JP4924058B2 - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関の排気浄化システムに関する。
内燃機関の排気にはカーボンを主成分とする微粒子物質(PM:Particulate Matter)が含まれている。これらの微粒子物質の大気への放散を防止するために内燃機関の排気系に微粒子物質を捕集するパティキュレートフィルタ(以下、「フィルタ」という。)を設ける技術が知られている。
かかるフィルタにおいては、捕集された微粒子物質の堆積量が増加すると、フィルタの目詰まりによって排気における背圧が上昇し機関性能が低下するので、フィルタの温度を上昇させて捕集された微粒子物質を酸化除去することとしている(以下、「PM再生処理」という。)。
ここで、フィルタのPM再生処理中に、例えば内燃機関の運転状態が高機関負荷、高機関回転数になった場合には、前記フィルタに導入される排気の温度が高くなり、フィルタにおける微粒子物質の酸化反応が過剰に活発化するため、フィルタが過剰に高温になることがあった。また、例えばフィルタが高温の状態で内燃機関の運転状態が低機関負荷となった場合にも、フィルタに高酸素濃度の排気ガスが供給されるために微粒子物質が急激に酸化され、フィルタが過剰に高温になることがあった。(以下、これらの状態を「フィルタが過昇温する」という。)。
これに対して、内燃機関の排気通路に酸化触媒が配置され、その下流側にフィルタが配置され、前記フィルタの温度が所定温度以上で、且つ、フィルタに堆積された排気微粒子の燃焼速度が所定速度を超えたときに、フィルタに流入する排気中の酸素量をほぼ0として排気微粒子の燃焼を止め、フィルタの過昇温を抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、触媒再生型のフィルタより上流側で排気ガス中に燃料を添加し、フィルタの触媒温度を上げてフィルタ内の微粒子物質を燃焼除去させる一方、フィルタの触媒温度を監視し、フィルタの溶損を回避し得るように燃料添加を停止する技術が提案されている(例え
ば、特許文献2参照。)。
しかし、これらの技術においては、フィルタ下流の排気温度を検出することによりフィルタの温度上昇を検出している。従って、フィルタが過昇温したことは検出できるが、フィルタの温度自体が過度に高くなる前の段階で過昇温を予測し、フィルタの過昇温の抑制制御を行うことは困難であった。
特開2004−052611号公報 特開2003−155913号公報
本発明の目的とするところは、フィルタが過剰に高温になる前の段階で、フィルタが過昇温する可能性があることを検出し、フィルタの過昇温をより確実に抑制できる技術を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、排気通路に設けられたフィルタと、フィルタの上流側に設けられた酸化触媒とを備える排気浄化システムにおいて、フィルタの下流側の温度の上昇傾きが、酸化触媒とフィルタの間の部分の温度の上昇傾きより大きい場合に、フィルタが過昇温する可能性があると判定することを最大の特徴とする。
より詳しくは、内燃機関の排気通路に配置され、該排気通路を通過する排気中の微粒子物質を捕集するフィルタと、
前記排気通路における前記フィルタの上流側に配置され、酸化能を有する酸化触媒と、
前記排気通路における前記酸化触媒と前記フィルタの間の温度を検出するフィルタ前温度検出手段と、
前記排気通路における前記フィルタの下流の温度を検出するフィルタ後温度検出手段と、
前記フィルタ後温度検出手段により検出された前記フィルタの下流の温度の上昇に係る傾きが、前記フィルタ前温度検出手段により検出された前記酸化触媒と前記フィルタの間の温度の上昇に係る傾きより大きい場合に、前記フィルタが過昇温すると判定する過昇温判定手段と、
を備えることを特徴とする。
