JP4916822B2 - 小型ボールペン - Google Patents

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Description

本発明は、小型ボールペンに関し、特に、携帯時には短く、使用時には全長を長くすることができ、しかも、携帯電話のストラップやネックストラップ等への着脱が容易に行なうことができる小型ボールペンに関する。
従来の小型ボールペンとしては、例えば、所定長さのキャップ内に挿入されて収納されたボールペン本体を、キャップから取り出し、キャップをボールペン本体のペン先とは反対側の端部に連結装着することにより使用に支障のない長さにすることを可能とした小型ボールペンが知られている。
また、ペン先の繰出機構の構造を簡単化すると共に、ペン先を突出及び引込位置で確実に固定し得るボールペンにおけるペン先繰出機構が提案されている。すなわち、軸筒の上端に冠材固着し、この冠材の中央に設けた切込にクリップの上端部後側に連設した円形板部を挿入してその下側寄りの変心位置をピンにより回動可能に固定すると共に、円形板部周縁の上下に半円状の凹入溝を設け、ボールペン芯を挿着した管状部材を軸筒内に昇降可能に挿入し、かつ管状部材の上端に嵌着した蓋体上端の円弧部を円形板部に設けた上下の凹入溝に圧入させる方向にコイルスプリングを作用させ、クリップを操作することによりボールペン芯を引込んだ位置及び突出位置で安定させるようにしたものである(登録実用新案第3080608号公報(特許文献1))。
しかし、上述した従来の小型ボールペンは、使用するたびごとにキャップからボールペン本体を取り外さなければならず面倒であり、しかもボールペン本体とキャップが分離する構造であるため使用時や携帯時にキャップ又はボールペン本体を紛失してしまうおそれがある。
また、上述した従来のボールペンのペン先繰出機構にあっては、クリップを引き起こして使用状態にすると全長が軸筒の長さにクリップの長さを加えた長さとなるので全体が長すぎて使い勝手が悪くなるという問題点があった。
そのため、本願発明者は、小型で携帯が容易でありながら使用状態において使用しやすい長さとなって容易に筆記を行なうことが可能となる小型ボールペンを提案した(特開2005−35174号公報(特許文献2))。すなわち、ボールペンの本体の端部側に回転中心を有するクリップを設け、このクリップを引き起こして本体の軸方向に延伸するようにして位置させたときにペン先が繰り出されてロックされると共に、ペン先のロックを解除してクリップを元の位置に戻すと繰り出されたペン先が本体内に引き込まれてその状態でロックされるように形成されたペン先の繰り出し機構を備えており、クリップを引き起こすことによってペン先を繰り出してロックしたときにちょうど持ちやすい長さとなるようにしたものである。
実用新案登録第3080608号公報 特開2005−35174号公報
特許文献2に示された小型ボールペンは、これまでの不都合を解消し、当初の目的を十分に達成し得るものであった。しかしながら、クリップを引き起こしてロックする際に、使用者によってはクリップを最後まで引き起こす動作が確実に行なわれないことに起因してクリップが固定されないと指摘されることがあった。
また、クリップを引き起こして非使用状態から使用状態にする際のクリップのロックは比較的強い力を要し、使用状態から非使用状態にする際のクリップのロックが比較的弱い力で解除される傾向があった。
さらに、非使用状態におけるクリップがその状態でしっかり保持されずガタついて安定しないという問題があった。
さらに、クリップに取り付けたストラップが外れやすいという傾向もあった。
そこで、本発明は、小型で携帯が容易でありながら使用状態において使用しやすい長さとなって容易に筆記を行なうことが可能な従来の小型ボールペンをさらに改良し、クリップを引き起こしてロックするまでの動作を安定且つスムーズに行なうことを可能とし、そして、クリップを確実にロックさせることが可能な小型ボールペンを提供することを目的とする。
