JP2005320994A - 流体圧シリンダ - Google Patents

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修 斉藤
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Abstract

【課題】流体圧シリンダにおいて簡素な構成でピストンの変位速度を段階的に制御する。
【解決手段】ピストン18が変位自在に設けられる筒状のシリンダチューブ12の内部において、前記ピストン18とヘッドカバー14との間には第2シリンダ室40が形成され、前記第2シリンダ室40は、ヘッドカバー14に形成される連通室34と連通するように形成されている。また、第2シリンダ室40が、ヘッドカバー14に形成されるバイパス通路70によって連通室34と接続されている。そして、ピストン18がヘッドカバー14に向かって変位する際、前記ピストン18の変位量に伴って第2シリンダ室40と連通室34との連通が遮断された状態から前記第2シリンダ室40と連通室34とが連通した状態へと切り換わる。
【選択図】図3

Description

本発明は、シリンダチューブの内部に軸線方向に沿って変位自在に設けられたピストンの変位速度を段階的に制御することが可能な流体圧シリンダに関する。
従来から、ワークの搬送や位置決め、あるいは種々の産業機械を駆動させるための駆動手段として圧力流体によって駆動する流体圧シリンダが用いられている。
このような流体圧シリンダは、例えば、圧力流体が供給される供給室に弁体を着座・離間させることにより、前記供給室に接続された流体通路と該供給室との連通状態を切り換える弁機構に採用されている。
この弁機構では、流体圧シリンダにおけるピストンの変位動作によって弁体の弁開・弁閉動作を行っているが、前記弁開動作を急速に行った場合に流体通路内の圧力流体が急激に供給室の内部に導入されてしまうため、前記供給室の内部で急激な圧力変化が生じてしまう。
そのため、シリンダ装置による弁体の弁開動作を緩やかに行い、流体通路から供給室への急激な圧力流体の流入を防止し、供給室の内部における急激な圧力変化を防止することを目的として、例えば、速度制御コントローラを備える圧力流体回路を構成し、前記速度制御コントローラによって前記流体圧シリンダに供給される圧力流体の流量を調整することが考えられる。これにより、シリンダボディの内部に軸線方向に沿って変位自在に設けられるピストンの変位速度を制御することにより、弁開動作時における弁体の急激な変位を抑制している。
また、別の方法としては、ピストンの変位速度を制御することが可能な速度制御機構を備える流体圧シリンダを採用することにより、弁体を弁開動作させる際の変位速度を所望に変化させることができる。
このような速度制御機構を備える流体圧シリンダとして、本出願人は、ピストンが設けられるシリンダボディの内部に円筒体を一体的に設けると共に、前記ピストン及びピストンロッドと一体的に設けられたシャフト部材を前記円筒体の内部に挿通させることにより、前記ピストンの変位速度の制御を行う構造を提案している(特許文献1参照)。
この流体圧シリンダは、筒状のシリンダボディの内部に設けられる円筒体の外周面に軸線方向に沿って切欠溝が形成され、前記円筒体がピストンの内部に挿通されている。前記切欠溝の深さは、円筒体の軸線方向に沿った略中央部が最も深くなるように形成されている。ピストンの内周面には、環状のチェックパッキンが設けられ、円筒部材の外周面に当接している。
そして、ピストンが軸線方向に沿って変位する際、前記切欠溝とチェックパッキンとの間の間隙を通じてシリンダボディ内の圧力流体が圧力流体ポートから排出されることにより、前記切欠溝の深さによって圧力流体の排出量が制御され、それに伴ってピストンの変位速度を徐々に変化するように無段階に制御している。
特開2004−11855号公報
本発明は、前記特許文献1に記載の発明に関連してなされたものであって、部品点数の少ない簡素な構成として製造時間を短縮し、廉価に製造することができると共に、ピストンの変位速度を段階的に制御して変位時間の短縮を図ることが可能な流体圧シリンダを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、カバー部材によって閉塞されたシリンダ室が形成されるシリンダチューブと、前記シリンダ室に対して圧力流体を供給する一組のポートと、前記シリンダチューブに内装され、前記シリンダ室内を軸線方向に沿って変位するピストンと、前記ピストンに連結されるピストンロッドとを有する流体圧シリンダにおいて、
