JP4913175B2 - 匂い発生システム、配合情報提供サーバ、および匂い発生方法 - Google Patents

匂い発生システム、配合情報提供サーバ、および匂い発生方法 Download PDF

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Description

本発明は、匂い発生システム、配合情報提供サーバ、および匂い発生方法に関するものである。
公衆通信の分野でほとんど使われることのなかった嗅覚を使ってインターネットコンテンツをよりリアルに表現するための研究が、最近活発に行われている。このような研究は、受信したインターネットコンテンツに応じて、更にはユーザの気分や嗜好に応じて、最適な「匂い」をユーザ端末にて適切に発生させることを目標としている。このような研究に適用可能な技術の一例として、下記の特許文献1〜8を挙げることができる。これらの従来技術では、「匂い」を電気的またはデジタル的に記録し遠隔地に伝達するために、「匂い」の要素を分析し、且つそのデータを電気的またはデジタル的に表記することが行われている。
特許第3331371号公報 特開2001−339353号公報 特開2002−222482号公報 特開2004−251872号公報 特開2007−116426号公報 特開2001−91485号公報 特開2001−339353号公報 特開2004−40610号公報
ところで、「匂い」の要素に関しては、色の三原色や音楽の音階などのように、全ての「匂い」の基本となる「匂いの基本要素成分」が一意的に定義されているわけではない。そのため、従来技術では、ある特定の「匂い」または複数の「匂い」を記録および伝送して遠隔地で再現するためには、送信側と受信側で予め固有の「匂いの基本要素成分」や「匂いの発生仕組み」を共有しておくことが前提となっていた。言い換えれば、送信側および受信側毎にそれぞれ異なる「匂いの基本要素成分」や「匂いの発生仕組み」を事前に共有する必要があった。しかしながら、様々なインターネットコンテンツを不特定多数の受信者に対して「匂い付き」で配信する際に、全ての送受信者が「匂いの基本要素成分」や「匂いの発生仕組み」をそれぞれ個別に共有することは一般に不可能である。
そこで、本発明は上記に鑑みてなされたもので、匂いを発生する端末が、例えばコンテンツプロバイダ等の他の装置との間で「匂いの基本要素成分」や「匂いの発生仕組み」に対する別途の個別の事前取り決めを必要とせずに、「匂い」を発生することを可能とする匂い発生システム、配合情報提供サーバ、および匂い発生方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の匂い発生システムは、複数の匂い発生端末、および配合情報提供サーバを含む匂い発生システムであって、前記匂い発生端末は、当該匂い発生端末において、匂いを発生するための基本要素成分である匂い基本要素成分を格納する格納手段と、所望の匂いを特定する情報である匂い特定情報を受信する第1受信手段と、前記匂い基本要素成分を特定する匂い基本要素成分特定情報、および前記匂い特定情報を前記配合情報提供サーバに送信する第1送信手段と、第1の配合情報および第2の配合情報を前記配合情報提供サーバから受信する第2受信手段と、前記第1の配合情報および前記第2の配合情報に基づき、前記格納手段に格納された前記匂い基本要素成分を配合し、前記所望の匂いを発生する匂い発生手段と、を備え、前記配合情報提供サーバは、前記複数の匂い発生端末のそれぞれの当該匂い基本要素成分を特定する前記匂い基本要素成分特定情報、前記匂い特定情報であって当該匂い特定情報より特定される所望の匂いによりもたらされるユーザの気分に関する情報が関連付けられた前記匂い特定情報、および前記匂い特定情報より特定される前記所望の匂いを発生するための配合情報を関連付けて格納する配合情報データベースと、前記複数の匂い発生端末のそれぞれのユーザの嗜好が反映された匂いを特定するユーザ嗜好反映匂い特定情報を格納する嗜好情報データベースと、何れかの前記匂い発生端末より前記匂い基本要素成分特定情報および前記匂い特定情報を受信したことに応じ、当該受信した匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に関連付けられて前記配合情報データベースに格納された前記第1の配合情報を抽出するものであって、前記配合情報データベースを検索し、前記受信した匂い特定情報より特定される所望の匂いの配合成分が、前記受信した匂い基本要素成分特定情報より特定される前記匂い基本要素成分では満たせない場合、前記受信した匂い特定情報より特定される所望の匂いによりもたらされるユーザの気分と同じ気分をもたらす匂いであって前記受信した匂い基本要素成分特定情報より特定される前記匂い基本要素成分で配合が可能である匂いを特定する匂い特定情報を選択し、選択された匂い特定情報に関連付けられた配合情報を前記第1の配合情報として抽出すると共に、前記嗜好情報データベースから抽出した当該何れかの前記匂い発生端末の前記ユーザ嗜好反映匂い特定情報により特定される匂いに対する前記配合情報データベースに格納された前記第2の配合情報を抽出し、当該抽出した前記第1の配合情報および前記第2の配合情報を該匂い発生端末に送信する第2送信手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の配合情報提供サーバは、複数の匂い発生端末、および配合情報提供サーバを含む匂い発生システムにおける、前記配合情報提供サーバであって、前記複数の匂い発生端末のそれぞれの当該匂い基本要素成分を特定する匂い基本要素成分特定情報、所望の匂いを特定する情報である匂い特定情報であって当該匂い特定情報より特定される所望の匂いによりもたらされるユーザの気分に関する情報が関連付けられた前記匂い特定情報、および前記所望の匂いを発生するための前記匂い基本要素成分の配合情報を関連付けて格納する配合情報データベースと、前記複数の匂い発生端末のそれぞれのユーザの嗜好が反映された匂いを特定するユーザ嗜好反映匂い特定情報を格納する嗜好情報データベースと、何れかの前記匂い発生端末より前記匂い基本要素成分特定情報および前記匂い特定情報を受信したことに応じ、当該受信した匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に関連付けられて前記配合情報データベースに格納された第1の配合情報を抽出するものであって、前記配合情報データベースを検索し、前記受信した匂い特定情報より特定される所望の匂いの配合成分が、前記受信した匂い基本要素成分特定情報より特定される前記匂い基本要素成分では満たせない場合、前記受信した匂い特定情報より特定される所望の匂いによりもたらされるユーザの気分と同じ気分をもたらす匂いであって前記受信した匂い基本要素成分特定情報より特定される前記匂い基本要素成分で配合が可能である匂いを特定する匂い特定情報を選択し、選択された匂い特定情報に関連付けられた配合情報を前記第1の配合情報として抽出すると共に、前記嗜好情報データベースから抽出した当該何れかの前記匂い発生端末の前記ユーザ嗜好反映匂い特定情報により特定される匂いに対する前記配合情報データベースに格納された第2の配合情報を抽出し、当該抽出した前記第1の配合情報および前記第2の配合情報を該匂い発生端末に送信する第2送信手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の匂い発生方法は、複数の匂い発生端末、および配合情報提供サーバを含む匂い発生システムにおける、匂い発生方法であって、前記複数の匂い発生端末の格納手段は、それぞれの前記匂い発生端末において、匂いを発生するための基本要素成分である匂い基本要素成分を格納し、前記配合情報提供サーバの配合情報データベースは、前記複数の匂い発生端末のそれぞれの当該匂い基本要素成分を特定する匂い基本要素成分特定情報、所望の匂いを特定する情報である匂い特定情報であって当該匂い特定情報より特定される所望の匂いによりもたらされるユーザの気分に関する情報が関連付けられた前記匂い特定情報、および前記匂い特定情報より特定される前記所望の匂いを発生するための前記匂い