JP2003076911A - クーポン管理方法、クーポン管理プログラム及びクーポン管理サーバ - Google Patents

クーポン管理方法、クーポン管理プログラム及びクーポン管理サーバ

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JP2003076911A
JP2003076911A JP2001268933A JP2001268933A JP2003076911A JP 2003076911 A JP2003076911 A JP 2003076911A JP 2001268933 A JP2001268933 A JP 2001268933A JP 2001268933 A JP2001268933 A JP 2001268933A JP 2003076911 A JP2003076911 A JP 2003076911A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 会員の意図を考慮したクーポンを効率的に発
行することができるクーポン管理方法、クーポン管理プ
ログラム及びクーポン管理サーバを提供する。 【解決手段】 会員は、ユーザ端末10を用いて、クー
ポン管理サーバ20にアクセスする。クーポン管理サー
バ20は、会員に対して、希望の商品、希望ポイント
数、購入希望日の入力を促す。会員が設定した希望ポイ
ント数が提供可能ポイント数より大きい場合には、提供
可能なポイント数を会員に提示する。承諾を受けた場合
や、会員が設定した希望ポイント数が提供可能ポイント
数より小さい場合には、購入希望日に基づいて算出した
有効期限のクーポンを、会員に付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品等を購入した
ユーザに対し、購入時にポイントの付与等の利益を還元
するためのクーポンの発行管理に用いるクーポン管理方
法、クーポン管理プログラム及びクーポン管理サーバに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、広告等に添付されたクーポン
を用いて値引きを行なう販売促進活動が行われている。
最近では、インターネットのホームページにクーポンを
表示し、プリントアウトして使用するといったものもあ
る。
【0003】また、クーポンを提示して商品等を購入す
ることにより、会員に対してポイントを加算し、蓄積さ
れたポイントを用いて商品購入時に割引を行なう方式の
クーポンサービスも普及している。特定のチェーン店な
どで有効ないわゆるハウスクーポンの場合、そのクーポ
ンサービスを提供する加入販売店で会員が商品を購入す
ると、購入額に応じて予め定められた率によりポイント
が加算され、累積されていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなク
ーポンは、クーポン発行者から一方的に提供されてい
た。このため、ユーザ(クーポンの利用者)の意図が考
慮されていない場合がある。すなわち、クーポンを使用
することにより提供されるポイントやクーポンの有効期
限は、クーポン発行元によって一方的に定められてい
た。また、使用される可能性の低いクーポンが多く提供
されると、クーポンを提供する側にとっても、資源の無
駄を生じていた。この点は、クーポン発行状況を利用者
毎に管理するシステムにおいては顕著となる。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、ユーザの意図を考慮し
たクーポンを効率的に発行することができるクーポン管
理方法、クーポン管理プログラム及びクーポン管理サー
バを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、クーポン管理を行なう
管理コンピュータを用いて、ユーザに対するクーポン発
行の管理を行なう方法であって、前記管理コンピュータ
が、前記ユーザに対して、商品購入時に提供される希望
ポイントの入力を促す段階と、入力された希望ポイント
の提供可否を判断する段階と、前記希望ポイントを提供
可能な場合は、商品購入時に前記希望ポイントをユーザ
に提供するためのクーポンを、前記ユーザに発行する段
階とを有することを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、ユーザ毎に付与
されたクーポンを記録する発行クーポン記憶手段と、商
品識別子と提供可能ポイントとを関連づけて記録したリ
クエストクーポンデータ記憶手段と、クーポン管理を行
なう管理コンピュータとを有するクーポン管理サーバを
用いて、ユーザに対してクーポンの発行を行なう方法で
あって、前記管理コンピュータが、前記ユーザに対し
て、希望の商品識別子と、その商品購入時に提供される
希望ポイントとの入力を促す段階と、希望商品の希望ポ
イントが入力された場合には、前記リクエストクーポン
データ記憶手段に記録された前記提供可能ポイントと前
記希望ポイントとを比較する段階と、前記比較の結果、
前記希望ポイントが前記提供可能ポイントより小さい場
合には、前記発行クーポン記憶手段に、前記希望ポイン
トを提供ポイントとするクーポンを前記ユーザに関連づ
けて記録する段階と、前記比較の結果、前記希望ポイン
トが前記提供可能ポイントより大きい場合には、前記提
供可能ポイントを前記ユーザに提示し、承諾を促し、前
記承諾を受けた場合、前記発行クーポン記憶手段に、前
記提供可能ポイントを提供ポイントとするクーポンを前
記ユーザに関連づけて記録する段階とを有することを要
旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のクーポン管理方法において、前記発行クーポン記憶手
段には、クーポン有効期間を記録でき、前記管理コンピ
ュータが、前記ユーザに商品購入希望日の入力を促す段
階をさらに有し、前記クーポンを記録する段階は、前記
購入希望日に基づいて算出したクーポン有効期限を、前
記ユーザに関連づけてさらに記録することを要旨とす
る。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載のクーポン管理方法において、前記発行クーポン
記憶手段には、前記クーポンの使用の有無を、さらに記
録することを要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の
いずれか1項に記載のクーポン管理方法において、前記
クーポン管理サーバは、ユーザ毎に発行されたポイント
を蓄積するユーザデータ記憶手段をさらに有し、前記ク
ーポンを記録する段階は、前記ユーザデータ記憶手段に
記録された蓄積ポイントから所定ポイントを減じ、前記
クーポンが使用された場合には、前記提供ポイントに前
記所定ポイントを加算して、前記ユーザデータ記憶手段
に記録する段階をさらに有することを要旨とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、クーポン管理を
行なう管理コンピュータを用いて、ユーザに対するクー
ポン発行の管理を行なうクーポン管理プログラムであっ
て、前記管理コンピュータを、前記ユーザに対して、商
品購入時に提供される希望ポイントの入力を促す手段
と、入力された希望ポイントの提供可否を判断する手段
と、前記希望ポイントを提供可能な場合は、商品購入時
に前記希望ポイントをユーザに提供するためのクーポン
を、前記ユーザに発行する手段として機能させることを
要旨とする。
【0012】請求項7に記載の発明は、ユーザ毎に付与
されたクーポンを記録する発行クーポン記憶手段と、商
品識別子と提供可能ポイントとを関連づけて記録したリ
クエストクーポンデータ記憶手段と、クーポン管理を行
なう管理コンピュータとを有するクーポン管理サーバを
用いて、ユーザに対してクーポンの発行を行なうクーポ
ン管理プログラムであって、前記管理コンピュータを、
前記ユーザに対して、希望の商品識別子と、その商品の
希望ポイントとの入力を促す手段と、希望商品の希望ポ