また、本発明は、使用状態及び非使用状態においてクリップがふらつくことなく安定して固定され、それによって筆記の際にも使用感のよい小型ボールペンを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、携帯電話のストラップ等の保持部材にクリップを引っ掛けて持ち歩く際にも脱落することなく確実に掛止されることが可能な小型ボールペンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、U字状に湾曲したU字部を備えると共に、端部に回転基部が設けられたクリップをボールペン本体に回転可能に取り付け、回転基部を中心としてクリップを引き起こすように回転させてボールペン本体の軸方向に延伸する位置に移動させることによりクリップのU字部の外側面がペン軸を保持した中間体を押し下げ、それによってペン先が繰り出された状態でロックされると共に、ロックを解除してクリップを元の位置に戻すと繰り出されたペン先がボールペン本体内に引き込まれるような繰り出し機構を備えた小型ボールペンにおいて、クリップのU字部の外側面には、中間体の上部頂面部に形成された被係合部と係合する係合部が形成され、中間体は、係合部と被係合部とが係合する際に生じる力によって中間体のクリップ側の側面がボールペン本体の内壁に当接するように形成され、それによってガタつくことなく安定した係合動作が行なわれるようにされると共に、クリップ側の側面下部及び当該クリップ側とは反対側の側面上部には傾斜部が設けられ、係合部と被係合部との係合を解除してクリップを元の位置に戻す際には中間体のクリップ側の側面下部及び中間体のクリップ側とは反対側の側面上部に設けられた傾斜部によって中間体を傾斜させることによって係合部と被係合部との係合が容易に解除されるように構成されたことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項2記載の発明は、請求項1に記載の小型ボールペンにおいて、クリップのU字部の外側面に形成された係合部は、中間体の上部頂面部に形成された被係合部にスムーズに乗り上げ可能な角度で形成されたテーパー部と、そして、テーパー部の最大高さよりも僅かに低い高さに形成された当接部とを備えてなることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項記載の発明は、請求項1又は2に記載の小型ボールペンにおいて、回転基部の外側面には、クリップを回転させたときに中間体の上部頂面部に形成された被係合部と接触してさらにそれを乗り越えるように形成された段部を有し、クリップが僅に回転したときに段部を一旦被係合部に接触させることによってクリップの回転が開始される前に抵抗を生じさせるようにされたことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項記載の発明は、請求項に記載の小型ボールペンにおいて、クリップが完全に閉じた状態から段部が被係合部を乗り越える直前までの間に位置している場合に、クリップに加わる力を除去するとクリップは原位置に復帰するようにされたことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項記載の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の小型ボールペンにおいて、クリップには、クリップが過剰に回転するのを防止するための回転止めが設けられていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項記載の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の小型ボールペンにおいて、クリップの内側面にはストラップ等の保持用部材を掛止した際に保持用部材が脱落するのを防止するためのストッパが設けられ、ストッパは、クリップを閉じてペン軸を収納した状態にしたときにその頂部がボールペン本体の外側面よりも内側にするように形成されてなり、それによって保持用部材はボールペン本体とクリップとの間に形成される空間部に保持される共に、クリップを閉じた状態において保持部材を空間部内への導入促し且つ脱落を阻止するための傾斜面が形成されたことