JP2012013058A - Pmセンサの故障検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、内燃機関の排気通路に設けられたPMセンサの故障を検出することが可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】内燃機関の排気通路におけるフィルタより下流側に設けられたPMセンサによって、フィルタから流出する排気中のPM量である流出PM量を検出する。強制再生処理の実行停止中に、フィルタに流入する排気中のPMの量である流入PM量と、PMセンサによって検出される流出PM量とに基づいて、フィルタのPM捕集率を連続的に算出する。算出されたPM捕集率が100%に張り付いた場合、PMセンサに故障が生じたと判定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、内燃機関の排気通路に設けられ、排気中の粒子状物質(Particulate Matter:以下、PMと称する)の量を検出するPMセンサの故障検出装置に関する。
従来、内燃機関の排気通路に、排気中のPMを捕集するパティキュレートフィルタ(以下、単にフィルタと称する)を設ける技術が知られている。フィルタにおいては、破損或いは溶損又はPM詰まり等の故障が発生する場合がある。このようなフィルタの故障をPMセンサの検出値に基づいて検出する技術が提案されている。
特許文献1には、PMトラッパの上流側に設けられた入PMセンサの検出値と、PMトラッパの下流側に設けられた出PMセンサの検出値との比に基づいて、PMトラッパの故障を検出する技術が開示されている。
特開2007−132290号公報 特開2009−103043号公報 特開2008−038661号公報 特開平08−284644号公報
PMセンサの検出値を利用してフィルタの故障を検出しようとした際に、PMセンサが故障していると、フィルタの故障を正確に検出することが困難となる。本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、PMセンサの故障を検出することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明においては、フィルタより下流側の排気通路に設けられたPMセンサの検出値を用いてフィルタのPM捕集率を算出する。そして、強制再生処理の実行停止中におけるPM捕集率またはPMセンサの出力値に基づいて、PMセンサに故障が生じたか否かを判別する。
より詳しくは、第一の発明に係るPMセンサの故障検出装置は、
内燃機関の排気通路におけるパティキュレートフィルタより下流側に設けられ該パティキュレートフィルタから流出する排気中の粒子状物質の量である流出PM量を検出するPMセンサの故障を検出する故障検出装置であって、
前記パティキュレートフィルタに流入する排気中の粒子状物質の量である流入PM量を取得する流入PM量取得手段と、
流入PM量に対する前記パティキュレートフィルタに捕集される粒子状物質の量の割合であるPM捕集率を、前記流入PM量取得手段によって取得された流入PM量と前記PMセンサによって検出された流出PM量とに基づいて算出するPM捕集率算出手段と、
前記パティキュレートフィルタの温度を強制的に上昇させることで、該パティキュレートフィルタに堆積した粒子状物質を酸化させて除去する強制再生処理を実行する強制再生処理実行手段と、
前記強制再生処理実行手段による強制再生処理の実行停止中において、前記PM捕集率
算出手段によって算出されるPM捕集率が100%に張り付いた場合、または、前記PMセンサの出力値が零に張り付いた場合、前記PMセンサに故障が生じたと判定する故障判定手段と、
を備えている。
強制再生処理の実行停止中は、フィルタにおけるPM堆積量の増加に伴い、フィルタより下流側に流出するPM量は減少し、フィルタのPM捕集率が徐々に上昇する。しかしながら、強制再生処理の実行停止中に、PMセンサにおいて、その検出値がマイナス側にオフセットする故障が生じると、その出力値が、排気中の実際のPM量にかかわらず、零となり、そのまま変動しなくなる、即ち零に張り付く場合がある。この場合、PM捕集率算出手段によって算出されるPM捕集率は、実際のPM捕集率にかかわらず、100%となり、そのまま変動しなくなる、即ち100%に張り付くことになる。
そこで、本発明においては、強制再生処理の実行停止中に、PM捕集率算出手段によって算出されるPM捕集率が100%に張り付いた場合、または、PMセンサの出力値が零に張り付いた場合、PMセンサに故障が生じたと判定する。これにより、PMセンサにおけるマイナス側オフセット故障を検出することができる。
