JP4918850B2 - アブラナ科植物病害の防除剤および防除方法 - Google Patents

アブラナ科植物病害の防除剤および防除方法 Download PDF

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本発明は、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株(Variovorax sp.CGF4526)及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌(Erwinia carotovora subsp. carotovora)を有効成分とする、アブラナ科植物病害への防除剤および防除方法に関する。
アブラナ科植物病害の主要な土壌病害である根こぶ病は、ハクサイ、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーなどアブラナ科植物の多くの植物に発生する土壌糸状菌病害である。根こぶ病は、これらアブラナ科作物の安定した生産に支障をきたしている。病徴としては、植付け後20日位から根にこぶが生成し、初期から感染した場合にはハクサイやキャベツでは結球せず、後半以降に感染した場合でも収穫物が大きくならず、全く収穫が得られないことも見られる。
現在これらの病害の防除には、クロルピクリンやキルパーなどの土壌消毒剤や、ネビジン粉剤やフロンサイド粉剤などの土壌混和剤、さらにはランマンフロアブルといった苗処理剤など、いくつかの化学薬剤が使用されている。しかし、これらの化学薬剤には、環境上の問題や使用者及び近隣住民への安全性の問題、さらに近年の消費者の減農薬・無農薬指向に合致しないというような問題がある。更には、病原菌の菌密度が高い場合には、効果が劣ることも稀ではなく、特に消毒が中途で終わった場合では逆に発病を助長することもある。
そこで近年、微生物を有効成分とした防除剤が開発されてきており、これまでにアブラナ科植物根こぶ病に対しての生物防除法として、糸状菌(非特許文献1)やバチルス属細菌(特許文献1)、アシドボラックス属細菌による報告例(特許文献2)がある。本発明に関連する報告例として、バリオボラックス属細菌による報告例(特許文献3)がある。
一方、本発明における関連技術として、非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラに属する細菌を用いた生物防除方法としては、ハクサイ、キャベツ等に対する軟腐病(特許文献4)、キャベツ、ダイコン、ブロッコリー、ハクサイ等に対する黒腐病(特許文献5)、さらに、イネ苗立枯細菌病(特許文献6)等、これら細菌性植物病害の防除方法などが報告されている。
特開平11−335217公報 特開2003−342109公報 特開2005−137330公報 特公平6−38746公報 特開平6−305927公報 特開平6−087716公報 日植病報62、p281,1996
特許文献1−3に記載の方法は、根こぶ病の発病程度に対しての防除効果が、発病度が小〜中程度の場合では、非常に防除効果が高いが、発病程度が激しい場合(汚染土壌の根こぶ病菌の胞子密度が高い、すなわち甚発病程度の場合)は防除効果が減少することもあった(比較例1−3参照)。
すなわち、アブラナ科植物病害である根こぶ病に対して、安定かつ高い防除効果、更には環境汚染のないアブラナ科植物病害の防除剤および防除方法を提供することが求められていた。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、アブラナ科であるハクサイ、キャベツ等の植物病害である根こぶ病に対し、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株と非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌を有効成分として含む防除剤が、高い防除効果を有することを見出した。
先に述べたように、特許文献3に記載の方法では、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株を単独で用いた際、甚発病程度の場合には防除効果が弱いこともあった(比較例参照)。しかし、意外なことに、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株に非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌を組み合わせることで、格段に防除効果が向上し、甚発生下でも高い防除効果が安定して得られるということがわかった。
なお、参考例に示すように、アブラナ科植物の根こぶ病に対し、エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌を単独で作用させた場合、防除効果はあるが、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株と非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌を組み合わせた混合剤と比べると防除効果は小さい。