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項記載の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の小型ボールペンにおいて、ボールペン本体の外側面には前記クリップを閉じてストラップ等の保持用部材を掛止した際に保持用部材が脱落するのを防止するためのストッパが設けられ、ストッパは、クリップを閉じてペン軸を収納した状態にしたときにその頂部がクリップの内側面よりも内側に位置するように形成されてなり、それによって保持用部材はボールペン本体とクリップとの間に形成される空間部に保持される共に、クリップを閉じた状態において保持部材を空間部内への導入促し且つ脱落を阻止するための傾斜面が形成されたことを特徴とする。
本発明に係る小型ボールペンによれば、クリップのU字部の外側面に形成した係合部が、中間体の上部頂面部に形成した被係合部と係合するように形成され、中間体には、クリップを引き起こして係合部と被係合部とが係合する際に生じる力によって中間体のクリップ側の側面がボールペン本体の内壁に当接するように形成され、それによってガタつくことなく安定した係合動作が行なわれるようにようにしたのでクリップを引き起こしてロックするまでの動作を安定且つスムーズに行なうことができると共に、クリップをロックさせるときの安定感を使用者に与えることができるという効果がある。
また、係合部と被係合部との係合を解除してクリップを元の位置に戻す際には中間体のクリップ側の側面下部及び中間体のクリップ側とは反対側の側面上部に設けられた傾斜部によって中間体を傾斜させることによって係合部と被係合部との係合が強くても容易に解除されるようにしたのでスムーズにクリップを動かすことができるという効果がある。
さらに、中間体の上部頂面部の被係合部をスムーズに乗り上げ可能な角度で形成されたテーパー部と、テーパー部の最大高さよりも僅かに低い高さに形成された当接部とを備えて構成したので、クリップを引き起こしてロックする際にそれほど抵抗なくクリップを最後まで引き起こしてロックすることができると共に、ロックの解除に際してはテーパー部の最大高さ部分が斜めになった状態の中間体の頂面部と接触するので係合部と被係合部との係合が強力であってもスムーズに解除動作を行なうことができるという効果がある。
また、係合部のテーパー部を内側に凹んだ凹面状とすることにより被係合部との係合の際の音をより大きく発するようにしたので係合動作と一体になった違和感のない音を使用者に与えることができ、また係合音による遊び心をも提供できるという効果がある。
また、回転基部の外側面に段部を形成し、クリップが完全に閉じられた状態から僅に開いたところで一旦段部を被係合部に接触させ、さらに被係合部を乗り越えるようにしてクリップの回転が進行する前に一旦抵抗を生じさせるようにしたので意図しない力によってクリップが不用意に回転してしまうことが防止されるという効果がある。
また、クリップが完全に閉じた状態から段部が被係合部を乗り越える直前までの間に位置している場合に、クリップに加わる力を除去するとクリップは原位置に復帰するようにしたので、クリップが僅かに開いて係合段部と被係合部との接触による抵抗を受ける状態となるまでの間に生じるクリップとボールペン本体との間の隙間からストラップ等の保持用部材を容易に挿入することができ、しかもクリップに加わる力を除去すればクリップは閉じた状態に復帰するのでストラップ等の保持用部材が簡単に脱落することがないという効果がある。
さらに、本発明によれば、クリップが過剰に回転するのを防止するための回転止めを設けたので使用状態においてクリップがふらつくことなく安定して保持され、筆記の際の使用感のよい小型ボールペンを提供することができるという効果がある。
また、本発明によれば、ストッパは、クリップの内側面又はボールペン本体の外側面に設けると共に、ストッパの頂部がボールペン本体の外側面又は、クリップの内側面よりも内側に位置するようにしたので携帯電話のストラップ等の保持部材にクリップを引っ掛けて持ち歩く際にも脱落することなく確実に掛止することができるという効果がある。さらに、ストッパは、クリップを閉じた状態において保持部材を空間部内への導入を促し且つ脱落を阻止するための傾斜面を形成したのでクリップの原位置(閉じた状態)への復帰機能と相俟ってストラップ等の保持部材の挿着を容易且つ確実に行なうことができるという効果がある。