第二の発明に係るPMセンサの故障検出装置は、
内燃機関の排気通路におけるパティキュレートフィルタより下流側に設けられ該パティキュレートフィルタから流出する排気中の粒子状物質の量である流出PM量を検出するPMセンサの故障を検出する故障検出装置であって、
前記パティキュレートフィルタに流入する排気中の粒子状物質の量である流入PM量を取得する流入PM量取得手段と、
流入PM量に対する前記パティキュレートフィルタに捕集される粒子状物質の量の割合であるPM捕集率を、前記流入PM量取得手段によって取得された流入PM量と前記PMセンサによって検出された流出PM量とに基づいて算出するPM捕集率算出手段と、
前記パティキュレートフィルタの温度を強制的に上昇させることで、該パティキュレートフィルタに堆積した粒子状物質を酸化させて除去する強制再生処理を実行する強制再生処理実行手段と、
前記強制再生処理実行手段による強制再生処理の実行停止中に前記PM捕集率算出手段によってPM捕集率を連続的に算出し、算出されたPM捕集率の上昇率が所定上昇率を超えた場合、前記PMセンサに故障が生じたと判定する故障判定手段と、
を備えている。
ここで、PM捕集率の上昇率とは、PM捕集率の単位時間当たりの上昇量のことである。上述したように、強制再生処理の実行停止中は、フィルタにおけるPM堆積量の増加に伴いPM捕集率が徐々に上昇する。しかしながら、強制再生処理の実行停止中に、PMセンサにおいて、その検出値がマイナス側にオフセットする故障が生じた場合、PM捕集率算出手段によって算出されるPM捕集率は、PM堆積量の増加に伴うPM捕集率の上昇率よりも大きな上昇率で急上昇する。
そこで、本発明においては、強制再生処理の実行停止中に、PM捕集率算出手段によって算出されたPM捕集率の上昇率が所定上昇率を超えた場合、PMセンサにおいて故障が生じたと判定する。ここで、所定上昇率は、フィルタにおけるPM堆積量の増加に伴ってPM捕集率が上昇していると判断できる上限値であってもよい。
PMセンサが正常の場合であっても、その出力にノイズが発生した場合、PM捕集率算出手段によって算出されるPM捕集率が急上昇する可能性がある。そこで、第二の発明においては、故障判定手段が、強制再生処理実行手段による強制再生処理の実行停止中に、
PM捕集率算出手段によって算出されたPM捕集率の上昇率が前記所定上昇率を超えた場合であって、且つ、該PM捕集率が100%に張り付いた場合、または、PMセンサの出力値が零に張り付いた場合に、PMセンサに故障が生じたと判定してもよい。これにより、PMセンサの故障をより高い精度で検出することが可能となる。
本発明によれば、内燃機関の排気通路におけるフィルタより下流側に設けられたPMセンサの故障を検出することができる。
実施例1に係る内燃機関の吸排気系の概略構成を示す図である。 フィルタにおけるPM捕集率の推移を示すタイムチャートである。 PMセンサにおいてオフセット異常が生じた場合における、排気中のPM量に対する該PMセンサの検出値の推移を示す図である。 強制再生処理の実行停止中におけるフィルタでのPM捕集率の推移を示すタイムチャートである。 実施例1に係るPMセンサの故障検出フローを示すフローチャートである。 実施例1に係るフィルタの故障検出フローを示すフローチャートである。 実施例2に係るPMセンサの故障検出フローを示すフローチャートである。 実施例2の変形例に係るPMセンサの故障検出フローを示すフローチャートである。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に記載がない限りは発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
ここでは、本発明を、車両駆動用のディーゼルエンジンの排気通路に設けられたPMセンサの故障検出に適用した場合を例に挙げて説明する。尚、本発明に係る内燃機関はディーゼルエンジンに限られるものではなく、ガソリンエンジンであってもよい。
[内燃機関の吸排気系の概略構成]
図1は、本実施例に係る内燃機関の吸排気系の概略構成を示す図である。内燃機関1は車両駆動用のディーゼルエンジンである。内燃機関1には、吸気通路2および排気通路3が接続されている。
吸気通路2には、エアフローメータ4及びスロットル弁5が設けられている。エアフローメータ4は内燃機関1の吸入空気量を検出する。スロットル弁5は、吸気通路2の流路断面積を変更することで、該吸気通路2を流通する吸気の流量を調節する。