前記ピストンに突設され、該ピストン側に形成される小径部と該小径部より半径外方向に拡径した大径部とを有する円筒部材と、
前記ピストンの変位作用下に前記円筒部材が軸線方向に沿って変位した際に、前記大径部の外周面を囲繞するシール部材と、
を備え、
前記シリンダ室と前記ポートとを連通させるバイパス通路が形成されると共に、前記カバー部材又は前記シリンダチューブのいずれか一方の内部に、前記ポートに連通し、且つ、前記円筒部材が挿通される連通室が形成され、前記大径部の外周面が前記連通室に設けられる前記シール部材によって囲繞された際に、前記シリンダ室の圧力流体が、前記バイパス通路を通じて前記ポートに流通し、前記ピストンの変位作用下に前記大径部の外周面が前記シール部材より離間した際に、前記シリンダ室の圧力流体が、前記バイパス通路を通じて前記ポートに流通するのに加えて、前記円筒部材の小径部と前記シール部材との間から前記連通室を通じて前記ポートへと流通することを特徴とする。
本発明によれば、円筒部材の大径部の外周面をシール部材によって囲繞した際に、シリンダ室の圧力流体が連通室に流通することがなく、前記圧力流体がバイパス通路よりポートへと流通する。一方、前記ピストンが変位することにより前記大径部が前記シール部材より離間し、前記シリンダ室と連通室とが連通するため、前記シリンダ室からの圧力流体が、前記バイパス通路に加えて連通室からもポートへと流通する。
従って、シリンダ室内の圧力流体をポートへと流通させる際に、連通室を通じて圧力流体をポートへと流通させることにより、バイパス通路のみを通じて圧力流体を流通させる場合と比較して、前記圧力流体の流量を増大させることができる。そのため、前記圧力流体の流量変化に基づいてピストンの変位速度を増大させるように段階的に制御することができる。詳細には、ピストンの連通室側に向かって変位する際の変位速度を2段階に制御することが可能となる。
このように、流体圧シリンダにおいて、バイパス通路、円筒部材、連通室及びシール部材を設けるという簡素な構成で、部品点数を低減してピストンの変位速度を制御することができると共に、その構成を簡素化することにより前記流体圧シリンダの製造コストの低減を図ることができる。また、従来技術において、シャフト部材及び円筒体に形成されていた切欠溝を加工する際の加工時間を不要とし、流体圧シリンダの製造時間の短縮を図ることも可能である。
さらに、シリンダ室からポートへと流通する圧力流体の流量を増大させ、ピストンの変位速度を段階的に増大させることにより、前記ピストンが変位し始めてから変位終端位置に到達するまでの時間を短縮することができる。
さらにまた、円筒部材の大径部の直径を、ピストンが連結されるピストンロッドの直径より大きく形成することにより、前記ピストンロッドに連結されたピストンの一端面側の受圧面積を、前記ピストンにおける円筒部材が設けられている他端面側の受圧面積より大きくすることができる。
これにより、ポートからピストンの一端面側となるシリンダ室に圧力流体が導入された際に、前記受圧面積の差によって前記ピストンの他端面側のシリンダ室内に残存している圧力流体の圧力に打ち勝って前記ピストンを迅速に変位させることができる。そのため、圧力流体がポートより導入されてから実際にピストンが変位し始めるまでのレスポンスタイムを短縮し、前記ピストンの応答時間を低減させることが可能となる。
さらに、バイパス通路に、該バイパス通路を流通する圧力流体の流量を調整する調整機構を設け、前記バイパス通路を介してシリンダ室からポートへと流通する圧力流体の流量を自在に調整することにより、シリンダチューブに内装されるピストンの変位速度を所望に制御することが可能となる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、ピストンに突設された円筒部材を構成する大径部の外周面がシール部材によって囲繞された際に、圧力流体をバイパス通路からポートへと流通させ、一方、前記ピストンが変位して前記大径部が前記シール部材より離間した際に、前記シリンダ室の圧力流体を、前記バイパス通路に加えて連通室からポートへと流通させることにより、前記シリンダ室からポートへと流通する圧力流体の流量を変化させ、ピストンの変位速度を段階的に制御することができる。その結果、簡素な構成として部品点数を低減し、しかも、ピストンの変位速度を好適に制御することができると共に、前記流体圧シリンダの製造コストの低減を図ることができる。
