JP3688863B2 - 顔画像撮影装置および顔画像撮影方法 - Google Patents

顔画像撮影装置および顔画像撮影方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、キャッシュカ−ド、クレジットカード、身分を証明する社員証などの個人認証用カ−ドを発行するカ−ド発行装置において、個人認証用カ−ド上に印刷する顔画像を撮影する顔画像撮影装置および顔画像撮影方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、キャッシュカ−ドサイズのカードに顔画像や文字情報を印刷するカ−ド発行装置を使用して、身分を証明する社員証などの個人認証用カ−ドを発行する際、カード所持者の顔画像をCCD形カメラなどで撮影し、この撮影した顔画像を個人認証用カ−ド上に印刷するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、カメラと被写体との距離が短い場合、カメラに広角レンズを使用するため、体形による顔の大きさの差以上に被写体の前後位置により顔の大きさが変わってしまう。そのため、被写体にお願いして、椅子に深く腰掛けてもらうよう着座位置を直してもらったり、あるいは、椅子の背もたれにきちんと背中をつけてもらったりして、撮影する必要があった。
【0004】
そこで、本発明は、被写体の体形、着座位置、姿勢などに影響されず、常に適正な顔の大きさに撮影を行なうことができる顔画像撮影装置および顔画像撮影方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の顔画像撮影装置は、被写体の顔画像を撮像する撮像手段と、この撮像手段で撮像された顔画像から被写体の顔の大きさを、背景色と異なる色の成分が検出された垂直方向の画素位置を頭頂位置とし、かつ、背景色と異なる色の成分が連続して検出された垂直方向の画素位置を肩位置として検出する検出手段と、この検出手段で検出された顔の大きさに応じて、前記撮像手段で撮像された顔画像に対して縮小、拡大処理を行なうことにより適正な顔の大きさの顔画像を得る画像処理手段と、この画像処理手段で得られた顔画像を表示して顔の大きさを確認する確認手段と、この確認手段による確認の結果、顔の大きさが適正でない場合、前記画像処理手段から得られる顔画像に対して顔の大きさの修正処理を行なう大きさ修正手段とを具備している。
【0006】
また、本発明の顔画像撮影装置は、被写体の顔画像を撮像する撮像手段と、この撮像手段で撮像された顔画像から被写体の顔の大きさを、背景色と異なる色の成分が検出された垂直方向の画素位置を頭頂位置とし、かつ、背景色と異なる色の成分が連続して検出された垂直方向の画素位置を肩位置として検出する検出手段と、この検出手段で検出された顔の大きさに応じて、前記撮像手段で撮像された顔画像に対して縮小、拡大処理を行なうことにより適正な顔の大きさの顔画像を得る画像処理手段と、この画像処理手段で得られた顔画像を表示して顔の位置を確認する確認手段と、この確認手段による確認の結果、顔の位置が適正でない場合、前記画像処理手段から得られる顔画像に対して顔の位置の修正処理を行なう位置修正手段とを具備している。
【0007】
また、本発明の顔画像撮影装置は、被写体の顔画像を撮像する撮像手段と、この撮像手段で撮像された顔画像を記憶する第1の記憶手段と、適正な顔の大きさの顔画像を記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された顔画像から被写体の顔の大きさを、背景色と異なる色の成分が検出された垂直方向の画素位置を頭頂位置とし、かつ、背景色と異なる色の成分が連続して検出された垂直方向の画素位置を肩位置として検出する検出手段と、この検出手段で検出された顔の大きさに応じて、顔の大きさが基準の大きさとなる倍率を計算する倍率計算手段と、この倍率計算手段で計算された倍率に応じて、前記第1の記憶手段内の顔画像を縮小、拡大処理しながら前記第2の記憶手段へ転送する転送制御手段とを具備している。
