JP4921388B2 - ロッド付アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、アクチュエータ本体の端面から出没するロッドを備えるロッド付アクチュエータに関する。
従来の流体圧シリンダは、シリンダケースのシリンダ孔内にピストンが収容され、前記ピストンにピストンロッドが固定されて構成されている。また、前記ピストンロッドは、シリンダケースの一端面からシリンダケース外へ突出しており、出没可能に構成されている。
このように構成された流体圧シリンダのピストンのストローク(ピストンの移動距離)を調整するために、様々なストローク調整方法が考案されている(例えば、特許文献1〜特許文献3)。
実開平5−32808 登録実用新案公報第3056080号 特開平10−9211号
しかしながら、特許文献1又は特許文献2に記載されているストローク調整方法では、ピストンを引き込み時或いは押し出し時のいずれかのときにしか調整できなかった。このため場合によってはシリンダケース本体を移動させて調整する必要があり、不都合があった。
また、ピストンロッドが平行に2本備えられているリニアガイド付き流体圧シリンダであって、当該ピストンロッドの先端がリニアガイドに固定されているエンドプレートにより連結されている流体圧シリンダの場合、エンドプレートは、スムーズな移動を実現するために、ピストンロッドに対してフローティング支持されている。すなわち、2本のピストンロッドの軸方向及びスライドテーブルの移動方向が完全に平行でなく、ねじれが生じていてもスムーズな移動ができるように、エンドプレートは、2本のピストンロッドとの取り付けにおいて多少のガタを有している。このため、特許文献1又は特許文献2に記載されているストローク調整方法を上記リニアガイド付き流体圧シリンダにそのまま利用してストロークを調整してもガタが生じるという問題があった。
また、特許文献3に記載されているように、シリンダケースの側面にストローク調整ストッパ用ブロックを取り付け、当該ストローク調整ストッパ用ブロックを利用してスライドテーブルのストローク調整を行った場合、ピストンロッドから力を加わる点(力点)と、力が作用する点(作用点)の位置が一致しなかった。このため、エンドプレート及びスライドテーブルに回転モーメントが加わり、スライドテーブルが上方向に反ったりして大きな軸ずれが生じる虞があった。また、側面にストローク調整ストッパ用ブロックを取り付けるため、流体圧シリンダが大きくなるという問題があった。
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、2本のロッドを備えたロッド付アクチュエータにおいて、引き込み時及び押し出し時のいずれであってもストローク調整をできるようにすると共に、ストローク調整をした際、引き込み時及び押し出し時のいずれであってもガタをなくすことができるロッド付アクチュエータを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、アクチュエータ本体の端面から出没する第1ロッドと、前記アクチュエータ本体の端面から出没し、且つ、前記第1ロッドと平行な第2ロッドと、前記アクチュエータ本体からの突出する第1ロッド及び第2ロッドの突出端を連結するエンドプレートを備えるロッド付アクチュエータにおいて、前記アクチュエータ本体には、前記第1ロッドを収容する第1ロッド孔及び前記第2ロッドを収容する第2ロッド孔が形成されており、それら第1ロッド孔及び第2ロッド孔が開口する前記アクチュエータ本体の開口端面のうちの一方には前記第1ロッド及び前記第2ロッドを出没可能に保持するロッドカバーが固定されるとともに、他方の開口端面にはヘッドカバーが固定されており、前記ヘッドカバーには、前記第1ロッド及び前記第2ロッドが前記アクチュエータ本体内に最大限引き込まれたときに前記第1ロッドの前記第1ロッド孔内における端部と軸方向において係合する第1ストローク調整手段が配置されるとともに前記第2ロッドが挿通される貫通孔が形成されており、前記第2ロッドの前記ヘッドカバー側の端部は、前記貫通孔に挿通されて前記アクチュエータ本体から常時突出された状態とされ、当該第2ロッドの前記ヘッドカバー側の端部には、前記第1ロッド及び第2ロッドが記アクチュエータ本体の前記ロッドカバー側の端面から最大限前突出したときに前記ヘッドカバーの前記貫通孔の外側端面と軸方向向において係合する第2ストローク調整手段が固定されており、前記第1ロッド及び前記第2ロッドは、前記エンドプレートに対してそれぞれ所定範囲内で軸方向及び径方向の移動を許容するフローティング部材を介して、前記エンドプレートに固定されており、前記第1ストローク調整手段は、第1ロッドの移動方向に沿って移動可能に構成されており、前記第2ストローク調整手段は、第2ロッドの軸方向に沿って移動可能に構成されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記アクチュエータ本体はシリンダケースであるとともに、前記第1ロッドは、前記シリンダケースに収容された第1ピストンと、当該第1ピストンに作用する流体圧に基づいて移動する第1ピストンロッドと、