JP4149490B2 - 光変調器 - Google Patents

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Description

本発明は、電気光学効果を利用して、光導波路に入射した光を高周波電気信号で変調して光信号パルスとして出射する光変調器に関する。
近年、高速、大容量の光通信システムが実用化されている。このような高速、大容量の光通信システムに組込むための高速、小型、かつ低価格の光変調器の開発が求められている。
このような要望に応える光変調器として、リチウムナイオベート(LiNbO)のように電界を印加することにより屈折率が変化する、いわゆる電気光学効果を有する基板(以下、LN基板と略す)に光導波路と進行波電極を形成した進行波電極型リチウムナイオベート光変調器(以下、LN光変調器と略す)がある。このLN光変調器は、その優れたチャーピング特性から2.5Gbit/s、10Gbit/sの大容量光通信システムに適用されている。最近はさらに40Gbit/sの超大容量光通信システムにも適用が検討されている。
以下、従来、実用化され、又は提唱されてきたリチウムナイオベートの電気光学効果を利用した各LN光変調器の特徴を順番に説明していく。
(第1の従来技術)
図15は、z−カットLN基板を用いて構成した特許文献1に開示された第1の従来技術のLN光変調器についての斜視図であり、図16は図15のA−A’線における断面図である。
z−カットLN基板1上に光導波路3が形成されている。この光導波路3は、金属Tiを1050℃で約10時間熱拡散して形成した光導波路であり、マッハツェンダ干渉系(あるいは、マッハツェンダ光導波路)を構成している。したがって、光導波路3の電気信号と光が相互作用する部(相互作用部と言う)には2本の相互作用光導波路3a、3b、つまりマッハツェンダ光導波路の2本のアームが形成されている。
この光導波路3の上面にSiOバッファ層2が形成され、このSiOバッファ層2の上面に進行波電極4が形成されている。進行波電極4としては、1つの中心導体4aと2つの接地導体4b、4cを有するコプレーナウェーブガイド(CPW)を用いている。なお、通常、進行波電極4はAuにより形成されている。5はz−カットLN基板1を用いて製作したLN変調器に特有の焦電効果に起因する温度ドリフトを抑圧するための導電層であり、通常はSi導電層を用いる。なお、説明の簡単のために、図16においては図15には図示したSi導電層5を省略している。
変調用の高周波(RF)電気信号をこの光変調器の高周波電気信号給電線6を介して中心導体4aと接地導体4bに供給すると、中心導体4aと接地導体4bの間に電界が印加される。z−カットLN基板1は電気光学効果を有するので、この電界により屈折率変化を生じ、2本の相互作用光導波路3a、3bを伝搬する光の位相にずれが発生する。このずれがπになった場合、光導波路3のマッハツェンダ光導波路としての合波部において、高次モードを励振し、光はOFF状態になる。なお、7は高周波電気信号出力線であり、終端抵抗で置き換えても良い。
図16からわかるように、図15に示した特許文献1の光変調器の特徴としては、1)中心導体4aの幅Sを相互作用光導波路3a、3bの幅とほぼ同じ6μm〜12μm程度としている、2)中心導体4aと接地導体4b、4c間のギャップWを15μm〜30μmと広くしている、さらに3)相互作用光導波路3a、3bを伝搬する光の中心導体4aと接地導体4b、4cからなる進行波電極4を構成する金属による吸収を抑えるためにのみ使用されてきたSiOバッファ層2の比誘電率が4〜6と比較的低いことを利用して、SiOバッファ層2の厚みDを400nm〜1.5μm程度と厚くすることにより、高周波電気信号のマイクロ波等価屈折率nを低減して、相互作用光導波路3a、3bを導波する光の等価屈折率nに近づけるとともに、特性インピーダンスをなるべく50Ωに近づけている。また、図16に示した第1の従来技術では、特許文献2に開示された進行波電極4の厚みTを厚くすることによりマイクロ波等価屈折率nをよりいっそう低減して、光の等価屈折率nに近づけている。
こうした構造をとることにより、中心導体4aの幅Sが30μm程度、中心導体4aと接地導体4b、4c間のギャップWが6μm程度、SiOバッファ層2の厚みDが300nm程度であったそれまでの構造と比べて、光変調帯域、特性インピーダンスなど光変調器としての特性が大幅に改善できた。しかしながら、光変調帯域、駆動電圧、特性インピーダンスなどについてさらに改善された特性が必要となり、次に述べる第2の従来技術として、いわゆるリッジ構造が提案された。
