JP4018862B2 - 商品情報提供方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は商品情報提供システムに関し、より具体的にはユーザに対してネットワーク経由で商品情報を提供し商品の電子商取引を行う商品情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネット及びパーソナルコンピュータの普及により、インターネットのホームページにより商品情報を提供し商品の電子商取引を行うWebサービスが一部実施されている。しかし、一般ユーザの多くは以前として実店舗で商品を購入しているのが実情である。その理由には幾つかあるが、その一つに、興味のある商品を扱うWebサービスのURIをユーザが知らないことがある。また他の理由として、どのような商品がWebサービスで販売されているか、Webサービスのホームページを実際にアクセスしてみなければ分からないため、大部分のユーザがWebサービスへ接続することすらしないことが挙げられる。更に、Webサービスのホームページをアクセスしても直ちに希望する商品の情報が得られるとは限らず、そのWebサービスで扱う多くの商品の中から希望する商品を探すのが億劫であることも理由の1つである。このため、Webサービスで自身の商品を販売している売手の中には、新聞や雑誌などにWebサービスで扱う商品やそのホームページのURIを掲載して盛んに宣伝している。
【0003】
他方、特開平11−259491号公報(以下、文献1と称す)には、展示会における各展示物等の設備毎にその情報を掲載したホームページのURIを発信する発信装置を設ける一方、ユーザには発信装置から発信されたURIを受信してそのホームページに自動的にアクセスする携帯端末を持たせることにより、URIを知らなくても希望する設備のホームページを簡便にアクセスできるようにした関連ホームページ自動閲覧システムが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
新聞や雑誌などにWebサービスで扱う商品やそのホームページのURIが掲載されていたとしても、一般にURIは長い文字列から構成されているため、覚えておくのは極めて困難である。このため、URIが記載された新聞等の媒体が自己の所有物であればそれを保管しておくか、そうでない場合にはメモをとっておく必要があり、面倒である。
【0005】
文献1記載の技術によればホームページのURIが自動的に携帯端末に取得されてアクセスされるため、URIを知らなくても希望するホームページを閲覧することができる。しかし、文献1記載の技術では各設備それぞれにその情報を掲載したホームページのURIを発信する発信装置を設ける必要があるため、これをWebサービスに応用した場合、例えば実店舗で販売されている商品のうちWebサービスでも販売される個々の商品毎に発信装置が必要になり、莫大なコストがかかってしまう。
【0006】
そこで本発明の第1の目的は、実店舗等を訪れて或る商品に興味を持ったユーザが、その商品情報をWebサービスから入手するためのアクセス情報を簡便に取得することができる商品情報提供システム及びその方法を提供することにある。
【0007】
また本発明の第2の目的は、実店舗等を訪れて或る商品に興味を持ったユーザに対して、そのユーザが希望する商品について、その商品情報をWebサービスから入手するためのアクセス情報を低コストでユーザに対して提供することができる商品情報提供システム及びその方法を提供することにある。
【0008】
本発明の第3の目的は、実店舗等を訪れて或る商品に興味を持ったユーザがその商品にかかる情報だけでなく、同じ商品を販売する別の売手の情報や類似する商品の情報もWebサービスから手軽に入手することができる商品情報提供システム及びその方法を提供することにある。
【0009】
本発明の第4の目的は、商品情報をWebサービスから入手するためのアクセス情報をどのユーザに対して提供したかを管理することができる商品情報提供システム及びその方法を提供することにある。
【0010】
本発明の第5の目的は、商品情報をWebサービスから入手するためのアクセス情報を提供したユーザが実際にWebサービスを利用して商品を購入したか否かを管理することができる商品情報提供システム及びその方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の発明にかかる商品情報提供システムは、設備側装置と、該設備側装置とローカル通信可能なユーザ端末と、該ユーザ端末からネットワーク経由でアクセス可能なサービスセンタとを含み、
ユーザ端末は、設備側装置で電子タグを発行する商品を一意に識別するための商品タグコードを前記設備側装置に送信し、
前記設備側装置は、前記商品タグコードを受信すると、前記商品タグコードに基づき商品情報記憶部に記憶されている前記商品タグコードに対応しWebサービスで販売する商品を一意に識別するための商品コードを読み出し、タグ発行者情報記憶部に記憶されているサービスセンタが提供するWebサービスのURIを読み出し、前記商品コードおよび前記サービスセンタが提供するWebサービスのURIを含む前記電子タグを生成し、前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末は、前記設備側装置から送信された電子タグを記憶し、
前記ユーザ端末は、前記記憶された電子タグに含まれるURIに基づきサービスセンタのWebサービスをアクセスし、
前記サービスセンタは、前記ユーザ端末から前記電子タグに含まれるURIに基づき前記サービスセンタの前記Webサービスへアクセスがあると、前記ユーザ端末へ該当する商品コードを要求し、
前記ユーザ端末は、前記サービスセンタから前記商品コードの要求を受信すると、前記電子タグに含まれる商品コードを前記サービスセンタへ送信し、
前記サービスセンタは、前記ユーザ端末から前記商品コードを受信すると、前記商品コードに対応する商品の情報をWeb商品情報記憶部から検索し、該当する商品情報を前記ユーザ端末へ提供することを特徴とする。
また、第1の発明にかかる商品情報提供方法は、ユーザ端末において、設備側装置で電子タグを発行する商品を一意に識別するための商品タグコードを前記設備側装置に送信するステップと、
前記設備側装置において、前記商品タグコードを受信すると、前記商品タグコードに基づき商品情報記憶部に記憶されている前記商品タグコードに対応しWebサービスで販売する商品を一意に識別するための商品コードを読み出し、タグ発行者情報記憶部に記憶されているサービスセンタが提供するWebサービスのURIを読み出し、前記商品コードおよび前記サービスセンタが提供するWebサービスのURIを含む前記電子タグを生成し、前記ユーザ端末に送信するステップと、
前記ユーザ端末において、前記設備側装置から送信された電子タグを記憶するステップと、
前記ユーザ端末において、前記記憶された電子タグに含まれるURIに基づきサービスセンタのWebサービスをアクセスするステップと、
前記サービスセンタにおいて、前記ユーザ端末から前記電子タグに含まれるURIに基づき前記サービスセンタの前記Webサービスへアクセスがあると、前記ユーザ端末へ該当する商品コードを要求するステップと、
前記ユーザ端末において、前記サービスセンタから前記商品コードの要求を受信すると、前記電子タグに含まれる商品コードを前記サービスセンタへ送信するステップと、
前記サービスセンタにおいて、前記ユーザ端末から前記商品コードを受信すると、前記商品コードに対応する商品の情報をWeb商品情報記憶部から検索し、該当する商品情報を前記ユーザ端末へ提供するステップとを含むことを特徴とする。
【0012】
第2の発明にかかる商品情報提供システムは、設備側装置と、該設備側装置とローカル通信可能なユーザ端末と、該ユーザ端末からネットワーク経由でアクセス可能なサービスセンタとを含み、
ユーザ端末は、設備側装置で電子タグを発行する商品を一意に識別するための商品タグコードを前記設備側装置に送信し、
前記設備側装置は、前記商品タグコードを受信すると、前記商品タグコードに基づき商品情報記憶部に記憶されている前記商品タグコードに対応しWebサービスで販売する商品を一意に識別するための商品コードを読み出し、タグ発行者情報記憶部に記憶されているサービスセンタが提供するWebサービスのURIを読み出し、前記商品コードおよび前記サービスセンタが提供するWebサービスのURIを含む電子タグを生成し、前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末は、前記設備側装置から送信された電子タグを記憶し、
前記ユーザ端末は、前記記憶された電子タグに含まれるURIに基づきサービスセンタのWebサービスをアクセスし、
前記サービスセンタは、前記ユーザ端末から前記電子タグに含まれるURIに基づき前記サービスセンタの前記Webサービスへアクセスがあると、前記ユーザ端末へ該当する商品コードを要求し、
前記ユーザ端末は、前記サービスセンタから前記商品コードの要求を受信すると、前記電子タグに含まれる商品コードを前記サービスセンタへ送信し、
前記サービスセンタは、前記ユーザ端末から前記商品コードを受信すると、前記商品コードに対応する商品の情報をWeb商品情報記憶部から検索し、メイン商品の情報を決定し、前記メイン商品に類似する商品をWeb商品情報記憶部に記憶されている商品の特徴に基づき検索し、前記メイン商品に類似する商品の情報を決定し、前記メイン商品の情報と前記類似商品の情報とを提供することを特徴とする。
また、第2の発明にかかる商品情報提供方法は、ユーザ端末において、設備側装置で電子タグを発行する商品を一意に識別するための商品タグコードを前記設備側装置に送信するステップと、
前記設備側装置において、前記商品タグコードを受信すると、前記商品タグコードに基づき商品情報記憶部に記憶されている前記商品タグコードに対応しWebサービスで販売する商品を一意に識別するための商品コードを読み出し、タグ発行者情報記憶部に記憶されているサービスセンタが提供するWebサービスのURIを読み出し、前記商品コードおよび前記サービスセンタが提供するWebサービスのURIを含む電子タグを生成し、前記ユーザ端末に送信するステップと、
前記ユーザ端末において、前記設備側装置から送信された電子タグを記憶するステップと、
前記ユーザ端末において、前記記憶された電子タグに含まれるURIに基づきサービスセンタのWebサービスをアクセスするステップと、
前記サービスセンタにおいて、前記ユーザ端末から前記電子タグに含まれるURIに基づき前記サービスセンタの前記Webサービスへアクセスがあると、前記ユーザ端末へ該当する商品コードを要求するステップと、
前記ユーザ端末において、前記サービスセンタから前記商品コードの要求を受信すると、前記電子タグに含まれる商品コードを前記サービスセンタへ送信するステップと、
前記サービスセンタにおいて、前記ユーザ端末から前記商品コードを受信すると、前記商品コードに対応する商品の情報をWeb商品情報記憶部から検索し、メイン商品の情報を決定し、前記メイン商品に類似する商品をWeb商品情報記憶部に記憶されている商品の特徴に基づき検索し、前記メイン商品に類似する商品の情報を決定し、前記メイン商品の情報と前記類似商品の情報とを提供するステップとを含むことを特徴とする。
【0013】
第3の発明にかかる商品情報提供システムは、設備側装置と、該設備側装置とローカル通信可能なユーザ端末と、該ユーザ端末からネットワーク経由でアクセス可能なサービスセンタとを含み、
ユーザ端末は、設備側装置で電子タグを発行する商品を一意に識別するための商品タグコードを前記設備側装置に送信し、
前記設備側装置は、前記商品タグコードを受信すると、前記商品タグコードに基づき商品情報記憶部に記憶されている前記商品タグコードに対応しWebサービスで販売する商品を一意に識別するための商品コードを読み出し、タグ発行者情報記憶部に記憶されているサービスセンタが提供するWebサービスのURI及びタグ発行者コードを読み出し、前記商品コード、タグ発行者コードおよび前記サービスセンタが提供するWebサービスのURIを含む電子タグを生成し、前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末は、前記設備側装置から送信された電子タグを記憶し、
前記ユーザ端末は、前記記憶された電子タグに含まれるURIに基づきサービスセンタのWebサービスをアクセスし、
前記サービスセンタは、前記ユーザ端末から前記電子タグに含まれるURIに基づき前記サービスセンタの前記Webサービスへアクセスがあると、前記ユーザ端末へ該当する商品コード及びタグ発行者コードを要求し、
