JP4117758B2 - 販売装置、販売システムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット、イントラネット、ATM交換網などのネット網を介して、携帯電話端末、パーソナルコンピュータなどのユーザ端末へ商品情報を送信し、この商品に対する注文を受信する販売システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネット環境の整備発展に伴い、インターネットなどのネット網は単なる情報の取引を行う場所から商取引活動を行う場所へと変貌している。
【0003】
実際に、各種の商品をネット上で販売を行う販売サイトは急激に増加する傾向にあり、しかも、販売元から最終ユーザへ直接配送する運送インフラの利用や、通常の店舗で必要な店舗開設経費の削減などにより、一般の小売店よりも安い値段にて商品を販売するものが多数存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように多数の販売サイトがインターネットなどのネット網上に開設され、次々に新たな商品がネット網上で取引されるようになっていく一方で、各種の要因からネット上では取引を行い難い商品が存在する。例えば、シンセサイザやドラムなどの音楽用機材などがそれに該当する。
【0005】
以下に、その理由を説明する。
【0006】
第一に、このようなシンセサイザやドラムなどの音楽用機材の値段は、決して安いものではない。また、音楽用機材は、その本体を単品で購入することはほとんどなく、例えばエレクトリックギターのようなものであったとしても、弦、スピーカ、エフェクタなどの機器をまとめて購入することになる。その結果、最低でも数十万円単位、高ければ数百万、数千万単位の価格となってしまう。したがって、このような音楽用機材を購入しようとしているユーザにあっては、割賦払いを利用する場合が多い。
【0007】
しかしながら、現状のネット網上の販売サイトでは、郵便や銀行による振込みや小額のプリペイドカードの他にクレジットカードを利用することができるものの、当該クレジットカードの会社との間で予め分割払い契約などをしていなければ一括払いをしなければならない。このため、高額な支払いを一括払いできない人が多い現実の社会にあっては、この音楽用機材に代表される高額な値段の商品を販売サイトにおいて実際に取引できるようにはなっていない。
【0008】
第二に、音楽用機材などのメーカには、大手の量販型のメーカも存在するものの、その殆どが受注清算に近い中小のメーカとなっている。しかも、そのような中小のメーカの商品には、大手の量販型のメーカの商品とは異なった魅力を備えている商品が多数存在し、ユーザもそのような特徴のある商品を選択する傾向が比較的強い。
【0009】
ところで、ネット網上で運営されている販売サイトでは、現在、値段が全てであるかのような感がある。値段が安いことのみがその存在価値となっているようなサイトばかりである。
【0010】
しかしながら、上述した中小のメーカは、そのような価格競争の中に商品を提供してしまった場合、激しい価格競争によって急速な値崩れを生じ、その結果として企業収益の悪化を生じてしまう恐れがあるため、とても、ネット網上での取引に商品を提供することはできない。
【0011】
本発明は、インターネットなどのネット網を利用して、家や車などほどには高額ではなくともシンセサイザやドラムセットなどの音楽用機材などの比較的高価な商品を購入することができる販売システムを得ることを目的とする。
【0012】
また、本発明は、インターネットなどのネット網を利用して、音楽用機材などの比較的高価な商品を製造販売するメーカが安心をして販売することができる販売システムを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明に係る販売システムは、ユーザ端末、管理端末及びインターネットI/F部を備える販売装置がネットワークを介して接続される販売システムにおいて、販売装置は、販売価格および表示価格を入力することができる商品登録ページを、インターネットI/F部から管理端末へ送信する手段と、インターネットI/F部が管理端末から新たな商品に関する販売価格および表示価格受信すると、未使用のコードを取得する手段と、商品に関する情報が登録される商品データベースと、インターネットI/F部が管理端末から受信した販売価格および表示価格を、その受信に応じて取得された未使用のコードとともに、商品データベースに登録する手段と、インターネットI/F部がユーザ端末からの製品紹介要求を受信すると、要求に係る製品群を商品データベースから抽出する手段と、抽出した商品群の販売価格は含まず表示価格が含まれる製品紹介ページを生成する手段と、製品紹介ページをインターネットI/F部からユーザ端末へ送信する手段と、ローン計算プログラムを記憶する記憶機器と、インターネットI/F部がユーザ端末からの商品の見積ページの送信要求を受信すると、ローン計算プログラムを記憶機器から読み出し、このプログラムとユーザ端末に表示する見積ページとをインターネットI/F部からユーザ端末へ送信する手段を備え、ユーザ端末は、製品紹介ページで選択した商品を販売価格は含まず表示価格を含んで見積ページに表示し、ローン計算プログラムを実行して選択された商品の合計購入金額を販売装置から送信された販売価格に基づいて計算し、さらに、その合計購入金額と入力されたローン回数に応じた金利とに基づいて毎月の支払額を計算し、見積ページにこの毎月の支払額を表示する手段を備え、販売装置は、さらに、インターネットI/F部が上記ユーザ端末から少なくとも見積に係る商品、毎月の支払額を受信すると、受付番号を発行する手段と、注文に関する情報が登録される受注データベースと、インターネットI/F部がユーザ端末から受信した少なくとも見積に係る商品、毎月の支払額を、その受信に応じて発行された受付番号とともに、受注データベースに登録する手段と、を備えるものである。
【0014】
この構成を採用すれば、ユーザは購入しようとしている商品の毎月の購入金額(割賦金額)を把握した上で商品購入を決定し、且つ、分割払いにて支払いを行うことができる。したがって、一度の画面において商品の全てが表示できなくても、あるいは、商品の実売価格が画面において表示されなくとも、高額な商品をまとめて且つ安心して購入することができ、たとえば家や車などほどには高額ではなくともシンセサイザやドラムセットなどの比較的高額の商品であってもユーザ端末を利用して安心して購入することができる。
【0015】
また、この販売システムを用いた販売者においても、一々1つ1つの販売価格を表示する必要が無いので、ネット網を利用した利便性を追及しながらも安定した適切な価格にて商品を販売することができる。したがって、たとえば必ずしも時間の経過と共に値段が下がり続けることがない中小メーカの商品を、その価格変動による不公平感をユーザに与えてしまったり、商品の無用な値下げ競争による値崩れの不安をメーカに与えてしまうことなく、適切な価格にてネット網上で販売することができる効果がある。
【0016】
本発明に係る販売システムは、さらに、見積ページには、注文ボタンと、値引き交渉ボタンとが設けられ、ユーザ端末において注文ボタンが操作された場合には、ユーザ端末から販売装置のインターネットI/F部へ少なくとも見積に係る商品、毎月の支払額が送信され、ユーザ端末において値引き交渉ボタンが操作された場合には、ユーザ端末において、少なくとも見積に係る商品、毎月の支払額が含まれる電子メールが作成されるものである。
【0017】
この構成を採用すれば、割賦金額を計算させた後に、注文処理と値引き交渉処理を含む各種の処理の中から一方を選択することができる。したがって、割賦計算の結果に満足がいかなかったユーザであっても、電子メールを用いた値引き交渉によって満足させることができる。
【0018】
本発明に係る販売システムは、さらに、見積ページには、注文ボタンが設けられ、ユーザ端末において注文ボタンが操作された場合には、インターネットI/F部からユーザ端末へユーザ情報を入力する画面が送信され、ユーザ端末から販売装置のインターネットI/F部へは、少なくとも見積に係る商品、毎月の支払額とともに、画面で入力されたユーザ情報が送信され、受注データベースには、少なくとも見積に係る商品、毎月の支払額、およびユーザ情報が登録されるものである。
【0019】
この構成を採用すれば、割賦金額を承認した時点でユーザ情報を入力する。そのため、通常の店頭での販売と同様に商品を閲覧させ、商品購入決意までに無用のストレスを与えてしまうことがない。
【0020】
本発明に係る販売システムは、さらに、表示価格は、各商品の販売価格の一部の数字が隠されているものである。この構成を採用すれば、ユーザは表示価格に基いて各商品の値段を大まかに把握した上で選択することができる。また、最終的な支払い金額は、割賦金額の計算結果として知ることができる。したがって、商品の詳細な実売価格が画面において表示されなくとも、高額な商品をまとめて且つ安心して購入することができる。
【0079】
本発明の実施の形態に係る販売システムなどについて図に基いて説明する。なお、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムの説明は、販売装置の動作として説明する。
【0080】
図1は、この発明の実施の形態に係る販売システムの一例を示す全体構成図である。
【0081】
この販売システムは、主に、インターネット(ネット網)1と、インターネット1に接続された販売サーバ(販売装置)2と、インターネット1に接続され、この販売サーバ2の管理者が販売サーバ2に商品情報などを登録するために用いる管理端末3と、インターネット1に接続され、ユーザが販売サーバ2にアクセスして商品の閲覧や購入を行うために用いるユーザ端末4と、を備える。
【0082】
図2は、図1の販売システム中の、ユーザ端末4の一例を示す端末構成図である。
【0083】
ユーザ端末4は、インターネットインタフェース部(インターネットI/F部)5、入出力インタフェース部(入出力I/F部)6、制御部7などを備える端末本体8と、入出力I/F部6に接続されるモニタ9、キーボード10、ポインティングデバイス11、プリンタ12などの入出力機器13と、ブラウザプログラム14、電子メールプログラム15、その他、制御部7が実行するプログラムを記憶するプログラム格納部16、発注データファイル17、一時格納フォルダ18などの制御部7の動作に応じて使用される各種のデータを記憶するデータ格納部19などを備える記憶機器20と、を備える。
【0084】
インターネットI/F部5は、インターネット1に接続され、インターネット1に接続された他の装置や端末からの受信データを制御部7へ出力し、制御部7から入力された送信データを他の装置や端末へ送信するものである。
【0085】
入出力I/F部6は、各種の入出力機器13に接続され、各入出力機器13からの入力データを制御部7へ出力し、制御部7から入力された出力データを所定の入出力機器13へ出力するのものである。これにより、たとえばモニタには、制御部7が実行しているプログラムのウィンドウなどが表示される。
【0086】
制御部7は、プログラム格納部16に記憶された各種のプログラムをキーボード10やポインティングデバイス11からの起動入力に応じて実行し、この実行に基いてインターネットI/F部5や入出力I/F部6のデータ入出力を監視制御するものである。
