JP4918000B2 - 内燃機関 - Google Patents

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本発明は,底部のオイルパン内に溜まった潤滑油の油面を検出するための装置を備えた内燃機関に関するものである。
従来,オイルパンの油面検出装置は,例えば,特許文献1に記載されているように,オイルパン内に,潤滑油の油面に浮かぶフロートを,ガイド部材にて,自在に上下動するように支持し,このフロートにおける前記ガイド部材に対する上下方向の相対位置を検出するという構成であったが,この構成では,前記フロートが,潤滑油における油面の動揺及び波立ち等に応じて,そのガイド部材に対して首振り運動し,この首振り運動のために,上下動の途中でガイド部材に引っ掛かる事態を招来するおそれが大きかった。
そこで,先行技術としての特許文献2及び3は,前記フロートを,二本のガイド部材によって上下動自在に支持するという構成を提案している。
実開昭56−56142号公報 実開平3−89915号公報 実開平5−21108号公報
この先行技術の構成によると,フロートの首振り運動を二本のガイド部材による支持で抑制できるから,前記首振り運動に起因する引っ掛かりによって上下動不能となることを少なくすることができる。
しかし,その反面,前記フロートと,これを上下動自在に支持する二本のガイド部材とは,油面の動揺及び波立ちにより,相対的に常に同じ箇所において激しく擦り合うために,その部分における局部的な摩耗が増大するから,この局部的な摩耗に起因して,フロートがその上下動の途中で上下動不能に引っ掛かるおそれがあるという問題があった。
この摩耗による不具合を解消するには,前記フロート及び二本のガイド部材を,耐摩耗性に優れた材料製にすれば良いが,これではコストの大幅なアップを招来する。
本発明は,コストのアップを招来することなく,前記した問題を解消することを技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するため本発明の請求項1は,
シリンダブロックに設けたオイル落とし孔から潤滑油が戻されるオイルパンの内部にオイル吸い込み口と油面検出用フロートとを設けており,前記オイル落とし孔から前記オイルパンに戻った潤滑油は前記オイル吸い込み口に向かって流れる構成であって,
前記フロートは平面視円盤形であってガイド部材にて上下動自在及び水平回転自在に支持されており,前記オイル落とし孔とオイル吸い込み口とを,平面視で前記フロートの回転中心を通る直線のうち潤滑油の流れ方向に延びる1つの仮想直線を挟んだ一方の領域に配置することにより,前記潤滑油の流れによって前記フロートが水平回転するようになっている」
ことを特徴としている。
更にまた,本発明の請求項は,「請求項1の記載において,平面視で前記仮想直線を挟んだ他方の領域に,前記ガイド部材が設けられた腕部材を配設している」
ことを特徴としている。
加えて,本発明の請求項は,「請求項1又は2において,前記フロートの外周に,羽根又は溝を周方向に沿って複数設けている」
ことを特徴としている。
求項1に記載した構成によると,オイルパン内における潤滑油の油面に浮かぶ円盤型のフロートの外周の一部が,当該一部に接する接線の方向に流れる潤滑油に接することにより,前記潤滑油の流れにてフロートに回転力が付与されるから,フロートは鉛直方向を中心軸として水平回転することになる。
このようにフロートが回転することにより,当該フロートが潤滑油における油面の動揺及び波立ち等に応じて首振り運動することを抑制できるとともに,当該フロートとこれを支持するガイド部材との間に局部的な摩耗が発生することを回避でき,その上,前記フロートが回転することで当該フロートとガイド部材とが互いに摺動部分に潤滑油を積極的に供給できてその部分の摩耗を減少することができるから,前記フロートが,首振り運動及び摩耗に起因して,その上下動の途中においてガイド部材に上下動不能に引っ掛かった状態になることを確実に低減でき,潤滑油の油面検出の確実性を,耐摩耗性に優れた材料製にすることなく,ひいては,コストのアップを招来することなく,大幅に向上できる。
記請求項に記載した構成にすると,フロートを支持する腕部材がオイル吸い込み口に向かう潤滑油の流れの妨げになることを回避できるから,前記した効果を助長できる。
加えて,前記請求項に記載した構成によると,前記フロートにより強い回転力を付与できるから,前記した効果を助長できる。
以下,本発明の実施の形態を図1〜図3の図面について説明する。
図1〜図3において,符号1は,複数の気筒を備えた内燃機関におけるシリンダブロックを,符号2は,前記シリンダブロック1の下面に締結したオイルパンを各々示す。
前記シリンダブロック1には,前記オイルパン2内へのオイル落とし孔3が,平面視でクランク軸線4の方向に並ぶ各シリンダ5の間の部位に設けられている。