前記ユーザ端末は、前記サービスセンタから前記商品コード及びタグ発行者コードの要求を受信すると、前記電子タグに含まれる商品コード及びタグ発行者コードを前記サービスセンタへ送信し、
前記サービスセンタは、前記ユーザ端末から前記商品コード及びタグ発行者コードを受信すると、前記商品コードに対応する商品であり、前記タグ発行者コードに該当する売手の商品の情報をWeb商品情報記憶部から検索し、メイン商品の情報を決定し、前記商品コードに対応する商品であり、前記タグ発行者コードに該当しない売手の商品の情報をWeb商品情報記憶部から検索し、サブ商品の情報を決定し、前記メイン商品の情報と前記サブ商品の情報とを提供することを特徴とする。
また、第3の発明にかかる商品情報提供方法は、ユーザ端末において、設備側装置で電子タグを発行する商品を一意に識別するための商品タグコードを前記設備側装置に送信するステップと、
前記設備側装置において、前記商品タグコードを受信すると、前記商品タグコードに基づき商品情報記憶部に記憶されている前記商品タグコードに対応しWebサービスで販売する商品を一意に識別するための商品コードを読み出し、タグ発行者情報記憶部に記憶されているサービスセンタが提供するWebサービスのURI及びタグ発行者コードを読み出し、前記商品コード、タグ発行者コードおよび前記サービスセンタが提供するWebサービスのURIを含む電子タグを生成し、前記ユーザ端末に送信するステップと、
前記ユーザ端末において、前記設備側装置から送信された電子タグを記憶するステップと、
前記ユーザ端末において、前記記憶された電子タグに含まれるURIに基づきサービスセンタのWebサービスをアクセスするステップと、
前記サービスセンタにおいて、前記ユーザ端末から前記電子タグに含まれるURIに基づき前記サービスセンタの前記Webサービスへアクセスがあると、前記ユーザ端末へ該当する商品コード及びタグ発行者コードを要求するステップと、
前記ユーザ端末において、前記サービスセンタから前記商品コード及びタグ発行者コードの要求を受信すると、前記電子タグに含まれる商品コード及びタグ発行者コードを前記サービスセンタへ送信するステップと、
前記サービスセンタにおいて、前記ユーザ端末から前記商品コード及びタグ発行者コードを受信すると、前記商品コードに対応する商品であり、前記タグ発行者コードに該当する売手の商品の情報をWeb商品情報記憶部から検索し、メイン商品の情報を決定し、前記商品コードに対応する商品であり、前記タグ発行者コードに該当しない売手の商品の情報をWeb商品情報記憶部から検索し、サブ商品の情報を決定し、前記メイン商品の情報と前記サブ商品の情報とを提供するステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
第4の発明にかかる商品情報提供システムは、設備側装置と、該設備側装置とローカル通信可能なユーザ端末と、該ユーザ端末からネットワーク経由でアクセス可能なサービスセンタとを含み、
ユーザ端末は、設備側装置で電子タグを発行する商品を一意に識別するための商品タグコードとユーザIDを前記設備側装置に送信し、
前記設備側装置は、前記商品タグコードを受信すると、前記商品タグコードに基づき商品情報記憶部に記憶されている前記商品タグコードに対応しWebサービスで販売する商品を一意に識別するための商品コードを読み出し、タグ発行者情報記憶部に記憶されているサービスセンタが提供するWebサービスのURIを読み出し、前記商品コードおよび前記サービスセンタが提供するWebサービスのURIを含む電子タグを生成し、前記ユーザ端末に送信し、
前記設備側装置は、前記受信したユーザIDに対応付けて前記送信した電子タグに含まれる前記商品コードを含む電子タグの履歴をタグ発行履歴記憶部に記憶すると共に、前記サービスセンターへ送信し、
前記設備側装置は、前記受信したユーザIDに対応付けて前記送信した電子タグの発行履歴を記録し、
前記ユーザ端末は、前記設備側装置から送信された電子タグを記憶し、
前記ユーザ端末は、前記記憶された電子タグに含まれるURIに基づきサービスセンタのWebサービスをアクセスし、
前記サービスセンタは、前記ユーザ端末から前記電子タグに含まれるURIに基づき前記サービスセンタの前記Webサービスへアクセスがあると、前記ユーザ端末へ該当する商品コードを要求し、
前記ユーザ端末は、前記サービスセンタから前記商品コードの要求を受信すると、前記電子タグに含まれる商品コードを前記サービスセンタへ送信し、
前記サービスセンタは、前記ユーザ端末から前記商品コードを受信すると、前記商品コードに対応する商品の情報をWeb商品情報記憶部から検索し、該当する商品情報を前記ユーザ端末へ提供することを特徴とする。
また第4の発明にかかる商品情報提供方法は、ユーザ端末において、設備側装置で電子タグを発行する商品を一意に識別するための商品タグコードとユーザIDを前記設備側装置に送信するステップと、
前記設備側装置において、前記商品タグコードを受信すると、前記商品タグコードに基づき商品情報記憶部に記憶されている前記商品タグコードに対応しWebサービスで販売する商品を一意に識別するための商品コードを読み出し、タグ発行者情報記憶部に記憶されているサービスセンタが提供するWebサービスのURIを読み出し、前記商品コードおよび前記サービスセンタが提供するWebサービスのURIを含む電子タグを生成し、前記ユーザ端末に送信するステップと、
前記設備側装置において、前記受信したユーザIDに対応付けて前記送信した電子タグに含まれる前記商品コードを含む電子タグの履歴をタグ発行履歴記憶部に記憶すると共に、前記サービスセンタへ送信するステップと、
前記設備側装置において、前記受信したユーザIDに対応付けて前記送信した電子タグの発行履歴を記録するステップと、
前記ユーザ端末において、前記設備側装置から送信された電子タグを記憶するステップと、
前記ユーザ端末からネットワーク経由で前記記憶された電子タグに含まれるURIに基づきサービスセンタのWebサービスをアクセスするステップと、
前記サービスセンタにおいて、前記ユーザ端末から前記電子タグに含まれるURIに基づき前記サービスセンタの前記Webサービスへアクセスがあると、前記ユーザ端末へ該当する商品コードを要求するステップと、
前記ユーザ端末において、前記サービスセンタから前記商品コードの要求を受信すると、前記電子タグに含まれる商品コードを前記サービスセンタへ送信するステップと、
前記サービスセンタにおいて、前記ユーザ端末から前記商品コードを受信すると、前記商品コードに対応する商品の情報をWeb商品情報記憶部から検索し、該当する商品情報を前記ユーザ端末へ提供するステップとを含むことを特徴とする。
【0015】
第5の発明にかかる商品情報提供システムは、設備側装置と、該設備側装置とローカル通信可能なユーザ端末と、該ユーザ端末からネットワーク経由でアクセス可能なサービスセンタとを含み、
ユーザ端末は、設備側装置で電子タグを発行する商品を一意に識別するための商品タグコードとユーザIDを前記設備側装置に送信し、
前記設備側装置は、前記商品タグコードを受信すると、前記商品タグコードに基づき商品情報記憶部に記憶されている前記商品タグコードに対応しWebサービスで販売する商品を一意に識別するための商品コードを読み出し、タグ発行者情報記憶部に記憶されているサービスセンタが提供するWebサービスのURI及びタグ発行者コードを読み出し、タグ発行番号を採番し、前記商品コード、前記サービスセンタが提供するWebサービスのURI、前記タグ発行者コード、及び前記タグ発行番号を含む電子タグを生成し、前記ユーザ端末に送信し、
前記設備側装置は、前記受信したユーザIDに対応付けて前記送信した電子タグに含まれる前記商品コード、前記タグ発行者コード、及び前記タグ発行番号を含む電子タグの履歴をタグ発行履歴記憶部に記憶すると共に、前記サービスセンタへ送信し、
前記ユーザ端末は、前記設備側装置から送信された電子タグを記憶し、
前記サービスセンタは、前記設備側装置から送信された電子タグの履歴を電子タグ情報記憶部に記憶し、
前記サービスセンタは、前記ユーザ端末から前記電子タグに含まれるURIに基づき前記サービスセンタの前記Webサービスへアクセスがあると、前記ユーザ端末へ該当する商品コード、タグ発行者コード、タグ発行番号及びユーザIDを要求し、
前記ユーザ端末は、前記サービスセンタから前記商品コード、タグ発行者コード、タグ発行番号及びユーザIDの要求を受信すると、ユーザIDと、前記電子タグに含まれる商品コード、タグ発行者コード及びタグ発行番号とを前記サービスセンタへ送信し、
前記サービスセンタは、前記ユーザ端末から前記商品コード、タグ発行者コード、タグ発行番号及びユーザIDを受信すると、前記電子タグ情報記憶部中の電子タグの履歴と照合して認証を行い、認証成功時に、その商品コードに対応する商品の情報を提供すること を特徴とする。
また第5の発明にかかる商品情報提供方法は、ユーザ端末において、設備側装置で電子タグを発行する商品を一意に識別するための商品タグコードとユーザIDを前記設備側装置に送信するステップと、
前記設備側装置において、前記商品タグコードを受信すると、前記商品タグコードに基づき商品情報記憶部に記憶されている前記商品タグコードに対応しWebサービスで販売する商品を一意に識別するための商品コードを読み出し、タグ発行者情報記憶部に記憶されているサービスセンタが提供するWebサービスのURI及びタグ発行者コードを読み出し、タグ発行番号を採番し、前記商品コード、前記サービスセンタが提供するWebサービスのURI、前記タグ発行者コード、及び前記タグ発行番号を含む電子タグを生成し、前記ユーザ端末に送信するステップと、
前記設備側装置において、前記受信したユーザIDに対応付けて前記送信した電子タグに含まれる前記商品コード、前記タグ発行者コード、及び前記タグ発行番号を含む電子タグの履歴をタグ発行履歴記憶部に記憶すると共に、前記サービスセンタへ送信するステップと、
前記ユーザ端末において、前記設備側装置から送信された電子タグを記憶するステップと、
前記サービスセンタにおいて、前記設備側装置から送信された電子タグの履歴を電子タグ情報記憶部に記憶するステップと、
前記サービスセンタにおいて、前記ユーザ端末から前記電子タグに含まれるURIに基づき前記サービスセンタの前記Webサービスへアクセスがあると、前記ユーザ端末へ該当する商品コード、タグ発行者コード、タグ発行番号及びユーザIDを要求するステップと、
前記ユーザ端末において、前記サービスセンタから前記商品コード、タグ発行者コード、タグ発行番号及びユーザIDの要求を受信すると、ユーザIDと、前記電子タグに含まれる商品コード、タグ発行者コード及びタグ発行番号とを前記サービスセンタへ送信するステップと、
前記サービスセンタにおいて、前記ユーザ端末から前記商品コード、タグ発行者コード、タグ発行番号及びユーザIDを受信すると、前記電子タグ情報記憶部中の電子タグの履歴と照合して認証を行い、認証成功時に、その商品コードに対応する商品の情報を提供するステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
第6の発明にかかる商品情報提供システムは、第5の発明にかかる商品情報提供システムにおいて、前記サービスセンタは、前記ユーザ端末と商品の売手との間でネットワーク経由で商品の購入にかかるオンライン決済が行われたとき、前記タグ発行者コードに対応する設備側装置にタグ発行番号を付加した決済通知を行い、
該決済通知を受信した設備側装置は、前記タグ発行履歴記憶部中のそのタグ発行番号に対応する電子タグの履歴に決済が行われた旨を記録することを特徴とする。
また第6の発明にかかる商品情報提供方法は、第5の発明にかかる商品情報提供方法において、前記サービスセンタにおいて、前記ユーザ端末と商品の売手との間でネットワーク経由で商品の購入にかかるオンライン決済が行われたとき、前記タグ発行者コードに対応する設備側装置にタグ発行番号を付加した決済通知を行うステップと、
該決済通知を受信した設備側装置において、前記タグ発行履歴記憶部中のそのタグ発行番号に対応する電子タグの履歴に決済が行われた旨を記録するステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
第7の発明にかかる商品情報提供システムは、第1から第6の発明にかかる商品情報提供システム及びその方法において、前記商品タグコードは前記商品コードより桁数の少ないコードであり、且つ、前記設備側装置は、商品タグコードと商品コードとの対応関係を保持する商品情報記憶部を参照して、受信した商品タグコードに対応する商品コードを得ることを特徴とする。
【0018】
【作用】
