JP4904578B2 - 構造物定着方法、橋脚基礎施工方法および杭定着構造物 - Google Patents

構造物定着方法、橋脚基礎施工方法および杭定着構造物 Download PDF

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本発明は、構造物定着方法、橋脚基礎施工方法および杭定着構造物に関する。
従来、橋梁基礎の施工方法として、多柱式基礎形式によるものが知られている。これは、水底に複数の基礎杭を打ち込み、それらの杭頭にパイルキャップを形成して橋梁基礎とする形式である。このような橋梁基礎は、パイルキャップの一部が水中に没するように設けられている。
例えば、特許文献1には、ケーソン内側に基礎杭に設けられた綱製ブラケットに溶接可能な綱製部品により基礎杭に合致する貫通孔を形成した水中に連通する区画と、水中と連通せず注水可能な区画とを形成し、このケーソンを水状に浮かべて基礎杭上まで曳航し、注水可能な区画に注水して、ケーソンを基礎杭上に沈設し、綱製ブラケットと貫通孔とを溶接する橋脚フーチングの構築方法が、記載されている。
特開2000−290936号公報
しかしながら、上記のような従来の橋脚基礎施工方法では、大きな函体を沈降させ、水面下にある基礎杭に沈設するので、函体の貫通孔に対する基礎杭の高精度の位置合わせなどのために、潜水作業などが必要となるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、多柱式基礎形式の橋梁基礎の施工などを容易に行うことができる構造物定着方法、橋梁基礎施工方法および杭定着構造物を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、杭の外周部に上方が開口した函形の構造物本体の底板を定着する構造物定着方法であって、前記杭外周部に隙間をあけて嵌め込み可能な内径を有する筒孔と、該筒孔の内方に膨張可能とされて、該筒孔の内周下端部に配されたシール部材とを備える杭定着部を、前記杭上から吊り下げて前記杭外周部に嵌め込み、前記杭定着部の位置を仮固定し、前記杭定着部の上部に前記構造物本体の底板固定し、前記杭定着部の位置の仮固定を解除して、吊り下げられた前記杭定着部を含む前記構造物本体を下降させ、前記構造物本体定着する位置に移動させ、前記シール部材を膨張させて前記杭外周部全周にわたって密着させ、前記筒孔の内周部、前記杭外周部および前記シール部材で囲まれた隙間にグラウト材を注入し、該グラウト材を硬化させ、前記杭定着部を前記杭外周部に定着することにより、前記杭定着部を介して前記構造物本体の底板を定着することを特徴とする方法を用いる。
この発明によれば、杭定着部を杭外周部に嵌め込んでから、杭定着部に構造物本体を形成して、構造物本体の定着位置に移動させるので、杭と構造物本体との水平方向の高精度な位置合わせを行うことなく、構造物本体を定着位置に配置することができる。また、杭定着部の筒孔と、杭外周部との間には、シール部材が膨張される分の隙間が形成されるので、筒孔と杭との嵌め込みが容易となる。
そしてシール部材を膨張させて杭外周部全周にわたって密着させることによって、筒孔の内周部とシール部材によりグラウト材を注入する型枠を構成し、グラウト材を硬化させることにより杭外周部への定着を行うことができる。
請求項2に記載の発明では、杭の外周部に上方が開口した函形の構造物本体の底板を定着する構造物定着方法であって、
上端に係止面が設けられるとともに前記杭外周部に隙間をあけて嵌め込み可能な内径を有する環状部材と、該環状部材の内周部に前記杭外周部に向けて膨張可能とされたシール部材とを備える下部杭定着部を、前記杭上から吊り下げて前記杭外周部に嵌め込んでから、前記構造物本体の底板を定着する位置の直下に移動させ、
前記シール部材を膨張させて前記杭外周部全周にわたって密着させて前記下部杭定着部を前記杭の外周部に固定し