【0008】
また、本発明の顔画像撮影装置は、被写体の顔画像を撮像する撮像手段と、この撮像手段で撮像された顔画像を記憶する第1の記憶手段と、適正な顔の大きさの顔画像を記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された顔画像から被写体の顔の大きさを、背景色と異なる色の成分が検出された垂直方向の画素位置を頭頂位置とし、かつ、背景色と異なる色の成分が連続して検出された垂直方向の画素位置を肩位置として検出する検出手段と、この検出手段で検出された顔の大きさに応じて、顔の大きさが基準の大きさとなる倍率を計算する倍率計算手段と、この倍率計算手段で計算された倍率に応じて、前記第1の記憶手段内の顔画像を縮小、拡大処理しながら前記第2の記憶手段へ転送する第1の転送制御手段と、この第1の転送制御手段により前記第2の記憶手段に転送された顔画像を表示して顔の大きさを確認する確認手段と、この確認手段による確認の結果、顔の大きさが適正でない場合、前記顔の大きさが基準の大きさとなる倍率を再計算する倍率再計算手段と、この倍率再計算手段で再計算された倍率に応じて再度、前記第1の記憶手段内の顔画像を縮小、拡大処理しながら前記第2の記憶手段へ転送する第2の転送制御手段とを具備している。
【0009】
さらに、本発明の顔画像撮影方法は、被写体の顔画像を撮像し、この撮像した顔画像を第1の記憶手段に記憶し、この第1の記憶手段に記憶された顔画像から被写体の顔の大きさを、背景色と異なる色の成分が検出された垂直方向の画素位置を頭頂位置とし、かつ、背景色と異なる色の成分が連続して検出された垂直方向の画素位置を肩位置として検出し、この検出した顔の大きさに応じて、顔の大きさが基準の大きさとなる倍率を計算し、この計算した倍率に応じて、前記第1の記憶手段内の顔画像を縮小、拡大処理しながら第2の記憶手段へ転送することにより適正な顔の大きさの顔画像を得ることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、たとえば、個人認証用カ−ドを発行するカ−ド発行装置において、個人認証用カ−ド上に印刷する顔画像を撮影する顔画像撮影装置の構成を概略的に示すものである。
【0013】
図1において、被写体の顔画像を撮像する撮像手段としてのCCD形カメラ1はアナログ部2に接続されているとともに、このアナログ部2には表示手段としのCRTディスプレイ3が接続されている。アナログ部2は、カメラ1からアナログ信号で出力される画像信号をデジタル信号に変換して、後述する第1のフレームメモリ4に送ったり、後述する第2のフレームメモリ5から送られる画像情報をアナログ信号に変換して、ディスプレイ3に送ったりする。
【0014】
アナログ部2には、第1の記憶手段としての第1のフレームメモリ4および第2の記憶手段としての第2のフレームメモリ5がそれぞれ接続されている。第1のフレームメモリ4には、カメラ1で撮像された顔画像が格納され、第2のフレームメモリ5には、印刷するための最終的な顔画像が格納される。
【0015】
第1のフレームメモリ4および第2のフレームメモリ5には、アドレス制御部6が接続されているとともに、これら第1のフレームメモリ4、第2のフレームメモリ5、アドレス制御部6には、制御手段としてのCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)7が接続されていて、これらCPU7およびアドレス制御部6によって第1のフレームメモリ4および第2のフレームメモリ5に対する情報の書込み、読出制御が行なわれるとともに、第1のフレームメモリ4から第2のフレームメモリ5への情報の転送制御が行なわれるようになっている。
【0016】
CPU7には、操作用のキーボード8および印刷装置9が接続されている。印刷装置9は、第2のフレームメモリ5に接続されていて、第2のフレームメモリ5から送られる顔画像を個人認証用カード上の所定の位置に印刷するようになっている。
【0017】
