JP4922086B2 - 光変調器 - Google Patents

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本発明は、電気光学効果を利用して、光導波路に入射した光を高周波電気信号で変調して光信号パルスとして出射する光変調器に関する。
近年、高速、大容量の光通信システムが実用化されている。このような高速、大容量の光通信システムに組込むための高速、小型、低価格、かつ高安定な光変調器の開発が求められている。
このような要望に応える光変調器として、リチウムナイオベート(LiNbO)のように電界を印加することにより屈折率が変化する、いわゆる電気光学効果を有する基板(以下、LN基板と略す)に光導波路と進行波電極を形成した進行波電極型リチウムナイオベート光変調器(以下、LN光変調器と略す)がある。このLN光変調器は、その優れたチャーピング特性から2.5Gbit/s、10Gbit/sの大容量光通信システムに適用されている。最近はさらに40Gbit/sの超大容量光通信システムにも適用が検討されている。
以下、従来、実用化され、又は提唱されてきたリチウムナイオベートの電気光学効果を利用したLN光変調器について説明する。
(第1の従来技術)
特許文献1に開示された、z−カットLN基板を用いて構成した、いわゆるリッジ型LN光変調器を第1の従来技術の光変調器として図7にその斜視図を示す。なお、図8は図7のA−A’線における断面図である。
z−カットLN基板1上に光導波路3が形成されている。この光導波路3は、金属Tiを1050℃で約10時間熱拡散して形成した光導波路であり、マッハツェンダ干渉系(あるいは、マッハツェンダ光導波路)を構成している。したがって、光導波路3の電気信号と光が相互作用する部(相互作用部と言う)には2本の相互作用光導波路3a、3b、つまりマッハツェンダ光導波路の2本のアームが形成されている。
この光導波路3の上面にSiOバッファ層2が形成され、このSiOバッファ層2の上面に進行波電極4が形成されている。進行波電極4としては、1つの中心導体4aと2つの接地導体4b、4cを有するコプレーナウェーブガイド(CPW)を用いている。なお、通常、進行波電極4はAuにより形成されている。5はz−カットLN基板1を用いて製作したLN光変調器に特有の焦電効果に起因する温度ドリフトを抑圧するための導電層であり、通常はSi導電層を用いる。中心導体4aの幅Sは7μm程度で、中心導体4aと接地導体4b、4cの間のギャップWは15μm程度である。なお、説明を簡単にするために、図7では図示した温度ドリフト抑圧のためのSi導電層5を図8においては省略している。また、以下においてもSi導電層5は省略して議論する。
この第1の従来技術では、z−カットLN基板1をエッチングなどで掘り込むことにより、凹部9a、9b、及び9c(あるいは、リッジ部8a、8bとも言える)を形成している。ここで、10a、10bは外周部である。なお、リッジ部8a、8bを各々中心導体用リッジ部、接地導体用リッジ部とも呼ぶ。
このリッジ構造をとることにより、高周波電気信号の実効屈折率(あるいは、マイクロ波実効屈折率)、特性インピーダンス、変調帯域、駆動電圧などにおいて優れた特性を実現することができる。なお、図8では凹部9a、9b、及び9cの深さ(あるいはリッジ部8a、8bの高さ)を強調して描いているが、実際には2〜5μm程度であり、中心導体4aや接地導体4b、4cの厚み約20μmに比較するとその値は小さい。
さて、この第1の従来技術はLN光変調器としての変調特性は高いものの、安定性について問題があることがわかった。即ち、Si導電層5を使用しているにもかかわらず、温度ドリフト特性が悪いことが判明した。その原因は高い変調性能を生み出すリッジ構造に起因していると考えられる。
以下にその原因について詳しく説明する。図8からわかるように、中心導体4aの直下のリッジ部8aについては、接地導体4b、4cとは独立しているので、z−カットLN基板1の表面に平行な方向にリッジ部8aを引っ張る力は存在しない。
ところが、リッジ部8bについては、前述のように20μmの厚い接地導体4bが凹部9c、外周部10bとともに形成されている。そして、接地導体4bのAuとz−カットLN基板1の熱膨張係数は互いに大きく異なる。さらに、図8では接地導体4bは実際には数ミリメートルと広いので環境変化に起因する熱膨張や熱収縮などの応力が積み重なり、リッジ部8bへかなり大きな応力がかかる。
ところが、z−カットLN基板1に応力がかかるとその屈折率が変化する(応力複屈折)ので、結果的に相互作用光導波路3aの屈折率が変化することになり、LN光変調器を動作させる際のDCバイアス点が変わってしまう。これがリッジ構造特有の温度ドリフト現象であり、LN光変調器としての安定性を損なう結果となる。ちなみに、LN光変調器の環境温度を室温から70℃まで変化させた際に、この第1の従来技術でのDCバイアス点の変化は6Vと大きかった。