【0087】
ブラウザプログラム14は、キーボード10やポインティングデバイス11からの起動入力に基いて制御部7で実行されるプログラムであり、基本的には、インターネット1上に接続された装置に割り当てられたURLなどのネットワークアドレスが入力あるいは選択されると、このネットワークアドレスに対してHTML形式やXML形式のページの送信要求を出力し、この応答であるページをブラウザウィンドウ中に表示するものである。
【0088】
発注データファイル17は、ブラウザプログラム14を実行して販売サーバ2に接続して発注した商品の情報や発注履歴などを記憶するものである。
【0089】
一時格納フォルダ18は、ブラウザプログラム14を実行した際に販売サーバ2などから受信したページやスクリプトプログラムなどをファイルとして、少なくともブラウザプログラム14の実行終了まで保存するものである。
【0090】
電子メールプログラム15は、キーボード10やポインティングデバイス11からの起動入力に基いて制御部7で実行されるプログラムであり、基本的には、インターネット1上に接続された他の端末との間で電子メールを送受信するためのものである。また、送受信した電子メールのリストや、電子メールの本文などを電子メールウィンドウ中に表示するものである。
【0091】
管理端末3は、基本的にユーザ端末4と同様の構成であり、説明は省略する。なお、以降、管理端末3の構成部材について説明するときは、このユーザ端末4の内部構成に付された符号を用いて説明することとする。
【0092】
図3は、図1の販売システム中の、販売サーバ2の一例を示す装置構成図である。
【0093】
販売サーバ2は、インターネットインタフェース部(インターネットI/F部)21、制御部22などを備えるサーバ本体23と、記憶機器31とを有する。記憶機器31は、管理者プログラム24、ユーザプログラム25、その他、制御部22が実行するプログラムを記憶するプログラム格納部26と、商品データベース27、受注データベース28、ローン計算プログラムファイル29、その他制御部22の動作に応じて使用される各種のデータを記憶するデータ格納部30とを備える。
【0094】
インターネットI/F部21は、インターネット1に接続され、インターネット1に接続された他の装置や端末からの受信データを制御部22へ出力し、制御部22から入力された送信データを他の装置や端末へ送信するものである。
【0095】
制御部22は、インターネットI/F部21のデータ受信に応じてプログラム格納部26に記憶された各種のプログラムを実行し、この実行に基いてデータ入出力を監視制御するものである。
【0096】
管理者プログラム24は、たとえば管理者用URLや管理者用TCP/IPアドレスなどの管理者用ネットワークアドレスをインターネットI/F部21が受信することに基いて制御部22で実行されるプログラムであり、基本的には、商品データベース27への商品登録処理や、受注データベース28の内容確認処理などのデータ格納部30の保守管理処理を、インターネットI/F部21に上記管理者用ネットワークアドレスを送信した管理端末3などを用いて実行させるものである。
【0097】
ユーザプログラム25は、たとえば一般に公開されているユーザ用URLやユーザ用TCP/IPアドレスなどのユーザ用ネットワークアドレスをインターネットI/F部21が受信することに基いて制御部22で実行されるプログラムである。このユーザプログラム25は、基本的には、商品データベース27に登録されている商品の閲覧処理や発注処理などの商品販売処理を、上記ユーザ用ネットワークアドレスをインターネットI/F部21に送信したユーザ端末3などを用いて実行させるものである。
【0098】
商品データベース27には、当該販売サーバ2により運営される販売サイトにおいて販売しようとする商品に関する情報が登録されている。この商品データベース27には、基本的には、商品名、メーカ、定価、販売価格、商品に関するコメント、商品に関する情報を掲載したページのURLなどのインターネットアドレスなどが、商品毎に互いに関連付けて読み出し可能に登録されている。この実施の形態では、特に、これらの情報とともに、インターネット1上で商品の販売価格を表示したくない場合に使用する表示価格、当該商品を商品群毎に分類するための商品カテゴリ、商品データベース27上での商品管理のために商品毎に互いに独立したコード、商品の登録日時が商品毎に追加登録されている。
【0099】
受注データベース28には、当該販売サーバ2に送信された問合せ/注文情報が登録されている。具体的には、発注者の住所(商品の届先)、氏名、電話番号、電子メールアドレス、生年月日、希望納期、クレジットカード番号、未成年の場合の保証人の氏名、住所、職業などが注文毎にあるいは注文商品毎に関連付けて読み出し可能に登録されている。
【0100】
ローン計算プログラムファイル29は、後述する見積(試算)ページとともにインターネット1を通じてユーザ端末4に送信され、このユーザ端末4上で実行されるものである。このローン計算プログラムファイル29は、基本的には、上記見積(試算)ページに入力された情報に基いてローン金利を含んだ毎月の支払額や合計支払額などを計算して上記見積(試算)ページ内に表示させるものである。
【0101】
次に、以上のようなハードウェア構成を有する販売システムの運営手順について説明する。
【0102】
販売サーバ2を用いて販売サイトを運営する管理者は、管理端末3においてブラウザプログラム14を起動させ、キーボード10などを用いて販売サイトの管理者用ネットワークアドレスを入力する。管理端末3内のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、この管理者用ネットワークアドレスを含む送信データを生成し、これをインターネットI/F部5に送信される。
【0103】
このインターネットI/F部5からインターネット1に送出された上記送信データは、管理者用ネットワークアドレスなどに基いてサーバ本体23のインターネットI/F部21に受信され、制御部22に出力される。制御部22では、当該受信データに含まれる当該管理者用ネットワークアドレスに基いて管理者プログラム24に基く動作を開始する。
【0104】
この管理者プログラム24に基いて動作する制御部22は、まず、管理者用IDやパスワードなどを入力させるログインページをインターネットI/F部21に送信させる。ログインページは、インターネット1を介して管理端末3のインターネットI/F部5に受信され、内部のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7に入力される。管理端末3の制御部7は、このログインページを一時格納フォルダに格納すると共に、入出力I/F部6から出力し、モニタ9に表示されているブラウザウィンドウ中に割り付けて表示させる。
【0105】
図4は、図1中の管理端末3のモニタ9に表示されるログインページの一例である。このログインページでは、パスワードを入力するためのテキスト入力ボックス31とともに、商品登録ページ、商品リストページ、注文/問合せリストページなどの管理ページを表示させたり、それぞれの管理ページ内に表示されるデータについての検索ページを表示させるためのボタン32が割り付けられている。また、パスワードを変更するためのページを表示させるためのボタン33も割り付けられている。つまり、管理者用のトップページにもなっている。
【0106】
この画面において、管理者は自分のパスワードをキーボード10などから入力し、その後所望のボタン33を操作する。管理端末3のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、このボタン操作に応じて上記入力情報を取得し、この情報および操作されたボタン33に応じた送信要求を含むデータを生成し、これをインターネットI/F部5に送信させる。
【0107】
サーバ本体23では、インターネットI/F部21が上記データを受信し、管理者プログラム24に基いて動作する制御部22は、上記パスワードなどの入力情報に基いて管理端末3の使用者が正当な管理者であるか否かを判断し、正当な管理者である場合には、操作されたボタンに応じたページをインターネットI/F部21に送信させる。
【0108】
図5は、トップページにおいて商品登録に対応する表示ボタン33の操作に応じて販売サーバ2から管理端末3に送信され、図1中の管理端末3のモニタ9に表示される商品登録ページである。管理者は、この画面に割り付けられたテキストボックス34に、新たに登録して販売したい商品に関する情報、たとえば商品名、メーカ、商品の分類カテゴリ、標準価格(メーカの希望小売価格など)、販売価格、表示価格、商品の説明が掲載されているページのネットワークアドレス、商品に関するコメントなどの情報を入力し、登録ボタン35を操作する。
【0109】
ここで、表示価格は、たとえば定価150,000円で、販売価格が132,000円であるとき、「1?2,000」と万の単位を「?」で置き換えて表示したり、定価90,000円で、販売価格が63,800円のとき、「6?,800」と千の単位を「?」で置き換えて表示できるようにする。このように「?」のマークが入った価格を表示することで、メーカを刺激することなく、しかも安売りが可能となる。また、ユーザとしては、「?」マークの存在によって販売価格がだいぶ安いものであることを察知でき、一方詳細な数字を知りたいときには別途電話などで確認することができると共に後述するローンの見積により、おおよその割引価格を知ることができる。
【0110】
「?」マークを付与する桁は、通常上位から2桁目としているが、最上位桁としたり、上位から3桁目としたりしてもよい。また、「?」マークは1つの価格に1つだけでなく、複数表示させるようにしてもよい。また、販売サイトの会員または当該会員であって且つ過去に所定回数以上(あるいは所定金額以上)の購入をした会員に対しては「?」マークを付与しない、すなわち販売価格そのものを表示させるように表示を制御してもよい。
【0111】
管理端末3のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、この登録ボタン36の操作に応じて、その操作タイミングにおいて各テキストボックス35に入力されている情報を取得し、管理端末3のインターネットI/F部5から販売サーバ2へ送信する。
【0112】
販売サーバ2では、インターネットI/F部21がこの情報を受信すると、管理者プログラム24に基いて動作する制御部22は、未使用のコードを取得し、このコードとともに当該商品に関する情報を商品データベース27に追加登録する。
【0113】
なお、商品登録ページにおいてリセットボタン36が操作されると、管理端末3のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、全てのテキストボックス35に入力された情報をクリアにする。
【0114】
図6は、トップページにおいて商品リストに対応する表示ボタン33の操作に応じて販売サーバ2から管理端末3に送信され、図1中の管理端末3のモニタ9に表示される商品リストページである。このページは、上記表示ボタン33の操作に応じて、販売サーバ2の管理者プログラム24に基いて動作する制御部22が、そのときの商品データベース27から各商品情報を所定数毎に抽出し、この商品情報を割り付けたページを生成して送信している。
