JP4905406B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器に発生した霜を取り除く冷凍サイクル装置に関するものである。
従来、この種の冷凍サイクル装置では、例えば、特許文献1に示すように、圧縮機から高温冷媒を高圧側熱交換器とエジュクタとをバイパスして蒸発器に導くバイパス通路と、バイパス通路を開閉する電磁弁と、蒸発器に霜が生じていると判定したときに電磁弁を開弁させる電子制御装置とを備え、高温冷媒をバイパス通路を通して蒸発器に供給して蒸発器から霜が取り除くようにしたものがある。
このものにおいては、電磁弁が作動不良で電磁弁が十分に開いていない場合には、電磁弁を開弁させるための開弁信号を電磁弁に出力した後に高圧側の冷媒圧力が上昇する。
そこで、電子制御装置は、電磁弁を開弁させるための開弁信号を電磁弁に出力してから高圧側の冷媒圧力が閾値を超えると、電磁弁が作動不良であると判定する。
特開2004−324930号公報
上述の冷凍サイクル装置では、高圧側熱交換器の大型化が進んで、高圧側熱交換器の熱容量が大きくなっている。したがって、高温冷媒の熱が高圧側熱交換器に奪われるので、吐出側の冷媒圧力の上昇に遅れが生じている。これに伴い、開弁信号を出力してから一定期間後に到達する高圧側の冷媒圧力の最高値が低下してしまう。
また、電磁弁が正常作動している場合には、蒸発器の除霜の進行と共に蒸発器内の温度が上昇し、これに呼応して圧縮機の吸入側圧力、ひいては高圧側の冷媒圧力も上昇する。
このため、電磁弁が正常作動している場合に開弁信号を出力してから到達する高圧側冷媒圧力の最高値と、電磁弁が作動不良である場合の高圧側冷媒圧力の最高値との差が小さくなっている。したがって、判定に用いる閾値によっては、電磁弁が作動不良であるか否かを誤って判定してしまう場合がある。
本発明は上記点に鑑みて、弁の作動不良であるか否かを精度良く判定できるようにした冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機(10)と、
前記圧縮機(10)から吐出された高温冷媒を冷却する高圧側熱交換器(20)と、
前記高圧側熱交換器(20)により冷却された冷媒の流れを絞る絞り手段(30、30A)と、
前記絞り手段(30、30A)の冷媒下流側の冷媒を蒸発させる低圧側熱交換器(50)と、
前記圧縮機(10)から吐出された高温冷媒を前記高圧側熱交換器(20)と前記絞り手段(30、30A)とをバイパスして前記低圧側熱交換器(50)の冷媒入口側に導くバイパス通路(70)と、
前記バイパス通路(70)を開閉する弁(75)と、
前記低圧側熱交換器(50)に霜が生じているか否かを判定する第1の判定手段(S110)と、
前記低圧側熱交換器(50)に霜が生じていると前記第1の判定手段(S110)が判定したときに、前記弁(75)を開作動させる開弁信号を前記弁(75)に出力する制御手段(S121)と、を備える冷凍サイクル装置であって、
前記圧縮機(10)の冷媒吐出口側と前記絞り手段(30、30A)の冷媒入口側との間の冷媒圧力が一定圧力を超えたか否かを判定する第2の判定手段(S124)と、
前記低圧側熱交換器(50)の温度が所定値より低いか否かを判定する第3の判定手段(S125)と、を備え、
前記制御手段が前記開弁信号を出力した後に、前記冷媒圧力が一定圧力を超えたと前記第2の判定手段(S124)が判定した場合に、前記低圧側熱交換器(50)の温度が所定値より低いと前記第3の判定手段(S125)が判定したときには前記弁(75)に作動不良が発生したものとみなすことを特徴とする。
これにより、圧縮機の冷媒吐出口側と絞り手段の冷媒入口側との間の冷媒圧力と、低圧側熱交換器の温度とを用いて、弁に作動不良が発生したか否かを判定することになる。したがって、弁に作動不良が発生したか否かを精度良く判定することができる。
請求項2に係る発明では、警告を発する警告手段(92)と、
前記制御手段が前記開弁信号を出力した後に、前記冷媒圧力が一定圧力を超えたと前記第2の判定手段(S124)が判定した場合に、前記低圧側熱交換器(50)の温度が所定値より低いと前記第3の判定手段(S125)が判定したときには、前記弁(75)に作動不良が発生した旨を示す前記警告を前記警告手段(92)から出力させる警告出力手段(S126)と、
を備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記圧縮機(10)の冷媒吐出口側と前記絞り手段(30、30A)の冷媒入口側との間の冷媒圧力を検出する圧力検出手段(81)を備え、