イントが入力された場合には、前記リクエストクーポン
データ記憶手段に記録された前記提供可能ポイントと前
記希望ポイントとを比較する手段と、前記比較の結果、
前記希望ポイントが前記提供可能ポイントより小さい場
合には、前記発行クーポン記憶手段に、前記希望ポイン
トを提供ポイントとするクーポンを前記ユーザに関連づ
けて記録する手段と、前記比較の結果、前記希望ポイン
トが前記提供可能ポイントより大きい場合には、前記提
供可能ポイントを前記ユーザに提示し、承諾を促し、前
記承諾を受けた場合、前記発行クーポン記憶手段に、前
記提供可能ポイントを提供ポイントとするクーポンを前
記ユーザに関連づけて記録する手段として機能させるこ
とを要旨とする。
【0013】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
のクーポン管理プログラムにおいて、前記発行クーポン
記憶手段には、クーポン有効期間を記録でき、クーポン
管理プログラムは、前記管理コンピュータを、前記ユー
ザに商品購入希望日の入力を促す手段としてさらに機能
させ、前記クーポンを記録する手段は、前記購入希望日
に基づいて算出したクーポン有効期限を、前記ユーザに
関連づけてさらに記録することを要旨とする。
【0014】請求項9に記載の発明は、請求項7又は8
に記載のクーポン管理プログラムにおいて、前記発行ク
ーポン記憶手段には、前記クーポンの使用の有無を、さ
らに記録することを要旨とする。
【0015】請求項10に記載の発明は、請求項7〜9
のいずれか1項に記載のクーポン管理プログラムにおい
て、前記クーポン管理サーバは、ユーザ毎に発行された
ポイントを蓄積するユーザデータ記憶手段をさらに有
し、クーポン管理プログラムは、前記クーポンを記録す
る手段は、前記ユーザデータ記憶手段に記録された蓄積
ポイントから所定ポイントを減じ、前記クーポンが使用
された場合には、前記提供ポイントに前記所定ポイント
を加算して、前記ユーザデータ記憶手段に記録する手段
としてさらに機能させることを要旨とする。
【0016】請求項11に記載の発明は、クーポン管理
を行なう管理コンピュータを用いて、ユーザに対するク
ーポン発行の管理を行なうクーポン管理サーバであっ
て、前記管理コンピュータが、前記ユーザに対して、商
品購入時に提供される希望ポイントの入力を促す手段
と、入力された希望ポイントの提供可否を判断する手段
と、前記希望ポイントを提供可能な場合は、商品購入時
に前記希望ポイントをユーザに提供するためのクーポン
を、前記ユーザに発行する手段とを有することを要旨と
する。
【0017】請求項12に記載の発明は、ユーザ毎に付
与されたクーポンを記録する発行クーポン記憶手段と、
商品識別子と提供可能ポイントとを関連づけて記録した
リクエストクーポンデータ記憶手段と、クーポン管理を
行なう管理コンピュータとを有するクーポン管理サーバ
であって、前記管理コンピュータが、前記ユーザに対し
て、希望の商品識別子と、その商品の希望ポイントとの
入力を促す手段と、希望商品の希望ポイントが入力され
た場合には、前記リクエストクーポンデータ記憶手段に
記録された前記提供可能ポイントと前記希望ポイントと
を比較する手段と、前記比較の結果、前記希望ポイント
が前記提供可能ポイントより小さい場合には、前記発行
クーポン記憶手段に、前記希望ポイントを提供ポイント
とするクーポンを前記ユーザに関連づけて記録する手段
と、前記比較の結果、前記希望ポイントが前記提供可能
ポイントより大きい場合には、前記提供可能ポイントを
前記ユーザに提示し、承諾を促し、前記承諾を受けた場
合、前記発行クーポン記憶手段に、前記提供可能ポイン
トを提供ポイントとするクーポンを前記ユーザに関連づ
けて記録する手段とを有することを要旨とする。
【0018】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載のクーポン管理サーバにおいて、前記発行クーポン
記憶手段には、クーポン有効期間を記録でき、前記ユー
ザに商品購入希望日の入力を促す手段をさらに有し、前
記クーポンを記録する手段は、前記購入希望日に基づい
て算出したクーポン有効期限を、前記ユーザに関連づけ
てさらに記録することを要旨とする。
【0019】請求項14に記載の発明は、請求項12又
は13に記載のクーポン管理サーバにおいて、前記発行
クーポン記憶手段には、前記クーポンの使用の有無を、
さらに記録することを要旨とする。
【0020】請求項15に記載の発明は、請求項12〜
14のいずれか1項に記載のクーポン管理サーバにおい
て、前記クーポン管理サーバは、ユーザ毎に発行された
ポイントを蓄積するユーザデータ記憶手段をさらに有
し、前記クーポンを記録する手段は、前記ユーザデータ
記憶手段に記録された蓄積ポイントから所定ポイントを
減じ、前記クーポンが使用された場合には、前記提供ポ
イントに前記所定ポイントを加算して、前記ユーザデー
タ記憶手段に記録する手段をさらに有することを要旨と
する。
【0021】(作用)請求項1、6又は11に記載の発
明によれば、管理コンピュータは、ユーザに対して、商
品購入時に提供される希望ポイントの入力を促し、入力
された希望ポイントの提供可否を判断し、前記希望ポイ
ントを提供可能な場合は、商品購入時に前記希望ポイン
トをユーザに提供するためのクーポンを、前記ユーザに
発行する。このため、商品購入時には、ユーザの意向に
沿ったポイントを提供することができる。このポイント
は、ユーザの意思に基づくものであり、商品購買意欲を
促進することができる。
【0022】また、希望ポイントの提供可否の判断を行
なうため、ユーザにポイント(利益)を提供しながら、
クーポン提供者(クーポン発行元)の利益も確保でき
る。さらに、このクーポンはユーザの要求に基づいて発
行されるため、クーポンの発行を希望していないユーザ
に対して発行する必要が無い。クーポンの発行を希望し
ていないユーザに対して発行されたクーポンは使用可能
性が低いため、このようなクーポンを発行する必要が無
く、発行されたクーポンを管理するためのコンピュータ
資源の無駄遣いを抑制することができる。
【0023】請求項2、7又は12に記載の発明によれ
ば、管理コンピュータは、リクエストクーポンデータ記
憶手段に記録された提供可能ポイントと、ユーザが設定
した希望ポイントとを比較し、前記比較の結果、前記希
望ポイントが前記提供可能ポイントより小さい場合に
は、発行クーポン記憶手段に、前記希望ポイントを提供
ポイントとするクーポンを前記ユーザに関連づけて記録
する。このため、商品購入時には、ユーザの意向に沿っ
たポイントを提供することができる。このポイントは、
ユーザの意思に基づくものであり、商品購買意欲を促進
することができる。
【0024】また、前記比較の結果、前記希望ポイント
が前記提供可能ポイントより大きい場合には、前記提供
可能ポイントを前記ユーザに提示し、承諾を促す。この
ため、ユーザに利益を提供しながら、クーポン提供者の
利益も確保できる。
【0025】さらに、このクーポンはユーザの要求に基
づいて記録されるため、ユーザに一律にクーポンを発行
する場合に比べて、発行されたクーポンが使用される可
能性が高くなる。すなわち、使用可能性の低いクーポン
を記録する必要が無く、各ユーザに発行されているクー
ポンを管理するための記憶容量を抑制することができ
る。特に、個々のユーザ毎にクーポンの発行内容等を管
理しているシステムにおいては、記憶容量低減の効果が
大きい。
【0026】請求項3、8又は13に記載の発明によれ
ば、発行クーポン記憶手段には、クーポン有効期間を記
録でき、ユーザの設定した商品購入希望日に基づいて算
出したクーポン有効期限を記録する。このため、ユーザ
の意向に沿った有効期限を設定することができる。従来
のように、一律に有効期間を定めたクーポンでは、クー
ポン発行元が有効期限を定めるため、有効期間を短くす
ると有効期間内に使用できないユーザが増加する。一
方、有効期間を長く設定すると、クーポンの管理効率が
