JP2006316720A - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 排気中のPMを捕集するフィルタを備えた内燃機関の排気浄化システムにおいて、フィルタが過昇温する可能性があるか否かをより好適に判別することが可能な技術を提供することを課題とする。
【解決手段】 吸入空気量や燃料噴射量等から算出される基準排気空燃比と、フィルタより下流側で測定される測定排気空燃比との差を算出し(S103)、この差が規定空燃比差以上であるときにフィルタが過昇温する可能性があると判定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関の排気通路に設けられ且つ排気中の粒子状物質を捕集するパティキュレートフィルタを備えた内燃機関の排気浄化システムに関する。
内燃機関の排気通路に設けられ且つ排気中の粒子状物質(以下、PMと称する)を捕集するパティキュレートフィルタ(以下、単にフィルタと称する)を備えた内燃機関の排気浄化システムにおいて、フィルタより下流側の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段を備え、該酸素濃度検出手段によって検出される酸素濃度が閾値以下となった時に、フィルタの急速燃焼が発生したと判断する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1には、酸素濃度検出手段によって検出される酸素濃度が急速に低下した時に、フィルタの急速燃焼が発生したと判断する技術も開示されている。さらに、特許文献1には、フィルタより上流側の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段をさらに備え、フィルタより上流側の酸素濃度とフィルタより下流側の酸素濃度との差が閾値以上となったとき時に、フィルタの急速燃焼が発生したと判断する技術も開示されている。
特開2004−68804号公報 特開2003−206722号公報 特開2004−162633号公報 特開平8−49526号公報 特開2003−161139号公報
排気中のPMを捕集するフィルタを備えた内燃機関の排気浄化システムにおいては、フィルタを昇温させることで該フィルタに捕集されたPMを酸化・除去するフィルタ再生制御が行われる場合がある。また、内燃機関の運転状態が高負荷となり排気が昇温することによって、フィルタに捕集されたPMが酸化する場合がある。
このような場合、フィルタにおけるPMの酸化が急激に促進するとフィルタが過昇温する虞がある。そのため、フィルタが過昇温する可能性があるか否かを判別し、フィルタが過昇温する可能性があると判定された場合は、フィルタの昇温を抑制する昇温抑制制御を実行する必要がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、排気中のPMを捕集するフィルタを備えた内燃機関の排気浄化システムにおいて、フィルタが過昇温する可能性があるか否かをより好適に判別することが可能な技術を提供することを課題とする。
本発明は、排気中のPMを捕集するフィルタを備えた内燃機関の排気浄化システムにおいて、吸入空気量や燃料噴射量等から算出される基準排気空燃比と、フィルタより下流側で測定される測定排気空燃比との差を算出し、この差が規定空燃比差以上であるときにフィルタが過昇温する可能性があると判定するものである。
より詳しくは、本発明に係る内燃機関の排気浄化システムは、
内燃機関の排気通路に設けられ且つ排気中の粒子状物質を捕集するパティキュレートフィルタと、
該パティキュレートフィルタより上流側の前記排気通路に設けられているかもしくは該パティキュレートフィルタに担持されている酸化機能を有する触媒と、
前記内燃機関における主燃料噴射を実行する主燃料噴射手段と、
規定条件が成立したときに前記触媒より上流側から前記触媒に燃料を供給する燃料供給手段と、
前記内燃機関に流入する吸入空気量および前記主燃料噴射手段によって噴射される主燃料噴射量、前記燃料供給手段によって供給される燃料供給量に基づいて、前記触媒に流入する排気の空燃比である基準排気空燃比を算出する基準排気空燃比算出手段と、
前記パティキュレートフィルタより下流側の排気の空燃比を測定する排気空燃比測定手段と、を備え、
前記基準排気空燃比算出手段によって算出される前記基準排気空燃比から前記排気空燃比測定手段によって測定された値である測定排気空燃比を減算した値が規定空燃比差以上の場合は、前記パティキュレートフィルタが過昇温する可能性があると判定する。
ここで、規定条件としては、フィルタにおけるPM捕集量が規定捕集量以上となったときであって且つ触媒が活性化しているときを例示することが出来る。ここでの規定捕集量とは、内燃機関の運転状態への影響が過剰に大きくなる捕集量よりも少ない量であって、予め定められた量である。
規定条件が成立すると、燃料供給手段よって触媒に燃料が供給される。そして、供給された燃料が触媒において酸化することで発生する酸化熱によってフィルタが昇温するため、該フィルタに捕集されたPMが酸化・除去される。即ち、本発明においては、規定条件が成立したときにフィルタ再生制御が実行される。
規定条件が成立していない場合は、燃料供給手段による触媒への燃料供給は行われない。しかしながら、このようなときであっても、内燃機関の運転状態が高負荷となりフィルタに流入する排気の温度が上昇することで、該フィルタに捕集されたPMが酸化・除去される場合がある。
基準排気空燃比算出手段は、燃料供給手段による触媒への燃料供給が行われない場合は、燃料供給手段によって供給される燃料供給量を零とし、吸入空気量および主燃料噴射量に基づいて基準排気空燃比を算出する。一方、燃料供給手段による燃料の供給が行われているときは、該燃料供給手段によって供給される燃料供給量と主燃料噴射量との和を総燃料量とし、吸入空気量および該総燃料量に基づいて基準排気空燃比を算出する。
この基準排気空燃比は、フィルタに流入する排気の空燃比、即ち、フィルタより上流側の排気の空燃比の算出値である。そして、本発明では、排気空燃比測定手段が、フィルタより下流側の排気の空燃比を測定する。この排気空燃比測定手段の測定値を測定排気空燃比とする。
フィルタ再生制御が実行されたり、高負荷運転によって排気の温度が上昇したりすることで、フィルタにおいてPMが酸化した場合、該PMの酸化のために酸素が消費される。そのため、フィルタより下流側の空燃比がフィルタより上流側の空燃比よりも小さい値となる。つまり、測定排気空燃比が基準排気空燃比よりも小さい値となる。
フィルタにおけるPMの酸化が急激に促進した場合に該フィルタが過昇温する可能性が高くなる。そして、フィルタにおけるPMの酸化が急激に促進した場合、フィルタより下流側の排気の空燃比が急激に低下するため、PMが徐々に酸化している場合に比べて、基準排気空燃比と測定排気空燃比との差が急激に大きくなる。
