JP4915029B2 - 共用車輌運用システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、共用車輌の運用に用いられる共用車輌運用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
交通渋滞の解消やエネルギーの有効利用等を目的として車輌を共用して利用する共用車輌運用システムが提案されている。
この共用車輌運用システムにおいては、共用車輌運用システムの利用会員は、所定の手続きを行って発行されたICカードを各自保有し、このICカードを所定の場所に設置してあるポート端末のカードリーダーに挿入して所定の操作を行って、利用の承認を得て車輌を借り出すこととなる。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の共用車輌の利用システムでは、会員が所定の場所に設置してあるポート端末まで行って、そのポート端末に対して操作を行わなければ車輌を借り出すことができないという煩わしさがあった。
共用車輌の提供をする側にとっても、車輌の提供にはポート端末の設置が伴うことから共用車輌を集約して待機させる必要があり、利用者の利便に沿って様々な場所に車輌を分散させて待機させるというサービスを提供することが困難であった。
また、会員の所有するICカードに記憶された情報を電波などで送信できるように、必要な情報を記憶した携帯端末を利用者が携帯することも考えられるが、車輌を借り出す場合には記憶された情報以外にも様々な情報管理センタに伝達する必要があり、携帯端末がこれらの情報を入力するための入力手段を備えることとなると利用者の携帯端末が大型化してしまう。
【0003】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、利用者の共用車輌利用システムに対する要求情報を、利用者の端末から借り出したいと考えている車輌への操作によって、使用したい車輌に関する情報を管理ターミナルに伝達するようにし、簡易な利用者端末を用いた共用車輌運用システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明の共用車輌運用システムは、複数の共用車輌を利用者に貸し出す共用車輌運用システムであって、前記利用者からの共用車輌利用に関するデマンド情報を送出する利用者端末と、前記各共用車輌に設けられ、前記利用者端末からの前記デマンド情報に基づく情報を送出する車輌運用装置と、前記車輌運用装置からの前記情報に基づき、前記共用車輌の運用に必要な管理情報を参照して前記共用車輌の利用の可否を判断し管理するとともに、前記共用車輌の利用可否判断に関する情報を送出する管理装置とを有し、前記車輌運用装置が、前記管理装置からの前記利用可否判断に関する情報を前記利用者に報知する報知手段を有することを特徴とする。
【0005】
この共用車輌運用システムは、利用者端末と車輌運用装置と管理装置とを有することとなるが、管理装置は車輌運用装置とともに一体に又は分割して車輌に搭載されてもよい。また、管理装置はポートごとに設けられてもよいし、いくつかのポートを統合して管理するように集約して設けられてもよいし、駅ごと、街ごと、地域ごと、都道府県ごとまたは全国を管理するものであってもよい。
さらに、この管理装置は、車輌運用装置と有線又は無線で接続されることが可能であり、インターネット等の通信回線を介して一の管理装置と又は複数の管理装置と相互に送受信が可能である。
【0006】
この発明では、利用者の要求であるデマンド情報、デマンド情報に基づく情報及び管理装置の判断に関する情報が、利用者端末、共用車輌に設けられた車輌運用装置及び管理装置の間において交信される。
デマンド情報とは、利用者の共用車輌運用システムに対する要求であって、「この共用車輌運用システムを利用したい」、「車輌を特定することなくいずれかの共用車輌を利用したい」等の要求から「このタイプの共用車輌を利用したい。」、「この(特定の)共用車輌を利用したい」との具体的な要求まで段階的な広がりを有し、利用者が本発明に係る共用車輌運用システムを利用するにあたって、利用者の要求が反映されうるあらゆる情報を含むものである。このデマンド情報に基づく情報とは、デマンド情報に対応した車輌の特定情報、車輌の整備情報その他の車輌に関する車輌情報を含む情報をいう。
【0007】
本発明に係る共用車輌運用システムは、まず、利用者の共用車輌利用に関する要求であるデマンド情報が利用者端末から送出される。各車輌に設けられた車輌運用装置はデマンド情報を受信するとともに共用車輌運用に必要なその他の情報を含むデマンド情報に基づく情報をデマンド情報とともに送出する。共用車輌運用装置からデマンド情報を含む情報を受信した管理装置は、利用者の要求であるデマンド情報に基づき、管理情報(共用車輌運用システムの管理に必要なあらゆる情報)を参照して、利用者の要求する共用車輌を貸し出すことができるか否かを判断し、共用車輌全体(各ポートに配置された車輌又はこれらを含む共用車輌全体)を管理する。この管理装置が利用者の要求する共用車輌を当該利用者に貸し出すか否かの判断は、管理装置から車輌運用装置へ送信され、車輌運用装置の報知手段を介して利用者に報知されることとなる。
【0008】
この発明により、利用者は、所定のポート端末にまで行かなくとも、利用者が利用を希望する時間(今)に、利用者が居る場所(現在地)で、利用を希望する車輌に対する操作によって、利用者自身の要求を共用車輌の運用を管理する管理装置へ伝達することができるとともに、実際にその車輌を借りることができるかどうかについての共用車両提供者の判断を確認することができる共用車輌運用システムを提供することができる。すなわち、この共用車輌運用システムによれば、利用者は車輌を借りたいときに借りたい場所で車輌を借りることができ、その場所から車輌に乗車することができる。
【0009】
また、この発明によれば、利用者からのデマンド情報その他の共用車輌を借り出す際に必要な様々な情報は、利用者端末から共用車輌に設けられた共用車輌運用装置を介して管理装置へ伝達されるため、それらの多様な情報を受け付けるための入力手段を利用者端末に備える必要がないことから、共用車輌を借り出す場合に必要な利用者端末を小型かつ軽量とすることができる共用車輌運用システムを提供することができる。すなわち、この共用車輌運用システムによれば、利用者は簡易な端末を操作するだけで、共用車輌の利用に関する多くの要求を管理装置(車輌提供者側)に伝達することができる。
【0010】
(2)上記発明の共用車輌運用システム中の前記管理装置は、前記車輌運用装置からの前記情報に基づいて、前記管理情報を参照して前記利用者が利用できる前記共用車輌を選択することを特徴としている。
