JP4179267B2 - ヒートポンプ式給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートポンプユニットにて水を加熱し、この加熱後の温水を貯湯タンク内に保温貯蔵するヒートポンプ式給湯機に関するものである。
従来のヒートポンプ式給湯機は、熱源機であるヒートポンプユニットと貯湯タンクとが水配管で接続されており、基本的に水配管は屋外に施工されている。このため、沸き上げ運転停止かつ低外気温度時において、屋外施工された水配管を凍結させないよう所定の条件が成立した場合に凍結防止運転を行っている。この凍結防止運転時には、所定の加熱力を得るために減圧弁を所定の開度に制御するとともに、圧縮機と循環ポンプを所定の回転数で運転する。
また、圧縮機の出口側と蒸発器の入口側とをバイパス回路で接続し、蒸発器に発生した霜を除去する場合には、バイパス通路を開いて高温冷媒を蒸発器に導いて蒸発器及び気液分離器を加熱するようにしたヒートポンプ式給湯機も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−163084号公報
しかしながら、沸き上げ運転または凍結防止運転を終了後、次の凍結防止運転に対する条件が成立するまでの間に、外気温度および冷凍サイクル内の冷媒温度が低いため、各機能部品内に存在する冷媒は乾き度が低く液割合が高い状態となっている。この状態で凍結防止運転を開始すると、液圧縮により圧縮機に過大な負荷がかかる場合がある。
本発明は上記点に鑑みて、圧縮機の出口側と蒸発器の入口側とをバイパス回路で接続したヒートポンプ式給湯機において、凍結防止運転開始時における圧縮機の負荷を低減させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、冷媒を高圧状態にする圧縮機(10)、圧縮機(10)からの冷媒と水とを熱交換させる水冷媒熱交換器(11)、低圧冷媒を蒸発させる蒸発器(13)、圧縮機(10)の出口側と蒸発器(13)の入口側とを接続するバイパス回路(16)、およびバイパス回路(16)を開閉する開閉弁(17)を有するヒートポンプユニットと、水冷媒熱交換器(11)にて加熱された水を蓄える貯湯タンク(20)、水冷媒熱交換器(11)と貯湯タンク(20)とを接続する水配管(21)、および水配管(21)中に設置されて水を循環させる循環ポンプ(22)を有する給湯回路とを備え、貯湯タンク(20)内の水を沸き上げる沸き上げ運転の終了後において所定条件が成立した際に水配管(21)内での凍結を防止するための凍結防止運転を行うようにしたヒートポンプ式給湯機において、凍結防止運転終了時に開閉弁(17)を開弁させるとともに、凍結防止運転実行中は開閉弁(17)を閉弁させることを特徴とする。
ところで、圧縮機の停止直後には、冷凍サイクル内の圧力差により、圧縮機の出口側の高温高圧冷媒が水冷媒熱交換器や減圧弁等を介して蒸発器側に流れる。しかし、冷媒が蒸発器の出口側に至る頃には冷媒温度が低下しているため、蒸発器の出口側は低温状態が保持されたままになり、蒸発器や気液分離器に存在する冷媒は乾き度が低く液割合が高い状態となる。
これに対し、請求項1に記載の発明によると、凍結防止運転終了時には圧縮機出口側の高温高圧冷媒がバイパス回路を介して直接(すなわち、水冷媒熱交換器等を介さずに)蒸発器側に流れるため、蒸発器や気液分離器に存在する冷媒の温度および圧力を上げて乾き度を高くすることができる。したがって、凍結防止運転開始時における液圧縮が回避され、圧縮機の負荷を低減させることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のヒートポンプ式給湯機において、水冷媒熱交換器(11)を通過した冷媒を減圧膨張させるとともに冷媒通路の開度を調整可能な減圧手段(12、180、182、183)を備え、凍結防止運転終了時に減圧手段(12、180、182、183)を閉弁させることを特徴とする。