そこで、本発明では、基準排気空燃比から測定排気空燃比を減算した値が規定空燃比差以上の場合、フィルタが過昇温する可能性があると判定する。
ここで、規定空燃比差は、フィルタにおけるPMの酸化が急激に促進していると判断出来る閾値となる値である。この規定空燃比差を、基準排気空燃比、および、フィルタにおけるPM捕集量、フィルタに流入する排気の流量、フィルタに流入する排気の温度、フィルタより上流側の排気通路内の圧力等に基づいて決定しても良い。
例えば、フィルタが過昇温する可能性があるか否かを、フィルタより下流側の酸素濃度に基づいて判別する場合、内燃機関の運転状態が変化することで排気の酸素濃度が変化しているときは、その判別が困難となる。しかしながら、本発明においては、基準排気空燃比から測定排気空燃比を減算した値に基づいて、フィルタが過昇温する可能性があるか否かを判別するため、内燃機関の運転状態によらずその判別を行うことが可能である。
また、フィルタより下流側の排気の温度に基づいて、フィルタが過昇温する可能性があるか否かを判別する場合、フィルタの熱容量は比較的大きいため、フィルタが過昇温する可能性があるとの判定が遅れる虞がある。しかしながら、本発明においては、フィルタにおけるPMの酸化が急激に促進した時点で、フィルタが過昇温する可能性があると判定出来る。そのため、フィルタが過昇温する可能性があるとの判定をより早期に行うことが可能である。
上記のように、本発明によれば、排気中のPMを捕集するフィルタを備えた内燃機関の排気浄化システムにおいて、フィルタが過昇温する可能性があるか否かをより好適に判別することが出来る。
本発明においては、フィルタにおけるPM捕集量を推定するPM捕集量推定手段と、該PM捕集量推定手段によって推定されるPM捕集量およびフィルタにおけるPM捕集量分布、フィルタに流入する排気の流量、フィルタに流入する排気の温度に基づいて、フィルタより上流側の排気通路(以下、上流側排気通路と称する)内の圧力の基準値である基準排気圧力を算出する基準排気圧力算出手段と、上流側排気通路内の圧力を測定する排気圧力測定手段と、をさらに備えても良い。この場合、前記に加えて、排気圧力測定手段によって測定された値である測定排気圧力から基準排気圧力算出手段よって算出される基準排気圧力を減算した値が規定圧力差以上の場合も、フィルタが過昇温する可能性があると判定しても良い。
基準排気圧力算出手段は、フィルタにおけるPM捕集量、および、フィルタにおけるPM捕集量分布、フィルタに流入する排気の流量、フィルタに流入する排気の温度に基づいて基準排気圧力を算出する。この基準排気圧力は、フィルタにおいてPMが酸化していないと仮定した場合の上流側排気通路内の圧力の算出値である。そして、上記構成では、排気圧力測定手段が上流側排気通路内の圧力を測定する。この排気圧力測定手段の測定値を測定排気圧力とする。
フィルタにおいてPMが酸化した場合、その酸化熱によって排気の粘度が上昇するため、上流側排気通路内の圧力が上昇する。そのため、フィルタにおいてPMが酸化すると、測定排気圧力が基準排気圧力よりも大きい値となる。
そして、フィルタにおけるPMの酸化が急激に促進した場合、排気の粘度が急激に上昇するため、PMが徐々に酸化している場合に比べて、基準排気圧力と測定排気圧力との差が急激に大きくなる。
そこで、上記構成では、測定排気圧力から基準排気圧力を減算した値が規定圧力差以上の場合は、フィルタが過昇温する可能性があると判定する。
ここで、規定圧力差は、フィルタにおけるPMの酸化が急激に促進していると判断出来る閾値となる値である。この規定圧力差を、基準排気空燃比、および、フィルタにおけるPM捕集量、フィルタにおけるPM捕集量分布、フィルタに流入する排気の流量、フィルタに流入する排気の温度、測定排気圧力等に基づいて決定しても良い。
上記構成によれば、測定排気圧力から基準排気圧力を減算した値に基づいて、フィルタが過昇温する可能性があるか否かを判別するため、前記と同様、内燃機関の運転状態によらずその判別を行うことが可能である。また、前記と同様、フィルタにおけるPMの酸化が急激に促進した時点で、フィルタが過昇温する可能性があると判定出来る。そのため、フィルタが過昇温する可能性があるとの判定をより早期に行うことが可能である。従って、排気中のPMを捕集するフィルタを備えた内燃機関の排気浄化システムにおいて、フィルタが過昇温する可能性があるか否かをより好適に判別することが出来る。
本発明においては、フィルタにおけるPM捕集量を推定するPM捕集量推定手段と、該PM捕集量推定手段によって推定されるPM捕集量およびフィルタにおけるPM捕集量分布、フィルタに流入する排気の流量、フィルタに流入する排気の温度に基づいて、排気通路内におけるフィルタより上流側とフィルタより下流側との圧力差(以下、フィルタ前後差圧と称する)の基準値である基準排気差圧を算出する基準排気差圧算出手段と、フィルタ前後差圧を測定する排気差圧測定手段と、をさらに備えても良い。この場合、前記に加えて、排気差圧測定手段によって測定された値である測定排気差圧から基準排気差圧算出手段よって算出される基準排気差圧を減算した値が規定差圧差以上の場合も、フィルタが過昇温する可能性があると判定しても良い。
基準排気差圧算出手段は、フィルタにおけるPM捕集量、および、フィルタにおけるPM捕集量分布、フィルタに流入する排気の流量、フィルタに流入する排気の温度に基づいて基準排気差圧を算出する。この基準排気差圧は、フィルタにおいてPMが酸化していないと仮定した場合のフィルタ前後差圧である。そして、上記構成では、排気差圧測定手段がフィルタ前後差圧を測定する。この排気差圧測定手段の測定値を測定排気差圧とする。
上述したように、フィルタにおいてPMが酸化すると、その酸化熱によって排気の粘度が上昇するため、上流側排気通路内の圧力が上昇する。それにより、フィルタ前後差圧もより大きくなる。そのため、フィルタにおいてPMが酸化すると、測定排気差圧が基準排気差圧よりも大きい値となる。
そして、フィルタにおけるPMの酸化が急激に促進した場合、排気の粘度が急激に上昇するため、PMが徐々に酸化している場合に比べて、基準排気差圧と測定排気差圧との差が急激に大きくなる。
そこで、上記構成では、測定排気差圧から基準排気差圧を減算した値が規定差圧差以上の場合は、フィルタが過昇温する可能性があると判定する。
ここで、規定差圧差は、フィルタにおけるPMの酸化が急激に促進していると判断出来る閾値となる値である。この規定差圧差を、基準排気空燃比、および、フィルタにおけるPM捕集量、フィルタにおけるPM捕集量分布、フィルタに流入する排気の流量、フィルタに流入する排気の温度、上流側排気通路内の圧力等に基づいて決定しても良い。
上記構成によれば、測定排気差圧から基準排気差圧を減算した値に基づいて、フィルタ