前記第2の判定手段(S124)は、前記圧力検出手段(81)の検出圧力に基づいて、前記冷媒圧力が一定圧力を超えたか否かを判定することを特徴とする。
請求項4に係る発明では、前記圧縮機(10)の冷媒吐出口側と前記絞り手段(30、30A)の冷媒入口側との間の冷媒温度を検出する温度検出手段を備え、
前記第2の判定手段(S124)は、前記温度検出手段の検出温度に基づいて、前記冷媒圧力が一定圧力を超えたか否かを判定することを特徴とする。
請求項5に係る発明では、前記低圧側熱交換器(50)の温度を検出する温度検出手段(82)を備え、
前記第3の判定手段(S125)は、前記温度検出手段(82)の検出温度に基づいて前記低圧側熱交換器(50)の温度が所定値より低いか否かを判定することを特徴とする。
請求項6に係る発明では、前記絞り手段(30)は、前記高圧側熱交換器(20)により冷却された冷媒を等エントロピ的に減圧膨張させるノズル部(31)と、前記ノズル部(31)から噴射する冷媒流により前記低圧側熱交換器(50)から気相冷媒を吸引する冷媒吸引口(36)と、前記ノズル部(31)から噴射された冷媒流と前記冷媒吸引口(36)から吸引された吸引冷媒とを混合した冷媒流の速度エネルギを圧力エネルギに変換して冷媒圧力を上昇させる昇圧部(33)とを有するエジェクタであることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、前記絞り手段(30A)は、前記高圧側熱交換器(20)により冷却された冷媒を断熱膨張させる膨張弁であることを特徴とする。
請求項8に係る発明では、前記圧縮機(10)の吐出口側冷媒圧力は、臨界圧力以上になっていることを特徴とする。
請求項9に係る発明では、前記冷媒として二酸化炭素が用いられていることを特徴とする。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
図1に本発明が適用された給湯機の一実施形態の全体構成を示す。本実施形態の給湯機は、冷凍サイクル装置100を備える。
冷凍サイクル装置100は、圧縮機10、水冷媒熱交換器20、エジェクタ30、アキュムレータ40、空気熱交換器50、バイパス通路70、および電磁弁75を備えている。
圧縮機10は、内蔵する電動モータによって圧縮機構を駆動して冷媒を圧縮させる電動圧縮機であって、その吸入冷媒を臨界圧力以上になるまで圧縮して吐出する。
水冷媒熱交換器20は、圧縮機10から吐出された高温冷媒と水循環通路152内を流れる給湯水との間で熱交換して給湯水を加熱する高圧側熱交換器である。水循環通路152は、貯湯タンク150と水冷媒熱交換器20との間で給湯水を循環させる閉回路を構成する。
貯湯タンク150は、水冷媒熱交換器20で加熱された給湯水を貯める。貯湯タンク150の水出口151aと水冷媒熱交換器20の水入口との間には、水循環通路152を通して給湯水を矢印aの如く循環させる電動ポンプ21が設けられている。
なお、本実施形態の冷媒として、高圧圧力(すなわち、圧縮機10の吐出口側冷媒の圧力)が臨界圧力以上(超臨界状態)となる二酸化炭素が用いられている。
水冷媒熱交換器20の冷媒出口側には、絞り手段としてのエジェクタ30が接続されている。エジェクタ30は、ノズル部31、冷媒吸引口36、混合部32、ディフューザ部33、可変ニードル34、および電動アクチュエータ35を備えている。
ノズル部31は、水冷媒熱交換器20を通過した高圧冷媒を等エントロピ的に減圧膨張させる。冷媒吸引口36は、ノズル部31から噴射する高速度の冷媒流により空気熱交換器50からの気相冷媒を吸入する。混合部32は、ノズル部31から噴射される冷媒流と冷媒吸引口36から吸引された気相冷媒とを混合する。ディフューザ部33は、混合部32の下流側に設けられた昇圧部を構成する。
ディフューザ部33は、冷媒の通路面積を徐々に拡大する形状に形成され、冷媒流れを減速して冷媒圧力を上昇させる作用、つまり、冷媒の速度エネルギを圧力エネルギに変換する作用を果たす。可変ニードル34は、その位置によりノズル部31の開度を調整する。電動アクチュエータ35は可変ニードル34を駆動して変位させる。
アキュムレータ40は、エジェクタ30のディフューザ部33から流出した冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離する。空気熱交換器50は、電動ファン60からの送風空気から吸熱してアキュムレータ18から供給される液相冷媒を蒸発させる低圧側熱交換器である。電動ファン60は、空気熱交換器50に外気を送風する。
