JP4914456B2 - Icタグ - Google Patents

Icタグ Download PDF

Info

Publication number
JP4914456B2
JP4914456B2 JP2008553916A JP2008553916A JP4914456B2 JP 4914456 B2 JP4914456 B2 JP 4914456B2 JP 2008553916 A JP2008553916 A JP 2008553916A JP 2008553916 A JP2008553916 A JP 2008553916A JP 4914456 B2 JP4914456 B2 JP 4914456B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical body
tag
module
resin
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008553916A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008087714A1 (ja
Inventor
真也 新田
晴彦 新田
英夫 畑中
一彦 相馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Knowledge and Intellectual Property Institute Co Ltd
Sato Holdings Corp
Original Assignee
Sato Knowledge and Intellectual Property Institute Co Ltd
Sato Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sato Knowledge and Intellectual Property Institute Co Ltd, Sato Holdings Corp filed Critical Sato Knowledge and Intellectual Property Institute Co Ltd
Publication of JPWO2008087714A1 publication Critical patent/JPWO2008087714A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4914456B2 publication Critical patent/JP4914456B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • G06K19/077Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
    • G06K19/07749Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • G06K19/077Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
    • G06K19/07749Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card
    • G06K19/07773Antenna details
    • G06K19/07777Antenna details the antenna being of the inductive type
    • G06K19/07779Antenna details the antenna being of the inductive type the inductive antenna being a coil
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • G06K19/077Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
    • G06K19/07749Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card
    • G06K19/07773Antenna details
    • G06K19/07777Antenna details the antenna being of the inductive type
    • G06K19/07779Antenna details the antenna being of the inductive type the inductive antenna being a coil
    • G06K19/07781Antenna details the antenna being of the inductive type the inductive antenna being a coil the coil being fabricated in a winding process

