、上記外輪4の外端開
口(軸方向に関して、外とは、自動車への組み付け状態
で幅方向外側となる部分を言い、各図の左側。反対に、
自動車への組み付け状態で幅方向中央側となる、各図の
右側を内と言う。)から突出した部分には、取付フラン
ジ13を形成している。上記ホイール7及びロータ8は
この取付フランジ13の片側面(一般的には、図示の様
に外側面)に、上記各スタッド9とナット10とによ
り、結合固定している。
【0004】又、上記ハブ6の中間部外周面で、上記複
列の外輪軌道11、11のうちの外側の外輪軌道11に
対向する部分には、内輪軌道14を形成している。更
に、上記ハブ6の内端部に形成した小径段部15に、内
輪16を外嵌固定している。そして、この内輪16の外
周面に形成した内輪軌道14を、上記複列の外輪軌道1
1、11のうちの内側の外輪軌道11に対向させてい
る。これら各外輪軌道11、11と各内輪軌道14、1
4との間には、それぞれが転動体である玉17、17を
複数個ずつ、それぞれ保持器18、18により保持した
状態で転動自在に設けている。この構成により、背面組
み合わせである複列アンギュラ型の玉軸受を構成し、上
記外輪4の内径側に上記ハブ6を、回転自在に、且つ、
ラジアル荷重及びスラスト荷重を支承自在に支持してい
る。
【0005】更に、上記外輪4の両端部内周面と、上記
ハブ6の中間部外周面及び上記内輪16の内端部外周面
との間には、それぞれシールリング19a、19bを設
けて、上記各玉17、17を設けた空間と外部空間とを
遮断している。これら両シールリング19a、19bの
うち、外側のシールリング19aは、金属板製で円環状
の芯金に弾性材製のシールリップを、全周に亙って添設
した、単一部材としている。これに対して、本発明の対
象となる、内側のシールリング19bは、芯金及びシー
ルリップから成るシールリング素子とスリンガとを組み
合わせた、組み合わせシールリングとしている。尚、図
示の例は、駆動輪(FR車及びRR車の後輪、FF車の
前輪、4WD車の全輪)用の車輪用軸受ユニット3であ
る為、上記ハブ6の中心部に、スプライン孔20を形成
している。そして、このスプライン孔20に、等速ジョ
イント21のスプライン軸22を挿入している。
【0006】上述の様な車輪用軸受ユニット3の使用時
には、図3に示す様に、外輪4をナックル1に固定する
と共に、ハブ6の取付フランジ13に、図示しないタイ
ヤを組み合わせたホイール7及びロータ8を固定する。
又、このうちのロータ8と、上記ナックル1に固定し
た、図示しないサポート及びキャリパとを組み合わせ
て、制動用のディスクブレーキを構成する。制動時に
は、上記ロータ8を挟んで設けた1対のパッドを、この
ロータ8の両側面に押し付ける。
【0007】図3に示した従来構造の場合には、何らか
の対策を施さない限り、ナックル1の取付孔2の内周面
と外輪4の内端部外周面との嵌合部に雨水や洗車時の水
等の水分が入り込むのを防止できない。何となれば、上
記外輪4の外周面に設けた結合フランジ12の内側面と
ナックル1の外側面とを確実に密接させる必要上、寸法
誤差を考慮すると、上記外輪4の内端面と上記取付孔2
の内端部に存在する段差面23との間に隙間を介在させ
る必要がある為である。そして、この様な隙間を通じて
上記嵌合部に水分が入り込み、この嵌合部が錆び付く
と、点検・修理等の為に上記ナックル1から車輪用軸受
ユニット3を取り外せなくなる。この為に従来は、この
車輪用軸受ユニット3を上記ナックル1に取付固定する
際に、上記外輪4の内端面と上記段差面23との間に、
Oリング等の弾性材製のシール材を挟持し、上記嵌合部
への水分の進入防止を図っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に、ナックル
1と外輪4との嵌合部への水分の進入防止を図る為のO
リングの装着作業は、自動車の組立工場で行なうが、こ
の作業は、このOリングの脱落防止等の為、既に車体に