【0115】
管理者は、この画面においてページ切替ボタン37を操作することで、各種の商品の登録状況や販売価格などを順次表示させて効率よくチェックすることができる。また、商品毎に割り付けられている変更ボタン38を操作することで、当該商品に関する情報がテキストボックス35に割り付けられた商品登録ページが表示され、ここで商品の販売価格や表示価格などを変更することができる。また、この変更された情報は登録ボタン36の操作によって管理端末3から販売サーバ2に送信され、同一のコードに対応付けられた商品の情報が上書き更新される。
【0116】
また、削除ボタン39が操作されると、同一のコードに対応付けられた商品の情報が商品データベース27から削除される。
【0117】
図7は、トップページにおいて注文/問合せリストに対応する表示ボタン32の操作に応じて販売サーバ2から管理端末3に送信され、図1中の管理端末3のモニタ9に表示される注文/問合せリストページである。このページは、上記表示ボタン33の操作に応じて、管理者プログラム24に基いて動作する制御部22が、そのときの受注データベース28から各注文情報を所定数毎に抽出し、この注文情報を割り付けたページを生成して送信している。管理者は、この画面においてページ切替ボタン40を操作することで、各注文や問合せの状況を順次表示させて効率よくチェックすることができる。
【0118】
なお、これら商品登録ページ、商品リストページおよび注文/問合せリストページにおいては、たとえば図示外のボタンを操作することでトップページに戻ることができるようにしたり、ブラウザウィンドウ自体に設けられた図示外の戻るボタンを操作することでページを切り替えることができるようにすると、登録から確認までの操作などを効率よく行うことができ、好ましい。
【0119】
そして、このような販売サーバ2のメンテナンス処理が管理端末3を用いて実施される一方で、各ユーザが、ユーザ端末4においてその内部のブラウザプログラム14を起動し、キーボード10などを用いてブラウザウィンドウにユーザ用ネットワークアドレスを入力すると、ユーザ端末4内のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7において当該アドレスに対するページ送信要求が生成され、インターネットI/F部5からインターネット1に送信される。
【0120】
販売サーバ2では、このページ送信要求を含むデータをインターネットI/F部21が受信すると、制御部22がユーザプログラム25に基く動作を開始する。ユーザプログラム25に基いて動作する制御部22は、まず、販売サイトのトップページをインターネットI/F部21に送信させる。
【0121】
図8は、ユーザ用ネットワークアドレスに対するページ送信要求に基いて販売サーバ2からユーザ端末4に送信され、図1中のユーザ端末4のモニタ9に表示されるトップページの一例である。このトップページには、当該販売サイトにおいては、商品販売とともに、販売した商品の設置工事や、セット商品などの購入プラン紹介などのコンテンツが提供されていることが明示されている。
【0122】
なお、この販売サイトの運営にあたって会員と非会員との2種類のユーザに対応できるようにしてもよい。この場合、このトップページの画面中に「会員の方はこちらへ」などの表示をして、そこをクリック選択することで、会員用IDやパスワードを入力する画面に切り替わるようにするのが好ましい。このような会員制を採用した場合、会員に対しては種々の得点、たとえば購入時に使用できるポイントの付与、販売価格の「?」マークを取り除いた数値が入った販売価格の表示を行う特定を与えるのが好ましい。
【0123】
図8のトップページにおいて、ユーザがポインティングデバイス11などを用いてたとえば「工事」ボタン41を操作すると、そのボタン操作に応じて購入商品の設置工事やその他の工事の説明ページが販売サーバ2からユーザ端末4に送信され、これをブラウザウィンドウで閲覧することができる。
【0124】
同様に、ユーザがポインティングデバイス11などを用いて「システムプラン」ボタン42を操作すると、そのボタン操作に応じてたとえば音楽機材などをどのような順番で購入してゆけばよいのかなどの説明ページが販売サーバ2からユーザ端末4に送信される。ユーザは、その送信されてきたデータをブラウザウィンドウで閲覧することができる。また、ユーザが「お支払いについて」ボタン43を操作すると、当該販売サイトで商品を購入する場合に利用可能な支払い方法、たとえばクレジットの種類や支払い回数などについての説明ページが販売サーバ2からユーザ端末4に送信され、これをブラウザウィンドウで閲覧することができる。
【0125】
また、ユーザが「お問合せ」ボタン44を操作すると、電子メールプログラム15が起動して、送信先として当該サイトの管理者が所有する電子メールアドレスが割り付けられた電子メールウィンドウがモニタ9に表示される。ユーザは、この電子メールウィンドウにおいて問合せ内容を入力し、送信することで、管理者に問い合わせることができる。販売サイトの管理者は、この電子メールに対して返信し、これにより連絡が可能となる。
【0126】
図9は、図8の「製品紹介」ボタン45の操作に応じて販売サーバ2からユーザ端末4に送信され、図1中のユーザ端末4のモニタ9に表示される製品紹介ページの一例である。
【0127】
この製品紹介ページにおいて、予め複数の製品カテゴリがプルダウンメニューとして割り付けられたカテゴリ選択ボックス46において所定の商品カテゴリを選択すると、その選択されたカテゴリ情報がユーザ端末4から販売サーバ2に送信される。すると、ユーザプログラム25に基いて動作する制御部22は、当該カテゴリに一致する製品群を商品データベース27から抽出し、それを所定数毎にページに割り付けて送信する。また、ページ切替ボタン47を操作することで、ブラウザウィンドウ内に表示される商品を当該製品カテゴリ内で切替え、順次表示させて効率よく製品をチェックすることができる。
【0128】
また、各商品の情報としては、商品データベース27から読み出されたコード、メーカ、商品名、定価、販売価格が表示される。但し、この販売価格は、メーカに無用の誤解や刺激を与えることが無いように、また、無謀な価格競争に陥らないように、表示価格が表示される。また、必要に応じてコメントや、商品の説明が掲載されているページのネットワークアドレスを表示させるようにしてもよい。
【0129】
このように製品紹介ページに表示される商品を、カテゴリ選択ボックス47およびページ切替ボタン48で切替えながら、購入したい希望の商品があれば、その商品に対応して表示されたチェックボックス48をクリック選択する。また、ユーザ端末4内のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、このチェックされた商品に関する情報を選択商品リストとして、ユーザ端末4内の一時格納フォルダ18内に格納し、チェックボックス49の表示を選択済みに切り替える。
【0130】
なお、検索エリア49に、商品のカテゴリ、価格、メーカその他の検索条件を入力し、検索することで、単に商品カテゴリで抽出させた場合よりも更に製品紹介ページに表示させる商品の数を絞り込むこともできる。
【0131】
そして、1個または複数個の商品を選択した後、ユーザは、見積(試算)ボタン50をクリック操作する。この見積(試算)ボタン51が操作されると、ユーザ端末4内のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、見積(試算)ページの送信要求を販売サーバ2に送信する。販売サーバ2は、この要求に応じてローン計算プログラムファイル29からローン計算プログラムを読み出し、このプログラムと見積(試算)ページとをユーザ端末4に返信する。ユーザ端末4では、ローン計算プログラム29をファイルとして一時格納フォルダ18内に格納すると共に、見積(試算)ページをブラウザウィンドウ内に表示する。
【0132】
図10は、図8の見積(試算)ボタン51の操作に応じて販売サーバ2からユーザ端末4に送信され、図1中のユーザ端末4のモニタ9に表示される見積(試算)ページの一例である。見積(試算)ページには、ユーザ端末4の一時格納フォルダ18内に格納されていた選択商品リストの商品の一覧がページ上部に割り付けられており、各商品に対応付けられた個数選択ボックス51で各商品の購入個数を選択することができる。また、ユーザ端末4内のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、各個数選択ボックス52の個数設定が完了する度に、当該商品の定価と個数とを掛け合わせた金額を計算して、定価合計ボックス52内に表示させる。
【0133】
なお、この個数選択ボックス52では「0」も選択可能となっており、そのような選択設定を行うことで、購入取消と同様の操作を行うことができる。これにより、一々製品紹介ページに戻ってチェックボックス49のチェックを外す操作を行う必要が無くなり、金額に応じた購入品目の調整操作を容易に行うことができる。
【0134】
また、ユーザは各商品の購入個数を設定した後、ローン回数設定ボックス53に所定の分割支払い回数を設定する。ユーザ端末4内のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、このローン回数設定ボックス54における回数選択操作が行われると、一時格納フォルダ18内に格納していたローン計算プログラム29に基く動作を開始し、上記商品の合計購入金額とローン回数に応じた金利とに基いて毎月の支払額を計算し、初回金額ボックス54、2回目以降金額ボックス55、定価合計ボックス56、支払い合計ボックス57にそれぞれの金額を表示させる。なお、金利計算によって分割できなかった端数の金額は、初回の支払額に上乗せされる。
【0135】
このように、ユーザは、個数選択ボックス52およびローン回数設定ボックス54において選択操作を行うだけで、今回購入した商品群に対する毎月の支払い金額や合計の支払い金額を知ることができ、これに応じて購入個数や購入品目を再調整することができる。
【0136】
また、ローン計算プログラム29を販売サーバ2から各ユーザ端末4に送信し、このローン計算処理をユーザ端末4上で実行させるようにしたので、このローン計算処理を販売サーバ2において実施する場合よりも格段に、ユーザの選択操作に対する計算結果表示のレスポンスが向上し、ユーザはストレスを受けることなく、何度も自分の支払能力などを考慮してローンの見積(試算)結果を得ることができる。
【0137】
そして、所望の見積(試算)が得られたユーザは、見積問合せ/注文ボタン58をクリック操作する。ブラウザプログラム14に基いて動作するユーザ端末4の制御部7は、この操作に応じて、発注者情報入力ページの送信要求を販売サーバ2へ送信するとともに、その操作の際にブラウザウィンドウ内に表示されていた各商品の個数やローン回数、見積金額などを、一時格納フォルダ18内に格納していた購入商品リストに加えて注文商品情報を生成する。この注文商品情報は、ユーザ端末4の一時格納フォルダ18内に格納される。
【0138】