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Description

本発明は、各種情報を記憶して物品等に取り付けられるICタグに関するものである。
近年、物品等に付与されているタグ情報を自動的に読み取って識別するためのシステムとして、旧来より知られているバーコード方式によるものに代えて、より大量の情報を扱え、耐環境性に優れ、しかも、遠隔読み出し可能なデータキャリヤシステムと呼ばれるICタグ識別システムの開発が盛んに行われている。
このICタグ識別システムは、物品等に取り付けられるICタグと呼ばれる応答器と、ホスト側に接続される質問器とで構成され、これら応答器と質問器との間で、磁気、誘導電磁界、マイクロ波(電波)等の伝送媒体を介して非接触で交信を行う点を特徴としている。
このICタグを利用して、例えば、物品の管理などを目的として、物品に関する様々な情報、例えば、物品の名称や重量、内容量、製造・販売者名、製造場所、製造年月日、使用期限などの情報を記録することが行われている。このICタグの物品への取り付けは、プラスチックフィルムや金属箔、紙、これらの積層体などからなる基材に電子部品を装着したラベル状のタグの裏面に粘着剤あるいは接着剤を塗布し、この粘着剤あるいは接着剤を利用して物品に取り付ける方式が一般的である。
例えば、このICタグとして、特許文献1には、図14に示すようなICタグが開示されている。図14において、31はアンテナコイル、32は電子部品であり、33はこれらの部品を内蔵する基盤で、34はこの基盤33を封止して外層を構成する外層樹脂となるホットメルト材である。このICタグは、アンテナコイル31および電子部品32を配置した基盤33の表面をホットメルト材34で封止し、基盤33とホットメルト材34とを一体化したものである。
また、特許文献2には、図15に示すようなICタグが開示されている。図15において、41はICで、このICと同じ大きさのヒートシール性樹脂層42がIC41の両面に接合されている。
また、特許文献3には、図16(a)(b)に示すようなICタグが開示されている。図16(a)(b)において、51はICタグインレット、52は成形樹脂であり、ICタグインレット51は成形樹脂52中に埋設されており、ICタグインレット51には開口53が設けられている。成形樹脂52を射出成形で製造する場合、その射出された溶融樹脂が金型上に置かれたICタグインレット51に最初に接触すると、ICタグインレット51は溶融温度近くに加熱されて、その溶融樹脂流によりICタグインレット51を押し広げようとする力が加えられるため、溶融樹脂を射出するゲート口の直下のインレット基材の破壊が生じやすくなる。そこで、このように開口53を設けることで、射出された溶融樹脂はその開口53を通過して最初に金型に接触し、金型に接触することで固化を開始した樹脂がICタグインレット51を流れるので、ICタグインレッ51を押し広げようとする力が弱くなるという効果が期待できる。
そして、特許文献4には、図17に示すようなICタグの製造方法が開示されている。図17に示す方法は、溝61と突起部62を有する一次成形用の金型63を準備し(図17(1))、溝61内には電子部品64を配置し、突起部62の外周にはアンテナコイル65を配置し(図17(2)))、次に、外層樹脂66を射出し(図17(3))、内蔵部品64と65を外層樹脂66で覆った一次成形品67を得(図17(4))、次に、一次成形品67を二次成形用金型68内に挿入して外層樹脂69を射出し(図17(5))、電子部品64とアンテナコイル65を内蔵した電子タグ70を得るという方法である(図17(6))。
特開2002−163627号公報 特開2002−236896号公報 特開2002−355847号公報 特開2003−36431号公報
しかしながら、特許文献1ないし4に開示された電子タグには、次に説明するような欠点がある。
すなわち、図14のICタグは、基盤33に異物質であるホットメルト材34を接合する構造であるため、繰り返し使用すると、折り曲げなどの動作によりホットメルト材34が部分的に剥離したり、電子部品32が破損することがある。
また、図15のICタグは、IC41の端部が開放されているため、IC41が損傷しやすく、貴重なデータが破壊されてしまう。
また、図16のICタグは、ICタグインレット51に開口53が形成されているため、成形樹脂52とICタグインレット51との接合面積が大きくて、成形樹脂52はICタグインレット51から剥離しにくい。しかし、ICタグインレット51の一方の面が開放されているため、ICタグインレット51が損傷しやすく、貴重なデータが破壊されてしまう。
そして、図17のICタグの製造方法では、一次成形用金型63と二次成形用金型68 により、二度に分けて外層樹脂の成形が行われるため、成形された電子タグ70には接合線71が生じるので、繰り返し使用すると、折り曲げなどの動作により、その接合線71を境として上下の外層樹脂66と69に分離し、電子部品70が破損することがある。
ところで、現在、国内の実証実験で利用されているICタグの周波数は主に4種類で、135kHz、13.56MHz、UHF(860〜960MHz)、2.45GHzの4つである。これらの電波の周波数が多くなるほど指向性(特定の方向での電波の相対的放射振幅の方向特性)が強くなり、直進する性質が増すので、受信器の方向によってはICタグから発せられる電波を良好に受信できないことがある。特に、図14〜図17に示すように、現在使用されているICタグは平面形状であるため、電波の指向性により、ICタグから発せられる電波を受信する受信器の位置によって通信特性に差違が生じやすいという不都合がある。