ここで、排気中の微粒子を捕集するフィルタと、フィルタの上流側に配置された酸化触媒とを備えた排気浄化システムにおいて、フィルタが昇温する場合としては、例えば以下の3つの場合が考えられる。第1に、内燃機関の加速によって排気温度が上昇した場合、第2に、微粒子物質の再生処理において適量の微粒子物質がフィルタ内で酸化反応した場合、第3に、多くの微粒子物質が一気にフィルタ内で酸化反応を起こしフィルタが過剰に昇温する過昇温が生じた場合である。
前者2つの場合については、一般にフィルタの熱容量は大きいので温度変化がフィルタの熱容量によってなまされるため、フィルタの下流側の温度上昇の傾きは、フィルタの上流側の温度上昇の傾きより小さくなる。これに対し、フィルタの過昇温が生じた場合については、フィルタの上流側の温度変化(フィルタに流入する排気の温度変化)に対して、フィルタ内部における微粒子物質の燃焼による急激な温度上昇が加えられるため、フィルタの上流側の温度上昇よりもフィルタの下流側の温度上昇の傾きが大きくなる。
本発明は、このようなフィルタの上流側と下流側の温度上昇の傾きの特性に着目し、フィルタの下流側の温度上昇の傾きが、フィルタの上流側の温度上昇の傾きよりも大きい場合に、フィルタの過昇温が生じる可能性があると判定する。
これにより、内燃機関の加速や再生処理の際のフィルタの温度上昇と、フィルタの過昇温の際の温度上昇とを、実際にフィルタの温度が過剰に高温になる前の段階で区別することができる。従って、より確実にフィルタの過昇温を回避することができる。
また、フィルタ前後の温度の絶対値は、前述のように運転状態などによる影響を受け易いのに対し、本発明においては、フィルタ前後の温度の上昇に係る傾きに着目しており、しかも、フィルタ前後の温度の上昇に係る傾きの比較結果に基づいて、フィルタの過昇温の可能性の判定を行うので、運転状態などの外乱要素をキャンセルことができ、より正確にフィルタの過昇温の可能性を検出することができる。
また、本発明においては、前記過昇温判定手段は、前記フィルタ後温度検出手段により検出された、前記フィルタの下流側の温度の上昇に係る傾きが、該傾きが検出される前の所定期間における、前記フィルタ前温度検出手段により検出された、前記酸化触媒と前記フィルタの間の温度の上昇に係る傾きの最大値より大きい場合に、前記フィルタが過昇温
すると判定してもよい。
ここで、フィルタの上流側と下流側の温度変化の過程について考えると、まずフィルタの上流側の排気の温度が変化し、その温度変化にフィルタ自身の熱容量の影響や、フィルタに堆積された微粒子物質の酸化による影響が加わることによって、フィルタの下流側の温度変化が生じる。従って、フィルタの下流側の温度変化は、フィルタの上流側の温度変化に対して時間遅れを伴う。また前述のように、フィルタの熱容量によってフィルタの下流側の温度変化はフィルタの上流側の温度変化に対してなまされるので、フィルタの過昇温が生じるおそれがない場合には、フィルタの下流側の温度上昇の傾きは、フィルタの上流側の温度上昇の傾きと比較して小さくなる。
これに対して、フィルタの過昇温が生じる可能性がある場合には、フィルタの下流側の温度上昇の傾きは、フィルタの上流側の温度上昇の傾きと比較して大きくなる場合がある。従って、フィルタの下流側の温度上昇に係る傾きが、該傾きが検出される前の所定期間における、酸化触媒とフィルタの間の温度上昇に係る傾きの最大値より大きい場合に、フィルタが過昇温すると判定すれば、より確実にフィルタの過昇温の可能性を判定することができる。
また、本発明においては、前記過昇温判定手段は、前記フィルタ後温度検出手段により検出された、前記フィルタの下流側の温度の上昇に係る傾きが、該傾きが検出された時点より所定時間だけ前に前記フィルタ前温度検出手段により検出された前記酸化触媒と前記フィルタの間の温度の上昇に係る傾きより大きい場合に、前記フィルタが過昇温すると判定してもよい。
すなわち、前述のようにフィルタの下流側の温度変化は、フィルタの上流側の温度変化に対して時間遅れを伴うので、簡単には、フィルタの下流の温度上昇に係る傾きと、該傾きが検出された時点の所定時間前の、フィルタの上流側の温度上昇に係る傾きとを比較してもよい。そして、フィルタの下流側の温度上昇に係る傾きが、所定時間だけ前におけるフィルタの上流側の温度上昇に係る傾きより大きい場合に、フィルタが過昇温すると判定してもよい。