図11は、図9の見積問合せ/注文ボタン59の操作に応じて販売サーバ2からユーザ端末4に送信され、図1中のユーザ端末4のモニタ9に表示される発注者情報入力ページの一例である。ユーザはこの画面の各テキストボックス59に、自分の氏名、住所(商品の送付先)、電話番号や電子メールアドレスなどの連絡先、生年月日、希望納期、クレジットカード番号、購入者が未成年である場合の保証人の氏名、住所、電話番号などの保証人情報などを入力し、その後送信ボタン60をクリック操作する。
【0139】
ユーザ端末4内のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、この送信ボタン61の操作に応じて上記発注者情報入力ページに入力された発注者情報を取得し、これと一時格納フォルダ18内に格納していた注文商品情報とを併せて販売サーバ2へ送信する。
【0140】
販売サーバ2では、ユーザプログラム25に基いて動作する制御部22が、これらの受信情報を受信すると受付番号を発行した上で受注に十分な情報となっているか否かを判断し、受注に十分な情報となっている場合には図12に示す受注承認ページをユーザ端末4に送信すると共に、発注者情報および注文商品情報を受付番号とともに受注データベース28に追加登録する。管理者は、管理端末3を用いてこの受注データベース28を閲覧し、この注文情報を確認し、所定の商品の発送処理や請求処理を行うことができる。
【0141】
また、たとえば、発注者情報の生年月日に基いて未成年者と判断した場合であって且つ保証人情報が入力されていない場合などのように、受信情報が受注に十分な情報となっていないと判断される場合には、図13に示すお断りページをユーザ端末4に送信するとともに、発注者情報および注文商品情報を受付番号とともに受注データベース28に仮に追加登録する。そして、受付番号に基いて後から発注者から連絡があれば、管理者はそれに対応し、必要に応じて管理端末3を用いて当該注文番号の注文情報を更新する。
【0142】
他方、見積(試算)において、満足のいく結果が得られなかったユーザは、図10に示される値引き交渉ボタン61をクリック操作する。ユーザ端末4の制御部7は、この値引き交渉ボタン62の操作に基いて電子メールプログラム15に基く動作を開始する。この時、送信先として当該サイトの管理者が所有する電子メールアドレスが割り付けられ、且つ、本文中に注文商品情報が割り付けられた電子メールウィンドウがモニタ9に表示される。ユーザは、この電子メールウィンドウにおいて値引き交渉価格などを入力し、送信することで、管理者に値引きの問い合わせることができる。販売サイトの管理者は、この電子メールに対して返信し、これにより値引き交渉が可能となる。なお、この値引き交渉ボタン6では、会員のみと表示したり、会員の中でも過去に所定額以上(あるいは所定回数以上)の購入をしたことがある会員のみに表示させるようにしてもよい。
【0143】
なお、たとえば、この値引き交渉ボタン62がクリック操作された場合においても、見積情報を受注データベース28などに仮登録させるとともに、見積番号などを発行するようにしてもよい。これにより、その見積番号を用いて、電子メール以外に、電話やファックスによる値引き交渉を行わせることも可能となる。
【0144】
以上に示した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。たとえば、ローン計算プログラムファイル29をデータ格納部30に格納し、これをユーザ端末4に送信して実行させるようにしたが、ローン計算の基礎となる購入総額とローン回数との情報をユーザ端末4から販売サーバ2に送信し、この販売サーバ2の制御部22において計算を行い、その結果を応答するようにしてもよい。
【0145】
また、この実施の形態では、定価や販売価格とともに、サイト上で販売価格として閲覧させる表示価格を別途入力させ、商品データベースに登録するようにしたが、この表示価格において値段を隠す桁を制御部22において自動的に判断し、これをユーザ端末4に送信するようにしてもよい。この場合、たとえば、販売価格の上から二番目の桁を隠すようにプログラミングしても、更に別の桁を必要に応じて隠すようにしても、あるいは、定価と異なる値を有する販売価格の桁を隠すようにしてもよい。また、隠す桁を一定の条件式(商品の性質、メーカ種別、価格の最高桁の位、定価と販売価格とを異なる値となる値中の最高位などに基いて定められる計算式)によって求めるようにしてもよい。
【0146】
また、この実施の形態では、ユーザ端末4に表示される販売価格を「?」マーク入りの表示価格としているが、「1〜5%の値引き」、「6〜10%の値引き」、「11〜15%の値引き」などの表示にしたり、単に「値引きあり」との表示としたり、時には全く表示させないようにしても良い。単に、「割引きあり」の表示や、表示そのものを行わないようにしたときには、実売価格でのローン金額に加え、定価ベースでのローンの金額を表示させるようにするのが好ましい。
【0147】
また、この実施の形態では、図10の見積(試算)ページにおいて、購入商品をリストで一覧確認することができるが、このような商品名などではなく、商品外観イメージを予めデータ格納部31に記憶させておき、これをユーザ端末4に送信して表示させるようにしてもよい。このように商品の外観イメージにて表示することで、ユーザはビジュアル的に直接的に理解し易くなり、購入商品の抜けなどを容易に確認判断することができる。また、この画像による確認画面は、上記見積(試算)ページとは別途に設けてもよい。
【0148】
特に、このように各商品をその外観イメージにて表示する場合、各商品の外観イメージのレイアウト処理、たとえば移動処理、拡大処理、縮小処理、回転処理などがユーザ端末4上で実施できるようにするとよい。これにより、スタジオ機材一式、新築家屋のリビングセット一式、事務機器一式、工場用機器一式、キャンプ用品一式、などのセットで購入される商品群の各商品のイメージを自在に加工して、実際の商品配置イメージを確認し、購入商品の組み合わせ変更(プランニング変更)、購入商品の漏れ追加などを容易に且つビジュアル的に直接的に理解確認することができる。
【0149】
この場合更に、商品群に合わせて上記レイアウト画面の背景画像を提供すると、より一層ユーザのイメージを沸き立たせることができ、好ましい。たとえば、部屋、スタジオ、工場、家屋、海辺、山中などの背景イメージを提供する。特に、各商品の表示サイズにおける縮尺データをユーザに提供したりしつつ、ユーザの部屋などの実際の使用空間のイメージを上記背景イメージとして割り付け可能とすることで、当該表示画像から得られるレイアウトに基いて、各ユーザにはそれぞれの使用状態における使い安さなどを確認することができる。したがって、各ユーザにおいては高価な商品を実際の使用状態を考慮したうえで最適な選択をすることができるので、割安に購入することができることと相俟って、従来の店舗販売などにおいては到底なしえることができなかった高い満足度を各ユーザに与えることができる。
【0150】
【発明の効果】
本発明では、インターネットなどのネット網を利用して、家や車などほどには高額ではなくともシンセサイザやドラムセットなどの音楽用機材などの比較的高価な商品を購入することができる販売システムを得ることができる。
【0151】
また、本発明では、インターネットなどのネット網を利用して、音楽用機材などの比較的高価な商品を製造販売するメーカが安心をして販売することができる販売システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る販売システムの一例を示す全体構成図である。
【図2】 図1の販売システム中の、ユーザ端末の一例を示す端末構成図である。
【図3】 図1の販売システム中の、販売サーバの一例を示す装置構成図である。
【図4】 図1中の管理端末のモニタに表示されるログインページの一例である。
【図5】 図1中の管理端末のモニタに表示される商品登録ページである。
【図6】 図1中の管理端末のモニタに表示される商品リストページである。
【図7】 図1中の管理端末のモニタに表示される注文/問合せリストページである。
【図8】 図1中のユーザ端末のモニタに表示されるトップページの一例である。
【図9】 図1中のユーザ端末のモニタに表示される製品紹介ページの一例である。
【図10】 図1中のユーザ端末のモニタに表示される見積(試算)ページの一例である。
【図11】 図1中のユーザ端末のモニタに表示される発注者情報入力ページの一例である。
【図12】 図1中のユーザ端末のモニタに表示される発注受付ページの一例である。
【図13】 図1中のユーザ端末のモニタに表示される発注お断りページの一例である。
【符号の説明】
1 インターネット(ネット網)
2 販売サーバ(販売装置)
3 管理端末
4 ユーザ端末
5 インターネットインタフェース部
6 入出力インタフェース部
7 制御部
8 端末本体
9 モニタ
10 キーボード
11 ポインティングデバイス
12 プリンタ
13 入出力機器
14 ブラウザプログラム
15 電子メールプログラム
16 プログラム格納部
17 発注データファイル
18 一時格納フォルダ
19 データ格納部
20 記憶機器
21 インターネットインタフェース部
22 制御部
23 サーバ本体
24 管理者プログラム
25 ユーザプログラム
26 プログラム格納部
27 商品データベース
28 受注データベース
29 ローン計算プログラムファイル
30 データ格納部
31 記憶機器
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット、イントラネット、ATM交換網などのネット網を介して、携帯電話端末、パーソナルコンピュータなどのユーザ端末へ商品情報を送信し、この商品に対する注文を受信する販売システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネット環境の整備発展に伴い、インターネットなどのネット網は単なる情報の取引を行う場所から商取引活動を行う場所へと変貌している。
【0003】
実際に、各種の商品をネット上で販売を行う販売サイトは急激に増加する傾向にあり、しかも、販売元から最終ユーザへ直接配送する運送インフラの利用や、通常の店舗で必要な店舗開設経費の削減などにより、一般の小売店よりも安い値段にて商品を販売するものが多数存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように多数の販売サイトがインターネットなどのネット網上に開設され、次々に新たな商品がネット網上で取引されるようになっていく一方で、各種の要因からネット上では取引を行い難い商品が存在する。例えば、シンセサイザやドラムなどの音楽用機材などがそれに該当する。
【0005】
以下に、その理由を説明する。
【0006】
第一に、このようなシンセサイザやドラムなどの音楽用機材の値段は、決して安いものではない。また、音楽用機材は、その本体を単品で購入することはほとんどなく、例えばエレクトリックギターのようなものであったとしても、弦、スピーカ、エフェクタなどの機器をまとめて購入することになる。その結果、最低でも数十万円単位、高ければ数百万、数千万単位の価格となってしまう。したがって、このような音楽用機材を購入しようとしているユーザにあっては、割賦払いを利用する場合が多い。
