JP4912612B2 - 音響計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロホンアレイを用いた音響計測装置に関するものである。
マイクロホンアレイを用いた音響計測装置としては、マイクロホンアレイの指向方向を変化させながら音圧を計測することにより、空間的な音圧分布を計測する音響計測装置が知られている(たとえば特許文献1)。
また、このようなマイクロホンアレイを用いた音響計測装置としては、マイクロホンアレイを用いて測定した空間的な音圧分布を画像化する音響計測装置(たとえば特許文献2)や、マイクロホンアレイを用いて測定した空間的な音圧分布より音源方向を推定する音響計測装置(たとえば特許文献3)などが知られている。
特開平05-091588号公報 特開平06-113387号公報 特開2004-012151号公報
たとえば、マイクロホンアレイを用いて測定した空間的な音圧分布を求める場合、サイドビーム(サイドロープ)に起因する虚像音源の発生が問題となる。
そこで、本発明は、マイクロホンアレイを用いた音響計測装置において、計測結果に反映される虚像音源成分を抑制することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、複数のマイクロホンを、各格子が正三角形の二次元三角格子を形成する各格子点に各々配置して形成したマイクロホンアレイと、前記マイクロホンアレイで収音した音信号より空間的な音圧レベルの分布を表す音圧レベル分布を算出する音圧レベル分布算出手段とを備えた音響計測装置を提供する。
このような音響計測装置によれば、マイクロホンアレイにおいて、隣接する各マイクロホンとの間の距離を単一とすることができる。ここで、このようにすることにより、隣接するマイクロホンにおける音の観測時間差に大きく依存して定まるマイクロホンアレイのサイドビーム(サイドロープ)の形状は単純で制限的なものとなる。したがって、音圧レベル分布算出手段の音圧分布算出の各種パラメータなどを、容易に、音圧分布の評価を行う空間である評価対象空間内の音源の虚像が、評価対象空間外に観測されるように、測定対象とする周波数領域に対して設定することができる。そして、このようにすることにより、評価対象空間内に、虚像が観測されることを排して、適正な音圧レベル分布の評価を行うことができるようになる。
以上のように、本発明によれば、マイクロホンアレイを用いた音響計測装置において計測結果に反映される虚像音源成分を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係る音響計測装置の構成を示す。
図示するように、音響計測装置は、カメラ1、複数のマイクロホン11を備えたマイクロホンアレイ2、レーザビームポインタ3、マルチチャネルFET4、音圧分布解析部5、音圧分布出力部6、GUI制御部7、表示装置8、入力装置9とを有している。
ただし、音圧分布解析部5、音圧分布出力部6、GUI制御部7などとしては、たとえば、CPUやメモリや外部記憶装置や表示装置8や入力装置9などを備えた汎用コンピュータを用いるようにしてもよい。この場合には、汎用コンピュータにおいて所定のプログラムを実行することにより以上各部がプロセスとして汎用コンピュータ上に形成される。
次に、図2aに示すように、マイクロホンアレイ2は、フレーム10に、複数のマイクロホン11を固定したものであり、カメラ1とレーザビームポインタ3も、このマイクロホンアレイ2のフレーム10に固定されている。
ここで、図2bに、マイクロホンアレイ2におけるマイクロホン11の配置を示す。
図示するように、本実施形態では、53個のマイクロホン11を、できるだけ隣接するマイクロホン11との間の距離が全て同じとなるように配置している。すなわち、各格子が正三角形の二次元三角格子を形成する各格子点にマイクロホン11を配置している。
ここで、このように各マイクロホン11を配置することにより、同心円状にマイクロホン11を配置したり、碁盤の目状にマイクロホン11を配置したりする場合とは異なり、隣接するマイクロホン11との間の距離が単一となる。
さて、図1に戻りマルチチャネルFET4は、マイクロホンアレイ2の各マイクロホン毎に、マイクロホン11が出力する音信号に対してFET処理を施しマイクロホン11が収音した音の周波数帯域毎の音圧レベルを算出する。そして、音圧分布解析部5は、マルチチャネルFET4が算出した各マイクの周波数帯域毎の音圧レベルより、ビームフォーマー法などにより計測角度範囲内の各方向の音圧レベル分布を周波数帯域毎に算出する。