次に、このような構成において、顔画像の撮影処理について図2 、図3 に示すフローチャートを参照して説明する。カメラ1で撮像した被写体の顔画像は、アナログ部2でA/D変換(アナログ・デジタル変換)後、第1のフレ−ムメモリ4に格納される。このとき、被写体の撮影状態の確認のため、ディスプレイ3には、カメラ1で撮像した画像がそのまま動画像として表示される。また、このとき、顔が大きく撮影されても周辺部に充分な空間ができるような範囲で第1のフレ−ムメモリ4に格納される。
【0018】
撮像された顔画像を格納する第1のフレ−ムメモリ4とは別に設けられた第2のフレ−ムメモリ5は、印刷時の写真画像としての顔画像を格納するもので、第1のフレ−ムメモリ4から第2のフレ−ムメモリ5への転送は、撮影処理を制御するCPU7により行なわれる。
【0019】
通常、ディスプレイ3には、第1のフレ−ムメモリ4に格納される顔画像と同じ画像が表示されるが、撮影後は、印刷される被写体の顔画像の確認を行なうために、第2のフレ−ムメモリ5内の顔画像が表示される。なお、第2のフレ−ムメモリ5では、印刷される顔写真の大きさと解像度とに応じたサイズの画像になっている。
【0020】
さて、操作用キ−ボ−ド8において、被写体の顔画像を撮影するための撮影キ−を押下すると(S1)、撮影開始となり、それまで第1のフレ−ムメモリ4に書込んでいた動画像は、書込み禁止となり(S2)、逆にフレ−ムメモリ読出しが許可される。このとき、たとえば、ディスプレイ3には、被写体の顔画像を表示しないようにしておく。
【0021】
その後、CPU7は、第1のフレ−ムメモリ4内の顔画像を読出すことにより、被写体の顔の大きさを検出する(S3)。すなわち、フレ−ムメモリは、2次元配列とみなされ、H(水平)方向とV(垂直)方向に、それぞれ指定された画素をCPU7がアドレス制御部6を用いてアクセスできるように管理されている。被写体を容易に検出できるように、背景は例えば青色のスクリ−ンとする。顔の大きさは、第1のフレ−ムメモリ4のV方向の上方から下方に向かって、H方向にスキャンを行ない、背景の青色と異なる色の成分が検出されたV方向のアドレスを被写体の頭頂位置とする。さらに、続けてH方向にスキャンを行ない、あるH方向の幅の画素以上の背景の青色と異なる色の成分が連続して検出されたV方向のアドレスを被写体の肩位置とする。そして、上記頭頂位置と肩位置のV方向のアドレスの差、すなわち、画素幅を被写体の顔の大きさとするものである。
【0022】
こうして顔の大きさを検出すると、CPU7は、その検出した顔の大きさに基づき転送倍率を計算する(S4)。すなわち、第1のフレ−ムメモリ4において、頭頂位置のV方向のn画素上方の画素を印刷画像の上端とし、顔の大きさが基準の大きさとなる倍率を計算する。
【0023】
次に、CPU7は、計算した倍率に基づき、図4 に示すように、第1のフレ−ムメモリ4内の顔画像を縮小、拡大処理しながら第2のフレ−ムメモリ5に転送し、書込みを行なう(S5)。この転送、書込み処理が終了すると、CPU7は、ディスプレイ3に第2のフレ−ムメモリ5内の顔画像を静止画として表示する(S6)。
【0024】
操作員は、ディスプレイ3に表示される顔画像において、顔の大きさ、切出し位置が適正であるか否か、目つぶりなどの不具合がないかどうかを確認し(S7,S8,S9)、顔の大きさ、切出し位置が適正であり、目つぶりなどの不具合がなければ、操作用キ−ボ−ド8内の確定キ−を押下する(S10)。この確認の結果、目つぶりがあった場合には、ステップS1に戻り、再度、撮影キ−を押下することにより、再撮影を行なう。
【0025】
被写体の髪型や服装により、顔の大きさ、切出し位置の誤検出があった場合は以下に説明する修正手段により修正する。
たとえば、ディスプレイ3に表示される顔の大きさが大きすぎる場合は、操作用キ−ボ−ド8内の、たとえば、マイナス(−)キ−を押下することにより(S11)、CPU7は、第1のフレ−ムメモリ4から第2のフレ−ムメモリ5への転送倍率が前回よりも一定の率小さくなるよう倍率を再計算する(S12)。
【0026】