前記第1ストローク調整手段と係合する第1ヘッドロッドとから構成されており、前記第2ロッドは、前記シリンダケースに収容された第2ピストンと、当該第2ピストンに作用する流体圧に基づいて移動する第2ピストンロッドと、先端が前記シリンダケースから突出して第2ストローク調整手段が固定される第2ヘッドロッドとから構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記アクチュエータ本体の側面には、リニアガイドが備えられており、前記リニアガイドは、第1ロッド及び第2ロッドの軸方向に沿って形成されるガイドレールと、前記ガイドレールに取り付けられるスライドテーブルを有しており、前記スライドテーブルは、前記エンドプレートに固定され、当該エンドプレートと一体的に移動するようになっていることを要旨とする。
本発明によれば、2本のロッドを備えたロッド付アクチュエータにおいて、引き込み時及び押し出し時のいずれであってもストローク調整をできるようにすると共に、ストローク調整をした際、引き込み時及び押し出し時のいずれであってもガタをなくすことができる。
以下、本発明のロッド付アクチュエータを空気圧シリンダに具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。なお、以下の説明において、空気圧シリンダ11の「左」「右」「上」「下」は、図1に示す矢印Y1の方向を左右方向、矢印Y2の方向を上下方向とする。
図1に示すように、ロッド付アクチュエータとしての空気圧シリンダ11は、アクチュエータ本体としてのシリンダケース12を備えている。このシリンダケース12は、アルミ等の金属押出材よりなるシリンダチューブであり、平面視が矩形状をなす直方体状をなしている。
シリンダケース12の端面である上端面12aにおける長辺方向(図1では矢印Y1方向)右側には、シリンダケース12の上下方向に沿って延びる断面円形状の第1シリンダ孔13が形成されている。この第1シリンダ孔13の一方(上方)の開口は第1ロッドカバー14によって封止され、第1シリンダ孔13の他方(下方)の開口はヘッドカバー15によって封止されている。第1ロッドカバー14はCリング16によってシリンダケース12から抜け止めされている。また、ヘッドカバー15は、複数のボルト17によってシリンダケース12の下端面12bに固定されている。したがって、シリンダケース12内にて第1シリンダ孔13は、前記第1ロッドカバー14及びヘッドカバー15によって気密に保持されたシリンダ室となっている。
前記シリンダ室には、第1ピストン18がシリンダケース12の上下方向に沿って摺動可能に収容されている。第1ピストン18の周面にはピストンパッキン19が装着されている。したがって、前記シリンダ室は、第1ピストン18によって第1ロッドカバー14側のロッド側第1シリンダ室20とヘッドカバー15側のヘッド側第1シリンダ室21とに区画されている。また、第1ピストン18の周面には磁石M1が装着されている。このため、磁石M1は前記第1ピストン18とともにシリンダケース12の上下方向へ移動する構成とされている。なお、図示しないが、第1ピストン18の位置検出用の位置検出スイッチが装着されるようになっており、この位置検出スイッチが、第1ピストン18とともに移動する磁石M1を検出することにより、シリンダケース12内での第1ピストン18の位置を検出するようになっている。
第1ピストン18の上端面には、第1ロッドとしての円柱状の第1ピストンロッド22が一体的に設けられている。この第1ピストンロッド22の一方側(上側)は、シリンダケース12の一端面である上端面12aからシリンダケース12外へ突出している。前記第1ピストンロッド22のシリンダケース12からの突出端(上端)には、スライドテーブル40(図4参照)に固定されるエンドプレート10がボルトBによってねじ止めされている。このエンドプレート10は矩形板状に形成されている。第1ピストンロッド22は、エンドプレート10の右側に固定されている。
より詳しく説明すると、図1に示すように、エンドプレート10の上端面10aの左右両端には、上方に開口する凹部10bが形成されており、当該凹部10bの底部には、上下方向に貫通する貫通孔10cが形成されている。当該貫通孔10cには、フローティング部材としてのフローティングブッシュ41がそれぞれ取り付けられている。このフローティングブッシュ41は、円筒形状の筒部と、該筒部の軸方向上端に形成されるリング状のツバ部を備えている。
前記フローティングブッシュ41の筒部は、その軸線に沿って延びる筒孔に、ボルトBが挿入されるようになっている。その一方で、筒部の外径は、エンドプレート10の貫通孔10cの径よりも小さく形成されており、貫通孔10cに挿入されている。このため、フローティングブッシュ41は、エンドプレート10に対して所定範囲径方向において移動することが許容されている。
また、フローティングブッシュ41のツバ部は、凹部10bの底部よりも上方に位置し、その外径は、貫通孔10cの径よりも大きく形成されている。このため、エンドプレート10に対してフローティングブッシュ41が下方向に相対的に移動しようとしても、フローティングブッシュ41のツバ部が凹部10bの底部と係合することにより、フローティングブッシュ41の移動を規制することとなる。
