JP2002141129A - 雄端子金具 - Google Patents

雄端子金具

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JP2002141129A
JP2002141129A JP2000333184A JP2000333184A JP2002141129A JP 2002141129 A JP2002141129 A JP 2002141129A JP 2000333184 A JP2000333184 A JP 2000333184A JP 2000333184 A JP2000333184 A JP 2000333184A JP 2002141129 A JP2002141129 A JP 2002141129A
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JP
Japan
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tab
male terminal
reinforcing
rectangular tube
terminal fitting
Prior art date
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Application number
JP2000333184A
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English (en)
Inventor
Kozue Takatsuki
梢 高槻
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 角筒部とタブとの間の連結部の強度向上を図
る。 【解決手段】 雄端子金具10は、金属板材Mを曲げ加
工してなる角筒部11と、金属板材Mを折り返して2枚
重ね状に形成された細長いタブ24と、角筒部11の前
端とタブ24の後端とをつなぐ連結部20とを備えてお
り、連結部20には、タブ24の長さ方向と略平行なリ
ブ状又は溝状をなす補強部27A,27Bが形成されて
いる。連結部20は、タブ24の長さ方向と略平行な補
強部27A,27Bによって強度アップが図られている
ので、タブ24に作用する外力に起因して変形や破損を
来す虞がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タブを備えた雄端
子金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】角筒部から前方へ細長いタブを突出させ
た形状の雄端子金具の場合、タブに対して外力が作用す
ると、タブの後端部、即ち角筒部とタブとをつなぐ連結
部に応力が集中し、その連結部において変形や破損を来
す虞がある。その対策として、従来、特許第30467
31号に開示されているものがある。これは、1枚の基
板部を折り返すことによって2枚重ね状のタブを形成す
るとともに、そのタブの下板部及び上板部の後端から、
その下板部及び上板部よりも幅広の下片及び上片部を延
設することによって、連結部を形成したものである。こ
のように連結部をタブよりも幅広の下片部及び上片部で
構成することにより、連結部の強度向上が図られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の連結
部を構成する下片部及び上片部は、いずれも、平坦な板
状をなしているので、高い曲げ剛性を期待することはで
きなかった。本願発明は上記事情に鑑みて創案され、連
結部の強度向上を図ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、金属
板材を曲げ加工してなる角筒部と、前記金属板材を折り
返して2枚重ね状に形成された細長いタブと、前記角筒
部の前端と前記タブの後端とをつなぐ連結部とを備えた
雄端子金具において、前記連結部には、前記タブの長さ
方向と略平行なリブ状又は溝状をなす補強部が形成され
ている構成とした。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記補強部が、突条と溝とを交互に連続させて並列
配置した形態とされている構成とした。請求項3の発明
は、請求項1の発明において、前記連結部の幅が前記角
筒部から前記タブに向かって狭くなっているとともに、
前記補強部が複数条間隔を空けて並列配置されているも
のにおいて、前記複数の補強部が、夫々、前記角筒部か
ら前記タブに向かって幅狭となる形態とされている構成
とした。
【0006】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]連結部は、
タブの長さ方向と略平行な補強部によって強度アップが
図られているので、タブに作用する外力に起因して変形
や破損を来す虞がない。 [請求項2の発明]補強部が、強度の高い突条と溝とを
連続させた形態となっているので、突条と溝との間に強
度の弱い平板部を介在させた形態に比べると、剛性が高
い。 [請求項3の発明]連結部がタブ側に向かって幅狭にな