基本要素成分の配合情報を関連付けて格納し、前記配合情報提供サーバの嗜好情報データベースは、前記複数の匂い発生端末のそれぞれのユーザの嗜好が反映された匂いを特定するユーザ嗜好反映匂い特定情報を格納し、何れかの前記匂い発生端末の第1受信手段が、前記匂い特定情報を受信する第1受信ステップと、該匂い発生端末の第1送信手段が、前記匂い基本要素成分を特定する前記匂い基本要素成分特定情報、および前記匂い特定情報を前記配合情報提供サーバに送信する第1送信ステップと、前記配合情報提供サーバの第2送信手段が、該匂い発生端末より前記匂い基本要素成分特定情報および前記匂い特定情報を受信したことに応じ、当該受信した匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に関連付けられて前記配合情報データベースに格納された第1の配合情報を抽出するものであって、前記配合情報データベースを検索し、前記受信した匂い特定情報より特定される所望の匂いの配合成分が、前記受信した匂い基本要素成分特定情報より特定される前記匂い基本要素成分では満たせない場合、前記受信した匂い特定情報より特定される所望の匂いによりもたらされるユーザの気分と同じ気分をもたらす匂いであって前記受信した匂い基本要素成分特定情報より特定される前記匂い基本要素成分で配合が可能である匂いを特定する匂い特定情報を選択し、選択された匂い特定情報に関連付けられた配合情報を前記第1の配合情報として抽出すると共に、前記嗜好情報データベースから抽出した該匂い発生端末の前記ユーザ嗜好反映匂い特定情報により特定される匂いに対する前記配合情報データベースに格納された第2の配合情報を抽出し、当該抽出した前記第1の配合情報および前記第2の配合情報を該匂い発生端末に送信する第2送信ステップと、該匂い発生端末の第2受信手段が、前記第1の配合情報および前記第2の配合情報を前記配合情報提供サーバから受信する第2受信ステップと、該匂い発生端末の匂い発生手段が、前記第1の配合情報および前記第2の配合情報に基づき、前記格納手段に格納された前記匂い基本要素成分を配合し、前記所望の匂いを発生する匂い発生ステップと、を備えることを特徴とする。
このような本発明の匂い発生システム、匂い発生端末、配合情報提供サーバ、および匂い発生方法によれば、匂い発生端末が自端末の匂い基本要素成分特定情報を匂い特定情報とともに配合情報提供サーバに送信し、配合情報提供サーバは各匂い発生端末が特定した匂い基本要素成分に対応する配合情報を匂い発生端末に返す。この際、配合情報提供サーバには、匂い発生システムに存在する複数の匂い発生端末における匂い基本要素成分特定情報、匂い特定情報、および配合情報が互いに関連付けられて格納されている。なお、配合情報提供サーバには、匂い発生端末に実際に格納されてはいないが、例えば匂い開発者等から情報を提供されることにより既に認識されている匂い基本要素成分特定情報が対応の匂い特定情報および配合情報と関連付けられて更に含まれていても良い。以上により、匂い発生端末は匂い特定情報の送信側との間で所望の匂いを発生するための別途の個別の事前取り決めを行うことを必要とせずに、配合情報提供サーバより受信した配合情報に基づき所望の匂いを発生することができる。
また、本発明の匂い発生システムにおいては、前記第2送信手段は、何れかの前記匂い発生端末より前記匂い基本要素成分特定情報および前記匂い特定情報を受信した際に、当該受信した匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に関連付けられた前記第1の配合情報が前記配合情報データベースに存在しない場合、前記嗜好情報データベースから抽出した当該何れかの前記匂い発生端末の前記ユーザ嗜好反映匂い特定情報により特定される匂いに対する前記配合情報データベースに格納された前記第2の配合情報を抽出し、当該抽出した前記第2の配合情報を該匂い発生端末に送信する、ことが好ましい。また、本発明の匂い発生システムにおいては、コンテンツをネットワークを通じて前記複数の匂い発生端末に配信するコンテンツプロバイダを更に含み、前記匂い発生端末の前記第1受信手段は、前記匂い特定情報を含む前記コンテンツを前記コンテンツプロバイダより受信する、ことが好ましい。
この発明の匂い発生システムは、匂い特定情報およびコンテンツの送信側としてコンテンツプロバイダを更に含むことが好適である。この場合には、匂い発生端末は、当該コンテンツプロバイダとの間で所望の匂いを発生するための別途の事前取り決めを行うことを必要とせずに、配合情報提供サーバより受信した配合情報に基づき所望の匂いを発生することができる。
また、本発明の匂い発生システムにおいては、前記匂い特定情報を含む前記コンテンツは、ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ(HyperText Markup Language、HTML)等のマークアップ言語で作成されたインターネットコンテンツであり、前記匂い特定情報は、一例としてタグとして前記インターネットコンテンツ中に記述される、ことが好ましい。
この場合には、HTMLで記述されたインターネットコンテンツを人間の嗅覚を使ってよりリアルに表現することができる。また、匂い特定情報をHTMLタグとして記述することにより、匂い発生端末の第1受信手段は当該HTLMファイルから匂い特定情報を容易に取得することができる。
また、本発明の匂い発生システムにおいては、前記匂い発生端末の前記第1受信手段は、当該匂い発生端末のユーザの操作により前記匂い特定情報を受信する、ことが好ましい。
このように、匂い発生端末のユーザの操作により匂い特定情報を受信した場合でも、匂い発生端末は配合情報提供サーバより受信した配合情報に基づき、所望の匂いを発生することができる。
また、本発明の匂い発生システムにおいては、前記匂い発生端末の前記格納手段は、前記匂い基本要素成分を格納する取替え自在なカートリッジである、ことが好ましい。
この場合には、例えばカートリッジを使い切った場合や所望の匂いに適合したカートリッジに交換したい場合等に、新しいカートリッジに交換することができる。なお、カートリッジ交換の際には別種のカートリッジに交換しても良く、この場合には、当該別種のカートリッジに関する情報、つまり当該別種のカートリッジでの匂い基本要素成分を特定する匂い基本要素成分特定情報を配合情報提供サーバのデータベースにて更新することが好ましい。
また、本発明の匂い発生システムにおいては、前記匂い特定情報は、任意の匂いそのものを特定するか、または前記ユーザの気分を任意の状態にさせるための特定の匂いを識別する情報である、ことが好ましい。
匂い特定情報は、任意の匂いそのものを特定するものであっても良く、ユーザの気分を任意の状態にさせるための特定の匂いを識別するための情報であっても良い。匂い特定情報が何れの態様であっても、例えば配合情報提供サーバのデータベースにおけるデータ格納の仕方を変更するなどにより適宜対応することができる。
本発明によれば、匂い発生端末が、例えばコンテンツプロバイダ等の他の装置との間で匂いを発生するための別途の個別の事前取り決めを必要とせずに、配合情報提供サーバより受信した配合情報に基づき所望の匂いを発生することができる。
本発明の第1実施形態にかかる匂い発生システム1の構成概要図である。 コンテンツプロバイダ100、匂い発生端末200、および配合情報提供サーバ300のハードウェア構成図である。 配合情報データベース310に格納された情報をイメージした図である。 匂い発生システム1の基本動作を示すシーケンス図である。 匂い発生システム1の他の動作を示すシーケンス図である。 匂い発生システム1の更に他の動作を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態にかかる匂い発生システム2の構成概要図である。 匂い発生システム2の基本動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施例であるアロマテラピーシステムにおける配合情報提供サーバの配合情報データベースに格納された情報を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明にかかる匂い発生システム、匂い発生端末、配合情報提供サーバ、および匂い発生方法の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明匂いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