低下するとともに、いつでも使用できるという思いから
クーポン利用(商品購入)の意欲の低下を招いていた。
本発明によれば、ユーザは自らの予定を考慮してクーポ
ン使用時期設定できるため、このような従来の課題を解
決でき、クーポン使用の意欲を高めることができる。
【0027】請求項4、9又は14に記載の発明によれ
ば、発行クーポン記憶手段には、クーポンの使用の有無
を記録する。このため、クーポン提供者はクーポンの使
用の有無を把握でき、クーポンが使用されていない場合
には、ユーザにペナルティ等を課すことができる。
【0028】請求項5、10又は15に記載の発明によ
れば、前記クーポンを記録する場合には、ユーザの蓄積
ポイントから所定ポイントを減じ、前記クーポンが使用
された場合には、前記所定ポイントが返還される。これ
により、ユーザに対して、クーポンの使用をより促進さ
せることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図1〜図14に従って説明する。本実施形態では、
商品購入時に使用するクーポンを会員(ユーザ)に提供
する場合に用いるクーポン管理方法、クーポン管理プロ
グラム及びクーポン管理サーバとして説明する。
【0030】本実施形態では、図1に示すように、ユー
ザ端末10、クーポン管理サーバ20、販売店端末30
(例えば、POS端末等)及びクーポン発行元端末40
が、ネットワークとしてのインターネットIを介して、
それぞれ接続されている。会員に対して提供されるクー
ポンは、クーポン発行元がクーポン発行元端末40を用
いて設定する。
【0031】本実施形態で用いられるクーポンには、通
常クーポンとリクエストクーポンとがある。通常クーポ
ンは、クーポン発行元が設定したクーポン発行条件(会
員条件)に基づいて、自動的に会員に提供される。一
方、リクエストクーポンは、本システムに登録された会
員からのクーポン発行要求に応じて提供される。本実施
形態では、会員が、商品購入時に提供を希望するポイン
ト数に関して要求を行ない、その要求結果に応じて、リ
クエストクーポンが発行される。
【0032】会員がリクエストクーポンの発行要求(リ
クエスト)を行なう場合には、インターネットIに接続
可能なユーザ端末10を利用する。このユーザ端末10
は、サーバとの間で行なうデータ通信を行なうためのデ
ータ通信機能を有するコンピュータ端末である。このユ
ーザ端末10は、データの送受信機能、表示機能等を実
行するための各種プログラムを内蔵しており、これらの
プログラムを実行することにより通信手段、表示手段と
しての機能が実現される。このため、ユーザ端末10
は、図示しない制御手段(CPU)、メモリ手段(RA
M、ROM、ハードディスク等)、表示部、データ送受
信手段等を備える。
【0033】クーポン管理サーバ20は、クーポンの発
行や、発行されたクーポンの管理を行なうコンピュータ
システムである。クーポン管理サーバ20は、図1に示
すように、管理コンピュータ21を備えている。この管
理コンピュータ21は、会員やクーポンに関するデータ
を管理する。管理コンピュータ21は、図示しない制御
手段(CPU)、記憶手段(RAM、ROM、ハードデ
ィスク等)、データ送受信手段等を有するコンピュータ
システムであり、クーポン管理プログラムを実行するこ
とにより、後述するデータの処理を行なう各手段として
機能する。
【0034】管理コンピュータ21には、ユーザデータ
記憶手段としての会員データ記憶部22、リクエストク
ーポンデータ記憶手段としてのリクエストクーポンデー
タ記憶部23、発行クーポン記憶手段としてのクーポン
データ記憶部24や発行クーポンデータ記憶部25、及
び販売店データ記憶部26が、それぞれ接続されてい
る。
【0035】本実施形態において、会員データ記憶部2
2には、図2に示すように、会員毎に、会員を特定する
ための情報や、会員の氏名、住所、年齢、趣味等の属
性、クーポンが発行されている商品を購入する等により
発生したポイント数(会員がクーポン発行元に対して有
する債権情報)に関する会員データ220が記録されて
いる。この会員データ220は、本サービスの会員にな
った場合に設定される。本実施形態では、会員データ2
20は、会員ID、会員基本属性、パスワード、会員属
性及び蓄積ポイント数の各項目に関するデータを含む。
【0036】会員IDデータ領域には、会員毎に付与さ
れた識別子である会員番号が記録されている。会員基本
属性データ領域には、会員名、会員への連絡手段(電話
番号、電子メールアドレス、住所等)が記録されてい
る。パスワードデータ領域には、会員がクーポン管理サ
ーバ20の提供するサービスを享受する際の認証用の暗
証番号に関するデータが記録されている。会員属性デー
タ領域には、性別、年齢、趣味、会員の活動地域に関す
る情報、購買履歴等、この会員がクーポン発行適用対象
者か否かを判定するための会員の属性に関するデータが
記録されている。
【0037】蓄積ポイント数データ領域には、会員が獲
得したポイント数の累積値、すなわち、会員が行使でき
るポイント数に関するデータが記録される。このデータ
は、ポイント発生時や利用還元時毎に更新され、記録さ
れる。
【0038】リクエストクーポンデータ記憶部23に
は、図3に示すように、会員からのリクエストに応じる
ことが可能なクーポン(リクエストクーポン)に関する
リクエストクーポンデータ230が記録されている。こ
のリクエストクーポンデータ230は、クーポン発行元
が、クーポン発行元端末40を用いてリクエストクーポ
ンを設定した場合に記録される。本実施形態では、リク
エストクーポンデータ230は、クーポン発行元ID、
商品コード、通常価格(ここでは、商品の店頭価格)、
クーポン発行条件、提供可能ポイント数の各項目に関す
るデータを含む。
【0039】クーポン発行元IDデータ領域には、クー
ポンの発行元(商品のメーカ、小売店、小売店団体(商
店組合、チェーン店等)等)を特定するための識別子
(例えば、メーカ名称)に関するデータが記録される。
【0040】商品コードデータ領域には、クーポンの対
象になる商品を識別するためのコードが記録される。本
実施形態では、JANコード(「Japanese Article Nu
mber」コード)を用いる。JANコードは、標準化され
た共通商品コードとして、バーコード等により商品など
に表示され、流通情報システムの中で使用されているも
のである。
【0041】通常価格データ領域には、この商品の店頭
価格に関するデータが記録される。クーポン発行条件デ
ータ領域には、どの会員に対してクーポンを発行するか
(会員属性依存性)を規定する条件に関するデータが記
録される。例えば、対象年齢、居住地、性別、趣味、過
去の購買特性等から構成される。
【0042】提供可能ポイント数データ領域には、クー
ポン発行条件に対応し、商品購入時に提供可能なポイン
ト数の最大値に関するデータが記録されている。例え
ば、「クーポン発行条件」が「蓄積ポイント数が100
0以下」に対しては提供可能ポイント数として「50ポ
イント」が記録され、「蓄積ポイント数が1000以
上」に対しては提供可能ポイント数として「100ポイ
ント」のように記録される。また、クーポンに会員属性
依存性が無い場合は、「クーポン発行条件」は空欄とす
る。
【0043】クーポンデータ記憶部24には、図4に示
すように、会員に提供されるクーポンに関するクーポン
データ240が記録されている。このクーポンデータ2
40は、クーポンが発行された場合に記録される。この
クーポンデータ240には、図4に示すように、クーポ
ンID、クーポン基本属性、ポイント発行条件、提供ポ
イント数、発行済ポイント数、支払済ポイント数、発行
元への請求のための発行元請求情報、無効フラグの情報
項目に関するデータを含む。
【0044】クーポンIDデータ領域には、クーポンを
識別するためにクーポン毎に付与された識別子が記録さ
れる。クーポン基本属性データ領域は、図5に示すクー
ポン基本属性データ241が記録される。このクーポン
基本属性データ241は、クーポン発行元を特定するた
