JP2003337908A - Posサーバとwebサーバによる情報提供方法及びposサーバとwebサーバによる情報提供装置 - Google Patents

Posサーバとwebサーバによる情報提供方法及びposサーバとwebサーバによる情報提供装置

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JP2003337908A
JP2003337908A JP2002183695A JP2002183695A JP2003337908A JP 2003337908 A JP2003337908 A JP 2003337908A JP 2002183695 A JP2002183695 A JP 2002183695A JP 2002183695 A JP2002183695 A JP 2002183695A JP 2003337908 A JP2003337908 A JP 2003337908A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既存のポイントカードを利用したポイントサー
ビスを備えたPOSシステムがそのまま利用できて、携
帯電話などの携帯通信端末に対してリアルタイムに店舗
情報提供あるいは積極的な販促情報の提供、さらには消
費者のアクセスによるポイント確認等が可能な顧客管理
システムの提供を課題とする。 【解決手段】商品IDに基づき商品の売上、在庫管理を
含む販売時点情報管理とポイントカードに記録した顧客
IDごとに商品の購入に応じたポイント付加を含むポイ
ント管理とを行うPOSサーバ2と、POSサーバに蓄
積した顧客IDを含む顧客情報と店舗情報とを記録した
WEBサーバ3とを備え、WEBサーバ3が、WEBサ
ーバ3に接続した顧客通信端末50から得られる顧客I
Dに対応させて顧客通信端末50に情報を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】既存の販売時点情報管理(以
下単に「POS(Point of Sale)」とい
う)システムを基盤としたカード式ポイントサービスシ
ステムと、顧客情報を記録したWEBサーバ及びインタ
ーネットに接続可能な携帯通信端末とを利用した、顧客
への情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーやコンビニなどで使われている
POSシステム(ここではPOS端末(=レジ)を含め
た商品管理の仕組み全般を指す)を基盤としたカード式
ポイントサービスシステムが顧客管理システムとして利
用されている。具体的にはスーパーやコンビニなどの店
舗で買い物をすると、商品に付いているバーコードをP
OS端末のスキャナで読み取り、商品個数を入力するこ
とで代金が自動的に計算される。ポイントサービスを実
施する店舗では、商品バーコードの読み取りとともに消
費者の提示するポイントカードをPOS端末のカードリ
ーダによって読み取ることで、購入金額に応じたポイン
トを付加する。
【0003】このようにしてPOS端末で読み取った商
品のバーコードと、ポイントカードのコードとは、PO
Sシステムを制御するPOSサーバに送られる。POS
サーバには商品のバーコード対応した商品の価格と在庫
が記録されており、POSレジで商品のバーコードを読
み取ることで商品の価格を参照してPOSレジに送信
し、売上に応じて在庫を更新する。またPOSサーバに
はポイントカードのコードに対応させて消費者の購買履
歴と蓄積したポイントを記録しており、POSレジでポ
イントカードのコードを読取ることで、購入金額に応じ
たポイントを加算し購買履歴を記録する。
【0004】一方、インターネットに接続可能な携帯通
信端末、例えば携帯電話を利用するサービスが公表され
ておりその運用も開始されている。例えば、特開200
1−256406号公報には、POSシステムを利用し
ないポイント管理方法及びポイント管理装置が開示さ
れ、携帯電話等の通信端末を用いることにより簡易にポ
イントシステムを実現することが開示されている。特開
2001−338348号公報には、サーバコンピュー
タ10に顧客データ、ポイントデータを記録し、このサ
ーバコンピュータ10にインターネット接続機能付き携
帯電話機15を接続することでポイントカードを不要に
したシステムが開示されている。
【0005】また、特開2002−41930号公報に
は、各店舗の端末20とポイント情報管理装置30とを
インターネットで接続し、携帯電話にポイント情報や引
き換え情報を通知するシステムが開示されている。更
に、特開2002−73948号公報には、サーバ5と
POSサーバ11とを接続し、POSシステムに蓄積し
た情報とサーバ5に接続した顧客の携帯電話1から得た
アンケート回答とを関連付けて収集し情報を分析するシ
ステムが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】既存のPOSシステム
においては、従来のPOSシステムに加えポイントサー
ビスをポイントカードによって提供可能にしているシス
テムが多く存在し、顧客の囲い込みの手段として導入が
進められている。そのために発行されるポイントカード
の枚数もいまだに増加傾向にある。
【0007】これら既存のPOSシステムに代えて、利
用者が大幅に増加した携帯電話を有効に連携させたシス
テムを備えるPOSシステムを導入することで、顧客が
自ら携帯電話によってリアルタイムに店舗情報取得や、
現在ポイント確認などが可能になり、強力な顧客管理シ
ステムを導入構築できる。しかし、特開2001−25
6406号公報に開示されたシステムは既存POSシス
テムを利用しないことを前提としたシステムとなってい
る。また導入コストが比較的嵩む既存のPOSシステム
を、前述の特開2001−338348号公報、特開2
002−41930号公報などのシステムに置き換える
にはコスト面で多寡であり、システムの大幅な変更とな
り店舗の運用面でも大幅な変更を伴うものとなる。また
特開2002−73948号公報には、ポイントサービ
スのための仕組みは開示されておらず、従来のPOSシ
ステムに置き換えてポイントサービスを実施することは
できない。
【0008】以上のことから、既存のポイントカードを
利用したポイントサービスを備えたPOSシステムがそ