本発明に係る小型ボールペンについて図示された一実施形態に基づいて、更に詳しく説明する。
図1は本発明に係る小型ボールペンの一実施形態を示す斜視図、図2はペン先を繰り出した状態の斜視図、図3はその分解斜視図である。また、図4は図1の小型ボールペンの断面図、図5はペン先を繰り出した状態の断面図である。図示された小型ボールペン10は、概略として、本体1と、ペン軸2と、クリップ3と、中間体4と、弾性体5と、そして、ピン6と、を有して構成されている。
初めに、本体1について説明する。本体1は、その内部に中空1dを備えた筒状体で、その一端にはペン軸2のペン先2aが出入りする出入孔1aが形成されている。本体1の中空部1dにはペン軸2、中間体4及び弾性体5が内装されるようになっている。一方、本体1の他端側には後述するクリップ3の回転基部3aを取り付けるための中心孔1cが穿設されている。この中心孔1cは、クリップ3を回転させる際の回転中心となる。本体1は、合成樹脂により形成されているが、もちろんこれに限定されるものではなく、アルミニウム合金やマグネシウム合金等の金属の他、木材等、種々の材料によって形成することが可能である。
次に、ペン軸2について説明する。ペン軸2は、一般に用いられているボールペンの軸と同じ機能及び構成を有しており、図3に最も良く示されているように、インクが充填された略円筒形状のペン軸2の先端に設けられたペン先2aからインクを送り出して筆記を行うものである。そして、ペン先2aとは反対側の開放端部2c近傍にはペン軸2の直径よりも外側に突出した耳部2bが形成されており、開放端部2c側を後述する中間体4に形成された挿入穴4aに挿入した際、耳部2bが中間体4の表面に当接してそれ以上の挿入が阻止されるようになっている。そして、ペン軸2は、コイルバネである弾性体5の内部に挿入された状態で本体1内に組み立て配置される。
次に、弾性体5は、螺旋形状のコイルバネであり、その内部にペン軸2が挿入可能な大きさの直径を有して形成されている。いうまでもなく弾性体5の直径は出入孔1aの直径よりも大きいので出入孔1aから飛び出すことなく係止される。一方、それとは反対側の弾性体5の端面はペン軸2の耳部2bに当接して配置されており、それにより弾性体5は中間体4の上下運動によって押圧されて伸縮運動をするようになっている。
次に、中間体4は、図6に示すように、略直方体形状をした部材で、本体1内にペン軸2と後述するクリップ3の回転基部3aの間に位置して配置される。中間体4の底部にはペン軸2の開放端部2cが挿入される挿入穴4aが形成され、頂面にはクリップ3に設けられた段部3b及びU字部3eに設けられた係合部3cがそれぞれ係合する被係合部4bが形成されている。挿入穴4aは、ペン軸2の開放端部2cの径よりも僅かに大きく、耳部2bの幅よりも狭く形成されている。中間体4は、合成樹脂により形成されているが、金属や木材等の種々の材料で形成することができることは本体1の場合と同様である。そして、中間体4は、係合部3cと被係合部4bとが係合する際には中間体4のクリップ3側の側面がボールペン本体1の内壁に当接するようにして配置される。これにより、クリップ3を引き起こしてロックする際にガタつくことなく安定した係合動作が行なわれることとなる。
また、中間体4は、被係合部4bが形成されている側の上部側面4cと、それとは反対側の下部側面4dがそれぞれ所定の角度で内側に傾斜した傾斜面とされている。これにより、図7に示すように、クリップ3を引き起こした(開いた)筆記状態(図7(a))からペン軸2を収納してクリップ3を通常状態(閉じた)状態に戻す場合(図7(b))に、クリップ3を閉じる方向に回転させる際の初動時に生じる力によって中間体4を傾斜させるのでクリップ3の係合部3cと被係合部4bとの係合が強力であってもそれを解除する際の力を軽減することができる。これにより、使用者はクリップ3を使用状態にした時に確かなロック感を感じると共にその解除も容易に行うことができるようになる。