(第2の従来技術)
第1の従来技術をさらに高性能化するために特許文献3に提案された、いわゆるリッジ構造を第2の従来技術として図17に示す。図17においてBとして示した領域の拡大図を図18に示す。図18において、8aは中心導体4aの下のリッジ、8bは接地導体4bの下のリッジ、8cは接地導体4cの下のリッジである。また、9a、9bはリッジの底部、10a、10b、10cはリッジの頂部、11bはリッジ8a、8b間の空隙、11aはリッジ8a、8c間の空隙である。
Hはリッジの高さ、Tは進行波電極の厚み、Dはリッジ8aの底部9aとリッジ8aの頂部10aにおけるSiOバッファ層2の厚みである。12は中心導体4aの下にあるリッジ8aの側壁に対する法線である。なお、ここではこの法線12の方向におけるバッファ層の厚みもDと仮定する。また、図19において13は中心導体4aから出て接地導体4b、4cに入る電気力線であり、相互作用光導波路3a、3bに作用してそれらの屈折率を変化させる(あるいは、相互作用光導波路3a、3bを伝搬する光と相互作用するとも言える)。
この第2の従来技術ではz−カットLN基板1に8aや8bなどのリッジが形成されているので、電気力線13はリッジ8a、8b間の空隙11bやリッジ8a、8c間の空隙11aを感じるので、高周波電気信号のマイクロ波等価屈折率nがより低減して、相互作用光導波路3a、3bを導波する光の等価屈折率nに近づく、あるいは特性インピーダンスが50Ωに向かって高くなるという利点がある。さらに、電気力線13には比誘電率が高い領域に閉じこもる性質があるので、相互作用光導波路3a、3bを伝搬する光との相互作用の効率が高くなり、結果的に駆動電圧を低減できる。通常、リッジ8a、8b、8cの高さHとしては2〜5μm程度、進行波電極の厚みTとしては6〜18μm程度、SiOバッファ層2の厚みとしては400nm〜1.5μm程度が使用される。
この第2の従来技術により、光変調帯域、駆動電圧、特性インピーダンスなど、光変調器としての基本性能について図16に示した第1の従来技術よりも大幅に改善された特性が実現できた。
しかしながら、この第2の従来技術にも改善すべき課題が残っている。つまり、SiOバッファ層2の比誘電率は4〜6であり、z−カットLN基板1の比誘電率(基板表面に垂直方向と光導波路3の長手方向において異方性があるが、平均すると約34)よりは小さいが、空気(比誘電率は1)よりも大きい。
そして、第2の従来技術において、図17においてリッジ8a、8b、8cの側壁に対する垂線の方向における(あるいはリッジ8a、8b、8cの側壁における)SiOバッファ層の厚みが、リッジの底部9a、9bとリッジの頂部10a、10b、10cにおけるSiOバッファ層2の厚みと等しい場合には、図19から推測できるように、電気力線13はリッジ8a、8b間の空隙11bやリッジ8a、8c間の空隙11aの他に、リッジ8a、8b、8cのスロープに堆積されたSiOバッファ層2の内部にも比較的多く存在している。
その結果、高周波電気信号のマイクロ波等価屈折率nを低減して、相互作用光導波路3a、3bを導波する光の等価屈折率nに近づける、また特性インピーダンスをなるべく50Ωに近づける、さらには駆動電圧を低減できるというリッジ構造の利点を最大限に利用できている訳ではない。なお、ここではリッジ8a、8b、8cの側壁におけるSiOバッファ層の厚みとリッジの底部9a、9bと頂部10a、10b、10cにおけるSiOバッファ層2の厚みが等しいと仮定する。
なお、第2の従来技術の説明では説明をわかりやすくするためにSiOバッファ層2の厚みについてのみ述べたが、z−カットLN基板1を用いたLN光変調器においては、温度ドリフトを抑圧するために、第1の従来技術である図15に示したようなSiOバッファ層2の上のSi導電層5が必要となる。ところが、SiOバッファ層2の比誘電率は上に述べたように4〜6程度であるが、Si導電層の比誘電率は11〜13程度と大きく、第2の従来技術について詳しく説明したSiOバッファ層2のリッジ側壁での厚みの問題は実際にはSi導電層についても成り立っている。これについては、本発明の実施形態の項において説明する。