排気通路3には、排気中のPMを捕集するフィルタ6が設けられている。フィルタ6より上流側の排気通路3には、前段触媒として酸化触媒7が設けられている。尚、前段触媒は、酸化触媒に限られるものではなく、酸化機能を有する触媒(例えば、吸蔵還元型NOx触媒)であればよい。また、酸化機能を有する触媒が、フィルタ6に担持された構成としてもよい。酸化触媒7より上流側の排気通路3には、排気中に燃料を添加する燃料添加弁8が設けられている。
燃料添加弁8より下流側且つ酸化触媒7より上流側の排気通路3には上流側PMセンサ13が設けられている。フィルタ6より下流側の排気通路3には下流側PMセンサ14が
設けられている。上流側PMセンサ13は、フィルタ6に流入する排気中のPM量(即ち、流入PM量)を検出する。下流側PMセンサ14は、フィルタ6から流出する排気中のPM量(即ち、流出PM量)を検出する。尚、流入PM量は、内燃機関1の運転状態から推定することもできる。また、上流側PMセンサを燃料添加弁8よりも上流側の排気通路3に設け、それによって内燃機関1から排出されるPM量を検出してもよい。
また、酸化触媒7とフィルタ6との間の排気通路3には上流側排気温度センサ15が設けられている。フィルタ6より下流側の排気通路3には下流側排気温度センサ16が設けられている。上流側及び下流側排気温度センサ15,16は排気通路3を流れる排気の温度を検出する。
内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニット(ECU)10が併設されている。ECU10には、エアフローメータ4、上流側PMセンサ13、下流側PMセンサ14、上流側排気温度センサ15、及び下流側排気温度センサ16が電気的に接続されている。さらに、ECU10には、内燃機関1のクランクポジションセンサ11、並びに内燃機関1が搭載された車両のアクセル開度センサ12及び車速センサ17が電気的に接続されている。そして、これらの出力信号がECU10に入力される。ECU10は、クランクポジションセンサ11の出力信号に基づいて内燃機関1の機関回転速度を導出することができる。また、ECU10は、アクセル開度センサ12の出力信号に基づいて内燃機関1の機関負荷を導出することができる。
さらに、ECU10には、スロットル弁5及び燃料添加弁8が電気的に接続されている。ECU10によって、これらの装置の動作が制御される。
[フィルタの再生]
フィルタ6には、該フィルタ6に捕集された排気中のPMが徐々に堆積する。本実施例においては、フィルタ6に堆積したPMを除去するために強制再生処理が実行される。本実施例に係る強制再生処理は、燃料添加弁8から排気中に燃料を添加することで実現される。
燃料添加弁8から燃料が添加されると、該燃料が酸化触媒7に供給される。酸化触媒7に供給された燃料は該酸化触媒7によって酸化し、それによって酸化熱が生じる。この酸化熱によってフィルタ6に流入する排気の温度が上昇し、それによってフィルタ6が昇温する。その結果、フィルタ6に堆積したPMが酸化され除去される。
強制再生処理では、燃料添加弁8からの燃料添加量を調節することで、フィルタ6の温度を所定温度に制御する。該所定温度は、PMの酸化が可能な温度であって且つフィルタ6の破損及び溶損を抑制することが可能な温度であり、実験等に基づいて予め定められている。フィルタ6の温度は下流側排気温度センサ16の検出値に基づいて推定することができる。
本実施例では、強制再生処理の実行停止中において、内燃機関1の運転状態に基づいてフィルタ6におけるPM堆積量を推定する。つまり、内燃機関1の運転状態に基づいて排気中のPM量を推定し、該PM量を積算することでフィルタ6におけるPM堆積量を推定する。そして、前回の強制再生処理の実行完了後、PM堆積量の推定値が強制再生処理の実行開始の閾値である所定堆積量以上となった時に強制再生処理を再度実行する。ここで、所定堆積量は、PM堆積量の増加に起因して上昇するフィルタ6より上流側の排気圧力によって内燃機関1の運転状態に与える影響が許容範囲内となるように、実験等に基づいて予め設定されている。
また、本実施例では、強制再生処理の実行が開始された後、所定の再生処理実行期間が経過した時に、該強制再生処理の実行が停止される。再生処理実行期間は、所定堆積量に達したPMを十分に除去することが可能な期間として実験等に基づいて予め定められている。
尚、本実施例においては、上記のような強制再生処理を実行するECU10が、本発明に係る強制再生処理実行手段に相当する。ただし、強制再生処理においては、燃料添加弁8による燃料添加に代えて、内燃機関1において主燃料噴射より後のタイミングで副燃料噴射を行うことで、酸化触媒7に燃料を供給してもよい。また、強制再生処理は、電気ヒータによってフィルタ6を加熱することによっても実現することができる。
