JP2003058954A - 商品購入希望受付装置 - Google Patents

商品購入希望受付装置

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JP2003058954A
JP2003058954A JP2001247815A JP2001247815A JP2003058954A JP 2003058954 A JP2003058954 A JP 2003058954A JP 2001247815 A JP2001247815 A JP 2001247815A JP 2001247815 A JP2001247815 A JP 2001247815A JP 2003058954 A JP2003058954 A JP 2003058954A
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JP2001247815A
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English (en)
Inventor
Koji Fujimoto
耕治 藤本
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】顧客が購入を希望している商品に対して特典を
付与するとともに、店舗で購入した場合に付与される特
典の内容を商品購入希望者に提示する。 【解決手段】この商品購入希望受付装置では、購入希望
商品特定データに基づいて特定した当該商品の購入によ
り当該商品購入者に対して与えられる特典が設定されて
いるか否かが判別される(ステップS51〜S54)。
次いで、当該購入希望商品の購入者に与えられる特典が
設定されていないと判別されると、当該購入特典未設定
商品の購入者に対して与える特典が新たに設定される
(ステップS55)。次いで、新たに設定した特典の内
容が当該商品購入希望者に対して提示される(ステップ
S58,S59)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客が購入したい
と希望した商品の購入を受け付ける商品購入希望受付装
置に関し、特に、実際の商品購入に先立って、自店舗で
の商品購入を希望した顧客に対し、自店舗で当該商品を
購入してもらった顧客に与える特典(割引、値引き、ポ
イント率増加、ボーナス(特別)ポイントプレゼント、
賞品プレゼントなど)の内容を提示することで、自店舗
での商品購入のメリットをアピールする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スーパーマーケット、百貨店、各
種専門店、コンビニエンスストア、ドラッグストアなど
の実在する実際の店舗のように、実店舗まで足を運んだ
顧客が希望商品を実際に手に取って確認し、購入しても
らう商品販売の形態の他に、データベース化した取扱商
品の中から希望商品を顧客に選んでもらうことで商品を
販売する仮想店舗がインターネットのWebサイトや店
頭に設置された商品購入受注装置として開設されてい
る。
【0003】このような仮想店舗においては、在庫を持
つ必要がなかったり、営業時間の制限がなかったり、人
件費を押さえることが可能であったり、商品を安価に販
売(購入)することができるなど、店側及び顧客の双方
にとって実店舗に勝るとも劣らないメリットがあるの
で、その数が増えており、実店舗と併用しているところ
もある。
【0004】その一方で、既存の実在する実際の店舗
(実店舗)においても、集客のために知恵を絞ってい
る。この実店舗で採用されている集客または顧客確保
(顧客の自店舗への囲い込み)の一手法としては、お客
様に自店舗(単独店舗でも複数店からなるグループ店舗
でもよい)の会員として入会してもらい、自店舗での商
品購入のたびに購入金額に基づくポイントを与え、この
ポイントの累計値に基づいて各種の賞品や景品と交換可
能としたり、商品購入時に割引(値引)サービスを行う
ポイントシステムや自店舗での商品購入時のみ有効な割
引券、値引券、賞品(景品)プレゼント券などのクーポ
ン券を予め配布したりするものである。なお、本出願明
細書においては、このような手法を「自店舗購入促進特
典の付与」と称する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような様々な特典における特典付与対象商品や商品別
重み付け(商品別のポイント割増値、値引き額、割引率
など)は、顧客からの希望や要望に基づくこともある
が、ほとんどは店側が一方的に独自に定め設定している
のが一般的である。このため、このような特典の付与
は、特典を付与しなくても売れる人気商品よりも、大量
に仕入れた等の理由により在庫過多の商品など、店側で
売りたいと思った商品を対象にすることが多く、これら
の商品に特典を重点的に厚く設定しがちである。
【0006】即ち、このように特典の付与設定を店側が
独自に一方的に行う現状の下では、顧客(商品購入希望
者)が本当に購入したいと思っている商品に、その店舗
での購入を促すような特典が付与されることは、残念な
がら極めて稀であると言える。
【0007】したがって、当該購入希望者が人気商品で
入手困難なものである以外には、当該店舗での購入を見
合わせて当該購入希望商品に特典が設定されている他の
店での購入を考える顧客が出てくることにもなり、せっ
かく設定した特典が必ずしもその店舗での購入を促す有
効な手立てになっているとは限らない。
【0008】特に、インターネットのWebサイトとし
て開設した仮想店舗においては、顧客は極めて容易にか
つ迅速に同業他社(他店舗)の同様なWebサイトにア
クセスすることができるので、特定の店舗に固執するこ
とはほとんど無く、早々とその店舗での購入に見切りを
付ける傾向が強く失注し易い。
【0009】さらに、このような仮想店舗で商品を購入
しようとしている顧客は、どうせ商品を購入するのであ
れば、簡単に商品購入することができ、かつ購入に際し
て何らかのメリット(価格的なものや購入時特典の内容
など)を享受したいと願い勝ちで、当該店舗での購入を
止めた理由などは一切示すことがなく、一方的に他の同
様なWebサイトへと立ち去ってしまう。