また、シリンダ室からポートへと流通する圧力流体の流量を増大させ、ピストンの変位速度を段階的に増大させることにより、前記ピストンが変位し始めてから変位終端位置に到達するまでの時間を短縮することができる。
本発明に係る流体圧シリンダについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る流体圧シリンダを示す。
この流体圧シリンダ10は、図1及び図3に示されるように、筒状に形成されるシリンダチューブ12と、前記シリンダチューブ12の一端部側に固着されたヘッドカバー(カバー部材)14と、前記シリンダチューブ12の他端部側に固着されたロッドカバー(カバー部材)16と、前記シリンダチューブ12の内部を軸線方向に沿って変位するピストン18と、前記ピストン18に連結されるピストンロッド20と、前記ピストンロッド20の一端部に連結され、前記ヘッドカバー14の内部に挿通自在に設けられる円筒部材22とからなる。
なお、シリンダチューブ12は、その端部にヘッドカバー14及びロッドカバー16がそれぞれ固着される場合に限定されるものではなく、前記シリンダチューブ12の一端部側を該シリンダチューブ12と一体的に閉塞し、他端部側のみを、例えば、ロッドカバー16等のカバー部材によって閉塞するようにしてもよい。
シリンダチューブ12の側面には、図示しない圧力流体供給源から圧力流体が供給又は、前記シリンダチューブ12の内部の圧力流体が排出される第1ポート(ポート)24が形成されている。
ヘッドカバー14及びロッドカバー16は、図1及び図2に示されるように、その四隅に形成された取付孔26に挿通される取付ボルト28を介してそれぞれシリンダチューブ12の端部に装着されている。この際、図3に示されるように、シリンダチューブ12の内部に挿入されるヘッドカバー14及びロッドカバー16の外周面には、環状溝を介してシール部材30が装着されているため、前記シリンダチューブ12にヘッドカバー14及びロッドカバー16が装着された際に、該シリンダチューブ12の内部の気密が好適に保持される。
また、ヘッドカバー14の側面には、図示しない圧力流体供給源に接続される第2ポート(ポート)32が形成されると共に、前記ヘッドカバー14の内部には、シリンダチューブ12側に向かって開口した連通室34が形成されている。
一方、ロッドカバー16の端面には、ピストン18と対向する位置に緩衝部材36aが設けられている。この緩衝部材36aは、例えば、ゴム等の弾性材料からなり、ロッドカバー16の端面よりピストン18側(矢印A方向)に向かって若干突出するように設けられている。このため、ピストン18が軸線方向に沿って変位してロッドカバー16に当接した際においても、前記緩衝部材36aによって前記ピストン18からの衝撃が緩衝される。
シリンダチューブ12の内部には、ロッドカバー16とピストン18の一端面との間に第1シリンダ室38が形成されると共に、ヘッドカバー14と前記ピストン18の他端面との間には第2シリンダ室40が形成されている。そして、第1シリンダ室38が、シリンダチューブ12に形成される第1連通路42を介して第1ポート24と連通する一方、前記第2シリンダ室40がヘッドカバー14の連通室34と連通し、前記連通室34と第2ポート32とを接続する第2連通路44を介して前記連通室34が第2ポート32と連通している。
また、連通室34の内周面には、環状溝を介して環状のパッキン(シール部材)46が装着されている。
ピストン18は、ピストンロッド20の一端部側から挿通され、前記ピストンロッド20の段部48に係合された後に、前記ピストンロッド20の一端部のねじ部50に螺合される円筒部材22によって固定されている。換言すると、ピストン18は、円筒部材22によってピストンロッド20に対する軸線方向(矢印A、B方向)に沿った相対的な変位が規制された状態にある。
このピストン18の外周面には、該ピストン18の軸線方向に沿って所定間隔離間した複数の環状溝が形成され、前記複数の環状溝には、ヘッドカバー14側より順番にウェアリング54、ピストンパッキン56、マグネット58がそれぞれ装着されている。すなわち、ピストンパッキン56によってシリンダチューブ12における第1及び第2シリンダ室38、40の内部の気密が好適に保持されると共に、マグネット58によってシリンダチューブ12に設けられた位置検出手段(図示しない)を介してピストン18の軸線方向(矢印A、B方向)に沿った変位位置を検出することが可能となる。