のまま利用できて、携帯電話などの携帯通信端末に対し
てリアルタイムに店舗情報提供あるいは積極的な販促情
報の提供、さらには消費者のアクセスによるポイント確
認等が可能な顧客管理システムの提供を課題とするもの
である。また、インターネット上に開放したWEBシス
テムは一般的にホームページにより情報を提供してお
り、公開されたURL(Uniform Resour
ce Locator)によって不特定の者の接続が可
能である。しかし店舗が発行するポイントカードを所持
する顧客はお得意様であり、この顧客だけに情報を提供
したり顧客個別にポイント参照を可能にするシステムを
既存のPOSシステムの変更なしに提供することを課題
とする。
【0009】更に顧客にユニークなURLを与えてWE
Bサーバへのアクセスを容易にする場合もPOSサーバ
に負担をかけないで行いたい。つまりPOSサーバの負
荷軽減を目的として、POSサーバからWEBサーバ
に、顧客情報として顧客IDのみをインポートした場合
でも、顧客通信端末と顧客IDとの関連付けが容易にで
きるようにしたシステムの提供を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、第1の発明では商品IDに基づき商品の売上、在庫
管理を含む販売時点情報管理とポイントカードに記録し
た顧客IDごとに商品の購入に応じたポイント付加を含
むポイント管理とを行うPOSサーバと、POSサーバ
に蓄積した顧客IDを含む顧客情報と店舗情報とを記録
したWEBサーバとを備えた、POSサーバとWEBサ
ーバによる情報提供方法であって、WEBサーバが、W
EBサーバに接続した顧客通信端末から得られる顧客I
Dに対応させて顧客通信端末に情報を提供する情報提供
方法により前記課題を解決するための手段とした。
【0011】以上の手段により、既存のPOSサーバに
加えて、新たにWEBサーバを設置しこのWEBサーバ
に顧客通信端末に対して提供する情報を記録する。具体
的にはPOSサーバで運用するポイントカードに記録し
た顧客IDをPOSサーバからエキスポートしWEBサ
ーバにインポートする。これでPOSサーバに登録され
た顧客通信端末に対して情報を提供するための区別がで
きる。
【0012】POSサーバからWEBサーバへのデータ
転送について説明すると、POSサーバは、例えばバッ
チ処理により顧客IDを含む顧客情報のファイルをPO
Sサーバ内の所定のディレクトリに所定のファイル形式
で作成する。作成するデータは汎用的なデータ形式、例
えばtxtデータとして記録する。またPOSサーバ
は、汎用通信プロトコルであるTCP/IP(Tran
smission Control Protocol
/Internet Protocol)により通信可
能にしておく。WEBサーバはLAN経由でftp(F
ile Transfer Protocol)でPO
Sサーバ内のPOSデータ(上記txtデータ)を取得
する。取得するタイミングはPOSサーバのバッチ処理
のタイミングに合わせる。バッチ処理の回数はPOSサ
ーバのデータ処理のタイミングにあわせることでよい。
【0013】ここでWEBサーバにインポートするPO
Sサーバの顧客情報は少なくとも顧客IDだけでよい
が、POSサーバに備える情報で顧客に提供可能な情
報、例えば顧客のポイント蓄積情報、利用情報を顧客I
Dに関連付けてインポートすることでもよい。またWE
Bサーバには顧客に提供する店舗情報、例えば店舗所在
地、連絡先、画像を含めた商品内容、価格、優待情報な
どを記録する。この情報がPOSサーバに記録してあれ
ばその情報をWEBサーバにインポートすることでもよ
い。顧客通信端末への情報の提供方法は、HTML言語
による一般的なホームページの仕様に作成するとよい。
【0014】以上により、ポイント管理を含むPOSサ
ーバは既存のPOSサーバのままでシステムの変更は不
要であり、新たにWEBサーバを設置するだけでよく、
通信端末を所持する顧客への情報提供が可能となる。し
かもPOSサーバに登録された顧客、つまりポイントカ
ードを所持している顧客からWEBサーバへの接続を区
別することができ、ポイントカードを所持する顧客への
限定的な情報提供も可能である。運用面でもWEBサー
バ管理を除き、店舗における運用面での新たな作業負担
は増加しない。ポイント管理はこれまでどおりPOSサ
ーバで実施し、顧客IDに基づき顧客への情報提供をW
EBサーバで実施するものである。
【0015】第2の発明では、商品IDに基づき商品の
売上、在庫管理を含む販売時点情報管理とポイントカー
ドに記録した顧客IDごとに商品の購入に応じたポイン
ト付加を含むポイント管理とを行うPOSサーバと、P
OSサーバに蓄積した顧客IDを含む顧客情報と店舗情
報とを記録したWEBサーバとを備えた、POSサーバ
とWEBサーバによる情報提供方法であって、WEBサ
ーバに接続した顧客通信端末から顧客IDを取得するス
テップと、取得した顧客IDと、WEBサーバに記録し
た顧客IDとを比較するステップと、顧客IDの確認に
より、WEBサーバへのアクセスを許可するステップ
と、WEBサーバがアクセスを許可した顧客IDに対応
させて顧客通信端末に情報を提供するステップとを備え
る、POSサーバとWEBサーバによる情報提供方法と
した。
【0016】不特定の者の接続が可能な公開されたUR
Lであっても、店舗が発行するポイントカードを所持す
る顧客にだけ提供したい情報や顧客個別のポイントを参
照可能にするため第2の発明では、WEBサーバに接続
した顧客通信端末に顧客IDを入力するよう促してWE
Bサーバは顧客IDを取得し、取得した顧客IDと、予
めPOSサーバから得てWEBサーバに記録した顧客I
Dとを比較する。WEBサーバに記録した顧客IDを確
認することでポイントカードを所持する顧客を区別す
る。WEBサーバに顧客通信端末から得た顧客IDを確
認することでWEBサーバへのアクセスを許可するよう
にした。このようにWEBサーバがアクセスを許可した
顧客IDに対応した顧客通信端末に、顧客IDに対応さ
せて個人情報の参照を許可する。WEBサーバが顧客I
Dを確認できないときには、当該POSサーバを運用す
る店舗で登録しポイントカードを取得するよう顧客通信
端末に表示する。
【0017】第3の発明では、顧客通信端末のメールア
ドレスをWEBサーバが得ている場合には、WEBサー
