JP4909804B2 - 表面実装装置 - Google Patents

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本発明は、表面実装装置に関する。
循環駆動される搬送ベルトを用いて基板の搬送を行うベルト駆動方式が、下記特許文献1にも開示のように広く採用されている。
特開2003−78287公報
ベルト駆動方式のものは、搬送ベルトに基板の両端を載せただけの状態で搬送を行うから、重量基板の搬送に不向きである。また、ベルト駆動方式のものは、搬送ベルトと基板の摩擦で基板を搬送するため、搬送ベルトの回転速度を上げてゆくとすべり(搬送ベルトと基板との間のすべり)が多くなり、搬送速度がそれ以上、上がらない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、重量基板への対応が可能であり、かつ搬送タクトの短縮化が可能な表面実装装置を提供することを目的とする。
本発明は、基台上に設定される搭載位置において基板に部品を実装する実装手段と、前記基台上を一方向に延び、前記搭載位置にアクセスする路を構成する基板搬送路と、前記基板搬送路に沿って前記基板を搬送、停止させる基板搬送装置と、からなり、前記基板搬送路の上流側に設置される搬入コンベアを通じて未実装の基板を機内に搬入して部品の実装を行い、前記基板搬送路の下流側に設置される搬出コンベアを通じて実装済みの基板を機外へ搬出する表面実装装置であって、前記基板搬送装置を、搬送対象の基板の中央部近辺を下方から支える支持面を有し、かつ前記支持面により支えた基板を搬送可能な状態に保持する保持機能を有する基板保持装置と、前記基板保持装置を前記基板搬送路に沿って延びる直線軸に対して直線移動させる可動部材を有する直線移動装置と、から構成し、前記支持面がコンベアの基板搬送面より低い下降位置と、基板搬送面より高い上昇位置とに前記基板保持装置を昇降変位させる昇降装置を前記可動部材に設け、前記搬入コンベアの下方において、前記基板保持装置を前記下降位置から前記上昇位置に変位させることで実装対象となる未実装の基板の支持を前記搬入コンベアから前記基板保持装置に移し替え、前記搬出コンベアの下方において、前記基板保持装置を前記上昇位置から前記下降位置に変位させることで実装済みの基板の支持を前記基板保持装置から前記搬出コンベアに移し替える構成としたところに特徴を有する。
本発明の実施態様として以下の構成とすることが好ましい。
・前記直線移動装置を、永久磁石を一方向に配列した前記直線軸としてのステータ部を、前記基台上において前記基板搬送路に沿わせて配置してなるロボット本体と、上記ステータ部を囲繞するコイルを有して前記ロボット本体と共にリニアモータ式単軸ロボットを構成し、前記ロボット本体のステータ部に沿って前記基板保持装置を直線移動させる可動部材と、から構成する。
このように直線移動装置を、ロボット本体と可動部材とからなるリニアモータ式単軸ロボットにより構成すれば、電気的なエネルギーを機械要素を介さず推進方向の力に変換できるので、搬送対象物(すなわち基板P)の高速移動が可能であり、搬送タクトの短縮に効果的である。
・前記基板搬送路上に前記搭載位置を設定し、実装対象となる未実装の基板を前記基板保持装置により下支えしつつ前記搭載位置まで搬送させると共に、搬送後は、同基板を前記基板保持装置により支えた状態で前記実装手段により部品の実装を行う構成とする。このように基板保持装置により基板を支えた状態で部品の実装を行えば、実装により加わる圧力に抗することが可能となり、実装中、基板に湾曲等が生じない。従って、信頼性の高い部品実装動作が実施可能となる。
・前記基板保持装置に保持された基板の位置を検出する検出手段を設け、前記搬送経路上における前記可動部材の停止位置を、前記検出手段から得られる基板の位置情報に基づいて、補正する停止位置補正処理を行う構成とする。このようにしておけば、基板の保持ずれに拘わらず、基板を搭載位置に正確にセットすることが可能となる。
・前記検出手段として機能する基板認識カメラを前記実装手段に設ける構成とする。カメラであれば、得られる基板画像に基づいて、保持位置のずれを正確にとらえることができる。また、表面実装装置に不可欠な実装手段を利用してカメラを取り付けているから、取付部材をそれ専用に設ける必要がない。
・前記可動部材と前記基板保持装置と前記昇降装置とを可動ユニットと定義したときに、同一ロボット本体上に独立して動作可能な可動ユニットを複数機設置して、前記基板の搬送を複数の可動ユニットにより分担して行う構成とする。このような構成としておけば、搬送タクトをより短縮できる。
・前記基板搬送路上に、搬送対象の基板を仮置きする基板仮置き部を有する中継ステーションを設け、一方の可動ユニットから他方の可動ユニットへの基板受け渡しを前記中継ステーションを介して行う構成とする。このような構成であれば、可動ユニット間における基板の受け渡しを円滑に実施できる。
