JP6297834B2 - 香り付きコンテンツ推薦システム - Google Patents

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Description

この発明は香り付きコンテンツ推薦システムに関し、特にたとえば、嗅覚ディスプレイで再生可能な香り付きコンテンツを推薦する、香り付きコンテンツ推薦システムに関する。
背景技術の一例が特許文献1に開示される。この特許文献1では、映画のような映像コンテンツを鑑賞する鑑賞者に対してシーンの切り替わりにタイミング良く匂いを提示する、匂い提示情報付き映像コンテンツの上映システムが開示されている。
また、背景技術の他の例が特許文献2に開示される。この特許文献2に開示される嗅覚ディスプレイは、時間的および空間的に限られた範囲に香りを提示する。
特に引用文献2では、カートリッジ収容室に対して香源カートリッジを着脱できるので、香源カートリッジを交換することによって香りを変更して楽しんだりできるだけでなく、香りを失った香源カートリッジを取り外して新しいものに交換したりできるので、便利である。
特開2006‐295321号公報[H04N 7/16] 特許第5288573号公報[G09F 9/00, G09F 9/00, A61L 9/12] 特開2013‐16940号公報[H04M 1/00, 11/00]
香り付きコンテンツ製作者(以下、「エディタ」という。)は1つのコンテンツに対して、1種類以上の香りを付加する。他方、香り付きコンテンツの鑑賞者(以下、「ユーザ」という。)の手元にある嗅覚ディスプレイに装着可能なカートリッジの数は有限であり、エディタによってコンテンツに付加された香りがその嗅覚ディスプレイに装着されているとは限らない。コンテンツに付加された香りに対応するカートリッジが嗅覚ディスプレイに装着されていない場合、その香りを再生できない。
したがって、ユーザは自分の手元にある嗅覚ディスプレイで再生可能なコンテンツを、膨大に存在するコンテンツの中から自ら探し出す必要がある。しかし、これはユーザにとって困難であり面倒でもある。したがって、ユーザが自分の嗅覚ディスプレイを用いて再生可能な香り付きコンテンツを自動で推薦するシステム(香り付きコンテンツ推薦システム)が必要である。
香り付きコンテンツ推薦システムを実現するために、香源カートリッジの格納状況を自動で検知し、その検知結果を基に、香り付きコンテンツを推薦する手法が考えられる。香源カートリッジの装着状況を検知するには、香源カートリッジにたとえばタグを組み込んでおき、他方、嗅覚ディスプレイにはそのタグを読み取るための機構を設けておき、嗅覚ディスプレイではそのタグを読取ることによって、そのとき嗅覚ディスプレイにどの種類の香源カートリッジが格納されているかを検知できるようにする方式が考えられる(特許文献3を参照)。
しかしながら、香源カートリッジにタグを設けたり、嗅覚ディスプレイに読み取り機構を設けたりすることは、香源カートリッジや嗅覚ディスプレイが複雑、高価になってしまうという問題がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、香り付きコンテンツ推薦システムを提供することである。
この発明の他の目的は、ユーザの手元にある嗅覚ディスプレイで再生可能な香り付きコンテンツを推薦できる、香り付きコンテンツ推薦システムを提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明などは、本発明の理解を助けるために後述する実施の形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、カートリッジ装着場所へ、香源を含むカートリッジを交換可能に装着し、カートリッジ内の香源から香り成分を噴射させることによって香りを出力できる嗅覚ディスプレイを使用するユーザに香り付きのコンテンツを推薦するコンテンツ推薦システムであって、嗅覚ディスプレイにおけるカートリッジの使用状況を嗅覚ディスプレイ毎に記憶する使用状況記憶手段、および使用状況記憶手段に記憶されたカートリッジの使用状況に基づいて、嗅覚ディスプレイから出力可能な少なくとも1つの香りを含む香り付きコンテンツを推薦する推薦手段を備える、コンテンツ推薦システムである。
第1の発明では、嗅覚ディスプレイ(10:実施例で相当する部分を例示する参照符号。以下同じ。)は、カートリッジ収容室のようなカートリッジ装着場所を有し、そのカートリッジ装着場所へ、内部に香源を有するカートリッジ(14)を交換(着脱)可能に装着し、たとえば、圧電素子で駆動される風力源を利用して、カートリッジの中から香り成分を噴射させる。使用状況記憶手段(4,100,114: 2,130,140)は、そのような嗅覚ディスプレイにおけるカートリッジの使用状況、たとえば複数のカートリッジ装着場所にそれぞれ異なる香源のカートリッジが装着されている場合、カートリッジ装着場所とカートリッジとの対応関係を示す情報を記憶する。推薦手段(2,S23,S25)は、カートリッジの使用状況を参照して、そのときの嗅覚ディスプレイによって出力可能な少なくとも1つの香りを香り情報として有する香り付きコンテンツを探索して、嗅覚ディスプレイを利用するユーザに推薦する。
第1の発明によれば、推薦手段は、嗅覚ディスプレイにおけるカートリッジの使用状況に基づいて香り付きコンテンツを探索するので、嗅覚ディスプレイから出力可能な香りの香り情報を有する香り付きコンテンツを確実に推薦することができる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、嗅覚ディスプレイを付設した情報処理装置および情報処理装置がアクセスできるサーバをさらに備え、推薦手段はサーバに設けられ、情報処理装置はサーバにアクセスすることによってサーバから香り付きコンテンツの推薦を受ける、コンテンツ推薦システムである。
第2の発明は、コンテンツ推薦システムは、サーバ(2)とネットワークを介してサーバにアクセスする情報処理装置(4)を含むいわゆるクライエント‐サーバシステムとして構成される。サーバ(2)が推薦手段を構成するので、情報処理装置(4)はサーバ(2)にアクセスすることによって、サーバ(2)から香り付きコンテンツの推薦を受ける。
第2の発明によれば、サーバに情報処理装置がアクセスすることによって、サーバからの香り付きコンテンツの推薦を情報処理装置が受けられる。
