JP4906107B2 - 電子部品実装装置における基板搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリント基板幅に応じて位置調整可能なガイドレールに位置確認マークを設けた電子部品実装装置における基板搬送装置に関するものである。
電子部品を実装すべきプリント基板をベルトコンベアによってガイドレールに沿って搬送し、所定の位置でプリント基板を持ち上げてプリント基板を部品実装位置に位置決めクランプする基板搬送装置を、プリント基板の搬送方向に複数配設したモジュールタイプの電子部品実装装置において、メンテナンス等のためにプリント基板をガイドレールの上方より取出せるようにしたものが、例えば、特許文献1に記載されている。
この種の電子部品実装装置においては、位置決めクランプによってプリント基板が押付けられる抑え板を、ガイドレールに対してプリント基板の搬送方向と直交する方向にスライド可能に設け、抑え板をプリント基板側に突出する基板クランプ位置とプリント基板より退避する退避位置との間で水平に移動できるようにしている。そして、メンテナンス等の完了後、抑え板が元の位置(基板クランプ位置)に復帰されていることを確認するために、抑え板が基板クランプ位置にあるか退避位置にあるかを確認する確認手段(開閉スイッチ37、近接スイッチ47、あるいは、基板マーク撮像カメラによって撮像される確認マークM)を備えている。
ところで、この種の電子部品実装装置の多くは、例えば、特許文献2に記載されているように、プリント基板幅に応じて、基板搬送装置の搬送幅を変更できるようにしている。すなわち、プリント基板を搬送する一対のガイドレールを、固定ガイドレールと、この固定ガイドレールに対して接近離間可能な可動ガイドレールにて構成され、可動ガイドレールをプリント基板幅に合わせて位置調整できるようにしている。
特開2006−73864号公報(段落番号0028、0037、図3、図12) 特開2004−31613号公報(段落番号0039、図2)
上記した特許文献2に記載の搬送幅可変の電子部品実装装置においては、通常一対のガイドレールに、ガイドレールの位置を確認するための基準マークが設けられ、この基準マークをプリント基板に設けた基準マークを撮像する基板マーク撮像カメラを用いて撮像し、固定ガイドレールに対する可動ガイドレールの間隔、すなわち、基板搬送幅が、プリント基板幅に合っているかどうか確認するようになっている。
一方、特許文献1に記載されているように、プリント基板を上方より取出せるように、ガイドレールに対して抑え板を基板クランプ位置と退避位置との間でスライドできるようにした電子部品実装装置においては、メンテナンス等の終了後に抑え板が元の位置(基板クランプ位置)に復帰されたかどうかを確認するために、上記したように、抑え板に確認マーク等の確認手段を設ける必要がある。
従って、基板搬送幅が可変で、しかも、メンテナンス等のために抑え板を移動させる構成の電子部品実装装置においては、基板マーク撮像カメラを利用してガイドレールおよび抑え板のそれぞれの位置確認を行おうとした場合、ガイドレールおよび抑え板の所定の位置にそれぞれ基準マークを設ける必要がある。このために、基板マーク撮像カメラをガイドレールの基準マークを撮像する位置およびに抑え板の基準マークを撮像する位置にそれぞれ位置決めする必要があるとともに、位置確認のための演算処理が煩雑となる問題があった。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、1つの位置確認マークを用いて、ガイドレールの位置の確認と、抑え板の位置の確認を兼用することができる電子部品実装装置における基板搬送装置を提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、電子部品が装着されるプリント基板を搬送可能にガイドする一対のガイドレールの少なくとも一方を可動にして基板搬送幅を可変にするとともに、前記ガイドレールに取付けられる抑え板を、前記プリント基板を上方より取出せるように前記ガイドレールに対して基板クランプ位置と退避位置との間で移動できるようにした基板搬送装置において、前記ガイドレールの上面に中心部に基準マークを設けた円形部からなる位置確認マークを設け、前記抑え板に前記位置確認マークの前記円形部と略同径の貫通穴を、前記抑え板が前記基板クランプ位置に位置決めされたとき前記円形部に合致するように形成し、前記位置確認マークを前記抑え板の貫通穴を通して撮像する撮像手段を設け、該撮像手段で撮像された前記位置確認マークの前記基準マークの画像処理に基づいて前記ガイドレールの位置を確認するガイドレール位置確認手段と、前記撮像手段で撮像された前記位置確認マークの前記円形部の画像処理に基づいて前記抑え板の位置を確認する抑え板位置確認手段を備えたことである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記抑え板位置確認手段は、前記撮像手段で撮像された前記位置確認マークの前記円形部の真円度に基づいて前記抑え板の位置を確認するようになっていることである。