・前記中継ステーション上に前記搭載位置を設定し、同中継ステーション上で前記実装手段により部品の実装を行う構成とする。このように中継ステーションに実装ステージとしての機能を兼用させれば、装置の簡素化が図られる。
本発明によれば、搬送対象の基板の中央部近辺を下方から支える構成としたから、重量基板の搬送も容易にできる。また、基板を基板保持装置に保持した状態で移動を行うから、基板の搬送速度を容易に上げることが可能となる。言い換えれば、ベルト駆動による従前の構成にみられる基板のすべりが起きないので搬送速度を高速にできる。また、搬入コンベアから基板保持装置への基板の受け渡し、及び基板保持装置から搬出コンベアへの基板の受け渡しを円滑に実施できる。
<実施形態1>
1.表面実装装置の全体構成
図1は表面実装装置の平面図、図4はヘッドユニットの支持構造を示す部分拡大図である。図1に示すように表面実装装置10は平板状をなす基台11上に各種装置を配置している。尚、以下の説明において、基台11の長手方向(図1の左右方向)をX方向と呼ぶものとし、Y方向、Z方向をそれぞれ図1、図4の向きに定めるものとする。
基台11の中央には基板搬送路Lが設定されている。基板搬送路LはX方向(図1の左右方向)に延びており、上流(図1における右側)と下流(図1における左側)にはそれぞれ搬入コンベア71と搬出コンベア75が設けられている。
両コンベア71、75は、X方向に循環駆動する一対の搬送ベルト72を備えており、両ベルト72を架設するように基板Pをセットすると、ベルト上面の基板Pはベルトとの摩擦によりベルトの駆動方向に送られるようになっている。
尚、搬入コンベア71は隣接する他の上位装置(例えば、印刷機など)との間で、基板Pを搬送する機能を担うものであり、同搬入コンベア71を通じて実装対象の基板Pが表面実装装置10の基板搬送路Lに搬入されるようになっている。
搬出コンベア75は隣接する他の下位装置(例えば、リフロー装置など)との間で、基板Pを搬送する機能を担うものであり、同搬出コンベア75を通じて実装済みの基板Pが表面実装装置10より搬出されるようになっている。
さて、表面実装装置10の基台11上に設けられる基板搬送路Lには、後述する基板搬送装置100が設けられると共に、中央寄りの位置には搭載位置(図1においてハッチングで示す)Gが設定されており、同位置において部品搭載装置30により基板Pに対する部品の実装が行われるように構成されている。
部品搭載装置30は大まかにはX軸サーボ機構、Y軸サーボ機構、Z軸サーボ機構及びこれらサーボ機構によりX方向、Y方向、Z方向に駆動される吸着ヘッド63などから構成される。
具体的に説明してゆくと、図1に示すように基台11上には一対の支持脚41が設置されている。両支持脚41は部品供給部15、16の両側に位置しており、共にY方向(図1では上下方向)にまっすぐに延びている。
両支持脚41は図5に示すように基板搬送路Lを取り囲むような門型をなしており、基板搬送路L上に設置される可動ユニット(基板搬送装置100を構成し、基板Pの搬送機能を担うもの)130が支持脚41を自由に出入りできるようになっている。
そして、両支持脚41には図1に示すように、Y方向に延びるガイドレール42が支持脚上面に設置されると共に、これら左右のガイドレール42に長手方向の両端部を嵌合させつつヘッド支持体51が取り付けられている。
また、図1において右側の支持脚41にはY方向に延びるY軸ボールねじ45が装着され、更にY軸ボールねじ45にはボールナット(不図示)が螺合されている。そして、Y軸ボールねじ45にはY軸モータ47が付設されており、同モータ47を通電操作すると、Y軸ボールねじ45に沿ってボールナットが進退する結果、ボールナットに固定されたヘッド支持体51、ひいては次述するヘッドユニット60をガイドレール42に沿ってY方向に水平移動する(Y軸サーボ機構)。
図4に示すように、ヘッド支持体51にはX方向に延びるガイド部材53が設置され、更に、ガイド部材53に対してヘッドユニット60が、ガイド部材53の軸に沿って移動自在に取り付けられている。このヘッド支持体51には、X方向に延びるX軸ボールねじ55が装着されており、更にX軸ボールねじ55にはボールナットが螺合されている。
そして、X軸ボールねじ55にはX軸モータ57が付設されており、同モータ57を通電操作すると、X軸ボールねじ55に沿ってボールナットが進退する結果、ボールナットに固定されたヘッドユニット60をガイド部材53に沿ってX方向に移動する(X軸サーボ機構)。
従って、X軸サーボ機構、Y軸サーボ機構を複合的に制御することで、基台11上においてヘッドユニット60を水平方向(XY方向)に移動操作出来る構成となっている。