が過昇温する可能性があるか否かを判別するため、前記と同様、内燃機関の運転状態によらずその判別を行うことが可能である。また、前記と同様、フィルタにおけるPMの酸化が急激に促進した時点で、フィルタが過昇温する可能性があると判定出来る。そのため、フィルタが過昇温する可能性があるとの判定をより早期に行うことが可能である。従って、排気中のPMを捕集するフィルタを備えた内燃機関の排気浄化システムにおいて、フィルタが過昇温する可能性があるか否かをより好適に判別することが出来る。
本発明においては、フィルタにおけるPM捕集量を推定するPM捕集量推定手段と、主燃料噴射手段に対して主燃料噴射量を指示する主燃料噴射量指示手段と、燃料供給手段に対して燃料供給量を指示する燃料供給量指示手段と、をさらに備えても良い。この場合、基準排気空燃比算出手段は、主燃料噴射量指示手段によって指示される主燃料噴射量の指示量を主燃料噴射手段によって噴射される主燃料噴射量とし、且つ、燃料供給量指示手段によって指示される燃料供給量の指示量を燃料供給手段によって供給される燃料供給量として、基準排気空燃比を算出する。そして、このような場合において、PM捕集量推定手段によって推定されるPM捕集量が規定捕集量以下のときに、基準排気空燃比から測定排気空燃比を減算した値が規定空燃比差以上となっている場合は、主燃料噴射手段もしくは燃料供給手段の異常と判定しても良い。
ここで、規定捕集量は、フィルタにおけるPMの酸化が急激に促進した場合であってもフィルタが過昇温する可能性はほとんどないと判断出来るPM捕集量の上限値以下の値である。つまり、フィルタにおけるPM捕集量が規定捕集量以下の場合、PMが酸化することによって、基準排気空燃比から測定排気空燃比を減算した値が規定空燃比差以上となる可能性は低い。この規定捕集量は実験等によって予め定められた値であっても良い。
主燃料噴射手段に異常が発生した場合、主燃料噴射量指示手段によって指示された主燃料噴射量の指示量より多い量の燃料が主燃料噴射手段から噴射される場合がある。また、燃料供給手段に異常が発生した場合、燃料供給量指示手段によって指示された燃料供給量の指示量より多い量の燃料が燃料供給手段から供給される場合がある。
上記構成においては、主燃料噴射量指示手段によって指示された主燃料噴射量の指示量より多い量の燃料が主燃料噴射手段から噴射された場合、または、燃料供給量指示手段によって指示された燃料供給量の指示量より多い量の燃料が燃料供給手段から供給された場合、測定排気空燃比が基準排気空燃比よりも必然的に小さい値となる。
従って、上記構成によれば、フィルタにおけるPM捕集量が規定捕集量以下のときに、基準排気空燃比から測定排気空燃比を減算した値が規定空燃比差以上となっている場合、主燃料噴射量指示手段によって指示された主燃料噴射量の指示量より多い量の燃料が主燃料噴射手段から噴射されているか、もしくは、燃料供給量指示手段によって指示された燃料供給量の指示量より多い量の燃料が燃料供給手段から供給されていると判断することが出来る。即ち、このような場合は、主燃料噴射手段もしくは燃料供給手段の異常と判定することが出来る。
本発明において、上記のように、PM捕集量推定手段、および、主燃料噴射量指示手段、燃料供給量指示手段、をさらに備えている場合、基準排気空燃比算出手段は、主燃料噴射量指示手段によって指示される主燃料噴射量の指示量を主燃料噴射手段によって噴射される主燃料噴射量とし、且つ、燃料供給量指示手段によって指示される燃料供給量の指示量を燃料供給手段によって供給される燃料供給量として、基準排気空燃比を算出する。そして、このような場合において、フィルタに流入する排気の温度が規定温度以下のときに、基準排気空燃比から測定排気空燃比を減算した値が規定空燃比差以上の場合は、前記と同様、主燃料噴射手段もしくは燃料供給手段の異常と判定しても良い。
ここで、規定温度とは、触媒の活性温度の下限値より低い温度であっても良い。フィルタに流入する排気の温度が規定温度以下の場合、フィルタに触媒が担持されている場合であっても該触媒で燃料が酸化されない。そのため、フィルタの温度がPMの酸化が可能となる温度にまで上昇するのは困難である。また、フィルタより上流側に触媒が設けられている場合であっても、フィルタに流入する排気の温度が規定温度以下の場合はフィルタにおいてPMが酸化するのは困難である。従って、このような場合、フィルタにおいてPMの酸化はほとんど促進されないため、基準排気空燃比から測定排気空燃比を減算した値がPMの酸化によって規定空燃比差以上となる可能性は低い。尚、この規定温度は実験等によって予め定められた値である。
上記構成によれば、フィルタに流入する排気の温度が規定温度以下のときに、基準排気空燃比から測定排気空燃比を減算した値が規定空燃比差以上となっている場合、主燃料噴射量指示手段によって指示された主燃料噴射量の指示量より多い量の燃料が主燃料噴射手段から噴射されているか、もしくは、燃料供給量指示手段によって指示された燃料供給量の指示量より多い量の燃料が燃料供給手段から供給されていると判断することが出来る。即ち、このような場合は、主燃料噴射手段もしくは燃料供給手段の異常と判定することが出来る。
本発明において、上記のような主燃料噴射手段および燃料供給手段の異常判定方法によって、規定条件が成立していないときには主燃料噴射手段もしくは燃料供給手段の異常と判定されず、規定条件が成立しているときに主燃料噴射手段もしくは前記燃料供給手段の異常と判定された場合、燃料供給手段の異常と判定しても良い。
本発明においては、規定条件が成立していないときは燃料供給手段から燃料は供給されていない。そのため、規定条件が成立していないときに主燃料噴射手段もしくは燃料供給手段の異常と判定されなかった場合、主燃料噴射手段は正常であると判断出来る。
そして、これにより主燃料噴射手段は正常であると判断された場合において、規定条件が成立しているとき、即ち、主燃料噴射手段によって主燃料噴射が実行されており且つ燃料供給手段によって燃料供給が実行されているときに、主燃料噴射手段もしくは燃料供給手段の異常と判定された場合、燃料供給手段の異常であると判定することが出来る。
本発明によれば、排気中のPMを捕集するフィルタを備えた内燃機関の排気浄化システムにおいて、フィルタが過昇温する可能性があるか否かをより好適に判別することが出来る。
以下、本発明に係る内燃機関の排気浄化システムの具体的な実施の形態について図面に基づいて説明する。
<内燃機関とその吸排気系の概略構成>
ここでは、本発明を車両駆動用のディーゼル機関に適用した場合を例に挙げて説明する。図1は、本実施例に係る内燃機関の吸排気系の概略構成を示す図である。
内燃機関1は車両駆動用のディーゼル機関である。この内燃機関1には吸気通路3と排気通路2が接続されている。吸気通路3には、吸入空気量に対応する電気信号を出力するエアフロメータ10、および、スロットル弁11が設けられている。排気通路2には酸化
触媒5が設けられている。また、排気通路2における酸化触媒5より下流側には、排気中のPMを捕集するフィルタ4が設けられている。このフィルタ4には酸化触媒やNOx触媒等の酸化機能を有する触媒が担持されていても良い。