【0011】
この発明では、デマンド情報における利用者の要求が、共用車輌を特定していない場合又は利用者が特定した共用車輌が何らかの理由で利用が許可されない場合において、デマンド情報に基づいて(デマンド情報に含まれた利用者の要求をなるだけ満たすように)、管理装置が有する管理情報を参照して利用者が利用できる共用車輌を選択することとなる。
この選択は、管理装置が予め車輌を特定する情報と車輌の特徴(排気量、乗車定員、車輌グレード、車種、メーカー、色等)を対応させた選択テーブルを管理情報として記憶しておき、利用者が特定した共用車輌の特徴を分析することで、利用者の希望に添った車輌を優先的に選択して貸し出し、利用者の要求に沿った共用車輌の運用を行なうものである。
【0012】
この発明により、利用者が具体的な車輌を特定し/又は特定せず、車輌運用装置に車輌の貸し出しを要求する旨のデマンド情報を送信するだけで、管理装置がその特定された車輌又は操作がなされた車輌と同等の車輌を選択し、利用者の希望に添った車輌を、利用者が車輌を利用したい場所と時間において貸し出すことができる共用車輌運用システムを提供することができる。
【0013】
(3)上記発明の共用車輌運用システム中の前記管理装置は、当該管理装置が利用可能と判断した前記共用車輌を前記利用者が実際に利用する意思があるか否かを問い合わせる利用意思問合せ部を有し、前記車輌運用装置は、前記利用意思問合せ部からの問い合わせに対する前記利用者の意思を検知する意思検知部と、前記意思検知部の検知結果に基づいて前記利用者の利用の意思を確認するとともに、この確認した利用の意思を前記管理装置に向けて送信する利用意思確認部を有することを特徴とする。
【0014】
この発明では、管理装置が、当該管理装置が利用者の利用を承認し又は選択して承認した車輌を利用者が実際に利用する意思があるか否かを確認する。まず、管理装置中の利用意思問合せ部は、管理装置が利用者のデマンド情報に応じて共用車輌の利用を承認すると、前記共用車輌を前記利用者が実際に利用する意思があるか否かを問い合わせる。この問合せを受けた車輌運用装置は、利用者の意思を検知するための意思検知部を起動させる。意思確認部は意思検知部にて検出された検知結果に基づいて、利用者の実際の利用の意思を確認して、この確認した利用の意思を管理装置に向けて送信するため、管理装置は利用者の実際の利用に関する情報を取得することとなる。
【0015】
この発明により、共用車輌の貸し出しをする提供者は、ポート端末や貸し出し窓口を利用せずに共用車輌に対して交信操作を行う利用者が、管理装置が貸し出しを認証した共用車輌を、果たして実際に利用したのか否かを判断することができ、共用車両の運用を適切に行うことができる共用車輌運用システムを提供することができる。
【0016】
(4)上記発明の共用車輌運用システム中の前記管理装置は、前記利用意思確認部から受信した前記利用者の利用の意思情報に基づいて前記管理情報を更新する利用認証部を有することを特徴とする。この発明では、管理装置中の利用認証部が、車輌運用装置から取得した利用者の利用の意思情報に基づき、管理情報を更新することとなる。この発明により、共用車輌提供者は利用者が共用車輌の利用を開始した時点で、共用車輌の利用の事実を把握することができ、この事実を即時に管理情報に反映させることができるから、車輌の貸し出しの重複承認などがなく共用車輌の利用回転率を向上させるとともに、利用者の利用の要求に適切に応じることができる共用車輌運用システムを提供することができる。
【0017】
(5)上記発明の共用車輌運用システム中の前記意思検知部は、キースロット、ドアノブ開閉機構、ドアノブスイッチその他の前記利用者の行為を検知することができる車輌設備を含むことを特徴とする。この発明では、意思検知部として車輌に設けられた車輌設備を利用するため、新たに意思検知部を設けることなく、利用者の共用車輌の利用の意思を検知することとなる。この発明により、意思検知部として利用者が車輌を利用する場合に操作するであろう車輌設備を含めて構成したことから、新たな意思検知部を設けることなく、確実に利用者の車輌利用の意思を検知することができる。また、利用者は共用車輌の利用をわざわざ管理装置に連絡することなく自己の利用が確実に検知されるため、共用車輌でありながら、自家用車のような感覚で共用車輌を利用することができる。
【0018】
(6)上記発明の共用車輌運用システム中の前記車輌運用装置は、前記利用者端末からの前記デマンド情報に対応した前記共用車輌の車輌情報に基づいて、前記共用車輌が利用可能な状態か否かを判定する利用判定部と、当該利用判定部の判定結果に応じて前記管理装置に前記共用車輌の管理状況を問合わせる車輌管理問合せ部とを有し、前記管理装置は前記車輌管理問合せ部からの問合せに応じて前記管理情報を参照して前記共用車輌の利用に関する管理を行い、この管理結果を前記車輌運用装置の前記報知手段に向けて送信する利用車輌管理部を有することを特徴としている。
【0019】
この発明では、車輌運用装置中の利用判定部が利用者端末から取得したデマンド情報に対応した共用車輌(利用者がデマンド情報送信に使用した車輌)が運転可能であるか否か(車輌整備は完全であるか否か)を判断する。利用者が希望したとしても車輌整備が不完全であれば、その車輌を利用者の利用に提供することはできない。
車輌管理問合せ部は、この利用判定部の判定結果に応じて車輌の管理状況を管理装置に向けて問い合わせる。判定結果が「運転可能」であれば、その車輌は貸し出せる管理状況にあるか否かを管理装置に問い合わせることとなり、判定結果が「運転不可能」であれば、その車輌と同等の車輌(利用車輌管理部の車輌選択の機能を起動させてもよい)は貸し出せる管理状況にあるか否かを問い合わせることとなる。 管理装置中の利用車輌管理部は、車輌管理問合せ部の問合せに応じて管理情報を参照して問合せの対象となっている共用車輌が利用可能か否かを判断して「貸し出す」又は「貸し出さない」とする管理を行い、その管理結果を車輌運用装置中の報知手段に向けて送出し、この報知手段が「貸し出す」又は「貸し出さない」との管理結果を利用者に報知する。
【0020】
この発明では、利用者のデマンド情報を受け付けた共用車輌は、利用者の利用したい車輌の第一の候補と考えることができるから、まず当該共用車輌が利用できるか否かを判断してから、その車輌の管理状況を問い合わせ又は他の車輌を選択して管理状況を問い合わせることとしている。
このため、この発明により、時間をかけて管理状況を調べてから(多くの共用車輌についての管理情報からの調査となる)、実際には「当該車輌が整備不良のため運転できない」などということがないから、利用者にとってデマンド情報の送信(共用車輌の利用の申し出)から乗車までの時間が短く、処理の早い共用車輌運用システムを提供することができる。