バイパス通路70は、圧縮機10の吐出冷媒を水冷媒熱交換器20とエジェクタ30とをバイパスして空気熱交換器50の冷媒入口側に流す通路である。電磁弁75はバイパス通路70を開閉する。
次に、本実施形態の給湯機の電気的構成を説明する。
給湯機は、電子制御装置80およびリモコン90を備える。電子制御装置80は、マイクロコンピュータ、メモリ、およびその周辺回路等により構成されている。電子制御装置80は、電動ポンプ21、圧縮機10等を制御して給湯水を加熱するとともに、センサ81、82の検出値に基づいて電磁弁75を制御して空気熱交換器50から霜を取り除く制御処理とを実行する。
センサ81は、圧縮機10の冷媒吐出口側とエジェクタ30の冷媒入口側との間の冷媒圧力を検出する圧力検出手段である。本実施形態では、センサ81が、圧縮機10の冷媒吐出口と水冷媒熱交換器20の冷媒入口との間の冷媒圧力を検出する。
センサ82は、空気熱交換器50の温度を検出する温度検出手段である。本実施形態のセンサ82は、空気熱交換器50の冷媒入口側冷媒配管の表面温度を空気熱交換器50の温度として検出する。
リモコン90には、給湯機の作動開始、停止、および給湯水設定温度等を設定するためのスイッチ91と、故障等を警告する警告手段としての警告ランプ92とが設けられている。
次に、本実施形態の給湯機の作動について図2を参照して説明する。
図2は電子制御装置80の制御処理を示すフローチャートであり、図3は図2中の処理の一部を詳細に示すフローチャートである。
電子制御装置80は、予め設定された時間になると、図2のフローチャートにしたがって、制御処理を開始する。
まず、ステップS100で沸き上げ処理を開始する。具体的には、電動ポンプ21、電動ファン60、圧縮機10、および電動アクチュエータ35等を駆動する。
このとき、圧縮機10が冷媒を圧縮して高温冷媒を吐出する。この高温冷媒は、水冷媒熱交換器20内で給湯水に放熱する。
なお、圧縮機10により冷媒が臨界圧力以上に圧縮される。このため、水冷媒熱交換器20内で冷媒が超臨界状態で給湯水に放熱するので、冷媒に凝縮が生じない。
その後、水冷媒熱交換器20を通過した高圧冷媒は、エジェクタ30に流入する。すると、高圧冷媒は、ノズル部31により減圧膨張されて噴射される。これに伴い、空気熱交換器50からの気相冷媒が冷媒吸引口36を介して吸入される。このため、ノズル部31から噴射される冷媒流と、冷媒吸引口36から吸引された気相冷媒とが混合部32で混合され、この混合された冷媒はディフューザ部33で圧力上昇される。ここで、ノズル部31の開度は、センサ81の検出圧力を目標圧力値に近づけるように行われる。
その後、ディフューザ部33から流出した冷媒は、アキュムレータ40により気相冷媒と液相冷媒とに分離される。気相冷媒は、圧縮機14に吸入される。これに対し、液相冷媒は、空気熱交換器50により電動ファン60からの送風空気から吸熱して蒸発して気相冷媒になる。この気相冷媒は、エジェクタ30の冷媒吸引口36内に吸入される。
また、電動ポンプ21の作動によって給湯水が水循環通路152を循環する。これにより、貯湯タンク150内の下部の低温給湯水が水冷媒熱交換器20に流通して加熱された後に貯湯タンク150内の上部に戻るようになる。
このような沸き上げ処理を終えると、次のステップS110で空気熱交換器50の除霜が必要であるか否かを判定する。具体的には、センサ82の検出温度Teが所定温度T1未満である否かを判定する。
センサ82の検出温度Teが所定温度T1以上であるときには、空気熱交換器50に霜が生じていなく、空気熱交換器50の除霜が必要でないとしてNOと判定する。この場合には、ステップS100に戻り、沸き上げ処理を継続する。
センサ82の検出温度Teが所定温度T1未満であるときには、空気熱交換器50に霜が生じており、空気熱交換器50の除霜が必要であるとしてYESと判定する。この場合には、ステップS120に移行して、除霜処理を実行する。
以下、除霜処理の詳細について図3、図4を参照して説明する。図4(a)は電磁弁75の作動状態を示すタイミングチャート、図4(b)はノズル部31の開度変化を示すタイミングチャート、図4(c)は高圧圧力の変化を示すタイミングチャート、図4(d)は空気熱交換器50の温度の変化を示すタイミングチャートである。