酸化触媒5より上流側の排気通路2には、排気中に燃料を添加する燃料添加弁12が設けられている。フィルタ4より下流側の排気通路2には、排気の流量を制御する排気絞り弁13が設けられている。
酸化触媒5より下流側且つフィルタ4より上流側の排気通路2には、排気の温度に対応した電気信号を出力する温度センサ6、および、フィルタ4より上流側の排気通路2内の圧力、即ち、上流側排気通路内の圧力に対応した電気信号を出力する圧力センサ7が設けられている。また、フィルタ4より下流側且つ排気絞り弁13より上流側の排気通路2には、排気の空燃比に対応した電気信号を出力する空燃比センサ9が設けられている。さらに、排気通路2には、フィルタ4より上流側の排気通路2内と、フィルタ4より下流側の排気通路2内との圧力の差、即ち、フィルタ前後差圧に対応した電気信号を出力する差圧センサ8が設けられている。
以上述べたように構成された内燃機関1には、この内燃機関1を制御するための電子制御ユニット(ECU)20が併設されている。このECU20は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。ECU20は、エアフロメータ10や、温度センサ6、圧力センサ7、差圧センサ8、空燃比センサ9と電気的に接続されている。これらの出力信号がECU20に入力される。
ECU20は、差圧センサ8の出力値からフィルタ4におけるPM捕集量を推定する。また、ECU20は、エアフロメータ10の出力値および排気絞り弁13の開度からフィルタ4に流入する排気の流量を推定する。
また、ECU20は、スロットル弁11や、内燃機関1の燃料噴射弁、燃料添加弁12、排気絞り弁13と電気的に接続されている。これらがECU20によって制御される。
<フィルタ再生制御>
次に、本実施例において、フィルタ4に捕集されたPMを酸化・除去すべく行われるフィルタ再生制御について説明する。本実施例では、フィルタ4におけるPM捕集量が規定捕集量以上となったときであって且つ酸化触媒5が活性化しているときにフィルタ再生制御の実行が開始される。ここでの規定捕集量とは、内燃機関1の運転状態への影響が過剰に大きくなる捕集量よりも少ない量であって、予め定められた量である。
本実施例に係るフィルタ再生制御では、スロットル弁11および排気絞り弁13が閉弁方向に制御される。これにより、排気の流量を絞ると共に、内燃機関1から排出される排気の温度を上昇させる。そして、さらに、燃料添加弁12から排気中に燃料を添加することで酸化触媒5に燃料を供給する。
供給された燃料が酸化触媒5において酸化することで発生する酸化熱によって排気の温度が上昇する。それに伴ってフィルタ4の温度が、PMの酸化が可能となる温度(以下、PM酸化温度と称する)にまで上昇することによってPMが酸化・除去される。尚、フィルタ再生制御においては、燃料添加弁12からの燃料添加量を制御することで、フィルタ4の温度をPM酸化温度の下限値以上であって、予めさだめられた目標フィルタ温度に制御する。
また、本実施例においては、上記説明したフィルタ再生制御が実行されていないときで
あっても、内燃機関1の運転状態が高負荷となっているときに、排気の温度が上昇することによってフィルタ4の温度がPM酸化温度に達する場合がある。このような場合も、フィルタ4においてPMが酸化・除去される。
<フィルタ過昇温判定方法>
フィルタ4の温度がPM酸化温度となっているときにPMの酸化が急激に促進されると、フィルタ4が過昇温する虞がある。そこで、本実施例においては、フィルタ4が過昇温する可能性があるか否かを判別し、フィルタ4が過昇温する可能性があると判定された場合、該フィルタ4の過昇温を抑制すべくフィルタ過昇温抑制制御が実行される。
ここで、本実施例において、フィルタ4が過昇温する可能性があるか否かを判別する方法について説明する。本実施例では、ECU20が、フィルタ4に流入する排気の空燃比、即ち、フィルタ4より上流側の排気の空燃比である基準排気空燃比A/Fbasisを算出する。この基準排気空燃比A/Fbasisは、エアフロメータ10によって検出される吸入空気量、および、内燃機関1の燃料噴射弁からの燃料噴射量、燃料添加弁12からの燃料添加量に基づいて算出される。
このとき、フィルタ再生制御が実行されていない場合は、燃料添加弁12から噴射される燃料添加量を零とし、吸入空気量および内燃機関1の燃料噴射弁からの燃料噴射量に基づいて基準排気空燃比A/Fbasisが算出される。一方、フィルタ再生制御が実行されている場合は、内燃機関1の燃料噴射弁からの燃料噴射量と燃料添加弁12からの燃料添加量との和を総燃料量とし、吸入空気量および該総燃料量に基づいて基準排気空燃比A/Fbasisが算出される。
尚、本実施例では、ECU20から燃料噴射弁に指示される燃料噴射量の指示量を燃料噴射弁からの燃料噴射量とし、ECU20から燃料添加弁12に指示される燃料添加量の指示量を燃料添加弁12からの燃料添加量として、基準排気空燃比A/Fbasisが算出される。
そして、本実施例では、空燃比センサ9によって、フィルタ4より下流側の排気の空燃比が測定される。この空燃比センサ9による測定値を測定排気空燃比A/Fmとする。
上述したように、フィルタ4におけるPMの酸化が急激に促進した場合に該フィルタ4が過昇温する可能性が高くなる。そして、フィルタ4におけるPMの酸化が急激に促進した場合、フィルタ4より下流側の排気の空燃比が急激に低下するため、PMが徐々に酸化している場合に比べて、基準排気空燃比A/Fbasisと測定排気空燃比A/Fmとの差が急激に大きくなる。
そこで、本実施例では、基準排気空燃比A/Fbasisから測定排気空燃比A/Fmを減算した値が規定空燃比差ΔA/F0以上の場合、フィルタ4が過昇温する可能性があると判定する。
ここで、規定空燃比差ΔA/F0は、フィルタ4におけるPMの酸化が急激に促進していると判断出来る閾値となる値である。この規定空燃比差ΔA/F0は、基準排気空燃比A/Fbasis、および、フィルタ4におけるPM捕集量、フィルタ4に流入する排気の流量、温度センサ6によって検出されるフィルタ4に流入する排気の温度、圧力センサ7によって検出される上流側排気通路内の圧力に基づいて算出される。規定空燃比差ΔA/F0と、基準排気空燃比A/Fbasis、および、フィルタ4におけるPM捕集量、フィルタ4に流入する排気の流量、フィルタ4に流入する排気の温度、上流側排気通路内の圧力との関係は実験等によって予め求めることが出来る。
<フィルタ過昇温抑制制御の制御ルーチン>
以下、本実施例に係るフィルタ過昇温抑制制御の制御ルーチンについて、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンは、ECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、規定間隔で実行される。