特開平2−51123号公報 特開平1−91111号公報 特開平4−288518号公報
以上のように、光変調帯域、駆動電圧、特性インピーダンスなどの光変調器としての特性を大幅に改善できた第2の従来技術も、リッジの側壁とリッジの底部あるいはリッジの頂部におけるSiOバッファ層の厚みがほぼ等しくなってしまう場合には、進行波電極を伝搬する高周波電気信号の電気力線がリッジの側壁のSiOバッファ層内にも多く存在する、あるいは長く通過し、その結果リッジ間の空隙を有効に利用できていない。そのため、高周波電気信号のマイクロ波等価屈折率が充分に下がらず光との速度整合の状態に近づけていない(つまり、光変調の広帯域化が不充分である)、駆動電圧にまだ低減の余地がある、さらに特性インピーダンスを高めるという観点から改善の余地があるなどの問題があった。なお、温度ドリフトを抑圧するための導電層として用いられるSi導電層についても、SiOバッファ層と同じこれらの問題点を有している。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、光変調帯域が広く、駆動電圧が低く、特性インピーダンスについて改善された光変調器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1の光変調器は、電気光学効果を有する基板と、前記基板の上に形成されたSiO バッファ層と、該SiO バッファ層の上に配置された中心導体と接地導体からなる進行波電極と、前記進行波電極を伝搬する高周波電気信号の電界強度が強い領域における前記基板の一部分の厚さを掘り下げにより少なくして、前記基板に形成したリッジと、該リッジに設けられた少なくとも一本の光導波路とを有する光変調器において、前記SiO バッファ層は、前記リッジの頂部、前記掘り下げにより形成されたリッジの底部、および前記リッジの側壁の各々に形成されており、且つ、前記進行波電極に印加される前記高周波電気信号のマイクロ波等価屈折率が前記光導波路を伝搬する光の等価屈折率に近づくように、前記リッジの側壁に対する法線方向における前記SiO バッファ層の少なくとも一部の厚みを、前記リッジの底面における前記SiO バッファ層の厚み、もしくは前記リッジの頂部における前記SiO バッファ層の厚みの少なくとも一方の最も厚い部分の厚みの2/3以下としたことを特徴とする。
本発明の請求項の光変調器は、電気光学効果を有する基板と、前記基板の上に形成されたSiO バッファ層と、該SiO バッファ層の上に形成された導電層と、該導電層の上に配置された中心導体と接地導体からなる進行波電極と、前記進行波電極を伝搬する高周波電気信号の電界強度が強い領域における前記基板の一部分の厚さを掘り下げにより少なくして、前記基板に形成したリッジと、該リッジに設けられた少なくとも一本の光導波路とを有する光変調器において、前記SiO バッファ層および前記導電層は、前記リッジの頂部、前記掘り下げにより形成されたリッジの底面、および前記リッジの側壁の各々に形成されており、且つ、前記進行波電極に印加される前記高周波電気信号のマイクロ波等価屈折率が前記光導波路を伝搬する光の等価屈折率に近づくように、前記リッジの側壁に対する法線方向における前記導電層の少なくとも一部の厚みを、前記リッジの底面における前記導電層の厚み、もしくは前記リッジの頂部における前記導電層の厚みの少なくとも一方の最も厚い部分の厚みの2/3以下としたことを特徴とする。
本発明の請求項の光変調器は、請求項1から請求項に記載の光変調器において、前記進行波電極の前記中心導体付近に配置された前記光導波路を含む前記リッジの頂部の幅を、前記中心導体の幅とほぼ等しくしたことを特徴とする。
本発明の請求項の光変調器は、請求項1から請求項に記載の光変調器において、前記進行波電極の前記中心導体付近に配置された前記光導波路を含む前記リッジの頂部の幅を、前記中心導体の幅よりも広くしたことを特徴とする。
本発明の請求項の光変調器は、請求項1から請求項に記載の光変調器において、前記進行波電極の前記中心導体付近に配置された前記光導波路を含む前記リッジの頂部の幅を、前記中心導体の幅よりも狭くしたことを特徴とする。
本発明の請求項の光変調器は、請求項1から請求項に記載の光変調器において、前記中心導体の前記幅と前記リッジの頂部の前記幅との比が1/5より大きく1以下であることを特徴とする。
本発明の請求項の光変調器は、請求項1から請求項に記載の光変調器において、前記中心導体の前記幅と前記リッジの頂部の前記幅との比が1より大きく5以下であることを特徴とする。