第3の発明は、第2の発明に従属し、1つの嗅覚ディスプレイに1つのデバイスIDが割り当てられ、使用状況記憶手段は、デバイスID毎にカートリッジの使用状況を記憶する、コンテンツ推薦システムである。
第3の発明では、1つの嗅覚ディスプレイに1つのデバイスIDが割り当てられ、カートリッジの使用状況はデバイスID毎に記憶される。嗅覚ディスプレイ毎に、確実に香り付きコンテンツを推薦することができる。
第3の発明によれば、デバイスID毎に、すなわち、嗅覚ディスプレイ毎にカートリッジの使用状況を記憶するため、1台の嗅覚ディスプレイがユーザが使用する情報処理を含む複数の情報処理装置に共用されたり、ユーザが使用する1台の情報処理装置に複数の嗅覚ディスプレイが付設されたりしたときでも、ユーザに対して確実に香り付きコンテンツを推薦することができる。
第4の発明は、第2または第3の発明に従属し、使用状況記憶手段はサーバまたは情報処理装置のメモリにカートリッジの使用状況を記憶する、コンテンツ推薦システムである。
つまり、カートリッジの使用状況のデータは、サーバのメモリだけに記憶されていてもよく、あるいは情報処理装置のメモリにだけ記憶されていてもよい。または、両方のメモリにそれぞれ記憶されていてもよい。
第5の発明は、第2ないし第4の発明のいずれかに従属し、カートリッジの使用状況は、情報処理装置がサーバにアクセスしたときの現在の使用状況を含み、推薦手段は、現在の使用状況に基づいて香り付きコンテンツを推薦する、コンテンツ推薦システムである。
第5の発明によれば、現在のカートリッジの使用状況に基づいて香り付きコンテンツを推薦するので、そのとき嗅覚ディスプレイから出力可能な香りを含む香り付きコンテンツを確実に推薦できる。
第6の発明は、第2ないし第4の発明のいずれかに従属し、カートリッジの使用状況は、過去の使用状況を含み、推薦手段は、過去の使用状況に基づいて香り付きコンテンツを推薦する、コンテンツ推薦システムである。
第6の発明によれば、過去のカートリッジの使用状況に基づいて香り付きコンテンツを推薦するので、嗅覚ディスプレイから出力可能な香りを含むであろう香り付きコンテンツを推薦できる。
第7の発明は、カートリッジ装着場所へ、香源を含むカートリッジを交換可能に装着し、カートリッジ内の香源から香り成分を噴射させることによって香りを出力できる嗅覚ディスプレイを使用するユーザに香り付きのコンテンツを推薦するコンテンツ推薦システムのコンピュータによって実行可能なコンテンツ推薦プログラムであって、コンピュータを、嗅覚ディスプレイにおけるカートリッジの使用状況を嗅覚ディスプレイ毎に記憶する使用状況記憶手段、および使用状況記憶手段に記憶されたカートリッジの使用状況に基づいて、嗅覚ディスプレイから出力可能な少なくとも1つの香りを含む香り付きコンテンツを推薦する推薦手段として機能させる、コンテンツ推薦プログラムである。
この発明によれば、嗅覚ディスプレイやそこに用いるカートリッジを複雑、高価にすることなく、嗅覚ディスプレイから出力可能な香りを要する香り付きコンテンツを適切に推薦することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の一実施例であるコンテンツ推薦システムを示すブロック図である。 図2は図1のコンテンツ推薦システムにおけるユーザ側の構成の一例を示す図解図である。 図3は図1および図2に示す嗅覚ディスプレイを示す外観図である。 図4は図3に示す嗅覚ディスプレイの前面方向から見た内部構造を概略的に示す図解図である。 図5は図3に示す嗅覚ディスプレイの側面方向から見た内部構造を概略的に示す断面図であり、図4のV‐V線における断面を示す。 図6は図3に示す嗅覚ディスプレイが備えるディスプレイ本体の外観を示す斜視図である。 図7は図6に示すディスプレイ本体のカバーを開口した様子を示す図解図である。 図8は図6に示すディスプレイ本体の前面方向から見た内部構造を概略的に示す断面図である。 図9は図6に示すディスプレイ本体の側面方向から見た内部構造を概略的に示す断面図である。 図10は図3に示す嗅覚ディスプレイが備える風力源を対角線方向に切断したときの断面を示す断面図である。 図11は図3に示す嗅覚ディスプレイが備える動作音抑制部を厚さ方向と直交する方向に切断したときの断面を示す断面図である。 図12は図3の嗅覚ディスプレイに用いられる香源カートリッジの外観を示す斜視図である。 図13は図12の香源カートリッジの前面方向から見た外観を示す図解図である。 図14は図1に示すコンテンツ推薦システムの情報処理装置に設けられるメモリの構成の一例を示すメモリマップである。 図15はカートリッジ名入力GUIの一例を示す図解図である。 図16は情報処理装置においてユーザが嗅覚ディスプレイの使用状況を登録するときの動作の一例を示すフロー図である。 図17は情報処理装置が記憶するデバイス情報テーブルの一例を示す図解図である。 図17は情報記憶装置が記憶して、ログイン時にサーバに送るカートリッジ‐ポート番号テーブルの一例を示す図解図である。 図19は図1に示すコンテンツ推薦システムのサーバに設けられるメモリの構成の一例を示すメモリマップである。 図20は図1に示すコンテンツ推薦システムの情報処理装置がサーバにログインしたときのサーバの動作の一例を示すフロー図である。 図21は図1に示すコンテンツ推薦システムの情報処理装置が嗅覚ディスプレイから香りを噴射させる動作の一例を示すフロー図である。
図1を参照して、この発明の一実施例であるコンテンツ推薦システム1は、コンテンツサーバ(以下、単に「サーバ」と呼ぶ。)2を含み、サーバ2には、インターネットのようなネットワーク3を介して、複数の情報処理装置41、42、…4nがアクセス可能である。情報処理装置41、42、…4nは、一般的なパソコンであってもよしい、スマートフォンやタブレットPCのような携帯情報端末であってよい。そして、情報処理装置41、42、…4nには後に詳述する嗅覚ディスプレイ101、102、…10nがそれぞれ接続される。以下、情報処理装置41、42、…4nを区別する必要がない場合には、単に情報処理装置4といい、嗅覚ディスプレイ101、102、…10nを区別する必要がない場合には、単に嗅覚ディスプレイ10ということにする。
ただし、図1の実施例では、1台の情報処理装置4に1台の嗅覚ディスプレイ10が付設されているが、情報処理装置に付設される嗅覚ディスプレイの数は1台に限るものではなく、2台以上の嗅覚ディスプレイが1台の情報処理装置に付設されてもよいし、1台の嗅覚ディスプレイを2台以上の情報処理装置で共用するようにしてもよい。サーバ2は、情報処理装置を通して各嗅覚ディスプレイ(デバイス)の状態を個別に管理する。