(第2の従来技術)
この第1の従来技術の問題点を解決するために、特許文献2に開示された第2の従来技術の相互作用部における断面図を図9に示す。図9からわかるように、リッジ部8bの上に形成された接地導体4b´と外周部10bの上に形成された接地導体4b´´の厚みは厚いが、凹部9cに形成された接地導体4b´´´の厚みを50nm〜3μm以下と薄くしている。このように凹部9cにおける接地導体4b´´´の厚みを薄くすることにより、広い面積を有する接地導体4b´´がリッジ部8bへ与える応力を小さくすることができるので、温度安定性を改善できるという考え方である。
しかしながら、以下のようにこの第2の従来技術には解決すべき重大な問題点がある。この第2の従来技術では接地導体としては4b´、4b´´及び4b´´´があるものの、中心導体4aに対応して実際にほとんどの電流が流れている箇所は中心導体4aに相対向し、中心導体4aと同程度の幅の狭い接地導体4b´である。つまり、接地導体においてほとんどの電流は接地導体用リッジ部8bの上に形成された接地導体4b´のみに流れている。ここで、接地導体4b´の幅が中心導体4aの幅と同程度に狭いことは、本明細書の図9や特許文献2の図3〜図5から明らかである。
従って高周波電気信号はジュール熱となり消失し易く、変調帯域が図8に示した第1の従来技術と比較して著しく劣化した。実際に筆者らが実験で確かめたところ、光通信における伝送速度として2.5Gbit/sの変調がやっとであり、現在、主流となっている10Gbit/sの変調は困難であった。また、近い将来有望とされる40Gbit/sの変調は全く不可能であった。
また、一般にフォトレジストが溜まり易い凹部にパターンを形成することはプロセス的に難しく、この第2の従来技術は製作が難しい。換言すると、第2の従来技術は製作の歩留まりが悪い構造と言える。また、凹部に薄い接地導体を形成する工数やパターンを形成する工数の観点から、人件費的にもコストが高くなる構造とも言える。
特開平4−288518号公報 特開2004−157500号公報
以上のように、リッジ型LN光変調器として提案された従来の第1技術では電極を構成するAuとz−カットLN基板との熱膨張係数の差に起因する接地導体からの応力が温度とともに最適DCバイアス点を変化させる温度ドリフトを生じた。この温度特性を改善するために提案された第2の従来技術では、接地導体においてほとんどの電流が流れているのは、幅の狭い接地導体用リッジ部の上に形成された箇所であり、従って高周波電気信号はジュール熱となり消失し易く、変調帯域が第1の従来技術と比較して著しく劣化した。そして、伝送速度としては2.5Gbit/sの変調がやっとであり、現在、主流となっている10Gbit/sの変調は難しく、また今後有望とされる40Gbit/sの変調は全く不可能である。そして、光変調器としての高速性・低駆動電圧性を犠牲にしないで温度安定化を実現できる光変調器の開発が急務となっている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、光変調特性が高性能であるとともに、安定性について改善された光変調器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1の光変調器は、電気光学効果を有する基板と、前記基板の上に形成されたバッファ層と、該バッファ層の上方に配置された中心導体と接地導体からなる進行波電極と、前記進行波電極を伝搬する高周波電気信号の電界強度が強い領域における前記基板の少なくとも一部を掘り下げることにより設けた複数の凹部により形成されるリッジ部とを具備し、該リッジ部は前記中心導体が上方に形成された中心導体用リッジ部と、前記接地導体が上方に形成された接地導体用リッジ部からなり、また前記基板には前記複数の凹部を間に挟んだ両側に外周部が形成され、少なくとも前記中心導体用リッジ部に光導波路を有する光変調器において、前記接地導体は、前記接地導体用リッジ部の上方から前記中心導体用リッジ部側とは反対側の前記外周部の上方に渡って所定の厚みで形成されるとともに、当該所定の厚みよりも厚みの薄い箇所が当該外周部に形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項2の光変調器は、前記外周部における厚みが薄く形成された前記接地導体にパターンが形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項3の光変調器は、前記基板が半導体からなることを特徴とする。本発明の請求項4の光変調器は、前記基板がリチウムナイオベートからなることを特徴とする。
本発明に係る光変調器では、LN光変調器の環境温度が変化した際に、電極とLN基板との熱膨張係数の差に起因する応力が光導波路を形成したリッジに印加されるのを防ぐ。そのため、リッジ型光変調器の高い性能を損なうことなく、熱ドリフトが小さなLN光変調器を提供することが可能となるという優れた効果がある。