係るヘッドユニット60には、実装動作を行う吸着ヘッド63が列状をなして複数個搭載されている。吸着ヘッド63はヘッドユニット60の下面から下向きに突出しており、先端には吸着ノズル64が設けられている。
各吸着ヘッド63はR軸モータの駆動により軸周りの回転動作が可能とされ、又Z軸モータの駆動により、ヘッドユニット60のフレーム61に対して昇降可能な構成となっている(Z軸サーボ機構)。また、各吸着ノズル64には図外の負圧手段から負圧が供給されるように構成されており、ヘッド先端に吸引力を生じさせるようになっている。
このような構成とすることで、吸着ヘッド63を用いて部品供給部15、16から部品を取り出すことができ、また取り出した部品を基板P上へ実装できる。尚、図1に示す符号17は部品認識カメラ、図4に示す符号65は基板認識カメラである。部品認識カメラ17は基台11上においてX方向のほぼ中央に、搭載位置Gを間に挟んで上下2機設置されている。
これら部品認識カメラ17は部品供給部15、16から取り出された部品を撮像する機能を担うものである。得られた部品画像は不図示の画像処理部において画像解析がなされ、解析結果より吸着ヘッド63による部品の吸着位置ずれが検出される。
また、基板認識カメラ65は、撮像面を下に向けた状態でヘッドユニット60に固定されており、ヘッドユニット60とともに一体的に移動する構成とされている。これにより、上述のX軸サーボ機構、Y軸サーボ機構を駆動させることで、搭載位置G上にある基板P上の任意の位置の画像を、基板認識カメラ65により撮像することが出来る。
2.基板搬送装置の構成
図5に示すように基板搬送装置100はロボット本体110と可動ユニット130とから構成される。可動ユニット130は可動部材170上に、昇降装置150を介して基板テーブル140を支持したものである。
基板テーブル140は搬送対象の基板Pを安定的に支えることができるような形状、すなわち搬送対象の基板Pより一回り小さい矩形状に設定され、また、コンベア71、75との関係においては横幅(Y方向の幅)が、コンベアのベルト幅(図1中のA寸法)より狭く設定されている。
尚、基板テーブル140の上面が、本発明で言うところの、「搬送対象の基板の中央部近辺を下方から支える支持面」に相当している。
そして、本実施形態のものは昇降装置(例えば、ボールねじ機構やエアシリンダなど)150を作動させると、基板テーブル140を支える昇降軸155が上下動し、上記基板テーブル140を図5に示す(a)の下降位置と、図5に示す(b)の上昇位置に変位させるように構成されている。
図5の(a)に示す下降位置においては、基板搬送面Bとなるコンベア上面より基板テーブル140の上面141が低い位置関係になり、また図5の(b)に示す上昇位置においては、基板搬送面Bとなるコンベア上面より基板テーブル140の上面141が高い位置関係となる。
また、図5に示すように、基板テーブル140には板面を上下に貫通するようにして吸引孔145が形成されている。この吸引孔145には図外の負圧発生装置が連なっており、テーブル上面に吸引力を生じさせるようになっている。これにより、基板テーブル140上の基板Pを吸引して搬送可能な状態に保持できるようになっている。尚、搬送可能な状態とは、高速で搬送させても、搬送中に基板のずれ、落下等を起こさない状態のことである。
可動部材170はロボット本体110と共にリニアモータ式単軸ロボットRBを構成している。以下、可動部材170とロボット本体110の構成を主に図6、図7を参照して説明する。
上記ロボット本体110はベース部113と一対のカバー部材114とからなり、一方向に延びる横長枠状に形成されている。上記一対のカバー部材114は、ロボット本体110の両側壁部分を構成するもので、全長にわたって互いに平行に対向し、下端部がベース部113にボルトで固定されている。
上記ロボット本体110内には、一定幅のガイドレール118がベース部113上に設けられると共に、その上方にステータ部120が水平に設置されている。同ステータ部120はN、Sの磁極が交互に位置するように環状の永久磁石を中心軸に沿って配置したものであり、全体が円形断面のシャフト状に形成されている。
係るロボット本体110はステータ部120の軸を基板搬送路Lに沿わせて基台11上に設置され、その全長は基板搬送路Lのほぼ全長(具体的には、搬入コンベア71の先端から搬出コンベア75の後端に渡る全範囲)に渡る長さを有する。
可動部材170はステータ部120を挿通させる中空の可動ブロック175を主体として構成される。可動ブロック175は図7において左右の両軸端の内周に環状の滑り軸受178を設けると共に、図7における下側には被ガイド部176を設けている。この被ガイド部176はロボット本体110のガイドレール118に嵌合し、可動部材170のロボット本体110に沿った移動動作を案内する機能を担っている。
また、可動ブロック175の上部には取付テーブル185が設けられ、係るテーブル185上に基板テーブル140を支持した昇降装置150が固定されている(尚、図7では昇降装置150、基板テーブル140は省略してある)。