これによると、凍結防止運転終了時には、減圧手段の閉弁により圧縮機出口側の高温高圧冷媒が水冷媒熱交換器側には流れなくなり、圧縮機出口側の高温高圧冷媒は蒸発器側に流れやすくなるため、蒸発器や気液分離器に存在する冷媒の温度および圧力を上げて乾き度を一層高くすることができる。したがって、凍結防止運転開始時における圧縮機の負荷をさらに低減させることができる。
請求項3に記載の発明では、冷媒を高圧状態にする圧縮機(10)、圧縮機(10)からの冷媒と水とを熱交換させる水冷媒熱交換器(11)、低圧冷媒を蒸発させる蒸発器(13)、圧縮機(10)の出口側と蒸発器(13)の入口側とを接続するバイパス回路(16)、およびバイパス回路(16)を開閉する開閉弁(17)を有するヒートポンプユニットと、水冷媒熱交換器(11)にて加熱された水を蓄える貯湯タンク(20)、水冷媒熱交換器(11)と貯湯タンク(20)とを接続する水配管(21)、および水配管(21)中に設置されて水を循環させる循環ポンプ(22)を有する給湯回路とを備え、貯湯タンク(20)内の水を沸き上げる沸き上げ運転の終了後において所定条件が成立した際に水配管(21)内での凍結を防止するための凍結防止運転を行うようにしたヒートポンプ式給湯機において、凍結防止運転実行中および凍結防止運転の待機中は、開閉弁(17)を常時開弁させることを特徴とする。
これによると、凍結防止運転実行中に圧縮機出口側の高温高圧冷媒の一部がバイパス回路を介して直接(水冷媒熱交換器等を介さずに)蒸発器側に流れるため、凍結防止運転実行中の蒸発器の蒸発温度を高くすることができ、これにより凍結防止運転終了後の蒸発器や気液分離器に存在する冷媒の乾き度を高くすることができる。したがって、凍結防止運転開始時における液圧縮が回避され、圧縮機の負荷を低減させることができる。
請求項4に記載の発明のように、ヒートポンプユニット内の高圧側圧力が冷媒の臨界圧力以上となる蒸気圧縮式冷凍サイクルの場合、圧縮機から吐出される冷媒の温度が高いため、凍結防止運転終了後の蒸発器や気液分離器に存在する冷媒の乾き度を確実に高くすることができる。
請求項5に記載の発明のように、請求項4に記載のヒートポンプ式給湯機において、冷媒を二酸化炭素とすることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係るヒートポンプ式給湯機の全体構成図である。
ヒートポンプ式給湯機は、ヒートポンプユニットと給湯回路とに大別される。ヒートポンプユニットは、冷媒としてCOを用い、高圧側圧力が冷媒の臨界圧力以上となる超臨界蒸気圧縮式冷凍サイクルにて構成されている。より詳細には、蒸気圧縮式冷凍サイクルのうち、膨張弁サイクルにて構成されている。
図1に示すように、ヒートポンプユニットは、冷媒を吸入圧縮して高圧状態にする圧縮機10、圧縮機10からの冷媒と給湯回路の水とを熱交換させる水冷媒熱交換器11、水冷媒熱交換器11を通過した冷媒を減圧膨張させる減圧弁12、外気から吸熱して冷媒を蒸発させる蒸発器13、及び蒸発器13から流出した冷媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離して余剰冷媒を液相冷媒として蓄えるとともに、気相冷媒を圧縮機10に供給する気液分離器14を備えている。これらの機能部品10〜14は、冷媒配管15にて接続されている。
また、ヒートポンプユニットは、圧縮機10の出口側と蒸発器13の入口側とを接続するバイパス回路16、およびバイパス回路16を開閉する電磁式の開閉弁17を備えている。
圧縮機10は、電動モータにて駆動されて回転数を制御可能になっている。減圧弁12は、電動アクチュエータにて駆動されて冷媒通路の開度を調整可能になっている。なお、減圧弁12は本発明の減圧手段に相当する。
水冷媒熱交換器11は、水側チューブと冷媒側チューブとを備え、水側チューブと冷媒側チューブとは熱交換可能な構成になっている。蒸発器13は、電動モータにて駆動される送風ファン130を備えている。
給湯回路は、水冷媒熱交換器11にて加熱された高温の温水を蓄える貯湯タンク20、水冷媒熱交換器11と貯湯タンク20とを接続する水配管21、および水配管21中に設置されるとともに電動モータにて駆動されて、水冷媒熱交換器11と貯湯タンク20との間で水を循環させる循環ポンプ22等から構成されている。また、貯湯タンク20には、水道水等を給水するための給水配管23が接続され、また、台所、洗面所、風呂等の給湯対象機器に給湯するための給湯配管24が接続されている。