まず、ステップS121において、電磁弁75を開弁させる開弁信号を電磁弁75に出力する。次のステップS122において、ノズル部31を閉鎖するための閉信号を電動アクチュエータ35に出力する。これに伴い、電動アクチュエータ35が可変ニードル34を駆動してノズル部31を閉鎖する(図4(b)中開度0%と記す)。
次に、ステップS123に移行して、センサ82の検出温度Teが所定温度T1より高いか否かを判定する。これにより、空気熱交換器50の除霜が終了したか否かを判定することになる。センサ82の検出温度Teが所定温度T1より低いときには、空気熱交換器50の除霜が終了していないとしてNOと判定する。
次に、ステップS124、S125で、電磁弁75の作動が正常であるか否かを判定する。
具体的には、ステップS124でセンサ81の検出圧力Pdが所定圧力P2より高いか否かを判定する。センサ81の検出圧力Pdが所定圧力P2より低いときには、NOと判定してステップS123に戻る。また、センサ81の検出圧力Pdが所定圧力P2より高いときには、YESと判定してステップS125に移行する。
ステップS125では、センサ82の検出温度Teが所定温度T2(<T1)より低いか否かを判定する。
ここで、電磁弁75が正常作動している場合には、電子制御装置80からの開弁信号が出力されると電磁弁75が開弁する(図4(a)参照)。このため、圧縮機10からの高温冷媒は、バイパス通路70を通過して空気熱交換器50内に流れる。したがって、空気熱交換器50は、高温冷媒により加熱されるため、センサ82の検出温度Teが徐々に上昇する(図4(d)参照)。よって、空気熱交換器50の霜が徐々に取り除かれる。
これに伴い、空気熱交換器50内の冷媒圧力が徐々に上昇する。すると、エジェクタ30の混合部32の冷媒圧力、ひいては、圧縮機10の吸入口側圧力が徐々に上昇する。これに伴って、センサ81の検出温度Pdが徐々に上昇する(図4(c)参照)。
したがって、電磁弁75が正常作動している場合には、センサ82の検出温度Teが所定温度T2より低いときには、ステップS123でNOと判定した後に、ステップS124、S125のいずれか一方でNOと判定して、ステップS123に戻る。
その後、センサ82の検出温度Teが所定温度T2以上に到達する迄、ステップS123でのNO判定と、ステップS124、S125のいずれか一方でのNO判定とを繰り返す。
そして、空気熱交換器50に生じた霜が全て取り除かれ、センサ82の検出温度Teが所定温度T2以上の温度に到達すると、ステップS123でYESと判定する。
すると、ステップS127で閉弁信号を電磁弁75に出力する。このため、電磁弁75が閉弁する。その後、図2のステップS100に戻る。
また、電磁弁75が作動不良である場合には、電子制御装置80からの開弁信号が出力されても、電磁弁75が開弁しない。このため、圧縮機10からの高温冷媒は、バイパス通路70を通過して空気熱交換器50内に流れない。
したがって、圧縮機10の吐出口側の冷媒圧力(高圧側の冷媒圧力)が急激に上昇する(図4(c)参照)。しかし、空気熱交換器50の温度は上昇しなく、所定温度T2以下を維持する(図4(d)参照))。このため、ステップS123でNOと判定した後に、ステップS124で、センサ81の検出圧力Pdが所定圧力P2より高いとしてYESと判定する。
その後、ステップS125で、センサ82の検出温度Teが所定温度T2(<T1)より低いとしてYESと判定する。これにより、電磁弁75に作動不良が発生したものとみなすことになる。これに伴い、ステップS126で、リモコン90の警告ランプ92を点灯する。これにより、電磁弁75に作動不良が発生した旨を示す警告を出力することになる。さらに、電動ポンプ21、電動ファン60、および圧縮機10をそれぞれ強制停止する。
以上説明した本実施形態によれば、圧縮機10の吐出冷媒の圧力と、空気熱交換器50の温度とをそれぞれ用いて電磁弁75に作動不良が発生しているか否かを判定しているので、電磁弁75に作動不良が発生しているか否かの判定を精度良く行うことができる。
上述の実施形態では、絞り手段としてエジェクタ30を用いた例を示したが、これに限らず、図5に示すように、水冷媒熱交換器20により冷却された冷媒を断熱膨張させる膨張弁30Aを用いてもよい。図5において、図1と同一符号は同一のものを示しその説明を省略する。またアキュムレータ40を備えた例を示したが、アキュムレータ40を備えていなくても良い。