バは顧客IDを含んだ顧客にユニークなURLを生成
し、この顧客IDを含むURLを顧客通信端末のメール
アドレスに送信し通知する。この通知したURLに顧客
通信端末が接続すると、WEBサーバは、顧客通信端末
が接続したURLに含まれる顧客IDを取得し、取得し
た顧客IDと、予めPOSサーバから得てWEBサーバ
に記録した顧客IDとを比較する。WEBサーバに記録
した顧客IDを確認することでポイントカードを所持す
る顧客を区別する。以後同様に顧客は通知されたURL
でWEBサーバに接続することでポイントカードを所持
する顧客であることが確認され、都度顧客IDを入力す
ることはない。この場合、敢えて不特定多数の者が接続
できるURLを公開する必要はないが、不特定多数の者
が接続できるURLを公開しこのURLに顧客IDのな
い者が接続した場合には、顧客WEBサーバが顧客ID
を確認できないので、当該POSサーバを運用する店舗
で登録しポイントカードを取得するよう顧客通信端末に
表示する。
【0018】既知のメールアドレスが、POSサーバの
顧客情報から得たものである場合には、WEBサーバか
ら顧客に対し積極的にログイン用の顧客URLを送信す
ることができる。これは顧客がポイントカードの発行を
店舗に依頼する際に、会員登録書に記載した事項であり
同意を得てメール送信するものである。また、既知のメ
ールアドレスが、顧客IDが記載されたメールを顧客通
信端末からメール送信によって得たものである場合に
は、顧客が送信したメールによって得た正確なメールア
ドレスにURLを送信することができるので、メールア
ドレス変更によるメール未着を防ぐことができ、顧客通
信端末から確率良くURLに接続させることができる。
【0019】第4の発明では、商品IDに基づき商品の
売上、在庫管理を含む販売時点情報管理とポイントカー
ドに記録した顧客IDごとに商品の購入に応じたポイン
ト付加を含むポイント管理とを行うPOSサーバと、P
OSサーバに蓄積した顧客IDを含む顧客情報と店舗情
報とを記録したWEBサーバとを備えた、POSサーバ
とWEBサーバによる情報提供方法であって、WEBサ
ーバに、WEBサーバが送信した利用者IDを含むUR
Lによって顧客通信端末が接続されるステップと、WE
Bサーバが、顧客通信端末が接続したURLから利用者
IDを取得するステップと、WEBサーバが、取得した
利用者IDと、WEBサーバに記録した利用者IDとを
比較するステップと、WEBサーバが、利用者IDに顧
客IDが関連付けられているか参照するステップと、W
EBサーバが、顧客IDを確認できないとき、WEBサ
ーバが、URLに接続した顧客通信端末から顧客IDを
取得するステップと、WEBサーバが、取得した顧客I
Dと、WEBサーバに記録した顧客IDとを比較するス
テップと、顧客IDの一致により、顧客IDと利用者I
Dとを関連付けて記録するとともにWEBサーバへのア
クセスを許可するステップと、WEBサーバが、アクセ
スを許可した利用者IDに対応させて顧客通信端末に情
報を提供するステップとを備える、POSシステムとW
EBシステムによる情報提供方法とした。
【0020】まず、顧客IDと関連のない利用者IDを
含むURLを顧客通信端末に送信してあり、この利用者
IDを含むURLによって顧客通信端末がWEBサーバ
に接続されると、URLに含まれる利用者IDをWEB
サーバに記録されている利用者IDを参照し確認する。
記録が確認できると次いで利用者IDに顧客IDが関連
付けられているかを確認する。ここで関連付けが確認で
きないと利用者IDを含むURLによって初めて接続す
る顧客であることがわかる。ここでWEBサーバは顧客
通信端末に顧客ID(ポイントカードのID)を要求し
顧客通信端末から顧客IDを得る。これにより利用者I
Dを媒介して顧客通信端末と顧客IDとの関連づけを得
ることができて、これを記録することで顧客IDと顧客
通信端末を関連付けることができる。POSサーバの負
担軽減のためPOSサーバから顧客IDだけを得たとし
ても、最終的に顧客通信端末と顧客IDを関連付けるこ
とができる。
【0021】第4の発明において、WEBサーバが、利
用者IDに顧客IDが関連付けられているか参照するス
テップにおいて、顧客IDが確認できたとき、WEBサ
ーバへのアクセスを許可するステップと、WEBサーバ
が、アクセスを許可した利用者IDに対応させて顧客通
信端末に情報を提供するステップを備えるものとした。
つまり利用者IDに関連付けられた顧客IDが確認でき
るということは、顧客通信端末が接続したURLは初め
てではなく、既に顧客通信端末と顧客IDは関連付けら
れていることであり、確認できた時点でWEBサーバへ
のアクセスを許可し、利用者IDに対応させて情報を提
供することになる。
【0022】なお、第4の発明において、顧客通信端末
に対して利用者IDを含むURLを送信するまでの手順
として、WEBサーバが、顧客通信端末から送信された
メールを受信するステップと、WEBサーバが、受信し
たメールのアドレスに関連付けて利用者IDを生成する
とともに記録するステップと、WEBサーバが、利用者
IDを含むURLを生成し、受信したメールのアドレス
にURLを送信するステップとを備える。つまりこの場
合、顧客通信端末からWEBサーバにメールを送信する
ことにより顧客IDと顧客通信端末との関連付けが開始
される。
【0023】本発明を実施するに、商品IDに基づき商
品の売上、在庫管理を含む販売時点情報管理とポイント
カードに記録した顧客IDごとに商品の購入に応じたポ
イント付加を含むポイント管理とを行うPOSサーバ
と、POSサーバに蓄積した顧客IDを含む顧客情報と
店舗情報とを記録し、顧客IDに対応した顧客通信端末
に情報提供を可能としたWEBサーバと、WEBサーバ
に接続して、顧客IDに対応した顧客情報と、店舗情報
とを参照する顧客通信端末と、を備えたPOSサーバと
WEBサーバによる情報提供装置とした。
【0024】POSサーバは既存のPOSサーバであ
り、商品バーコード読み取り手段、ポイントカードの顧
客IDを読み取るカードリーダを備えていることは勿論
であり、ポイントカードを発行してポイントサービスを
提供するPOSサーバであればよい。また、WEBサー
バは、インターネットに開放されたwww(World
Wide Web)サーバとメールサーバ、またデータ
ベースサーバなどを備え、具体的にはこれらの処理を実