【0021】
(7)上記発明の共用車輌運用システム中の利用者端末は、キーレスリモコン、電子キー、ICカードキー、電波カードその他の情報の受け渡しが可能な端末であることを特徴としている。この発明では、利用者のデマンド情報は車輌運用装置を介して管理装置に送信されるため、共用車輌利用にあたって必要な様々な情報を送りながらも、利用者は共用車輌運用システムを利用する際に車輌運用装置との情報の受け渡しを行う端末として、キーレスリモコン、電子キー、ICカードキー、電波カードなどの小型で簡易な端末を利用することができる。
(8)上記発明の共用車輌運用システム中の報知手段が、ハザードランプ、ホーン、ウインカー、ヘッドランプ、フォグランプ、ディスプレイその他の前記利用者に認識可能な情報を発信することができる車輌設備を含むことを特徴としている。この発明では、共用車輌の利用に関する管理装置の判断が、利用者に認識可能な情報を発信することができる車輌設備であるハザードランプ、ホーン、ウインカー、ヘッドランプ、フォグランプ、ディスプレイ等を介して、利用者に報知されることとなる。ディスプレイを用いる場合には文字にて「利用できます」又は「利用できません」と表示することができる。この発明により、利用者はデマンド情報の送信操作を行った車輌から識別可能な手段によって管理装置の判断を知ることができ、ポート端末を利用しなくとも共用車輌の利用の可否を知ることができる共用車輌運用システムを提供することができる。また、報知手段として通常車輌に設けられている設備(ハザードランプ)等を用いることから、報知手段を新たに設ける必要がない。
【0022】
(9)本発明の共用車輌運用装置は複数の共用車輌を利用者に貸し出す共用車輌運用装置であって、前記利用者からの共用車輌利用に関するデマンド情報を受信する車輌受信手段と、前記車輌受信手段で受信した前記デマンド情報に基づき、前記共用車輌の運用に必要な管理情報を参照して前記共用車輌の利用の可否を判断し管理する車輌管理手段と、前記車輌管理手段の前記共有車輌の利用可否判断に関する情報を前記利用者に報知する報知手段を有することを特徴としている。
【0023】
この発明では、車輌受信手段は、利用者からのデマンド情報を受け付け、車輌管理手段は、このデマンド情報に基づき記憶された管理情報を参照して共用車輌の利用の可否を判断して管理する。報知手段は、車輌管理手段の共用車輌の利用の可否について利用者に報知する。
【0024】
この車輌管理手段は、デマンド情報に基づいて管理情報を参照して共用車輌の利用の可否を判断することとなるが、このデマンド情報の取得は有線又は無線で接続された車輌受信手段から取得する。また、管理情報は車輌管理手段が有するがこの情報の格納は車輌に搭載された記憶装置に記憶されてもよいし、他の車両管理手段と情報を共有とし、インターネットを介して接続可能なサーバ等に記憶されてもよい。
【0025】
この発明により、利用者は、所定のポート端末にまで行かないで、利用者が利用を希望する時間(今)に、利用者が居る場所(現在地)で、利用を希望する車輌に対する操作によって、利用者自身の要求を共用車輌の運用を管理する車輌管理手段へ伝達することができるとともに、実際にその車輌を借りることができるかどうかについての共用車両提供者の判断を確認することができる共用車輌運用装置を提供することができる。すなわち、この共用車輌運用装置によれば、利用者は車輌を借りたいときに借りたい場所で車輌を借りることができ、その場所から車輌に乗車することができる。
【0026】
【発明の効果】
(1)本発明によれば、利用者は、所定のポート端末にまで行かないで、利用者が利用を希望する時間(今)に、利用者が居る場所(現在地)で、利用を希望する車輌に対する操作によって、利用者自身の要求を共用車輌の運用を管理する管理装置へ伝達することができるとともに、実際にその車輌を借りることができるかどうかについての共用車両提供者の判断を確認することができる共用車輌運用システムを提供することができる。すなわち、この共用車輌運用システムによれば、利用者は車輌を借りたいときに借りたい場所で車輌を借りることができ、その場所から車輌に乗車することができる。
【0027】
また、この発明によれば、利用者からのデマンド情報その他の共用車輌を借り出す際に必要な様々な情報は、利用者端末から共用車輌に設けられた共用車輌運用装置を介して管理装置へ伝達されるため、それらの多様な情報を受け付けるための入力手段を利用者端末に備える必要がないことから、共用車輌を借り出す場合に必要な利用者端末を小型かつ軽量とすることができる共用車輌運用システムを提供することができる。すなわち、この共用車輌運用システムによれば、利用者は簡易な端末を操作するだけで、共用車輌の利用に関する多くの要求を管理装置(車輌提供者側)に伝達することができる。
【0028】
(2)本発明によれば、利用者が具体的な車輌を特定し/又は特定せず、車輌運用装置に車輌の貸し出しを要求する旨のデマンド情報を送信するだけで、管理装置がその特定された車輌又は操作がなされた車輌と同等の車輌を選択し、利用者の希望に添った車輌を、利用者が車輌を利用したい場所と時間において貸し出すことができる共用車輌運用システムを提供することができる。
【0029】
(3)本発明によれば、共用車輌の貸し出しをする提供者は、ポート端末や貸し出し窓口を利用せずに共用車輌に対して交信操作を行う利用者が、管理装置が貸し出しを認証した共用車輌を、果たして実際に利用したのか否かを判断することができ、共用車両の運用を適切に行うことができる共用車輌運用システムを提供することができる。
【0030】
(4)本発明によれば、共用車輌提供者は利用者が共用車輌の利用を開始した時点で、共用車輌の利用の事実を把握することができ、この事実を即時に管理情報に反映させることができるから、車輌の貸し出しの重複承認などがなく共用車輌の利用回転率を向上させるとともに、利用者の利用の要求に適切に応じることができる共用車輌運用システムを提供することができる。
【0031】
(5)本発明によれば、意思検知部として利用者が車輌を利用する場合に操作するであろう車輌設備を含めて構成したことから、新たな意思検知部を設けることなく、確実に利用者の車輌利用の意思を検知することができる。また、利用者は共用車輌の利用をわざわざ管理装置に連絡することなく自己の利用が確実に検知されるため、共用車輌でありながら、自家用車のような感覚で共用車輌を利用することができる。
【0032】
