JP4911165B2 - 撮像装置、顔検出方法及びプログラム - Google Patents
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Description
また、請求項10記載の発明は、撮像装置が備えるコンピュータを、前記撮像手段によって撮像された第1の画像から画素を間引いた間引き画像を生成する生成手段、前記生成手段によって生成された間引き画像から人物の顔領域を検出する顔検出手段と、前記顔領域の情報を記憶する記憶手段、前記撮像手段によって記録用の第2の画像の撮像を指示する指示手段、前記指示手段による指示に応じて前記撮像手段に前記第2の画像を撮像させる撮像制御手段、前記記憶手段によって記憶された顔領域の情報に基づき、前記第2の画像から顔領域を検出するように前記顔検出手段を制御する顔検出制御手段として機能させることを特徴とする。
また、CPU10の指示に応じ、画像生成部9は、フルサイズ画像から検出された顔領域に対して所定の画像処理を行う。具体的には、撮像された顔領域に対して、人物の目の中の充血を軽減するような補正を行う充血軽減処理、肌の血色を改善するよう補正する美肌処理および血色改善処理、ぽっちゃりした頬やえらの張った頬をほっそりさせる補正を行う頬リフトアップ処理の複数種の補正内容からなる美顔処理を施す。
また、美顔処理には、上記の補正処理以外にもフラッシュ発光時の赤目状態を除去するフラッシュ赤目除去処理が含まれている。
尚、上述した美顔処理は、画像処理の技術分野においては公知の技術であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
メモリ12には、CPU10が各部を制御するのに必要な制御プログラム、及び必要なデータが記録されており、CPU10は該プログラムに従い動作する。
フラッシュメモリ14は、圧縮されたフルサイズ画像の画像データを保存する記録媒体である。
ユーザ(撮影者)のモード切替キーの操作により撮像モードに設定されると、第1の撮像制御部101は、CCD5に所定のフレームレートで順次被写体を撮像させる処理を開始させ、CCD5により順次撮像され画像生成部9によって生成された輝度色差信号のフレーム画像データ(YUVデータ)をDRAM13のバッファメモリ領域に記憶させていき、該記憶されたフレーム画像データにから画素数を間引いたライブビュー画像を生成し、画像表示部15に表示させていくという、いわゆるライブビュー表示を開始する(ステップS1)。
図4(A)、(B)を見るとわかるように、ライブビュー画像として、被写体(人)21、被写体(人)22、被写体(人)23が撮像されて表示されており、ライブビュー画像に重ねて、検出された顔領域に顔検出枠が表示されているのがわかる。つまり、被写体21、被写体22、被写体23のそれぞれの顔が検出され、該顔に顔検出枠が表示されている。
なお、説明の簡略化のため、本実施形態では、図4(A)の1つ前のライブビュー画像である図4(B)についての顔検出処理が既に終了しており、図4(B)から検出された顔領域の情報と、直近のライブビュー画像である図4(A)から検出された顔領域の情報が検出結果記憶領域131に記憶されたものとする。
ここで、図4(B)は、ステップS6での処理により撮像されたフルサイズ画像を示すものである。
次いで、CPU10は、検出結果記憶領域131に検出された顔領域の情報が記憶されているか否かを判断する(ステップS7)。つまり、シャッタボタンが全押しされる直前から所定時間前までに撮像されたライブビュー画像から顔領域が検出され、検出結果記憶領域131に記憶されていたか否かを判断する。
また、ストロボ光が発光されていなかったと判断された場合(ステップS10でNO)、及び顔領域が検出されなかったと判断された場合(ステップS12でNO)は、CPU10は、撮像されたフルサイズ画像の画像データを圧縮してフラッシュメモリ14に記録して、ステップS1に戻る。
なお、撮像モード中にモード切替キーの操作により他のモードが設定された場合は、撮像モードを終了する。
また、記憶されている情報が複数の顔領域にかかる場合は、最も優先度の高い顔領域の情報でフルサイズ画像から顔検出処理を行うため、検出を要しない顔領域がフルサイズ画像に含まれていても、顔検出処理の処理時間や処理負担を軽減させることができ、良好な顔検出処理を行うことができる。
さらに、ライブビュー画像から顔領域を検出できなかった場合であっても、記録指示に際しストロボ光の発光を伴っていた場合は、この記録指示時のフルサイズ画像の画像データから複数の角度で顔検出を行うようにしたので、夜景撮影等、撮影環境における光量不足によりライブビュー画像から十分に顔検出を行うことができない場合であっても、フルサイズ画像から確実な顔検出処理を行うことができる。
さらにまた、ライブビュー画像から顔領域を検出できなかった場合で、且つ、記録指示に際しストロボ光の発光を伴っていなかった場合は、撮像されている画像には顔領域が含まれていないと判断してフルサイズ画像を記録するので、不必要な顔検出処理の実行を防ぐことができる。
上記実施の形態は以下のような変形例も可能である。
また、記録指示直前から所定時間前までの各ライブビュー画像から検出された顔領域の情報のうち、最も優先度の高い顔領域の情報を選択するようにしてもよい。
例えば、予め特定の人物の顔画像を一乃至複数記憶する手段を備え、ライブビュー画像からこの特定の人物の顔領域が検出されたか否か、検出された特定の人物の顔領域の数等を考慮して定まるようにしてもよい。
つまり、静止画撮像直前のライブビュー画像では、顔領域が検出され、且つ、フルサイズ画像から顔領域が検出されなかった場合においては、静止画撮像直前のライブビュー画像から検出された顔領域の情報を、フルサイズ画像から検出された顔領域の情報として扱うようにしてもよい。
また、角度だけでなく、顔の向き(上下左右の向き)に対応した特徴データを用いてライブビュー画像から顔検出処理を行うようにし、フルサイズ画像に対する顔検出処理では、ライブビュー画像で検出した顔の向きの特徴データを用いて顔検出処理を行うようにしてもよい。
