JP2009040742A - トマト病害の防除剤及び防除方法 - Google Patents

トマト病害の防除剤及び防除方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トマト等にかいよう病を生じさせる病原菌クラビバクター・ミシガネンシス細菌に対して高い拮抗性を有する、シュードモナス フルオレセンス G7090細菌を有効成分とするナス科植物のかいよう病害への防除剤、及び防除方法を提供する。
本発明によれば、シュードモナス フルオレセンス G7090(Pseudomonas fluorescens G7090)細菌がクラビバクター・ミシガネンシスによるナス科植物のかいよう病病害を高い防除効果で防除することが可能となった。本発明は、生きた細菌を生物防除策として用いる方法であり、しかも薬害がなく安全な植物病害の防除方法を提供できる。
【解決手段】シュードモナス フルオレセンス G7090(Pseudomonas fluorescens G7090)細菌を有効成分として含むことを特徴とする、ナス科植物のかいよう病害への防除剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、シュードモナス フルオレセンス G7090(Pseudomonas fluorescens G7090)細菌を有効成分として含むことを特徴とする、ナス科植物のかいよう病害への防除剤及び防除方法に関する。
クラビバクター・ミシガネンシス・サブスピ・ミシガネンシスに属する細菌には、ナス科植物に対する病害、すなわち、かいよう病として知られており、トマトなどの作物に甚大な病害を生じる。例えばトマトのかいよう病の場合、該細菌病害が発生すると、果実に鳥目状の斑点ができ、葉は黄化して小葉は上部へ巻き上がり、下葉は葉柄と共に垂れ下がる形になり、やがて葉全体が褐変枯死する。
従来の細菌病全般に対する防除方法として、例えば、硫酸銅剤、塩基性塩化銅など銅剤やストレプトマイシン等の化学薬剤があるが、効果が充分でない上に、使用条件によっては薬害や葉の汚れの恐れがある。また、有用な微生物をも殺してしまうなどの環境上の問題の問題がある。
そこで、かいよう病に対し、微生物を用いてこれら植物を防除する手法が開発されてきた。例えば、特許文献1では、トリコデルマ属やシュードモナス属等の微生物と、アミノ酪酸、オリゴサッカライド、フェノール化合物とで種子を処理することで、かいよう病などの植物病害に対し効果的に防除できる方法が開示されている。
また、特許文献2では、抗かいよう病菌Ku17(FERM P−18177)やKu44(FERM P−18178)を用いてナス科植物のかいよう病に対し防除する方法が開示されている。
一方、本発明に関連する技術文献として、シュードモナス属細菌を用いて病害を防除する方法は、特許文献3−5において、ナス科植物の青枯病に対して、特許文献6においてイネ苗立枯病に対して、特許文献7において、ポトリチス属およびペニシリウム属の植物病原菌に起因する植物病害に対して、特許文献8では、シュードモナス・クロロラフィス細菌がトマトかいよう病に対して防除する方法が開示されている。特許文献9において、フザリウム属菌に起因する植物病害に対して、特許文献10において、カーネーション萎凋細菌病に対して、特許文献11において、シュードモナス・チコリを病原菌とする腐敗病に対して防除することができることが報告されている。
特開2003−034607号公報 特開2002−223747号公報 特開平6−9325号公報 特開平6−86668号公報 特公平6−17291号公報 特開平4−104783号公報 特開平4−77405号公報 特開平5−310521号公報 特開平3−220108号公報 特開平2−211861号公報 特開2001−247423号公報
本発明は、化学薬剤のように薬害や葉の汚れの恐れがなく、また、環境に対する安全性が高く、耐性菌が発生しない細菌を用いて、高い防除効果のある、トマト等のナス科植物のかいよう病害への防除剤及び防除方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、シュードモナス フルオレセンス G7090(Pseudomonas fluorescens G7090)細菌が、クラビバクター・ミシガネンシスによるナス科植物のかいよう病を好適に防除できることを見出し、本発明に至った。
特許文献11では、本発明で用いるシュードモナス フルオレセンス G7090細菌に対しては、病原菌シュードモナス・チコリ細菌に対して強い抗菌活性を有し、それによる腐敗病を防除できることが開示されている。