【0010】したがって、顧客がその店舗で購入をした
いと思っていた商品に特典が設けられていなかったため
に、その店舗での購入を止めたということを、現状の店
舗側では知り得ることは不可能に近い。
【0011】本発明は、このような従来の自店舗購入促
進特典の付与に関する問題点に鑑みてなされたもので、
顧客が購入を希望している商品に対して特典を付与する
一方で、当該購入希望商品を当該店舗で購入した場合に
付与される特典の内容を当該商品購入希望者に提示する
ことで、当該店舗での商品購入を確実に促進させること
ができ、したがって、自店舗への集客又は顧客確保(顧
客の囲い込み)を図ることができる商品購入希望受付装
置を提供することを、その目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の1つの態様によれば、商品購入希望者から
の購入希望商品を特定するデータの入力に基づき当該商
品の購入希望を受け付ける商品購入希望受付装置におい
て、前記購入希望商品特定データに基づいて特定した当
該商品の購入により当該商品購入者に対して与えられる
特典が設定されているか否かを判別する特典有無判別手
段と、この特典有無判別手段により当該購入希望商品の
購入者に与えられる特典が設定されていないと判別され
ると、当該購入特典未設定商品の購入者に対して与える
特典を新たに設定する特典設定手段と、この特典設定手
段により新たに設定した特典の内容を当該商品購入希望
者に対して提示する特典内容提示手段とを設けたことを
特徴とする。
【0013】このため、割引などの特典(来店して購入
しなくても、その店舗から商品を購入することで得られ
る特典)が設定されていない商品(その店舗で取り扱う
ことはできるが、いま現在、その店舗では取り扱ってい
ない商品を含む)の購入希望を受けると、購入時の特典
が新たに設定して提示される。これにより、自店舗で購
入してもらえるように顧客にアピールすることができ
る。また、ネットワークを介して商品購入する(実店舗
に来店しないで個別配送による商品受取り)顧客に与え
る特典としては、例えば、店頭における賞品の引き渡し
などがある。これにより、ウェブショップなどによる賞
品販売であっても、実店舗への集客機能を発揮できる。
【0014】好適には、前記特典内容提示手段で提示し
た特典内容が与えられる権利を有することを証明する特
典付与証明書を当該商品購入希望者に対して発行する特
典付与証明書発行手段を設けることである。このため、
顧客は、この特典付与証明書の発行を受けることで、か
かる権利を明確化できるとともに、この証明書を持参し
て、発行側店舗から希望していた商品購入を行うことが
できる。
【0015】また本発明の別の態様によれば、購入希望
商品を特定するデータの入力を行う端末と通信ネットワ
ークを介して接続され、前記端末から入力された購入希
望商品特定データに基づいて当該商品の購入希望を受け
付ける商品購入希望受付装置において、前記通信ネット
ワークを介して購入希望を受け付けた商品を実店舗に来
店して購入する来店購入者に対して与えられる来店購入
特典内容を設定記憶する来店購入特典記憶手段と、この
来店購入特典設定記憶手段に設定記憶されている来店購
入特典内容を前記通信ネットワークを介して当該商品の
購入希望者に対して提示する来店購入特典内容提示手段
とを設けたことを特徴とする。これにより、顧客は、自
分が実店舗に出向いて購入する場合の特典を明確に知る
ことができ、購入するか否かを判断できる。
【0016】この場合、前述と同様に、来店購入特典付
与証明書を商品購入希望者に対し発行する来店購入特典
付与証明書発行手段とを設けることもできる。
【0017】さらに、前述した2つの態様に係る商品購
入希望受付装置において、提示される内容には、特典が
付与される購入の期限を含めることもできる。この購入
期限の設定により、顧客の購入意思が薄らいだり、購入
を忘れたりする事態を防止する上で有効である。
【0018】また、この場合、商品購入希望者に対し当
該商品の購入予定期日の入力を促す購入予定期日入力促
進手段を設け、この購入予定期日入力促進手段に基づい
て入力された購入予定期日に基づき前記特典付与購入期
限を決めるようにしてもよい。これにより、購入希望者
の購入意欲の強さは購入予定期日に反映されることが通
常であるので、かかる購入意欲に応じた特定付与購入期
限を設定できる。
【0019】さらに、本発明の別の態様によれば、商品
購入希望者からの購入希望商品を特定するデータの入力
に基づき当該商品の購入希望を受け付ける商品購入希望
受付装置において、入力された前記購入希望商品特定デ
ータに基づいて特定した当該購入希望商品が未取扱商品
であるか否かを判別する購入希望商品取扱い有無判別手
段と、この取扱い有無判別手段により当該購入希望商品
が未取扱商品であると判別されると、当該購入希望商品
を販売することができる時期及び当該購入商品の販売時
に付与する特典の内容を当該商品購入希望者に対して提
示する購入希望商品販売内容提示手段とを設けたことを
特徴とする。これにより、問い合わせた賞品が仮に未取
扱商品であっても、これに適切な販売時の特典が付与さ
れて提示される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る商品購入希望
受付装置を実施した実施例を、添付図面を参照して説明
する。
【0021】(第1の実施形態)図1及び2に基づい
て、本発明に係る商品購入希望受付装置を機能的に含む
商品情報提供システムを説明する。この第1の実施形態
は、本発明の請求項1,2,5,6及び7の構成を具体
化している。
【0022】この第1の実施形態に係る商品情報提供シ
ステム(商品購入希望受付装置)は、顧客からの商品の
購入希望を受け付け、その商品購入を実際に行ったとき
に、商品購入者に与えられる特典を提示することを特徴
とする。この商品情報提供システムは、このように商品
販売までは行わないシステムとして構築できるし、その
一方で、購入希望のあった商品を実際に販売する商品販
売システムの一環としても構築することができる。
【0023】図1に示す商品情報提供システムは、通信
手段としての通信ネットワーク101、商品情報の管理