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記撮像手段で撮像された前記位置確認マークの前記円形部および前記基準マークの形状に基づいて、前記位置確認マークの汚れおよび異物を検出し、警告を発するようになっていることである。
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、ガイドレールの上面に中心部に基準マークを設けた円形部からなる位置確認マークを設け、抑え板に位置確認マークの円形部と略同径の貫通穴を、抑え板が基板クランプ位置に位置決めされたとき円形部に合致するように形成したので、1つの位置確認マークを用いて、ガイドレールの位置の確認と、抑え板の位置の確認を兼用することができる。従って、ガイドレールの位置の確認と抑え板の位置の確認に、別々の位置確認用マークを設ける必要がないので、上記した2種のマーク(円形部と基準マーク)を、ガイドレールの占有面積の範囲内に構成することが可能となり、しかも、別々の位置確認用マークを読取りにいく必要がないので、位置確認に要する工数を削減できるとともに、位置確認に要する時間を短縮できる効果がある。
上記のように構成した請求項2に係る発明によれば、抑え板位置確認手段は、撮像手段で撮像された位置確認マークの円形部の真円度に基づいて抑え板の位置を確認するようになっているので、簡単な画像処理によって抑え板が正規の位置に戻されたことを確認することができる。
上記のように構成した請求項3に係る発明によれば、撮像手段で撮像された位置確認マークの円形部および基準マークの形状に基づいて、位置確認マークの汚れおよび異物を検出し、清掃を促す等の警告を発するようになっているので、位置確認マークを常に汚れおよび異物のない正常な状態に保持することができ、ガイドレールの位置の確認と抑え板の位置の確認を正確に行うことができる。
以下本発明に係る基板搬送装置を備えた電子部品装着装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。実施の形態の電子部品装着装置は、図1に示すように、部品供給装置10、基板搬送装置11および部品移載装着12を備えている。
部品供給装置10は、基枠70上に複数のカセット式のフィーダ71を並設して構成したものである。フィーダ71は、基枠70に離脱可能に取付けた本体フレーム72と、本体フレーム72の後部に着脱可能に取付け可能な供給リール73と、本体フレーム72の先端に設けた部品取出部74を備えている。供給リール73には電子部品が所定ピッチで封入された図略の細長いテープが巻回保持され、このテープが図略のスプロケットにより所定ピッチずつ送り出され、電子部品が封入状態を解除されて部品取出部74に順次送り込まれる。
部品供給装置10と基板搬送装置11の間には、部品移載装着12によって保持される電子部品の保持位置を検出する撮像手段としての部品カメラ75が設けられている。なお、部品移載装置12は、図1においては後方に退いているが、電子部品の保持位置を検出する際には部品カメラ75の上方に移動するようになっている。
基板搬送装置11は、プリント基板をX軸方向に搬送するもので、搬送手段61、62を2列並設したいわゆるダブルコンベアタイプのもので示している。各搬送手段61、62は、基台63上にそれぞれ一対のガイドレール64a、64bを互いに平行に対向させてそれぞれ水平に並設している。搬送手段61,62には、図3に示すように、ガイドレール64a、64bによりそれぞれ案内されるプリント基板Sを支持して搬送する一対のコンベアベルト66a、66bが互いに対向して並設されている。
部品移載装置12はXYロボットタイプのものであり、基枠70上に装架されて基板搬送装置11および部品供給装置10の上方に配設され、ガイドレール15aに沿ってY軸方向に移動可能なY軸スライド15を備えている。Y軸スライド15は、Y軸サーボモータ16の出力軸に連結されたボールねじ16aを備えたボールねじ機構によってY軸方向に移動される。Y軸スライド15には、図4に示すように、X軸スライド17がY軸方向と直交するX軸方向に移動可能に案内されている。Y軸スライド15にはX軸サーボモータ18(図8参照)が設置され、このX軸サーボモータ18の出力軸に連結された図略のボールねじ機構によってX軸スライド17がX軸方向に移動される。