一般的に微生物を用いる手法では、対象となる病原菌以外の病害には防除効果が低い傾向があり、この病原菌の種類は植物や病気によって大きく異なってくる。特許文献10では、シュードモナス・フルオレセンスP−4菌株が、カーネーション萎凋細菌病に対して抗菌活性を示し、植物の茎葉部、根部又は土壌に接種することで、好適に防除できることが開示されているが、レタス等の腐敗病に対して防除能を有する当該細菌について、トマト等のナス科植物かいよう病に対しては、防除対象となる病原菌が異なる為、当該かいよう病に防除効果があるかどうかは不明であった。
ところが、当該菌をトマトかいよう病に用いることで、化学薬剤と比べてほぼ同等の防除効果をもつ、実用的にも有利な知見を得た。
シュードモナス フルオレセンス G7090細菌に関しては、病原菌クラビバクター・ミシガネンシス細菌に対し植物上で拮抗能を示すことで、該かいよう病に対して効果を示し、さらに小〜中程度の発病度の場合に、特に効果が出たものと推測される。
また、本発明における防除剤を、ナス科植物、すなわち植物の葉や茎などに接触させる際、ある特定の処理方法が、特に好ましいという知見も得た。例えば、詳細は後述するが、ナス科植物であるトマトをシュードモナス フルオレセンス G7090溶液に浸漬処理したり、もしくはトマトに対し、散布処理を行ったりすることで発病を抑制でき、中でも散布処理を行うことで、さらに高い防除効果を持つことができる知見を得た。
このように、従来、腐敗病に対して防除能を有するシュードモナス フルオレセンス G7090細菌が、異なる病原菌であるトマト等のナス科植物のかいよう病に対しても防除効果を持つことがわかった。
すなわち、本発明は、以下の[発明1]−[発明5]に記載する、ナス科植物病害防除用の防除剤及び防除方法を提供する。
[発明1]
シュードモナス フルオレセンス G7090(Pseudomonas fluorescens G7090)細菌を有効成分として含むことを特徴とする、ナス科植物病害防除用の防除剤。
[発明2]
ナス科植物病害がかいよう病である、発明1に記載の防除剤。
[発明3]
発明1又は2に記載の防除剤を、ナス科植物に接触させることを特徴とする、ナス科植物のかいよう病害の防除方法。
[発明4]
発明1又は2に記載の防除剤を、水と混ぜ合わせて懸濁液とし、該懸濁液をナス科植物に散布処理することを特徴とする、ナス科植物のかいよう病害の防除方法。
[発明5]
ナス科植物がトマトである、発明3又は4に記載の方法。
本発明によれば、シュードモナス フルオレセンス G7090(Pseudomonas fluorescens G7090)細菌がクラビバクター・ミシガネンシスによるナス科植物のかいよう病病害を、高い防除能で防除することが可能となった。また、本発明は、生きた細菌を生物防除策として用いる方法であり、現在使用されている化学薬剤を必要としない。薬害がなく安全な植物病害の防除方法を提供するものである。
以下に本発明を詳細に説明する。本発明は、シュードモナス フルオレセンス G7090(Pseudomonas fluorescens G7090)細菌を有効成分として含むことを特徴とする、ナス科植物のかいよう病害への防除剤及びそれを用いたナス科植物のかいよう病害の防除方法である。
ここで、シュードモナス フルオレセンス細菌について説明する。シュードモナス フルオレセンス細菌は土中・水中に非常に広く分布し、グラム陰性の桿菌で、一般的には運動性があって、1乃至数本の極性鞭毛を持つ。
中でもシュードモナス フルオレセンス G7090(Pseudomonas fluorescens G7090)細菌はレタスなどのキク科作物を始めとした広範な植物が罹病する病害(腐敗病)を防除に特に有効であることを見出し、該当菌株を、独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターに寄託することで以下の受託番号を得、特許文献11に開示されている。
シュードモナス フルオレセンス G7090 FERM P-17763
本発明者らは、本発明の対象とするナス科植物のかいよう病害の防除の為のシュードモナス フルオレセンス G7090細菌が優れていることを見出した。
本菌は、病原菌クラビバクター・ミシガネンシス細菌に対して拮抗能を有することから、トマト等のナス科植物の細菌性病害であるかいよう病に対して高い防除効果を発揮することができる。
本菌はナス科植物の根、茎、葉への定着性が特によい。
本発明における、シュードモナス フルオレセンス G7090細菌を有効成分として含む防除剤の、植物病害の対象とされる植物は、トマト、ナス、ピーマン等のナス科植物であるが、この中でも特にトマトについて、好適にかいよう病に対して防除することができることからも、好ましく用いられる。
次に、シュードモナス フルオレセンス G7090細菌の培養や培地について説明する。