また、フローティングブッシュ41の筒部の下端(ツバ部が形成されていない側の端部)には、平座金(平ワッシャー)42が取り付けられるようになっている。平座金42は、エンドプレート10の下端面10dよりも下方に位置し、その外径は、貫通孔10cの径よりも大きく形成されている。このため、エンドプレート10に対してフローティングブッシュ41が上方向に相対的に移動しようとしても、平座金42がエンドプレート10の下端面10dと係合することにより、フローティングブッシュ41の移動を規制することとなる。
したがって、フローティングブッシュ41は、貫通孔10cから抜けでないようになっている。そして、フローティングブッシュ41のツバ部と平座金42間の距離(フローティングブッシュ41の筒部の上下方向の長さ)は、凹部10bの底部からエンドプレート10の下端面10dまでの距離(貫通孔10cの長さ)よりも長く形成されている。このため、フローティングブッシュ41は、エンドプレート10に対して軸方向において所定範囲移動することが許容されている。
そして、第1ピストンロッド22をエンドプレート10に取り付ける際には、右側のフローティングブッシュ41の筒部の筒孔にボルトBに挿通し、ボルトBを第1ピストンロッド22の上端(先端)に形成されたネジ孔に螺合する。その際、フローティングブッシュ41と、平座金42がエンドプレート10を上下方向から挟み込んだ状態でボルトBを第1ピストンロッド22に共締めするようになっている。これにより、ボルトBの頭部と第1ピストンロッド22の先端にて、軸方向においてフローティングブッシュ41及び平座金42を挟持することとなる。以上のように、第1ピストンロッド22を、フローティングブッシュ41を介してエンドプレート10の右側に取り付けている。
このように、第1ピストンロッド22は、フローティングブッシュ41を介してエンドプレート10に取り付けられているので、第1ピストンロッド22は、エンドプレート10に対して軸方向及び径方向において所定範囲内で移動することが許容されている。
また、シリンダケース12の上端面12aにおける長辺方向(図1では左右方向)左側には、シリンダケース12の上下方向に沿って延びる断面円形状の第2シリンダ孔23が形成されている。この第2シリンダ孔23の一方(上方)の開口は第2ロッドカバー24によって封止され、第2シリンダ孔23の他方(下方)の開口はヘッドカバー15によって封止されている。第2ロッドカバー24はCリング26によってシリンダケース12から抜け止めされている。したがって、シリンダケース12内にて第2シリンダ孔23は、前記第2ロッドカバー24及びヘッドカバー15によって気密に保持されたシリンダ室となっている。
前記シリンダ室には、第2ピストン28がシリンダケース12の上下方向に沿って摺動可能に収容されている。第2ピストン28の周面にはピストンパッキン29が装着されている。したがって、前記シリンダ室は、第2ピストン28によって第2ロッドカバー24側のロッド側第2シリンダ室30とヘッドカバー15側のヘッド側第2シリンダ室31とに区画されている。また、第2ピストン28の周面には磁石M2が装着されている。このため、磁石M2は前記第2ピストン28とともにシリンダケース12の上下方向へ移動する構成とされている。なお、図示しないが、第2ピストン28の位置検出用の位置検出スイッチが装着されるようになっており、この位置検出スイッチが、第2ピストン28とともに移動する磁石M2を検出することにより、シリンダケース12内での第2ピストン28の位置を検出するようになっている。
第2ピストン28の上端面には、第2ロッドとしての円柱状の第2ピストンロッド32が一体的に設けられている。この第2ピストンロッド32の一方側(上側)は、シリンダケース12の一端面である上端面12aからシリンダケース12外へ突出している。前記第2ピストンロッド32のシリンダケース12からの突出端(上端)には、スライドテーブル40に固定されるエンドプレート10がボルトBによってねじ止めされている。第2ピストンロッド32は、エンドプレート10の左側に固定されている。
より詳しく説明すると、左側のフローティングブッシュ41の筒部の筒孔にボルトBに挿通し、ボルトBを第2ピストンロッド32の上端(先端)に形成されたネジ孔に螺合する。その際、フローティングブッシュ41と、平座金42がエンドプレート10を上下方向から挟み込んだ状態でボルトBを第2ピストンロッド32に共締めするようになっている。これにより、ボルトBの頭部と第2ピストンロッド32の先端にて、軸方向にフローティングブッシュ41及び平座金42を挟持することとなる。以上のように、第2ピストンロッド32を、フローティングブッシュ41を介してエンドプレート10の左側に取り付けている。
このように、第2ピストンロッド32は、フローティングブッシュ41を介してエンドプレート10に取り付けられているので、第2ピストンロッド32は、エンドプレート10に対して軸方向及び径方向において所定範囲内で移動することが許容されている。