行するアプリケーションがインストールしてあり、顧客
に情報を提供するために実行するプログラム、例えばH
TML言語、ASP言語、JAVA(登録商標)言語な
どで作成されたプログラムがインストールしてある。さ
らに、WEBサーバに接続する顧客通信端末を判別し、
この顧客通信端末に情報提供するために必要な情報を記
録するデータテーブル、詳しくはデータベースサーバ配
下のデータ領域などを備え、いわゆるコンピュータによ
って実施できる。
【0025】またWEBサーバは顧客IDごとに提供可
能な情報特定項目を記録した情報テーブルを備えてい
る。つまり、WEBサーバに顧客通信端末がログインす
るURLに関連付けられた顧客IDごとに顧客が必要と
する情報項目を記録しておき、WEBサーバへのアクセ
スを許可したとき、顧客IDに基づいて記録された情報
特定項目、例えば特定店舗の情報(新着情報、期間限定
特典)、顧客情報のうち累積ポイント数など、あらかじ
め顧客が選択した情報項目のみを顧客通信端末に表示す
るようにしている。顧客がWEBサーバにアクセス許可
されたとき、不要な情報項目が表示されないので、顧客
はすばやく必要な情報のみ得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明に好適な実施例につき図1
により説明する。図1に示す符号1は本発明による情報
提供装置1であり、POSサーバ2とWEBサーバ3を
備えている。POSサーバ2は、商品の販売時点情報管
理を実施するPOS用コンピュータ(以下「POS−P
C」という)21と、POS−PC21にネットワーク
で接続され、顧客ごとにポイントを管理するポイント用
コンピュータ22(以下「ポイント−PC」という)と
を備えている。POS−PC21は、販売する商品のコ
ードや価格を記録する商品テーブル23、商品の売上を
記録する売上テーブル24、商品の仕入れを記録する仕
入テーブル25、商品の発注を記録する発注テーブル2
6などを備える。ポイント−PC22は、顧客IDと顧
客IDに対応させた顧客情報(顧客の氏名、住所、メー
ルアドレス、連絡先など)を記録する顧客テーブル2
7、顧客IDと顧客IDに対応させ商品の売上に応じて
顧客に付加したポイント(加算ポイント、減算ポイン
ト、ポイント残高など)を記録するポイントテーブル2
8、WEBサーバ3にインポートする顧客情報を記録す
るtxtテーブル29などを備える。POS−PC21
には、店舗に設置され通常レジと称されるPOS端末4
0が複数台ネットワークで接続されている。POS端末
40には、商品バーコードを読み取るスキャナ41とポ
イントカードから顧客IDを読み取るカードリーダ42
を備えている。
【0027】POS−PC21では、スキャナ41で読
み取った商品バーコードにより商品テーブル23の商品
価額を参照してPOS端末40に送信すること、POS
端末40で入力された商品コード別の売上を売上テーブ
ル24に記録すること、また、カードリーダ42で読み
取った顧客IDを商品売上金額とともにポイント−PC
22に送信することなどが実行される。ポイント−PC
22ではPOS−PC21から送信されたデータに基づ
きポイントを演算して顧客IDに対応させてポイントテ
ーブル28に記録すること、ポイントカードを発行した
顧客の情報を顧客テーブル27に記録することなどが実
行される。
【0028】WEBサーバ3には、WEB用コンピュー
タ(以下「WEB−PC」という)31を備え、WEB
−PC31はインターネット60に開放されたwww
(World Wide Web)サーバとメールサー
バ、またデータベースサーバなどを備え、具体的にはこ
れらの処理を実行するアプリケーションがインストール
してあり、顧客に情報を提供するために実行するプログ
ラム、例えばHTML言語、ASP言語、JAVA言語
などで作成されたプログラムがインストールしてある。
さらに、ポイントカードを所持する顧客を判別するため
の顧客IDを含む顧客情報を記録する顧客テーブル3
2、本システムを運用する店舗の情報を記録する店舗テ
ーブル33、顧客のポイントを記録するポイントテーブ
ル34、顧客IDごとに提供する情報特定項目を記録す
る情報テーブル35を備える。またこの実施例ではWE
Bサーバ3はネットワークによりPOSサーバ2に接続
可能に構成されているものとする。例えばTCP/IP
プロトコルなど、WEBサーバ3とPOSサーバ2に共
通のプロトコルによる接続が確立されておればよく、W
EBサーバに必要なデータがPOSサーバから受け取れ
る接続であればよい。即ち外観的にハード構成として無
線LANを利用したものであってもよい。また、POS
サーバ2とWEBサーバ3とはネットワーク接続以外の
手段であってもよい。CD−ROMなどのメディアを介
してデータをWEBサーバ3にインポートすることでも
よい。
【0029】なお、前述の各テーブルの構成とその記録
項目は一例であり、テーブル数を更に分割したりまとめ
ることはデータベースの設計事項であり本実施例に限定
されない。
【0030】符号50で示すものは顧客が所持する通信
端末50である。通信端末50はインターネット60に
接続できてWEBブラウザ機能を備えている端末であれ
ばよく、パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯通信
端末(通称パーム、PDA)が適用できる。顧客は通信
端末50をインターネット60を介してWEBサーバ3
に接続する。さらに顧客は店舗で発行を受けたポイント
カード51を備えている。通信端末50には表示部5
2、入力部53を備える。
【0031】以上の構成において、POSサーバ2から
顧客IDを含む顧客情報をWEBサーバ3にインポート
する手順について図1乃至図3により説明する。まずP
OSサーバ2は顧客IDを含む顧客情報データをPOS
サーバのtxtテーブル29にtxt形式で作成する
(ステップ101)。作成するデータは最低限図3で示
す顧客IDだけあればよい。好ましくはその他の顧客情
報としてポイントカード51発行の際に顧客から取得し
POSサーバ2に記録されている、顧客の氏名、パスワ
ード、誕生日、ポイントテーブル28のポイントデータ
などを加えるとよい。この例ではtxtテーブル29は
ftpで読み取り可能に設定してあるものとする。PO
Sサーバ2による顧客情報データの作成は、POSサー