本発明の請求項の光変調器は、請求項1から請求項に記載の光変調器において、前記リッジに設けられた少なくとも一本の光導波路を、前記SiO バッファ層を介して前記進行波電極の前記中心導体の真下に配置したことを特徴とする。
本発明に係る光変調器では、リッジの側壁におけるSiOバッファ層やSi導電層の厚みを、リッジの底部あるいはリッジの頂部におけるSiOバッファ層やSi導電層の厚みの少なくとも一方と比較して薄く形成することにより、進行波電極を伝搬する高周波電気信号の電気力線の内、リッジの側壁のSiOバッファ層やSi導電層内に存在する電気力線の数を少なくする、あるいはSiOバッファ層やSi導電層を通過する電気力線の長さを短くすることができる。そのため、電気力線はリッジ間の空隙とz−カットLN基板のリッジ内とに有効に割り振られるので、マイクロ波等価屈折率nを光の等価屈折率nに有効に近づけることができ(さらには、n=nの速度整合状態となり)、光変調帯域を広くできる、また駆動電圧を低減できる、そして特性インピーダンスを高めることができるなど、光変調器としての特性を向上できるという効果がある。
以下、本発明の実施形態について説明するが、図15乃至図19に示した従来技術と同一の符号は同一機能部に対応しているため、ここでは同一の符号を持つ機能部の説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1はSiOバッファ層14の堆積条件を調整して製作した本発明の第1の実施形態に係わる光変調器の概略構成を模式的に示す断面図である。また、図2は図1のCで示した領域の拡大図である。図1や図2からわかるように、本実施形態ではリッジ8aの側壁におけるSiOバッファ層14の厚みD’を、リッジの底部9a、9b、あるいはリッジの頂部10a、10b、10cにおけるSiOバッファ層14の厚みDよりも薄くなるように形成している。なお、説明をわかりやすくするために、この第1の実施形態と次に述べる第2の実施形態については、図19と同様に温度ドリフト抑圧のためのSi導電層を省略している。
また、本発明における全ての実施形態では、リッジの底部9a、9bとリッジの頂部10a、10b、10cにおけるSiOバッファ層14の厚みは異なっていても良いが、ここでは説明の簡単のために、リッジの底部9a、9bとリッジの頂部10a、10b、10cにおけるSiOバッファ層14の厚みは図18に示した第2の従来技術と同じDとした。また、リッジ8aの側壁におけるSiOバッファ層14の厚みについては、リッジ8b、8cの側壁についても同様であるが、以下ではリッジ8a、8b、8cの側壁を代表してリッジ8aの側壁について述べる。なお、これらの説明の簡略化は本明細書で取り上げた全ての実施形態について行っている。
リッジ8aの側壁におけるSiOバッファ層14の厚みD’を変数とした場合の高周波電気信号のマイクロ波等価屈折率nを図3に、光変調器の特性インピーダンスZを図4に、3dB光変調帯域Δfを図5に、半波長電圧Vπと相互作用光導波路の長さLの積Vπ・Lを図6に示す。これらの図からわかるように、リッジ8aの側壁におけるSiOバッファ層14の厚みD’は、高周波電気信号のマイクロ波等価屈折率n、特性インピーダンスZ、3dB光変調帯域Δf、駆動電圧の大きさの目安となるVπ・Lに大きく影響し、リッジ8aの側壁におけるSiOバッファ層14の厚みD’は薄い方が良いことがわかる。
つまり、リッジ8a(及び8b、8c)の側壁におけるSiOバッファ層14の厚みD’が薄くなると、高周波電気信号の電気力線は8a(及び8b)の側壁にあるSiOバッファ層の中に入り込みにくくなり、あるいは高周波電気信号の電気力線がSiOバッファ層14を通過しても、その距離が短くなるので、リッジ間の空隙11a(及び11b)とリッジ8a(及び8b)に分布する。その結果、高周波電気信号のマイクロ波等価屈折率nを効果的に低減するとともに、高周波電気信号の電気力線は相互作用光導波路3a、3bと有効に相互作用する。この様子を模式的に図7に示す。ここで、高周波電気信号の電気力線は30として示した。
この第1の実施形態では中心導体4aの幅Sを9μm、中心導体4aと接地導体4b、4cとのギャップWを30μm、中心導体4aと接地導体4b、4cの厚みTを26μm、リッジの高さHを5μm、リッジの底部9a、9bとリッジの頂部10a、10b、10cにおけるSiOバッファ層14の厚みDを1.5μmとしたが、この場合にはリッジ8aの側壁におけるSiOバッファ層14の厚みD’には最適値があり、約0.16μmであった。