<第1実施形態>
(匂い発生システム1の全体構成)
まず、本発明の第1実施形態に係る匂い発生システム1の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、匂い発生システム1の構成概要図である。図1に示すように、匂い発生システム1は、コンテンツプロバイダ100、複数の匂い発生端末200、および配合情報提供サーバ300を備えて構成され、コンテンツプロバイダ100と匂い発生端末200、そして匂い発生端末200と配合情報提供サーバ300は、通信ネットワーク400により互いに通信可能に接続されている。匂い発生システム1において、コンテンツプロバイダ100は、様々なインターネットコンテンツを不特定多数の匂い発生端末200に対して、匂い付きで配信する。この際、コンテンツプロバイダ100と不特定多数の匂い発生端末200との間で、匂いを発生するための別途の個別の事前取り決めは行わない。以下、匂い発生システム1の詳細な構成について説明する。なお、以下の説明においては、コンテンツプロバイダ100をCP100と、匂い発生端末200を端末200と、配合情報提供サーバ300をサーバ300と略して記載する。
(コンテンツプロバイダ100の構成)
まず、CP100の構成について詳細に説明する。図2はCP100のハードウェア構成図である。図2に示すように、CP100は、物理的には、CPU11、ROM12及びRAM13等の主記憶装置、キーボード及びマウス等の入力デバイス14、ディスプレイ等の出力デバイス15、端末200との間でデータの送受信を行うためのネットワークカード等の通信モジュール16、ハードディスク等の補助記憶装置17などを含む通常のコンピュータシステムとして構成される。後述するCP100の各機能は、CPU11、ROM12、RAM13等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU11の制御の元で入力デバイス14、出力デバイス15、通信モジュール16を動作させると共に、主記憶装置12,13や補助記憶装置17におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
図1に戻り、CP100は、機能的には、コンテンツ作成部110および送信部120を備えて構成される。
コンテンツ作成部110は、例えばハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ(HyperTextMarkup Language、HTML)で、インターネットコンテンツを作成するものである。「インターネットコンテンツ」は、インターネットを介して一般の端末機に送信することを意図した、電子ファイル形式の文字、文書、静止画、動画等であり、本実施形態では「匂い」を付加するための対象エンティティを含む。このインターネットコンテンツの具体例としては例えばウェブページを挙げることができ、当該ウェブページ中には端末200が発生すべき所望の匂いを特定する数値的パラメータである匂い特定情報が含まれる。好ましくは、匂い特定情報は、HTMLタグとして、HTMLファイルであるウェブページ中に記述される。匂い特定情報は、任意の匂いそのものを特定する情報であっても良く、または端末200のユーザの気分を任意の状態にさせるための特定の匂いを識別するための情報であっても良い。匂い特定情報の数値的パラメータとしての表記形式は、CP100とサーバ300との間で予め取り決めておくことができ、より好ましくは例えば一つまたは複数の表記形式が業界標準として事前に取り決められていても良い。なお、このような事前取り決めは、CP100と端末200との間においては必要としない。コンテンツ作成部110は、作成したインターネットコンテンツを送信部120に出力する。
送信部120は、コンテンツ作成部110が作成した匂い特定情報込みのインターネットコンテンツを通信ネットワーク400を通じて端末200に送信するものである。送信部120は、サーバ300を特定可能な情報として例えばサーバ300のURLを上記インターネットコンテンツに更に含めて端末200に送信しても良い。送信部120は、物理的には図2に示した通信モジュール16として構成することができる。
(匂い発生端末200の構成)
引き続き、端末200の構成について詳細に説明する。図2は端末200のハードウェア構成図である。図2に示すように、端末200は、物理的には、CPU21、主記憶装置であるROM22及びRAM23、操作ボタンなどの入力デバイス24、LCDや有機ELディスプレイなどの出力デバイス25、CP100やサーバ300との間でデータの送受信を行う通信モジュール26、メモリディバイス等の補助記憶装置27を備えて構成される。後述する端末200の各機能は、CPU21、ROM22、RAM23等のハードウェア上に所定のソフトウェアを読み込ませることにより、CPU21の制御の元で入力デバイス24、出力デバイス25、通信モジュール26を動作させると共に、主記憶装置22,23や補助記憶装置27におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
図1に戻り、端末200は、機能的には、カートリッジ210(特許請求の範囲の「格納手段」に相当)、匂い発生部220(特許請求の範囲の「匂い発生手段」に相当)、受信部230(特許請求の範囲の「第1受信手段」および「第2受信手段」に相当)、および送信部240(特許請求の範囲の「第1送信手段」に相当)を備えて構成される。
カートリッジ210は、匂い基本要素成分を格納するものである。具体的に、カートリッジ210は、匂い基本要素成分を格納する取替え自在な容器で構成することができる。匂い基本要素成分は、端末200において匂いを発生するための基本要素成分であり、色で例えると色の三原色のようなもの、音楽で例えると音階のような、化学成分である。例えばカートリッジ210Aは、n個の匂い基本要素成分A1,A2,A3,・・・,Anから構成される、匂い基本要素成分の特定のセットである。
匂い発生部220は、サーバ300より受信した配合情報に基づき、カートリッジ210に格納された匂い基本要素成分を配合し、匂いを発生するものである。端末200にて発生される匂いの種類は限定的でなく拡張性を持つことを必要とし、匂い発生部220はカートリッジ210に格納された匂い基本要素成分を用いて様々な匂いを発生することができる。端末200が発生する匂いに更に拡張性を持たせるために、カートリッジ210の取替えは同種か異種かを問わない。つまり、発生すべき所望の匂いにあわせて、例えばカートリッジ210Aを異種のカートリッジ210Bに取り替えることができる。カートリッジ210Bは、m個の匂い基本要素成分B1,B2,B3,・・・,Bmから構成される、匂い基本要素成分の別のセットである。さらに、この匂い発生部200は、カートリッジ毎に異なる匂い発生手順を格納することも可能である。
受信部230は、端末200が発生すべき所望の匂いを特定する情報である匂い特定情報を受信するものである。受信部230は、例えば、匂い特定情報がHTMLタグで記述されたHTMLファイルをCP100より受信することにより、匂い特定情報を取得することができる。また、上述したように、このHTMLファイルには、サーバ300のURLが更に含まれていても良い。この場合に、受信部230は、取得した匂い特定情報およびサーバ300のURLを送信部240に出力する。