めの発行元ID、クーポン発行対象商品を特定するため
の商品コード(本実施形態ではJANコード)、有効期
間(開始日、終了日)等に関するデータを含む。
【0045】ポイント発行条件データ領域には、図6に
示すポイント発行条件データ242が記録される。ポイ
ント発行条件とは、対象商品の購買状況に応じて、ポイ
ント発行の可否や発行されるポイント値を規定するため
の条件であり、例えば、購入個数、購入店舗、同時購入
商品、購入の曜日、過去の購入履歴等から構成される。
【0046】なお、上記クーポン発行対象については、
対象商品、対象店舗の両方を指定できるだけでなく、い
ずれか一方のみを指定することができる。対象商品のみ
の指定(この場合を商品クーポンという)は、主に商品
メーカによりなされ、販売店も条件としたい場合は、ポ
イント発行条件として設定される。また、対象店舗のみ
の指定(この場合を店舗クーポンという)は、主に小売
店、商店会によりなされる。
【0047】クーポンデータ240の提供ポイント数デ
ータ領域には、上記ポイント発行条件と対応しており、
商品購入時に提供されるポイント数に関するデータが記
録される。例えば、ポイント発行条件として「購入個数
が10個以上」に対応して提供ポイントとして「100
ポイント」、ポイント発行条件として「特定の同時購入
商品」に対して提供ポイントとして「ポイント倍増」と
いったように種々の設定を行なう。
【0048】発行済ポイント数データ領域には、このク
ーポンについて各会員に提供されたポイント数の累積値
に関するデータ記録される。支払済ポイント数データ領
域には、発行元から支払いのあったポイント数の累積値
に関するデータ記録される。
【0049】発行元請求情報データ領域には、発行済み
ポイント数からの支払済みポイント数を差し引いたポイ
ント数(差分ポイント数)が記録される。この差分ポイ
ント数相当の金額が発行元へ請求されることになる。
【0050】無効フラグデータ領域には、クーポンの有
効性を識別するためのフラグが記録される。クーポンの
有効期限の経過等、クーポン終了条件を満たし、クーポ
ンの効力がなくなる場合に記録される。本フラグがオン
の場合には、会員にクーポンの提供を行なわず、また、
会員毎に発行されているクーポンは効力を失う。無効フ
ラグがオンになり、かつ上記差分ポイント数が「0」に
なった場合、このクーポンIDに関するデータは、クー
ポンデータ記憶部24から削除される。
【0051】発行クーポンデータ記憶部25には、図7
に示すように、会員に発行されたクーポンに関する発行
クーポンデータ250が記録されている。この発行クー
ポンデータ250は、クーポンが発行された場合に、対
象会員のデータに関連づけて追加、記録される。本実施
形態では、発行クーポンデータ250には、会員IDに
クーポンIDが関連づけられて記録される。
【0052】なお、クーポンデータ記憶部24に記録さ
れたクーポンデータ240の無効フラグがオンされた場
合、会員ID関連づけられたクーポンIDの内、削除対
象のクーポンIDのクーポンは発行クーポンデータ記憶
部25から削除される。また、1人の会員に対して、複
数のクーポンが発行されている場合には、図7に示すよ
うに、1つの会員IDに対して複数のクーポンIDが関
連づけられて記録される。
【0053】販売店データ記憶部26には、図8に示す
ように、商品の販売店に関する販売店データ260が記
録されている。この販売店データ260は、会員がクー
ポンを利用できる販売店について設定される。この販売
店データ260は、販売店ID、販売店名、還元利用ポ
イント数、支払済ポイント数の各項目に関するデータを
含む。
【0054】還元利用ポイント数データ領域には、会員
が商品等を購入する際、蓄積されているポイントを支払
いに充当することにより、利用還元されたポイント数に
関するデータが記録される。支払済ポイント数データ領
域には、ポイントの還元利用に関して、クーポンサービ
ス運営者又はクーポン発行元から販売店に支払われた金
額のポイント相当累積値に関するデータが記録される。
【0055】(会員登録)本クーポンシステムのサービ
スを利用するために会員登録を行なうことが必要であ
る。まず、上記のように構成されたシステムにおいて、
会員の登録を行なう場合の処理について説明する。
【0056】この場合、希望者は、クーポンサービス運
営者に対して、自身の属性(氏名、電話番号、電子メー
ルアドレス、住所等の連絡先、使用するパスワード、性
別、年齢、趣味等)を提示して登録申込を行なう。クー
ポンサービス運営者は、この希望者の会員IDを決定
し、会員データ記憶部22に記録する。会員に対しては
会員IDが通知され、クーポンサービス運営者から会員
IDを記録したカードが発行される。会員は、加盟店舗
での商品購入等の際に、このカードを提示することによ
りクーポンサービスを受けることが可能となる。
【0057】(通常クーポンの登録処理)次に、上記の
ように構成されたシステムにおいて、まず、通常のクー
ポン発行処理を実行する場合の処理手順を説明する。こ
こでは、従来と同様に、所定のクーポン発行条件を満た
す会員に対して一律にクーポンを提供する場合を例に説
明する。
【0058】通常クーポンに関しては、クーポン発行元
がクーポン発行元端末40を用いて設定したクーポン発
行条件(会員条件)に基づいて付与される。この会員条
件とは、どの会員に対してクーポンを発行するかを規定
する条件であり、例えば、対象年齢、居住地、性別、趣
味、過去の購買特性等から構成される。
【0059】クーポン発行元端末40からクーポン管理
サーバ20に、クーポン基本属性、ポイント発行条件、
提供ポイント数及び会員条件に関するデータが提供され
た場合、管理コンピュータ21は、まず、クーポンID
を付与する。そして、クーポン基本属性等の各データを
クーポンデータ記憶部24に記録する。次に、会員条件
を満たす会員を、会員データ記憶部22を検索して特定
する。特定された各会員の会員IDに対して、クーポン
IDを関連づけて発行クーポンデータ記憶部25に、新
たに追加し、記録する。
【0060】(リクエストクーポンの登録処理)まず、
クーポン発行元が、会員に提供可能なリクエストーポン
の設定を行なう。ここでは、クーポン発行元が、クーポ
ン発行元端末40を用いて、発行したいリクエストクー
ポンに関するデータをクーポン管理サーバ20に送信す
る。
【0061】このデータを受信した管理コンピュータ2
1は、受信したデータをリクエストクーポンデータ23
0としてリクエストクーポンデータ記憶部23に追加
し、記録する。
【0062】次に、上記のようにして、リクエストクー
ポンデータ記憶部23に記録されたクーポンについて、
会員に対して会員所望のリクエストクーポンの発行を実
行する場合の処理手順を、図9に従って説明する。
【0063】まず、リクエストクーポンを希望する会員
は、ユーザ端末10を用いてクーポン管理サーバ20に
アクセスを行なう。このアクセスは、インターネットI
を介して行なわれる。
【0064】リクエストクーポンに関するアクセスがあ
った場合、管理コンピュータ21は、会員を認証するた
めのトップページをユーザ端末10に送信する(S1−
1)。
【0065】このデータを受信したユーザ端末10の表
示部には、図11に示す表示画面300が出力される。
この表示画面300には、会員を認証するための会員番
号(会員ID)やパスワードを入力するための入力欄3
01と送信ボタン302とが含まれる。そこで、会員
は、自身の会員ID及びパスワードを入力する。次に、
会員が送信ボタン302をクリックした場合、ユーザ端
末10は、入力された会員ID及びパスワードに関する
データを、クーポン管理サーバ20に送信する。
【0066】このデータを受信した管理コンピュータ2
1は、受信したデータに基づいて、ユーザ認証を行なう
(S1−2)。具体的には、管理コンピュータ21は、
受信した会員IDやパスワードが、会員データ記憶部2
2に記録されているデータに一致するかどうかを検証す
る。ユーザ認証ができなかった場合には、その旨をユー