なお、リッジ8aの側壁におけるSiOバッファ層の厚みD’の最適値は、中心導体4aの幅S、ギャップW、進行波電極の厚みT、リッジの高さH、リッジの底部9a、9bとリッジの頂部10a、10b、10cにおけるSiOバッファ層14の厚みDに依存することは言うまでもなく、上記の寸法以外の光変調器にも本発明は適用できる。さらに、詳しく述べると、リッジ8aの側壁におけるSiOバッファ層14の厚みD’としては、リッジの底部9a、9bとリッジの頂部10a、10b、10cにおけるSiOバッファ層14の厚みDの2/3以下であれば大きな効果があり、半分以下であれば著しい効果があることを確認した。以上のことは、本発明における第1の実施形態のみでなく本発明における全ての実施形態について適用できる。
また、リッジの底部9a、9bとリッジの頂部10a、10b、10cにおけるSiOバッファ層14の厚みよりもリッジ8a、8b、8cの側壁にあるSiOバッファ層の厚みを薄くするには、SiOバッファ層の堆積条件を最適化することによっても可能であるし、さらにSiOバッファ層を堆積後にリッジ8a、8b、8cの側壁にあるSiOバッファ層を部分的に、もしくは全体をエッチングしても良い。
なお、本発明におけるリッジの定義は広く、第1の実施形態のみならず、その他の実施形態においても、接地導体4bと4cのどちらか一方、あるいは両方の下方にあるz−カットLN基板1は掘り下げなくても本発明の効果を発揮できる。この場合には、掘り下げた箇所は例えば図7においてリッジの底部として示した9aあるいは9bのみとなる。
(第2の実施形態)
図8には、SiOバッファ層15の堆積条件を調整して製作した本発明の第2の実施形態に係わる光変調器の概略構成についての模式的な断面図を示す。また、図9には図8にEとして示した領域の拡大図を示す。リッジ8a(及び8b、8c)の底部9a(及び9b)とリッジの頂部10a(及び10b、10c)におけるSiOバッファ層15の厚みを異ならしめるとともに、その厚い方の厚みよりもリッジ8a(及び8b、8c)の側壁におけるSiOバッファ層の厚みを薄くしている。
なお、図8や図9からわかるように、この第2の実施形態では、リッジの底部9a、9bにおけるSiOバッファ層15の厚みをリッジの頂部10a、10b、10cにおけるSiOバッファ層15の厚みよりも厚くしている。つまり、図9においてはD>D’’としている。また、この図とは逆にD<D’’とした場合でもD’<D’’が成り立てば良い。
つまり、リッジ8a(及び8b、8c)の側壁におけるSiOバッファ層の厚みが、リッジ8a(及び8b、8c)の底部9a(および9b)もしくはリッジの頂部10a(及び10b、10c)におけるSiOバッファ層15の厚みの厚い方より薄ければ本発明に属すると言える
(第3の実施形態)
図10に、SiOバッファ層14と温度ドリフト抑圧用のSi導電層16の堆積条件を調整して製作した本発明の第3の実施形態に係わる光変調器の概略構成についての模式的な断面図を示す。また、図11は図10のFで示した領域の拡大図である。これらの図は、図1や図2に示した本発明における第1の実施形態に、実際には使用するが図1や図2では説明の便宜のために省略した温度ドリフト抑圧用のSi導電層16を追加記載してより完全に説明をするものである。
というのは、前述のようにSi導電層16の比誘電率は11〜13と、SiOバッファ層14の比誘電率の4〜6よりもかなり大きく、例えば0.2μmのSi導電層16は0.4μm〜0.6μm程度もの厚みのSiOバッファ層14に対応する。その結果、実際にはSi導電層16がLN光変調器の特性に与える影響は大きい。
これらの図からわかるように、本実施形態では、本発明の第1の実施形態について説明した全ての工夫に加えて、リッジ8aの側壁におけるSi導電層16の厚みK’を、リッジの底部9a、9b、あるいはリッジの頂部10a、10b、10cにおけるSi導電層16の厚みKよりも薄くなるように形成している。
図7から類推できるように、図11においてリッジ8aの側壁におけるSi導電層16の厚みK’を薄くすることにより高周波電気信号の電気力線が比誘電率の高いSi導電層16を通過しにくくなり、高周波電気信号のマイクロ波等価屈折率nを低減する、光変調器の特性インピーダンスZを高上する、さらには駆動電圧を低減するなどの効果がある。