前記杭外周部に隙間をあけて嵌め込み可能な内径を有する筒孔を備える上部杭定着部を、前記杭上から吊り下げて前記杭外周部に嵌め込み、前記上部杭定着部の位置を仮固定し
前記上部杭定着部に前記構造物本体の底板固定し、
前記構造物本体が固定された前記上部杭定着部を、前記筒孔の下端部が前記係止面に当接するまで下降させ、
前記筒孔の内周部、前記杭外周部および前記シール部材で囲まれた隙間にグラウト材を注入し、
該グラウト材を硬化させることにより、前記上部杭定着部を前記杭外周部に定着することにより、前記上部定着部を介して前記構造物本体の底板を定着することを特徴とする方法を用いる。
この発明によれば、下部杭定着部を杭外周部に嵌め込んでから、構造物本体の定着位置の直下に下部杭定着部を移動させる。そして、シール部材を膨張させて杭外周部全周にわたって密着させることによって、環状部材の係止面の位置を固定する。そして、上部杭定着部の筒孔を杭に嵌め込んで、上部杭定着部に構造物本体を形成する。そして、構造物本体が形成された上部杭定着部を、その筒孔の下端部が環状部材の係止面に当接されるまで下降し、係止面に密着させることで、筒孔の内周部とシール部材によりグラウト材を注入する型枠を構成し、グラウト材を硬化させることにより杭外周部への定着を行うことができる。
この場合、下部杭定着部を杭に固定しておくので、環状部材の係止面の大きさに応じて、上部杭定着部の筒孔と杭外周部との間に適宜の隙間を設けることができるから、構造物本体を形成した後でも、筒孔と杭のとの位置合わせが容易となる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の構造物定着方法において、前記杭の上部に、予め、該杭と略同径での延長部材を設置して、該延長部材の上端部が、水面の上方に露出するようにしたことを特徴とする方法を用いる。
この発明によれば、延長部材を杭の上部に設けて水面の上方に露出させるので、杭定着部または上部杭定着部の筒孔、または下部杭定着部の環状部材を水面上で延長部材に嵌め込むことができるので、水面下の作業に比べて容易に施工を行うことができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれかに記載の構造物定着方法において、前記筒孔の内周面、および前記定着位置に移動された前記筒孔内周面と対向する位置の前記杭外周部に、それぞれ突起群を設けたことを特徴とする方法を用いる。
この発明によれば、筒孔と杭外周部とに設けられた突起群によって、構造物本体をより強固に定着することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれかに記載の構造物定着方法において、記グラウト材が前記構造物本体の底板の止水を兼ねることを特徴とする方法を用いる。
この発明によれば、グラウト材が、函形の構造物本体の底板と杭との定着と、函形の構造物本体の底板の止水を兼ねているから、グラウト材が硬化した後、函形の構造物本体の底板から排水することにより、ただちに函形の構造物本体の底板へコンクリートを打設することができる。
請求項6に記載の発明では、請求項1〜5のいずれかに記載の構造物定着方法を用いることにより、杭に前記構造物本体としての函体を定着し、該函体を型枠として橋脚基礎を築造することを特徴とする橋脚基礎施工方法を用いる。
この発明によれば、請求項1〜5のいずれかに記載の発明と同じ作用効果を備える橋脚基礎施工方法となる。
請求項7に記載の発明では、請求項6に記載の橋脚基礎施工方法において、前記函体が、分割されたプレキャストパネルを結合して形成されたことを特徴とする橋脚基礎施工方法を用いる。
この発明によれば、函体の形成が容易かつ迅速に行える。
請求項8に記載の発明では、請求項1〜5のいずれかに記載の構造物定着方法を用いることにより、複数の杭にそれぞれ前記構造物本体の底板としてのプレキャストプレートを定着し、該プレキャストプレート間に、分割されたプレキャストパネルを結合して、前記構造物本体としての函体を形成し、該函体を型枠として橋脚基礎を築造することを特徴とする橋脚基礎施工方法を用いる。