本ルーチンでは、ECU20は、先ずS101において、基準排気空燃比A/Fbasisを算出する。
次に、ECU20は、S102に進み、規定空燃比差ΔA/F0を算出する。ここでは、規定空燃比差ΔA/F0と、基準排気空燃比A/Fbasis、および、フィルタ4におけるPM捕集量、フィルタ4に流入する排気の流量、フィルタ4に流入する排気の温度、上流側排気通路内の圧力との関係を定めるマップをECU20に予め記憶させておき、該マップから規定空燃比差ΔA/F0を導出しても良い。
次に、ECU20は、S103に進み、基準排気空燃比A/Fbasisから測定排気空燃比A/Fmを減算した値が規定空燃比差ΔA/F0以上であるか否かを判別する。このS103において、肯定判定された場合、ECU20は、フィルタが過昇温する可能性があると判定しS104に進む。一方、S103において、否定判定された場合、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
S104において、ECU20は、フィルタ再生制御を実行中であるか否かを判別する。このS104において、肯定判定された場合、ECU20はS105に進み、否定判定された場合、ECU20はS106に進む。
S105に進んだECU20は、スロットル弁11および排気絞り弁13を開弁方向に制御することで排気の流量を増加させると共に、燃料添加弁12による燃料添加を停止することで、フィルタ過昇温抑制制御を実行する。その後、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
S106に進んだECU20は、スロットル弁11および排気絞り弁13を開弁方向に制御することで排気の流量を増加させることによって、フィルタ過昇温抑制制御を実行する。その後、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
上記説明したように、本実施例によれば、基準排気空燃比A/Fbasisから測定排気空燃比A/Fmを減算した値に基づいて、フィルタ4が過昇温する可能性があるか否かを判別する。そのため、内燃機関1の運転状態によらずその判別を行うことが可能である。また、フィルタ4におけるPMの酸化が急激に促進した時点で、フィルタ4が過昇温する可能性があると判定出来る。そのため、フィルタ4が過昇温する可能性があるとの判定をより早期に行うことが可能である。このように、本実施例によれば、フィルタ4が過昇温する可能性があるか否かをより好適に判別することが出来る。
尚、本実施例おいては、吸入空気量、および、内燃機関1の燃料噴射弁からの燃料噴射量、燃料添加弁12からの燃料添加量、フィルタ4におけるPM捕集量、フィルタ4に流入する排気の流量、フィルタ4に流入する排気の温度、上流側排気通路内の圧力等に基づいて、フィルタ4においてPMが徐々に酸化していると仮定した場合におけるフィルタ4より下流側の排気の空燃比を算出し、この算出値と測定排気空燃比A/Fmとの差に基づいて、フィルタ4が過昇温する可能性があるか否かを判定しても良い。
また、本実施例に係るフィルタ再生制御では、燃料添加弁12からの燃料添加に代えて
、内燃機関1において主燃料噴射に加えて副燃料噴射を行うことで酸化触媒5に燃料を供給しても良い。この場合、副燃料噴射は、主燃料噴射後であって、燃料の少なくとも一部が燃焼室内で燃焼せずに排気通路2に排出されるタイミングで実行される。また、この場合、ECU20は、吸入空気量および主燃料噴射量、副燃料噴射量に基づいて基準排気空燃比A/Fbasisを算出する。
また、本実施例では、酸化触媒5がフィルタ4より上流側の排気通路2に設けられている場合について説明したが、酸化触媒5がフィルタ4に担持された構成であっても良い。
本実施例に係る内燃機関の吸排気系の概略構成は、上述した実施例1と同様であるためその説明を省略する。
<燃料噴射弁および燃料添加弁の異常判定方法>
本実施例においては、実施例1におけるフィルタ過昇温抑制制御に加えて、内燃機関1の燃料噴射弁および燃料添加弁12の異常判定が行われる。以下、本実施例に係る内燃機関1の燃料噴射弁および燃料添加弁12の異常判定方法について、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンは、ECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、規定間隔で実行される。尚、本ルーチンは、実施例1に係るフィルタ過昇温抑制制御の制御ルーチンにS201からS203を加えたものである。そのため、S201からS203についてのみ説明し、その他のステップについての説明は省略する。
本ルーチンでは、S103において肯定判定された場合、ECU20はS201に進む。S201において、ECU20は、フィルタ4におけるPM捕集量Qpmが規定捕集量Q0以下であるか否かを判別する。ここで、規定捕集量Q0は、フィルタ4におけるPMの酸化が急激に促進した場合であってもフィルタ4が過昇温する可能性はほとんどないと判断出来るPM捕集量の上限値以下の値である。この規定捕集量Q0は実験等によって予め定められた値である。このS201において、肯定判定された場合、ECU20はS202に進み、否定判定された場合、S104に進む。
フィルタ4におけるPM捕集量Qpmが規定捕集量Q0以下の場合、PMが酸化することによって、基準排気空燃比A/Fbasisから測定排気空燃比A/Fmを減算した値が規定空燃比差ΔA/F0以上となる可能性は低い。ここで、基準排気空燃比A/Fbasisは、ECU20からの指示量を内燃機関1の燃料噴射弁からの燃料噴射量および燃料添加弁12からの燃料添加量として算出された値である。つまり、S201において、肯定判定された場合、ECU20からの指示量より多い燃料が、内燃機関1の燃料噴射弁もしくは燃料添加弁12から噴射もしくは添加されることによって、実際の排気空燃比が基準排気空燃比A/Fbasisよりも低くなっていると判断出来る。そこで、S202において、ECU20は、内燃機関1の燃料噴射弁もしくは燃料添加弁12の異常と判定する。
尚、フィルタ再生制御が実行されていないとき、即ち、燃料添加弁12から燃料添加が行われていないときに、S201において肯定判定された場合、内燃機関1の燃料噴射弁の異常と判定することが出来る。また、フィルタ再生制御が実行されていない状態ではS201において肯定判定されず、フィルタ再生制御の実行中にS201において肯定判定された場合、燃料添加弁12の異常と判定することが出来る。
次に、ECU20は、S203に進み、基準排気空燃比A/Fbasisから測定排気空燃比A/Fmを減算した値が規定空燃比差ΔA/F0よりも小さくなるように、内燃機関1の燃料噴射弁からの燃料噴射量もしくは燃料添加弁12からの燃料添加量を補正する