第1の発明にかかる商品情報提供システム及びその方法では、実店舗等を訪れて或る商品に興味を持ったユーザがその商品等に付された商品タグコードを携帯型ユーザ端末から設備側装置に送信すれば、その商品タグコードに対応する商品コードおよびWebサービスのURIを含む電子タグが送信されて携帯型ユーザ端末に記憶されるため、ユーザは興味を持った商品の情報をWebサービスから入手するためのアクセス情報を簡便に取得することができる。また、設備側装置は各商品毎に設ける必要がないため、商品情報をWebサービスから入手するためのアクセス情報を低コストでユーザに対して提供することができる。サービスセンタのWebサービスにアクセスするユーザ端末は、電子タグの取得に用いた携帯型ユーザ端末であっても良く、またそれとは別の据置型ユーザ端末であっても良い。電子タグを携帯型ユーザ端末で取得し、サービスセンタへのアクセスは家庭やオフィスにあるデスクトップ端末を利用すれば、出先で興味のある商品を見つけたときにその場で携帯型ユーザ端末に電子タグを取得しておき、家庭やオフィスに戻ってからデスクトップ端末に電子タグを移して、閲覧するような利用形態が可能となる。
【0019】
第2の発明にかかる商品情報提供システム及びその方法では、サービスセンタがユーザ端末から受け取った商品コードに基づいてユーザに提供すべき商品の情報を決定し、且つ、その商品と類似する商品の情報があればその情報も提供するため、実店舗等を訪れて或る商品に興味を持ったユーザがその商品にかかる情報だけでなく、類似する商品の情報もWebサービスから手軽に入手することができる。
【0020】
第3の発明にかかる商品情報提供システム及びその方法では、サービスセンタがユーザ端末から受け取った商品コードおよびタグ発行者コードに基づいてユーザに提供すべき売手の商品の情報を決定し、且つ、その商品と同じ商品であって売手が異なる商品の情報があればその情報も提供するため、実店舗等を訪れて或る商品に興味を持ったユーザはその商品にかかる情報だけでなく、同じ商品を販売する別の売手の情報もWebサービスから手軽に入手することができる。
【0021】
第4の発明にかかる商品情報提供システム及びその方法では、設備側装置が電子タグをユーザに提供する毎にユーザIDに対応付けて電子タグの履歴を記録するため、商品情報をWebサービスから入手するためのアクセス情報をどのユーザに対して提供したかを管理することができる。
【0022】
第5の発明にかかる商品情報提供システム及びその方法では、設備側装置が電子タグをユーザに提供する毎にユーザIDと共にその電子タグをサービスセンタに送り、サービスセンタでは、設備側装置から送信された電子タグの履歴を記録しておいて、ネットワーク経由でアクセスしてきたユーザ端末から電子タグとユーザIDとを受け取ったときに前記電子タグの履歴と照合して認証を行い、認証成功時に、その商品コードに対応する商品の情報を提供するため、正当なルートで電子タグを取得したユーザに対してのみ、そのユーザ用に特化したWebサービスを提供することができる。
【0023】
第6の発明にかかる商品情報提供システム及びその方法では、サービスセンタがオンライン決済時に設備側装置にタグ発行番号を指定した決済通知を行い、設備側装置が該当する電子タグの履歴に決済が行われた旨を記録するため、商品情報をWebサービスから入手するためのアクセス情報を提供したユーザが実際にWebサービスを利用して商品を購入したか否かを設備側装置において管理することができる。
【0024】
第7の発明にかかる商品情報提供システム及びその方法では、商品コードより桁数の少ない商品タグコードをユーザが携帯型ユーザ端末に入力すれば良いので、ユーザの負担を軽減することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
図1を参照すると、本発明の実施の形態にかかる商品情報提供システムは、インターネットのホームページにより商品情報を提供し商品の電子商取引を行うWebサービスを提供するセンタ端末であるサービスセンタ(Webサーバ)1と、Webサービス上で自身の商品の販売を行う売手毎の商品管理装置2と、店舗を訪れたユーザ4に対してそのユーザが欲する商品の電子タグを発行する店舗毎の設備側装置3と、ユーザ4が使用する携帯型ユーザ端末5および据置型ユーザ端末6とを備え、これらはネットワーク(インターネット)8に接続されている。なお、図1には一人のユーザ4しか示されていないが、一般には多くのユーザが存在する。このように構成された本実施の形態にかかる商品情報提供システムは、概ね以下のように機能する。
【0027】
商品管理装置2は、メーカや小売店などの各売手毎に存在し、サービスセンタ1のWebサービスで販売する各商品について、その商品を一意に識別するための商品コード、その商品のイメージや商品説明、Webサービス向けの在庫数量および販売価格、その商品の特徴などを管理している。各商品管理装置2で管理された商品の情報は、ネットワーク8を通じてサービスセンタ1に事前に送信され、サービスセンタ1内に同様な情報が各商品毎に蓄積される(図1の(1))。サービスセンタ1は、この蓄積した商品情報を参照しながらインターネットのホームページにより商品の情報を提供し、電子商取引を行う。なお、同じ商品コードの商品を別々の売手が販売する場合、同じ商品コードの商品情報が各売手の商品管理装置2で管理される。この場合、Webサービス向けの在庫数量および販売価格は各売手が独自に設定している。
【0028】
設備側装置3は、商品を販売する小売店などの店舗毎に設けられており、店舗を訪れたユーザ4の携帯型ユーザ端末5と通信し合って、ユーザ4が欲する商品の電子タグを発行する(図1の(2))。1つの電子タグは、サービスセンタ1のWebサービスにかかるWebアドレス(URI)、希望した商品の商品コード、設備側装置3に事前に割り当てられたタグ発行者コード、および当該電子タグに振られたタグ発行番号を含む。設備側装置3から発行された電子タグは携帯型ユーザ端末5に記憶される。設備側装置3はまた、携帯型ユーザ端末5との通信によってユーザ4を一意に識別するためのユーザIDを取得し、前記発行した電子タグの情報に付加してネットワーク8を通じてサービスセンタ1に送信しておく(図1の(3))。サービスセンタ1はこの情報を受信して蓄積し、後の認証時に利用する。
【0029】
これ以降の任意の時点において、ユーザ4は、取得した電子タグを使用してサービスセンタ1のWebサービスから所望の商品の情報を取り出すことができ、また、その商品にかかる電子商取引を行うことができる(図1の(4))。Webサービスは、図1に示されるように携帯型ユーザ端末5をネットワーク8に接続して利用できる以外に、携帯型ユーザ端末5に記憶された電子タグを据置型ユーザ端末6に移送し(図1の(5))、この据置型ユーザ端末6からネットワーク8を通じてサービスセンタ1に接続することで利用することもできる。
【0030】
サービスセンタ1のWebアドレスは電子タグ中に記述されているので、携帯型ユーザ端末5または据置型ユーザ端末6(以下、両者を総称してユーザ端末と言う)は、それを利用してサービスセンタ1のWebサービスにアクセスすることができる。アクセス後、ユーザ端末5または6からサービスセンタ1に送られる情報は、ユーザIDおよび電子タグ中の商品コード、タグ発行者コードおよびタグ発行番号である。サービスセンタ1では、これらの情報と各設備側装置3から事前に送信されたタグ発行情報とを照合して、今回アクセスしてきたユーザが設備側装置3から実際に電子タグの発行を受けた者であるかの認証を行う。
【0031】
認証に成功すると、サービスセンタ1はユーザ端末5または6から送信されてきたタグ発行者コードおよび商品コードに基づき、ユーザが電子タグを取得した商品のイメージや説明文、Web販売価格、売手などの情報を提供する。また、ユーザが電子タグを取得した商品と同じ商品を別の売手がWeb上で販売しているか否かを調べ、販売している場合には、別の売手にかかる商品の情報も提供する。さらに、ユーザが電子タグを取得した商品の特徴と類似する特徴を持つ別の商品を自動的に検索し、この別の商品の情報も提供する。
【0032】
ユーザ4が、提供された情報に基づいて或る売手の或る商品の購入を決定すると、サービスセンタ1はWeb上で決済を行う。そして、購入された商品を管理している商品管理装置2に対して購入に伴う在庫数量の変更を通知し(図1の(6))、さらに、タグ発行元の設備側装置3に対して、電子タグを取得したユーザ4がWeb上で決済した旨を通知する(図1の(7))。
【0033】
次に本実施の形態のより詳しい構成と動作を説明する。
【0034】
図2を参照すると、設備側装置3から発行される電子タグ301は、サービスセンタ1のWebアドレス302、タグ発行者コード303、商品コード304およびタグ発行番号305から構成される。Webアドレス302は、サービスセンタ1のWebサービスのURIである。タグ発行者コード303は、電子タグの発行者を一意に識別するためのコードであり、設備側装置3に事前に設定されているタグ発行者コードが使用される。商品コード304は、利用者が電子タグの発行を要求した商品のコードである。タグ発行番号305は、当該設備側装置3が発行した個々の電子タグに割り振られた識別番号である。設備側装置3は、電子タグ301を発行する毎に新たに1つのタグ発行番号を採番し、電子タグ301に付与していく。発行時刻をタグ発行番号として使うことが可能である。
【0035】
図3を参照すると、設備側装置3は、プログラム制御によって動作するCPU等で構成されるデータ処理装置311、主記憶や二次記憶等によって構成される記憶装置312、ネットワーク8経由で通信するためのネットワーク通信制御部313、ネットワーク8経由でなく直接に携帯型ユーザ端末5と通信するためのローカル通信制御部314、キーボードおよび表示装置などを備える端末338で構成される。ローカル通信制御部314による携帯型ユーザ端末5との通信は、着脱自在な通信ケーブルによる有線通信方式でも良く、赤外線通信、無線通信(例えばブルートゥースなど)によるワイヤレス通信方式でも良い。また、ネットワーク通信制御部313は、ISDN回線等を経由した有線通信が利用されるが、無線通信による方式を採用することもできる。なお、設備側装置3は、コンピュータと設備側装置用プログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体(CD−ROM、半導体メモリ、磁気ディスク装置等)で実現することができる。この場合、設備側装置用プログラムはそのコンピュータによって読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上に図3に示されるデータ処理装置311中の各機能部、記憶装置312中の各記憶部、ローカル通信制御部314およびネットワーク通信制御部313を実現する。
【0036】
記憶装置312には、商品情報記憶部315、タグ発行者情報記憶部316、タグ発行履歴記憶部317および顧客情報記憶部318が設けられる。
【0037】
商品情報記憶部315には、設備側装置3が設置された店舗の商品のうちWebサービスにより販売する各商品毎に、図4に示すようなタグコード対応情報322が事前に設定される。1つの商品にかかるタグコード対応情報322は、商品名319、商品コード320および商品タグコード321から構成される。商品コード320は、図2に示した電子タグ301中の商品コード304と同じである。これに対して商品タグコード321は、当該設備側装置3が設置された店舗内の商品群から各商品を一意に識別できるようなコードである。このため商品タグコード321は商品コード320に比べて短い数字や文字の記号列になっている。商品タグコード321は、店舗に展示された商品のうちWeb上で販売される商品に対して事前に付与され、どの商品のタグコードであるかがユーザに明確に理解できるような表示形態で、店舗に展示された商品に直接あるいは商品の設置台に表示されるか、または商品のパンフレットや商品一覧表などの用紙に記載されている。ユーザは商品の電子タグを要求する場合、この商品タグコードを指定して商品を特定する。なお、商品タグコードとして、商品コードそのものを使用しても良い。
【0038】
タグ発行者情報記憶部316には、図4に示すように、タグ発行者コード323、Webアドレス324および画面情報325が事前に記憶されている。タグ発行者コード323は、電子タグを発行する者を一意に識別するためのコードであり、電子タグの発行時に図2のタグ発行者コード303として使用される。Webアドレス324は、サービスセンタ1のWebサービスのアドレスであり、電子タグの発行時には図2のWebアドレス302として使用される。画面情報325は、電子タグの取得要求時に携帯型ユーザ端末5に送って表示すべき画面の情報を記憶する部分である。