を行うサーバ102、最新の商品情報を記憶しているデ
ータベース103、及び顧客が扱う複数の端末104を
備える。サーバ102と複数の端末104のそれぞれと
が通信ネットワーク101を介して相互に接続され、双
方向に通信可能になっている。サーバ102はまた、必
要に応じて、データベース103の記憶情報を読み出す
とともに、データベース103に情報を記憶できるよう
になっている。
【0024】通信ネットワーク101は、一例として
は、インターネット回線であるが、電話回線、無線によ
る通信ネットワークであってもよく、端末104とは異
なる通信端末(ファクシミリ受信装置、携帯電話、メー
ル受信端末など)が接続される回線であってもよい。
【0025】各端末104は、例えば汎用パソコン、マ
ルチメディア発券端末、ファクシミリ、メールサーバ装
置、情報家電機器、又は携帯電話などで構成され、サー
バ102との通信機能のほか、顧客が必要な情報を入力
できるともに情報を表示及び出力できる機能を備えてい
ればよい。以下では、各端末104はプリンタ(図示せ
ず)を備えた汎用パソコンであるとして説明する。
【0026】この各端末104は、本実施形態では、本
発明に係る商品購入希望受付装置として機能するように
なっている。このため、端末104のメモリ装置に後述
する商品購入希望受付処理に必要な商品情報を予め又は
定期的にダウンロードさせるために、各端末104は通
信ネットワーク101を介してサーバ102に接続され
ている。しかしながら、このダウンロードに代わる情報
格納手段(例えば、コンパクトディスク(CD)などの
ポータブルな記録媒体を介して最新の商品情報の格納及
び更新を行う)を用いる場合、端末104はスタンドア
ローン方式であってもよい。また、端末104は必ずし
も家庭に置かれることに限定されず、例えば、コンビニ
エンスストア、駅などの不特定多数のユーザがアクセス
できる場所に置かれていてもよい。
【0027】図2に、上述した各端末104によって処
理される商品購入希望受付処理の概要を示す。この受付
処理は、端末104と顧客との間でインターラクティブ
に行われる。
【0028】まず、端末104は、顧客が指定した購入
希望商品特定データを入力する(ステップS51)。こ
の特定データは、顧客が欲している商品を特定できれば
よく、例えばJANコード(Japanese Art
icle Number Code)、メーカ名と商品
名或いは商品型番との組合せ情報などが好適である。
【0029】次いで、端末104は、入力した購入希望
商品特定データを、そのメモリ装置に予め記憶させてい
る商品情報に照らし合わせて、対応する商品を判別する
(ステップS52)。また、この判別と共に、この商品
購入希望受付処理で取り扱っている商品であるか否かも
判断する(ステップS53)。
【0030】この取扱商品か否かの判断でYES、すな
わち、取り扱っていると判断されるときには、端末10
4は次いで、その商品に、この商品を購入するときに購
入者に与えられる特典が設定されているか否かを商品情
報から判断する(ステップS54)。
【0031】ここで、購入者に与えられる特典とは、商
品の販売価格の所定率の割引、販売価格の所定金額の値
引き、賞品プレゼント、還元ポイント(累計ポイント)
への所定ポイントの加算(プレゼント)、還元ポイント
の換算レートの引き上げなど、種々の態様がある。
【0032】そこで、端末104は、ステップS54の
判断において特典が与えられていないと判断されるとき
には、所定のアルゴリズムの元に、いま判別した商品に
対する特典を新たに設定する(ステップS55)。所定
のアルゴリズムとは、例えば商品のカテゴリや販売価格
から割引価格などの特典を算出するための処理法であ
る。
【0033】次いで、端末104は顧客に対して、かか
る商品の購入予定はあるか否かを問い合わせ、購入予定
がある(YES)場合、その時期はいつ頃であるかを入
力させる(ステップS56,S57)。購入予定が無い
(NO)の場合、購入予定時期の入力処理はスキップさ
れる。
【0034】次いで、端末104は、顧客から得た購入
予定期日に応じた特典内容を決定する(ステップS5
8)。例えば、購入予定期日の有無や購入予定期日まで
の時間の長短に応じて、特典のグレードを変えることが
できる。
【0035】このように決定した特典の内容は、例えば
端末104のディスプレイに表示させることで、顧客に
提示される(ステップS59)。
【0036】次いで、端末104は、顧客に、上述の如
く提示した特典内容が与えられる権利を証明する特典付
与証明書を発行するか否かを例えば画面表示で問い合わ
せ、その結果、YES(発行する)の判断が成立した場
合、その発行処理を行う(ステップS60,S61)。
【0037】この特典付与証明書は、郵送される書面、
通信ネットワーク101を介してサーバ102から送信
される書面印字出力用データ、又は店舗でのデータ照合
により認証可能な電子認証データなどの形態を採ること
ができる。また、この発行処理により特定付与証明書が
送信される先は、顧客の端末104のほか、顧客が指定
した別の連絡手段、例えば、ファクシミリ、携帯電話、
電子メールアドレスによって特定されるメールサーバ装
置などであってもよい。また、この特典付与証明書で提
供される情報は、特典内容、識別データ(特典を特定す
るデータでも、購入希望者を特定するデータでもよ
い)、又は認証用データのうち、いずれか1つ又は複数
種のデータの組合せであってもよい。さらに、特典内容
には、特典が付与される購入期限を含めることが好適で
ある。この購入期限はステップS57で得た購入予定期
日に基づいた期限でもよいし、店舗側で決定した期限で
あってもよい。
【0038】一方、上述したステップS53の判断、す
なわち顧客が購入を希望した商品が取扱い商品であるか
否かの判断において、予め記憶している商品情報に照ら
してNO(取り扱っていない)の判断になることもあ
る。
【0039】この場合、端末104は、購入希望商品を
販売できる時期(販売可能時期)及びその購入商品の販
売時に付与できる特典内容を設定し、これを顧客に提示
する(ステップS62、S63)。この設定及び提示の
処理は、端末104が予め記憶していた商品情報に基づ