次に、クリップ3は、概略として、回転基部3aと、クリップ部3dと、それらをU字状に繋ぐU字部3eを備えて形成されており、クリップ3の回転に伴って中間体4を上下移動させるようにして本体1に配置されている。
U字部3eは、クリップ部3dと回転基部3aとを繋ぐU字状に大きく湾曲した部分である。このU字部3eには、その外側面に係合部3cが設けられており、クリップ3を回転させて本体1の軸方向に沿って延伸する位置(クリップ3を開いた状態)に移動させた際に中間体4の被係合部4bと係合するようになっている。係合部3cは、図9に示すように、被係合部4bと係合する際に被係合部4bにスムーズに乗り上げることができるように比較的緩やかな角度で形成されたテーパー部31と、テーパー部31の最大高さよりも僅かに低い高さに形成された当接部32とを備えて形成されている。これにより、係合開始に際しては被係合部4bは比較的緩やかな角度のテーパー部31によってスムーズに摺動し、そして、係合完了時には当接部32がテーパー部31の最大高さよりも僅かに低く形成されていると共に、中間体4は弾性体5の弾性力によって上方側に付勢されているのでクリップ3がカチッと嵌まり込むこととなり使用者に心地よい使用感を与える。このとき、テーパー部31を図9(a)に示すようななだらかな円弧状のものから図9(b)に示すような少し凹んだ凹面状にすると当接部32が被係合部4bと係合するときに発する音がより大きくなる。これにより係合動作と一体になった違和感のない音を使用者に与えることができ、また、カチカチといった係合音による遊び感覚も提供できる。
また、被係合部4bとの係合を解除する際には、テーパー部31の最大高さ部分が斜めになった状態の中間体4の頂面部と接触するようになっているので係合部3cと被係合部4bとの係合が強力であってもスムーズに解除動作を行なうことができる。尚、テーパー部31の最大高さは上部側面4c及び下部側面4dの角度との関係によって適宜決定される。
回転基部3aは、本体1の中心孔1cにピン6によって回転可能に取り付けるための孔3gが穿設されており、クリップ3がピン6を回転中心として回転するようになっている。
また、回転基部3aには係合部3cとほぼ対向する側の外側面に位置して段部3bが形成されており、クリップ3を僅かに回転させたときに中間体4の上部頂面部に形成された被係合部4bと接触してさらにそれを乗り越えるようにしてクリップ3の回転が行なわれるようになっている。このようにクリップ3が僅に回転したときに段部3bを一旦被係合部4bに接触させることによってクリップ3の回転が開始される前に抵抗を生じさせることで意図しない力によってクリップ3が不用意に回転してしまうことが防止される。尚、段部3bの形状は少し角度を付けて形成してもよく、或いは角度を付けない曲面状とすることもできる。角度をつけると段部3cが被係合部4bを乗り越えるときの感触を明確に使用者に感じさせてメリハリのある使用感を与えることができ、角度をつけない場合には使用者にスムーズな回転を感じさせることができる。
また、クリップ3が僅かに開いて段部3bの斜面の途中に被係合部4bが位置するような状態となっているときには、中間体4が弾性体5の弾性力によって上方側に付勢されているのでその力によりクリップ部3dをもとの状態(クリップが閉じた状態)に引き戻すような力が働く。そのため、クリップ3が僅かに回転してしまった場合でもその力が除去されればクリップ3は閉じた状態に復帰する。もちろん、使用者が使用状態にするために意図的にクリップ部3dを回転させる方向に力を加えた場合には段部3bが被係合部4bを乗り越えてクリップ3は回転するように構成さている。
クリップ部3dは、ポケットやノート等を挟持する公知の機能を発揮する部分である。そして、クリップ部3dの内側面にはストラップ等の保持用部材9を掛止した際に保持用部材9が脱落するのを防止するためのストッパ3hが設けられている。保持用部材9は、ストッパ3hの頂部が本体1の内側に入り込み、U字部3eの内側に設けられた空間部3fを閉塞することによって形成される空間内に掛止されるようになっている。この空間部3fは、回転基部3aの回転中心近傍に位置すると共に、クリップ3を閉じた状態で本体1の長さ方向における中心軸線上に至る位置まで形成されているので、たとえ保持用部材9が引っ張られたとしてもクリップ3dは容易に回転することはなく、しかも保持用部材9はU字部3eの湾曲した内側面によって図4に示されているような本体1の長さ方向における中心軸線上の位置まで移動させられることになり容易に脱落することがない。