本発明では混合剤を用いることで、特異的な向上、すなわち、単に2つの菌を混合したときに予想される効果を超える相乗効果があることがわかった。
メカニズムについては、非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌に関しては、植物への抵抗性付与が予想され、一方バリオボラックス属細菌CGF4526菌株については、根こぶ病菌に対する抗菌性が絡んでいることが予想される。
また、其々の菌の濃度の和が、単独の処理の場合と同程度の場合と比べ、防除価の顕著な上昇は観られなかったことから、単に処理濃度が高いことに起因しているわけではなかった。このことは、発病程度が中以下の場合か、甚発生下かに関わりなく認められた。
従来、非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌は、ハクサイ軟腐病およびキャベツ黒腐病、さらにイネ苗立枯細菌病等の細菌性植物病害に防除効果を有することで知られていたが、本発明の対象であるアブラナ科植物の根こぶ病に対しては知られていなかった。
すなわち本発明は、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株と非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌を有効成分として含むことを特徴とする、アブラナ科植物病害への防除剤、及びそれを用いたアブラナ科植物の根こぶ病害の防除方法を提供する。
本発明におけるアブラナ科植物の根こぶ病の防除剤または防除方法を用いれば、アブラナ科植物の根こぶ病に対しての発病を、従来と比べて発病程度が高い場合でも強く抑制することができ、さらに現在使用されている化学薬剤のみならず、他の菌株と比べても格段に高い防除効果を奏する。
また、本発明の防除剤の使用は環境汚染を引き起こすことはない。さらに、本発明の防除剤は市場において安定な状態で流通させることができる。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明の対象は、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株と非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌を有効成分として含むことを特徴とする、アブラナ科植物病害への防除剤及びそれを用いたアブラナ科植物の根こぶ病害の防除方法である。
ここで、それぞれの細菌及び菌株について説明する。
まず、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株について説明する。
バリオボラックス属細菌CGF4526菌株は、イネや野菜から分離・収集した約7000菌株の細菌から、糸状菌であるトマト萎凋病菌(Fusarium oxysporum)およびハクサイ黄化病菌(Verticillium daliae)に対する抗菌活性、さらにハクサイ苗を用いたポット検定試験による選抜の結果、得られた菌株である。該菌株は、独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターに寄託され、以下の受託番号を得て、特許文献3に開示されている。

バリオボラックス属細菌CGF4526菌株(Variovorax sp. CGF4526):FERM BP-10160

次に、非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌について説明する。非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌は、ハクサイなどのアブラナ科作物を始めとした広範な植物が罹病する病害(軟腐病)を防除する細菌である。
中でも、以下に示す5つの菌株が、軟腐病の防除に特に有効であることを見出し、該当菌株を、独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターに寄託することで以下の受託番号を得、特許文献4−6に開示されている。
エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ CGE6M14 FERM P-10998
エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ CGE6M16 FERM P-10999
エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ CGE10M2 FERM P-11000
エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ CGE11M5 FERM P-11001
エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ CGE234M403 FERM BP-4328
