JPH1182421A - マグネット式ロッドレスシリンダ及びそのストローク位置調整体 - Google Patents

マグネット式ロッドレスシリンダ及びそのストローク位置調整体

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JPH1182421A
JPH1182421A JP9239657A JP23965797A JPH1182421A JP H1182421 A JPH1182421 A JP H1182421A JP 9239657 A JP9239657 A JP 9239657A JP 23965797 A JP23965797 A JP 23965797A JP H1182421 A JPH1182421 A JP H1182421A
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piston
cylinder
rodless cylinder
stroke
follower
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Akira Kajita
章 梶田
Shugo Komada
修吾 駒田
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CKD Corp
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CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対の追従体が互いに独立して追従移動可能
であるため用途の広いマグネット式ロッドレスシリンダ
を提供すること。 【解決手段】 このマグネット式ロッドレスシリンダ1
では、磁気吸引力により追従体31,32がピストン2
1,22に追従して移動する。第1のシリンダチューブ
5内に収容された第1のピストン21と第1の追従体3
1との間に磁気吸引力を作用させる。第2のシリンダチ
ューブ6内に収容された第2のピストン22と第2の追
従体32との間に磁気吸引力を作用させる。第1のピス
トン21が区画する両圧力作用室RU1 ,RU2 及び第
2のピストン22が区画する両圧力作用室RL1 ,RL
2 に対して個別に駆動流体を給排しうる流路を設け、両
ピストン21,22が互いに独立して駆動可能となるよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マグネット式ロッ
ドレスシリンダ及びそのストローク位置調整体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロッドを備えないタイプのシリン
ダ(いわゆるロッドレスシリンダ)の一種としてマグネ
ット式ロッドレスシリンダがいくつか提案されている。
その例としては、特開平3−153905号公報に開示
されたものがある。
【0003】前記従来例のマグネット式ロッドレスシリ
ンダでは、一対のヘッドカバー間に一対のシリンダチュ
ーブが平行に架設されている。第1のシリンダチューブ
内には第1のピストンが移動可能に収容されており、第
2のシリンダチューブ内には第2のピストンが移動可能
に収容されている。第1及び第2のピストンはその両端
側にそれぞれ圧力作用室を区画している。両シリンダチ
ューブにおいて一側の圧力作用室は加圧室となってお
り、他側の圧力作用室は作動伝達通路を介して互いに連
通されている。また、前記他側の作動伝達通路内には作
動伝達流体が充填されている。シリンダチューブの外側
には一対の追従体が移動可能に設けられている。追従体
とピストンとの間には磁気吸引力が作用し、それにより
追従体がピストンに追従して移動するようになってい
る。
【0004】従って、このロッドレスシリンダでは、い
ずれか一方の加圧室に駆動流体を供給すれば、両ピスト
ンが同期して互いに逆方向に移動し、それに伴って追従
体も同期して追従移動するようになっている。また、従
来例の構成であると、両追従体はストロークの中間点に
到る寸前で互いに当接し合って停止するようになってい
る。このようなことから、同ロッドレスシリンダは例え
ばチャック装置用アクチュエータとして利用されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来例のロ
ッドレスシリンダでは、2つの追従体を同期して追従移
動させることはできても、それらを独立して追従移動さ
せることは構造的にみてできなかった。従って、用途が
限定されてしまうという問題があった。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、一対の追従体が互いに独立して追
従移動可能であるため用途の広いマグネット式ロッドレ
スシリンダを提供することにある。
【0007】また、本発明の別の目的は、上記の優れた
ロッドレスシリンダを実現するうえで好適なストローク
位置調整体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、一対のヘッドカバー
間に平行に架設された一対のシリンダチューブと、前記
シリンダチューブ内に摺動可能に収容されかつその両端
側にそれぞれ圧力作用室を区画する一対のピストンと、
前記シリンダチューブ外に移動可能に設けられる一対の
追従体とを備え、前記ピストンと前記追従体との間に作
用する磁気吸引力により前記追従体が前記ピストンに追
従して移動するマグネット式ロッドレスシリンダにおい
て、第1のシリンダチューブ内に収容された第1のピス
トンと第1の追従体との間に磁気吸引力を作用させ、か
つ第2のシリンダチューブ内に収容された第2のピスト
ンと第2の追従体との間に磁気吸引力を作用させるとと
もに、前記第1のピストンが区画する両圧力作用室及び
前記第2のピストンが区画する両圧力作用室に対して個
別に駆動流体を給排しうる流路を設けることで、前記両
ピストンが互いに独立して駆動可能となるように構成し
たことを特徴とするマグネット式ロッドレスシリンダを
その要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記両追従体には2つの挿通孔が形成され、それ
らの挿通孔には両方のシリンダチューブが摺動可能に嵌
挿されていることとした。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2において、ストロークの途上において前記追従体及
び前記ピストンのうちの少なくともいずれかの移動を規
制するためのストローク位置調整体を設けたこととし