【0039】
タグ発行履歴記憶部317は、電子タグを発行する毎に生成されるタグ発行履歴を記憶する部分である。図4に示すように、1つのタグ発行履歴326は、タグ発行番号327、商品コード328、ユーザID329および決済フラグ330から構成される。タグ発行番号327、商品コード328には、発行した電子タグの図2のタグ発行番号305、商品コード304が設定される。ユーザID329には、携帯型ユーザ端末5から取得したユーザIDが設定される。決済フラグ330は、電子タグを取得したユーザがその電子タグを使ってWebサービスにて商品を決済したか否かを示すフラグであり、タグ発行履歴格納時はリセットされており、サービスセンタ1から決済通知があったときにセットされる。
【0040】
顧客情報記憶部318は顧客管理用の記憶部であり、各顧客毎の顧客情報を記憶する。図4に示すように、或る一人の顧客に対応する顧客情報331は、その顧客に割り振られた顧客ナンバ332、顧客名333、ユーザID334、電話番号や住所などの連絡先335、年齢、性別、趣味等のパーソナル情報336、購買履歴337で構成される。顧客情報記憶部318への顧客情報331の追加登録や更新ならびに参照は、設備側装置3に設けられた端末338から実施される。つまり、店舗を訪れたユーザがその店舗の会員になったときや商品を直接購入したとき、そのユーザから聞き取った内容に従ってそのユーザ用の顧客情報331が端末338から顧客情報記憶部318に追加登録される。また、既に顧客情報331が登録されているユーザが店舗を再度訪れて商品を直接購入した場合、端末338からそのユーザに対応する顧客情報331中の購買履歴が更新される。更に、本実施の形態では、ユーザ4が電子タグを取得する毎に、そのユーザ4のユーザIDを持つ顧客情報331中の購買履歴337に、取得した電子タグ中のタグ発行番号および商品コードの履歴を格納する。この際、ユーザ4のユーザIDを持つ顧客情報331が存在しない場合には、顧客名333、連絡先335およびパーソナル情報336を空白にし、顧客ナンバ332とユーザID334と今回の電子タグの履歴を記録した購買履歴337を設定した顧客情報331を作成する。
【0041】
データ処理装置311は、電子タグ発行部339および情報更新部340を含んでいる。電子タグ発行部339は、携帯型ユーザ端末5とローカル通信制御部314を介して通信し合って、ユーザ4が欲する商品の電子タグを発行する処理、電子タグの発行履歴をタグ発行履歴記憶部317に保存したり、ネットワーク通信制御部313を通じてサービスセンタ1に送信する処理などを行う。情報更新部340は、ネットワーク通信制御部313を通じてサービスセンタ1から送られてくる決済通知や、電子タグ発行部339から出力された電子タグ情報に基づいて、タグ発行履歴記憶部317、顧客情報記憶部318を更新する処理などを行う。
【0042】
図5を参照すると、携帯型ユーザ端末5は、プログラム制御によって動作するCPU等で構成されるデータ処理装置511、主記憶や二次記憶等によって構成される記憶装置512、ネットワーク8経由で通信するためのネットワーク通信制御部513、ネットワーク8経由でなく直接に設備側装置3と通信するためのローカル通信制御部514、キーボード等の入力装置515、LCD等の表示装置516で構成される。ローカル通信制御部514による設備側装置3との通信は、設備側装置3の図3のローカル通信制御部314と同じ方式であれば、着脱自在な通信ケーブルによる有線通信方式でも良く、赤外線通信、無線通信(例えばブルートゥースなど)によるワイヤレス通信方式でも良い。ネットワーク通信制御部513は、ISDN回線等を経由した有線通信が利用されるが、無線通信による方式を採用することもできる。なお、携帯型ユーザ端末5は、携帯型コンピュータと携帯型ユーザ端末用プログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体(CD−ROM、半導体メモリ、磁気ディスク装置等)で実現することができる。この場合、携帯型ユーザ端末用プログラムはそのコンピュータによって読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上に図5に示されるデータ処理装置511中の各機能部、記憶装置512中の各記憶部、ローカル通信制御部514およびネットワーク通信制御部513を実現する。
【0043】
記憶装置512には、ユーザID記憶部517および電子タグ記憶部518が設けられる。ユーザID記憶部517にはユーザIDが事前に記憶されている。ユーザIDとしては、当該ユーザ端末5のユーザ4を一意に識別できるものであれば任意のIDを使用でき、例えばユーザ名と当該ユーザ端末5を特定する固有のナンバや記号(例えば電話番号など)との組み合わせとすることができる。また、電子タグ記憶部518は、設備側装置3から取得した電子タグを記憶する部分であり、複数の電子タグを記憶できる容量を有する。
【0044】
データ処理装置511は、電子タグ取得部519と、ブラウザ(WWWブラウザ)520を有するWebサービス利用部521とを含んでいる。電子タグ取得部519は、設備側装置3とローカル通信制御部514を介して通信し合って、ユーザ4が欲する商品の電子タグを取得して電子タグ記憶部518に保存する処理を行う。Webサービス利用部521は、電子タグ記憶部518に記憶された電子タグに従ってネットワーク通信制御部513を通じてサービスセンタ1のWebサービスに自動的に接続し、ブラウザ520を使って、サービスセンタ1から送られてくる商品情報などを表示装置516に表示し、電子商取引を行う機能を有する。
【0045】
図6は電子タグ取得時に実施される携帯型ユーザ端末5と設備側装置3の処理例を示すフローチャートである。店舗を訪れたユーザ4がその店舗で紹介されている或る商品に興味を抱き、後にその商品に関するホームページを参照したい場合、以下のようにしてその商品の電子タグを取得しておく。
【0046】
先ず、携帯型ユーザ端末5の電子タグ取得部519と設備側装置3の電子タグ発行部339との間でローカル通信制御部514、314を介して相互にローカル通信ができる状態にする(ステップS501、S301)。例えば、有線通信方式の場合、所定の通信ケーブルで携帯型ユーザ端末5と設備側装置3との間を接続する。また、ワイヤレス通信方式の場合、携帯型ユーザ端末5の電子タグ取得部519からローカル通信制御部514を介して設備側装置3に自身の通信アドレスを指定して発呼信号を送信し、この発呼信号をローカル通信制御部314を通じて受信した設備側装置3の電子タグ発行部339が自己の通信アドレスを指定した応答信号を送信し、両者間に論理的な通信路を設定する。
【0047】
次に、設備側装置3の電子タグ発行部339は、タグ発行者情報記憶部316から画面情報325を読み出し、その中のタグ入力画面をローカル通信にて携帯型ユーザ端末5に送信し(ステップS302)、携帯型ユーザ端末5の電子タグ取得部519はこのタグ入力画面を受信して表示装置516に表示する(ステップS502)。図7(a)にタグ入力画面の例を示す。ユーザ4は、このタグ入力画面上に電子タグを取得したい商品のタグコードを入力装置515から入力する(ステップS503)。そして送信を指示すると、電子タグ取得部519は、入力された商品タグコードと、ユーザID記憶部517に記憶されているユーザIDとをローカル通信にて電子タグ発行部339に送信する(S504)。
【0048】
電子タグ発行部339は、ローカル通信にて商品タグコードとユーザIDを受信すると、それに基づいて電子タグを生成する(ステップ303)。具体的には、受信した商品タグコードと同じ商品タグコード321を含むタグコード対応情報322中の商品コード320を商品情報記憶部315から取得し、またタグ発行者情報記憶部316からタグ発行者コード323およびWebアドレス324を取得し、さらに新たにタグ発行番号を採番して、図2に示したような電子タグ301を生成する。そして、この電子タグ301を電子タグ取得通知画面と共にローカル通信にて電子タグ取得部519に送信する(ステップS304)。電子タグ取得部519は、この電子タグを受信すると、電子タグ記憶部518に記憶し、また例えば図7(b)に示すような電子タグ取得通知画面を表示装置516に表示し(ステップS505)、電子タグ取得処理を終える。
【0049】
電子タグ発行部339は、電子タグの送信処理に引き続き、送信した電子タグ中のタグ発行番号と商品コード及び携帯型ユーザ端末5から受信したユーザID並びにリセット状態に初期設定された決済フラグを含むタグ発行履歴を生成して、タグ発行履歴記憶部317に記憶する(ステップS305)。また、このタグ発行履歴にタグ発行者情報記憶部316に記憶されたタグ発行者コードを付加して生成した電子タグ情報を、ネットワーク通信制御部313を通じてネットワーク8経由でサービスセンタ1に送信する(ステップS306)。そして、電子タグ発行処理を終える。なお、電子タグ発行部339から出力される電子タグ情報は情報更新部340にも与えられており、情報更新部340は、電子タグ情報中のユーザIDを持つ顧客情報331が顧客情報記憶部318に存在するか否かを調べ、存在する場合にはその購買履歴337に今回発行された電子タグの履歴を記録し、存在しない場合には、顧客ナンバ332とユーザID334と今回の電子タグの履歴を記録した購買履歴337を設定した顧客情報331を新規に作成して顧客情報記憶部318に登録する。
【0050】
図8を参照すると、据置型ユーザ端末6は、プログラム制御によって動作するCPU等で構成されるデータ処理装置611、主記憶や二次記憶等によって構成される記憶装置612、ネットワーク8経由で通信するためのネットワーク通信制御部613、ネットワーク8経由でなく直接に携帯型ユーザ端末5と通信するためのローカル通信制御部614、キーボード等の入力装置615、LCD等の表示装置616で構成される。ローカル通信制御部614による携帯型ユーザ端末5との通信は、携帯型ユーザ端末5の図5のローカル通信制御部514と同じ方式であれば、着脱自在な通信ケーブルによる有線通信方式でも良く、赤外線通信、無線通信(例えばブルートゥースなど)によるワイヤレス通信方式でも良い。ネットワーク通信制御部613は、ISDN回線等を経由した有線通信が利用されるが、無線通信による方式を採用することもできる。記憶装置612には、携帯型ユーザ端末5から渡されたユーザIDを記憶するユーザID記憶部617と、同じく携帯型ユーザ端末5から渡された電子タグを複数記憶できる容量を有する電子タグ記憶部618が設けられている。なお、据置型ユーザ端末6は、据置型コンピュータと据置型ユーザ端末用プログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体(CD−ROM、半導体メモリ、磁気ディスク装置等)で実現することができる。この場合、据置型ユーザ端末用プログラムはそのコンピュータによって読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上に図8に示されるデータ処理装置611中の各機能部、記憶装置612中の各記憶部、ローカル通信制御部614およびネットワーク通信制御部613を実現する。
【0051】
データ処理装置611は、電子タグ取得部619と、ブラウザ(WWWブラウザ)620を有するWebサービス利用部621とを含んでいる。電子タグ取得部619は、携帯型ユーザ端末5とローカル通信制御部614を介して通信し合って、携帯型ユーザ端末5から電子タグを受け取り、電子タグ記憶部618に保存する処理を行う。このときユーザIDも携帯型ユーザ端末5から取得してユーザID記憶部617に記憶する。Webサービス利用部621は、電子タグ記憶部618に記憶された電子タグに従ってネットワーク通信制御部613を通じてサービスセンタ1のWebサービスに自動的に接続し、ブラウザ620を使って、サービスセンタ1から送られてくる商品情報などを表示装置616に表示し電子商取引を行う機能を有する。
【0052】
据置型ユーザ端末6は、具体的には、デスクトップ型パーソナルコンピュータや、インターネット接続機能を有するSTB、TVなどで実現される。
【0053】
図9は携帯型ユーザ端末5から据置型ユーザ端末6へ電子タグを渡す際に実施される両端末の処理例を示すフローチャートである。先ず、据置型ユーザ端末6の電子タグ取得部619と携帯型ユーザ端末5の電子タグ取得部519との間でローカル通信制御部614、514を介して相互にローカル通信ができる状態にする(ステップS511、S601)。例えば、有線通信方式の場合、所定の通信ケーブルで据置型ユーザ端末6と携帯型ユーザ端末5との間を接続する。また、ワイヤレス通信方式の場合、携帯型ユーザ端末5の電子タグ取得部519からローカル通信制御部514を介して据置型ユーザ端末6に自身の通信アドレスを指定して発呼信号を送信し、この発呼信号をローカル通信制御部614を通じて受信した据置型ユーザ端末6の電子タグ取得部619が自己の通信アドレスを指定した応答信号を送信し、両者間に論理的な通信路を設定する。