生育に可能な炭素源、窒素源、無機物を適当に含有している培地であれば、天然培地、合成培地のいずれも用いることができる。培地としては802培地、ブイヨン培地、キングB培地、PS培地、PDB培地などが例示できる。以上のような培地で15〜42℃、好ましくは28℃〜35℃で10〜35時間培養し増殖させたのち、遠心分離機もしくは膜濃縮機により濃縮して集菌を行い、培地成分を取り除く。この操作によりそれぞれの菌体の濃度は通常1〜50×1010cfu/ml程度に濃縮される。
ついで、湿菌体に糖類等の保護剤を加え、真空乾燥するものである。真空乾燥する前に保護剤と混合した菌体を予備凍結し、凍結したまま真空乾燥することが菌の生存率を維持するためには好ましい。なお、保護剤は水溶液の状態で菌体と混合してもよく、個体のまま混合してもよい。
次に、固定化について説明する。固定化とは、前述の培養した菌に対し、保護剤を加えて真空乾燥する操作を言う。固定化についても特に制限はなく、シュードモナス フルオレセンス G7090細菌の培養後、保護剤としてグルコース、フルクトース、シュークロースおよびトレハロースなどの糖類の1つもしくは複数の混合物を用いて行うことができる。
次に製剤化について説明する。製剤化とは、前述の固定化した培養菌体に対し、担体を混合して製剤にする操作を言う。
本発明で用いるシュードモナス フルオレセンス G7090細菌は、培養後の生菌をそのまま使用しても良いが、菌体を固定化後に固体(粉剤または粒剤、水和剤)、または液体の担体と混合し、製剤として調製することができる。製剤の調製の際に用いる担体としては、タルク、クレー、炭酸カルシウム、ケイソウ土などの鉱物性粉末や、ピートモス、さらには、ポリビニルアルコールなどの高分子化合物、ザンサンゴムやアルギン酸などの天然高分子化合物などがある。
次に、シュードモナス フルオレセンス G7090細菌を用いたトマト等のナス科植物のかいよう病病害への防除方法について説明する。
一般に、トマト等のナス科植物の生産は育苗トレイに育苗培土を詰めて播種する。3〜5週間育苗した後に、圃場(畑)に定植を行う。ここでいう定植とは、植物を苗床から畑に移して、本式に植えることを言う。
本発明のシュードモナス フルオレセンス G7090細菌は、トマト等のかいよう病の対象となる植物の葉や茎などに接触させることにより、抗菌剤としての効果を示す。
例えば、
i)当該細菌をそのままで、又は細菌を固体もしくは液体の製剤にした後、水を加えて懸濁液とする。
ii)次に、2〜5週間程育苗した後、定植前のナス科植物にi)の懸濁液に浸漬処理を行う、又はi)の懸濁液を葉や茎に接種処理を行う、もしくは苗全体に散布処理を行う
以上の処理方法を行うことで、通常、かいよう病を防除することができるが、この中でも、浸漬処理又は散布処理が好ましく、ナス科植物病害に対して高い防除効果を持ち、また作業効率性という点からも、散布処理が特に好ましい処理方法として挙げられる。
例えば、本発明の実施例1において、トマトを、シュードモナス フルオレセンス G7090細菌、及び病原菌クラビバクター・ミシガネンシスを水で希釈して調製した細菌懸濁液に浸漬処理を行うことや、実施例2では、トマトに対し、シュードモナス フルオレセンス G7090細菌を散布処理することは、特に好ましい態様の一つである。
本防除剤は、定植前のみならず、定植時や定植後に処理することも可能であり、浸漬処理や接種処理、散布処理をそれぞれ組み合わせることもでき、当業者が適宜調整することが可能である。
次に、シュードモナス フルオレセンス G7090細菌における濃度の調整方法について説明する。
まず、シュードモナス フルオレセンス G7090細菌の濃度は、後述する濃度範囲になるようにそのまま、もしくは水で調整する。
一方、細菌を固体または液体の製剤にする場合は、後述する濃度範囲になるように製剤を加えて調整した後、そのまま、もしくは水で希釈して、育苗後2〜3日後の育苗に接触させる。
次に、細菌における具体的な菌濃度について説明する。
まず、シュードモナス フルオレセンス G7090細菌、この細菌をそのまま接触させる場合、菌濃度は通常105cfu/g〜1011cfu/gであるが、好ましくは106cfu/g〜109cfu/g、より好ましくは107cfu/g〜109cfu/gである。
なお、この細菌をそのまま育苗培土に対し、水で希釈して懸濁液とすることもできる。この場合の菌濃度は通常105cfu/ml〜1011cfu/mlであるが、好ましくは106cfu/ml〜109cfu/ml、より好ましくは107cfu/ml〜109cfu/mlである。
一方、シュードモナス フルオレセンス G7090細菌を前述した固体(粉剤または粒剤、水和剤)または液体の製剤にした後に、播種時の育苗培土に接触することもできる。この場合、固体の製剤(粉剤または粒剤)の場合は、通常105cfu/g〜1011cfu/gであるが、好ましくは106cfu/g〜109cfu/g、より好ましくは107cfu/g〜109cfu/gである。