。このとき、S202において内燃機関の燃料噴射弁の異常と判定された場合は、内燃機関1の燃料噴射弁からの燃料噴射量を補正し、S202において燃料添加弁12の異常と判定された場合は、燃料添加弁12からの燃料添加量を補正する。その後、ECU20は、本ルーチンの実行を一旦終了する。
以上説明した制御ルーチンによれば、フィルタ過昇温制御に加えて、内燃機関1の燃料噴射弁および燃料添加弁12の異常判定を行うことが出来る。
<変形例>
次に、本実施例に係る燃料噴射弁および燃料添加弁の異常判定方法の変形例について、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンは、ECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、規定間隔で実行される。尚、本ルーチンは、図3に示す制御ルーチンにおけるS201をS301に置換えたものである。そのため、S301についてのみ説明し、その他のステップについての説明は省略する。
本ルーチンでは、S103において肯定判定された場合、ECU20はS301に進む。S301において、ECU20は、温度センサ6によって検出される排気の温度、即ち、フィルタ4に流入する排気の温度Tgasが規定温度T0以下であるか否かを判別する。ここで、規定温度T0は、酸化触媒5の活性温度の下限値より低い温度である。この規定温度T0は実験等によって予め定められた値である。このS301において、肯定判定された場合、ECU20はS202に進み、否定判定された場合、S104に進む。
フィルタ4に流入する排気の温度Tgasが規定温度T0以下の場合、フィルタ4においてPMの酸化はほとんど促進されないため、PMが酸化することによって、基準排気空燃比A/Fbasisから測定排気空燃比A/Fmを減算した値が規定空燃比差ΔA/F0以上となる可能性は低い。つまり、前記と同様、S301において、肯定判定された場合、ECU20からの指示量より多い燃料が、内燃機関1の燃料噴射弁もしくは燃料添加弁12から噴射もしくは添加されることによって、実際の排気空燃比が基準排気空燃比A/Fbasisよりも低くなっていると判断出来る。そこで、S202において、ECU20は、内燃機関1の燃料噴射弁もしくは燃料添加弁12の異常と判定する。
このような変形例に係る制御ルーチンによっても、フィルタ過昇温制御に加えて、内燃機関1の燃料噴射弁および燃料添加弁12の異常判定を行うことが出来る。
尚、本実施例においても、酸化触媒5がフィルタ4に担持された構成であっても良い。
また、図1のように、酸化触媒5がフィルタ4より上流側の排気通路2に設けられている場合、上記本実施例の変形例における規定温度T0を、フィルタ4に捕集されたPMがほとんど酸化しない温度の上限値以下の値としても良い。このような構成の場合、フィルタ4に流入する排気の温度Tgasが、酸化触媒4の活性温度の下限値以上であっても、フィルタ4に捕集されたPMがほとんど酸化しない温度の上限値以下であれば、フィルタ4においてPMの酸化はほとんど促進されない。
本実施例に係る内燃機関の吸排気系の概略構成は、上述した実施例1と同様であるためその説明を省略する。
<フィルタ過昇温判定方法>
ここで、本実施例において、フィルタ4が過昇温する可能性があるか否かを判別する方法について説明する。本実施例では、ECU20が、上流側排気通路内の圧力の基準値で
ある基準排気圧力Pbasisを算出する。この基準排気圧力Pbasisは、フィルタ4においてPMが酸化していないと仮定した場合の上流側排気通路内の圧力である。ECU20は、フィルタ4におけるPM捕集量、および、フィルタ4におけるPM捕集量分布、フィルタ4に流入する排気の流量、フィルタ4に流入する排気の温度に基づいて基準排気圧力Pbasisを算出する。
そして、本実施例では、圧力センサ7によって、上流側排気通路内の圧力が測定される。この圧力センサ7による測定値を測定排気圧力Pmとする。
フィルタ4においてPMが酸化した場合、その酸化熱によって排気の粘度が上昇するため、上流側排気通路内の圧力が上昇する。そのため、フィルタ4においてPMが酸化すると、測定排気圧力Pmが基準排気圧力Pbasisよりも大きい値となる。
上述したように、フィルタ4におけるPMの酸化が急激に促進した場合に該フィルタ4が過昇温する可能性が高くなる。そして、フィルタ4におけるPMの酸化が急激に促進した場合、排気の粘度が急激に上昇するため、PMが徐々に酸化している場合に比べて、基準排気圧力Pbasisと測定排気圧力Pmとの差が急激に大きくなる。
そこで、本実施例では、測定排気圧力Pmから基準排気圧力Pbasisを減算した値が規定圧力差ΔP0以上の場合は、フィルタ4が過昇温する可能性があると判定する。
ここで、規定圧力差ΔP0は、フィルタ4におけるPMの酸化が急激に促進していると判断出来る閾値となる値である。この規定圧力差ΔP0は、基準排気空燃比A/Fbasis、および、フィルタ4におけるPM捕集量、フィルタ4におけるPM捕集量分布、フィルタ4に流入する排気の流量、フィルタ4に流入する排気の温度、測定排気圧力Pmに基づいて算出される。規定圧力差ΔP0と、基準排気空燃比A/Fbasis、および、フィルタ4におけるPM捕集量、フィルタ4におけるPM捕集量分布、フィルタ4に流入する排気の流量、フィルタ4に流入する排気の温度、測定排気圧力Pmとの関係は実験等によって予め求めることが出来る。
<フィルタ過昇温抑制制御の制御ルーチン>
以下、本実施例に係るフィルタ過昇温抑制制御の制御ルーチンについて、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンは、ECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、規定間隔で実行される。尚、本ルーチンは、実施例1に係るフィルタ過昇温抑制制御の制御ルーチンにおけるS102およびS103をS401からS403に置き換えたものである。そのため、S401から403についてのみ説明し、その他のステップについての説明は省略する。
本ルーチンでは、ECU20は、S101の次にS401に進む。S401において、ECU20は基準排気圧力Pbasisを算出する。
次に、ECU20は、S402に進み、規定圧力差ΔP0を算出する。ここでは、規定圧力差ΔP0と、基準排気空燃比A/Fbasis、および、フィルタ4におけるPM捕集量、フィルタ4におけるPM捕集量分布、フィルタ4に流入する排気の流量、フィルタ4に流入する排気の温度、測定排気圧力Pmとの関係を定めるマップをECU20に予め記憶させておき、該マップから規定圧力差ΔP0を導出しても良い。
次に、ECU20は、S403に進み、測定排気圧力Pmから基準排気圧力Pbasisを減算した値が規定圧力差ΔP0以上であるか否かを判別する。このS403において、肯定判定された場合、ECU20はS104に進み、否定判定された場合、ECU20
は本ルーチンの実行を一旦終了する。
