JP4905056B2 - 金属板の冷間圧延方法及び冷間タンデム圧延機 - Google Patents
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[1]冷間圧延前の0.2%耐力が220MPa以上の金属板を循環給油方式の冷間タンデム圧延機により圧延する金属板の冷間圧延方法であって、少なくとも一つの圧延スタンドの入側に、循環使用される第1のエマルション圧延油と比較して、平均粒径が1.5倍以上であり、且つ、エマルション濃度が2倍以上である第2のエマルション圧延油を、前記第1のエマルション圧延油とは別系統により供給することを特徴とする金属板の冷間圧延方法。
[2]上記[1]において、第2のエマルション圧延油に含有される界面活性剤を、第1のエマルション圧延油に含有される界面活性剤に対して同一種類且つ低い対油濃度とすると共に、冷間タンデム圧延機から回収したエマルション圧延油に界面活性剤を追加添加することにより前記第1のエマルション圧延油に含有される界面活性剤の対油濃度を調整することを特徴とする金属板の冷間圧延方法。
[3]上記[1]又は[2]において、第2のエマルション圧延油を、圧延スタンド間の金属板表面であって、金属板に付着したエマルション圧延油が下流側圧延スタンドのロールバイトに到達するまでの時間が0.1秒以上となる位置に供給することを特徴とする金属板の冷間圧延方法。
[4]冷間圧延前の0.2%耐力が220MPa以上の金属板を循環給油方式の冷間タンデム圧延機により圧延する金属板の冷間圧延方法であって、少なくとも一つの圧延スタンドの入側に、循環使用される第1のエマルション圧延油に含有される圧延油のニート油を、前記第1のエマルション圧延油とは別系統により供給することを特徴とする金属板の冷間圧延方法。
[5]上記[1]乃至[3]のいずれかに記載の第2のエマルション圧延油または上記[4]に記載のニート油を、2流体ノズルにより噴射することを特徴とする上記[1]乃至[4]のいずれかに記載の金属板の冷間圧延方法。
[6]上記[1]乃至[3]のいずれかに記載の第2のエマルション圧延油または上記[4]に記載のニート油の供給位置と、その下流側圧延スタンドのロールバイト入側との間の金属板表面には、第1のエマルション圧延油を供給しないことを特徴とする上記[1]乃至[5]のいずれかに記載の金属板の冷間圧延方法。
[7]循環給油方式の冷間タンデム圧延機において、少なくとも一つの圧延スタンドの入側に、循環使用される第1のエマルション圧延油とは別系統の第2のエマルション圧延油を供給するための供給手段を備えると共に、前記第1のエマルション圧延油の循環系統の途中に、界面活性剤を追加添加する手段を備え、前記第2のエマルション圧延油の供給手段を、金属板に付着した圧延油が下流側圧延スタンドのロールバイトに到達するまでの時間が0.1秒以上となる位置に配置したことを特徴とする冷間タンデム圧延機。
[8]上記[7]において、第2のエマルション圧延油を供給するための供給手段に2流体ノズルを用いることを特徴とする冷間タンデム圧延機。
[9]循環給油方式の冷間タンデム圧延機において、少なくとも一つの圧延スタンドの入側に、循環使用される第1のエマルション圧延油とは別系統の第2のエマルション圧延油を供給するための供給手段を備えると共に、前記第1のエマルション圧延油の循環系統の途中に、界面活性剤を追加添加する手段を備え、前記第2のエマルション圧延油を供給するための供給手段に2流体ノズルを用いることを特徴とする冷間タンデム圧延機。
[10]循環給油方式の冷間タンデム圧延機において、
少なくとも一つの圧延スタンドの入側に、循環使用される第1のエマルション圧延油に含有される圧延油のニート油を、前記第1のエマルション圧延油とは別系統により供給するための供給手段を備え、該供給手段に2流体ノズルを用いることを特徴とする冷間タンデム圧延機。
2a,2b,2c,2d,2e 圧延機
3a〜3e,4b〜4d,5d,5e,9a〜9e スプレーノズル
6 オイルパン
7 回収配管
8,14 配管
10,13 エマルション圧延油
11 貯蔵タンク
12 アジテータ
15,23,24 ポンプ