ストッパ3hは、クリップ部3dの内壁面から山状に突出するようにして形成されており、ペン軸2を収納した状態(クリップ3を閉じた状態)においてストッパ3hの頂部が本体1の外側面よりも内側に位置するようになっている。これにより、クリップ3が閉じた状態となったときにストラップ等の保持用部材9が空間部3fから脱落するのを防止する。尚、クリップ3が開いた場合でも段部3bが被係合部4bを乗り越えるまではストッパ3hの頂部は本体1の外側面よりも内側に位置するような高さとされている。
また、ストッパ3hは、ストラップ等の保持部材を空間部3fへ導入しやすくするために導入方向に向かってなだらかな傾斜面が形成されている。これに対して、それとは反対側はストラップ等の保持部材が容易に脱落することを阻止するためにクリップ部3dの内面に対
一方、ストッパ3hを本体1側に設け、ペン軸2を収納した状態(クリップ3を閉じた状態)においてストッパ3hの頂部がクリップ部3dの内側面よりも内側に位置するように形成することもできる。尚、ストッパ3hに関するその他の構成及び作用については上述と同様なのでその説明は省略する。
クリップ3には、さらにクリップ3を回転させて本体1の軸方向に沿って延伸する位置に移動させ、被係合部4bと係合部3cとの係合が行われた状態においてそれよりもクリップ3が過剰に回転するのを防止するための回転止め3kが設けられている。図10に示すように、クリップ3のU字部3eの縁部に段差が形成されており、その段差部分が回転止め3kとされている。これにより、クリップ3を回転させて本体1の軸方向に沿って延伸する位置に移動させ、被係合部4bと係合部3cとの係合が行われた状態において回転止め3kが本体1の表面に当接しクリップ3がそれ以上回転しないようになっている。これにより使用状態におけるクリップ3は安定して保持されることとなる。
上述したクリップ3は、本体1及び中間体4と同様に、合成樹脂より形成されているが、金属や木材等の種々の材料により形成することも可能である。尚、クリップ3は中間体4上を摺動しながら回転するので中間体4とクリップ3の材料は互いに摩擦の少ない滑りやすい材料で形成するとよい。
次に、上述した小型ボールペン10の動作について説明する。
まず、ペン軸2が収納された状態(クリップ3を閉じた状態)では、図1及び図4に示すように、弾性体5の弾性力により中間体4が上方に押し上げられた状態となっており、これによりペン先2aは本体1内に引き込まれた状態となっている。通常、この状態で小型ボールペン10の持ち運びが行われる。
小型ボールペン10を使用するには、まずクリップ3のクリップ部3dを本体1から離れる方向に回転させる(クリップ3を開く)。クリップ3が回転するのに伴って回転基部3a及びU字部3eの外側面が中間体4の頂面上を摺動しながら徐々に中間体4を下方側に押し下げていく。これは、回転中心から段部3bまでの長さよりも、回転中心から係合部3cまでの長さの方が長く形成されているからである。そのとき、クリップ3を僅かに回転させたところで段部3cが中間体4の上部頂面部に形成された被係合部4bと一旦接触し、さらにそれを乗り越えるようにしてクリップ3が回転する。尚、段部3bが被係合部4bを乗り越える前に回転のための力を除去するとクリップ3は閉じた状態に復帰する。