したがって、本発明の上記実施形態に対してなされ得る多種多様な変形ないし修正はすべて本発明の範囲内に含まれるものであり、添付の特許請求の範囲によって保護されるものと解さなければならない。
2 撮影レンズ
3 レンズ駆動ブロック
4 絞り
5 CCD
6 ドライバ
7 TG
8 ユニット回路
9 画像生成部
10 CPU
11 キー入力部
12 メモリ
13 DRAM
14 フラッシュメモリ
15 画像表示部
16 バス
101 第1の撮像制御部
102 第2の撮像制御部
103 顔検出部
104 顔検出制御部
131 検出結果記憶領域
Claims (10)
- 撮像手段と、
前記撮像手段によって撮像された第1の画像から画素を間引いた間引き画像を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された間引き画像から人物の顔領域を検出する顔検出手段と、
前記顔領域の情報を記憶する記憶手段と、
前記撮像手段によって記録用の第2の画像の撮像を指示する指示手段と、
前記指示手段による指示に応じて前記撮像手段に前記第2の画像を撮像させる撮像制御手段と、
前記記憶手段によって記憶された顔領域の情報に基づき、前記第2の画像から顔領域を検出するように前記顔検出手段を制御する顔検出制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記撮像手段は、
周期的に前記第1の画像を撮像する第1の撮像制御手段と、
前記第2の画像を記録用に撮像する第2の撮像制御手段と、
を備え、
前記生成手段は前記第1の撮像制御手段により周期的に撮像される前記第1の画像から前記間引き画像を順次生成し、
前記記憶手段は、前記生成手段によって順次生成される間引き画像から前記顔検出手段によって検出された顔領域の情報を更新させながら記憶し、
前記顔検出制御手段は、前記記憶手段に記憶された情報に基づき、前記第2の画像から顔領域を検出するように前記顔検出手段を制御することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記顔検出制御手段は、前記第2の画像の撮像直前に前記記憶手段に記憶された情報に基づき、前記第2の画像から顔領域を検出するように前記顔検出手段を制御することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
- 前記第2の画像を撮像すると、前記記憶手段に前記情報が記憶されているか否かを判断する第1の判断手段を更に備え、
前記顔検出制御手段は、前記第1の判断手段により前記情報が記憶されていると判断された場合に、前記第2の画像から顔領域を検出するように前記検出手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 前記第1の判断手段によって、前記記憶手段に前記情報が記憶されていないと判断された場合、前記第2の画像を撮像時に、ストロボ光が発光されたか否かを判断する第2の判断手段と、を更に備え、
前記顔検出制御手段は、前記第2の判断手段によってストロボ光が発光されたと判断された場合は、前記第2の画像から顔領域を検出するように前記顔検出手段を制御することを特徴とする請求項4記載の撮像装置。 - 前記顔検出手段によって、前記間引き画像から前記顔領域を複数検出した場合、前記記憶手段は前記顔検出手段によって複数検出された顔領域それぞれの情報を記憶し、
前記顔検出制御手段は、前記記憶手段に複数記憶されている情報に基づき前記第2の画像から顔領域を検出するように前記顔検出手段を制御することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記顔検出手段によって、前記間引き画像から前記顔領域を複数検出した場合は、前記間引き画像における画角中央からの近さ、または、検出された顔領域の大きさの少なくとも一方に基づいて、前記検出された複数の顔領域の中から、情報を選択する選択手段を備え、
前記顔検出制御手段は、前記選択手段によって選択された情報を前記検出手段の制御に用いることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記情報には、前記顔検出手段によって前記間引き画像から検出された顔領域の角度、位置、及び大きさのうち、少なくとも1つを示す情報が含まれることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 第1の画像を撮像するステップと、
この撮像された第1の画像から画素を間引いた間引き画像を生成するステップと、
この間引き画像から人物の顔領域を検出するステップと、
前記生成された間引き画像から前記検出された顔領域の情報を記憶するステップと、
前記撮像手段によって記録用の第2の画像の撮像を指示するステップと、
この指示に応じて前記撮像手段に前記第2の画像を撮像させる撮像制御ステップと、
前記記憶された情報に基づき、前記第2の画像から顔領域を検出するステップと、
を含むことを特徴とする顔検出方法。 - 撮像装置が備えるコンピュータを、
前記撮像手段によって撮像された第1の画像から画素を間引いた間引き画像を生成する生成手段、
前記生成手段によって生成された間引き画像から人物の顔領域を検出する顔検出手段と、
前記顔領域の情報を記憶する記憶手段、
前記撮像手段によって記録用の第2の画像の撮像を指示する指示手段、
前記指示手段による指示に応じて前記撮像手段に前記第2の画像を撮像させる撮像制御手段、
前記記憶手段によって記憶された顔領域の情報に基づき、前記第2の画像から顔領域を検出するように前記顔検出手段を制御する顔検出制御手段
として機能させることを特徴とするプログラム。
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