っているのに合わせて、各補強部もタブ側に向かって幅
狭となっているので、補強部の形成されていない領域
を、角筒部側からタブ側に向かってほぼ一定の幅にする
ことができ、これにより、補強部の形成されていない領
域への応力集中が回避される。
【0007】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明す
る。雄端子金具10は、図5に示す一枚の展開状態の金
属板材Mを曲げ加工することによって成形したものであ
り、前から順にタブ24、連結部20、角筒部11及び
電線圧着部16が形成されている。角筒部11は、底面
壁12の左右両側縁から一対の側壁13L,13Rを立
ち上げると共に、左側壁13Lの上端縁から右方へ延出
する上面壁14とからなり、上面壁14の前端縁には、
斜め下向きに延出する突片15が形成されている。
【0008】角筒部11の後端には電線圧着部16が連
成され、ここには電線(図示せず)が圧着により接続さ
れる。電線圧着部16は、底面壁17の左右両側縁から
一対のワイヤバレル18と一対のインシュレーションバ
レル19とを立ち上げたものであり、ワイヤバレル18
は電線の絶縁被覆を剥いて露出させた芯線に対してカシ
メ付けられ、インシュレーションバレル19は電線の絶
縁被覆で覆われた部分に対してカシメ付けられる。
【0009】角筒部11の前端には連結部20が連続し
て形成されている。連結部20は、角筒部11の底面壁
12の前端縁に連なる底面壁21、左右両側壁13L,
13Rの前端縁に連なる左右両側壁22L,22R、及
び左側壁22Lの上端縁から右方へ延出する上面壁23
とから構成される。この連結部20を構成する4つの壁
21,22L,22R,23は、いずれも、前方へ向か
って(角筒部11側からタブ24側へ向かって)幅が次
第に狭くなるような台形状をなすが、底面壁21及び上
面壁23における前端と後端との間の幅寸法差に比べる
と、左右両側壁22L,22Rにおける前端と後端との
間の幅寸法差の方が大きい。即ち、底面壁21と上面壁
23は比較的長方形に近い形状であり、左右両側壁22
L,22Rは比較的三角形に近い形状となっている。か
かる連結部20は、上記角筒部11の前端と後述するタ
ブ24の後端とをつなぐ形態となっている。
【0010】連結部20の前端には、全体として細長く
前方へ突出するタブ24が連成されている。タブ24
は、連結部20の底面壁21の前端に連なる細長い下面
部25と、連結部20の上面壁23の前端に連なる細長
い上面部26とを、その左側縁同士において連なるよう
に2枚重ね状に折り返した形状をなす。かかるタブ24
は、図示しない相手側の雌端子金具と接触するようにな
っている。上記雄端子金具10における連結部20に
は、補強部27が形成されている。補強部27は、平板
状であった各壁21,22L,22R,23にプレスに
より曲げ加工を施して形成されており、タブ24の長さ
方向と略平行な複数の突条27Aと、同じくタブ24の
長さ方向と略平行な溝27Bとを交互に且つ左右方向
(幅方向)に並列させて配置した形態であり、全体とし
て扇状もしくは屏風状をなしている。この突条27Aと
溝27Bの断面形状は三角形をなし、また、突条27A
と溝27Bとの間には平坦部分は設けられていない。
【0011】このように本実施形態では、タブ24と角
筒部11とをつなぐ連結部20にタブ24の長さ方向と
略平行な補強部27を形成することにより、その連結部
20の強度アップを図っているので、タブ24に対して
上下左右方向の外力が作用しても、補強部27が変形し
たり破損したりする虞がない。しかも、補強部27が、
強度の高い突条27Aと溝27Bとを連続させた形態と
なっているので、突条と溝との間に強度の弱い平板部を
介在させた形態に比べると、高い剛性が確保されてい
る。
【0012】尚、角筒部11の上面壁14の前端縁と連
結部20の上面壁23の後端縁との間には隙間が空いて
いるのであるが、角筒部11の前端縁の突片15の先端
が連結部20の上面壁23の後端縁に対して当接する
か、もしくは僅かなクリアランスのみを空けて対応して
いる。したがって、タブ24と連結部20とが略一体と
なって角筒部11に対して上方へ傾動変位しようとして
も、連結部20の上面壁23の後端縁が突片15の先端
に突き当たることにより、タブ24と連結部20が角筒
部11に対して上方へ傾動変位することが規制される。
【0013】[実施形態2]次に、本発明を具体化した
実施形態2を図6乃至図9を参照して説明する。本実施
形態2の雄端子金具30は、連結部20の補強部31
A,31Bを上記実施形態1とは異なる構成としたもの
である。その他の構成については上記実施形態1と同じ
であるため、同じ構成については、同一符号を付し、構
造、作用及び効果の説明は省略する。連結部20は、そ
の各壁21,22L,22R,23の幅が角筒部11側
からタブ24側に向かって次第に狭くなっており、その
各壁21,22L,22R,23には、補強部31A,
31Bが複数条(底面壁21及び上面壁23においては
3条、左右両側面壁22L,22Rにおいては2条)互