送信部240は、匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報をサーバ300に送信するものである。送信部240は、受信部230より入力したサーバ300のURLを元に、送信先であるサーバ300を特定するようにしても良い。匂い基本要素成分特定情報は、カートリッジ210に格納された匂い基本要素成分を特定する情報であって、この匂い基本要素成分特定情報には、カートリッジ210を特定する情報(例えば上記「カートリッジ210A」の場合は「A」)が含まれていても良く、カートリッジ210が含む全ての匂い基本要素成分の個々の識別子(上記「カートリッジA」の場合は(A1,A2,A3,・・・,An)の一次元マトリックス)が含まれるようにしても良い。更に、匂い基本要素成分特定情報には、当該匂い基本要素成分を用いて匂い発生部220が匂いを発生する仕組みを特定する情報が含まれるようにしても良く、カートリッジ210の種類を特定する情報が含まれるようにしても良い。また、送信部240がサーバ300に送信する匂い特定情報は受信部230より入力したものである。
送信部240が送信した匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に対する応答として、サーバ300より配合情報が送信される。受信部230はこの配合情報を受信する。配合情報は、匂い発生部220が匂い特定情報で特定される匂いを発生するために、匂い基本要素成分を如何に配合するかを示す情報である。受信部230が受信した配合情報を匂い発生部220に出力すると、匂い発生部220はこの配合情報に基づき、カートリッジ210に格納された匂い基本要素成分を配合し、所望の匂いを発生する。また、匂い発生部220の匂い発生とともに、受信部230がCP100より受信したインターネットコンテンツをユーザに表示または再生する。
(配合情報提供サーバ300の構成)
サーバ300の構成について詳細に説明する。図2はサーバ300のハードウェア構成図である。図2に示すように、サーバ300は、物理的には、CPU31、ROM32及びRAM33等の主記憶装置、キーボード及びマウス等の入力デバイス34、ディスプレイ等の出力デバイス35、端末200との間でデータの送受信を行うためのネットワークカード等の通信モジュール36、ハードディスク等の補助記憶装置37などを含む通常のコンピュータシステムとして構成される。後述するサーバ300の各機能は、CPU31、ROM32、RAM33等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU31の制御の元で入力デバイス34、出力デバイス35、通信モジュール36を動作させると共に、主記憶装置32,33や補助記憶装置37におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
図1に戻り、サーバ300は、機能的には、配合情報データベース310(特許請求の範囲の「データベース」に相当)、嗜好情報データベース320、データベース管理部330(特許請求の範囲の「第2送信手段」に相当)、受信部340、および送信部350(特許請求の範囲の「第2送信手段」に相当)を備えて構成される。
配合情報データベース310は、匂い基本要素成分特定情報、匂い特定情報、および配合情報を関連付けて格納するものである。匂い基本要素成分特定情報は、上述したように、複数の端末200のそれぞれの匂い基本要素成分を特定するものである。配合情報は、上述したように、端末200の匂い発生部220が匂い特定情報で特定される所望の匂いを発生するために、自端末のカートリッジ210に格納された匂い基本要素成分を如何に配合するかを示す情報である。なお、匂い基本要素成分特定情報、匂い特定情報、および配合情報間の関連付けは、CP100とサーバ300との間で事前に取り決めるようにしても良い。
図3は、配合情報データベース310に格納された情報をイメージした図である。図3に示すように、例えば、匂い基本要素成分特定情報として「カートリッジ210A」を特定する情報と、匂い特定情報として「アロマ1」を特定する情報と、配合情報として「A1の配合比a1、A2の配合比a2、・・・、Anの配合比an」を特定する情報と、が互いに関連付けられて格納されている。これは、「カートリッジ210A」に充填された匂い基本要素成分を用いて「アロマ1」との所望の匂いを発生するためには、「A1の配合比a1、A2の配合比a2、・・・、Anの配合比an」の配合情報が必要であることを意味する。
同様に、図3には、例えば、匂い基本要素成分特定情報として「カートリッジ210B」を特定する情報と、匂い特定情報として「アロマ2」を特定する情報と、配合情報として「B1の配合量b1、B2の配合量b2、・・・、Bnの配合量比bn」を特定する情報と、が互いに関連付けられて格納されている。これは、「カートリッジ210B」に充填された匂い基本要素成分を用いて「アロマ2」との所望の匂いを発生するためには、「B1の配合量b1、B2の配合量b2、・・・、Bnの配合量比bn」の配合情報が必要であることを意味する。
図1に戻り、嗜好情報データベース320は、端末200の各ユーザの特定情報と、当該各ユーザの嗜好が反映された匂いの特定情報(以下、「ユーザ嗜好反映匂い特定情報」と記載する。)と、を互いに関連付けて格納するものである。図示まではしないが、嗜好情報データベース320には、例えば、端末200AのユーザAの特定情報と、当該各ユーザAが好きな匂いA1の特定情報と、が互いに関連付けられて格納されている。また、嗜好情報データベース320には、例えば、端末200AのユーザAの特定情報と、当該各ユーザAが心を癒すときによく使う匂いA2の特定情報と、が互いに関連付けられて格納されている。このように嗜好情報データベース320に格納された、ユーザの特定情報およびユーザ嗜好反映匂い特定情報は、端末200側でユーザの嗜好を反映させた上での所望の匂いを発生するために用いられる。
受信部340は、匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報を何れかの端末200より受信するものである。受信部340は、当該受信した匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報をデータベース管理部330に出力する。
データベース管理部330は、受信部340より匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報を入力されたことに応じ、つまり何れかの端末200より匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報をサーバ300が受信したことに応じ、当該受信した匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に関連付けられて配合情報データベース310に格納された配合情報を抽出するものである。例えば、匂い基本要素成分特定情報として「カートリッジ210A」を特定する情報と、匂い特定情報として「アロマ1」を特定する情報とを受信した場合に、データベース管理部330は、図3に示したような配合情報データベース310を検索し、配合情報として「A1の配合比a1、A2の配合比a2、・・・、Anの配合比an」を特定する情報を抽出する。データベース管理部330は、当該抽出した配合情報を送信部350に出力する。そして、送信部350が、データベース管理部330より入力した配合情報を上記何れかの端末200に送信する。
なお、受信部340より入力した匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に関連付けられた配合情報が存在しない場合には、つまり何れかの端末200より匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報を受信したが当該何れかの端末200では当該匂い特定情報で特定される所望の匂いを発生できない場合には、データベース管理部330は、嗜好情報データベース320を検索し、当該何れかの端末200のユーザの嗜好が反映された匂いの特定情報、つまりユーザ嗜好反映匂い特定情報を抽出する。そして、データベース管理部330は、このユーザ嗜好反映匂い特定情報により特定される匂いの配合情報を配合情報データベース310から抽出し、当該抽出した配合情報を送信部350に出力する。そして、送信部350は、データベース管理部330より入力した配合情報を、例えば推奨情報という形で、上記何れかの端末200に送信する。なお、このような場合には、受信部340が、匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に加え、端末200のユーザの特定情報を当該端末200より更に受信することが好ましい。