そして、可動ブロック175の中空部には電機子を構成するコイル180がステータ部120を囲繞するように取り付けられている。
これにより、コイル180を通電操作すると、コイル180とステータ部120との間に磁力(吸引/反発力)が作用し、可動部材170にステータ部120に沿った水平方向の推進力を与える。
以上のことから、ガイドレール118と被ガイド部176による案内作用をうけつつ可動部材170がロボット本体110に沿って移動し、可動ユニット130の全体が基板搬送路Lに沿って直線移動することとなる。
図6における符号121は磁気スケール、符号188は磁気ヘッドである。磁気スケール121は磁気的に目盛りを記録したものであり、ロボット本体110のほぼ全長に渡って形成されている。磁気ヘッド188は磁気スケール121の目盛りを読み取る機能を有し、可動部材170に固定されている。
これにより、可動部材170の移動中に磁気ヘッド188により上記磁気スケール121の目盛りを読み取ることで、可動部材170の位置検出が可能となる。本実施形態のものは磁気ヘッド188から得られる位置情報に基づいて可動ユニット130の移動速度、加減速、停止位置を制御している。
また、吸引孔145に負圧を供給させる供給経路については、次の様に構成しておくことが好ましい。すなわち、リニアモータ式単軸ロボットRBの外に前記負圧発生装置としてのポンプ(不図示)を配置すると共に、同ポンプから、ケーブルベア(登録商標)内に配線される供給管を通じて、吸引孔145に負圧を供給させる構成とする。このようにしておけば、可動部材170がロボット本体110上を往復移動したときに、近隣の装置に供給管が絡むことがなく、負圧の供給を安定的に行うことが可能となる。
3.基板搬送と部品実装
次に上記の如く構成された表面実装装置10により実行される基板Pの実装サイクル(基板搬入→実装→基板搬出)を図8〜図12を参照して説明する。
実装対象の基板Pを搬入するには、昇降軸155を下降させて基板テーブル140を下降位置にセットすると共に、基板搬送装置100を作動させ可動ユニット130を図1、図8に示すように搬入コンベア71の直下となる位置に移動させてやる。
可動ユニット130が上記位置に移動したら、次に表面実装装置10に隣接して配置される上位装置(例えば、印刷装置など)に基板要求指令を出力する処理を行う。
すると、上位装置では基板要求指令に基づいて、基板Pを表面実装装置10に送り出す処理が実行される。かくして、上位装置から基板Pが送りだされ、送り出された基板Pはやがて搬入コンベア71に至り、不図示のストッパなどにより図1、図8に示す位置で停止される。
基板Pが停止したら、今度は昇降装置150を作動させ下降位置にある基板テーブル140を上昇位置に昇降変位させてやる。昇降が開始されると、下降位置にある基板テーブル140は基板Pの下面に接近してゆき、やがて当接する。その後、基板テーブル140はコンベア上の基板Pを持ち上げつつ更に上昇し、図9に示す上昇位置に至る。
かくして、実装対象の基板Pの支持が搬入コンベア71から基板テーブル140に移り、基板Pは搬入コンベア71の動力(より具体的に言えば、循環駆動するベルトの動力)から切り離された状態となる。
そして、本実施形態のものは、基板テーブル140を上昇させる過程で負圧発生装置を作動させ、吸引孔145に負圧を発生させるようにしている。これにより、テーブル上面に吸引力が生じ、実装対象の基板Pの支持が搬入コンベア71から基板テーブル140に移ると同時に、基板Pは基板テーブル140に吸引保持された状態となる。
基板テーブル140に基板Pが吸着保持されたら、次に、可動部材170のコイル180を通電操作する。通電操作を行うと、可動部材170のコイル180とロボット本体110のステータ部120との間に磁力(吸引/反発力)が作用し、可動部材170にロボット本体110のステータ部120の軸に沿った水平方向の推進力が加わる。
これにより、図9に示すように、可動ユニット130がロボット本体110に沿って移動する結果、基板Pが基板搬送路L上を運ばれてゆく。
移動を始めた可動ユニット130は搭載位置Gの近傍に達すると次第に減速され、ユニットの中心Oが搭載位置Gの中心に一致するように停止される(図2、図9参照)。
かくして、可動ユニット130が停止されると、次に、基板搬送路L上において停止した基板Pの位置を検出する処理が行われる。すなわち、先に説明したX軸サーボ機構、Y軸サーボ機構を作動させてヘッドユニット60を搭載位置G上方に水平移動させつつ、ヘッドユニット60に設けられた基板認識カメラ65により基板Pの撮影が行われる。
そして、基板画像(より具体的には、基板Pに付されたフィデューシャルマークFの位置)に基づいて、基板Pの正規停止位置(すなわち搭載位置G)に対するずれ量α、ずれ方向が算出される。