上述の実施形態では、電磁弁75に作動不良が発生したものとみなした場合には、リモコン90の警告ランプ92を点灯した例を示したが、これに限らず、警告ランプ92を点灯しなく、電動ポンプ21、電動ファン60、および圧縮機10をそれぞれ強制停止してもよい。
この場合、電磁弁75に作動不良が発生したものとみなした旨をメモリに記憶しておき、サービス用スイッチに対して操作されると、電磁弁75に作動不良が発生したものとみなした旨を警告ランプ92の点灯によりユーザ等に知らせるようにしてもよい。
上述の実施形態では、圧力検出手段としてセンサ81が圧縮機10の冷媒吐出口と水冷媒熱交換器20の冷媒入口との間の冷媒圧力を検出した例を示したが、これに限らず、圧縮機10の冷媒吐出口側とエジェクタ30の冷媒入口側との間であるならば、いずれの箇所の冷媒圧力を検出してもよい。ここで、圧力検出手段としては、冷媒圧力を検出するセンサエレメントにスイッチ回路を組み合わせた圧力スイッチを用いてもよい。
スイッチ回路は、センサエレメントの検出圧力が一定値を超えると出力信号のレベルをハイレベルからローレベルに切り替えるものである。或いは、スイッチ回路は、センサエレメントの検出圧力が一定値を超えると出力信号のレベルをローレベルからハイレベルに切り替えるものである。
上述の実施形態では、圧力センサ81の検出圧力を用いて、圧縮機10の冷媒吐出口側とエジェクタ30の冷媒入口側との間の冷媒圧力が一定圧力を超えたか否かを判定した例を示したが、これに代えて、圧縮機10の冷媒吐出口側とエジェクタ30の冷媒入口側との間の冷媒温度を検出する温度検出手段としての温度センサの検出温度を用いて、圧縮機10の冷媒吐出口側とエジェクタ30の冷媒入口側との間の冷媒圧力が一定圧力を超えたか否かを判定してもよい。
これは、圧縮機10の冷媒吐出口側とエジェクタ30の冷媒入口側との間において、冷媒温度と冷媒圧力とが対応関係にあるためである。
ここで、温度検出手段としては、冷媒温度を検出するセンサエレメントにスイッチ回路を組み合わせた温度スイッチを用いてもよい。
スイッチ回路は、センサエレメントの検出温度が一定値を超えると出力信号のレベルをハイレベルからローレベルに切り替えるものである。或いは、スイッチ回路は、センサエレメントの検出温度が一定値を超えると出力信号のレベルをローレベルからハイレベルに切り替えるものである。
上述の実施形態では、空気熱交換器50の冷媒入口側冷媒配管の温度を空気熱交換器50の温度とした例を示したが、これに限らず、空気熱交換器50から吹き出される空気温度を空気熱交換器50の温度としてもよい。さらに、空気熱交換器50をチューブ、或いは熱交換フィンの表面温度を空気熱交換器50の温度としてもよい。空気熱交換器50の冷媒出口側冷媒配管の温度を空気熱交換器50の温度としてもよい。
上述の実施形態では、警告手段として警告ランプ92を用いた例を示したが、これに限らず、警告手段として表示パネル等を用いてもよく、或いは警告音を発生させてもよい。
上述の実施形態では、冷媒として二酸化炭素を用いた例を示したが、これに限らず、冷媒として二酸化炭素以外の冷媒を用いてもよい。例えば、高圧圧力が臨界圧力を超えないフロン系、HC系等の冷媒を用いてもよい。
本発明の一実施形態における給湯機の構成を示す図である。 図1の電子制御装置の制御処理の一部を示すフローチャートである。 図1の電子制御装置の制御処理の残りを示すフローチャートである。 電磁弁の作動状態、ノズル部の開度変化、高圧圧力の変化、および空気熱交換器の温度変化を示すタイミングチャートである。 上記実施形態の変形例における給湯機の構成を示す図である。
符号の説明
10 圧縮機
20 水冷媒熱交換器
21 電動ポンプ
30 エジェクタ
31 ノズル部
36 冷媒吸引口
32 混合部
33 ディフューザ部
34 可変ニードル
35 電動アクチュエータ
40 アキュムレータ
50 空気熱交換器
60 電動ファン
70 バイパス通路
75 電磁弁
80 電子制御装置
81 センサ
82 センサ
90 リモコン
92 警告ランプ
100 冷凍サイクル装置
150 貯湯タンク

Claims (9)

  1. 冷媒を圧縮して吐出する圧縮機(10)と、
    前記圧縮機(10)から吐出された高温冷媒を冷却する高圧側熱交換器(20)と、
    前記高圧側熱交換器(20)により冷却された冷媒の流れを絞る絞り手段(30、30A)と、
    前記絞り手段(30、30A)の冷媒下流側の冷媒を蒸発させる低圧側熱交換器(50)と、