また、以上では、匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に関連付けられた配合情報が存在しない場合に限定して説明したが、これに限らず、匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に関連付けられた配合情報が存在する場合においても、ユーザ嗜好反映匂い特定情報により特定される匂いに対する配合情報を推奨情報として端末200に更に送信するようにしても良い。この場合には、端末200のユーザは複数の配合情報のうち何れかを選択することができ、更にユーザが何れかの配合情報を選択した履歴はサーバ300にフィードバックされ、当該フィードバック情報は嗜好情報データベース320の更新に用いられることができる。
(匂い発生システム1の動作)
続いて、匂い発生システム1により行われる動作について、図4〜図6を参照しながら説明する。
(匂い発生システム1の動作、その1)
まず、匂い発生システム1により行われる基本動作について、図4を参照しながら説明する。図4は、匂い発生システム1の基本動作を示すシーケンス図である。
最初に、CP100のコンテンツ作成部110が、例えばHTMLで、匂い特定情報およびサーバ300のURL込みのインターネットコンテンツを作成する(ステップS11)。
次に、CP100の送信部120が、ステップS11にて作成した匂い特定情報およびサーバ300のURL込みのインターネットコンテンツを通信ネットワーク400を通じて端末200に送信し、端末200の受信部230が、当該インターネットコンテンツを受信する(ステップS12、特許請求の範囲の「第1受信ステップ」に相当)。
次に、端末200の送信部240が、ステップS12にて受信したインターネットコンテンツに含まれたサーバ300のURLを元に送信先であるサーバ300を特定し、且つ当該インターネットコンテンツに含まれた匂い特定情報および自端末における匂い基本要素成分特定情報をサーバ300に送信する。そして、サーバ300の受信部340が、当該送信された匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報を受信する(ステップS13、特許請求の範囲の「第1送信ステップ」に相当)。
次に、サーバ300のデータベース管理部330が、ステップS13にて端末200より匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報を受信したことに応じ、当該受信した匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に関連付けられて配合情報データベース310に格納された配合情報を抽出する(ステップS14、特許請求の範囲の「第2送信ステップ」に相当)。
次に、サーバ300の送信部350が、ステップS14にてデータベース管理部330が抽出した配合情報を端末200に送信すると(ステップS15、特許請求の範囲の「第2送信ステップ」に相当)、端末200の受信部230が、当該配合情報を受信する(ステップS15、特許請求の範囲の「第2受信ステップ」に相当)。
次に、端末200の匂い発生部220が、ステップS15にてサーバ300より受信した配合情報に基づき、カートリッジ210に格納された匂い基本要素成分を配合し、所望の匂いを発生する。これとともに、ステップS12にて受信部230がCP100より受信したインターネットコンテンツをユーザに表示または再生する(ステップS16、特許請求の範囲の「匂い発生ステップ」に相当)。
(匂い発生システム1の動作、その2)
続いて、匂い発生システム1により行われる他の動作について、図5を参照しながら説明する。図5は、匂い発生システム1の他の動作を示すシーケンス図である。
最初に、上述したステップS11〜ステップS15が行われる。
次に、端末200にて推奨情報が受信されたか否かが判断される。この判断動作は匂い発生部220が行ってもよく、または図示まではしないがこの判断動作のための専用の手段を別途設けても良い。なお、この手順における「推奨情報」は、上記のステップS13にてサーバ300が端末200より受信した匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に関連付けられた配合情報がサーバ300の配合情報データベース310に存在しない場合に、上記のステップS14およびS15にて嗜好情報データベース320を元に抽出され送られるものである。なお、上記の説明では、推奨情報にユーザの嗜好が反映された場合を説明したが、これに限らず、デフォルトの配合情報を推奨情報として送るようにしても良い(ステップS21)。
ステップS21の判断にて、推奨情報が受信された場合には(ステップS21:YES)、端末200がカートリッジの交換を促すメッセージをユーザに表示する(ステップS22)。そして、カートリッジ交換可能な場合には(ステップS23:YES)、ユーザによりカートリッジが交換された後に(ステップS24)、端末200の匂い発生部220が当該推奨情報に記載された配合情報に基づき匂いを発生する(ステップS27)。なお、「カートリッジ交換可能な場合」とは、推奨情報に記載された配合情報に対応可能な、つまり推奨情報に記載された配合情報に基づき匂いを発生可能なカートリッジに交換可能な場合をいう。一方、カートリッジ交換不可能な場合には(ステップS23:NO)、端末200で所望の匂いは発生不可となり、処理はそのまま終了する(ステップS25)。
一方、ステップS21の判断にて、推奨情報が受信されなかった場合には(ステップS21:NO)、端末200にて配合情報が受信されたか否かが判断される(ステップS26)。この判断動作は匂い発生部220が行ってもよく、または図示まではしないがこの判断動作のための専用の手段を別途設けても良い。
ステップS26の判断にて、配合情報が受信された場合には(ステップS26:YES)、端末200の匂い発生部220が、当該受信した配合情報に基づき、カートリッジ210に格納された匂い基本要素成分を配合し、所望の匂いを発生する(ステップS27)。一方、ステップS26の判断にて、配合情報が受信されなかった場合には(ステップS26:NO)、端末200で所望の匂いは発生不可となり、処理はそのまま終了する(ステップS28)。
(匂い発生システム1の動作、その3)
続いて、匂い発生システム1により行われる更に他の動作について、図6を参照しながら説明する。図6は、匂い発生システム1の更に他の動作を示すシーケンス図である。
最初に、上述したステップS11〜ステップS15が行われる。
次に、端末200にて配合情報が複数受信されたか否かが判断される。この判断動作は匂い発生部220が行ってもよく、または図示まではしないがこの判断動作のための専用の手段を別途設けても良い。なお、この手順における「配合情報が複数受信された」とは、ステップS13にてサーバ300が端末200より受信した匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に関連付けられた配合情報がサーバ300の配合情報データベース310に複数存在する場合や、当該配合情報に加え、推奨情報を更に受信した場合に、起こり得る(ステップS31)。
ステップS31の判断にて、配合情報が複数受信された場合には(ステップS31:YES)、端末200が複数の配合情報のうち何れかを選択することを促すメッセージをユーザに表示する(ステップS32)。次に、ユーザは当該選択画面に従って何れか一つの配合情報を選択する(ステップS33)。そして、端末200の匂い発生部220が、ユーザにより選択された配合情報に基づき、カートリッジ210に格納された匂い基本要素成分を配合し、所望の匂いを発生する(ステップS34)。