【0007】
しかしながら、現状のネット網上の販売サイトでは、郵便や銀行による振込みや小額のプリペイドカードの他にクレジットカードを利用することができるものの、当該クレジットカードの会社との間で予め分割払い契約などをしていなければ一括払いをしなければならない。このため、高額な支払いを一括払いできない人が多い現実の社会にあっては、この音楽用機材に代表される高額な値段の商品を販売サイトにおいて実際に取引できるようにはなっていない。
【0008】
第二に、音楽用機材などのメーカには、大手の量販型のメーカも存在するものの、その殆どが受注清算に近い中小のメーカとなっている。しかも、そのような中小のメーカの商品には、大手の量販型のメーカの商品とは異なった魅力を備えている商品が多数存在し、ユーザもそのような特徴のある商品を選択する傾向が比較的強い。
【0009】
ところで、ネット網上で運営されている販売サイトでは、現在、値段が全てであるかのような感がある。値段が安いことのみがその存在価値となっているようなサイトばかりである。
【0010】
しかしながら、上述した中小のメーカは、そのような価格競争の中に商品を提供してしまった場合、激しい価格競争によって急速な値崩れを生じ、その結果として企業収益の悪化を生じてしまう恐れがあるため、とても、ネット網上での取引に商品を提供することはできない。
【0011】
本発明は、インターネットなどのネット網を利用して、家や車などほどには高額ではなくともシンセサイザやドラムセットなどの音楽用機材などの比較的高価な商品を購入することができる販売システムを得ることを目的とする。
【0012】
また、本発明は、インターネットなどのネット網を利用して、音楽用機材などの比較的高価な商品を製造販売するメーカが安心をして販売することができる販売システムを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明に係る販売システムは、ユーザ端末、管理端末及びインターネットI/F部を備える販売装置がネットワークを介して接続される販売システムにおいて、販売装置は、販売価格および表示価格を入力することができる商品登録ページを、インターネットI/F部から管理端末へ送信する手段と、インターネットI/F部が管理端末から新たな商品に関する販売価格および表示価格受信すると、未使用のコードを取得する手段と、商品に関する情報が登録される商品データベースと、インターネットI/F部が管理端末から受信した販売価格および表示価格を、その受信に応じて取得された未使用のコードとともに、商品データベースに登録する手段と、インターネットI/F部がユーザ端末からの製品紹介要求を受信すると、要求に係る製品群を商品データベースから抽出する手段と、抽出した商品群の販売価格は含まず表示価格が含まれる製品紹介ページを生成する手段と、製品紹介ページをインターネットI/F部からユーザ端末へ送信する手段と、ローン計算プログラムを記憶する記憶機器と、インターネットI/F部がユーザ端末からの商品の見積ページの送信要求を受信すると、ローン計算プログラムを記憶機器から読み出し、このプログラムとユーザ端末に表示する見積ページとをインターネットI/F部からユーザ端末へ送信する手段を備え、ユーザ端末は、製品紹介ページで選択した商品を販売価格は含まず表示価格を含んで見積ページに表示し、ローン計算プログラムを実行して選択された商品の合計購入金額を販売装置から送信された販売価格に基づいて計算し、さらに、その合計購入金額と入力されたローン回数に応じた金利とに基づいて毎月の支払額を計算し、見積ページにこの毎月の支払額を表示する手段を備え、販売装置は、さらに、インターネットI/F部が上記ユーザ端末から少なくとも見積に係る商品、毎月の支払額を受信すると、受付番号を発行する手段と、注文に関する情報が登録される受注データベースと、インターネットI/F部がユーザ端末から受信した少なくとも見積に係る商品、毎月の支払額を、その受信に応じて発行された受付番号とともに、受注データベースに登録する手段と、を備えるものである。
【0014】
この構成を採用すれば、ユーザは購入しようとしている商品の毎月の購入金額(割賦金額)を把握した上で商品購入を決定し、且つ、分割払いにて支払いを行うことができる。したがって、一度の画面において商品の全てが表示できなくても、あるいは、商品の実売価格が画面において表示されなくとも、高額な商品をまとめて且つ安心して購入することができ、たとえば家や車などほどには高額ではなくともシンセサイザやドラムセットなどの比較的高額の商品であってもユーザ端末を利用して安心して購入することができる。
【0015】
また、この販売システムを用いた販売者においても、一々1つ1つの販売価格を表示する必要が無いので、ネット網を利用した利便性を追及しながらも安定した適切な価格にて商品を販売することができる。したがって、たとえば必ずしも時間の経過と共に値段が下がり続けることがない中小メーカの商品を、その価格変動による不公平感をユーザに与えてしまったり、商品の無用な値下げ競争による値崩れの不安をメーカに与えてしまうことなく、適切な価格にてネット網上で販売することができる効果がある。
【0016】
本発明に係る販売システムは、さらに、見積ページには、注文ボタンと、値引き交渉ボタンとが設けられ、ユーザ端末において注文ボタンが操作された場合には、ユーザ端末から販売装置のインターネットI/F部へ少なくとも見積に係る商品、毎月の支払額が送信され、ユーザ端末において値引き交渉ボタンが操作された場合には、ユーザ端末において、少なくとも見積に係る商品、毎月の支払額が含まれる電子メールが作成されるものである。
【0017】
この構成を採用すれば、割賦金額を計算させた後に、注文処理と値引き交渉処理を含む各種の処理の中から一方を選択することができる。したがって、割賦計算の結果に満足がいかなかったユーザであっても、電子メールを用いた値引き交渉によって満足させることができる。
【0018】
本発明に係る販売システムは、さらに、見積ページには、注文ボタンが設けられ、ユーザ端末において注文ボタンが操作された場合には、インターネットI/F部からユーザ端末へユーザ情報を入力する画面が送信され、ユーザ端末から販売装置のインターネットI/F部へは、少なくとも見積に係る商品、毎月の支払額とともに、画面で入力されたユーザ情報が送信され、受注データベースには、少なくとも見積に係る商品、毎月の支払額、およびユーザ情報が登録されるものである。
【0019】
この構成を採用すれば、割賦金額を承認した時点でユーザ情報を入力する。そのため、通常の店頭での販売と同様に商品を閲覧させ、商品購入決意までに無用のストレスを与えてしまうことがない。
【0020】
本発明に係る販売システムは、さらに、表示価格は、各商品の販売価格の一部の数字が隠されているものである。この構成を採用すれば、ユーザは表示価格に基いて各商品の値段を大まかに把握した上で選択することができる。また、最終的な支払い金額は、割賦金額の計算結果として知ることができる。したがって、商品の詳細な実売価格が画面において表示されなくとも、高額な商品をまとめて且つ安心して購入することができる。
【0079】
本発明の実施の形態に係る販売システムなどについて図に基いて説明する。なお、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムの説明は、販売装置の動作として説明する。
【0080】
図1は、この発明の実施の形態に係る販売システムの一例を示す全体構成図である。
【0081】
この販売システムは、主に、インターネット(ネット網)1と、インターネット1に接続された販売サーバ(販売装置)2と、インターネット1に接続され、この販売サーバ2の管理者が販売サーバ2に商品情報などを登録するために用いる管理端末3と、インターネット1に接続され、ユーザが販売サーバ2にアクセスして商品の閲覧や購入を行うために用いるユーザ端末4と、を備える。
【0082】
図2は、図1の販売システム中の、ユーザ端末4の一例を示す端末構成図である。
【0083】
ユーザ端末4は、インターネットインタフェース部(インターネットI/F部)5、入出力インタフェース部(入出力I/F部)6、制御部7などを備える端末本体8と、入出力I/F部6に接続されるモニタ9、キーボード10、ポインティングデバイス11、プリンタ12などの入出力機器13と、ブラウザプログラム14、電子メールプログラム15、その他、制御部7が実行するプログラムを記憶するプログラム格納部16、発注データファイル17、一時格納フォルダ18などの制御部7の動作に応じて使用される各種のデータを記憶するデータ格納部19などを備える記憶機器20と、を備える。
【0084】
インターネットI/F部5は、インターネット1に接続され、インターネット1に接続された他の装置や端末からの受信データを制御部7へ出力し、制御部7から入力された送信データを他の装置や端末へ送信するものである。
【0085】
入出力I/F部6は、各種の入出力機器13に接続され、各入出力機器13からの入力データを制御部7へ出力し、制御部7から入力された出力データを所定の入出力機器13へ出力するのものである。これにより、たとえばモニタには、制御部7が実行しているプログラムのウィンドウなどが表示される。
【0086】
制御部7は、プログラム格納部16に記憶された各種のプログラムをキーボード10やポインティングデバイス11からの起動入力に応じて実行し、この実行に基いてインターネットI/F部5や入出力I/F部6のデータ入出力を監視制御するものである。
【0087】
ブラウザプログラム14は、キーボード10やポインティングデバイス11からの起動入力に基いて制御部7で実行されるプログラムであり、基本的には、インターネット1上に接続された装置に割り当てられたURLなどのネットワークアドレスが入力あるいは選択されると、このネットワークアドレスに対してHTML形式やXML形式のページの送信要求を出力し、この応答であるページをブラウザウィンドウ中に表示するものである。
【0088】
発注データファイル17は、ブラウザプログラム14を実行して販売サーバ2に接続して発注した商品の情報や発注履歴などを記憶するものである。
【0089】
一時格納フォルダ18は、ブラウザプログラム14を実行した際に販売サーバ2などから受信したページやスクリプトプログラムなどをファイルとして、少なくともブラウザプログラム14の実行終了まで保存するものである。
【0090】
電子メールプログラム15は、キーボード10やポインティングデバイス11からの起動入力に基いて制御部7で実行されるプログラムであり、基本的には、インターネット1上に接続された他の端末との間で電子メールを送受信するためのものである。また、送受信した電子メールのリストや、電子メールの本文などを電子メールウィンドウ中に表示するものである。
【0091】
管理端末3は、基本的にユーザ端末4と同様の構成であり、説明は省略する。なお、以降、管理端末3の構成部材について説明するときは、このユーザ端末4の内部構成に付された符号を用いて説明することとする。
【0092】
図3は、図1の販売システム中の、販売サーバ2の一例を示す装置構成図である。
【0093】
