JP2003076874A - 香りの配信システム及び装置並びにプログラム - Google Patents

香りの配信システム及び装置並びにプログラム

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JP2003076874A
JP2003076874A JP2001265961A JP2001265961A JP2003076874A JP 2003076874 A JP2003076874 A JP 2003076874A JP 2001265961 A JP2001265961 A JP 2001265961A JP 2001265961 A JP2001265961 A JP 2001265961A JP 2003076874 A JP2003076874 A JP 2003076874A
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sheet
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JP2001265961A
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Yasuhiro Kumagai
泰宏 熊谷
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より簡便に、無数にある香りの種類を配信して
端末側で再現するシステム、装置又はプログラムを提供
すること及びこれに伴う課金手段を提供することを目的
とする。 【解決手段】通信回線を介して、利用者端末に対して香
り再現データを送信して、利用者端末側で香りを再現さ
せる香り配信サーバと、香りの再現データを受け取る利
用者端末と、利用者端末に接続する香り発生装置とを備
えた、香りの配信システムにおいて、香り発生装置は、
区画毎に異なる香りの成分を封入した複数の区画が設け
られた香りのシートを着脱可能に備え、香り配信サーバ
から利用者端末を介して送信される香りの再現データに
対応する区画の香りを発生させる手段を備える。また、
前記香りのシート及び香り発生装置は、オンラインで購
入できるものとし、香りの配信サービスの対価は、前記
香りのシートないし香り発生装置の代金から回収する方
式に適した手段を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、香りの配信システ
ム及び装置並びにプログラムに関し、特に通信回線を用
いた香りの配信システム及びこれに用いる各装置並びに
プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】香り(匂い、芳香)を、データや画像や
音声と同様にその成分をデータ化し、通信回線を用いて
遠隔地に置かれた端末で再現する技術が知られている。
例えば、特開2000−122940号には、香りの各
成分が格納された香りの容器群と、香りのテキストファ
イルに基づいて前記容器群の開放の制御を行う芳香制御
部と、香りの提供者と利用者間のインターフェイス手段
と、香りのテキストファイルの解析部と、香りテキスト
ファイルの辞書ファイルと、香りのテキスト解析部と芳
香制御部間のインターフェイス手段と、からなる芳香配
信方式が紹介されている。また、特開2000−357
022号には、ホームページを通じて、提供されるデー
タコンテンツに基づき、画像や音声の他に香りを噴射し
てストレスを緩和するコンピュータシステムが紹介され
ている。しかしながら、こうした方式、システムによっ
ても、無数の種類の香りを再現するには、これに対応す
る香りの発生源を用意すること、または、これらの香り
の成分をあらかじめ解析する必要があり、無数の種類の
香りを、より簡便に再現する技術は実現されていない。
【0003】また、通信回線を介して、画像、音声又は
テキスト若しくはこれらの組み合わせからなるデータ等
を利用者に対して、有料で配信するサービスが知られて
いる。一方、香りをこうした配信サービスの対象とする
場合には、香りは、視認することができないうえ、一度
再現された香りの保存や再現は極めて困難であるという
点に留意する必要がある。しかしながら、香りのサービ
スを提供する側にとって確実にコストの回収を可能と
し、香りの利用者側にとって合理的な香りの配信サービ
スに対する課金手段は、考えられていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
しようとする課題は、より簡便に、無数にある香りの種
類を配信して端末側で再現するシステム、装置又はプロ
グラムを提供すること及びこれに伴う課金手段を提供す
ることを目的とする。もちろん、インターネットや携帯
電話のコンテンツが、専ら画像と音声の交換のみに限ら
れていることに鑑みれば、本システム、装置及びプログ
ラムは、オンライン売買や香りそのものの提供を目的と
するサービス等に、広く用いることのできるため、WW
Wコンテンツを豊富化する手段をも提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段を提供する本発明の第1の視点によれば、通信回
線を介して、利用者端末に対して香りの再現データを送
信して、前記利用者端末側で香りを再現させる香り配信
サーバと、前記香りの再現データを受け取る前記利用者
端末と、前記利用者端末に接続する香り発生装置とを備
えた、香りの配信システムにおいて、前記香り発生装置
は、区画毎に異なる香りの成分を封入した複数の区画が
設けられた香りのシートを着脱可能に備え、前記香り配
信サーバから前記利用者端末を介して送信される前記香
りの再現データに対応する区画の香りを発生させる手段
を備えたこと、を特徴とする香りの配信システムが提供
される。また、前記香り配信サーバは、各香りの種類に
応じた香りの再現データを格納した香りのデータベース
と、前記利用者に前記利用者端末を介して、香りの種類
を選択させる手段と、前記利用者の選択に応じた香りの
再現データを前記香りのデータベースから検索し、前記
利用者端末に対して、送信する手段を備えれば、より多
くの種類の香りの再現が可能となる。また、前記香り配
信サーバに、各利用者の属性情報を格納したデータベー
スを備え、前記データベースから得られる前記各利用者
の属性情報に基づいて、前記各利用者毎に、香りの再現
データを生成させること、あらかじめ定められたイベン
トの発生に応じて、前記データベースから得られる前記
各利用者の属性情報に基づいて、プッシュ型配信を行わ
せることも好ましい。また、前記香りのデータベースに
は、香りの種類毎に、香りの再現データの登録依頼主の
連絡先(メールアドレス、IPアドレス等)が格納され
ており、香りの配信サービスを行った場合に、前記香り
配信サーバに、前記連絡先に対して、香りの配信サービ
スを行った旨を通知する手段を備えれば、販売促進手段
等として、一層好ましいものとなる。さらに、前記香り
のシートは、香りのシートの種類を示す識別記号を有
し、前記香り発生装置は、自装置に装着された前記香り
のシートの識別記号から前記香りのシートの種類情報を
読み取る手段を備え、前記香り配信サーバに、前記香り
発生装置に対して前記香りのシートの種類の照会を行う
手段と、前記照会結果に基づいて、前記香りのシートに
対応する香りの再現データを生成する手段を備えれば、
香りのシート種類に応じた正しい香りの再現データが送
信される点から好ましい。あるいは、前記香り発生装置
は、前記香りのシートの種類情報を、前記利用者端末を
介して前記香り配信サーバに送信する手段を備え、前記
香り配信サーバは、前記香りのシートにより提供可能な
香りの種類を、前記利用者端末を介して利用者に通知す
ることとしてもよい。
【0006】また、前記香り配信サーバに、利用者に、
利用者端末を介して前記香り発生装置又は前記香りのシ
ートの購入、貸与又は送付のいずれかの申出をなさせる
手段と、前記申出内容を、前記香り発生装置又は前記香
りのシートの販売、貸与又は送付のいずれかを行う業者
の端末に通知する手段を備えた香りの配信システムが提
供される。また、前記利用者毎に、香りの配信に対する
対価等からなる課金情報を格納する課金データベースを
備えること、さらには、該課金情報をあらかじめ定めら
れた間隔で、各利用者、又は、料金徴収業務を行う業者
の端末に前記課金情報を通知する手段を備えることも好
ましい。
【0007】また、香りの配信を行うサーバに着目した
本発明の第2の視点によれば、利用者端末に対して香り
の再現データを送信して、前記利用者端末側で香りを再
現させる香り配信サーバにおいて、前記利用者端末に接
続され、区画毎に異なる香りの成分を封入した複数の区
画が設けられた香りのシートを着脱可能に備えた香り発
生装置をして、再現する香りに対応する区画の香りを発
生させるよう、前記香りの再現データを生成する手段を
備えた香り配信サーバが提供される。また、前記香り配
信サーバに、各香りの種類に応じた香りの再現データを
格納した香りのデータベースと、前記利用者に、前記利
用者端末を介して香りの種類を選択させる手段と、前記
利用者の選択に応じた香りの再現データを前記香りのデ
ータベースから検索し、前記利用者端末に対して、送信
する手段を備えることにより、より多くの種類の香りの
再現が可能となる。また、前記香り配信サーバに、各利
用者の属性情報を格納したデータベースを備え、前記デ
ータベースから得られる前記各利用者の属性情報に基づ
いて、前記各利用者毎に、香りの再現データを生成させ
ること、あらかじめ定められたイベントの発生に応じ
て、前記データベースから得られる前記各利用者の属性
情報に基づいて、プッシュ型配信を行わせることも好ま
しい。また、前記香りのデータベースに、香りの種類毎
に、香りの再現データの登録依頼主の連絡先を格納し、
香りの配信サービスを行った場合には、前記香り配信サ
ーバは、前記連絡先に対して、香りの配信サービスを行
った旨を通知する手段を備えた場合には、本発明の香り
配信サーバは販売促進手段等として、一層好ましいもの
となる。さらに、前記香りのシートに香りのシートの種
類を示す識別記号を付した場合において、前記香り配信
サーバは、前記香り発生装置に対して、前記香りのシー
トに付された識別記号から得られる香りのシートの種類
の照会を行う手段と、前記照会結果に基づいて、前記香
りのシートに対応する香りの再現データを生成する手段
とを備えることで、香りのシートの種類に応じた正しい
香りの再現データが送信される点から好ましい。あるい
は、前記利用者端末から、前記香りのシートの種類情報
が送信された場合には、前記香り配信サーバは、前記香
りのシートの種類情報に基づいて、前記香りのシートに
より提供可能な香りの種類を、前記利用者端末を介して
利用者に通知することとしてもよい。
