JP4905543B2 - 雄端子金具 - Google Patents

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Description

本発明は、雄端子金具の構造に関するものである。
雄端子金具は、下記特許文献1に記載のように、角筒形状の本体部から前方に向けて、雌端子金具との接触を行う端子接触部が突き出た状態で一体形成されているものが一般的に知られている。詳細には、図10に示すように、雄端子金具100は、雌端子金具との接続を行う端子接触部101と、角筒形状の本体部103と、端子接触部101と本体部103との連結部分であるつなぎ部102と、電線W(図示しない)との接続を行うバレル部104とから構成されている。
特開2000−350336公報
しかし、端子接触部101に外力が加わると、つなぎ部102と端子接触部101との境界部分に応力集中し、ここで弾性限度を超えた折れ曲がりを生じることがあった。本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、つなぎ部102の撓み性を向上することで、雄端子金具の折れ曲がり耐性を高めることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、端子金具と接触する接触部と、この接触部の後方に配されコネクタハウジングのキャビティ内に収容されたときに同キャビティ内に形成されたランスと係止する略角筒状に形成された係止部を有しかつ前記接触部より幅広に形成された角筒部と、この角筒部と前記接触部との間に配され前記接触部側から前記角筒部側へ向けて徐々に幅広となるつなぎ部とを備えてなる雄端子金具であって、前記つなぎ部は、前記接触部と前記角筒部と連続する底面部と、前記接触部とは前記角筒部と連続しつつ前記底面部から起立する一対の側面部と、前記接触部の上面と連続した状態で前記両側面部のうち一方の側から反対側の側面部に向けて平面をなした状態で折り曲げられ前記接触部とはほぼ同幅で長さ方向へほぼ均一幅をもって連続することで、その両側縁が平行をなす上面部とからなっており、かつ、この上面部は前記角筒部の上面前縁とは連続しない非連続縁を形成して、前記つなぎ部の上面に前記接触部に撓み性を付与する開口部が形成されるとともに、この開口部はその少なくとも一部が塞ぎ板によって塞がれるようにしてあり、さらに、前記接触部のうち前記つなぎ部へと連続する部分には傾斜部が形成され、かつこの傾斜部は前記つなぎ部へ向けて徐々に側面の高さ寸法を増すようにして形成され、さらにまた、前記開口部は前記角筒部側が広く前記接触部側へ向けて狭くなる略三角形状に形成される一方、前記上面部の両側縁のうち前記開口部に面した側における前記接触部寄りの端部の位置は、前記傾斜部の後端の位置であり、かつ前記開口部の前記接触部側の頂点位置でもあることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、つなぎ部の上面部は角筒部の上面前縁とは連続しない非連続縁を形成してつなぎ部の上面に開口部を形成するようにしたから、接触部において良好な撓み性を付与することができる。また、接触部のうちつなぎ部へと連続する部分における側面の高さ寸法をつなぎ部へ向けて徐々に増すようにしたため、上記したつなぎ部分での剛性低下の影響を緩和することができる。
また、開口部は、角筒部側と連続する側を広く接触部側を狭くしているため、必要最小限の大きさの開口としながらも、有効に剛性の低下を図ることができる。
参考例における雄端子金具の右側面図 その平面図 その左側面図 その正面図 実施形態1における雄端子金具の右側面図 その平面図 その左側面図 その正面図 雄端子金具の展開図 従来技術における雄端子金具の平面図
<参考例>
本発明の参考例を図1ないし図4及び図9によって説明する。上下方向とは、図4における上下方向とし、幅方向とは、図4における左右方向とし、前後方向とは、図4における紙面に直交する向きを基準として、紙面手前側を前方向とする。
参考例における雄端子金具1は、所定形状の金属平板を曲げ加工して成形されたもので、電線W(図示しない)の被覆部を圧着するインシュレーションバレル部6と、その被覆部から剥き出された芯線を圧着するワイヤバレル部5によって電線Wと接続されている。雄端子金具1の略中央部には角筒形状の角筒部4が形成され、その前方にはつなぎ部3を介して接触部2が前方に向けて延出されている。このように雄端子金具1は、全体として前後に長い形状で、コネクタハウジング(図示しない)のキャビティ(図示しない)内に収容可能となっている。
角筒部4は、図1に示すように、その前半部には、キャビティ内に設けられたランス(図示しない)に係止可能な係止部8が形成されている。係止部8は、角筒部4の外側面において、全幅に亘る前後一対の溝部を設けて、その溝部によって挟まれた領域を一段低く形成することで表れる段差のうち、端子金具の挿入方向前方に位置する側とされている。また、角筒部4の後半部には、キャビティ内に設けられたガイド溝(図示しない)に挿入可能なスタビライザ7が設けられており、係止部8の底面の一部を切り起こして形成されている。スタビライザ7は、雄端子金具1をキャビティ内に挿入する際に、上下反転等の誤挿入を規制可能としている。
次に、雌端子金具(図示しない)と接続されて、電気的に導通を行う接触部2の構造について説明する。接触部2は、図9に示すように、バレル部5,6の底面の延長上に位置する下面板2−1と、この下面板2−1の一側の側縁に連続して設けられた上面板2−2とからなり、図9に示す破線を折り曲げ線として、上面板2−2を下面板2−1側に折り返して重合させて構成されている。また接触部2は、先端部分に配され、上下部が密着する導入部2Aと、その後方に連続し、上下部の間に2枚の板が均一な高さ間隔が保有された主要部2Bと、同主要部2Bの後方に同様な隙間を保有したまま連続し、後方に向けて緩やかな上り勾配をなす傾斜部2Cとから構成されている。なお、図面から明らかなように接触部2の幅寸法及び上下寸法は、角筒部4に比較して共に小さく設定されている。
続いて、接触部2と角筒部4との間に設けられたつなぎ部3の構造について説明する。つなぎ部3は、接触部2の下面板2−1から角筒部4側に向けて連続する底面部9を有している。また、底面部9は角筒部4に対し、徐々に幅広となるように形成されている。この、底面部9の幅方向両側縁には、一対の側面部10,11が連続し、共に角筒部4の側面部と徐々に幅広形状となりながら連続している。また、一方の側面部11の幅方向両側縁のうち、底面部9と反対側には上面部12が配されている。この上面部12は均一幅をもって前後に延び、その前端側は接触部2の上面板2−2と連続し、後端側は角筒部4の上面と連続している。この実施形態においては、上面部12の後端縁の幅は角筒部4の上面の前縁の幅のほぼ半分に設定されており、このことによって、角筒部4の上面前縁のうち、つなぎ部3の上面部12と接続されていない部分は、本発明の非連続縁13を構成することとなる。したがって、つなぎ部3は非連続縁13、角筒部4の上面端縁及び他方の側面部10の上縁とで取り囲まれた部分によって開口部15が形成される。
以上のように構成された参考例によれば、つなぎ部3における上面部12を角筒部4の前縁へ接続させるにあたり、接続されていない部分、つまり、非連続縁13を設定したことにより、非連続縁13を形成することなく角筒部4の上面前縁の全幅と連続させる場合に比べて、接触部2の曲げ剛性が低められ、その撓み性を向上させることができる。これによって、接触部2に外力が加わっても、応力集中により亀裂が発生するなどのおそれがなく、接触部2の曲げ変形が抑制される。
<実施形態1>
次に、本発明の実施形態1を図5ないし図8によって説明する。実施形態1は、参考例において、つなぎ部3に設けていた開口部15を塞ぎ板14によって閉止するようにしたものである。他の構成は、参考例と同様であり、図中に同一の符号を付すことによって説明省略する。
つなぎ部3の両側面部のうち、上面部12を折り曲げ形成しない側のものの上縁に開口部15に適合する形状をもった塞ぎ板14が連続して形成されている。なお、角筒部4の上面の前縁は、塞ぎ板14と連結関係にはなく、同前縁が非連続縁13を有している点は、参考例と変わるところはない。
以上のように、実施形態1によれば、参考例の効果に加え、つなぎ部3の上面部12に開口が設けられていないから、つなぎ部3または角筒部4の内部に異物が進入する等のおそれがない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1では、非連続縁13が角筒部4の上面前縁の一部に形成されているものを例示したが、角筒部4の上面前縁の全幅に形成されていてもよい。
1…雄端子金具
2…接触部
3…つなぎ部
4…角筒部
9…底面部
10…側面部
11…側面部
12…上面部
13…非連続縁
14…塞ぎ板