この発明によれば、函体をプレキャストプレートとプレキャストパネルとに分けるので、函体に比べて小さく軽いプレキャストプレートを杭に定着すればよく、その結果、定着作業が容易となる。
請求項9に記載の発明では、杭の外周部に隙間を設けて嵌め込み可能な筒体を、前記杭に上方から嵌め込んで前記杭の外周部に定着するために、前記筒体を下方側から受ける杭定着構造物であって、前記筒体の下端部に密着する受け面が上端側に設けられるとともに前記杭外周部に隙間をあけて嵌め込み可能な内径を有する環状部材と、該環状部材の内周部に前記杭外周部に向けて膨張可能とされたシール部材とを備える構成を用いる。
この発明によれば、請求項2の構造物定着方法、または請求項2に従属する請求項3〜8のいずれかに記載の構造物定着方法または橋脚基礎施工方法に直接用いることができるものとなる。
本発明の第1の構造物定着方法およびそれを用いた橋脚基礎施工方法によれば、構造物本体を形成する前の杭定着部を、また本発明の第2の構造物定着方法およびそれを用いた橋脚基礎施工方法によれば、上部杭定着部を含む構造物本体を係止する前の下部杭定着部を、それぞれ杭外周部に嵌め込んでおくので、多柱式基礎形式の橋梁基礎の施工などを容易に行うことができるという効果を奏する。
また、本発明の杭定着構造物は、本発明の第2の構造物定着方法に直接用いることで、本発明の第2の構造物定着方法と同様の効果を奏する。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。なおすべての図面を通して、同一または相当する部材は、同一の符号を付している。
まず、本発明の実施形態に係る橋脚基礎施工方法によって築造される橋脚基礎100について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る橋脚基礎100を説明するための平面視概略説明図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、図1のB−B断面図である。図4は、図2のC部の部分拡大図である。
本発明の実施形態に係る橋脚基礎100は、6本の基礎パイル2(基礎杭)のそれぞれの杭頭に、杭定着ユニット3(杭定着部)を介してフーチング型枠1(函体)を定着し、フーチング型枠1にコンクリートを打設してフーチング躯体16を形成することにより設けられたものである。
基礎パイル2は、川、湖、海などの水底に打ち込まれた6本の円筒外周面を有する杭である。それぞれのパイル上端2aは、水面7の下に位置している。また、パイル上端2aからは、上方に鉄筋2c…が延ばされている。基礎パイル2の種類は、どのような種類であってもよく、例えば鋼杭、RC杭、PC杭などを採用できる。
基礎パイル2の外周部2b(杭外周部)において、少なくともフーチング型枠1を定着する位置の近傍には、表面に突起群をなす複数の突起2dが形成されている。突起2dは、外周部2bが軸方向に適宜の凹凸を有するように、その形状、配列パタン、個数が選定されている。また、突起2dは、外周部2bの表面形状を突起状に加工して形成してもよいし、外周部2bに別部材を埋め込んだり後付けしたりして形成してもよい。
フーチング型枠1は、基礎パイル2に定着される構造物本体をなすもので、大きくは、型枠底板1aと型枠側板1bとを備え、上方が開口した函形のRC造の構造物である。
型枠底板1aには、杭定着ユニット3が取り付けられることによって、杭定着部が形成されている。杭定着ユニット3の内周面は、基礎パイル2の外周部2bにはめ込まれている。杭定着ユニット3の内周面と外周部2bとの間には、図4に示したように、グラウト材4が注入されて硬化しており、これにより、隙間の止水とそれぞれとの定着が行われている。