た。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項3にお
いて、前記ストローク位置調整体は前記両シリンダチュ
ーブにそれぞれ内蔵されていることとした。請求項5に
記載の発明では、請求項4において、前記各ストローク
位置調整体は、それ自身がチューブ長手方向に沿って位
置調整可能に設けられていることとした。
【0012】請求項6に記載の発明では、請求項4にお
いて、前記各ストローク位置調整体は、前記両追従体を
ストロークの途上における同一位置に停止させうるよう
にそれ自身がチューブ長手方向に沿って位置調整可能に
設けられていることとした。
【0013】請求項7に記載の発明では、請求項4乃至
6のいずれか1項において、前記ストローク位置調整体
は、前記シリンダチューブの端部を封止している封止体
に棒状部材を螺入し、その棒状部材の内端にピストン当
接部材を設け、そのピストン当接部材に自身の両端面を
連通する連通路を形成したものであることとした。
【0014】請求項8に記載の発明では、一対のヘッド
カバー間に架設されたシリンダチューブ内に摺動可能に
収容されたピストンの移動を同シリンダチューブ内にて
規制するマグネット式ロッドレスシリンダのストローク
位置調整体であって、前記シリンダチューブの端部を封
止している封止体に螺入される棒状部材と、その棒状部
材の内端に設けられるピストン当接部材とからなり、そ
のピストン当接部材には自身の両端面を連通する連通路
が形成されていることを特徴とするマグネット式ロッド
レスシリンダのストローク位置調整体をその要旨とし
た。
【0015】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1〜7に記載の発明によると、第1のピスト
ンが区画する両圧力作用室のうちのいずれかに駆動流体
を供給すれば、第1の追従体のみがそれに追従して移動
する。また、第2のピストンが区画する両圧力作用室の
うちのいずれかに駆動流体を供給すれば、第2の追従体
のみがそれに追従して移動する。従って、両追従体を互
いに他方と独立して追従移動させることができ、結果と
して用途が広くなる。
【0016】請求項2に記載の発明によると、駆動に関
与しないピストンが収容されている側のシリンダチュー
ブがいわばガイドとして機能するため、追従体がチュー
ブ長手方向に沿ってスムーズに摺動する。ゆえに、追従
体にがたつき等が起こりにくくなり、高速での駆動等に
適したものとなる。
【0017】請求項3に記載の発明によると、追従体及
びピストンのうちの少なくともいずれかがストローク位
置調整体に当接することよって、追従体がストロークの
途上の所定位置において停止する。
【0018】請求項4に記載の発明によると、ストロー
ク位置調整体をシリンダチューブに内蔵した結果、装置
全体の外観がすっきりしたものとなり、かつ大型化が回
避される。また、ストローク位置調整体は両シリンダチ
ューブにそれぞれ内蔵されていることから、両追従体の
停止位置を個別に調整することができる。
【0019】請求項5,6に記載の発明によると、スト
ローク位置調整体自身の位置調整を行うことにより、両
追従体がストロークの途上において停止する位置を任意
に変更することができる。特に請求項6に記載の発明で
は、両追従体をストロークの途上における同一位置に停
止させることができる。従って、例えば同一位置に搬送
されてくるワークを両追従体に交互に受け渡すような用
途にも確実に対応することができる。
【0020】請求項7,8に記載の発明によると、シリ
ンダチューブ内にあるピストン当接部材にピストンの端
面が当接することでピストンの移動が規制される結果、
ストロークの途上の所定位置でピストンが停止する。こ
の場合、棒状部材の螺入量を変えてピストン当接部材の
位置をチューブ長手方向に沿って変更することにより、
追従体の停止位置を任意にかつ簡単に変更することがで
きる。なお、ピストン当接部材には駆動流体の流通が可
能な連通路が形成されているため、ピストンの両端面へ
駆動流体を確実に作用させることができる。ゆえに、ピ
ストン当接部材を設けたとしてもピストンの動作性が低
下するようなことはない。
【0021】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]以下、本発明を具体化した一実施形
態のマグネット式ロッドレスシリンダを図1〜図5に基
づき詳細に説明する。
【0022】図1,図2等に示されるように、このマグ
ネット式ロッドレスシリンダ1は一対のヘッドカバー2
を備えている。これらのヘッドカバー2はそれぞれ2つ
の貫通孔3を備えている。両ヘッドカバー2において貫
通孔3の内端側開口には、一対のシリンダチューブ5,
6の両端がそれぞれ嵌着されている。従って、両シリン
ダチューブ5,6は一対のヘッドカバー2間に平行に架
設された状態となっている。これらのシリンダチューブ
5,6は、非磁性材料からなる円筒状かつ等断面形状の
金属部材であって、押出成形等により作製されたもので
ある。また、使用される両シリンダチューブ5,6の長
さは等しい。
【0023】前記貫通孔3内には、封止体としてのエン
ドキャップ7,8が嵌着されている。エンドキャップ
7,8の一端側はシリンダチューブ5,6の端部開口に
対して嵌合している。その結果、シリンダチューブ5,
6が封止され、その内部にピストン収容空間が形成され
ている。両エンドキャップ7,8の外周面と貫通孔3の
内周面との間には、駆動流体としての加圧エアの漏れを
防止するために複数のガスケット9が介装されている。
【0024】2種類あるエンドキャップ7,8のうち、
第1のエンドキャップ7の中心部には、その軸線方向に
沿って連通路10が貫通形成されている。この連通路1
0は、さらに同エンドキャップ7の半径方向に延びる連
通路11を介し、ヘッドカバー2の側面に設けられたポ
ート12に連通している。なお、前記連通路10の外端
側はボルト等によって封止されている。
【0025】第2のエンドキャップ8の中心部には、そ
の軸線方向に沿って連通路13が貫通形成されている。
この連通路13は、さらに同エンドキャップ8の半径方
向に延びる連通路14を介し、ヘッドカバー2の側面に
設けられたポート15に連通している。第2のエンドキ
ャップ8は、第1のエンドキャップ7とは異なりその外
端側がヘッドカバー2から若干突出している。
【0026】図2(a)等において、上側にあるものを
第1のシリンダチューブ5と、下側にあるものを第2の
シリンダチューブ6と、便宜上呼ぶことにする。第1の
シリンダチューブ5のピストン収容空間内には、第1の
ピストン21が摺動可能に収容されている。第1のピス
トン21は前記ピストン収容空間内を2つの領域に区画