本発明者らは、本発明の対象とするアブラナ科植物病害の防除の為のエルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌として、これら5つの菌株が優れていることを見出した。
これらの細菌の中でも、エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラCGE234M403菌株(FERM BP-4328)が、アブラナ科植物病害に対し、前述のバリオボラックス属CGF4526菌株と組み合わせることで、高い防除効果を得ることから、特に好ましく用いられる。
本菌はハクサイ等のアブラナ科植物の細菌性病害である軟腐病に対しても、防除能を有する。多くの軟腐病菌株に対し、抗菌能を示すバクテリオシンを成分分泌する菌株として選抜したCGE234菌株を変異処理することによって、非病原生菌株を得ている。
本菌はアブラナ科植物の根、茎、葉への定着性が特によい。
本発明における、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株と非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌を有効成分として含む防除剤の、植物病害の対象とされる植物は、ハクサイ、キャベツ、ダイコン、カリフラワー、ブロッコリー、チンゲンサイ、コマツナ等のアブラナ科植物であるが、これらに限定されない。また、対象とするアブラナ科植物病害としては、根こぶ病であるが、これ以外にも、萎凋病、黄化病なども対象病害である。
次に、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌、これら2つの菌の培養方法、固定化、製剤化、防除方法、そして調製方法は慣用の手法で行うことができるが、以下に具体例をもって説明する。
まず、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌について、これらの培養方法について説明する。培養方法については特に制限はなく、これら2つの細菌を、それぞれ別々に培養してもよいが、2つの細菌を混合させた後に、培養することもできる。しかしながら、これら2つの細菌をそれぞれ別々に培養する方が、当業者の適宜上、取り扱いが容易なことから、特に好ましい。
次に、培養の際に用いる培地について説明する。ここでは、2つの細菌を別々に培養する際の培地に関してだが、特に制限はなく、2つの細菌を混合させた場合でも同様に実施することができる。
培地としては、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌が増殖するものであれば特に限定するものではない。
生育に可能な炭素源、窒素源、無機物を適当に含有している培地であれば、天然培地、合成培地のいずれも用いることができる。培地としては802培地、ブイヨン培地、キングB培地、PS培地、PDB培地などが例示できる。以上のような培地で15〜42℃、好ましくは28℃〜35℃で10〜35時間培養し増殖させたのち、遠心分離機もしくは膜濃縮機により濃縮して集菌を行い、培地成分を取り除く。この操作によりそれぞれの菌体の濃度は通常1〜50×1010cfu/ml程度に濃縮される。ついで、湿菌体に糖類とグルタミン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム緩衝液からなる保護剤を加え、真空乾燥するものである。真空乾燥する前に保護剤と混合した菌体を予備凍結し、凍結したまま真空乾燥することが菌の生存率を維持するためには好ましい。なお、保護剤は水溶液の状態で菌体と混合してもよく、個体のまま混合してもよい。
次に、固定化について説明する。固定化とは、前述の培養した菌に対し、保護剤を加えて真空乾燥する操作を言う。固定化についても特に制限はなく、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌、これら2つの細菌を、それぞれ別々に固定化してもよく、それぞれを混合させて固定化することもできる。
固定化の際に用いる保護剤としては、サッカロース、フルクトース、グルコースおよびソルビトールの一種または二種以上からなる糖類を用い、菌体と混合し、真空乾燥もしくは凍結真空などの方法で乾燥することによって行うことができる。
次に、製剤化について説明する。製剤化とは、前述の固定化した培養菌体に対し、担体を混合して製剤にする操作を言う。
本発明の、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌は、培養後の生菌をそのまま使用しても良いが、菌体を固定化後に固体(粉剤または粒剤、水和剤)、または液体の担体と混合し、製剤として調製することができる。
製剤の調製方法としては、2つの細菌を、それぞれ別々に製剤にしてもよく、それぞれを混合させた後に製剤にしてもよい。しかしながら、これら2つの細菌をそれぞれ別々に製剤にした方が、前述の培養方法同様、便宜上、取り扱いが容易なことから、特に好ましい。
製剤の調製の際に用いる担体としては、タルク、クレー、炭酸カルシウム、ケイソウ土等の鉱物性粉末や、ピートモス、さらには、ポリビニルアルコールなどの高分子化合物、ザンサンゴムやアルギン酸などの天然高分子化合物などがある。