型枠側板1bは、コンクリート打設後にフーチング躯体16の側面をなすものである。その上端は、少なくとも水面7の上側に位置している。型枠側板1bと型枠底板1aとが接する部分には、フーチング型枠1内への水の導入または排水が可能なバルブ1cが複数設けられている。
本実施形態では、型枠底板1aはプレキャストパネルを組み合わせて製作され、型枠側板1bは、現場でコンクリートを打設して製作される。
次に、本発明の実施形態に係る杭定着ユニット3について説明する。
図4に示したように、杭定着ユニット3は、ケーシング3a、鋼製フランジ3c、およびプレキャストプレート3dとからなる上部杭定着部と、下部定着部をなすチューブ収納部材3bとで構成され、チューブ収納部材3bには、チューブ5(シール部材)が収納されている。
ケーシング3aは、杭定着ユニット3に筒孔を形成するためのもので、本実施形態では、外周部2bよりわずかに大きい内径を有する鋼管からなり、その内周面には、突起群をなす複数の突起3gが設けられている。突起3gは、ケーシング3aの軸方向に適宜の凹凸を有するように、その形状、配列パタン、個数が選定されている。突起3gは、ケーシング3aに鋼材を溶接やボルト止めなどにより形成することができる。
なお、ケーシング3aは、突起3gの高さを含めた内径が、突起2d…を含めた基礎パイル2の外周部2bの外径よりも大きくなるように構成され、その下端には環状の平板が取り付けられている。
チューブ収納部材3bは、内周側にコ字状に開口する溝を備える環状部材からなり、その上端にはケーシング3aの環状平板が取り付けられている。本実施形態では、ケーシング3aの下端とチューブ収納部材3bの上端とは、その環状平板同士を当接させて固定されている。チューブ収納部材3bは、突起2dを含めた外周部2bの外径より大きい内径を備える。
鋼製フランジ3cは、ケーシング3aの外周に固設された複数のフランジ部材である。鋼製フランジ3cには、PC棒3fがケーシング3aの軸方向に固設されている。
プレキャストプレート3dは、ケーシング3aの外周を取り囲んで水平方向に板状に延ばされた状態で鋼製フランジ3cに固設されている。その水平方向外周部は、鉄筋3eが露出され、型枠底板1aを構成するプレキャストパネルとウェットジョイント部6を形成することにより、型枠底板1aと接合されている。
チューブ5は、合成ゴムや合成樹脂で製作された円環状のチューブ部材であり、チューブ収納部材3bの溝部に配置されている。また、外部から空気や水等の流体を注入することにより、膨張可能とされている。そして、膨張したときに、その外周部がチューブ収納部材3bの溝に当接し、その内周部が基礎パイル2の外周部2bの外径より小さい内径となるように構成されている。
次に、本発明の実施形態に係る橋脚基礎100を施工するための橋脚基礎施工方法について説明する。本方法は、本発明に係る構造物定着方法を用いることにより、橋脚基礎100の型枠となるフーチング型枠1を基礎パイル2に定着するものであるから、以下の説明には、本発明の実施形態に係る構造物定着方法の説明も含まれる。
図5〜8は、本発明の実施形態に係る橋脚基礎施工方法の各工程を示す概略説明図であり、図1のB−B断面を表している。
図5(a)は、基礎パイル2…が水底に打ち込まれた状態の水面7近傍の様子を表している。
パイル上端2aは水面7より低い位置にあるが、パイル上端2aが水没しないようにするため、それぞれの基礎パイル2の先端に、基礎パイル2とほぼ同径の延長部材8を密着させて設けている。そのため、パイル上端2aが冠水することなくシールされ、延長部材8の上端は、水面7の上に露出されている。なお延長部材8の上端には、吊り下げ装置取付部8aが設けられている。
まず、図示はしないが公知の方法によって延長部材8とともに基礎パイル2を打設する。このときに、基礎パイル2内で基礎パイル2のパイル上端2aの上下に亘り鉄筋2cを配設して基礎パイル2内にパイル上端2aよりも若干下方位置となるまで、中詰めコンクリートを打設し、鉄筋2cを固定しておく。なお、この鉄筋2cは、このときに配設しなくてもよく、後述する工程で延長部材8を取り外した後に鉄筋2cを配設し、中詰めコンクリートを打設するようにしてもよい。