その後、搭載位置Gに停止された可動ユニット130を、ずれ量αだけずれ方向の逆側に、移動させる停止位置補正処理が行われる(図10の(a)〜(c)参照)。係る停止位置補正処理を行うことで、以下の効果が得られる。
図10は、基板テーブル140による基板Pの保持位置と、基板Pの停止位置との関係を示したものであり、(a)は基板テーブル140に基板Pが位置ずれなく吸引保持された場合の基板停止位置を示している。また、(b)は、基板PがX方向左側にずれて基板テーブル140に吸引保持された場合の基板停止位置を示している。
このように基板Pの保持に元から(搬送前から)ずれがあると、搭載位置Gに可動ユニット130を正しく停止させたとしても搭載位置Gから基板Pがずれてしまうが、上記停止位置補正処理を実施することで、基板の保持ずれに拘わらず、基板Pを搭載位置Gに正確にセットすることが可能となる(図10の(c)参照)。
そして、停止位置補正処理が完了すると、次に、基板Pに対する部品の実装処理が行われることとなる。具体的には、X軸サーボ機構、Y軸サーボ機構を作動させて、ヘッドユニット60を部品供給部15、16の上方にまで水平移動させると共に、吸着ヘッド63により部品の取り出しを行う。
そして、部品の取り出しに続いて、部品認識カメラ17により部品が撮影され、得られた部品画像に基づいて吸着位置ずれが調べられる。その後、吸着された部品の移送がヘッドユニット60により行われ、移送中、各吸着ヘッド63ごとに部品の吸着位置ずれを補正する処理がなされる。
その後、所定の部品装着位置に達したところで、吸着ヘッド63は下降され、これにより、基板テーブル140に下支えされた基板P上に部品が実装される。
基板Pに対する部品の全実装処理が完了すると、再び、可動部材170のコイル180を通電操作する処理が行われる。これにより、可動ユニット130がロボット本体110に沿って移動し、実装済みの基板Pは基板搬送路Lの下流へと運ばれてゆく。
可動ユニット130は搬出コンベア75の近傍に達すると次第に減速され、図3、図12に示すように、搬出コンベア75の直下の位置で停止される。尚、可動ユニット130の移動中、昇降装置150は基板テーブル140を上昇位置に保持し続けており、可動ユニット130の停止時には、基板Pの下方に搬出コンベア75の搬送ベルト72が位置する状態となる。
そのため、可動ユニット130の停止に続いて、昇降装置150を作動させ基板テーブル140を上昇位置から下降位置に変位させつつ、これに合わせて負圧の供給を停止させ基板テーブル140による基板Pの吸引保持を解いてやれば、図13に示すように基板Pの支持が基板テーブル140から搬出コンベア75に移る。従って、後は、搬出コンベア75を作動させてやれば、実装済みの基板Pは隣接する下位装置(例えば、リフロー装置など)へと搬出される。
そして、次の基板Pを搬入するには、搬出コンベア75の真下に位置する可動ユニット130を、基板テーブル140を下降位置に保ったまま、搬入コンベア71の位置まで移動させてやればよく、これにより、次の基板Pを搬入可能な状態になる。
4.効果
本実施形態のものは、基板搬送装置100に、ロボット本体110と可動部材170とからなるリニアモータ式単軸ロボットRBを用いている。リニアモータ式単軸ロボットRBであれば、電気的なエネルギーを機械要素を介さず推進方向の力に変換できるので、搬送対象物(すなわち基板P)の高速移動が可能であり、搬送タクトの短縮に効果的である。
また、本実施形態のものは、基板テーブル140により基板Pの全体を支える構成をとっているから基板Pの搬送を安定的に行うことができ、かつ重量基板への対応も無理なく行うことが出来る。
また、部品の実装は吸着ヘッド63を昇降させて行うから、実装動作の際、基板Pには少なからず圧力が加わる。この点、本実施形態では基板Pを基板テーブル140により支えた状態、更に言えば、基板Pの端部を除くほぼ全面を面押さえした状態で実装動作を行うから、実装により加わる圧力に抗することが可能となり、実装中、基板に湾曲等が生じない。従って、信頼性の高い部品実装動作が実施可能となる。
また、搬送完了後、基板Pを改めてバックアップする必要がなく、直ちに実装作業に移行できる。従って、実装サイクルの短縮にも効果的である。
また、本実施形態のものは、可動ユニット130の停止位置を補正する停止位置補正処理を行うこととしているから、基板テーブル140による基板Pの吸着保持ずれに拘わらず、基板Pを搭載位置Gに正確にセットできる。このような構成であれば、部品の実装精度が高く、商品性の高い表面実装装置10の提供が可能となる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図14ないし図20によって説明する。