次に、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌、これらを用いたハクサイ等のアブラナ科植物のアブラナ科植物病害への防除方法について説明する。
一般に、ハクサイ等のアブラナ科植物の生産は育苗トレイに育苗培土を詰めて播種する。3〜5週間育苗した後に、圃場(畑)に定植を行う。ここでいう定植とは、植物を苗床から畑に移して、本式に植えることを言う。
本発明である、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株と非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌を有効成分として含む防除剤の防除方法としては、2つの細菌をそのまま播種時の育苗培土に接触、もしくは水に希釈してかん注させて使用してもよく、2つの細菌を、前述した固体または液体の製剤にした後に、播種時の育苗培土に接触、もしくは水に希釈してかん注させて使用してもよい。
一方、2つの細菌をそのまま、または2つの細菌を固体もしくは液体の製剤にした後、播種後や定植前の苗をその希釈液に浸漬処理したり、または定植前の苗にかん注、もしくは播種後や定植前の苗に対し浸漬処理やかん注処理、両方を組み合わせることもできる。また、定植時や定植後に接触させても充分な防除効果が得られる。
しかしながら、2つの細菌をそのまま播種時の育苗培土に接触、もしくは水に希釈してかん注させる方が、さらに防除効果を高めることができることから、特に好ましい。
例えば、実施例1−3において、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株及び、非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラCGE234M403菌株、それぞれの菌株をそれぞれ別々に培養及び遠心分離により得られた供試菌に対して、水を加えて懸濁液を調整した後、懸濁液をハクサイ及びキャベツ種子を播種した土壌にかん注することは好ましい態様の一つである。
次に、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株及び、非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌、これら2つの細菌を固体または液体の製剤にした際の防除方法については、それぞれ別々に固体または液体の製剤にした後、2つの製剤を混合して播種時の育苗培土に接触もしくは水に希釈してかん注させるか、2つの細菌を先に混合させて、その混合した細菌を固体または液体の製剤にした後に、播種時の育苗培土に接触、もしくは水に希釈してかん注させることで使用できる。
本発明では、これら2つの細菌を、それぞれ別々に固体または液体の製剤にした後に、2つの製剤を混合して播種時の育苗培土に水に希釈してかん注させて使用することが好ましい。
以上の処理は、播種した種子が発芽・発根する際に高濃度の双方の菌が根近辺に存在し、有効に根面もしくは根内に定着させることを目的としている。したがって、本発明では播種時の育苗土壌に製剤(固体または液体)を接触させることでもより高い防除効果を達成することができる。
なお、本発明では、固体(粉剤または粒剤、水和剤)または液体の製剤のうち、固体製剤(粉剤または粒剤)については、播種時の育苗培土に接触し、一方、固体製剤(水和剤)または液体の製剤については、水に希釈してかん注させた方がより高い防除効果を得ることから、好ましい実施態様の一つである。
また、本発明においては、2つの細菌、すなわちバリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌を、それぞれ同時又は非同時にアブラナ科植物に接触させることでも、高い防除効果を発揮することができる。
次に、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌、これら2つの細菌における濃度の調整方法について説明する。
まず、2つの細菌をそのまま播種時の育苗培土に接触させる場合、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌、これら2つの細菌それぞれの濃度を、後述する濃度範囲になるように、育苗培土に接触させて調整する。
次に、2つの細菌をそのまま播種時の育苗培土に水に希釈してかん注させる場合は、まず、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌、これら2つの細菌それぞれの濃度を、後述する濃度範囲になるように水で希釈する。その後に、播種時の育苗培土にかん注する。
一方、2つの細菌を固体または液体の製剤にする場合は、後述する濃度範囲になるように製剤を加えて調整した後に、播種時の育苗培土に接触させるか、もしくは水で希釈して播種時の育苗培土にかん注する。
次に、2つの細菌における具体的な菌濃度について説明する。