【0008】また、前記香り配信サーバに、利用者に、
利用者端末を介して前記香り発生装置又は前記香りのシ
ートの購入、貸与又は送付のいずれかの申出をなさせる
手段と、前記申出内容を、前記香り発生装置又は前記香
りのシートの販売、貸与又は送付のいずれかを行う業者
の端末に通知する手段とを備えることも好ましい。ま
た、前記利用者毎に、香りの配信に対する対価等からな
る課金情報を格納する課金データベースを備えること、
さらには、該課金情報をあらかじめ定められた間隔で、
各利用者、又は、料金徴収業務を行う業者の端末に前記
課金情報を通知する手段を備えることも好ましい。
【0009】また、前記香り配信サーバは、香りの再現
順序が定められた複数の香りの再現データからなる香り
再現コンテンツを生成する手段を備え、前記利用者端末
をして、前記香りの再現コンテンツから前記再現順序に
従って、前記香り再現データを取り出して、前記香り発
生装置に送信させることも好ましい。また、前記香り配
信サーバに、あらかじめ定められた順序で香り再現デー
タを送信させることとしてもよい。
【0010】また、香りの再現データを受けて香りを発
生させる装置と利用者端末に着目した本発明の第3の視
点によれば、通信回線を介して、利用者端末に対して香
りの再現データを送信して、前記利用者端末側で香りを
再現させる香り配信サーバと、前記利用者端末を介して
接続された香り発生装置において、区画毎に異なる香り
の成分を封入した複数の区画が設けられた香りのシート
を着脱可能に備え、前記香り配信サーバから送信される
前記香りの再現データに対応する区画の香りを発生させ
る手段を備えた香り発生装置が提供され、又は、前記香
り発生装置をして前記香り配信サーバから送信される前
記香りの再現データに対応する区画の香りを発生させる
手段を備えた利用者端末が提供される。また、香り配信
サーバから提供される香りの種類を表示して、利用者に
選択させる手段と、前記配信サーバに対して、前記利用
者の選択に応じた香りの再現データを要求する手段等を
前記利用者端末に備えることも好ましい。また、前記香
り発生装置ないし利用者端末に、自利用者の属性情報を
記憶保持する記憶保持部と、前記属性情報に応じてあら
かじめ定められたイベントの発生した場合には、前記香
り配信サーバに対して、香りの再現データを、前記利用
者端末を介して、要求する手段とを備えることも好まし
い。また、前記香り発生装置に、自装置に装着された前
記香りのシートの識別記号から前記香りのシートの種類
情報を読み取る手段を備えた場合には、前記香りのシー
トの種類情報と、前記香り配信サーバから送られる香り
の再現データに含まれる香りのシートの種類とに基づい
て、香りの発生の有無を制御する手段とを備えた香り発
生装置及び利用者端末が提供される。また、前記香りの
発生の有無の制御に代えて、前記香り発生装置ないし前
記利用者端末に、前記香りのシートの種類情報を前記香
り配信サーバに送信し、前記香り配信サーバをして、前
記香りのシートにより提供できる香りの種類を通知させ
る手段を備えてもよい。また、前記香り配信サーバか
ら、香りの再現順序が定められた複数の香りの再現デー
タからなる香り再現コンテンツを送られた場合には、前
記利用者端末は、前記香りの再現コンテンツから前記再
現順序に従って、前記香り再現データを取り出して、前
記香り発生装置に送信すること、あるいは、香り発生装
置にタイマ手段を備えて、前記香り再現コンテンツを再
現させることも好ましい。
【0011】また、前記利用者端末に、利用者をして前
記香り発生装置又は前記香りのシートの購入、貸与又は
送付のいずれかの申出をなさせる手段と、前記申出内容
を、前記香り発生装置又は前記香りのシートの販売、貸
与又は送付のいずれかを行う業者の端末に通知する手段
とを備えることも好ましい。また、前記利用者毎に、前
記香り配信サーバへのアクセス回数若しくは前記香り配
信サーバとの接続時間に基づいて求めた課金情報、香り
の再現データを受け取った回数若しくはデータ量に基づ
いて求めた課金情報、前記のとおり前記香り配信サーバ
に対して購入、貸与ないし送付のいずれかの申出をなし
た前記香りのシートの枚数及び前記香りのシートの種類
に基づいて求めた課金情報、又は、前記香り発生装置の
代金若しくは貸与料金に応じた課金情報、を記憶保持
し、前記利用者に通知する手段を備えることも好まし
い。
【0012】また、本システムに適した香りのシートに
着目した本発明の第4の視点によれば、シート材の少な
くとも片面に、香りの成分を封入したマイクロカプセル
を固定した複数の区画を備え、前記各区画は、香りの種
類毎にあらかじめ定められた配列をなしており、前記各
区画に対して選択的に、加熱又は加圧のいずれかの処理
がなされることにより、香りを放出するよう構成されて
いることを特徴とする香りのシートが提供される。ま
た、前記香りのシートの種類を示す識別記号を備え、該
識別記号を前記香り発生装置に認識させることとすれ
ば、香りの配信システムで用いることのできる前記香り
のシートの種類を増やすことのできる点から好ましいも
のとなる。
【0013】また、本システムがインターネット等にお
ける商取引を行うWWWサーバと連携することに着目し
た本発明の第5の視点によれば、前記香り配信サーバの
IPアドレス又はドメインネームいずれかを含んだファ
イルを利用者に提供して、前記香り配信サーバにアクセ
スさせるWWWサーバが提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態につい
て説明する。本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、通信回線(図1の100)を介して香りの再現デー
タを受け取る利用者端末(図1の500)と、利用者端
末に対して送信する香りの再現データを送信する香り配
信サーバ(図1の200)と、利用者端末に接続する香
り発生装置(図1の600)とを備えており、香り発生
装置(図1の600)は、香りの各成分毎に設けられた
複数の区画に該成分を封入した香りのシート(図3参
照)を着脱可能に備えるとともに、利用者端末(図1の
500)から送信される香りの再現データに対応する区
画の香りを発生させる手段(図2参照)を備えている。
上記構成により、香り配信サーバ(図1の200)から
香りの再現データが利用者端末(図1の500)を介し
て香り発生装置(図1の600)に対して送信される
と、香り発生装置(図1の600)が、前記香りの再現
データに基づいて、香りのシート(図1の700)の対
応する区画に封入された香りの素材を放出し、所望の香
りが再現される。
【0015】続いて、本発明の第二の実施の形態につい
て説明する。本実施の形態においては、本発明は、上記
した実施の形態の構成に加え、香り配信サーバ(図6の
200)に、各香りの種類に応じた香りの再現データを
格納した香りのデータベース(図6の60)と、利用者
に利用者端末(図6の500)を介して香りの種類を選
択させる手段と、を備えている。そして、香り配信サー
バ(図6の200)は、前記利用者の選択に応じた香り
の再現データを香りのデータベース(図6の60)から
検索し、利用者端末(図6の500)に対して前記香り
の再現データを送信する手段を備え、香りのオンデマン
ド型配信を行う。さらに前記香りのデータベース(図6
の60)に、香りの再現データの登録依頼主の連絡先を
格納し、該連絡先に香りの配信サービスを行った旨を通
知させてもよい。
【0016】続いて、本発明の第三の実施の形態につい
て説明する。本実施の形態においては、本発明は、上記
した各実施の形態の構成に加え、前記香りのシート(図
7の700)に、該香りのシートの種類を示す識別記号
(図7の720)を付している。さらに、香り発生装置
(図1の600)は、自装置に装着された香りのシート
(図7の700)の識別記号(図7の720)から香り
のシートの種類情報を読み取る手段と、前記香りのシー
トの種類情報を、利用者端末(図1の500)又は香り
配信サーバ(図1の200)に対して送信する手段とを
備えている。香り配信サーバ(図1の200)は、利用
者端末(図1の500)を介して、香り発生装置(図1
の600)に対して香りのシートの種類を照会し、得ら
れた香りのシートの種類に基づいて、利用者の要求に対
応する香りの再現データを生成する。あるいは、利用者
端末(図1の500)又は、香り発生装置(図1の60
0)が、香り発生装置(図1の600)に装着された香
りのシート(図7の700)の種類と、香り配信サーバ
(図1の200)から送られる香りの再現データとによ
り、香り発生装置(図1の600)での香りの発生の有
無を制御させてもよい。例えば、香り発生装置(図1の
600)に装着された香りのシート(図7の700)の
種類と、香り配信サーバ(図1の200)から送られる
香りの再現データに含まれる香りのシートの種類が異な
る場合には、誤った香りの発生を防止すべく、香りを発
生させないよう香り発生処理を中止する。また、上記の
とおり、香り発生装置(図1の600)に、自装置に装
着された香りのシート(図7の700)の識別記号(図
7の720)から香りのシートの種類情報を読み取る手
段と、前記香りのシートの種類情報を、利用者端末(図
1の500)又は香り配信サーバ(図1の200)に対
して送信する手段とを備えることにより、利用者が現在
の香りのシートでは対応できない香りを要求できないよ
うに、香りの配信サーバ(図1の200)が前記香りの
シートにより配信できる香りの種類を利用者端末(図1
の500)に通知する手段を設けてもよい(図10参
照)。
【0017】続いて、本発明の第四の実施の形態につい
て説明する。本実施の形態においては、本発明は、上記
した各実施の形態の構成に加え、香り配信サーバ(図1
の200)に、各利用者の属性情報を格納したデータベ
ース(図1の70)を備えている。さらに、香り配信サ
ーバ(図1の200)は前記利用者の属性情報を元に、
香りの再現データを生成する手段を備えている。香り配
信サーバ(図1の200)は、香りの再現データの配信
を行うにあたり、前記利用者の属性情報を格納したデー
タベース(図1の70)の検索を行い、利用者の属性に
応じて香りの再現データを生成した後、送信する。ま
た、前記属性情報を元に香り配信サーバ(図1の20
0)が、前記各利用者毎にあらかじめ定められたイベン
トの発生に応じて、香りの再現データを自動送信するよ
うにしてもよい。
【0018】続いて、本発明の第五の実施の形態につい
て説明する。本実施の形態においては、本発明は、上記
した各実施の形態の構成に加え、香り配信サーバ(図8
の200)に、利用者(図8の50)に利用者端末(図
8の500)を介して香り発生装置(図8の600)又
は香りのシート(図8の700)の購入、貸与又は送付
のいずれかの申出をなさせる手段と、前記申出内容を香