実施形態1では、可動ユニット130を1機使用して基板Pの搬送を行う例を示した。これに対し実施形態2では、図14に示すように同一ロボット本体110上に独立して動作する2機の可動ユニット130A、130Bを配し、これら2機の可動ユニット130A、130Bを使用して基板Pの搬送を行うこととしている。尚、以下に説明する中継ステーション200を設けた点を除き、他の構成については実施形態1と同様である。そのため、同一部品には同一符号を付し、説明は全て省略する。
中継ステーション200は、平板状をなすベース部210と、ベース部210の4隅に設けられる4つの基板支持ポール220A〜220Dと、ベース部210とともに4つの基板支持ポール220A〜220Dを昇降させる昇降部250とから構成される。
係る中継ステーション200は基板搬送路Lの長手方向中央、すなわち部品搭載装置30により部品の実装作業が行われる搭載位置Gに設けられている。
本実施形態では、図14に示すように2機の可動ユニット130A、130Bを、中継ステーション200を基準としてX方向の両側に割り振って配置しており、基板搬送路Lの上流側に位置する可動ユニット130Aに基板Pの搬入機能を担わせ、基板搬送路Lの下流側に位置する可動ユニット130Bに基板Pの搬出機能を担わせている。
また、初期状態において、可動ユニット130Aは搬入コンベア71の下方に位置しており、可動ユニット130Bは搬出コンベア75の下方に位置している。そして、両可動ユニット130A、130Bの基板テーブル140はいずれも下降位置にセットされている。
以下、両可動ユニット130A、130Bを使用した一連の実装サイクル(基板搬入→実装→基板搬出)を説明する。基板Pを搬入するには、搬入コンベア71の下方において、下降位置にある基板テーブル140を上昇位置に変位させてやればよく、これにより、基板Pの支持が搬入コンベア71から可動ユニット130Aに移る。そして、基板Pの支持が可動ユニット130Aに移ると、これと同時に基板テーブル140は基板Pを吸引保持し、搬送可能な状態になる。
基板Pの搬送が可能な状態になると、可動ユニット130Aはロボット本体110に沿って移動を始め、基板搬送路Lに沿って基板Pを運んでゆく(図15、図16)。
移動を始めた可動ユニット130Aは中継ステーション200の中央まで移動し、その位置で停止する。そして、停止後、可動ユニット130Aは昇降装置150を作動させ、基板テーブル140を上昇位置から下降位置に変位させる。そして基板テーブル140の下降に合わせて、負圧の供給を停止させ基板テーブル140による基板Pの吸引保持を解いてやれば、基板Pの支持が基板テーブル140から中継ステーション200に移り、基板Pは中継ステーション200の4つの基板支持ポール220A〜220Dにより4隅を下支えされた状態になる。
その後、昇降部250により実装対象の基板Pの高さを調整する処理(基板Pの厚みによって実装面の高さが変わるのでこれを一定にするべく調整する処理)が必要に応じて行われ、続いて、中継ステーション200上に置かれた基板Pに部品を実装する処理が、部品搭載装置30により行われる。
そして、係る部品の実装処理と並行して、搬送を担う可動ユニット130を130Aから130Bに切り替える処理が行われる。すなわち、中継ステーション200上に位置する可動ユニット130Aは中継ステーション200から退避して元の位置(基板搬送路上流に位置する搬入コンベア71)へ向かう。一方、搬出コンベア75の下方において待機状態にあった可動ユニット130Bは、基板テーブル140を下降位置に保持した状態を保ちつつ基板搬送路Lの上流へと移動を始め中継ステーション200に向かう(図17参照)。
移動を開始した両可動ユニット130A、130Bは実装動作中に移動を完了し、可動ユニット130Aは搬入コンベア71の真下に至り、可動ユニット130Bは中継ステーション200の中央に至る(図18参照)。
その後、部品搭載装置30による部品の実装処理が完了すると、これに続いて、実装済みの基板Pを可動ユニット130Bにより搬出する処理が行われる。
すなわち、まず、下降位置にある基板テーブル140が上昇位置に昇降変位され、基板Pの支持が中継ステーション200から可動ユニット130Bに移される。そして、基板Pの支持が可動ユニット130Bに移ると同時に、基板Pは基板テーブル140に吸引保持される。
かくして、実装済みの基板Pは搬送可能な状態となり、可動ユニット130Bがロボット本体110に沿って移動を始める。その結果、基板搬送路Lに沿って基板Pが運ばれてゆく(図19参照)。
基板Pが搬出コンベア75の位置まで運ばれてくると、可動ユニット130Bはその位置で停止する。そして、停止後、可動ユニット130Bは昇降装置150を作動させ、基板テーブル140を上昇位置から下降位置に変位させる。