その後、ステップS5に戻り、再計算した倍率に基づき再度、転送、書込み制御を行なうことにより、顔の大きさが小さくなるように修正する。この転送、書込み制御時は、ディスプレイ3での顔画像の表示は禁止し、転送、書込み終了後に再度、第2のフレ−ムメモリ5内の顔画像を表示する。
【0027】
一方、顔の大きさが小さすぎる場合は、操作用キ−ボ−ド8内の、たとえば、プラス(+)キ−を押下することにより(S11)、CPU7は、第1のフレ−ムメモリ4から第2のフレ−ムメモリ5への転送倍率が前回よりも一定の率大きくなるよう倍率を再計算する(S12)。その後、ステップS5に戻り、再計算した倍率に基づき再度、転送、書込み制御を行なうことにより、顔の大きさが大きくなるように修正する。
【0028】
また、顔画像の切出し位置が不適正な場合には、操作用キ−ボ−ド8内の、たとえば、上下方向の矢印キ−により修正を行なう。すなわち、顔の位置が上気味の場合には、操作用キ−ボ−ド8内の下方向(↓)の矢印キ−を押下することにより、CPU7は、倍率は前回設定した倍率で、顔位置が下方向になるように再度、転送、書込みを行なうことにより修正する(S13〜S16)。顔の位置が下気味の場合も同様に、操作用キ−ボ−ド8内の上方向(↑)の矢印キ−を押下することにより修正する。
【0029】
これらの修正の後、操作用キ−ボ−ド8内の確定キ−を押下する(S10)。これにより、CPU7は、第2のフレ−ムメモリ5内の顔画像を印刷装置9に転送する。印刷装置9では、第2のフレ−ムメモリ5から転送されてきた顔画像や、所定の文字情報をカード上に印刷する。
【0030】
以上は、顔の大きさの適正化の自動化を実現する方法であるが、手動による方法を次に説明する。
第1のフレ−ムメモリ4から第2のフレ−ムメモリ5への転送において、複数の倍率、たとえば、等倍、縮小、拡大の3種類の倍率で3種の顔画像を第2のフレ−ムメモリ5へ転送する。そのため、第2のフレ−ムメモリ5は、3種類の顔画像が格納できるようにしておく。そして、第2のフレ−ムメモリ5への3種類の顔画像を転送、書込み後、ディスプレイ3に3種類の画像を並べて表示し、操作員は、その3種類の倍率の画像の中から適正なものを選択する。
【0031】
以下、図5、図6に示すフローチャートを参照して具体的に説明する。なお、ステップS22までの処理は、前述した図2 、図3のステップS2までの処理と同様であるので、その説明は省略し、ステップS23以降の処理について説明する。
【0032】
ステップS21,S222の処理が終了すると、CPU7は、あらかじめ設定される複数種(たとえば、3種類)の倍率のうち、まず第1の倍率(等倍)に基づき、第1のフレ−ムメモリ4内の顔画像を等倍処理しながら第2のフレ−ムメモリ5の第1の領域に転送し、書込みを行なう(SS23)。
【0033】
次に、CPU7は、第2の倍率(縮小倍率)に基づき、第1のフレ−ムメモリ4内の顔画像を縮小処理しながら第2のフレ−ムメモリ5の第2の領域に転送し、書込みを行なう(SS24)。
【0034】
次に、CPU7は、第3の倍率(拡大倍率)に基づき、第1のフレ−ムメモリ4内の顔画像を拡大処理しながら第2のフレ−ムメモリ5の第3の領域に転送し、書込みを行なう(SS25)。
【0035】
こうして、第2のフレ−ムメモリ5への3種類の顔画像を転送、書込み後、CPU7は、第2のフレ−ムメモリ5に格納された3種類の画像をディスプレイ3に並べて表示する(SS26)。
【0036】
操作員は、ディスプレイ3に表示された3種類の顔画像において、目つぶりなどの不具合がないかどうかを確認し(S27)、目つぶりなどの不具合があった場合には、ステップS21に戻り、再度、撮影キ−を押下することにより、再撮影を行なう。
【0037】
ステップS27において、目つぶりなどの不具合がなければ、次に顔画像の切出し位置が適正であるか否かを確認し(S28)、切出し位置が不適正な場合には、操作用キ−ボ−ド8内の、たとえば、上下方向の矢印キ−により切出し位置を変更して修正を行なう(S29,S30)。
【0038】