圧縮機10と水冷媒熱交換器11とを接続する冷媒配管15中には、圧縮機10出口側の冷媒圧力および冷媒温度を検出する圧縮機出口センサ30が配置され、水冷媒熱交換器11と減圧弁12とを接続する冷媒配管15中には、水冷媒熱交換器11出口側の冷媒圧力および冷媒温度を検出する水冷媒熱交換器出口センサ31が配置され、減圧弁12と蒸発器13とを接続する冷媒配管15中には、蒸発器13入口側の冷媒圧力および冷媒温度を検出する蒸発器入口センサ32が配置されている。
水冷媒熱交換器11と貯湯タンク20とを接続する水配管21中には、沸き上げ側の水温を検出する沸き上げ温度センサ33が配置され、貯湯タンク20と循環ポンプ22とを接続する水配管21中には、給水側の水温を検出する給水温度センサ34が配置されている。
さらに、ヒートポンプ式給湯機は、外気温度を検出する外気温センサ35を備え、各センサ30〜35の信号が電子制御装置40に入力される。この電子制御装置40はマイクロコンピュータとその周辺回路とにより構成されるものであって、予め設定されたプログラムに基づく所定の演算処理を行って、圧縮機10、減圧弁12、開閉弁17、循環ポンプ21、送風ファン130等の機器の作動を制御するようになっている。
次に、上記構成になるヒートポンプ式給湯機の作動を説明する。
電子制御装置40は、電力会社の安価な深夜電力料金が適用される時刻になると、給湯機を作動させて、貯湯タンク20内の水を沸き上げる沸き上げ運転を開始させる。具体的には、循環ポンプ22を作動させて水冷媒熱交換器11と貯湯タンク20との間で水を循環させる。同時に、圧縮機10を作動させてヒートポンプユニット内で冷媒を循環させる。これにより、水冷媒熱交換器11にて冷媒と水の熱交換が行われ、換言すると、外気から吸熱した熱及び圧縮機10の圧縮仕事量に相当する熱量が給湯水に与えられ、給湯水が加熱される。
そして、電子制御装置40は、沸き上げ温度センサ33の信号に基づいて、給湯水が所定の温度まで沸き上げられたと判断されると、沸き上げ運転を終了させる。
一方、電子制御装置40は、沸き上げ運転の終了後において所定条件が成立した際に、水配管21内での凍結を防止するための凍結防止運転を開始させる。因みに、外気温度、給水側の水温、沸き上げ側の水温、および冷媒温度のうち少なくとも1つが所定温度以下になったときに、凍結防止運転を開始させるための所定条件が成立する。
この凍結防止運転について、図2に基づいて説明する。
まず、時刻t0では、沸き上げ運転および凍結防止運転のいずれもが終了しており、このときには、圧縮機10は停止し、開閉弁17は開弁し、減圧弁12は中間開度になっている。
次に、時刻t1にて凍結防止運転を開始させるための所定条件が成立すると、凍結防止運転を開始する。具体的には、圧縮機10の運転を開始するとともに、圧縮機10の回転数を目標回転数に制御する。また、開閉弁17を閉弁させてバイパス回路16を全閉し、圧縮機10から吐出される全ての高温高圧冷媒が水冷媒熱交換器11に流れるようにする。減圧弁12は中間開度を維持する。
因みに、凍結防止運転を実行中の圧縮機10の回転数および減圧弁12の開度は、ヒートポンプユニットの加熱能力が凍結防止に必要な加熱能力になるように、実験にて予め決定されている。
次に、時刻t2にて凍結防止運転を終了させる条件が成立すると、凍結防止運転を終了する。そして、凍結防止運転を開始させる条件が再び成立するまで待機する。因みに、給水側の水温、沸き上げ側の水温、および冷媒温度のうち少なくとも1つが所定温度以上になったときに、凍結防止運転を終了させる。
凍結防止運転を終了する際には、圧縮機10の運転を停止し、開閉弁17を開弁させてバイパス回路16を全開し、減圧弁12は中間開度を維持する。
そして、圧縮機停止直後は、圧縮機10の出口側と蒸発器13の入口側との圧力差により、圧縮機出口側の高温高圧冷媒がバイパス回路16を介して蒸発器13側に流れる。このため、蒸発器13や気液分離器14に存在する冷媒の温度および圧力が上がって乾き度が高くなり、次の凍結防止運転開始時における液圧縮が回避され、圧縮機10の負荷を低減させることができる。