また、このように第1ピストンロッド22と第2ピストンロッド32がエンドプレート10の両端部に固定されることによって第1ピストンロッド22と第2ピストンロッド32の回り止めが図られている。
そして、シリンダケース12の上端面12aに対して直交する右側面12c及び左側面12dには、第1給排ポート33及び第2給排ポート34が形成されている。第1給排ポート33は、ロッド側第1シリンダ室20及びロッド側第2シリンダ室30に連通している。第2給排ポート34は、ヘッド側第1シリンダ室21及びヘッド側第2シリンダ室31に連通している。
したがって、第2給排ポート34からヘッド側第1シリンダ室21及びヘッド側第2シリンダ室31に流体としての空気を供給するとともに、第1給排ポート33からロッド側第1シリンダ室20及びロッド側第2シリンダ室30の空気を排出する。すると、流体圧としての空気圧によって第1ピストン18がロッド側第1シリンダ室20側へ摺動して第1ピストンロッド22がシリンダケース12から突出される(図2参照)。同様に空気圧によって第2ピストン28がロッド側第2シリンダ室30側へ摺動して第2ピストンロッド32がシリンダケース12から突出される(図2参照)。なお、左右対称に構成されているため、エンドプレート10は、同じ距離だけ突出するようになっている。
一方、第2給排ポート34からヘッド側第1シリンダ室21及びヘッド側第2シリンダ室31の流体としての空気を排出するとともに第1給排ポート33からロッド側第1シリンダ室20及びロッド側第2シリンダ室30に空気を供給する。すると、流体圧としての空気圧によって第1ピストン18がヘッド側第1シリンダ室21へ摺動して第1ピストンロッド22がシリンダケース12に没入される(図3参照)。同様に、空気圧によって第2ピストン28がヘッド側第2シリンダ室31へ摺動して第2ピストンロッド32がシリンダケース12に没入される(図3参照)。なお、左右対称に構成されているため、エンドプレート10は、同じ距離だけ没入するようになっている。すなわち、空気圧シリンダ11は、空気の給排によってシリンダケース12の上端面12aから連動して出没する第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32を備えている。
また、シリンダケース12の側面には、図4に示すように、ワークが固定されるリニアガイド50が備えられている。このリニアガイド50は、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32の軸方向に沿って延びるように形成されるガイドレール45と、当該ガイドレール45に負荷ボールを介して取り付けられるスライドテーブル40を備えている。前記スライドテーブル40は、ガイドレール45に沿って上下方向(第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32の軸方向)に移動可能となっている。また、スライドテーブル40は、負荷ボールを介してガイドレール45に取り付けられているため、負荷ボールを転動させることにより、ガイドレール45に対してスムーズに移動することができる。
また、スライドテーブル40の端部は、エンドプレート10に固定されているため、エンドプレート10とスライドテーブル40は、一体的に移動することとなる。そして、エンドプレート10は、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32と連動して移動するため、スライドテーブル40も第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32と連動して移動することとなる。
なお、空気圧シリンダ11の製造過程や組立過程において、第1ピストンロッド22の軸方向、第2ピストンロッド32の軸方向及びスライドテーブル40のスライド方向(ガイドレール45の方向)にずれ(ねじれ)が生じる場合がある。このような場合、移動するに従ってねじれが大きくなり、移動に障害がでるおそれがある。そこで、本実施形態では、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32を、フローティングブッシュ41を介してエンドプレート10にフローティング支持することにより、径方向においてガタ(余裕)を持たせている。これにより、移動するに従ってねじれが大きくなったとしても、ねじれを吸収し、スムーズな移動を実現している。
また、第1ピストンロッド22、第2ピストンロッド32の移動速度は、若干異なる場合もあるが、この場合も同様に、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32は、エンドプレート10にフローティング支持されているため、軸方向においてガタ(余裕)をもたせ、移動速度のずれを吸収してスムーズな移動を実現している。
そして、本実施形態では、第1ピストンロッド22と第2ピストンロッド32のストローク調整を行うことができるようになっている。このストローク調整を行うための構成及びストローク調整方法について説明する。