り発生装置(図8の600)又は香りのシート(図8の
700)の販売、貸与又は送付のいずれかを行う業者の
端末(図8の300)に通知する手段のいずれか一を備
えている。利用者端末(図8の500)は、種々のタイ
プの香り発生装置(図8の600)又は香りのシート
(図8の700)から所望の物を香り配信サーバ(図8
の200)が提供する画面から選択し、購入、貸与又は
送付のいずれかの申出を行うと、該申出内容が、香り発
生装置(図8の600)及び香りのシート(図8の70
0)をそれぞれ販売、貸与又は送付を行う業者の端末
(図8の300)に通知される。前記業者は、速やか
に、利用者(図8の50)に対して、前記申出に応じた
香り発生装置(図8の600)又は香りのシート(図8
の700)を発送する。このため、利用者(図8の5
0)は、あらかじめ本システムに使用する機器等を所有
していない場合にも、速やかに、本システムを利用でき
る環境を整えることができ、香りの配信サービスを受け
ることができる。
【0019】続いて、本発明の第六の実施の形態につい
て説明する。本実施の形態においては、本発明は、上記
した各実施の形態の構成に加え、香り配信サーバ(図9
の200)は、各利用者(図9の50)毎に、利用者端
末(図9の500)に対して香りの再現データを送信し
た回数若しくはデータ量に基づいて求めた課金情報、香
りのシートの購入、貸与ないし送付の申出により、送付
された香りのシートの枚数及び品質に基づいて求めた課
金情報、又は、香り発生装置の代金若しくは貸与の料金
に応じた課金情報を格納したデータベース(図9の8
0)を備えている。特に、香りのシート700の販売情
報は、課金情報を格納したデータベース(図9の80)
に漏れなく登録する構成を採った場合には、サービス提
供者にとっては、確実にコストを回収できるものとな
り、利用者にとってもシート単位での課金となるので明
確かつ合理的な料金体系となる。もちろん、各利用者端
末からのアクセス回数、各利用者端末の接続時間、各利
用者(図9の50)が受けたサービスの量に対応する香
りの再現データを送信した回数、データ量、購入した香
りのシートの枚数、又は、香りのシートの品質に応じた
単価と枚数、及び、香り発生装置(図9の600)の貸
与期間等から適宜選択されたパラメータにより、料金を
計算し、課金情報を格納したデータベース(図9の8
0)の課金情報を更新する方式を採ってもよい。また、
例えば、初期費用として香り発生装置(図9の600)
の代金を利用者が支払い、以後の利用料は、利用者がサ
ービスを受けた香りの種類に関連するスポンサー(料金
支払い義務者)が支払う方式等を採用してもよい。より
好ましくは、該課金情報が、あらかじめ定められた間隔
で、利用者毎に集計され、利用者端末(図9の50
0)、料金支払い義務者の端末、又は、料金徴収業務を
行う業者の端末(図8の300等)に配信される。本実
施の形態によれば、多様な料金体系を採ることが可能と
なるのみならず、香りの配信事業に適した課金体系の構
築が可能となる。この他、前記課金情報を利用者(図9
の50)にその都度通知する手段を、利用者端末(図9
の500)に備え、本サービスの利用料金を一層明確化
することとしてもよい。
【0020】続いて、本発明の第七の実施の形態につい
て説明する。本実施の形態においては、本発明は、香り
のシート(図1の700)に多数の種類の香りの成分が
封入されていることを利用して、香り配信サーバ(図1
の200)が、香りの再現順序が定められた複数の香り
の再現データからなる香り再現コンテンツを作成する。
利用者端末(図1の500)は、前記香りの再現コンテ
ンツから前記再現順序に従って、前記香り再現データを
取り出して、香り発生装置(図1の600)に送信す
る。これに応じて、香り発生装置(図1の600)は、一
の香りの再現データから香りを再現している場合におい
て、他の香りの再現データを受け取るとこれに応じて、
香り発生装置(図1の600)の香り発生手段は、香りの
シート(図1の700)上の異なる区画に香り発生処理
を行う。結果として、香り発生装置(図1の600)にお
いて再現される香りに経時的な変化が発生する。また、
香り配信サーバ(図1の200)は、香りの強弱情報を
含めて香りの再現データを生成し、香り発生装置(図1
の600)は、香りの強弱情報に応じて香り発生手段の
出力を変えることとすれば、経時的な香りの強弱の変化
を再現することもできる。また、上記香りコンテンツを
生成することなく、香り配信サーバ(図1の200)
が、各香りの再現データをあらかじめ定められた順序
で、香り発生装置(図1の600)に送信することとし
てもよい。
【0021】本発明の実施の形態において、利用者端末
(図1の500)における上記各手段は、利用者端末
(図1の500)を構成するCPUで実行させるプログ
ラムによりその処理・機能が実現される。前記プログラ
ムは、ネットワーク100を介して、各種利用者端末か
らダウンロードできるようネットワーク上のサーバにア
ップロードしておくことも好ましい。また、これと均等
な手段として、利用者端末(図1の500)における上
記各手段を実現するプログラムをネットワーク上のサー
バで実行し、その実行結果を利用者端末(図1の50
0)が受け取ることによっても達成される。
【0022】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1を参照すると、本サービスを提
供する香り配信サーバ200と、利用者50が使用する
利用者端末500とが、ネットワーク100を介して相
互に接続されている。香り配信サーバ200は、香りを
再現するデータを備え、アクセスしてくる利用者端末5
00に対して、アクセス可能なアドレスに格納された香
りの再現データをHTTP(Hyper-Text Transfer Pr
otocol)、FTP(File Transfer Protocol)、WA
P(Wireless Application Protocol)等のプロトコ
ルを利用して送信するサーバである。利用者端末500
には香りのシート700が装着された香り発生装置60
0が接続されている。ネットワーク100はインターネ
ットを含む有線・無線の通信回線網である。図2は、香
り発生装置600の構成を示す模式図である。香り発生
装置600はケーブル550によって利用者端末500
に接続されている。図2を参照すると、香り発生装置6
00は、本体601に、蓋602が、蝶番603で開閉
できるよう備えられている。香りのシート素材700が
セットされる凹部605には、セラミックヒーター等の
ヒーター607が香りのシート700上の区画710の
配列に合わせた配置で埋め込まれている。また、香りの
シート700の装着方向の誤りを防止する装着方向指示
手段611として凹部605の一角に面取りが施されて
いる。この他、図示していないが、本体601の内部に
は、香りの再現データを解読して、各ヒーター607の
通電の制御を行う制御部が設けられている。香り配信サ
ーバ200から香りの再現データを利用者端末500を
介して受信すると、前記ヒーター607のうち、1個あ
るいは複数個が同時にあるいは順序付けて通電されるこ
とにより、香りのシート700の所望の区画が加熱さ
れ、所望の香りが発生させられる。また、香りのシート
700を取り外しやすいよう指形くぼみ606が凹部6
05の左右に設けられていることが好ましい。この他、
本体601には電源スイッチ604、利用者端末500
との接続用コネクター609が設けられている。一方、
蓋602には、香りのシート700をヒーター面に密着
させるための突起608と、発生した芳香を外部へ拡散
させるための穴610が設けられている。図3は香りの
シート700の構成を示す模式図である。図3を参照す
ると、本実施例の香りのシート700には、シート材7
01の上面に多数の区画710が形成され、さらに香り
発生装置600への装着の際に装着方向を誤ることのな
いよう切欠部702が設けられている。各区画毎に、異
なる種類の香りの素(芳香材)が微細なカプセル(マイ
クロカプセル)711に封入されており、各区画の配列
は、香りの再現データに対応するようあらかじめ定めら
れている。図3のシートで例示すれば、A〜Pの列毎に
香りのテーマを定め、1〜16の行に各テーマ毎の香り
の種類を少しずつ変えた配列を定めるなどすればよい。
図13は、香りのシート700の配列の一例を示したも
のである。図13を参照すると、A1:甘み1、A2:
甘み2、A3:甘み3、・・・B1:すっぱさ1、B
2:すっぱさ2、・・・、C1:苦み1、C2:苦み
2、・・・、D1:森林1、D2森林2、・・・、E
1:果物1、E2:果物2、・・・、F1:ブランド
1、F2:ブランド2、・・・、G1:料理1、G2:
料理2、・・・、P1:ハーブ1、P2:ハーブ2、・
・・のようにテーマ毎に多数の香りの種類を変えて配置
されている。また、さらには、香りのシート700は、
香り発生装置600に着脱自在となっているので、香り
シート700の外周部、裏面、包装材等に適宜香りのシ
ートの種類を示す記載を付して、香りのシートの用途に
応じて複数のタイプを作成し、利用者50をして、目的
用途に合わせたシートのタイプの交換を行わせるととも
に、香り配信サーバ200へのログイン時に前記香りの
シートのタイプを入力させ、香り配信サーバ200が、
送信する香りの再現データの選択パラメータとする等し
てもよい。図4は、香りのシートに設けられた区画の構
成を示す模式図である。図4を参照すると、熱伝導性の
よい薄い樹脂シートからなるシート材701上に、香り
の素(芳香剤)が、微細なカプセル711(マイクロカ
プセル)に封入され、バインダー712に混ぜられて、
固着されている。バインダー712は、外気が乾燥した
場合や温度差による収縮が発生した場合に前記カプセル
が破壊されないよう、熱伝導性がよく、かつ、シートか
ら剥がれ難いものを採用することが好ましい。また、香
り発生装置600の香り発生機構として加熱機構を用い
る場合には、熱を加えたときに臭気、芳香を発生しない
ものがより好ましい。
【0023】続いて、本実施例における香りの配信シス
テムの作用について、図面を参照して説明する。図5
は、本システムの一実施例である香りの電子配送サービ
スシステムにおいて、香り配信サーバ200により利用
者端末500に表示される画面の画面遷移の一例を表す
模式図である。利用者50は、実際に香りを嗅ぎたいと
き、香りのシート700を装着した香り発生装置600
が接続された利用者端末500を用いて香り配信サーバ
200に接続する。利用者端末500には、図5の上段
・中央に示すトップメニューが表示され、ここで、
「1.香りを選ぶ」を選択すると、ID番号とパスワー
ドの入力が要求される。利用者50が、正しいID番号
とパスワードを入力すると、1.香りを選ぶメニュー
(図5の中段・左)が表示される。香り配信サーバ20