上記した本実施形態では、凍結防止運転終了時に圧縮機10の出口側の高温高圧冷媒が水冷媒熱交換器11等を介さずに蒸発器13側に流れるため、蒸発器13や気液分離器14に存在する冷媒の温度および圧力を上げて乾き度を高くすることができる。したがって、凍結防止運転開始時における液圧縮が回避され、圧縮機10の負荷を低減させることができる。
また、本実施形態のように超臨界蒸気圧縮式冷凍サイクルの場合、圧縮機10から吐出される冷媒の温度が高いため、凍結防止運転終了後の蒸発器13や気液分離器14に存在する冷媒の乾き度を確実に高くすることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図3は第2実施形態に係るヒートポンプ式給湯機の制御特性図である。なお、本実施形態は、第1実施形態における減圧弁12の制御方法を一部変更したものである。
図3に示すように、時刻t0では減圧弁12を閉弁させ、次の運転までこの状態を維持して待機する。
次に、時刻t1にて凍結防止運転を開始させるための所定条件が成立すると、凍結防止運転を開始する。このときには、ヒートポンプユニットの加熱能力が凍結防止に必要な加熱能力になるように、減圧弁12は所定の中間開度に制御される。
次に、時刻t2にて凍結防止運転を終了させる条件が成立すると、凍結防止運転を終了して減圧弁12を閉弁させる。このように、減圧弁12を閉弁させると圧縮機出口側の高温高圧冷媒が水冷媒熱交換器11側には流れなくなり、圧縮機出口側の高温高圧冷媒は蒸発器13側に流れやすくなるため、蒸発器13や気液分離器14に存在する冷媒の温度および圧力を上げて乾き度を一層高くすることができる。したがって、凍結防止運転開始時における圧縮機10の負荷をさらに低減させることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図4は第3実施形態に係るヒートポンプ式給湯機の全体構成図である。なお、上記各実施形態では、ヒートポンプユニットを膨張弁サイクルにて構成したが、本実施形態は、上記各実施形態におけるヒートポンプユニットをエジェクタサイクルに変更したものである。
図4に示すように、本実施形態は、上記各実施形態における減圧弁12が廃止され、代わりにエジェクタ18を備えている。また、蒸発器13の配置位置が変更されている。
エジェクタ18のノズル部180には水冷媒熱交換器11から冷媒が流入し、ノズル部180で冷媒の圧力エネルギが速度エネルギに変換される。この時、ノズル部180から高速で噴出する作動流体の巻き込み作用によって、蒸発器13にて蒸発した気相冷媒を吸引する。さらに、冷媒の通路面積が拡大していくディフューザ部181で冷媒の膨張エネルギを圧力エネルギに変換し、エジェクタ18の冷媒流れ下流の圧縮機10の吸入圧を上昇させる。
ノズル部180の開度、つまり実質的な最小冷媒通路断面積は、電動式のアクチュエータ182に駆動されるニードル弁183によって調整される。なお、ノズル部180、アクチュエータ182、およびニードル弁183によって、本発明の減圧手段を構成している。
エジェクタ18から流出した気液二相状態の冷媒は気液分離器14に流入し、分離された気相冷媒は圧縮機1に吸引されて圧縮され、分離された液相冷媒は蒸発器13に流入して蒸発する。
そして、本実施形態においては、凍結防止運転実行中および凍結防止運転の待機中に、圧縮機10および開閉弁17を上記各実施形態と同様に制御するとともに、エジェクタ18におけるノズル部180の開度を上記各実施形態での減圧弁12と同様に制御する。これにより、凍結防止運転開始時における液圧縮が回避され、圧縮機10の負荷を低減することができる。
(他の実施形態)
上記第1、第2実施形態では、凍結防止運転実行中は開閉弁17を閉弁させてバイパス回路16を全閉にしたが、凍結防止運転実行中および凍結防止運転の待機中は、開閉弁17を常時開弁させるようにしてもよい。