組み付けられたナックルに対して行なう事が一般的にな
る。この為、装着作業が面倒で、自動車の組立作業の能
率化を阻害する原因となる。本発明はこの様な事情に鑑
みて発明したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のシールリング及
びシールリング付車輪用軸受ユニットのうち、請求項1
に記載したシールリングは、従来から知られているシー
ルリングと同様に、ナックル等のハウジング部材に設け
た取付孔に内嵌固定される外輪の端部内周面と、この外
輪の内径側に複数の転動体を介して回転自在に支持され
た内輪の端部外周面との間の空間を塞ぐ為のもので、上
記外輪の端部内周面に内嵌固定する円環状の芯金と、こ
の芯金の全周に亙り添設されて、それぞれの先端部を上
記内輪の端部外周面若しくはこの内輪の端部に固定した
環状部材に、全周に亙って摺接させるシールリップとを
備える。特に、本発明のシールリングに於いては、上記
芯金の外周縁部に、この芯金よりも径方向外方に突出す
る第二のシールリップを設けている。そして、上記シー
ルリングを上記外輪の端部内周面に内嵌し、更にこの外
輪を上記取付孔に内嵌固定した状態で、上記第二のシー
ルリップを上記ハウジング部材に、全周に亙って当接自
在としている。
【0010】又、請求項2に記載したシールリング付車
輪用軸受ユニットは、前述した様な、従来から知られて
いるシールリング付車輪用軸受ユニットと同様に、外輪
と、内輪と、複数個の転動体と、取付フランジと、シー
ルリングとを備える。このうちの外輪は、内周面に外輪
軌道を有し、使用状態で懸架装置に設けたナックル等の
ハウジング部材に支持固定される。又、上記内輪は、外
周面に内輪軌道を有する。又、上記各転動体は、この内
輪軌道と上記外輪軌道との間に、転動自在に設けられて
いる。又、上記取付フランジは、上記内輪と共に回転す
る部分の外周面に設けられたもので、車輪を支持固定す
る為のものである。更に、上記シールリングは、上記外
輪の端部内周面に内嵌固定されて、この外輪の端部内周
面と上記内輪の端部外周面との間の環状隙間を塞ぐもの
である。特に、請求項2に記載したシールリングを備え
た車輪用軸受ユニットに於いては、上記シールリング
が、請求項1に記載したシールリングである。
【0011】
【作用】上述の様に構成する本発明のシールリング及び
シールリング付車輪用軸受ユニットによれば、第二のシ
ールリップの先端縁がハウジング部材の一部に全周に亙
って弾性的に当接するので、外輪の外周面と取付孔の内
周面との嵌合部に水分が入り込む事を防止できる。上記
第二のシールリップは、シールリングと一体のもので、
芯金を外輪の端部内周面に内嵌固定した状態では、この
外輪に対し不離に組み合わされた状態となる。この為、
上記嵌合部への水分の進入防止を図る為のシールリング
を別途用意し、このシールリングを上記ハウジング部材
に対し、上記外輪とは別途に装着する作業を行なう必要
はない。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜2は、本発明の実施の形態
の1例を示している。尚、本発明の特徴は、外輪4の内
端部内周面と内輪16の内端部外周面との間に装着し
て、これら両周面同士の間に存在する隙間を塞ぐシール
リング24に第二のシールリップ31を設け、この第二
のシールリップ31により、上記外輪4と、ハウジング
部材であるナックル1との間の隙間を塞ぐ点にある。上
記シールリング24を組み込む車輪用軸受ユニット3a
の基本的な構成及び作用は、前述の図3に示した従来構
造と同様であるから、同等部分には同一符号を付して重
複する説明を省略し、以下、本発明の特徴部分並びに上
記従来構造と異なる部分を中心に説明する。
【0013】本例の場合、上記シールリング24は、そ
れぞれが円環状であるシールリング素子26とスリンガ
27とを組み合わせて成る、組み合わせシールリングで
ある。このうちのシールリング素子26は、軟鋼板等の