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、内蔵電子部品が破損しにくく、しかも、電波の指向性に基づく通信特性の差違が生じにくい構造のICタグを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のICタグは、絶縁基板上にICチップとアンテナコイルを備えた電子部品が実装されたICモジュールを電波を透過させる材料からなる円柱状体または円筒状体に巻き付けてICモジュール付き円柱状体または円筒状体を得、ICモジュールを巻き付けた円柱状体または円筒状体の外径よりも大きい内径を有する電波を透過させる材料からなる外側筒状体にICモジュール付き円柱状体または円筒状体を挿入し、上記外側筒状体の両端面を蓋部材により閉じたことを特徴としている。
ICモジュールを巻き付ける物質が円柱状体または円筒状体であるため、ICモジュールのアンテナコイルから発せられる電波はほぼ360゜方向に伝搬するため、ICタグから発せられる電波を受信する受信器の位置における通信特性の差違が生じにくい。また、ICモジュールは外側筒状体により保護されるため、破損しにくい。
外側筒状体の内部が真空または減圧雰囲気にあることが好ましい。真空または減圧雰囲気では電波が乱反射しにくいので、電波が弱くなりにくいからである。
本発明のICタグは、絶縁基板上にICチップとアンテナコイルを備えた電子部品が実装されたICモジュールを電波を透過させる材料からなる円柱状体または円筒状体に巻き付けるので、ICモジュールのアンテナコイルから発せられる電波は円柱状体または円筒状体の周りをほぼ完全に覆う全周囲方向に伝搬するため、ICタグから発せられる電波を受信する受信器の位置における通信特性の差違が生じにくいという効果がある。また、ICモジュールは外側筒状体により保護されるので、破損しにくく、長期間使用することができる。
さらに、外側円筒状体の内部を真空または減圧雰囲気にすることにより、ICタグが受信した電波が弱くなりにくく、感度が向上するという効果がある。
図1は、本発明のICタグに用いることができるICモジュールの一実施形態の概略構成を示す平面図である。 図2は、図1のICモジュールの回路図である。 図3は、ICモジュールのICチップ実装部分の一例を拡大して示す断面図である。 図4(b)は、図1のICモジュールを巻き付けることができる円筒状体の平面図、図4(a)はその左および右端面図である。 図5(b)は、ICモジュールを巻き付けた図4(b)の円筒状体を挿入することができる外側円筒状体の平面図、図5(a)はその左および右端面図である。 図6は、図5の外側円筒状体の両端面を閉じることができる蓋部材の平面図である。 図7は、図1のICモジュールを図4(b)の円筒状体に巻き付けた状態を示す平面図である。 図8は、本発明のICタグの一例の平面図であり、図7のICモジュール付き円筒状体を図5(b)の外側円筒状体に挿入して、図6の蓋部材によりその外側円筒状体の両端面を閉じた状態を示す平面図である。 図9は、水を満たしたPETボトルを介して、質問器と本発明のICタグとの間で電波の送・受信を行う状態の一例を示す説明図である。 図10は、本発明のICタグの一例の拡大断面図である。 図11(a)、(b)は、図6とは異なる蓋部材の組み合わせを示す平面図である。 図12は、本発明のICタグの別の例を示す平面図であり、図11(a)、(b)の蓋部材により図5(b)の外側円筒状体の両端面を閉じた状態を示す平面図である。 図13(a)は、図5の外側円筒状体の一方の端面を閉じることができる蓋部材の平面図であり、図13(b)はその蓋部材の内周面に貼着する異形ガイド片の平面図である。 図14は、従来のICタグの断面図である。 図15は、従来の別のICタグの断面図である。 図16(a)は従来のさらに別のICタグの平面図、図16(b)は図16(a)のB−B矢視断面図である。 図17は、図14ないし図16の従来のICタグとは異なるさらに別のICタグの製造方法を示す図である。
符号の説明
1 ICモジュール
2 絶縁基板
3 アンテナコイル
4 ICチップ
5 同調用コンデンサ
6 整流用ダイオード
7 平滑用コンデンサ
8 接着剤層
9 円筒状体
10 外側円筒状体
11 蓋部材
12 ICタグ
13 PETボトル
14 質問器
17 蓋部材
18 蓋部材
19 ICタグ
20 蓋部材
21 異形ガイド片
以下、本発明のICタグの好ましい実施形態について説明するが、本発明は下記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲において適宜変更と修正が可能である。
(1)第一実施形態(棒形状ICタグ)
図1は、本発明のICタグに用いることができるICモジュール1の平面図である。図1に示すように、ICモジュール1は絶縁基板2上にアンテナコイル3とICチップ4が貼り付けられた構成である。
図2は、図1のICモジュール1の回路図である。図2に示すように、アンテナコイル3と同調用コンデンサ5とからなる共振回路に、整流用ダイオード6、平滑用コンデンサ7およびICチップ4が接続されている。なお、これら同調用コンデンサ5、整流用ダイオード6および平滑用コンデンサ7は本実施形態ではICチップ4内に搭載されているが、これらの部品5、6、7はICチップ4とは別に配置することもできる。