また、フィルタ6においては、強制再生処理が実行されていない時でも、内燃機関1から排出される排気の温度が上昇することで、フィルタ6に流入する排気の温度がPMの酸化が可能な温度にまで上昇した場合、所謂連続再生が生じる。連続再生が生じるとフィルタ6におけるPM堆積量が減少する。
[フィルタの故障検出]
本発明に係るフィルタの故障検出の方法について図2に基づいて説明する。図2は、フィルタ6におけるPM捕集率の推移を示すタイムチャートである。PM捕集率は、流入PM量に対するフィルタ6に捕集されるPM量の割合である。
PM捕集率は下記式(1)によって算出される。
Rtrap=[(Qpmin−Qpmout)/Qpmin]×100・・・式(1)
Rtarp:PM捕集率(%)
Qpmin:流入PM量
Qpmout:流出PM量
図2において、横軸は時間tを表しており、縦軸はPM捕集率Rtrapを表している。また、図2において、L1はフィルタ6が正常な場合を示しており、L2は、フィルタ6において、強制再生処理を実行しても多量のPMが残留するPM詰まりが発生した場合を示しており、L3は、フィルタ6において破損又は溶損が発生した場合を示している。尚、図2は、強制再生処理の実行停止期間中において連続再生が生じなかった場合のPM捕集率Rtrapの推移を示している。
強制再生処理の実行が停止され、次の強制再生処理の実行が開始されるまでの間(即ち、強制再生処理の実行停止期間中)は、フィルタ6におけるPM堆積量が徐々に増加する。そのため、この間においては、図2に示すように、フィルタ6のPM捕集率Rtrapが徐々に上昇する。そして、強制再生処理が実行されると、フィルタ6におけるPM堆積量が減少するため、図2に示すように、フィルタ6のPM捕集率Rtrapが低下する。
フィルタ6のPM詰まりが生じている場合は、図2のL2に示すように、PM捕集率Rtrapが正常時に比べて高い。一方、フィルタ6の破損又は溶損が生じている場合は、図2のL3に示すように、PM捕集率Rtrapが正常時に比べて低い。さらに、フィルタ6において、PM詰まりが生じている場合においても破損又は溶損が生じている場合においても、強制再生処理が実行された時のフィルタ6におけるPM堆積量の減少量は正常時に比べて少ない。そのため、これらの故障が生じた場合、図2のL2,L3に示すように、強制再生処理の実行前後におけるPM捕集率の低下量ΔRtrapは正常時に比べて小さくなる。
そこで、本実施例では、強制再生処理の実行毎に、該強制再生処理の実行前後における
PM捕集率の低下量(以下、単にPM捕集率低下量と称する)を算出する。そして、前回の強制再生処理の実行時におけるPM捕集率低下量と今回の強制再生処理の実行時におけるPM捕集率低下量とを比較することで、フィルタ6に故障が生じたか否かを判別する。つまり、今回の強制再生処理の実行時におけるPM捕集率低下量が、前回の強制再生処理の実行時におけるPM捕集率低下量に比べて所定量以上小さくなっていた場合、前回の強制再生処理の実行完了後にフィルタ6に故障が生じたと判定する。ここで、所定量とは、フィルタ6に故障が生じることでPM捕集率低下量が小さくなったと判断できる閾値である。該所定量は、実験等に基づいて予め定められている。
[PMセンサの故障検出]
PMセンサにおいては、オフセット異常又はゲイン異常の故障が発生する場合がある。ここで、オフセット異常とは、排気中のPM量に対するPMセンサの検出値が正常時に比べて大きく又は小さくなる異常である。ゲイン異常とは、排気中のPM量の変化量に対するPMセンサの検出値の変化量が正常時に比べて大きく又は小さくなる異常である。
上述したように、本実施例においては、上流側PMセンサ13によって流入PM量が検出され、下流側PMセンサ14によって流出PM量が検出される。ここで、強制再生処理の実行前に下流側PMセンサ14にゲイン異常が生じたとする。このときに、フィルタ6の故障判別を実施すべく、強制再生処理の実行前後においてフィルタ6のPM捕集率を算出した場合、その算出値は下流側PMセンサ14が正常な場合に算出されるPM捕集率とは異なった値となる。
しかしながら、PM捕集率の算出値が下流側PMセンサ14の正常時とは異なっていたとしても、フィルタ6が同一の状態であって、強制再生処理の実行前後におけるPM堆積量が略同一であれば、PM捕集率低下量の算出値は、正常時に算出される値と略同一となる。つまり、下流側PMセンサ14にゲイン異常が生じても、上記のようなPM捕集率低下量に基づくフィルタ6の故障検出については実質的な問題は生じない。