販売サーバ2は、インターネットインタフェース部(インターネットI/F部)21、制御部22などを備えるサーバ本体23と、記憶機器31とを有する。記憶機器31は、管理者プログラム24、ユーザプログラム25、その他、制御部22が実行するプログラムを記憶するプログラム格納部26と、商品データベース27、受注データベース28、ローン計算プログラムファイル29、その他制御部22の動作に応じて使用される各種のデータを記憶するデータ格納部30とを備える。
【0094】
インターネットI/F部21は、インターネット1に接続され、インターネット1に接続された他の装置や端末からの受信データを制御部22へ出力し、制御部22から入力された送信データを他の装置や端末へ送信するものである。
【0095】
制御部22は、インターネットI/F部21のデータ受信に応じてプログラム格納部26に記憶された各種のプログラムを実行し、この実行に基いてデータ入出力を監視制御するものである。
【0096】
管理者プログラム24は、たとえば管理者用URLや管理者用TCP/IPアドレスなどの管理者用ネットワークアドレスをインターネットI/F部21が受信することに基いて制御部22で実行されるプログラムであり、基本的には、商品データベース27への商品登録処理や、受注データベース28の内容確認処理などのデータ格納部30の保守管理処理を、インターネットI/F部21に上記管理者用ネットワークアドレスを送信した管理端末3などを用いて実行させるものである。
【0097】
ユーザプログラム25は、たとえば一般に公開されているユーザ用URLやユーザ用TCP/IPアドレスなどのユーザ用ネットワークアドレスをインターネットI/F部21が受信することに基いて制御部22で実行されるプログラムである。このユーザプログラム25は、基本的には、商品データベース27に登録されている商品の閲覧処理や発注処理などの商品販売処理を、上記ユーザ用ネットワークアドレスをインターネットI/F部21に送信したユーザ端末3などを用いて実行させるものである。
【0098】
商品データベース27には、当該販売サーバ2により運営される販売サイトにおいて販売しようとする商品に関する情報が登録されている。この商品データベース27には、基本的には、商品名、メーカ、定価、販売価格、商品に関するコメント、商品に関する情報を掲載したページのURLなどのインターネットアドレスなどが、商品毎に互いに関連付けて読み出し可能に登録されている。この実施の形態では、特に、これらの情報とともに、インターネット1上で商品の販売価格を表示したくない場合に使用する表示価格、当該商品を商品群毎に分類するための商品カテゴリ、商品データベース27上での商品管理のために商品毎に互いに独立したコード、商品の登録日時が商品毎に追加登録されている。
【0099】
受注データベース28には、当該販売サーバ2に送信された問合せ/注文情報が登録されている。具体的には、発注者の住所(商品の届先)、氏名、電話番号、電子メールアドレス、生年月日、希望納期、クレジットカード番号、未成年の場合の保証人の氏名、住所、職業などが注文毎にあるいは注文商品毎に関連付けて読み出し可能に登録されている。
【0100】
ローン計算プログラムファイル29は、後述する見積(試算)ページとともにインターネット1を通じてユーザ端末4に送信され、このユーザ端末4上で実行されるものである。このローン計算プログラムファイル29は、基本的には、上記見積(試算)ページに入力された情報に基いてローン金利を含んだ毎月の支払額や合計支払額などを計算して上記見積(試算)ページ内に表示させるものである。
【0101】
次に、以上のようなハードウェア構成を有する販売システムの運営手順について説明する。
【0102】
販売サーバ2を用いて販売サイトを運営する管理者は、管理端末3においてブラウザプログラム14を起動させ、キーボード10などを用いて販売サイトの管理者用ネットワークアドレスを入力する。管理端末3内のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、この管理者用ネットワークアドレスを含む送信データを生成し、これをインターネットI/F部5に送信される。
【0103】
このインターネットI/F部5からインターネット1に送出された上記送信データは、管理者用ネットワークアドレスなどに基いてサーバ本体23のインターネットI/F部21に受信され、制御部22に出力される。制御部22では、当該受信データに含まれる当該管理者用ネットワークアドレスに基いて管理者プログラム24に基く動作を開始する。
【0104】
この管理者プログラム24に基いて動作する制御部22は、まず、管理者用IDやパスワードなどを入力させるログインページをインターネットI/F部21に送信させる。ログインページは、インターネット1を介して管理端末3のインターネットI/F部5に受信され、内部のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7に入力される。管理端末3の制御部7は、このログインページを一時格納フォルダに格納すると共に、入出力I/F部6から出力し、モニタ9に表示されているブラウザウィンドウ中に割り付けて表示させる。
【0105】
図4は、図1中の管理端末3のモニタ9に表示されるログインページの一例である。このログインページでは、パスワードを入力するためのテキスト入力ボックス31とともに、商品登録ページ、商品リストページ、注文/問合せリストページなどの管理ページを表示させたり、それぞれの管理ページ内に表示されるデータについての検索ページを表示させるためのボタン32が割り付けられている。また、パスワードを変更するためのページを表示させるためのボタン33も割り付けられている。つまり、管理者用のトップページにもなっている。
【0106】
この画面において、管理者は自分のパスワードをキーボード10などから入力し、その後所望のボタン33を操作する。管理端末3のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、このボタン操作に応じて上記入力情報を取得し、この情報および操作されたボタン33に応じた送信要求を含むデータを生成し、これをインターネットI/F部5に送信させる。
【0107】
サーバ本体23では、インターネットI/F部21が上記データを受信し、管理者プログラム24に基いて動作する制御部22は、上記パスワードなどの入力情報に基いて管理端末3の使用者が正当な管理者であるか否かを判断し、正当な管理者である場合には、操作されたボタンに応じたページをインターネットI/F部21に送信させる。
【0108】
図5は、トップページにおいて商品登録に対応する表示ボタン33の操作に応じて販売サーバ2から管理端末3に送信され、図1中の管理端末3のモニタ9に表示される商品登録ページである。管理者は、この画面に割り付けられたテキストボックス34に、新たに登録して販売したい商品に関する情報、たとえば商品名、メーカ、商品の分類カテゴリ、標準価格(メーカの希望小売価格など)、販売価格、表示価格、商品の説明が掲載されているページのネットワークアドレス、商品に関するコメントなどの情報を入力し、登録ボタン35を操作する。
【0109】
ここで、表示価格は、たとえば定価150,000円で、販売価格が132,000円であるとき、「1?2,000」と万の単位を「?」で置き換えて表示したり、定価90,000円で、販売価格が63,800円のとき、「6?,800」と千の単位を「?」で置き換えて表示できるようにする。このように「?」のマークが入った価格を表示することで、メーカを刺激することなく、しかも安売りが可能となる。また、ユーザとしては、「?」マークの存在によって販売価格がだいぶ安いものであることを察知でき、一方詳細な数字を知りたいときには別途電話などで確認することができると共に後述するローンの見積により、おおよその割引価格を知ることができる。
【0110】
「?」マークを付与する桁は、通常上位から2桁目としているが、最上位桁としたり、上位から3桁目としたりしてもよい。また、「?」マークは1つの価格に1つだけでなく、複数表示させるようにしてもよい。また、販売サイトの会員または当該会員であって且つ過去に所定回数以上(あるいは所定金額以上)の購入をした会員に対しては「?」マークを付与しない、すなわち販売価格そのものを表示させるように表示を制御してもよい。
【0111】
管理端末3のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、この登録ボタン36の操作に応じて、その操作タイミングにおいて各テキストボックス35に入力されている情報を取得し、管理端末3のインターネットI/F部5から販売サーバ2へ送信する。
【0112】
販売サーバ2では、インターネットI/F部21がこの情報を受信すると、管理者プログラム24に基いて動作する制御部22は、未使用のコードを取得し、このコードとともに当該商品に関する情報を商品データベース27に追加登録する。
【0113】
なお、商品登録ページにおいてリセットボタン36が操作されると、管理端末3のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、全てのテキストボックス35に入力された情報をクリアにする。
【0114】
図6は、トップページにおいて商品リストに対応する表示ボタン33の操作に応じて販売サーバ2から管理端末3に送信され、図1中の管理端末3のモニタ9に表示される商品リストページである。このページは、上記表示ボタン33の操作に応じて、販売サーバ2の管理者プログラム24に基いて動作する制御部22が、そのときの商品データベース27から各商品情報を所定数毎に抽出し、この商品情報を割り付けたページを生成して送信している。
【0115】
管理者は、この画面においてページ切替ボタン37を操作することで、各種の商品の登録状況や販売価格などを順次表示させて効率よくチェックすることができる。また、商品毎に割り付けられている変更ボタン38を操作することで、当該商品に関する情報がテキストボックス35に割り付けられた商品登録ページが表示され、ここで商品の販売価格や表示価格などを変更することができる。また、この変更された情報は登録ボタン36の操作によって管理端末3から販売サーバ2に送信され、同一のコードに対応付けられた商品の情報が上書き更新される。
【0116】
また、削除ボタン39が操作されると、同一のコードに対応付けられた商品の情報が商品データベース27から削除される。
【0117】
図7は、トップページにおいて注文/問合せリストに対応する表示ボタン32の操作に応じて販売サーバ2から管理端末3に送信され、図1中の管理端末3のモニタ9に表示される注文/問合せリストページである。このページは、上記表示ボタン33の操作に応じて、管理者プログラム24に基いて動作する制御部22が、そのときの受注データベース28から各注文情報を所定数毎に抽出し、この注文情報を割り付けたページを生成して送信している。管理者は、この画面においてページ切替ボタン40を操作することで、各注文や問合せの状況を順次表示させて効率よくチェックすることができる。
【0118】
なお、これら商品登録ページ、商品リストページおよび注文/問合せリストページにおいては、たとえば図示外のボタンを操作することでトップページに戻ることができるようにしたり、ブラウザウィンドウ自体に設けられた図示外の戻るボタンを操作することでページを切り替えることができるようにすると、登録から確認までの操作などを効率よく行うことができ、好ましい。