次に、図5(b)に示したように、吊り下げ装置9に取り付けられた杭定着ユニット3をクレーン10によって吊って移動し、吊り下げ装置取付部8a上に配置する。
吊り下げ装置9は、水平方向に延びる支持部材9aと、支持部材9aを上下方向に貫通する複数の吊り下げ部材9bと、支持部材9aの上で吊り下げ部材9bに螺合して吊り下げ部材9bを仮固定するナット(図示せず)と、後に支持部材9a上に載置されてそれぞれ吊り下げ部材9bを上下させることが可能なセンターホールジャッキ等のジャッキ9cとからなる。そして、杭定着ユニット3のPC棒3fと支持部材9bとが袋ナット等で接合されて杭定着ユニット3が吊り下げ装置9に吊り下げて取り付けられる。
そして、杭定着ユニット3を上方から延長部材8に嵌め込み下降させる。
なお、この工程では、チューブ5を膨張させないでおき、延長部材8の外周部よりも大きい内径としておく。したがって、杭定着ユニット3と延長部材8は縁切りされており、それぞれの内径と外径には隙間が設けられている。そのため、施工誤差を吸収することができ、円滑にはめ込むことができるという利点がある。
杭定着ユニット3が、水面7上の所定高さに配置されたなら、ボルト11…により吊り下げ装置9の支持部材9aを吊り下げ装置取付部8aに固定する。
以上の作業を順次繰り返して、全ての基礎パイル2上にそれぞれ杭定着ユニット3を仮固定していく。このとき、それぞれのプレキャストプレート3dの高さを揃えるようにする。
次に、図6(c)に示したように、プレキャストプレート3d間に渡されるプレキャストパネル12を、クレーン10で吊り込んで上方から配置する。プレキャストパネル12の端部には、プレキャストプレート3d上に固定可能な支持梁13、13が設けられている。
次に、図6(d)に示したように、支持梁13、13の下側に型枠14、14を設置して、それぞれを固定する。そして、それぞれの型枠14にコンクリートを打設して、プレキャストプレート3dとプレキャストパネル12の間にウェットジョイント部6を形成する。これらの工程を各基礎パイル2間で順次行うことにより、型枠底板1a(図1参照)が形成される。
このように、型枠底板1aは、プレキャストパネル12をプレキャストプレート3dに渡して、接合することにより形成される。したがって、1枚のパネル内に、すべての基礎パイル2…を貫通させる孔を設けた構造は当然採用することができる。
また、そのような形状を複数に分割して、複数のプレキャストパネル12を組み立てるように構成してもよい。そうすれば、プレキャストパネル12が小型化できるから、その製作が容易となり、施工上も取り扱いが容易となり、きわめて好都合である。
なお、分割されたプレキャストパネル12を用いる場合、プレキャストパネル12同士の間にも、ウェットジョイント部6を設けて、互いに接合する。
次に、こうして型枠底板1aが形成されたあと、その外周部に鉛直方向に延びる壁体を形成するための型枠15…を設け、型枠15…にコンクリートを打設する。その際、バルブ1c…を同時に設ける。そして、硬化後、型枠15を解体して、型枠側板1b…を形成する。
このようにして、水面7の上方に、構造体本体として函体状のフーチング型枠1が形成される。
次に、図7(e)に示したように、吊り下げ部材9bに螺合したナット(不図示)を緩めるとともにジャッキ9cを操作して、杭定着ユニット3を下降させることにより、フーチング型枠1を下降させる(図7(e))。その際、バルブ1c…を開放し、フーチング型枠1が水中に入ったときに、抵抗なく沈降するようにする。
このときも、杭定着ユニット3と基礎パイル2の間は、縁切りされ、それぞれの内径と外径の差による隙間が存在する。そのため、基礎パイル2…の施工誤差などにより、下降するにしたがって中心位置がずれる場合でも、ある程度の誤差は吸収することができるから、下降作業を円滑に行うことができるという利点がある。