また、X軸スライド17上には、電子部品を吸着してプリント基板Sに装着する電子部品装着ヘッド20と、基板搬送装置11のガイドレール64a、64b等に付与された後述する位置確認マーク47を撮像する基準マークカメラ21が取付けられている。電子部品装着ヘッド20は、複数のノズルスピンドルを回転かつ上下動可能に備えた回転可能なリボルバヘッド23を備え、リボルバヘッド23の各ノズルスピンドルの先端には、図示してないが電子部品を吸着して搬送する吸着ノズルが取付けられている。
基板搬送装置11は、図2および図3に示すように、基台30上に固定された基準支持部材31と、基台30上に設置された案内レール33に沿って基準支持部材31に対し接近離間する方向に移動可能なスライダ34に固定された可動支持部材35を備えている。これら両支持部材31、35には、搬送方向に沿って延在された第1ガイドレール64aとこれと平行に対向する第2ガイドレール64bがそれぞれ装架されている。また、両支持部材31、35には、搬送方向に沿って延在された第1コンベアベルト66aとこれと平行に対向する第2コンベアベルト66bがそれぞれ張架されている。
また、基板搬送装置11には、可動支持部材35を案内レール33に沿ってガイドレール64a、64bの長手方向と直交する方向に移動させる駆動装置37が設けられている。駆動装置37は、基台30上に設置された支持フレーム38と、基準支持部材31との間に回転可能に支持された送りねじ39と、支持フレーム38に設置され、送りねじ39を回転駆動する駆動モータ40から構成されている。送りねじ39には、可動支持部材35に固定された送りナット41が螺合され、駆動モータ40による送りねじ39の回転によって、可動支持部材35が案内レール33に沿って移動されるようになっている。
このように、基板搬送装置11によって搬送するプリント基板Sの幅S1に合わせて、可動支持部材35をガイドレール64a、64bの長手方向と直交する所望の位置に移動させ、ガイドレール64a、64bの搬送幅を自在に変更できるようになっている。
第1および第2ガイドレール64a、64b上には、プリント基板Sを部品実装位置にクランプする際の当て部材としての抑え板43a、43bがガイドレール64a、64bの長手方向に沿ってそれぞれ設けられている。抑え板43a、43bの少なくとも一方、実施の形態においては、固定支持部材31に装架された第1ガイドレール64a上に設けられる抑え板43aは、第1ガイドレール64aの長手方向と直交する方向に、プリント基板S側に突出する基板クランプ位置(図6に示す位置)とプリント基板Sより退避する退避位置(図7に示す位置)との間を水平方向に所定量移動できるようになっている。可動支持部材35に装架された第2ガイドレール64b上に設けられる抑え板43bは、プリント基板S側に突出する基板クランプ位置で移動不能に固定されている。
第1ガイドレール64a側の抑え板43aの移動調整を可能にするために、抑え板43aには、図2および図6に示すように、第1ガイドレール64aの長手方向に間隔を有してガイドレール64aの長手方向と直交する方向に延びた複数の長穴44が形成され、これら長穴44を貫通する締付ボルト45が第1ガイドレール64aに締付けかつ緩め可能に螺着されている。これにより、締付ボルト45を緩めた状態で、抑え板43aを長穴44の一端が締付ボルト45に当接する位置まで後退させることにより、抑え板43aを図6に示す基板クランプ位置から図7に示す退避位置に移動させることができ、退避位置においてプリント基板Sを基板搬送装置11の上方に取出せるようにしている。なお、抑え板43aは退避位置から基板クランプ位置に復帰された後、締付ボルト35の締付けにより再び基板クランプ位置に固定される。
第1ガイドレール64aには、図2、図3および図5に示すように、第1ガイドレール64aの長手方向の両端部に一対の位置確認用マーク47が設けられている。位置確認用マーク47は、円柱体48と、この円柱体48の中心部に打ち込まれた棒状の基準マーク49からなっている。基準マーク49を打ち込んだ円柱体48は、鋼鉄製の第1ガイドレール64aの両端部に形成された装着穴50に埋設固定されている。位置確認用マーク47の円柱体48は、例えばシルバーあるいは白色からなり、一方、基準マーク49は、例えば黒色からなっている。従って、位置確認用マーク47を第1ガイドレール64aの上方から見ると、円形のシルバーあるいは白色部分の中心部に黒点が配置された構成となっている。