バ2において時限的にプログラムを実行させることでよ
い。つまり店舗の営業終了後にバッチ処理で顧客情報デ
ータを作成することでもよい。
【0032】WEBサーバ3はPOSサーバ2のバッチ
処理により作成されたPOSサーバ2内のtxtテーブ
ル29にある顧客情報データをftpにより読み取る
(ステップ102)。WEBサーバ3は、読み取った顧
客情報データをWEBサーバ3の顧客テーブル32に記
録する(ステップ103)。また顧客情報データにポイ
ントデータが含まれる場合にはそれをポイントテーブル
34に記録する。データの記録(更新)はtxtテーブ
ル29のデータに含まれる顧客IDに基づきWEBサー
バ3の顧客テーブル32に記録された顧客IDを参照し
て実行する。従ってtxtテーブル29のデータに含ま
れる顧客ID以外の顧客IDデータは更新しない。この
ようにしてWEBサーバ3にはPOSサーバ2の顧客情
報が記録される。WEBサーバ3による顧客情報データ
の取得は、WEBサーバ3において時限的にプログラム
を実行させることでよい。つまりPOSサーバ2のバッ
チ処理終了に合わせてWEBサーバ3がバッチ処理を実
行して顧客情報データを取得し、その後顧客情報データ
をWEBサーバ3に記録することでよい。これらPOS
サーバ2のデータ作成とWEBサーバ3の読み取りの実
行は、定期的に実施することで常に最新の顧客情報を得
ることができる。これ以外にPOSサーバ2に処理を実
行させることはなく、1日1回の処理でも十分であり、
本発明を適用することで大きな負担を強いることはな
い。
【0033】以上により、POSサーバ2に記録される
ポイントカード発行済みの顧客の顧客IDを含む顧客情
報がWEBサーバ3にインポートされた。WEBサーバ
3には必要に応じて店舗テーブル33に店舗情報を記録
する。もちろんPOSサーバ2より得てもよい。店舗情
報としては、店舗所在地、連絡先、販売商品、価格、バ
ーゲン情報などが挙げられる。この環境において、顧客
に情報を提供することについて説明する。まず第1の実
施例を図4により説明する。また、以下通信端末を携帯
電話50として、更に顧客の通信端末のメールアドレス
は不明として説明する。WEBサーバ3は顧客に対して
WEBサーバに接続するURL、例えば「www.○
○.com」を通知している。顧客は通知されたURL
に携帯電話50を接続する(ステップ201)。次にW
EBサーバ3は接続した携帯電話50の表示部52にポ
イントカード51の顧客IDを要求する内容(「カード
番号を入力してください」など)を表示する(ステップ
202)。顧客は所持するポイントカード51の顧客I
D、例えば数桁の数字(登録番号)を携帯電話の入力部
53から入力して送信する(ステップ203)。WEB
サーバ3は受信した顧客IDを顧客テーブル32を参照
して確認する(ステップ204)。顧客テーブル32で
顧客IDを確認するとWEBサーバ3はアクセスを許可
する(ステップ205)。アクセスを許可された顧客に
は、図1の携帯電話50の表示部52に示すメニューが
表示され、そのメニュープログラムによって店舗テーブ
ル33、ポイントテーブル34などの情報を参照できる
ようになる(ステップ206)。「ポイント」メニュー
をクリックすることでポイントテーブル34を参照し、
顧客は現在ポイントを直ちに知ることができる。「店
舗」メニューをクリックすることで店舗テーブル33を
参照し、顧客は店舗情報を知ることができる。
【0034】店舗はこれまでどおりポイントカードによ
るポイントサービスが運用できて、情報提供を顧客の通
信端末にまで拡大できる。店舗の情報も紙媒体によるこ
となく常時提供できる。顧客もどこでも店舗の情報やポ
イント確認ができるようになり、利便性の向上とともに
より一層顧客の囲い込みが可能となる。
【0035】第2の実施例について図5及び図6により
説明する。ここでは何らかの方法で顧客IDに関連付け
られた顧客の携帯電話50のメールアドレスを知り得て
いる場合を前提として説明する。つまりWEBサーバ3
顧客テーブル32には図5のようにメールアドレスが記
録されている。WEBサーバ3は顧客テーブル32の顧
客IDを含む顧客にユニークなURL、例えば「ww
w.○○.com/34001」を生成して(ステップ
301)顧客テーブル32に記録し、その顧客IDに対
応したメールアドレスに対し生成したURL(専用UR
L)を送信する(ステップ302)。URLを受信した
顧客は携帯電話によりそのURLからWEBサーバ3に
接続する(ステップ303)。WEBサーバ3は接続し
たURLに記述された顧客IDを取得する(ステップ3
04)。更にWEBサーバ3は取得した顧客IDを顧客
テーブル32を参照し確認する(ステップ305)。顧
客テーブル32で顧客IDを確認するとWEBサーバ3
はアクセスを許可する(ステップ306)。アクセスを
許可された顧客には、図1の携帯電話50の表示部52
に示すメニューが表示され、そのメニュープログラムに
よって店舗テーブル33、ポイントテーブル34などの
情報を参照できるようになる(ステップ307)。「ポ
イント」メニューをクリックすることでポイントテーブ
ル34を参照し、顧客は現在ポイントを直ちに知ること
ができる。「店舗」メニューをクリックすることで店舗
テーブル33を参照し、顧客は店舗情報を知ることがで
きる。
【0036】ここで予めメールアドレスを取得する方法
として、POSサーバ2の顧客テーブル27に顧客のメ
ールアドレスが記録してあれば、WEBサーバ3がPO
Sサーバ2から顧客情報を取得するときに同時に得るこ
とができる。また、運用方法として、ポイントカードを
所持する顧客に予めWEBサーバ3の登録用メールアド
レスを通知しておき、顧客がメール内容にポイントカー
ド51の顧客IDを記載してWEBサーバ3に送信する
ことでWEBサーバ3は顧客のメールアドレスを得るこ
とができる。なお、メールアドレスとともに顧客のパス
ワードを予め取得しておくことで、ステップ305の後
に、顧客IDを確認したときと同様に、パスワードを取
得するステップとパスワードを確認するステップを加え
て顧客IDとパスワードの両方を確認した後にWEBサ
ーバ3はアクセスを許可するようにしてもよい。
【0037】次に第3の実施例について説明する。ここ
では顧客IDを含むURLではなく、顧客IDと異なる