いて単独で行ってもよいし、通信ネットワーク101を
介してサーバ102にそれらの情報を求めてもよい。
【0040】ここで提示される購入希望商品の販売内容
には、販売可能時期(販売不可の情報を含む。例えば販
売不可の場合を表わす時期として、実在しない時期や遠
い未来を示す特定の時期など。)、販売価格、特典内容
(割引率、値引率、割引(値引)後販売価格など)が含
まれる。
【0041】なお、図2に示す一連の処理において、ス
テップS51、S52及びS54の処理が本発明の特典
有無判別手段の主要部を、ステップS55の処理が本発
明の特典設定手段の主要部を、ステップS58及びS5
9の処理が本発明の特典内容提示手段の主要部をそれぞ
れ成す。また、ステップS60及びS61の処理が本発
明の特典付与証明書発行手段の主要部を成す。さらに、
ステップS56及びS57の処理が本発明の購入予定期
日入力催促手段の主要部を成すとともに、ステップS5
8の処理が特典付与購入期限を決める手段を兼ねる。
【0042】また、端末104は、図2に示す一連の処
理において、ステップS51〜S59までの処理のみを
行うように構成してもよい。これにより、本発明の請求
項1に記載した商品購入希望受付装置に対応したオフラ
インのシステムを構築できる。
【0043】以上のように、第1の実施形態に係る商品
情報提供システムによれば、顧客が購入を希望している
商品に対して確実に特典を付与することができる。この
場合、顧客の購入意思の確らしさを購入予定期日を問い
合わせることで、ある程度判断でき、特典内容にその判
断を活かすことができる。例えば、購入予定が間近であ
って購入の確率が高い場合、特典内容を厚くすることが
でき、これにより特典付与のメリットを一層強調するこ
ともできる。
【0044】また、購入希望商品を当該店舗で購入した
場合に付与される特典の内容を当該商品購入希望者に確
実に提示することができる。このため、当該店舗での商
品購入を確実に促進させることができ、自店舗への集客
又は顧客確保(顧客の囲い込み)を図ることができる。
【0045】また、未取扱い商品であっても、販売可能
時期や特典内容などの情報を的確に提供できるので、実
店舗に対する集客力を高めることができる。
【0046】(第2の実施形態)図3に基づいて、本発
明に係る商品購入希望受付装置を機能的に含む商品情報
提供システムを説明する。この第2の実施形態は、本発
明の請求項3,4,5及び6の構成を具体化している。
【0047】このシステムは図1に示した構成と同一又
は同等である。
【0048】この第2の実施形態に係る商品情報提供シ
ステム(商品購入希望受付装置)は、顧客が商品を実店
舗に来店して実際に購入したときに与えられる来店購入
特典内容をオンラインで顧客に提供することを特徴とす
る。
【0049】図1に示す商品情報提供システムにおい
て、サーバ102は図3に示す処理を行う。まず、サー
バ102は通信ネットワーク101を介して顧客が扱う
端末104から購入希望商品特定データを受信し、この
データを用いてデータベース103を検索し、購入希望
商品を判別する(ステップS71、S72)。
【0050】さらにサーバ102は、判別した購入希望
商品を実店舗に来店して購入する来店購入者に与えられ
る来店購入特典内容をデータベース103から読み出す
(ステップS73)。
【0051】次いでサーバ102は、通信ネットワーク
101及び端末104を介して顧客に、購入予定がある
か否か、及び、購入予定がある場合にはその購入予定期
日の入力を催促する(ステップS74,S75)。
【0052】次いでサーバ102は、収集した購入予定
期日に応じた来店購入特典の付与内容を決定する(ステ
ップS76)。この来店購入特典付与内容はサーバ10
2から通信ネットワーク101を介して端末104に送
信される。これにより、商品購入の希望者が実際に実店
舗まで足を運んで購入したときの特典内容が端末104
から顧客に提示される。
【0053】次いでサーバ102は、端末104との通
信を介して、提示した来店購入特典付与証明書を発行を
顧客が希望するか否かを判断し、希望する場合には、証
明書のデータを例えば端末104に送る。これにより、
例えば、店側の事情に応じて又は顧客の購入予定期日に
応じて定めた、特典を付与する限度を示す購入期限情報
を含む証明書が発行される。なお、この証明書の発行デ
ータ及び発行先については、前述した第1の実施形態と
同様に種々の形態を採ることができる。
【0054】上述した一連の処理において、ステップS
71〜S73、S76、S77の処理が本発明の来店購
入特典内容提示手段の主要部を成し、ステップS78及
びS79の処理が本発明の来店購入特典付与証明書発行
手段の主要部を成す。また、ステップS74及びS75
が本発明の購入予定期日入力促進手段の主要部を成し、
ステップS76の処理が特典付与購入期限を決める手段
を兼ねる。さらに、データベース103が本発明の来店
購入特典設定記憶手段として機能する。
【0055】このように本第2の実施形態によれば、顧
客に来店購入時の特典内容を確実に伝えることができ、
したがって、実店舗での販売の集客力を高めることがで
きる。
【0056】(第3の実施形態)図4〜10を参照し
て、本発明の第3の実施形態を説明する。
【0057】第3の実施形態では、上述した第1及び第
2の実施形態に係る情報提供のシステム構成に止まら
ず、実際に商品を販売するまでの商品販売システムを説
明する。この商品販売システムにおいて、本発明に係る
商品購入希望受付装置が機能的に実現されている。
【0058】この商品販売システムは、商品の実際の販
売(受渡し)をスーパーマーケット、百貨店などの実在
の店舗(実店舗)で行う従来型であるが、顧客は、事前
に実店舗側に購入の意思を伝えてある商品に対して、顧
客夫々の過去の実績(累積ポイントなど)に応じた割引
率でその商品を購入することができる。但し、この割引
率は本発明に係る、実店舗での商品購入特典の一形態に
過ぎず、この割引率の変わりに前述した種々の特典形態
を採用してもよい。
【0059】つまり、実店舗からみると、全ての顧客に
一律の割引率を提供するのではなく、顧客夫々の実店舗
への過去の貢献度(売上実績(=累積ポイント)など)