ステップS28において、切出し位置が適正であれば、操作員は、ディスプレイ3に表示された3種類の顔画像から所望の画像を選択する(S31)。この場合、たとえば、各表示画像にはそれぞれ[1][2][3]と番号が付与されており、操作員は、操作用キ−ボ−ド8内の[1][2][3]の数字キ−の中の1つの数字キ−を選択押下することにより、その3種類の倍率の顔画像の中から適正のものを選択する。
【0039】
1つの顔画像が選択されると、CPU7は、その選択された顔画像のみをディスプレイ3に表示する(S32)。ここで、操作員は、希望どおりのものが選択されていることを確認して(S33)、操作用キ−ボ−ド8 内の確定キ−を押下する(S33)。これにより、CPU7は、第2のフレ−ムメモリ5内の顔画像を印刷装置9に転送する。印刷装置9では、第2のフレ−ムメモリ5から転送されてきた顔画像や、所定の文字情報をカード上に印刷する。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、被写体の顔画像を撮像し、この撮像した顔画像から被写体の顔の大きさを検出し、この検出した顔の大きさに応じて、上記撮像された顔画像に対して縮小、拡大処理を行なうか、被写体の顔画像を撮像し、この撮像した顔画像に対して、あらかじめ設定される複数種の倍率に応じてそれぞれ縮小、拡大処理を行なうことにより複数種の顔画像を生成し、この生成した複数種の顔画像の中から適正な顔の大きさの顔画像を選択することにより、被写体の体形、着座位置、姿勢などに影響されず、常に適正な顔の大きさに撮影を行なうことができる。
【0041】
また、検出された顔の大きさが適正でない場合、あるいは、切出された顔の位置が適正でない場合、それらを操作キーの操作により修正する手段を有するので、より適正な顔の大きさ、および、より適正な位置で撮影することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る顔画像撮影装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図2】顔画像の撮影処理を説明するフローチャート。
【図3】顔画像の撮影処理を説明するフローチャート。
【図4】顔画像の縮小、拡大処理を説明する図。
【図5】顔画像の撮影処理の他の例を説明するフローチャート。
【図6】顔画像の撮影処理の他の例を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1……カメラ(撮像手段)、2 ……アナログ部、3 ……ディスプレイ(表示手段)、4 ……第1のフレームメモリ(第1の記憶手段)、5……第2のフレームメモリ(第2の記憶手段)、6 ……アドレス制御部、7 ……CPU(制御手段)、8 ……操作用キーボード、9 ……印刷装置。

Claims (6)

  1. 被写体の顔画像を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段で撮像された顔画像から被写体の顔の大きさを、背景色と異なる色の成分が検出された垂直方向の画素位置を頭頂位置とし、かつ、背景色と異なる色の成分が連続して検出された垂直方向の画素位置を肩位置として検出する検出手段と、
    この検出手段で検出された顔の大きさに応じて、前記撮像手段で撮像された顔画像に対して縮小、拡大処理を行なうことにより適正な顔の大きさの顔画像を得る画像処理手段と、
    この画像処理手段で得られた顔画像を表示して顔の大きさを確認する確認手段と、
    この確認手段による確認の結果、顔の大きさが適正でない場合、前記画像処理手段から得られる顔画像に対して顔の大きさの修正処理を行なう大きさ修正手段と、
    を具備したことを特徴とする顔画像撮影装置。
  2. 被写体の顔画像を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段で撮像された顔画像から被写体の顔の大きさを、背景色と異なる色の成分が検出された垂直方向の画素位置を頭頂位置とし、かつ、背景色と異なる色の成分が連続して検出された垂直方向の画素位置を肩位置として検出する検出手段と、