図3は、PMセンサにおいてオフセット異常が生じた場合における、排気中のPM量に対する該PMセンサの検出値の推移を示す図である。ここで、排気中のPM量に対するPMセンサの検出値が正常時に比べて大きくなるオフセット異常をプラスオフセット異常と称する。また、排気中のPM量に対するPMセンサの検出値が正常時に比べて小さくなるオフセット異常をマイナスオフセット異常と称する。
強制再生処理の実行前に下流側PMセンサ14にオフセット異常が生じた場合も、強制再生処理の実行前後において算出されるフィルタ6のPM捕集率の値は下流側PMセンサ14が正常な場合に算出されるPM捕集率とは異なった値となる。しかしながら、その異常がプラスオフセット異常の場合、図3に示すように、排気中のPM量の変化量に対する下流側PMセンサ14の検出値の変化量は正常時と同一である。そのため、フィルタ6が同一の状態であって、強制再生処理の実行前後におけるPM堆積量が略同一であれば、PM捕集率低下量の算出値は、下流側PMセンサ14が正常な時に算出される値と略同一となる。つまり、下流側PMセンサ14にプラスオフセット異常が生じても、ゲイン異常が生じた場合と同様、上記のようなPM捕集率低下量に基づくフィルタ6の故障検出については実質的な問題は生じない。
また、下流側PMセンサ14にマイナスオフセット異常が生じた場合も、排気中のPM量がある程度より多いときは、その変化量に対する下流側PMセンサ14の検出値の変化量は正常時と同一である。しかながら、排気中のPM量の減少に応じて下流側PMセンサ14の検出値が減少し、該検出値が零に達すると、排気中のPM量がさらに減少しても、下流側PMセンサ14の検出値は零で一定となる。そのため、排気中のPM量がある程度
以下となると、図3に示すように、下流側PMセンサ14の検出値が零に張り付くことになる。従って、フィルタ6におけるPM堆積量がある程度以上の状態では、その堆積量が変化することで流出PM量が変化したとしても、下流側PMセンサ14の検出値は零に張り付いたままとなる。下流側PMセンサ14の検出値は零に張り付いたままの状態では、該検出値に基づいて算出されるPM捕集率は100%で一定となる。
つまり、下流側PMセンサ14にマイナスオフセット異常が生じ、フィルタ6におけるPM堆積量が強制再生処理の実行開始の閾値より少ない状態で下流側PMセンサ14の検出値が零に張り付いた場合は、その時点でPM捕集率は100%となる。そして、その後は、フィルタ6におけるPM堆積量が増加しても、下流側PMセンサ14の検出値は零のままであるため、強制再生処理の実行開始時に算出されるPM捕集率は100%に張り付くことになる。従って、強制再生処理の実行前後におけるPM堆積量が略同一であっても、PM捕集率低下量の算出値は、下流側PMセンサ14が正常な時に算出される値よりも小さくなる。
そのため、下流側PMセンサ14にマイナスオフセット異常が生じると、上記のようにPM捕集率低下量に基づいてフィルタ6の故障を正確に検出することは困難となる。
そこで、本実施例では、強制再生処理の実行停止中に、下流側PMセンサ14にマイナスオフセット異常が生じたか否かの判別を行なう。図4は、強制再生処理の実行停止中におけるフィルタ6でのPM捕集率の推移を示すタイムチャートである。図4において、横軸は時間tを表しており、縦軸はPM捕集率Rtrapを表している。
上述したように、強制再生処理の実行停止中は、PM捕集率Rtrapは徐々に上昇する。また、強制再生処理の実行停止中において連続再生が生じると、該連続再生中はフィルタ6におけるPM堆積量が減少するため、図4に示すように、PM捕集率Rtrapが一時的に減少する。
そして、図4におけるtaの時期に下流側PMセンサ14においてマイナスオフセット異常が生じ、その出力値が零に張り付くと、PM捕集率Rtrapは急上昇し、100%に張り付く。
そこで、本実施例においては、強制再生処理の実行停止中に、上記式(1)に基づいて、PM捕集率Rtrapを連続的に算出する。そして、PM捕集率Rtrapが100%に張り付いた場合、下流側PMセンサ14においてマイナスオフセット異常が生じたと判定する。
[PMセンサの故障検出フロー]
以下、本実施例に係るPMセンサの故障検出フローについて、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。本フローは、下流側PMセンサ14の故障を検出するために実行される。本フローは、ECU10に予め記憶されており、ECU10によって所定の間隔で繰り返し実行される。