0の電子配送サービスシステムのサイトでは、いくつか
の香りを嗅ぐためのメニュー(リフレッシュ、バイオリ
ズムで選ぶ、今日のおすすめ、香水お試し等)を提供す
る。例えば、ここで「1.恋愛」を選択すると、図5の
下段・左に示すように、1.彼氏がいる、2.彼女がい
る、3.片思い、4.失恋した、のように複数の選択肢
が含まれた画面が表示される。ここで、さらに続けて、
「1.彼氏がいる」を選択すると、香り配信サーバ20
0は、「1.彼氏がいる」という選択肢に関連付けられ
た女性用の甘い香りを発生させるデータ「A3」を取り
出し、利用者端末500に対してデータ「A3」を含ん
だ前記香りの再現データを送信する。これを受けた利用
者端末500は、前記香りの再現データを香り発生装置
600に送信し、続いて、香り発生装置600は、本体
内部の制御部を介して、前記香りの再現データからデー
タ「A3」を取り出し、「A3」に対応するヒーター6
07を加熱する。ヒーター607の加熱により、ヒータ
ー607の真上にある、香りのシート700の対応する
区画710「A3」が熱せられ、該区画710に封入さ
れた微細なカプセル711が溶かされ、空気中に香りの
素(芳香剤)が放出される。また、選択内容「3.片思
い」に対応する「甘酸っぱさ」の香りが、香りのシート
700上の一の区画710だけでは、再現できない場合
には、「甘さ」に対応する区画が並ぶA列の所定の区画
と「すっぱさ」に対応する区画が並ぶB列の区画の双方
を加熱する香りの再現データ「A3−B2」が送信され
る。同様に、「2.彼女がいる」を選択すると男性用の
甘い香りの再現データが、「4.失恋した」を選択する
と苦み混じりの香りの再現データが、それぞれ香り配信
サーバ200から送信され、香り発生装置で再現される
ことになる。もちろん、他の香りのメニュー、例えば、
図5の中段・左のメニューで「2.リフレッシュ」を選
択した場合には、同様に1.森林、2.ミント、3.柑
橘等の選択肢が含まれた画面が表示される。同様にこれ
らを選択すると、それぞれに対応するデータが香り配信
サーバ200から送信され、所望の香りが香り発生装置
600で再現されることになる。
【0024】本実施例では、利用者端末500として携
帯電話を使用しているが、パーソナルコンピュータ、固
定電話機、ファクシミリ、PHS(Personal Handy-Pho
ne System)、PDA(Personal Digital Assistan
t)の他、データの送受信機能を備えた家電機器など、
端末としての表示装置とデータの送受信機能を備えた機
器であればよい。また、利用者端末として使用するため
の各手段は、あらかじめ備えられていることも好ましい
が、各手段を実現するプログラムをネットワーク100
上の任意のHTTPサーバ、FTPサーバ、WAPサー
バ等からダウンロードして、インストールする方法や、
サーバ側で各手段を実現するプログラム実行し、その実
行結果をブラウザ等を介して表示させる方法を採っても
よい。例えば、図5の上段・中央に示したトップメニュ
ーから「6.ダウンロード」を選択することで、本シス
テムの利用者端末として必要な処理を行うプログラムの
ダウンロードが開始される。前記プログラムをインスト
ールすることで、本システムの利用者端末500として
用いる等すればよい。あるいは、該プログラムが記憶保
持されている所望の記憶保持媒体を前記利用者端末とな
り得る機器等に接続して、これをインストールすること
でもよい。
【0025】また、本実施例では、利用者端末500と
香り発生装置600の接続手段として、ケーブル550
で直接接続しているが、この他、利用する場所のブリッ
ジ、ルータ等を介して、LAN(Local Area Networ
k)経由で接続してもよく、赤外線等の無線通信手段を
用いて接続してもよい。
【0026】本実施例で用いた香りのシートを模式的に
表した図3によれば、香りのシート700の外形は、長
方形となっているが、香り発生装置600の香り発生機
構の仕様、香り発生装置600の香りのシート700を
装着する凹部605の形状及び香り発生装置600の外
形等に応じて、多角形、円形、楕円等から好ましいもの
を選択すればよい。また、本実施例の香りのシート70
0には、その一角に香り発生装置600の装着方向指示
手段611に対応する切欠部702が設けてあるが、こ
の他、香り発生装置600の香りのシートを装着する凹
部605の形状又は装着方向指示手段611の位置に応
じて、香りのシート700の外形を上下方向及び左右方
向に非対称にすること、突出部を設けること、切欠部を
複数設けること、装着方向を示す表示を印刷すること等
の香りのシート700の装着ミスを防止できるような構
成を適宜採用すればよい。また、図3によれば、各区画
は正方状に配置されているが、隣接する列又は行と半ピ
ッチ分ずらして配置することや、使用頻度に応じて大き
さや区画数を変えること等、香り発生装置600の用途
や香り発生機構の仕様に応じて決定する。また、各区画
は略正方形となっているが、長方形、多角形、線形等、
香り発生装置600の香り発生機構の仕様に応じて決定
すればよい。上記のとおり、本発明の香りのシートは、
香り発生装置600の仕様に合致することを条件に、材
質、厚さ、形状等に制限は無い。特に、ベースとして薄
いシート材を用いた場合には、通常の販売時の保管・輸
送コストを抑えることができることのみならず、店頭で
のサンプル配布、ダイレクトメールでのサンプルの郵
送、書籍・雑誌への綴じ込み等も容易に行うことのでき
る点から好ましいものとなる。
【0027】続いて、本発明の第二の実施例について図
面を参照して詳細に説明する。図6を参照すると、本サ
ービスを提供する香り配信サーバ200と、香り再現デ
ータを格納したデータベース60と、利用者の属性情報
を格納した利用者情報データベース70と利用者50が
使用する利用者端末500とが、ネットワーク100を
介して相互に接続されている。その他の機器の構成は、
上記した第1の実施例と同様である。香り再現データを
格納したデータベース60と、利用者の属性情報を格納
した利用者情報データベース70とを備えた本構成によ
れば、以下のようなサービスが提供可能となる。図14
は、香り再現データを格納したデータベース60に格納
される香りの再現データの一例である。図15は、利用
者情報データベース70に格納される利用者の属性情報
の一例である。利用者50は、自分に合った香りを嗅ぎ
たいとき、利用者端末500を用いて香り配信サーバ2
00に接続する。図5の上段・中央に示すトップメニュ
ーが利用者端末に表示された場面において、「1.香り
を選ぶ」を選択すると、ID番号とパスワードの入力が
要求される。利用者50が、正しいID番号とパスワー
ドを入力すると、1.香りを選ぶメニュー(図5の中段
・左)が表示される。香り配信サーバ200の電子配送
サービスシステムのサイトでは、いくつかの香りを嗅ぐ
ためのメニュー(リフレッシュ、バイオリズムで選ぶ、
今日のおすすめ、香水お試し等)を提供する(図5の中
段・左)。ここで、利用者情報により配信する香りの再
現データを変える必要のある「3.バイオリズムで選
ぶ」を選択した場合には、香り配信サーバ200は、前
記ID番号に基づいて、利用者情報データベース70を
検索する。香り配信サーバ200は、前記検索結果から
得られる利用者50の利用者情報を利用者情報データベ
ース70から抽出し、前記利用者情報に含まれる誕生日
に基づいて、利用者50の当日のバイオリズム状態を計
算し、これに適した香りを香りの再現データを格納した
データベース60から検索し、適合する香りの再現デー
タを送信する。このように利用者情報のみから香りの再
現データを生成させること、任意の条件により香りの再
現データを格納したデータベース60から検索させるこ
とも可能である。例えば、図5の中段・左のメニューで
「4.今日のおすすめ」を選んだ場合は、香り配信サー
バ200は、香りの再現データを格納したデータベース
60からその日のおすすめの香りの再現データを選択
し、利用者端末500に対して送信する処理を行う。ま
た、利用者50の選択した香りに利用者の属性情報を加
味して、香りの再現データを生成させることも好まし
い。例えば、図5の中段・左のメニューで「1.恋愛」
を選択し、図5の下段・左のメニューで、男性利用者
が、「2.彼女がいる」を選択した場合において、香り
配信サーバ200は、利用者情報データベース70(図
15参照)から利用者のID番号をキーとして利用者情
報を検索し、「好きな香り1:森林1」という属性情報
を得て、香りの再現データを格納したデータベース60
から男性用甘い香りの再現データ「A4」に加えて、
「好きな香り1:森林1」に対応する森林の香りの再現
データ「D1」を取得し、男性用の甘い香りで、かつ、
森林の香りがほのかに発せられるよう、男性用の甘い香
り「A4」に加えて、森林の香り「D1」を同時に発生
させる香りの再現データ「A4−D1」を生成し、香り
を発生させる。このような処理手段を加えた場合には、
利用者の要求する香りを基調としつつ、利用者の年代、
性別、嗜好を反映した香りが配信されるので、より多く
の利用者に支持される香りの配信システムとなる。この
他、利用者の誕生日に基づいて各種占いを行い、その結
果に基づいた香りを提供すること、提供する香りは、あ
くまで利用者情報データベースに登録された利用者の好
みの香りを基調とすること、嫌いな香りの種類は、配信
されないよう、あらかじめ利用者情報データベースに登
録できることなど種々のサービスの展開が可能である。
【0028】上記実施例では、香り再現データを格納し
たデータベース60と、利用者の属性情報を格納した利
用者情報データベース70との双方から得られるを利用
して、好ましい香りを提供する例を示したが、香り配信
サーバ200に香り再現データを格納したデータベース
60を接続することで、香りの再現データの保守・管理
を容易に行うことができ、香りの再現データの登録・更
新等を権限許可を与えた者に自由に行わせることができ
るシステムの構築が容易となる。
【0029】また、香り配信サーバ200に、あらかじ
め定められたイベントの発生に応じて、各利用者50
に、香りの再現データを格納したデータベース60から
適宜抽出した香りの再現データを自動送信するプッシュ
型配信を行ってもよい。例えば、香りサーバ200は、
定期的に利用者情報データベース70の検索を行い、あ
らかじめ定められた条件(誕生日等到来が1週間以内、
本システムに加入して1週間以内)に該当する利用者5
0を検索し、該当する利用者50に、香りの再現データ
を自動配信する処理を行う。利用頻度の低い利用者が多
い場合には、実行リストにスプールし、実行されない場
合は、一定期間後に削除する等すればよい。このほか、
香りを伴う広告を依頼された場合には、依頼された広告
実行日の到来とともに、香り配信サーバ200は、広告