また、ピストン18の他端面には、ヘッドカバー14と対向する位置に緩衝部材36bが設けられている。例えば、ゴム等の弾性材料からなる緩衝部材36bは、前記ピストン18の他端面よりヘッドカバー14側(矢印A方向)に向かって若干突出するように設けられている。このため、ピストン18が軸線方向に沿って変位してヘッドカバー14に当接した際においても、前記緩衝部材36bによって前記ピストン18による衝撃が緩衝される。
ピストンロッド20は、その一端部側にヘッドカバー14の内部に挿入される細軸部60が形成され、他端部側には前記細軸部60より半径外方向に拡径して形成される太軸部62が形成されている。前記細軸部60には、ねじ部50を介して円筒部材22が螺合され、前記円筒部材22と一体的にヘッドカバー14の連通室34の内部に挿入されている。この細軸部60と太軸部62との境界部位には、ピストン18が係合される段部48が形成されている。
なお、この場合、円筒部材22を、前記ピストンロッド20における細軸部60と一体的に形成してもよいことは勿論である。すなわち、円筒部材22は、中実状のものであってもよい。
太軸部62は、ロッドカバー16の挿通孔63に軸線方向に沿って変位自在に支持され、前記挿通孔63に装着されたロッドパッキン64によってシリンダチューブ12の第1シリンダ室38の内部の気密が保持されると共に、前記ロッドパッキン64と所定間隔離間してブッシュ65が設けられている。
円筒部材22は、ピストン18側となる一端部側に形成される小径部66と、他端部側に該小径部66に隣接して一体的に形成され、且つ、前記小径部66より半径外方向に拡径した大径部68とからなる。この大径部68の直径D1は、図3に示されるように、小径部66の直径D2より大きく形成されると共に、ピストンロッド20の太軸部62の直径D3より大きく形成されている(D1>D2、D3)。すなわち、円筒部材22の大径部68の直径D1を、ピストンロッド20における太軸部62の直径D3より大きく形成することにより、図5に示されるように、前記ピストンロッド20に連結されるピストン18のロッドカバー16側となる一端面側の受圧面積S1を、前記ピストン18のヘッドカバー14側となる一端面側の受圧面積S2より大きくすることができる(図5中、S1>S2)。
また、前記大径部68は、円筒部材22の軸線方向に沿って所定長さだけ延在するように形成されている(図3中、L参照)。
そして、円筒部材22は、ヘッドカバー14の連通室34の内部に挿通自在に設けられ、前記円筒部材22を構成する大径部68の外周面と前記連通室34の内周面との間には、若干のクリアランスが形成されている(図4参照)。
一方、ヘッドカバー14の内部には、シリンダチューブ12の第2シリンダ室40と前記ヘッドカバー14の連通室34とを接続するバイパス通路70が形成され、前記バイパス通路70を通じて第2シリンダ室40と連通室34とが連通している。このバイパス通路70は、シリンダチューブ12の軸線と略平行に延在する第1バイパス通路72aと、前記シリンダチューブ12の軸線と略直交する方向に延在する第2バイパス通路72bから構成されている。また、前記バイパス通路70には、該バイパス通路70の内部を流通する圧力流体の流量を調整するための調整機構として機能する絞り弁74が設けられている。
絞り弁74は、図4に示されるように、ヘッドカバー14に形成された装着穴76に設けられ、前記装着穴76が、第2シリンダ室40から該装着穴76の側部に向かって延在する第1バイパス通路72aと接続されると共に、連通室34から該装着穴76の底部に向かって延在する第2バイパス通路72bと接続されている。これにより、装着穴76は、第1及び第2バイパス通路72a、72bを介して第2シリンダ室40及び連通室34と連通した状態にある。
前記絞り弁74は、前記装着穴76に装着される取付ナット78と、前記取付ナット78を介して軸線方向(矢印E、F方向)に沿って変位自在に設けられるニードル80と、前記取付ナット78に螺合された前記ニードル80の緩みを防止するためのロックナット82とから構成されている。