本フローでは、先ずステップS101において、強制再生処理の実行停止中であるか否かが判別される。ステップS101において強制再生処理の実行停止中であると判定された場合、次にステップS102において、連続再生処理が生じる条件である連続再生条件が成立しているか否かが判別される。ここで、連続再生条件が成立しているか否かは、フィルタ6に流入する排気の温度及び流量に基づいて判別することができる。フィルタ6に流入する排気の温度は上流側排気温度センサ15によって検出される。フィルタ6に流入する排気の流量はエアフローメータ4によって検出される吸入空気量に基づいて算出され
る。
ステップS102において連続再生条件が成立していないと判定された場合、フィルタ6におけるPM堆積量が増加中であると判断し、次にステップS103の処理が実行される。ステップS103においては、内燃機関1の運転状態が定常運転である否かが判別される。具体的には、内燃機関1の機関回転速度及び機関負荷の変化率が所定の範囲内にあるか否かが判別される。ステップS103おいて内燃機関1の運転状態が定常運転であると判断された場合、次にステップS104の処理が実行される。
ステップS104においては、上流側PMセンサ13によって検出された流入PM量Qpminおよび下流側PMセンサ14によって検出された流出PM量Qpmoutが読み込まれる。次に、ステップS105において、ステップS104で読み込まれた流入PM量Qpminおよび流出PM量Qpmoutを上記式(1)に代入することで、PM捕集率Rtrapが算出される。
次に、ステップS106において、PM捕集率Rtrapが100%に張り付いているか否かが判別される。例えば、PM捕集率Rtrapが100%である期間が所定期間以上となった場合に、PM捕集率Rtrapが100%に張り付いていると判定してもよい。
ステップS106において肯定判定された場合、次にステップS107において、下流側PMセンサ14にマイナスオフセット異常が生じたと判断され、下流側PMセンサ14の故障発生と判定される。一方、ステップS106において否定判定された場合、次にステップS108において、下流側PMセンサ14は正常と判定される。これらの判定結果はECU10に記憶される。
尚、上記フローにおいては、PM捕集率Rtrapに代えて、下流側PMセンサ14の出力値そのものに基づいて、下流側PMセンサ14の故障判定を行なってもよい。つまり、強制再生処理の実行停止中に下流側PMセンサ14の出力値が零に張り付いた場合に、下流側PMセンサ14にマイナスオフセット異常が生じたと判断してもよい。
[フィルタ故障検出フロー]
以下、本実施例に係るフィルタの故障検出フローについて、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。本フローは、ECU10に予め記憶されており、ECU10によって所定の間隔で繰り返し実行される。
本フローでは、先ずステップ201において、強制再生処理の実行条件が成立したか否かが判別される。具体的には、フィルタ6におけるPM堆積量の推定量が所定堆積量以上となったか否かが判別される。ステップS201において強制再生処理の実行条件が成立したと判定された場合、次にステップS202において、下流側PMセンサ14が正常であるか否かが判別される。該判別は、ECU10に記憶されている、上記PMセンサの故障検出フローを実行した時の判定結果に基づいて行なわれる。
ステップS202において、下流側PMセンサ14が正常であると判定された場合、次に、ステップS203において、現時点、即ち強制再生処理の実行開始時における流入PM量Qpmin及び流出PM量Qpmoutが読み込まれる。次に、ステップS204において、S202で読み込まれた流入PM量Qpmin及び流出PM量Qpmoutを上記式(1)に代入することで、強制再生処理の実行開始時におけるPM捕集率Rtrap1が算出される。
次に、ステップS205において、今回の強制再生処理の実行完了条件が成立したか否かが判別される。具体的には、今回の強制再生処理の実行が開始されてから(即ち、強制再生処理の実行開始条件が成立してから)所定の再生処理実行期間が経過したか否かが判別される。ステップS205において否定判定された場合、該ステップS205の処理が再度実行される。一方、ステップS205において肯定判定された場合、次にステップS206の処理が実行される。
ステップS206においては、現時点、即ち強制再生処理の実行完了時における流入PM量Qpmin及び流出PM量Qpmoutが読み込まれる。次に、ステップS207において、S206で読み込まれた流入PM量Qpmin及び流出PM量Qpmoutを上記式(1)に代入することで、強制再生処理の実行完了時におけるPM捕集率Rtrap2が算出される。
次に、ステップS208において、ステップS204で算出されたPM捕集率Rtrap1からステップS207で算出されたPM捕集率Rtrap2が減算されることで、今回の強制再生処理の実行時におけるPM捕集率低下量ΔRtrapcが算出される。ここで算出されたPM捕集率低下量はECU10に記憶される。