これによれば、より簡単な手順で、フィルタの上流側と下流側における温度変化の時間差をキャンセルすることができ、より正確にフィルタの過昇温の可能性を判定することができる。
また、本発明においては、前記過昇温判定手段による判定は、前記内燃機関への吸入空気量が所定空気量以下の場合に行なわれるようにしてもよい。
すなわち、吸入空気量が有る程度以上多い場合には、フィルタからの排気による持ち去り熱量が多いためにフィルタの過昇温が生じる可能性が低くなるので、フィルタの過昇温を判定する必要性が低くなる。また、吸入空気量が多い条件においては、酸化触媒に供給された還元剤が酸化触媒をすり抜け、この還元剤がフィルタで発熱してフィルタ下流の温度を過度に上昇させてしまうおそれがある。
従って、本発明においては、内燃機関への吸入空気量が所定空気量以下の場合に限って、過昇温判定手段が前記フィルタの過昇温の可能性を判定することとしてもよい。そうすれば、より精度の良い判定が可能な状態においてのみ、過昇温判定手段によるフィルタの過昇温の可能性の判定を行うことができ、判定の信頼性をより向上させることができる。
なおここで、所定空気量とは、内燃機関への吸入空気量がこれより多い場合には、フィ
ルタの過昇温の可能性の判定の必要性がなくなるか、あるいは、酸化触媒をすり抜ける還元剤の量が増加しフィルタの下流側の温度上昇を促進してしまう、閾値としての吸入空気量である。この所定空気量は予め実験的に求めてもよい。
また、本発明においては、前記過昇温判定手段による判定は、前記フィルタ前温度検出手段により検出された前記酸化触媒と前記フィルタの間の温度が所定温度以上の場合に行なわれるようにしてもよい。
すなわち、酸化触媒の温度が低い状態では、酸化触媒に供給された還元剤が酸化触媒をすり抜け易くなる。そうすると、酸化触媒をすり抜けた還元剤がフィルタで発熱し、フィルタの下流側の温度上昇を促進する。従って、酸化触媒の温度がある程度以上低い状態では、フィルタの過昇温の可能性の判定を精度良く行うことが困難となる場合がある。
従って、本発明においては、前記フィルタ前温度検出手段により検出された前記酸化触媒と前記フィルタの間の温度が所定温度以上の場合に限って、過昇温判定手段によるフィルタの過昇温の可能性の判定を行うようにしてもよい。
そうすれば、より精度の良い判定が可能な状態においてのみ、過昇温判定手段によるフィルタの過昇温の可能性の判定を行うことができ、判定の信頼性をより向上させることができる。
なおここで、所定温度とは、酸化触媒とフィルタの間の温度がこれより低い場合には、酸化触媒をすり抜ける還元剤の量が増加し、フィルタの下流側の温度上昇を促進してしまう閾値としての温度であり、予め実験的に求めてもよい。
また、本発明においては、前記過昇温判定手段による判定は、前記フィルタに捕集された微粒子物質の堆積量が所定堆積量以上の場合に行なわれるようにしてもよい。
すなわち、フィルタに捕集された微粒子物質の堆積量が少ない場合には、フィルタの過昇温の可能性が低くなるので、フィルタの過昇温を判定する必要性が低くなる。従って、本発明においては、過昇温判定手段による判定は、フィルタに捕集された微粒子物質の堆積量が所定堆積量以上の場合であって、ある程度以上フィルタの過昇温の可能性がある場合に限って、フィルタの過昇温の可能性の判定を行うこととしてもよい。
そうすれば、本当に必要な場合に限ってフィルタの過昇温を判定することができ、無駄に複雑な制御が行なわれることを抑制できる。
なお、本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて使用することができる。
本発明にあっては、フィルタが過剰に高温になることを事前に検出し、フィルタの過昇温をより確実に抑制できる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。