利用者IDを含むURLを顧客のメールアドレスに送信
することについて図7及び図8により説明する。何らか
の方法で顧客IDと関連していない携帯電話50のメー
ルアドレスを知り得ている場合を前提として説明する。
ここではWEBサーバ3は利用者テーブル36(図1)
を備えているものとする。WEBサーバ3は利用者テー
ブル36の顧客メールアドレスに対応させて利用者ID
を割り付けて利用者テーブル36に記録し(ステップ4
01)、利用者IDを含む顧客にユニークなURL、例
えば「www.○○.com/111111」を生成し
て(ステップ402)利用者テーブル36に記録し、そ
の利用者IDに対応したメールアドレスに対し生成した
URLを送信する(ステップ403)。URLを受信し
た顧客は携帯電話によりそのURLからWEBサーバ3
に接続する(ステップ404)。WEBサーバ3は接続
したURLに記述された利用者IDを取得する(ステッ
プ405)。ここで利用者IDが取得できない場合には
後述する図10に基づく手順を実行する。次いでWEB
サーバ3は取得した顧客IDを利用者テーブル36を参
照して確認し且つ利用者IDと顧客IDが関連付けられ
ているかを確認する(ステップ406)。顧客がこのU
RLではじめてWEBサーバ3に接続する場合には利用
者IDと顧客IDが関連付けられていない。関連付けら
れていない場合には図9に基づく手順を実行する。ここ
で関連付けが確認できるとWEBサーバ3はアクセスを
許可する(ステップ407)。アクセスを許可された顧
客には、図1の携帯電話50の表示部52に示すメニュ
ーが表示され、そのメニュープログラムによって店舗テ
ーブル33、ポイントテーブル34などの情報を参照で
きるようになる(ステップ408)。「ポイント」メニ
ューをクリックすることでポイントテーブル34を参照
し、顧客は現在ポイントを直ちに知ることができる。
「店舗」メニューをクリックすることで店舗テーブル3
3を参照し、顧客は店舗情報を知ることができる。
【0038】ステップ406において利用者テーブル3
6で関連付けが確認できなかった場合について図9によ
り説明する。まず、WEBサーバ3は接続した携帯電話
50の表示部52にポイントカード51の顧客IDを要
求する内容(「カード番号を入力してください」など)
を表示する(ステップ501)。顧客は所持するポイン
トカード51の顧客ID、例えば数桁の数字(登録番
号)を携帯電話の入力部53から入力して送信する(ス
テップ502)。WEBサーバ3は受信した顧客IDが
顧客テーブル32に記録されているか確認する(ステッ
プ503)。確認できれば、顧客IDと利用者IDを関
連付けて利用者テーブル36に記録する。次いでWEB
サーバ3はアクセスを許可する(ステップ505)。ア
クセスを許可された顧客には、図1の携帯電話50の表
示部52に示すメニューが表示され、そのメニュープロ
グラムによって店舗テーブル33、ポイントテーブル3
4などの情報を参照できるようになる(ステップ50
6)。「ポイント」メニューをクリックすることでポイ
ントテーブル34を参照し、顧客は現在ポイントを直ち
に知ることができる。「店舗」メニューをクリックする
ことで店舗テーブル33を参照し、顧客は店舗情報を知
ることができる。
【0039】WEBサーバ3がIDを含まない一般向け
URLを公開している場合について、図10により説明
する。WEBサーバ3がIDを含まない一般向けURL
を公開している場合には、不特定多数の接続が予想され
るのが普通である。つまりポイントカードを所持しない
顧客によるアクセスも予想される。この場合について図
10により説明する。この一般向けURLには利用者I
Dも顧客IDも含まれていないのでいずれのIDも取得
できずテーブルで確認できない(ステップ601)。こ
のときWEBサーバ3は、会員登録するかどうかを携帯
電話50の表示部52に表示する(ステップ602)。
顧客が会員登録を選択した場合にはメール送信を要求す
る内容(「氏名、住所、生年月日、連絡先を記入してメ
ールを送信してください」)を携帯電話50の表示部5
2に表示する(ステップ603)。顧客は必要事項を記
載してWEBサーバ3にメールを送信する(ステップ6
04)。WEBサーバ3は顧客のメールを受信するとメ
ールアドレスを取得する(ステップ605)。WEBサ
ーバ3は、受信したメールアドレスに対して、利用者コ
ードを割り当て関連付けて利用者テーブル36に記録す
る(ステップ606)。WEBサーバ3は更に、予めW
EBサーバ3から会員登録する顧客に対する顧客コード
体系(店舗で登録する場合と異なるコード体系)を決定
しておき、利用者IDに対応させてこの顧客IDを割り
当て決定し顧客テーブル32と利用者テーブル36に記
録する(ステップ607)。利用者IDを含むURLを
生成し(ステップ608)、利用者IDに対応したメー
ルアドレスに、生成したURLを送信する(ステップ6
09)。その際、「ポイントサービスのご利用はカード
発行までしばらくお待ちください。ホームページへは記
載のURLからログインできます。」といったメッセー
ジを記載しておく。次いでWEBサーバ3は、システム
運営事務局(図示せず)にメールで、顧客が送信した氏
名、住所、生年月日、連絡先などを添付してカード発行
を連絡する(ステップ610)。システム運営事務局は
WEBサーバ3から送信されたメールに基づき会員登録
とカード発行手続きをとり、POSサーバ2の顧客テー
ブル27に情報を登録する。ステップ602で会員登録
を選択しない場合には一般向けの情報へのアクセスを許
可し、店舗に関する情報のうち会員向けの特典情報を除
く情報や会員登録の方法などの閲覧のみを行えるように
する。
【0040】前述した実施例ステップにおいて、携帯電
話50がURLからWEBサーバに接続する場合におい
て、接続したURLから取得するIDによって次ステッ
プを決定することでもよい。つまり、顧客IDと利用者
IDのコード体系を異なるものにしておき、URLから
取得したIDが顧客IDか利用者IDかを判別するステ
ップを追加し、利用者IDであれば図8のステップ40
6に進み、顧客IDであれば第2の実施例で示した図6
のステップ305に進むように、さまざまなパターンに
対応できるようにプログラムしておくことでもよい。
【0041】次にWEBサーバ3に備えた情報テーブル
35について図11と図12により説明する。情報テー