まず、第1シリンダ孔13の底部となるヘッドカバー15には、第1ピストンロッド22の軸方向に沿って第1貫通孔15aが形成されている。この第1貫通孔15aを挿通するように円柱状の第1ストローク調整部35が備えられている。第1ストローク調整部35は、第1ピストンロッド22の中心軸と同一軸上に設けられている。また、第1ピストン18の下方には、第1ロッドの下端としての円柱形状の第1ヘッドロッド36が固定されている。当該第1ヘッドロッド36は、第1ピストンロッド22の中心軸と同軸上に固定されており、第1ピストンロッド22と一体的に移動するようになっている。
従って、第1シリンダ孔13内に挿入されている第1ストローク調整部35の端部が第1ヘッドロッド36と係合することができるようになっている。すなわち、第1ピストンロッド22がシリンダケース12に没入されるとき(引き込まれるとき)には、第1ヘッドロッド36が第1ストローク調整部35と係合するまで第1ピストンロッド22を没入することができる。なお、第2ピストンロッド32は、第1ピストンロッド22とエンドプレート10により連結されているので、第1ピストンロッド22が第1ストローク調整部35と係合してその没入が規制された場合には、それに伴い第2ピストンロッド32の没入が規制されるようになっている。
そして、第1貫通孔15aには、螺旋状に溝が形成されている一方、第1ストローク調整部35の外周面にも、第1貫通孔15aの溝に対応するように螺旋状の溝が形成されており、第1ストローク調整部35は、第1貫通孔15aに螺合するようになっている。これにより、第1ストローク調整部35を回転させることにより、軸方向に沿って移動させることができる。すなわち、第1シリンダ孔13内に挿入されている第1ストローク調整部35の端部を軸方向に沿って移動させることができる。従って、第1ピストンロッド22をどこまで没入させることができるかは、第1ストローク調整部35を移動させることにより調整することができる。つまり、第1ピストンロッド22の引き込み時におけるストローク調整は、第1ストローク調整部35を移動させることにより調整することができる。
なお、引き込み時において、第2ピストンロッド32を第1ピストンロッド22と共に最大限引き込ませている。これにより、図5(a)に示すように、第2ピストンロッド32は、ボルトBを介して左側(第2ピストンロッド32側)のフローティングブッシュ41のツバ部を下方向に押圧してエンドプレート10の上端面10a(より詳しくは凹部10bの底部)に押しつけ、エンドプレート10を下方向に移動させるように力を加える。
その一方、第1ピストンロッド22は、第1ストローク調整部35と係合する。このため、エンドプレート10から下方向に移動する力が加えられても、右側(第1ピストンロッド22側)のフローティングブッシュ41は、第1ストローク調整部35と係合する第1ピストンロッド22の先端から上方向へ反力が加えられる。これにより、右側の平座金42は、エンドプレート10の下端面10dに隙間なく押圧される。すなわち、エンドプレート10は、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32に対して上下方向(軸方向)における隙間(ガタ)が無くなる。
従って、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32を最大限シリンダケース12内に引き込んだとき、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32に対するエンドプレート10にガタが無くなり、エンドプレート10及びエンドプレート10に固定されるスライドテーブル40の位置が一義的に決定される。本実施形態では、第1ピストン18、第1ピストンロッド22及び第1ヘッドロッド36により、第1ロッドが構成されている。
また、第2シリンダ孔23の底部となるヘッドカバー15には、第2ピストンロッド32の同軸上に第2貫通孔15bが形成されている。また、第2ピストン28の下方には、第2ロッドの下端としての円柱形状の第2ヘッドロッド37が固定されている。当該第2ヘッドロッド37は、第2ピストンロッド32の中心軸と同軸上に固定されており、第2ピストンロッド32と一体的に移動するようになっている。そして、第2ヘッドロッド37は、当該第2貫通孔15bに挿通されており、第2ヘッドロッド37の下端部が、シリンダケース12の下端面12bから突出するようになっている。そして、第2ヘッドロッド37の下端部には、円筒形状の第2ストローク調整部38が固定されている。この第2ストローク調整部38の外径は、第2貫通孔15bの径よりも大きく形成されている。このため、第2ピストンロッド32を押し出すとき(突出させるとき)には、第2ストローク調整部38とシリンダケース12の下端面12b(ヘッドカバー15)が係合するまで第2ピストンロッド32を突出させることができる。なお、第1ピストンロッド22は、第2ピストンロッド32とエンドプレート10により連結されているので、第2ピストンロッド32が第2ストローク調整部38と係合してその突出が規制された場合には、それに伴い第1ピストンロッド22の突出が規制されるようになっている。