して、その両端側にそれぞれ圧力作用室RU1 ,RU2
を形成する。第1の圧力作用室RU1 は第1のピストン
21の左端側に位置し、第2の圧力作用室RU2 は同ピ
ストン21の右端側に位置する。そして、第1の圧力作
用室RU1 は、連通路13,14からなる流路を介して
ポート15に連通されている。一方、第2の圧力作用室
RU2 は、連通路10,11からなる流路を介してポー
ト12に連通されている。
【0027】第2のシリンダチューブ6のピストン収容
空間内には、第2のピストン22が摺動可能に収容され
ている。第2のピストン22は前記ピストン収容空間内
を2つの領域に区画して、その両端側にそれぞれ圧力作
用室RL1 ,RL2 を形成する。第1の圧力作用室RL
1 は第2のピストン22の右端側に位置し、第2の圧力
作用室RL2 は同ピストン22の左端側に位置する。そ
して、第1の圧力作用室RL1 は、連通路13,14か
らなる流路を介してポート15に連通されている。一
方、第2の圧力作用室RL2 は、連通路10,11から
なる流路を介してポート12に連通されている。
【0028】即ち、4つの圧力作用室RU1 ,RU2 ,
RL1 ,RL2 には、個々の流路を介して個別に加圧エ
アが給排されるような構成になっている。ここで、図3
等に基づいて、両ピストン21,22の構成について簡
単に説明する。両ピストン21,22は、ともにピスト
ン本体23、永久磁石24、ヨーク25、ピストンシャ
フト26、クッションリング27、ピストンパッキン2
8、ピストンウェアリング29を組み付けることによっ
て構成されている。ピストン本体23は一対存在し、環
状の部材である永久磁石24及びヨーク25は両ピスト
ン本体23の間に交互に配置されている。ピストン本体
23、永久磁石24及びヨーク25にはピストンシャフ
ト26が挿通されていて、同ピストンシャフト26によ
りこれら23,24,25が互いに固定されている。ピ
ストンシャフト26の両端部には、ウレタンゴム等から
なる環状のクッションリング27が設けられている。同
クッションリング27は、ピストン21,22がストロ
ークエンド等において受ける衝撃を緩和する役割を果た
す。ピストンパッキン28及びピストンウェアリング2
9は、摺動部分であるピストン本体23の外周面に介装
されている。
【0029】本実施形態のロッドレスシリンダ1は、図
1〜図3に示されるように追従体としてのスライダ3
1,32を2つ備えている。両スライダ31,32は、
ともにスライダ本体33、永久磁石34、ヨーク35、
スペーサ36、ストッパ取付孔37、ストッパ38、カ
バー39、スライダウェアリング40等を組み付けるこ
とによって構成されている。スライダ本体33における
2箇所には挿通孔30が形成されている。スライダ3
1,32の進行方向側の端面にて開口するこれらの挿通
孔30には、両方のシリンダチューブ5,6がそれぞれ
摺動可能に嵌挿されている。
【0030】2つある挿通孔30のうち一方のものの内
周面には、永久磁石34及びヨーク35が収容されてい
る。これらの永久磁石34及びヨーク35の厚さや枚数
は、ピストン21,22側の永久磁石24及びヨーク2
5の厚さや枚数と同一であって、互いに対応する位置関
係にある。ただし、ピストン21,22側の永久磁石2
4の極性は、スライダ31,32側の永久磁石34の極
性とは同一ではない。そのため、両者24,34は磁気
的に吸引関係にある。
【0031】第1のスライダ31おいては、永久磁石3
4及びヨーク35は、第1のシリンダチューブ5が嵌挿
されているほうの挿通孔30にのみ収容されている。従
って、磁気吸引力は第1のスライダ31と第1のピスト
ン21との間でのみ作用し、同スライダ31と第2のピ
ストン22との間では作用しない。ゆえに、第1のピス
トン21が駆動されるときのみ、第1のスライダ31が
両シリンダチューブ5,6の長手方向に沿って追従移動
するようになっている。
【0032】第2のスライダ32においては、永久磁石
34及びヨーク35は、第2のシリンダチューブ6が嵌
挿されているほうの挿通孔30にのみ収容されている。
従って、磁気吸引力は第2のスライダ32と第2のピス
トン22との間でのみ作用し、同スライダ32と第1の
ピストン21との間では作用しない。ゆえに、第2のピ
ストン22が駆動されるときのみ、第2のスライダ32
が両シリンダチューブ5,6の長手方向に沿って追従移
動するようになっている。
【0033】永久磁石34及びヨーク35は、交互に配
置された状態で一対のカバー39により両端側から固定
されている。このようなカバー39の内周面外側部にス
クレーパを設置してもよい。スライダ31,32にはス
トッパ取付孔37が形成されている。ストッパ38はそ
のストッパ取付孔37の両端開口に装着されている。前
記ストッパ38は、スライダ31,32がストロークの
終端に達したときにヘッドカバー2の内端面に衝突す
る。その結果、スライダ31,32に加わる衝撃が緩衝
されるようになっている。
【0034】図2等に示されるように、このロッドレス
シリンダ1はストローク位置調整体41を備えている。
本実施形態のストローク位置調整体41は、両方のシリ
ンダチューブ5,6にそれぞれ内蔵されている。従っ
て、ここでのストローク位置調整体41は、ストローク
の途上においてピストン21,22の移動を規制する役
割を果たす。ストローク位置調整体41を構成する棒状
部材としてのロッド42は、その両端に雄ねじ部を備え
ている。本実施形態では、同ロッド42の長さはシリン
ダチューブ5,6の長さの約半分程度に設定されてい
る。第2のエンドキャップ8の連通路13における小径
領域には、ロッド42の基端側の雄ねじ部に対応する雌
ねじ部が形成されている。従って、前記ロッド42は前
記連通路13に対して螺入可能となっている。第2のエ
ンドキャップ8の外端面側には、ロッド42の位置決め
を図るためのナット45が設けられている。同ナット4
5は、ヘッドカバー2から突出しているロッド42の基
端側周面に螺着されている。また、連通路13の大径領
域とロッド42の周面との間には、加圧エアの流通のた
めに若干の間隙が確保されるようになっている。
【0035】図3,図4等に示されるように、ロッド4
2の先端(内端)側には、ピストン当接部材としてのピ
ストンストッパ43が設けられている。ピストンストッ
パ43は、シリンダチューブ5,6の内径にほぼ等しい
直径を有する円柱状の部材である。ピストンストッパ4
3の中心部には貫通孔43aが設けられている。貫通孔
43aの一方の側(即ちピストン21,22が当接しな
い側)の開口には、前記ロッド42の内端が螺着されて
いる。ピストンストッパ43には、自身の両端面を連通
する連通路44が形成されている。このような連通路4
