JP2020051586A - 流体圧シリンダ - Google Patents
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Description
上記流体圧シリンダにおいて、前記逃がし部は、前記フランジから離間するにつれて前記係止爪から離間していくように傾斜するテーパ部であるとよい。
図1に示すように、流体圧シリンダ10は、筒状のシリンダチューブ11と、シリンダチューブ11の軸方向の一端部に取り付けられるヘッドカバー12と、シリンダチューブ11の軸方向の他端部に取り付けられるロッドカバー13と、を備えている。ヘッドカバー12は、シリンダチューブ11の一端側の開口を閉塞している。ロッドカバー13は、シリンダチューブ11の他端側の開口を閉塞している。そして、シリンダチューブ11、ヘッドカバー12、及びロッドカバー13によって、シリンダチューブ11内にシリンダ室14が区画されている。シリンダ室14を形成するシリンダチューブ11の内周面は円筒状である。
図1に示すように、第1流体給排ポート11aから第1圧力作用室14aに流体が供給されると、ピストン15がロッドカバー13に向けて移動し始める。すると、第2圧力作用室14bの流体が第2流体給排ポート11bを介して外部へ排出され、ピストン15がロッドカバー13側のストロークエンドに到るまで移動する。これにより、ピストンロッド18がシリンダチューブ11に対して突出する方向へ移動する。ピストン15がロッドカバー13側のストロークエンドに到ると、緩衝部材19がロッドカバー13に当接する。これにより、緩衝部材19が押し潰されてシリンダチューブ11の内周面に向けて膨らむように弾性変形して、緩衝部材19の歪エネルギーが増加することで、ピストン15又はロッドカバー13に加わる衝撃力が緩衝部材19によって吸収され、ピストン15がロッドカバー13側のストロークエンドで緩衝的に停止する。
(1)変形部22における係止爪31と対向する部位には、変形部22が押し潰されて係止爪31に向けて膨らむように弾性変形したときに変形部22が係止爪31に接触することを抑制するための逃がし部であるテーパ部23が設けられている。これによれば、テーパ部23が設けられていない場合に比べると、変形部22が押し潰されて係止爪31に向けて膨らむように弾性変形していく途中で、変形部22が係止爪31に接触してしまうことが抑制される。その結果、変形部22の変形量が増えても、緩衝部材20からヘッドカバー12に作用する抗力を抑えることができる。したがって、緩衝部材20からヘッドカバー12に作用する抗力を抑えつつも、緩衝部材20の歪エネルギーを増加させることができる。その結果、緩衝部材20からヘッドカバー12に作用する抗力を抑制して、ピストン15又はヘッドカバー12に加わる衝撃力を緩衝部材20によって安定的に吸収することができる。
・ 例えば、フランジ21の外周面の一部分を切り欠くことにより、収容凹部側逃がし部を設けてもよい。
・ 実施形態において、変形部22にテーパ部23が形成されておらず、変形部22の外径が、変形部22の端面22eと同じ外径である円柱状の変形部22であってもよい。この場合、変形部22にテーパ部23が形成されておらず、変形部22の外径が、例えば、テーパ部23におけるフランジ21との境界部と同じ外径である円柱状の変形部22である場合に比べると、変形部22が押し潰されて係止爪31に向けて膨らむように弾性変形していく途中で、変形部22が係止爪31に接触してしまうことが抑制される。よって、変形部22の外周面は、変形部22が係止爪31に接触することを抑制するための逃がし部として機能する。
・ 実施形態では、流体圧シリンダ10を小型化した場合の課題について述べたが、大型の流体圧シリンダにおいても適用が可能である。
Claims (6)
- シリンダチューブと、
前記シリンダチューブの一端部に取り付けられるヘッドカバーと、
前記シリンダチューブ内に往復動可能に収容されるピストンと、
前記ピストンにおける前記ヘッドカバーと対向する端面に設けられる弾性材料からなる緩衝部材と、を備え、
前記ピストンの端面には、収容凹部が形成されており、
前記収容凹部の内周面には、前記収容凹部の内側に突出する係止爪が設けられており、
前記緩衝部材は、前記係止爪に係止可能なフランジと、前記フランジに連続するとともに前記係止爪の内側を介して前記収容凹部から外部に突出する変形部と、を有し、
前記変形部が前記ヘッドカバーに当接して押し潰されて前記係止爪に向けて膨らむように弾性変形することで、前記ピストン又は前記ヘッドカバーに加わる衝撃力を前記緩衝部材によって吸収する流体圧シリンダであって、
前記変形部における前記係止爪と対向する部位、及び前記係止爪における前記変形部と対向する部位の少なくとも一方には、前記変形部が押し潰されて前記係止爪に向けて膨らむように弾性変形したときに前記変形部が前記係止爪に接触することを抑制するための逃がし部が設けられていることを特徴とする流体圧シリンダ。 - 前記逃がし部は、前記緩衝部材に最大の歪エネルギーが加わったとしても前記変形部と前記係止爪との非接触状態が確保される形状であり、
前記変形部における前記フランジからの突出量は、前記緩衝部材に最大の歪エネルギーが加わったとしても前記ピストンの端面と前記ヘッドカバーとの非接触状態が確保される突出量に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の流体圧シリンダ。 - 前記逃がし部は、前記変形部が弾性変形して前記ピストンの端面と前記ヘッドカバーとが接触したとしても、前記変形部と前記係止爪との非接触状態が確保される形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の流体圧シリンダ。
- 前記逃がし部は、前記変形部における前記係止爪と対向する部位に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の流体圧シリンダ。
- 前記逃がし部は、前記フランジから離間するにつれて前記係止爪から離間していくように傾斜するテーパ部であることを特徴とする請求項4に記載の流体圧シリンダ。
- 前記緩衝部材は、前記緩衝部材が弾性変形したときに前記収容凹部の内周面に接触することを抑制する収容凹部側逃がし部をさらに有していることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の流体圧シリンダ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021193474A1 (ja) | 2020-03-23 | 2021-09-30 | 日東電工株式会社 | シート体 |
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-
2018
- 2018-09-28 JP JP2018184178A patent/JP6889137B2/ja active Active
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