(6)本発明によれば、利用者のデマンド情報を受け付けた共用車輌は、利用者の利用したい車輌の第一の候補と考えることができるから、まず当該共用車輌が利用できるか否かを判断してから、その車輌の管理状況を問い合わせ又は他の車輌を選択して管理状況を問い合わせることとしている。このため、この発明により、時間をかけて管理状況を調べてから(多くの共用車輌についての管理情報からの調査となる)、実際には「当該車輌が整備不良のため運転できない」などということがないから、利用者にとってデマンド情報の送信(共用車輌の利用の申し出)から乗車までの時間が短い、処理の早い共用車輌運用システムを提供することができる。
【0033】
(7)本発明によれば、利用者のデマンド情報は車輌運用装置を介して管理装置に送信されるため、共用車輌利用にあたって必要な様々な情報を送りながらも、利用者は共用車輌運用システムを利用する際に車輌運用装置との情報の受け渡しを行う端末として、キーレスリモコン、電子キー、ICカードキー、電波カードなどの小型で簡易な端末を利用することができる。
【0034】
(8)本発明によれば、利用者はデマンド情報の送信操作を行った車輌から識別可能な手段によって管理装置の判断を知ることができ、ポート端末を利用しなくとも共用車輌の利用の可否を知ることができる共用車輌運用システムを提供することができる。また、報知手段として通常車輌に設けられている設備(ハザードランプ)等を用いることから、報知手段を新たに設ける必要がない。
【0035】
(9)本発明によれば、利用者は、所定のポート端末にまで行かないで、利用者が利用を希望する時間(今)に、利用者が居る場所(現在地)で、利用を希望する車輌に対する操作によって、利用者自身の要求を共用車輌の運用を管理する車輌管理手段へ伝達することができるとともに、実際にその車輌を借りることができるかどうかについての共用車両提供者の判断を確認することができる共用車輌運用装置を提供することができる。すなわち、この共用車輌運用装置によれば、利用者は車輌を借りたいときに借りたい場所で車輌を借りることができ、その場所から車輌に乗車することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の共用車輌運用システムの実施形態を示すブロック図であり、図2は、デマンド情報の一例を示す図であり、図3は、管理情報の一例を示す図であり、図4は、本発明の共用車輌運用システムの実施形態を示すフローチャート図であり、図5は、管理装置中の管理装置送受信部の処理の一例を示すフローチャート図であり、図6は、車輌運用装置中の利用意思確認部の処理の一例を示すフローチャート図であり、図7は、車輌運用装置中の報知手段の処理の一例を示すフローチャート図であり、図8は、管理装置中の利用認証部の処理の一例を示すフローチャート図である。
【0037】
(1)構成及び取り扱われる情報
この実施形態の構成及びこれらの構成で取り扱われる情報について図1から3を用いて説明する。図1は、本発明の共用車輌運用システムの実施形態を示すブロック図である。この実施形態では、利用者端末1と車輌運用装置2と管理装置3とが分割されて設けられている。これらは一体として車輌に搭載されることもでき、利用者端末1は受信手段を車輌に搭載して携帯の利用者端末1を利用者の情報入力手段とすることもできる。
【0038】
利用者端末
利用者端末1は利用者からのデマンド情報の入力を受け付ける入力手段11を少なくとも有し、この入力手段にはキーレスリモコンや電波カードなどの小型発信機、電子キー、ICカードキーなどを用いることができる。小型発信機等においては電波によってデマンド情報を伝達することができ、電子キーなどにおいて電子キーやICカードキーをスロットやカードリーダに挿入するという利用者の行為に伴って情報が車輌運用装置2に伝達されることとなる。
【0039】
この場合、「ICカードキーがスロットに挿入されたという行為」を「この(特定の)車輌を利用したい」というデマンド情報に読み替えて処理することも可能である。利用者は、「ICカードキーをスロットに挿入する」という行為をするだけで、「共用車輌運用システムを利用したい」という要求と「この(特定の)車輌を利用したい」という要求とを同時にデマンド情報に含めて、車輌運用装置2に送信することができる。これに対して、車輌運用装置2を起動させる等の簡単な信号しか送信できない利用者端末(通常使用されているキーレスリモコン)を使用する場合に、「この車輌を利用したい」というデマンド情報を送信したい場合には、リモコン操作(車輌運用装置2の起動)に加えて車輌を特定するための情報の入力(車輌の一部に接触する等)を別途行えばよい。
【0040】
ここで、電波カードとは、カード自身に送信機能はなく、車輌運用装置2中の車輌送受信手段21のアンテナから電磁波を放出し、利用者端末1であるカードは放出された電磁波をカード内に記憶された情報に変調し、変調された電磁波を車載端末が検知することにより、カード内に記憶された情報を読み取るという機構を有するものである。一般的には、車輌送受信手段21の起動用スイッチを設け、当該スイッチを操作した時にのみ電磁波の放出及び変調波の検出を行うように動作させるものである。
【0041】
デマンド情報及びデマンド情報に基づく情報
図2にはデマンド情報の一例を示した。デマンド情報は利用者が共用車輌運用システム100を利用する際の、また共用車輌を提供する側が共用車輌を提供する際の基本とする情報である。このデマンド情報は利用者端末1から入力され、車輌運用装置2において情報の付加、処理、編集、展開などの処理を経てデマンド情報に基づく情報として管理装置3に送られることとなる。
【0042】
デマンド情報とは、利用者の共用車輌運用システム100に対する要求であって、「この共用車輌運用システムを利用したい」、「特定することなくいずれかの共用車輌を利用したい」等の要求から「このタイプの共用車輌を利用したい。」、「この(特定の)共用車輌を利用したい」との具体的な要求まで段階的な広がりを有し、利用者が本発明に係る共用車輌運用システムを利用するにあたって、利用者の要求が反映されうるあらゆる情報を含むものである。デマンド情報に基づく情報とは、デマンド情報に対応させて車輌の特定情報や、車輌の整備状況その他の車輌に関する情報すべてを含む情報である。また、車輌運用装置2においてデマンド情報に車輌に関する情報の付加、編集、展開などの処理を行った情報をも含む。
【0043】
具体的にデマンド情報の一例を図2に示した。デマンド情報は、1.共用車輌運用システムの利用を希望する。2.この車(特定して)を利用したい。3.車を特定することなくいずれかの共用車輌を利用したい。4.このタイプの車を利用したい。とする利用者の要求が段階的に分類されている。これらのデマンド情報には少なくとも利用者を識別できる利用者ID情報が含まれている。さらに、車輌を特定するため(管理状況を判断するため、同種のタイプ車輌を選択するため、実際の利用を管理(料金徴収)するため)に車輌登録番号等の車輌識別情報が含まれている。
【0044】