図1は、本実施例に係る内燃機関と、その吸排気系及び制御系の概略構成を示す図である。なお、図1においては、内燃機関1の内部は省略されている。図1において、内燃機
関1には、燃焼室から排出される排気が流通する排気通路としての排気管5が接続され、この排気管5は下流にて図示しないマフラーに接続されている。また、排気管5の途中には、排気中の微粒子物質を浄化するフィルタユニット10が配置されている。
本実施例におけるフィルタユニット10の内部の上流側には、酸化能を有する酸化触媒10aが設けられており、その下流側に多孔質の基材からなるウォールフロー型のフィルタ10bが設けられている。そして、フィルタユニット10における、酸化触媒10aとフィルタ10bとの間の部分及び、フィルタ10bの下流部分には、それぞれの箇所における排気の温度を検出するフィルタ前温度センサ15と、フィルタ後温度センサ16とが配置されている。このフィルタ前温度センサ15によって、酸化触媒10aから排出されてフィルタ10bに導入される前の排気の温度が検出可能である。また、フィルタ後温度センサ16によって、フィルタ10bから排出された排気の温度が検出可能である。
排気管5におけるフィルタユニット10の上流側には、フィルタ10bに捕集され堆積した微粒子物質を酸化除去するPM再生処理の際に、酸化触媒10aに還元剤としての燃料を供給する燃料添加弁12が配置されている。燃料添加弁12から添加された燃料は、内燃機関1からの排気とともに酸化触媒10aに運ばれ酸化反応を起こす。その結果、酸化触媒10aから高温の排気が排出され、フィルタ10bの温度を上昇させる。そのことによって、フィルタ10bに堆積された微粒子物質が酸化除去される。
また、排気管5におけるフィルタユニット10の下流側には、フィルタユニット10の下流側の排気管5を通過する排気の流量を制御する排気絞り弁17が配置されている。
一方、内燃機関1には吸気を導入するための吸気管6が接続されている。この吸気管6には、吸気管6を通過する新気の量を制御可能なスロットル弁13が設けられている。
また、内燃機関1には、吸気管6と排気管5とを連通するEGR(排気再循環)通路30が形成されている。このEGR通路30は、排気の一部を適宜吸気管6に戻す機能を有する。EGR通路30には、同通路30内を流れるガス(EGRガス)の流れ方向に沿って上流から下流にかけ、EGRクーラ31、EGR弁32が、順次配設されている。
EGRクーラ31は、EGR通路30の周囲を取り巻くように設けられ、EGRガスを冷却する。EGR弁32は、無段階に開閉される電子制御弁(開閉弁)であり、EGRガスの流量を自在に調整することができる。
以上述べたように構成された内燃機関1及びその排気系には、該内燃機関1及び排気系を制御するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)20が併設さ
れている。このECU20は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態等を制御する他、内燃機関1のフィルタユニット10に係る制御を行うユニットである。
ECU20には、図示しないクランクポジションセンサや、アクセルポジションセンサ、吸入空気量を検出するエアフローメータなどの内燃機関1の運転状態の制御に係るセンサ類の他、上述のフィルタ前温度センサ15、フィルタ後温度センサ16が電気配線を介して接続され、出力信号がECU20に入力されるようになっている。一方、ECU20には、内燃機関1内の図示しない燃料噴射弁等が電気配線を介して接続される他、本実施例における燃料添加弁12、スロットル弁13、EGR弁32及び排気絞り弁17が電気配線を介して接続され、ECU20によって制御されるようになっている。なお、上記のフィルタ前温度センサ15は本実施例においてフィルタ前温度検出手段に相当する。また、フィルタ後温度センサ16は、フィルタ後温度検出手段に相当する。