4は、貫通孔43aを包囲するようにピストンストッパ
43の複数箇所に形成されている。また、ピストンスト
ッパ43には前記各連通路44とは別に連通路46が形
成されている。前記連通路46は各連通路44と直交す
る位置関係にあり、内部で互いに連通し合っている。各
連通路44の一端はピストンストッパ43の外周面にお
いて開口し、その他端は貫通孔43aにある当接側空間
S1 において開口している。加圧エアはこれらの連通路
44,46を介して流通することが可能である。
【0036】ピストンストッパ43は、それ自身がシリ
ンダチューブ5,6の長手方向に沿って位置調整可能で
ある(図4参照)。即ち、ピストンストッパ43の位置
は、ロッド42の螺入量を増減することにより変更する
ことができる。図2には、両スライダ31,32をスト
ロークの途上における同一位置に停止させるような位置
に両ピストンストッパ43を設置した状態が示されてい
る。
【0037】次に、上記のように構成されたマグネット
式ロッドレスシリンダ1の動作について説明する。同ロ
ッドレスシリンダ1を使用するにあたって、まず、4つ
のポート12,15を図示しない流体供給源に接続す
る。流体供給源との間をつなぐ配管には電磁弁等が配置
される。なお、図2(a)のように、第1のスライダ3
1が右側ストロークエンドにありかつ第2のスライダ3
2が左側ストロークエンドにある状態を初期状態とす
る。
【0038】左側ヘッドカバー2のポート12のみに加
圧エアを供給した場合、その加圧エアは、連通路11,
10からなる流路を通り抜け、第2のピストン22が区
画する第2の圧力作用室RL2 内に到る。その結果、第
2の圧力作用室RL2 内のエア圧が高くなり、第2のピ
ストン22が右側方向に押圧される。一方、第2のピス
トン22が区画する第1の圧力作用室RL1 内のエア
は、連通路13,14からなる流路を通り抜け、右側ヘ
ッドカバー2のポート15から外部に排出される。第1
の圧力作用室RL1 内にはピストンストッパ43が存在
するものの、エアは連通路44,46を介してピストン
ストッパ43の反対側端面に通り抜けることができる。
従って、上記の場合には第2のピストン22のみが右側
方向に摺動するとともに、第2のスライダ32のみがそ
れと同じ方向に追従移動を行う。その結果、図5(a)
のような状態となる。
【0039】図5(a)においては、第2のピストン2
2がピストンストッパ43の端面に当接することでその
移動が規制され、同ピストン22及び第2のスライダ3
2がストロークの途上において停止する。なお、この停
止位置は両ヘッドカバー2からの距離が等しい点(中間
点)である。かかる中間点に対応する位置にはベルトコ
ンベア等の図示しない搬送手段が設けられている。そし
て、このような搬送手段は図示しないワークを第2のス
ライダ32上に受け渡す。
【0040】次に、右側ヘッドカバー2のポート15の
みに加圧エアを供給した場合、その加圧エアは、連通路
14,13からなる流路を通り抜け、第2のピストン2
2が区画する第1の圧力作用室RL1 内に到る。その結
果、第1の圧力作用室RL1内のエア圧が高くなり、第
2のピストン22が左側方向に押圧される。なお、同圧
力作用室RL1 内において第2のピストン22の手前に
は、ピストンストッパ43が存在している。しかし、ピ
ストンストッパ43には連通路44,46が形成されて
いるので、加圧エアはそこを通り抜けて第2のピストン
22がある側に到ることができる。一方、第2のピスト
ン22が区画する第2の圧力作用室RL2 内のエアは、
連通路10,11からなる流路を通り抜け、左側ヘッド
カバー2のポート12から外部に排出される。従って、
上記の場合には第2のピストン22のみが左側方向に摺
動するとともに、第2のスライダ32のみがそれと同じ
方向に追従移動を行う。その結果、図2(a)のような
初期状態に復帰する。例えば、ワークは左側ストローク
エンドの位置で別の搬送手段等に受け渡される。
【0041】右側ヘッドカバー2のポート12のみに加
圧エアを供給した場合、その加圧エアは、連通路11,
10からなる流路を通り抜け、第1のピストン21が区
画する第2の圧力作用室RU2 内に到る。その結果、第
2の圧力作用室RU2 内のエア圧が高くなり、第1のピ
ストン21が左側方向に押圧される。一方、第1のピス
トン21が区画する第1の圧力作用室RU1 内のエア
は、連通路13,14からなる流路を通り抜け、左側ヘ
ッドカバー2のポート15から外部に排出される。第1
の圧力作用室RU1 内にはピストンストッパ43が存在
するものの、エアは連通路44,46を介してピストン
ストッパ43の反対側端面に通り抜けることができる。
従って、上記の場合には第1のピストン21のみが左側
方向に摺動するとともに、第1のスライダ31のみがそ
れと同じ方向に追従移動を行う。その結果、図5(b)
のような状態となる。
【0042】図5(b)においては、第1のピストン2
1がピストンストッパ43の端面に当接することでその
移動が規制され、同ピストン21及び第1のスライダ3
1がストロークの途上において停止する。上述のとおり
この停止位置は両ヘッドカバー2の中間点であって、同
位置に設けられた搬送手段は図示しないワークを第1の
スライダ31上に受け渡す。
【0043】次に、左側ヘッドカバー2のポート15の
みに加圧エアを供給した場合、その加圧エアは、連通路
14,13からなる流路を通り抜け、第1のピストン2
1が区画する第1の圧力作用室RU1 内に到る。その結
果、第1の圧力作用室RU1内のエア圧が高くなり、第
1のピストン21が右側方向に押圧される。なお、同圧
力作用室RU1 内において第1のピストン21の手前に
は、ピストンストッパ43が存在している。しかし、ピ
ストンストッパ43には連通路44,46が形成されて
いるので、加圧エアはそこを通り抜けて第1のピストン
21がある側に到ることができる。一方、第1のピスト
ン21が区画する第2の圧力作用室RU2 内のエアは、
連通路10,11からなる流路を通り抜け、右側ヘッド
カバー2のポート12から外部に排出される。従って、
上記の場合には第1のピストン21のみが右側方向に摺
動するとともに、第1のスライダ31のみがそれと同じ
方向に追従移動を行う。その結果、図2(a)のような
初期状態に復帰する。例えば、ワークは右側ストローク
エンドの位置で別の搬送手段等に受け渡される。
【0044】さらに、右側ヘッドカバー2のポート12
及び左側ヘッドカバー2のポート12に同時に加圧エア
を供給した場合、両ピストン21,22は互いに近づき
合う方向に摺動する。従って、両スライダ31,32
は、対応するピストン21,22と同じ方向に追従移動