    前記圧縮機(10)から吐出された高温冷媒を前記高圧側熱交換器(20)と前記絞り手段(30、30A)とをバイパスして前記低圧側熱交換器(50)の冷媒入口側に導くバイパス通路(70)と、
    前記バイパス通路(70)を開閉する弁(75)と、
    前記低圧側熱交換器(50)に霜が生じているか否かを判定する第1の判定手段(S110)と、
    前記低圧側熱交換器(50)に霜が生じていると前記第1の判定手段(S110)が判定したときに、前記弁(75)を開作動させる開弁信号を前記弁(75)に出力する制御手段(S121)と、を備える冷凍サイクル装置であって、
    前記圧縮機(10)の冷媒吐出口側と前記絞り手段(30、30A)の冷媒入口側との間の冷媒圧力が一定圧力を超えたか否かを判定する第2の判定手段(S124)と、
    前記低圧側熱交換器(50)の温度が所定値より低いか否かを判定する第3の判定手段(S125)と、を備え、
    前記制御手段が前記開弁信号を出力した後に、前記冷媒圧力が一定圧力を超えたと前記第2の判定手段(S124)が判定した場合に、前記低圧側熱交換器(50)の温度が所定値より低いと前記第3の判定手段(S125)が判定したときには前記弁(75)に作動不良が発生したものとみなすことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 警告を発する警告手段(92)と、
    前記制御手段が前記開弁信号を出力した後に、前記冷媒圧力が一定圧力を超えたと前記第2の判定手段(S124)が判定した場合に、前記低圧側熱交換器(50)の温度が所定値より低いと前記第3の判定手段(S125)が判定したときには、前記弁(75)に作動不良が発生した旨を示す前記警告を前記警告手段(92)から出力させる警告出力手段(S126)と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記圧縮機(10)の冷媒吐出口側と前記絞り手段(30、30A)の冷媒入口側との間の冷媒圧力を検出する圧力検出手段(81)を備え、
    前記第2の判定手段(S124)は、前記圧力検出手段(81)の検出圧力に基づいて、前記冷媒圧力が一定圧力を超えたか否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記圧縮機(10)の冷媒吐出口側と前記絞り手段(30、30A)の冷媒入口側との間の冷媒温度を検出する温度検出手段を備え、
    前記第2の判定手段(S124)は、前記温度検出手段の検出温度に基づいて、前記冷媒圧力が一定圧力を超えたか否かを判定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記低圧側熱交換器(50)の温度を検出する温度検出手段(82)を備え、
    前記第3の判定手段(S125)は、前記温度検出手段(82)の検出温度に基づいて前記低圧側熱交換器(50)の温度が所定値より低いか否かを判定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記絞り手段(30)は、前記高圧側熱交換器(20)により冷却された冷媒を等エントロピ的に減圧膨張させるノズル部(31)と、前記ノズル部(31)から噴射する冷媒流により前記低圧側熱交換器(50)から気相冷媒を吸引する冷媒吸引口(36)と、前記ノズル部(31)から噴射された冷媒流と前記冷媒吸引口(36)から吸引された吸引冷媒とを混合した冷媒流の速度エネルギを圧力エネルギに変換して冷媒圧力を上昇させる昇圧部(33)と、を有するエジェクタであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記絞り手段(30A)は、前記高圧側熱交換器(20)により冷却された冷媒を断熱膨張させる膨張弁であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記圧縮機(10)の吐出口側冷媒圧力は、臨界圧力以上になっていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記冷媒として二酸化炭素が用いられていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
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