そして、第2ヘッドロッド37の下端部には、螺旋状に溝が形成されている一方、第2ストローク調整部38の内周面にも、第2ヘッドロッド37の下端部の溝に対応するように螺旋状の溝が形成されており、第2ストローク調整部38は、第2ヘッドロッド37の下端部に螺合するようになっている。これにより、第2ストローク調整部38を、回転させることにより、第2ピストンロッド32の軸方向に沿って移動させることができる。すなわち、第2ストローク調整部38とシリンダケース12の下端面12bとの係合面を軸方向に沿って移動させることができる。従って、第2ピストンロッド32をどこまで突出させることができるかは、第2ストローク調整部38を移動させることにより調整することができる。つまり、第2ピストンロッド32の押し出し時におけるストローク調整は、第2ストローク調整部38を移動させることにより調整することができる。
なお、押し出し時において、第1ピストンロッド22を第2ピストンロッド32と共に最大限押し出させている。これにより、図5(b)に示すように、第1ピストンロッド22は、ボルトBを介して右側(第1ピストンロッド22側)の平座金42を上方向に押圧してエンドプレート10の下端面10dに押しつけ、エンドプレート10を上方向に移動させるように力を加える。
その一方、第2ピストンロッド32は、第2ストローク調整部38と係合する。このため、エンドプレート10に上方向に移動する力が加えられても、左側(第2ピストンロッド32側)のフローティングブッシュ41は、第2ストローク調整部38と係合する第2ピストンロッド32の先端に固定されたボルトBから下方向へ反力が加えられる。これにより、左側のフローティングブッシュ41のツバ部は、エンドプレート10の上端面10aに隙間なく押圧される。すなわち、エンドプレート10は、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32に対して上下方向(軸方向)における隙間(ガタ)が無くなる。
従って、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32を最大限シリンダケース12から押し出したとき、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32に対するエンドプレート10にガタが無くなり、エンドプレート10及びエンドプレート10に固定されるスライドテーブル40の位置が一義的に決定される。本実施形態では、第2ピストン28、第2ピストンロッド32及び第2ヘッドロッド37により、第2ロッドが構成されている。
以上詳述したように、本実施形態は、以下の効果を有する。
(1)第1シリンダ孔13内に引き込み時(没入時)における第1ピストンロッド22のストローク調整を行う第1ストローク調整部35を備えた。それと共に、第2ピストン28に固定される第2ヘッドロッド37の先端に第2ピストンロッド32のストローク調整を行う第2ストローク調整部38を備えた。そして、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32の突出端をエンドプレート10により固定し、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32を連動させるようにした。このため、2本のピストンロッド22,32を備えた空気圧シリンダ11において、引き込み時(没入時)及び押し出し時(突出時)のいずれであってもストローク調整を行うことができる。
(2)また、エンドプレート10をフローティング支持するように、フローティングブッシュ41を介して第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32に取り付けた。これにより、スライドテーブル40のスライド方向、第1ピストンロッド22の軸方向、及び第2ピストンロッド32の軸方向にねじれが生じていても、フローティング支持によるガタがねじれを吸収するため、スムーズに連動させることができる。
(3)また、引き込み時において、第2ピストンロッド32を第1ピストンロッド22と共に最大限引き込ませている。これにより、第2ピストンロッド32は、ボルトBを介して左側のフローティングブッシュ41のツバ部を下方向に押圧してエンドプレート10の上端面10aに押しつけ、エンドプレート10を下方向に移動させるように力を加える。その一方で、エンドプレート10から下方向に移動する力が加えられても、右側の平座金42は、第1ストローク調整部35と係合する第1ピストンロッド22の先端から上方向へ反力が加えられる。これにより、エンドプレート10は、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32に対して上下方向(軸方向)における隙間(ガタ)が無くなる。従って、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32を最大限シリンダケース12内に引き込んだとき、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32に対するエンドプレート10にガタが無くなり、エンドプレート10及びエンドプレート10に固定されるスライドテーブル40の位置を一義的に決定することができる。