フーチング型枠1が所定の高さまで沈降したところで、フーチング型枠1の下降を停止する。そして、チューブ5(図4参照)を膨張させて、外周部2bと杭定着ユニット3の間をシールする。それから、ケーシング3a(図4参照)、チューブ5および外周部2bで囲まれる隙間に、上方からグラウト材4を注入し、隙間をシールする。グラウト材4が硬化すると、杭定着ユニット3が外周部2bに定着される(図7(f)参照)。
このとき、チューブ5には柔軟性があるので、ケーシング3aに対する基礎パイル2の偏心や、形状誤差により、隙間が不均一であっても、隙間に密着させることができるという利点がある。
このとき、グラウト材4の付着強度は、フーチング型枠1およびそれに打設されるコンクリートの重量を支えるに足る接着強度とする必要がある。そのためには、水中施工となるグラウト材4の配合構成、ケーシング3a(図4参照)の長さ、および外周部2bとケーシング3aの隙間の大きさ、といった諸条件を適宜に設定すればよい。それに加えて、突起2dおよび突起3g(図4参照)の形状、大きさ、個数などを変えれば、より効果的に付着強度を向上することができる。
次に、図8(g)に示したように、バルブ1c…を閉鎖してからフーチング型枠1内の水を排水する。また、吊り下げ装置9をそれぞれ杭定着ユニット3から外し、さらに、延長部材8を取り外す。
次に、図8(h)に示したように、フーチング型枠1の内部に適宜の鉄筋18、19を配して、型枠側板1bの高さの範囲に、コンクリートを打設する。このようにして、フーチング躯体16が形成され、フーチング躯体16が複数の基礎パイル2に支持された橋脚基礎100が築造される。
橋脚基礎100は、水面7の上方に露出するフーチング躯体16を備えるので、その上に、橋脚17などを設けることが可能となっている。
以上に述べたように、本実施形態によれば、人手によって水中に型枠を設置することなく、橋脚基礎100を築造できる。また、フーチング型枠1へのコンクリート打設に先立って、フーチング型枠1と基礎パイル2とを溶接などによって固定する工程を設けることなく、橋脚基礎100を築造できる。
次に、本実施形態の変形例を説明する。
図9は、本発明の実施形態の変形例の上部杭定着部および下部杭定着部の概略構成を説明する図2のC部に相当する部分拡大図である。図10(a)、(b)は、本発明の実施形態の変形例の橋脚基礎施工方法の各工程を示す概略説明図である。
本変形例は、図9に示すように、杭定着ユニット3において、下部杭定着部であるチューブ収納部材3bを、構造物本体が形成される上部杭定着部と別体の杭定着構造物とにすることにより、より効率的に施工を行うことができるようにしたものである。
本変形例では、まず、図10(a)に示すように、延長部材8を設けた基礎パイル2が打設されているところに、チューブ収納部材3bを不図示のクレーン等でつり上げて延長部材8を通して基礎パイル2の所定位置に嵌め込む。この所定位置は、フーチング型枠1が完成して、上部杭定着部とともに設計上の高さにフーチング型枠1を位置させるときに、上部杭定着部の下端を受けるチューブ収納部材3bの高さ位置である。
この嵌め込みに際しては、上記実施形態と同様の吊り下げ装置9を用いて、吊り下げ装置9の吊り下げ部材9bをチューブ収納部材3bの図示しない機構と連結し、上記実施形態で杭定着ユニット3を下降させるのと同様な方法で、チューブ収納部材3bを下降させ、水中の所定の高さに位置させるか、通常のクレーンを用いてチューブ収納部材3bを吊り下げ、所定高さに位置させるかする。
そして、チューブ収納部材3bに収納されているチューブ5に空気あるいは水等の流体を圧入して、チューブ5を膨張させ、基礎パイル2の所定位置に固定する。
以下、上部杭定着部の基礎パイル2への吊り込み、仮固定、水面上でのフーチング型枠1の築造は、上記実施形態と同じであるので、説明を省略する(図10(b)参照)。