また、ECU20には、CPU、ROM、RAM等が備えられており、ROMには、内燃機関1の種々の制御を行うためのプログラムや、データを格納したマップが記憶されている。フィルタ10bの微粒子物質を酸化除去するためのPM再生処理を実行するPM再生ルーチン(説明は省略)なども、ECU20のROMに記憶されているプログラムの一つである。なお、ECU20は、本実施例において過昇温判定手段に相当する。
ここでPM再生処理を実行中に、例えば内燃機関1の運転状態が高機関負荷、高機関回転数になった場合には、酸化触媒10aに導入され排出される排気の温度が高くなり、フィルタ10bにおける微粒子物質の酸化反応が活発化するため、フィルタ10bが過昇温するおそれがある。また、例えばフィルタ10bが高温の状態で内燃機関1の運転状態が低機関負荷となった場合にも、フィルタ10bに高酸素濃度の排気ガスが供給されるために微粒子物質が急激に酸化され、フィルタ10bが過昇温するおそれがある。
そのような場合に、フィルタ10bの下流側の排気の温度を検出し、この温度が閾値を超えた場合にフィルタ10bが過昇温していると判定するシステムがあるが、これでは、実際にフィルタ10bが過昇温して初めてその事が正確に検出されるため、フィルタ10bの過昇温を事前に抑制することは困難な場合があった。また、フィルタ10bの下流側の排気の温度自体は、内燃機関1の運転状態に応じて変化するため、フィルタ10bの過昇温を内燃機関1の加速による昇温やPM再生時の正常な範囲の昇温と区別することが困難な場合があった。
図2には、フィルタ10bの正常な範囲での温度上昇の場合と、フィルタ10bが過昇温した場合の、フィルタ前温度センサ15によって検出されたフィルタ10bの上流側の排気温度(以下、「THCI」という。)と、フィルタ後温度センサ16によって検出されたフィルタ10bの下流側の排気温度(以下、「THCO」という。)の変化についてのグラフを示す。
図2(a)は、例えばPM再生処理中におけるフィルタ10bの正常な範囲での温度上昇についての、THCIとTHCOの変化についてのグラフである。PM再生処理においては燃料添加弁12から還元剤としての燃料が酸化触媒10aに供給されるので、その反応熱によって酸化触媒10aの温度は上昇する。そうすると、それに伴ってTHCIも上昇する。
THCIが上昇すると、フィルタ10bの温度も上昇し、フィルタ10bに堆積された微粒子物質が適量酸化除去されるのでTHCOも上昇する。その際、フィルタ10bの熱容量の影響で、図2(a)に示すようにTHCOの変化は、THCIと比較してなまされる。従って、少なくとも温度上昇の初期の段階では、THCIの温度上昇の傾きがTHCOの温度上昇の傾きより大きくなる。
図2(b)は、フィルタ10bが過昇温する場合の、THCIとTHCOの変化についてのグラフである。この場合には、THCIが上昇すると、フィルタ10bの温度も上昇するが、フィルタ10bに堆積された微粒子物質が多量に酸化し、その酸化熱がTHCIの温度上昇分に上乗せされるので、THCOの温度は急激に上昇する。そして、THCOの温度上昇の傾きがTHCIの温度上昇の傾きより大きくなる。
本実施例においては、上記のような、フィルタ10bの前後の温度上昇の特性に着目した。そして、THCIとTHCOの上昇の傾きを検出し、THCOの上昇傾きがTHCIの上昇傾きより大きい場合に、フィルタ10bが過昇温する可能性があると判定することにした。
図3には、本実施例におけるフィルタ10bの過昇温の可能性の判定の第1の態様について示す。本態様においては、フィルタ後温度センサ16により検出されたフィルタ10bの下流の温度THCOの時点t1における上昇の傾きdTHCO/dtと、時点t1−Δt1から時点t1までの期間における酸化触媒10aとフィルタ10bとの間の温度THCIの上昇の傾きの最大値(dTHCI/dt)maxとを比較する。そして、dTHCO/dt>(dTHCI/dt)maxが成立した場合に、フィルタ10bで過昇温が生じる可能性があると判定する。