まず、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌、これら2つの細菌をそのまま播種時の育苗培土に接触する場合、菌濃度は、それぞれの菌株に対し、通常105cfu/g〜1011cfu/gであるが、好ましくは106cfu/g〜109cfu/g、より好ましくは107cfu/g〜109cfu/gである。
また、これら2つの細菌をそのまま育苗培土に対し、水で希釈してかん注させることができる。この場合、菌濃度は、それぞれの菌株に対し、通常105cfu/ml〜1011cfu/mlであるが、好ましくは106cfu/ml〜109cfu/ml、より好ましくは107cfu/ml〜109cfu/mlである。
一方、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌、これらを前述した固体(粉剤または粒剤、水和剤)または液体の製剤にした後に、播種時の育苗培土に接触することもできる。この場合、菌濃度をそれぞれの細菌に対し、固体の製剤(粉剤または粒剤)の場合は、通常105cfu/g〜1011cfu/gであるが、好ましくは106cfu/g〜109cfu/g、より好ましくは107cfu/g〜109cfu/gである。
また、固体の製剤(水和剤)の場合、通常107cfu/g〜1012cfu/gであるが、好ましくは108cfu/g〜1011cfu/g、より好ましくは109cfu/g〜1011cfu/gである。
なお、液体の製剤を播種時の育苗培土に接触する場合に関しては、上記の固体の製剤(粉剤または粒剤)と同様の濃度範囲にて調整できる。
また、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌、これら2つの細菌を固体(水和剤、粉剤または粒剤)または液体の製剤にした後、播種時の育苗培土に対し水で希釈してかん注させる際、菌濃度は、それぞれの菌株に対し、固体の製剤(粉剤または粒剤)の場合、通常105cfu/ml〜1011cfu/mlであるが、好ましくは106cfu/ml〜109cfu/ml、より好ましくは107cfu/ml〜109cfu/mlである。
また、固体の製剤(水和剤)の場合、通常、107cfu/ml〜1012cfu/mlであるが、好ましくは108cfu/ml〜1011cfu/ml、より好ましくは109cfu/ml〜1011cfu/mlである。
なお、液体の製剤を播種時の育苗培土に対し水で希釈してかん注させる場合に関しては、上記の固体の製剤(粉剤または粒剤)と同様の濃度範囲にて調整できる。
次に、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌、これら2つの細菌をそのまま、または前述した固体または液体の製剤にし、その後に播種時の育苗培土に接触もしくは水に希釈してかん注させる場合の、菌体の具体的な重量としては、通常、土壌1L当り、それぞれの細菌を0.1g〜20gで調整できるが、好ましくは0.5g〜15g、より好ましくは1g〜10gの範囲で調整する。
しかしながら、使用する際の菌濃度は必ずしも一定ではないため、これら2つの細菌に対し、菌濃度の値により、各細菌の重量を適宜、当業者が調整することができる。
例えば、本実施例1−3において、各菌株の菌濃度が1×108cfu/mlになるように、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株を土壌1L当りに5g、非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラCGE234M403菌株を土壌1L当りに2g用いることは、特に好ましい態様の一つである。
次に、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌、それぞれの菌体の混合比率(重量比)については、特別な限定はないが、通常バリオボラックス属細菌CGF4526菌株:非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌=1:1〜50:1であるが、好ましくは1:1〜30:1、より好ましくは1:1〜10:1の範囲で、アブラナ科植物病害への防除を好適に行うことができる。
このように、本発明では、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌、これらを有効成分として含む防除剤を用いることにより、発病程度の高い土壌においても、高い防除効果を発揮することができる。
次に実施例を示すが、本発明は以下の実施例によって限定されるものではない。
なお、実施例に用いた培地の組成を次に示す。

ブイヨン培地:肉エキス 3g、ペプトン 10g、NaCl 15g、水1L、pH7.0
ハクサイ根こぶ病への防除試験(ポット試験)
バリオボラックス属細菌CGF4526菌株及び、非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラCGE234M403菌株、それぞれ別々にブイヨン液体培地で24時間培養した。得られたそれぞれの菌体を遠心分離により、上層を分離した後、下層に沈んでいる供試菌に水を加えて、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラCGE234M403菌株の菌濃度を、それぞれ1×108cfu/mlになるように懸濁液1Lを調製した。