これに対して、第1ガイドレール64a上に移動可能に設けられた抑え板43aには、抑え板43aの長手方向の両端部に、位置確認用マーク47を読取るための一対の貫通孔51が形成されている。貫通孔51の内径は、位置確認用マーク47の円柱体48の外径と同径ないしは僅かに大きめに設定され、かつ貫通孔51は位置確認用マーク47と同一のピッチ間隔で形成されている。
抑え板43aに形成された一対の貫通孔51は、抑え板43aが第1ガイドレール64aに対して正規の基板クランプ位置に位置決めされた状態においては、図9(A)に示すように、第1ガイドレール64a上の位置確認用マーク47の円柱体48の外縁48aにほぼ合致するようになっている。換言すれば、抑え板43aが第1ガイドレール64aに対して正規の基板クランプ位置に位置決めされている場合にのみ、抑え板43aの貫通孔51を通して円柱体48の外縁48a、すなわち、ガイドレール64aの装着穴50の内縁との境界線を真円として認識することができるようになっており、抑え板43aが第1ガイドレール64aに対して正規の基板クランプ位置に位置決めされていない場合には、抑え板43aの貫通孔51を通して見える円柱体48が外縁48aの一部が欠けた非真円となる。
可動支持部材35に装架された第2ガイドレール64bにも、上記したと同様な位置確認用マーク47が埋設され、第2ガイドレール64bに固定された抑え板43bには、位置確認用マーク47を読取るための貫通孔51が形成されている。なお、可動支持部材35側の抑え板43bは、第2ガイドレール64bに調整不能に固定されるため、位置確認用マーク47の基準マーク49のみが必要で、円柱体48は不要であるが、実施の形態においては、基準支持部材31側と共通の位置確認用マーク47を用いている。
部品実装位置には、基板搬送装置11によって搬送されたプリント基板Sを上昇させて抑え板43a、43bの下面に当接させ、プリント基板Sをクランプするリフト部材53と、部品実装時にプリント基板Sをバックアップする多数のバックアップピン54を植設したバックアッププレート55がそれぞれ昇降可能に設けられている。これらリフト部材53およびバックアッププレート55は、図略のリフト手段および持上げ手段により昇降されるようになっている。 電子部品装着装置は、図8に示す制御装置80を備え、制御装置80は、CPU81,ROM82,RAM83およびそれらを接続するバスを備えるコンピュータ84を主体として構成されている。バスには、さらに、入出力インターフェース85が接続されており、駆動回路86〜88を介してX軸サーボモータ18、Y軸サーボモータ16およびリボルバヘッド23を作動するヘッド作動装置91等が接続されている。また、制御装置80には、画像処理手段を構成する画像処理コンピュータ93、基準マークカメラ21および部品カメラ75が接続されている。制御装置80には、さらに、データの入力を行うキーボードおよびデータの表示を行う表示装置を備えた入力装置94が接続され、この入力装置94の表示装置に警告信号を含む種々の信号が表示されるようになっている。
上記した基準マークカメラ21、位置確認用マーク47の基準マーク49および画像処理コンピュータ93等により、ガイドレール64a、64bの位置を確認するガイドレール位置確認手段95を構成している。また、上記した基準マークカメラ21、位置確認用マーク47の円柱体48および画像処理コンピュータ93等により、抑え板43aの位置を確認する抑え板位置確認手段96を構成している。
次に、上記した実施の形態における動作について説明する。電子部品が実装されるプリント基板Sは、基板搬送装置11のコンベアベルト66a、66b上に載置されて部品実装位置に搬送される。部品実装位置に搬送されたプリント基板Sは、リフト手段によって昇降されるリフト部材53により持ち上げられて抑え板43a、43bの下面に押圧され、位置決めクランプされる。
その状態で、部品供給装置10によって部品取出部74に供給された電子部品を、リボルバヘッド23の吸着ノズルにより吸着して部品実装位置まで移送し、プリント基板Sの所要の位置に電子部品が実装される。この際、プリント基板Sは、バックアッププレート55に植設された多数のバックアップピン54によってバックアップされる。
ところで、搬送するプリント基板Sの幅に合わせて第1および第2ガイドレール64a、64bの搬送幅を変更する際には、基準支持部材31を基準にして可動支持部材35を所望の位置に位置調整して固定する。具体的には、搬送すべきプリント基板Sの幅S1の変更量に応じて、駆動モータ40を所定の方向に所定量回転させ、送りねじ39と送りナット41によって、可動支持部材35の位置を調整する。