(4)同様に、押し出し時において、第1ピストンロッド22を第2ピストンロッド32と共に最大限押し出させている。これにより、第1ピストンロッド22は、ボルトBを介して右側の平座金42を上方向に押圧してエンドプレート10の下端面10dに押しつけ、エンドプレート10を上方向に移動させるように力を加える。その一方、エンドプレート10に上方向に移動する力が加えられても、左側のフローティングブッシュ41のツバ部は、第2ストローク調整部38と係合する第2ピストンロッド32の先端に固定されたボルトBから下方向へ反力が加えられる。これにより、エンドプレート10は、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32に対して上下方向(軸方向)における隙間(ガタ)が無くなる。従って、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32を最大限シリンダケース12から押し出したとき、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32に対するエンドプレート10にガタが無くなり、エンドプレート10及びエンドプレート10に固定されるスライドテーブル40の位置を一義的に決定することができる。
(5)第1ヘッドロッド36を第1ピストン18とは別部品にて構成した。これにより、第1ヘッドロッド36を交換可能となり、ストロークによって変更することができる。同様に、第2ヘッドロッド37を第2ピストン28とは別部品にて構成した。これにより、第2ヘッドロッド37を交換可能となり、ストロークによって変更することができる。
(6)第1ピストン18に磁石M1を取り付けたことにより、位置検出装置にて第1ピストン18の位置を検出できるようになった。同様に、第2ピストン28に磁石M2を取り付けたことにより、位置検出装置にて第2ピストン28の位置を検出できるようになった。
(7)第1ストローク調整部35を第1ピストンロッド22の軸方向に沿って取り付けると共に、第2ストローク調整部38を第2ピストンロッド32の軸方向に沿って取り付けた。このため、ストロークを調整する部材をシリンダケース12の側面に固定する必要がなくなり、流体圧シリンダ11を小型化することができる。
(8)また、第1ピストンロッド22又は第2ピストンロッド32が力を加える点(力点)と、当該力が加えられる点(作用点)が前後方向(図1において紙面に直交する方向)においてずれていない。このため、前後方向に回転モーメントが加わることが無くなり、第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32が反ってねじれが大きくなってスライドテーブル40のスムーズな移動が阻害されるという問題もなくなる。
尚、上記実施形態は、次のような別の実施形態(別例)にて具体化できる。
○上記実施形態において、ロッド付アクチュエータを、流体圧としての油圧によって第1ピストンロッド22及び第2ピストンロッド32が出没する油圧シリンダに具体化してもよい。
○上記実施形態において、ロッド付アクチュエータを、例えばモータを駆動源とした電動アクチュエータに具体化してもよい。
○上記実施形態では、ロッド側第1シリンダ室20及びロッド側第2シリンダ室30に同様に空気を供給及び排出した。この別例として、ロッド側第1シリンダ室20及びロッド側第2シリンダ室30にそれぞれ個別に空気を供給及び排出するようにしてもよい。
○上記実施形態では、ヘッド側第1シリンダ室21及びヘッド側第2シリンダ室31に同様に空気を供給及び排出した。この別例として、ヘッド側第1シリンダ室21及びヘッド側第2シリンダ室31にそれぞれ個別に空気を供給及び排出するようにしてもよい。
○上記実施形態では、引き込み時におけるストローク調整を行う際、第1ピストンロッド22と共に第2ピストンロッド32を没入させていたが、第2ピストンロッド32は、突出方向へ移動させるようにして、エンドプレート10を固定しても良い。この場合、ロッド側第1シリンダ室20及びロッド側第2シリンダ室30にそれぞれ個別に空気を供給及び排出できるようにすると共に、ヘッド側第1シリンダ室21及びヘッド側第2シリンダ室31にそれぞれ個別に空気を供給及び排出できるようにする必要がある。
○上記実施形態では、押し出し時におけるストローク調整を行う際、第2ピストンロッド32と共に第1ピストンロッド22を突出させていたが、第1ピストンロッド22は、没入方向へ移動させるようにして、エンドプレート10を固定しても良い。この場合、ロッド側第1シリンダ室20及びロッド側第2シリンダ室30にそれぞれ個別に空気を供給及び排出できるようにすると共に、ヘッド側第1シリンダ室21及びヘッド側第2シリンダ室31にそれぞれ個別に空気を供給及び排出できるようにする必要がある。
○上記実施形態では、リニアガイド50を設けたが、設けなくても良い。
○上記実施形態において、第1ロッドカバー14又は第2ロッドカバー24に、ボールスプライン軸受けを採用しても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記第1ピストンロッド及び前記第2ピストンロッドは、前記エンドプレートにフローティングブッシュを介してフローティング固定されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のロッド付アクチュエータ。