クリップ3をさらに回転させると、係合部3cが被係合部4bに接する位置に達する。そして、被係合部4bは係合部3cのテーパー部31にスムーズに乗り上げる。そして、被係合部4bはテーパー部31の最大高さを越えてそれよりも僅かに低い高さに形成された当接部32に至り、カチッと嵌まり込んで係合が完了する。この係合が行われるときには、中間体4のクリップ3側の側面がボールペンの本体1の内壁に当接するので係合位置が安定し、ガタつくことなく係合が行なわれ使用者に心地よい使用感を与える。そして、これによってペン軸2はペン先2aが出入孔1aから繰り出された状態で固定される。この状態ではクリップ部3dが半回転して本体1の軸線上に位置することとなるので小型ボールペン10の全長が長くなった状態となり、通常の長さを備えたボールペンと同じように使用することが可能となる。この結果、小型ボールペン10は使用しないときにはよりコンパクトに、そして使用する時には使いやすい長さとすることができる。具体的には、例えば、使用しないときには全長を約7cm程度の長さとし、使用時には全長を約10cm程度とすることができる。
使用可能状態(図2、図5参照)から収納状態(図1、図4参照)にするには上述の操作と逆の操作を実行すればよい。すなわち、クリップ3を閉じる方向に回転させる。このとき、クリップ3を回転させる際の初動時に生じる力によって係合部3cが被係合部4bを押圧して中間体4を傾斜させ、係合部3cと被係合部4bとの係合を解除する。そして、そのとき、係合部3cのテーパー部31の最大高さ部分が、斜めになった状態の中間体4の頂面部と接触するようになっているので係合部3cと被係合部4bとの係合が強力であってもスムーズな解除動作が行なわれる。係合が解除されると弾性体5の力によって中間体4が再び上方に押し上げられクリップ3は閉じて原位置に復帰し、ペン先2aは本体1内に引き込まれる。
一方、図4に示したように、小型ボールペン10にはストラップ等の保持用部材9を吊り下げることができるようになっている。ストッパ3hは。ストラップ等の保持部材9の導入方向に向かってなだらかな傾斜面とされているのでクリップ部3dと本体1との間から保持用部材9を導入すればその傾斜面によって案内されて簡単に取り付けることができる。このときクリップ3は段部3cが被係合部4bに接触する位置までは僅かの力で開くようになっているのでの保持部材9を簡単に空間部3fへ導入することができ、そして、その力を除去すればクリップ3は自然に原位置に戻る。
空間部3fに導入された保持用部材9は、ストッパ3hの傾斜面側とは反対側の形状はクリップ部3dの内面に対して略直角とされているので抜け落ちることなく保持用部材9の脱落が阻止される。尚、保持用部材9は、上述のように空間部3f部分に位置して掛止されることになるが、空間部3fは回転基部3aの回転中心近傍に位置しているので、たとえ保持用部材9が引っ張られたとしてもクリップ3dがその力によって容易に回転することがなく、従って保持用部材9の脱落することもない。
本発明に係る小型ボールペンの一実施形態の斜視図である。 図1の小型ボールペンのペン先を繰り出した状態の斜視図である。 図1の小型ボールペンの分解斜視図である。 図1の小型ボールペンの断面図である。 図1の小型ボールペンのペン先を繰り出した状態の断面図である。 中間体の一実施形態の斜視図である。 (a)は被係合部と係合部との係合状態における中間体を示す図、(b)は係合解除の際の中間体の動作を示す図である。 係合部と段部との係合状態を示す図である。 (a)は係合部の拡大図、(c)は凹面状とされた係合部の拡大図である。 回転止めを示す小型ボールペンの正面図である。
符号の説明
1 本体
1a 出入孔
1c 中心孔
1d 中空部
2 ペン軸
2a ペン先
2b 耳部
2c 開放端部
3 クリップ
3a 回転基部
3b 段部
3c 係合部
3d クリップ部
3e U字部
3f 隙間部
3g 孔
3h ストッパ
3k 回転止め
4 中間体
4a 挿入穴
4b 被係合部
4c 上部側面
4d 下部側面
5 弾性体
6 ピン
9 保持用部材
10 小型ボールペン
31 テーパー部
32 当接部

Claims (7)

  1. U字状に湾曲したU字部を備えると共に、端部に回転基部が設けられたクリップをボールペン本体に回転可能に取り付け、当該回転基部を中心として前記クリップを引き起こすように回転させて前記ボールペン本体の軸方向に延伸する位置に移動させることにより前記クリップのU字部の外側面がペン軸を保持した中間体を押し下げ、それによってペン先が繰り出された状態でロックされると共に、ロックを解除して前記クリップを元の位置に戻すと繰り出された前記ペン先が前記ボールペン本体内に引き込まれるような繰り出し機構を備えた小型ボールペンにおいて、