また、利用者がある車輌を特定せずにデマンド情報を発信した場合、利用者が特定した車輌が利用できない場合などにおいては、利用者がデマンド情報を送信した車輌が利用者の要求に最も近い代表車輌であると考えることができるので、管理装置3の車輌選択機能331が、デマンド情報を受け付けた車輌と同タイプの車輌を選択する。車輌登録番号に対応づけて当該車輌の排気量、乗車定員、車輌グレード、車種、メーカー、色その他の選択に必要な情報をデマンド情報に含ませることで、これらの情報を管理装置3に送信することができ、管理装置3はデマンド情報に基づいて、における車輌の選択をすることができる。
【0045】
車輌運用装置
車輌運用装置2は、利用者端末1からのデマンド情報及びデマンド情報に基づく情報を送受信する車輌送受信手段21と車輌運用手段22と報知手段23とを有している。
【0046】
<利用判定部>
この車輌運用手段22は、デマンド情報取得部221と、車輌情報格納部222と、利用判定部223とを有している。車輌情報格納部222は、自己車輌の状態、例えば整備状況(バッテリーの状態、ガソリンの充填率など)を車輌情報として格納している。この車輌情報格納部222の情報は、車輌が返却されたタイミング、ポートに配置されたタイミング、デマンド情報を取得したタイミングなどの利用者に車輌の貸し出しが行われる前に更新されることとなる。また、利用判定部223が起動した時にバッテリーやガソリンのメーターから情報を取得してもよい。
【0047】
利用判定部223は、利用者端末1からのデマンド情報に基づき、自己車輌が利用可能かどうか、車輌の整備は完全かどうかを、車輌情報格納部222に格納された車輌情報を参照して車輌の利用の可否を判定する。デマンド情報によれば、利用者が自己車輌(デマンド情報を受け付けた車輌)を特定して車輌運用システム100の利用を希望している場合、又は車輌を特定していないがこのようなタイプの車輌の利用を希望している場合には、デマンド情報を受信した車輌は利用者が利用を希望する車輌の代表と判断することもできる。利用判定部223は、このような場合に自己車輌が果たして利用可能かどうかについて、この情報をデマンド情報とともに管理装置3へ送信できるように、管理装置3へデマンド情報を送信する前に判断する。この利用判定部223の判断により、デマンド情報を管理装置3に送信し、管理装置が利用の可否を判断した後で、最初にデマンド情報を取得した車輌が整備不良のため乗車できなかった、などというトラブルを未然に防止することができる。これにより、共用車輌運用システム100の処理速度が向上し,利用者の利用の便が向上することとなる。
【0048】
<車輌管理問合せ部>
車輌管理問合せ部224は、前述した利用判定部223の判定に基づいて車輌の管理を管理装置3に問い合わせる。利用判定部223は、デマンド情報に応じて自己車輌が運転可能かどうか利用可能かどうかを判定するが、その結果自己車輌が利用可能であれば、自己車輌の管理状況を管理装置3に問い合わせ、貸し出しが可能であれば、その車輌を速やかに利用者に提供することができることとなる。一方、自己車輌が整備不良のため利用ができないと判定した場合には、車輌管理問合せ部224は、後で説明する管理装置3の車輌選択機能331を起動させ、自己車輌と同じタイプの車輌又は他の車輌(利用者が車輌のタイプを指定していない場合)を選択させ、加えてその選択された車輌貸し出しが可能な管理状況かどうかを問い合わせる。
【0049】
<車輌意思確認部及び意思検知部>
車輌意思確認部225は、車輌管理問合せ部224からの問合せを受けて管理装置3が起動し、車輌を貸し出すことができるか否かの判断を行い、その判断結果に基づき管理装置3の利用意思問合せ部34から利用者の利用の意思を確認するための利用意思問合せを受け付けたときに起動する。共用車輌の貸し出しは、利用者の車輌の選択又は管理装置の車輌の選択、車輌の管理状況、貸し出しの決定後、利用者が実際に利用するか又は利用したかを確認して完了する。すなわち、管理装置3(共用車輌提供者側)貸し出すことを一方的に決定しても、利用者が利用しなければ共用車輌の提供業務は完了することなく、料金を請求することもできない。特に、この共用車輌提供システム100は、利用者端末1と車輌搭載の車輌運用装置2との間で共用車輌の提供業務が行われ、人手が介することがないため利用者が実際に当該車輌を利用したか否かを自動的に判断する必要があり、この機能を利用意思確認部225と意思検知部226とが果たす。
【0050】
意思検知部226は、管理装置3が利用可能と判断した車輌を利用者が実際に利用しようとしているか否か、実際に利用したか否か、その他の利用者の意思を検知する手段である。意思検知部226として、受信機、キースロット(電子キーを受け入れる)、ドアノブ開閉機構、ドアノブスイッチなどの利用者の行為を検知することができる車輌設備を使用することができる。
意思検知部226としてドアノブスイッチを用いた場合には、ドアノブスイッチにより、ドアノブを引いていることを検知するセンサを設け、ドアの開閉機構を用いた場合には、ドアの開いている状態を検知するセンサ、例えば半ドア検出機構を設けることが考えられる。
【0051】
<報知手段>
報知手段23は、利用者へ管理装置3の判断結果等を車輌を介して報知する手段である。この共用車輌運用システム100は、利用者端末1と車輌搭載の車輌運用装置2との間で共用車輌の提供業務が行われ、管理装置3の判断を利用者に伝達するに際しても人手が介することがないため、利用者のデマンド情報に対して管理装置3がどのような判断をしたのかを自動的に伝達する必要があり、この機能を報知手段23が果たす。
【0052】
この報知手段23として、車輌に設けられたハザードランプ、ホーン、ウィンカー、ヘッドランプ、フォグランプ、ディスプレイなどの利用者に認識可能な情報を発信することができる車輌設備を利用することができる。この場合、ハザードランプの点滅で「はい」、ホーンを鳴らすことで「いいえ」などという信号の意味を予め規定しておくことで、管理装置3と利用者とが車輌運用装置2を含む車輌を介して、どのような情報の伝達をも可能とすることができる。
【0053】
管理装置は、車輌運用装置2と送受信可能な管理装置送受信部31と、管理情報格納部32と、車輌選択機能331を有する利用車輌管理部33と、利用意思問合せ部34と、利用認証部35とを有している。
【0054】
<管理情報格納部及び管理情報>