金属板製により断面略L字形で全体を円環状とした芯金
28に、ゴムの如きエラストマー等の弾性材29を、全
周に亙って添設して成る。この弾性材29は、内径側部
分に、従来から一般的に知られているシールリングの場
合と同様に複数本(図示の例では3本)のシールリップ
30a〜30cを、外周縁部に、本発明の特徴部分であ
る第二のシールリップ31を、それぞれ全周に亙って設
けている。この第二のシールリップ31は、図1〜2に
示した自由状態で、軸方向内方に向かう程径方向外方に
向かう方向に傾斜している。
【0014】一方、上記スリンガ27は、ステンレス鋼
板、亜鉛メッキ鋼板等の耐蝕性を有する金属板を折り曲
げる事により、断面L字形で全体を円環状に形成したも
ので、円筒部32と、この円筒部32の内端縁から径方
向外方に折れ曲がった円輪部33とを有する。又、図示
の例では、この円輪部33の内側面にエンコーダ34を
添設して、ハブ6に固定した車輪の回転速度検出を自在
としている。このエンコーダ34は、ゴム中にフェライ
ト等の強磁性材製の粉末を混入したゴム磁石であって、
軸方向(図1〜2の左右方向)に着磁している。着磁方
向は、円周方向に関して交互に且つ等間隔で変化させて
いる。従って、上記エンコーダ34の内側面にはS極と
N極とが、交互に且つ等間隔で配置されている。この様
なエンコーダ34の内側面には、自動車への組み付け状
態で図示しないセンサの検出面を近接対向させて、上記
車輪の回転速度検出を自在とする。
【0015】前記シールリング素子26と上記スリンガ
27とから成るシールリング24は、図1〜2に示す様
に車輪用軸受ユニット3aに組み付けて、外輪4の内端
部内周面と内輪16の内端部外周面との間の隙間を塞
ぐ。即ち、上記シールリング素子26を構成する芯金2
8を上記外輪4の内端部に締り嵌めで内嵌固定し、上記
スリンガ27の円筒部32を上記内輪16の内端部に締
り嵌めで外嵌固定する。この状態で、上記シールリング
素子26を構成する弾性材29の一部が上記外輪4の内
端部内周面に、全周に亙って弾性的に当接し、この外輪
4の内周面と上記シールリング素子26の外周面との嵌
合部を全周に亙ってシールする。又、上記スリンガ27
の円輪部33に添設した上記エンコーダ34の内周縁部
に形成したリップ部35が上記内輪16の内端部外周面
に、全周に亙って当接し、この内輪16の外周面と上記
円筒部32との嵌合部を全周に亙ってシールする。
【0016】この様に上記シールリング24を上記車輪
用軸受ユニット3aに組み付けた状態で、前記第二のシ
ールリップ31は、上記外輪4の内端面よりも内方に突
出する。この状態から、上記車輪用軸受ユニット3aを
ナックル1の取付孔2部分に装着すると、上記第二のシ
ールリップ31の先端縁が、この取付孔2の内端部に存
在する段差面23に全周に亙って弾性的に当接する。例
えば、この段差面23が図1のα位置に存在し、この段
差面23と上記外輪4の内端面との間に存在する隙間3
6の幅W36が上記第二のシールリップ31の自由状態で
の厚さT31よりも大きい(W36>T31)場合には、この
第二のシールリップ31の先端縁が上記段差面23に、
この第二のシールリップ31自身の弾性により、全周に
亙って当接する。これに対して、上記段差面23が図1
のβ位置に存在し、この段差面23と上記外輪4の内端
面との間に存在する隙間36の幅w36が上記第二のシー
ルリップ31の自由状態での厚さT31よりも小さい(w
36<T31)場合には、この第二のシールリップ31が上
記段差面23と上記外輪4の内端面との間で弾性的に圧
縮される。
【0017】何れにしても、上記第二のシールリップ3
1が、上記隙間36の内径側開口部を全周に亙って塞
ぎ、上記外輪4の内端部内周面と上記取付孔2の内周面
との嵌合部に水分が入り込む事を防止できる。上記第二
のシールリップ31は、上記シールリング24を構成す
るシールリング素子26と一体のもので、前記芯金28
を上記外輪4の内端部内周面に内嵌固定した状態では、