以下、本発明の実施形態について説明するが、図7から図9に示した従来技術と同一の符号は同一機能部に対応しているため、ここでは同一の符号を持つ機能部の説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1に本発明の第1の実施形態についてその相互作用部の断面図を示す。図8に示した第1の従来技術における接地導体4bは本実施形態では接地導体11、12、及び13として分割して構成されている。ここで、14は接地導体12の上の空隙部である。また、中心導体4aの幅Sは7μm、中心導体4aと接地導体4c、もしくは接地導体11とのギャップWは15μm、外周部10bの上に設けた空隙部14のギャップGは10μm、中心導体4aなどの厚みは20μmとした。また空隙部14における接地導体12の厚みは2μmである。空隙部14を設けることにより外周部10bの上にある接地導体13からの熱膨張や熱収縮に起因する応力が接地導体11へ印加されるのを防いでいる。
この第1の実施形態においては接地導体11の幅Wbが重要な意味を持つ。図2には、1GHzでの接地導体11の幅Wbに対する高周波電気信号の伝搬損失αを示す。なお、高周波電気信号の伝搬損失αは周波数fについては√fに比例して増加する。図2からわかるように、高周波電気信号の伝搬損失αを充分小さくするには接地導体11の幅Wbとして30μm以上あることが望ましい。但し、構造パラメータについての以上の数値は一例であり、各パラメータとしては各種の数値をとることが可能であり、接地導体11の幅Wbの最適な値も若干変動する。
我々は、接地導体11における電流の過度の集中を避けるために必要な要件について、リッジ型LN光変調器の中心導体4aの幅Sを各種変えて検討した結果、接地導体11の幅Wbとしては中心導体4aの幅Sの最低2倍は必要で、約3倍以上あることが望ましいとわかった。そして、構造の対称性の観点から凹部9a、9b、9cは同じ幅で製作することが好ましい。これらの検討の結果、空隙部14が外周部10bの上にあることが必要な要件であることがわかった。
なお、リッジ部8bの上の接地導体4b´に電流が集中する第2の従来技術の考え方では高周波電気信号の伝搬損失αが大きく、40Gbit/sはおろか10Gbit/sの高速伝送も困難であることを図2から再確認できた。
空隙部14の接地導体12にはパターンを形成しても良い。図1のB−B´における上面図として接地導体12に形成したパターンの具体例を図3(a)、(b)、(c)に示す。但し、ここに示したパターンはあくまで例であり、この他に例えば接地導体11と接地導体13を接続するパターンを(b)のような90度ではなく斜めにする、あるいは曲線の格子状にするなど、接地導体11と接地導体13を部分的に、もしくは全体を電気的に接続する限り、これらに限らず各種のパターンがある。なお、接地導体12に示したこれらの態様は本発明の全ての実施形態に適用できることは言うまでもない。
なお、この第1の実施形態では接地導体11の幅を30μmとすることにより、10Gbit/sのみならず、40Gbit/sでの伝送に成功し、かつLN光変調器の環境温度を室温から70℃まで変化させても、DCバイアス点の変化を1V以下と大変小さく抑えることができた。
(第2の実施形態)
図4に本発明の第2の実施形態についてその相互作用部の断面図を示す。この第2の実施形態においては、図1における第1の実施形態の外周部10aに凹部9dを形成することにより新たにリッジ部8cが導入され、かつリッジ部8cの上に接地導体15、16、及び17が形成されている。10cは新たな外周部である。18は外周部10cの上方に形成された空隙部である。第2の実施形態ではリッジ部8aの中心線に対して対称な形となっている。また、凹部9d(つまり、リッジ部8c)を設けず、空隙部18を形成しても良い。
なお、本発明では全ての実施形態において、いかなる場所に引いたz−カットLN基板1の表面に垂直な直線に対して対称な構造であっても良いし、そもそもある線に対して対称な構造でなくても良いことは言うまでもない。
(第3の実施形態)
図5に本発明の第3の実施形態についてその相互作用部の断面図を示す。この第3の実施形態においては、図1に示した本発明の第1の実施形態において、接地導体13の厚みを薄くし、図5において新たに接地導体19としている。そして、20を空隙部と定義する。この実施形態は言わば図1に示した第1の実施形態において空隙部14が極めて広がった形となっている。
(第4の実施形態)