図1に示す嗅覚ディスプレイ10は、映像や音を含む香り付きコンテンツを再生するときに香りを出力する装置である。この実施例では、図2に示すように、嗅覚ディスプレイ10を情報処理装置4および視聴覚ディスプレイ5と連動させて使用する。後述するように、情報処理装置4は、サーバ2によって推薦された香り付きコンテンツを再生して映像や音声を視聴覚ディスプレイ5から出力するとともに、当該香り付きコンテンツに含まれる香り情報(アロマコード:aroma code)に従って嗅覚ディスプレイ10から香りを出力させる。
なお、図3に示すように、視聴覚ディスプレイ10は、たとえば、香りを噴射する噴射口16がユーザの顔の方向を向くように、三脚100に取り付けられてユーザの周囲に設置されたりする。
図4は、嗅覚ディスプレイ10の前面方向から見た内部構造を概略的に示す図解図であり、後述する噴射板34を省略して嗅覚ディスプレイ10の内部の様子を示すものである。また、図5は、図4のV‐V線において切断した嗅覚ディスプレイ10の断面図であり、嗅覚ディスプレイ10の側面方向から見た内部構造を概略的に示している。
図4および図5に示すように、嗅覚ディスプレイ10は、ディスプレイ本体12およびその内部に着脱可能に収容される複数の香源カートリッジ(以下、単に「カートリッジ」ということもある。)14を備える。この実施例では、ディスプレイ本体12には、周方向に並ぶように6つのカートリッジ14が収容される。ただし、ディスプレイ本体12に対して同時に収容可能なカートリッジ14の数(後述するカートリッジ収容室24の数)は、特に限定されない。
以下、嗅覚ディスプレイ10の構成について具体的に説明する。図6‐図9に示すように、ディスプレイ本体12は、その外殻を構成する筐体20、および筐体20の内部空間を隔壁22で区画することによって形成される複数のカートリッジ収容室24を備える。また、カートリッジ収容室24のそれぞれには、隔壁22内に密着配置された風力源26および動作音抑制部28が設けられる。
筐体20は、ベース部30、側壁32、および噴射板34を含み、アクリル樹脂等の適宜な材料によって中空の6角柱状に形成される。
ベース部30は、正6角板状に形成され、筐体20の後方側(ユーザとは逆側)に配置される。ベース部30の周縁部には、側壁32が設けられている。側壁32は、ベース部30の周縁部角部のそれぞれに連なるホルダ32aと各ホルダ32a間に設けられるスライドカバー32bとによって6角筒状に形成される。ホルダ32aの側面には、スライド溝36が形成されており、このスライド溝36にスライドカバー32bの側面に形成される突起部(図示せず)が嵌め込まれる。これによって、スライドカバー32bは、ホルダ32a間を滑動可能とされる。後述するように、ホルダ32a間の開口のそれぞれは、カートリッジ収容室24のカートリッジ交換口38として機能し、スライドカバー32bは、このカートリッジ交換口38の開閉に利用される。また、スライドカバー32bは、カートリッジ14をカートリッジ収容室24内に収容したときに、カートリッジ14の挿入方向後端と当接し、カートリッジ14を挿入方向に押す作用を奏する。
側壁32の前端部、つまり筐体20の前方側には、噴射板34が設けられている。噴射板34は、正6角板状に形成され、側壁32の端部開口を覆う。噴射板34の中央部には、ドーム型の突起部40が設けられ、この突起部40の中央部を貫通するように、噴射板34の厚み方向に延びる連通孔42が形成される。この連通孔42は、前方側に向かうに従い縮径されるテーパ状の縮径部を有し、その前方部分は直管状に形成される。突起部40の先端開口が噴射口16として機能し、連通孔42は、噴射口16と各カートリッジ収容室24とを連通させる。
また、筐体20の適宜な位置には、三脚100を取り付けるためのねじ穴44が形成される。
また、筐体20の内部空間は、対向するホルダ32b同士を連結する放射状の隔壁22によって区画され、筐体12内には、周方向に並ぶ正3角柱状の6つのカートリッジ収容室24が形成される。すなわち、カートリッジ収容室24の内側面は、筐体20の中心側に向かって収束する(つまり後述するカートリッジ14の挿入方向に対して内向きに傾斜する)2つの傾斜面46を有している。また、各隔壁22の連結部分である中心軸48は、6角柱状に形成され、ベース部30から突出してその先端部は連通孔42内まで延びている。中心軸48の先端部は、外周面に溝状の切欠きを形成した先細り形状とされ、後述するカートリッジ14の香気出口88から吐出される香気を噴射口16方向に導くガイド部として機能する。これによって、香気の逆流や他のカートリッジ14内への香気の浸入が防止される。
各カートリッジ収容室24には、噴射板34に形成される連通孔42を介して噴射口16と連通する空気送出口50が形成される。また、各カートリッジ収容室24には、スライドカバー32bによって開閉可能なカートリッジ交換口38が形成される。
さらに、各カートリッジ収容室24には、隔壁22に密着して風力源26が設けられる。この風力源26は、隔壁22内に配置され(つまり筐体20内に放射状に配置され)、隔壁22の一部を構成する。風力源26の中央部に設けられたノズル52は、カートリッジ収容室24内と連通し、カートリッジ収容室24に収容されたカートリッジ14内に空気を流入させる空気供給口54として機能する。
図10は、風力源26を対角線方向に切断したときの断面を示す。風力源26は、圧電素子(ピエゾ素子)56を貼り付けたダイヤフラム58を備えており、圧電素子56に高周波の交番電圧(正弦波電圧または矩形波電圧)やパルス電圧を印加することによって、ダイヤフラム58を板厚方向に高速で屈曲振動させて、空気の流れを発生させる圧電式のものである。
以下、風力源26の動作について簡単に説明する。風力源26では、円板状の圧電素子56を貼り付けたダイヤフラム58の約26kHzの振動に伴い、ポンプ室60の中心部に設けられた通気孔62から、空気の吸引と吐出が繰り返される。吸引時に吸入流路64からポンプ室60に取り込まれた空気は、吐出時には通気孔62と同軸に配置された天板66上のノズル52を通過し、ノズル52内のテーパ管路で膨張して吐出される。このとき、通気孔62とノズル52との間の空間には、ベンチュリ効果により負圧部が生じるため、吸入流路62の空気は継続して吸引される。これによって、吸入流路62からノズル52へ向かう連続したポンプ動作が得られる。