図3は、ICチップ4の電極4aとアンテナコイル3とを、接着剤層8を介して接続する方法の一例を概略的に示す断面図である。接着剤層8の材料としては、例えば、ポリウレタン、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、フェノール樹脂、エポキシ樹脂などの単体または混合物を用いることができる。
図4(b)は、図1のICモジュール1を巻き付けることができる円筒状体9の平面図、図4(a)はその左および右端面図である。もちろん、円筒体状9に代えて円柱状体(中心の長手方向に中空部がないもの)を用いることもできる。
図5(b)は、ICモジュール1を巻き付けた図4(b)の円筒状体9を挿入することができる外側円筒状体10の平面図、図5(a)はその左および右端面図である。外側円筒状体10はICモジュール1を巻き付けた円筒状体9の外径より大きい内径を有すればよいので、外側円筒状体10に代えてICモジュール1を巻き付けた円筒状体9の外径より大きい内径を有する外側角筒状体を用いることもできる。
図6は、図5の外側円筒状体10の両端面を閉じることができる蓋部材11の平面図である。
図7は、図1のICモジュール1を図4(b)の円筒状体9に巻き付けた状態を示す平面図である。
図8は、本発明の棒形状ICタグ12の一例を示し、図7のICモジュール1付き円筒状体9を図5(b)の外側円筒状体10に挿入して、図6の蓋部材11によりその外側円筒状体10の両端面を閉じた状態を示す平面図である。
絶縁基板2の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート/イソフタレート共重合体などのポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレン、エチレン−4フッ化エチレン共重合体等のポリフッ化エチレン系樹脂、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/ビニルアルコール共重合体等のビニル系樹脂、三酢酸セルロース、セロハン等のセルロース系樹脂、ポリメタアクリル酸メチル、ポリメタアクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル系樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリイミド、和紙、洋紙等の単体または混合物を用いることができ、絶縁性の有機材料であれば使用することができる。
アンテナコイル3およびICチップ4などを絶縁基板上に配置する方法としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂などの有機材料により固定する方法を挙げることができる。アンテナコイル3の材料としては、銅箔、アルミニウム箔、銅・銀・ニッケルなどの導電性金属粉末のペースト状組成物などを用いることができ、導電性の材料であれば使用することができる。
円筒状体9の材料としては電波を透過させる材料であればよく、アクリロニトリル−塩素化ポリエチレン−スチレン共重合樹脂、アクリロニトリル−エチレン・プロピレン・ジエン−スチレン共重合樹脂、アクリロニトリルスチレン共重合樹脂、ブタジエンスチレンメチルメタクリレート共重合樹脂、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、ノルボルネン樹脂、フッ素樹脂、ポリアミドイミド、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリカーボネート、ポリパラメチルスチレン、ポリビニルホルマール、ポリフェニレンサルファイド、ポリメチルペンテン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂などの熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂、フラン樹脂、ポリイミドなどの熱硬化性樹脂を用いることができる。
外側円筒状体10および蓋部材11の材料としては電波を透過させる材料であればよいが、円筒状体9に巻き付けたICモジュールを保護するために円筒状体9より強度が高い方が好ましい。例えば、上記した円筒状体9に用いることができる熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂に、ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維、セラミック繊維(シリコンカーバイド、ボロン、アルミナ)、ウィスカー(Al23、β−SiC、グラファイト、チタン酸カリウム、ポリオキシメチレン)などを含有するものを用いることができる。
ICモジュール1を円筒状体9に巻き付けるために使用する接着剤としては、エポキシ樹脂系接着剤、ポリウレタン系接着剤、アクリル樹脂系接着剤、クロロプレンゴム系接着剤、ニトリルゴム系接着剤、糊料、粘着テープなどを用いることができ、特に限定されない。
本実施形態においては、ICモジュール1を円筒状体9に巻き付けるので、ICモジュール1のアンテナコイル3から発せられる電波は円筒状体9の周りをほぼ完全に覆う全周囲方向に伝搬するため、ICタグから発せられる電波を受信する受信器の位置における通信特性の差違が生じにくいという効果が期待できる。