装着穴76の内部には雌ねじが刻設され、前記雌ねじを介して取付ナット78のリング部84が螺合されることにより、取付ナット78がヘッドカバー14に一体的に固着されている。そして、この取付ナット78の内周面にも同様に雌ねじが刻設され、外周面にねじ部86が形成されたニードル80が螺合されている。なお、取付ナット78は、ヘッドカバー14の側面に窪んで形成されるナット穴88に配設されている。
ニードル80の一端部は、ヘッドカバー14の第2バイパス通路72bに対向する位置に配設され、前記第2バイパス通路72bに向かって徐々に縮径する第1テーパ部90が形成されると共に、前記第1テーパ部90より先端部側には、さらに縮径したテーパ状の第2テーパ部92が形成されている。
また、取付ナット78に螺合されたニードル80の他端部には、該取付ナット78の本体部78aに隣接するようにロックナット82が螺合されている。
さらに、ニードル80の外周面には、環状溝を介してシール部材94が装着され、前記シール部材94が取付ナット78のリング部84の内周面に当接することにより、装着穴76の内部の気密が保持される。同様に、リング部84の外周面にもシール部材94が装着され、前記シール部材94によってリング部84と装着穴76との間の気密を保持している。
このように構成される絞り弁74では、ニードル80を螺回することにより軸線方向(矢印E、F方向)に沿って変位させ、該ニードル80の第2テーパ部92を第2バイパス通路72bに対して接近・離間させることにより、第1バイパス通路72aから装着穴76を通じて第2バイパス通路72bへと流通する圧力流体の流量を調整することができる。
詳細には、ニードル80を螺回して第2テーパ部92を第2バイパス通路72bに接近する方向(図4中、矢印E方向)に変位させることにより、バイパス通路70を流通する圧力流体の流量を減少させることができる。反対に、ニードル80の第2テーパ部92を第2バイパス通路72bから離間する方向(図4中、矢印F方向)に変位させることにより、バイパス通路70を流通する圧力流体の流量を増大させることができる。そして、ニードル80を螺回して軸線方向(矢印E、F方向)に沿って変位させた後に、ロックナット82を取付ナット78側(矢印E方向)に向かって変位するように締め付けることにより、前記ニードル80の軸線方向に沿った変位が規制される。
なお、上述した説明においては、バイパス通路70を流通する圧力流体の流量を、ニードル80を軸線方向に沿って自在に変位させることにより任意の絞り量に調整可能な可変式の絞り弁74を採用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、常にバイパス通路70の内部を流通する圧力流体の流量を略一定に絞る固定式の絞り弁を採用しても良い。この固定式の絞り弁によっても同様に、バイパス通路70を流通する圧力流体の流量が調整される。
本発明の実施の形態に係る流体圧シリンダ10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。なお、図3に示されるように、ピストン18がロッドカバー16側(矢印B方向)に変位し、該ピストン18の一端面が緩衝部材36aに当接した状態を初期位置として説明する。
図示しない圧力流体供給源から第1ポート24に圧力流体(例えば、圧縮エア)を供給することにより、前記第1ポート24に供給された圧力流体が、第1連通路42を通じて第1シリンダ室38に導入され、シリンダチューブ12の内部に設けられたピストン18を初期位置からヘッドカバー14側(矢印A方向)に向かって押圧する。そして、連通室34の内部に挿入された円筒部材22の大径部68は、ヘッドカバー14の連通室34に設けられたパッキン46によってその外周面が囲繞されているため、第2シリンダ室40の内部の圧力流体が、連通室34の内部に流通することが阻止されている。その結果、第2シリンダ室40の圧力流体は、連通室34の内部に導入されることがなく、前記バイパス通路70のみを通じて連通室34から大気開放状態にある第2ポート32から外部へと徐々に排出される。
その際、図5に示されるように、第1シリンダ室38側となるピストン18の一端面側の受圧面積S1が、第2シリンダ室40側となるピストン18の他端面側の受圧面積S2より大きく形成されているため(S1>S2)、前記第1シリンダ室38に圧力流体が導入された際に、前記受圧面積S1と受圧面積S2との差(S1―S2)に基づいて、ピストン18が第2シリンダ室40内の圧力流体の背圧に打ち勝ってヘッドカバー14側(矢印A方向)に迅速に変位することが可能となる。