【0054】
次に、ユーザ4は電子タグ取得部519を通じて電子タグ記憶部518に記憶された電子タグを表示装置516に表示させ、その中から据置型ユーザ端末6に渡す電子タグを1つ以上選択する(ステップS512)。そして、入力装置515から送信を指示すると、電子タグ取得部519は選択された電子タグとユーザID記憶部517中のユーザIDとをローカル通信にて据置型ユーザ端末6の電子タグ取得部619に送信する(ステップS513)。据置型ユーザ端末6の電子タグ取得部619は、受信した電子タグを電子タグ記憶部618に記憶し、受信したユーザIDをユーザID記憶部617に記憶する(ステップS602)。
【0055】
以上では、ローカル通信によって携帯型ユーザ端末5から据置型ユーザ端末6へ電子タグおよびユーザIDを渡したが、双方のユーザ端末5、6がネットワーク8経由による電子メール機能を有する場合、電子タグを電子メールに含めて携帯型ユーザ端末5から据置型ユーザ端末6へ送信することも可能である。また、携帯型ユーザ端末5に記憶された電子タグおよびユーザIDを表示装置516に表示し、その表示を見ながらユーザ4自身が据置型ユーザ端末6の入力装置615から手動で入力することで、携帯型ユーザ端末5から据置型ユーザ端末6へ電子タグおよびユーザIDを移すことも可能である。
【0056】
図10を参照すると、サービスセンタ1は、プログラム制御によって動作するCPU等で構成されるデータ処理装置111、主記憶や二次記憶等によって構成される記憶装置112、ネットワーク8経由で通信するためのネットワーク通信制御部113で構成される。ネットワーク通信制御部113は、ISDN回線等を経由した有線通信が利用されるが、無線通信による方式を採用することもできる。なお、サービスセンタ1は、コンピュータとサービスセンタ用プログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体(CD−ROM、半導体メモリ、磁気ディスク装置等)で実現することができる。この場合、サービスセンタ用プログラムはそのコンピュータによって読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上に図10に示されるデータ処理装置111中の各機能部、記憶装置112中の各記憶部およびネットワーク通信制御部113を実現する。
【0057】
記憶装置112には、電子タグ情報記憶部114、設備情報記憶部115、Web商品情報記憶部116、特徴比較情報記憶部117、決済情報記憶部118およびWeb顧客情報記憶部119が設けられる。
【0058】
電子タグ情報記憶部114は、設備側装置3から送信されてきた電子タグ情報を記憶する部分である。図11に示すように、1つの電子タグ情報120は、商品コード121、タグ発行者コード122、タグ発行番号123、ユーザID124および決済フラグ125から構成される。
【0059】
設備情報記憶部115は、それぞれの設備側装置3毎の設備情報を事前に記憶している。図11に示すように、1つの設備情報126は、タグ発行者コード127、売手コード128および設備名129から構成される。設備側装置3が設置された店舗において、Webサービスで販売する商品の売手とタグ発行者とが同一主体の場合、タグ発行者コード127と売手コード128は同じになり、売手とタグ発行者とが別の主体である場合、両者は相違する。前者の例としては、店舗経営者自身がWebサービスで販売する商品の売手とタグ発行者とを兼ねている場合がある。他方、後者の例としては、Webサービスで販売する商品の売手が店舗経営者以外の者(例えばサービスセンタ1の経営者など)であり、その者から依頼されて店舗経営者がタグ発行業務を行っている場合がある。
【0060】
Web商品情報記憶部116は、Webサービスで販売する各売手の各商品毎の商品情報を事前に記憶している。図11に示すように、Webサービスで販売する或る1つの商品の商品情報130は、その商品の売手コード131、商品名132、商品コード133、テキストによる商品説明文134、画像による商品イメージ135、Web在庫数量136、Webでの販売価格137および商品特徴138から構成される。商品特徴138は、セーターかワイシャツかといった商品の種類や、色、形態などの複数の特徴項目139から構成される。例えば、白い丸首の絹のセーターについては、セーター、白い、丸首、絹、カジュアルといった特徴項目値が設定される。なお、商品情報130は、商品管理装置2から送られてくる商品情報によって初期設定され、その後、Webサービスでの売れ行き状況および商品管理装置2からの在庫数量の変更通知に応じてWeb在庫数量136が更新される。
【0061】
特徴比較情報記憶部117には、Webサービスで販売される商品の類似度を計算するための基礎情報として、商品の特徴カテゴリ毎且つ2つの特徴項目値毎の特徴比較値を含む特徴比較情報が事前に記憶されている。図11に示すように、1つの特徴比較情報140は、特徴カテゴリ141、比較対象となる2つの特徴項目値142、143及びその特徴比較値144から構成される。例えば、特徴カテゴリ141には「セータの色」、特徴項目値142には「白」、特徴項目値143には「ベージュ」、特徴比較値144には白とベージュの色の類似度に応じた「点数」が設定される。点数は類似度が高いほど小さな値とされる。
【0062】
決済情報記憶部118には、Web上で決済された商品に関する決済情報が記憶される。図12に示すように、1つの決済情報145は、決済情報145を他の決済情報と区別するための決済ナンバ146、決済した商品の売手コード147、決済した額148、Web上で当該商品をユーザが購入する際に利用した電子タグを発行したタグ発行者コード149、及びその電子タグを取得した商品と決済された商品との特徴比較値(類似度)150で構成される。
【0063】
Web顧客情報記憶部119は、サービスセンタ1における顧客管理用の記憶部であり、各顧客毎の顧客情報を記憶する。図12に示すように、或る一人の顧客に対応する顧客情報151は、その顧客に割り振られたWebサービス会員ナンバ152、顧客名153、ユーザID154、電話番号や住所などの連絡先155、年齢、性別、趣味等のパーソナル情報156、Webサービスでの購買履歴157で構成される。Web顧客情報記憶部119への顧客情報151の登録は、ユーザがWebサービスの会員になったときやWebサービスで商品を購入したときに行われる。既に顧客情報151が登録されているユーザがWebサービスで商品を再度購入した場合、そのユーザに対応する顧客情報151中の購買履歴157が更新される。
【0064】
サービスセンタ1のデータ処理装置111は、Webサービス制御部161、認証部162、商品情報検索部163、特徴比較部164、決済情報処理部165、在庫管理部166および顧客管理部167を含んでいる。
【0065】
認証部162は、ユーザ端末5または6から送られてきたタグ発行者コード、商品コード、タグ発行番号およびユーザIDと、電子タグ情報記憶部114に記憶されている電子タグ情報とを照合することにより、今回送られてきた情報が正当な情報か否かの認証を行う。
【0066】
商品情報検索部163は、ユーザ端末5または6から送られてきたタグ発行者コードおよび商品コードに基づき、設備情報記憶部115およびWeb商品情報記憶部116を参照して、ユーザに提供すべき商品の商品情報を検索する。
【0067】
決済情報処理部165は、ユーザがWebサービスにて商品を購入し決済された場合、決済情報を作成して決済情報記憶部118に記憶する処理を行う。
【0068】
特徴比較部164は、商品情報検索部163または決済情報処理部165からの依頼に基づいて、特徴比較情報記憶部117を参照して、比較対象となる二つの商品の特徴を比較し、その結果を返却する処理を行う。
【0069】
在庫管理部166は、ネットワーク8経由で商品管理装置2から送られてきた商品情報をWeb商品情報記憶部116に格納したり、Webサービスでの売上状況や商品管理装置2での在庫状況の変動に応じてWeb商品情報記憶部116のWeb在庫数量を更新する処理などを行う。
【0070】
顧客管理部167は、Web顧客情報を作成してWeb顧客情報記憶部119に格納したり、各顧客のWebサービスでの購入に応じてその顧客の購買履歴等を更新したり、設備側装置3に決済通知を送信する処理などを行う。
【0071】
次に、サービスセンタ1のWebサービスを利用する際のユーザ端末側の動作とサービスセンタ1側の動作を説明する。なお、携帯型ユーザ端末5のWebサービス利用部521と据置型ユーザ端末6のWebサービス利用部621の処理はほぼ同一なので、以下では据置型ユーザ端末6を利用してユーザ4がWebサービスを利用する場合を例にする。また、据置型ユーザ端末6は単にユーザ端末6と記す。
【0072】
図13はユーザ端末6のWebサービス利用部621の処理例を示すフローチャートである。Webサービス利用部621は、入力装置615の操作により起動されると、先ず、電子タグ記憶部618に記憶されている1以上の電子タグを表示装置616に表示し、使用する電子タグをユーザ4に選択させる(ステップS611)。ユーザ4が入力装置615の操作により何れかの電子タグを選択すると、Webサービス利用部621は、事前に設定されたダイヤルアップネットワーク情報に従って最寄りのサービスセンタ1のアクセスポイントに発呼し、パスワード等の送出等の必要な操作を実行してネットワーク通信制御部613を通じてネットワーク8経由でサービスセンタ1と回線接続する(ステップS612)。
【0073】
次に、ブラウザ620を起動し(ステップS613)、ユーザ4によって選択された電子タグ中のサービスセンタ1のWebアドレス(URI)をブラウザ620に入力し、そのWebアドレスに対応するサービスセンタ1のWebサービスにアクセスさせる(ステップS614)。サービスセンタ1側では、Webサービス制御部161が起動され、例えば図14に示すようなユーザID入力欄181、商品コード入力欄182、タグ発行番号入力欄183、タグ発行者コード入力欄184および送信ボタン185を表示した所定のホームページをユーザ端末6へ送信してくるので、ユーザ端末6のブラウザ620はこれを受信して表示装置616に表示する(ステップS615)と同時に、引き続き、電子タグ中のタグ発行者コード、商品コード、タグ発行番号およびユーザID記憶部617に記憶されたユーザIDをそのホームページの該当する入力欄181〜184に自動的に設定し、送信ボタン185を自動的に操作することにより、これらの情報をブラウザ621を通じてWebサービスに送出する(ステップS616)。ここで、ホームページ上における各入力欄181〜184および送信ボタン185の位置はWebサービス利用部621に事前に設定されている。次に、サービスセンタ1では、後述するようにユーザの認証を行って認証に成功すれば商品に関する情報を含むホームページを送信してくるので、ブラウザ620はこれを受信して表示装置616に表示する(ステップS617)。
【0074】
その後、ユーザ4は、ホームページに記載された商品に関する情報に基づき、購入の可否を決定し、購入する場合にはオンライン決済に必要なデータの入力を行って決済する(ステップS618)。オンライン決済方法には、例えばクレジットカードによる決済、デビッドカードによる決済等の任意の方法が利用できる。決済処理が終了すると、Webサービス利用部621はブラウザ620を停止し(ステップS619)、サービスセンタ1との回線を切断し(ステップS620)、処理を終了する。
【0075】
図15はサービスセンタ1のWebサービス制御部161の処理例を示すフローチャートである。前述したようにユーザ端末6がサービスセンタ1のWebアドレスを送出すると、サービスセンタ1においてWebサービス制御部161が起動される。Webサービス制御部161は、図14に例示したようなホームページを送信した後(ステップS100)、ユーザ端末6から商品コード、タグ発行者コード、タグ発行番号およびユーザIDを受信し(ステップS101)、これらを認証部162に渡して認証処理を行わせる(ステップS102)。認証部162では、渡された商品コード、タグ発行者コード、タグ発行番号およびユーザIDと同じものを含む電子タグ情報120が電子タグ情報記憶部114に記憶されているか否かを調べ、記憶されていれば認証成功を、記憶されていなければ認証失敗をWebサービス制御部161に返す。認証が失敗した場合(ステップS103でNO)、Webサービス制御部161は図15の処理を終了する。この後の処理としては、ユーザ毎に異なる画面ではなく一般のホームページ(例えば全商品の中から希望する商品を選択して商品情報を閲覧したり商取引するためのホームページ)をユーザ端末6に送信する。当該ユーザ端末6によるWebサービスの利用を拒否するようにしても良い。