    前記クリップのU字部の外側面には、前記中間体の上部頂面部に形成された被係合部と係合する係合部が形成され、
    前記中間体は、前記係合部と前記被係合部とが係合する際に生じる力によって当該中間体のクリップ側の側面が前記ボールペン本体の内壁に当接するように形成され、それによってガタつくことなく安定した係合動作が行なわれるようにされると共に、前記クリップ側の側面下部及び当該クリップ側とは反対側の側面上部には傾斜部が設けられ、前記係合部と前記被係合部との係合を解除して前記クリップを元の位置に戻す際には前記中間体の前記クリップ側の側面下部及び当該中間体のクリップ側とは反対側の側面上部に設けられた傾斜部によって当該中間体を傾斜させることによって前記係合部と前記被係合部との係合が容易に解除されるように構成されたことを特徴とする小型ボールペン。
  2. 請求項1に記載の小型ボールペンにおいて、
    前記クリップのU字部の外側面に形成された前記係合部は、
    前記中間体の上部頂面部に形成された前記被係合部にスムーズに乗り上げ可能な角度で形成されたテーパー部と、そして、
    前記テーパー部の最大高さよりも僅かに低い高さに形成された当接部と、
    を備えてなることを特徴とする小型ボールペン。
  3. 請求項1又は2に記載の小型ボールペンにおいて、
    前記回転基部の外側面には、前記クリップを回転させたときに前記中間体の上部頂面部に形成された前記被係合部と接触してさらにそれを乗り越えるように形成された段部を有し、前記クリップが僅に回転したときに当該段部を一旦前記被係合部に接触させることによって当該クリップの回転が開始される前に抵抗を生じさせるようにされたことを特徴とする小型ボールペン。
  4. 請求項に記載の小型ボールペンにおいて、
    前記クリップが完全に閉じた状態から前記段部が前記被係合部を乗り越える直前までの間に位置している場合に、前記クリップに加わる力を除去すると当該クリップは原位置に復帰するようにされたことを特徴とする小型ボールペン。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の小型ボールペンにおいて、
    前記クリップには、当該クリップが過剰に回転するのを防止するための回転止めが設けられていることを特徴とする小型ボールペン。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の小型ボールペンにおいて、
    前記クリップの内側面にはストラップ等の保持用部材を掛止した際に当該保持用部材が脱落するのを防止するためのストッパが設けられ、
    前記ストッパは、前記クリップを閉じて前記ペン軸を収納した状態にしたときにその頂部が前記ボールペン本体の外側面よりも内側に位置するように形成されてなり、それによって前記保持用部材は前記ボールペン本体と前記クリップとの間に形成される空間部に保持される共に、前記クリップを閉じた状態において前記保持部材を前記空間部内への導入促し且つ脱落を阻止するための傾斜面が形成されたことを特徴とする小型ボールペン。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の小型ボールペンにおいて、
    前記ボールペン本体の外側面には前記クリップを閉じてストラップ等の保持用部材を掛止した際に当該保持用部材が脱落するのを防止するためのストッパが設けられ、
    前記ストッパは、前記クリップを閉じて前記ペン軸を収納した状態にしたときにその頂部が前記クリップの内側面よりも内側に位置するように形成されてなり、それによって前記保持用部材は前記ボールペン本体と前記クリップとの間に形成される空間部に保持される共に、前記クリップを閉じた状態において前記保持部材を前記空間部内への導入促し且つ脱落を阻止するための傾斜面が形成されたことを特徴とする小型ボールペン。
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