このように圧電素子56で駆動する風力源(圧電式の風力源)26は、ブロアファンやスクロールブロアのような回転機構では無いため、小型化および低背化が可能であり、消費電力も小さい。また、事実上無振動の上、短時間で高い静圧を生成できる特徴を有する。
図8に戻って、風力源26の裏側(空気流路の上流側)には、風力源26の動作音(ダイヤフラム58の振動音)の外部への漏れを抑制するための平板状の動作音抑制部28が設けられる。この動作音抑制部28も、隔壁22の一部を構成する。動作音抑制部28は、アクリル樹脂等の適宜な材料によって形成され、ダイヤフラム58の裏側に空洞部を形成する。なお、動作音抑制部28の外気口70は、ベース部30の周縁部に形成される外気吸入口74を介して筐体20の外部と連通する。
図11は、動作音抑制部28を厚さ方向と直交する方向に切断したときの断面を示す。図11に示すように、動作音抑制部28の側壁68には、風力源26の作動時に外気を吸入するための外気口70が形成されており、動作音抑制部28の内部は、C字状の仕切壁72によって仕切られている。これによって、風力源26の動作音は、迷路状の空気通路を遠回りするようにして外気口70に到達するので、外気口70からの動作音の漏れが抑制される。
また、図8および図9に戻って、ベース部30内には、補助風力源76が設けられる。補助風力源76は、各カートリッジ収容室24から独立して設けられるものであり、香気の加速、香気成分の濃度調整および消臭などに利用される。補助風力源76としては、風力源26と同様のもの、すなわち、圧電素子を貼り付けたダイヤフラムを備え、圧電素子に対して高周波の交番電圧が印加されるとダイヤフラムを高速振動させて空気流を発生させるものを用いるとよい。この補助風力源76の裏側にも、動作音抑制部28が適宜設けられる。
また、中心軸48内には、補助風力源76のノズルから吐出された空気(無臭の空気)の通り道となる補助通路78が形成される。補助通路78は、補助風力源76のノズルと連通孔42とを直線的に連通させる貫通孔であり、連通孔42を介して噴射口16まで直線的に延びる。補助風力源76が作動されると、補助風力源76のノズルから補助通路78内に無臭の空気が吐出される。この無臭の空気は、複雑な経路を辿ることなく噴射口16まで直行するので、圧力低下をほぼ発生させることなく噴射口16から噴射される。
このようなディスプレイ本体12のカートリッジ収容室24内には、カートリッジ14が着脱可能に収容される。図12および図13に示すように、カートリッジ14は、ポリエチレン或いはポリプロピレンなどの合成樹脂等によって形成される容器本体80を備える。容器本体80は、カートリッジ収容室24の内面形状に隙間なく沿う外面形状を有するように、中空の正3角柱状に形成される。容器本体80には、カートリッジ14をカートリッジ収容室24内に収容した際に、カートリッジ収容室24の空気供給口54に対向する位置に、吸気口82が形成される(図5参照)。すなわち、容器本体80の外側面は、カートリッジ14の挿入方向に対して収束する2つの傾斜面84を有しており、その一方の傾斜面84に吸気口82が形成される。
また、容器本体80には、カートリッジ収容室24の空気送出口50に対向する位置に、香気出口88が形成される(図3および図4参照)。香気出口88のそれぞれは、連通孔42を介して噴射口16にほぼ直線状に連通するため、香気出口88から送出される香気は、その勢いを低減することなく噴射口16から噴射される。また、カートリッジ14から送出された香気が接触するディスプレイ本体12の内部経路は、噴射板34の連通孔42のみであるので、ディスプレイ本体12に対する香気成分の付着はほとんど生じない。なお、吸気口82および香気出口88の径は小さいので、風力源26を作動させないときには、カートリッジ14からの香りの漏れはほとんど発生しない。
容器本体80の内部には、固形状の香源90が収容される。固形状の香源90は、たとえば、粒状の多孔質体に液体香料を染み込ませて(含浸させて)、多孔質体の外表面および細孔内に液体香料を保持させることによって製作される。香料としては、天然香料、合成香料、およびそれらの調合香料が適宜使用できる。多孔質体としては、ケイ酸カルシウムなどの粒状体を適宜利用できる。多孔質体の粒径および形状は特に限定されない。このように固形状の香源90を用いることによって、香源90から香料(香り成分)を徐々に放出させることができる。
カートリッジ14をディスプレイ本体12のカートリッジ収容室24内に収容する際には、スライドカバー32bを開状態にし、カートリッジ交換口38から中心軸48方向にカートリッジ14を押し込むようにしてカートリッジ収容室24内に収容する。その後、スライドカバー32bを閉状態にすることにより、カートリッジ14(容器本体80)の挿入方向後端側をスライドカバー32bによって抑える。したがって、ディスプレイ本体12の空気供給口54とカートリッジ14の吸気口82との接続部分は密着性が高まって適切に密着する。
また、カートリッジ収容室24およびカートリッジ14が挿入方向に対して内向きに傾斜する傾斜面46,84を有することから、カートリッジ収容室24の入口部分(つまりカートリッジ交換口38)がカートリッジ14の挿入方向前方側の部分より大きくなる。このため、カートリッジ収容室24内にカートリッジ14を挿入し易い。
このような構成の嗅覚ディスプレイ10においては、目的の香源90を収容したカートリッジ14に対応する風力源26の圧電素子56に対して交番電圧を印加すると、ダイヤフラム58が高速で屈曲振動され、外気吸入口74から外気が吸引されると共に、風力源26のノズル52(空気供給口54)から吸気口82を介してカートリッジ14内に高速かつ高圧の空気が送り込まれる。カートリッジ14内の空気には、香源90から揮発した気体状の香り成分が含まれており、その香り成分を含む空気(香気)は、香気出口88から連通孔42内に吐出される。
同時に、またはタイミングをずらせて、補助風力源76を作動させる。補助風力源76のノズルから吐出された無臭の空気は、直線状の補助通路78内を通って噴射口16まで直行する。香気出口88から連通孔42内に吐出された香気は、補助風力源76から吐出された無臭の空気と連通孔42内で合流して加速され、パソコンからの指示信号に対して殆どの時間的な遅れなしに噴射口16から勢いよく直進性を持って噴射される。そして、圧電素子56に対する交番電圧の印加が停止されると、噴射口16からの香気の噴射も瞬時に停止される。