次に、ステップS33にてユーザが何れの配合情報を選択したかを表す情報(以下、「選択情報」と記載する。)がサーバ300に送信される。この送信動作は端末200の送信部240が行ってもよく、または図示まではしないがこの送信動作のための専用の手段を別途設けても良い(ステップS35)。そして、(ステップS35にて送信された選択情報を用いて、サーバ300の嗜好情報データベース320が更新される。この更新動作はサーバ300のデータベース管理部330が行ってもよく、または図示まではしないがこの更新動作のための専用の手段を別途設けても良い(ステップS36)。
一方、ステップS31の判断にて、配合情報が複数受信されなかった場合には(ステップS31:NO)、ステップS32〜やステップS36は行われず、端末200の匂い発生部220が、当該受信された一つの配合情報に基づき、カートリッジ210に格納された匂い基本要素成分を配合し、所望の匂いを発生する(ステップS37)。
(匂い発生システム1の作用及び効果)
続いて、第1実施形態にかかる匂い発生システム1の作用及び効果について説明する。第1実施形態の匂い発生システム1によれば、端末200が自端末の匂い基本要素成分特定情報を匂い特定情報とともにサーバ300に送信し、サーバ300は各端末200が特定した匂い基本要素成分に対応する配合情報を端末200に返す。この際、サーバ300には、匂い発生システム1に存在する複数の端末200における匂い基本要素成分特定情報、匂い特定情報、および配合情報が互いに関連付けられて格納されている。なお、サーバ300には、端末200に実際に格納されてはいないが、例えば匂い開発者等から情報を提供されることにより既に認識されている匂い基本要素成分特定情報が対応の匂い特定情報および配合情報と関連付けられて更に含まれていても良い。以上により、端末200はCP100との間で所望の匂いを発生するための別途の個別の事前取り決めを行うことを必要とせずに、サーバ300より受信した配合情報に基づき所望の匂いを発生することができる。
また、本実施形態によれば、HTMLで記述されたインターネットコンテンツを人間の嗅覚を使ってよりリアルに表現することができる。また、匂い特定情報をHTMLタグとして記述することにより、端末200の受信部230は当該HTLMファイルから匂い特定情報を容易に取得することができる。
また、本実施形態によれば、カートリッジ210は匂い基本要素成分を格納するための取替え自在な容器であることから、例えば当該カートリッジ210を使い切った場合や所望の匂いに適合したカートリッジに交換したい場合等に、新しいカートリッジに交換することができる。なお、カートリッジ交換の際には別種のカートリッジに交換しても良く、この場合には、当該別種のカートリッジに関する情報、つまり当該別種のカートリッジでの匂い基本要素成分を特定する匂い基本要素成分特定情報をサーバ300の配合情報データベース310にて更新することが好ましい。
また、本実施形態における匂い特定情報は、任意の匂いそのものを特定するものであっても良く、ユーザの気分を任意の状態にさせるための特定の匂いを識別するための情報であっても良い。匂い特定情報が何れの態様であっても、例えば提供サーバ300の配合情報データベース310におけるデータ格納の仕方を変更するなどにより適宜対応することができる。
<第2実施形態>
(匂い発生システム2の構成)
引き続き、本発明の第2実施形態にかかる匂い発生システム2について説明する。なお、第2実施形態の匂い発生システム2は第1実施形態の匂い発生システム1の構成要素を全て備えているため、第1実施形態にて既に説明した部分と重複する部分については説明を省略する。
図7は、匂い発生システム2の構成概要図である。第1実施形態の匂い発生システム1と比べて、第2実施形態の匂い発生システム2は匂い発生端末250に相違点がある。すなわち、第2実施形態における匂い発生端末250は、第1実施形態における匂い発生端末200に比べて、ユーザインターフェイス260(特許請求の範囲の「第1受信手段」に相当)を更に備える。ユーザインターフェイス260は、匂い特定情報を、当該匂い発生端末250のユーザの操作により、受信するものである。ユーザインターフェイス260は、物理的には図2に示した入力デバイス26として構成することができる。第1実施形態では、CP100のコンテンツ作成部110が、匂い特定情報およびサーバ300のURL込みのインターネットコンテンツを作成したが、第2実施形態では、匂い特定情報はインターネットコンテンツに含まれず、ユーザインターフェイス260がユーザの操作により匂い特定情報を受信する。ユーザインターフェイス260は、受信した匂い特定情報を送信部240に出力する。
(匂い発生システム2の動作)
続いて、匂い発生システム2により行われる動作について、図8を参照しながら説明する。図8は、匂い発生システム2の基本動作を示すシーケンス図である。
最初に、CP100のコンテンツ作成部110が、例えばHTMLで、インターネットコンテンツを作成する(ステップS41)。
次に、CP100の送信部120が、ステップS41にて作成したインターネットコンテンツを通信ネットワーク400を通じて匂い発生端末250に送信し、匂い発生端末250の受信部230が、当該インターネットコンテンツを受信する(ステップS42)。
次に、匂い発生端末250のユーザインターフェイス260が匂い特定情報をユーザの操作により受信する。この際、ユーザインターフェイス260は、サーバ300のURL、またはサーバ300を特定できる情報を更に受信する(ステップS43)。
次に、匂い発生端末250の送信部240が、ステップS43にて受信したサーバ300のURL等を元に送信先であるサーバ300を特定し、且つユーザの操作により受信した匂い特定情報および自端末における匂い基本要素成分特定情報をサーバ300に送信する。そして、サーバ300の受信部340が、当該送信された匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報を受信する(ステップS44)。
次に、サーバ300のデータベース管理部330が、ステップS44にて匂い発生端末250より匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報を受信したことに応じ、当該受信した匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に関連付けられて配合情報データベース310に格納された配合情報を抽出する(ステップS45)。
次に、サーバ300の送信部350が、ステップS45にてデータベース管理部330が抽出した配合情報を匂い発生端末250に送信すると、匂い発生端末250の受信部230が、当該配合情報を受信する(ステップS46)。
次に、匂い発生端末250の匂い発生部220が、ステップS46にてサーバ300より受信した配合情報に基づき、カートリッジ210に格納された匂い基本要素成分を配合し、所望の匂いを発生する。これとともに、ステップS41にて受信部230がCP100より受信したインターネットコンテンツをユーザに表示または再生する(ステップS47)。
以上、匂い発生システム2により行われる基本動作について説明したが、第1実施形態にて図5および図6を参照しながら説明した基本動作以外の動作と同様な動作が、匂い発生システム2によっても同様に行われる。また、以上では、CP100のコンテンツ作成部110がインターネットコンテンツを作成する例を説明したが、これに限らず、図8に示した手順がステップS41およびステップS42を省いてステップS43よりスタートしても良い。つまり、インターネットコンテンツの受信とは関係なく、ユーザより入力した匂い特定情報を元に所望の匂いを発生するようにしても良い。
以上で説明したような本発明の第2実施形態によれば、匂い発生端末250のユーザの操作により匂い特定情報を受信した場合でも、匂い発生端末250はサーバ300より受信した配合情報に基づき、所望の匂いを発生することができる。
<実施例>
以上で説明した本発明の第1実施形態および第2実施形態は、以下に示すような実際の例として具現することができる。すなわち、本発明者らは、「芳香浴法を用いたアロマテラピーを施すコンテンツプロバイダ」を本発明のコンテンツプロバイダとして備えたアロマテラピーシステムを、本発明の匂い発生システムとして具現した。図9は、当該アロマテラピーシステムにおける配合情報提供サーバの配合情報データベースに格納された情報を示す図である。