なお、図11においてこの第3の実施形態ほどの効果はないが、リッジ8aの側壁におけるSiOバッファ層14の厚みD’がリッジの底部9b、あるいはリッジの頂部10aにおけるSiOバッファ層14の厚みと等しくても(D’=D)、リッジ8aの側壁におけるSi導電層16の厚みK’を薄くすることにより本発明としての効果をある程度は発揮できる
(第4の実施形態)
図12には、SiOバッファ層15と温度ドリフト抑圧用のSi導電層16の堆積条件を調整して製作した本発明の第4の実施形態に係わる光変調器の概略構成についての模式的な断面図を示す。図12は、図8に示した本発明における第2の実施形態に、実際には使用するが図8では説明の便宜のために省略した温度ドリフト抑圧用のSi導電層16を追加記載してより完全に説明をするものである。
これらの図からわかるように、本実施形態ではリッジ8aの底部9bとリッジの頂部10aにおけるSi導電層16の厚みを異ならしめるとともに、その厚い方の厚みよりもリッジ8aの側壁におけるSi導電層16の厚みK’を薄くしている。
なお、図12からわかるように、この第4の実施形態では、リッジの底部9bにおけるSi導電層16の厚みをリッジの頂部10aにおけるSi導電層16の厚みよりも厚くしている。つまり、図12においてはK>K’’としている。また、この図とは逆にK<K’’とした場合でもK’<K’’ が成り立てば良い。
つまり、リッジ8aの側壁におけるSi導電層16の厚みK’が、リッジの底部9bもしくはリッジの頂部10aにおけるSi導電層16の厚みの厚い方より薄ければ本発明に属すると言える。
なお、図12においてこの第4の実施形態ほどの効果はないが、リッジ8aの側壁におけるSiOバッファ層15の厚みD’がリッジの底部9b、あるいはリッジの頂部10aにおけるSiOバッファ層15の厚みと等しくても(D’=D、D’=D’’、あるいはD’=D’’=D)、リッジ8aの側壁におけるSi導電層16の厚みK’を薄くすることにより本発明としての効果をある程度は発揮できる
(第5の実施形態)
図13には、本発明の第5の実施形態に係わる光変調器の概略構成についての模式的な断面図を示す。ここで、Sは中心導体4aの幅、Sはリッジ8aの頂部の幅であり、中心導体4aの幅Sはリッジ8aの頂部の幅Sに等しいかより狭い場合を表している。また、20は中心導体4aの下側のエッジ、21はリッジ8aの頂部のエッジ、40は接地導体4bの下側のエッジ、41はリッジ8bの頂部のエッジである。
中心導体4aの幅Sはリッジ8aの頂部の幅Sよりも小さ過ぎると、高周波電気力線の多くがz−カットLN基板1を通過するので、リッジ構造及び本発明としての効果が小さくなる。中心導体4aの幅Sが広くなりリッジ8aの頂部の幅Sに近づく、つまり中心導体4aの下側のエッジ20がリッジ8aの頂部のエッジ21に近づくとリッジ構造としての効果と本発明としての効果を有効に利用できる。そのため、中心導体4aの幅Sとリッジ8aの頂部の幅Sとの比は0.2〜1程度が望ましい。なお、同様のことは接地導体4b、4cにも言えて、たとえば接地導体4bの下側のエッジ40がリッジ8bの頂部のエッジ41に近づくと本発明としての効果が大きい。
(第6の実施形態)
図14には、本発明の第6の実施形態に係わる光変調器の概略構成についての模式的な断面図を示す。ここで、Sは中心導体4aの幅、Sはリッジ8aの頂部の幅であり、中心導体4aの幅Sはリッジ8aの頂部の幅Sより広い場合を表している。中心導体4aの幅Sはリッジ8aの頂部の幅Sより広すぎると、高周波電気信号の電気力線のうち、リッジ8a、8bあるいは8cの側面のバッファ層14やSi導電層16の中に入る、あるいはそれらを通過する長さを低減するという本発明としての効果は薄れるので、中心導体4aの幅Sとリッジ8aの頂部の幅Sとの比は5倍よりは小さい方が望ましく、そうすることにより、リッジ構造の効果と本発明の効果を有効に利用できる。
(各実施形態)
分岐光導波路の例としてマッハツェンダ光導波路を用いたが、方向性結合器などその他の分岐合波型の光導波路にも本発明を適用可能であることは言うまでもなく、考え方は3本以上の光導波路にも適用可能であるし、光導波路が1本の位相変調器にも適用できる。また光導波路の形成法としてはTi熱拡散法の他に、プロトン交換法など光導波路の各種形成法を適用できるし、バッファ層としてAl等のSiO以外の各種材料も適用できる。