この実施例では6つのカートリッジ収容室24を備え、連通孔42を介して1つの噴射口16から香気を噴射するようにしている。このため、6種類の香りを個別に提示できるのはもちろんのこと、各カートリッジ収容室24の風力源26を同時に或いは時間をずらせて作動させることにより、香りを調合して提示できる。たとえば、各カートリッジ収容室24に収容されるカートリッジ14の香源90をA、B、C、D、E、Fとすると、「A+B、A+C、…、E+F、…、B+C+D+E+G、A+B+C+D+E+G」というように、多種類の香りを調香して提供できる。また、各風力源26の入力信号のデューティ比を調整すること等によって、香りを調合する割合を適宜変化させることもできる。
ここまでで、この発明で用いられ得る嗅覚ディスプレイ10の一例を必要な範囲で説明したが、この発明で利用可能な嗅覚ディスプレイは上で説明した実施例の嗅覚ディスプレイ10に限られない。1つのまたは2以上のポートすなわちカートリッジ収容室(カートリッジ装着場所)に対してカートリッジを着脱できる嗅覚ディスプレイであればよい。この記述があるので、使用する嗅覚ディスプレイは実際のものである必要は一切ありません。
ただし、以下に説明する実施例は、上述の実施例の嗅覚ディスプレイ10を利用するものとする。
(以下大幅に訂正していますので、通して再読ください。)
また、デバイス情報テーブル112とは別にハッシュテーブルであるカートリッジ‐ポート番号テーブル114を用いる理由がよくわかりませんでしたので、下記の適宜箇所に加入してください。
図1に示す情報処理装置4はコンピュータであり、したがって、HDDやフラッシュメモリ、RAMのようなメモリを内蔵または付設している。図14がそのようなメモリの構成の一例を示すメモリマップである。
情報処理装置4に内蔵されるかあるいは外部に設けられたメモリ100は、プログラム記憶領域102を含み、このプログラム記憶領域102には、基本ソフトであるOS(Operating System)104の他、デバイス情報管理プログラム106などを含む。デバイス情報管理プログラム106はユーザに、付設の嗅覚ディスプレイ10の使用状況(たとえば、各カートリッジ収容室にどのカートリッジが装着または装填されているか)を登録させたり、登録したデータを記憶したりするためのプログラムである。
メモリ100のデータ記憶領域108には、ユーザに嗅覚ディスプレイ10の使用状況を登録させるために、たとえば図15に示すようなカートリッジ名入力GUI116を表示するためのデータである。
図15に示すカートリッジ名入力GUI(GUI)116には、たとえば図8に示すカートリッジ収容室24を想起させる正6角形を6つの区画に仕切った図形のポート番号表示部118が形成されるとともに、ポート番号とカートリッジ名とを対応付けて表示する入力部120が形成される。ユーザは、まず、マウス(図示せず)などのポインティングデバイスを用いてポート番号表示部118のポート番号を指定する。そうすると、入力部120における該当のポート番号にカートリッジ名を入力可能な状態になる。そこで、ユーザはプルダウンメニュー122によって、そのポート番号が示す入力欄に、カートリッジのカートリッジ名を入力する。プルダウンメニュー122を用いず、ユーザにたとえばキーボード(図示せず)などから直接入力させるようにしてもよいが、プルダウン方式にすると、ユーザが違っても、入力されるカートリッジ名が各デバイスについて統一できるという利点がある。
データ記憶領域108にはさらに、図17に示すデバイス情報テーブル112および図18に示すカートリッジ‐ポート番号テーブル114が記憶される。
図1の実施例のコンテンツ推薦システム1において、たとえばUSBポートを利用して、情報処理装置4に嗅覚ディスプレイ10が接続されたとき、デバイス情報管理プログラム106に従って、たとえば図16の動作が情報処理装置4のコンピュータまたはプロセサ(図示せず)によって実行される。ただし、以下の説明では、便宜上、情報処理装置4が図16の各ステップを実行するように記述する。
図16のステップS1においては、情報処理装置4は、接続されている嗅覚ディスプレイ10からそれのデバイスIDを取得する。デバイスIDは、各嗅覚ディスプレイ10に予め付与されている識別番号であり、嗅覚ディスプレイ10を情報処理装置4に接続している状態で、情報処理装置4は嗅覚ディスプレイ10からデバイスIDを取得することができる。したがって、このステップS1において、情報処理装置4は嗅覚ディスプレイ10から、デバイスIDを取得する。このようにデバイスIDを取得する理由は、1台の情報処理装置に2台以上の嗅覚ディスプレイが接続されたり、1台の嗅覚ディスプレイを2台以上の情報処理装置で共用したりする場合があり、そのような場合においても、嗅覚ディスプレイを確実に特定できるようにするためである。
次のステップS3において、情報処理装置4は、ステップS1で取得したデバイスIDのレコードがメモリ100のデータ記憶領域108にデバイス情報テーブル112(図17)として存在するかどうか判断する。
デバイス情報テーブル112は、デバイス情報管理プログラム106によって作成されるテーブルであって、図1のコンテンツ推薦システム1に含まれる嗅覚ディスプレイ(デバイス)101,…10n毎に、ポート番号とカートリッジ名の対応関係(カートリッジの使用状況)を記憶したテーブルである。デバイス情報テーブル112は、図17に示すようなデータ形式であり、先頭に記述されたデバイスIDが示す嗅覚ディスプレイの各ポート(カートリッジ収容室)に何の香源のカートリッジが収容または装填されているかを示す。具体的には、各嗅覚ディスプレイには現在ポート番号1‐6(図面では丸付き数字で示す。)のそれぞれにどの種類の香源のカートリッジが装着されているかをアロマコードで登録しているテーブルである。アロマコードとは、たとえば、バナナ、りんご、バニラ、オレンジなどの香り(または香りの種類)毎に固有の番号(コード)を割り当てたものである。
該当するデバイスIDのレコードが存在するときステップS3で“YES”が判断され、存在しないとき“NO”が判断される。
ステップS3において“YES”のとき、次のステップS5において、情報処理装置4は、前回の作成時または更新時の内容で後述のカートリッジ‐ポート番号テーブル114(図18)を初期化する。ただし、ステップS3において“NO”のときには、情報処理装置4は、ステップS7において、カートリッジ名を空白としてカートリッジ‐ポート番号テーブル114を初期化する。