これによると、凍結防止運転実行中に圧縮機出口側の高温高圧冷媒がバイパス回路16を介して蒸発器13側に流れるため、凍結防止運転実行中の蒸発器13の蒸発温度を高くすることができ、これにより凍結防止運転終了後の蒸発器13や気液分離器14に存在する冷媒の乾き度を高くすることができる。したがって、凍結防止運転開始時における液圧縮が回避され、圧縮機10の負荷を低減させることができる。
本発明の第1実施形態に係るヒートポンプ式給湯機の全体構成図である。 図1の給湯機の制御特性図である。 本発明の第2実施形態に係るヒートポンプ式給湯機の制御特性図である。 本発明の第4実施形態に係るヒートポンプ式給湯機の全体構成図である。
符号の説明
10…圧縮機、11…水冷媒熱交換器、12…減圧手段をなす減圧弁、16…バイパス回路、17…開閉弁、20…貯湯タンク、21…水配管、22…循環ポンプ、180、182、183…減圧手段を構成するノズル部、アクチュエータ、およびニードル弁。

Claims (5)

  1. 冷媒を高圧状態にする圧縮機(10)、前記圧縮機(10)からの冷媒と水とを熱交換させる水冷媒熱交換器(11)、低圧冷媒を蒸発させる蒸発器(13)、前記圧縮機(10)の出口側と前記蒸発器(13)の入口側とを接続するバイパス回路(16)、および前記バイパス回路(16)を開閉する開閉弁(17)を有するヒートポンプユニットと、
    前記水冷媒熱交換器(11)にて加熱された水を蓄える貯湯タンク(20)、前記水冷媒熱交換器(11)と前記貯湯タンク(20)とを接続する水配管(21)、および前記水配管(21)中に設置されて水を循環させる循環ポンプ(22)を有する給湯回路とを備え、
    前記貯湯タンク(20)内の水を沸き上げる沸き上げ運転の終了後において所定条件が成立した際に前記水配管(21)内での凍結を防止するための凍結防止運転を行うようにしたヒートポンプ式給湯機において、
    凍結防止運転終了時に前記開閉弁(17)を開弁させるとともに、凍結防止運転実行中は前記開閉弁(17)を閉弁させることを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
  2. 前記水冷媒熱交換器(11)を通過した冷媒を減圧膨張させるとともに冷媒通路の開度を調整可能な減圧手段(12、180、182、183)を備え、凍結防止運転終了時に前記減圧手段(12、180、182、183)を閉弁させることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ式給湯機。
  3. 冷媒を高圧状態にする圧縮機(10)、前記圧縮機(10)からの冷媒と水とを熱交換させる水冷媒熱交換器(11)、低圧冷媒を蒸発させる蒸発器(13)、前記圧縮機(10)の出口側と前記蒸発器(13)の入口側とを接続するバイパス回路(16)、および前記バイパス回路(16)を開閉する開閉弁(17)を有するヒートポンプユニットと、
    前記水冷媒熱交換器(11)にて加熱された水を蓄える貯湯タンク(20)、前記水冷媒熱交換器(11)と前記貯湯タンク(20)とを接続する水配管(21)、および前記水配管(21)中に設置されて水を循環させる循環ポンプ(22)を有する給湯回路とを備え、
    前記貯湯タンク(20)内の水を沸き上げる沸き上げ運転の終了後において所定条件が成立した際に前記水配管(21)内での凍結を防止するための凍結防止運転を行うようにしたヒートポンプ式給湯機において、
    凍結防止運転実行中および凍結防止運転の待機中は、前記開閉弁(17)を常時開弁させることを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
  4. 前記ヒートポンプユニットは、前記ヒートポンプユニット内の高圧側圧力が冷媒の臨界圧力以上となる蒸気圧縮式冷凍サイクルにて構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のヒートポンプ式給湯機。
  5. 前記冷媒が二酸化炭素であることを特徴とする請求項4に記載のヒートポンプ式給湯機。
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