また、バイパス通路70に設けられた絞り弁74による絞り作用下に第2シリンダ室40から前記バイパス通路70を通じて第2ポート32へと排出される圧力流体の流量G1が調整されるため、前記ピストン18の変位速度V1(図8参照)を制御することが可能となる。
そして、図5に示されるように、ピストン18が圧力流体による押圧作用下にさらにヘッドカバー14側(矢印A方向)に向かって変位することにより、円筒部材22の大径部68が、連通室34に設けられたパッキン46と対向して囲繞された位置から矢印A方向へと変位することにより離間し、前記円筒部材22の小径部66が前記パッキン46と対向する位置へと変位する。
これにより、前記大径部68の外周面を囲繞していたパッキン46による連通室34の気密状態が解除され、前記円筒部材22の小径部66とパッキン46との間を介して第2シリンダ室40と連通室34とが互いに連通した状態となる(図4参照)。そのため、バイパス通路70を通じて第2ポート32より排出されていた第2シリンダ室40の圧力流体の一部が、該第2シリンダ室40から連通室34の内部に直接導入され、大径部68と連通室34の内周面との間のクリアランスを通じて第2連通路44から第2ポート32に排出される。
すなわち、ピストン18がヘッドカバー14側(矢印A方向)に向かって変位する際に、バイパス通路70のみから第2ポート32へと排出されていた第2シリンダ室40の圧力流体を、該バイパス通路70に加えて連通室34を通じて第2ポート32から排出することができる。
その結果、前記バイパス通路70のみから圧力流体を排出する際の流量G1に、直接連通室34を通じて第2ポート32へと排出される圧力流体の流量G2が加わるため、流体圧シリンダ10における第2ポート32から排出される圧力流体の流量H(G1+G2)を増大させることができる。換言すると、第2シリンダ室40に残存していた圧力流体を、バイパス通路70に加えて連通室34から急速に排出することが可能となるため、前記第2シリンダ室40の内部の圧力流体がピストン18が変位する際の変位抵抗となることがなく、前記ピストン18の変位速度V1(図8参照)が増大した変位速度V2(図8参照)とすることができる。
このように、流体圧シリンダ10において、ピストン18が初期位置から変位し始めてから連通室34と第2シリンダ室40とが連通状態となるまでは、第2ポート32から排出される圧力流体の流量を抑制することによりピストン18の変位速度V1を低速に制御すると共に、前記ピストン18がヘッドカバー14側に変位して前記連通室34と第2シリンダ室40とが連通状態になった後には、第2ポート32から排出される圧力流体の流量が増大するためピストン18の変位速度V2を増大させて高速に制御することができる。
ここで、時間経過に伴って変化するピストン18の変位速度と時間との関係を図8を参照しながら説明する。
先ず、ピストン18が初期位置よりヘッドカバー14側に向かって変位する際には、第2シリンダ室40の圧力流体は、バイパス通路70からのみ第2ポート32へと排出されるため、ピストン18が初期位置より変位し始める時点T0から時間が経過するにつれて徐々にピストン18の変位速度V1が増大する。
そして、ピストン18がさらにヘッドカバー14側に向かって変位し、該ピストン18と一体的に変位する円筒部材22の大径部68が、連通室34に設けられたパッキン46より離間した時点T1から第2シリンダ室40の圧力流体が直接連通室34に流入する。これにより、第2ポート32より排出される圧力流体の流量が増大し、それに伴ってピストン18の変位速度V2が急激に増大する。このように、第2ポート32からの圧力流体の排出量を制御することにより、ピストン18の変位速度V1、V2を2段階に制御することが可能となる。
そして、図6及び図7に示されるように、第1シリンダ室38の圧力流体による押圧作用下にピストン18がさらにヘッドカバー14側(矢印A方向)に向かって変位することにより、第2シリンダ室40の圧力流体がバイパス通路70及び連通室34を通じて第2ポート32より排出される。そして、前記ピストン18の他端面に設けられた緩衝部材36bが、ヘッドカバー14の端面に当接することにより流体圧シリンダ10におけるピストン18の変位終端位置となる(図7参照)。