このように、本発明ではシュードモナス フルオレセンス G7090細菌を有効成分として含む防除剤を用いることにより、発病程度の高い土壌においても、高い防除効果を発揮することができる。
次に実施例を示すが、本発明は以下の実施例によって限定されるものではない。
なお、実施例に用いた培地の組成を次に示す。
ブイヨン培地:肉エキス 3g、ペプトン 10g、NaCl 15g、水1L、pH7.0
シュードモナス フルオレセンス G7090(Pseudomonas fluorescens G7090)を菌濃度4×107 cfu/mlになるように水で調整し、次に、病原菌クラビバクター・ミシガネンシス(Clavibacter michiganensis)をそれぞれ水で希釈して2×106 cfu/ml、2×107 cfu/ml、2×108 cfu/mlに調整したものを前記シュードモナス フルオレセンス G7090(Pseudomonas fluorescens G7090)細菌と混合し、3種類の懸濁液を作成した。
次に本葉1〜2葉期のトマト(品種桃太郎)を育苗床から抜き取り、前記3種類の細菌懸濁液それぞれに該トマトを30分間浸漬処理した後、殺菌土壌に移植した。その後、3週間後に発病調査した。
次に、比較対照として病原菌クラビバクター・ミシガネンシスのみの処理区(無処理区)、そして化学薬剤であるカスガマイシン・銅水和剤を用いた結果も併せて表1に示す。
発病程度はトマトの発病の状態から発病指数、発病度、そして防除価を算出し、評価した。
発病の判定(発病指数)
0:病徴を認めない
1:病徴が1/3未満
2:病徴が1/3〜2/3未満
3:病徴が2/3以上、ただし枯死には至っていない。
4:枯死

Σ(発病程度別苗数×発病指数)
発病度= ───────────────── ×100
調査苗数×4

(無処理区の発病度)−(処理区の発病度)
防除価= ───────────────────── ×100
無処理区の発病度
Figure 2009040742
表1の結果から、シュードモナス フルオレセンス G7090(Pseudomonas fluorescens G7090)を用いて処理した場合、化学薬剤と比べてもほぼ同等の防除効果を持つことがわかる。
ポットに栽培した本葉3〜4葉期のトマト(品種桃太郎)にシュードモナスフルオレセンス G7090(Pseudomonas fluorescens G7090)を菌濃度1×108 cfu/mlに希釈して300L/10アールの割合で散布し、翌日に病原菌クラビバクター・ミシガネンシス(Clavibacter michiganensis)を、菌濃度1×106 cfu/mlまたは1×107 cfu/mlにそれぞれ希釈して300L/10アールの割合で散布した。
10日後、再度シュードモナス フルオレセンス G7090(Pseudomonas fluorescens G7090)を菌濃度5×107 cfu/mlに希釈して300L/10アールの割合で散布し、さらに翌日、病原菌クラビバクター・ミシガネンシス(Clavibacter michiganensis)を、菌濃度1×106 cfu/mlまたは1×107 cfu/mlにそれぞれ希釈して300L/10アールの割合で散布し、その後、4週間後に発病調査した。
次に、比較対照として病原菌クラビバクター・ミシガネンシスのみの処理区(無処理区)、そして化学薬剤であるカスガマイシン・銅水和剤を用いた結果も併せて表3に示す。
発病指数、発病度、そして防除価の計算方法については実施例1と同様に行った。
Figure 2009040742
表2の結果では、シュードモナス フルオレセンス G7090(Pseudomonas fluorescens G7090)を用いて処理した場合、化学薬剤と比べて高い防除効果を持つことがわかる。

Claims (5)

  1. シュードモナス フルオレセンス G7090(Pseudomonas fluorescens G7090)細菌を有効成分として含むことを特徴とする、ナス科植物病害防除用の防除剤。
  2. ナス科植物病害がかいよう病である、請求項1に記載の防除剤。
  3. 請求項1又は2に記載の防除剤を、ナス科植物に接触させることを特徴とする、ナス科植物のかいよう病害の防除方法。
  4. 請求項1又は2に記載の防除剤を、水と混ぜ合わせて懸濁液とし、該懸濁液をナス科植物に散布処理することを特徴とする、ナス科植物のかいよう病害の防除方法。
  5. ナス科植物がトマトである、請求項3又は4に記載の方法。
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