(ロ)前記フローティングブッシュは、円筒形状の筒部と、筒部の軸方向上端から径方向へ延出形成されるリング状のツバ部とから構成され、筒部の距離は、エンドプレートの厚さよりも長く構成されており、前記筒部の外径は、筒部が挿入されるエンドプレートの貫通孔の径よりも小さいことを特徴とする技術的思想(イ)に記載のロッド付アクチュエータ。
空気圧シリンダの断面図。 押し出し時における空気圧シリンダの断面図。 引き込み時における空気圧シリンダの断面図。 (a)は、リニアガイドの平面図、(b)は、スライドテーブルを移動させたときにおけるリニアガイドの平面図、(c)は、リニアガイドの側面図。 (a)は、引き込み時におけるフローティングブッシュの作用図、(b)は、押し出し時におけるフローティングブッシュの作用図。
符号の説明
10…エンドプレート11…ロッド付アクチュエータとしての空気圧シリンダ、12…アクチュエータ本体としてのシリンダケース、12a…端面としての上端面、13…第1シリンダ孔、14…第1ロッドカバー、15…ヘッドカバー、18…第1ピストン、20…ロッド側第1シリンダ室、21…ヘッド側第1シリンダ室、22…第1ピストンロッド、23…第2シリンダ孔、24…第2ロッドカバー、28…第2ピストン、30…ロッド側第2シリンダ室、31…ヘッド側第2シリンダ室、32…第2ピストンロッド、35…第1ストローク調整手段としての第1ストローク調整部、36…第1ヘッドロッド、37…第2ヘッドロッド、38…第2ストローク調整手段としての第2ストローク調整部、40…スライドテーブル、41…フローティングブッシュ、45…ガイドレール、50…リニアガイド。

Claims (3)

  1. アクチュエータ本体の端面から出没する第1ロッドと、前記アクチュエータ本体の端面から出没し、且つ、前記第1ロッドと平行な第2ロッドと、前記アクチュエータ本体からの突出する第1ロッド及び第2ロッドの突出端を連結するエンドプレートを備えるロッド付アクチュエータにおいて、
    前記アクチュエータ本体には、前記第1ロッドを収容する第1ロッド孔及び前記第2ロッドを収容する第2ロッド孔が形成されており、それら第1ロッド孔及び第2ロッド孔が開口する前記アクチュエータ本体の開口端面のうちの一方には前記第1ロッド及び前記第2ロッドを出没可能に保持するロッドカバーが固定されるとともに、他方の開口端面にはヘッドカバーが固定されており、
    前記ヘッドカバーには、前記第1ロッド及び前記第2ロッドが前記アクチュエータ本体内に最大限引き込まれたときに前記第1ロッドの前記第1ロッド孔内における端部と軸方向において係合する第1ストローク調整手段が配置されるとともに前記第2ロッドが挿通される貫通孔が形成されており、
    前記第2ロッドの前記ヘッドカバー側の端部は、前記貫通孔に挿通されて前記アクチュエータ本体から常時突出された状態とされ、当該第2ロッドの前記ヘッドカバー側の端部には、前記第1ロッド及び第2ロッドが記アクチュエータ本体の前記ロッドカバー側の端面から最大限前突出したときに前記ヘッドカバーの前記貫通孔の外側端面と軸方向において係合する第2ストローク調整手段が固定されており
    前記第1ロッド及び前記第2ロッドは、前記エンドプレートに対してそれぞれ所定範囲内で軸方向及び径方向の移動を許容するフローティング部材を介して、前記エンドプレートに固定されており、
    前記第1ストローク調整手段は、第1ロッドの移動方向に沿って移動可能に構成されており、前記第2ストローク調整手段は、第2ロッドの軸方向に沿って移動可能に構成されていることを特徴とするロッド付アクチュエータ。
  2. 前記アクチュエータ本体はシリンダケースであるとともに、
    前記第1ロッドは、前記シリンダケースに収容された第1ピストンと、当該第1ピストンに作用する流体圧に基づいて移動する第1ピストンロッドと、前記第1ストローク調整手段と係合する第1ヘッドロッドとから構成されており、
    前記第2ロッドは、前記シリンダケースに収容された第2ピストンと、当該第2ピストンに作用する流体圧に基づいて移動する第2ピストンロッドと、先端が前記シリンダケースから突出して第2ストローク調整手段が固定される第2ヘッドロッドとから構成されていることを特徴とする請求項1に記載のロッド付アクチュエータ。
  3. 前記アクチュエータ本体の側面には、リニアガイドが備えられており、
    前記リニアガイドは、第1ロッド及び第2ロッドの軸方向に沿って形成されるガイドレールと、前記ガイドレールに取り付けられるスライドテーブルを有しており、
    前記スライドテーブルは、前記エンドプレートに固定され、当該エンドプレートと一体的に移動するようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロッド付アクチュエータ。
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