次に、ステップS209において、ECU10に記憶されている前回の強制再生処理の実行時におけるPM捕集率低下量ΔRtrappから、ステップS208で算出された今回の強制再生処理の実行時におけるPM捕集率低下量ΔRtrapcが減算されることで、これらの値の差Δdrが算出される。
次に、ステップS210において、ステップS209で算出された差Δdrが所定量Δdr0以上か否かが判別される。ステップS210において肯定判定された場合、次にステップS211において、フィルタ6に故障が生じたと判定される。一方、ステップS210において否定判定された場合、次にステップS212において、フィルタ6は正常と判定される。
<実施例2>
ここでは、上記実施例1と異なる点についてのみ説明する。本実施例においては、下流側PMセンサ14の故障検出方法が実施例1と異なっている。
図4に示すように、強制再生処理の実行停止中に下流側PMセンサ14においてマイナスオフセット異常が生じ、その出力値が零に張り付くと、PM捕集率Rtrapは急上昇する。つまり、下流側PMセンサ14においてマイナスオフセット異常が生じたことに起因するPM捕集率Rtrapの上昇率は、PM堆積量の増加に起因するPM捕集率Rtrapの上昇率よりも大きい。
そこで、本実施例においては、強制再生処理の実行停止中に、上記式(1)に基づいて、PM捕集率Rtrapを連続的に算出し、さらに、該PM捕集率Rtrapの上昇率(PM捕集率の単位時間当たりの上昇量)を算出する。そして、PM捕集率Rtrapの上昇率が所定上昇率を超えた場合、下流側PMセンサ14においてマイナスオフセット異常が生じたと判定する。
ここで、所定上昇率は、フィルタ6におけるPM堆積量の増加に伴ってPM捕集率Rtrapが上昇していると判断できる上限値として設定される。該所定上昇率を、実験等に基づいて予め定められた一定値に設定してもよい。また、該所定上昇率を、内燃機関1の運転状態に応じて変更してもよい。
[PMセンサの故障検出フロー]
以下、本実施例に係るPMセンサの故障検出フローについて、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。本フローは、下流側PMセンサ14の故障を検出するために実行される。本フローは、ECU10に予め記憶されており、ECU10によって所定の間隔で繰り返し実行される。尚、本フローは、図5に示すフローのステップS106をステップS306及びS307に置き換えたものである。そのため、ステップS306及びS307の処理についてのみ説明し、その他のステップの処理についての説明は省略する。
本フローでは、ステップS105においてPM捕集率Rtrapが算出された場合、次に、ステップS306において、現時点におけるPM捕集率の上昇率Rupが算出される。次に、ステップS307において、PM捕集率の上昇率Rupが所定上昇率Rup0より大きいか否が判別される。
ステップS307において肯定判定された場合、次にステップS107において、下流側PMセンサ14にマイナスオフセット異常が生じたと判断され、下流側PMセンサ14の故障発生と判定される。一方、ステップS307において否定判定された場合、次にステップS108において、下流側PMセンサ14は正常と判定される。
[変形例]
本実施例の変形例について説明する。下流側PMセンサ14が正常であっても、強制再生処理の実行停止中に、上流側又は下流側PMセンサ13,14の出力値にノイズが生じ
ることによって、PM捕集率が急上昇する場合がある。この場合において、下流側PMセンサ14の異常を正確に検出するためには、PM捕集率の急上昇が、下流側PMセンサ14のマイナスオフセット異常に起因するものであるのか、上流側又は下流側PMセンサ13,14の出力値のノイズに起因するものであるのかを区別する必要がある。
そこで、本変形例では、PM捕集率Rtrapの上昇率が所定上昇率を超えた場合に、さらに、PM捕集率Rtrapが100%に張り付いたか否かを判別する。そして、PM捕集率Rtrapが100%に張り付いたと判定された場合に、下流側PMセンサ14においてマイナスオフセット異常が生じたと判定する。
上流側又は下流側PMセンサ13,14の出力値のノイズに起因してPM捕集率が急上
昇した場合、PM捕集率はすぐに低下する。そのため、PM捕集率Rtrapが100%に張り付いた場合は、下流側PMセンサ14においてマイナスオフセット異常が生じたと判断することができる。
[PMセンサの故障検出フロー]