ブルを備えることで、顧客IDの確認後にアクセスを許
可された顧客は、アクセス許可後に必要な情報のみ表示
するように登録することができるようにしてある。つま
り図11に示す情報テーブル36のように、顧客はアク
セス許可後に予め必要な情報特定項目を登録する。WE
Bサーバ3はアクセスを許可した顧客IDから特定項目
の項目番号を情報テーブル35に参照して、例えば顧客
ID=340002であれば、アクセスを許可したらA
店情報とB店情報のメニューだけを表示するようにす
る。他の情報を登録したい場合には、メニューの「情報
選択」から情報特定項目を選択し登録する。ポイント確
認のメニューなどは共通のメニューにするとよい。
【0042】ところで上記実施例において、顧客テーブ
ル32にパスワードが記録されている場合には、顧客I
Dを確認した後にパスワードを顧客通信端末から入力さ
せるステップを加えて本人であることを確認するステッ
プを厳重にする。なお、情報の提供に関していえば、W
EBサーバ3にアクセスしている通信端末にWEBサー
バ3から情報を提供する場合、つまりアクセスを許可し
た後の携帯電話画面に新着情報を強制的に表示する場合
と、顧客通信端末からの要求に応じて提供する場合(ポ
イント確認等)がある。また、WEBサーバ3から積極
的にメールにより情報を送信することもある。
【0043】
【発明の効果】以上本発明によると、既存のポイントカ
ードを利用したポイントサービスを備えたPOSシステ
ムがそのまま利用できて、携帯電話などの携帯通信端末
に対してリアルタイムに店舗情報提供あるいは積極的な
販促情報の提供、さらには消費者のアクセスによるポイ
ント確認等が可能な顧客管理システムが提供できるよう
になった。
【0044】また、インターネット上に開放したWEB
システムは一般的にホームページにより情報を提供して
おり、公開されたURL(Uniform Resou
rceLocator)によって不特定の者の接続が可
能であるが、店舗が発行するポイントカードを所持する
顧客だけに情報を提供したり顧客個別にポイント参照を
可能にするシステムを既存のPOSシステムの変更なし
に提供することができた。
【0045】更に顧客にユニークなURLを与えてWE
Bサーバへのアクセスを容易にする場合も、WEBサー
バ側だけで処理できるようになりPOSサーバに負担を
かけないで行うことができるようになった。つまりPO
Sサーバの負荷軽減を目的として、POSサーバからW
EBサーバに、顧客情報として顧客IDのみをインポー
トした場合でも、顧客通信端末と顧客IDとの関連付け
が容易にできるようにした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるPOSサーバとWEBサーバによ
る情報提供装置を示す図である。
【図2】POSサーバからWEBサーバに顧客データを
移行するステップの一例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例による顧客テーブル、ポ
イントテーブルの一例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例によるステップを示す図
である。
【図5】本発明の第2の実施例による顧客テーブルの一
例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例によるステップを示す図
である。
【図7】本発明の第3の実施例による顧客テーブルの一
例を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施例によるステップを示す図
である。
【図9】本発明の第3の実施例における別のステップを
示す図である。
【図10】WEBサーバから会員登録する場合のステッ
プを示す図である。
【図11】WEBサーバの情報テーブルを示す図であ
る。
【図12】顧客通信端末の表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 情報提供装置 2 POSサーバ 3 WEBサーバ 21 POS用コンピュータ 22 ポイント用コンピュータ 23 商品テーブル 24 売上テーブル 25 仕入テーブル 26 発注テーブル 27 顧客テーブル 28 ポイントテーブル 29 txtテーブル29 31 WEB用コンピュータ 32 顧客テーブル 33 店舗テーブル 34 ポイントテーブル 35 情報テーブル 36 利用者テーブル 40 POS端末 41 スキャナ 42 カードリーダ 50 通信端末 51 ポイントカード 52 表示部 53 入力部 60 インターネット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品IDに基づき商品の売上、在庫管理を
    含む販売時点情報管理とポイントカードに記録した顧客
    IDごとに商品の購入に応じたポイント付加を含むポイ
    ント管理とを行うPOSサーバと、POSサーバに蓄積
    した顧客IDを含む顧客情報と店舗情報とを記録したW
    EBサーバとを備えた、POSサーバとWEBサーバに
    よる情報提供方法であって、WEBサーバが、WEBサ
    ーバに接続した顧客通信端末から得られる顧客IDに対
    応させて顧客通信端末に情報を提供することを特徴とす
    るPOSサーバとWEBサーバによる情報提供方法。
  2. 【請求項2】商品IDに基づき商品の売上、在庫管理を
    含む販売時点情報管理とポイントカードに記録した顧客
    IDごとに商品の購入に応じたポイント付加を含むポイ
    ント管理とを行うPOSサーバと、POSサーバに蓄積
    した顧客IDを含む顧客情報と店舗情報とを記録したW
    EBサーバとを備えた、POSサーバとWEBサーバに
    よる情報提供方法であって、WEBサーバに接続した顧
    客通信端末から顧客IDを取得するステップと、取得し
    た顧客IDと、WEBサーバに記録した顧客IDとを比
    較するステップと、顧客IDの確認により、WEBサー
    バへのアクセスを許可するステップと、WEBサーバが
    アクセスを許可した顧客IDに対応させて顧客通信端末
    に情報を提供するステップと、を備えることを特徴とす
    るPOSサーバとWEBサーバによる情報提供方法。