を行い、ストロークの中間点に到る寸前で互いに当接し
合って停止する(図5(c) 参照)。逆に右側ヘッドカバ
ー2のポート15及び左側ヘッドカバー2のポート15
に同時に加圧エアを供給した場合、両ピストン21,2
2は互いに遠ざかる方向に摺動する。従って、両スライ
ダ31,32は、対応するピストン21,22と同じ方
向に追従移動を行い、図2(a)の初期状態に復帰す
る。つまり、2つのスライダ31,32を独立して追従
移動させることができることに加え、従来のようにそれ
らを同期して追従移動させることもできる。従って、上
記の場合には両スライダ31,32にそれぞれ把持片を
取り付けておくことにより、流体圧を利用したチャック
装置として機能させることができる。
【0045】さて、以下に本実施形態において特徴的な
作用効果を列挙する。 (イ)本実施形態のロッドレスシリンダ1では、両ピス
トン21,22が互いに独立して駆動可能となるように
構成されているので、両スライダ31,32を互いに他
方と独立して追従移動させることができる。その結果、
動作のバリエーションが確実に増え、用途の広いマグネ
ット式ロッドレスシリンダ1を実現することができる。
勿論、図5(d),図5(e)のように、両スライダ3
1,32の停止位置(ワーク受け渡し位置)が中間点か
らずれた位置に設定することも可能である。
【0046】(ロ)本実施形態のロッドレスシリンダ1
では、スライダ本体33に形成された2つの挿通孔30
に両方のシリンダチューブ5,6が摺動可能に嵌挿され
ている。従って、駆動に関与しないピストン21,22
が収容されている側のシリンダチューブ5,6がいわば
ガイドとして機能する。そのため、スライダ31,32
がチューブ長手方向に沿ってスムーズに摺動する。ゆえ
に、動作時にスライダ31,32にがたつき等が起こり
にくくなり、高速での駆動等に適したものとすることが
できる。
【0047】(ハ)本実施形態のロッドレスシリンダ1
では、ロッド42の一部が突出しているとはいえども、
ストローク位置調整体41がシリンダチューブ5,6に
ほぼ全体的に内蔵されている。その結果、外付けタイプ
のストローク位置調整体を用いた場合と比べて、装置全
体の外観がすっきりしたものとなり、意匠性を向上させ
ることができる。しかも、この構成であると装置全体の
大型化を回避することができる。また、ストローク位置
調整体41は両シリンダチューブ5,6にそれぞれ内蔵
されていることから、両スライダ31,32の停止位置
を個別に調整をすることができる。このことは動作のバ
リエーションの増加に貢献している。
【0048】(ニ)本実施形態のロッドレスシリンダ1
では、ストローク位置調整体41のピストンストッパ4
3の位置調整を行うことにより、両スライダ31,32
がストロークの途上において停止する位置を任意に変更
することができる。このことも動作のバリエーションの
増加に貢献している。
【0049】(ホ)本実施形態のロッドレスシリンダ1
では、ロッド42とピストンストッパ43という比較的
簡単な構造からなるストローク位置調整体41を採用し
ている。従って、ロッド42の螺入量を変えてピストン
ストッパ43の位置をチューブ長手方向に沿って変更す
ることにより、スライダ31,32の停止位置を任意に
かつ簡単に変更することができる。なお、ピストンスト
ッパ43には加圧エアの流通が可能な連通路44,46
が形成されている。そのため、ピストン21,22の両
端面へ加圧エアを確実に作用させることができる。ゆえ
に、ピストンストッパ43を設けたとしても、それに伴
ってピストン21,22の動作性が低下するようなこと
はない。
【0050】(ヘ)本実施形態のロッドレスシリンダ1
では、ピストン21,22の両端面にクッションリング
27が設けられている。ゆえに、ピストン21,22が
ストロークエンドにおいて受ける衝撃が緩和されるとと
もに、ピストン21,22がピストンストッパ43に当
接する際の衝撃も緩和される。従って、ピストン21,
22のバウンド防止、騒音の低減及びピストンストッパ
43等の破損防止が図られる。
【0051】(ト)本実施形態では、ピストンストッパ
43の両端面を連通する連通路44に加え、それに直交
する連通路46が形成されている。また、その連通路4
6は当接側空間S1 に連通している。従って、このよう
な構成であると以下の点で有利である。即ち、クッショ
ンリング27がピストンストッパ43の一端面に当接し
た場合、両者27,43の界面に空間が全く形成されな
いとすると、当該界面が負圧となり両者27,43が密
着してしまうおそれがある。その点、本実施形態では連
通路44,46を介して当接側空間S1 にエアが流入し
うるため、前記界面が負圧になることもなく、クッショ
ンリング27とピストンストッパ43との密着が確実に
防止される。従って、ロッドレスシリンダ1が動作性の
低下を来すことがない。
【0052】(チ)本実施形態のスライダ31,32で
は、一方のシリンダチューブ5,6が嵌挿されているほ
うの挿通孔30にのみ、永久磁石34及びヨーク35等
が収容されている。従って、スライダ31,32が一方
側のピストン21,22に追従して移動を行う際でも、
他方側のピストン21,22の磁気の影響を受けること
がない。また、このような構成であると、スライダ3
1,32の軽量化にもつながる。以上2つのことから、
ロッドレスシリンダ1の動作性を向上させることができ
る。 [第2の実施形態]次に、本発明を具体化した実施形態
2のマグネット式ロッドレスシリンダ51を図6〜図8
に基づいて説明する。ここでは、主として実施形態1と
相違する構成について言及し、共通する構成については
同じ部材番号を付すのみとしてその説明を省略する。な
お、特に言及しない構成については実施形態1のそれと
等しいものとする。
【0053】本実施形態のロッドレスシリンダ51で
は、実施形態1のようなチューブ内蔵タイプのストロー
ク位置調整体41に代えて、外付けタイプのストローク
位置調整体を採用している。即ち、ここではストローク
位置調整体として一対の流体圧シリンダ52,53を用
いている。各流体圧シリンダ52,53のシリンダチュ
ーブT1 内には、ピストンP1 が摺動可能に収容されて
いる。ピストンP1 の一端面にはロッドR1 の一端が固
定されており、その他端はシリンダチューブT1の外部
に突出している。これらの流体圧シリンダ52,53に
は、加圧エア等の駆動流体が図示しないポートを介して
給排される。その結果、ロッドR1 がシリンダチューブ
T1 から出没するようになっている。一対の流体圧シリ
ンダ52,53は例えばロッドレスシリンダ51の外部
に設置される。勿論、両ヘッドカバー2などにブラケッ
トを延設し、そこに両流体圧シリンダ52,53を固定