    この検出手段で検出された顔の大きさに応じて、前記撮像手段で撮像された顔画像に対して縮小、拡大処理を行なうことにより適正な顔の大きさの顔画像を得る画像処理手段と、
    この画像処理手段で得られた顔画像を表示して顔の位置を確認する確認手段と、
    この確認手段による確認の結果、顔の位置が適正でない場合、前記画像処理手段から得られる顔画像に対して顔の位置の修正処理を行なう位置修正手段と、
    を具備したことを特徴とする顔画像撮影装置。
  3. 被写体の顔画像を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段で撮像された顔画像を記憶する第1の記憶手段と、
    適正な顔の大きさの顔画像を記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された顔画像から被写体の顔の大きさを、背景色と異なる色の成分が検出された垂直方向の画素位置を頭頂位置とし、かつ、背景色と異なる色の成分が連続して検出された垂直方向の画素位置を肩位置として検出する検出手段と、
    この検出手段で検出された顔の大きさに応じて、顔の大きさが基準の大きさとなる倍率を計算する倍率計算手段と、
    この倍率計算手段で計算された倍率に応じて、前記第1の記憶手段内の顔画像を縮小、拡大処理しながら前記第2の記憶手段へ転送する転送制御手段と、
    を具備したことを特徴とする顔画像撮影装置。
  4. 被写体の顔画像を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段で撮像された顔画像を記憶する第1の記憶手段と、
    適正な顔の大きさの顔画像を記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された顔画像から被写体の顔の大きさを、背景色と異なる色の成分が検出された垂直方向の画素位置を頭頂位置とし、かつ、背景色と異なる色の成分が連続して検出された垂直方向の画素位置を肩位置として検出する検出手段と、
    この検出手段で検出された顔の大きさに応じて、顔の大きさが基準の大きさとなる倍率を計算する倍率計算手段と、
    この倍率計算手段で計算された倍率に応じて、前記第1の記憶手段内の顔画像を縮小、拡大処理しながら前記第2の記憶手段へ転送する第1の転送制御手段と、
    この第1の転送制御手段により前記第2の記憶手段に転送された顔画像を表示して顔の大きさを確認する確認手段と、
    この確認手段による確認の結果、顔の大きさが適正でない場合、前記顔の大きさが基準の大きさとなる倍率を再計算する倍率再計算手段と、
    この倍率再計算手段で再計算された倍率に応じて再度、前記第1の記憶手段内の顔画像を縮小、拡大処理しながら前記第2の記憶手段へ転送する第2の転送制御手段と、
    を具備したことを特徴とする顔画像撮影装置。
  5. 前記検出手段は、頭頂位置の画素に対応するアドレスと肩位置の画素に対応するアドレスとを設け、これら両アドレスの差を顔の大きさとすることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載された顔画像撮影装置。
  6. 被写体の顔画像を撮像し、
    この撮像した顔画像を第1の記憶手段に記憶し、
    この第1の記憶手段に記憶された顔画像から被写体の顔の大きさを、背景色と異なる色の成分が検出された垂直方向の画素位置を頭頂位置とし、かつ、背景色と異なる色の成分が連続して検出された垂直方向の画素位置を肩位置として検出し、
    この検出した顔の大きさに応じて、顔の大きさが基準の大きさとなる倍率を計算し、
    この計算した倍率に応じて、前記第1の記憶手段内の顔画像を縮小、拡大処理しながら第2の記憶手段へ転送することにより適正な顔の大きさの顔画像を得る、
    ことを特徴とする顔画像撮影方法。
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