  3. 【請求項3】商品IDに基づき商品の売上、在庫管理を
    含む販売時点情報管理とポイントカードに記録した顧客
    IDごとに商品の購入に応じたポイント付加を含むポイ
    ント管理とを行うPOSサーバと、POSサーバに蓄積
    した顧客IDを含む顧客情報と店舗情報とを記録したW
    EBサーバとを備えた、POSサーバとWEBサーバに
    よる情報提供方法であって、WEBサーバが既知の顧客
    通信端末のメールアドレスに、顧客IDを含むURLを
    通知するステップと、WEBサーバが、顧客通信端末が
    接続したURLから顧客IDを取得するステップと、取
    得した顧客IDと、WEBサーバに記録した顧客IDと
    を比較するステップと、顧客IDの確認により、WEB
    サーバへのアクセスを許可するステップと、WEBサー
    バがアクセスを許可した顧客IDに対応させて顧客通信
    端末に情報を提供するステップと、を備えることを特徴
    とするPOSサーバとWEBサーバによる情報提供方
    法。
  4. 【請求項4】既知の顧客通信端末のメールアドレスは、
    POSサーバから得てWEBサーバに記録した顧客情報
    に含まれるものであることを特徴とする請求項3記載の
    POSサーバとWEBサーバによる情報提供方法。
  5. 【請求項5】既知の顧客通信端末のメールアドレスは、
    顧客通信端末から送信される顧客IDが記述されたメー
    ルから得るものであることを特徴とする請求項3記載の
    POSサーバとWEBサーバによる情報提供方法。
  6. 【請求項6】商品IDに基づき商品の売上、在庫管理を
    含む販売時点情報管理とポイントカードに記録した顧客
    IDごとに商品の購入に応じたポイント付加を含むポイ
    ント管理とを行うPOSサーバと、POSサーバに蓄積
    した顧客IDを含む顧客情報と店舗情報とを記録したW
    EBサーバとを備えた、POSサーバとWEBサーバに
    よる情報提供方法であって、 WEBサーバに、WEBサーバが送信した利用者IDを
    含むURLによって顧客通信端末が接続されるステップ
    と、 WEBサーバが、顧客通信端末が接続したURLから利
    用者IDを取得するステップと、 WEBサーバが、取得した利用者IDと、WEBサーバ
    に記録した利用者IDとを比較するステップと、 WEBサーバが、利用者IDに顧客IDが関連付けられ
    ているか参照するステップと、 WEBサーバが、顧客IDを確認できないとき、WEB
    サーバが、URLに接続した顧客通信端末から顧客ID
    を取得するステップと、 WEBサーバが、取得した顧客IDと、WEBサーバに
    記録した顧客IDとを比較するステップと、 顧客IDの一致により、顧客IDと利用者IDとを関連
    付けて記録するとともにWEBサーバへのアクセスを許
    可するステップと、 WEBサーバが、アクセスを許可した利用者IDに対応
    させて顧客通信端末に情報を提供するステップと、 を備えることを特徴とするPOSシステムとWEBシス
    テムによる情報提供方法。
  7. 【請求項7】WEBサーバが、利用者IDに顧客IDが
    関連付けられているか参照するステップにおいて、顧客
    IDが確認できたとき、 WEBサーバへのアクセスを許可するステップとWEB
    サーバが、アクセスを許可した利用者IDに対応させて
    顧客通信端末に情報を提供するステップと、を備えるこ
    とを特徴とする請求項6記載のPOSシステムとWEB
    システムによる情報提供方法。
  8. 【請求項8】WEBサーバに、WEBサーバが送信した
    URLによって顧客通信端末が接続されるステップの前
    に、WEBサーバが、顧客通信端末から送信されたメー
    ルを受信するステップと、WEBサーバが、受信したメ
    ールのアドレスに関連付けて利用者IDを生成するとと
    もに記録するステップと、WEBサーバが、利用者ID
    を含むURLを生成し、受信したメールのアドレスにU
    RLを送信するステップと、を備えることを特徴とする
    請求項6記載のPOSシステムとWEBシステムによる
    情報提供方法。
  9. 【請求項9】商品IDに基づき商品の売上、在庫管理を
    含む販売時点情報管理とポイントカードに記録した顧客
    IDごとに商品の購入に応じたポイント付加を含むポイ
    ント管理とを行うPOSサーバと、POSサーバに蓄積
    した顧客IDを含む顧客情報と店舗情報とを記録したW
    EBサーバとを備えた、POSサーバとWEBサーバに
    よる情報提供方法であって、 顧客IDを含む顧客情報のファイルをPOSサーバの所
    定のディレクトリに所定のファイル形式で顧客情報デー
    タを作成するステップと、 WEBサーバがPOSサーバ内の顧客情報データを読み
    取るステップと、 WEBサーバが、読み取った顧客情報をWEBサーバの
    所定ファイルに記録するステップと、を備えることを特
    徴とする請求項1乃至請求項8記載のPOSシステムと
    WEBシステムによる情報提供方法。
  10. 【請求項10】商品IDに基づき商品の売上、在庫管理
    を含む販売時点情報管理とポイントカードに記録した顧
    客IDごとに商品の購入に応じたポイント付加を含むポ
    イント管理とを行うPOSサーバと、POSサーバに蓄
    積した顧客IDを含む顧客情報と店舗情報とを記録し、
    顧客IDに対応させて顧客通信端末に情報提供を可能と
    したWEBサーバと、 WEBサーバに接続して、顧客IDに対応した顧客情報
    と、店舗情報とを参照する顧客通信端末と、を備えたこ
    とを特徴とするPOSサーバとWEBサーバによる情報
    提供装置。
  11. 【請求項11】WEBサーバは顧客IDごとに提供可能
    な情報特定項目を記録した情報テーブルを備えることを
    特徴とする請求項11記載のPOSサーバとWEBサー
    バによる情報提供装置。
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