続いて、可動支持部材35が基準支持部材31に対して所定の位置に調整されたことを確認するために、第1および第2ガイドレール64a、64bに設けた位置確認マーク47を、X軸スライド17上に設けた基準マークカメラ21により撮像し、画像処理コンピュータ93による画像処理によって、第1ガイドレール64aおよび第2ガイドレール64bの位置を取得し、第1ガイドレール64aに対する第2ガイドレール64bの距離を演算する。これによって、第1および第2ガイドレール64a、64bの搬送幅が定められた位置に調整されたことを確認できる。
一方、メンテナンス等のために、プリント基板Sを上方へ取出せるようにする場合には、第1ガイドレール64a上の抑え板43aを固定している締付ボルト45を緩め、抑え板43aを長穴44に沿って図7に示す退避位置まで後退させる。その状態で、図7の二点鎖線で示すように、第1ガイドレール64a側のプリント基板Sの一端を持ち上げ、プリント基板Sをコンベアベルト66a、66bと抑え板43a、43bとの間より取出す。
これにより、複数の連結モジュールのライン構成において、プリント基板Sが隣合う実装モジュールに跨る大型なものであっても、予めプリント基板Sを取外すことによって、隣合う実装モジュールに干渉することがなくなる。その結果、必要な実装モジュールのみ前方に引き出して必要なメンテナンスを行うことができ、プリント基板Sが跨った実装モジュールすべてを引き出す必要がないので、作業負担を軽減でき、作業効率を向上することができる。
必要なメンテナンスが終了すると、実装モジュールが元の位置に戻され、第1ガイドレール64a上の抑え板43aを再び長穴44に沿ってスライドして、図6に示す基板クランプ位置まで前進させ、その位置で締付ボルト45を締付けて抑え板43aを第1ガイドレール64aに固定する。
しかる後、抑え板43aが第1ガイドレール64aに対して正規の基板クランプ位置に戻されたことを確認するために、抑え板43aに形成した貫通孔51を通して第1ガイドレール64a上の位置確認マーク47の円柱体48を、基準マークカメラ21により撮像し、画像処理コンピュータ93による画像処理によって、第1ガイドレール64aに対する抑え板43aの位置を取得し、抑え板43aが定められた位置に戻されたことを確認する。
すなわち、貫通孔51を通して第1ガイドレール64a上の円柱体48を、基準マークカメラ21により撮像することにより、円柱体48の外縁48aが図9(A)に示すように真円であることを取得できた場合には、抑え板43aが正規の位置に戻されたことを確認できる。これに対し、円柱体48の外縁48aが図9(B)に示すような非真円である場合には、抑え板43aが正規の位置に戻されていないことを確認でき、警報信号等を発して作業者に報知する。
ところで第1および第2ガイドレール64a、64bに埋設された位置確認マーク47の上面は、抑え板43a、43bに形成した貫通孔51を介して外部に露呈されているため、部品実装作業につれて、位置確認マーク47の上面がよごれたり、上面にほこりが堆積したり、あるいは、実装作業中に吸着ノズルより落下した電子部品が付着することがある。これらによって、上記した位置確認マーク47の位置確認が正確に行えなくなる恐れがある。
そこで、本実施の形態においては、基準マークカメラ21により、貫通孔51を通して位置確認マーク47の円柱体48の周縁部を含めて撮像し、画像処理することにより、汚れおよび異物によって、図10(A)に示すように、円柱体48の外縁48aが不鮮明になって真円度を検出できなくなった場合や、電子部品P1の付着によって、図10(B)に示すように、例えば、基準マーク49の真円度を検出できなくなった場合にも、警報信号等を発して、作業者に位置確認マーク47の清掃を促すようになっている。
上記した実施の形態によれば、1つの位置確認マーク47を用いて、ガイドレール64a、64bの位置の確認と、抑え板43aの位置の確認を兼用することができる。従って、ガイドレール64a、64bの位置の確認と抑え板43aの位置の確認に、別々の位置確認用マークを設ける必要がないので、2種のマーク(円柱体48と基準マーク49)を、ガイドレール64a、64bの占有面積の範囲内に構成することが可能となり、しかも、別々の位置確認用マークを読取りにいく必要がないので、位置確認に要する工数を削減できるとともに、位置確認に要する時間を短縮することができる。
上記した実施の形態によれば、抑え板位置確認手段96は、基準マークカメラ21で撮像された位置確認マーク47の円柱体48の真円度に基づいて抑え板43aの位置を確認するようになっているので、簡単な画像処理によって抑え板43aが正規の位置に戻されたことを確認することができる。
上記した実施の形態によれば、基準マークカメラ21で撮像された位置確認マーク47の円柱体48および基準マーク49の形状に基づいて、位置確認マーク47の汚れおよび異物を検出し、清掃を促す等の警告を発するようになっているので、位置確認マーク47を常に汚れおよび異物のない正常な状態に保持することができ、ガイドレール64a、64bの位置の確認と抑え板43aの位置の確認を正確に行うことができる。