配信先となる利用者50を利用者データベース70から
検索し、該当する利用者50に香りの再現データと所望
の広告テキスト、広告画像、広告音声データの配信を行
う等すればよい。
【0030】なお、上記した各実施例では、香り発生装
置600は、ヒーター607により加熱して香りを発生
させる方式で説明をしたが、これに代えて機械的圧力に
より素材シート上の微細カプセルを破壊する方式を採用
してもよい。例えば、プリンタにおけるドットインパク
ト方式のように、選択的に香りの区画710を金属の棒
材等で機械的に打撃又は加圧することにより、微細カプ
セル711を破壊し、香りを発生させるよう構成する。
【0031】続いて、本発明の第三の実施例について図
面を参照して詳細に説明する。本実施例は、香りのシー
ト700に該香りのシートの種類を示す識別マーク72
0を付し(図7参照)、さらに、香り発生装置600に
は、自装置に装着された香りのシート700の識別マー
ク720から香りのシート700の種類情報を読み取る
光学的センサ手段を備えて、識別マーク720の位置と
数により香りのシート700の種類を認識させ、該香り
のシートの種類によって、発生させる香りの制御を行う
ことを特徴とする。例えば、利用者50からアクセスを
受けた香り配信サーバ200は、利用者端末500を介
して、香り発生装置600に対して、現在装着されてい
る香りのシート700の種類の照会を行う。利用者端末
500を介して香り発生装置600から応答がなされ、
香りの種類情報を得た香り配信サーバ200は、該香り
のシートにより提供できる香りのメニューを作成する。
図10を参照すると、香り発生装置から送られた香りの
シート700の種類情報に基づいて、香り配信サーバ2
00が、現在の香りのシート700では選択肢「3.片
思い」、「4.失恋した」に対応する香りの再現ができ
ないものと判定し、該選択肢を選択できないよう修正し
たメニューが示されている。なお、図10に示したよう
に、香りのメニューは、既存のメニューを表示するとと
もに、提供できない香りの表示にコメントや打消し線等
を付記するよう構成してもよいが、選択できる香りのみ
を表示して、操作ミスを防止するようにしてもよい。
【0032】上記した実施例では、香り配信サーバ20
0側で、香りの発生の有無の制御を行う例を示したが、
香り発生装置600ないし利用者端末500側で香りの
発生の有無の制御を行わせてもよい。この場合には、香
り発生装置600ないし利用者端末500に、香り配信
サーバ200から送られてくる香りの再現データに含ま
れる香りのシート700の種類と、香り発生装置600
に装着された香りのシート700の種類情報との照合を
行わせ、現在装着されている香りのシート700に適合
しない場合には、利用者に対して表示装置を介してエラ
ー表示を行い、香り配信サーバ200に対しては、エラ
ー通知を行う等の構成をとる。
【0033】また、一の香りの再現データに、当該香り
を発生できる複数のシートの種類と、それぞれのシート
で当該香りを再現するために必要な香りの区画の情報を
含めて、香りのシート700の種類を多数そろえなくと
も、所望の香りを再現できるという柔軟性を持たせても
よい。図16は、上記方式を採用して、香りの再現デー
タを格納するデータベース60に複数の香りの再現デー
タを格納した一例である。図16を参照すると、「甘酸
っぱさ1」という組み合わせの香りは、シート種類Xの
A2とB1の区画に対応するが、シート種類YのC2と
D4の区画、シート種類ZのE1とF1の区画によって
も同一の香りを再現できるため、香りの再現データとし
て、「シート#X:A2−B1」、「シート#Y:C2
−D4」、「シート#Z:E1−F1」というように複
数のパターンを格納する。このように構成することによ
り、例えば、香りのシート種類Yを香り発生装置600
に備えた利用者50が「甘さ2」と「すっぱさ1」から
なる香りを要求した場合に、シート種類Xを有していな
くとも、代替的な香りの再現データ「シート#Y:C2
−D4」により要求された香りを配信できることとな
る。
【0034】また、香りの再現データを格納したデータ
ベース60に、直接香りのシートと香りの区画の位置を
格納せず、香りの名称と香りの成分(芳香剤の種類と量
・香りの強さ等)情報と、香りのシート700の種類と
対応する香り(芳香剤)の区画の配列情報を格納し、香
りの再現データが要求される度に、香り配信サーバ20
0は、前記香りの成分(芳香剤の種類と強さ等)情報
と、香り(芳香剤)の区画の配列情報から、必要に応じ
て所望の香りの再現データを生成することとしてもよ
い。図17は、香りの再現データを格納するデータベー
ス60に香りの成分を登録したテーブルと各成分に対応
する区画のアドレスを登録したテーブルの一例を示した
ものである。図17を参照すると、香り配信サーバ20
0は、「バラ」の香りについてβフェニルエチルアルコ
ール:強さ3と安息香酸:強さ2という成分情報と、区
画G1にβフェニルエチルアルコールがあり、区画H1
に安息香酸があるという香りのシートの区画のアドレス
とを得て、区画G1とH1を前記各強さに応じて加熱す
る香りの再現データを生成する。このような手段を備え
た場合には、新しい組み合わせからなる種類の香りを本
システムに加える場合にも、該香りの成分情報を更新す
るだけで、既存の種類の香りのシートでその香りを発生
できるという利点を有する。例えば、香り「ミックスフ
ルーツ」についての成分がエステル1:強さ4とエステ
ル2:強さ2で再現されるのであれば、香りのシートの
配列情報からエステル1とエステル2を検索し、当該区
画を前記各強さに応じて加熱する香りの再現データを生
成する。このようにして、具体的な香りのシートの配列
を知らない第三者であっても、香りの成分を登録すれ
ば、所望の香りを配信できるという特長が、本システム
に備えられることになる。さらに、本システムに、香り
の配信元となる者をして、香りを登録させる手段を加え
た場合には、本発明の香り配信サーバは、何ら人手を介
することなく香りを仲介するサービスを行うものとな
る。
【0035】なお、本実施例では、香りのシート700
の種類の識別記号と認識手段の組み合わせとして、識別
マーク720と光学的センサ手段を用いているが、この
他に香りのシート700の形状を変えること、外周部に
切欠部を設けること、バーコード等を印刷することによ
り、識別記号が備えられ、光学的センサ手段、機械式セ
ンサ手段等からこれらに応じた認識手段を選択してもよ
い。また、本実施例では、識別マーク720と香りのシ
ート700の装着方向を示す切欠部702を別個に設け
ているが、切欠部702を廃して、識別記号に香りのシ
ート700の装着方向を示す機能を兼備させてもよい。
また、利用者50が認識できるようアルファベットやア
ラビア数字からなる付記的表示を香りのシート700の
包装材や外周部に付すことや香りのシート700のシー
ト材701に着色や絵柄を付することも好ましい。
【0036】続いて、本発明の第四の実施例について図
面を参照して詳細に説明する。図8を参照すると、本サ
ービスを提供する香り配信サーバ200と、香り発生装
置600の販売、貸与若しくは送付のいずれかを行う業
者が設置する端末300と、利用者50が使用する利用
者端末500とが、ネットワーク100を介して接続さ
れている。その他の機器の構成は、上記した第一の実施
例と同様である。
【0037】香り配信サーバは図5の上段・中央に示す
ようなトップメニューを用意しており、香り発生装置6
00を有していない利用者50は、利用者端末500を
用いて香り配信サーバ200に接続し、利用者50は前
記メニュー画面から「3.香炉を買う」を選択して、次
画面(図5の中段・右)の「3.香炉を買うメニュー」
から所望の種類の香り発生装置600を選択し、さらに
次画面(図5の下段・右)から所望の入手方法を選択す
る。例えば、「購入する」を選択した場合には、図示し
ないが香り配信サーバ200が要求する利用者情報(名
前、住所、電話番号、メールアドレス、性別、誕生日な
ど)を入力すると、香り配信サーバ200は、香り発生
装置の販売業者又は前記販売業者から送付業務委託等を
受けた業者の端末300に対し購入申出と利用者情報を
通知する。前記いずれかの業者は、端末300で受け取
った情報により、香り発生装置600を利用者50宛に
発送する。また、併せて本サービスを受けるためのID
番号、パスワードを記した書類や標準備品として香りの
シート700を同梱してもよい。なお、ID番号、パス
ワードについては、ネットワーク100を介して電子メ
ール等により通知する等してもよい。このようにして、
香り発生装置600を用意した利用者50が、所望の香
りのシート700を入手するためには、利用者50は、
利用者端末500を用いて香り配信サーバ200に接続
し、前記トップメニュー画面(図5の上段・中央)から
「2.香りのシートを買う」を選択して、次画面(図5
の中段・中央)の香りのシートを買うメニューから所望
の種類の香りのシート700を選択し、さらに次画面
(図5の下段・中央)から所望の入手手段を選択する。
例えば、「購入する」を選択した場合には、図示しない
が香り配信サーバ200が要求する利用者情報(名前、
住所、電話番号、メールアドレス、性別、誕生日など)
を入力する。なお、香り発生装置600の入手の手続き
を行った際のID番号とパスワードを入力させることで
利用者情報の入力を省略させてもよい。続いて、香り配
信サーバ200は、香り発生装置の販売業者又は前記販
売業者から送付業務委託等を受けた業者の端末300に
対し購入申出と利用者情報を通知する。前記いずれかの
業者は、端末300で受け取った情報により、香りのシ
ート700を利用者50宛に発送する。このようにし
て、本システムを利用する環境が満たされていない利用
者であっても、速やかに利用環境を整え、本サービスを
受けることが可能となる。なお、本実施例では、香り発
生装置600を供給する者と香りのシート700を供給
する者を別々の主体として説明したが、香り発生装置6
00と香りのシート700双方を供給可能な業者であれ
ば、前記双方の機器を一度に入手できるため、より好ま
しいものとなる。さらに、香り発生装置600又は香り
のシート700の供給を香り配信サーバ200の運営者
が行うこととすれば、よりきめ細かく、サービスを提供
できることとなる。
【0038】続いて、本発明の第五の実施例について図
面を参照して説明する。図9を参照すると、本実施例の
配信システムは、さらに、利用者50毎の課金情報を格
納する課金データベース80を備えていることを特徴と
する。香りの配信サービスや、各種機器の取得の申出が
行われる毎に、課金データベース80の当該利用者のレ
コードが更新される。例えば、香りそのものをサービス
の対象とする場合において、香りの配信サービスに着目