いに間隔を空けて並列配置されている。各補強部31
A,31Bは、平板状であった各壁21,22L,22
R,23にプレス加工を施して外面を三角形状に凹ませ
た形態(外面を内側へ叩き出した形態)とされている。
各補強部31A,31Bは、前方へ向かって尖った楔状
をなし、したがって、補強部31A,31Bの幅寸法
(底面壁21及び上面壁23においては左右方向の寸
法、左右両側面壁22L,22Rにおいては上下方向の
寸法)は、角筒部11側(後端側)からタブ24側(前
端側)に向かって次第に幅狭となっている。
【0014】また、連結部30の各壁21,22L,2
2R,23における補強部31A,31B同士の間の領
域32は、前端から後端に至る全領域に亘って一定の幅
となっている。また、左右両側面壁22L,22Rにお
いては、その両壁22L,22Rの上下両側縁と補強部
31Bの側縁との間の領域33も、前端から後端に亘っ
て一定幅とされている。尚、底面壁21と上面壁23に
おいては、その左右両側縁と補強部31Aの側縁との間
の領域34が、前端から後端に向かって幅寸法が次第に
狭まるような三角形状をなしている。
【0015】本実施形態2においても、実施形態1と同
様に、タブ24と角筒部11とをつなぐ連結部20にタ
ブ24の長さ方向と略平行な補強部31A,31Bを形
成することにより、その連結部20の強度アップを図っ
ているので、タブ24に対して上下左右方向の外力が作
用しても、補強部31A,31Bが変形したり破損した
りする虞がない。また、連結部20がタブ24側に向か
って幅狭になっているのに合わせて、各補強部31A,
31Bもタブ24側に向かって幅狭となっているので、
補強部31A,31Bの形成されていない領域32,3
3を、角筒部11側からタブ24側に向かってほぼ一定
の幅となる部分を確保している。これにより、補強部3
1A,31Bの形成されていない領域32,33におけ
る応力集中回避が図られている。
【0016】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態1では突条と溝を三角形断面とした
が、本発明によれば、突条と溝のいずれか一方又は両方
を弧状断面としてもよい。 (2)上記実施形態1では突条と溝とを連続させて並列
配置したが、本発明によれば、突条と溝との間に平板状
部分を介在させてもよい。
【0017】(3)上記実施形態2では補強部を内側へ
凹ませた形態としたが、本発明によれば、外側へ突出さ
せる形態としてもよい。 (4)上記実施形態では圧着タイプの雄端子金具につい
て説明したが、本発明は、圧接タイプの雄端子金具にも
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の斜視図
【図2】部分拡大平面図
【図3】部分拡大左側面
【図4】部分拡大右側面図
【図5】展開図
【図6】実施形態2の斜視図
【図7】部分拡大平面図
【図8】部分拡大左側面図
【図9】部分拡大右側面図
【符号の説明】
M…金属板材 10…雄端子金具 11…角筒部 20…連結部 24…タブ 27…補強部 27A…突条 27B…溝 30…雄端子金具 31A,31B…補強部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板材を曲げ加工してなる角筒部と、 前記金属板材を折り返して2枚重ね状に形成された細長
    いタブと、 前記角筒部の前端と前記タブの後端とをつなぐ連結部と
    を備えた雄端子金具において、 前記連結部には、前記タブの長さ方向と略平行なリブ状
    又は溝状をなす補強部が形成されていることを特徴とす
    る雄端子金具。
  2. 【請求項2】 前記補強部が、突条と溝とを交互に連続
    させて並列配置した形態とされていることを特徴とする
    請求項1記載の雄端子金具。
  3. 【請求項3】 前記連結部の幅が前記角筒部から前記タ
    ブに向かって狭くなっているとともに、前記補強部が複
    数条間隔を空けて並列配置されているものにおいて、 前記複数の補強部が、夫々、前記角筒部から前記タブに
    向かって幅狭となる形態とされていることを特徴とする
    請求項1記載の雄端子金具。
JP2000333184A 2000-10-31 2000-10-31 雄端子金具 Pending JP2002141129A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010062166A (ja) * 2009-12-16 2010-03-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd 雄端子金具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010062166A (ja) * 2009-12-16 2010-03-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd 雄端子金具

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