次に、得られた2つの懸濁液を混合し、この懸濁液を、ハクサイ種子(品種:新理想)を播種した土壌(128穴育苗トレイ、60cm×30cm)にかん注した。その後、約3週間育苗した後、移植前日にも同様のかん注処理を行い、汚染土壌に植え付けた。
一方、それぞれ2つの菌濃度を5×107cfu/mlにした場合の懸濁液1Lも調製し、得られた2つの懸濁液を混合し、この懸濁液を、同様にハクサイ種子に対しかん注処理を行った。
汚染土壌は、ハクサイ根こぶ菌に罹病したハクサイ根(根こぶ付き)をホモジナイズし混和した畑土壌を使用した。35日間後に発病の有無を調査し、防除効果の判定を行った。その結果を表1に示す。

根こぶ病の発病程度は根部の根こぶの状態から発病株率、発病度、そして防除価を算出し、評価した。

根部発病指数0;健全、1;根の支根にわずかに根こぶの付着を認める、2;支根に多くの根こぶの付着を認める、もしくは主根に根こぶの付着を見つける、3;主根に大きな根こぶの付着を認めるもしくは枯死する。
発病株率(%)=100×{(発病した株数)÷(総調査株数)}
発病度=100×{Σ(指数の値)×(各指数に該当する固体数)}÷{3×(調査苗数)})
防除価=100×{(無処理区での発病度)−(処理区での発病度)}÷(無処理区での発病度)
Figure 0004918850
結果、発病程度が激しい区において、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラCGE234M403菌株を組み合わせて接種した場合、後述する参考例1、及び比較例1と比べて高い防除価が得られた。
[参考例1]ハクサイ根こぶ病への防除試験(ポット試験)
参考例として、非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラCGE234M403菌株を単独で用いた他は、実施例1と同様に行った。懸濁液の菌濃度も同様に、1×108cfu/mlで行った。
根こぶ病の発病程度は実施例1と同様、根部の根こぶの状態から発病株率、発病度、そして防除価を算出し、評価した。
Figure 0004918850
[比較例1]ハクサイ根こぶ病への防除試験(ポット試験)
比較例としてバリオボラックス属細菌CGF4526菌株を単独で用いた例を示した。バリオボラックス属細菌CGF4526菌株の懸濁液の菌濃度も同様に、1×108cfu/mlで行った。
根こぶ病の発病程度は実施例1と同様、根部の根こぶの状態から発病株率、発病度、そして防除価を算出し、評価した。
Figure 0004918850
以上、表2、及び表3に示すとおり、それぞれ単独で用いた場合は実施例1と比べて防除効果が弱いことがわかる。
ハクサイ根こぶ病への防除試験(圃場試験)
バリオボラックス属細菌CGF4526菌株及び、非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラCGE234M403菌株、それぞれ別々にブイヨン液体培地で24時間培養した。得られたそれぞれの菌体を遠心分離により、上層を分離した後、下層に沈んでいる供試菌に水を加えて、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラCGE234M403菌株の菌濃度を、それぞれ1×108cfu/mlになるように懸濁液1Lを調製した。次に、得られた2つの懸濁液を混合し、この懸濁液を、ハクサイ種子(品種:新理想)を播種した土壌にかん注した。その後、約3週間育苗した後、移植前日にも同様のかん注処理を行い、ハクサイ根こぶ菌に罹病したハクサイ根(根こぶ付き)をホモジナイズし、混和した畑に定植した。35日間後に発病の有無を調査し、防除効果の判定を行った。その結果を表4に示す。
Figure 0004918850
根こぶ病の発病程度は実施例1と同様、根部の根こぶの状態から発病株率、発病度、そして防除価を算出し、評価した。
結果、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株及び、非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラCGE234M403菌株を組み合わせて接種した場合、後述する参考例2および比較例2と比べ、高い防除価が得られた。
[参考例2]ハクサイ根こぶ病への防除試験(圃場試験)
参考例として、非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラCGE234M403菌株を単独で用いた他は、実施例2と同様に行った。懸濁液の菌濃度も同様に、1×108cfu/mlで行った。
根こぶ病の発病程度は実施例1と同様、根部の根こぶの状態から発病株率、発病度、そして防除価を算出し、評価した。
Figure 0004918850
[比較例2]ハクサイ根こぶ病への防除試験(圃場試験)
比較例としてバリオボラックス属細菌CGF4526株を単独で用いた他は、実施例2と同様に行った。バリオボラックス属細菌CGF4526菌株の懸濁液の菌濃度も同様に、1×108cfu/mlで行った。