しても差し支えない。
【0054】図6に示されるように、第1の流体圧シリ
ンダ52はストロークの中間点よりも左寄りに配置さ
れ、第2の流体圧シリンダ53はストロークの中間点よ
りも右寄りに配置されている。また、両流体圧シリンダ
52,53のロッドR1 の先端は、ともにシリンダチュ
ーブ6の方向を向いている。流体圧シリンダ52,53
の伸長時には、ロッドR1 の先端はスライダ31,32
の移動経路上に突出して、スライダ31,32の移動を
規制する。流体圧シリンダ52,53の収縮時には、ロ
ッドR1 の先端はスライダ31,32の移動経路上に突
出することはなく、待避した状態となる。この場合に
は、スライダ31,32の移動は規制されない。
【0055】その他、このロッドレスシリンダ51では
第2のエンドキャップ8を用いる必要がないので、全て
のものについて第1のエンドキャップ7を使用してい
る。以上のように構成されたロッドレスシリンダ51の
動作について説明する。図6のように、第1のスライダ
31が右側ストロークエンドにありかつ第2のスライダ
32が左側ストロークエンドにある状態を初期状態とす
る。このとき、両流体圧シリンダ52,53はともに収
縮状態にある。
【0056】ここで、第2の流体圧シリンダ53のみを
伸長状態に切り換えて、左側ヘッドカバー2のポート1
2のみに加圧エアを供給する。この場合、第2のピスト
ン22のみが右側方向に摺動するとともに、第2のスラ
イダ32のみがそれと同じ方向に追従移動を行う。その
結果、図7(a)のような状態となる。このとき、第2
のスライダ32の端面が突出したロッドR1 の周面に当
接することで、第2のスライダ32の移動が規制され、
第2のスライダ32がストロークの中間点において停止
する。そして、右側ヘッドカバー2のポート15のみに
加圧エアを供給すれば、第2のスライダ32が図6のよ
うな初期状態に復帰する。
【0057】次に、第1の流体圧シリンダ52のみを伸
長状態に切り換えて、右側ヘッドカバー2のポート12
のみに加圧エアを供給する。この場合、第1のピストン
21のみが左側方向に摺動するとともに、第1のスライ
ダ31のみがそれと同じ方向に追従移動を行う。その結
果、図7(b)のような状態となる。このとき、第1の
スライダ31の端面が突出したロッドR1 の周面に当接
することで、第1のスライダ31の移動が規制され、第
1のスライダ31がストロークの中間点において停止す
る。そして、左側ヘッドカバー2のポート15のみに加
圧エアを供給すれば、第1のスライダ31が図6のよう
な初期状態に復帰する。
【0058】さらに、右側ヘッドカバー2のポート12
及び左側ヘッドカバー2のポート12に同時に加圧エア
を供給した場合、両スライダ31,32はストロークの
中間点に到る寸前で互いに当接し合って停止する。逆に
右側ヘッドカバー2のポート15及び左側ヘッドカバー
2のポート15に同時に加圧エアを供給した場合、両ス
ライダ31,32は遠ざかる方向に移動し、図6の初期
状態に復帰する。以上のような動作を行わせる場合に
は、流体圧シリンダ52,53を両方とも常時収縮状態
に保持しておく。
【0059】さて、以下に本実施形態において特徴的な
作用効果を述べる。 (イ)本実施形態のロッドレスシリンダ51は、いくつ
かの点で実施形態1のロッドレスシリンダ1と構成が共
通している。従って、実施形態1において列挙した作用
効果(イ、ロ、チ)と同様の作用効果を奏することがで
きる。 [第3の実施形態]次に、本発明を具体化した実施形態
3のマグネット式ロッドレスシリンダ61を図9〜図1
1に基づいて説明する。ここでは、主として実施形態1
と相違する構成について言及し、共通する構成について
は同じ部材番号を付すのみとしてその説明を省略する。
【0060】本実施形態のロッドレスシリンダ61で
は、実施形態1のようなチューブ内蔵タイプのストロー
ク位置調整体41に代えて、外付けタイプのストローク
位置調整体65を採用している。図9に示されるよう
に、ここで使用されるストローク位置調整体65は、一
本のロッド68と複数個のナット66,67とにより構
成されている。ロッド68の外周面全体には雄ねじが形
成されている。ロッド68の長さはロッドレスシリンダ
61の全長にほぼ等しい。前記複数のナット66,67
は2個で一つの組みを成している。ストロークの中間点
のやや左寄りにある2個のナット66は、第2のスライ
ダ32の移動を規制するための第2のナット66であ
る。ストロークの中間点のやや右寄りにある2個のナッ
ト67は、第1のスライダ31の移動を規制するための
第1のナット67である。図10(b)等に示されるよ
うに、両スライダ31,32のスライダ本体33の上側
中央部には、溝状のざぐり部62が各々形成されてい
る。ざぐり部62はスライダ31,32の進行方向に沿
って延びている。ざぐり部62の長さは、スライダ3
1,32の長さの約2/3程度に設定されている。同じ
くスライダ本体33の上側中央部には、スライダ31,
32の進行方向に沿って延びるロッド挿通孔63が透設
されている。ロッド挿通孔63の一端はざぐり部62に
おいて開口し、その他端はスライダ本体33の外端面に
おいて開口している。ロッド挿通孔63は、スライダ3
1,32の移動を許容するためにロッド68よりも大径
に形成されている。また、両ヘッドカバー2の上側中央
部には、ロッド螺着孔64が透設されている。各ロッド
螺着孔64及び各ロッド挿通孔63は同一直線上に存在
する。各ロッド螺着孔64内には雌ねじ部が形成されて
いる。従って、ロッド68の両端を両方のロッド螺着孔
64に螺着することにより、同ロッド68が両ヘッドカ
バー2に対して相対移動不能に固定されている。なお、
このような固定状態において、ロッド68の両端は両ヘ
ッドカバー2の外端面から突出しないようになってい
る。
【0061】ロッド68上に設けられている第2のナッ
ト66及び第1のナット67は、いずれもシリンダチュ
ーブ5,6の長手方向に沿って位置調整可能である。図
9には、両スライダ31,32をストロークの途上にお
ける同一位置に停止させるような位置に両ナット66,
67を設置した状態が示されている。
【0062】その他、このロッドレスシリンダ61では
第2のエンドキャップ8を用いる必要がないので、全て
のものについて第1のエンドキャップ7を使用してい
る。以上のように構成されたロッドレスシリンダ61の
動作について説明する。図9のように、第1のスライダ
31が右側ストロークエンドにありかつ第2のスライダ
32が左側ストロークエンドにある状態を初期状態とす
る。
【0063】左側ヘッドカバー2のポート12のみに加
圧エアを供給した場合、第2のピストン22のみが右側