これによれば、まず、フィルタ10bの温度が過剰に高温になる前の段階で、フィルタ10bの過昇温の可能性を判定することができるので、より確実にフィルタ10bの過昇温による劣化や溶損を回避することができる。
また、略同時期における、フィルタ10bの前後の温度上昇の差に基づいて過昇温の可能性の判定を行うので、内燃機関1の運転状態などの影響を排除でき、より正確にフィルタ10bの過昇温の可能性を判定することができる。
ここで、Δt1は、予め実験的に求められた一定値としてもよいし、内燃機関1の運転状態との関係において逐一マップから読み出すようにしてもよい。あるいは、時点t1−Δt1が、THCIの温度上昇が開始した時点となるようにΔt1を設定してもよい。
また、この態様によれば、THCIの傾きの最大値を保管しておき、この値よりTHCOの傾きが大きい場合に、フィルタ10bが過昇温すると判定するので、判定の漏れが少なく、より確実にフィルタ10bの過昇温を回避することができる。
次に、フィルタの過昇温の可能性の判定に係る第2の態様について説明する。
この態様においては、図4に示すように、フィルタ後温度センサ16により検出されたTHCOの時点t2における傾きdTHCO/dtと、時点t2−Δt2においてフィルタ前温度センサ15により検出されたTHCIの傾きdTHCI/dtとを比較し、dTHCO/dt>dTHCI/dtが成立した場合に、フィルタ10bで過昇温が生じる可能性があると判定する。
こうすれば、より簡単な方法によってフィルタ10bの過昇温を判定することができる。ここで、Δt2の値は、予め実験的に求めた一定値としてもよいし、フィルタ10bの容量と吸入空気量、または内燃機関1の運転状態との関係においてマップから読み出すようにしてもよい。
また、フィルタ10bの容量が小さい場合には、Δt2を零としてもよい。すなわち、時点t2におけるTHCOの傾きdTHCO/dtと、同時点におけるTHCIの傾きdTHCI/dtとを比較し、dTHCO/dt>dTHCI/dtが成立した場合に、フィルタ10bで過昇温が生じる可能性があると判定してもかまわない。そうすれば、さらに簡単な方法によってフィルタ10bの過昇温の可能性を判定することができる。
但し、この態様において過昇温判定を行うt2の範囲は、THCOまたはTHCIに係る温度上昇曲線におけるなるべく早期の範囲に限定してもよい。これは、THCOまたはTHCIに係る温度上昇曲線における後期においては、THCIが飽和状態に近づき、THCIの変化の傾きが小さくなるために、フィルタ10bの過昇温を正確に判定しづらくなる(フィルタ10bが過昇温する可能性がなくてもdTHCO/dt>dTHCI/dtとなり得る)からである。
例えば、過昇温判定を行うt2の範囲は、図5(a)に示すように、THCOの変化曲線における変曲点に係る時点t3より早期に限定してもよい。あるいは、図5(b)に示すように、過昇温判定を行うt2の範囲は、時点(t2-Δt2)が、THCIの変化曲
線における変曲点に係る時点t4より早期となるような範囲に限定してもよい。
次に、上記の第1及び第2の態様で説明した、フィルタ10bの過昇温の可能性の判定をさらに正確に行うために、上記判定を行う状態を制限する場合について説明する。
まず第1に、上記の判定を行うのは内燃機関1への吸入空気量が触媒すり抜け空気量Ga1以下の場合としてもよい。すなわち、吸入空気量が多い状態においては、燃料添加弁12から酸化触媒10aに供給した燃料が酸化触媒10aをすり抜け、フィルタ10bにおいて発熱するおそれがある。そうすると、フィルタ10bが昇温され、過昇温の可能性がある状態でないにも拘らずフィルタ10bが過昇温すると判定されるおそれがあるからである。
ここで触媒すり抜け空気量Ga1は、吸入空気量がこれより多い場合には、燃料添加弁12から酸化触媒10aに供給した燃料の一部が酸化触媒10aをすり抜け、フィルタ10bにおいて発熱することにより、過昇温の可能性がある状態でないにも拘らずフィルタ10bが過昇温すると誤判定されるおそれが生じると考えられる閾値としての吸入空気量である。この触媒すり抜け空気量Ga1は所定空気量に相当する。