ここで、情報処理装置4は、図18に示すようなデータ形式のハッシュテーブルをデバイス情報管理プログラム106に従って作成し、これを前回の登録内容で初期化する。このハッシュテーブルを利用することによって、指定したカートリッジが装填されているポートの風力源26を動作可能としている。このハッシュテーブルをカートリッジ‐ポート番号テーブル114と呼ぶ。このカートリッジ‐ポート番号テーブル114においても、カートリッジ名としてはアロマコードが記述される。ただし、図18の例は、第1番および第4番のポートにりんごのカートリッジが装着され、第2番のポートにバナナのカートリッジが装着されていることを示す。
ステップS5またはS7の後、ステップS9において、情報処理装置4は、ステップS5またはS7において初期化した内容で、図15に示すカートリッジ名入力GUI116の初期値を設定し、ステップS11においてそのカートリッジ名入力GUI116を視聴覚ディスプレイ5(図2)に表示する。
ただし、前回の内容でカートリッジ名入力GUIが初期化される(ステップS5)ので、更新時には、必要なポート番号だけを指定してカートリッジ名を書き換えればよい。初期登録時には、もちろんカートリッジ14を装着したすべてのポート番号の入力欄にカートリッジ名を入力する必要がある。ただし、カートリッジ名を入力するとき、カートリッジ名入力GUI116の画面上では具体的なカートリッジ名が表示されるが、データとしてはアロマコードが入力(記述)される。
そして、各ポート番号に対応してカートリッジ名を入力する都度、またはポート番号1からポート番号6までのすべてのポートに対してカートリッジ名を入力したとき、ソフトウェアキーである登録ボタン124を操作すると、各ポート番号へのカートリッジ名の入力が確定される。
したがって、ステップS13において、情報処理装置4は、登録ボタン124が操作されたかどうか判断する。ただし、1つのカートリッジ名を入力する都度登録ボタン124を操作して確定する実施例の場合には、最後のカートリッジ名を入力したときの登録ボタン124の操作の有無を判断するようにすればよい。
カートリッジ名入力GUI116を用いてカートリッジ名の入力が確定したとき、次のステップS15において、情報処理装置4は、データ記憶領域108のカートリッジ‐ポート番号テーブル114を入力したカートリッジ名に従って更新するとともに、ステップS17において、更新後のカートリッジ‐ポート番号テーブル114の内容に基づいてデバイス情報テーブル112を更新して、図16の動作を終了する。
情報処理装置4で香り付きコンテンツを再生しようとするとき、嗅覚ディスプレイ10が情報処理装置4に接続されるので、実施例では、図16の動作は、嗅覚ディスプレイ10が情報処理装置4に接続されたとき実行される。しかしながら、もし嗅覚ディスプレイ10が常時情報処理装置4に接続されている場合には、嗅覚ディスプレイ10の電源を投入したとき、または情報処理装置4の電源を投入したときに図16の動作を実行するようにしてもよい。
図1に示すサーバ2はコンピュータであり、したがって、HDDやフラッシュメモリ、RAMのようなメモリを内蔵または付設している。図19がそのようなメモリの構成の一例を示すメモリマップである。
サーバ2に内蔵されるかあるいは外部に設けられたメモリ130は、プログラム記憶領域132を含み、このプログラム記憶領域132には、基本ソフトであるOS(Operating System)134の他、コンテンツ推薦プログラム136などを含む。
コンテンツ推薦プログラム136は、情報処理装置4がこのサーバ2ログインしたときに情報処理装置4に香り付きコンテンツを推薦するためのプログラムである。ただし、香り付きコンテンツとは、映像および/または音声のデータの他に、上述のアロマコードを香り情報として含むコンテンツのことである。詳しくいうと、香り付きコンテンツに含まれる香り情報は、出力すべき香り(香料ないし香源)の種類(アロマコード)、出力させたい香りの量(濃度)、および出力する期間(出力開始時間および出力終了時間)に関する情報などを含む。ただし、開始時間および終了時間は、香り付きコンテンツの再生開始(先頭)からの絶対時間で指定される。
また、メモリ130のデータベース領域138には、各デバイスID毎に、図18のものと同様のデータ形式のカートリッジ‐ポート番号テーブル140が記憶される。
情報処理装置4がサーバ2にログイン(アクセス)すると、香り付きコンテンツ推薦プログラム134に従って、サーバ2のコンピュータまたはプロセサ(図示せず)が図19の動作を実行する。ただし、以下の説明では、便宜上、サーバ2が図19の各ステップを実行するように記述する。また、サーバ2に情報処理装置4がログインしたとき、通常の認証動作が実行されるが、ここでは説明を省略する。
情報処理装置4がサーバ2にログインしたとき、情報処理装置4は、先の図16に示す動作に従って更新したカートリッジ‐ポート番号テーブル114を、その情報処理装置4に接続されている嗅覚ディスプレイ10のデバイスIDとともに、サーバ2に送る。このカートリッジ‐ポート番号テーブル114がステップS19において、サーバ2に取得される。サーバ2は、取得したカートリッジ‐ポート番号テーブル114に従って、メモリ130のデータベース領域138に記憶している該当するデバイスIDのカートリッジ‐ポート番号テーブル140を更新する。ただし、情報該当するデバイスIDのカートリッジ‐ポート番号テーブル140がデータベース領域138に記憶されていないときには、サーバ2は、ログイン時に情報処理装置4から送信されたカートリッジ‐ポート番号テーブル114をカートリッジ‐ポート番号テーブル140として新たに記憶する。
そして、サーバ2はステップS21で、情報処理装置4から香り付きコンテンツの推薦要求があったかどうか判断する。“NO”なら、他の処理を実行し、“YES”なら、次のステップS23に進む。
サーバ2は、ステップS23において、ステップS19で更新したカートリッジ‐ポート番号テーブル140を参照して、そのデバイスIDで示される嗅覚ディスプレイ10を付設した情報処理装置4へ推薦できる香り付きコンテンツがあるかどうか、コンテンツデータベース(図示せず)から探索する。
具体的には、サーバ2は、ステップS19で更新したカートリッジ‐ポート番号テーブル140に基づいて、そのデバイスIDが示す嗅覚ディスプレイ10における現在のポート番号とアロマコードとの対応関係(カートリッジの使用状況)を知る。つまり、サーバ2は、アロマコードを検出することによって、そのとき嗅覚ディスプレイ10にどのようなカートリッジが装着されているかを知ることができる。