管理情報格納部32は、後述する車輌の管理情報を格納する。図3には管理情報の一例を示した。図3に示すように管理情報は、共用車輌運用システム100の運用に必要なあらゆる情報を含む。一例ではあるが、利用者ID、車輌識別情報、車輌利用状況、利用者利用状況、車輌選択情報、料金情報、利用者意思決定ルールなど、図3に示した詳細な情報を含んで整理されている。これらの情報は、利用者IDや車輌識別情報と対応づけられて整理され記憶されている。よって、ある利用者が現在どの車輌を借り出しているか、又はある車輌が現在誰に貸し出されているかを認識することも、ある利用者のある期間の利用状況、ある車輌のある期間の利用状況をも認識することができる。また、車輌識別情報と車輌タイプ情報との対応テーブルを有するから、管理装置3中の車輌選択機能331は、デマンド情報に含まれた車輌識別情報に基づいて、どのような車両を利用者に提供すべきかを選択することもできる。
【0055】
<利用車輌管理部>
利用車輌管理部33は、利用者端末1、車輌運用装置2を経て管理装置3に伝送されたデマンド情報に基づいて、管理情報格納部32中の管理情報を参照して、共用車輌の貸し出しを行うか否か、すなわち共用車輌の利用の可否を判断する。判断の対象となる共用車輌が貸し出し中ではないか、利用者が重複して車輌を借りてはいないかなどの観点から、共用車輌の利用の可否を判断する。
【0056】
利用車輌管理部33は車輌選択機能331を有している。この車輌選択機能331は、デマンド情報中に車輌を特定する情報がない場合、または特定された車輌が整備不良又は貸し出し契約中である場合に利用者が利用できる車輌を選択する。
【0057】
<利用意思問合せ部>
利用車輌管理部33はある車輌が利用可能か否かを判断する。この判断は管理装置3を使用する共用車輌提供者側であるが、この車輌を実際に利用するか否かは利用者が利用者の意思で決定するため、この利用者の意思を確認する必要がある。利用意思問合せ部33はこの利用者の意思を利用者に問い合わせるが、この問合せは利用意思問合せ部34から利用意思問合せ情報が車輌運用装置2の利用意思確認部225に向けて送信されることで行われる。
【0058】
利用意思の確認の手段の一例を説明すると、利用意思問合せ部24は、利用車輌管理部33から利用可能の判断を取得すると、利用意思問合せ情報として遠隔操作により共用車輌の鍵を開錠する。この開錠のタイミングから一定時間経過する前に利用者がドアを開けた場合には、車輌送受信手段2中の意思検知部226がこれを検知し、利用者の意思情報として利用意思確認部225が利用者の利用の意思として管理装置3に、その旨を通知する。一方、開錠から所定時間中に利用者が当該車輌のドアを開けない場合には、利用者に利用の意思がないものとして、再施錠する。このような利用者の意思の確認の手段は、ドアノブ開閉機構のみならず、意思検知部226として機能するキースロットの差込や、ドアノブスイッチへの操作など、利用者の意思として表されるすべての動作を利用することができる。
【0059】
<利用認証部>
利用認証部35は、管理装置3の利用意思問合せ部34からの利用意思問合せに応じて車輌運用装置2中の利用意思確認部225が確認した利用者の意思に関する情報を取得する。この利用者の意思は「この車輌を利用する意思がある」又は「この車輌を実際に利用している」の両方を含むものである。
共用車輌運用システム100は複数の車輌を総合的に管理するものであるから、どの車輌が現在利用可能であるか否かについては、常に最新の情報を有している必要がある。このような観点から、利用認証部35は、利用意思確認部225にて確認された利用者の利用の意思(予定/事実)を取得すると、管理情報をリアルタイムで更新する。
【0060】
(2)動作
共用車輌運用システム全体の処理
図4は、本発明の共用車輌運用システムの実施形態を示すフローチャート図である。まず、共用車輌運用システムが起動し(ステップ1)、車輌運用装置2が利用者端末1からデマンド情報を受信すると(ステップ2)、デマンド情報に車輌識別情報が含まれていたか否かを判断する(ステップ3)。ここでデマンド情報に車輌識別情報が含まれていなければ、車輌運用装置2中の利用判定部223を起動させることなく、デマンド情報をそのまま管理装置3へ送信する(ステップ4)。一方、デマンド情報に車輌識別情報が含まれていた場合には、利用者は当該車輌の利用を(車輌を特定して)希望しているから、当該車輌の整備状態等を含む車輌情報を車輌情報格納部222から読み出す(ステップ6)。この車輌情報に基づいて利用判定部223が当該車輌の利用が可能であるか否かを判定する(ステップ7)。この特定された車輌が利用可能な状態であれば、車輌管理問合せ部224がこの車輌の管理状態を管理装置3に問い合わせる。車輌情報から見て当該車輌の利用が不可能であれば(整備不良)、車輌管理問合せ部224がこの車輌に代わる車輌がないかどうかを管理装置3に問い合わせる(ステップ9)。管理装置3は、この問合せに応じて車輌選択機能331を起動させて、管理情報格納部32中の管理情報を参照してデマンド情報に対応させた車輌を選択する(ステップ5)。この実施形態では、各車輌の車輌情報が管理情報に含まれているとして、管理装置3が他の車輌を選択した(ステップ5)後、管理装置3が利用の可否を判断する(ステップ10)としたが、再度ステップ6に戻って、車輌情報を各車輌に問い合わせてもよい。
【0061】
管理装置3は、車輌管理問合せ部224からの問合せを受け付けると(ステップ8、5)、管理装置3はデマンド情報で特定された車輌、管理装置3で選択された車輌について利用の可否を判断する(ステップ10)。この判断において、車輌の利用可能である場合(ステップ11)、利用意思問合せ部34が利用意思確認部226に向けて利用対象車輌の開錠を指令する(利用意思問合せ情報の発信)(ステップ12)。この開錠の指令によって開錠された車輌を利用者が開扉するなどの行為に基づき、利用意思確認部225は利用者の意思を確認する(ステップ13)。この確認された利用者の意思は管理装置3中の利用認証部35に送信され、利用者の実際の利用が認証される(ステップ14)。この利用認証に関する情報は報知手段23へむけて出力され(ステップ16)、報知手段23は、利用許可信号を利用者に報知する(ステップ17)。一方、ステップ11の管理装置3が車輌の利用は不可能であると判断した場合には、利用の認証を拒否し(ステップ15)、この利用不許可信号を報知手段23に向けて出力し(ステップ18)、報知手段23は不許可信号を利用者に報知する(ステップ19)。図示していないが、利用認証拒否となった場合に、再度管理装置3の車輌選択機能331を起動させて、利用が認証されるまで、他の車輌を選択するようにしてもよい。
【0062】