Claims (1)

  1. 端子金具と接触する接触部と、この接触部の後方に配されコネクタハウジングのキャビティ内に収容されたときに同キャビティ内に形成されたランスと係止する略角筒状に形成された係止部を有しかつ前記接触部より幅広に形成された角筒部と、この角筒部と前記接触部との間に配され前記接触部側から前記角筒部側へ向けて徐々に幅広となるつなぎ部とを備えてなる雄端子金具であって、
    前記つなぎ部は、前記接触部と前記角筒部と連続する底面部と、前記接触部とは前記角筒部と連続しつつ前記底面部から起立する一対の側面部と、前記接触部の上面と連続した状態で前記両側面部のうち一方の側から反対側の側面部に向けて平面をなした状態で折り曲げられ前記接触部とはほぼ同幅で長さ方向へほぼ均一幅をもって連続することで、その両側縁が平行をなす上面部とからなっており、かつ、この上面部は前記角筒部の上面前縁とは連続しない非連続縁を形成して、前記つなぎ部の上面に前記接触部に撓み性を付与する開口部が形成されるとともに、この開口部はその少なくとも一部が塞ぎ板によって塞がれるようにしてあり、
    さらに、前記接触部のうち前記つなぎ部へと連続する部分には傾斜部が形成され、かつこの傾斜部は前記つなぎ部へ向けて徐々に側面の高さ寸法を増すようにして形成され、
    さらにまた、前記開口部は前記角筒部側が広く前記接触部側へ向けて狭くなる略三角形状に形成される一方、前記上面部の両側縁のうち前記開口部に面した側における前記接触部寄りの端部の位置は、前記傾斜部の後端の位置であり、かつ前記開口部の前記接触部側の頂点位置でもあることを特徴とする雄端子金具。
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