上記説明したように、本実施例によれば、測定排気圧力Pmから基準排気圧力Pbasisを減算した値に基づいて、フィルタ4が過昇温する可能性があるか否かを判別する。そのため、内燃機関1の運転状態によらずその判別を行うことが可能である。また、フィルタ4におけるPMの酸化が急激に促進した時点で、フィルタ4が過昇温する可能性があると判定出来る。そのため、フィルタ4が過昇温する可能性があるとの判定をより早期に行うことが可能である。このように、本実施例によれば、実施例1と同様、フィルタ4が過昇温する可能性があるか否かをより好適に判別することが出来る。
尚、本実施例おいては、フィルタ4におけるPM捕集量、および、フィルタ4におけるPM捕集量分布、フィルタ4に流入する排気の流量、フィルタ4に流入する排気の温度、基準排気空燃比A/Fbasis、測定排気圧力Pm等に基づいて、フィルタ4においてPMが徐々に酸化していると仮定した場合における上流側排気通路内の圧力を算出し、この算出値と測定排気圧力Pmとの差に基づいて、フィルタ4が過昇温する可能性があるか否かを判定しても良い。
また、本実施例に係るフィルタ再生制御でも、燃料添加弁12からの燃料添加に代えて、内燃機関1において主燃料噴射に加えて副燃料噴射を行うことで酸化触媒5に燃料を供給しても良い。また、酸化触媒5がフィルタ4に担持された構成としても良い。
本実施例に係る内燃機関の吸排気系の概略構成は、上述した実施例1と同様であるためその説明を省略する。
<フィルタ過昇温判定方法>
ここで、本実施例において、フィルタ4が過昇温する可能性があるか否かを判別する方法について説明する。本実施例では、ECU20によって、フィルタ前後差圧の基準値である基準排気差圧Pdbasisが算出される。この基準排気差圧Pdbasisは、フィルタ4においてPMが酸化していないと仮定した場合のフィルタ前後差圧である。ECU20は、フィルタ4におけるPM捕集量、フィルタ4におけるPM捕集量分布、および、フィルタ4に流入する排気の流量、フィルタ4に流入する排気の温度に基づいて基準排気圧力Pbasisを算出する。
そして、本実施例では、差圧センサ8によって、フィルタ前後差圧が測定される。この差圧センサ8による測定値を測定排気差圧Pdmとする。
上述したように、フィルタ4においてPMが酸化した場合、その酸化熱によって排気の粘度が上昇するため、上流側排気通路内の圧力が上昇する。それにより、フィルタ前後差圧もより大きくなる。そのため、フィルタ4においてPMが酸化すると、測定排気差圧Pdmが基準排気差圧Pdbasisよりも大きい値となる。
また、上述したように、フィルタ4におけるPMの酸化が急激に促進した場合に該フィルタ4が過昇温する可能性が高くなる。そして、フィルタ4におけるPMの酸化が急激に促進した場合、排気の粘度が急激に上昇するため、PMが徐々に酸化している場合に比べて、基準排気差圧Pdbasisと測定排気差圧Pdmとの差が急激に大きくなる。
そこで、本実施例では、測定排気差圧Pdmから基準排気差圧Pdbasisを減算した値が規定差圧差ΔPd0以上の場合は、フィルタ4が過昇温する可能性があると判定する。
ここで、規定差圧差ΔPd0は、フィルタ4におけるPMの酸化が急激に促進していると判断出来る閾値となる値である。この規定差圧差ΔPd0は、基準排気空燃比A/Fbasis、および、フィルタ4におけるPM捕集量、フィルタ4におけるPM捕集量分布、フィルタ4に流入する排気の流量、フィルタ4に流入する排気の温度、測定排気圧力Pmに基づいて算出される。規定差圧差ΔPd0と、基準排気空燃比A/Fbasis、および、フィルタ4におけるPM捕集量、フィルタ4におけるPM捕集量分布、フィルタ4に流入する排気の流量、フィルタ4に流入する排気の温度、測定排気圧力Pmとの関係は実験等によって予め求めることが出来る。
<フィルタ過昇温抑制制御の制御ルーチン>
以下、本実施例に係るフィルタ過昇温抑制制御の制御ルーチンについて、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンは、ECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、規定間隔で実行される。尚、本ルーチンは、実施例1に係るフィルタ過昇温抑制制御の制御ルーチンにおけるS102およびS103をS501からS503に置き換えたものである。そのため、S501から503についてのみ説明し、その他のステップについての説明は省略する。
本ルーチンでは、ECU20は、S101の次にS501に進む。S501において、ECU20は基準排気差圧Pdbasisを算出する。
次に、ECU20は、S502に進み、規定差圧差ΔPd0を算出する。ここでは、規定差圧差ΔPd0と、基準排気空燃比A/Fbasis、および、フィルタ4におけるPM捕集量、フィルタ4におけるPM捕集量分布、フィルタ4に流入する排気の流量、フィルタ4に流入する排気の温度、測定排気圧力Pmとの関係を定めるマップをECU20に予め記憶させておき、該マップから規定差圧差ΔPd0を導出しても良い。
次に、ECU20は、S503に進み、測定排気差圧Pdmから基準排気差圧Pdbasisを減算した値が規定差圧差ΔPd0以上であるか否かを判別する。このS503において、肯定判定された場合、ECU20はS104に進み、否定判定された場合、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
上記説明したように、本実施例によれば、測定排気差圧Pdmから基準排気差圧Pdbasisを減算した値に基づいて、フィルタ4が過昇温する可能性があるか否かを判別する。そのため、内燃機関1の運転状態によらずその判別を行うことが可能である。また、フィルタ4におけるPMの酸化が急激に促進した時点で、フィルタ4が過昇温する可能性があると判定出来る。そのため、フィルタ4が過昇温する可能性があるとの判定をより早期に行うことが可能である。このように、本実施例によれば、実施例1と同様、フィルタ4が過昇温する可能性があるか否かをより好適に判別することが出来る。
尚、本実施例おいては、フィルタ4におけるPM捕集量、および、フィルタ4におけるPM捕集量分布、フィルタ4に流入する排気の流量、フィルタ4に流入する排気の温度、基準排気空燃比A/Fbasis、測定排気圧力Pm等に基づいて、フィルタ4においてPMが徐々に酸化していると仮定した場合におけるフィルタ上下差圧を算出し、この算出値と測定排気差圧Pdmとの差に基づいて、フィルタ4が過昇温する可能性があるか否かを判定しても良い。
また、本実施例に係るフィルタ再生制御でも、燃料添加弁12からの燃料添加に代えて、内燃機関1において主燃料噴射に加えて副燃料噴射を行うことで酸化触媒5に燃料を供給しても良い。また、酸化触媒5がフィルタ4に担持された構成としても良い。