このように、本実施形態の共用車輌運用システム100は、利用者が端末ポートまで行かなくても、利用者が借りたいと考える車輌(車輌運用装置2)に対する情報入力操作のみで、利用者の要求に沿った車輌を利用することができる。さらに、特定する車輌がない又は特定した車輌が何らかの理由で利用できない場合であっても、デマンド情報中に含まれる利用者の要求に沿った共用車輌を管理装置3が自動的に選択して、利用者に共用車輌を提供することができる。他方、共用車輌運用システム100を運用する共用車輌の提供者は、従来ポート端末の配置場所に車輌を待機させる必要があったが、そのような制限がなくなり、車輌数台ずつ小規模に分散させて、共用車輌を提供することができ、利用者が利用したい時に利用したい場所で、共用車輌を簡易に貸し出す便利な共用車輌運用システムを提供することができる。
【0063】
次に、図4で示した共用車輌運用システム100の全体の処理から、以下の各部分についての処理を説明する。図中括弧書きで表示されたステップは、図1に示した処理中の対応するステップである。
【0064】
管理装置中の管理装置送受信部の処理の一例
図5は、管理装置中の管理装置送受信部の処理の一例を示すフローチャート図である。
管理装置3の管理装置送受信部31は、車輌運用装置2中の車輌管理問合せ部224から車輌の管理状態についての問合せを受け付ける。管理装置3への問合せ情報にはデマンド情報と車輌情報とが含まれている(ステップ21、図1中ステップ8に相当)。この問合せ情報を管理装置3が受け付けると(ステップ22)、デマンド情報に基づいて(デマンド情報中の車輌登録番号を参照して)、問合せに係る車輌は利用登録された車輌(利用待機状態)であるか否かを判断する(ステップ23)。車輌が利用登録された車輌である場合には、さらに利用者が登録された利用者であるか否かを判断する(ステップ24)。車輌が利用登録された車輌であり、かつ利用者が利用登録された利用者である場合には、車輌利用の意思はあるか否かを判断し(ステップ25)、利用者の利用意思を確認できた場合には、管理装置3の利用認証部35が利用を認証する(ステップ26)。一方、利用者が利用登録されていない場合は、この共用車輌運用システムを利用することができないので、結果として利用認証を拒否する。
【0065】
ここでステップ23に戻り、車輌が利用登録された車輌でない場合に、この利用に係るデマンド情報に車輌識別情報が含まれていたか否かを判断する(ステップ27)。車輌識別情報が含まれていない場合には、他の車輌を選択して利用者へ提供する図1のステップ5へ向かう。一方、車輌が利用登録されておらず、デマンド情報に車輌識別情報が含まれている場合(この車輌しか希望しないという場合には)、利用認証部35は利用認証を拒否する。
【0066】
車輌運用装置中の利用意思確認部の処理の一例
図6は、車輌運用装置中の利用意思確認部の処理の一例を示すフローチャート図である。
管理装置3が管理情報に基づいて車輌の利用が可能であると判断した場合には、次に利用者の利用意思を確認するため、利用意思問合せ情報として、車輌の開錠を指令する(ステップ31、図1中ステップ12)。車輌が開錠されると、そのタイミングでタイマーがスタートし(ステップ32)、利用が許可されたことが利用者に提示される(ステップ33)。この提示は、車輌の開錠によって行うことができる。意思検知部226は、この開錠されたドアが開扉されたかどうかを判断する(ステップ34)。ドアが開扉された場合には(ステップ35)、タイマーをストップさせ(ステップ36)、利用者の利用意思が確認できた旨を管理装置3に通知する(ステップ37)。これにより利用者は通常どおり利用することができ(ステップ38)、管理装置3は利用認証部35が利用認証を行い管理情報格納部32中の管理情報を更新する。
【0067】
車輌運用装置中の報知手段の処理の一例
図7は、車輌運用装置中の報知手段の処理の一例を示すフローチャート図である。管理装置3が対象車輌の利用の可否を判断し(ステップ51、図1中ステップ10に相当)、対象車輌の利用が可能であれば(ステップ52)、利用認証(ステップ53)を経て、利用許可信号が利用者に報知される(ステップ54)。
【0068】
管理装置3が対象車輌の利用を不可と判断した場合(ステップ52)は、利用者の意思にかかわらず利用認証が拒否される(ステップ55)。この判断を利用者に提示する必要があるが、この実施形態では、利用認証が拒否された車輌について、利用者が開鍵操作を行った場合(ステップ56)、この操作(利用者の意思)を意思検知部226が検出すると、利用者に対して利用不許可信号を報知する(ステップ57)。この報知は、報知手段23を介して、例えばハザードランプを点滅させたり、ホーンを鳴らしたりすることで行う。
【0069】
このように、デマンド情報を送信した車輌の利用を断られた場合であっても、デマンド情報に車輌と特定しない旨の情報が含まれているか(車輌識別情報が含まれていないか)などにより、利用者が他の車輌を利用する意思があるかどうかを判断する(ステップ58)、他の車輌を利用する意思がなければ、共用車輌運用システムは終了し、他の車輌を利用する意思があれば(ステップ58)、管理装置3が他の車輌を選択する(ステップ60)。この選択された車輌が利用可能であれば利用認証部35は、選択された他の車輌に向けて利用許可信号を出力し(ステップ61)、報知手段23が利用許可信号を利用者に向けて出力する(ステップ62)。
【0070】
管理装置中の利用認証部の処理の一例
図8は、管理装置中の利用認証部の処理の一例を示すフローチャート図である。 管理装置3が車輌の利用が可能であると判断すると、管理装置3が利用許可信号を車輌に向けて出力する(ステップ71、図1中ステップ12に相当)。利用許可信号を受信した車輌は待機させたタイマー(ステップ72)をスタートさせる(ステップ73)。利用許可信号(例えば開錠)を受信した後、一定時間認証の要求を待機させる(ステップ74)。この待機時間等は管理情報をして管理情報格納部32に格納されている。待機後一定時間経過すると、車輌からの利用開始信号(例えば利用者が開扉したなど)を受信したか否かを判断し(ステップ75)、受信していない場合には利用者の利用が認証できないとして、共用車輌運用システムを終了させるか、管理装置3により新たな車輌を選択する(図1中ステップ5へ)。一方、利用開始信号を受信した場合には、一のデマンド情報(一の利用者の一の要求)に対して、選択されていた車輌についての利用認証待ちの状態を解除するため、選択されていた車輌から実際に利用された車輌を除いた全車輌に対して、利用不許可信号を送信する(ステップ76)。これにより、一のデマンド情報に対応して、提供可能な車輌に対する利用認証の一定時間待機が解除され他の利用者が利用可能となる。これを受けて管理装置3中の利用認証部35は、管理ホスト中の管理情報を更新する(ステップ77)。
【0071】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の共用車輌運用システムの実施形態を示すブロック図である。
【図2】デマンド情報の一例を示す図である。
【図3】管理情報の一例を示す図である。