また、上記の判定を行うのは酸化触媒10aとフィルタ10bの間の温度THCIが燃料すり抜け温度T1以上の場合としてもよい。すなわち、酸化触媒10aの温度が低い状態においては、燃料添加弁12から酸化触媒10aに供給した燃料が酸化触媒10aをすり抜け易く、フィルタ10bにおいて発熱するおそれがある。そうすると、フィルタ10bが昇温され、過昇温の可能性がある状態でないにも拘らずフィルタ10bが過昇温すると判定されるおそれがあるからである。また、THCIが低い状態においては、そもそもフィルタ10bの過昇温が生じる危険性が極めて少ないからである。
ここで触媒すり抜け温度T1は、THCIがこれより低い場合には、燃料添加弁12から酸化触媒10aに供給した燃料の一部が酸化触媒10aをすり抜け、フィルタ10bにおいて発熱することにより、過昇温の可能性がある状態でないにも拘らずフィルタ10bが過昇温すると誤判定されるおそれが生じると考えられ、または、酸化触媒10aから排出される排気の温度が低くフィルタ10bの過昇温が生じる危険性が極めて少ないと考えられる閾値としての温度である。この触媒すり抜け温度T1は所定温度に相当する。
さらに、上記の判定を行うのはフィルタ10bに堆積された微粒子物質の量が危険堆積量以上である場合としてもよい。ここで危険堆積量は、フィルタ10bに堆積された微粒子物質がこの量より少ない場合には、フィルタ10b内で微粒子物質が一気に酸化したとしてもフィルタ10bが過昇温するに至らない閾値としての微粒子物質の堆積量である。すなわち、フィルタ10bに堆積された微粒子物質の量が危険堆積量より少ない状態においては、フィルタ10bにおいて微粒子物質が一気に酸化したとしても、フィルタ10bの過昇温に至らないので、フィルタ10bの過昇温の可能性の判定の必要性が低いからである。この危険堆積量は所定堆積量に相当する。
次に、上記の実施態様においてフィルタ10bが過昇温すると判定された場合の対処方法について説明する。
まずは、EGR弁32を絞ることにより吸気管6に再循環されるEGRガスの量を低下
させてもよい。これにより内燃機関1に導入される新気の量を増加させ、フィルタユニット10に流入する排気の温度を低下させる。これによって、フィルタ10bの過昇温を抑制できる。
同様に、スロットル弁13の開度を増加させて内燃機関1に導入される新気の量を増加させてもよい。これによっても、フィルタユニット10に流入する排気の温度を低下させることができ、フィルタ10bの過昇温を抑制できる。
さらには、排気絞り弁17の開度を減少させることにより、フィルタ10b内の排気の密度を増加させてもよい。そうすれば、フィルタ10bの熱容量を上昇させることができ、フィルタ10bのさらなる昇温を抑制することができる。
本発明の実施例における内燃機関と、その吸排気系及び制御系の概略構成を示す図である。 本発明の実施例における通常の温度上昇の場合と、過昇温の場合に係る、フィルタの上流側の温度上昇と、フィルタの下流側の温度上昇を示すグラフである。 本発明の実施例におけるフィルタの過昇温の可能性の判定手法の第1の態様について説明するための図である。 本発明の実施例におけるフィルタの過昇温の可能性の判定手法の第2の態様について説明するための図である。 本発明の実施例におけるフィルタの過昇温の可能性の判定手法の第2の態様を実施する際の時間的範囲について説明するための図である。
符号の説明
1・・・内燃機関
5・・・排気管
6・・・吸気管
10・・・フィルタユニット
10a・・・酸化触媒
10b・・・フィルタ
12・・・燃料添加弁
13・・・スロットル弁
15・・・フィルタ前温度センサ
16・・・フィルタ後温度センサ
17・・・排気絞り弁
20・・・ECU
30・・・EGR通路
31・・・EGRクーラ
32・・・EGR弁

Claims (5)