この外輪4に対し不離に組み合わされた状態となる。し
かも、この外輪4の内端部を上記取付孔2内に挿入する
のに伴って、上記第二のシールリップ31の先端縁が上
記段差面23に、特別な操作をする事なく自動的に当接
する。この為、上記嵌合部への水分の進入防止を図る為
のOリング等のシールリングを別途用意し、このシール
リングを上記取付孔2内に、上記外輪4とは別途装着す
る作業を行なう必要はない。
【0018】尚、図示の例は、本発明を駆動輪用の車輪
用軸受ユニットで実施した場合に就いて示したが、本発
明は、駆動輪に限らず、従動輪(FR車及びRR車の前
輪、FF車の後輪)用の車輪用軸受ユニットで実施する
事も可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明のシールリング及びシールリング
付車輪用軸受ユニットは、以上に述べた通り構成され作
用するので、自動車の組立工場で懸架装置に車輪用軸受
ユニットを組み付ける作業の能率化に基づく、自動車の
製造コストの低減を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す、図3のA部
に相当する拡大断面図。
【図2】シールリングを組み込んだ車輪用軸受ユニット
の断面図。
【図3】従来構造を有するシールリングを組み込んだ車
輪用軸受ユニットの組み付け状態の1例を示す断面図。
【符号の説明】
1 ナックル 2 取付孔 3、3a 車輪用軸受ユニット 4 外輪 5 ボルト 6 ハブ 7 ホイール 8 ロータ 9 スタッド 10 ナット 11 外輪軌道 12 結合フランジ 13 取付フランジ 14 内輪軌道 15 小径段部 16 内輪 17 玉 18 保持器 19a、19b シールリング 20 スプライン孔 21 等速ジョイント 22 スプライン軸 23 段差面 24 シールリング 26 シールリング素子 27 スリンガ 28 芯金 29 弾性材 30a、30b、30c シールリップ 31 第二のシールリップ 32 円筒部 33 円輪部 34 エンコーダ 35 リップ部 36 隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング部材に設けた取付孔に内嵌固
    定される外輪の端部内周面と、この外輪の内径側に複数
    の転動体を介して回転自在に支持された内輪の端部外周
    面との間の空間を塞ぐ為、上記外輪の端部内周面に内嵌
    固定する円環状の芯金と、この芯金の全周に亙り添設さ
    れて、それぞれの先端部を上記内輪の端部外周面若しく
    はこの内輪の端部に固定した環状部材に、全周に亙って
    摺接させるシールリップとを備えたシールリングに於い
    て、上記芯金の外周縁部に、この芯金よりも径方向外方
    に突出する第二のシールリップを設け、上記シールリン
    グを上記外輪の端部内周面に内嵌し、更にこの外輪を上
    記取付孔に内嵌固定した状態で、上記第二のシールリッ
    プを上記ハウジング部材に、全周に亙って当接自在とし
    た事を特徴とするシールリング。
  2. 【請求項2】 内周面に外輪軌道を有し、使用状態で懸
    架装置に設けたハウジング部材に支持固定される外輪
    と、外周面に内輪軌道を有する内輪と、この内輪軌道と
    上記外輪軌道との間に設けられた複数個の転動体と、こ
    の内輪と共に回転する部分の外周面に設けられた、車輪
    を支持固定する為の取付フランジと、上記外輪の端部内
    周面に内嵌固定されて、この外輪の端部内周面と上記内
    輪の端部外周面との間の環状隙間を塞ぐシールリングと
    を備えた車輪用軸受ユニットに於いて、このシールリン
    グが、請求項1に記載したシールリングである事を特徴
    とする車輪用軸受ユニット。
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