本発明の実施例に係る内燃機関の吸排気系の概略構成を示す図である。 本発明の実施例1に係るフィルタ過昇温抑制制御の制御ルーチンを示すフローチャート。 本発明の実施例2に係るフィルタ過昇温抑制制御と燃料噴射弁および燃料添加弁の異常判定制御との制御ルーチンを示すフローチャート。 本発明の実施例2の変形例に係るフィルタ過昇温抑制制御と燃料噴射弁および燃料添加弁の異常判定制御との制御ルーチンを示すフローチャート。 本発明の実施例3に係るフィルタ過昇温抑制制御の制御ルーチンを示すフローチャート。 本発明の実施例4に係るフィルタ過昇温抑制制御の制御ルーチンを示すフローチャート。
符号の説明
1・・・内燃機関
2・・・排気通路
3・・・吸気通路
4・・・パティキュレートフィルタ
5・・・酸化触媒
6・・・温度センサ
7・・・圧力センサ
8・・・差圧センサ
9・・・空燃比センサ
10・・エアフロメータ
11・・スロットル弁
12・・燃料添加弁
13・・排気絞り弁
20・・ECU

Claims (6)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ且つ排気中の粒子状物質を捕集するパティキュレートフィルタと、
    該パティキュレートフィルタより上流側の前記排気通路に設けられているかもしくは該パティキュレートフィルタに担持されている酸化機能を有する触媒と、
    前記内燃機関における主燃料噴射を実行する主燃料噴射手段と、
    規定条件が成立したときに前記触媒より上流側から前記触媒に燃料を供給する燃料供給手段と、
    前記内燃機関に流入する吸入空気量および前記主燃料噴射手段によって噴射される主燃料噴射量、前記燃料供給手段によって供給される燃料供給量に基づいて、前記触媒に流入する排気の空燃比である基準排気空燃比を算出する基準排気空燃比算出手段と、
    前記パティキュレートフィルタより下流側の排気の空燃比を測定する排気空燃比測定手段と、を備え、
    前記基準排気空燃比算出手段によって算出される前記基準排気空燃比から前記排気空燃比測定手段によって測定された値である測定排気空燃比を減算した値が規定空燃比差以上の場合は、前記パティキュレートフィルタが過昇温する可能性があると判定することを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  2. 前記パティキュレートフィルタにおける粒子状物質の捕集量を推定するPM捕集量推定手段と、
    該PM捕集量推定手段によって推定される粒子状物質の捕集量および前記パティキュレートフィルタにおける粒子状物質捕集量分布、前記パティキュレートフィルタに流入する排気の流量、前記パティキュレートフィルタに流入する排気の温度に基づいて、前記パティキュレートフィルタより上流側の前記排気通路内の圧力の基準値である基準排気圧力を算出する基準排気圧力算出手段と、
    前記パティキュレートフィルタより上流側の前記排気通路内の圧力を測定する排気圧力測定手段と、をさらに備え、
    前記排気圧力測定手段によって測定された値である測定排気圧力から前記基準排気圧力算出手段よって算出される前記基準排気圧力を減算した値が規定圧力差以上の場合も、前記パティキュレートフィルタが過昇温する可能性があると判定することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化システム。
  3. 前記パティキュレートフィルタにおける粒子状物質の捕集量を推定するPM捕集量推定手段と、
    該PM捕集量推定手段によって推定される粒子状物質の捕集量および前記パティキュレートフィルタにおける粒子状物質捕集量分布、前記パティキュレートフィルタに流入する排気の流量、前記パティキュレートフィルタに流入する排気の温度に基づいて、前記排気通路内における前記パティキュレートフィルタより上流側と前記パティキュレートフィルタより下流側との圧力差の基準値である基準排気差圧を算出する基準排気差圧算出手段と、
    前記排気通路内における前記パティキュレートフィルタより上流側と前記パティキュレートフィルタより下流側との圧力差を測定する排気差圧測定手段と、をさらに備え、
    前記排気差圧測定手段によって測定された値である測定排気差圧から前記基準排気差圧算出手段よって算出される前記基準排気差圧を減算した値が規定差圧差以上の場合も、前記パティキュレートフィルタが過昇温する可能性があると判定することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化システム。
  4. 前記パティキュレートフィルタにおける粒子状物質の捕集量を推定するPM捕集量推定手段と、
    前記主燃料噴射手段に対して主燃料噴射量を指示する主燃料噴射量指示手段と、
    前記燃料供給手段に対して燃料供給量を指示する燃料供給量指示手段と、をさらに備え、
    前記基準排気空燃比算出手段が、前記主燃料噴射量指示手段によって指示される主燃料噴射量の指示量を前記主燃料噴射手段によって噴射される主燃料噴射量とし、且つ、前記燃料供給量指示手段によって指示される燃料供給量の指示量を前記燃料供給手段によって供給される燃料供給量として、前記基準排気空燃比を算出するものであって、
    該PM捕集量推定手段によって推定される粒子状物質の捕集量が規定捕集量以下のときに、前記基準排気空燃比から前記測定排気空燃比を減算した値が前記規定空燃比差以上となっている場合は、前記主燃料噴射手段もしくは前記燃料供給手段の異常と判定することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化システム。
  5. 前記主燃料噴射手段に対して主燃料噴射量を指示する主燃料噴射量指示手段と、
    前記燃料供給手段に対して燃料供給量を指示する燃料供給量指示手段と、をさらに備え、
    前記基準排気空燃比算出手段が、前記主燃料噴射量指示手段によって指示される主燃料噴射量の指示量を前記主燃料噴射手段によって噴射される主燃料噴射量とし、且つ、燃料供給量指示手段によって指示される燃料供給量の指示量を前記燃料供給手段によって供給される燃料供給量として、前記基準排気空燃比を算出するものであって、
    前記パティキュレートフィルタに流入する排気の温度が規定温度以下のときに、前記基準排気空燃比から前記測定排気空燃比を減算した値が前記規定空燃比差以上となっている場合は、前記主燃料噴射手段もしくは前記燃料供給手段の異常と判定することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化システム。
  6. 前記規定条件が成立していないときは前記主燃料噴射手段もしくは前記燃料供給手段の異常と判定されず、前記規定条件が成立しているときに前記主燃料噴射手段もしくは前記燃料供給手段の異常と判定された場合、前記燃料供給手段の異常と判定することを特徴とする請求項4または5記載の内燃機関の排気浄化システム。
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