そして、サーバ2は、それらのアロマコードのうち少なくとも1つを香り情報として有する香り付きコンテンツを探す。つまり、ログインしてきた情報処理装置4に付設してある嗅覚ディスプレイ10の中のカートリッジのアロマコードと、コンテンツが有するアロマコードの少なくとも1つが一致すれば、一致するアロマコードを有するすべてのコンテンツが、推薦可能コンテンツとして探索される。つまり、ステップS23で“YES”が判断される。
ただし、香り付きコンテンツを正しく再生するためにはできるだけ多くのアロマコードが一致するのが望ましいので、ステップS25では、一致するアロマコードの数が多い順番で順位をつけて、情報処理装置4へ通知する。したがって、情報処理装置4では、サーバ2が推薦した香り付きコンテンツの中から所望のものを選んで、有料または無料で、所望の香り付コンテンツを再生することができる。
また、カートリッジ‐ポート番号テーブル140に記述されているアロマコードと一致するアロマコードを持つ香り付きコンテンツがない場合、つまり、推薦できる香り付きコンテンツがない場合には、サーバ2は、推薦できる香り付きコンテンツがない旨のメッセージを、ログインしてきた情報処理装置4に対して返送することになる(ステップS27)。
この実施例によれば、サーバ2にログインした情報処理装置4に付属する嗅覚ディスプレイ10のそのときのカートリッジとポート番号との対応関係、すなわち嗅覚ディスプレイ10のカートリッジの使用状況をサーバ2が知ることができるので、そのときの嗅覚ディスプレイ10で確実に再生できる香り付きコンテンツを推薦することができる。このとき、嗅覚ディスプレイの各ポートにどのカートリッジが収容されているかを機械的にまたは電気的に読み取る装置を設ける必要がないので、嗅覚ディスプレイやカートリッジを複雑にしたり、高価にしたりすることがない。
上述の実施例では、サーバ2がログインしてきた情報処理装置4に付設されている嗅覚ディスプレイ10のカートリッジとポート番号との対応関係を知るために、サーバ2にログインした情報処理装置4からカートリッジ‐ポート番号テーブル114をアップロードするようにしたが、情報処理装置4からカートリッジ‐ポート番号テーブル114をアップロードするタイミングは、必ずしもログイン時に限られるものではなく、サーバ2が推薦すべきコンテンツを探索する前(図19の実施例ではステップS23より前)であればいつでもよい。
また、サーバ2の送信要求に応答して情報処理装置4がサーバ2にカートリッジ‐ポート番号テーブル114を送信するようにしてもよい。つまり、サーバ2は必要なとき、情報処理装置4に対して、カートリッジ‐ポート番号テーブル114を送信するように要求することができる。
さらに、サーバ2にログインした情報処理装置4からカートリッジ‐ポート番号テーブル114をアップロードするようにしたが、サーバ2自身が図15のようなGUIを表示して、ユーザに直接入力(登録)させるようにしてもよい。
なお、上述の施例では、アロマコードは、それぞれの香源毎に個別に設定するようにしているが、香源のグループ毎にアロマコードを割り当ててもよい。一例として、みかん、オレンジなど柑橘系の香源には同じアロマコードが割り当てられ得る。ただし、同じアロマコードをどの分類で付与するかは任意である。
また、上述の実施例では、サーバ2は、カートリッジ‐ポート番号テーブル140を参考にして情報処理装置4に推薦できる香り付きコンテンツを探したが、ユーザのカートリッジ使用履歴に基づいて、推薦する香り付きコンテンツを検索するようにしてもよい。すなわち、過去に使用した香源は今もその嗅覚ディスプレイ10に装填されている可能性が高いので、その嗅覚ディスプレイ10での香源の過去の使用履歴に基づいて香り付きコンテンツを推薦しても、そのときの嗅覚ディスプレイによって正しく再生できる可能性が高い。なお、この場合には、サーバ2は、管理情報として図18のようなカートリッジ‐ポート番号テーブル114(140)とともに、あるいはそれに代えて、各嗅覚ディスプレイでの香源の使用履歴、すなわち嗅覚ディスプレイにおける過去のカートリッジの使用状況を、たとえばアロマコードで記憶する。
また、先に説明したように、2つ以上のカートリッジの風力源を同時にまたは時間的にずらせて駆動することによって嗅覚ディスプレイ10で調香が可能な場合には、一致するアロマコードがなくても、つまり調香できる2つ以上のアロマコードを含んでいれば、その2つ以上のアロマコードに基づいて推薦できる香り付きコンテンツを探索して推薦することもできる。
なお、情報処理装置4が付属の嗅覚ディスプレイ10からどのようにして香りを出力させるかはこの発明の主題ではないが、一例として、図21のような動作が考えられる。ただし、図21の動作は、情報処理装置4のメモリ100に予め設定されている噴射プログラム(図示せず)ら従って実行される。
なお、サーバ2が推薦する香り付きコンテンツを再生する場合、情報処理装置4は、香り付きコンテンツの中で指定されている香り情報が示す香り出力タイミングになったとき、噴射プログラムに従って図21に示す動作を実行することによって、香り付きコンテンツの香り情報が指定するタイミングで、付属の嗅覚ディスプレイ10から香りを出力することができる。
たとえば、コンテンツに含まれる香り情報は、上述のように、提示すべき香りのアロマコード、発生させたい香りの量(濃度)、および提示する期間(提示開始時間および提示終了時間)に関する情報などを含む。そして、情報処理装置4がカートリッジ‐ポート番号テーブル114に基づいて、該当するアロマコードが示す香り成分を有するカートリッジが嗅覚ディスプレイ10のどのポートに装着されているかを判断することによって、嗅覚ディスプレイ10からそのアロマコードで指定された香りを出力させるのである。
具体的には、図21の最初のステップS101において、情報処理装置4は、香り情報を取得する。香り情報は、上述のように、発生させたい香りに対応するアロマコードと、噴射する強さ(圧電素子56に印加する電圧の大きさ、圧電素子56を駆動するパルスのパターンなど)を表すデータを含み、香り付きコンテンツで指定される。
ステップS103においては、ステップS101において取得した香り情報に含まれるアロマコードに相当する香源を有するカートリッジをカートリッジ‐ポート番号テーブル114を参照して検索し、ステップS105において、アロマコードと一致するカートリッジが装填されているかどうか判断する。