また、z−カットLN基板について説明したが、その他のカットのLN基板でも良いし、リチウムタンタレート基板、さらには半導体基板などその他の基板でも良い。なお、これまでSi導電層はSiOバッファ層の「上」に配置するとして説明したが、この「上」は「上方」という広い意味であり、Si導電層とSiOバッファ層の間にその他の膜を含んでいても良い。
以上の実施形態としては、リッジが3つある場合について説明したがリッジの数は1つや2つ、あるいはこれら以外の数でも良いし、複数のリッジの高さが異なっていても良いことは言うまでもない。また、本発明において述べているリッジは広い意味を表しており、例えば図7〜図14においてz−カットLN基板を掘り下げた箇所を9aや9bのみとし、その他の場所は接地導体4b、4cの下方も含め掘り下げない構造も含んでいる。
また、本発明において、リッジの側壁にあるSiOバッファ層の厚みを薄くするとは、リッジの側壁にあるSiOバッファ層の厚みの少なくとも一部がリッジの底部もしくはリッジの頂部におけるSiOバッファ層の最も厚い部分の厚みよりも薄ければ良い。また、以上における実施形態ではリッジの側壁は傾斜している場合を想定したが、垂直でも良いことは言うまでもない。
なお、リッジの側面の部分以外にレジストをパターニングし、リッジの側面のバッファ層全体をウェットエッチングもしくはドライエッチングにより除去しても良いが、その場合における最適なリッジの高さはリッジの側面にバッファ層がある場合よりは低くなる。
また、本発明の全ての実施形態において、SiOバッファ層とSi導電層はスパッタや電子ビーム蒸着等、各種の方法により成膜できる。そして、リッジの側壁におけるこれらの膜の厚みは成膜方法により異なるので、本発明の考え方にのっとりリッジの側壁のこれらの膜の厚みを含めて設計することにより、LN光変調器としての性能を充分に発揮することが可能となる。
電極構成としては構造が対称なCPW電極を用いた構成について説明したが、構造が非対称なCPW電極でも良いし、さらには非対称コプレーナストリップ(ACPS)あるいは対称コプレーナストリップ(CPS)など、その他の構成でも良いし、進行波電極を構成する中心導体と接地導体の一部が基板に接触していても良い。
一般に、中心導体4aの下の相互作用光導波路3bについては、相互作用光導波路3bの水平方向における中心と中心導体4aの水平方向における中心がほぼ一致するように、中心導体4aのほぼ真下に相互作用光導波路3bを配置すると光変調の効率が最も高いが、中心導体4aの幅が広い場合には中心導体4aのエッジの下に相互作用光導波路3bを配置しても良い。
また、電気信号の出力側を40Ωや50Ωなどの終端器で終端しても良いことは言うまでもない。さらに、以上の説明では外部回路の特性インピーダンスとして50Ω系として説明したが、リッジの側壁に形成したバッファ層の少なくとも一部を、リッジの底部もしくはリッジの頂部におけるバッファ層よりも薄くすることにより特性インピーダンスを高める限り、外部回路あるいは光変調器の特性インピーダンスが50Ωに近くなくても本発明に帰属する。
以上のように、本発明に係る光変調器は、リッジの側壁におけるSiOバッファ層の厚みを、リッジの底部あるいはリッジの頂部におけるSiOバッファ層の厚みの少なくとも一方と比較して薄く形成することにより、マイクロ波等価屈折率nを光の等価屈折率nに有効に近づけることができ、光変調帯域が広く、駆動電圧が低く、特性インピーダンスについて改善された光変調器として有用である。
本発明の第1の実施形態に係わる光変調器の概略構成を示す断面図 図1におけるCの領域の拡大図 同第1の実施形態の原理を説明する図 同第1の実施形態の原理を説明する図 同第1の実施形態の原理を説明する図 同第1の実施形態の原理を説明する図 同第1の実施形態の原理を説明する図 本発明の第2の実施形態に係わる光変調器の概略構成を示す断面図 図8におけるEの領域の拡大図 本発明の第3の実施形態に係わる光変調器の概略構成を示す断面図 図10におけるFの領域の拡大図 本発明の第4の実施形態に係わる光変調器の概略構成を示す断面図 本発明の第5の実施形態に係わる光変調器の概略構成を示す断面図 本発明の第6の実施形態に係わる光変調器の概略構成を示す断面図 第1の従来技術の光変調器についての概略構成を示す斜視図 図15のA−A’における断面図 第2の従来技術の光変調器についての概略構成を示す断面図 図17におけるBの領域の拡大図 第2の従来技術の光変調器における問題点を説明する図