すれば、各利用者端末500からのアクセス回数、各利
用者端末500の接続時間、利用者端末50に対して香
りの再現データを送信した回数、データ量等に基づいて
求めた料金を、利用者等に対して請求すればよく、香り
のシートの提供に着目すれば、利用者50に送付した香
りのシート700の枚数、香りのシート700の種類
(ジャンル、目的とする商品の香りサンプル/香りその
ものが商品といった違い、香りの等級、原料の相違、使
用可能期間の違い)に基づいて求めた料金を、利用者5
0等に対して請求すればよく、又は、香り発生装置60
0の提供料金(代金、貸与料金)を利用者50等に対し
て請求すればよい。この他、これらの要素を組み合わせ
たり、初期費用は無償とし、継続利用料のみを課金する
などしてもよい。また、香り配信サーバ200の運営者
が一括して徴収し、香り発生装置の供給者、香りのシー
トの供給者にそれぞれ分配してもよく、香り配信サーバ
200の運営者は、前記各業者に課金情報を提供するの
みでもよい。このように、本香りの配信システムに課金
データベースを備えたことにより、香りという視認でき
ずかつ捕捉が難しい実体に対しても、明確・確実に課金
を行うことが可能となる。
【0039】また本実施例に示した課金データベースを
備えた構成によれば、例えば、図11に示すように、イ
ンターネット上の電子店舗等のWWWサーバ900のサ
イトのページに、本システムの香り配信サーバが提供す
るコンテンツを、リンク先とするハイパーリンクテキス
トを含めたり、フレーミング技術等により双方を表示す
るよう構成した場合には、より一層、利用分野が拡がる
ものとなる。本システムに加入した商品「香水:aa
a」を販売するコンテンツを提供するWWWサーバ90
0のサイト運営者が、商品Aの香り又は関連する香りの
登録依頼、又は、香りの再現データの送付とともに香り
の再現データの登録依頼をすると、香り配信サーバ20
0の運営者は、香りの成分に基づき生成した香りの再現
データ、又は、WWWサーバ900のサイト運営者から
受け取った香りの再現データと、WWWサーバ900の
サイト運営者の連絡先等を香り再現データを格納するデ
ータベース60に登録する。また、香りのシート700
は、あらかじめ多数の利用者50に店頭配布や、雑誌の
付録による配布等により配布されている。続いて、WW
Wサーバ900の運営者は、WWWサーバ900の提供
するHTMLファイル等に香り配信サーバ200にジャ
ンプするための「香りのサンプル」ボタン、ハイパーリ
ンクテキスト等を作成する(図11参照)。WWWサー
バ900のサイトを訪れた利用者が前記「香りのサンプ
ル」ボタン901等をクリックすることにより、本発明
の香り配信サーバ200が提供するサイトへのジャン
プ、又は、フレーム表示等が行われ(図12参照)、前
記利用者50は、香り配信サーバ200にアクセスする
ことになる。続いて、利用者50は、香りのシート70
0をセットするとともに、香り発生装置600の電源を
入れ、香りの再現データをダウンロードボタン902を
クリックし、自らの香り発生装置600にて商品Aの香
りのサンプルを発生させる。香りのサンプルを確認した
利用者50は、「電子モールに戻る」ボタン903をク
リックし、前記電子店舗サーバのサイト(図11)に戻
り、該商品の購入の意思決定を行うことになる。この場
合の料金は、利用者50に負担させてもよいが、広告料
ないし販売促進業務の対価として、WWWサーバ900
のサイト運営者に負担させることも不合理ではない。ま
た、当該香りが配信される度に、香りの再現データを格
納するデータベースに格納されたWWWサーバ900の
運営者の連絡先(メールアドレス、IPアドレス等)に
自動通知を行わせれば、前記負担料金の明細になるう
え、マーケティング上の有用な資料ともなるため好まし
いものとなる。本システムに適した商品は極めて広範で
あり、例えば、香りそのものが、購入の動機付けとなる
香水、お香、芳香剤、石鹸、生花、化粧品類、皮革製
品、食品、木製品、酒類、その他各種嗜好品などの商品
の場合は、香りのサンプルの提供が有効な販売促進手段
となる。この他、香りそのものが購入の動機付けとなら
ないまでも、商品等の広告イメージ戦略上、高貴な香
り、さわやかな香り、安らぐ香り等を配信してもよく、
また、季節商品には、その季節を連想させる香りを配信
することなども好ましい。また、商品だけでなく、旅行
代理店業において旅行目的地の料理の香り、美容理容業
において整髪料の香り等、各種サービスに関連する香り
を配信してもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、多数の種類の香りを、
ネットワークを介して、より簡便に配信することができ
るという効果を奏する。その理由は、配信できる香りの
種類を豊富化する手段と、これを端末側で容易かつ正確
に再現する手段を提供したことにある。また、本発明に
よれば、香りの配信サービスに対する対価の額が、明瞭
なものとなり、その徴収も容易となる効果を奏する。そ
の理由は、香りの特性に応じた課金手段を提供したこと
にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるシステム構成を
示す模式図である。
【図2】本発明の第1の実施例における香り発生装置の
構成を示す模式図である。
【図3】本発明の第1の実施例における香りのシートの
構成を示す模式図である。
【図4】本発明の第1の実施例における香りのセルの構
成を示す模式図である。
【図5】本発明の第1の実施例における香りの電子配送
サービスのメニュー画面の画面遷移の一例を表す模式図
である。
【図6】本発明の第2の実施例におけるシステム構成を
示すブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施例における香りのシートの
種類を増やす手段を設けた香りのシート700の構成を
示す模式図である。
【図8】本発明の第4の実施例におけるシステム構成を
示すブロック図である。
【図9】本発明の第5の実施例におけるシステム構成を
示すブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施例で説明する香りの選択
メニューが香りのシートの種類により制限されて表示さ
れる画面の一例である。
【図11】本発明の香り配信サーバと連携するWWW
(電子店舗)サーバにより表示されるサイトの一例であ
る。
【図12】図11のサイトから本発明の香り配信サーバ
にアクセスした場合に表示される画面の一例である。
【図13】香りのシート700の配列の一例を示したも
のである。
【図14】香り再現データを格納したデータベースに格
納される香りの再現データの一例である。
【図15】利用者情報データベースに格納される利用者
の属性情報の一例である。
【図16】香り再現データを格納したデータベースに格
納される香りの再現データの別の一例である。
【図17】香り再現データを格納したデータベースに香
りの成分要素と香りの成分に対応する香りのシートのア
ドレスを格納した一例である。
【符号の説明】
50 利用者 60 香り再現データデータベース 70 利用者情報データベース 80 課金情報データベース 100 ネットワーク 200 香り配信サーバ 300 業者端末 500 利用者端末 550 接続ケーブル 600 香り発生装置 601 本体 602 蓋 603 蝶番 604 電源スイッチ 605 凹部 606 指形くぼみ 607 ヒーター 608 突起 609 コネクター 610 穴 611 装着方向指示手段 700 香りのシート 701 シート材 702 切欠部 710 香りのセル 711 微細なカプセル 712 バインダー 720 マーク 900 WWW(電子店舗)サーバ 901、902、903 ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/00 310 G06F 15/00 310A

Claims (49)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線を介して、利用者端末に対して香
    りの再現データを送信して、前記利用者端末側で香りを
    再現させる香り配信サーバと、 前記香りの再現データを受け取る前記利用者端末と、 前記利用者端末に接続する香り発生装置とを備えた、 香りの配信システムにおいて、 前記香り発生装置は、 区画毎に異なる香りの成分を封入した複数の区画が設け
    られた香りのシートを着脱可能に備え、 前記香り配信サーバから前記利用者端末を介して送信さ
    れる前記香りの再現データに対応する区画の香りを発生
    させる手段を備えたこと、 を特徴とする香りの配信システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の香りの配信システムにお
    いて、 前記香り配信サーバは、 各香りの種類に応じた香りの再現データを格納した香り
    のデータベースと、 前記利用者に前記利用者端末を介して、香りの種類を選
    択させる手段と、 前記利用者の選択に応じた香りの再現データを前記香り
    のデータベースから検索し、前記利用者端末に対して、
    送信する手段を備えたこと、 を特徴とする香りの配信システム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の香りの配信システ
    ムにおいて、 前記香り配信サーバは、 各利用者の属性情報を格納したデータベースを備え、 前記データベースから得られる前記各利用者の属性情報
    に基づいて、前記各利用者毎に、香りの再現データを生
    成する手段を備えたこと、 を特徴とする香りの配信システム。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3いずれか一に記載の香り
    の配信システムにおいて、 前記香り配信サーバは、 各利用者の属性情報を格納したデータベースを備え、 あらかじめ定められたイベントの発生に応じて、 前記データベースから得られる前記各利用者の属性情報
    に基づいて、前記各利用者毎に、香りの再現データを自
    動送信する手段を備えたこと、 を特徴とする香りの配信システム。
  5. 【請求項5】請求項2ないし4いずれか一に記載の香り
    の配信システムにおいて、 前記香りのデータベースには、香りの種類毎に、香りの
    再現データの登録依頼主の連絡先が格納されており、 香りの配信サービスを行った場合に、前記香り配信サー
    バは、前記連絡先に対して、香りの配信サービスを行っ
    た旨を通知する手段を備えたこと、 を特徴とする香りの配信システム。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5いずれか一に記載の香り