ザ端末10に返信し、処理を中止する。
【0067】ユーザ認証ができた場合には、リクエスト
クーポンの提供可能な商品リストを送信する(S1−
3)。具体的には、管理コンピュータ21は、リクエス
トクーポンデータ記憶部23から提供可能なクーポンを
抽出し、編集した商品リストを作成する。会員に対して
提供可能なクーポンの抽出においては、リクエストクー
ポンに会員属性に関する条件が付与されている場合に
は、この会員に提供可能なクーポンが抽出される。
【0068】そして、管理コンピュータ21は、インタ
ーネットIを介して、この商品リストをユーザ端末10
に送信する。この商品リストには、商品名や通常価格
(ここでは店頭価格)に関するデータが含まれる。
【0069】このデータを受信したユーザ端末10の表
示部には、図12に示す表示画面310が出力される。
この表示画面310には、商品毎に、商品を選択するた
めの選択ボタン311が含まれる。さらに、表示画面3
10には、他の商品を表示させるための表示ボタン31
2や、選択を決定するための決定ボタン313が含まれ
る。ここでは、会員が「XYZ目薬」を選択する場合を
想定する。そこで、「XYZ目薬」の選択ボタン311
をクリックし、決定ボタン313をクリックする。
【0070】この場合、ユーザ端末10の表示部には、
図13に示す表示画面320が出力される。この表示画
面320は、会員のリクエスト(購入希望日、ポイント
数)を入力するための画面である。表示画面320に
は、会員が選択した商品(ここでは、「XYZ目薬」)
の購入希望日と、商品購入時に発生するポイント数(希
望ポイント数)を入力するための入力欄321とが含ま
れる。さらに、表示画面320には、データを送信する
ための送信ボタン322が含まれる。ここでは、会員
は、購入希望日として「9月18日」、希望ポイント数
として「50」ポイントを希望する場合を想定する。
【0071】会員はこれらの希望値を入力し、送信ボタ
ン322をクリックする。この場合、ユーザ端末10
は、インターネットIを介して入力されたデータをクー
ポン管理サーバ20に送信する。このデータには、会員
が入力した購入希望日、希望ポイント数及び商品コード
が含まれる。
【0072】このデータを受信した管理コンピュータ2
1は、商品コードに基づき対象商品のクーポン発行条件
を抽出する(S1−4)。このクーポンに会員属性依存
性がある場合(ステップ(S1−5)において「Ye
s」の場合)、管理コンピュータ21は会員データ記憶
部22からこの会員の会員属性を抽出する(S1−
6)。例えば、この商品について、クーポンが、会員の
過去の購買実績によりランク分けされている場合、その
ランクに応じて提供可能ポイント数が設定される。な
お、このクーポンに会員属性依存性がない場合(「N
o」の場合)、管理コンピュータ21はこの処理をスキ
ップする。
【0073】次に、管理コンピュータ21は、リクエス
トクーポンデータ記憶部23に記録されたリクエストク
ーポンデータ230を用いて提供可能ポイント数を算出
する(S1−7)。この場合、クーポンに会員属性依存
性がある場合には、会員属性に基づいて提供可能ポイン
ト数を算出する。
【0074】次に、管理コンピュータ21は、希望ポイ
ント数と提供可能ポイント数とを比較する(S1−
8)。会員が設定した希望ポイント数が提供可能ポイン
ト数より大きい場合(ステップ(S1−8)において
「Yes」の場合)には、管理コンピュータ21は、提
供可能なポイント数に関するデータを、インターネット
Iを介してユーザ端末10に送信する(S1−9)。
【0075】このデータを受信したユーザ端末10の表
示部には、図14に示す表示画面330が出力される。
この表示画面330には、提供可能なポイント数に関す
る情報と、クーポン発行希望ボタン331とが含まれ
る。会員がこの条件でクーポンの発行を承諾する場合
は、クーポン発行希望ボタン331をクリックする。こ
のクーポン発行希望ボタン331がクリックされた場
合、ユーザ端末10は承諾する旨をクーポン管理サーバ
20に送信する。
【0076】管理コンピュータ21が承諾を受けた場合
(ステップ(S1−10)において「Yes」の場
合)、又は会員が設定した希望ポイント数が、提供可能
ポイント数以下の場合(ステップ(S1−8)において
「No」の場合)、このクーポンの登録を行なう(S1
−11)。まず、管理コンピュータ21は、同一のクー
ポン(クーポン発行元、対象商品、提供可能ポイント
数、有効期間等のすべて条件が一致しているクーポン)
が既に発行されていないかどうかを、クーポンデータ記
憶部24を用いて検索する。検索の結果、同一のクーポ
ンが記録されていない場合、このクーポンに、新たなク
ーポンIDを付与し、クーポンデータ記憶部24に記録
する。そして、このクーポンIDと関連づけて、提供ポ
イント数(承諾を受けた提供可能ポイント数)、有効期
間、クーポン発行元ID等のクーポン情報を、通常のク
ーポンと同様にクーポンデータ記憶部24に新たに発行
されたクーポンとして追加記録する。
【0077】本実施形態では、クーポンの有効期間は、
購入希望日の前後1日を含めた3日間とする。ここで
は、購入希望日が「9月18日」であるため、有効期間
開始日を「9月17日」、有効期間終了日を「9月19
日」に設定する。
【0078】さらに、管理コンピュータ21は、この会
員の会員IDに関連づけて発行されたクーポンとして、
新たに記録されたクーポンID又は検索の結果、抽出さ
れたクーポンのクーポンIDを、発行クーポンデータ記
憶部25に追加し、記録する。そして、管理コンピュー
タ21は、ユーザ端末10に対して、会員にクーポンが
発行されたことを通知する。
【0079】なお、会員からの承諾が無い場合(ステッ
プ(S1−10)において「No」の場合)は、クーポ
ンデータ記憶部24への記録等を行なわずに処理を終了
する。
【0080】(ポイントの発生処理)次に、会員が販売
店で商品等を購入した際に、クーポン管理サーバ20が
この会員にポイントを発行する処理について、図10の
フローを用いて説明する。この処理は、通常クーポン、
リクエストクーポン共に同じ処理である。
【0081】会員が販売店でカードを提示し、商品等を
購入した場合、販売店端末30からクーポン管理サーバ
20に購入POSデータが送信される(S2−1)。こ
の購入POSデータは、販売店ID(又は販売店名)、
会員ID、商品コード、購入年月日、時刻等から構成さ
れる。
【0082】次に、管理コンピュータ21は、この会員
IDに基づいて、発行クーポンデータ記憶部25からク
ーポンIDを抽出する(S2−2)。次に、抽出された
クーポンIDに関連づけられた商品コードをクーポンデ
ータ記憶部24から抽出する(S2−3)。
【0083】次に、抽出された商品コードに、購入PO
Sデータに含まれる商品コードがある場合には、管理コ
ンピュータ21はポイント発生の要件を照合する(S2
−4)。この照合は、クーポンデータ240に記録され
た有効期間やポイント発行条件を満たしているかを判定
することにより行なわれる。ここで、ポイント発生の要
件を満たさない場合(ステップ(S2−4)において
「No」の場合)、ポイント発行処理を終了する。
【0084】ポイント発生の要件を満たす場合(「Ye
s」の場合)、ポイント数を計算する(S2−5)。具
体的には、管理コンピュータ21は、購入POSデータ
に含まれるデータ(例えば、販売店名、商品コード、購
入数、販売日時)と、発行クーポンデータ記憶部25に
記録されたポイント発行条件とを参照し、対応する提供
ポイント数を算出する。
【0085】そして、管理コンピュータ21は、会員デ
ータ記憶部22に記録された蓄積ポイント数及びクーポ
ンデータ記憶部24に記録された発行済みポイント数を
更新する(S2−6)。具体的には、会員データ記憶部
22の更新にあたっては、この会員の「蓄積ポイント
数」に提供ポイント数を加え、この会員の蓄積ポイント
数として更新する。
【0086】クーポンデータ記憶部24の更新にあたっ