【0076】
認証が成功した場合(ステップS103でYES)、Webサービス制御部161は、ユーザ端末6から受信した商品コードおよびタグ発行者コードを商品情報検索部163に渡し、ユーザ端末6に提供すべき商品情報の検索を依頼する(ステップS104)。
【0077】
商品情報検索部163の処理例を図16に示す。商品情報検索部163は先ず、受け取ったタグ発行者コードを持つ設備情報126を設備情報記憶部115から検索し、その設備情報126中の売手コード128を取得する(ステップS121)。次に、この取得した売手コード128およびWebサービス制御部161から受け取った商品コードを持つ商品情報130をWeb商品情報記憶部116から検索して取得する(ステップS122)。この取得した商品情報をメイン商品情報とする。このメイン商品情報が、ユーザ4が電子タグを取得した商品に関する商品情報になる。
【0078】
次に商品情報検索部163は、売手コードはメイン商品情報と相違するが、商品コードは一致する商品情報をWeb商品情報記憶部116から検索し、あればそれをサブ商品情報として取得する(ステップS123)。このサブ商品情報は、ユーザ4が電子タグを取得した商品と同じ商品であるが、別の売手がWebサービスで販売している商品に関する商品情報になる。幾つを限度にサブ商品情報を取得するかは任意であり、予め定められた数を限度に取得しても良く、全て取得しても良い。
【0079】
次に商品情報検索部163は、メイン商品情報の商品と特徴が似ている商品の商品情報をWeb商品情報記憶部116から検索し、あればそれを類似商品情報として取得する(ステップS124)。このとき、商品情報検索部163は、メイン商品情報中の商品特徴138の各特徴項目値139を基準特徴として特徴比較部164に送り、Web商品情報記憶部116に記憶されているメイン商品情報およびサブ商品情報以外の商品情報毎に、その商品情報中の商品特徴138の各特徴項目値139を比較特徴として特徴比較部164に送って、両者の類似度(特徴比較値の総和)を計算させ、或る閾値以下の比較特徴を持つ商品情報を類似商品情報として選択する。幾つを限度に類似商品情報を選択するかは任意であり、予め定められた数を限度に取得しても良く、閾値以下の比較特徴を持つ商品情報を全て取得しても良い。
【0080】
そして、商品情報検索部163は、メイン商品情報および存在していればサブ商品情報と類似商品情報をWebサービス制御部161に返却する(ステップS125)。
【0081】
Webサービス制御部161は、商品情報検索部163から商品情報を受け取ると、それに基づき、商品情報提供画面を作成し、ネットワーク通信制御部113を通じてネットワーク8経由でユーザ端末6に送信する(ステップS105)。これにより、商品情報提供画面がユーザ端末6の表示装置616に表示されることになる。図17〜図19に商品情報提供画面の例を示す。
【0082】
図17はメイン商品情報に基づく商品情報提供画面の例で、メイン商品情報中の商品イメージ135に基づく商品イメージ、商品の説明文134に基づく商品説明、Web販売価格137に基づくWeb販売価格、Web在庫数量136に基づく「在庫アリ」の表示、購入して決済する場合に操作すべき決済ボタンが表示されている。また、メイン商品情報中の売手コード131に対応する設備名129を設備情報126から取得して店舗名Aとして表示し、また使用された電子タグのタグ発行番号も表示している。
【0083】
図18はメイン商品情報およびサブ商品情報に基づく商品情報提供画面の例で、メイン商品情報に関して図17と同様な情報が表示されると共に、サブ商品情報のWeb販売価格137に基づくWeb販売価格、Web在庫数量136に基づく「在庫アリ」の表示、購入して決済する場合に操作すべき決済ボタンが表示されている。
【0084】
図19はメイン商品情報および類似商品情報に基づく商品情報提供画面の例で、メイン商品情報に関して図17と同様な情報が表示されると共に、類似商品情報の商品イメージ135に基づく商品イメージ、商品の説明文134に基づく商品説明、Web販売価格137に基づくWeb販売価格、Web在庫数量136に基づく「在庫アリ」の表示、購入して決済する場合に操作すべき決済ボタンが表示されている。
【0085】
なお、メイン商品情報、サブ商品情報および類似商品情報に基づく商品情報提供画面では、図19の類似商品情報に基づく表示部分が図18の画面に追加されたような形態となる。
【0086】
次に、Webサービス制御部161は、ユーザ端末6で決済ボタンが操作された場合には決済処理へと進み、そうでない場合は処理を終了する(ステップS106)。決済ボタンが操作された場合、Webサービス制御部161は、画面上のどの決済ボタンが操作されたかに基づいて、どの売手のどの商品が購入されたかを判断し、決済用の画面をユーザ端末6に送ってユーザ4にユーザ名やクレジットカードの番号などオンライン決済に必要な情報を入力させ、決済を行う(ステップS107)。このとき、Webサービスの会員でないユーザの場合、連絡先やパーソナル情報を入力させる。
【0087】
ユーザとの間のオンライン決済処理が完了すると、Webサービス制御部161は、決済した額、ユーザが購入した商品の売手コード、ユーザが使った電子タグのタグ発行者コード、決済にかかる商品が類似商品情報にかかる商品の場合はメイン商品情報中の商品特徴138と類似商品情報中の商品特徴138を決済情報処理部165に渡し、処理を依頼する(ステップS108)。
【0088】
決済情報処理部165は、Webサービス制御部161から受け取った情報に基づき、図12に示したような決済ナンバ146、売手コード147、決済した額148、タグ発行者コード149および特徴比較値150を持つ決済情報を作成し、決済情報記憶部118に記憶する。ここで、決済にかかる商品が類似商品情報にかかる商品の場合は、メイン商品情報中の商品特徴138の各特徴項目値139を基準特徴として、また類似商品情報中の商品特徴138の各特徴項目値139を比較特徴としてそれぞれ特徴比較部164に送り、両者の類似度(特徴比較値の総和)を計算させ、その計算結果を決済情報中の特徴比較値150とする。決済にかかる商品がメイン商品情報およびサブ商品情報にかかる商品の場合は、特徴比較値150は最小値とする。
【0089】
決済情報の処理が完了すると、次にWebサービス制御部161は、ユーザが購入した商品の商品コードと売手コードを在庫管理部166に渡し、処理を依頼する(ステップS109)。
【0090】
図20に在庫管理部166の処理例を示す。在庫管理部166は、渡された商品コードおよび売手コードを持つ商品情報130をWeb商品情報記憶部116から検索し、そのWeb在庫数量を販売数だけ減少させる(ステップS141)。また、ネットワーク通信制御部113を通じてネットワーク8経由で、当該売手コードに対応する商品管理装置2に、商品コードを指定してWebサービスの今回の販売量を通知する(ステップS142)。この通知を受けた商品管理装置2の処理は後述する。
【0091】
次にWebサービス制御部161は、ユーザが使った電子タグ中のユーザID、タグ発行者コードおよびタグ発行番号と、ユーザが購入した商品の商品コード及び売手コードと、決済時に入力したユーザ名と、パーソナル情報が得られている場合にはそのパーソナル情報とを顧客管理部167に渡し、処理を依頼する(ステップS110)。
【0092】
図21に顧客管理部167と設備側装置3の処理例を示す。顧客管理部167は、Webサービス制御部161から渡されたものと同じタグ発行者コードとタグ発行番号とを持つ電子タグ情報120を電子タグ情報記憶部114から検索し、その決済フラグ125をセットする(ステップS151)。そして、そのタグ発行者コードに対応する設備側装置3に対し、タグ発行番号を指定した決済通知をネットワーク8経由で送信する(ステップS152)。設備側装置3の情報更新部340は、決済通知をネットワーク8経由で受信すると、同じタグ発行番号を持つタグ発行履歴を記憶部317から検索し、その決済フラグ330をセットする(ステップS311)。
【0093】
次に顧客管理部167は、Webサービス制御部161から渡されたユーザ名およびユーザIDを持つ顧客情報151をWeb顧客情報記憶部119から検索する(ステップS153)。あれば(ステップS154でYES)、そのWebサービスでの購買履歴157に今回購入した商品の商品コード、売手コード、日時等を追加する(ステップS155)。
【0094】
他方、該当する顧客情報が存在しない場合(ステップS154でNO)、今回のユーザ用の顧客情報151を生成し、Web顧客情報記憶部119に格納する(ステップS156)。このとき格納される顧客情報151のWebサービス会員ナンバ152には新たに採番されたナンバが、顧客名153、ユーザID154、連絡先155、パーソナル情報156にはWebサービス制御部161から渡されたユーザ名、ユーザID、連絡先、パーソナル情報が設定される。また、Webサービスの購買履歴157には、今回購入した商品の商品コード、売手コード、日時等が設定される。
【0095】
図22を参照すると、各売手毎に設けられる商品管理装置2は、プログラム制御によって動作するCPU等で構成されるデータ処理装置211、主記憶や二次記憶等によって構成される記憶装置212、ネットワーク8経由で通信するためのネットワーク通信制御部213で構成される。ネットワーク通信制御部213は、ISDN回線等を経由した有線通信が利用されるが、無線通信による方式を採用することもできる。なお、商品管理装置2は、コンピュータと商品管理用プログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体(CD−ROM、半導体メモリ、磁気ディスク装置等)で実現することができる。この場合、商品管理用プログラムはそのコンピュータによって読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上に図22に示されるデータ処理装置211中の各機能部、記憶装置212中の各記憶部およびネットワーク通信制御部213を実現する。
【0096】
記憶装置212には、売手情報記憶部214およびWeb商品情報記憶部215が設けられる。
【0097】
売手情報記憶部214には、図23に示すように、当該商品管理装置2にかかる売手の名前216および売手コード217から構成される売手情報218が事前に記憶されている。
【0098】
Web商品情報記憶部215には、当該売手がWeb上で販売する商品毎の商品情報が記憶される。図23に示すように、1つの商品の商品情報219は、商品名220、商品コード221、テキストによる商品の説明文、画像による商品イメージ223、Web在庫数量224、Web販売価格225および商品特徴226から構成される。また、商品特徴226は複数の特徴項目値227で構成される。この商品情報219は、図11に示した商品情報130と同様の内容になっている(但し、売手コード131に相当する部分はない)。
【0099】
他方、データ処理装置211は商品管理部231を含んでおり、キーボード等の入力装置および表示装置を備える端末232に接続されている。商品管理装置2の管理者は、或る商品をサービスセンタ1のWebサービスで販売する場合、その商品について図23に示したような商品情報219を端末232上で作成し、商品管理部231に登録と送信を指示する。商品管理部231は、作成された商品情報219をWeb商品情報記憶部215に登録すると共に、その商品情報219に売手情報記憶部214中の売手コード217を付加して、ネットワーク通信制御部213を通じてネットワーク8経由でサービスセンタ1に送信する。サービスセンタ1では、この情報はネットワーク通信制御部113を通じて在庫管理部166に送られ、在庫管理部166は、これをWeb商品情報記憶部116に格納する。
【0100】