    の配信システムにおいて、 前記香りのシートは、香りのシートの種類を示す識別記
    号を有し、 前記香り発生装置は、 自装置に装着された前記香りのシートの識別記号から前
    記香りのシートの種類情報を読み取る手段を備え、 前記香り配信サーバは、 前記香り発生装置に対して、前記香りのシートの種類の
    照会を行う手段と、 前記照会結果に基づいて、前記香りのシートに対応する
    香りの再現データを生成する手段と、 を備えたこと、を特徴とする香りの配信システム。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6いずれか一に記載の香り
    の配信システムにおいて、 前記香りのシートは、香りのシートの種類を示す識別記
    号を有し、 前記香り発生装置は、 自装置に装着された前記香りのシートの前記識別記号か
    ら香りのシートの種類情報を読み取る手段と、 前記香りのシートの種類情報を、前記利用者端末を介し
    て前記香り配信サーバに送信する手段と、 を備え、 前記香り配信サーバは、 前記香りのシートにより提供可能な香りの種類を前記利
    用者端末に通知する手段を備えたこと、 を特徴とする香りの配信システム。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7いずれか一に記載の香り
    の配信システムにおいて、 前記香り配信サーバは、 利用者に、利用者端末を介して、前記香り発生装置の購
    入、貸与又は送付のいずれかの申出をなさせる手段と、 前記申出内容を、前記香り発生装置を販売、貸与又は送
    付のいずれかを行う業者の端末に通知する手段と、 を備えたことを特徴とする香りの配信システム。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8いずれか一に記載の香り
    の配信システムにおいて、 前記香り配信サーバは、 利用者に、利用者端末を介して、前記香りのシートの購
    入、貸与又は送付のいずれかの申出をなさせる手段と、 前記申出内容を、前記香りのシートの販売、貸与又は送
    付のいずれかを行う業者の端末に通知する手段と、 を備えたことを特徴とする香りの配信システム。
  10. 【請求項10】請求項1ないし9いずれか一に記載の香
    りの配信システムにおいて、 前記香り配信サーバは、 前記利用者毎に、 前記各利用者端末からのアクセス回数若しくは前記各利
    用者端末の接続時間に基づいて求めた課金情報、 前記利用者端末に対して香りの再現データを送信した回
    数若しくはデータ量に基づいて求めた課金情報、 前記利用者に送付した前記香りのシートの枚数及び前記
    香りのシートの種類に基づいて求めた課金情報、又は、 前記香り発生装置の代金若しくは貸与料金に応じた課金
    情報、 のいずれか一を備えた課金データベースを備えたこと、 を特徴とする香りの配信システム。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の香りの配信システム
    において、 前記香り配信サーバは、 あらかじめ定められた間隔で、 前記課金データベースに基づいて、各利用者、又は、料
    金徴収業務を行う業者の端末に前記課金情報を通知する
    手段を備えたこと、 を特徴とする香りの配信システム。
  12. 【請求項12】前記香り配信サーバは、香りの再現順序
    が定められた複数の香りの再現データからなる香り再現
    コンテンツを生成する手段を備え、 前記利用者端末は、前記香りの再現コンテンツから前記
    再現順序に従って、前記香り再現データを取り出して、
    前記香り発生装置に送信することを特徴とする請求項1
    ないし11いずれか一に記載の香りの配信システム。
  13. 【請求項13】利用者端末に対して香りの再現データを
    送信して、前記利用者端末側で香りを再現させる香り配
    信サーバにおいて、 前記香り配信サーバは、前記利用者端末に接続され、区
    画毎に異なる香りの成分を封入した複数の区画が設けら
    れた香りのシートを着脱可能に備えた香り発生装置をし
    て、再現する香りに対応する区画の香りを発生させるよ
    う、前記香りの再現データを生成する手段を備えたこ
    と、 を特徴とする香り配信サーバ。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の香り配信サーバにお
    いて、 前記香り配信サーバは、 各香りの種類に応じた香りの再現データを格納した香り
    のデータベースと、 前記利用者に前記利用者端末を介して、香りの種類を選
    択させる手段と、 前記利用者の選択に応じた香りの再現データを前記香り
    のデータベースから検索し、前記利用者端末に対して、
    送信する手段を備えたこと、 を特徴とする香り配信サーバ。
  15. 【請求項15】請求項13又は14に記載の香り配信サ
    ーバにおいて、 前記香り配信サーバは、 各利用者の属性情報を格納したデータベースを備え、 前記データベースから得られる前記各利用者の属性情報
    に基づいて、前記各利用者毎に、香りの再現データをを
    生成する手段を備えたこと、 を特徴とする香り配信サーバ。
  16. 【請求項16】請求項13ないし15いずれか一に記載
    の香り配信サーバにおいて、 前記香り配信サーバは、 各利用者の属性情報を格納したデータベースを備え、 あらかじめ定められたイベントの発生に応じて、 前記データベースから得られる前記各利用者の属性情報
    に基づいて、前記各利用者毎に、香りの再現データを自
    動送信する手段を備えたこと、 を特徴とする香り配信サーバ。
  17. 【請求項17】請求項14ないし16いずれか一に記載
    の香り配信サーバにおいて、 前記香りのデータベースには、香りの種類毎に、香りの
    再現データの登録依頼主の連絡先が格納されており、 香りの配信サービスを行った場合には、前記香り配信サ
    ーバは、前記連絡先に対して、香りの配信サービスを行
    った旨を通知する手段を備えたこと、 を特徴とする香り配信サーバ。
  18. 【請求項18】請求項13ないし17いずれか一に記載
    の香り配信サーバにおいて、 前記香り配信サーバは、 前記香り発生装置に対して、前記香りのシートの種類の
    照会を行う手段と、 前記照会結果に基づいて、前記香りのシートに対応する
    香りの再現データを生成する手段と、 を備えたこと、を特徴とする香り配信サーバ。
  19. 【請求項19】請求項13ないし18いずれか一に記載
    の香り配信サーバにおいて、 前記香り配信サーバは、 前記利用者端末から、前記香りのシートの種類情報が送
    信された場合には、 前記香りのシートの種類情報に基づいて、前記香りのシ
    ートにより提供可能な香りの種類を通知する手段と、を
    備えたこと、 を特徴とする香り配信サーバ。
  20. 【請求項20】請求項13ないし19いずれか一に記載
    の香り配信サーバにおいて、 前記香り配信サーバは、 利用者に、利用者端末を介して、前記香り発生装置の購
    入、貸与又は送付のいずれかの申出をなさせる手段と、 前記申出内容を、前記香り発生装置を販売、貸与又は送
    付のいずれかを行う業者の端末に通知する手段と、 を備えたこと、を特徴とする香り配信サーバ。
  21. 【請求項21】請求項13ないし20いずれか一に記載
    の香り配信サーバにおいて、 前記香り配信サーバは、 利用者に、利用者端末を介して、前記香りのシートの購
    入、貸与又は送付のいずれかの申出をなさせる手段と、 前記申出内容を、前記香りのシートの販売、貸与又は送
    付のいずれかを行う業者の端末に通知する手段と、 を備えたこと、を特徴とする香り配信サーバ。
  22. 【請求項22】請求項13ないし21いずれか一に記載
    の香り配信サーバにおいて、 前記香り配信サーバは、 前記利用者毎に、 前記各利用者端末からのアクセス回数若しくは前記各利
    用者端末の接続時間に基づいて求めた課金情報、 前記利用者端末に対して香りの再現データを送信した回
    数若しくはデータ量に基づいて求めた課金情報、 前記利用者に送付した前記香りのシートの枚数及び前記
    香りのシートの種類に基づいて求めた課金情報、又は、 前記香り発生装置の代金若しくは貸与料金に応じた課金
    情報、 のいずれか一を備えた課金データベースを備えたこと、 を特徴とする香り配信サーバ。
  23. 【請求項23】請求項22に記載の香り配信サーバにお
    いて、 前記香り配信サーバは、 あらかじめ定められた間隔で、 前記課金データベースに基づいて、各利用者、又は、料
    金徴収業務を行う業者の端末に前記課金情報を通知する
    手段を備えたこと、 を特徴とする香り配信サーバ。
  24. 【請求項24】前記香り配信サーバは、 複数の香りの再現データをあらかじめ定められた順序
    で、前記香り発生装置に送信することを特徴とする請求
    項13ないし23いずれか一に記載の香り配信サーバ。
  25. 【請求項25】通信回線を介して、利用者端末に対して
    香りの再現データを送信して、前記利用者端末側で香り
    を再現させる香り配信サーバと、前記利用者端末を介し
    て接続された香り発生装置において、 前記香り発生装置は、 区画毎に異なる香りの成分を封入した複数の区画が設け
    られた香りのシートを着脱可能に備え、 前記香り配信サーバから送信される前記香りの再現デー
    タに対応する区画の香りを発生させる手段を備えたこ
    と、 を特徴とする香り発生装置。
  26. 【請求項26】請求項25に記載の香り発生装置におい
    て、 前記香り発生装置は、 自利用者の属性情報を記憶保持した記憶保持部と、 前記属性情報に応じてあらかじめ定められたイベントの
    発生した場合には、前記香り配信サーバに対して、香り
    の再現データを、前記利用者端末を介して、要求する手
    段と、 を備えたこと、を特徴とする香り発生装置。
  27. 【請求項27】請求項25又は26に記載の香り発生装
    置において、 前記香り発生装置は、 自装置に装着された前記香りのシートの識別記号から前
    記香りのシートの種類情報を読み取る手段と、 前記香りのシートの種類情報と、前記香り配信サーバか
    ら送られる香りの再現データに含まれる香りのシートの
    種類とに基づいて、香りの発生の有無を制御する手段
    と、 を備えたこと、を特徴とする香り発生装置。
  28. 【請求項28】請求項25ないし27いずれか一に記載