ここで、前述したように、本実施形態に係るマイクロホンアレイ2では、隣接するマイクロホン11との間の距離が単一となっている。そして、このために、隣接するマイクロホン11における音の観測時間差に大きく依存して定まるマイクロホンアレイ2のサイドビーム(サイドロープ)の形状は単純で制限的なものとなる。したがって、ビームフォーマー法などの音圧分布計測アルゴリズムの各種パラメータなどを、容易に、計測範囲内の音源の虚像の観測方向が計測範囲外となるように、測定対象とする周波数領域に対して設定することができる。そして、このようにすることにより、音圧レベル分布を評価する計測範囲内に、虚像が生じるのを排して、適正な計測範囲内の音圧レベル分布の評価を行うことができるようになる。
次に、図1において、GUI制御部7は、表示装置8と入力装置9を用いたGUIをユーザに提供し、音圧分布出力部6は、ユーザ操作に応じて、GUI制御部7を介して表示装置8に音圧分布画像を表示する。すなわち、音圧分布レベル出力部は、ユーザ操作に応じて、ユーザから指定された周波数帯域について音圧レベル分布を示す音圧レベル分布画像を、GUI制御部7を介して表示装置8に表示したり、音圧レベル分布画像をカメラ1が撮影した撮影画像上に予め定めておいた方向と画素座標の対応に従って重畳表示した重畳表示画像を、GUI制御部7を介して表示装置8に表示する。
さて、図2cは、このようなマイクロホンアレイ2における音響計測のようすを示したものである。
図示した例で、風洞中に配置した自動車の前方側部の破線210で示した範囲が計測範囲となるように自動車から所定距離の位置にマイクロホンアレイ2を設置し、計測範囲内の音圧分布(自動車の風切り音の分布)を、カメラ1で計測範囲を撮影しながら、計測するものである。なお、レーザビームポインタ3は、マイクロホンアレイ2の設置時に、自動車をポイントし、マイクロホンアレイ2の中心軸が計測範囲中心を向いた状態で、マイクロホンアレイ2を自動車に正対させるために用いる。
ここで、図3に、このようにして計測した音響分布の計測例を示す。
図示した例は、1600Hz(a)、2000Hz(b)、2500Hz(c)、4000Hz(d)、6300Hz(e)、8000Hz(f)の音圧分布を示すものであり。
また、図中で、401はカメラ1で撮影された計測範囲の画像を表し、402は虚像の音圧を表す。
図示するように、本実施形態によれば、虚像の音圧を、計測対象周波数帯域において、ほぼ、計測範囲の外に位置するようにすることができ、虚像を廃した計測対象範囲内の音圧レベル分布の算出が可能となる。
本発明の実施形態に係る音響計測装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態で用いるマイクロホンアレイとマイクロホンアレイを用いた計測のようすを示す図である。 本発明の実施形態に係る音響計測装置の音圧レベル分布の表示例を示す図である。
符号の説明
1…カメラ、2…マイクロホンアレイ、3…レーザビームポインタ、4…マルチチャネルFET、5…音圧分布解析部、6…音圧分布出力部、7…GUI制御部、8…表示装置、9…入力装置、10…フレーム、11…マイクロホン。

Claims (1)

  1. 正三角形の格子を第1軸方向に複数配列した一次元三角格子を、前記第1軸方向と直交する第2軸方向に複数配列した二次元三角格子を形成する各格子点に、複数のマイクロホンを、各々配置して形成したマイクロホンアレイと、
    前記マイクロホンアレイの全てのマイクロホンで同時に収音した音信号より空間的な音圧レベルの二次元分布を表す音圧レベル分布を算出する音圧レベル分布算出手段とを有し、
    前記音圧レベル分布算出手段において音圧レベル分布の算出の対象とする音信号の周波数範囲について、当該音圧レベル分布算出手段において算出した音圧レベル分布を評価する空間である評価対象空間内にある音源の虚像の分布位置が、前記評価対象空間の範囲外となるように、前記音圧レベル分布算出手段は、前記音圧レベル分布の算出を行うことを特徴とする音響計測装置。
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