そして、基板テーブル140の下降に合わせて、負圧の供給を停止させ基板テーブル140による基板Pの吸引保持を解いてやれば、基板Pの支持が基板テーブル140から搬出コンベア75に移る。従って、後は、搬出コンベア75を作動させてやれば、実装済みの基板Pを隣接する下位装置に搬出できる(図20参照)。
そして、図20に示すように、搬入コンベア71の真下には、可動ユニット130Aが位置しているから、上記した実装済みの基板Pの搬出完了後、直ちに次の基板Pを搬入できる。
このように実施形態2のものは、同一ロボット本体110上に独立して動作可能な可動ユニット130を2機設置して、基板Pの搬送を分担して行っている。従って、実装済みの基板Pを搬出する処理の完了後、時間を空けずに次の基板Pを搬入でき搬送タクトを短縮できる。
また、本実施形態のものは、中継ステーション200上に搭載位置Gを設定し、同中継ステーション200上で部品の実装を行う構成としている。このように中継ステーション200に実装ステージとしての機能を兼用させれば、搬送を担う可動ユニット130を130Aから130Bの切り替える作業を、部品実装中に行うことができ、この点も、搬送タクトの短縮に有効である。
尚、実施形態2のものは、実装対象として剛性の高い厚基板を実装するのに向いている。というのも、基板Pの4隅を保持しただけの状態で実装を行うから、部品実装に伴う圧力に抗するだけの剛性が基板自体に要求されるからである。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1では、基板Pを基板テーブル140に吸引保持することで、搬送過程における基板Pのずれ止めを行う構成をとったが、基板テーブル140による基板Pの保持は搬送過程でずれない程度に基板Pを保持可能なものであればよく、例えば、基板Pと基板テーブル140に凹部と凸部をそれぞれ設け、これらを凹凸嵌合させて保持力を得るもの、あるいは基板Pを対向する2辺でクランプして保持力を得るものなどが実施可能である。
(2)実施形態1では基板テーブル140に昇降動作のみ実行させる例を挙げたが、基板テーブル140に回転、Y方向へのスライド機能を付加するものであればより好ましい。このような構成とすれば、基板Pを搭載位置Gにより正確にセットでき、部品の実装精度がより高まる。
(3)実施形態2では、基板搬送路L上における基板Pの搬送を、2機の可動ユニット130A、130Bにより分担したが、図21に示すように基台11上に複数の部品実装ステージS1、S2が設定されている場合には、ステージ数に応じた複数の可動ユニット130A〜130Cを設けて、基板搬送を2以上の可動ユニットにより分担することが好ましい。
(4)実施形態2では、次の基板Pの搬入を、実装済みの基板Pの搬出後に開始する例を示したが、次の基板Pの搬入処理を実装済みの基板の搬出処理と並行して行うことも、無論可能である。
(5)実施形態1、実施形態2ではいずれも、基板テーブル140を基板搬送路Lに沿って移動させる直線移動装置を、リニア単軸ロボットRBにより構成したが、直線移動装置の構成は基板テーブル140を直線移動させるものであればよく、リニア単軸ロボットRBによるものに限らない。例えば、ボール螺子軸とボールナットを利用するものが適用可能である。より具体的に言えば、基板搬送路L上にボール螺子軸を取り付ける一方、可動部材にボールナットを回り止めした状態で固定しておく。このようにしておけば、モータによりボール螺子軸を回転させると、ボール螺子とボールナットの作用により、回転方向の運動が直線運動に換えられ、可動部材170、引いては基板テーブル140を基板搬送路Lに沿って直線移動させることが可能となる。
また、実施啓形態2では、基板の搬送を2機の可動ユニットにより分担した例を示したが、ボール螺子軸、ボールナットを利用するものであっても、ボール螺子軸を基板搬送路Lの長手方向に一列状に2軸配置するなどの措置を講ずることで、2機の装置により基板の搬送を分担して行うことが可能である。
本発明の実施形態1に適用された表面実装装置の平面図(基板が搬入コンベア上に位置する状態を示す) 表面実装装置の平面図(基板が搭載位置にセットされた状態を示す) 表面実装装置の平面図(基板が搬出コンベア上に位置する状態を示す) ヘッドユニットの支持構造を示す部分拡大図 表面実装装置の側面図(基板搬送装置の構造を示す) ロボット本体と可動部材の水平断面図 ロボット本体と可動部材の垂直断面図 表面実装装置による一連の実装サイクルを示す図(基板搬入) 表面実装装置による一連の実装サイクルを示す図(基板移動) 補正処理を示す図 表面実装装置による一連の実装サイクルを示す図(部品搭載) 表面実装装置による一連の実装サイクルを示す図(基板移動) 表面実装装置による一連の実装サイクルを示す図(基板搬出) 本発明の実施形態2に適用された表面実装装置の平面図 表基板搬送装置による基板搬送動作を示す図(基板搬入) 基板搬送装置による基板搬送動作を示す図(基板移動/中継ステーションに載せ替え) 基板搬送装置による基板搬送動作を示す図(実装開始/可動ユニットの切り替え) 基板搬送装置による基板搬送動作を示す図(実装完了) 基板搬送装置による基板搬送動作を示す図(基板移動) 基板搬送装置による基板搬送動作を示す図(基板搬出) 他の実施例を示す図