に応じてランク分けした割引率で希望商品の販売の機会
を提供する商品販売システムである。
【0060】この商品販売システムは、特に、インター
ネットなどの通信ネットワークを介して、顧客から希望
商品を実店舗側に伝えるとともに実際に購入したときの
割引率の提示を受ける仕組み、及び、この提示後に実店
舗にて、その希望商品購入に対する割引クーポンの発行
を受ける仕組みに特徴を有する。顧客は、その割引クー
ポンを売り場で提示することにより、事前に提示されて
いる割引率で希望商品を購入することができる。
【0061】割引クーポンは、「割引価格で希望商品を
購入することができる権利を証明」する機能を有する証
明書であり、呼び方は「割引チケット」、「割引券」な
ど、種々のものであってよい。
【0062】この商品販売システムで販売される商品
は、日用品や家電製品などの有体物から旅行券、チケッ
ト、切符などのサービスに対する商品も含まれる。顧客
は、従来のウェブショップのように陳列(表示)されて
いる商品群の中から選択するというものではなく、自分
の希望する商品を例えばJANコードを使って指定でき
る。
【0063】この割引クーポンを利用した商品販売シス
テムは会員制を採用しているが、割引率は異なるもの
の、非会員の顧客であっても、スポット的に一定率の割
引購入を行うことができる。顧客(ユーザ)は、実店舗
が管理する、又は、実店舗と契約している業者が管理す
るウェブサイトにアクセスし、その会員登録画面上で必
要事項(氏名、住所、電話番号等の個人情報など)を記
入してID番号及びパスワードの設定を受けることで会
員になることができる。
【0064】図4に、この商品販売システムを含む系統
の概要を示す。
【0065】この商品販売システム10は、具体的には
図4に示す如く、通信ネットワークとしてのインターネ
ット11に接続されたサーバシステム12及び店舗側シ
ステム13とから成る。また、インターネット11に
は、クライアントとしての顧客の汎用パソコン14A,
14B,…(以下、クライアント端末14と呼ぶ)が通
信可能に接続されている。
【0066】インターネット11は、サーバシステム1
2と不特定多数の顧客のクライアント端末14との間の
双方向の通信を例えばTCP/IPなどの通信プロトコ
ルの元で行うようになっている。
【0067】サーバシステム12は、ここでは実店舗と
契約を受けた(又は、委託を受けた)業者により管理運
営されているが、実店舗が直接に管理運営してもよい。
このサーバシステム12は、後述するように、クライア
ント端末14は勿論のこと、店舗側システム13との間
でもデータを双方向で通信可能になっている。
【0068】サーバシステム12は、顧客が希望商品を
伝えるとともにその割引率の提示を受けることが可能な
ウェブサイトを開設している。このサーバシステム12
は、ハードウエア的には、インターネット11に接続さ
れたウェブサーバ21を備え、このウェブサーバ21に
業務サーバ22及びデータベース23が接続されてい
る。ウェブサーバ21はクライアント端末14及び店舗
側システム13との通信機能や認証機能を担う。業務サ
ーバ22は、本発明に係る商品購入希望受付装置として
機能するもので、顧客からの希望商品の受付、データベ
ース23の検索、割引率の提示などの機能を担う。デー
タベース23には、会員の個人情報及び過去の購入履歴
(実績)などの情報を格納した会員マスタ、及び、商品
台帳としての商品マスタが記憶されている。
【0069】なお、ウェブサーバ21及び業務サーバ2
2のメモリM1及びM2(記録媒体)には、上述の処理
を含む所定の処理を実行するためのアプリケーションの
プログラムがインストールされている。このアプリケー
ションは、サーバ21,22のオペレーティングシステ
ム(OS)上で動作する。
【0070】店舗側システム13は、図4に示す如く、
インターネット11に双方向通信可能に接続された情報
管理端末31と、この情報管理端末31に通信可能に接
続されたマルチメディア発券端末32及びPOS(Po
int Of Sales)端末33とを備える。これ
らの端末31〜33は実店舗に置かれている。このよう
に発券機能を物理的に実店舗に置いている理由は、購入
の意思を示した顧客に最終的に実店舗まで足を運ぶとい
う行為を後押しし、実店舗への集客力を高めるためであ
る。
【0071】情報管理端末31は、業務サーバ22から
ウェブサーバ21及びインターネット11を介して商品
購入の意向があった顧客の個人情報、希望商品、及びそ
の割引率に関する情報を受けて記憶するとともに、後述
するように、かかる割引販売が実際に行われたか否か及
びその販売実績の情報を逆の経路で業務サーバ22に返
す。
【0072】マルチメディア発券端末32は各種のマル
チメディアサービスの機能に加え、割引クーポンの発券
機能をも有する。このマルチメディア発券端末32は、
情報管理端末31から顧客の個人情報、希望商品、及び
その割引率に関する情報を読み出し、この情報に基づい
て割引クーポンを発券する。なお、情報管理端末31及
びマルチメディア発券端末32は、本発明に係る証明書
発行手段として機能する。
【0073】この割引クーポンの一例を図5に模式的に
示す。この割引クーポンには、個人の氏名、ID番号、
対象商品(希望商品)、個数、割引率、及び有効期間が
明記されている。これらの明記情報はまたバーコードで
記載されている。なお、割引クーポンは本実施形態では
一回限り有効なクーポンとして使用される。また、割引
クーポンに情報をコード化して記憶させる方法は磁気的
な書込みであってもよい。
【0074】POS端末33は、実店舗の売り場に置か
れており、顧客が提示する割引クーポン券の記載情報を
例えばOCRで読み取るのに用いられる。この読み取っ
た情報は情報管理端末31に送られる。
【0075】なお、情報管理端末31、発券端末32、
及びPOS端末33のメモリM3〜M5(記録媒体)に
は、上述の処理を含む所定の処理を実行するためのアプ
リケーションのプログラムがインストールされている。
【0076】一方、各クライアント端末14は、一例と
して汎用のコンピュータから成り、例えば公衆回線や専
用回線を経て図示しないプロバイダからインターネット