ては、クーポンの「発行済ポイント数」に提供ポイント
数を加え、クーポンの発行済ポイント数として更新す
る。なお、本実施形態では、一つの商品に複数のクーポ
ン(例えば、通常クーポンとリクエストクーポン)が付
与されている場合には、両方のポイント数を会員に提供
する。
【0087】さらに、管理コンピュータ21は、過去の
購入実績として受信した購入POSデータを、会員デー
タ記憶部22に記録しておく(S2−7)。これにより
会員の購入特性を分析し、クーポンの発行条件設定等に
利用することが可能となる。
【0088】会員は、このように蓄積されたポイントを
用い、ポイント還元を受けることができる。本実施形態
におけるクーポンサービスでは、会員は蓄積したポイン
ト数に応じて景品、買物券、商品券等への交換、商品の
購入代金への充当等のサービスの提供を受けることがで
きる。この場合、会員データ記憶部22に記録された蓄
積ポイント数、クーポンデータ記憶部24に記録された
発行済ポイント数及び販売店データ記憶部26に記録さ
れた還元利用ポイント数が更新される。
【0089】なお、クーポンサービス運営者は、本シス
テムの運用により使用されたポイント数(クーポンデー
タ記憶部24に記録された発行済ポイント数)に見合っ
た額をクーポン発行元に請求する。この場合、クーポン
データ記憶部24に蓄積されている各クーポン発行元I
Dに基づいて、「発行済ポイント数」、「支払済ポイン
ト数」を読み出し、クーポン発行元に対して、「発行済
ポイント数」と「支払済ポイント数」の差分ポイント数
相当の金額を請求する。そして、上記請求に対して、ク
ーポン発行元から支払いを受けた場合、「支払済ポイン
ト数」を更新する。
【0090】以上、本実施形態によれば、以下に示す効
果を得ることができる。・ 上記実施形態では、クーポ
ン発行元が設定したクーポン発行条件(会員条件)に基
づいて、自動的に会員に提供される。具体的には、管理
コンピュータ21は、会員条件を満たす会員を会員デー
タ記憶部22から抽出し、この会員IDに対してクーポ
ンIDを関連づけて発行クーポンデータ記憶部25に記
録する。このため、手間をかけることなく、会員はクー
ポンの利益を享受できる。
【0091】・ 上記実施形態では、会員は所定の商品
についてクーポン(リクエストクーポン)を要求するこ
とができる。このため、購入予定の決まっている商品に
ついては、より大きな利益を享受することができる。こ
の場合、ユーザ端末10を用いて会員自身がリクエスト
を行なうので、商品購買意欲を維持することができる。
すなわち、会員自らが要求したクーポンは利用される機
会が多く、販売店の集客力を向上させることができる。
また、会員が希望するクーポンのみを発行するため、利
用されないクーポンの管理負荷を低減できる。特に、通
常クーポンに比べ、会員に対して発行されるクーポンの
数を抑制し、クーポンの管理データを減らすことができ
る。
【0092】・ 上記実施形態では、クーポンの発行に
際しては、対象商品、希望ポイント数と共に、会員が購
入予定日を指定する。これを参照することにより、販売
店は販売予測を行なうことができる。すなわち、購入予
定日を会員に指定させることにより、販売店(又はクー
ポン発行元)は会員の来店予定日を把握できる。従っ
て、顧客である会員に合わせたより緻密な提案(来店予
定日の関連イベントや割引情報の案内等)を行なうこと
ができる。
【0093】・ 上記実施形態では、会員に提供された
クーポンは、クーポンデータ記憶部24、発行クーポン
データ記憶部25に記録される。そして、商品購入時に
は、管理コンピュータ21は会員データ記憶部22、ク
ーポンデータ記憶部24、発行クーポンデータ記憶部2
5に記録されたデータに基づいて、会員にポイントを付
与する。このため、管理コンピュータ21は、通常クー
ポンとリクエストクーポンとを区別することなく処理を
行なうことができる。
【0094】・ 上記実施形態では、リクエストクーポ
ンデータ230は、クーポン発行元ID、商品コード、
通常価格、クーポン発行条件、提供可能ポイント数の各
項目に関するデータを含む。そして、会員からポイント
数のリクエストがあった場合には、希望ポイント数と提
供可能ポイント数とを照合する。このため、会員のリク
エストとクーポン発行元との利益均衡を図ることができ
る。すなわち、会員に提供されたクーポンは、クーポン
データ記憶部24、発行クーポンデータ記憶部25に記
録される。そして、商品購入時には、希望ポイント数が
提供可能ポイント数以下である場合には、会員は満足の
いくポイント数を得ることができる。また、希望ポイン
ト数が提供可能ポイント数より大きい場合にも、提供可
能なポイント数が提供されるので、クーポンの利益を享
受できる。このように、会員の意思が直接反映されたク
ーポンを提供することができる。
【0095】・ 上記実施形態では、会員の設定した購
入希望日に基づいて、有効期限が設定される。このた
め、会員にこの有効期間を意識させることにより、購買
を促進させることができる。
【0096】・ 上記実施形態では、会員データ記憶部
22に会員データ220が記録されているので、クーポ
ン発行者は個別の商品、特定商品と販売店あるいは会員
属性の組み合わせ等、きめ細かに条件を設定してクーポ
ンを無駄なく発行できる。特に、会員の利用動向などの
情報を収集することにより個人対応での販売促進活動を
効率的に実現できる。
【0097】・ 上記実施形態では、クーポンデータ記
憶部24に記録されたクーポンデータ240には、クー
ポンID、クーポン基本属性の他にポイント発行条件に
関するデータを含む。このため、クーポン発行元がクー
ポン発行条件を指定し、この条件を満足している会員を
指定してクーポンを発行できる。従って、クーポン発行
者が狙いとする会員にクーポンを提供できる。これによ
り、無駄なクーポンの発行を低減でき、クーポン発行コ
ストを低減できる。
【0098】・ 上記実施形態では、会員データ記憶部
22には会員データ220が記録されている。このた
め、会員は、利用販売店毎に個人情報を登録する必要が
ない。従って、利用販売店毎に自己の情報を提供せずに
クーポンを利用できる。さらに、会員は会員データ記憶
部22に記録された会員データ220を参照することに
より、自身が利用可能なクーポンを把握でき、クーポン
利用の機会損失が少ない。
【0099】・ 上記実施形態では、発行クーポンデー
タ記憶部25には会員に対して付与されたクーポンに関
する発行クーポンデータ250が記録されている。この
ため、会員は、自分に対して発行されているクーポン券
の紛失、持参忘れの心配がない。
【0100】なお、上記実施形態は、以下の態様に変更
してもよい。 ・ 上記実施形態では、クーポンが付与された商品を購
入した場合、ポイントを会員に提供する。このポイント
は会員に提供される利益であれば、割引等を行なうため
のクーポンを提供してもよい。
【0101】・ 上記実施形態では、会員が設定した希
望ポイント数が、提供可能ポイント数より大きい場合、
管理コンピュータ21は、提供可能なポイント数に関す
るデータを、インターネットIを介してユーザ端末10
に送信する。これに代えて、管理コンピュータ21が、
希望ポイント数と提供可能ポイント数との差分に基づい
て、所定の利益を会員に付与してもよい。これにより、
希望ポイント数が提供可能ポイント数より大きい場合に
も、会員は利益を受けることができる。
【0102】・ 上記実施形態では、クーポンデータ記
憶部24、発行クーポンデータ記憶部25には、会員が
要求したリクエストクーポンに関するデータが記録され
る。そして、商品を購入した場合には、会員にポイント
を提供する。これに加え、リクエストクーポンを提供す
る場合には、会員に履行義務や履行責任を課してもよ
い。例えば、リクエストクーポンを付与する場合には、
会員の蓄積ポイント数の中から所定ポイント数を減ら
す。そして、クーポンが使用された場合には、この所定
ポイント数と提供ポイント数とを合計したポイント数を
提供する。このクーポンが使用されなかった場合は、蓄