次に、上部杭定着部に形成されたフーチング型枠1を、ジャッキ9c(図7参照)を操作して上部杭定着部とともに下降させる。この際のバルブ操作は上記実施形態と同様である。
なお、本変形例では、予めチューブ収納部材3bが所定位置に固定されているので、フーチング型枠1の下降は、上部杭定着部のケーシング3aの下端と、フーチング型枠1を受けるブラケットとしてのチューブ収納部材3bの上端面(係止面)とが当接するまでとする。
また、ケーシング3aの下端の環状平板あるいはチューブ収納部材3bの上端の環状平板のいずれかにシール部材5a(図9参照)を取り付けておくのがよい。このようにすることで、当接面がシールされ、グラウト材の流出防止が図れる。
そして、ケーシング3aと基礎パイル2とチューブ5とで囲まれる隙間にグラウト材4を注入する。以下、上記実施形態と同様に施工する。
なお、上記の説明では、フーチング型枠1は、プレキャストパネル12により形成する例で説明したが、本発明によれば、フーチング型枠1は、水面7の上で形成することができるので、型枠を形成するとしても空中の作業となる。したがって、水中作業のような危険を伴わないから、現場でコンクリート打設して形成してもよい。
また、上記の説明では、フーチング型枠1の一部が水面7の下に水没する場合の例で説明したが、海水の干満や川・湖の水量の状態などにより、施工期間中に水没しない場合もある。上記の説明から分かるように、そのような場合であっても、本発明は同様に実施できる。
その場合には、杭定着ユニット3を定着する前に、フーチング型枠1を組み立てるのではなく、杭定着ユニット3を基礎パイル2に定着してから、フーチング型枠1を組み立てるようにしてもよい。
また、上記の説明では、フーチング型枠1を、RC造として説明したが、鋼板で形成してもよいことは言うまでもない。
また、上記の説明では、フーチング型枠1に杭定着ユニット3を設けて、橋脚基礎100を形成するために用いる例で説明したが、本発明に係る構造物定着方法の用途はそれのみに限定されるものではない。本方法は、杭に任意の構造物を定着するのに好適な方法であり、特に、杭の水中部位に定着するのに好適な方法である。
また、上記の説明では、シール部材として、チューブ5を用いる例で説明したが、膨張可能であれば、それに限るものではない。例えば、薬剤、水、熱などに反応して膨張する合成樹脂やエラストマーなどを用いることができる。
本発明の実施形態に係る橋脚基礎を説明するための平面視概略説明図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図2のC部の部分拡大図である。 本発明の実施形態に係る橋脚基礎施工方法の各工程を示す概略説明図である。 同じく、図5に続く各工程を示す概略説明図である。 同じく、図6に続く各工程を示す概略説明図である。 同じく、図7に続く各工程を示す概略説明図である。 本発明の実施形態の変形例の上部杭定着部および下部杭定着部の概略構成を説明する図2のC部に相当する部分拡大図である。 本発明の実施形態の変形例の橋脚基礎施工方法の各工程を示す概略説明図である。
符号の説明
1 フーチング型枠(函体)
2 基礎パイル(杭)
2b 外周部(杭外周部)
2d、3g 突起(突起群)
3 杭定着ユニット(杭定着部)
3a ケーシング
3b チューブ収納部材3b(下部杭定着部)
4 グラウト材
5 チューブ(シール部材)
7 水面
12 プレキャストパネル
16 フーチング躯体
17 橋脚
100 橋脚基礎

Claims (9)

  1. 杭の外周部に上方が開口した函形の構造物本体の底板を定着する構造物定着方法であって、
    前記杭外周部に隙間をあけて嵌め込み可能な内径を有する筒孔と、該筒孔の内方に膨張可能とされて、該筒孔の内周下端部に配されたシール部材とを備える杭定着部を、前記杭上から吊り下げて前記杭外周部に嵌め込み、前記杭定着部の位置を仮固定し
    前記杭定着部の上部に前記構造物本体の底板固定し、