根こぶ病の発病程度は実施例1と同様、根部の根こぶの状態から発病株率、発病度、そして防除価を算出し、評価した。
Figure 0004918850
以上、表5、及び表6に示すとおり、それぞれ単独で用いた場合は実施例2と比べて防除効果が弱いことがわかる。
キャベツ根こぶ病に対する防除試験(ポット試験)
バリオボラックス属細菌CGF4526菌株及び、非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラCGE234M403菌株、それぞれ別々にブイヨン液体培地で24時間培養した。得られたそれぞれの菌体を遠心分離により、上層を分離した後、下層に沈んでいる供試菌に水を加えて、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株、及び非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラCGE234M403菌株の菌濃度を、それぞれ1×108cfu/mlになるように懸濁液1Lを調製した。次に、得られた2つの懸濁液を混合し、この懸濁液を、キャベツ種子(品種:YR青春)を播種した土壌にかん注した。その後、約3週間育苗した後、移植前日にも同様のかん注処理を行い、汚染土壌に植え付けた。汚染土壌は、キャベツ根こぶ菌に罹病したキャベツ根(根こぶ付き)をホモジナイズし混和した畑土壌を使用した。41日間後に発病の有無を調査し、防除効果の判定を行った。その結果を表7に示す。
Figure 0004918850
根こぶ病の発病程度は実施例1と同様、根部の根こぶの状態から発病株率、発病度、そして防除価を算出し、評価した。
結果、キャベツに関しても同様に、バリオボラックス属細菌CGF4526菌株及び、非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラCGE234M403菌株を組み合わせて接種した場合、後述する参考例3および比較例3と比べ、高い防除価が得られた。
[参考例3]キャベツ根こぶ病への防除試験(ポット試験)
参考例として、非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラCGE234M403菌株を単独で用いた他は、実施例3と同様に行った。懸濁液の菌濃度も同様に、1×108cfu/mlで行った。
根こぶ病の発病程度は実施例1と同様、根部の根こぶの状態から発病株率、発病度、そして防除価を算出し、評価した。
Figure 0004918850
[比較例3]キャベツ根こぶ病への防除試験(ポット試験)
比較例としてバリオボラックス属細菌CGF4526菌株を単独で用いた他は、実施例3と同様に行った。バリオボラックス属細菌CGF4526菌株の懸濁液の菌濃度も同様に、1×108cfu/mlで行った。
根こぶ病の発病程度は実施例1と同様、根部の根こぶの状態から発病株率、発病度、そして防除価を算出し、評価した。
Figure 0004918850
以上、表8、及び表9に示すとおり、それぞれ単独で用いた場合は実施例3と比べて防除効果が弱いことがわかる。
図1は、参考例、比較例、実施例における防除価を比較したものである。ここで、Aは非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラCGE234M403菌株を、Bはバリオボラックス属細菌CGF4526菌株を表す。

Claims (6)

  1. バリオボラックス属細菌CGF4526菌株(Variovorax sp.CGF4526)と非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌(Erwinia carotovora subsp. carotovora)を有効成分として含むことを特徴とする、アブラナ科植物病害への防除剤。
  2. 非病原性エルビニア・カロトボーラ・サブスピーシス・カロトボーラ細菌が、CGE6M14、CGE6M16、CGE10M2、CGE11M5、CGE234M403からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1に記載の防除剤。
  3. アブラナ科植物病害が根こぶ病であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の防除剤。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の防除剤を、アブラナ科植物に接触させることを特徴とする、アブラナ科植物の根こぶ病害の防除方法。
  5. アブラナ科植物の接触を、播種時の育苗培土への接触もしくは、水に希釈してかん注させることにより行うことを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. アブラナ科植物がハクサイ、キャベツ、カリフラワー又はブロッコリーである、請求項4又は5に記載の方法。
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