また、電波は水中を伝搬することによって吸収・散乱され、そのエネルギーが減衰するので、一般的には、水中を通過した電波を良好に受信することは困難である。すなわち、質問器から発せられた電波が、水もしくは各種液体を満たした容器または水分含有物体(例えば、鮮魚や精肉など)を通過すると、電波のエネルギーは水分子の振動により減衰するので、ICタグとの間では良好な通信を達成することができないことがある。しかし、本発明のICタグは、ICモジュール1を巻き付けた円筒状体9の外径よりも大きい内径を有する外側円筒状体10にICモジュール付き円筒状体9を挿入するので、次に説明するように、良好な通信を達成することができる。
すなわち、図9に示すように、水Wを満たしたPETボトル13を間において質問器14とは反対側に本発明のICタグ12を配置すれば、質問器14から発せられた周波数F(ヘルツ)の電波EはPETボトル13を通過することによってややエネルギーが減衰してICタグ12内に進入する。すると、ICタグ12の断面を拡大して表す図10に示すように、ICタグ12内に進入した電波は、ICモジュール1を巻き付けた円筒状体9と外側円筒状体10との間の間隙15や円筒状体9の中心の中空部16では大気雰囲気下の外側と同様に周波数Fヘルツで振動し、ICモジュール1のアンテナコイル3(図1参照)に受信される。そして、ICモジュール1のICチップ4(図1参照)に入力された各種情報は、図9に示すように、相反定理により周波数Fヘルツの電波Eを介して質問器14に向けて伝送される。この電波Eは、水Wを満たしたPETボトル13を通過することでそのエネルギーはやや減衰するが、PETボトル13を透過すると、再び周波数Fヘルツで振動して、質問器14に受信される。
このように、本発明のICタグによれば、水という電波の進行にとって障害となる媒体が存在しても、良好に電波の送・受信を行うことができる。
(2)第二実施形態
図11(a)、(b)は、図6とは異なる蓋部材の組み合わせを示す平面図である。図11(b)に示す一方の蓋部材17は図6に示すものと同じ形状であるが、鍔部17aの寸法は図6の蓋部材11より長く、図11(a)に示す他方の蓋部材18は先端部が鋭角状にとがっている。図12は、図11(a)、(b)の蓋部材17と18により図5(b)の外側円筒状体10の両端面を閉じた状態を示す平面図である。この場合に得られるICタグ19は第一実施形態とは異なり、外観が釘形状を呈している。
(3)第三実施形態
図13(a)は、さらに異なる蓋部材20の平面図である。この蓋部材20は図13(b)に示すように、円筒の一部を切り欠いて得られる異形ガイド片21を内周面の一部に沿って貼着したものであるから、図7に示すようなICモジュール1付き円筒状体9の外側円筒状体10内における回動を防止するという効果が期待できる。
以下に、本発明の実施例を説明する。本発明は下記実施例の具体的な数値に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲において、適宜変更と修正が可能である。
(1)ICモジュールの製造
厚み50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上に接着剤を介して厚さ25μmのアルミニウム箔を貼り付けた。次に、レジスト材にアンテナパターンを形成し、このレジスト材を上記アルミニウム箔上に載置してエッチング処理によってアルミニウムのアンテナパターン(アンテナコイル)を形成した。そして、図3に示すように、このアンテナパターン(アンテナコイル)3にフリップチップ用接着性有機導電膜8を介してICチップ4を積層し、約170℃に加熱して図1に示すようなICモジュール1を作製した。
なお、アンテナパターンの形成方法としては、導電性ペースト組成物を用いてスクリーン印刷により形成する方法やその他の公知の方法を採用することができる。
(2)ICタグの製造
〔第一実施形態に対応するICタグの製造〕
ポリ塩化ビニルを原料として、公知の射出成形法により図4(b)に示すような円筒状体9を得た。また、プリコンパウンド方式により所定量のガラス繊維をアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂に配合したペレットから公知の射出成形法により図5(b)に示すような外側円筒状体10と、図6に示すような蓋部材11とを得た。そして、上記のようにして得たICモジュール1の裏面に両面粘着テープを貼り付け、このICモジュール1裏面の粘着テープ側を内側になるようにして円筒状体9に巻き付けて図7に示すようなICモジュール1付き円筒状体9を得た。さらに、このICモジュール1付き円筒状体9を図5(b)に示すような外側円筒状体10内に挿入し、図6に示す蓋部材11の先端側11aの外周に接着剤を塗り、この蓋部材11を図5(b)の外側円筒状体10の両端面に装着して図8に示すような棒形状のICタグ12を得た。
〔第二実施形態に対応するICタグの製造〕
図8に示すICタグ12とは、蓋部材17と18の形状および大きさが異なるだけで、同上方法により図12に示すような釘形状のICタグ19を得た。
本発明のICタグは、棒形状および釘形状とすることにより、従来のラベルやカードのような平面形状のICタグでは適用が困難な分野に使用することができる。例えば、棒形状ICタグを取り付ける適用例としては、折り畳みコンテナ収納物品の管理、パレット上に載せた物品の管理、シュリンク梱包内物品の管理、発泡コンテナ収納物品の管理、カゴ車積載物品の管理、各種トレー積載物品の管理などを挙げることができ、釘形状ICタグを取り付ける(あるいは、刺し込む)適用例としては、段ボール、木材、鮮魚、精肉、紙管、コアリールなどの管理に用いることができる。