10…表面実装機
11…基台
30…部品搭載装置(本発明の「実装手段」に相当)
60…ヘッドユニット(本発明の「実装手段」に相当)
65…基板認識カメラ(本発明の「検出手段」に相当)
71…搬入コンベア
75…搬出コンベア
100…基板搬送装置
120…ステータ部(本発明の「直線軸」に相当)
110…ロボット本体(本発明の「直線移動装置」に相当)
130…可動ユニット(本発明の「直線移動装置」に相当)
140…基板テーブル(本発明の「基板保持装置」に相当)
141…上面(本発明の「支持面」に相当)
145…吸引孔
150…昇降装置
170…可動部材
180…コイル
200…中継ステーション
220A〜220D…基板支持ポール(本発明の「基板仮置き部」に相当)
P…基板
RB…リニア単軸ロボット
L…基板搬送路

Claims (8)

  1. 基台上に設定される搭載位置において基板に部品を実装する実装手段と、
    前記基台上を一方向に延び、前記搭載位置にアクセスする路を構成する基板搬送路と、
    前記基板搬送路に沿って前記基板を搬送、停止させる基板搬送装置と、からなり、前記基板搬送路の上流側に設置される搬入コンベアを通じて未実装の基板を機内に搬入して部品の実装を行い、前記基板搬送路の下流側に設置される搬出コンベアを通じて実装済みの基板を機外へ搬出する表面実装装置であって、
    前記基板搬送装置を、
    搬送対象の基板の中央部近辺を下方から支える支持面を有し、かつ前記支持面により支えた基板を搬送可能な状態に保持する保持機能を有する基板保持装置と、
    前記基板保持装置を前記基板搬送路に沿って延びる直線軸に対して直線移動させる可動部材を有する直線移動装置と、から構成し、
    前記支持面がコンベアの基板搬送面より低い下降位置と、基板搬送面より高い上昇位置とに前記基板保持装置を昇降変位させる昇降装置を前記可動部材に設け、
    前記搬入コンベアの下方において、前記基板保持装置を前記下降位置から前記上昇位置に変位させることで実装対象となる未実装の基板の支持を前記搬入コンベアから前記基板保持装置に移し替え、
    前記搬出コンベアの下方において、前記基板保持装置を前記上昇位置から前記下降位置に変位させることで実装済みの基板の支持を前記基板保持装置から前記搬出コンベアに移し替える構成としたことを特徴とする表面実装装置。
  2. 前記直線移動装置を、
    永久磁石を一方向に配列した前記直線軸としてのステータ部を、前記基台上において前記基板搬送路に沿わせて配置してなるロボット本体と、
    上記ステータ部を囲繞するコイルを有して前記ロボット本体と共にリニアモータ式単軸ロボットを構成し、前記ロボット本体のステータ部に沿って前記基板保持装置を直線移動させる前記可動部材と、から構成したことを特徴とする請求項1に記載の表面実装装置。
  3. 前記基板搬送路上に前記搭載位置を設定し、実装対象となる未実装の基板を前記基板保持装置により下支えしつつ前記搭載位置まで搬送させると共に、
    搬送後は、同基板を前記基板保持装置により支えた状態で前記実装手段により部品の実装を行う構成としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表面実装装置。
  4. 前記基板保持装置に保持された基板の位置を検出する検出手段を設け、前記搬送経路上における前記可動部材の停止位置を、前記検出手段から得られる基板の位置情報に基づいて、補正する停止位置補正処理を行う構成としたことを特徴とする請求項3に記載の表面実装装置。
  5. 前記検出手段として機能する基板認識カメラを前記実装手段に設けたことを特徴とする請求項4に記載の表面実装装置。
  6. 前記可動部材と前記基板保持装置と前記昇降装置とを可動ユニットと定義したときに、
    同一ロボット本体上に独立して動作可能な可動ユニットを複数機設置して、前記基板の搬送を複数の可動ユニットにより分担して行う構成としたことを特徴とする請求項2に記載の表面実装装置。
  7. 前記基板搬送路上に、搬送対象の基板を仮置きする基板仮置き部を有する中継ステーションを設け、一方の可動ユニットから他方の可動ユニットへの基板受け渡しを前記中継ステーションを介して行う構成としたことを特徴とする請求項6に記載の表面実装装置。
  8. 前記中継ステーション上に前記搭載位置を設定し、同中継ステーション上で前記実装手段により部品の実装を行う構成としたことを特徴とする請求項7に記載の表面実装装置。
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