上記した実施の形態においては、円柱体48およびこの円柱体48の中心部に打ち込んだ基準マーク49からなる位置確認用マーク47を、ガイドレール64aに形成した装着穴50に埋設した例について述べたが、位置確認用マーク47は必ずしも円柱状のような立体的な円形部である必要はなく、例えば、中心部に基準となるマークを付与した扁平な円形部(プレートあるいはテープ等)を、ガイドレール64a上に貼り付けるようにしてもよい。勿論、この場合には、ガイドレール64a上を移動する抑え板43aによって、位置確認用マーク47が損傷されないように構成する必要がある。 また、上記した実施の形態においては、位置確認マーク47の円柱体48の真円度に基づいて、抑え板43aが正規の位置に戻されたことを確認するようにしたが、抑え板43aが正規の位置に戻されたことを確認する画像処理としては、それに限定されるものではなく、例えば、基準マーク49に対する同心度に基づいて確認することも可能である。
さらに、上記した実施の形態においては、基準支持部材31に装架された第1ガイドレール64aに抑え板43aを移動可能に設けたが、移動可能な抑え板を可動支持部材35側に設けてもよく、あるいはまた、基準支持部材31および可動支持部材35の両側に、抑え板をそれぞれ移動可能に設けてもよい。
斯様に、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の形態を採り得ることは勿論である。
本発明の実施の形態を示す電子部品実装装置の斜視図である。 電子部品実装装置における基板搬送装置の平面図である。 図2の3−3線に沿って切断した基板搬送装置の断面図である。 基準マークカメラの取付け状態を示す図である。 位置確認マークを示す基板搬送装置の分解斜視図である。 図2の6−6線に沿って切断した抑え板の断面図である。 図6の作動状態図である。 制御装置を示すブロック図である。 抑え板の貫通孔を通して見た位置確認マークを示す図で、(A)は抑え板が正規の位置に位置決めされている状態を示し、(B)は抑え板が正規の位置に位置決めされていない状態を示す。 位置確認マークのよごれ状態を示す図である。
符号の説明
11…基板搬送装置、20…電子部品装着ヘッド、21…基準マークカメラ、30…基台、31…基準支持部材、33…案内レール、34…スライダ、35…可動支持部材、37…駆動装置、43a、43b…抑え板、44…長穴、45…締付ボルト、47…位置確認用マーク、48…円形部(円柱体)、49…基準マーク、51…貫通孔、64a、64b…ガイドレール、66a、66b…コンベアベルト、80…制御装置、93…画像処理手段、95…ガイドレール位置確認手段、96…抑え板位置確認手段。

Claims (3)

  1. 電子部品が装着されるプリント基板を搬送可能にガイドする一対のガイドレールの少なくとも一方を可動にして基板搬送幅を可変にするとともに、前記ガイドレールに取付けられる抑え板を、前記プリント基板を上方より取出せるように前記ガイドレールに対して基板クランプ位置と退避位置との間で移動できるようにした電子部品実装装置における基板搬送装置において、
    前記ガイドレールの上面に中心部に基準マークを設けた円形部からなる位置確認マークを設け、前記抑え板に前記位置確認マークの前記円形部と略同径の貫通穴を、前記抑え板が前記基板クランプ位置に位置決めされたとき前記円形部に合致するように形成し、
    前記位置確認マークを前記抑え板の貫通穴を通して撮像する撮像手段を設け、該撮像手段で撮像された前記位置確認マークの前記基準マークの画像処理に基づいて前記ガイドレールの位置を確認するガイドレール位置確認手段と、前記撮像手段で撮像された前記位置確認マークの前記円形部の画像処理に基づいて前記抑え板の位置を確認する抑え板位置確認手段を備えたことを特徴とする電子部品実装装置における基板搬送装置。
  2. 請求項1において、前記抑え板位置確認手段は、前記撮像手段で撮像された前記位置確認マークの前記円形部の真円度に基づいて前記抑え板の位置を確認するようになっていることを特徴とする電子部品実装装置における基板搬送装置。
  3. 請求項1において、前記撮像手段で撮像された前記位置確認マークの前記円形部および前記基準マークの形状に基づいて、前記位置確認マークの汚れおよび異物を検出し、警告を発するようになっていることを特徴とする電子部品実装装置における基板搬送装置。

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