符号の説明
1:z−カットLN基板
2、14、15:SiOバッファ層
3:マッハツェンダ光導波路
3a、3b:マッハツェンダ光導波路を構成する相互作用光導波路
4:進行波電極
4a:中心導体
4b、4c:接地導体
5:Si導電層
6:高周波(RF)電気信号給電線
7:高周波(RF)電気信号出力線
8a:中心導体4aの下のリッジ
8b:接地導体4bの下のリッジ
8c:接地導体4cの下のリッジ
9a、9b:リッジの底部
10a、10b、10c:リッジの頂部
11a、11b:リッジ間の空隙
12:リッジの側壁に対する法線
13、30:電気力線
16:Si導電層
20:中心導体4aの下側のエッジ
21:リッジ8aの頂部のエッジ
40:接地導体4bの下側のエッジ
41:リッジ8bの頂部のエッジ

Claims (8)

  1. 電気光学効果を有する基板と、前記基板の上に形成されたSiO バッファ層と、該SiO バッファ層の上に配置された中心導体と接地導体からなる進行波電極と、前記進行波電極を伝搬する高周波電気信号の電界強度が強い領域における前記基板の一部分の厚さを掘り下げにより少なくして、前記基板に形成したリッジと、該リッジに設けられた少なくとも一本の光導波路とを有する光変調器において、
    前記SiO バッファ層は、前記リッジの頂部、前記掘り下げにより形成されたリッジの底部、および前記リッジの側壁の各々に形成されており、且つ、
    前記進行波電極に印加される前記高周波電気信号のマイクロ波等価屈折率が前記光導波路を伝搬する光の等価屈折率に近づくように、前記リッジの側壁に対する法線方向における前記SiO バッファ層の少なくとも一部の厚みを、前記リッジの底面における前記SiO バッファ層の厚み、もしくは前記リッジの頂部における前記SiO バッファ層の厚みの少なくとも一方の最も厚い部分の厚みの2/3以下としたことを特徴とする光変調器。
  2. 電気光学効果を有する基板と、前記基板の上に形成されたSiO バッファ層と、該SiO バッファ層の上に形成された導電層と、該導電層の上に配置された中心導体と接地導体からなる進行波電極と、前記進行波電極を伝搬する高周波電気信号の電界強度が強い領域における前記基板の一部分の厚さを掘り下げにより少なくして、前記基板に形成したリッジと、該リッジに設けられた少なくとも一本の光導波路とを有する光変調器において、
    前記SiO バッファ層および前記導電層は、前記リッジの頂部、前記掘り下げにより形成されたリッジの底面、および前記リッジの側壁の各々に形成されており、且つ、
    前記進行波電極に印加される前記高周波電気信号のマイクロ波等価屈折率が前記光導波路を伝搬する光の等価屈折率に近づくように、前記リッジの側壁に対する法線方向における前記導電層の少なくとも一部の厚みを、前記リッジの底面における前記導電層の厚み、もしくは前記リッジの頂部における前記導電層の厚みの少なくとも一方の最も厚い部分の厚みの2/3以下としたことを特徴とする光変調器。
  3. 前記進行波電極の前記中心導体付近に配置された前記光導波路を含む前記リッジの頂部の幅を、前記中心導体の幅とほぼ等しくしたことを特徴とする請求項1から請求項に記載の光変調器。
  4. 前記進行波電極の前記中心導体付近に配置された前記光導波路を含む前記リッジの頂部の幅を、前記中心導体の幅よりも広くしたことを特徴とする請求項1から請求項に記載の光変調器。
  5. 前記進行波電極の前記中心導体付近に配置された前記光導波路を含む前記リッジの頂部の幅を、前記中心導体の幅よりも狭くしたことを特徴とする請求項1から請求項に記載の光変調器。
  6. 前記中心導体の前記幅と前記リッジの頂部の前記幅との比が1/5より大きく1以下であることを特徴とする請求項1から請求項に記載の光変調器。
  7. 前記中心導体の前記幅と前記リッジの頂部の前記幅との比が1より大きく5以下であることを特徴とする請求項1から請求項に記載の光変調器。
  8. 前記リッジに設けられた少なくとも一本の光導波路を、前記SiO バッファ層を介して前記進行波電極の前記中心導体の真下に配置したことを特徴とする請求項1から請求項に記載の光変調器。
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