一方,前記オイルパン2には,当該オイルパン2内のうち前記クランク軸線4に沿った一端部寄りの部分に潤滑油ポンプ(図示せず)へのオイル吸い込み口6が配設されており,これにより,前記オイルパン2内における潤滑油は,潤滑油ポンプに前記オイル吸い込み口6より潤滑油ポンプに吸い込まれ,内燃機関における各種の作動部分に供給されたのち前記各気筒5間におけるオイル落とし孔3等のオイル戻り箇所からオイルパン2内に戻るように構成されている。
また,前記各図において,符号7は,従来から良く知られている油面検出装置を示し,この油面検出装置7は,前記オイルパン2内の潤滑油の油面に浮かぶフロート8と,このフロート8を自在に上下動するように支持するガイド部材9と,このガイド部材9を前記オイルパン2に対して支持する腕部材10とから成り,フロート8と前記ガイド棒との上下方向の相対位置を検出することによって,前記潤滑油の油面を検出するという構成である。
そして,前記油面検出装置7におけるフロート8を円盤型に構成する一方,前記ガイド部材9をその軸線を鉛直にした一本の円柱体に構成して,このガイド部材9に前記フロート8を回転自在で且つ軸線方向に摺動自在に被嵌している。
更に,面視(図1)において,前記フロート8の回転中心を通ってフロート8の軸線と直角に交わる仮想の直線のうちオイル落とし孔3及びオイル吸い込み口6の並び方向に沿って延びる1つの仮想直線12を挟む左右両側の領域のうち一方側の領域に,前記オイル吸い込み口6及びオイル落とし孔3を配設する。
そして,前記仮想直線12を挟む左右両側の領域のうち一方側の領域には,二点鎖線矢印Aで示すように,前記オイル落とし孔3から前記オイル吸い込み口6に向かう潤滑油の流れが発生しているが、この潤滑油の流れの中心は、フロート8の外周の一部に対して、近接しているか或接することになる。
加えて,前記油面検出装置7は,前記オイルパン2の側面から当該オイルパン2内に挿入するようにして装着するという構成であり,そのフロート8を支持する腕部材10は,平面視(図1)において,前記仮想直線12を挟む左右両側の領域のうち他方側の領域に,前記二点鎖線矢印Aで示す潤滑油の流れから離れる方向に延びている。また,前記ガイド部材9の上端には,フロート8の抜けを防止するためのストッパー11が設けられている。
この構成において,前記オイルパン2内における潤滑油の油面に浮かぶ円盤型のフロート8には,その外周における一部に,二点鎖線矢印Aで示すようにオイル吸い込み口6に向かう潤滑油の流れの中心がフロート8の外周の一部に接線状に(すなわち,接線に近い状態で)近接するかしていることにより,前記潤滑油の流れにてフロート8に回転力が付与されるから,フロート8は鉛直方向を中心軸として回転する。
そして,前記フロート8が回転することにより,当該フロート8が潤滑油における油面の動揺及び波立ち等に応じて首振り運動することを抑制できるとともに,当該フロート8とこれを支持するガイド部材9との間に局部的な摩耗が発生することを回避できるのであり,その上,前記フロート8が回転することで当該フロート8とガイド部材9との摺動部分に潤滑油を積極的に供給できるからその部分における摩耗を減少することができる。
この場合において,前記円盤型にしたフロート8における外周に,図4に示すように,羽根13を円周方向に沿って複数の等分箇所に設けるか,又は,図5に示すように,溝14を円周方向に沿って複数の等分箇所に設けることにより,前記フロート8により強い回転力を付与することができる。
オイルパンの平面図である。 図1のII−II視断面図である。 図1のIII −III 視断面図である。 フロートの別の例を示す斜視図である。 フロートの更に別の例を示す斜視図である。
1 シリンダブロック
2 オイルパン
3 オイル落とし孔
4 クランク軸線
5 シリンダ
6 オイル吸い込み口
7 油面検出装置
8 フロート
9 ガイド棒
10 腕部材
12 仮想直
13 羽根
14 溝

Claims (3)

  1. シリンダブロックに設けたオイル落とし孔から潤滑油が戻されるオイルパンの内部にオイル吸い込み口と油面検出用フロートとを設けており,前記オイル落とし孔から前記オイルパンに戻った潤滑油は前記オイル吸い込み口に向かって流れる構成であって,
    前記フロートは平面視円盤形であってガイド部材にて上下動自在及び水平回転自在に支持されており,前記オイル落とし孔とオイル吸い込み口とを,平面視で前記フロートの回転中心を通る直線のうち潤滑油の流れ方向に延びる1つの仮想直線を挟んだ一方の領域に配置することにより,前記潤滑油の流れによって前記フロートが水平回転するようになっていることを特徴とする内燃機関。
  2. 請求項1の記載において,平面視で前記仮想直線を挟んだ他方の領域に,前記ガイド部材が設けられた腕部材を配設していることを特徴とする内燃機関。
  3. 請求項1又は2において,前記フロートの外周に,羽根又は溝を周方向に沿って複数設けていることを特徴とする内燃機関。
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