Claims (2)

  1. 絶縁基板上にICチップとアンテナコイルを備えた電子部品が実装されたICモジュールを電波を透過させる材料からなる円柱状体または円筒状体に巻き付けてICモジュール付き円柱状体または円筒状体を得、ICモジュールを巻き付けた円柱状体または円筒状体の外径よりも大きい内径を有する電波を透過させる材料からなる外側筒状体にICモジュール付き円柱状体または円筒状体を挿入し、上記外側筒状体の両端面を蓋部材により閉じたことを特徴とするICタグ。
  2. 外側筒状体の内部が真空または減圧雰囲気であることを特徴とする請求項1記載のICタグ。
JP2008553916A 2007-01-16 2007-01-16 Icタグ Active JP4914456B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2007/050524 WO2008087714A1 (ja) 2007-01-16 2007-01-16 Icタグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008087714A1 JPWO2008087714A1 (ja) 2010-05-06
JP4914456B2 true JP4914456B2 (ja) 2012-04-11

Family

ID=39635723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008553916A Active JP4914456B2 (ja) 2007-01-16 2007-01-16 Icタグ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4914456B2 (ja)
WO (1) WO2008087714A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI20086063L (fi) * 2008-11-10 2010-05-11 Skandinavian Kalvontekijaet Oy Merkintäväline

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001312709A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Oji Paper Co Ltd Ic実装体
JP3772778B2 (ja) * 2001-03-30 2006-05-10 三菱マテリアル株式会社 アンテナコイル及びそれを用いた識別タグ、リーダライタ装置、リーダ装置及びライタ装置
JP2004146068A (ja) * 2002-10-21 2004-05-20 Fujikura Ltd 情報記憶素子を備えた連長体及びケーブル
JP2008090420A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Oji Paper Co Ltd 無線タグ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008087714A1 (ja) 2008-07-24
JPWO2008087714A1 (ja) 2010-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6265203B2 (ja) 容器
EP2041701B1 (en) A radio frequency identification tag
WO2002055315A1 (fr) Dispositif de communication et sa structure d'installation, et procede de fabrication et de communication
JP2006298144A (ja) パネルおよびパネルの製造方法
KR101439307B1 (ko) Rfid 태그
JP4914456B2 (ja) Icタグ
JP4971347B2 (ja) Icタグ
JP4872238B2 (ja) Icタグ対応プラスチック材とicタグ及びicタグ対応容器
JP4797281B2 (ja) Icタグインレットのインサートインモールド成型法
JP2007230643A (ja) 非接触icタグ付きカップ状容器
JP2016053874A (ja) Rfidタグ及び管理システム並びにrfidタグの製造方法
US20120267434A1 (en) Body in the form of a packaging or of a molded part
CN205354085U (zh) 电子标签
JP2016170576A (ja) Rfidラベル
JPH1026934A (ja) 電子タグ及びその製造方法
JP2007079831A (ja) Icタグの取付構造及びicタグ付ラベル
JPH09297535A (ja) 電子タグとその製造方法
JP2008112373A (ja) 非接触型データ受送信体
WO2014148500A1 (ja) 封緘鍵の製造方法、封緘鍵、および、封緘装置
JPH1026933A (ja) 電子タグ及びその製造方法
JP2007230641A (ja) 非接触icタグ付き容器
JP2000331135A (ja) 非接触データキャリア及び当該非接触データキャリアの製造方法
JP2009205390A (ja) Rfidタグ
WO2010086904A1 (ja) Icタグ
JP2006293599A (ja) Icタグ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101125

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120105

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4914456

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250