    前記杭定着部の位置の仮固定を解除して、吊り下げられた前記杭定着部を含む前記構造物本体を下降させ、前記構造物本体定着する位置に移動させ、
    前記シール部材を膨張させて前記杭外周部全周にわたって密着させ、
    前記筒孔の内周部、前記杭外周部および前記シール部材で囲まれた隙間にグラウト材を注入し、
    該グラウト材を硬化させ、前記杭定着部を前記杭外周部に定着することにより、前記杭定着部を介して前記構造物本体の底板を定着することを特徴とする構造物定着方法。
  2. 杭の外周部に上方が開口した函形の構造物本体の底板を定着する構造物定着方法であって、
    上端に係止面が設けられるとともに前記杭外周部に隙間をあけて嵌め込み可能な内径を有する環状部材と、該環状部材の内周部に前記杭外周部に向けて膨張可能とされたシール部材とを備える下部杭定着部を、前記杭上から吊り下げて前記杭外周部に嵌め込んでから、前記構造物本体の底板を定着する位置の直下に移動させ、
    前記シール部材を膨張させて前記杭外周部全周にわたって密着させて前記下部杭定着部を前記杭の外周部に固定し
    前記杭外周部に隙間をあけて嵌め込み可能な内径を有する筒孔を備える上部杭定着部を、前記杭上から吊り下げて前記杭外周部に嵌め込み、前記上部杭定着部の位置を仮固定し
    前記上部杭定着部に前記構造物本体の底板固定し、
    前記構造物本体が固定された前記上部杭定着部を、前記筒孔の下端部が前記係止面に当接するまで下降させ、
    前記筒孔の内周部、前記杭外周部および前記シール部材で囲まれた隙間にグラウト材を注入し、
    該グラウト材を硬化させることにより、前記上部杭定着部を前記杭外周部に定着することにより、前記上部定着部を介して前記構造物本体の底板を定着することを特徴とする構造物定着方法。
  3. 前記杭の上部に、予め、該杭と略同径での延長部材を設置して、該延長部材の上端部が、水面の上方に露出するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の構造物定着方法。
  4. 前記筒孔の内周面、および前記定着位置に移動された前記筒孔内周面と対向する位置の前記杭外周部に、それぞれ突起群を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の構造物定着方法。
  5. 記グラウト材が前記構造物本体の底板の止水を兼ねることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の構造物定着方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の構造物定着方法を用いることにより、杭に前記構造物本体としての函体を定着し、
    該函体を型枠として橋脚基礎を築造することを特徴とする橋脚基礎施工方法。
  7. 前記函体が、分割されたプレキャストパネルを結合して形成されたことを特徴とする請求項6に記載の橋脚基礎施工方法。
  8. 請求項1〜5のいずれかに記載の構造物定着方法を用いることにより、複数の杭にそれぞれ前記構造物本体の底板としてのプレキャストプレートを定着し、
    該プレキャストプレート間に、分割されたプレキャストパネルを結合して、前記構造物本体としての函体を形成し、
    該函体を型枠として橋脚基礎を築造することを特徴とする橋脚基礎施工方法。
  9. 杭の外周部に隙間を設けて嵌め込み可能な筒体を、前記杭に上方から嵌め込んで前記杭の外周部に定着するために、前記筒体を下方側から受ける杭定着構造物であって、
    前記筒体の下端部に密着する受け面が上端側に設けられるとともに前記杭外周部に隙間をあけて嵌め込み可能な内径を有する環状部材と、
    該環状部材の内周部に前記杭外周部に向けて膨張可能とされたシール部材とを備える杭定着構造物。
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