また、反対に、変位終端位置にあるピストン18をロッドカバー16側(矢印B方向)に向かって変位させる場合には、第1ポート24に圧力流体供給源(図示せず)から供給されていた圧力流体を、図示しない切換弁の切換作用下に第2ポート32へと供給する。なお、この場合、第1ポート24は大気開放状態とする。
第2ポート32より供給された圧力流体は、第2連通路44から連通室34を通じて第2シリンダ室40に導入されると共に、同時に、連通室34からバイパス通路70を介して第2シリンダ室40へと導入され、前記第2シリンダ室40に導入された圧力流体による押圧作用下にピストン18がロッドカバー16側(矢印B方向)に向かって変位する。その際、第1シリンダ室38の圧力流体が、第1連通路42を通じて第1ポート24より排出される。
そして、ピストン18が、ロッドカバー16側(矢印B方向)に向かってさらに変位し、ピストンロッド20に連結された円筒部材22の大径部68が、連通室34に設けられたパッキン46に対向する位置に到達することにより、前記大径部68の外周面がパッキン46によって囲繞され、連通室34と第2シリンダ室40との連通状態が遮断される。
これにより、連通室34を介して第2シリンダ室40へと流入していた圧力流体の流通が遮断されるため、圧力流体がバイパス通路70を通じてのみ第2シリンダ室40に導入される。その結果、第2シリンダ室40へと導入される圧力流体の流量が減少し、前記圧力流体によって押圧されるピストン18の変位速度V2が低下して変位速度V1となる(図8参照)。
そして、最後に、ピストン18の一端面が、ロッドカバー16に設けられた緩衝部材36aに当接することによりピストン18が流体圧シリンダ10における初期位置へと復帰する(図3参照)。
以上のように、本実施の形態では、シリンダチューブ12の端部に装着されるヘッドカバー14に、該ヘッドカバー14の内部に形成される連通室34と前記シリンダチューブ12の第2シリンダ室40とを連通するバイパス通路70を設けると共に、前記バイパス通路70の途中に該バイパス通路70を流通する圧力流体の流量を調整可能な絞り弁74を設けている。そして、連通室34の内部にパッキン46を装着すると共に、前記連通室34の内部にピストンロッド20の端部に連結され、小径部66と大径部68とを有する円筒部材22を自在に挿通させている。
これにより、ピストン18がロッドカバー16側に位置した初期位置にある状態では、円筒部材22の大径部68の外周面がパッキン46によって囲繞され、連通室34と第2シリンダ室40との連通が遮断されているため、前記第2シリンダ室40からの圧力流体の排出をバイパス通路70のみを通じて行い、ピストン18が変位して円筒部材22の大径部68がパッキン46より離間して第2シリンダ室40と連通室34とが連通した連通状態では、前記第2シリンダ室40からの圧力流体が、バイパス通路70に加えて連通室34に直接圧力流体が流通して第2ポート32より排出される。
その結果、第2シリンダ室40と連通室34との連通状態が遮断された状態と、前記第2シリンダ室40と連通室34とが連通した状態とで第2シリンダ室40から排出される圧力流体の流量を変化させることにより、前記流量に基づいてピストン18の変位速度V1、V2を低速から高速へと2段階に制御することができる。
このように、バイパス通路70、絞り弁74、円筒部材22及び連通室34に設けられたパッキン46を流体圧シリンダ10に設けるという簡素且つ部品点数の少ない構成で、ピストン18の変位速度V1、V2を制御することができるため、前記流体圧シリンダ10の製造コストの低減を図ることができると共に、前記ピストン18の変位速度V1、V2を制御するために別個に速度制御回路等を設ける必要がない。
また、ピストン18におけるヘッドカバー14側に円筒部材22が設けられ、該円筒部材22の大径部68の直径D1が、ピストンロッド20の太軸部62の直径D3より大きく形成されているため、圧力流体を受けるピストン18の第1シリンダ室38側の受圧面積S1が、前記ピストン18における第2シリンダ室40側の受圧面積S2より大きくなる。
これにより、第1シリンダ室38に導入された圧力流体による押圧作用下にピストン18をヘッドカバー14側(矢印A方向)に向かって変位させる際、前記受圧面積S1、S2の差(S1−S2)によって圧力流体が導入されてからピストン18が実際に変位し始めるまでのレスポンスタイムを、前記速度制御回路等によってピストン18の変位速度の制御を行った場合と比較して短縮することができる。そのため、圧力流体が導入された際にピストン18の応答遅れを低減して前記ピストン18を迅速に変位させることが可能となる。