以下、本実施例に係るPMセンサの故障検出フローについて、図8に示すフローチャートに基づいて説明する。本フローは、下流側PMセンサ14の故障を検出するために実行される。本フローは、ECU10に予め記憶されており、ECU10によって所定の間隔で繰り返し実行される。尚、本フローは、図7に示すフローにステップS408を追加したものである。そのため、ステップS408の処理についてのみ説明し、その他のステップの処理についての説明は省略する。
本フローでは、ステップS307においてPM捕集率の上昇率Rupが所定上昇率Rup0より大きいと判定された場合、次に、ステップS408において、PM捕集率Rtrapが100%に張り付いているか否かが判別される。この判別方法としては、実施例1の場合と同様の方法を用いることができる。
ステップS408において肯定判定された場合、次にステップS107において、下流
側PMセンサ14にマイナスオフセット異常が生じたと判断され、下流側PMセンサ14の故障発生と判定される。一方、ステップS408において否定判定された場合、PM捕集率の急上昇は上流側又は下流側PMセンサ13,14の出力値のノイズに起因するもの
であると判断できるため、次にステップS108において、下流側PMセンサ14は正常と判定される。
本変形例によれば、下流側PMセンサ14の故障をより高い精度で検出することが可能となる。
1・・・内燃機関
2・・・吸気通路
3・・・排気通路
6・・・パティキュレートフィルタ
7・・・酸化触媒
8・・・燃料添加弁
10・・ECU
13・・上流側PMセンサ
14・・下流側PMセンサ
15・・上流側排気温度センサ
16・・下流側排気温度センサ

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気通路におけるパティキュレートフィルタより下流側に設けられ該パティキュレートフィルタから流出する排気中の粒子状物質の量である流出PM量を検出するPMセンサの故障を検出する故障検出装置であって、
    前記パティキュレートフィルタに流入する排気中の粒子状物質の量である流入PM量を取得する流入PM量取得手段と、
    流入PM量に対する前記パティキュレートフィルタに捕集される粒子状物質の量の割合であるPM捕集率を、前記流入PM量取得手段によって取得された流入PM量と前記PMセンサによって検出された流出PM量とに基づいて算出するPM捕集率算出手段と、
    前記パティキュレートフィルタの温度を強制的に上昇させることで、該パティキュレートフィルタに堆積した粒子状物質を酸化させて除去する強制再生処理を実行する強制再生処理実行手段と、
    前記強制再生処理実行手段による強制再生処理の実行停止中において、前記PM捕集率算出手段によって算出されるPM捕集率が100%に張り付いた場合、または、前記PMセンサの出力値が零に張り付いた場合、前記PMセンサに故障が生じたと判定する故障判定手段と、
    を備えているPMセンサの故障検出装置。
  2. 内燃機関の排気通路におけるパティキュレートフィルタより下流側に設けられ該パティキュレートフィルタから流出する排気中の粒子状物質の量である流出PM量を検出するPMセンサの故障を検出する故障検出装置であって、
    前記パティキュレートフィルタに流入する排気中の粒子状物質の量である流入PM量を取得する流入PM量取得手段と、
    流入PM量に対する前記パティキュレートフィルタに捕集される粒子状物質の量の割合であるPM捕集率を、前記流入PM量取得手段によって取得された流入PM量と前記PMセンサによって検出された流出PM量とに基づいて算出するPM捕集率算出手段と、
    前記パティキュレートフィルタの温度を強制的に上昇させることで、該パティキュレートフィルタに堆積した粒子状物質を酸化させて除去する強制再生処理を実行する強制再生処理実行手段と、
    前記強制再生処理実行手段による強制再生処理の実行停止中に前記PM捕集率算出手段によってPM捕集率を連続的に算出し、算出されたPM捕集率の上昇率が所定上昇率を超えた場合、前記PMセンサに故障が生じたと判定する故障判定手段と、
    を備えているPMセンサの故障検出装置。
  3. 前記故障判定手段が、前記強制再生処理実行手段による強制再生処理の実行停止中に、前記PM捕集率算出手段によって算出されたPM捕集率の上昇率が前記所定上昇率を超えた場合であって、且つ、該PM捕集率が100%に張り付いた場合、または、前記PMセンサの出力値が零に張り付いた場合に、前記PMセンサに故障が生じたと判定する請求項2に記載のPMセンサの故障検出装置。
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