方向に摺動するとともに、第2のスライダ32のみがそ
れと同じ方向に追従移動を行う。その結果、図11
(a)のような状態となる。このとき、第2のナット6
6がざぐり部62の内壁面62aに当接することで、第
2のスライダ32の移動が規制され、第2のスライダ3
2がストロークの中間点において停止する。そして、右
側ヘッドカバー2のポート15のみに加圧エアを供給す
れば、第2のスライダ32が図9のような初期状態に復
帰する。
【0064】右側ヘッドカバー2のポート12のみに加
圧エアを供給した場合、第1のピストン21のみが左側
方向に摺動するとともに、第1のスライダ31のみがそ
れと同じ方向に追従移動を行う。その結果、図11
(b)のような状態となる。このとき、第1のナット6
7がざぐり部62の内壁面62aに当接することで、第
1のスライダ31の移動が規制され、第1のスライダ3
1がストロークの中間点において停止する。そして、左
側ヘッドカバー2のポート15のみに加圧エアを供給す
れば、第1のスライダ31が図9のような初期状態に復
帰する。
【0065】さらに、右側ヘッドカバー2のポート12
及び左側ヘッドカバー2のポート12に同時に加圧エア
を供給した場合、両スライダ31,32はストロークの
中間点に到る寸前で互いに当接し合って停止する。逆に
右側ヘッドカバー2のポート15及び左側ヘッドカバー
2のポート15に同時に加圧エアを供給した場合、両ス
ライダ31,32は遠ざかる方向に移動し、図9の初期
状態に復帰する。
【0066】さて、以下に本実施形態において特徴的な
作用効果を列挙する。 (イ)本実施形態のロッドレスシリンダ61は、いくつ
かの点で実施形態1のロッドレスシリンダ1と構成が共
通している。従って、実施形態1において列挙した作用
効果(イ、ロ、チ)と同様の作用効果を奏することがで
きる。
【0067】(ロ)本実施形態のロッドレスシリンダ6
1では、ストローク位置調整体65を構成するナット6
6,67の位置調整を行うことにより、両スライダ3
1,32がストロークの途上において停止する位置を任
意に変更することができる。そして、このことが動作の
バリエーションの増加に貢献している。
【0068】(ハ)本実施形態のロッドレスシリンダ6
1では、ロッド42と複数のナット66,67という比
較的簡単な構造からなるストローク位置調整体65を採
用している。従って、ナット66,67の位置をチュー
ブ長手方向に沿って変更することにより、スライダ3
1,32の停止位置を任意にかつ簡単に変更することが
できる。また、この構成であるとスライダ31,32の
停止位置の設定可能範囲が大きくなる。
【0069】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことはなく、例えば次のような別の形態に変更すること
が可能である。 ◎ 実施形態1において、ピストンストッパ43自体を
ゴム等の弾性体により形成することで、ピストン21,
22の衝撃緩衝を図ってもよい。
【0070】◎ 実施形態1において、2つあるストロ
ーク位置調整体41のうちのいずれか一方を省略した構
成を採用してもよい。同様に、実施形態2において、2
つある流体圧シリンダ52,53のうちのいずれか一方
を省略した構成を採用してもよい。
【0071】◎ 実施形態1においてロッド42を省略
するとともに、ピストンストッパ43のみをシリンダチ
ューブ5,6内に移動不能に固設したような構成とする
ことも可能である。この場合、ピストンストッパ43自
体の位置調整は不能になる反面、ロッド42がなくなる
ことによりストローク位置調整体を完全にシリンダチュ
ーブ5,6に内蔵することができる。また、ピストンス
トッパ43の構造と異なるピストン当接部材を収容して
も勿論よい。
【0072】◎ 実施形態3において、複数のナット6
6,67を用いることなく1つのナットのみを用いて、
両スライダ31,32の移動規制を実現することも可能
である。また、ざぐり部62を省略した構成とすること
も可能である。
【0073】◎ 実施形態1において例示したストロー
ク位置調整体41は、シリンダチューブ5,6を2つ備
えるロッドレスシリンダ1のみに適用されるばかりでな
く、シリンダチューブを1つしか備えないもの等につい
て適用されてもよい。
【0074】◎ 実施形態2において、一対の流体圧シ
リンダ52,53をともにチューブ長手方向に沿って移
動可能に設けておいてもよい。このような構成であれ
ば、両スライダ31,32の停止位置を任意に設定する
ことが可能となり、図5(a)〜図5(e)のような幅
広いストローク位置調整を行うことが可能となる。
【0075】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1,2において、ストロークの途上にお
いて前記追従体の移動を規制するためのストローク位置
調整体を外付けしたことを特徴とするマグネット式ロッ
ドレスシリンダ。この構成であると、一対の追従体が互
いに独立して追従移動可能であるため用途の広いマグネ
ット式ロッドレスシリンダを提供することができる。
【0076】(2) 技術的思想1において、前記スト
ローク位置調整体はロッドを備える一対の流体圧シリン
ダであり、前記両流体圧シリンダは伸長時に前記追従体
の一部に対して自身のロッドを当接させるような位置に
設けられることを特徴とするマグネット式ロッドレスシ
リンダ。
【0077】(3) 技術的思想1において、前記スト
ローク位置調整体は、前記シリンダチューブ外において
前記一対のヘッドカバーに固定されるとともにその略全
体に雄ねじが形成されたロッドと、そのロッドに螺着さ
れるナットとからなることを特徴とするマグネット式ロ
ッドレスシリンダ。この構成であると、単純な構造であ
るにもかかわらず、ナットの位置調整により両追従体が
ストロークの途上において停止する位置を任意にかつ簡
単に変更することができる。
【0078】(4) 技術的思想3において、前記追従
体には、前記ナットが当接しうる内壁面を備える溝部を
同追従体の進行方向に沿って形成したことを特徴とする
マグネット式ロッドレスシリンダ。この構成であると、
例えばストロークにおける同じ位置に両追従体を確実に
停止させることができる。
【0079】なお、本明細書中において使用した技術用
語を次のように定義する。「駆動流体: 窒素、酸素、
二酸化炭素、アルゴン、水素、それらの混合物である空
気などといった気体を指すほか、水、油等の液体、臨界
流体、その他これらに準ずる性質を有するものを含
む。」
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜7に記
載の発明によれば、一対の追従体が互いに独立して追従