  1. 内燃機関の排気通路に配置され、該排気通路を通過する排気中の微粒子物質を捕集するフィルタと、
    前記排気通路における前記フィルタの上流側に配置され、酸化能を有する酸化触媒と、
    前記排気通路における前記酸化触媒と前記フィルタの間の温度を検出するフィルタ前温度検出手段と、
    前記排気通路における前記フィルタの下流の温度を検出するフィルタ後温度検出手段と、
    前記フィルタ後温度検出手段により検出された前記フィルタの下流の温度の上昇に係る傾きが、前記フィルタ前温度検出手段により検出された前記酸化触媒と前記フィルタの間の温度の上昇に係る傾きより大きい場合に、前記フィルタが過昇温すると判定する過昇温判定手段と、
    を備え、
    前記過昇温判定手段は、前記フィルタの過昇温の判定を行う範囲を、前記フィルタ後温度検出手段により検出された前記フィルタの下流側の温度の変化を示した変化曲線が下に凸から上に凸に変わる時点である変曲点より早期に限定し、前記フィルタの下流側の温度の変化を示した変化曲線の上昇に係る傾きが、該傾きが検出される前の所定期間における、前記フィルタ前温度検出手段により検出された、前記酸化触媒と前記フィルタの間の温度の変化を示した変化曲線の上昇に係る傾きの最大値より大きい場合に、前記フィルタが過昇温すると判定することを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  2. 内燃機関の排気通路に配置され、該排気通路を通過する排気中の微粒子物質を捕集するフィルタと、
    前記排気通路における前記フィルタの上流側に配置され、酸化能を有する酸化触媒と、
    前記排気通路における前記酸化触媒と前記フィルタの間の温度を検出するフィルタ前温度検出手段と、
    前記排気通路における前記フィルタの下流の温度を検出するフィルタ後温度検出手段と、
    前記フィルタ後温度検出手段により検出された前記フィルタの下流の温度の上昇に係る傾きが、前記フィルタ前温度検出手段により検出された前記酸化触媒と前記フィルタの間の温度の上昇に係る傾きより大きい場合に、前記フィルタが過昇温すると判定する過昇温
    判定手段と、
    を備え、
    前記過昇温判定手段は、前記フィルタ後温度検出手段により検出された、前記フィルタの下流側の温度の変化を示した変化曲線の上昇に係る傾きが、該傾きが検出された時点より所定時間だけ前に前記フィルタ前温度検出手段により検出された前記酸化触媒と前記フィルタの間の温度の変化を示した変化曲線の上昇に係る傾きより大きい場合に、前記フィルタが過昇温すると判定し、
    前記フィルタの過昇温の判定を行う範囲を、前記フィルタの下流側の温度の上昇に係る傾きが検出された時点よりも所定時間だけ前の時点、前記フィルタ前温度検出手段により検出された前記酸化触媒と前記フィルタの間の温度の変化曲線が下に凸から上に凸に変わる時点である変曲点より早期となる範囲に限定することを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  3. 前記過昇温判定手段による判定は、前記内燃機関への吸入空気量が所定空気量以下の場合に行なわれることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化システム。
  4. 前記過昇温判定手段による判定は、前記フィルタ前温度検出手段により検出された前記酸化触媒と前記フィルタの間の温度が所定温度以上の場合に行なわれることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化システム。
  5. 前記過昇温判定手段による判定は、前記フィルタに捕集された微粒子物質の堆積量が所定堆積量以上の場合に行なわれることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化システム。
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