11に接続されている。各クライアント端末14には、
ウェブサイトを閲覧するためのブラウザがインストール
されている。このブラウザを起動させることで、顧客は
各クライアント端末14を介してインターネット11上
の各種のウェブサイトにアクセスすることができる。こ
れにより、顧客とサーバシステム12は、所定の通信プ
ロトコルの元で双方向の通信を行うサーバ・アンド・ク
ライアントシステムとして動作する。なお、顧客は、一
般家庭の個人のほか、団体や企業の構成員であってもよ
い。
【0077】続いて、本実施形態に係る商品販売(購
入)の動作を説明する。
【0078】図6、7には、クライアント端末14、ウ
ェブサーバ21/業務サーバ22、情報管理端末31、
発券端末32、及びPOS端末33の間で行われる商品
販売(購入)の処理例を示す。
【0079】まず、顧客は、クライアント端末14から
インターネット11を介してサーバシステム12上のウ
ェブサイトにアクセスする(図6、ステップS1、S
2)。これに応答して、クライアント端末14にはウェ
ブサイトのトップ画面がウェブサーバ21から送られて
きて、例えば図8に示す如く表示される(ステップS
3、S4)。そこで、顧客はこのトップ画面上で、予め
設定を受けた顧客ID及びパスワードを入力し、これを
ウェブサーバ21に送信する(ステップS5、S6)。
【0080】この送信に応答して、ウェブサーバ21は
認証処理を行うとともに、会員/非会員の特定を行う
(ステップS7,S8)。なお、図示していないが、ア
クセスしてきた顧客が非会員の場合、会員の特典(高い
割引率)をアピールする情報がクライアント端末14に
送られて表示される。
【0081】ウェブサーバ21は、次いで、顧客に購入
希望商品のデータを入力させるための入力画面をクライ
アント端末14に送り、表示させる(ステップS9,S
10)。
【0082】この入力画面の一例を図9に示す。この入
力画面には、希望商品を特定するためのJANコードの
入力ウィンドウ、数量の入力ウィンドウ、購入予定期間
が表示される。このため、顧客はそれらのウィンドウに
必要事項を記入する(ステップS11)。
【0083】この入力画面にはまた、JANコードの検
索ボタンが設定されている。このため、顧客が希望商品
のJANコードが分からないときに、この検索ボタンを
押すことで、ウェブサーバ21にアクセスできる。これ
に応答して、ウェブサーバ21は図示しないが、メーカ
名、商品名、商品NO、色などを入力可能な画面をクラ
イアント端末14に表示させる。顧客は、この画面上で
必要事項を入力して送信する。これにより、業務サーバ
22はデータベース23の商品マスタを参照して、該当
するJANコードを検索する。検索されたJANコード
はウェブサーバ21を通してクライアント端末14に送
信されて表示される(ステップS11)。このため、顧
客は改めて図9に示す画面を開いてJANコードを入力
することができる。
【0084】この図9の入力画面上で入力した情報は、
その画面上の送信ボタンを押すことで業務サーバ22に
送信される(ステップS12)。そこで、業務サーバ2
2はデータベース23の商品マスタを参照して、登録済
み商品であり且つ販売可能か否かを判断する(図7、ス
テップS14)。製造されていなかったり、未発売の商
品の場合、その販売の可否、販売可能な時期、販売価格
などの情報を適宜な時期に顧客に電子メールなどで知ら
せるべく記憶される(ステップS14a)。この場合、
会員マスタ参照及び割引計算の処理はスキップされる。
これに対し、販売可能な場合、業務サーバ22はデータ
ベース23の会員マスタを参照し、その顧客の現在の割
引ランクを読み出す(ステップS15)。これら割引ラ
ンクは、過去の累積ポイント数(購入実績)に応じて決
められており、過去の購入時点で累積ポイント数が一定
基準に達すると常に上位のランクに更新されている。
【0085】次いで、業務サーバ12は商品マスタから
指定商品の定価を読み出し、この定価に割引ランクに応
じた割引率を乗じて割引後の価格を計算する(ステップ
S16)。
【0086】以上の準備が終わると、業務サーバ12
は、販売不可(製造中止など)の情報、又は、販売可能
であること及び販売する商品、定価、割引率、割引後の
価格、割引の有効期間、数量、指定商品の静止画像など
の情報をクライアント端末14に送信し、これを表示さ
せる(ステップS17、S18)。この表示の一例を、
会員の場合について、販売可能な場合について図10に
示す。
【0087】そこで、顧客は、この表示画面を見て自分
が希望する商品に間違いがないか否かを確認し、修正が
必要であれば「修正」ボタンをクリックし、確認OKで
あれば「OK」ボタンをクリックする(ステップS1
9)。これにより、確認済みの旨の情報がクライアント
端末14に一時記憶される。
【0088】なお、アクセスした顧客が非会員の場合に
は、上述した図10の表示画面に予約番号を追加表示し
て、非会員であっても、後述する割引サービスを受けら
れるようになっている。
【0089】以上の処理に係る希望商品の送信及び割引
率の受信は、商品アイテム毎に行われる(ステップS2
0)。
【0090】このようにして希望する商品全てについて
割引率の提示(又は販売不可の旨の通知)を受けた後、
「送信」ボタンをクリックすることで、購入希望の意思
が業務サーバ22に送られる(ステップS21)。
【0091】業務サーバ22はそれまでに顧客との間で
送受信していた個人情報、商品情報、及び購入OKを示
す情報から在庫確保などの必要な販売処理を行い(ステ
ップS22)、会員マスタの会員履歴情報を引合い実績
に関して更新する(ステップS23)。
【0092】次いで、業務サーバ22は、購入意思のあ
った顧客の個人情報(氏名、IDなど)、商品情報(商
品名、型番号など)、及び割引情報(割引率、割引の有
効期間)をウェブサーバ21及びインターネット11を
介して、店舗側システム13の情報管理端末31に送信
し、それらの情報を記憶させる(ステップS24,S2
5)。情報管理端末31はその後、発券端末32から割
引クーポン発券の照会がある否かを判断しながら待機し
ている(ステップS26)。
【0093】顧客は、希望商品の割引率の提示を受けた