また、当該売手において、Webサービスで販売できる商品の在庫が増減した場合、管理者は端末232から商品管理部231に対して、商品コードを指定して増減在庫数を入力し、更新を指示する。商品管理部231は、指定された商品コードでWeb商品情報記憶部215を検索し、該当する商品情報219のWeb在庫数量224を指定された在庫数量だけ増減する。同時に商品管理部231は売手コード、商品コード、増減在庫数を含む在庫量変更通知をネットワーク通信制御部213を通じてネットワーク8経由でサービスセンタ1に送信する。サービスセンタ1では、この在庫量変更通知がネットワーク通信制御部113を通じて在庫管理部166に与えられ、在庫管理部166は、在庫量変更通知で指定された売手コードおよび商品コードを持つ商品情報130をWeb商品情報記憶部116から検索し、そのWeb在庫数量136を指定された数量だけ増減させる。
【0101】
他方、前述したようにサービスセンタ1での販売に伴って在庫管理部166から当該商品管理装置2に商品コードを指定した販売量が通知されると、指定された商品コードでWeb商品情報記憶部215を検索し、該当する商品情報219のWeb在庫数量224を販売量だけ減少させる。
【0102】
以上説明した実施の形態にかかる商品情報提供システムによれば、以下のような効果が得られる。
【0103】
店舗を訪れて或る商品に興味を持ったユーザは、電子タグを取得しておけば、その電子タグを使用して後にその店舗の当該商品にかかわる情報に簡単にアクセスすることができる。その理由は、取得した電子タグ中にサービスセンタのWebアドレスが含まれているため、Webアドレスを別途調べて入力したり、検索サービスを使って店舗名や商品名などからWebアドレスを検索する必要がないからである。また、興味を持った商品の商品コードが電子タグ中に含まれており、直ちに該当商品の情報がサービスセンタから提供されるからである。
【0104】
店舗を訪れて或る商品に興味を持ったユーザは、電子タグを取得しておけば、その電子タグを使用して後にその店舗の当該商品にかかわる情報だけでなく、別の売手が販売している同じ商品にかかわる情報も入手することができる。その理由は、サービスセンタ1は、ユーザが電子タグを取得した商品と同じ商品を別の売手がWeb上で販売しているか否かを調べ、販売している場合には、別の売手にかかる商品の情報も提供するからである。
【0105】
店舗を訪れて或る商品に興味を持ったユーザは、電子タグを取得しておけば、その電子タグを使用して後にその店舗の当該商品にかかわる情報だけでなく、特徴の類似する別の商品にかかわる情報も入手することができる。その理由は、サービスセンタ1は、ユーザが電子タグを取得した商品の特徴と類似する特徴を持つ別の商品を自動的に検索し、この別の商品の情報も提供するからである。
【0106】
店舗を訪れて或る商品に興味を持ったユーザに対して電子タグを発行した店舗は、そのユーザがWebサービスで商品を購入した場合、サービスセンタからその旨が通知されるので、より店舗とサービスセンタとを一体化したシステムが実現できる。
【0107】
なお、図1に示した実施の形態では、サービスセンタ1と各設備側装置3とをネットワーク8経由で接続したが、それらを専用回線で接続しても良い。また、ユーザ端末からWebアドレスに対応するWebサービスにアクセスがあったとき、図14に例示したようなホームページをWebサービスからユーザ端末に送り、そのホームページ上にユーザID、商品コード、タグ発行番号およびタグ発行者コードを入力してWebサービスに送信するようにしたが、ユーザ端末からWebアドレスに対応するWebサービスにアクセスがあったとき、Webサービスからユーザ端末に対してホームページを送信する代わりに、データ送信要求を送信し、これを受信したユーザ端末のWebサービス利用部がその応答としてユーザID、商品コード、タグ発行者番号およびタグ発行者コードを送信するようにしても良い。
【0108】
また設備側装置3を店舗に設置する例を示したが、電車内の或る商品の吊り広告にその商品の商品タグコードを印刷しておいて、電車の車両毎に設備側装置3を設置したり、街角に設置した或る商品の広告にその商品の商品タグコードを記載しておいて、設備側装置3をその街角に設置しておくなど、店舗以外の場所においても適用可能である。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば以下のような効果が得られる。
【0110】
実店舗等を訪れて或る商品に興味を持ったユーザは、その商品等に付された商品タグコードを携帯型ユーザ端末から設備側装置に送信すれば、その商品タグコードに対応する商品コードおよびWebサービスのURIを含む電子タグが返信されて携帯型ユーザ端末に記憶されるため、商品の情報をWebサービスから入手するためのアクセス情報を簡便に取得することができる。
【0111】
ユーザから電子タグを取得したい商品を商品タグコードで指定させるようにしており、設備側装置は各商品毎に設ける必要がないため、商品情報をWebサービスから入手するためのアクセス情報を低コストでユーザに対して提供することができる。
【0112】
設備側装置において電子タグをユーザに提供する毎にユーザIDに対応付けて電子タグの履歴を記録するため、商品情報をWebサービスから入手するためのアクセス情報をどのユーザに対して提供したかを、個々の設備側装置において管理することができる。
【0113】
設備側装置が電子タグをユーザに提供する毎にユーザIDと共にその電子タグをサービスセンタに送り、サービスセンタでは、設備側装置から送信された電子タグの履歴を記録し、ネットワーク経由でアクセスしてきたユーザ端末から電子タグとユーザIDとを受け取ったときに前記電子タグの履歴と照合して認証を行い、認証成功時に、その商品コードに対応する商品の情報を提供するため、正当なルートで電子タグを取得したユーザに対してのみ、そのユーザ用に特化したWebサービスを提供することができる。
【0114】
サービスセンタにおけるオンライン決済時に設備側装置にタグ発行番号を指定した決済通知を行い、設備側装置において該当する電子タグの履歴に決済が行われた旨を記録するため、商品情報をWebサービスから入手するためのアクセス情報を提供したユーザが実際にWebサービスを利用して商品を購入したか否かを個々の設備側装置において管理することができる。
【0115】
サービスセンタにおいてユーザ端末から受け取った商品コードおよびタグ発行者コードに基づいてユーザに提供すべき売手の商品の情報を決定し、且つ、その商品と同じ商品であって売手が異なる商品の情報があればその情報も提供するため、実店舗等を訪れて或る商品に興味を持ったユーザは、その商品にかかる情報だけでなく、同じ商品を販売する別の売手の情報もWebサービスから手軽に入手することができる。
【0116】
サービスセンタにおいてユーザ端末から受け取った商品コードに基づいてユーザに提供すべき商品の情報を決定し、且つ、その商品と類似する商品の情報があればその情報も提供するため、実店舗等を訪れて或る商品に興味を持ったユーザは、その商品にかかる情報だけでなく、類似する商品の情報もWebサービスから手軽に入手することができる。
【0117】
電子タグの取得時、ユーザは、商品コードより桁数の少ない商品タグコードを携帯型ユーザ端末に入力すれば済むので、ユーザの負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる商品情報提供システムのブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における設備側装置から発行される電子タグの構成例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態における設備側装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態における設備側装置の記憶装置に記憶される情報の構成例を示す図である。
【図5】本発明の形態における携帯型ユーザ端末の構成例を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態における電子タグ取得時に実施される携帯型ユーザ端末と設備側装置の処理例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態における電子タグ取得時に携帯型ユーザ端末に表示される画面例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態における据置型ユーザ端末の構成例を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態における携帯型ユーザ端末から据置型ユーザ端末へ電子タグを渡す際に実施される両端末の処理例を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態におけるサービスセンタの構成例を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態におけるサービスセンタの記憶装置に記憶される情報の構成例を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態におけるサービスセンタの記憶装置に記憶される情報の構成例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態における据置型ユーザ端末のWebサービス利用部の処理例を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態においてユーザ端末に表示される画面例を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態におけるサービスセンタのWebサービス制御部の処理例を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施の形態における商品情報検索部の処理例を示すフローチャートである。
【図17】本発明の実施の形態における商品情報提供画面の例を示す図である。
【図18】本発明の実施の形態における商品情報提供画面の例を示す図である。
【図19】本発明の実施の形態における商品情報提供画面の例を示す図である。
【図20】本発明の実施の形態における在庫管理部の処理例を示すフローチャートである。
【図21】本発明の実施の形態における顧客管理部と設備側装置の処理例を示すフローチャートである。
【図22】本発明の実施の形態における商品管理装置のブロック図である。
【図23】本発明の実施の形態における商品管理装置の記憶装置に記憶される情報の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…サービスセンタ
2…商品管理装置
3…設備側装置
4…ユーザ
5…携帯型ユーザ端末
6…据置型ユーザ端末
8…ネットワーク

Claims (8)

  1. ユーザ端末において、設備側装置で電子タグを発行する商品を一意に識別するための商品タグコードを前記設備側装置に送信するステップと、
    前記設備側装置において、前記商品タグコードを受信すると、前記商品タグコードに基づき商品情報記憶部に記憶されている前記商品タグコードに対応しWebサービスで販売する商品を一意に識別するための商品コードを読み出し、タグ発行者情報記憶部に記憶されているサービスセンタが提供するWebサービスのURIを読み出し、前記商品コードおよび前記サービスセンタが提供するWebサービスのURIを含む前記電子タグを生成し、前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記ユーザ端末において、前記設備側装置から送信された電子タグを記憶するステップと、
    前記ユーザ端末において、前記記憶された電子タグに含まれるURIに基づきサービスセンタのWebサービスをアクセスするステップと、
    前記サービスセンタにおいて、前記サービスセンタに備えるネットワーク通信制御部を介して前記ユーザ端末から前記電子タグに含まれるURIに基づき前記サービスセンタの前記Webサービスへアクセスがあると、前記サービスセンタに備えるデータ処理装置をプログラム制御することによって前記ユーザ端末へ該当する商品コードを要求するステップと、
    前記ユーザ端末において、前記サービスセンタから前記商品コードの要求を受信すると、前記電子タグに含まれる商品コードを前記サービスセンタへ送信するステップと、
    前記サービスセンタにおいて、前記サービスセンタに備えるネットワーク通信制御部を介して前記ユーザ端末から前記商品コードを受信すると、前記サービスセンタに備えるデータ処理装置をプログラム制御することによって前記商品コードに対応する商品の情報を前記サービスセンタに備える記憶装置のWeb商品情報記憶部から検索し、該当する商品情報を前記ユーザ端末へ提供するステップとを含む商品情報提供方法。
  2. ユーザ端末において、設備側装置で電子タグを発行する商品を一意に識別するための商品タグコードを前記設備側装置に送信するステップと、
