JP4997917B2 - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents
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Description
内燃機関の排気通路に設けられ排気中の粒子状物質を捕集するパティキュレートフィルタと、
前記パティキュレートフィルタに流入する排気のCO2濃度である流入側CO2濃度を検出する流入側CO2濃度検出手段と、
前記パティキュレートフィルタから流出する排気のCO2濃度である流出側CO2濃度
を検出する流出側CO2濃度検出手段と、
前記パティキュレートフィルタにおいて粒子状物質が酸化することで生じる流入側CO2濃度と流出側CO2濃度との差に基づいて前記パティキュレートフィルタにおける粒子状物質の酸化量であるPM酸化量を算出するPM酸化量算出手段と、
を備えることを特徴とする。
とが出来る。
<内燃機関の吸排気系の概略構成>
ここでは、本発明を車両駆動用のディーゼルエンジンに適用した場合を例に挙げて説明する。図1は、本実施例に係る内燃機関の吸排気系の概略構成を示す図である。
御ユニット(ECU)10が併設されている。ECU10にはエアフローメータ11および温度センサ7、上流側CO2濃度センサ8、下流側CO2濃度センサ9、内燃機関1のクランク角を検出するクランクポジションセンサ12が電気的に接続されている。そして、これらの出力信号がECU10に入力される。ECU10はクランクポジションセンサ12の出力信号に基づいて内燃機関1の回転数を算出する。
本実施例においては、フィルタ5に捕集されたPMを除去すべくフィルタ再生制御が行われる。フィルタ再生制御では燃料添加弁6によって排気中に燃料が添加される。添加された燃料は酸化触媒4に供給され該酸化触媒4において酸化される。このときに生じる酸化熱によって排気が昇温され、該排気によってフィルタ5が昇温される。そして、フィルタ再生制御においては、燃料添加弁6からの燃料添加量を制御することでフィルタ5の温度を目標温度に制御する。ここで、目標温度とは、フィルタ5に捕集されたPMを酸化させ除去することが可能となる閾値以上の値であり、実験等によって予め定められている。
ここで、本実施例に係るPM捕集量の算出方法について説明する。フィルタ5には、内燃機関1から排気と共に排出されたPMが捕集される。内燃機関1からのPM排出量は該内燃機関1の運転状態に応じて変化する。また、上記のようなフィルタ再生制御が実行されていない場合であっても、内燃機関1の運転状態の変化等により排気の温度が上昇し、それによりフィルタ5の温度がある程度まで上昇すると、フィルタ5に流入し一旦捕集されたPMの一部が酸化され除去される場合がる。
機関1の運転中、所定の間隔で実行される。
本実施例に係る内燃機関の吸排気系の概略構成は実施例1と同様であるため、その説明を省略する。また、本実施例においても実施例1と同様のフィルタ再生制御が行われる。
本実施例においても、PM排出量からPM酸化量を減算することでフィルタ5におけるPM捕集量を算出する。ここで、本実施例に係るPM酸化量の算出方法について説明する。
PM酸化量であるPM酸化速度vpmoと、の関係が実験等によって予め求められており、これらの関係が図4に示すようなマップとしてEUC10に記憶されている。図4において、縦軸はPM酸化速度vpmoを表しており、横軸はフィルタ5の温度Tfを表している。以下、図4に示すマップをT−vマップと称する。
チャートに基づいて説明する。本ルーチンは、ECU10に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、所定の間隔で実行される。尚、本ルーチンは、実施例1に係るPM捕集量を算出するためのルーチンのS104およびS105をS304およびS305にそれぞれ変更したものである。そのため、ここでは、S304およびS305についてのみ説明しその他のステップの説明を省略する。
2・・・排気通路
4・・・酸化触媒
5・・・パティキュレートフィルタ
6・・・燃料添加弁
7・・・温度センサ
8・・・上流側CO2濃度センサ
9・・・下流側CO2濃度センサ
10・・ECU
11・・エアフローメータ
12・・クランクポジションセンサ
Claims (2)
- 内燃機関の排気通路に設けられ排気中の粒子状物質を捕集するパティキュレートフィルタと、
前記パティキュレートフィルタに流入する排気のCO2濃度である流入側CO2濃度を検出する流入側CO2濃度検出手段と、
前記パティキュレートフィルタから流出する排気のCO2濃度である流出側CO2濃度を検出する流出側CO2濃度検出手段と、
前記パティキュレートフィルタにおいて粒子状物質が酸化することで生じる流入側CO2濃度と流出側CO2濃度との差に基づいて前記パティキュレートフィルタにおける粒子状物質の酸化量であるPM酸化量を算出する第一PM酸化量算出手段と、
前記パティキュレートフィルタの温度を検出する温度検出手段と、
前記パティキュレートフィルタの温度および前記パティキュレートフィルタにおける粒子状物資の酸化速度であるPM酸化速度との関係を示すマップと、
前記パティキュレートフィルタの温度と前記マップとに基づいてPM酸化量を算出する第二PM酸化量算出手段と、
前記内燃機関の運転状態に基づいて前記内燃機関から排出される粒子状物質の量であるPM排出量を算出するPM排出量算出手段と、
前記PM排出量算出手段によって算出されるPM排出量から前記第二PM酸化量算出手段によって算出されるPM酸化量を減算することで、前記パティキュレートフィルタにおける粒子状物質の捕集量であるPM捕集量を算出するPM捕集量算出手段と、を備え、
所定の条件が成立したときに、前記第一PM酸化量算出手段によってPM酸化量を算出し、このときの算出値および前記パティキュレートフィルタの温度に基づいて前記マップにおける前記パティキュレートフィルタの温度に対するPM酸化速度を補正することを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。 - 前記パティキュレートフィルタを昇温させることで該パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質を酸化させ除去するフィルタ再生制御を実行するフィルタ再生手段をさらに備え、
前記PM捕集量算出手段が、前記フィルタ再生手段によってフィルタ再生制御が実行されていないときにPM捕集量を算出し、
前記フィルタ再生手段が、前記PM捕集量算出手段によって算出されたPM捕集量が所
定捕集量以上となったときにフィルタ再生制御の実行を開始することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化システム。
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JP2006284879A JP4997917B2 (ja) | 2006-10-19 | 2006-10-19 | 内燃機関の排気浄化システム |
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