後(例えば、次の日、2,3日後など)、実店舗に出向
いてマルチメディア発券端末32を操作して発券を受け
る。これには、例えば、発券端末32の画面上で「割引
クーポン発券」のボタンにタッチし、次いで自分のID
を入力するか、会員カード(磁気カード)を読み込ませ
ればよい。非会員の場合には、予約番号を入力する。こ
れにより、発券端末32は顧客からの発券要求を認識し
(ステップS27)、認識した顧客のID番号(又は予
約番号)を情報管理端末31に送信する(ステップS2
8)。
【0094】そこで、情報管理端末31はステップS2
6の処理でYESの判断となるので、発券要求のあった
顧客のID番号(又は予約番号)をキーにして自己の記
憶装置から、該当する顧客の個人情報(氏名、IDな
ど)、商品情報(商品名、型番号など)、及び割引情報
(割引率、割引の有効期間)を検索する(ステップS2
9)。この検索情報は次いで情報管理端末31から発券
端末32に送られる(ステップS30)。
【0095】発券端末32は、この送信情報を用いて、
例えば前述した図5に示す割引クーポンを発券する(ス
テップS31)。発券が終わると、発券端末32は発券
終了の旨の送信を情報管理端末31に行う(ステップS
32)。
【0096】情報管理端末32は更に、実店舗における
実際の商品販売が行われたか否かをPOS端末33から
の情報を監視しながら判断し、待機している。つまり、
POS端末33からかかる情報送信が無い場合(ステッ
プS33,NO)、未だ割引クーポンの有効期間内か否
かを判断する(ステップS34)。有効期間内の場合、
続けた待機する一方で、有効期限を過ぎた場合、その旨
の電子メールを顧客に送信するように業務サーバ22に
指令する(ステップS35)。
【0097】POS端末33は、いまの割引クーポンの
対象となっている商品のバーコードを読み取ると(ステ
ップS36)、その商品のJANコードを情報管理端末
31に送信する(ステップS37)。
【0098】このため、情報管理端末31は、POS端
末33からJANコードの送信があった時点で、ステッ
プS33におけるYESの判断を行い、割引対象の商品
が実際に販売された旨の送信をインターネット11及び
ウェブサーバ21を介して業務サーバ22に送信する
(ステップS38)。
【0099】この販売情報を受けた業務サーバ22は、
会員マスタの会員履歴及び商品マスタの在庫情報を更新
する(ステップS39)。次いで、業務サーバ22は、
その顧客の販売額から今までの累積ポイントを演算し、
次回の割引ランクを決定する(ステップS40)。
【0100】1人の顧客が割引購入希望を1回希望した
ときの処理は、以上のようにしてなされる。商品販売シ
ステムを構成するサーバシステム12及び店舗側システ
ム13は、顧客毎且つ引合い毎に、上述の処理を繰返し
て実行し、個々の割引販売の申し出に対処する。
【0101】本実施形態に係る商品販売システムによれ
ば、第1の実施形態で説明した特典提示の利点のほか
に、以下のような様々な利点がある。
【0102】まず、顧客は能動的に自分の欲している商
品について割引価格での購入の意思を非対面で店舗側に
伝えることができる。これは、口頭或いは対面での折衝
が苦手な人にとって有効である。
【0103】一方、実店舗は、各顧客に応じた極め細か
い割引販売を行う商品販売システムを提供することがで
きる。つまり、全ての顧客に一律の割引サービスを実施
する代わりに、顧客毎に過去の実績に応じて割引の程度
を差別化したサービスを行うことができる。この差別化
は、会員制とも相俟って、集客力を上げ、強いては店舗
の売上増に結びつけることができる。
【0104】また、顧客からの商品の購入希望に対し
て、割引サービスの有効期間を定めているので、この期
間に購入すれば割引サービスを受けられるという意思
(動機付け)を顧客に喚起することができ、販売促進に
繋がる。
【0105】また、この商品販売システムで収集できる
販売データを分析して、商品マーケティングや在庫管理
に活かすことができる。
【0106】ところで、本実施形態の商品販売システム
は、ウェブショップと比較してもメリットがある。つま
り、従来、ウェブショップによる商品販売や予約システ
ムの場合、顧客が選択できる商品は予め決まっており、
あくまでホームページ上の掲載(陳列)商品に限られ
る。顧客にとって、この掲載商品の中に購入したい商品
が必ずしも在るとは限らない。つまり、購入したい商品
が無い場合、購入までは至らない。顧客がそれでも購入
したいときには、その商品を実店舗まで出向くことにな
るが、その場合、チラシ広告でもない限り、実際に出向
いてみなければ、割引価格は分からない。これに対し
て、本実施形態の商品販売システムの場合、事前の割引
価格が分かるので便利である。
【0107】なお、本発明は上述した実施形態の構成に
限定されるものではなく、特許請求の範囲に要旨に基づ
き、さらに種々の形態に変形可能なことは勿論である。
【0108】例えば、上述した実施形態にあっては、通
信ネットワークがインターネットである場合について説
明したが、公衆回線、専用回線などを使用した通信ネッ
トワーク、或いは、BSデジタル放送における利用者か
らの発信機能を利用した通信ネットワークを用いるよう
にしてもよい。
【0109】さらに、上述した実施形態では、利用者が
ウェブサーバにアクセスするときに使用するクライアン
ト端末は汎用パソコンであるとして説明したが、このパ
ソコンはデスクトップ型、ノート型、ラップトップ型な
どのタイプを問わないことは勿論のこと、携帯電話、通
信機能付きの各種のモバイル端末、通信機能付きの家電
装置(製品)などであってもよい。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
顧客が購入を希望している商品が取扱商品である場合は
勿論のこと、特典の未設定商品であっても、また未取扱
商品であっても、その購入希望商品を当該店舗で購入し
た場合に付与される特典が適切に付与されるとともに、
その特典内容が当該商品購入希望者に確実に提示され
る。このため、当該店舗での商品購入を確実に促進させ
ることができ、したがって、自店舗への集客又は顧客確