ステップS105で“YES”を判断したとき、情報処理装置4は、該当するポート番号が示すカートリッジ収容室24の風力源26や補助風力源76を、噴射データ(電圧、パルスパターンなど)に従って駆動するための信号を嗅覚ディスプレイ10へ付与する。応じて、噴出口16からそのアロマコードが示す香源の香りが、指定した強さで噴射される。
ただし、アロマコードと一致するカートリッジがそのときの嗅覚ディスプレイ10に装填されていないときには、そのまま図19処理を終了する。
上述のように、サーバ2は香り付きコンテンツ中で指定されているアロマコードとそのときの嗅覚ディスプレイ10に装着されている少なくとも1つのカートリッジのアロマコードが一致すれば、当該香り付きコンテンツを提供可能コンテンツとして情報処理装置4に推薦することもあるので、香り付きコンテンツが指定するすべてのタイミング、つまり出力期間(出力開始時間および出力終了時間)でアロマコードが一致するという訳ではなく、時には、一致するアロマコードのカートリッジが嗅覚ディスプレイに装填されていないこともある。その場合には、ステップS105で“NO”が判断され、図21の処理はそのまま終了する。したがって、この場合には、香り付きコンテンツでは香りの発生を指示されているけれども、嗅覚ディスプレイ10からは何も香りが出力されることはない。
サーバ2はデバイスID毎にカートリッジ‐ポート番号テーブル140を記憶しておき、それを参照することによって推薦できる香り付きコンテンツを探して情報処理装置4へ伝え、他方で情報処理装置4はサーバ2が推薦した香り付きコンテンツを選択しているので、香り付きコンテンツを情報処理装置4が嗅覚ディスプレイ10とともに再生するときには少なくとも1回は嗅覚ディスプレイ10から香りが出力されるはずである。
なお、図21の実施例では、嗅覚ディスプレイ10が実装しているカートリッジのアロマコードとカートリッジ‐ポート番号テーブル114が示すアロマコードとが一致した場合にについて説明したが、先に説明したように、2つ以上のカートリッジから香り成分を噴射させることによって調香させて、類似の香りを出力することもできる。
さらに、上述の実施例では、カートリッジ‐ポート番号テーブル114を用いたが、このカートリッジ‐ポート番号テーブル114は省略することができる。なぜなら、香り付きコンテンツの推薦のためには、ユーザの手元にある嗅覚ディスプレイに装着されているカートリッジの種類(アロマコード)を示す情報だけがあればよいからである。
香り付きコンテンツの推薦に際して、カートリッジ‐ポート番号テーブル114を用いない場合、情報処理装置41‐4nからサーバ2にはカートリッジ‐ポート番号テーブル114ではなく、カートリッジの種類(アロマコード)だけを送ればよい。カートリッジの種類(アロマコード)を示すデータとして、具体的には、デバイス情報テーブル112を送る。この場合、サーバ2のメモリ130のデータベース領域138には、カートリッジ‐ポート番号テーブル114ではなく、デバイス情報テーブル112が記憶されることになる。そして、ステップS103においては、ステップS101において取得した香り情報に含まれるアロマコードに相当する香源を有するカートリッジをデバイス情報テーブル112を参照して検索し、ステップS105において、アロマコードと一致するカートリッジが装填されているかどうか判断することになる。
なお、上で挙げたカートリッジ収容室の数などの具体的数値は単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
1 …コンテンツ推薦システム
2 …サーバ(コンテンツ推薦装置)
4 …情報処理装置
5 …視聴覚ディスプレイ
10 …嗅覚ディスプレイ
12 …筐体
24 …カートリッジ収容室
36 …風力源
76 …補助風力源
112 …デバイス情報テーブル
116 …カートリッジ名入力GUI

Claims (7)

  1. カートリッジ装着場所へ、香源を含むカートリッジを交換可能に装着し、カートリッジ内の香源から香り成分を噴射させることによって香りを出力できる嗅覚ディスプレイを使用するユーザに香り付きコンテンツを推薦するコンテンツ推薦システムであって、
    嗅覚ディスプレイにおけるカートリッジの使用状況を嗅覚ディスプレイ毎に記憶する使用状況記憶手段、および
    前記使用状況記憶手段に記憶されたカートリッジの使用状況に基づいて、嗅覚ディスプレイから出力可能な少なくとも1つの香りを含む香り付きコンテンツを推薦する推薦手段を備える、コンテンツ推薦システム。
  2. 嗅覚ディスプレイを付設した情報処理装置および前記情報処理装置がアクセスできるサーバをさらに備え、
    前記推薦手段は前記サーバに設けられ、前記情報処理装置はサーバにアクセスすることによって前記サーバから香り付きコンテンツの推薦を受ける、請求項1記載のコンテンツ推薦システム。
  3. 1つの嗅覚ディスプレイに1つのデバイスIDが割り当てられ、前記使用状況記憶手段は、デバイスID毎に前記カートリッジの使用状況を記憶する、請求項2記載のコンテンツ推薦システム。
  4. 前記使用状況記憶手段は前記サーバまたは前記情報処理装置のメモリに前記カートリッジの使用状況を記憶する、請求項2または3記載のコンテンツ推薦システム。
  5. 前記カートリッジの使用状況は、前記情報処理装置が前記サーバにアクセスしたときの現在の使用状況を含み、
    前記推薦手段は、前記現在の使用状況に基づいて香り付きコンテンツを推薦する、請求項2ないし4のいずれかに記載のコンテンツ推薦システム。
  6. 前記カートリッジの使用状況は、過去の使用状況を含み、
    前記推薦手段は、前記過去の使用状況に基づいて香り付きコンテンツを推薦する、請求項2ないし4のいずれかに記載のコンテンツ推薦システム。
  7. カートリッジ装着場所へ、香源を含むカートリッジを交換可能に装着し、カートリッジ内の香源から香り成分を噴射させることによって香りを出力できる嗅覚ディスプレイを使用するユーザに香り付きのコンテンツを推薦するコンテンツ推薦システムのコンピュータによって実行可能なコンテンツ推薦プログラムであって、前記コンピュータを、
    嗅覚ディスプレイにおけるカートリッジの使用状況を嗅覚ディスプレイ毎に記憶する使用状況記憶手段、および
    前記使用状況記憶手段に記憶されたカートリッジの使用状況に基づいて、嗅覚ディスプレイから出力可能な少なくとも1つの香りを含む香り付きコンテンツを推薦する推薦手段
    として機能させる、コンテンツ推薦プログラム。
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