    前記設備側装置において、前記商品タグコードを受信すると、前記商品タグコードに基づき商品情報記憶部に記憶されている前記商品タグコードに対応しWebサービスで販売する商品を一意に識別するための商品コードを読み出し、タグ発行者情報記憶部に記憶されているサービスセンタが提供するWebサービスのURIを読み出し、前記商品コードおよび前記サービスセンタが提供するWebサービスのURIを含む電子タグを生成し、前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記ユーザ端末において、前記設備側装置から送信された電子タグを記憶するステップと、
    前記ユーザ端末において、前記記憶された電子タグに含まれるURIに基づきサービスセンタのWebサービスをアクセスするステップと、
    前記サービスセンタにおいて、前記サービスセンタに備えるネットワーク通信制御部を介して前記ユーザ端末から前記電子タグに含まれるURIに基づき前記サービスセンタの前記Webサービスへアクセスがあると、前記サービスセンタに備えるデータ処理装置をプログラム制御することによって前記ユーザ端末へ該当する商品コードを要求するステップと、
    前記ユーザ端末において、前記サービスセンタから前記商品コードの要求を受信すると、前記電子タグに含まれる商品コードを前記サービスセンタへ送信するステップと、
    前記サービスセンタにおいて、前記サービスセンタに備えるネットワーク通信制御部を介して前記ユーザ端末から前記商品コードを受信すると、前記サービスセンタに備えるデータ処理装置をプログラム制御することによって前記商品コードに対応する商品の情報をWeb商品情報記憶部から検索し、メイン商品の情報を決定し、前記メイン商品に類似する商品を前記サービスセンタに備える記憶装置のWeb商品情報記憶部に記憶されている商品の特徴に基づき検索し、前記メイン商品に類似する商品の情報を決定し、前記メイン商品の情報と前記類似商品の情報とを提供するステップとを含む商品情報提供方法。
  3. ユーザ端末において、設備側装置で電子タグを発行する商品を一意に識別するための商品タグコードを前記設備側装置に送信するステップと、
    前記設備側装置において、前記商品タグコードを受信すると、前記商品タグコードに基づき商品情報記憶部に記憶されている前記商品タグコードに対応しWebサービスで販売する商品を一意に識別するための商品コードを読み出し、タグ発行者情報記憶部に記憶されているサービスセンタが提供するWebサービスのURI及びタグ発行者コードを読み出し、前記商品コード、タグ発行者コードおよび前記サービスセンタが提供するWebサービスのURIを含む電子タグを生成し、前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記ユーザ端末において、前記設備側装置から送信された電子タグを記憶するステップと、
    前記ユーザ端末において、前記記憶された電子タグに含まれるURIに基づきサービスセンタのWebサービスをアクセスするステップと、
    前記サービスセンタにおいて、前記サービスセンタに備えるネットワーク通信制御部を介して前記ユーザ端末から前記電子タグに含まれるURIに基づき前記サービスセンタの前記Webサービスへアクセスがあると、前記サービスセンタに備えるデータ処理装置をプログラム制御することによって前記ユーザ端末へ該当する商品コード及びタグ発行者コードを要求するステップと、
    前記ユーザ端末において、前記サービスセンタから前記商品コード及びタグ発行者コードの要求を受信すると、前記電子タグに含まれる商品コード及びタグ発行者コードを前記サービスセンタへ送信するステップと、
    前記サービスセンタにおいて、前記サービスセンタに備えるネットワーク通信制御部を介して前記ユーザ端末から前記商品コード及びタグ発行者コードを受信すると、前記サービスセンタに備えるデータ処理装置をプログラム制御することによって前記商品コードに対応する商品であり、前記タグ発行者コードに該当する売手の商品の情報を前記サービスセンタに備える記憶装置のWeb商品情報記憶部から検索し、メイン商品の情報を決定し、前記商品コードに対応する商品であり、前記タグ発行者コードに該当しない売手の商品の情報をWeb商品情報記憶部から検索し、サブ商品の情報を決定し、前記メイン商品の情報と前記サブ商品の情報とを提供するステップとを含む商品情報提供方法。
  4. ユーザ端末において、設備側装置で電子タグを発行する商品を一意に識別するための商品タグコードとユーザIDを前記設備側装置に送信するステップと、
    前記設備側装置において、前記商品タグコードを受信すると、前記商品タグコードに基づき商品情報記憶部に記憶されている前記商品タグコードに対応しWebサービスで販売する商品を一意に識別するための商品コードを読み出し、タグ発行者情報記憶部に記憶されているサービスセンタが提供するWebサービスのURIを読み出し、前記商品コードおよび前記サービスセンタが提供するWebサービスのURIを含む電子タグを生成し、
    前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記設備側装置において、前記受信したユーザIDに対応付けて前記送信した電子タグに含まれる前記商品コードを含む電子タグの履歴をタグ発行履歴記憶部に記憶すると共に、前記サービスセンタへ送信するステップと、
    前記設備側装置において、前記受信したユーザIDに対応付けて前記送信した電子タグの発行履歴を記録するステップと、
    前記ユーザ端末において、前記設備側装置から送信された電子タグを記憶するステップと、
    前記ユーザ端末からネットワーク経由で前記記憶された電子タグに含まれるURIに基づきサービスセンタのWebサービスをアクセスするステップと、
    前記サービスセンタにおいて、前記サービスセンタに備えるネットワーク通信制御部を介して前記ユーザ端末から前記電子タグに含まれるURIに基づき前記サービスセンタの前記Webサービスへアクセスがあると、前記サービスセンタに備えるデータ処理装置をプログラム制御することによって前記ユーザ端末へ該当する商品コードを要求するステップと、
    前記ユーザ端末において、前記サービスセンタから前記商品コードの要求を受信すると、前記電子タグに含まれる商品コードを前記サービスセンタへ送信するステップと、
    前記サービスセンタにおいて、前記サービスセンタに備えるネットワーク通信制御部を介して前記ユーザ端末から前記商品コードを受信すると、前記サービスセンタに備えるデータ処理装置をプログラム制御することによって前記商品コードに対応する商品の情報を前記サービスセンタに備える記憶装置のWeb商品情報記憶部から検索し、該当する商品情報を前記ユーザ端末へ提供するステップとを含む商品情報提供方法。
  5. ユーザ端末において、設備側装置で電子タグを発行する商品を一意に識別するための商品タグコードとユーザIDを前記設備側装置に送信するステップと、
    前記設備側装置において、前記商品タグコードを受信すると、前記商品タグコードに基づき商品情報記憶部に記憶されている前記商品タグコードに対応しWebサービスで販売する商品を一意に識別するための商品コードを読み出し、タグ発行者情報記憶部に記憶されているサービスセンタが提供するWebサービスのURI及びタグ発行者コードを読み出し、タグ発行番号を採番し、前記商品コード、前記サービスセンタが提供するWebサービスのURI、前記タグ発行者コード、及び前記タグ発行番号を含む電子タグを生成し、前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記設備側装置において、前記受信したユーザIDに対応付けて前記送信した電子タグに含まれる前記商品コード、前記タグ発行者コード、及び前記タグ発行番号を含む電子タグの履歴をタグ発行履歴記憶部に記憶すると共に、前記サービスセンタへ送信するステップと、
    前記ユーザ端末において、前記設備側装置から送信された電子タグを記憶するステップと、
    前記サービスセンタにおいて、前記サービスセンタに備えるデータ処理装置をプログラム制御することによって前記設備側装置から送信された電子タグの履歴を前記サービスセンタに備える記憶装置の電子タグ情報記憶部に記憶するステップと、
    前記サービスセンタにおいて、前記サービスセンタに備えるネットワーク通信制御部を介して前記ユーザ端末から前記電子タグに含まれるURIに基づき前記サービスセンタの前記Webサービスへアクセスがあると、前記サービスセンタに備えるデータ処理装置をプログラム制御することによって前記ユーザ端末へ該当する商品コード、タグ発行者コード、タグ発行番号及びユーザIDを要求するステップと、
    前記ユーザ端末において、前記サービスセンタから前記商品コード、タグ発行者コード、タグ発行番号及びユーザIDの要求を受信すると、ユーザIDと、前記電子タグに含まれる商品コード、タグ発行者コード及びタグ発行番号とを前記サービスセンタへ送信するステップと、
    前記サービスセンタにおいて、前記サービスセンタに備えるネットワーク通信制御部を介して前記ユーザ端末から前記商品コード、タグ発行者コード、タグ発行番号及びユーザIDを受信すると、前記サービスセンタに備えるデータ処理装置をプログラム制御することによって前記電子タグ情報記憶部中の電子タグの履歴と照合して認証を行い、認証成功時に、その商品コードに対応する商品の情報を提供するステップとを含む商品情報提供方法。
  6. 前記サービスセンタにおいて、前記ユーザ端末と商品の売手との間でネットワーク経由で商品の購入にかかるオンライン決済が行われたとき、前記サービスセンタに備えるデータ処理装置をプログラム制御することによって前記タグ発行者コードに対応する設備側装置にタグ発行番号を付加した決済通知を行うステップと、
    該決済通知を受信した設備側装置において、前記タグ発行履歴記憶部中のそのタグ発行番号に対応する電子タグの履歴に決済が行われた旨を記録するステップとを含む請求項記載の商品情報提供方法。
  7. 前記タグコードは前記商品コードより桁数の少ないコードであり、且つ、前記設備側装置は、商品タグコードと商品コードとの対応関係を保持する商品情報記憶部を参照して、受信した商品タグコードに対応する商品コードを得る請求項1から6の何れか1項に記載の商品情報提供方法。
  8. ユーザ端末において、設備側装置で電子タグを発行する商品を一意に識別するための商品タグコードを前記設備側装置に送信するステップと、
    前記設備側装置において、前記商品タグコードを受信すると、前記商品タグコードに基づき商品情報記憶部に記憶されている前記商品タグコードに対応しWebサービスで販売する商品を一意に識別するための商品コードを読み出し、タグ発行者情報記憶部に記憶されているサービスセンタが提供するWebサービスのURIを読み出し、前記商品コードおよび前記サービスセンタが提供するWebサービスのURIを含む前記電子タグを生成し、前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記ユーザ端末において、前記設備側装置から送信された電子タグを記憶するステップと、
    前記ユーザ端末において、前記電子タグを据置型ユーザ端末へ送信するステップと、
    前記据置型ユーザ端末において、前記記憶された電子タグに含まれるURIに基づきサービスセンタのWebサービスをアクセスするステップと、
    前記サービスセンタにおいて、前記サービスセンタに備えるネットワーク通信制御部を介して前記据置型ユーザ端末から前記電子タグに含まれるURIに基づき前記サービスセンタの前記Webサービスへアクセスがあると、前記サービスセンタに備えるデータ処理装置をプログラム制御することによって前記据置型ユーザ端末へ該当する商品コードを要求するステップと、
    前記据置型ユーザ端末において、前記サービスセンタから前記商品コードの要求を受信すると、前記電子タグに含まれる商品コードを前記サービスセンタへ送信するステップと、
    前記サービスセンタにおいて、前記サービスセンタに備えるネットワーク通信制御部を介して前記据置型ユーザ端末から前記商品コードを受信すると、前記サービスセンタに備えるデータ処理装置をプログラム制御することによって前記商品コードに対応する商品の情報を前記サービスセンタに備える記憶装置のWeb商品情報記憶部から検索し、該当する商品情報を前記据置型ユーザ端末へ提供するステップとを含む商品情報提供方法。
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