移動可能であるため用途の広いマグネット式ロッドレス
シリンダを提供することができる。
【0081】請求項2に記載の発明によれば、両追従体
にがたつき等が起こりにくくなり、高速での駆動等に適
したものとすることができる。請求項3に記載の発明に
よれば、ストロークにおける両追従体の停止位置を調整
することができる。
【0082】請求項4に記載の発明によれば、両追従体
の動作のバリエーションを増加することができるととも
に、意匠性の向上及び大型化の回避を図ることができ
る。請求項5,6に記載の発明によれば、両追従体の動
作のバリエーションをよりいっそう増加することができ
る。
【0083】請求項7に記載の発明によれば、比較的簡
単な構造で済むことに加え、ピストンの動作性低下を伴
うことなく追従体の停止位置を任意にかつ簡単に変更す
ることができる。
【0084】請求項8に記載の発明によれば、上記の優
れたロッドレスシリンダを実現するうえで好適なストロ
ーク位置調整体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明を具体化した実施形態1のロッ
ドレスシリンダの全体正面図、(b)はその全体平面
図。
【図2】(a)は図1(a)のA−A線における断面
図、(b)は図2(a)のB−B線における部分断面
図。
【図3】同ロッドレスシリンダを示す要部拡大断面図。
【図4】同ロッドレスシリンダのストローク位置調整体
の要部を示す部分拡大断面図。
【図5】(a)〜(e)は同ロッドレスシリンダの動作
のバリエーションを説明するための全体平面図。
【図6】本発明を具体化した実施形態2のロッドレスシ
リンダとシリンダ外部に設置されたストローク位置調整
体とを示す全体断面図。
【図7】同ロッドレスシリンダの動作のバリエーション
を説明するための全体平面図。
【図8】同ロッドレスシリンダの動作のバリエーション
を説明するための全体平面図。
【図9】(a)は本発明を具体化した実施形態3のロッ
ドレスシリンダの全体正面図、(b)はその全体平面
図。
【図10】(a)は図9(a)のC−C線における断面
図、(b)は図10(a)のD−D線における部分断面
図。
【図11】(a),(b)は同ロッドレスシリンダの動
作のバリエーションを説明するための全体平面図。
【符号の説明】
1,51,61…マグネット式ロッドレスシリンダ、2
…ヘッドカバー、5…第1のシリンダチューブ、6…第
2のシリンダチューブ、7,8…封止体としてのエンド
キャップ、21…第1のピストン、22…第2のピスト
ン、30…挿通孔、31…第1の追従体としての第1の
スライダ、32…第2の追従体としての第2のスライ
ダ、10,11,13,14…流路を構成する連通路、
41,65…ストローク位置調整体、42…棒状部材と
してのロッド、43…ピストン当接部材としてのピスト
ンストッパ、44…連通路、52,53…ストローク位
置調整体としての流体圧シリンダ、RU1 ,RU2 ,R
L1 ,RL2 …圧力作用室。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のヘッドカバー間に平行に架設された
    一対のシリンダチューブと、前記シリンダチューブ内に
    摺動可能に収容されかつその両端側にそれぞれ圧力作用
    室を区画する一対のピストンと、前記シリンダチューブ
    外に移動可能に設けられる一対の追従体とを備え、前記
    ピストンと前記追従体との間に作用する磁気吸引力によ
    り前記追従体が前記ピストンに追従して移動するマグネ
    ット式ロッドレスシリンダにおいて、 第1のシリンダチューブ内に収容された第1のピストン
    と第1の追従体との間に磁気吸引力を作用させ、かつ第
    2のシリンダチューブ内に収容された第2のピストンと
    第2の追従体との間に磁気吸引力を作用させるととも
    に、前記第1のピストンが区画する両圧力作用室及び前
    記第2のピストンが区画する両圧力作用室に対して個別
    に駆動流体を給排しうる流路を設けることで、前記両ピ
    ストンが互いに独立して駆動可能となるように構成した
    ことを特徴とするマグネット式ロッドレスシリンダ。
  2. 【請求項2】前記両追従体には2つの挿通孔が形成さ
    れ、それらの挿通孔には両方のシリンダチューブが摺動
    可能に嵌挿されていることを特徴とする請求項1に記載
    のマグネット式ロッドレスシリンダ。
  3. 【請求項3】ストロークの途上において前記追従体及び
    前記ピストンのうちの少なくともいずれかの移動を規制
    するためのストローク位置調整体を設けたことを特徴と
    する請求項1または2に記載のマグネット式ロッドレス
    シリンダ。
  4. 【請求項4】前記ストローク位置調整体は前記両シリン
    ダチューブにそれぞれ内蔵されていることを特徴とする
    請求項3に記載のマグネット式ロッドレスシリンダ。
  5. 【請求項5】前記各ストローク位置調整体は、それ自身
    がチューブ長手方向に沿って位置調整可能に設けられて
    いることを特徴とする請求項4に記載のマグネット式ロ
    ッドレスシリンダ。
  6. 【請求項6】前記各ストローク位置調整体は、前記両追
    従体をストロークの途上における同一位置に停止させう
    るようにそれ自身がチューブ長手方向に沿って位置調整
    可能に設けられていることを特徴とする請求項4に記載
    のマグネット式ロッドレスシリンダ。
  7. 【請求項7】前記ストローク位置調整体は、前記シリン
    ダチューブの端部を封止している封止体に棒状部材を螺
    入し、その棒状部材の内端にピストン当接部材を設け、
    そのピストン当接部材に自身の両端面を連通する連通路
    を形成したものであることを特徴とする請求項4乃至6
    のいずれか1項に記載のマグネット式ロッドレスシリン
    ダ。
  8. 【請求項8】一対のヘッドカバー間に架設されたシリン
    ダチューブ内に摺動可能に収容されたピストンの移動を
    同シリンダチューブ内にて規制するマグネット式ロッド
    レスシリンダのストローク位置調整体であって、前記シ
    リンダチューブの端部を封止している封止体に螺入され
    る棒状部材と、その棒状部材の内端に設けられるピスト
    ン当接部材とからなり、そのピストン当接部材には自身
    の両端面を連通する連通路が形成されていることを特徴
    とするマグネット式ロッドレスシリンダのストローク位
    置調整体。
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