さらに、円筒部材22における大径部68の軸線方向に沿った長さL(図3参照)を変更することにより、ピストン18が低速で変位する時間又は変位量と、高速で変位する時間又は変位量とを調整することができる。換言すると、図8に示される円筒部材22の大径部68が、連通室34に設けられたパッキン46より離間する時点T1のタイミングを変化させることができる。
例えば、大径部68の軸線方向に沿った長さLを長く設定することにより、円筒部材22がピストン18と一体的に変位する際に、該大径部68の外周面がパッキン46によって囲繞されている時間が長くなるため、第2シリンダ室40の圧力流体がバイパス通路70のみから排出される時間が長くなり、ピストン18が低速で変位する時間を長くすることができる。
さらにまた、従来技術において、円筒体に形成されていた切欠溝を加工する際の加工時間を不要とすることができるため、流体圧シリンダ10の製造時間の短縮を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る流体圧シリンダの斜視図である。 図1の流体圧シリンダをロッドカバー側からみた側面図である。 図2のIII−III線に沿った縦断面図である。 図3の流体圧シリンダにおける絞り弁近傍を示す拡大縦断面図である。 図3の流体圧シリンダにおけるピストンがヘッドカバー側に変位し、円筒部材による連通室の気密状態が解除されて連通した状態を示す動作説明縦断面図である。 図5の流体圧シリンダにおけるピストンがさらにヘッドカバー側に向かって変位した状態を示す動作説明縦断面図である。 図6のピストンがさらにヘッドカバー側に変位し、前記ピストンがヘッドカバーに設けられた緩衝部材に当接した変位終端位置の状態を示す動作説明縦断面図である。 流体圧シリンダにおけるピストンの変位速度と時間との関係を示す線図である。
符号の説明
10…流体圧シリンダ 12…シリンダチューブ
14…ヘッドカバー 16…ロッドカバー
18…ピストン 20…ピストンロッド
22…円筒部材 24…第1ポート
32…第2ポート 34…連通室
38…第1シリンダ室 40…第2シリンダ室
60…細軸部 62…太軸部
66…小径部 68…大径部
70…バイパス通路 72a…第1バイパス通路
72b…第2バイパス通路 74…絞り弁
78…取付ナット 80…ニードル
82…ロックナット 84…リング部

Claims (3)

  1. カバー部材によって閉塞されたシリンダ室が形成されるシリンダチューブと、前記シリンダ室に対して圧力流体を供給する一組のポートと、前記シリンダチューブに内装され、前記シリンダ室内を軸線方向に沿って変位するピストンと、前記ピストンに連結されるピストンロッドとを有する流体圧シリンダにおいて、
    前記ピストンに突設され、該ピストン側に形成される小径部と該小径部より半径外方向に拡径した大径部とを有する円筒部材と、
    前記ピストンの変位作用下に前記円筒部材が軸線方向に沿って変位した際に、前記大径部の外周面を囲繞するシール部材と、
    を備え、
    前記シリンダ室と前記ポートとを連通させるバイパス通路が形成されると共に、前記カバー部材又は前記シリンダチューブのいずれか一方の内部に、前記ポートに連通し、且つ、前記円筒部材が挿通される連通室が形成され、前記大径部の外周面が前記連通室に設けられる前記シール部材によって囲繞された際に、前記シリンダ室の圧力流体が、前記バイパス通路を通じて前記ポートに流通し、前記ピストンの変位作用下に前記大径部の外周面が前記シール部材より離間した際に、前記シリンダ室の圧力流体が、前記バイパス通路を通じて前記ポートに流通するのに加えて、前記円筒部材の小径部と前記シール部材との間から前記連通室を通じて前記ポートへと流通することを特徴とする流体圧シリンダ。
  2. 請求項1記載の流体圧シリンダにおいて、
    前記円筒部材の大径部の直径は、前記ピストンが連結される前記ピストンロッドの直径より大きく形成されていることを特徴とする流体圧シリンダ。
  3. 請求項1記載の流体圧シリンダにおいて、
    前記バイパス通路には、該バイパス通路を流通する圧力流体の流量を調整する調整機構が設けられていることを特徴とする流体圧シリンダ。
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