図6に本発明の第4の実施形態についてその相互作用部の断面図を示す。この第4の実施形態においては、図4に示した本発明の第2の実施形態における接地導体13と接地導体17の厚みを薄くしている。これらは図6では各々接地導体19、接地導体21として示している。また、20と22を空隙部と定義している。この実施形態は言わば図4に示した第2の実施形態において空隙部14と18が極めて広がった形となっている。あるいは、空隙部20、22の部分の接地導体19、21の厚みを最初からゼロとしても良いし、ある程度のところからゼロとしても良い。こうした実施形態も本発明に属する。なお、この考え方は第4の実施形態に限らず、第3の実施形態や本発明におけるその他の全ての実施形態に適用できる。
(各実施形態)
分岐光導波路の例としてマッハツェンダ光導波路を用いたが、方向性結合器などその他の分岐合波型の光導波路にも本発明を適用可能であることは言うまでもなく、考え方は3本以上の光導波路にも適用可能であるし、光導波路が1本の位相変調器にも適用できる。また光導波路の形成法としてはTi熱拡散法の他に、プロトン交換法など光導波路の各種形成法を適用できるし、バッファ層としてAl等のSiO以外の各種材料も適用できる。
また、z−カットLN基板について説明したが、x−カットやy−カットなどその他の面方位のLN基板でも良いし、リチウムタンタレート基板、さらには半導体基板など異なる材料の基板でも良い。
以上の実施形態としては、リッジが2つ、もしくは3つある場合について説明したがリッジの数は1つでも良いし、あるいはこれら以外の数でも良い。また複数のリッジの高さが異なっていても良いことは言うまでもない。また、本発明において述べているリッジは広い意味を表しており、例えば図1や図4においてz−カットLN基板を掘り下げた箇所を9aや9bのみとし、その他の場所は接地導体4c、11、15の下方も含め掘り下げない構造をも含んでいる。また逆に、より多くのリッジを形成しても良いし、空隙部をより多く(つまり、何重にも)設けても良い。
また、通常、各凹部は同じ程度の幅で形成するが、外周部に近い凹部が極めて広くなるようにエッチングしている場合には、その広くエッチングされた部分を事実上の外周部と考え、本発明を適用することが可能である。
以上のように、本発明に係る光変調器は、高性能なリッジ型の光変調器において、外周部の接地導体に空隙部を設けることにより、温度ドリフト特性が優れた光変調器として有用である。
本発明の第1の実施形態に係わる光変調器の概略構成を示す断面図 高周波電気信号の伝搬損失を説明する図 本発明の第1の実施形態における接地導体12の各種の態様 本発明の第2の実施形態に係わる光変調器の概略構成を示す断面図 本発明の第3の実施形態に係わる光変調器の概略構成を示す断面図 本発明の第4の実施形態に係わる光変調器の概略構成を示す断面図 第1の従来技術の光変調器についての概略構成を示す斜視図 図7のA−A’における断面図 第2の従来技術の光変調器についての概略構成を示す断面図
符号の説明
1:z−カットLN基板
2、14、15:SiOバッファ層
3:マッハツェンダ光導波路
3a、3b:マッハツェンダ光導波路を構成する相互作用光導波路
4:進行波電極
4a:中心導体
4b、4c、11、12、13、15、16、17、19、21:接地導体
5:Si導電層
6:高周波(RF)電気信号給電線
7:高周波(RF)電気信号出力線
8a:リッジ部(中心導体用リッジ部)
8b、8c:リッジ部(接地導体用リッジ部)
9a、9b、9c、9d:凹部
10a、10b、10c、10d:外周部
14、18、20、22:空隙部

Claims (4)

  1. 電気光学効果を有する基板と、前記基板の上に形成されたバッファ層と、該バッファ層の上方に配置された中心導体と接地導体からなる進行波電極と、前記進行波電極を伝搬する高周波電気信号の電界強度が強い領域における前記基板の少なくとも一部を掘り下げることにより設けた複数の凹部により形成されるリッジ部とを具備し、該リッジ部は前記中心導体が上方に形成された中心導体用リッジ部と、前記接地導体が上方に形成された接地導体用リッジ部からなり、また前記基板には前記複数の凹部を間に挟んだ両側に外周部が形成され、少なくとも前記中心導体用リッジ部に光導波路を有する光変調器において、
    前記接地導体は、前記接地導体用リッジ部の上方から前記中心導体用リッジ部側とは反対側の前記外周部の上方に渡って所定の厚みで形成されるとともに、当該所定の厚みよりも厚みの薄い箇所が当該外周部に形成されていることを特徴とする光変調器。
  2. 前記外周部における厚みが薄く形成された前記接地導体にパターンが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光変調器。
  3. 前記基板が半導体からなることを特徴とする請求項1と請求項2のいずれか一つに記載の光変調器。
  4. 前記基板がリチウムナイオベートからなることを特徴とする請求項1と請求項2のいずれか一つに記載の光変調器。
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