    の香り発生装置において、 前記香り発生装置は、 自装置に装着された前記香りのシートの識別記号から前
    記香りのシートの種類情報を読み取る手段と、 前記香りのシートの種類情報を、前記利用者端末を介し
    て前記香り配信サーバに送信し、前記香り配信サーバを
    して、前記香りのシートにより提供できる香りの種類を
    通知させる手段、 を備えたこと、を特徴とする香り発生装置。
  29. 【請求項29】タイマ手段を備え、 前記香り配信サーバから、香りの再現順序が定められた
    複数の香りの再現データからなる香り再現コンテンツを
    送られた場合には、前記タイマ手段を用いて前記香りの
    再現データを実行することを特徴とする請求項25ない
    し28いずれか一に記載の香り発生装置。
  30. 【請求項30】通信回線を介して、利用者端末に対して
    香りの再現データを送信して、前記利用者端末側で香り
    を再現させる香り配信サーバに接続された利用者端末に
    おいて、 前記利用者端末は、 区画毎に異なる香りの成分を封入した複数の区画が設け
    られた香りのシートを着脱可能に備えた香り発生装置を
    して、前記香り配信サーバから送信される前記香りの再
    現データに対応する区画の香りを発生させる手段を備え
    たこと、を特徴とする利用者端末。
  31. 【請求項31】請求項30に記載の利用者端末におい
    て、 香り配信サーバから提供される香りの種類を表示して、
    利用者に選択させる手段と、 前記配信サーバに対して、前記利用者の選択に応じた香
    りの再現データを要求する手段と、 を備えたこと、を特徴とする利用者端末。
  32. 【請求項32】請求項30又は31に記載の利用者端末
    において、 前記利用者端末は、 自利用者の属性情報を記憶保持した記憶保持部と、 前記属性情報に応じてあらかじめ定められたイベントの
    発生した場合には、前記香り配信サーバに対して、香り
    の再現データを、要求する手段と、 を備えたこと、を特徴とする利用者端末。
  33. 【請求項33】請求項30ないし32いずれか一に記載
    の利用者端末において、 前記利用者端末は、 前記香り発生装置をして、前記香り発生装置に装着され
    た前記香りのシートの識別記号から前記香りのシートの
    種類情報を読み出させ、前記香りのシートの種類情報を
    得る手段と、 前記香りのシートの種類情報と、前記香り配信サーバか
    ら送られる香りの再現データに含まれる香りのシートの
    種類とに基づいて、香りの発生の有無を制御する手段
    と、 を備えたこと、を特徴とする香り利用者端末。
  34. 【請求項34】請求項30ないし33いずれか一に記載
    の利用者端末において、 前記利用者端末は、 前記香り発生装置をして、前記香り発生装置に装着され
    た前記香りのシートの識別記号から前記香りのシートの
    種類情報を読み出させ、前記香りのシートの種類情報を
    得る手段と、 前記香りのシートの種類情報を、前記香り配信サーバに
    送信し、前記香り配信サーバをして、前記香りのシート
    により、提供できる香りの種類を通知させる手段、 を備えたこと、を特徴とする利用者端末。
  35. 【請求項35】請求項30ないし34いずれか一に記載
    の利用者端末において、 前記利用者端末は、 利用者から前記香り発生装置の購入、貸与又は送付のい
    ずれかの申出を受け付ける手段と、 前記申出内容を、前記香り発生装置の販売、貸与又は送
    付のいずれかを行う業者の端末に通知する手段と、 を備えたこと、を特徴とする利用者端末。
  36. 【請求項36】請求項30ないし35いずれか一に記載
    の利用者端末において、 前記利用者端末は、 利用者から前記香りのシートの購入、貸与又は送付のい
    ずれかの申出を受け付ける手段と、 前記申出内容を、前記香りのシートの販売、貸与又は送
    付のいずれかを行う業者の端末に通知する手段と、 を備えたこと、を特徴とする利用者端末。
  37. 【請求項37】請求項30ないし36いずれか一に記載
    の利用者端末において、 前記利用者端末は、 自利用者についての、 前記香り配信サーバへのアクセス回数若しくは前記香り
    配信サーバとの接続時間に基づいて求めた課金情報、香
    りの再現データを受け取った回数若しくはデータ量に基
    づいて求めた課金情報、前記香り配信サーバに対して購
    入、貸与ないし送付のいずれかの申出をなした前記香り
    のシートの枚数及び前記香りのシートの種類に基づいて
    求めた課金情報、又は前記香り発生装置の代金若しくは
    貸与料金に応じた課金情報、 のいずれかを記憶保持し、前記利用者に通知する手段を
    備えたこと、 を特徴とする利用者端末。
  38. 【請求項38】請求項30ないし37いずれか一に記載
    の利用者端末において、 前記香り配信サーバから、香りの再現順序が定められた
    複数の香りの再現データからなる香り再現コンテンツを
    送られた場合には、 前記利用者端末は、前記香りの再現コンテンツから前記
    再現順序に従って、前記香り再現データを取り出して、
    前記香り発生装置に送信すること、 を特徴とする利用者端末。
  39. 【請求項39】通信回線を介して、利用者端末に対して
    香りの再現データを送信して、前記利用者端末側で香り
    を再現させる香り配信サーバに接続された利用者端末を
    構成するコンピュータに、 香り配信サーバから提供される香りの種類を表示して、
    利用者に選択させる処理と、 前記配信サーバに対して、前記利用者の選択に応じた香
    りの再現データを要求する処理と、 区画毎に異なる香りの成分を封入した複数の区画が設け
    られた香りのシートを着脱可能に備えた香り発生装置に
    対して、前記香り配信サーバから送信される前記香りの
    再現データに対応する区画の香りを発生させる命令を送
    信する処理と、を含む各処理を実行させるプログラム。
  40. 【請求項40】請求項39に記載のプログラムにおい
    て、 前記利用者端末を構成するコンピュータに、 自利用者の属性情報を記憶保持部に記憶保持する処理
    と、 前記属性情報に応じてあらかじめ定められたイベントの
    発生した場合には、前記香り配信サーバに対して、香り
    の再現データを、要求する処理と、 を含む前記各処理を実行させるプログラム。
  41. 【請求項41】請求項39又は40に記載のプログラム
    において、 前記香り発生装置をして、前記香り発生装置に装着され
    た前記香りのシートの識別記号から前記香りのシートの
    種類情報を読み出させ、前記利用者端末に対して送信さ
    せる処理と、 前記香りのシートの種類情報を、前記香り配信サーバに
    送信し、前記香り配信サーバをして、前記香りのシート
    により、提供できる香りの種類を通知させる処理と、 を含む前記各処理を実行させるプログラム。
  42. 【請求項42】請求項39ないし41いずれか一に記載
    のプログラムにおいて、 前記利用者端末を構成するコンピュータに、 前記香り発生装置をして、前記香り発生装置に装着され
    た前記香りのシートの識別記号から前記香りのシートの
    種類情報を読み出させ、前記利用者端末に対して送信さ
    せる処理と、 前記香りのシートの種類情報と、前記香り配信サーバか
    ら送られる香りの再現データに含まれる香りのシートの
    種類とに基づいて、香りの発生の有無を制御する処理
    と、 を含む前記各処理を実行させるプログラム。
  43. 【請求項43】請求項39ないし42いずれか一に記載
    のプログラムにおいて、 前記利用者端末を構成するコンピュータに、 利用者から前記香り発生装置の購入、貸与又は送付のい
    ずれかの申出を受け付ける処理と、 前記申出内容を、前記香り発生装置の販売、貸与又は送
    付のいずれかを行う業者の端末に通知する処理と、 を含む前記各処理を実行させるプログラム。
  44. 【請求項44】請求項39ないし43いずれか一に記載
    のプログラムにおいて、 前記利用者端末を構成するコンピュータに、 利用者から前記香りのシートの購入、貸与又は送付のい
    ずれかの申出を受け付ける処理と、 前記選択内容を、前記香りのシートの販売、貸与又は送
    付のいずれかを行う業者の端末に通知する処理と、 を含む前記各処理を実行させるプログラム。
  45. 【請求項45】請求項39ないし44いずれか一に記載
    のプログラムにおいて、 前記利用者端末を構成するコンピュータに、 前記香り配信サーバへのアクセス回数若しくは前記香り
    配信サーバとの接続時間に基づいて求めた課金情報、香
    りの再現データを受け取った回数若しくはデータ量に基
    づいて求めた課金情報、前記香り配信サーバに対して購
    入、貸与ないし送付のいずれかの申出をなした前記香り
    のシートの枚数及び前記香りのシートの種類に基づいて
    求めた課金情報、又は前記香り発生装置の代金若しくは
    貸与料金に応じた課金情報、 のいずれか一を記憶保持し、前記利用者に通知する処理
    を実行させるプログラム。
  46. 【請求項46】請求項39ないし45いずれか一に記載
    のプログラムにおいて、 前記香り配信サーバから、香りの再現順序が定められた
    複数の香りの再現データからなる香り再現コンテンツを
    送られた場合には、 前記利用者端末を構成するコンピュータに、 前記香りの再現コンテンツから前記再現順序に従って、
    前記香り再現データを取り出して、前記香り発生装置に
    送信させる処理を含む前記各処理を実行させるプログラ
    ム。
  47. 【請求項47】シート材の少なくとも片面に、 香りの成分を封入したマイクロカプセルを固定した複数
    の区画を備え、 前記各区画は、香りの種類毎にあらかじめ定められた配
    列をなしており、 前記各区画に対して選択的に、加熱又は加圧のいずれか
    の処理がなされることにより、香りを放出するよう構成
    されていること、 を特徴とする香りのシート。
  48. 【請求項48】前記香りのシートの種類を示す識別記号
    を備えたこと、 を特徴とする請求項47に記載の香りのシート。
  49. 【請求項49】請求項13ないし24に記載の香り配信
    サーバのIPアドレス又はドメインネームいずれかを含
    んだファイルを利用者に提供して、前記香り配信サーバ
    にアクセスさせるWWWサーバ。
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