【0119】
そして、このような販売サーバ2のメンテナンス処理が管理端末3を用いて実施される一方で、各ユーザが、ユーザ端末4においてその内部のブラウザプログラム14を起動し、キーボード10などを用いてブラウザウィンドウにユーザ用ネットワークアドレスを入力すると、ユーザ端末4内のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7において当該アドレスに対するページ送信要求が生成され、インターネットI/F部5からインターネット1に送信される。
【0120】
販売サーバ2では、このページ送信要求を含むデータをインターネットI/F部21が受信すると、制御部22がユーザプログラム25に基く動作を開始する。ユーザプログラム25に基いて動作する制御部22は、まず、販売サイトのトップページをインターネットI/F部21に送信させる。
【0121】
図8は、ユーザ用ネットワークアドレスに対するページ送信要求に基いて販売サーバ2からユーザ端末4に送信され、図1中のユーザ端末4のモニタ9に表示されるトップページの一例である。このトップページには、当該販売サイトにおいては、商品販売とともに、販売した商品の設置工事や、セット商品などの購入プラン紹介などのコンテンツが提供されていることが明示されている。
【0122】
なお、この販売サイトの運営にあたって会員と非会員との2種類のユーザに対応できるようにしてもよい。この場合、このトップページの画面中に「会員の方はこちらへ」などの表示をして、そこをクリック選択することで、会員用IDやパスワードを入力する画面に切り替わるようにするのが好ましい。このような会員制を採用した場合、会員に対しては種々の得点、たとえば購入時に使用できるポイントの付与、販売価格の「?」マークを取り除いた数値が入った販売価格の表示を行う特定を与えるのが好ましい。
【0123】
図8のトップページにおいて、ユーザがポインティングデバイス11などを用いてたとえば「工事」ボタン41を操作すると、そのボタン操作に応じて購入商品の設置工事やその他の工事の説明ページが販売サーバ2からユーザ端末4に送信され、これをブラウザウィンドウで閲覧することができる。
【0124】
同様に、ユーザがポインティングデバイス11などを用いて「システムプラン」ボタン42を操作すると、そのボタン操作に応じてたとえば音楽機材などをどのような順番で購入してゆけばよいのかなどの説明ページが販売サーバ2からユーザ端末4に送信される。ユーザは、その送信されてきたデータをブラウザウィンドウで閲覧することができる。また、ユーザが「お支払いについて」ボタン43を操作すると、当該販売サイトで商品を購入する場合に利用可能な支払い方法、たとえばクレジットの種類や支払い回数などについての説明ページが販売サーバ2からユーザ端末4に送信され、これをブラウザウィンドウで閲覧することができる。
【0125】
また、ユーザが「お問合せ」ボタン44を操作すると、電子メールプログラム15が起動して、送信先として当該サイトの管理者が所有する電子メールアドレスが割り付けられた電子メールウィンドウがモニタ9に表示される。ユーザは、この電子メールウィンドウにおいて問合せ内容を入力し、送信することで、管理者に問い合わせることができる。販売サイトの管理者は、この電子メールに対して返信し、これにより連絡が可能となる。
【0126】
図9は、図8の「製品紹介」ボタン45の操作に応じて販売サーバ2からユーザ端末4に送信され、図1中のユーザ端末4のモニタ9に表示される製品紹介ページの一例である。
【0127】
この製品紹介ページにおいて、予め複数の製品カテゴリがプルダウンメニューとして割り付けられたカテゴリ選択ボックス46において所定の商品カテゴリを選択すると、その選択されたカテゴリ情報がユーザ端末4から販売サーバ2に送信される。すると、ユーザプログラム25に基いて動作する制御部22は、当該カテゴリに一致する製品群を商品データベース27から抽出し、それを所定数毎にページに割り付けて送信する。また、ページ切替ボタン47を操作することで、ブラウザウィンドウ内に表示される商品を当該製品カテゴリ内で切替え、順次表示させて効率よく製品をチェックすることができる。
【0128】
また、各商品の情報としては、商品データベース27から読み出されたコード、メーカ、商品名、定価、販売価格が表示される。但し、この販売価格は、メーカに無用の誤解や刺激を与えることが無いように、また、無謀な価格競争に陥らないように、表示価格が表示される。また、必要に応じてコメントや、商品の説明が掲載されているページのネットワークアドレスを表示させるようにしてもよい。
【0129】
このように製品紹介ページに表示される商品を、カテゴリ選択ボックス47およびページ切替ボタン48で切替えながら、購入したい希望の商品があれば、その商品に対応して表示されたチェックボックス48をクリック選択する。また、ユーザ端末4内のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、このチェックされた商品に関する情報を選択商品リストとして、ユーザ端末4内の一時格納フォルダ18内に格納し、チェックボックス49の表示を選択済みに切り替える。
【0130】
なお、検索エリア49に、商品のカテゴリ、価格、メーカその他の検索条件を入力し、検索することで、単に商品カテゴリで抽出させた場合よりも更に製品紹介ページに表示させる商品の数を絞り込むこともできる。
【0131】
そして、1個または複数個の商品を選択した後、ユーザは、見積(試算)ボタン50をクリック操作する。この見積(試算)ボタン51が操作されると、ユーザ端末4内のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、見積(試算)ページの送信要求を販売サーバ2に送信する。販売サーバ2は、この要求に応じてローン計算プログラムファイル29からローン計算プログラムを読み出し、このプログラムと見積(試算)ページとをユーザ端末4に返信する。ユーザ端末4では、ローン計算プログラム29をファイルとして一時格納フォルダ18内に格納すると共に、見積(試算)ページをブラウザウィンドウ内に表示する。
【0132】
図10は、図8の見積(試算)ボタン51の操作に応じて販売サーバ2からユーザ端末4に送信され、図1中のユーザ端末4のモニタ9に表示される見積(試算)ページの一例である。見積(試算)ページには、ユーザ端末4の一時格納フォルダ18内に格納されていた選択商品リストの商品の一覧がページ上部に割り付けられており、各商品に対応付けられた個数選択ボックス51で各商品の購入個数を選択することができる。また、ユーザ端末4内のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、各個数選択ボックス52の個数設定が完了する度に、当該商品の定価と個数とを掛け合わせた金額を計算して、定価合計ボックス52内に表示させる。
【0133】
なお、この個数選択ボックス52では「0」も選択可能となっており、そのような選択設定を行うことで、購入取消と同様の操作を行うことができる。これにより、一々製品紹介ページに戻ってチェックボックス49のチェックを外す操作を行う必要が無くなり、金額に応じた購入品目の調整操作を容易に行うことができる。
【0134】
また、ユーザは各商品の購入個数を設定した後、ローン回数設定ボックス53に所定の分割支払い回数を設定する。ユーザ端末4内のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、このローン回数設定ボックス54における回数選択操作が行われると、一時格納フォルダ18内に格納していたローン計算プログラム29に基く動作を開始し、上記商品の合計購入金額とローン回数に応じた金利とに基いて毎月の支払額を計算し、初回金額ボックス54、2回目以降金額ボックス55、定価合計ボックス56、支払い合計ボックス57にそれぞれの金額を表示させる。なお、金利計算によって分割できなかった端数の金額は、初回の支払額に上乗せされる。
【0135】
このように、ユーザは、個数選択ボックス52およびローン回数設定ボックス54において選択操作を行うだけで、今回購入した商品群に対する毎月の支払い金額や合計の支払い金額を知ることができ、これに応じて購入個数や購入品目を再調整することができる。
【0136】
また、ローン計算プログラム29を販売サーバ2から各ユーザ端末4に送信し、このローン計算処理をユーザ端末4上で実行させるようにしたので、このローン計算処理を販売サーバ2において実施する場合よりも格段に、ユーザの選択操作に対する計算結果表示のレスポンスが向上し、ユーザはストレスを受けることなく、何度も自分の支払能力などを考慮してローンの見積(試算)結果を得ることができる。
【0137】
そして、所望の見積(試算)が得られたユーザは、見積問合せ/注文ボタン58をクリック操作する。ブラウザプログラム14に基いて動作するユーザ端末4の制御部7は、この操作に応じて、発注者情報入力ページの送信要求を販売サーバ2へ送信するとともに、その操作の際にブラウザウィンドウ内に表示されていた各商品の個数やローン回数、見積金額などを、一時格納フォルダ18内に格納していた購入商品リストに加えて注文商品情報を生成する。この注文商品情報は、ユーザ端末4の一時格納フォルダ18内に格納される。
【0138】
図11は、図9の見積問合せ/注文ボタン59の操作に応じて販売サーバ2からユーザ端末4に送信され、図1中のユーザ端末4のモニタ9に表示される発注者情報入力ページの一例である。ユーザはこの画面の各テキストボックス59に、自分の氏名、住所(商品の送付先)、電話番号や電子メールアドレスなどの連絡先、生年月日、希望納期、クレジットカード番号、購入者が未成年である場合の保証人の氏名、住所、電話番号などの保証人情報などを入力し、その後送信ボタン60をクリック操作する。
【0139】
ユーザ端末4内のブラウザプログラム14に基いて動作する制御部7は、この送信ボタン61の操作に応じて上記発注者情報入力ページに入力された発注者情報を取得し、これと一時格納フォルダ18内に格納していた注文商品情報とを併せて販売サーバ2へ送信する。
【0140】
販売サーバ2では、ユーザプログラム25に基いて動作する制御部22が、これらの受信情報を受信すると受付番号を発行した上で受注に十分な情報となっているか否かを判断し、受注に十分な情報となっている場合には図12に示す受注承認ページをユーザ端末4に送信すると共に、発注者情報および注文商品情報を受付番号とともに受注データベース28に追加登録する。管理者は、管理端末3を用いてこの受注データベース28を閲覧し、この注文情報を確認し、所定の商品の発送処理や請求処理を行うことができる。
【0141】
また、たとえば、発注者情報の生年月日に基いて未成年者と判断した場合であって且つ保証人情報が入力されていない場合などのように、受信情報が受注に十分な情報となっていないと判断される場合には、図13に示すお断りページをユーザ端末4に送信するとともに、発注者情報および注文商品情報を受付番号とともに受注データベース28に仮に追加登録する。そして、受付番号に基いて後から発注者から連絡があれば、管理者はそれに対応し、必要に応じて管理端末3を用いて当該注文番号の注文情報を更新する。