積ポイント数は減らされたままとする。これにより、会
員にクーポンの使用意欲を増し、商品購入を確実にする
ことができる。
【0103】また、履行義務や履行責任は、ペナルティ
発生であってもよい。例えば、同一商品に対してのクー
ポン発生を一定期間抑制したり、提供ポイント数を減ら
したりしてもよい。この場合、クーポンデータ記憶部2
4には、発行済ポイント数に関するデータが記録されて
いるので、このデータに基づいてクーポンの使用の有無
を把握でき、会員にペナルティを課すことができる。
【0104】・ 上記実施形態では、リクエストクーポ
ンデータ230は、クーポン発行元ID、商品コード、
通常価格、クーポン発行条件、提供可能ポイント数の各
項目に関するデータを含む。このクーポン発行条件デー
タ領域には、どの会員に対してクーポンを発行するか
(会員属性依存性)を規定する条件に関するデータが記
録される。これに加え、会員IDとともにリクエストク
ーポンの利用履歴を記録してもよい。これにより、使用
実績の悪い会員には、リクエストクーポンの拒否でき
る。
【0105】・ 上記実施形態では、クーポンのリクエ
スト時、表示画面320には、購入希望日と希望ポイン
ト数を入力する。これに加え、購入予定店名を入力させ
てもよい。この購入予定店舗名は、クーポンデータ記憶
部24のポイント発行条件に加えられる。これにより、
会員がどの販売店で購入するかを容易に把握することが
できる。
【0106】・ 上記実施形態では、クーポンのリクエ
スト時、表示画面320には、購入希望日として「9月
18日」を入力する。これに代えて、購入希望日に幅を
持たせるようにしてもよい。この場合、管理コンピュー
タ21は、この幅を含めて有効期間を設定する。これに
より、購入希望日の自由度を確保できる。
【0107】・ 上記実施形態では、管理コンピュータ
21は、購入希望日(ここでは、「9月18日」)に基
づいて有効期間(「9月17日」〜「9月19日」)を
設定する。これに代えて、有効期間は購入希望日(「9
月18日」)の1日のみとしたり、さらに広い幅を持た
せてもよい。
【0108】・ 上記実施形態では、クーポンに会員属
性依存性がある場合には、会員属性に基づいて提供可能
ポイント数を算出する。これに代えて、会員の入力した
購入希望日に基づいて提供可能ポイント数を算出しても
よい。この場合、リクエストクーポンデータ記憶部23
には、提供可能ポイント数を算出するための関数等を記
録しておく。例えば、リクエストクーポンの依頼日と購
入希望日との差分を算出し、その差分に応じて提供可能
ポイント数を算出する。これにより、会員に対して、ク
ーポン発行元の都合のよい時期に、商品の購入を促すこ
とができる。
【0109】・ 上記実施形態では、クーポンのリクエ
スト時、表示画面320に入力された購入希望日に基づ
いて有効期間(開始日、終了日)を設定する。これに代
えて、有効期間外であっても、希望ポイント数の一部を
提供してもよい。これにより、会員の自由度を確保でき
る。
【0110】・ 上記実施形態では、クーポンのリクエ
スト時、表示画面320に入力された購入希望日に基づ
いて有効期間(開始日、終了日)を設定する。これに代
えて、購入希望日に基づいて有効期間の終了日のみを設
定してもよい。これにより、購買意欲を維持しながら、
購入日の自由度を確保できる。
【0111】・ 上記実施形態では、一つの商品に複数
のクーポン(例えば、通常クーポンとリクエストクーポ
ン)が付与されている場合には、両方のポイントを会員
に提供する。これに代えて、ポイント数の大きい方のみ
を提供してもよい。
【0112】・ 上記実施形態では、クーポン管理サー
バ20は、通常クーポンとリクエストクーポンとを同時
に管理したが、分けて管理してもよい。特に、リクエス
トクーポンの管理サーバは、通常クーポンの管理サーバ
に比べ、会員に対して発行されるクーポンの数を抑制
し、クーポンの管理データを減らすことができる。
【0113】・ 上記実施形態では、クーポン管理サー
バ20に、会員データ記憶部22〜販売店データ記憶部
26を設けたが、分散して設けてもよい。 ・ 上記実施形態では、ユーザ端末10、クーポン管理
サーバ20、販売店端末30、クーポン発行元端末40
をインターネットIで接続したが、ローカルエリアネッ
トワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を
用いて接続してもよい。
【0114】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ユーザの意思に沿ったクーポンを効率的に提供すること
ができる。さらに、使用される可能性の低いクーポンの
発行を防止し、資源を効率的に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のシステム概略図。
【図2】 会員データ記憶部に記録されたデータの説明
図。
【図3】 リクエストクーポンデータ記憶部に記録され
たデータの説明図。
【図4】 クーポンデータ記憶部に記録されたデータの
説明図。
【図5】 クーポン基本属性データの説明図。
【図6】 ポイント発行条件データの説明図。
【図7】 発行クーポンデータ記憶部に記録されたデー
タの説明図。
【図8】 販売店データ記憶部に記録されたデータの説
明図。
【図9】 本実施形態の処理手順の説明図。
【図10】 本実施形態の処理手順の説明図。
【図11】 ユーザ端末の表示部に出力された表示画面
の説明図。
【図12】 ユーザ端末の表示部に出力された表示画面
の説明図。
【図13】 ユーザ端末の表示部に出力された表示画面
の説明図。
【図14】 ユーザ端末の表示部に出力された表示画面
の説明図。
【符号の説明】
10…ユーザ端末、20…クーポン管理サーバ、30…
販売店端末、23…リクエストクーポンデータ記憶手段
としてのリクエストクーポンデータ記憶部、24…発行
クーポン記憶手段としてのクーポンデータ記憶部、25
…発行クーポン記憶手段としての発行クーポンデータ記
憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下垣 博美 東京都港区新橋六丁目16番10号 御成門B Nビル 株式会社イムコス内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クーポン管理を行なう管理コンピュータ
    を用いて、ユーザに対するクーポン発行の管理を行なう
    方法であって、 前記管理コンピュータが、 前記ユーザに対して、商品購入時に提供される希望ポイ
    ントの入力を促す段階と、 入力された希望ポイントの提供可否を判断する段階と、 前記希望ポイントを提供可能な場合は、商品購入時に前
    記希望ポイントをユーザに提供するためのクーポンを、
    前記ユーザに発行する段階とを有することを特徴とする
    クーポン管理方法。
  2. 【請求項2】 ユーザ毎に付与されたクーポンを記録す
    る発行クーポン記憶手段と、 商品識別子と提供可能ポイントとを関連づけて記録した
    リクエストクーポンデータ記憶手段と、 クーポン管理を行なう管理コンピュータとを有するクー
    ポン管理サーバを用いて、ユーザに対してクーポンの発
    行を行なう方法であって、 前記管理コンピュータが、 前記ユーザに対して、希望の商品識別子と、その商品購
    入時に提供される希望ポイントとの入力を促す段階と、 希望商品の希望ポイントが入力された場合には、前記リ
    クエストクーポンデータ記憶手段に記録された前記提供
    可能ポイントと前記希望ポイントとを比較する段階と、 前記比較の結果、前記希望ポイントが前記提供可能ポイ
    ントより小さい場合には、前記発行クーポン記憶手段
    に、前記希望ポイントを提供ポイントとするクーポンを
    前記ユーザに関連づけて記録する段階と、 前記比較の結果、前記希望ポイントが前記提供可能ポイ
    ントより大きい場合には、前記提供可能ポイントを前記