20 クリーンタンク
21 ダーティタンク
22 フィルター装置
25 界面活性剤を追加添加する手段
Claims (10)
- 冷間圧延前の0.2%耐力が220MPa以上の金属板を循環給油方式の冷間タンデム圧延機により圧延する金属板の冷間圧延方法であって、
少なくとも一つの圧延スタンドの入側に、循環使用される第1のエマルション圧延油と比較して、平均粒径が1.5倍以上であり、且つ、エマルション濃度が2倍以上である第2のエマルション圧延油を、前記第1のエマルション圧延油とは別系統により供給することを特徴とする金属板の冷間圧延方法。 - 第2のエマルション圧延油に含有される界面活性剤を、第1のエマルション圧延油に含有される界面活性剤に対して同一種類且つ低い対油濃度とすると共に、冷間タンデム圧延機から回収したエマルション圧延油に界面活性剤を追加添加することにより前記第1のエマルション圧延油に含有される界面活性剤の対油濃度を調整することを特徴とする請求項1に記載の金属板の冷間圧延方法。
- 第2のエマルション圧延油を、圧延スタンド間の金属板表面であって、金属板に付着したエマルション圧延油が下流側圧延スタンドのロールバイトに到達するまでの時間が0.1秒以上となる位置に供給することを特徴とする請求項1又は2に記載の金属板の冷間圧延方法。
- 冷間圧延前の0.2%耐力が220MPa以上の金属板を循環給油方式の冷間タンデム圧延機により圧延する金属板の冷間圧延方法であって、
少なくとも一つの圧延スタンドの入側に、循環使用される第1のエマルション圧延油に含有される圧延油のニート油を、前記第1のエマルション圧延油とは別系統により供給することを特徴とする金属板の冷間圧延方法。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の第2のエマルション圧延油または請求項4に記載のニート油を、2流体ノズルにより噴射することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の金属板の冷間圧延方法。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の第2のエマルション圧延油または請求項4に記載のニート油の供給位置と、その下流側圧延スタンドのロールバイト入側との間の金属板表面には、第1のエマルション圧延油を供給しないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の金属板の冷間圧延方法。
- 循環給油方式の冷間タンデム圧延機において、
少なくとも一つの圧延スタンドの入側に、循環使用される第1のエマルション圧延油とは別系統の第2のエマルション圧延油を供給するための供給手段を備えると共に、前記第1のエマルション圧延油の循環系統の途中に、界面活性剤を追加添加する手段を備え、前記第2のエマルション圧延油の供給手段を、金属板に付着した圧延油が下流側圧延スタンドのロールバイトに到達するまでの時間が0.1秒以上となる位置に配置したことを特徴とする冷間タンデム圧延機。 - 第2のエマルション圧延油を供給するための供給手段に2流体ノズルを用いることを特徴とする請求項7に記載の冷間タンデム圧延機。
- 循環給油方式の冷間タンデム圧延機において、
少なくとも一つの圧延スタンドの入側に、循環使用される第1のエマルション圧延油とは別系統の第2のエマルション圧延油を供給するための供給手段を備えると共に、前記第1のエマルション圧延油の循環系統の途中に、界面活性剤を追加添加する手段を備え、前記第2のエマルション圧延油を供給するための供給手段に2流体ノズルを用いることを特徴とする冷間タンデム圧延機。 - 循環給油方式の冷間タンデム圧延機において、
少なくとも一つの圧延スタンドの入側に、循環使用される第1のエマルション圧延油に含有される圧延油のニート油を、前記第1のエマルション圧延油とは別系統により供給するための供給手段を備え、該供給手段に2流体ノズルを用いることを特徴とする冷間タンデム圧延機。
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