アロマテラピーシステムにおける動作の一例として、アロマテラピーシステムのコンテンツプロバイダは、例えば「アロマ2」を示す匂い特定情報をインターネットコンテンツにHTMLタグとして記述し、匂い発生端末に送信する。匂い発生端末は、自端末に取り付けられている「カートリッジB」を示す匂い基本要素成分特定情報、および「アロマ2」を示す匂い特定情報を配合情報提供サーバに送信する。そして、配合情報提供サーバは、「ラベンダー2滴+ローズ1滴」を表す配合情報を匂い発生端末に送信する。最後に、匂い発生端末は、インターネットコンテンツの再生とともに、当該受信した配合情報に基づきカートリッジBに格納された匂い基本要素成分を配合し、「アロマ2」を発生する。
アロマテラピーシステムにおける動作の他の一例として、アロマテラピーシステムのコンテンツプロバイダは、例えば「イライラを鎮める効果のある香り」を示す匂い特定情報をインターネットコンテンツにHTMLタグとして記述し、匂い発生端末に送信する。匂い発生端末は、自端末に取り付けられている「カートリッジA」を示す匂い基本要素成分特定情報、および「イライラを鎮める効果のある香り」を示す匂い特定情報を配合情報提供サーバに送信する。そして、配合情報提供サーバは、カートリッジAの成分情報を検索し、「イライラを鎮める効果のある香り」より、カートリッジAの成分で配合が可能な「アロマ1」を選択し「イランイラン2滴+ローマンカモミール1滴」を表す配合情報を匂い発生端末に送信する。最後に、匂い発生端末は、インターネットコンテンツの再生とともに、当該受信した配合情報に基づきカートリッジAに格納された匂い基本要素成分を配合し、「イライラを鎮める効果のある香り」を発生する。
アロマテラピーシステムにおける動作の更に他の一例として、匂い発生端末のユーザは、例えば「安眠を誘う香り」を示す匂い特定情報を匂い発生端末のユーザインターフェイスを用いて入力する。匂い発生端末は、自端末に取り付けられている「カートリッジA」を示す匂い基本要素成分特定情報、および「安眠を誘う香り」を示す匂い特定情報を配合情報提供サーバに送信する。そして、配合情報提供サーバは、カートリッジAの成分情報を検索し、「安眠を誘う香り」より、カートリッジAの成分で配合が可能な「アロマ4」を選択し「ローマンカモミール5滴」を表す配合情報を匂い発生端末に送信する。最後に、匂い発生端末は、当該受信した配合情報に基づきカートリッジAに格納された匂い基本要素成分を配合し、「安眠を誘う香り」を発生する。
アロマテラピーシステムにおける動作の更に別の一例として、アロマテラピーシステムのコンテンツプロバイダは、例えば「アロマ3」を示す匂い特定情報をインターネットコンテンツにHTMLタグとして記述し、匂い発生端末に送信する。匂い発生端末は、自端末に取り付けられている「カートリッジB」を示す匂い基本要素成分特定情報、および「アロマ3」を示す匂い特定情報を配合情報提供サーバに送信する。配合情報提供サーバは、図9に示したような配合情報データベースを検索し「アロマ3」の配合成分は「カートリッジB」の成分では満たせず「カートリッジC」の成分によって配合が可能であることから、現在のカートリッジである「カートリッジB」を「カートリッジC」に交換することを促すメッセージをユーザに表示させる。そして、カートリッジ交換が行われた場合には、「ラベンダー2滴+サイプラス1滴」を表す配合情報を匂い発生端末に送信する。最後に、匂い発生端末は、インターネットコンテンツの再生とともに、当該受信した配合情報に基づき交換後のカートリッジCに格納された匂い基本要素成分を配合し、「アロマ3」を発生する。
アロマテラピーシステムにおける動作の更に別の一例として、アロマテラピーシステムのコンテンツプロバイダは、例えば「アロマ5」を示す匂い特定情報をインターネットコンテンツにHTMLタグとして記述し、匂い発生端末に送信する。匂い発生端末は、自端末に取り付けられている「カートリッジB」を示す匂い基本要素成分特定情報、および「アロマ5」を示す匂い特定情報を配合情報提供サーバに送信する。配合情報提供サーバは、図9に示したような配合情報データベースを検索し「アロマ5」の配合成分は「カートリッジB」の成分では満たせないことから、推奨情報として、同じ「安眠を誘う香り」であり、「カートリッジB」の成分で配合が可能である「アロマ4」を選択し「ローマンカモミール5滴」を表す配合情報を匂い発生端末に送信する。最後に、匂い発生端末は、インターネットコンテンツの再生とともに、当該受信した推奨情報における配合情報に基づき自端末に取り付けられたカートリッジBに格納された匂い基本要素成分を配合し、「アロマ4」を発生する。
アロマテラピーシステムにおける動作の更に別の一例として、アロマテラピーシステムのコンテンツプロバイダは、例えば「アロマ1」および「アロマ3」を示す匂い特定情報をインターネットコンテンツにHTMLタグとして記述し、匂い発生端末に送信する。匂い発生端末は、自端末に取り付けられている「カートリッジA」および「カートリッジC」を示す匂い基本要素成分特定情報、および「アロマ1」および「アロマ3」を示す匂い特定情報を配合情報提供サーバに送信する。そして、配合情報提供サーバは、「イランイラン2適+ローマンカモミール1滴」および「ラベンダー2滴+サイプレス1滴」を表す二つの配合情報を匂い発生端末に送信する。最後に、匂い発生端末は、インターネットコンテンツの再生とともに、ユーザにより選択された一つの配合情報に基づき「カートリッジA」および「カートリッジC」のうち何れかに格納された匂い基本要素成分を配合し、当該選択された匂いを発生する。
1,2…匂い発生システム、コンテンツプロバイダ(CP)…100、110…コンテンツ作成部、120…送信部、200,250…匂い発生端末(端末)、210…カートリッジ、220…匂い発生部、230…受信部、240…送信部、260…ユーザインターフェイス、300…配合情報提供サーバ(サーバ)、310…配合情報データベース、320…嗜好情報データベース、330…データベース管理部、340…受信部、350…送信部、400…通信ネットワーク。

Claims (9)

  1. 複数の匂い発生端末、および配合情報提供サーバを含む匂い発生システムであって、
    前記匂い発生端末は、
    当該匂い発生端末において、匂いを発生するための基本要素成分である匂い基本要素成分を格納する格納手段と、
    所望の匂いを特定する情報である匂い特定情報を受信する第1受信手段と、
    前記匂い基本要素成分を特定する匂い基本要素成分特定情報、および前記匂い特定情報を前記配合情報提供サーバに送信する第1送信手段と、
    第1の配合情報および第2の配合情報を前記配合情報提供サーバから受信する第2受信手段と、
    前記第1の配合情報および前記第2の配合情報に基づき、前記格納手段に格納された前記匂い基本要素成分を配合し、前記所望の匂いを発生する匂い発生手段と、
    を備え、
    前記配合情報提供サーバは、
    前記複数の匂い発生端末のそれぞれの当該匂い基本要素成分を特定する前記匂い基本要素成分特定情報、前記匂い特定情報であって当該匂い特定情報より特定される所望の匂いによりもたらされるユーザの気分に関する情報が関連付けられた前記匂い特定情報、および前記匂い特定情報より特定される前記所望の匂いを発生するための配合情報を関連付けて格納する配合情報データベースと、
    前記複数の匂い発生端末のそれぞれのユーザの嗜好が反映された匂いを特定するユーザ嗜好反映匂い特定情報を格納する嗜好情報データベースと、