    ユーザに提示し、承諾を促し、 前記承諾を受けた場合、前記発行クーポン記憶手段に、
    前記提供可能ポイントを提供ポイントとするクーポンを
    前記ユーザに関連づけて記録する段階とを有することを
    特徴とするクーポン管理方法。
  3. 【請求項3】 前記発行クーポン記憶手段には、クーポ
    ン有効期間を記録でき、 前記管理コンピュータが、前記ユーザに商品購入希望日
    の入力を促す段階をさらに有し、 前記クーポンを記録する段階は、前記購入希望日に基づ
    いて算出したクーポン有効期限を、前記ユーザに関連づ
    けてさらに記録することを特徴とする請求項2に記載の
    クーポン管理方法。
  4. 【請求項4】 前記発行クーポン記憶手段には、前記ク
    ーポンの使用の有無を、さらに記録することを特徴とす
    る請求項2又は3に記載のクーポン管理方法。
  5. 【請求項5】 前記クーポン管理サーバは、ユーザ毎に
    発行されたポイントを蓄積するユーザデータ記憶手段を
    さらに有し、 前記クーポンを記録する段階は、前記ユーザデータ記憶
    手段に記録された蓄積ポイントから所定ポイントを減
    じ、 前記クーポンが使用された場合には、前記提供ポイント
    に前記所定ポイントを加算して、前記ユーザデータ記憶
    手段に記録する段階をさらに有することを特徴とする請
    求項2〜4のいずれか1項に記載のクーポン管理方法。
  6. 【請求項6】 クーポン管理を行なう管理コンピュータ
    を用いて、ユーザに対するクーポン発行の管理を行なう
    クーポン管理プログラムであって、 前記管理コンピュータを、 前記ユーザに対して、商品購入時に提供される希望ポイ
    ントの入力を促す手段と、 入力された希望ポイントの提供可否を判断する手段と、 前記希望ポイントを提供可能な場合は、商品購入時に前
    記希望ポイントをユーザに提供するためのクーポンを、
    前記ユーザに発行する手段として機能させるためのクー
    ポン管理プログラム。
  7. 【請求項7】 ユーザ毎に付与されたクーポンを記録す
    る発行クーポン記憶手段と、 商品識別子と提供可能ポイントとを関連づけて記録した
    リクエストクーポンデータ記憶手段と、 クーポン管理を行なう管理コンピュータとを有するクー
    ポン管理サーバを用いて、ユーザに対してクーポンの発
    行を行なうクーポン管理プログラムであって、 前記管理コンピュータを、 前記ユーザに対して、希望の商品識別子と、その商品の
    希望ポイントとの入力を促す手段と、 希望商品の希望ポイントが入力された場合には、前記リ
    クエストクーポンデータ記憶手段に記録された前記提供
    可能ポイントと前記希望ポイントとを比較する手段と、 前記比較の結果、前記希望ポイントが前記提供可能ポイ
    ントより小さい場合には、前記発行クーポン記憶手段
    に、前記希望ポイントを提供ポイントとするクーポンを
    前記ユーザに関連づけて記録する手段と、 前記比較の結果、前記希望ポイントが前記提供可能ポイ
    ントより大きい場合には、前記提供可能ポイントを前記
    ユーザに提示し、承諾を促し、 前記承諾を受けた場合、前記発行クーポン記憶手段に、
    前記提供可能ポイントを提供ポイントとするクーポンを
    前記ユーザに関連づけて記録する手段として機能させる
    ことを特徴とするクーポン管理プログラム。
  8. 【請求項8】 前記発行クーポン記憶手段には、クーポ
    ン有効期間を記録でき、 クーポン管理プログラムは、前記管理コンピュータを、
    前記ユーザに商品購入希望日の入力を促す手段としてさ
    らに機能させ、 前記クーポンを記録する手段は、前記購入希望日に基づ
    いて算出したクーポン有効期限を、前記ユーザに関連づ
    けてさらに記録することを特徴とする請求項7に記載の
    クーポン管理プログラム。
  9. 【請求項9】 前記発行クーポン記憶手段には、前記ク
    ーポンの使用の有無を、さらに記録することを特徴とす
    る請求項7又は8に記載のクーポン管理プログラム。
  10. 【請求項10】 前記クーポン管理サーバは、ユーザ毎
    に発行されたポイントを蓄積するユーザデータ記憶手段
    をさらに有し、 クーポン管理プログラムは、 前記クーポンを記録する手段は、前記ユーザデータ記憶
    手段に記録された蓄積ポイントから所定ポイントを減
    じ、 前記クーポンが使用された場合には、前記提供ポイント
    に前記所定ポイントを加算して、前記ユーザデータ記憶
    手段に記録する手段としてさらに機能させることを特徴
    とする請求項7〜9のいずれか1項に記載のクーポン管
    理プログラム。
  11. 【請求項11】 クーポン管理を行なう管理コンピュー
    タを用いて、ユーザに対するクーポン発行の管理を行な
    うクーポン管理サーバであって、 前記管理コンピュータが、 前記ユーザに対して、商品購入時に提供される希望ポイ
    ントの入力を促す手段と、 入力された希望ポイントの提供可否を判断する手段と、 前記希望ポイントを提供可能な場合は、商品購入時に前
    記希望ポイントをユーザに提供するためのクーポンを、
    前記ユーザに発行する手段とを有することを特徴とする
    クーポン管理サーバ。
  12. 【請求項12】 ユーザ毎に付与されたクーポンを記録
    する発行クーポン記憶手段と、 商品識別子と提供可能ポイントとを関連づけて記録した
    リクエストクーポンデータ記憶手段と、 クーポン管理を行なう管理コンピュータとを有するクー
    ポン管理サーバであって、 前記管理コンピュータが、 前記ユーザに対して、希望の商品識別子と、その商品の
    希望ポイントとの入力を促す手段と、 希望商品の希望ポイントが入力された場合には、前記リ
    クエストクーポンデータ記憶手段に記録された前記提供
    可能ポイントと前記希望ポイントとを比較する手段と、 前記比較の結果、前記希望ポイントが前記提供可能ポイ
    ントより小さい場合には、前記発行クーポン記憶手段
    に、前記希望ポイントを提供ポイントとするクーポンを
    前記ユーザに関連づけて記録する手段と、 前記比較の結果、前記希望ポイントが前記提供可能ポイ
    ントより大きい場合には、前記提供可能ポイントを前記
    ユーザに提示し、承諾を促し、 前記承諾を受けた場合、前記発行クーポン記憶手段に、
    前記提供可能ポイントを提供ポイントとするクーポンを
    前記ユーザに関連づけて記録する手段とを有することを
    特徴とするクーポン管理サーバ。
  13. 【請求項13】 前記発行クーポン記憶手段には、クー
    ポン有効期間を記録でき、 前記ユーザに商品購入希望日の入力を促す手段をさらに
    有し、 前記クーポンを記録する手段は、前記購入希望日に基づ
    いて算出したクーポン有効期限を、前記ユーザに関連づ
    けてさらに記録することを特徴とする請求項12に記載
    のクーポン管理サーバ。
  14. 【請求項14】 前記発行クーポン記憶手段には、前記
    クーポンの使用の有無を、さらに記録することを特徴と
    する請求項12又は13に記載のクーポン管理サーバ。
  15. 【請求項15】 前記クーポン管理サーバは、ユーザ毎
    に発行されたポイントを蓄積するユーザデータ記憶手段
    をさらに有し、 前記クーポンを記録する手段は、前記ユーザデータ記憶
    手段に記録された蓄積ポイントから所定ポイントを減
    じ、 前記クーポンが使用された場合には、前記提供ポイント
    に前記所定ポイントを加算して、前記ユーザデータ記憶
    手段に記録する手段をさらに有することを特徴とする請
    求項12〜14のいずれか1項に記載のクーポン管理サ
    ーバ。
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