保(顧客の囲い込み)を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施形態に係る商品購
入希望受付装置を機能的に有する商品情報提供システム
の概略構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態において端末を中心に実行され
る商品購入希望受付処理の概要を示すフローチャート。
【図3】第2の実施形態において端末を中心に実行され
る商品購入希望受付処理の概要を示すフローチャート。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る商品購入希望受
付装置を機能的に有する商品販売システムを組み込んだ
システム系全体の概要を説明するブロック図。
【図5】割引クーポンの概要を示す図。
【図6】図7と共に、クライアント端末、ウェブサーバ
/業務サーバ、情報管理端末、発券端末、及びPOS端
末による顧客毎の割引販売処理の概要を説明するフロー
チャート。
【図7】図6と共に、クライアント端末、ウェブサーバ
/業務サーバ、情報管理端末、発券端末、及びPOS端
末による顧客毎の割引販売処理の概要を説明するフロー
チャート。
【図8】商品の購入希望時にクライアント端末に表示さ
れるウェブサイトのトップ画面の図。
【図9】割引購入を希望する商品の情報を入力する画面
の図。
【図10】割引率を含む店舗側からのオファーを示す画
面の図。
【符号の説明】
10 商品購入希望受付装置を機能的に有する商品販売
システム 11 インターネット(通信ネットワーク) 12 サーバシステム(商品販売システム) 13 店舗側システム(商品販売システム) 14 クライアント端末 21 ウェブサーバ 22 商品購入希望受付装置の機能を兼ねる業務サーバ 23 データベース(会員マスタ、商品マスタ) 31 情報管理端末 32 マルチメディア発券端末 33 POS端末 101 通信ネットワーク 102 サーバ 103 データベース 104 端末

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品購入希望者からの購入希望商品を特
    定するデータの入力に基づき当該商品の購入希望を受け
    付ける商品購入希望受付装置において、 前記購入希望商品特定データに基づいて特定した当該商
    品の購入により当該商品購入者に対して与えられる特典
    が設定されているか否かを判別する特典有無判別手段
    と、 この特典有無判別手段により当該購入希望商品の購入者
    に与えられる特典が設定されていないと判別されると、
    当該購入特典未設定商品の購入者に対して与える特典を
    新たに設定する特典設定手段と、 この特典設定手段により新たに設定した特典の内容を当
    該商品購入希望者に対して提示する特典内容提示手段と
    を設けたことを特徴とする商品購入希望受付装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の商品購入希望受付装置に
    おいて、 前記特典内容提示手段で提示した特典内容が与えられる
    権利を有することを証明する特典付与証明書を当該商品
    購入希望者に対して発行する特典付与証明書発行手段を
    設けたことを特徴とする商品購入希望受付装置。
  3. 【請求項3】 購入希望商品を特定するデータの入力を
    行う端末と通信ネットワークを介して接続され、前記端
    末から入力された購入希望商品特定データに基づいて当
    該商品の購入希望を受け付ける商品購入希望受付装置に
    おいて、 前記通信ネットワークを介して購入希望を受け付けた商
    品を実店舗に来店して購入する来店購入者に対して与え
    られる来店購入特典内容を設定記憶する来店購入特典記
    憶手段と、 この来店購入特典設定記憶手段に設定記憶されている来
    店購入特典内容を前記通信ネットワークを介して当該商
    品の購入希望者に対して提示する来店購入特典内容提示
    手段とを設けたことを特徴とする商品購入希望受付装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の商品購入希望受付装置
    において、 前記来店購入特典内容提示手段により内容提示した来店
    購入特典を来店購入者に対して与えることを証明する来
    店購入特典付与証明書を前記商品購入希望者に対し発行
    する来店購入特典付与証明書発行手段とを設けたことを
    特徴とする商品購入希望受付装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3に記載の商品購入希望受
    付装置において、 前記特典内容提示手段又は前記来店購入特典内容提示手
    段により提示する内容に特典が付与される購入の期限を
    含むことを特徴とする商品購入希望受付装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の商品購入希望受付装置
    において、 商品購入希望者に対し当該商品の購入予定期日の入力を
    促す購入予定期日入力促進手段を設け、 この購入予定期日入力促進手段に基づいて入力された購
    入予定期日に基づき前記特典付与購入期限を決めること
    を特徴とする商品購入希望受付装置。
  7. 【請求項7】 商品購入希望者からの購入希望商品を特
    定するデータの入力に基づき当該商品の購入希望を受け
    付ける商品購入希望受付装置において、 入力された前記購入希望商品特定データに基づいて特定
    した当該購入希望商品が未取扱商品であるか否かを判別
    する購入希望商品取扱い有無判別手段と、 この取扱い有無判別手段により当該購入希望商品が未取
    扱商品であると判別されると、当該購入希望商品を販売
    することができる時期及び当該購入商品の販売時に付与
    する特典の内容を当該商品購入希望者に対して提示する
    購入希望商品販売内容提示手段とを設けたことを特徴と
    する商品購入希望受付装置。
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