【0142】
他方、見積(試算)において、満足のいく結果が得られなかったユーザは、図10に示される値引き交渉ボタン61をクリック操作する。ユーザ端末4の制御部7は、この値引き交渉ボタン62の操作に基いて電子メールプログラム15に基く動作を開始する。この時、送信先として当該サイトの管理者が所有する電子メールアドレスが割り付けられ、且つ、本文中に注文商品情報が割り付けられた電子メールウィンドウがモニタ9に表示される。ユーザは、この電子メールウィンドウにおいて値引き交渉価格などを入力し、送信することで、管理者に値引きの問い合わせることができる。販売サイトの管理者は、この電子メールに対して返信し、これにより値引き交渉が可能となる。なお、この値引き交渉ボタン6では、会員のみと表示したり、会員の中でも過去に所定額以上(あるいは所定回数以上)の購入をしたことがある会員のみに表示させるようにしてもよい。
【0143】
なお、たとえば、この値引き交渉ボタン62がクリック操作された場合においても、見積情報を受注データベース28などに仮登録させるとともに、見積番号などを発行するようにしてもよい。これにより、その見積番号を用いて、電子メール以外に、電話やファックスによる値引き交渉を行わせることも可能となる。
【0144】
以上に示した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。たとえば、ローン計算プログラムファイル29をデータ格納部30に格納し、これをユーザ端末4に送信して実行させるようにしたが、ローン計算の基礎となる購入総額とローン回数との情報をユーザ端末4から販売サーバ2に送信し、この販売サーバ2の制御部22において計算を行い、その結果を応答するようにしてもよい。
【0145】
また、この実施の形態では、定価や販売価格とともに、サイト上で販売価格として閲覧させる表示価格を別途入力させ、商品データベースに登録するようにしたが、この表示価格において値段を隠す桁を制御部22において自動的に判断し、これをユーザ端末4に送信するようにしてもよい。この場合、たとえば、販売価格の上から二番目の桁を隠すようにプログラミングしても、更に別の桁を必要に応じて隠すようにしても、あるいは、定価と異なる値を有する販売価格の桁を隠すようにしてもよい。また、隠す桁を一定の条件式(商品の性質、メーカ種別、価格の最高桁の位、定価と販売価格とを異なる値となる値中の最高位などに基いて定められる計算式)によって求めるようにしてもよい。
【0146】
また、この実施の形態では、ユーザ端末4に表示される販売価格を「?」マーク入りの表示価格としているが、「1〜5%の値引き」、「6〜10%の値引き」、「11〜15%の値引き」などの表示にしたり、単に「値引きあり」との表示としたり、時には全く表示させないようにしても良い。単に、「割引きあり」の表示や、表示そのものを行わないようにしたときには、実売価格でのローン金額に加え、定価ベースでのローンの金額を表示させるようにするのが好ましい。
【0147】
また、この実施の形態では、図10の見積(試算)ページにおいて、購入商品をリストで一覧確認することができるが、このような商品名などではなく、商品外観イメージを予めデータ格納部31に記憶させておき、これをユーザ端末4に送信して表示させるようにしてもよい。このように商品の外観イメージにて表示することで、ユーザはビジュアル的に直接的に理解し易くなり、購入商品の抜けなどを容易に確認判断することができる。また、この画像による確認画面は、上記見積(試算)ページとは別途に設けてもよい。
【0148】
特に、このように各商品をその外観イメージにて表示する場合、各商品の外観イメージのレイアウト処理、たとえば移動処理、拡大処理、縮小処理、回転処理などがユーザ端末4上で実施できるようにするとよい。これにより、スタジオ機材一式、新築家屋のリビングセット一式、事務機器一式、工場用機器一式、キャンプ用品一式、などのセットで購入される商品群の各商品のイメージを自在に加工して、実際の商品配置イメージを確認し、購入商品の組み合わせ変更(プランニング変更)、購入商品の漏れ追加などを容易に且つビジュアル的に直接的に理解確認することができる。
【0149】
この場合更に、商品群に合わせて上記レイアウト画面の背景画像を提供すると、より一層ユーザのイメージを沸き立たせることができ、好ましい。たとえば、部屋、スタジオ、工場、家屋、海辺、山中などの背景イメージを提供する。特に、各商品の表示サイズにおける縮尺データをユーザに提供したりしつつ、ユーザの部屋などの実際の使用空間のイメージを上記背景イメージとして割り付け可能とすることで、当該表示画像から得られるレイアウトに基いて、各ユーザにはそれぞれの使用状態における使い安さなどを確認することができる。したがって、各ユーザにおいては高価な商品を実際の使用状態を考慮したうえで最適な選択をすることができるので、割安に購入することができることと相俟って、従来の店舗販売などにおいては到底なしえることができなかった高い満足度を各ユーザに与えることができる。
【0150】
【発明の効果】
本発明では、インターネットなどのネット網を利用して、家や車などほどには高額ではなくともシンセサイザやドラムセットなどの音楽用機材などの比較的高価な商品を購入することができる販売システムを得ることができる。
【0151】
また、本発明では、インターネットなどのネット網を利用して、音楽用機材などの比較的高価な商品を製造販売するメーカが安心をして販売することができる販売システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る販売システムの一例を示す全体構成図である。
【図2】 図1の販売システム中の、ユーザ端末の一例を示す端末構成図である。
【図3】 図1の販売システム中の、販売サーバの一例を示す装置構成図である。
【図4】 図1中の管理端末のモニタに表示されるログインページの一例である。
【図5】 図1中の管理端末のモニタに表示される商品登録ページである。
【図6】 図1中の管理端末のモニタに表示される商品リストページである。
【図7】 図1中の管理端末のモニタに表示される注文/問合せリストページである。
【図8】 図1中のユーザ端末のモニタに表示されるトップページの一例である。
【図9】 図1中のユーザ端末のモニタに表示される製品紹介ページの一例である。
【図10】 図1中のユーザ端末のモニタに表示される見積(試算)ページの一例である。
【図11】 図1中のユーザ端末のモニタに表示される発注者情報入力ページの一例である。
【図12】 図1中のユーザ端末のモニタに表示される発注受付ページの一例である。
【図13】 図1中のユーザ端末のモニタに表示される発注お断りページの一例である。
【符号の説明】
1 インターネット(ネット網)
2 販売サーバ(販売装置)
3 管理端末
4 ユーザ端末
5 インターネットインタフェース部
6 入出力インタフェース部
7 制御部
8 端末本体
9 モニタ
10 キーボード
11 ポインティングデバイス
12 プリンタ
13 入出力機器
14 ブラウザプログラム
15 電子メールプログラム
16 プログラム格納部
17 発注データファイル
18 一時格納フォルダ
19 データ格納部
20 記憶機器
21 インターネットインタフェース部
22 制御部
23 サーバ本体
24 管理者プログラム
25 ユーザプログラム
26 プログラム格納部
27 商品データベース
28 受注データベース
29 ローン計算プログラムファイル
30 データ格納部
31 記憶機器
Claims (4)
- ユーザ端末、管理端末及びインターネットI/F部を備える販売装置がネットワークを介して接続される販売システムにおいて、
上記販売装置は、
販売価格および表示価格を入力することができる商品登録ページを、上記インターネットI/F部から上記管理端末へ送信する手段と、
上記インターネットI/F部が上記管理端末から新たな商品に関する上記販売価格および表示価格受信すると、未使用のコードを取得する手段と、
商品に関する情報が登録される商品データベースと、
上記インターネットI/F部が上記管理端末から受信した上記販売価格および上記表示価格を、その受信に応じて取得された上記未使用のコードとともに、上記商品データベースに登録する手段と、
上記インターネットI/F部が上記ユーザ端末からの製品紹介要求を受信すると、上記要求に係る製品群を上記商品データベースから抽出する手段と、
上記抽出した商品群の上記販売価格は含まず上記表示価格が含まれる製品紹介ページを生成する手段と、
上記製品紹介ページを上記インターネットI/F部から上記ユーザ端末へ送信する手段と、
ローン計算プログラムを記憶する記憶機器と、
上記インターネットI/F部が上記ユーザ端末からの商品の見積ページの送信要求を受信すると、上記ローン計算プログラムを上記記憶機器から読み出し、このプログラムと上記ユーザ端末に表示する見積ページとを上記インターネットI/F部から上記ユーザ端末へ送信する手段を備え、
上記ユーザ端末は、
上記製品紹介ページで選択した商品を上記販売価格は含まず上記表示価格を含んで上記見積ページに表示し、上記ローン計算プログラムを実行して上記選択された商品の合計購入金額を上記販売装置から送信された販売価格に基づいて計算し、さらに、その合計購入金額と入力されたローン回数に応じた金利とに基づいて毎月の支払額を計算し、上記見積ページにこの毎月の支払額を表示する手段を備え、
上記販売装置は、さらに、
上記インターネットI/F部が上記ユーザ端末から少なくとも上記見積に係る商品、上記毎月の支払額を受信すると、受付番号を発行する手段と、
注文に関する情報が登録される受注データベースと、
上記インターネットI/F部が上記ユーザ端末から受信した少なくとも上記見積に係る商品、上記毎月の支払額を、その受信に応じて発行された上記受付番号とともに、上記受注データベースに登録する手段と、
を備えることを特徴とする販売システム。 - 前記見積ページには、注文ボタンと、値引き交渉ボタンとが設けられ、
前記ユーザ端末において上記注文ボタンが操作された場合には、前記ユーザ端末から前記販売装置の前記インターネットI/F部へ少なくとも前記見積に係る商品、前記毎月の支払額が送信され、
前記ユーザ端末において上記値引き交渉ボタンが操作された場合には、前記ユーザ端末において、少なくとも前記見積に係る商品、前記毎月の支払額が含まれる電子メールが作成されることを特徴とする請求項1記載の販売システム。 - 前記見積ページには、注文ボタンが設けられ、
前記ユーザ端末において上記注文ボタンが操作された場合には、前記インターネットI/F部から前記ユーザ端末へユーザ情報を入力する画面が送信され、
前記ユーザ端末から前記販売装置の前記インターネットI/F部へは、少なくとも前記見積に係る商品、前記毎月の支払額とともに、上記画面で入力された上記ユーザ情報が送信され、
前記受注データベースには、少なくとも前記見積に係る商品、前記毎月の支払額、および上記ユーザ情報が登録されることを特徴とする請求項1記載の販売システム。 - 前記表示価格は、各商品の前記販売価格の一部の数字が隠されているものであることを特徴とする請求項1から3の中のいずれか1項記載の販売システム。
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