【図4】本発明の共用車輌運用システムの実施形態を示すフローチャート図である。
【図5】管理装置中の管理装置送受信部の処理の一例を示すフローチャート図である。
【図6】車輌運用装置中の利用意思確認部の処理の一例を示すフローチャート図である。
【図7】車輌運用装置中の報知手段の処理の一例を示すフローチャート図である。
【図8】管理装置中の利用認証部の処理の一例を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
100…共用車輌運用システム
1…利用者端末
11…入力手段
2…車輌運用装置
21…車輌送受信手段
22…車輌運用手段
221…デマンド情報取得部
222…車輌情報格納部
223…利用判定部
224…車輌管理問合せ部
225…利用意思確認部
226…意思検知部
23…報知手段
3…管理装置
31…管理装置送受信部
32…管理情報格納部
33…利用車輌管理部
331…車輌選択機能
34…利用意思問合せ部
35…利用認証部

Claims (9)

  1. 複数の共用車輌を利用者に貸し出す共用車輌運用システムであって、
    前記利用者からの共用車輌利用に関するデマンド情報を送出する利用者端末と、
    前記各共用車輌に設けられ、前記利用者端末からの前記デマンド情報に基づく情報を送出する車輌運用装置と、
    前記車輌運用装置からの前記情報に基づき、前記共用車輌の運用に必要な管理情報を参照して前記共用車輌の利用の可否を判断し管理するとともに、前記共用車輌の利用可否判断に関する情報を送出する管理装置とを有し、
    前記車輌運用装置が、前記管理装置からの前記利用可否判断に関する情報を前記利用者に報知する報知手段とを有し、
    前記管理装置は、当該管理装置が利用可能と判断した前記共用車輌を前記利用者が実際に利用する意思があるか否かを問い合わせる利用意思問合せ部を有し、
    前記車輌運用装置は、前記利用意思問合せ部からの問い合わせに対する前記利用者の意思を検知する意思検知部と、前記意思検知部の検知結果に基づいて前記利用者の利用の意思を確認するとともに、この確認した利用の意思を前記管理装置に向けて送信する利用意思確認部を有する共用車輌運用システム。
  2. 前記管理装置が、前記利用意思確認部から受信した前記利用者の利用の意思情報に基づいて前記管理情報を更新する利用認証部を有する請求項1に記載の共用車輌運用システム。
  3. 前記意思検知部が、キースロット、ドアノブ開閉機構、ドアノブスイッチその他の前記利用者の行為を検知することができる車輌設備を含む請求項1又は2に記載の共用車輌運用システム。
  4. 複数の共用車輌を利用者に貸し出す共用車輌運用システムであって、
    前記利用者からの共用車輌利用に関するデマンド情報を送出する利用者端末と、
    前記各共用車輌に設けられ、前記利用者端末からの前記デマンド情報に基づく情報を送出する車輌運用装置と、
    前記車輌運用装置からの前記情報に基づき、前記共用車輌の運用に必要な管理情報を参照して前記共用車輌の利用の可否を判断し管理するとともに、前記共用車輌の利用可否判断に関する情報を送出する管理装置とを有し、
    前記車輌運用装置が、前記管理装置からの前記利用可否判断に関する情報を前記利用者に報知する報知手段とを有し、
    前記報知手段が、ハザードランプ、ホーン、ウインカー、ヘッドランプ、フォグランプ、ディスプレイその他の前記利用者に認識可能な情報を発信することができる車輌設備を含む共用車輌運用システム。
  5. 前記管理装置は、前記車輌運用装置からの前記情報に基づいて、前記管理情報を参照して前記利用者が利用できる前記共用車輌を選択する請求項1〜4の何れか一項に記載の共用車輌運用システム。
  6. 前記車輌運用装置は、前記利用者端末からの前記情報に対応した前記共用車輌の車輌情報に基づいて、前記共用車輌が利用可能な状態か否かを判定する利用判定部と、当該利用判定部の判定結果に応じて前記管理装置に前記共用車輌の管理状況を問合わせる車輌管理問合せ部とを有し、
    前記管理装置は、前記車輌管理問合せ部からの問合せに応じて前記管理情報を参照して前記共用車輌の利用に関する管理を行い、この管理結果を前記車輌運用装置の前記報知手段に向けて送信する利用車輌管理部を有する請求項1〜5の何れか一項に記載の共用車輌運用システム。
  7. 前記利用者端末が、キーレスリモコン、電子キー、ICカードキー、電波カードその他の情報の受け渡しが可能な端末である請求項1〜6の何れか一項に記載の共用車輌運用システム。
  8. 複数の共用車輌を利用者に貸し出す共用車輌運用システムに用いられ、前記各共用車輌に設けられる車輌運用装置であって、
    前記利用者からの共用車輌利用に関するデマンド情報を前記共用車輌外部の利用者端末から受信し、前記利用者端末からの前記デマンド情報に基づく情報を前記共用車輌外部の管理装置に送出し、前記車輌運用装置からの前記情報に基づき、前記共用車輌の運用に必要な管理情報を参照して前記共用車輌の利用の可否を判断し管理する前記管理装置から、前記共用車輌の利用可否判断に関する情報を受信する車輌送受信手段と、
    前記共用車輌外部の管理装置からの前記利用可否判断に関する情報を前記利用者に報知する報知手段と、を備え、
    前記共用車輌外部の管理装置が利用可能と判断した前記共用車輌を前記利用者が実際に利用する意思があるか否かについて前記共用車輌外部の管理装置から送出された問い合わせに対し、前記利用者の意思を検知する意思検知部と、
    前記意思検知部の検知結果に基づいて前記利用者の利用の意思を確認するとともに、この確認した利用の意思を前記共用車輌外部の管理装置に向けて送信する利用意思確認部と、をさらに有する車輌運用装置。
  9. 複数の共用車輌を利用者に貸し出す共用車輌運用システムに用いられ、前記各共用車輌に設けられる車輌運用装置であって、
    前記利用者からの共用車輌利用に関するデマンド情報を前記共用車輌外部の利用者端末から受信し、前記利用者端末からの前記デマンド情報に基づく情報を前記共用車輌外部の管理装置に送出し、前記車輌運用装置からの前記情報に基づき、前記共用車輌の運用に必要な管理情報を参照して前記共用車輌の利用の可否を判断し管理する前記管理装置から、前記共用車輌の利用可否判断に関する情報を受信する車輌送受信手段と、
    前記管理装置からの前記利用可否判断に関する情報を前記利用者に報知する報知手段と、を備え、
    前記報知手段が、ハザードランプ、ホーン、ウインカー、ヘッドランプ、フォグランプ、ディスプレイその他の前記利用者に認識可能な情報を発信することができる車輌設備を含む車輌運用装置。
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