    何れかの前記匂い発生端末より前記匂い基本要素成分特定情報および前記匂い特定情報を受信したことに応じ、当該受信した匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に関連付けられて前記配合情報データベースに格納された前記第1の配合情報を抽出するものであって、前記配合情報データベースを検索し、前記受信した匂い特定情報より特定される所望の匂いの配合成分が、前記受信した匂い基本要素成分特定情報より特定される前記匂い基本要素成分では満たせない場合、前記受信した匂い特定情報より特定される所望の匂いによりもたらされるユーザの気分と同じ気分をもたらす匂いであって前記受信した匂い基本要素成分特定情報より特定される前記匂い基本要素成分で配合が可能である匂いを特定する匂い特定情報を選択し、選択された匂い特定情報に関連付けられた配合情報を前記第1の配合情報として抽出すると共に、前記嗜好情報データベースから抽出した当該何れかの前記匂い発生端末の前記ユーザ嗜好反映匂い特定情報により特定される匂いに対する前記配合情報データベースに格納された前記第2の配合情報を抽出し、当該抽出した前記第1の配合情報および前記第2の配合情報を該匂い発生端末に送信する第2送信手段と、
    を備えることを特徴とする匂い発生システム。
  2. 前記第2送信手段は、何れかの前記匂い発生端末より前記匂い基本要素成分特定情報および前記匂い特定情報を受信した際に、当該受信した匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に関連付けられた前記第1の配合情報が前記配合情報データベースに存在しない場合、前記嗜好情報データベースから抽出した当該何れかの前記匂い発生端末の前記ユーザ嗜好反映匂い特定情報により特定される匂いに対する前記配合情報データベースに格納された前記第2の配合情報を抽出し、当該抽出した前記第2の配合情報を該匂い発生端末に送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の匂い発生システム。
  3. コンテンツをネットワークを通じて前記複数の匂い発生端末に配信するコンテンツプロバイダを更に含み、
    前記匂い発生端末の前記第1受信手段は、前記匂い特定情報を含む前記コンテンツを前記コンテンツプロバイダより受信する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の匂い発生システム。
  4. 前記匂い特定情報を含む前記コンテンツは、マークアップ言語で作成されたインターネットコンテンツである、
    ことを特徴とする請求項3に記載の匂い発生システム。
  5. 前記匂い発生端末の前記第1受信手段は、当該匂い発生端末のユーザの操作により前記匂い特定情報を受信する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の匂い発生システム。
  6. 前記匂い発生端末の前記格納手段は、前記匂い基本要素成分を格納する取替え自在なカートリッジである、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の匂い発生システム。
  7. 前記匂い特定情報は、任意の匂いそのものを特定するか、または前記ユーザの気分を任意の状態にさせるための特定の匂いを識別する情報である、
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の匂い発生システム。
  8. 複数の匂い発生端末、および配合情報提供サーバを含む匂い発生システムにおける、前記配合情報提供サーバであって、
    前記複数の匂い発生端末のそれぞれの当該匂い基本要素成分を特定する匂い基本要素成分特定情報、所望の匂いを特定する情報である匂い特定情報であって当該匂い特定情報より特定される所望の匂いによりもたらされるユーザの気分に関する情報が関連付けられた前記匂い特定情報、および前記所望の匂いを発生するための前記匂い基本要素成分の配合情報を関連付けて格納する配合情報データベースと、
    前記複数の匂い発生端末のそれぞれのユーザの嗜好が反映された匂いを特定するユーザ嗜好反映匂い特定情報を格納する嗜好情報データベースと、
    何れかの前記匂い発生端末より前記匂い基本要素成分特定情報および前記匂い特定情報を受信したことに応じ、当該受信した匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に関連付けられて前記配合情報データベースに格納された第1の配合情報を抽出するものであって、前記配合情報データベースを検索し、前記受信した匂い特定情報より特定される所望の匂いの配合成分が、前記受信した匂い基本要素成分特定情報より特定される前記匂い基本要素成分では満たせない場合、前記受信した匂い特定情報より特定される所望の匂いによりもたらされるユーザの気分と同じ気分をもたらす匂いであって前記受信した匂い基本要素成分特定情報より特定される前記匂い基本要素成分で配合が可能である匂いを特定する匂い特定情報を選択し、選択された匂い特定情報に関連付けられた配合情報を前記第1の配合情報として抽出すると共に、前記嗜好情報データベースから抽出した当該何れかの前記匂い発生端末の前記ユーザ嗜好反映匂い特定情報により特定される匂いに対する前記配合情報データベースに格納された第2の配合情報を抽出し、当該抽出した前記第1の配合情報および前記第2の配合情報を該匂い発生端末に送信する第2送信手段と、
    を備えることを特徴とする配合情報提供サーバ。
  9. 複数の匂い発生端末、および配合情報提供サーバを含む匂い発生システムにおける、匂い発生方法であって、
    前記複数の匂い発生端末の格納手段は、それぞれの前記匂い発生端末において、匂いを発生するための基本要素成分である匂い基本要素成分を格納し、
    前記配合情報提供サーバの配合情報データベースは、前記複数の匂い発生端末のそれぞれの当該匂い基本要素成分を特定する匂い基本要素成分特定情報、所望の匂いを特定する情報である匂い特定情報であって当該匂い特定情報より特定される所望の匂いによりもたらされるユーザの気分に関する情報が関連付けられた前記匂い特定情報、および前記匂い特定情報より特定される前記所望の匂いを発生するための前記匂い基本要素成分の配合情報を関連付けて格納し、
    前記配合情報提供サーバの嗜好情報データベースは、前記複数の匂い発生端末のそれぞれのユーザの嗜好が反映された匂いを特定するユーザ嗜好反映匂い特定情報を格納し、
    何れかの前記匂い発生端末の第1受信手段が、前記匂い特定情報を受信する第1受信ステップと、
    該匂い発生端末の第1送信手段が、前記匂い基本要素成分を特定する前記匂い基本要素成分特定情報、および前記匂い特定情報を前記配合情報提供サーバに送信する第1送信ステップと、
    前記配合情報提供サーバの第2送信手段が、該匂い発生端末より前記匂い基本要素成分特定情報および前記匂い特定情報を受信したことに応じ、当該受信した匂い基本要素成分特定情報および匂い特定情報に関連付けられて前記配合情報データベースに格納された第1の配合情報を抽出するものであって、前記配合情報データベースを検索し、前記受信した匂い特定情報より特定される所望の匂いの配合成分が、前記受信した匂い基本要素成分特定情報より特定される前記匂い基本要素成分では満たせない場合、前記受信した匂い特定情報より特定される所望の匂いによりもたらされるユーザの気分と同じ気分をもたらす匂いであって前記受信した匂い基本要素成分特定情報より特定される前記匂い基本要素成分で配合が可能である匂いを特定する匂い特定情報を選択し、選択された匂い特定情報に関連付けられた配合情報を前記第1の配合情報として抽出すると共に、前記嗜好情報データベースから抽出した該匂い発生端末の前記ユーザ嗜好反映匂い特定情報により特定される匂いに対する前記配合情報データベースに格納された第2の配合情報を抽出し、当該抽出した前記第1の配合情報および前記第2の配合情報を該匂い発生端末に送信する第2送信ステップと、
    該匂い発生端末の第2受信手段が、前記第1の配合情報および前記第2の配合情報を前記配合情報提供サーバから受信する第2受信ステップと、
    該匂い発生端末の匂い発生手段が、前記第1の配合情報および前記第2の配合情報に基づき、前記格納手段に格納された前記匂い基本要素成分を配合し、前記所望の匂いを発生する匂い発生ステップと、
    を備えることを特徴とする匂い発生方法。
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